JP2003532848A - 油圧式制御装置 - Google Patents

油圧式制御装置

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JP2003532848A
JP2003532848A JP2001582726A JP2001582726A JP2003532848A JP 2003532848 A JP2003532848 A JP 2003532848A JP 2001582726 A JP2001582726 A JP 2001582726A JP 2001582726 A JP2001582726 A JP 2001582726A JP 2003532848 A JP2003532848 A JP 2003532848A
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pressure
hydraulic
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accumulator
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JP2001582726A
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ハーニシュフェゲール エドウィン
メーゲル マンフレッド
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マネスマン レックスオート アクチェンゲゼルシャフト
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    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
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    • F15B1/02Installations or systems with accumulators

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ツールを支持し、シリンダチャンバ(12,14)を制御弁装置(4)を介して圧力手段供給源またはタンク(T)に接続することのできるリフトシリンダ(2)を含んでおり、移動式ツールの走行振動を減衰させる油圧式制御装置に関する。また、この油圧式制御装置は、一方のシリンダチャンバ(12)を油圧式アキュムレータ(10)に接続し、他方のシリンダチャンバ(14)をタンクに接続するための減衰弁装置(8)を含む。本発明によれば、減衰装置は圧力制限機能付き弁(34)を有し、この弁は、油圧式アキュムレータ内の圧力を一定の最大値までに高い信頼性で制限することができるよう、逆止弁(30)と油圧式アキュムレータとの間に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1のプリアンブルに記載の油圧式制御装置に関する。
【0002】 これと同様の制御装置は、例えば、走行中に発生するピッチング振動を減衰さ
せるためにホイールローダの安定化モジュールとして使用される。本願と同じ出
願人に付与されたドイツ国特許第19754828C2号より、ブームが油圧シ
リンダにより支持されているホイールローダ用の安定化モジュールは周知である
。走行時、支持方向に作用する油圧シリンダのシリンダチャンバは、油圧式アキ
ュムレータに接続される。油圧シリンダのロッド側リングチャンバは、別のロジ
ック弁を介してタンクに接続される。シリンダチャンバと油圧式アキュムレータ
との間には、ロジック弁を含む弁アセンブリが配置されており、これが閉鎖位置
にあると、油圧式アキュムレータと油圧シリンダとの間の接続が遮断される。閉
鎖方向に作用するロジック弁の弁体の端面は、電気式方向制御弁を介して開放さ
れ得て、これにより、開放方向に作用する油圧式アキュムレータ内および油圧シ
リンダのシリンダチャンバ内の圧力により、ロジック弁をその開位置にもたらす
ことができる。
【0003】 もう1つの方向制御弁を媒介とすることにより、油圧シリンダ内を過剰な圧力
上昇から保護することができ、この方向制御弁は、油圧式アキュムレータ内の圧
力で切換位置に固定できるものであって、この位置では、油圧式アキュムレータ
内の圧力を閉鎖方向に作用する弁体の端面に加えることができるため、ロジック
弁がその遮断位置に復帰して、油圧式アキュムレータを過負荷から保護すること
ができる。このモードでは、電気式方向制御弁は、パイロット弁による電磁力に
抗しながらその定位置に復帰する。
【0004】 この解決策では、油圧式アキュムレータを保護するために、パイロット弁内を
通過する電気式方向制御弁、保護用のもう1つの方向制御弁、および、シリンダ
チャンバと油圧シリンダのリングチャンバとに関連する2つのロジック弁がそれ
ぞれ必要であるため、装置技術上かなりの無駄があることが1つの欠点となる。
更に、この周知の安定化モードの応答性、特に、電気式方向制御弁の上流に配置
されたパイロット弁の応答性が、油圧式アキュムレータの過負荷を防止するには
遅過ぎることが問題となる。油圧シリンダのリングチャンバに関連するロジック
弁が油圧シリンダの後退と同時に閉じて、このため、リングチャンバ内の負の圧
力によりキャビテーション現象が発生しかねない点が、この周知の解決策におけ
るもう1つの欠点となる。
【0005】 ドイツ国特許第3909205C1号には、機械の走行状態において、油圧シ
リンダのシリンダチャンバが電気式方向制御弁を介して油圧式アキュムレータに
接続され、油圧シリンダのロッド側リングチャンバがタンクに接続される油圧式
制御装置が開示されている。油圧式アキュムレータの圧力を制限するために、減
圧弁がこれらと油圧シリンダとの間に配置されており、それにより、油圧式アキ
ュムレータ内の圧力を一定の最大値までに制限することができる。減圧弁と油圧
式アキュムレータとの間には、逆止弁が設けられ、それにより、減圧弁を介した
油圧式アキュムレータ荷重の削減が防止される。この減圧弁は、油圧式アキュム
レータまで延びる注入ライン内に配置され、この注入ラインには他の利用装置も
接続されている。好ましくない操作状態では、減圧弁の反応が遅いために、こう
した他の利用装置からピーク圧力が発生し、その圧力が油圧式アキュムレータ内
にまでおよぶ可能性がある。このピーク圧力を低下させることはできないため、
この構造では、油圧式アキュムレータの損傷を免れ得ない。
【0006】 これに対して、本発明は、移動式作業ツールの走行振動を減衰させるための油
圧式制御装置を提供し、それにより、油圧式アキュムレータの損傷を装置技術の
面から最小限の費用で防止するという目的に基づくものである。
【0007】 この目的は、請求項1に記載の特徴を有する油圧式制御装置によって達成され
る。
【0008】 本発明によれば、油圧シリンダと油圧式アキュムレータとの間のライン部分内
に、圧力制御弁が配置され、油圧シリンダから油圧式アキュムレータへの流れ方
向から見て圧力制御弁の上流に逆止弁が配置される。この相対配置により、圧力
制御弁の仲介により油圧式アキュムレータ内の圧力を所定の最大値までに抑える
ことが可能となり、油圧式アキュムレータの負荷を圧力制御弁の上流に配置され
た逆止弁を利用してタンクに放出することができる。
【0009】 このようにして、減衰弁装置の反応が遅いためにピーク圧力が油圧式アキュム
レータに達した場合でも、そのピーク圧力を最大限の速さで低減させることがで
きるので、実質的に、従来の解決策よりも油圧式制御装置の操作上の安全性が改
善される。本発明による解決策のもう1つの利点は、上述した構成と比較して優
れた機能を備えることで装置技術上の無駄を削減できるということにある。
【0010】 本発明の逆止弁は、好ましくは、開放自在に設計され、これを開放するための
調整圧力は、好ましくは油圧シリンダまたは油圧式アキュムレータで得られる。
この圧力を油圧式アキュムレータで得ることには、開放自在な逆止弁の変圧比を
、より高い圧力レベルゆえ、より低くなるように選択できるという利点がある。
【0011】 本発明の減衰弁装置は、方向制御弁を備えて設計されると有利であり、それに
より、走行状態では、例えば、ロッド側リングチャンバをタンクに、および/ま
たは、逆止弁の制御ポートを1つのシリンダチャンバ(リフトシリンダの底部側
)または油圧式アキュムレータに接続することができる。
【0012】 油圧シリンダのリングチャンバをタンクに接続するには、代わりに、アクチュ
エータ弁または別の開放自在な逆止弁が用いられてもよい。後者の場合、別の開
放自在な逆止弁が備える制御ポートに、上記逆止弁と同じ圧力が加えられる。
【0013】 アクチュエータ弁による本発明の有利な展開において、一方で、油圧シリンダ
のリングチャンバがタンクに接続され、他方では、開放自在な逆止弁が機械的ま
たは油圧的連結装置を介して開放されるため、圧力アキュムレータは油圧シリン
ダの1つのシリンダチャンバに接続される。この手段は、特に単純な構造を特徴
とする。また、アクチュエータ弁のピストンが更に逆止弁の上部ピストンとして
作用すれば、開放自在な逆止弁用の別個の上部ピストンを省くことができるため
、従来の解決策に比較して更に有利である。
【0014】 油圧回路の操作上の安全性は、非作動化手段が方向制御弁に関わっているため
に、ピーク圧力が発生した場合にも、後者がその動作不能位置に切り換えられる
ことにより高められ、いわば、減衰装置が制御され得て、油圧式アキュムレータ
の損傷を防止することができる。
【0015】 本発明によれば、この減衰弁装置は、タンクポート、圧力アキュムレータに接
続された圧力ポート、および、シリンダチャンバに接続された入口ポートを有す
る圧力制御弁により実現される。この圧力制御弁の弁要素は、一方では油圧式ア
キュムレータ内の圧力により、また他方では圧縮バネの力および第1のシリンダ
チャンバ内の圧力により動作する。油圧式アキュムレータ内にピーク圧力が蓄積
されると、この弁要素を、油圧式アキュムレータ内の圧力を一定の最大値にまで
抑えることができる圧力制限位置にもたらすことができる。
【0016】 油圧式アキュムレータを開放するために、圧力弁装置を、手動式シャットオフ
弁を有するバイパスラインを利用して迂回させることができる。このシャットオ
フ弁を開くことにより、油圧式アキュムレータをタンクに向けて開放することが
できる。
【0017】 本発明の圧力制御弁は、計測ピストンをピストン要素に割り当てると、特にコ
ンパクトな設計となる。この計測ピストンは、筐体上に支持され、ピストン要素
内に案内され、油圧式アキュムレータ内の圧力をその端面側で受けることができ
るものである。
【0018】 本発明の他の利点は、他の従属項の主題である。
【0019】 以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態をより詳細に説明する。
【0020】 図1は、ホイールローダなどの移動式作業ツールのブームを支持する油圧シリ
ンダを制御するための制御装置を示す大幅に単純化された系統図である。以下油
圧シリンダをリフトシリンダ2とする。リフトシリンダ2は、一点鎖線で示され
るローダ制御ブロック4を介して油圧ポンプ6またはタンクTに接続され得る。
【0021】 図示された制御装置は、同様に一点鎖線で示された減衰弁装置8を含む。この
装置により、例えばピッチング振動といったホイールローダの走行時に発生する
振動が減衰される。この減衰弁装置8は、走行状態時に、リフトシリンダ2が油
圧式アキュムレータ10に接続され、リフトシリンダ2が油圧式アキュムレータ
10内の圧力を支持方向に受けるように設計されている。
【0022】 図1に示される実施形態において、ローダ制御ブロック4は、油圧ポンプ6が
接続される圧力ポートPを含む。ローダ制御ブロック4の2つの作業ポートA,
Bは、減衰弁装置8を介してシリンダチャンバ12または油圧シリンダ2のロッ
ド側リングチャンバ14にそれぞれ接続され得る。タンクTはタンクポートSに
接続されている。
【0023】 ローダ制御ブロック4は、バネ付勢された定位置にて作業ポートA,Bを圧力
ポートPおよびタンクポートSに対して遮断する4/3方向制御弁として設計さ
れた電気式制御弁16を含む。
【0024】 第1の切換位置aでは、油圧シリンダ2を延ばすために、圧力ポートPが作業
ポートBに接続されると共に、作業ポートAがタンクポートSに接続され、これ
により、圧力媒体がシリンダチャンバ12からリングチャンバ14を介してタン
クTに供給される。他方の切換位置bでは、油圧シリンダ2を後退させるように
、作業ポートAが圧力ポートPに接続され、タンクポートSが作業ポートBに接
続される。
【0025】 作業ポートBで作用する圧力を制限するために、ローダ制御ブロック4は、例
えば330バールである最大圧力を超えた時点で作業ポートBをタンクポートS
に接続できる圧力制御弁18を含む。
【0026】 この減衰弁装置8は、作業ポートA,Bおよび2つの作業ポートA’,B’な
らびにタンクポートTと接続された入口ポートR,Uを有する。この2つの入口
ポートR,Uは、通路20,22を介して、電気式4/2方向制御弁24の入口
ポートに接続されている。圧縮バネの力で、この方向制御弁は、通路20,22
を遮断する定位置に付勢される。電磁石を励磁することにより、方向制御弁24
をその第2の切換位置に移動させることができる。この位置では、通路20が、
タンクポートTに通じるタンク通路26に接続され、通路22が、仮想線で示さ
れる制御通路28と接続される。後者は、通路22からの分岐圧力通路32内に
配置された開放自在な逆止弁30の制御ポートに連続する。この圧力通路は、油
圧式アキュムレータ10が接続されている圧力ポートP’に連続する。圧力ポー
トP’と逆止弁30との間の領域には、減圧および圧力制限機能を備えた制御弁
34が配置されており、これについては、以下に詳述する。制御弁34は、図示
した定位置に向けて圧縮バネ36と、分岐通路38を介して制御通路28から得
られる圧力とにより駆られ、反対方向へは、油圧式アキュムレータ10内で作用
する圧力により駆られる。この圧力は、圧力ポートP’の領域内で制御管40を
介して得られるものであり、圧縮バネ36に対抗して作用する弁要素の端面に達
する。
【0027】 油圧式アキュムレータ10の負荷を開放するため、バイパスライン44に配置
されたシャットオフ弁42が、減衰弁装置8と関連付けられ、これにより、圧力
ポートP’を、制御弁34を迂回させつつタンク通路26に接続することができ
る。ホイールローダの通常操作状態において、このシャットオフ弁42は閉じら
れる。
【0028】 ホイールローダの操作の開始時には、ブームに連結されている動力シャベルが
地面上に載置されているという状況が推測される。モータの始動とともに、制御
弁16が、aで表わされるその切換位置にもたらされ、リフトシリンダ2のシリ
ンダチャンバ12には、ポンプ6により圧力媒体が供給される。一方、リングチ
ャンバ14はタンクTに接続され、リフトシリンダ2が延びて、動力シャベルは
地面から持ち上げられる。シリンダチャンバ12内で作用している圧力は、圧力
通路32、逆止弁30、および、定位置にある制御弁34を介して油圧式アキュ
ムレータ10まで伝播する。負荷がない状態におけるリフトシリンダ2の運搬圧
力は、動力シャベルの重量によって変化し、およそ30〜50バールである。こ
の圧力も油圧式アキュムレータ10内に伝播される。
【0029】 この圧力が、作業操作時に動力シャベルに負荷が加わったことにより上昇する
と、制御弁34は、制御管40内の調整圧力によってそのバネ付勢定位置から圧
力制限機能を有する制御位置にシフトする。このとき、油圧式アキュムレータ1
0に伝わる圧力は、例えば120バールである限界値まで低下する。圧縮バネ3
6に向かう方向で分岐通路38内に作用している調整圧力はタンクの圧力に等し
いため、方向制御弁24はその図示されている定位置から動かない。
【0030】 制御弁34が中央の遮断位置にあることから、減圧機能で設定されているよう
に120バールを超える圧力で油圧式アキュムレータ10に注入することはでき
ない。
【0031】 油圧式アキュムレータ10内の圧力が、ピーク圧力を原因として上述した制限
値、例えば120バールを超えて上昇した場合、制御管40内の圧力により制御
弁34を圧力制限位置にもたらすことができる。制御弁34がこの位置にくると
、油圧式アキュムレータ10はタンク通路26に接続されて、最大圧力制限値が
、例えば150バールまで上げられる。
【0032】 このようにして、制御弁16の作動により油圧式アキュムレータ10内の圧力
が最大制限値を上回るために起こる減圧衝撃が最小の費用で防止される。
【0033】 油圧式アキュムレータ10内の圧力が120バールを下回るまで下降した場合
には、逆止弁30が、圧力通路32を介する油圧式アキュムレータ10内への圧
力放出を阻止する。
【0034】 ホイールローダが作業現場まで移動する場合、まず、制御弁16がポートA,
BおよびP,Sが互いに遮断し合う中立中央位置にもたらされる。更に、方向制
御弁24が切り換えられ、リフトシリンダ2のリングチャンバ14がタンクポー
トTに接続される。更に、方向制御弁24がこの切換位置にくると、制御通路2
8が、シリンダチャンバ12内の圧力が伝播している通路22に接続される。逆
止弁30の変圧比を適切に調節することにより、制御通路28内の圧力で十分に
逆止弁30を開放することができるため、油圧式アキュムレータ10は、制御弁
34、開口した逆止弁30および圧力通路32を介してシリンダチャンバ12と
接続され、リフトシリンダ2は、アキュムレータ10の圧力により支持された位
置に保持される。ここで、制御弁34はその図示されている定位置にある。シス
テムの電源が入れられた時点で、油圧式アキュムレータ10には常に圧力がかか
る状態となることから、ブーム位置の低下が高い信頼性をもって防止される。制
御弁34の弁要素が含む右側端面はシリンダチャンバ12内の圧力を受けるため
、この制御弁は、その図示されている定位置に保持される。システムの電源が入
れられた時点で、油圧式アキュムレータ10には常に同じ圧力が加わるため、動
力シャベルの落下が防止される。制御弁34の圧力制限機能は、圧力通路32内
の圧力が制限されるように、圧力制御弁18により走行状態時に実行される。こ
の圧力制御弁18にはキャビテーション防止機能が備わっている。
【0035】 本発明による解決策では、制御弁34の減圧および圧力制限機能が単一弁内に
組み合わされている。この構成について、図2を参照しながら説明する。
【0036】 図2は、組み合わされた減圧/圧力制御弁として設計され、図1の制御弁40
に好適な一実施形態の縦断面を示すものである。制御弁34は、弁内腔部48が
中に延在する弁筐体46を有する。この弁内腔部内に向けて、圧力ポートP、ア
キュムレータポートA、点線で示されるタンクポートTならびに正面端部側の制
御ポートXが開口している。弁内腔部48内において、弁要素50は、図示され
ていないその定位置に案内されており、圧縮バネ36により、図2の右側に図示
された弁内腔部48の端面部内にネジ付けられている止めネジ52に抗して付勢
された状態にある。
【0037】 圧縮バネ36は、弁内腔部48に対して半径方向に延びる状態でバネチャンバ
56内に配置され、接続ブッシュ54に接触して支持されており、接続ブッシュ
54の内部には、制御ポートXが延在し、接続ブッシュ54は、バネチャンバ5
6または弁内腔部材48それぞれの接合領域で筐体46内にネジ付けられている
。圧縮バネ36は、バネ保持器57を介して弁要素50に作用する。この弁要素
は、その中央領域の周囲に複数のポケット58を有しており、その端面により、
2つの制御ランド60および62が形成されている。
【0038】 制御ランド62を利用することにより、圧力ポートP内に開口する圧力空間6
4とアキュムレータポートA内に開口するアキュムレータ空間66との間の接続
を制御して開閉することができる。制御ランド60を利用することにより、アキ
ュムレータ空間66とタンクポートT内に開口するタンク空間68との間の接続
を制御して開閉することができる。
【0039】 ポケット58とポケット58との間のウェブ領域では、弁要素50内に、計測
ピストン74が案内されている軸方向めくら穴72に開口する半径方向内腔部7
0が貫通している。弁要素50から突出している計測ピストン74の端部は、止
めネジ52の端面上で支持されている。
【0040】 従って、圧力媒体は、アキュムレータ空間66から半径方向内腔部70を介し
て、計測ピストン74および軸方向めくら穴72により画成されている空間内に
進入することができ、これにより、弁要素50は、圧縮バネ36の力に抗して、
軸方向めくら穴72の端面76に作用する圧力を受ける。
【0041】 弁要素50は、そのバネ付勢による定位置において、止めネジ52に接触し、
圧力ポートPからアキュムレータポートAへの接続を、制御ランド62を介して
制御しながら開口し、タンクポートTとの接続を遮断する。これは、図1に示さ
れるように、制御弁34の第1の切換位置に相当する。油圧式アキュムレータ1
0内の圧力は、制御ポートXを介してバネチャンバ56内に伝達されるため、圧
縮バネ36の力だけでなく、バネチャンバ56内の圧力から得られる圧力の分力
により、弁要素50は閉鎖位置に付勢され、こうして、端面76に作用する圧力
が、反対方向において弁要素50に作用する。止めネジ52と弁要素50の端面
との間の空間78は、ここでは図示されていない接続穴を介してタンクポートT
に接続されている。
【0042】 図1と比較してわかるように、圧力ポートPは圧力通路32と接続され、アキ
ュムレータポートAは油圧式アキュムレータ10と接続され、タンクポートTは
タンク通路26と接続されており、分岐通路38は制御ポートXに開口している
状態にある。方向制御弁24が作用していない状態では、この分岐通路38は、
方向制御弁24を介してタンクポートTに接続されているため、タンクの圧力が
バネチャンバ56内にまで達している。
【0043】 動力シャベルを持ち上げるには、すなわち、リフトシリンダ2を延出させるに
は、上述した方法で制御弁16を切換位置aにもたらす。これにより、圧力媒体
が圧力通路32を介して圧力ポートPに流動した後、油圧式アキュムレータ10
に通じる圧力空間64とアキュムレータ空間66との間の接続部分を通過するた
め、リフトシリンダ2における圧力に応答して後者が延びる。このアキュムレー
タ圧力も、軸方向めくら穴72に達するため、圧縮バネ36の力に対抗する方向
に得られる圧力の分力により、弁要素が動作する。圧力ポートPを介する油圧式
アキュムレータ10への注入が終わると、アキュムレータの圧力が上昇すること
から、端面76に作用する圧力により、弁要素50が圧縮バネ36の力に抗して
左にシフトし、制御ランド62を介する圧力空間64とアキュムレータ空間66
との間の接続部分寸法が縮小されることから、制御弁34は再度その減圧機能を
行使する状態となる。
【0044】 例えば120バールという予備設定制限値に達すると、圧力空間64とアキュ
ムレータ空間66との間の接続は制御ランド62により完全に閉じられる。この
弁位置は、図1の制御弁40の中央遮断位置により示されている。言い換えれば
、この状態では、リフトシリンダ2または油圧シリンダ6それぞれへの接続が中
断されるため、油圧式アキュムレータ10はそれ以上充填され得ない。制御弁3
4の減圧または遮断機能が作用する間、アキュムレータ空間66とタンク空間6
8との間の接続は閉じたままである。
【0045】 例えば他の利用装置に誘発されて、油圧式アキュムレータ10まで伝播するピ
ーク圧力がシステム内に生成された場合、弁要素は、上昇したアキュムレータ圧
力により、上述した位置を超えて図2に示される位置へと左にもたらされる。こ
の位置では、アキュムレータ空間66とタンク空間68との間の接続が、制御ラ
ンド60を介して開口状態に制御される。こうして、この弁は圧力制限機能を行
使する状態となり、油圧式アキュムレータの最大圧力を、例えば150バールと
いう予備設定制限値に制限することができる。こうしたアキュムレータの超過圧
力は、漏れや温度上昇によっても発生する可能性がある。
【0046】 走行操作時には、方向制御弁24が切り換えられて、シリンダチャンバ12内
の圧力に相当する調整圧力が、制御通路28および分岐通路38を介して制御ポ
ートXに伝えられる。すなわち、走行操作時に、弁要素は、端面76に作用する
圧力に抗して、この調整圧力と圧縮バネ36の力により定位置に引き戻される。
この定位置では、圧力空間64が制御ランド62を介してアキュムレータ空間6
6に接続されるため、制御ランド60を介するタンク空間68との接続は遮断さ
れる。
【0047】 また、制御弁34は、以下に説明する本発明によるシステムの変形例において
使用可能である。
【0048】 図1に示される実施形態において、方向制御弁24は4/2方向制御弁として
設計されており、走行状態では、リフトシリンダ2のリングチャンバ14が方向
制御弁24を介してタンク通路26に接続される。図3は、方向制御弁が3/2
方向制御弁として設計された本発明による制御装置の一変形例を示すものである
。この方向制御弁24は、バネ付勢された定位置において、タンク通路26およ
び制御通路28に対してシリンチャンバ12と接続されている通路22を遮断す
る。走行操作時には、方向制御弁24が切り換えられて、通路22は制御通路2
8と接続され、逆止弁30が開放される。方向制御弁24のこの切換位置におい
て、タンク通路26が遮断される。
【0049】 上述した実施形態の他に、リフトシリンダ2のリングチャンバ14は、ローダ
制御ブロック4のアクチュエータ弁80を介してタンクTに接続される。このア
クチュエータ弁80は、通路20をタンクポートSと接続するタンクライン82
内に配置されている。電気式2/2方向制御弁として設計されたアクチュエータ
弁80のバネ付勢される定位置において、タンクライン82は遮断される。走行
操作時、アクチュエータ弁80は切換磁石の補助により貫通位置に切り換えられ
るため、リングチャンバ14とタンクTとの間の接続が開口される。
【0050】 その他の部分については、図3に示した変更例は、図1を参照して説明した実
施形態に相当するため、便宜上、上記説明を参照されたい。
【0051】 図4は、もう1つの簡略化された実施形態を示しており、図3と同様に、方向
制御弁24は3/2方向制御弁として設計されており、バネ付勢された定位置で
、制御通路28がこれを通過してタンク通路26に接続される。図4に示す実施
形態において、リングチャンバ14に続く通路20は、もう1つの開放自在な逆
止弁84を介してタンク通路に接続されている。このもう1つの逆止弁84を開
放するために、方向制御弁24の出口における圧力、すなわち制御通路28内圧
力を、制御管86を介して得ることができる。従って、2つの逆止弁30および
84は、リフトシリンダ2のシリンダチャンバ12内の圧力を利用して方向制御
弁24を切り換えることにより開放される。この結果、一方で、油圧式アキュム
レータ10がシリンダチャンバ12に接続され、他方で、リフトシリンダのリン
グチャンバ14が通路20および逆止弁84を介してタンク通路26に接続され
る。もう1つの逆止弁84により、圧力媒体を補充用にリングチャンバ14内に
取り込むことができる。
【0052】 図4の実施形態におけるその他の部分は、図1の実施形態に相当するものであ
ることから、これ以上の説明は省略される。
【0053】 上述された複数の実施形態において、リフトシリンダ2のシリンダチャンバ1
2内の圧力は、逆止弁(1つまたは複数)30(84)を開放し、制御弁34の
弁要素50を圧縮バネ36の方向に駆るために切り換えられ、特定の操作条件下
では、この圧力は、作業サイクル時に充填される油圧式アキュムレータ10の圧
力よりも実質的に低くされ得る。ただし、逆止弁30(84)が開放され、シリ
ンダチャンバ12内の圧力がより低くても作業ツールが保護されていることを確
実にするため、制御弁34および開放自在な逆止弁30,84を、高圧変圧比で
設計しなければならない。これにより、特に開放自在な逆止弁30,84の構造
寸法は大幅に拡大される。
【0054】 図5において、上述された実施形態よりも変圧比が実質的に低くなるように調
節可能である一変形例が提案される。図5において説明される回路の基本原理は
、図3を参照して説明した実施形態に相当する。ただし、原則として、図5によ
る変形例を、図1および図4による実施形態に変更することも可能である。
【0055】 図3に示される実施形態と同様に、図5の装置では、走行操作時に、リフトシ
リンダ2のリングチャンバ14が、アクチュエータ弁80を介してタンクTに接
続される。図5に示す実施形態において、逆止弁30は、3/2方向制御弁の形
態である電気式方向制御弁24の補助を得て開放される。
【0056】 方向制御弁24は、バネ付勢された定位置において、制御通路28ならびに分
岐通路38をタンク通路26に接続する。方向制御弁24の作動と同時に、タン
ク通路26との接続は閉じられ、制御通路28ならびに分岐通路38が、制御管
40に開口するアキュムレータライン88と接続される。言い換えれば、方向制
御弁24を切換えると、油圧式アキュムレータ10内の圧力が制御管40および
アキュムレータライン88を介して制御通路28内につながるため、逆止弁30
が、油圧式アキュムレータのより高い圧力によって開放される。
【0057】 従って、図5に示される実施形態において、逆止弁30は、圧縮バネ36に抗
して作用する制御弁34が含む弁要素50の端面に作用する同じ圧力により開放
される。調整圧力がより高くなっているため、逆止弁30の変圧比は、実質的に
より小さくなるように設計され得る。
【0058】 上述した複数の実施形態では、走行操作時、油圧シリンダ2のリングチャンバ
14は、方向制御弁24またはアクチュエータ弁80、あるいは、もう1つの開
放自在な逆止弁84を介してタンクに接続される。上述した実施形態のすべてに
おいて、逆止弁30は、方向制御弁24を介して油圧式アキュムレータ10また
は油圧シリンダ2のシリンダチャンバ12から得られる調整圧力を利用して開放
される。この調整圧力が上部ピストンに作用するため、逆止弁30をその開口位
置にもたらすことができる。
【0059】 図6に、逆止弁30の上部ピストンが省略可能な簡略化された一実施形態の系
統図を示す。図6に示される実施形態の基本構造は、図3および図5を参照して
説明した実施形態の系統図の基本原理に相当する。
【0060】 図6に示される実施形態において、方向制御弁24は3/2方向制御弁として
設計されており、制御通路28は、方向制御弁24が非動作位置にあればタンク
通路26に接続され、切換位置の場合、すなわち走行操作時には、アキュムレー
タ通路88と接続される。この実施形態では油圧式に操作されるアクチュエータ
弁80は、図3および図5に示された実施形態のようにローダ制御ブロック4内
に配置されていないが、減衰手段の一部となる。
【0061】 図示の実施形態において、2/2切換弁の形態であるアクチュエータ弁80は
、プランジャ90を介して開放自在な逆止弁30の弁体92に接続されている。
このため、アクチュエータ弁80の切換移動は、後者をその開口位置にもたらす
ように逆止弁30に伝達される。アクチュエータ弁80と逆止弁30とがこのよ
うに機械的に連結されているため、上述の実施形態では必要であった上部ピスト
ンを省くことができる。
【0062】 図示の定位置では、アクチュエータ弁80はその遮断位置にあるため、タンク
通路26とリフトシリンダ2のリングチャンバ14との間の接続が遮断されてい
る。開方向に作用するアクチュエータ弁80のピストンの端面は、制御管94を
介して制御通路28内の圧力を受ける。これにより、方向制御弁24が非動作位
置にあれば、タンクの圧力がこの制御面まで到達する。
【0063】 方向制御弁24の電磁石96が励磁されると、方向制御弁24はその切換位置
にもたらされ、制御通路28がアキュムレータライン88に接続されるため、制
御弁34は、1で示されるその定位置にもたらされる。ただし、図3に示される
変形例によれば、この調整圧力をリフトシリンダ2のシリンダチャンバ12から
得ることもできる。
【0064】 また、油圧式アキュムレータ10またはシリンダチャンバ12内の圧力に相当
する調整圧力は、制御管94を介して、ピストンアクチュエータ弁80の開方向
に作用する制御面にも作用する。このため、後者は、リフトシリンダ2のリング
チャンバ14がタンク通路26と接続される開口位置にもたらされる。アクチュ
エータ弁80の切換移動は、プランジャ90を介して逆止弁30の弁体92に伝
わり、これにより後者は、リフトシリンダ2が油圧式アキュムレータ10内の圧
力により支持される開口位置にもたらされる。
【0065】 図7は、アクチュエータ弁80および逆止弁30を内部に組み入れた弁アセン
ブリ96を示す断面図である。
【0066】 図示の弁アセンブリ96は、2つの作業ポートA,B、図の表面に対して垂直
に開口しているタンクポートT、および、アキュムレータポートP’が形成され
ている弁プレート98内に収容されている。作業ポートAは、圧力通路32を介
してシリンダチャンバ12に接続されており、作業ポートBは、作業通路100
を介してリフトシリンダ2のリングチャンバ14に接続されている(図6参照)
。油圧式アキュムレータ10はアキュムレータポートP’に接続されている。
【0067】 弁プレート96を横方向に貫通して、弁内腔部102が延在している(図7)
。この中に、逆止弁30の弁体92およびアクチュエータ弁80のピストン10
4が収容されている。
【0068】 この収容内腔部102内では、タンクポートT、作業ポートB、作業ポートA
およびアキュムレータポートP’にそれぞれ接続されたリングチャンバ106,
108,110および112が形成されている。収容内腔部102の正面端部は
ネジプラグ114により遮蔽されており、他方の端部はピストン104が中に案
内されるガイドブッシュ116で閉じられている。このガイドブッシュ116は
、圧力媒体がガイドブッシュ116の内側空間118内に進入できるように、リ
ングチャンバ106,108の範囲内に開口する複数のジャケット凹部117,
119を有する。
【0069】 ピストン104の一方の端面側には、内側空間118の周囲壁部に摺動式に接
触するように、2つの半径方向に突出したリングカラー120,122が形成さ
れている。リングカラー122の端面に隣接する内側空間118の一部空間は、
タンクポートTに接続されているため、加圧されることはない。図7の右側端面
には、ガイドブッシュ116が、プランジャ90が摺動式に案内されるブッシュ
124内に密着して挿入されている。
【0070】 このプランジャ90の一方の端部は、ガイドブッシュ116の内側空間118
内に入り込み、ピストン104の隣接端面に接触する。プランジャ90の他方の
端部は、リングチャンバ110内に突出し、収容内腔部102の右側端部に取り
つけられている逆止弁30の弁体92に接触した状態で、または、わずかに距離
を置いて配置される。この領域において、収容内腔部102は、弁シート126
を有しており、これに対して、中空ピストンの形態をとる弁体92の円錐端部が
閉包バネ128の力で付勢される。この閉包バネ128自体は、閉包バネ114
上で支持されており、弁体92の内側環状端面に突き当たっている。
【0071】 円錐端部の領域において、弁体92には複数のジャケット内腔部130が設け
られている。これらのジャケット内腔部130を介して、閉包バネ128用のバ
ネチャンバ132がアキュムレータポートP’に接続されているため、逆止弁は
、閉鎖方向に閉包バネ128の力および油圧式アキュムレータ10内の圧力を受
ける。開方向では、シリンダチャンバ12内の圧力に相当するリングチャンバ1
10内の圧力が弁体92に作用する。
【0072】 定位置にある弁体92は、弁シート126に接触した状態で位置するため、シ
リンダチャンバ12と油圧式アキュムレータ10との間の接続は遮断される。ピ
ストン104は、プランジャ90によりその左手端部位置に駆られる。この位置
では、リングカラー122がジャケット開口部119を閉じるが、ジャケット開
口部117は開いた状態となるため、2つのリングカラー120と122との間
のリングチャンバがタンク圧力を受けるようになっている。
【0073】 制御管94を介して制御通路28および方向制御弁24の出口ポートに接続さ
れている制御ポートXは、ピストン104の左手端面に隣接する圧力空間内に開
口している。方向制御弁24が非動作位置にある場合、タンク圧力がこの制御ポ
ートXに作用する。
【0074】 電磁石96の補助を得て方向制御弁24が切り換えられると、油圧式アキュム
レータ10の圧力(図6による実施形態)またはシリンダチャンバ12内の圧力
(図3による実施形態)が制御ポートXに到達する。ピストン104の端面の面
積は、反対方向に作用する弁体92の端面より広いことから、図7に図示するピ
ストン104は、左側端面に作用する調整圧力により右側に移動する。これによ
り、リングカラー122がジャケット開口部119を制御しながら開口して、リ
ングチャンバ108と連通する作業ポートBからタンクポートTへの接続を開口
する。ピストン104の軸方向偏位は、プランジャ90を介して弁体92に伝達
されるため、後者はその弁シート126から離れ、油圧式アキュムレータ10か
らシリンダチャンバ12への接続が開口状態に制御される。従って、リフトシリ
ンダ2は、油圧式アキュムレータ10内の圧力により支持される。
【0075】 図6は、減衰弁手段に対するもう1つの任意の展開を示すものである。従って
、非作動化手段134を方向制御弁24に関連付けることができる。図示の実施
形態において、この非作動化手段134は、方向制御弁24の圧縮バネと同じ方
向に弁部材に作用する非作動化ピストン136の力により実現される。非作動化
ピストン136の裏側は、作動通路138を介して圧力通路32内の圧力を受け
る。非作動化ピストン136の有効な端面は、ピーク圧力が発生した場合に、励
磁された電磁96の力に抗しながらも方向制御弁24がその非操作位置に復帰で
きることにより、減衰手段の電源が切られて、油圧式アキュムレータ10の損傷
が防止されるように設計されている。もちろん、この非作動化手段を、図1から
図5による実施形態にも同様に設けることができる。機械式の非作動化手段では
なく、圧力通路32または油圧式アキュムレータ10における最大圧力が過剰に
なった場合、方向制御弁24をその非動作位置に復帰させる電気式の圧力非作動
化手段を設けることも可能である。
【0076】 以上、作業ツールを支持するリフトシリンダと、制御弁装置を介して圧力媒体
供給源またはタンクに接続可能な複数のシリンダチャンバとを含み、移動式作業
ツールの移動振動を減衰させるための油圧式制御装置を開示してきた。この油圧
式制御装置は、更に、一方のシリンダチャンバを油圧式アキュムレータに接続し
、他方のシリンダチャンバをタンクに接続するための減衰弁装置を含む。本発明
によれば、この減衰弁装置は、油圧式アキュムレータ内の圧力を一定の最大値ま
でに高い信頼性で制限することができるように、圧力制限機能を有し、逆止弁と
油圧式アキュムレータとの間に配置される弁を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による制御装置の第1の実施形態を示す系統図である。
【図2】 図1に示される減衰弁装置の圧力制御/減圧弁の一実施形態を示す断面図であ
る。
【図3】 他の実施形態を示す系統図である。
【図4】 更に他の実施形態を示す系統図である。
【図5】 図3に示される実施形態の変形例を示す系統図である。
【図6】 上述の解決策と比較して単純化された一実施形態を示す系統図である。
【図7】 図1、図3、図4、図5および図6による系統図で使用可能な方向制御弁を示
す断面図である。
【符号の説明】
2 リフトシリンダ 4 ローダ制御ブロック 6 ポンプ 8 減衰弁装置 10 油圧式アキュムレータ 12 シリンダチャンバ 14 リングチャンバ 16 制御弁 18 圧力制御弁 20 通路 22 通路 24 方向制御弁 26 タンク通路 28 制御通路 30 逆止弁 32 圧力通路 34 制御弁 36 圧縮バネ 38 分岐通路 40 制御管 42 シャットオフ弁 44 バイパスライン 46 弁筐体 48 弁内腔部 50 弁要素 52 止めネジ 54 接続ブッシュ 56 バネチャンバ 57 バネ保持器 58 ポケット 60 制御面 62 制御面 64 圧力空間 66 アキュムレータ空間 68 タンク空間 70 半径方向内腔部 72 軸方向めくら穴 74 計測ピストン 76 端面 78 空間 80 フロート位置弁 82 タンクライン 84 逆止弁 86 制御管 88 アキュムレータライン 90 プランジャ 92 弁体 94 制御管 96 弁アセンブリ 98 弁プレート 100 作業通路 102 収容内腔部 104 ピストン 106 リングチャンバ 108 リングチャンバ 110 リングチャンバ 112 リングチャンバ 114 ネジプラグ 116 ガイドブッシュ 118 内側空間 120 リングカラー 122 リングカラー 124 ブッシュ 126 シート 128 閉包バネ 130 ジャケット内腔部 132 バネチャンバ 134 非作動化手段 136 非作動化ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 101 00 235.1 (32)優先日 平成13年1月5日(2001.1.5) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (31)優先権主張番号 101 04 298.1 (32)優先日 平成13年1月30日(2001.1.30) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),JP,K R,US Fターム(参考) 2D003 AA01 AB01 AB03 AC04 BA01 BA02 BA07 BB03 CA02 DA02 DA03 DA04 DB02 3H086 AA01 AB03 AF02 AF03 AF05 3H089 BB11 BB26 CC01 DA03 DA04 DB02 DB34 DB46 DB48 DB49 EE31 GG02 JJ01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動式作業ツールの走行振動を減衰させるための油圧式制御
    装置であって、作業ツールを支持し、シリンダチャンバ(12,14)が制御弁
    装置(4)を介して圧力媒体供給源(6,10)またはタンク(T)に接続可能
    である油圧シリンダ(2)と、一方のシリンダチャンバ(12)を油圧式アキュ
    ムレータ(10)に接続し、他方のシリンダチャンバ(14)を前記タンク(T
    )に接続するための減衰弁装置(8)とを含み、該減衰弁装置が、前記油圧式ア
    キュムレータ(10)内の圧力に影響を及ぼす弁(34)と、前記油圧式アキュ
    ムレータ(10)から前記シリンダチャンバ(12)への圧力媒体の逆流を防止
    する逆止弁(30)とを含む油圧式制御装置において、 前記逆止弁(30)は、前記一方のシリンダチャンバ(12)と前記弁(34
    )との間に配置されており、前記弁(34)は、圧力制限機能を有し、それによ
    り、圧力媒体が前記油圧式アキュムレータ(10)から前記タンク(T)に放出
    され得ることを特徴とする油圧式制御装置。
  2. 【請求項2】 前記逆止弁(30)は、開放自在に設計されており、開放の
    ための調整圧力が、前記一方のシリンダチャンバ(12)または前記油圧式アキ
    ュムレータ(10)で得られることを特徴とする請求項1に記載の油圧式制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記減衰弁装置は、好ましくは電磁駆動される方向制御弁(
    24)を含み、方向制御弁(24)を介して一切換位置において前記他方のシリ
    ンダチャンバ(14)が前記タンク(T)に接続され、かつ/あるいは、前記逆
    止弁(30)の制御ポートが前記一方のシリンダチャンバ(12)または前記油
    圧式アキュムレータ(10)に接続されることを特徴とする請求項2に記載の油
    圧式制御装置。
  4. 【請求項4】 アクチュエータ弁(80)を更に含み、それにより、前記他
    方のシリンダチャンバ(14)が前記タンクに接続され得ることを特徴とする請
    求項1から3の何れか一項に記載の油圧式制御装置。
  5. 【請求項5】 開放自在な他の逆止弁(84)を更に含み、その制御ポート
    が本質的に前記逆止弁(30)と同じ圧力の作用を受け、前記逆止弁(84)を
    介して、前記他方のシリンダチャンバ(14)と前記タンク(T)との間の接続
    が開くように制御され得ることを特徴とする請求項2または3に記載の油圧式制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記逆止弁(30)は、前記アクチュエータ弁(80)を介
    してその開位置にもたらされ得ることを特徴とする請求項4に記載の油圧式制御
    装置。
  7. 【請求項7】 前記アクチュエータ弁(80)のピストン(104)は、前
    記逆止弁(30)のための上部ピストンとして作用することを特徴とする請求項
    6に記載の油圧式制御装置。
  8. 【請求項8】 非作動化手段(134)が前記方向制御弁(24)に関連付
    けられており、それにより、前記方向制御弁(24)を、バネ付勢される非作動
    位置にもたらされ得ることを特徴とする請求項2から7の何れか一項に記載の油
    圧式制御装置。
  9. 【請求項9】 前記非作動化手段は、前記一方のシリンダチャンバ(12)
    内の圧力を受けて前記方向制御弁(24)の弁部材に作用する非作動化ピストン
    (136)を含むことを特徴とする請求項8に記載の油圧式制御装置。
  10. 【請求項10】 前記弁(34)は、一方で前記油圧式アキュムレータ(1
    0)内の圧力を受け、他方で圧縮バネ(36)の力および前記油圧シリンダ(2
    )の前記一方のシリンダチャンバ(12)内の圧力または前記油圧式アキュムレ
    ータ(10)内の圧力を受けることができる弁要素(50)を含み、それにより
    、アキュムレータの圧力に応じて、油圧式アキュムレータに接続されているアキ
    ュムレータポート(A)と圧力ポート(P)またはタンクポート(T)との接続
    が、開くように制御され得ることを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記
    載の油圧式制御装置。
  11. 【請求項11】 前記弁(34)の前記弁要素(50)の一端部に、筐体に
    支持された計測ピストン(74)が案内され、前記計測ピストン(74)および
    前記弁要素(50)により画成される空間は、前記油圧式アキュムレータ(10
    )内の圧力を受けることを特徴とする請求項10に記載の油圧式制御装置。
  12. 【請求項12】 前記制御弁装置(4)は、調節式圧力制御弁(18)を有
    し、それにより、前記一方のシリンダチャンバ(12)内の圧力が制限され得る
    ことを特徴とする請求項1から11の何れか一項に記載の油圧式制御装置。
  13. 【請求項13】 前記圧力制御弁(18)は、キャビテーション防止機能を
    備えるように設計されていることを特徴とする請求項12に記載の油圧式制御装
    置。
  14. 【請求項14】 前記逆止弁(30)の前記制御ポートに接続された前記方
    向制御弁(24)の出口ポートは、制御通路(38)を介して前記弁(34)の
    バネチャンバ(56)に接続されていることを特徴とする請求項3およびそれに
    従属する請求項の何れかに一項に記載の油圧式制御装置。
  15. 【請求項15】 前記弁(34)を迂回すると共に、シャットオフ弁(42
    )が配置されているバイパスライン(44)を含み、それにより、前記油圧式ア
    キュムレータ(10)が前記タンク(T)に接続され得ることを特徴とする請求
    項1から14の何れか一項に記載の油圧式制御装置。
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