JP2003532000A - 液体を制御する弁 - Google Patents

液体を制御する弁

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JP2003532000A
JP2003532000A JP2001578809A JP2001578809A JP2003532000A JP 2003532000 A JP2003532000 A JP 2003532000A JP 2001578809 A JP2001578809 A JP 2001578809A JP 2001578809 A JP2001578809 A JP 2001578809A JP 2003532000 A JP2003532000 A JP 2003532000A
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piston
chamber
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operating piston
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Robert Bosch GmbH
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Abstract

(57)【要約】 液体を制御する弁は、弁体(5)の孔(8)内においてシフト可能な弁部材(2)を操作する圧電式ユニット(3)を有しており、弁部材(2)は少なくとも1つの調節ピストン(7)と少なくとも1つの操作ピストン(10)とを、弁閉鎖部材(9)を操作するために有している。調節ピストン(7)と操作ピストン(10)との間には、液圧式の連結体として働く液圧室(11)が形成されており、この場合操作ピストン(10)は液圧室(11)を閉鎖するように、弁座方向において開放した調節ピストン(7)の盲孔(12)内においてシフト可能に支承されている。液圧室(11)に隣接する、調節ピストン(7)の横断面積(A0)と、操作ピストン(10)の小さな横断面積(A1)と、少なくとも1つの減少エレメント(14)の横断面積(A2)とが、操作ピストン(10)の行程距離のための伝達比を規定するのに対して、少なくとも1つの減少エレメント(14)は孔(8)におけるストッパ(15)に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 従来の技術 本発明は、請求項1の上位概念部に記載された形式の、液体を制御する弁に関
する。
【0002】 ヨーロッパ特許公開第0477400号明細書に基づいて、圧電式アクチュエ
ータを介して操作可能である弁が公知である。この公知の弁は、圧電式アクチュ
エータの運動距離変換のために、行程方向で作用する適応性のある機械式の誤差
補償のための装置を有しており、この装置では、圧電式アクチュエータの変位は
液圧室を介して伝達されるようになっている。いわゆる液圧式の伝達装置として
作動する液圧室は、該液圧室を制限する2つのピストンの間に共通の補償容積を
閉鎖しており、両ピストンのうちの一方は、小さな直径を有する操作ピストンと
して形成され、かつ制御すべき弁閉鎖部材と結合されており、他方のピストンは
、大きな直径を有する調節ピストンとして形成されていて、圧電式アクチュエー
タと結合されている。そして両ピストンの間における補償容積を介して、構成部
材における温度勾配に基づく誤差や、場合によっては生じるセッティング効果(
Setzeffekt)を補償することができ、しかもこの場合これによって、制御すべき
弁部材のポジションが変化することはない。
【0003】 そして液圧室は両ピストンの間において次のように、大きなピストンが圧電式
アクチュエータによて特定の運動距離だけ移動させられた場合に、弁部材の操作
ピストンがピストン直径の伝達比だけ増大された行程を進めように、緊張させら
れている。この場合弁部材、ピストン及び圧電式アクチュエータは共通の軸線上
に相前後して位置している。
【0004】 このような形式のピストンにおける欠点としては特に次のことが挙げられる。
すなわちこの公知のピストンでは、長手方向において相前後して配置されたピス
トンによって生ぜしめられる構造長さが大きく、このような構造長さは、利用で
きる取付けスペースが小さい場合に極めて不都合である。
【0005】 このようなピストンではまた、調節ピストンもしくは操作ピストンを取り囲む
間隙に沿って液圧室から流れる漏れ損失が問題である。それというのは、このよ
うな損失は効率をかなり劣化させてしまうおそれがあるからである。
【0006】 上に述べた公知の解決策における欠点は、特に、高い効率が望まれていて極め
て制限された構造スペースしか利用できない、コモンレールインジェクタとして
形成された燃料噴射弁を制御するためのサーボ弁に対して言える。
【0007】 本発明の利点 請求項1の特徴部に記載された、本発明による液体を制御する弁は、調節ピス
トンの盲孔内に配置された操作ピストンと、伝達装置を実現するための少なくと
も1つの減少エレメントとを有しており、このような構成によって本発明による
弁は、極めて小さな取付けスペースしか必要としない。
【0008】 さらに本発明による弁によって、液圧室からの漏れ損失を著しく減じることが
できる。それというのは、本発明による解決策では調節ピストンと操作ピストン
と減少エレメントとの間における平行に延びるシール間隙によって、直列的に相
前後して配置された調節ピストンと操作ピストンとの必然的に大きな周面を介し
て逃げる液体に比べて、著しく僅かな液体しか逃げることができないからである
【0009】 特に、小さな伝達装置では漏れ損失が僅かであることに基づいて、より良好な
効率が実現される。さらに小型もしくは短い圧電式アクチュエータを使用するこ
とができ、これによって本発明による弁のための製造コストを著しく低減させる
ことができる。それというのは、圧電式アクチュエータの寸法は大きなコストフ
ァクタであるからである。
【0010】 伝達比は本発明による弁では構造的に特に簡単に、液圧室における調節ピスト
ンの横断面積つまり盲孔の底面積と、操作ピストンの横断面と少なくとも1つの
減少エレメントの横断面との和である横断面積との間の面積比によって、実現さ
れる。
【0011】 本発明の極めて有利な構成では、操作ピストンが少なくとも1つの減少エレメ
ントと一緒に、最大行程距離の第1の部分長さのためにシフト可能であり、かつ
操作ピストンが、少なくとも1つの減少エレメントのためのストッパへの到達後
に、残りの行程距離を進めようになっている。
【0012】 公知のように圧電式アクチュエータは確かに、アクチュエータ行程が小さい場
合には大きな力の蓄積を提供するが、しかしながら圧電式アクチュエータの最大
行程も同様に小さい。本発明による段階付けられた伝達装置によって有利な形式
で、大きな力を、最大行程距離の第1の部分長さのために弁閉鎖部材に対して加
えることが可能である。それというのはこの場合、調節ピストンに対する伝達比
は1:1だからである。これによって弁閉鎖部材は、極めて大きな圧力に抗して
開放されることができる。減少エレメントがそのストッパに達した後で、操作ピ
ストンは寸法設定に応じて、残りの行程距離を小さな力で克服することができる
【0013】 このような本発明による弁の構成によって、圧電式アクチュエータをさらに小
さくすることができる。それというのは、必要な行程距離を実施するために、最
大のアクチュエータ力は短い行程距離のためにしか必要ないからである。
【0014】 本発明による構成によって、弁は特に、内燃機関用の燃料噴射弁、特にコモン
レールインジェクタを制御するためのサーボ弁として適している。コモンレール
インジェクタでは、特に制限された構造スペースしか利用することができず、し
かも、噴射ニードルによって所定された貫流を弁閉鎖部材の弁座を通して可能に
するためには、サーボ弁を高いレール圧に抗して開放する必要がある。
【0015】 本発明のその他の有利な実施態様は、従属請求項に記載されている。
【0016】 図面 次に、液体を制御するための本発明による弁の1実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。
【0017】 図1は、内燃機関用の燃料噴射弁における本発明の1実施例を示す縦断面図で
ある。
【0018】 実施例の記載 図1に示された実施例は、自動車の内燃機関用の燃料噴射弁における本発明に
よる弁の使用を示している。燃料噴射弁1は図示の実施例ではコモンレールイン
ジェクタとして形成されており、この場合ディーゼル燃料の噴射は、高圧供給部
に接続された弁制御室12における圧力レベルを介して制御される。
【0019】 図示の実施例では力補償されないように構成された燃料噴射弁1における噴射
開始、噴射時間及び噴射量を調節するために、複数部分から成る弁部材2は、圧
電式アクチュエータ3として形成された圧電式ユニットを介して制御され、この
場合圧電式アクチュエータ3は、弁部材2の、弁制御室及び燃焼室とは反対の側
に配置されている。
【0020】 自体公知の形式で複数の層から構成された圧電式アクチュエータ3は、弁部材
2に向けられた側に、アクチュエータヘッド4を有していて、弁部材とは反対の
側において弁体5に支持されている。アクチュエータヘッド4には支持体6を介
して、弁部材2の調節ピストン7が接触している。弁部材2は、弁体5の長手方
向孔として形成された孔8内において軸方向シフト可能であり、かつ調節ピスト
ン7の他にさらに、弁閉鎖部材9を操作する操作ピストン10を有しており、こ
の場合調節ピストン7と操作ピストン10とは液圧式の伝達装置(Uebersetzung
)を用いて互いに連結されている。
【0021】 液圧式の伝達装置は、液圧室11を備えて形成されており、この液圧室11を
介して圧電式アクチュエータ3の変位が伝達される。液圧室11はこの場合、弁
座方向に開放した調節ピストン7の盲孔13内に形成されており、この調節ピス
トン7内には操作ピストン10がシフト可能に支承されていて、液圧室11を弁
座方向において制限している。伝達比は、液圧室11に隣接する調節ピストン7
の横断面積A0と、操作ピストン10の小さな横断面積A1との間の比によって
生じる。
【0022】 操作ピストン10の横断面積A1と調節ピストン7における大きな横断面積A
0との間の差を補償するために、操作ピストン10の側には、ピンとして形成さ
れた減少エレメント(Reduzierelement)14が設けられており、この減少エレ
メント14は、軸方向において操作ピストン10内に形成された貫通孔17内に
挿入されていて、横断面積A2で液圧室11に隣接している。操作ピストン10
の横断面積A1と減少エレメント14の横断面積A2とは一緒に、間隙面積を無
視すれば、調節ピストン7の、液圧室11に隣接する横断面積A0を形成してい
る。これによって調節ピストン7の操作時には液圧室11を介して、操作ピスト
ン10は弁座方向において、その最大行程距離の少なくとも部分長さにわたって
シフトが可能であり、これに対して減少エレメントとして設けられたピン14は
、孔8内におけるストッパ15に支持されている。
【0023】 図1に示された実施例ではピン14の長さは、液圧室11の補償容積に隣接す
る横断面積A1を備えた操作ピストン10の領域10Aの長さよりも大きく選択
されている。操作ピストン10の横断面はこの領域10Aから、弁閉鎖部材9の
ための接触面16とは逆方向にもしくはこの接触面に向かって先細になっている
【0024】 本発明の別の構成ではもちろん、減少エレメントとして複数のピンが設けられ
ていることも、又は減少エレメントが例えばリング形状のような別の形状を有し
ていることも可能である。
【0025】 さらに減少エレメント14は、弁座方向において幾分短く構成されていてもよ
く、そのようになっていると、段階付けられた伝達装置が可能であり、このよう
な伝達装置では操作ピストン10は少なくとも減少エレメント14と一緒に、そ
の最大行程距離の第1の部分長さのためにシフト可能であり、つまり減少エレメ
ントが有利には分割構成された弁体5の分割面に形成されたストッパ15に接触
するまで、シフト可能である。そこまで作用する1:1の連結によって、大きな
力が弁閉鎖部材9に対してもたらされることができ、これに対して、操作ピスト
ン10の次いで行われるただ1つの継続運動時には大きな残留行程を実施するこ
とができ、この残留行程は、燃料噴射弁1の安定的な運転を保証する。それとい
うのはこの場合、一方では弁位置が一義的であり、かつ他方では、コモンレール
インジェクタのために典型的な流出絞り18が確実に空洞形成する(kavitieren
)ことができるからである。
【0026】 この効果を得るためには、減少エレメント14を上に述べた実施例に対して僅
かな寸法だけ短縮するだけで、十分であり、この場合短縮する寸法は僅かなので
、このような変化実施例は、図1に示された実施例における寸法関係では図面に
おいて差を認識できないほどである。
【0027】 図示の実施例ではボールキャップによって形成されていて、弁部材2の弁制御
室側端部に設けられている弁閉鎖部材9は、弁体5に形成された弁座19,20
と共働し、この場合下側の弁座20にはばね装置21が配属されており、このば
ね装置21は弁部材9を弁制御室12の放圧時に上側の弁座19に保持する。弁
座19,20は、弁体5に形成された第1の弁室22内に形成されており、この
弁室22は漏れ流出通路23に接続され、かつ、弁系圧室24に通じる充填装置
26の補償通路25に接続されている。
【0028】 択一的な構成ではもちろんただ1つの弁座と共働する弁閉鎖部材9が、系圧を
有する低圧領域27を、高圧もしくはレール圧を有する高圧領域から切り離す。
【0029】 弁部材2の圧電側端部において孔9には、第2の弁室29が接続しており、こ
の第2の弁室29は一方では弁体5によって、かつ他方では調節ピストン7及び
弁体5に結合されたシールエレメント30によって制限されており、この場合シ
ールエレメント30は図示の実施例ではベローズ状のダイヤフラムとして形成さ
れていて、圧電式アクチュエータ3が低圧領域27における燃料と接触すること
を阻止している。
【0030】 充填装置26を介して液圧室11は圧電式アクチュエータ3の制御中止中もし
くは給電休止中に、低圧領域27の漏れ量を補償するために、高圧領域28から
液圧液を再充填される。そのために通路状の中空室31は低圧領域27の系圧室
24に開口しており、この系圧室24は孔として、操作ピストン10を取り囲む
調節ピストン7の領域7A内において、調節ピストン7を取り囲む間隙32と操
作ピストン10を取り囲む間隙3との間に形成されている。
【0031】 もちろん系圧室のその他の構造的な構成も可能であり、充填装置26が高圧領
域28に対する適宜な絞りを有し、かつ過圧を逃がすための適宜な装置を有する
ような構成も可能である。
【0032】 図1に示された燃料噴射弁1は下記のように作動する。
【0033】 燃料噴射弁1の閉鎖状態、つまり圧電式アクチュエータ3が給電されていない
状態において、弁部材2の弁閉鎖部材9は高圧領域28における高圧もしくはレ
ール圧によって、上側の弁座19に接触させられており、その結果燃料は、複数
の燃料噴射弁のために共通の高圧アキュムレータ(コモンレール室)に接続され
た弁制御室12から、第1の弁室22に達することはできず、かつ漏れ流出通路
23を通って逃げることができない。圧電式アクチュエータ3又はその他の弁構
成部材が温度に基づいてその長さを変化させるような、ゆっくりとした操作時に
は、調節ピストン7は液圧室11の補償容積を減少させながら弁座方向に押圧さ
れ、温度降下時には相応に引き戻され、この場合このような動作は、弁部材2及
び燃料噴射弁1の閉鎖位置及び開放位置に対して全体として何ら作用しない。
【0034】 燃料噴射のためには弁閉鎖部材9は流れ方向に抗して、ひいては高圧領域28
におけるレール圧に抗して開放されねばならない。そのために必要なアクチュエ
ータ力は、圧電式アクチュエータ3によって生ぜしめられ、この圧電式アクチュ
エータ3は給電時に急激に軸方向で膨張し、かつ弁座方向への調節ピストン7の
シフトによって、液圧室11内において規定の圧力を形成する。これによって液
圧室11を介して、操作ピストン10及び減少エレメントもしくはピン14に対
して液圧力が加えられ、この液圧力は、圧電式アクチュエータ3の力に相当して
いる。図示の実施例では減少エレメント14は弁体5の孔8内における段部15
に支持されているので、単に操作ピストン10だけが運動させられるが、この場
合操作ピストン10の行程は、減少エレメント14の横断面積A2が操作ピスト
ン10の横断面積A1に対して大きければ大きいほど、大きくなる。
【0035】 図示のダブル座弁では、この場合弁閉鎖部材9は両弁座19,20の間の中間
位置にもたらされ、次いで下側の弁座20における閉鎖位置へと移動させられ、
これによって燃料はもはや弁制御室12から第1の弁室22内に達することはな
い。
【0036】 圧電式アクチュエータ3への給電が中断されると、圧電式アクチュエータ3は
再び短縮し、弁閉鎖部材9は両弁座19,20の間の中間位置にもたらされ、こ
の際に新たな燃料噴射が行われる。漏れ流出通路23による弁室22における圧
力消滅後に弁閉鎖部材9は、上側の弁座19における閉鎖位置に移動し、そこで
ばね装置21によって保持される。
【0037】 圧電式アクチュエータ3の各制御時に、本発明による燃料噴射弁1では燃料噴
射と必要な液圧室11の再充填とが行われ、この場合高圧領域28においては、
弁制御室12における弁制御ピストンの軸方向運動によって、噴射ノズルに自体
公知の形式で燃料が供給される。
【0038】 実施例は力補償されない形式の燃料噴射弁について記載されているが、本発明
はもちろん力補償されるように構成された燃料噴射弁においても使用することが
できる。また本発明は燃料噴射弁に制限されるものではなく、圧電式アクチュエ
ータを備えたすべての弁、つまり弁閉鎖部材が高圧領域を低圧領域から隔てるよ
うな弁、例えばポンプにおける弁において適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 内燃機関用の燃料噴射弁における本発明の1実施例を示す縦断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 BA35 BA61 BA67 CC08U CC66 CC70 CD10 CE27

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を制御する弁であって、弁体(5)の孔(8)内におい
    てシフト可能な弁部材(2)を操作する圧電式アクチュエータ(3)が設けられ
    ており、弁部材(2)が少なくとも1つの調節ピストン(7)と少なくとも1つ
    の操作ピストン(10)とを、弁閉鎖部材(9)を操作するために有しており、
    弁閉鎖部材(9)が弁(1)を開閉するために、弁体(5)に設けられた少なく
    とも1つの弁座(19,20)と共働するようになっており、誤差補償エレメン
    ト及び液圧式の伝達装置として働く液圧室(11)が、調節ピストン(7)と操
    作ピストン(10)との間に設けられている形式のものにおいて、調節ピストン
    (7)が、弁座方向に開放した盲孔(13)を有していて、該盲孔(13)内に
    おいて操作ピストン(10)が、液圧室(11)を制限するようにかつシフト可
    能に支承されており、それぞれ液圧室(11)に隣接する、調節ピストン(7)
    の横断面積(A0)が、少なくともほぼ操作ピストン(10)の小さな横断面積
    (A1)と、少なくとも1つの減少エレメント(14)の横断面積(A2)とを
    足したものに相当しており、この場合伝達装置が次のように、すなわち操作ピス
    トン(10)が弁座方向におけるその最大行程距離の少なくとも部分長さのため
    に運動可能であるのに対して、少なくとも1つの減少エレメント(14)は孔(
    8)におけるストッパ(15)に支持されているように、設けられていることを
    特徴とする、液体を制御する弁。
  2. 【請求項2】 段階付けられた伝達装置が次のように、操作ピストン(10
    )が少なくとも1つの減少エレメント(14)と一緒に、最大行程距離の第1の
    部分長さのためにシフト可能であり、かつ操作ピストン(10)が、少なくとも
    1つの減少エレメント(14)のためのストッパ(15)への到達後に、残りの
    行程距離を進めように、設けられている、請求項1記載の弁。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの減少エレメントがピン(14)として形成
    されていて、該ピン(14)が、操作ピストン(10)内に軸方向に形成された
    貫通孔(17)内に挿入されている、請求項1又は2記載の弁。
  4. 【請求項4】 ピン(14)の長さが、所定の横断面積(A1)を有する操
    作ピストン(10)の領域(10A)の長さよりも大きい、請求項1から3まで
    のいずれか1項記載の弁。
  5. 【請求項5】 操作ピストン(10)の横断面が、弁閉鎖部材(9)のため
    の接触面(16)とは逆方向にもしくは該接触面(16)に向かって先細になっ
    ている、請求項1から4までのいずれか1項記載の弁。
  6. 【請求項6】 ピン(14)のためのストッパ(15)が弁体(5)の孔(
    8)における段部として、有利には弁体(5)の分割面に形成されている、請求
    項1から5までのいずれか1項記載の弁。
  7. 【請求項7】 操作ピストン(10)が第1の弁室(22)に隣接していて
    、該弁室(22)内に弁閉鎖部材(9)のための少なくとも1つの座(19,2
    0)が設けられており、この場合弁閉鎖部材(9)が弁(1)における低圧領域
    (27)を、高圧領域(28)から切り離しており、調節ピストン(7)が、弁
    体(5)の孔(8)に接続する領域において、第2の弁室(29)によって取り
    囲まれている、請求項1から6までのいずれか1項記載の弁。
  8. 【請求項8】 高圧領域領域(28)の液圧液の取出しによって低圧領域(
    27)の漏れ量を補償するために、充填装置(26)が設けられており、該充填
    装置(26)が弁体(5)内に通路状の中空室(31)によって形成されていて
    、該中空室(31)が、低圧領域(27)の系圧室(24)に開口していて、有
    利には、調節ピストン(7)及び/又は操作ピストン(10)を取り囲む間隙(
    32,33)に開口しており、かつ高圧側では有利には第1の弁室(22)に開
    口している、請求項7記載の弁。
  9. 【請求項9】 制御圧室(24)が孔として、操作ピストン(10)を取り
    囲む調節ピストン(7)の領域(7A)に形成されており、この場合系圧室(2
    4)が、操作ピストン(10)を取り囲む間隙(33)に開口している、請求項
    8記載の弁。
  10. 【請求項10】 弁が、それ自体力補償されないように構成されている、請
    求項1から9までのいずれか1項記載の弁。
  11. 【請求項11】 弁が、内燃機関用の燃料噴射弁、特にコモンレールインジ
    ェクタの構成部分として使用されている、請求項1から10までのいずれか1項
    記載の弁。
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