JP2003533317A - 回転式の脚及び移動可能なブラシを含む吸引付属装置 - Google Patents

回転式の脚及び移動可能なブラシを含む吸引付属装置

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JP2003533317A JP2001585604A JP2001585604A JP2003533317A JP 2003533317 A JP2003533317 A JP 2003533317A JP 2001585604 A JP2001585604 A JP 2001585604A JP 2001585604 A JP2001585604 A JP 2001585604A JP 2003533317 A JP2003533317 A JP 2003533317A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、真空掃除機用の吸引付属装置(9)に関する。吸引付属装置は、回転式の脚(11)、仮想面(13)に延在する吸引開口(15)、及び、脚を真空掃除機の吸引路(17)に接続する接続部材(23)を含む。脚にはブラシ(67、69)が設けられ、ブラシは、調節装置によって吸引開口内に引っ込められる第1の位置からブラシが吸引開口から出る第2の位置に移動可能である。好適な実施例では、脚はその形状は左右対称であり、脚の移動方向Xに対し垂直に延在し、ブラシがその第1の位置にある第1の位置から、脚が第1の位置に対し180°回転され、ブラシがその第2の位置にある第2の位置、脚が第1の位置に対し90°及び270°でそれぞれ回転され、ブラシがその第2の位置にある第3の位置、ブラシがその第1の位置にある第4の位置に回転することが可能である。脚の第3の位置及び第4の位置では、吸引付属装置は、狭い空間又は隅部を清掃するのに好適である比較的小さい幅を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、真空掃除機用の吸引付属装置に関わり、吸引付属装置は、脚、脚の
仮想面に延在し、脚の縁によって境界付けされる吸引開口、及び、脚を真空掃除
機の吸引路に接続する接続部材とが設けられ、脚は、縁に近くにおいてブラシが
設けられ、ブラシは、調節装置によって、ブラシが吸引開口内に引っ込められる
第1の位置から、ブラシが吸引開口から出る第2の位置に動かされることが可能
である。
【0002】 本発明は、内部に電気吸引ユニットが収容される筐体と、吸引路を介し吸引ユ
ニットに結合することが可能であり、脚、脚の仮想面内に延在し、脚の縁によっ
て境界付けされる吸引開口、及び、脚を吸引路に接続する接続部材が設けられ、
脚には、縁に近くにおいてブラシが設けられ、ブラシは、調節装置によって、ブ
ラシが吸引開口内に引っ込められる第1の位置から、ブラシが吸引開口から出る
第2の位置に移動することが可能である吸引付属装置とが設けられる真空掃除機
に関する。
【0003】 冒頭部に記載されるような種類の真空掃除機及び吸引付属装置は、既知であり
、一般的に使用されている。既知の吸引付属装置では、ブラシを移動させる調節
装置は、脚の上側に設けられ、真空掃除機の使用者によって、例えば、脚によっ
て動作されることが可能であるタンブラノブを含む。このタンブラノブは、調節
機構によって支持体に結合され、この支持体は、脚内で移動可能に案内され、そ
の上にブラシが固定される。タンブラノブを動作することによって、使用者は、
第1の位置から第2の位置へ、また、第2の位置から第1の位置へブラシを移動
することが可能である。ブラシは、その第1の位置では、吸引開口内に引っ込め
られ、吸引付属装置は、カーペットを清掃するよう好適に使用されることが可能
である。ブラシは、その第2の位置では、吸引開口から出て、吸引付属装置は、
滑らかなフロア面を清掃するよう好適に使用されることが可能である。
【0004】 公知の真空掃除機及び公知の吸引付属装置の欠点は、タンブラノブはその比較
的小さい寸法によって、動作するのがむしろ厄介なことである。この結果、公知
の真空掃除機及び公知の吸引付属装置は使い勝手が悪くなっている。
【0005】 本発明は、冒頭部に記載されような種類の吸引付属装置及び真空掃除機を提供
することを目的とする。これらは、吸引付属装置のブラシを移動させる調節装置
が少ない労力で動作することを可能にし、それにより、吸引付属装置と真空掃除
機の使い勝手の良さが改善される。
【0006】 この目的を達成するために、本発明の吸引付属装置は、脚が接続部材に対し、
吸引開口に対し略垂直に延在する回転軸の周りで第1の位置から少なくとも第2
の位置となるよう回転可能であり、調節装置は結合部材を含み、結合部材によっ
てブラシは接続部材に結合され、結合部材は、脚が第1の位置にあるときにブラ
シを第1の位置に保持し、また、脚が第2の位置にあるときにブラシを第2の位
置に保持することを特徴とする。
【0007】 上述の目的を達成するために、本発明の真空掃除機は、真空掃除機に使用され
る吸引付属装置は、本発明の吸引付属装置であることを特徴とする。
【0008】 ブラシは、結合部材によって回転式の脚に結合され、結合部材は、脚が第1の
位置にあるときにブラシを第1の位置に保持し、脚が第2の位置にあるときにブ
ラシを第2の位置に保持するので、本発明の吸引付属装置のブラシは、脚を回転
軸の周りで第1の位置から第2の位置に、及び、第2の位置から第1の位置にそ
れぞれ回転させることにより、ブラシの第1の位置から第2の位置に、及び、第
2の位置から第1の位置に移動することが可能である。脚は比較的大きな寸法を
有するので、使用者は、脚を回転させブラシを移動させるのに必要である回転軸
回りのトルクを加えるために、脚に比較的小さい力のみを加える必要があり、そ
れにより、調節装置の動作は比較的手軽であり、吸引付属装置の使い勝手の良さ
は改善される。回転軸は吸引開口に対し略垂直に延在するので、吸引開口は、脚
の動作時には仮想面に略留まったままである。これにより、脚の第1の位置にお
いて、また、清掃されるべき表面に対する接続部材の所定の位置において吸引開
口が清掃されるべき表面に対し平行に延在すると、次に、脚の第2の位置におい
て、また、接続部材の所定の位置において、吸引開口はここでも、表面に対し略
平行に延在する。
【0009】 本発明の吸引付属装置の特定の実施例は、脚はその第1の位置では、脚の移動
方向に対し略垂直に延在し、その一方で、脚はその第2の位置では、第1の位置
に対し略180°の角度で回転軸の周りを回転されることを特徴とする。脚は、
その第1の位置では、移動方向に対し略垂直に延在し、その第2の位置では、第
1の位置に対し略180°の角度で回転軸の周りを回転されるので、脚は、その
第2の位置においても、移動方向に対し略垂直に延在し、それにより、脚は、そ
の第1の位置及び第2の位置において、清掃されるべき表面に対し似たように配
置され、移動方向に対し垂直に見ると似たような吸引範囲を有する。
【0010】 本発明の吸引付属装置の更なる実施例は、脚に、移動方向に対し横断するよう
な方向に延在する前縁及び後縁が設けられ、前縁と後縁の付近には、調節装置に
よって動かされることが可能である別個のブラシが設けられることを特徴とする
。本実施例では、脚は、移動方向に対し垂直に延在する主軸に対し略左右対称で
ある。その結果、脚は、その第1の位置及び第2の位置において、清掃されるべ
き表面に対し略等しい位置を占め、脚は、第1の位置及び第2の位置において略
等しい吸引特徴を有する。
【0011】 本発明の吸引付属装置の更なる実施例は、脚が第1の位置に対し略90°の角
度で回転される第3の位置、及び、脚が第1の位置に対し略270°の回転で回
転される第4の位置となるよう脚は回転軸の周りを回転可能であり、結合部材は
、脚が第3の位置にあるとブラシをその第1の位置に保持し、脚が第4の位置に
あるとブラシをその第2の位置に保持することを特徴とする。この実施例では、
脚は、その第1の位置及び第2の位置では、吸引付属装置の移動方向に対し略垂
直に延在し、それにより、吸引付属装置は、移動方向に対し垂直に見ると比較的
広い吸引範囲を有し、また、脚は、その第3の位置及び第4の位置では、移動方
向と略平行に延在し、それにより、吸引付属装置は、移動方向に対し略垂直に見
ると比較的狭い吸引範囲を有する。従って、脚が第1の位置及び第2の位置にあ
るときは、吸引付属装置は通常の使用に好適であり、脚が第3の位置及び第4の
位置にあるときは、吸引付属装置は比較的狭い空間又は隅部に使用するのに好適
である。比較的大きい吸引範囲と比較的狭い吸引範囲とを組合わせ、吸引付属装
置は、脚をその第1の位置から第2の位置に又は第2の位置から第1の位置に、
及び、その第3の位置から第4の位置に又は第4の位置から第3の位置に回転す
ることによってブラシが出ても出ていなくても使用することが可能となる。従っ
て、吸引付属装置は、比較的多数の適用を有する。
【0012】 本発明の吸引付属装置の特定の実施例は、吸引付属装置にロック装置が設けら
れ、ロック装置によって、脚は、接続部材に対しその4つの位置のうちの少なく
とも1つの位置に固定されることが可能であることを特徴とする。このロック装
置を使用することによって、脚が、動作時に加えられる操作力によって当該の位
置から偶発的に回転することが阻止される。従って、吸引付属装置の使い勝手の
良さが更に改善される。
【0013】 本発明の吸引付属装置の更なる実施例は、接続部材に、吸引開口に対し略垂直
に延在する中心軸を有する略円筒状の部分と、真空掃除機の吸引路に接続される
ことが可能である接続路とが設けられ、脚は、円筒部の周りを回転可能であるよ
う支承され、その一方で接続路は、中心軸に対し略垂直に延在するピボット軸の
周りで、円筒部に対しピボット可能であることを特徴とする。この実施例では、
脚の回転軸は、接続部材の円筒部の中心軸に略一致する。円筒部及び接続路を使
用することにより、吸引付属装置の実際的且つ効果的な構成が得られ、ここでは
、脚は効果的且つ耐性強い方法で回転可能に支承され、接続路は実際的且つ使用
者フレンドリな方法でピボット可能である。
【0014】 本発明の吸引付属装置の更なる実施例は、接続部材に吸引開口に対し略垂直に
延在する中心軸を有する略円筒状の部分が設けられ、脚は、円筒部の周りを回転
可能であるよう支承され、その一方で、結合部材に円筒部の外壁に設けられるス
ロット、中心軸と略平行な方向において脚内で移動可能に案内されるよう脚内に
案内されるブラシ用の支持体、及び、支持体上に設けられ、スロットと係合する
スロット従動部が設けられることを特徴とする。この実施例では、結合部材は、
実際的且つ単純な方法で具現化され、スロットは脚の回転方向に見ると、脚の位
置の関数として、ブラシを有する支持体の所望の移動に対応する外形を有する。
【0015】 本発明の上述した面及び他の面は、以下に説明する実施例を参照することによ
り明らかになろう。
【0016】 図1に示す本発明の真空掃除機は、いわゆるシリンダ真空掃除機であり、幾つ
かの車輪3によって、清掃されるべき表面5上を移動することが可能である筐体
1を含む。筐体1は、電気吸引ユニット7を収容し、これは図1では概略的にの
み示される。真空掃除機は更に、本発明の吸引付属装置9を含み、付属装置には
、脚11と、仮想面13に延在する脚内の吸引開口15が設けられる。図1に示
されるように、清掃されるべき表面5上の吸引付属装置9の動作位置では、吸引
開口15の仮想面13は、清掃されるべき表面5と略平行に延在する。吸引付属
装置9は、吸引路17によって筐体1に着脱可能に接続される。吸引路17は、
金属吸引管19及び弾性吸引ホース21を含む。吸引付属装置9は接続部材23
を含み、接続部材によって吸引付属装置9は吸引管19に着脱可能に結合され、
その一方で吸引管19は、吸引ホース21に取付けられる管状ハンドル25に着
脱可能に結合され、また、吸引ホース21は、筐体1の入力27に着脱可能に結
合される。入力27は、筐体1の集塵室29につながり、集塵室29は、フィル
タ31を介し吸引ユニット7に接続される。動作時には、吸引ユニット7は、集
塵室29及び吸引路17を介して、吸引付属装置9内に真空を発生させ、その影
響下で、清掃されるべき表面5上にある埃や汚れの粒子が、吸引付属装置9の吸
引開口15及び吸引路17を介し集塵室29へ吸引され、そこにおいて、埃や汚
れの粒子は、交換可能なごみ袋に集められる。
【0017】 本発明の吸引付属装置9を図2乃至図4に詳細に示す。図2に示されるように
、吸引付属装置9の脚11は、略ダイアモンドの形状をしており、脚11は、脚
11の幅方向Yに延在する第1の軸33、及び、脚11の長手方向Zに延在する
第2の軸35に対し略左右対称である。幅方向Yに見ると、脚11は、長手方向
Zに見た際の脚11の長さLに対し比較的大きい幅Wを有する。図2は、接続部
材23に対する脚11の第1の位置を示し、この位置では、脚11、即ち、第1
の軸33は、清掃されるべき表面5上の脚11の移動方向Xに対し略垂直である
。脚11は更に、脚11の吸引開口15を境界付けする前縁37及び後縁39を
含み、これらは両方とも、図2に示す脚11の第1の位置では、移動方向Xに対
し横方向に延在する。
【0018】 図5に、吸引付属装置9の接続部材23を詳細に示す。接続部材23は、吸引
開口15の仮想面14に対し略垂直に延在する中心軸43を有する略円筒状の部
分41が設けられる。接続部材23は更に、真空掃除機の吸引管19に着脱可能
である接続路45が設けられる。接続路45は、円筒部41及び脚11に対し、
図2に示されるピボット軸47の周りをピボット可能である。ピボット軸47は
、中心軸43に対し略垂直に、且つ、脚11の幅方向Yと略平行に延在する。図
4に示されるように、接続路45は、ピボット可能であるよう曲り管49を含み
、これは、接続路45が円筒部41の更なる曲り管51についてピボットする際
に伸縮する。脚は、接続部材23の円筒部41の周りをピボット可能であるよう
取付けられる。図3及び4に示されるように、脚11には、ピボット可能である
ようリング状の案内手段53が設けられ、これは、円筒部41のリング状スロッ
ト55と係合する。図5にも示されるリング状スロット55は、円筒部41の上
部59のフランジ57と、円筒部41の下部63のフランジ61との間に配置さ
れ、下部は上部に取付けられる。脚11は、円筒部41の周りを回転可能である
よう取付けられるので、脚11は、図2に示す第1の位置から以下により詳細に
説明する幾つかの更なる位置となるよう、接続部材23に対し、吸引開口15の
仮想面13に略垂直に延在し、円筒部41の中心軸43に略一致する回転軸65
の周りを回転可能である。
【0019】 図4に示されるように、脚11には、脚11の前縁37の付近に配置される第
1のブラシ67と、脚11の後縁39の付近に配置される第2のブラシ69が設
けられる。第1のブラシ67及び第2のブラシ69は、脚11の幅Wの略全体に
亘って前縁37及び後縁39のそれぞれに沿って延在する。第1のブラシ67及
び第2のブラシ69は、図3及び4に示される共通の支持体71上に設けられ、
支持体は、脚11に対し、脚11に設けられる2つの案内ブシュ73、75に沿
って回転軸65と平行な垂直方向に移動可能となるよう案内される。支持体71
は、図3に示す結合部材77の一部を形成し、結合部材77によって、ブラシ6
7、69は、接続部材23に結合される。結合部材77には、図5に部分的に示
されるが、円筒部41の外壁に設けられる2つの略リング状のスロット79、8
1と、回転軸65について支持体71上に正反対に設けられ、スロット79、8
1のうちの1つに係合する2つのカム状のスロット従動部83、85とが更に設
けられる。図5に示すように、スロット79、81は回転軸65に対し略垂直に
延在する2つの平行な仮想面に延在し、スロット79、81は、2つの正反対の
位置87において交差して相互接続される。尚、図5では、2つの位置87のう
ち1つの位置のみが可視である。図3に示すように、接続部材23に対する脚1
1の第1の位置では、スロット従動部83、85は、それぞれ一番上のスロット
79に位置し、それにより、支持体71及びブラシ67、69は、結合部材77
によって脚11に対し第1の位置で保持され、この第1の位置では、ブラシ67
、69は、吸引開口51内に引っ込められる。真空掃除機の使用者が、図2乃至
4に示す第1の位置から回転軸65の周りで脚11を回転させると、スロット従
動部83、85は同時に2つの位置87を通過し、その結果、スロット従動部8
3、85は一番上のスロット79から一番下のスロット81に案内される。その
結果、支持体71及びブラシ67、69は、回転軸65に略平行な方向において
結合部材77によって第1の位置から、ブラシ67、69が吸引開口15から出
る第2の位置に、脚11について動かされる。このようにして、結合部材77は
回転可能な脚11と供に、本発明の吸引付属装置9の調節装置を形成し、この調
節装置によって、ブラシ67、69は、第1の位置から第2の位置へ、また、第
2の位置から第1の位置へ移動することが可能である。ブラシ67、69が吸引
開口15内に引っ込められるブラシ67、69の第1の位置では、吸引付属装置
9はカーペットを清掃するのに好適であり、ブラシが吸引開口15から出るブラ
シ67、69の第2の位置では、吸引付属装置9は滑らかな及び/又は堅い表面
を清掃するのに好適である。回転軸65の周りで脚11を回転させる、従って、
脚11内の支持体71及びブラシ67、69を動かすために、使用者は、脚11
に回転軸65回りのトルクを加えなければならない。脚11は比較的大きい寸法
を有するので、トルクが得られるよう使用者が脚11に加えなければならない力
は比較的小さく、従って、本発明の吸引付属装置9の調節装置を動作するために
はあまり労力を必要としない。これにより、本発明の吸引付属装置9の使い勝手
の良さがかなり改善される。回転軸65は、吸引開口15の仮想面13に対し略
垂直に延在するので、吸引開口15は、脚11の回転軸65の周りでの回転の際
も、仮想面13から外れて動くことはほとんどない。このようにして、清掃され
るべき表面5上の吸引付属装置9の動作位置、特に、清掃されるべき表面5に対
する接続部材23の位置は、脚11が回転する際も略変化せず、これは、更に、
本発明の吸引付属装置9の使い勝手の良さに対し好適な影響を与える。
【0020】 図6B乃至図6Dは、脚11が上述された図6Aに示す第1の位置から回転軸
65の周りで回転されてなることが可能である、接続部材23に対する脚11の
幾つかの位置を示す。脚11は第1の位置から図6Cに示す第2の位置に回転可
能であり、第2の位置では、脚は、第1の位置に対し略180°の角度で回転軸
65の周りを回転されている。図3及び図5から分かるように、スロット従動部
83、85は、脚11が、脚11の第1の位置から約45°の角度を回転した後
に位置87を通過するので、図6Cに示す脚11の第2の位置では、ブラシ67
、69は第2の位置にある。脚11は、第1の位置から図6Bに示す、脚11が
第1の位置に対し略90°の角度で回転軸の周りを回転される第3の位置に、ま
た、第1の位置に対し略270°の角度で回転軸65の周りを回転される第4の
位置に回転可能である。スロット従動部83、85は、脚11が脚11の第1の
位置から略45°の角度を回転した後に位置87を通過するので、脚11が図6
Bに示す第3の位置にあるとブラシ67、69も第2の位置にある。脚11が、
図6Cに示す第2の位置から図6Dに示す第4の位置に回転されると、スロット
従動部83、85は再び位置87を通過するので、ブラシ67、69は、脚11
が第4の位置にあると再び第1の位置にある。脚11を直接回転しても、即ち、
図6Aに示す第1の位置から回転軸65の周りを−90°の角度で回転し図6D
に示す第4の位置にしても同様の結果が得られる。なぜなら、この場合、スロッ
ト従動部83、85は位置87を通過せず、それにより、ブラシ67、69は第
1の位置のままであるからである。脚11は第1の軸33及び第2の軸35につ
いて略左右対称であるので、脚11は、図6Aに示す第1の位置及び図6Cに示
す第2の位置において、移動方向X及び清掃されるべき表面に対し似た位置をと
り、従って、脚11は、第1の位置及び第2の位置において略等しい吸引特性を
有し、移動方向Xに対し垂直に見ると同じように比較的大きい吸引範囲を有する
。同様の理由から、脚11は、図6Bに示す第3の位置及び図6Dに示す第4の
位置において、移動方向X及び清掃されるべき表面に対し似た位置をとり、従っ
て、脚11は、第3の位置及び第4の位置において略等しい吸引特性を有し、移
動方向Xに対し垂直に見ると同じように比較的狭い吸引範囲を有する。脚11の
第1の位置及び第2の位置では、本発明の吸引付属装置9は通常の使用に好適で
ある一方で、脚11の第3の位置及び第4の位置では、吸引付属装置9は比較的
狭い空間又は隅部に使用するのに好適である。比較的広い吸引範囲と比較的狭い
吸引範囲を組合せ、吸引付属装置9は、脚11をその第1の位置から第2の位置
へ又は第2の位置から第1の位置に、及び、第3の位置から第4の位置へ又は第
4の位置から第3の位置に回転することによってブラシ67、69が出ても出て
いなくても、即ち、堅い表面及びカーペットの両方に使用することが可能である
。これにより、本発明の吸引付属装置9は、比較的多数の適用を有する。
【0021】 吸引付属装置9には更に、ロック装置89が設けられ、ロック装置89によっ
て、脚11は、図6A乃至図6Dに示されるいずれかの位置に、接続部材23に
対し固定されることが可能である。ロック装置89は、接続部材23の円筒部4
1の外壁に互いに正反対となるよう設けられる2つの弾性舌部91を含む。図5
には、2つの舌部91のうちの1つを示す。舌部の端部には、ロックカム93が
設けられる。図3には、両方のロックカム93が断面で示される。図3に示され
るように、脚11の第1の位置及び第2の位置では、ロックカム93は、接続部
材23の円筒部41を取り囲む脚11の略円筒状の壁97に互いに正反対となる
よう設けられる2つの開口95内に入る。脚の第3の位置及び第4の位置では、
ロックカム93は、図示されない2つの似たような開口に入る。脚11をその4
つの位置のうちの1つから回転させると、使用者は、2つのロックカム93が当
該の開口から出て、2つの舌部91を弾性変形することによる僅かに増加した抵
抗を感じる。これにより、脚11が、動作時に加えられる操作力によって当該の
位置から偶発的に回転することが阻止される。従って、本発明の吸引付属装置9
の使い勝手の良さは更に改善される。
【0022】 上述した本発明の真空掃除機は、シリンダ真空掃除機である。尚、本発明は、
例えば、いわゆるアップライト真空掃除機といった別の種類の真空掃除機も含む
。アップライト真空掃除機では、吸引付属装置は、例えば、筐体にピボット可能
に結合され、筐体は、アップライト真空掃除機が動作位置にあるとき、略直立の
位置にある。
【0023】 尚、本発明は更に、脚が回転して別の幾つかの異なる位置となる、又は、制限
された角度でのみ回転することが可能である吸引付属装置も含む。例えば、本発
明は、第1の位置から第2の位置に180°の角度のみで回転することが可能で
ある脚を有する吸引付属装置を含み、脚が第1の位置にあるとブラシはその第1
の位置にあり、脚が第2の位置にあるとブラシはその第2の位置にある。本発明
は更に、第1の位置から第2の位置に180°以下の角度、更には90°以下の
角度で回転することが可能である脚を有する吸引付属装置も含む。このような実
施例では、脚は、例えば、円形であり、それにより、各位置において、脚は、清
掃されるべき表面に対し類似の動作位置を占める。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の真空掃除機を示す図である。
【図2】 図1に示す真空掃除機に使用される本発明の吸引付属装置を示す図である。
【図3】 図2の線III−IIIについての吸引付属装置の断面図である。
【図4】 図3の線IV−IVについての吸引付属装置の断面図である。
【図5】 図2に示す吸引付属装置の接続部材を示す図である。
【図6A】 図2に示す吸引付属装置の脚の接続部材に対する4つの異なる位置のうちの1
つを示す図である。
【図6B】 図2に示す吸引付属装置の脚の接続部材に対する4つの異なる位置のうちの1
つを示す図である。
【図6C】 図2に示す吸引付属装置の脚の接続部材に対する4つの異なる位置のうちの1
つを示す図である。
【図6D】 図2に示す吸引付属装置の脚の接続部材に対する4つの異なる位置のうちの1
つを示す図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚と、上記脚の仮想面に延在し、上記脚の縁によって境界付
    けされる吸引開口と、上記脚を真空掃除機の吸引路に接続する接続部材とが設け
    られ、 上記脚には、上記縁の付近にブラシが設けられ、上記ブラシは、調節装置によ
    って、上記ブラシが上記吸引開口内に引っ込められる第1の位置から、上記ブラ
    シが上記吸引開口から出る第2の位置に動かされることが可能である、真空掃除
    機用の吸引付属装置であって、 上記脚は、上記接続部材に対し、上記吸引開口に対し略垂直に延在する回転軸
    の周りで第1の位置から少なくとも第2の位置となるよう回転可能であり、 上記調節装置は結合部材を含み、上記結合部材によって上記ブラシは上記接続
    部材に結合され、上記結合部材は、上記脚が上記第1の位置にあるときに上記ブ
    ラシをその第1の位置に保持し、上記脚が上記第2の位置にあるときに上記ブラ
    シをその第2の位置に保持することを特徴とする付属装置。
  2. 【請求項2】 上記脚はその第1の位置では、上記脚の移動方向に対し略垂
    直に延在し、その一方で、上記脚はその第2の位置では、上記第1の位置に対し
    略180°の角度で回転軸の周りを回転されることを特徴とする請求項1記載の
    吸引付属装置。
  3. 【請求項3】 上記脚は、上記移動方向を横断するような方向に延在する前
    縁及び後縁が設けられ、 上記前縁及び上記後縁の付近には、上記調節装置によって動かされることが可
    能である別個のブラシが設けられることを特徴とする請求項2記載の吸引付属装
    置。
  4. 【請求項4】 上記脚は、上記脚がその第1の位置に対し略90°の角度で
    回転される第3の位置、及び、上記脚がその第1の位置に対し略270°の角度
    で回転される第4の位置となるよう上記回転軸の周りを回転可能であり、 上記結合部材は、上記脚が上記第3の位置にあると上記ブラシをその第1の位
    置に保持し、上記脚が上記第4の位置にあると上記ブラシをその第2の位置に保
    持することを特徴とする請求項2記載の吸引付属装置。
  5. 【請求項5】 上記吸引付属装置は、ロック装置が設けられ、 上記ロック装置によって、上記脚は、上記接続部材に対し、上記4つの位置の
    うちの少なくとも1つの位置に固定されることが可能であることを特徴とする請
    求項4記載の吸引付属装置。
  6. 【請求項6】 上記接続部材は、上記吸引開口に対し略垂直に延在する中心
    軸を有する略円筒状の部分と、上記真空掃除機の上記吸引路に接続可能である接
    続路とが設けられ、 上記脚は、上記円筒状の部分の周りを回転可能であるよう支承され、その一方
    で上記接続路は、上記中心軸に対し略垂直に延在するピボット軸の周りを、上記
    円筒状の部分に対しピボット可能であることを特徴とする請求項1記載の吸引付
    属装置。
  7. 【請求項7】 上記接続部材は、上記吸引開口に対し略垂直に延在する中心
    軸を有する略円筒状の部分が設けられ、 上記脚は、上記円筒状の部分の周りを回転可能であるよう支承され、 その一方で、上記結合部材は、上記円筒状の部分の外壁に設けられるスロット
    と、上記中心軸と略平行な方向に移動可能であるよう上記脚内において案内され
    る上記ブラシ用の支持体と、上記支持体上に設けられ、上記スロットと係合する
    スロット従動部とが設けられることを特徴とする請求項1記載の吸引付属装置。
  8. 【請求項8】 電気吸引ユニットが収容される筐体と、 吸引路を介し上記吸引ユニットに結合可能であり、脚と、上記脚の仮想面内に
    延在し、上記脚の縁によって境界付けされる吸引開口と、上記脚を上記吸引路に
    接続する接続部材とが設けられ、上記脚には、縁の近くにおいてブラシが設けら
    れ、上記ブラシは、調節装置によって、上記ブラシが上記吸引開口内に引っ込め
    られる第1の位置から上記ブラシが上記吸引開口から出る第2の位置に移動する
    ことが可能である吸引付属装置とが設けられ、 上記吸引付属装置は、請求項1乃至7のうちいずれか一項記載の吸引付属装置
    であることを特徴とする真空掃除機。
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