JP2003534240A - 強力な選択的メラノコルチン−4受容体アンタゴニストとなる環状ペプチド - Google Patents

強力な選択的メラノコルチン−4受容体アンタゴニストとなる環状ペプチド

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Abstract

(57)【要約】 式(I)の環状ペプチドは、メラノコルチン−4受容体の強力な選択的アンタゴニストであり、従って、MC−4受容体の生理作用を判定する研究用ツールとして有用であり、また、MC−4受容体が介在する障害または疾患を診断、治療または予防するために有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 メラノコルチンペプチドまたはメラノトロピン、α−MSH、β−MSH、γ
−MSH及びACTHは脊椎動物、哺乳動物及びヒトの体内で多くの生理作用に
関与している。これらは、皮膚の色素沈着及びステロイド産生を調節し、免疫反
応及び学習プロセスを変調し、エネルギーバランス、神経の成長と再生及びその
他の幾つかの作用に関与する。
【0002】 ヒトではメラノトロピンと相互作用する5種類の受容体hMC−1RからhM
C−5Rまでが公知である。これらの受容体は7ヘリックスの膜貫通型受容体で
あり、Gタンパク質共役受容体のスーパーファミリーに所属する。これらが活性
化されるとcAMPが増加する。メラノコルチン受容体1,3、4及び5はα−
MSH、β−MSH及びγ−MSHを認識するが、メラノコルチン受容体2はA
CTHだけを認識する。
【0003】 最近では、中枢神経系で広範に発現されるメラノコルチン受容体3及び4が主
として注目され、また、脳及び種々の末梢組織に見出されるメラノコルチン受容
体5も注目されるようになった。hMC−3R及びhMC−5Rの生理作用は十
分には確定されていないが、hMC−5Rが外分泌腺による脂質及びフェロモン
の産生のコントロールに関与することが最近になって判明した。急激に増加して
いる薬理学的及び遺伝的な証拠は、hMC−4Rが齧歯類のエネルギーバランス
及び体重の調節に関与することを示唆する。摂食及び体重の調節におけるMC−
4Rの役割はラットのアゴニスト/アンタゴニスト投与及びマウスの遺伝学から
得られた結果によって確認される。アゴニストMTIIの脳室内投与は食物摂取
量を減少させ、逆にアンタゴニストSHU9119は食物摂取量及び体重を増加
させた。メラノコルチン受容体4が遺伝的に欠失したマウスは肥満になる。従っ
て、MC−4Rに活性の化合物は摂食障害の治療に有効であろうと予測された。
【0004】 メラノコルチン受容体4はまた、別の生理作用、即ち、グルーミング行動、勃
起及び血圧のコントロールにも1つの役割を果たすと考えられる。しかしながら
、天然ホルモンであるメラノトロピンはhMC3−5Rに対する親和性が比較的
小さく、また特に選択的ではない。メラノコルチン受容体4の生理作用を脳内の
別のメラノコルチン受容体、特にMC−3Rの生理作用から識別するためには、
強力な選択的アンタゴニストが必要である。現在利用できる合成リガンドは複数
のメラノコルチン受容体を互いに識別できない。頻繁に使用される研究用ツール
はSHU9119ペプチドであり、これは、メラノコルチン受容体3及び4の強
力なアンタゴニストでメラノコルチン受容体5のアゴニストである。SHU91
19はin vitro及びin vivoで広汎に研究された。このペプチド
の注入はラットの摂食を刺激する。同様のラクタム誘導体であるペプチドMTI
IはhMC3−5Rの強力なアゴニストであるが選択的でない。
【0005】 最近では、ジスルフィド架橋によって環化される幾つかのペプチドがMC−3
%及びMC−4Rのα−MSHレスポンスのアンタゴニストであり、最も強力な
MC−4R選択的アンタゴニストがHS014、HS024及びHS028であ
ると報告された。HS014及びHS028はメラノコルチン受容体1及び5の
部分的アゴニストであるが、HS024は同じ受容体のアンタゴニストである。
ラット体内でこれらのアンタゴニストは食物摂取量及び体重を増加させる。SH
U9119、HS014、HS024及びHS028はMC−4Rの強力なアン
タゴニストであるが、その他のMC受容体に比べてMC−4Rに対して十分に選
択的ではない。従って、MC−4受容体の生理作用を別のメラノコルチン受容体
の生理作用から識別できるように強力なMC−4R選択的アンタゴニストが依然
として必要とされている。このような選択的アンタゴニストはまた、MC−4受
容体が介在する疾患及び障害、より特定的には、何らかの理由によるヒトの体重
減少、悪液質または食欲不振に関連する摂食障害を診断、治療または予防するた
めの医薬として有用であろう。
【0006】 (発明の概要) 本発明は、ヒトのメラノコルチン−4受容体の強力な選択的アンタゴニストで
ある環状ペプチドを提供する。これらの化合物は、MC−4受容体の生理作用を
判定する研究用ツールとして有用であり、また、MC−4受容体が介在する障害
または疾患を診断、治療または予防するために有用である。
【0007】 (詳細な説明) 本発明は、式I:
【0008】
【化3】 〔式中、 Dはアミノ酸がD−アミノ酸であることを表し、 m、n、p、q及びrは独立に0または1であり、但し、pが1のときはqが
1であるかまたはn+mが1であり、pが0のときはqが0でm及びnの各々が
1であり、 sは1−4の整数であり、 R及びRの各々は水素であるか、または、RとRとが一緒にメチレン
を表すか、または、RとRとが一緒に結合を表し、 Rは、H、Ac、NleまたはN−Ac−Nleを表し、但し、RがN−
Ac−Nleのとき、rは0であり、 Rは、−(CHNHまたは4−イミダゾリルを表し、 Rは、1−もしくは2−ナフチル、3−ベンゾチエニル、または、ハロゲン
、C1−4アルキル及びC1−4アルコキシから選択された基で置換されていて
もよいフェニルから選択され、 Rは、−(CHCH、−(CHNHC(=NH)NHまた
は−(CHNHから選択され、 Rは、3−インドリル、1−もしくは2−ナフチルを表すか、または、ハロ
ゲンで置換されていてもよいフェニルを表す〕を有している化合物またはその塩
を提供する。
【0009】 式Iの1つの実施態様では、rが0である。別の実施態様では、p及びqの各
々が0である。また別の実施態様では、sが3または4である。好ましい実施態
様では、r、p及びqの各々が0であり、sが3または4であり、m+nが2で
ある。
【0010】 式Iのいま1つの実施態様では、R及びRの各々が水素である。
【0011】 式Iの別の実施態様では、Rが、2−ナフチル、ベンゾチエニル及び4−置
換フェニルから選択され、該置換基は、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ
またはハロゲンである。この実施態様のサブセットでは、Rが、2−ナフチル
及び4−置換フェニルから選択され、該置換基はt−ブチル、メトキシ、クロロ
、ヨードまたはフルオロである。
【0012】 式Iのまた別の実施態様では、Rが、 −(CHNHC(=NH)NHである。
【0013】 式Iの別の実施態様では、Rが3−インドリル、2−ナフチル及び4−ハロ
フェニルから選択される。この実施態様の1つのサブセットは、Rが3−イン
ドリルを表す化合物を提供する。
【0014】 式Ia:
【0015】
【化4】 〔式中、 R、R及びsは式Iの定義と同義であり、 Rは、2−ナフチル、ベンゾチエニル及び4−置換フェニルから選択され、
該置換基はC1−4アルキル、C1−4アルコキシまたはハロゲンであり、 Rは、3−インドリル、2−ナフチルまたは4−ハロフェニルを表す〕の化
合物は式Iのサブセットを表す。
【0016】 本文中で使用されたAcはアセチル、Argはアルギニン、Hisはヒスチジ
ン、D−(2′)−NalはD−3−(2−ナフチル)アラニン、Nleはノル
ロイシン、Trpはトリプトファンである。他に特定されない限り、式Iのアミ
ノ酸成分はL−アミノ酸である。
【0017】 本発明の化合物はメラノコルチン−4受容体の強力な選択的アンタゴニストで
あり、従って、メラノコルチン−4受容体の生理作用を研究する分析研究用サブ
セットとして有用である。更に、本発明の化合物は、MC−4受容体の遮断によ
って好転し得る疾患及び障害、特に摂食障害を診断、治療及び予防するために有
用である。
【0018】 本発明化合物は放射性ラベルを含む放射性形態で分析目的及び診断目的に使用
できる。より特定的には本発明の化合物は、放射性ヨウ素もしくはトリチウムま
たは別の任意の適当な放射性核種を取り込むように製造され得る。このような放
射性標識化合物は、特異的メラノコルチン受容体を定量するため、メラノコルチ
ン受容体の特定サブタイプと競合する薬剤の解離定数(KiまたはKd)を分析
するため、及び、例えば受容体オートラジオグラフィー技術の使用による組織及
び組織切片中のMC−受容体の所在を検出するためのラジオリガンド結合に使用
し得る。ラジオリガンド結合及び受容体オートラジオグラフィーの原理は当業界
で公知である。代替的には、物質を検出し得る任意の別種ラベル、例えば蛍光ラ
ベルまたはビオチンによって化合物を標識し、得られた化合物を放射性標識化合
物として同様の目的に使用してもよい。
【0019】 本発明の化合物はまた、光、特にUV光によって活性化され得る基を取り込む
ように製造できる。このような活性化の目的は光親和性標識技術を使用してMC
−受容体の共有結合標識に有効な化合物を得ることである。光親和性標識は当業
界で公知の技術であり、本発明においてはMC−受容体の構造及びトポロジカル
な編成を解明するために有用である。本発明化合物のこのような光活性誘導体も
本発明の一部を構成する。更にまた、本発明化合物の好ましくは光活性の誘導体
は、容易に検出できる基またはラベル、例えば放射性原子、蛍光発生基及び/ま
たはビオチンを取り込むように製造してもよい。
【0020】 本発明化合物は、(1種または複数の)ガンマ及び/またはポジトロン放出ア
イソトープによって標識できる。このような標識化合物は本発明の極めて特異な
実施態様であり、動物好ましくはヒトに全身的または局所的に投与され得る。こ
れらの標識化合物は公知技術を使用することによってMC−受容体のin vi
voレベル及び/または所在を造影するために有用である。公知技術としては、
シンチグラフィー、ポジトロン放出トモグラフィー(PET)及び単一フォトン
放出コンピュータトモグラフィー(SPECT)がある。このような方法を使用
して、検査対象である動物またはヒトの組織中の特異的MC−受容体の分布及び
/または量に関する情報が得られる。このような情報が、疾患、特にMC−受容
体に関する脳内の機能障害を診断するために有効である。
【0021】 分析及び診断という用途に加えて、本発明のペプチドはまた、天然メラノトロ
ピン(例えば、アルファ−MSH)に対する細胞の正常な生理的応答をMC−4
受容体で遮断するために使用され得る。従って、本発明の化合物は、発熱、疼痛
、慢性の炎症性疾患、または、アルツハイマー病及び神経変性のような特に高齢
者の記憶障害、または、緊張性障害及び癲癇のような精神医学的障害の病的精神
運動機能の予防及び/または治療に有用であろう。
【0022】 本発明の1つの目的は、有効量の式Iの化合物を治療を要するヒトに投与する
ことから成る何らかの原因によるヒトの体重減少、悪液質、食欲不振または貪食
症の治療方法を提供することである。これらの障害では、本発明の化合物が食物
摂取量を増加させ、これによって患者の全身状態が改善され、体重が増加または
回復し、寿命が延長する。本発明化合物の投与は特に、高齢患者、癌患者及びの
化学療法で治療中の癌患者に有効である。これらの患者はしばしば食欲不振に陥
り、食物摂取量が減少して体重が著しく減少する。
【0023】 本発明の別の目的は、有効量の式Iの化合物を動物に投与することから成る動
物の成長促進方法を提供することである。家禽、養豚及び畜牛のような食肉用動
物の飼育には成長促進が特に要望される。
【0024】 本発明の別の目的は、式Iの化合物と医薬として許容される担体とから成る医
薬組成物を提供することである。本発明の医薬組成物は、有効成分として式Iの
化合物または医薬として許容されるその塩を含有しており、更に、医薬として許
容される任意の担体及び場合によってはその他の治療用成分を含有している。“
医薬として許容される担体”という用語は、無機の塩基もしくは酸または有機の
塩基もしくは酸を包含する医薬として許容される無毒性の塩基または酸から製造
された塩を意味する。
【0025】 組成物は、経口、直腸内、局所、非経口(皮下、筋肉内及び静脈内など)、眼
内(眼薬)、肺内(鼻腔内または口腔内吸入)、または、鼻腔内投与に適した組
成物を包含する。但し、所与の場合に最適の経路は、治療される障害の種類及び
重篤度並びに有効成分の種類に依存する。組成物は投薬単位の形態を有している
のが便利であり、製薬業界で公知の方法のいずれかによって調製され得る。
【0026】 実際に使用するためには、有効成分となる式Iの化合物を慣用の医薬配合技術
に従って医薬担体と混合する。担体は、経口または非経口(静脈内を含む)のよ
うな投与に望ましい調製物の形態次第で多様な形態を有し得る。組成物を経口剤
形に調製する場合、例えば懸濁液剤、エリキシル剤及び溶液剤のような液体経口
調製物の場合には例えば、水、グリコール、油、アルコール、香味剤、保存剤、
着色剤などのような常用の医薬担体のいずれかを使用でき、例えば散剤、硬カプ
セル剤、軟カプセル剤及び錠剤のような固体経口調製物の場合には、デンプン、
糖もしくは微晶質セルロースなどの担体、希釈剤、造粒剤、滑沢剤、結合剤、崩
壊剤などを任意に使用できる。液体調製物よりも固体経口調製物のほうが好まし
い。
【0027】 投与が容易であるという理由で、錠剤及びカプセル剤が最も有利な経口投薬単
位の形態であり、この場合には明らかに固体医薬担体が使用される。所望の場合
、錠剤を水性または非水性の標準技術によってコーティングし得る。このような
組成物及び調製物は少なくとも0.1%の活性化合物を含有している。これらの
組成物中の活性化合物のパーセンテージは勿論増減可能であり、単位量の約2重
量%−約60重量%の範囲が好適である。このような治療有効組成物中の活性化
合物の量は、有効な投薬量が得られるような量である。活性化合物はまた、例え
ば液滴剤またはスプレーの形態で鼻腔内投与されてもよい。
【0028】 錠剤、丸剤、カプセル剤などは更に、トラガカントゴム、アラビアゴム、コー
ンスターチまたはゼラチンのような結合剤、リン酸二カルシウムのような賦形剤
、コーンスターチ、ジャガイモデンプン、アルギン酸のような崩壊剤、ステアリ
ン酸マグネシウムのような滑沢剤、スクロース、ラクトースまたはサッカリンの
ような甘味剤を含有し得る。投薬単位の形態がカプセルであるとき、該カプセル
は上記種類の物質に加えて、脂肪油のような液体担体を含有し得る。
【0029】 コーティングとしてまたは投薬単位の物理的形態を変更するために種々の別の
物質が存在してもよい。例えば、錠剤をシェラック、糖または双方によってコー
ティングしてもよい。シロップまたはエリキシル剤は、有効成分に加えて、甘味
剤としてスクロース、保存剤としてメチル及びプロピルパラベン、色素、チェリ
ーもしくはオレンジフレーバーのような香味剤を含有し得る。
【0030】 また、式Iの化合物を非経口投与してもよい。これらの活性化合物の溶液また
は懸濁液はヒドロキシ−プロピルセルロースのような界面活性剤と適宜混合した
水中で調製できる。分散液はグリセロール、液体ポリエチレングリコール及びそ
れらの油中混合物中で調製され得る。通常の保存及び使用条件下ではこれらの調
製物が微生物の繁殖を防止する保存剤を含有している。
【0031】 注射用の適当な医薬形態としては、無菌の水溶液または水性懸濁液及び無菌の
注射用溶液または懸濁液を用時調製し得る無菌粉末がある。いずれの場合にも、
この形態には、無菌であること、及び、注射容易性が維持される程度に流動性で
あることが要求される。この形態は、製造及び保存の条件下で安定であり、細菌
類及び真菌類のような微生物の汚染作用から防御されていなければならない。担
体は、例えば水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレン
グリコール及び液体ポリエチレングリコール)、それらの適当な混合物及び植物
油を含む溶媒または分散媒体でよい。
【0032】 薬理学的に有効な量は体重1kgあたり0.001mg/日/kg−1,00
0mg/日/kgの範囲である。有効用量の本発明化合物を哺乳動物、特にヒト
に与えるために任意の適当な投与経路を使用し得る。例えば、経口、直腸内、局
所、非経口、眼内、肺内、鼻腔内などの投与を使用し得る。剤形としては、錠剤
、トローチ剤、分散液剤、懸濁液剤、溶液剤、カプセル剤、クリーム、軟膏、エ
アゾールなどがある。好ましくは式Iの化合物を経口投与する。使用される有効
成分の有効用量は、使用される特定化合物、投与方式、治療される障害、治療さ
れる障害の重篤度次第で増減される。このような投薬量は当業者が容易に確認し
得る。
【0033】 以下の実施例は本発明の代表例であるが、本発明がこれらの実施例に全く限定
されないことを理解されたい。
【0034】 実施例1−11 環状ペプチドの合成 p−メトキシベンズヒドリルアミン樹脂上のペプチジル鎖の延長は431A
ABIペプチドシンセサイザーで行った。製造業者から提供されたプロトコルを
応用して、N−メチルピロリドン(NMP)のアミノ酸のヒドロキシベンゾトリ
アゾールエステルを結合させた。tert−ブチルオキシカルボニル(Boc)
基を半永久的アルファ−アミノ保護基として使用したが、側鎖保護基は、アルギ
ニンにはトシル、ヒスチジンにはベンジルオキシメチル、リシンにはフルオレニ
ルメチルオキシカルボニル(Fmoc)、アスパラギン酸にはフルエレニルメチ
ル(Fm)であった。シンセサイザーによる鎖の形成は、N−末端残基のアセチ
ル化によって終了した。ペプチジル樹脂を容器に移し、NMP中の20%ピペリ
ジンによって手動操作でFmoc基及びFm基を除去した(室温で20分間)。
【0035】 環化のためには、ペプチジル樹脂を十分に洗浄し、次いでNMP中の5倍の過
剰量のベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−ピロリジノ−ホスホニ
ウムヘキサフルオロホスフェート(PyBoc)及び6倍の過剰量のジイソプロ
ピルエチル−アミンと共に一夜撹拌した。Kaiser試験で陰性が観察される
まで処理手順を繰り返した。ペプチジル樹脂をNMP及びメタノールで洗浄し、
乾燥し、スカベンジャーとしてアニソール(またはp−クレゾール)の存在下の
液体フッ化水素(9:1容量/容量%)を使用して処理した。0℃で1時間維持
した後、真空下でフッ化水素を除去し、樹脂をエーテルで洗浄し、氷酢酸で抽出
し、抽出物を凍結乾燥した。未精製のペプチドを、全自動Wisp 712イン
ゼクター及び991ホトダイオードアレイデテクタの付いたWaters 60
0Eシステムに接続したC18 Vydacカラム上の分析用逆相高圧液体クロ
マトグラフィー(RP HPLC)によって分析した。30分で0−100%バ
ッファAの標準勾配系(G1)、及び、30分で20−80%バッファBの勾配
系を分析に使用した。バッファAは水中に0.1%のトリフルオロ酢酸であり、
バッファBはアセトニトリル中に0.1%のトリフルオロ酢酸であった。HPL
Cプロフィルを210nm及び280nmで記録した。半分取C18 RP W
atersカラムの付いたWaters Delata Prep 40000
システムで分取的分離を行った。水及びアセトニトリルの上記溶媒系を60分で
20−80%のバッファB(G3)の勾配で分離に使用した。
【0036】 幾つかの化合物[式I、式中のm=n=1、p=q=0]の場合、ペプチジル
樹脂を容器に移し、N−メチルピロリドン中の6倍の過剰量の無水コハク酸及び
6倍の過剰量のジイソプロピルエチルアミンと共に、Kaiser試験で陰性が
観察されるまで撹拌し、次いでN−メチルピロリドン及びメタノールによって十
分に洗浄した。その後、Fmoc基の除去、環化、脱保護、樹脂からのペプチド
開裂、粗生成物の精製を上記同様に行った。
【0037】 クロマトグラフィー的に均質の化合物をアミノ酸解析及びエレクトロスプレー
質量分析法によって分析した。正確な質量をエレクトロスプレー質量分析法(H
ewlet PackardシリーズMSD質量分析計)によって同定した。上
記の全体手順で製造された化合物の例及びそれらの分析データを表1及び表2に
示す。
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】 実施例25 競合的結合アッセイ 本発明ペプチドのアンタゴニスト活性を受容体結合アッセイで評価した。未精
製の膜調製物はヒトのMC3、MC4及びMC5受容体を発現しているチャイニ
ーズハムスター卵巣細胞から得られた。CaClまたはMgClの欠失した
リン酸塩緩衝整理食塩水(PBS)(Life Technologies,G
aithersburg,Md,USA)で細胞を洗浄し、次いで酵素非含有解
離媒体(Specialty Media,Lavellette,NJ.US
A)で単離した。細胞を2800×gで10分間ペレット化し、5μg/mlの
ロイペプチン、5μg/mlのアプロチニン、40μg/mlのバシトラシン及
び25μg/mlのペファブロック(Boehringer Mannheim
)を加えた膜バッファ(20mMのトリス,pH7.2、5mMのエチレンジア
ミン四酢酸)に再浮遊させた。低速ガラスホモジナイザー中のモーター駆動テフ
ロン(登録商標)被覆乳棒を使用して10ストロークで細胞を再浮遊させた。得
られた細胞浮遊液を4℃、4100×gで20分間遠心した。プロテアーゼイン
ヒビターを加えた新しい膜バッファにペレットを再浮遊させ、アリコートに分け
、液体窒素中で瞬間凍結し、−80℃で保存した。得られた未精製の膜を滴定し
て結合試験に必要な最適レベルを決定した。
【0041】 結合反応物(総容量=250μl)はMBB(50mMのトリス,pH7.2
、2mMのCaCl、1mMのMgCl)、0.1%のウシ血清アルブミン
、ヒトのMC3、MC4またはMC5受容体を発現している細胞から調製した未
精製膜、200pMの[125I]−NDP−α−MSH(Amersham,
Arlington Heighs,IL,USA)及びジメチルスルホキシド
に溶解した漸増濃度の未標識被験化合物(最終濃度=2%)を含んでいた。反応
物を振盪しないで1時間インキュベートし、次いで96−ウェルのフィルタープ
レート(Packard)で濾過し、1%のポリエチレンイミンに予浸した。フ
ィルターをTNEバッファ(50mMのトリス,pH7.4、5mMのエチレン
ジアミン四酢酸、150mMのNaCl)で3回洗浄し、乾燥し、Topcou
ntシンチレーションカウンター(Packard)中でMicroscint
−20を使用してカウントした。2μmの未標識NDP−α−MSH(Peni
nsula Laboratories)の存在下で非特異的結合を測定した。
結合データをGraphPad曲線適合ソフトウェア(PRISM,San D
iego,California)で分析し、以下の表に示す。独立の3つの実
験によって活性ペプチドを評価した。
【0042】
【表5】
【0043】 実施例26 cAMPアッセイ ヒトのメラノコルチン受容体を発現しているチャイニーズハムスター卵巣細胞
をカルシウム−及びマグネシウム−非含有のPBS(Life Technol
ogies)で洗浄し、酵素非含有解離バッファ(S−014−B,Speci
alty Media)と共に5分間インキュベーションすることによって組織
培養瓶から単離した。細胞を遠心によって収集し、10mMの4−(2−ヒドロ
キシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸(Hepes)バッファ,pH
7.5、5mMのMgCl、1mMのグルタミン及び1mg/mlのウシ血清
アルブミンを加えたアールの平衡塩類溶液(Life Technologie
s)に1−5×10細胞/mlの濃度に再浮遊させた。その後、細胞をカウン
トし、細胞浮遊液をホスホジエステラーゼ阻害剤である3−イソブチル−1−メ
チルキサンチン(0.6mM以下の濃度)で処理した。
【0044】 被験化合物をジメチルスルホキシド(DMSO、10−3−10−8M)に溶
解し、バッファで希釈し、0.1容の溶液を0.9容の細胞浮遊液(1−5×1
細胞)に添加した。DMSOの最終濃度は1%であった。室温で45分間維
持した後、100℃で5分間インキュベーションすることによって細胞を溶解し
、蓄積されたcAMPを遊離させた。Amersham(Arlington
Heights,IL)のcAMP検出用アッセイキット(RPA556)によ
って細胞溶解液のアリコート中のcAMPの蓄積を測定した。被験化合物に応じ
て産生されたcAMPの量を、100%アゴニストであると定義されたα−MS
Hに応じて産生されたcAMPの量に比較した。全部の活性ペプチドを独立の3
つの実験で特性決定した。
【0045】 機能性アンタゴニズムを検定するために、被験化合物の非存在下及び幾つかの
濃度の被験化合物の存在下のα−MSH用量−応答曲線を作成し、cAMPを測
定した。α−MSH添加の15分前に被験化合物をプレインキュベートした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07K 7/06 C07K 7/54 7/54 A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C084 AA01 AA02 AA07 BA01 BA09 BA10 BA16 BA28 CA59 DC50 MA01 NA14 ZA051 ZA061 ZA081 ZA151 ZA161 ZA661 ZB111 ZB261 ZC202 ZC422 ZC541 4H045 AA10 AA30 BA13 BA14 BA31 EA20 FA34 FA58 FA59 FA60 FA61 GA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I: 【化1】 〔式中、 Dはアミノ酸がD−アミノ酸であることを表し、 m、n、p、q及びrは独立に0または1であり、但し、pが1のときはqが
    1であるかまたはn+mが1であり、pが0のときはqが0でm及びnの各々が
    1であり、 sは1−4の整数であり、 R及びRの各々は水素であるか、または、RとRとが一緒にメチレン
    を表すか、または、RとRとが一緒に結合を表し、 Rは、H、Ac、NleまたはN−Ac−Nleを表し、但し、RがN−
    Ac−Nleのとき、rは0であり、 Rは、−(CHNHまたは4−イミダゾリルを表し、 Rは、1−もしくは2−ナフチル、3−ベンゾチエニル、または、ハロゲン
    、C1−4アルキル及びC1−4アルコキシから選択された基で置換されていて
    もよいフェニルから選択され、 Rは、−(CHCH、−(CHNHC(=NH)NHまた
    は−(CHNHから選択され、 Rは、3−インドリル、1−もしくは2−ナフチルを表すか、または、ハロ
    ゲンで置換されていてもよいフェニルを表す〕を有している化合物またはその塩
  2. 【請求項2】 rが0であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 p及びqの各々が0であることを特徴とする請求項1に記載
    の化合物。
  4. 【請求項4】 sが3または4であることを特徴とする請求項1に記載の化
    合物。
  5. 【請求項5】 r、p及びqの各々が0であり、sが3または4であり、m
    +nが2であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R及びRの各々が水素であることを特徴とする請求項1
    に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 式Ia: 【化2】 〔式中、 R、R及びsは請求項1の定義と同義であり、 Rは、2−ナフチル、ベンゾチエニル、及び、C1−4アルキル、C1−4 アルコキシもしくはハロゲンで置換されていてもよい4−置換フェニルから選択
    され、 Rは、3−インドリル、2−ナフチルまたは4−ハロフェニルを表す〕を有
    している請求項1に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 【表1】 から成るグループから選択された請求項1に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 【表2】 から成るグループから選択された請求項1に記載の化合物。
  10. 【請求項10】 薬理学的に有効な量の請求項1に記載の化合物をヒトに投
    与することから成るヒトの悪液質、食欲不振または貪食症の予防または治療方法
  11. 【請求項11】 薬理学的に有効な量の請求項1に記載の化合物を動物に投
    与することから成る動物の成長促進方法。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の化合物と医薬として許容される担体とか
    ら成る医薬組成物。
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