JP2003532356A - 共振回路を備えた溶接用電源を調整および/または制御する方法 - Google Patents

共振回路を備えた溶接用電源を調整および/または制御する方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、共振回路27を使って溶接用電源2を調整する方法に関するもので、ここでは、制御装置4を介してブリッジ回路28を制御する。ブリッジ回路28を介して、消費装置、特に溶接プロセスにエネルギー源29からエネルギーが供給される。ブリッジ回路28の各個スイッチング素子32〜35を駆動するため、所与のスイッチング状態S1〜S6を記憶する。ここで、制御装置4が標準動作モードにあるとき、ブリッジ回路28は、スイッチング状態S1〜S4に応じて順次駆動される。消費装置の抵抗に変化が生じると、制御装置4は、共振回路27の共振周波数をもって特殊動作モードを実行し、この特殊動作モードのために設けられたスイッチング状態に応じてブリッジ回路28を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1および25に述べる通りの、共振回路を備えた溶接用電源
を調整および/または制御する方法に関するものである。
【0002】 すでに、DE4411227A1による共振回路を使ったアーク溶接機が知ら
れている。これは、網電圧受電式の整流器を備えたインバータ電源、中間回路、
一次側クロック式変流器および変流器の二次側に配置された整流器からなり、こ
れに溶接プロセス、特に溶接トーチが結合している。変流器のクロック動作は、
ブリッジ回路、特に半ブリッジを介して行われ、ここで、ブリッジ回路はスイッ
チング素子によって作られる。半ブリッジのスイッチング素子は、所与のスイッ
チングインターバルの間、導電状態にある。ブリッジ回路のスイッチング素子の
制御および/または調整は、共振電流か共振電圧かどちらかがゼロになったとき
にスイッチング素子が切替えられるように行われ、その場合、スイッチング素子
の非アクティブ化のために共振電流か共振電圧かどちらかがゼロへと減衰し、ス
イッチング素子の非アクティブ化ないしはスイッチオフが行われる前になお短い
時間、この値は保持される。
【0003】 ここで不利であるのは、この種の共振回路が準共振動作ないしは半共振動作し
かしない、すなわち、インダクタンスにおいて電流の流れが一方向でしか可能で
なく、コンデンサにおいて一極性の電圧しか発生し得ないことである。
【0004】 よって、本発明の課題は、消費装置の出力条件に応じて溶接用電源の制御およ
び/または調整が行われる仕方で、共振回路を備えた溶接用電源を調整および/
または制御する方法を創造することである。
【0005】 本発明の課題は、請求項の特徴表現部に記載の方策によって解決される。ここ
で有利であるのは、溶接用電源、特にブリッジ回路のそのような調整および/ま
たは制御によって、動作点が常に共振特性曲線の同じ側、特に共振曲線の上昇特
性曲線または下降特性曲線の側に保たれることである。もうひとつの利点は、様
々な動作モード、特に標準動作モード、特殊動作モードおよび/または特殊調整
方式により、共振回路が外部エネルギー供給に関係なく振動し続け、それで、ス
イッチング素子のスイッチング周波数を共振回路の共振周波数に整合でき、再整
合もできることである。また、共振回路を備えた溶接用電源を調整するこのよう
な方法により、僅かな電流の流れの中でアークの維持またはアークの点弧に必要
な相応の高出力電圧が存在する相応の出力特性曲線が達成できることも、重大な
利点であり、ここでは、補助的に必要とされるエネルギーが共振回路から獲得さ
れるので、出力部分ないしは溶接用電源の寸法を小さく抑えることができる。
【0006】 請求項2に記載のもうひとつの実施態様は、標準動作モードについて均一の制
御フローが達成できる点で有利である。これで、消費装置の状態が不変であれば
、再現可能なパルス動作を維持し、それで、良好な溶接結果を達成することが可
能である。
【0007】 請求項3に記載のもうひとつ別の実施態様によれば、特に消費装置の抵抗に変
化が生じた後、共振回路に合わせて所期の標準状態を再生することが可能となる
【0008】 更なる有利な方策が請求項4〜24に記述されている。そこから明らかとなる
利点は、本文説明から知ることができる。
【0009】 しかし、本発明の課題は、請求項25に記載の特徴によっても解決することが
できる。このような溶接用電源において有利であるのは、共振回路を配置し、共
振周波数を通してスイッチング素子の相異なるスイッチング状態とスイッチング
時間を導き出し、共振回路における状態量ないしはゼロ通過を変えることによっ
て行なわれ、それにより、消費装置において相異なる状態で選択的に採用できる
僅かな所定の調整フローをもって、僅かな装置技術上の手間で間に合わせられる
だけでなく、調整が高速度でも達成され、その結果、使用される高出力スイッチ
ング素子の消費を節約でき、それで、その寿命をその分延長できるという点であ
る。共振回路を配置することによる利点とは、かなり縮小された寸法のコンポー
ネントをもってはるかに高い電圧が消費装置で使用可能となり、それにより、例
えば電極の溶滴が母材表面に移ったときの短絡の解消を有利に活用できることで
ある。 以下、本発明を実施例に則して詳細に説明する。
【0010】 先ず、個々の実施例の同じ部分に同じ参照記号を付すことを書き留めておく。
個々の実施例に記載の位置データは、位置変更の際に適宜、新たな位置に移すも
のとする。
【0011】 図1に示すのは、例えばMIG/MAG溶接、TIG溶接、アーク溶接など各
種溶接法に適した溶接機ないしは溶接装置である。自明のことながら、本発明に
よる解決策は溶接用電源に適用できるが、これだけに限定されるものではない。
【0012】 溶接装置1は、溶接用電源2、これに属する出力部3、制御装置4、出力部3
および制御装置4にそれぞれ割当てられた切換素子5を包含する。切換素子5お
よび制御装置4はそれぞれ制御弁6と接続されており、この制御弁は、ガス8、
特に例えばCO2、ヘリウム、アルゴンなどのシールドガスのための供給管路7
の中に配置されており、供給管路はガス溜め9と溶接トーチ10の間に位置する
【0013】 制御装置4を介しては更に、MIG/MAG溶接にとって普通のワイヤ送給装
置11を駆動することができ、ここで、供給管路12を介して溶接用ワイヤ13
が貯蔵ドラム14から溶接トーチ10の領域内へと送られる。自明のことながら
、到達技術水準から知られている通りのワイヤ送給装置11は、溶接装置1、特
に本体ハウジングにおいて一体化しており、図1に示す通り補助装置として作ら
れていない。
【0014】 溶接用ワイヤ13と母材16の間にアーク15を構築する電流は、供給線路1
7を介して溶接用電源2の出力部3から溶接トーチ10ないしは溶接用ワイヤ1
3に送られ、ここで、溶接すべき母材16も、別の供給線路18を介して溶接装
置1、特に2と接続されており、これで、アーク15を介して電流回路が構築で
きるようになっている。
【0015】 溶接トーチ10の冷却のために、溶接トーチ10は、流量モニタ20を中間接
続した上で冷却循環系19を介して液体タンク、特に水タンク21と接続するこ
とができ、これにより、溶接トーチ10の使用開始時に冷却循環系19、特に水
タンク21の中に配置された液体ポンプが始動させられ、それで、溶接トーチ1
0ないしは溶接用ワイヤ13の冷却が引起こされる。
【0016】 溶接装置1は更に、溶接装置1の様々な溶接パラメータないしは動作モードを
設定できるようにする入出力装置22を具備する。この入出力装置22を介して
設定された溶接パラメータは、制御装置4に転送され、これにより引き続き、溶
接機ないしは溶接装置1の各個コンポーネントが駆動される。
【0017】 更に、図示された実施例では、溶接トーチ10は、ホースパッケージ23を介
して溶接装置1ないしは溶接機と接続されている。ホースパッケージ23には、
溶接装置1から溶接トーチ10への個々の線路が配設されている。ホースパッケ
ージ23は、到達技術水準に数えられる接続装置24を介して溶接トーチ10と
接続され、反対に、ホースパッケージ23の個々の線路は、接続ブッシュないし
は差込継手を介して溶接装置1の各個接点と接続されている。ホースパッケージ
23の相応の歪み取りが保証されるよう、ホースパッケージ23は、耐張クラン
プ装置25を介してハウジング26、特に溶接装置1の本体ハウジングと接続さ
れている。
【0018】 図2〜7は、共振回路27、特に直並列変換器を備えた溶接用電源2の用途を
示し、詳記するならば、図2は、溶接用電源2の単純化した代替回路図を示す。
図3は、溶接用電源2のブリッジ回路28の制御に関するフローチャートを示す
。図4は、共振回路27に関する周波数特性曲線を概略的に示す。図5〜7は、
共振回路27を備えた溶接用電源2の制御および/または調整に関する特性曲線
を示す。
【0019】 図2に示す溶接用電源2の構造においては、エネルギー源29が概略的に描か
れている。このエネルギー源29は、エネルギー供給網、特に例えば230Vま
たは400V交流電圧網など公共電力網(図示されていない)と接続されている
。エネルギー源29において、供給された交流電圧は直流電圧に変換されるが、
ここでは、例えば高レベル調整器または低レベル調整器を後に接続することが可
能である。
【0020】 エネルギー源29は、線路30、31を介してブリッジ回路28と接続されて
おり、これに直流電圧を供給する。ブリッジ回路28は、全ブリッジまたは半ブ
リッジによって実現させることができ、ここで、図示された実施例では、4つの
スイッチング素子32〜35とこれに割当てられたフリーホイーリングダイオー
ド36〜39から形成された全ブリッジが採用されている。この場合、スイッチ
ング素子32および33は、例えばいわゆるIGBTトランジスタから形成され
、スイッチング素子34および35は、例えばMOSFETトランジスタによっ
て形成される。
【0021】 各個スイッチング素子32〜35の制御のために、これらは、一点鎖線で描か
れた制御線路40〜43を介して制御装置4と接続されており、これで、制御線
路40〜43にエネルギーを通すことにより、スイッチング素子32〜35はア
クティブ化ないしは非アクティブ化できるようになっている。ブリッジ回路28
の中心点には共振回路27、特に直並列変換器が接続され、ここでは、これが、
インダクタンス44、これに直列接続されたコンデンサ45、および消費装置に
並列接続された別のコンデンサ46から構築される。共振回路27は、図示され
た実施例では輪郭が点線で描かれている。
【0022】 共振回路27の出力側には、共振回路27の電流および電圧を検出する測定装
置47が配置されており、ここで、測定装置47は、電流の大きさおよび/また
は電圧の高さを伝達する線路48、49を介して制御装置4と接続されている。
測定装置47に続いて、個々のダイオードによって図示された整流器50があり
、この整流器50の出力部が溶接装置1の出力端子51および52と接続されて
いる。この出力端子51および52には、消費装置、特に溶接トーチ10が供給
線路17、18を介して接続されており、ここで、溶接トーチ10は、オーム抵
抗53と供給線路17および18の線路インダクタンス54の形の代替電気回路
図によって図示されている。
【0023】 エネルギー源29、ブリッジ回路28および共振回路27、つまり溶接用電源
2の機能原理は、すでに到達技術水準から知られているので、ここでは詳しく言
及しない。以下、溶接プロセスを実施するのに必要な電流および電圧を消費装置
、特に溶接トーチ10に供給する制御方式および/または調整方式について述べ
る。
【0024】 先ず基本として述べるべきは、図4に示す通り、共振回路27、特に直並列変
換器を使用する場合、これが共振周波数より上か下かどちらかの周波数、望まし
くは、共振周波数より高い周波数で動作することである。この場合の共振周波数
は、特に出力端子51および52における負荷抵抗、つまり消費装置の出力状態
に応じて出現する。すなわち、出力側、つまり溶接トーチ10に、例えば短絡の
発生によって抵抗変化が生じた場合、共振周波数は変化するということであり、
ここで、溶接用電源2、特に共振回路27の寸法を決めることによって相応の周
波数帯を決定することができる。図4に示す周波数特性曲線には、最小共振周波
数55と最大共振周波数56を有する特性曲線が記入されている。最小共振周波
数55が出現するのは、アーク15が溶接用ワイヤ13と母材16の間で消滅す
るときである。なぜなら、それによってオーム抵抗53が無限大になるからであ
る。
【0025】 溶接用電源2の動作の際、つまり溶接プロセスの際、共振回路27の共振周波
数は、様々な負荷のゆえに上記両方の周波数の間で変動する。ここで、安全な動
作のために、概略的に特性曲線に記入された動作点57を共振周波数の一方の側
、特に共振周波数より上の周波数の側で決定する。こうすることにより、制御装
置4の外部調整ないしは外部制御に基づき、この動作点57は、共振周波数が不
変であるとして、所要の出力に応じて概略的に図示された特性曲線に沿って変動
できることになる。つまり、溶接プロセス中の様々な出力状態により、最小共振
周波数55と最大共振周波数56の間に位置する様々な特性曲線が出現するので
ある。関連の概略図では、横座標に周波数fを、縦座標に伝達関数Gを取ってお
り、ここで、伝達関数Gは、出力電圧と入力電圧の間のエネルギー乗数を表す。
すなわち、例えば伝達関数Gが値2を取る場合、出力電圧が入力電圧と比べて2
倍の高さに達するということである。
【0026】 但し、溶接用電源2において共振回路27をこのように使用する場合は、溶接
用電源2の調整ないしは制御の際、動作点57が常に共振周波数の同じ側、つま
り、共振周波数より上か下かどちらか一方の側に保持される点に留意しなければ
ならない。なぜなら、例えば他方の側に移ると、調整原理ないしは制御原理が逆
転するからである。すなわち、動作点57を共振周波数より上と決定した場合、
これは、出力変化のとき、つまり消費装置の抵抗変化のとき、従って、共振周波
数の変化したときに再び新たな共振周波数より上になければならないということ
である。
【0027】 点線で描かれた通り、動作点57を、例えば最小共振周波数55の特性曲線に
おいてこの共振周波数より上に置くと、急速な出力変化のとき、特に急速な抵抗
変化のとき、短絡の解消と同様、共振周波数の変化が生じ、これで、例えば最大
共振周波数56にまでなる特性曲線の変化が生じる。これにより、点線で描かれ
た通り、動作点57は今や新たな特性曲線に移り、それも、共振周波数より下へ
と移り、その結果、制御原理が変わってしまうことになる。
【0028】 つまり、例えば制御装置4によって出力を下げなければならない場合は、動作
点57が共振周波数より上であれば、周波数を上げなければならない。そうする
ことで、動作点57は、最小共振周波数55を有する特性曲線における通り、垂
下特性曲線に沿って移動できることになる。
【0029】 しかしながら、上に述べた通り、動作点57は出力変化によって共振周波数よ
り下へとずらされたので(最大共振周波数56に関する特性曲線において点線で
見分けられる通り)、今度は、共振周波数を上げることによって出力増大が達成
ないしは実行される。なぜなら、動作点57は、最大共振周波数56に関する上
昇特性曲線に沿って共振周波数より下の側へと移され、その結果、溶接用電源2
の機能障害、ならびに、コンポーネントの破壊の事態になりかねないからである
。この特別な推移に留意しなければならないのは、特に特性曲線が周波数の低い
方から高い方へと移る場合である。なぜなら、逆に特性曲線が周波数の高い方か
ら低い方へと移る場合(図に点線で描かれている通り)は、動作点57は常に特
性曲線の同じ側に保持されるからである。
【0030】 それでも、動作点57がこのように側を変える変移が起こり得ないよう、然る
べく下記の制御方式および/または調整方式を適用し、そこで、消費装置の急速
な抵抗変化(溶接プロセスの場合がそうである)が生じても、動作点57が常に
然るべく決定された特性曲線の側、望ましくは、共振周波数より上の側に保持さ
れるようにしなければならない。しかしながら、これは、適用場所が溶接用電源
2であることから、きわめて難しい。そこでは、きわめて急速な出力変化ないし
は抵抗変化が生じるので、然るべき制御ないしは調整を実行できるようにする上
で、到達技術水準から知られているような共振回路を備えた溶接用電源は大抵排
除されるからである。
【0031】 動作点57が共振周波数の一方の側から他方の側へと移る変移が起こり得ない
よう、溶接用電源2を制御ないしは調整するために、共振回路27の状態量、特
に共振回路27における電流推移または電圧推移、例えば図5〜7に示す通りの
共振電流58を調整量ないしは制御量として取入れる。自明のことながら、共振
電流58の代わりに共振回路27における共振電圧を調整ないしは制御の目的で
取入れることも可能であり、ここでは、そのために特性曲線が90゜ずれている
。これにより、共振回路27にいかなる周波数変化が生じても、動作点57は確
実にそれに応じてずらされることになる。すなわち、抵抗変化のとき、つまり負
荷変化のとき、溶接用電源2の制御ないしは調整が少なくとも共振周波数をもっ
て、または共振周波数より上の周波数をもって行われ、従って、動作点57が共
振周波数の他方の側に移ることはあり得ないので、引き続き、周波数を適宜上げ
るか下げるかすることによって、動作点57をそのときの特性曲線の正しい側に
ずらすことが可能となる。
【0032】 溶接用電源2の調整ないしは制御、特にブリッジ回路28ないしはそのスイッ
チング素子32〜35の駆動を詳細に説明できるようにするため、図5〜7に様
々な制御フローないしは調整フローが図示されている。図5は、共振周波数が一
定である場合、つまり、消費装置の出力状態が不変である場合の調整フローない
しは制御フロー、図6は、例えば短絡の解消、アーク長の増進またはアーク15
の消滅の際に起こるような共振周波数増大のときの調整フローないしは制御フロ
ー、図7は、例えば短絡の生成またはアーク長の短縮の際に起こるな共振周波数
低減のときの調整フローないしは制御フローである。これら図示された調整フロ
ーないしは制御フローは、溶接用電源2において不意に出現するので、随時然る
べき調整ないしは制御を実施しなければならない。
【0033】 制御および/または調整は複数のパラメータに応じて実施され、図5〜7には
、かかるパラメータとして共振回路27の状態量、特に共振電流58、制御装置
4または測定装置47によるゼロ点通過判別59、制御量アルファ(alpha
)およびファイ(phi)を有するランプ特性曲線60、ならびに、スイッチン
グ素子32〜35の電圧特性曲線61〜64、およびブリッジ回路28の電圧特
性曲線65が記入されている。個々の特性曲線は、個々のグラフに同期で描かれ
ている。
【0034】 調整ないしは制御については、制御装置4においてブリッジ回路28、特にス
イッチング素子32〜35のために複数のスイッチング状態S1〜S4が用意さ
れており、その時々の溶接用電源2の出力条件、つまりは溶接トーチ10の出力
条件に応じて呼出される。個々のスイッチング状態S1〜S4が適用されるとき
の可能な流れは、図3に矢印で描かれている。
【0035】 用意されたスイッチング状態S1〜S4は、下表に則して形成ないしは保存さ
れる。ここで、スイッチング素子32〜35はそれぞれ、状態“オン”のとき、
制御装置4の相応の駆動によってアクティブ化されている。下表には更に別のス
イッチング状態S5およびS6が記入されているが、これらは、別の実施例(図
8および9に示す通りの)に割当てられている。
【0036】 スイッチング素子 スイッチング状態:32 33 34 35 エネルギー供給 S1 オン オフ オフ オン 正の駆動相 S2 オン オフ オン オフ 正のフリーホイーリング S3 オフ オン オン オフ 負の駆動相 S4 オフ オン オフ オン 負のフリーホイーリング S5 オフ オン オフ オフ 特殊動作モード S6 オン オフ オフ オフ 特殊動作モード
【0037】 エネルギー供給については、電圧特性曲線65で表されている通り、エネルギ
ー源29からブリッジ回路28を経て溶接用電源2の共振回路27に至るまでの
エネルギー供給を説明するものである限り、範囲を限定した。すなわち、正の駆
動相と負の駆動相では、電流は、溶接用電源2の直流電圧中間回路から、つまり
エネルギー源29からスイッチング素子32〜35を経て共振回路27の中まで
、従って、消費装置、特に溶接トーチ10まで流れ、反対に、正のフリーホイー
リング相または負のフリーホイーリング相では、中間回路からブリッジ回路28
のスイッチング素子32〜35を経てエネルギーが供給されない、ないしは電流
が流れないということであり、ここでは、共振回路27において電流回路が維持
されたままで、自発的に振動する。
【0038】 駆動相では、スイッチング素子32と35または33と34の対ごとのアクテ
ィブ化によって電流の流れが作られ、反対に、フリーホイーリング相では、スイ
ッチング素子32と34または33と35がアクティブ化しており、従って、ス
イッチング素子32〜35を介して共振回路27は共通の電位に切替わっている
【0039】 基本として述べるべきは、スイッチング過程で生じるコンポーネントの損失出
力のためにスイッチング素子32と33、つまり、例えばIGBTトランジスタ
が、共振回路27における共振電流58の電流ゼロ通過の直前または直後にある
一定の制御信号アルファ(ランプ特性曲線60が示す通りの)に切替えられ、反
対に、スイッチング素子34と35、つまり、例えばMOSFETトランジスタ
が、共振回路27における共振電流58のある一定の制御信号、特に位相角制御
信号ファイに切替えられることである。すなわち、共振回路27における電流の
流れが制御量ないしは調整量として取入れられ、これで、共振回路27、特に直
並列変換器を備えた溶接用電源2が共振周波数をもって、または共振周波数より
上の周波数をもって、つまり、固有周波数をもって、または固有周波数より上の
周波数をもって動作し、その際、発振器を通して到達技術水準から知られている
ような外部量が使用されないということである。自明のことながら、他のトラン
ジスタを使用すること、ないしは、スイッチング素子32と33をMOSFET
トランジスタとして作り、スイッチング素子34と35をIGBTトランジスタ
として作ることも可能である。
【0040】 ブリッジ回路28を制御または調整する制御装置4に関する制御量ないしは調
整量は、制御信号アルファおよびファイと、状態量、特に共振電流58または共
振電圧のゼロ通過によって作られ、ここで、制御信号アルファは、電流ゼロ通過
の領域におけるスイッチング素子32と33のアクティブ化を受持ち、制御信号
ファイは、共振回路27における電流の流れのある一定の位相角に対するスイッ
チング素子34と35のアクティブ化を受持つ。制御信号アルファおよびファイ
は、その場合、制御装置4によって所要の出力に応じて算定ないしは決定される
ので、ブリッジ回路28の相応のパルス幅がスイッチング素子32〜35の駆動
によって作られ、反対に、電流ゼロ通過の制御信号は共振電流58の電流ゼロ通
過と同期で作られることになる。
【0041】 スイッチング素子32〜35の駆動のために相応のパルス幅を作るについては
様々な方法が可能である。例えば、制御信号ファイおよびアルファをランプ関数
(図5〜7に示すランプ特性曲線60が表す通りの)に移し、ランプ信号66と
比較する。この方法では、交点が現れるとき、ないしは、制御信号ファイおよび
アルファがランプ信号66と一致するとき、これに呼応してスイッチング素子3
2〜35が駆動されることになる。それでも、ランプ信号66が共振回路27の
共振周波数と同期化できるよう、共振電流58の電流ゼロ通過が出現するたびに
連続的ないしは直線的に立ち上がるランプ信号66が新たにスタートさせられる
【0042】 これに関して述べるべきは、パルス幅最大のとき、つまり出力最大のとき、制
御信号アルファの値と制御信号ファイの値が同等となり、これで、溶接用電源2
が言わば共振周波数をもって動作するということである。出力が低下すると、制
御信号ファイの値が制御信号アルファの値より小さくなり、その結果、両方の制
御信号が同時に現れるか、制御信号ファイが制御信号アルファより前に現れるか
どちらかとなる。更に、溶接用電源2が共振周波数をもって動作するとき、制御
信号ファイおよびアルファの値が共振電流のパルス幅に合致することもあり得る
。すなわち、制御信号の値がランプ信号66の最大限達成すべき値と一致し、こ
れで、電流ゼロ通過(スイッチング時間および制御時間に基づいて起こり得る)
と同時に、ないしはその直後にその都度、スイッチング素子32〜35がアクテ
ィブ化ないしは非アクティブ化されるということである。パルス幅は、従って、
両方の制御信号ファイおよびアルファの差によって決められる。自明のことなが
ら、こうした比較、ないしは、スイッチング素子32〜35についてのスイッチ
オン時点および/またはスイッチオフ時点の決定を、例えばカウンタによってデ
ィジタルの形で行うことも、制御装置4による単純な計算によって行うことも可
能である。
【0043】 ランプ信号66は、図示された実施例では、共振電流58の半周期分の時間内
、つまり2回の電流ゼロ通過時刻の間に所定の値まで上がるように作られる。こ
れにより、標準動作モードにおいて制御信号ファイおよびアルファがセットされ
るので、共振電流58の半周期分の時間内ないしは半波1つ分の時間内にブリッ
ジ回路28の制御が制御装置4によって実行される。
【0044】 そこでは、しかしながら、周期時間が様々であるため、つまり、出力条件の違
いによって共振回路27の共振周波数が様々であるため、ランプ信号66が所定
の値まで上がらなければならない半波1つ分の時間ないしは半周期分の時間が、
共振周波数の変化に応じて変化するという事態が起こり得る。すなわち、例えば
出力が変化すると溶接用電源2の共振周波数が変化するということである。ここ
で、この出力変化、特に消費装置における抵抗変化は、短絡の発生、アークの発
生またはアークの消滅によって引起こされ、その結果、例えば周期時間、特に共
振電流58の半周期分67の時間は短縮または延長されることになる。時間が短
縮されれば、ランプ信号66は所与の値にまだ達しないということになり、延長
されれば、すでにそれを超えたということになる。
【0045】 これにより、例えば共振周波数が上がると、図6から明らかな通り、ランプ信
号66は所与の値に達することができず、任意の時点68ですでに中断され、新
たにスタートさせられるということがあり得る。反対に、共振周波数が下がると
、図7から明らかな通り、時点68でランプ信号66は所与の値に達するかこれ
を超えるかしており、電流ゼロ通過はまだ起こらないということがあり得る。
【0046】 これで、例えば図6に示す通り、制御信号ファイおよびアルファがスイッチン
グ素子32〜35の駆動にとって領域外にあるということが起こり得る。すなわ
ち、ランプ信号66が制御信号ファイおよびアルファの値に達する前に断たれ、
新たにスタートさせられ、その結果、制御信号ファイおよびアルファに応じてス
イッチング素子32〜35が駆動されることはもはや不可能となるということで
ある。なぜなら、電流の流れないしは共振周波数が変化してしまい、例えば制御
信号ファイおよびアルファの現れる前に正弦形の共振電流58が正の半波から負
の半波へと、または逆へと変化してしまうからである。但し、それでもスイッチ
ング素子32〜35は、すでにある半波の分だけなお駆動される。
【0047】 この状態は、制御装置4によって共振電流58の電流ゼロ通過がその都度検出
されるように制御装置4によって判別ないしは監視される。ここで、電流ゼロ通
過が起こった後、ランプ信号66と比較される制御信号ファイおよびアルファが
すでにアクティブ化されているかどうか、制御装置4によってチェックされ、そ
の上で、スイッチング素子32〜33がいかなるスイッチング状態S1〜S4に
切替えられなければならないか、制御装置4によって決められることになる。
【0048】 個々のスイッチング状態S1〜S4の間の切替えは、溶接用電源2が周波数変
化(図5に示す通りの)のない安定した標準動作モードにあるとき、ブリッジ回
路28が正の駆動相−スイッチング状態S1−から正のフリーホイーリング相−
スイッチング状態S2−に、そして、ここから負の駆動相−スイッチング状態S
3−に、そして引き続き、負のフリーホイーリング相−スイッチング状態S4−
に切替えられるように行われる。負のフリーホイーリング相からは正の駆動相に
切替えられ、これで、制御の円は閉じたことになる。この流れは、ブリッジ回路
28の安定した動作が、図5に示す通り共振周波数より上の側に存在し、それで
、半パルス幅67が電流のゼロ通過とゼロ通過の間で一定ないしはほぼ不変であ
るときに実行される。
【0049】 しかしながら、例えば図6の時点68を見て分かる通り、共振電流58の電流
ゼロ通過が両制御信号ファイおよびアルファの一方より前または両制御信号の間
に起こるケースが発生した場合は、共振電流58の新たな共振周波数への同期化
を行い、同時に、電位変化の形での許容し得ない電流の流れを断つことによって
、コンポーネント、特にスイッチング素子32〜35の破壊を阻止するため、制
御装置4によって特殊な制御方式、特に特殊動作モードが投入される。ここで、
制御装置4は、電流ゼロ通過の発生時に直ちにブリッジ回路28を1つの駆動相
−スイッチング状態S1またはS3−からもう1つの駆動相−スイッチング状態
S3またはS1−に切替える。
【0050】 その後、制御装置4によって再び、次回の電流ゼロ通過より前に両制御信号フ
ァイおよびアルファがすでに再びセットされているかどうかチェックされる。セ
ットされていない場合は、図6および7から明らかな通り、改めて次の駆動相に
切替えられる。電流ゼロ通過が起こったときのこの1つの駆動相からその次の駆
動相への切替えにより、溶接用電源2は共振周波数をもって短時間動作し、その
結果、先に述べた通り、動作点57が他方の側にずれることは阻止される。これ
により、共振周波数での動作を通してブリッジ回路28ないしはランプ信号66
が新たな共振周波数に改めて同期化される可能性も作り出される。
【0051】 共振周波数の低減も判別できるよう、電流ゼロ通過の発生時に制御装置4によ
ってランプ信号66の値はチェックされ、その値に達しているか、またはすでに
超えているか確認される。これで、改めて特殊動作モードが制御装置4によって
投入できることになる。自明のことながら、この監視は周波数増大にも適用する
ことができる。電流ゼロ通過の発生時に、制御信号ファイおよびアルファがすで
にセットされているかどうか、制御装置4によってチェックされすれば足りるか
らである。
【0052】 ランプ信号66を、従って、別の制御信号ファイおよびアルファも直並列共振
回路27の新たな共振周波数に合わせることができるよう、制御装置4によって
、ランプ信号66が所定の値に達しなければならないこの新たな時間69、特に
半周期分67の時間が求められ、それで、所与の方法によってランプ信号66の
ための時間が加減できることになる。すなわち、制御装置4によって2回の電流
ゼロ通過の間の時間69、つまり、共振電流58の半周期分67の時間が常時把
握され、ずれがある場合にランプ信号66の相応の変更が加えられるということ
である。
【0053】 その際、例えばランプ信号66の半周期分の時間を無視し、それで、その次の
電流ゼロ通過のときにランプ信号66を、これが再び新たな時間69のうちに所
定の値に達し得るように作る、ないしは、その持続時間を新たな時間69に合わ
せることが可能である。これにより、共振電流58の半周期分67の時間内に新
たな共振周波数への同期化が行われ、更なる共振周波数変化がなければ、確実に
制御信号ファイおよびアルファは再びセットされ、ないしはアクティブ化され、
これで、安定した動作が可能となる。
【0054】 1つの駆動相からもう1つの駆動相への切替えが行われると、先に述べたスイ
ッチング状態S1〜S4に応じてブリッジ回路28のスイッチング素子32〜35
は直接、電流ゼロ通過に切替えられる。これは、きわめて迅速な調整によって、
逆の正負符号を持つ依然きわめて低い共振電流58が存在し、それで、スイッチ
ング素子32または33のスイッチオフとスイッチオンが依然コンポーネントの
破壊なしに可能である限り、可能である。加えて、例えば正の半波から負の半波
への、またはその逆の変移が不意に生じた場合のように許容し得ない電流の流れ
がある場合にスイッチング素子32〜35の破壊を回避するために、例えば電流
の大きさを監視し、それで、所定の値を超えたときに溶接用電源2、特にブリッ
ジ回路28を短時間スイッチオフすることも可能である。
【0055】 そこでは、しかしながら、スイッチング状態S5およびS6(図8および9に示
す通りの)に応じてスイッチング素子32〜35を特殊状態、特に特殊動作モー
ドに切替えることも可能である。これについては、なお下に述べる。
【0056】 ブリッジ回路28を駆動相からフリーホイーリング相へと駆動することにより
、つまり、標準動作モードのとき、ないしは共振周波数より上の周波数での動作
のとき、また、1つの駆動相から直接もう1つの駆動相に切替える共振周波数を
使った特殊動作モードのとき、述べたように駆動することにより、制御に必要な
ランプ信号66の持続時間、特にランプ信号66が所与の値に達しなければなら
ない時間69を、特に半波の時間69、ないしは共振回路27の2回の電流ゼロ
通過の時刻間の半周期分67の時間に合わせることができる。その際、ランプ信
号66の持続時間の変更は、到達技術水準から知られている様々な方法に従い、
例えば先に現れた持続時間に合わせる、パーセンテージで単純に加減するなどに
よって行うことができる。制御にとって、ランプ信号の持続時間69を加減する
のは決定的なことではない。なぜなら、特殊動作モードでは、制御装置4が常に
1つの駆動相からもう1つの駆動相に切替わり、その次の電流ゼロ通過より前に
制御信号ファイおよびアルファがセットされているときに初めて、正規のスイッ
チングサイクルに戻るようになっているからである。
【0057】 そこでは、しかしながら、溶接用電源2、特にインバータの新たな共振周波数
への同期化のために、図3に示したフローから離れ、それで特殊動作モード(図
8に示したスイッチング状態S5およびS6の通りの)に移行することが可能であ
る。これについては、引き続きなお詳述する。
【0058】 要約すると、つまり、制御装置4により、制御信号ファイおよびアルファと共
振回路27における電流ゼロ通過に応じて、ブリッジ回路28のスイッチング素
子32〜35のためにスイッチング状態S1〜S4が決定され、これに応じてスイ
ッチング素子が駆動されると言うことができる。ここで、共振周波数より上の周
波数での動作では駆動相からフリーホイーリング相などへの切替えが行われ、共
振周波数での動作では1つの駆動相からもう1つの駆動相などへの切替えが行わ
れる。その際、1つの駆動相からその次の駆動相への切替えは、再び共振周波数
より上の周波数での動作が可能になるまで、つまり、共振回路27における電流
の流れとランプ信号66の間の同期化が実現し、それで、直並列変換器を備えた
溶接用電源2が再び共振周波数より上の周波数をもって動作するようになり、そ
れで、制御信号ファイおよびアルファが再びセットされるまで、続行される。
【0059】 図5〜7に図示された制御方式および/または調整方式について述べなければ
ならないのは、スイッチング素子32〜35のアクティブ化の際、直列接続され
たスイッチング素子32と33または34と35が等しく向き合うようにそれが
行われるということである。すなわち、例えばスイッチング素子32または34
の非アクティブ化の際にスイッチング素子33または35が同じ時点で、特に所
定の遅延時間(専門用語ではdelay-timeと言う)だけ遅れてアクティブ化される
ということである。但し、自明のことながら、各個スイッチング素子32〜35
を相前後する形で接続することは可能である。
【0060】 それでも、消費装置、特にアーク15のための実際の溶接電流を制御方式およ
び/または調整方式に共に取入れることができるよう、溶接用電源2の出力側に
、出力電流および出力電圧を検出する測定装置70が配置されている。こちらは
線路71、72を介して制御装置4と接続されているので、出力電流を所定の目
標値に向けて適宜調整することができる。溶接電流を制御方式ないしは調整方式
に共に取入れることは、ブリッジ回路28にとってパルス幅を決定ないしは算定
する上で必要不可欠であり、これにより、動作点57は、所要の出力に応じて出
現する特性曲線(図4に示す通りの)に沿ってパルス幅を変えることによってず
らすことができる。従って、ブリッジ回路28、特に半ブリッジまたは全ブリッ
ジの駆動は、可変の周期持続時間ないしは周期時間と組み合わされたパルス幅変
調の方式によって行われると言える。
【0061】 よって、共振回路27を備えた溶接用電源2を調整する発明通りの方法は、例
えば次の通りの手順で行うことができる。
【0062】 エネルギー源から送られてきたエネルギーをブリッジ回路28経由で、中に消
費装置が配置された共振回路27に送る。消費装置は普通、標準動作モードにお
いて、ブリッジ回路28のスイッチング素子32〜35によって作られる電圧パ
ルスおよび電流パルスが供給される溶接プロセスのアーク15である。標準動作
モードでは、制御装置4によってブリッジ回路28ないしはそのスイッチング素
子32〜35は、動作点57が共振回路27の特性曲線において共振周波数の外
にあるように駆動される。この標準動作モードが与えられているのは、消費装置
にほぼ不変の抵抗が存在するときである。この消費装置の抵抗が変化すると、こ
れは共振周波数の変化につながる。今、この消費装置の抵抗変化の位相において
スイッチング素子32〜35が支障なく動作できるようにするためには、これら
を少なくとも共振回路の共振周波数をもってスイッチングする。この場合、スイ
ッチング素子32〜35のスイッチングは、動作点57が調整過程の間も常に同
じ側、特に共振回路27の特性曲線の垂下側または上昇側、つまり共振周波数を
基準として常に同じ側に保たれるように行う。動作点57が共振周波数を基準と
して存在する側は、消費装置の抵抗変化の直前に動作点57が存在した共振回路
27の特性曲線上の動作点57の位置によって決定される。この基本的な方法手
順は、本出願のすべての実施例に当てはまり、実施例が互いに異なるのは、その
スイッチング素子32〜35のスイッチング状態とスイッチング時間の点だけで
あり、図2〜7の実施態様ではスイッチング状態S1〜S4が出現し、図8および
9の実施態様ではスイッチング状態1〜6が出現する。
【0063】 図8および9には、ブリッジ回路28の制御および/または調整に関するもう
ひとつ別の実施例が図示されており、ここでは、スイッチング状態S5およびS6
が使用される。
【0064】 各個スイッチング素子32〜35の駆動は、改めて出力端子51、52の出力
条件に応じて行われる。ここで、安定した動作、つまり共振周波数より上の周波
数での動作が与えられている場合、溶接用電源2、特にブリッジ回路28のスイ
ッチング素子32〜35は、図2〜7に示す通り、駆動相S1またはS3からフ
リーホイーリング相S2またはS4に切替えられる。ところが、出力変化、特に
消費装置の抵抗変化が生じると、共振回路27の共振周波数は変化する。これは
、すでに図2〜7に則して先に詳細に述べた通りである。
【0065】 この実施態様では、1つの駆動相S1またはS3からもう1つの駆動相S3ま
たはS1への切替え(図2〜7に示す通りの)がもはや行われず、特殊動作モー
ドにおいて、ちょうどそのときブリッジ回路28がスイッチング状態S1〜S4
のどこにあるかに応じてスイッチング状態S5および/またはS6が使用される
形で切替えが行われる。この特殊動作モードになると今や、出力変化、つまり共
振周波数の増大または低減の結果として、制御装置4によってスイッチング素子
32〜35は、前掲の表に従って駆動相S1またはS3から特殊なスイッチング
状態S5またはS6に切替えられることになる。ここで、スイッチング素子34
または35は非アクティブ化され、付属のスイッチング素子33または32はア
クティブ化される。これにより、エネルギー源29からブリッジ回路28を経由
する電流の流れはアクティブに中断され、溶接用電源2、特にインバータは、新
たな共振周波数に適合ないしは同期化することができる。それでも、フリーホイ
ーリングダイオード36〜39の配置により、ないしは、出力トランジスタへの
フリーホイーリングダイオードの一体化により、共振回路27の電流回路は依然
維持され、これにより、制御装置4によって引き続き共振電流58の電流ゼロ通
過を分析評価することができ、それで、同期化を行うことができる。
【0066】 これは、図9の実施例において時点68から分かる。この時点68で、制御装
置4により、すでに述べた通りの電流ゼロ通過が制御信号ファイおよびアルファ
より前にセットされており、これで、後続のスイッチング状態S1〜S4の1つ
への切替えがもはや不可能であることが判別される。制御装置4により、ブリッ
ジ回路28は今や、そのとき存在する駆動相S1からスイッチング状態S5(F
8に示す通りの)に切替えられるように駆動され、そこで、スイッチング素子3
2は非アクティブ化され、スイッチング素子33はアクティブ化される。同時に
、スイッチング素子35が非アクティブ化されるので、ブリッジ回路28を経由
する電流の流れはアクティブに中断されるが、それでも、スイッチング素子35
のフリーホイーリングダイオード39を経由する共振回路27の電流の流れは依
然維持される。今や、すでに先に述べた通り、ランプ信号66の持続時間69を
様々な仕方で変えることができ、それにより、新たな共振周波数との同期化が実
現し、共振周波数より上の周波数での動作が再び可能となる。
【0067】 基本として述べるべきは、共振回路27の自発振動により、駆動相の外でも共
振回路27における電流の流れが存在し、その結果、電流ゼロ通過の常時分析評
価が制御装置4によって実行でき、それで、特殊動作モードにおける同期化がス
イッチング状態S5およびS6の間に可能となることである。これにより、スイ
ッチング状態S1〜S4を文字通り設けておくことによってこれらを共振電流5
8の電流ゼロ通過、特に半周期に割当てることができ、それで再び、特殊動作モ
ード(図2〜7のスイッチング状態S1およびS4または図8および9のスイッ
チング状態S5およびS6における通りの)を離れた後、共振周波数より上の側
の標準動作モード(スイッチング状態S1〜S4における通りの)に制御下で入
ることも可能となる。つまり、特殊動作モードS5および/またはS6への切替
えは、本実施例の場合、共振周波数が増大または低減したときに制御装置4によ
って行われ、その際の判別および監視は、図1〜7に則して先に述べた通りに行
われる。
【0068】 この図示された本実施例の状態においては、その次の電流ゼロ通過が起こった
後、今度はスイッチング状態S5からスイッチング状態S6に切替わり、続いて
、ここからスイッチング状態S4に切替わり、これで、中断されたスイッチング
状態S1との同期化が行われた後、その次の駆動相に入ることができる。その際
、スイッチング状態S5とS6の間で繰返し切替えることも、すでに最初のスイ
ッチング状態S5の後に再び標準動作モードに切替えることも、また、特殊動作
モード−スイッチング状態S5またはS6−の初回呼出しの後、標準動作モード
に戻る前に強制的にその次のスイッチング状態S6またはS5に切替えることも
可能である。但し、標準動作モードを離れるとき、標準動作モードにおける調整
フローの正しいスイッチング状態S1〜S4に再び入る必要がある。これが必要
不可欠であるのは、共振電流58の正弦形推移により、間違った電位の電流が流
れた場合、また、スイッチング状態S1〜S4が間違って割当てられた場合にコ
ンポーネント破壊の事態になりかねないからである。
【0069】 これにより、同期化の後にブリッジ回路28が正しい時点で再び標準動作モー
ドに切替えられるよう、制御装置4が常時スイッチング状態S1〜S4を、ちょ
うどそのとき存在する共振電流58の半周期に割当て得ることが必要である。
【0070】 先に述べた図1〜9の実施例では、図示されたスイッチング状態S1〜S6を
離れ、下に述べる通りの特殊調整方式を実行することも可能である。これが必要
不可欠であるのは、共振回路27を備えた溶接用電源2を使用するとき、これが
常に共振周波数より上の周波数または共振周波数をもって動作しなければならず
、また、不意の著しい出力変化、特に消費装置の抵抗変化により、同期化が所与
のプリセット可能な時間内に実行できなかったり、設けられた相応の最大許容値
を超えてしまったりすることがあり得るからである。すなわち、同期化過程が長
すぎることにより、コンポーネント損失の結果として共振回路27の自立的振動
が出現し、それで、溶接用電源2がもはや動作できなくなる事態が起こり得る。
それは、スイッチング状態S1〜S6を共振電流58の半周期に割当てることが
もはや不可能となり、それで、溶接用電源2を新たに始動ないしは駆動しなけれ
ばならなくなるからである。
【0071】 図10および11には。特殊調整方式に関する実施例のバリエーションが概略
的に図示されている。そこで、図10は、共振回路27の使用、スイッチング状
態S1〜S6全体にわたっての制御および特殊調整方式によって達成し得る溶接
用電源2の出力特性曲線73を示す。これに対し、図11は、制御装置4に送り
込まれ、その先の処理に備えてそこに留まることのできる特殊調整方式のパラメ
ータに関するブロック回路図を示す。
【0072】 この出力特性曲線73では、縦座標に出力電圧Uを、横座標に電流Iを取って
おり、ここにはまた、到達技術水準から知られている出力特性曲線74も二点鎖
線で記入されている。
【0073】 図11のブロック回路図では、変換器75が論理ユニット76と接続されてお
り、変換器75の入力部77において、測定装置47および/または70の測定
信号が処理され、そこで、制御信号ファイ(phi)(線路78)およびアルフ
ァ(alpha)(線路79)が作られる。更に、論理ユニット76が変換器7
5をリセット(RESET)する、つまりRESET信号を送出するときに経由
する制御線路80が記入されている。図9に示すブロック回路図は、制御装置4
のための代替回路図として活用することができる。すなわち、図示された機能が
制御装置4によって実行されるということである。
【0074】 更に、測定装置47および/または70から供給された、実際に現れる電流値
および電圧値、つまり実測値を、設けられた相応の目標値と比較することを役割
とする複数のコンパレータ81〜84が配置されており、その比較により、実測
値が目標値を超えている場合は調整を行うことができ、それで、大きすぎる電流
値および/または電圧値によるコンポーネント破壊を阻止することができる。
【0075】 コンパレータ81は、そこで、測定装置47から供給された共振電流“IRes
”を所与の最大限許容し得る目標電流“Imax”と比較することを役割とし、こ
こで、目標電流“Imax”を超えると、信号“Iresmax”が論理ユニット76に
向けて線路85経由で出力される。別のコンパレータ85の方は、共振電流“IRes ”をゼロ電位と比較し、ここで、共振電流“IRes”の電流ゼロ通過が起こる
たびに信号が線路86経由で出力される。この比較により、ゼロ点判別が実行さ
れ、変換器75に伝達される。
【0076】 別のコンパレータ83では、測定装置70の溶接電圧“U”が所与の最大限許
容し得る目標電圧“Umax”と比較され、ここで、この目標電圧“Umax”を超え
ると、信号“Uresmax”が線路87経由で論理ユニット75に伝送される。別の
コンパレータ84は、例えば溶接装置1に配置された冷却体の温度“T”を監視
し、最大目標値“Tmax”と比較するのに使用できる。自明のことながら、溶接
用電源2の安全な動作を保証するために、到達技術水準から知られている更に別
の監視システムを使用することも可能である。
【0077】 基本として述べるべきは、図10の特性曲線が示す通り、溶接用電源2は、最
大の出力電流を相応の出力電圧において供給し、点弧のために相応の高さの出力
電圧を供給できるような寸法に決められている。到達技術水準から図示された出
力特性曲線74では、溶接用電源は、例えば最大出力電流が140A,出力電圧
が50Vのとき、アーク15の点弧のために7kWの出力を出さなければならな
い。
【0078】 本発明による共振回路27を備えた溶接用電源2の使用により、今や、アーク
15の点弧のために最大90Vの出力電圧が140Aの最大限可能な出力電流に
おいて可能となる。ここで、溶接用電源2の設計計算には、図示された特性曲線
の平均値が基礎に置かれていて、これで、溶接用電源2は約5kWの出力で足り
るものと考えられる。すなわち、出力特性曲線73の特殊な推移により、僅かな
電流の流れできわめて高い出力電圧が使用可能であり、これで、低い電流の流れ
において安定したアーク15が作られ、また、アーク15の点弧が高い出力電圧
によって確実にされるということである。
【0079】 出力特性曲線73の特殊な推移は、相応の高さのエネルギーが共振回路27、
つまりインダクタンス44とコンデンサ45、46に存在し、アーク15の点弧
のために、また、短絡を維持、解消するために出力部に供給できることによって
達成され、その際、溶接用電源2をこの出力電圧および最大限可能な出力電流に
合わせた寸法にしなくてもよい。
【0080】 図示された出力特性曲線73では、電流および電圧がグラフ上で溶接用電源2
の一バリエーションによって記されており、ここで、共振回路27ないしは出力
部3の寸法を適宜変更することによって出力特性曲線73の値は変えられる。す
なわち、寸法決めと可能な最大値“ImaxおよびUmax”の決定に基づいて最大出
力電圧と最大出力電流が変えられるということである。
【0081】 つまり、到達技術水準から知られている溶接用電源において最大出力電圧90
Vと最大出力電流140Vが達成されるように寸法決めを行うとすれば、この溶
接用電源は、二点鎖線で表された出力特性曲線74に従って12.6kWの出力
を供給できなければならない。それゆえ、この溶接用電源は、本発明による溶接
用電源2を使って5kWの出力で実現し得る普通の溶接プロセスにとってははる
かに過大な寸法を有し、同時に、このような溶接用電源のサイズおよび重量もき
わめて大きくなり得る。
【0082】 図10に概略的に示す本発明による溶接用電源2の出力特性曲線73は、コン
ポーネントないしは出力部3の寸法決めに基づいて相応のエネルギー供給が可能
となるように作られ、ここで、出力特性曲線73の特殊な推移は、共振回路27
の影響によって作られる。すなわち、基本的に出力特性曲線73は、到達技術水
準から記入された特性曲線の二点鎖線の矩形表現に相当し、共振回路27に存在
するエネルギーに基づいて出力特性曲線73が概略図に示す通りに変化するとい
うことである。
【0083】 そこでは、例えば、約110Aの電流値から出発して約25Vの出力電圧が溶
接プロセスのために使用可能である。これは、更に記入された標準特性曲線89
において上の値の出力電流で約25Vの出力電圧が溶接プロセスに必要である限
り、必要である。電流値88によって表された溶接用電源2の寸法決め範囲から
出発すると、溶接用電源2は、約15Vのより低い出力電圧91で例えば140
Aの最大出力電流90を供給することができ、これで、短絡解消のためにより多
くの出力が供給できるようになり、電流値88に相当する電流をもって溶接装置
を運転することが可能となる。この電流を減じることにより、今や溶接用電源2
によって電圧が高められるようになり、例えば電流を約60Aに減じた場合、電
圧は40Vに高められることになる。この点から、電圧は例えば指数関数的に上
がり始め、ここで、出力電圧は−図11に示す通り−監視される結果、電圧値9
2が最大限許容し得る目標電圧Umaxを超えた場合、制御装置4によって下記の
特殊調整方式が導入され、これで、電圧の制限が行われることになる。そうでな
い場合は、点線で表された通り、電圧は無限に、つまりコンポーネントの損失出
力によって制限された形で更に上昇し、その結果、コンポーネントの破壊に至る
。制御装置4によって導入された特殊調整方式に基づき、今や電圧は所定の値に
調整ないしは制限されることになる。
【0084】 このような出力特性曲線73の長所は、僅かな電流の流れでアーク15の維持
に必要な相応の高さの出力電圧が存在し、ここで、補助的に必要とされるエネル
ギーが共振回路27から使用可能とされることから、溶接用電源2ないしは出力
部の寸法を小さく抑えることができる点にある。
【0085】 溶接用電源2における直列および/または並列の振動回路、特に共振回路27
の共振周波数は消費装置の出力状態に応じて現れるので、大きな出力変化、特に
大きな抵抗変化の結果、同期化が所与の時間内に行われず、それで、自発振動す
る共振回路27が自動的に終了するに至ることがある。これは、フリーホイーリ
ング相の間であっても、エネルギー源29からエネルギーが供給されない特殊動
作モードの間であっても、エネルギーが消費装置に向けて発せられ、それで、溶
接用電源2を新たに始動ないしは駆動しなければならなくなる限り、起こり得る
【0086】 これが起こらないよう、制御装置では、先に述べた制御方式および/または調
整方式に加えて、特殊動作モードを使って1つの駆動相からもう1つの駆動相に
、またはスイッチング状態S5またはS6に切替えることにより、特殊調整方式を
実行することができる。また、パラメータ、特に共振電流58または溶接電圧が
所与の目標値を超えた場合に特殊調整方式を呼出し、実行することも可能である
【0087】 すなわち、出力変化があったとき、制御装置4によってブリッジ回路28が特
殊状態S5およびS6に切替えられると、どれだけの回数、特殊状態S5または
S6がもう1つの特殊状態S6またはS5に切替えられるか、制御装置4によっ
て監視される。ここで、どれだけの回数、特殊状態S5とS6の間で相互切替え
が行われてよいかは、制御装置4に保存されており、望ましくは4回である。す
なわち、あまりに頻繁に特殊状態S5とS6の間で相互切替えが行われると、コ
ンポーネント損失の結果、自発振動する共振回路27、特に共振電流58および
/または共振電圧は消滅し、溶接プロセスはもはや続行されなくなろう。なぜな
ら、エネルギー源29からエネルギーが共振回路27に供給されなくなるからで
ある。
【0088】 特殊動作モードにおける切替え回数、つまり特殊状態S5またはS6の呼出し
回数が所与の目標値(望ましくは4回)を超えると、制御装置4によってブリッ
ジ回路28は特殊調整方式に切替えられ、ここで、スイッチング素子32〜35
は駆動相において駆動されることになる。その際、しかしながら、パルス幅は最
小限度まで縮小されるので、エネルギー源29からのエネルギー供給は僅かしか
行われず、共振回路27の振動は維持されたままとなる。エネルギーの供給は、
ここで複数周期にわたって行うことができ、その時間または周期回数は記憶装置
4に保存されているので、この特殊調整方式の実行後に再び、先にあったスイッ
チング状態S5またはS6に戻り、改めて、今や同期化が可能かどうか監視され
ることになる。先にあったスイッチング状態S1〜S6に戻ることは随時可能で
あるが、それは、様々な特殊ケースの間であっても、制御装置4によってスイッ
チング状態S1〜S6が共振電流58の半周期に割当てられ、これで、常に特定
のスイッチング状態S1〜S6に随時戻ることができるからである。
【0089】 更に、共振回路27の振動に基づき、電圧および/または電流はその所与の最
大値(図10および11に示す通りの)を超えることがあり得る。そうなった場
合は、制御装置4によって再び特殊調整方式が実行されることになる。その監視
の仕方は、すでに図11に則して手短に説明した通りで、様々なパラメータの監
視によって行われる。述べた通りの事態になると、再び先ずブリッジ回路28に
関するパルス幅が最小限度まで縮小される。同時に、共振電流58の1回または
複数回の電流ゼロ通過の後に信号“Iresmaxおよび/またはUmax”が相応の目
標値より下に下がっているかどうか、監視される。このパラメータが目標値より
下に下がったことを指し示す電流ゼロ通過の回数のカウントはプリセット可能で
、制御装置4に記憶される。この過程は繰返し実行できるが、このような調整テ
ストがある一定の回数を超えた後、ブリッジ回路28は非アクティブ化される。
すなわち、全部のスイッチング素子32〜35が非アクティブ化され、それで、
共振回路27の共振電流58と共振電圧はコンポーネント損失を介して補償でき
ることになり、これで、溶接用電源2は新たに始動ないしは新たに駆動できるこ
とになる。
【0090】 このような調整過程は、図10のグラフから分かる通りである。ここで、出力
特性曲線73の電圧、特に電圧値92は、出力電流が下がると、電圧値92に対
応するプリセット可能な電圧目標値“Umax”を超えて増大する。今ここで特殊
調整方式が実行されないと、電圧は、点線で表された通り、さらに上がっていく
。この高い電圧により、コンポーネント、特にダイオードおよび出力トランジス
タは破壊されてしまい、溶接用電源2のコンポーネントを余分に大きく寸法決め
しなければならない。つまり、電圧が目標値に達し、それで電圧値92に達した
なら、パルス幅の縮小によって今や供給されるエネルギーは減少し、その結果、
電圧は、コンポーネント損失および/または消費装置へのエネルギー供給によっ
て再び低下することになる。引き続き、制御装置4によって再び標準動作モード
、つまりスイッチング状態S1〜S4に切替えられる。
【0091】 そこでは今や、例えば出力特性曲線の電圧値93で表されている通り、またし
ても目標値を超えることがあり得ることになり、そうなった場合、またしてもパ
ルス幅は、プリセット可能な数の半周期または全周期にわたって最小限度まで縮
小されることになる。この特殊調整方式は、今や、エネルギーがもはや共振回路
27の中に含まれなくなるまで、または、このような調整過程がある一定の回数
に達した後、制御装置4によってブリッジ回路28が非アクティブ化され、それ
で、共振回路27の中に残留するエネルギーが自発的に崩壊するまでの間、実行
することができる。これは時点94から明らかになり、その場合、エネルギーは
指数関数的に崩壊する。すなわち、電圧が指数関数的に高まり、電流が連続的に
減少するということである。これにより、更に、溶接プロセスの始めに、ないし
はアーク15の点弧にあたって、きわめて高い電圧が使用可能となる。更に、様
々な電流値に対して様々な電圧値を設けておくことが可能であり、そこで、相応
の指数曲線を作ることができるようになる。
【0092】 つまり、所与のプリセット可能な目標値を超えると、制御装置4によって特殊
調整方式が実行され、その際、パルス幅がブリッジ回路28にとって最小限度ま
で縮小され、また、共振電流58の1回または複数回の電流ゼロ通過の後にブリ
ッジ回路28が非アクティブ化される、と言える。加えて、少なくとも消費装置
の出力電圧、つまり出力端子51および52の出力電圧が監視され、目標値と比
較される。
【0093】 要約すると、今や言えるのは、直並列変換器の形の共振回路27を備えた溶接
用電源2において、ブリッジ回路28、特に半ブリッジまたは全ブリッジを駆動
すべく、前もって固定的に与えられた複数のスイッチング状態S1〜S6をブリッ
ジ回路28のスイッチング素子32〜35について保存し、ここで、調整下のフ
ローの中で制御装置4によって、標準動作モード、つまり共振回路27の状態量
、特に共振電流58または共振電圧より上または下のレベルでの動作において、
ブリッジ回路28をスイッチング状態S1〜S4に応じて連続的に駆動し、ここで
、消費装置に出力変化、特に抵抗変化が生じたとき、制御装置4により、ブリッ
ジ回路28を使って、ないしは共振回路27の固有周波数をもって特殊動作モー
ドを実行し、ブリッジ回路(28)を、特殊動作モードのために設けられたスイ
ッチング状態、特にスイッチング状態S1またはS4ないしはS5またはS6に応
じて駆動し、ここで、個々の動作モード、特に標準動作モード、特殊動作モード
および/または特殊調整方式において、制御装置(4)によって個々のスイッチ
ング状態S1〜Sを自発振動する共振回路(27)、特に共振電流(58)のゼ
ロ通過または共振電圧に割当て、これで、スイッチング状態S1〜S4が共振回
路27の状態量、特に共振電流58のゼロ通過または共振電圧に依存するように
する方法が提供できるということである。
【0094】 つまり、溶接用電源2の動作のために複数の動作モード、特に標準動作モード
、特殊動作モードおよび特殊調整方式が実行され、それで、制御装置4が溶接用
電源2、特にブリッジ回路28を、共振回路27の特性曲線変化(図5に示す通
りの)の際に動作点57が常に同じ側、特に共振回路27の特性曲線の垂下側ま
たは上昇側に保たれるように調整できることになる。
【0095】 更に、このような共振回路27を備えた溶接用電源2では、変流器95、特に
変圧器を使用することができ、これにより、エネルギー源29から供給されたエ
ネルギーの変換を行うことができる。その場合、変流器95は、例えば図12に
示す通り、ブリッジ回路28、つまり共振回路27と整流器50の間に配置する
ことができる。しかしながら、このような変流器95は、すでにエネルギー源2
9の中に配置しておくことも可能である。
【0096】 最後に言及しておきたいのは、先に述べた実施例において個々の部分ないしは
コンポーネントまたはアセンブリが概略的ないしは簡略的に図示されていること
である。更に、先に述べた複合的特徴または個々の実施例の方策が、他の実施例
の個別的特徴と組み合わさって自立した発明通りの解決策を得ることも可能であ
る。
【0097】 なかんずく、図1;2、3、4、5、6、7;8、9;10、11;12に示
した個々の実施態様は、自立した発明通りの解決策の対象をなすことができる。
これに関連する本発明の課題および解決策は、これらの図に則した詳細な説明か
ら推知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 溶接機ないしは溶接装置の概略図である。
【図2】 共振回路を備えた溶接用電源の一回路図を示す単純化した概略図である。
【図3】 溶接用電源に関するフローチャートを示す単純化した概略図である。
【図4】 溶接用電源の共振特性曲線グラフを示す単純化した概略図である。
【図5】 共振周波数不変の場合の溶接用電源の制御に関するフローチャートを示す単純
化した概略図である。
【図6】 共振周波数増大の場合の溶接用電源の制御に関するフローチャートを示す単純
化した概略図である。
【図7】 共振周波数低減の場合の溶接用電源の制御に関するフローチャートを示す単純
化した概略図である。
【図8】 溶接用電源に関する更なるフローチャートを示す単純化した概略図である。
【図9】 共振周波数増大の場合の溶接用電源の制御に関するフローチャート(図8に示
す通りの)を示す単純化した概略図である。
【図10】 溶接用電源の出力特性曲線を示す単純化した概略図である。
【図11】 溶接用電源の調整または制御に関するブロック回路を示す単純化した概略図で
ある。
【図12】 共振回路を備えた溶接用電源の更なる回路図を示す単純化した概略図である。
【符号の説明】
1…溶接装置 2…溶接用電源 3…出力部 4…制御装置 5…切換素子 6…制御弁 7…供給管路 8…ガス 9…ガス溜め 10…溶接トーチ 11…ワイヤ送給装置 12…供給管路 13…溶接用ワイヤ 14…貯蔵ドラム 15…アーク 16…母材 17…供給線路 18…供給線路 19…冷却循環系 20…流量モニタ 21…水タンク 22…入出力装置 23…ホースパッケージ 24…接続装置 25…耐張クランプ装置 26…ハウジング 27…共振回路 28…ブリッジ回路 29…エネルギー源 30…線路 31…線路 32…スイッチング素子 33…スイッチング素子 34…スイッチング素子 35…スイッチング素子 36…フリーホイーリングダイオード 37…フリーホイーリングダイオード 38…フリーホイーリングダイオード 39…フリーホイーリングダイオード 40…制御線路 41…制御線路 42…制御線路 43…制御線路 44…インダクタンス 45…コンデンサ 46…コンデンサ 47…測定装置 48…線路 49…線路 50…整流器 51…出力端子 52…出力端子 53…抵抗 54…線路インダクタンス 55…最小共振周波数 56…最大共振周波数 57…動作点 58…共振電流 59…ゼロ点通過判別 60…ランプ特性曲線 61…電圧特性曲線 62…電圧特性曲線 63…電圧特性曲線 64…電圧特性曲線 65…電圧特性曲線 66…ランプ信号 67…周期 68…時点 69…時間 70…測定装置 71…線路 72…線路 73…出力特性曲線 74…出力特性曲線 75…変換器 76…論理ユニット 77…入力 78…線路 79…線路 80…制御線路 81…コンパレータ 82…コンパレータ 83…コンパレータ 84…コンパレータ 85…線路 86…線路 87…線路 88…電流値 89…標準特性曲線 90…出力電流 91…出力電圧 92…電圧値 93…電圧値 94…時点 95…変流器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置(4)を介して、各個スイッチング素子(32〜3
    5)から作られるブリッジ回路(28)、特に半ブリッジまたは全ブリッジを駆
    動し、ここで、ブリッジ回路(28)を介して消費装置、特に溶接プロセスにエ
    ネルギー源(29)からエネルギー、特に電圧パルスおよび電流パルスを供給す
    る仕方で共振回路(27)、特に直並列変換器を備えた溶接用電源(1)を調整
    する方法であって、動作点(57)が共振回路(27)の特性曲線において共振
    周波数の外にあるように、かつ、前記消費装置に変化、特に抵抗変化が生じたと
    き、ブリッジ回路(28)のスイッチング素子(32〜35)が少なくとも共振
    回路(27)の共振周波数をもって切替えられるように、制御装置(4)がブリ
    ッジ回路(28)を駆動し、これで、共振回路(27)の特性曲線変化の際に動
    作点(57)が常に同じ側、特に、前記消費装置の抵抗変化の直前に動作点が存
    在した共振回路(27)の特性曲線の垂下側または上昇側に保たれることを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、ブリッジ回路(28)のス
    イッチング素子(32〜35)の複数のスイッチング状態(S1〜S4)およびそ
    の順序が制御装置(4)に記憶されることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の方法であって、前記消費装置にお
    いて一定の状態、特に一定の比率でスイッチング状態(S1〜S4)をアクティブ
    化する動作を、共振回路(27)の状態量である電流の連続する2回のゼロ通過
    点間の時間差から導き出すことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか一つに記載の方法であって、調整下
    のフローの中で制御装置(4)によって、標準動作モード、つまり共振回路(2
    7)の状態量である共振周波数の外での動作において、ブリッジ回路(28)を
    スイッチング状態(S1〜S4)に応じて連続的に駆動し、ここで、前記消費装置
    に出力変化、特に抵抗変化が生じたとき、制御装置(4)により、ブリッジ回路
    (28)を使って、このブリッジ回路が共振回路(27)の固有周波数をもって
    駆動される特殊動作モードを実行し、ブリッジ回路(28)を、特殊動作モード
    のために設けられたスイッチング状態ないしはフローに応じて駆動することを特
    徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れか一つに記載の方法であって、前記標
    準動作モードに関する個々のスイッチング状態(S1〜S4)を、該標準動作モー
    ドの外において制御装置(4)によって、特に自発振動する共振回路(27)の
    状態量であるゼロ通過から導き出し、および/または割当てることを特徴とする
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか一つに記載の方法であって、スイッ
    チング状態(S1〜S4)が、正の駆動相−スイッチング状態(S1)−、正のフ
    リーホイーリング相−スイッチング状態(S2)−、負の駆動相−スイッチング
    状態(S3)−および負のフリーホイーリング相−スイッチング状態(S4)−
    によって決定されることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れか一つに記載の方法であって、個々の
    スイッチング状態(S1〜S4)の間の切替えを制御装置(4)によって、溶接用
    電源(2)の前記標準動作モードにおいてブリッジ回路(28)が正の駆動相−
    スイッチング状態(S1)−から正のフリーホイーリング相−スイッチング状態
    (S2)−に、ここから負の駆動相−スイッチング状態(S3)−に、続いて負
    のフリーホイーリング相−スイッチング状態(S4)−に切替えられ、引き続き
    、この流れ(S1−S2−S3−S4)が連続的に繰返されるように実行するこ
    とを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れか一つに記載の方法であって、前記特
    殊動作モードにおいて電流ゼロ通過が起こると、制御装置(4)がブリッジ回路
    (28)を直接、1つの駆動相−スイッチング状態(S1またはS3)−からも
    う1つの駆動相−スイッチング状態(S3またはS1)−に切替えることを特徴
    とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7の何れか一つに記載の方法であって、前記特殊
    動作モードにおいて出力変化が生じると、制御装置(4)によってブリッジ回路
    (28)、特にスイッチング素子(32〜35)が、駆動相−スイッチング状態
    (S1またはS3)−望ましくは連続的に別の1つ以上の特殊なスイッチング状
    態の1つ(S5またはS6)に切替えられ、ここで、スイッチング素子(34;
    35)が非アクティブ化され、付属のスイッチング素子(33;32)がアクテ
    ィブ化されたままであることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の何れか一つに記載の方法であって、ブリ
    ッジ回路(28)、特に半ブリッジまたは全ブリッジの駆動が、可変の周期持続
    時間と組み合わされたパルス幅変調の方式によって制御信号ファイおよびアルフ
    ァを使って行われることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10の何れか一つに記載の方法であって、制
    御装置(4)により、制御信号ファイおよびアルファと、共振回路(27)の状
    態量であるゼロ通過、特に共振回路(27)における電流ゼロ通過に応じて、ブ
    リッジ回路(28)のスイッチング素子(32〜35)に関するスイッチング状
    態(S1〜S6)が決定され、これに応じて前記ブリッジ回路が駆動されること
    を特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11の何れか一つに記載の方法であって、ス
    イッチング素子(32と33)、特にIGBTトランジスタが、共振回路(27
    )の電流ゼロ通過の直前または直後に制御信号アルファに切替えられ、スイッチ
    ング素子(34と35)、特にMOSFETトランジスタが、制御信号ファイ、
    特に共振回路(27)における電流の位相角制御信号ファイに切替えられること
    を特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12の何れか一つに記載の方法であって、ブ
    リッジ回路(28)を制御または調整する制御装置(4)に関する制御量ないし
    は調整量が、制御信号アルファおよびファイと、共振回路(27)の状態量であ
    るゼロ通過、特に共振電流(58)または共振電圧のゼロ通過によって作られる
    ことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13の何れか一つに記載の方法であって、正
    の駆動相−スイッチング状態(S1)−および負の駆動相−スイッチング状態(
    S3)−のとき、溶接用電源(2)の中間回路、つまりエネルギー源(29)か
    ら電流がスイッチング素子(32〜35)を経由して共振回路(27)へと流れ
    、これで前記消費装置、特に溶接トーチ(10)へと流れ、これに対し、正また
    は負のフリーホイーリング相−スイッチング状態(S2;S4)−のとき、中間
    回路からブリッジ回路(28)のスイッチング素子(32〜35)を経由して共
    振回路(27)に至る電流の流れが起こらず、ないしはエネルギー供給が行われ
    ず、ここでそれでも、共振回路(27)における電流の流れが維持されたままで
    あることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14の何れか一つに記載の方法であって、駆
    動相における電流の流れがスイッチング素子(32と35;33と34)の対ご
    とのアクティブ化によって作られ、これに対し、フリーホイーリング相において
    スイッチング素子(32と34;33と35)がアクティブ化されることを特徴
    とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15の何れか一つに記載の方法であって、出
    力変化が生じたとき、スイッチング素子(32〜35)が制御装置(4)によっ
    て駆動相−スイッチング状態(S1;S3)−からスイッチング状態(S5;S
    6)に切替えられ、ここで、スイッチング素子(34;35)が非アクティブ化
    され、付属のスイッチング素子(33;32)がアクティブ化されたままである
    ことを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16の何れか一つに記載の方法であって、制
    御装置(4)が絶えずスイッチング状態(S1〜S4)を、ちょうどそこに存在
    する共振電流の半周期に割当て、それで、同期化の後にブリッジ回路(28)が
    正しい時点で再び標準動作モードに切替えられるようにすることを特徴とする方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至17の何れか一つに記載の方法であって、制
    御装置(4)および論理ユニット(76)とそれぞれ複数のコンパレータ(81
    〜84)が接続され、このコンパレータ(81〜84)が、測定装置(47およ
    び/または70)から供給された、実際に現れる電流値および電圧値、特に実測
    値を、設けられた相応の目標値と比較し、ここで、実測値が目標値を超えている
    場合、調整、特に特殊調整方式が制御装置(4)によって実行されることを特徴
    とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至18の何れか一つに記載の方法であって、コ
    ンパレータ(81)が、測定装置(47)から供給された共振電流“Ires”
    を所与の最大限許容し得る目標電流“Imax”と比較し、ここで、目標電流“
    Imax”を超えると、信号“Iresmax”が論理ユニット(76)に向け
    て線路(85)経由で出力されることを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至19の何れか一つに記載の方法であって、コ
    ンパレータ(83)が、測定装置(70)の溶接電圧“U”を所与の最大限許容
    し得る目標電圧“Umax”と比較し、ここで、この目標電圧“Umax”を超
    えると、信号が線路(87)経由で論理ユニット(76)に伝送されることを特
    徴とする方法。
  21. 【請求項21】 請求項1乃至20の何れか一つに記載の方法であって、出
    力変化が生じると、制御装置(4)によってブリッジ回路(28)が特殊状態(
    S5;S6)に切替えられ、ここで、どれだけの回数、特殊状態(S5;S6)
    からもう1つの特殊状態(S6;S5)に切替えられるか、制御装置(4)によ
    って監視されることを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 請求項1乃至21の何れか一つに記載の方法であって、前
    記特殊調整方式において制御装置(4)によってスイッチング素子(32〜35
    )の駆動が駆動相の形で行われ、但し、ここでパルス幅がブリッジ回路28にと
    って最小限度まで縮小されることを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 請求項1乃至22の何れか一つに記載の方法であって、前
    記共振回路における複数回の電流ゼロ通過の後に信号“Iresmax”および
    /または“Umax”が目標値“Imax”および/または“Umax”より下
    に下がっているかどうか、制御装置(4)によって監視されることを特徴とする
    方法。
  24. 【請求項24】 請求項1乃至23の何れか一つに記載の方法であって、溶
    接用電源(2)の動作のために複数の動作モード、特に前記標準動作モード、前
    記特殊動作モードおよび前記特殊調整方式が実行されることを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 制御装置(4)およびブリッジ回路(28)、特に、制御
    装置(4)を介して駆動可能な複数のスイッチング素子(32〜35)を具備す
    る半ブリッジまたは全ブリッジを備えており、中に消費装置、例えば溶接アーク
    を構築する2つの極が配置された後続の共振回路(27)のエネルギーを供給す
    る溶接用電源(2)であって、制御装置(4)によって、直並列変換器として作
    られた共振回路(27)が標準動作モードにおいて不変の比率でスイッチング素
    子(32〜35)の周期的に連続する様々なスイッチング状態に応じて少なくと
    も時間ごとにエネルギーを供給され、少なくとも1つの状態量、特に共振回路(
    27)における電流推移を検出する測定機構が配置されており、また、特に消費
    装置に抵抗変化が生じたときの特殊動作モードのためにブリッジ回路(28)の
    スイッチング素子(32〜35)に関する様々なスイッチング状態が取ってあり
    、前記消費装置の変化が検出されたときにこれらのスイッチング状態が前記制御
    装置から呼出し可能であることを特徴とする溶接用電源。
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