JP2003532169A - 自動バックアップシステム - Google Patents

自動バックアップシステム

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JP2003532169A
JP2003532169A JP2001530713A JP2001530713A JP2003532169A JP 2003532169 A JP2003532169 A JP 2003532169A JP 2001530713 A JP2001530713 A JP 2001530713A JP 2001530713 A JP2001530713 A JP 2001530713A JP 2003532169 A JP2003532169 A JP 2003532169A
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シーエムエス ペリフェラルズ インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、PCMCIAカードに結合した外部ハードディスクを用いて、自動的にコンピュータのバックアップを取る方法に関する。この方法は、外部ハードディスクとPCMCIAカードの組み合わせをコンピュータのPCMCIAポートに接続する工程と、コンピュータの中央処理装置(CPU)をスキャンする工程と、接続した外部ハードディスクを検出、識別する工程と、コンピュータの送り側ドライブのバックアップを外部ハードディスク上に取るためオペレータの介入なしにCPUが自動的にバックアップ手順を起動する工程と、バックアップがオペレータの介入なしに完了した時CPUが自動的にバックアップを終了する工程から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、コンピュータ用外部記憶自動バックアップシステムに関する。
【0002】
【発明の背景】
コンピュータのデータのバックアップは、どんなコンピュータでも欠かせない
操作である。コンピュータのデータのバックアップを別の記憶メディアや記憶デ
バイス上に取ることは、最も初期の電子計算機の時代から知られている。ハード
ディスクの記憶容量がギガバイトに達する前の1980年代において、パーソナ
ルコンピュータのデータのバックアップは、3.5インチや5.25インチなど
のフロッピー(登録商標)ディスク上に直接取られることが多かった。しかし、
フロッピーディスクの容量には限界があるため、その利用範囲が狭いことは早く
から知られていた。初期のフロッピーディスクの容量は360キロバイト前後で
あり、後に1.44メガバイトまで拡大された。ハードディスクが40メガバイ
ト以上のデータを記憶できるのに比べると、フロッピーディスクによるバックア
ップは不便で時間がかかるものであった。当時、バックアップの手段としてテー
プを用いることがより広く行なわれていた。テープによるバックアップデバイス
は、取り外し可能なテープカートリッジを備えた内部または外部ユニットであっ
た。最初に作られたテープには、ごく少量の情報しか記憶できなかった。今日で
は、テープは800メガバイト以上の情報を記憶できる。テープは多くの情報を
保存できるが、バックアップと記憶が低速である。フロッピーディスクの容量の
限界とテープによるバックアップの低速さを克服するため、ZIPディスクとそ
の駆動装置が開発され、100メガバイト以上の比較的大量の情報を高速でバッ
クアップし、高速で記憶することが可能になった。このZIPディスクは、デー
タ転送が同様に高速で、より大量の情報を記憶できるJAZディスクに取って代
わられつつある。LANシステムのようなネットワーク化されたコンピュータに
おいて、サーバーは主記憶デバイスとしてだけでなくバックアップデータ記憶デ
バイスとしても機能しうる。このことは、普通、第二のハードディスクか、一台
か複数のテープデバイスを設けることによって達成される。ハードディスクの記
憶容量は劇的に大きくなり、現在では20ギガバイトを越える大容量のハードデ
ィスクが市販され、その価格も同様に劇的に下がっているので、ハードディスク
は魅力的なバックアップデバイスになっている。二台のハードディスクを内蔵し
たコンピュータもあり、第一のハードディスクは主記憶デバイスとして機能し、
第二のハードディスクはバックアップ記憶デバイスとして機能する。二台のハー
ドディスクを有するシステムには利点があるが、完璧ではない。たとえば、コン
ピュータ自体が破壊されると、主記憶デバイスとバックアップ記憶デバイスの両
方が破壊される。また、電圧が急に変動すると、ハードディスクが両方破壊され
る場合もある。このような状況ではバックアップデータが失われる。バックアッ
プ記憶デバイスは、コンピュータの外部に配置するのが理想的である。このよう
にすれば、オペレータがデータのバックアップを取れるだけでなく、バックアッ
プ記憶デバイスをコンピュータ本体から物理的に分離して配置できるので、一方
のハードディスクが被害を受けても、もう一方のハードディスクまでその被害が
及ぶことはない。デスクトップ型コンピュータ用に、取り外し可能なハードディ
スクが市販されている。しかし、ラップトップ型やノートブック型コンピュータ
では寸法や容量に制約があるため、それらのための取り外し可能なハードディス
クは市販されていない。
【0003】 テープを用いたバックアップデバイスを除き、大半のバックアップデバイスは
オペレータからの指示を必要としている。テープを用いたバックアップデバイス
は、前もって設定された時刻に自動的にバックアップを起動するようにプログラ
ムすることが可能である。このことにより、バックアップに関する全オプション
がバックアッププログラムに組み込まれるため、オペレータ介入の必要がない。
テープを用いたバックアップは、テープが低速であるため、営業時間外に行うの
が普通である。次の営業時間またはユーザ使用時間になるまで、テープの取り外
しや取り換えができないため、コンピュータが壊れるとテープも壊れてしまう。
また、バックアップを営業時間外に行うので、テープの盗難や不法コピーが起こ
ることも考えられる。
【0004】 ラップトップ型やノートブック型の多くのコンピュータは、追加のハードディ
スクやテープ駆動装置を内蔵させるための十分なスペースを内部に有していない
。実際、今日市販されているラップトップ型やノートブック型コンピュータの大
半は、フロッピーディスク駆動装置すら標準装備していない。これらのコンピュ
ータは、ハードディスクのデータのバックアップを取るデバイスに、物理的に接
続しなければならない。バックアップ操作を日常業務として行わないと、コンピ
ュータの紛失、盗難、破壊などが起こっても、オペレータの元にバックアップさ
れたデータが残らない。また、ラップトップ型やノートブック型のコンピュータ
は、小型で軽便であるので、盗難率がデスクトップ型に比べてはるかに高い。
【0005】 バックアップシステムは、コンピュータに素早く簡単に取り付けられ、オペレ
ータの介入なしであるいは最小限の介入でコンピュータのメインメモリの自動バ
ックアップが行われ、持ち運び可能で、大容量で、バックアップと記憶が高速の
外部バックアップ記憶デバイスとするのが好ましい。バックアップデバイスは、
理想的には、コンピュータに挿入または接続され、コンピュータがバックアップ
デバイスを検出するとバックアップ操作を起動し、オペレータが選択した前もっ
て設定されたバックアップオプションを使用し、オペレータがさらに介入するこ
となくバックアップ操作を完了する。その後、オペレータはバックアップデバイ
スをコンピュータから取り外し、コンピュータとは別の場所に保管するか、別の
コンピュータまたはコンピュータシステムへデータをインストールするためにそ
のバックアップデバイスを移動する。便利なバックアップデバイスは、PCMC
IAポートのようなコンピュータポートに接続しうる外部ハードディスクである
。そのようなバックアップデバイスは、必要な電力をコンピュータから得て、自
動バックアップ操作を実行するために必要なオペレーティングソフトウェア(O
S)をコンピュータで起動してもよい。あるいは、コンピュータは、バックアッ
プ操作を実行するためのバックアップ用OSを前もってプログラムしておいても
よい。バックアップを行うシステムには、自動バックアップを実行するために、
公知のOSを用いてもよい。
【0006】
【発明の要約】
本発明は、自動バックアップシステムをコンピュータのポートに挿入する工程
と、ポートに接続されたデバイスをコンピュータがスキャンし、検出する工程と
、自動バックアップシステムをコンピュータが識別する工程と、コンピュータが
バックアップ手順を自動的に起動し、コンピュータ上のファイルのバックアップ
を自動バックアップシステム上に取る工程と、バックアップ完了時にコンピュー
タが自動的にバックアップ手順を終了する工程から成る自動バックアップシステ
ムに関する。
【0007】 また、本発明は、自動バックアップシステム(ABS)を用いて、コンピュー
タのデータのバックアップを自動的に取る方法に関する。
【0008】 この方法は、ハードディスクとPCMCIAカードの組み合わせ(ABSユニ
ット)から成る自動バックアップシステムを、コンピュータのPCMCIAポー
トに接続する工程と、コンピュータの中央処理装置(CPU)が、コンピュータ
のPCMCIAポートに接続されたデバイスをスキャンする工程と、CPUが、
コンピュータのPCMCIAポートに挿入されたABSユニットを認識する工程
と、CPUが、以下の自動バックアップ手順を起動する工程から成る。
【0009】 自動バックアップ手順は、CPUがコンピュータの送り側ドライブにある全フ
ァイルをスキャンし、それらのファイルをABSユニット上のファイルと比較し
て日付と時刻の違いを確認することにより、送り側ドライブにある変更されたフ
ァイルと新しいファイルを識別する工程と、ABSユニット上にある空き領域と
、コンピュータの送り側ドライブからABSユニットへ送られる変更されたファ
イルと新しいファイルのバックアップを取るのに要する領域を、CPUが比較す
る工程と、ABSユニット上に十分な空き領域があるとコンピュータが判断した
場合、CPUが、変更されたファイルと新しいファイルをABSユニットへファ
イル単位で転送する工程あるいはABSユニット上に十分な空き領域がないとコ
ンピュータが判断した場合、コンピュータが十分な空き領域がない旨を表示し、
変更されたファイルと新しいファイルのファイル単位でのABSユニットへの転
送は起動しないということを含む自動バックアップ手順を起動する工程から成る
【0010】 あるいは、CPUは、ABSユニットへのファイル単位での転送の最後に、バ
ックアップの状況をコンピュータのモニターに表示するようにしてもよい。
【0011】 あるいは、CPUは、ABSユニットへのファイル単位での転送状況を、送り
側ドライブ上のバックアップファイルに書き込むか、自動バックアップの最後に
送り側ドライブ上のbackup.exe ファイルに書き込むようにしてもよい。
【0012】 あるいは、CPUは、スキャンを行う前に、backup.exe ファイルに書き込ま
れている前回行ったバックアップにおけるファイル単位の転送状況を確認するか
、スキャンを行う時に、変更されたファイルと新しいファイルを識別するため、
送り側ドライブ上の全ファイルを確認してもよい。
【0013】 あるいは、CPUは、ABSユニットへのファイル単位での転送状況について
CPUが書き込みを行った後、自動バックアップ手順を自動的に終了してもよい
【0014】 あるいは、CPUは、送り側ドライブ上の全ファイルのスキャンをCPUが行
う前にバックアップ手順を起動するというオプションを選択するように要求して
もよい。
【0015】 あるいは、CPUは、ABSユニットとPCMCIAポートとの接続をCPU
が認識した時に自動バックアップ手順を起動するためコンピュータのレジストリ
をスキャンするようにしてもよい。
【0016】 あるいは、CPUは、ABSユニットがPCMCIAポートに接続された後に
パスワードを要求し、パスワードがコンピュータに入力されると、CPUはコン
ピュータのレジストリからパスワードを変換し、変換されたパスワードを入力さ
れたパスワードに比較し、それらのパスワードをPCMCIAポートに接続され
たABSユニットへ転送し、ABSユニットが両者を比較し、入力されたパスワ
ードが認証可能かどうかを調べるようにしてもよい。または、ABSユニットは
、ABSユニットのレジストリ内のパスワードをCPUから転送されたパスワー
ドに比較してもよい。CPUは、入力されたパスワードを認証した時、自動バッ
クアップ手順を起動する。ABSユニットは、CPUから転送されたパスワード
を認証したとき、CPUに対しファイルへの記入を許可する。
【0017】 あるいは、CPUがパスワードを要求してもよい。パスワードがコンピュータ
に入力されると、CPUはそのパスワードをレジストリから変換し、入力された
パスワードをPCMCIAポートに接続されたABSユニットへ転送する。
【0018】 CPUは、PCMCIAポートに接続されたABSユニットを認識した後、A
BSユニットからパスワードを要求する。ABSユニットがパスワードをCPU
へ入力すると、CPUは変換されたパスワードを変換し、バックアップ手順を起
動する前にABSユニットのパスワードと比較、認証する。
【0019】 あるいは、CPUは、ABSユニットがPCMCIAポートに接続されたこと
を認識した後、バックアップ手順を起動する前に、オプションの選択を要求して
もよい。あるいは、CPUは、バックアップ手順の起動前に、コンピュータのレ
ジストリをスキャンして前もって選択されたオプションを検索してもよい。
【0020】 CPUの要求に応じて入力されたパスワードが認証できない場合、CPUは、
プログラムの再試行またはプログラムの終了を選択するように促すか、PCMC
IAポートからABSユニットを取り外すように要求してもよい。
【0021】 ファイル単位での転送が完了する前にABSユニットとPCMCIAポートと
の接続が切られた場合、CPUは接続切断を検出し、ABSユニットをコンピュ
ータのPCMCIAポートに接続するよう要求する。
【0022】 ファイル単位の転送を行うのに十分な空き領域がABSユニット上にないとC
PUが判断した場合、CPUは、十分な空き領域がないことおよびバックアップ
手順を起動しないことを表示する。コンピュータの送り側ドライブから完全なフ
ァイル単位での転送を行うのに十分な空き領域がABSユニット上にある場合、
CPUは、ABSユニット上の全ファイルを上書きしてもよいか尋ねるか、AB
Sユニットを取り外すよう促して自動バックアップ手順を終了するようにしても
よい。
【0023】 ABSユニットは、コンピュータの筐体内において平らな可撓性のあるケーブ
ルによりハードディスクに永久的に取り付けたPCMCIA/PCカードインタ
フェースとしてもよい。
【0024】 自動バックアップシステムは、ノートブック型コンピュータにPCカードを挿
入し、標準ウインドウズPCMCIAカードドライバをロードすることにより、
ウインドウズOSのコンピュータにインストールしてもよく、この場合、自動バ
ックアッププログラムは自動的に起動する。Vxdドライバをインストールする
ためには、一度リブートすることが必要である。リブート完了時に、高速または
カスタムインストールオプションが得られるようにしてもよい。高速インストー
ルオプションは好ましいオプションで、ABSユニットへの完全な C:/drive の
バックアップをセットアップする。カスタムインストールにおいては、ドライブ
、フォルダー、ファイル形式や、バックアップパスをユーザが選択できる。AB
Sユニットは、システムにおいてハードディスクライクに機能し、その典型的な
パスは“E:(Backup of Drive D("、送り側ドライブはDドライブである。カスタ
ム設定は、ユーザが構成を検証し、PCMCIAカードで自動的にプログラムを
起動し、パスワードで保護されたバックアップや、バックアップ完了時にコンピ
ュータの電源を切る無人バックアップすなわちバックアップ手順を行うことを可
能にする。別のオプションでは、カスタム設定によりファイル例外を選択したり
、あるいはその選択を可能にしたり、ブラウズ機能を用いてABSユニットを送
り側ドライブに強制的に比較してファイルの最初のN個(Nは、たとえば200
0のような、どの数でもよい)の違いをリストアップするリストオプションも選
択できる。このオプションは、バックアップ承認のためにその都度オペレータ介
入を要求し、ファイルをリストから直接復元することを許可または可能にする。
【0025】 テープを用いる従来型のバックアッププログラムは、ファイルをある形式から
別の形式へ変換し、普通は所有権を主張できる(プロプライエタリー)形で、完
全型、増分型、差動型という典型的な3つの型でバックアップを行う。これらの
バックアップデータは、データベースやテープライブラリを構築する別々のデー
タセットに保存される。ABSは、適切にバックアップすることにより、バック
アップ済のデータを現行のままにする。ABSソフトウェアは、バックアップを
するたびに、送り側ドライブをスキャンし、各ファイルをABSのファイルと比
較し、変更されたファイルだけを転送する。ファイルは、ネイティブフォーマッ
トで保存され、適切にアップデートされる。これにより、ABSはノートブック
のドライブで現行のままになる。拡張オプションもあり、このオプションでは、
変更されたファイルであってABS上に存在しないか送り側ドライブから削除さ
れたと判断される最初の2000個のファイルを、ABSソフトウェアがリスト
アップする。この特徴により、ユーザは、どのファイルの一部または全部を転送
するか、あるいは転送しないかを選択することにより、ノートブックからABS
へのフローまたはABSからノートブックへのフローを制御することができる。
バックアップ済みのファイルを見るためにはオペレーティングシステム(OS)
が使用され、その場合ABSが標準ハードディスクとして扱われる。ABSは外
部ドライブであるので、ABSはOSにとってもう一つのハードディスクになる
。この特徴により、ABSはバックアップデバイスとしてだけでなく、スナップ
としても使用される。実際、ゲームやオーディオやビデオなどの個人的趣味に属
する項目は、その影響をノートブックに与えることなく、ABSユニットから直
接実行できる。要求された一つの試みとして、ノートブック上でPower Point(
ソフトウェア)を用いたプレゼンテーションを行い、そのノートブックのデータ
のバックアップをABSユニット上に取り、次にそのABSユニットから、Powe
r Pointをインストールしたことがない別のコンピュータにプレゼンテーション
のデータを転送したが、この試みは成功した。
【0026】 パスワードがバックアップに追加されると、ユーザは、そのパスワードによる
操作を有効にするためABSユニットの電源を切るように要求される。この要求
は、現在のすべての2.5インチハードディスクで用いられている標準ATAコ
マンドに含まれている。パスワードを用いてバックアップを要求すると、プログ
ラムはパスワードを保存し、レジストリ内で暗号化する。このことにより、ユニ
ットの取り外しと再挿入の要求前に、ABSが保護されていることの識別と、ア
ンロックコマンドのユニットへの転送が行われる。これが行われるとバックアッ
プが続行され、完了時にそのパスワードが再送される。このことにより、ABS
は別のノートブックに挿入されないように保護され、OSがPCMCIAカード
を見ることは可能だが、ドライブは見ることも開くこともできない。また、パス
ワードは、パスワード・アドミニストレータと呼ばれる独立型ユーティリティー
を介して有効になり、この単一ダイアログアプリケーションのおかげでユーザは
ATAコマンドセットが提供するあらゆる保護を選択することができる。重要な
特徴は、マスターパスワードおよびユーザパスワードオプションがあることであ
る。マスターパスワードは、ユーザパスワードでロックされたドライブをアンロ
ックすることができる。この特徴により、老齢のあるいは粗忽なユーザがパスワ
ードを忘れたり紛失したり誤入力したりしたときに起こる難しい問題を解消でき
る。
【0027】 ABSシステムの最も効果的な部分は、ランチャーと呼ばれる。このプログラ
ムは常駐しており、そのプログラムアイコンはシステムトレイに置かれている。
ランチャーにより、システムの自動化部分が使用可能になる。ウインドウズ95
/98搭載マシンでは、ABSユニットが挿入されるたびにバックアップが行わ
れる。ユーザは、ABSユニットを挿入するという単純な機械的行為によりバッ
クアップをいつどこで行うかの制御が可能であり、これは一種の「ルック・ノー
・ハンズ」バックアップすなわち操作の容易なバックアップである。この特徴は
、システム全体にとって重要で便利な特徴であるため、CMS社が特許を取得し
ている。また、ランチャープログラムにより、システムトレイに置かれたアイコ
ンをマウスで右クリックすれば、ABSに供給されたすべてのプログラムにアク
セスできる。
【0028】 「ウインドウズ・エクスプローラ」を用いた復元方法には多くの利点がある。
たとえば、ドラッグ・アンド・ドロップ操作で単一のファイルに復元可能で、そ
の検索にはすでにシステムで使用された検索機能を利用する。したがって、ユー
ザは、ファイルを復元するために新しいソフトウェアの癖や特徴を学習する必要
がない。単一のファイルやフォルダーの復元がこの方法でカバーされており、こ
の方法でカバーされるのは大半のユーザにとって第一の関心事である自分のデー
タでありウインドウズのコピーではない。
【0029】 業界誌(SMS, vol.4, issue 5)によれば、バックアップデータセットのわ
ずか45%が200メガバイトを越えるサイズをもち、バックアップデータセッ
ト全体の48%が50〜400メガバイトの範囲にあるという。このことは、バ
ックアップ用ユニットの使用可能な領域の多くの部分がバックアップ以外の目的
に使用できるということを意味する。この業界誌の内容が正しければ、毎分平均
50メガバイトというデータ転送速度で、5分以内に大半のバックアップが取れ
ることになる。もちろん上記の値はネットワークにおいて算出されたものである
が、デスクトップ型コンピュータに適用しても性能や用法を予想するヒントにな
る。
【0030】 カスタム設定のためのランチャーメニューの項目は、(1) 「バックアップ
起動」、すなわちバックアップ手順、(2) 「バックアップ起動/比較」、す
なわち新しいファイルおよびフォルダーを含む日付と時間の変更について送り側
ドライブ上のファイルおよびフォルダーをABSユニット上のファイルおよびフ
ォルダーに比較する工程から成るバックアップ手順、 (3) パスワード、プ
ロトコル、変更、バックアップ手順のオプションなどに関する「バックアップ設
定」、 (4) 「パスワード・アドミニストレータ」、(5) 「ABSラン
チャー使用不能」、すなわちバックアップ手順をホストコンピュータ上に復元し
たり、バックアップファイルを第二のコンピュータ上にコピーしたりできないよ
うにすること、を含むようにしてもよい。
【0031】
【詳細な説明】
本発明は、外部ハードディスクを用いてコンピュータのデータのバックアップ
を自動的に取る方法に関する。本発明において、外部ハードディスクがPCMC
IAカードに結合され、外部ハードディスクとPCMCIAカードの組み合わせ
がコンピュータのPCMCIAポートに接続され、コンピュータのCPUが外部
ハードディスクをスキャン、検出、識別し、コンピュータの送り側ドライブから
外部ハードディスクへオペレータ介入なしにバックアップを行うバックアップ手
順をCPUが自動的に起動し、オペレータ介入なしにバックアップが完了したと
きバックアップをCPUが自動的に終了する。
【0032】 オペレーティングプログラムは、ほぼすべてのパーソナルコンピュータ、すな
わちデスクトップ型、ラップトップ型、ノートブック型のコンピュータに搭載さ
れ、コンピュータの種々の部品を定期的にスキャンして、部品の動作状況の確認
や、コンピュータと外部デバイスとの接続状況の確認を行うようになっている。
これらの操作は、PCMCIAポート、パラレルポート、シリアルポート、US
Bポート、フロッピーディスクドライブ、CD−ROMドライブなどのスキャン
を含んでいる。コンピュータは、ポートの一つに接続されたデバイスを検出した
とき、識別のためにそのデバイスにアドレスし、コンピュータを構成する外部デ
バイスが認識される。コンピュータを構成していない外部デバイスをCPUが識
別したり、あるいはCPUが識別できなかったりした場合、CPUはコンピュー
タのモニターでこのことをオペレータに知らせるが、このことは、コンピュータ
にとって未知のデバイスがポートに接続されていることをオペレータやユーザへ
知らせる「モニタリング」としばしば呼ばれる。
【0033】 カリフォルニア州コスタメサのシーエムエス・ペリフェラルズ社は、ラップト
ップ型コンピュータ用交換ハードディスクに取り外し可能に接続しうるPCMC
IAカードを開発した。コンピュータの送り側ハードディスクから交換ハードデ
ィスクへデータをコピーするには、ラップトップ型コンピュータのPCMCIA
ポートに、交換ハードディスクに接続したPCMCIAカードを挿入する。デー
タが転送されると、交換ハードディスクとPCMCIAカードとの接続を切り、
ラップトップ型コンピュータにそれまで内蔵されていた送り側ハードディスクを
取り外して、その代わりに交換ハードディスクを取り付ける。データの転送は、
交換ハードディスクをコンピュータに直接インストールできるように行い、交換
ハードディスクがインストールされたときに全ファイルおよびプログラムが使用
可能な完全に動作するコンピュータとなるようにする。このようにすれば、ラッ
プトップ型コンピュータの送り側ドライブ(ハードディスク)のアップグレード
が簡単かつ便利に行えることがわかっている。内蔵ハードディスクから交換ハー
ドディスクへのデータのコピーは自動ではなく、コンピュータのオペレータから
の指示とコマンドを必要とする。
【0034】 本発明では、バックアップ用デバイスとして外部ハードディスクを用いる。外
部ハードディスクは、一つまたは複数のコンピュータのデータについてバックア
ップと復元を行うようにプログラムされたPCMCIAカードに結合されている
。この操作の実行に必要なオペレーティングソフトウェアやバックアップ用ソフ
トウェアは、バックアップ用ハードディスクのフラッシュメモリまたはバックア
ップ用ハードディスクの常駐メモリに配置すればよい。バックアップに必要なソ
フトウェアは、フロッピーディスクやCD−ROM上に配置してもよく、自動バ
ックアップ手順を実行するためにホストコンピュータにインストールしてもよい
【0035】 自動バックアップシステムは、自動バックアップシステムユニット(ABSユ
ニット)がコンピュータのPCMCIAポートに挿入されたとき開始される複数
の工程から成る(図のブロック3A)。大半のオペレーティングプログラムは、
コンピュータのCPUに対し、種々のポートに接続されている外部デバイスを検
出するためポートをスキャンするよう指令を与える。あるいは、ABSユニット
がPCMCIAポートに挿入されていることの検出のためスキャンを行うようコ
ンピュータのCPUに対し指令を与える実行可能なプログラム(ここではlau
ncher.exeファイルと呼ぶ)をコンピュータにインストールしてもよい
(図のブロック1A)。また、このlauncher.exeプログラムは、自
動バックアップシステムの選択されたおよびデフォルトのオプションに関しコン
ピュータのレジストリをスキャンするようCPUに対し指令を与える。デフォル
トのオプションは、自動バックアップを行うことである(ここでは「自動起動オ
プション」と呼ぶ)(図のブロック1B)。ABSユニットがコンピュータのP
CMCIAポートに接続されていることをCPUブロックが認識すると(図のブ
ロック1F)、コンピュータのCPUは自動バックアップ手順を起動する。
【0036】 自動バックアップ手順は、実行可能ファイル(ここではbackup.exe
ファイルと呼ぶ)により実行される(図のブロック1G)。自動起動オプション
を行うデフォルトの設定が使用不可で、ABSユニットがコンピュータのPCM
CIAポートに挿入されている場合、コンピュータのCPUは、オペレータに対
し、launcher.exeファイルからメニューオプションを選択するよう
促す(それぞれ図のブロック3C、3A、3D)。自動バックアップオプション
がlauncher.exeファイルから手動で選択されると、CPUは自動バ
ックアップ手順を起動する(図のブロック1C)。ブロック1Gと1Cが示す工
程の違いは、ブロック1Gの工程は自動バックアップ手順を自動的に起動するの
に対し、ブロック1Cの工程はバックアップ手順をオペレータの指示で起動する
点にある。
【0037】 図の段階Cにおける自動バックアップ手順は、一連の連続工程から成る。何も
選択されなかった場合、CPUはコンピュータのレジストリをスキャンしてバッ
クアップオプションを検索し、デフォルトを選択する。デフォルトの選択により
指示を受けたCPUは、コンピュータの送り側ドライブにある全ファイルをスキ
ャンし、日付と時間の変更について、送り側ドライブ上のファイルとABSユニ
ット上のファイルを比較する。CPUは、送り側ドライブにあってABSユニッ
トにはない変更されたファイルを識別し、そのような変更されたファイルのバッ
クアップを取るのに十分な空き領域がABSユニットにあるかどうかを判断する
ため、送り側ドライブにある変更されたファイルが占める領域をABSユニット
上で使用可能な空き領域に比較する。ABSに十分な空き領域がない場合、CP
Uは、バックアップに使用可能な空き領域が十分でないことを表示(モニタリン
グ)する。十分な空き領域が使用可能である場合、CPUは自動的に、変更され
たファイルをABSユニットへファイル単位で転送を開始する。ファイル単位で
の変更されたファイルの転送が完了したとき、CPUは、バックアップの最後に
バックアップの状況を表示し、オペレータに対し、バックアップできなかったフ
ァイルがあればそれを知らせ、あるいはバックアップが正常に完了したかどうか
を知らせる。CPUは、次回の自動バックアップ操作が実行されるときに参照す
るため、送り側ドライブ上のbackup.exeファイルに正常なバックアッ
プの状況を書き込む。この工程が完了すると、CPUは自動バックアップ手順を
終了する。一つまたは複数のファイルのバックアップができなかったとき、CP
Uは、識別されたファイルの変更なしでバックアップを完了するオプションをオ
ペレータに与えるオプションメニューを表示し、自動バックアップを終了するか
、あるいは外部の送り側ドライブのバックアップを取る。
【0038】 自動バックアップ手順は、コンピュータのデータへの不正なアクセスを防止し
たり、ABSユニット上のバックアップデータへのアクセスを防止したりするた
め、パスワードを要求するのが好ましい。パスワードプロトコルは、自動バック
アップ手順の開始以前またはバックアップ手順の開始に際して出現するようにし
てもよい。ある実施例では、ABSユニットがコンピュータのPCMCIAポー
トに接続され、ABSユニットがCPUに認識された後、CPUはオペレータに
対しパスワードを要求する。 あるいは、この要求は、CPUがABSとの接続
を認識した後か、自動バックアップ手順の開始に際して出現するようにしてもよ
い。パスワードはキーボードを介してコンピュータに入力される。コンピュータ
のCPUはコンピュータのレジストリからパスワードを変換し、変換したパスワ
ードをABSユニットへPCMCIAポートを介して転送する。CPUは、入力
されたパスワードを変換されたパスワードと比較し、両者が一致して入力された
パスワードが認証された場合だけ自動バックアップシステムの次の工程に進む。
両者が一致しなかった場合、CPUはパスワードエラーを表示し、パスワードの
再入力を促す。CPUは、信号をABSユニットへも送り、ABSユニットへパ
スワードエラーを知らせる。あるいは、CPUがコンピュータの送り側ドライブ
へ信号を送り、送り側ドライブへパスワードエラーを知らせるようにしてもよい
。パスワードが不正確に入力された場合、CPUは再び上記の工程を反復する。
ABSユニットのフラッシュメモリと送り側ドライブのフラッシュメモリは、一
定回数の不正確なパスワードが入力された後、再フォーマットによりそれぞれの
フラッシュメモリに保存されたデータが破棄されるようにプログラムしてもよい
。このコマンドは通常、連続して三回か四回のパスワードエラーが起こるまで、
送り側ドライブのフラッシュメモリやABSユニットのハードディスクフラッシ
ュメモリ内部で開始されることはない。場合によっては、不正確なパスワードが
二回入力された時点でこのコマンドが送られるようにする。
【0039】 熟練したハッカーがこのパスワード保護システムを迂回して侵入することを防
ぐため、ABSユニットの常駐メモリにCPUが書き込みを行ってもよい。ある
いは、コンピュータの送り側ドライブに対し、一定回数(「イベント数」と呼ぶ
)の連続したパスワードエラーが起こった時に起動する再フォーマットコマンド
を送ってもよい。連続パスワードエラーの回数が一定数(イベント数)に達する
までに正確なパスワードが入力されると、すなわち、ABSユニットのハードデ
ィスクのフラッシュメモリおよび/または送り側ドライブのフラッシュメモリか
ら再フォーマットコマンドが開始されるようにプリセットされた連続パスワード
エラーの回数に達するまでに正確なパスワードが入力されると、CPUはABS
ユニットあるいは送り側ドライブへ信号を送り、正確なパスワードが入力された
こととパスワードが認証されたことを知らせる。したがって、ある特定のコンピ
ュータにおいて、不正確なパスワードが四回入力された時点で送り側ドライブと
ABSユニットのハードディスクの再フォーマットが開始されるようにプログラ
ムされているということをハッカーが知っているならば、そのハッカーは、エラ
ーの回数がこのイベント数に達するのを回避するため、ABSユニットとPCM
CIAポートの接続を切断したり、プリセットされたイベント数がNである場合
に(N−1)回の不正確なパスワード入力後にコンピュータの電源を切ったりす
ると思われる。しかし、ABSユニットあるいは送り側ドライブは、前回の正常
なパスワード入力の識別以降、連続して入力された不正確なパスワードの入力回
数をカウントし続ける。したがって、ABSユニットのハードディスクの再フォ
ーマット開始後にABSユニットとPCMCIAポートとの接続が切断されても
、ABSユニットのハードディスクの再フォーマットは妨げられない。ABSユ
ニットのハードディスクがコンピュータのPCMCIAポートにいったん接続さ
れると、ABSユニットが認識する唯一のコマンドは、再フォーマット工程が完
了するまではABSユニットのハードディスクの再フォーマットコマンドである
。これと同様に、コンピュータの電源が入ると、送り側ドライブが認識するコマ
ンドは、再フォーマット工程が完了するまでは送り側ドライブの再フォーマット
コマンドだけである。ハードディスクドライブが分解され、分解されたドライブ
からハードディスクが取り外され、新しいハードディスクドライブシャーシに再
び挿入されても、ハードディスクのフラッシュメモリに組み込まれた再フォーマ
ットコマンドは回避できない。
【0040】 パスワード保護の結果、保存されたデータが全部削除されることがあるため、
ユーザがセキュリティーを重視するならば、二つのABSユニットを使用し、そ
れらを同じ場所に保管せず、またホストコンピュータと一緒に保管しないように
するのが好ましい。したがって、ハッカーがそれらのABSユニットの一つとホ
ストコンピュータへのアクセスに成功し、不正確なパスワードをイベント回入力
し、コンピュータの送り側ドライブとABSユニットのハードディスクを再フォ
ーマットさせ、全データを破損したとしても、正当なユーザは、第二のABSユ
ニットを用いてホストコンピュータ上にデータを復元できる。第一のABSユニ
ットは、再フォーマットされ、再利用できる。
【0041】 別の方法としては、ABSユニットとPCMCIAポートとの接続をCPUが
検出した時、認識プロトコルの一部として、CPUがABSユニットに対しパス
ワードを要求するようにしてもよい。CPUはコンピュータのレジストリからパ
スワードを変換し、ABSユニットはパスワードをフラッシュメモリからPCM
CIAポートを介してCPUに入力する。変換されたパスワードとABSユニッ
トからのパスワードをCPUが比較した結果、両者が一致した場合、CPUはA
BSユニットからのパスワードを認証し、上記の自動バックアップ手順を進める
。比較の結果、両者が一致しなかった場合、CPUはABSユニットを取り外す
よう要求し、ABSユニットからのパスワードにエラーがあったことおよび/ま
たはコンピュータがABSユニットを認識しなかったことを表示する。あるいは
、CPUがオプションメニューを表示することにより、このパスワード保護を指
定変更し自動バックアップ手順を開始する機会をオペレータに与えてもよい。好
ましくは、CPUがオペレータにパスワードを要求し、そのパスワードがABS
ユニットからのパスワードになり、CPUがABSユニットからのパスワードを
認証しなかった場合にバックアップ手順が始まるようにする。CPUはコンピュ
ータのレジストリからパスワードを変換し、変換されたパスワードを入力された
パスワードに比較する。二つのパスワードが一致した場合、入力されたパスワー
ドが認証され、自動バックアップ手順が始まる。あるいは、自動バックアップ手
順の開始前にCPUがオペレータにメニューオプションを示し、ABSユニット
上のパスワードをオペレータの手で変更できるようにし、変更されたパスワード
がそれ以降行われる自動バックアップ手順に備えABSユニットのハードディス
クのフラッシュメモリまたは常駐メモリとコンピュータのレジストリに入力され
るようにしてもよい。
【0042】 自動バックアップ手順の段階D(図のD)において、上記のどれかのイベント
が起こった場合、ABSユニットをPCMCIAポートから取り外すか、接続を
切るようにしてもよい。オペレータがABSユニットとPCMCIAポートとの
接続を切った場合、CPUがABSユニットの取り外すよう促しているのに応じ
(図のブロック2E)、オペレータは、何らかの理由により自らの意思で、AB
SユニットをPCMCIAポートから取り外すことも可能である(図のブロック
3B)。自動バックアップ手順が完了していない場合、CPUはABSユニット
をPCMCIAポートに挿入するよう促し続ける(図のブロック2F)。CPU
がABSユニットの取り外しを促していたが、ABSユニットとPCMCIAポ
ートとの接続を検出した場合、自動バックアップ手順が自動的に開始される。こ
の場合、オペレータが自動バックアップ手順の起動を希望するならば、オペレー
タはABSユニットをPCMCIAポートに挿入し、上記の連続した工程を開始
しなければならない。オペレータがABSユニットをPCMCIAポートから取
り外す場合、CPUはそれを表示せず、自動バックアップ手順は終了しない。こ
のような状況でABSユニットを再び挿入した時、自動バックアップ手順が続行
される(図のブロック2Fと3A)。
【0043】 手順の段階Fは、段階C、段階D、段階Eから直接進行する(図のC、D、E
、F)。段階Fでは、ABSユニットはPCMCIAポートに接続され、CPU
により識別され、すべてのパスワード保護イベントが満足されており、CPUが
自動バックアップ手順に従って送り側ドライブ上のすべてのファイルをスキャン
し、それらのファイルをABSユニット上のファイルに比較し、日付と時間の変
更と、ABSユニットにないファイルを検索する(図のブロック2G)。段階G
(図のブロックG)に進むと、CPUは変更されたファイルと新しいファイルの
バックアップを取るのに必要な空き領域を、ABSユニット上で使用可能な空き
領域に比較する(図のブロック2H)。
【0044】 送り側ドライブにある変更されたファイルと新しいファイルのバックアップを
取るのに十分な空き領域がABSユニット上にないとCPUが判断した場合、使
用可能な空き領域が十分でないということをCPUが表示し、自動バックアップ
手順を終了するか、十分な空き領域をゆする別のABSユニットを挿入するかを
選択する機会をオペレータに与える。オペレータがABSユニットをPCMCI
Aポートから取り外す場合、CPUは、ABSユニットがPCMCIAポートか
ら取り外されたことを検出し、取り外したABSユニットを十分な空き領域を有
する別のABSユニットに取り換えるか、自動バックアップ手順プログラムを終
了するかを選択するよう促す。別のABSユニットがPCMCIAポートに接続
された場合、CPUはスキャンを行って、ファイルを比較し(図のブロック2G
)、交換ABSユニット上で使用可能な空き領域を比較し(図のブロック2H)
、使用可能な空き領域が十分でなければ再びそのことをオペレータに知らせる。
コンピュータの送り側ドライブにある変更されたファイルと新しいファイルのバ
ックアップを取るのに十分な空き領域がABSユニット上にあるとCPUが判断
した場合、CPUは、変更されたファイルと新しいファイルをABSユニットへ
ファイル単位で転送する。バックアップに要する時間を節約するため、デフォル
トの工程は、変更されたファイルと新しいファイルをファイル単位で転送する(
図のブロック2K)。しかし、自動バックアッププログラムを最初に設定すると
き、オペレータは、自動バックアップ操作を行うたびに変更されていないファイ
ルと変更されたファイルと新しいファイルを含むファイル全部のフルバックアッ
プを取ることを選択するオプションを有している。ABSユニット上で使用可能
な空き領域を最大にするため、このオプションは、スキャンディスクおよび/ま
たはデフラグディスクの操作を含んでいてもよい。これらは公知の操作であり、
ほぼすべてのコンピュータのオペレーティングプログラムにおいて実行可能であ
る。部分バックアップとフルバックアップのいずれも、バックアップの最後に、
バックアップの状況をCPUが表示する。部分バックアップにおいて、バックア
ップが正常に終了し、変更されたファイルと新しいファイルのバックアップがす
べて取れた場合、あるいは、全体バックアップにおいて、変更されていないファ
イルと変更されたファイルと新しいファイルのフルバックアップが取れた場合、
CPUはバックアップが正常に終了したことを表示する(図のブロック2L)。
次に、CPUは、今後のバックアップにおいて参照するため、送り側ドライブ上
のファイルに関するbackup.logファイルとして書き込む(図のブロッ
ク2M)。次に、自動バックアップ手順が自動的にバックアップを終了させるが
、このことは、バックアップが正常に完了したこととバックアップが終了したこ
とを知らせるメニューにより、コンピュータのディスプレイ上に表示するのも便
利である。あるいは、部分バックアップとフルバックアップのどちらにおいても
、プログラムを終了することとバックアップを再実行することについてのオプシ
ョンをオペレータに与えてもよい(図のブロック2N)。バックアップが完了し
た時点で、オペレータはABSユニットをPCMCIAポートから取り外し、こ
のABSユニットがコンピュータと同時に破損しないようにコンピュータから離
れた場所に保管するか、データをホストコンピュータから第二のコンピュータへ
転送するための転送ユニットとしてこのABSユニットを用いてもよい。このや
り方は、事業所を二か所以上有するユーザには非常に便利である。離れた場所に
ある二台以上のコンピュータがネットワークを組んでいない場合、オペレータは
、一日の営業が終わるたびに、ABSユニットを用いてコンピュータのバックア
ップを迅速に取ることが可能である。ABSユニットは、非常に小型で、別の事
業所への携帯が可能で、第一のホストコンピュータからのデータやデータの変更
を、復元工程やコピー工程により第二のホストコンピュータにインストールでき
る。オペレータが、第一のホストコンピュータを備えた第一の事業所へ戻ると、
ABSユニットを用いて第二のホストコンピュータにあるすべての変更されたフ
ァイルと新しいファイルのバックアップを取ることが可能であり、ABSユニッ
トを用いて復元工程やコピー工程により第二のホストコンピュータにあるすべて
の変更されたファイルと新しいファイルに基づき第一のホストコンピュータのア
ップデートを行うことが可能である。この手順は第二のABSユニットを全く必
要としない。なぜなら、バックアップを取るためには、第一のコンピュータと第
二のコンピュータが両方とも遠隔バックアップ源となるからである。コンピュー
タから別のコンピュータへ情報を転送するためにABSユニットを用いることは
、ABSユニットが盗難にあわないかぎりデータがインターセプトされないため
、極めて安全である。
【0045】 自動バックアップ手順の最も有利な点の一つは、デフォルトのオプションから
選択がいったん行われたら、手順全体が自動で進むことにある。ABSユニット
をコンピュータのPCMCIAポートに挿入することと、バックアップの完了が
表示されたときABSユニットを取り外すことを除き、手順はオペレータの介入
を必要としない。このバックアップ手順は、コンピュータ機能が作動している間
も使用できる。一日の営業終了時、あるいはオペレータが出張などから帰って来
た時、オペレータは迅速かつ容易にコンピュータのデータのバックアップを取る
ことができる。ハードディスクを用いたバックアップシステムは、テープを用い
たバックアップシステムよりはるかに高速で、現行のZIPディスクやZAPデ
ィスクに比べも空き領域が何倍も大きい。 本発明によるシステムのソフトウェアプログラムは、ABSの各工程を実行する
ために公知のソフトウェアを組み合わせることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による自動バックアップシステムの図式的なフローダイヤグラムである。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動バックアップシステムユニット(ABSユニット)をコ
    ンピュータのPCMCIAポートに接続する工程と 上記コンピュータが上記コンピュータのPCMCIAポートに接続されたデバイ
    スをスキャンする工程と、 上記コンピュータが上記PCMCIAポートに挿入された上記ABSユニットを
    認識する工程と、 上記コンピュータが上記コンピュータにおいて自動バックアップ手順を起動する
    工程と、 上記コンピュータが上記コンピュータの送り側ドライブにある全ファイルをスキ
    ャンし、日付および時間の変更について上記ABSユニットにあるファイルに比
    較する工程と、 上記コンピュータが上記ABSユニット上で使用可能な空き領域を比較し、その
    空き領域を、上記コンピュータの上記送り側ドライブにある変更されたファイル
    のバックアップを取るために要する領域に比較する工程と、 上記コンピュータが上記ABSユニット上に十分な空き領域があると判断した場
    合、上記コンピュータが上記変更されたファイルを上記ABSユニットへファイ
    ル単位で転送する工程を含む手順から成るコンピュータのデータの自動バックア
    ップ方法。
  2. 【請求項2】 上記コンピュータが、上記ABSユニットへの上記ファイル
    単位での転送の最後に、バックアップの状況を表示する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記コンピュータが、バックアップの最後に、上記ABSユ
    ニットへの上記ファイル単位での転送の状況を上記送り側ドライブに書き込む請
    求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記コンピュータが、上記送り側ドライブにある全ファイル
    をスキャンし、日付と時間の変更について上記ABSユニットにあるファイルと
    比較する時、前回のバックアップ終了時におけるファイル単位での転送の状況を
    調べる請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記コンピュータが、バックアップ完了時に、ファイル単位
    での転送の状況に関する書き込みを完了した後、バックアップを終了する請求項
    3記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記コンピュータが、上記コンピュータのオペレータに対し
    、上記コンピュータが上記送り側ドライブにあるすべてのファイルをスキャンす
    る前にバックアップを手動で起動するオプションを与える請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記オペレータが、バックアップを手動で選択し、上記コン
    ピュータが上記バックアップ手順を自動で開始する請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記コンピュータが上記ABSユニットと上記PCMCIA
    ポートとの接続を認識した時に自動バックアップ起動ファイルを検索するために
    、上記コンピュータが上記コンピュータのレジストリをスキャンする請求項1記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 上記ABSユニットが上記コンピュータのPCMCIAポー
    トに接続された後上記コンピュータがパスワードを要求し、パスワードが上記コ
    ンピュータに入力され、上記コンピュータが上記レジストリからバックアップ手
    順に関するパスワードを変換し、上記コンピュータが上記変換されたパスワード
    を上記入力されたパスワードに比較し、上記コンピュータが上記PCMCIAポ
    ートに接続された上記ABSユニットへこれらのパスワードを転送すると上記A
    BSユニットがそのレジストリ内のパスワードと上記入力されたパスワードを比
    較し、上記コンピュータが上記入力されたパスワードを認証すると上記コンピュ
    ータが上記バックアップ手順を起動し、上記ABSユニットが上記入力されたパ
    スワードを認証すると上記コンピュータによるファイルへの記入が許可される請
    求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 上記コンピュータがパスワードを要求し、パスワードが上
    記コンピュータに入力され、上記コンピュータが上記レジストリからこのパスワ
    ードを変換し、上記コンピュータが上記入力されたパスワードを上記PCMCI
    Aポートに接続された上記ABSユニットへ転送する請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 上記コンピュータが上記PCMCIAポートに接続された
    上記ABSユニットを認識した後、上記コンピュータが上記ABSユニットに対
    しパスワードを要求し、上記ABSユニットが要求されたパスワードを上記コン
    ピュータへ送り、上記コンピュータがこのパスワードを上記レジストリから変換
    し、上記コンピュータが上記バックアップ手順の起動前に上記パスワードを認証
    する請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 上記コンピュータが上記PCMCIAポートに接続された
    上記ABSユニットを認識した後、上記コンピュータが上記バックアップ手順の
    起動前に、上記オペレータに対しオプションから選択を行うよう要求する請求項
    1記載の方法。
  13. 【請求項13】 上記コンピュータが上記バックアップ手順の起動前に、選
    択されたオプションを検索するために上記コンピュータの上記レジストリをスキ
    ャンする請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 上記コンピュータが上記PCMCIAポートから上記AB
    Sユニットを取り外すよう要求する請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】 上記コンピュータが上記PCMCIAポートに上記ABS
    ユニットを挿入するよう要求する請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 上記ファイル単位転送の完了前に上記ABSユニットと上
    記PCMCIAポートの接続が切られ、上記コンピュータが上記ABSユニット
    を上記PCMCIAポートに接続するよう要求する請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】 上記コンピュータが上記ABSユニット上の使用可能な空
    き領域を上記送り側ドライブで上記変更されたファイルが占める領域に比較し、
    上記変更されたファイルのバックアップを取るのに十分な空き領域がないと上記
    コンピュータが判断した場合、上記バックアップ手順を完了するのに十分な空き
    領域が上記ABSユニットにないことを上記コンピュータが表示する請求項1記
    載の方法。
  18. 【請求項18】 上記ABSユニットが上記PCMCIAポートから取り外
    され、上記送り側ドライブのバックアップを取るのに十分な空き領域を有する新
    しいABSユニットに交換される請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 上記バックアップ手順を完了するのに十分な空き領域がな
    いと上記コンピュータが判断した場合、上記コンピュータが上記バックアップ手
    順を終了する請求項17記載の方法。
  20. 【請求項20】 自動バックアップシステムをコンピュータのポートに挿入
    する工程と、 上記コンピュータが、上記ポートに接続されたデバイスをスキャンし、検出する
    工程と、 上記コンピュータが、上記自動バックアップシステムを識別する工程と、 上記コンピュータが、上記コンピュータ上のファイルのバックアップを上記自動
    バックアップシステム上に取るためのバックアップ手順を自動的に起動する工程
    と、 上記コンピュータが、上記バックアップの完了時に、上記バックアップを自動的
    に終了する工程から成る自動バックアップシステム。
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