JP2003531993A - 歯とソケット付きアーマチュアとコアとを有するエンジンバルブアクチュエータ - Google Patents

歯とソケット付きアーマチュアとコアとを有するエンジンバルブアクチュエータ

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JP2003531993A
JP2003531993A JP2001578792A JP2001578792A JP2003531993A JP 2003531993 A JP2003531993 A JP 2003531993A JP 2001578792 A JP2001578792 A JP 2001578792A JP 2001578792 A JP2001578792 A JP 2001578792A JP 2003531993 A JP2003531993 A JP 2003531993A
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armature
actuator
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coil
valve
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Application number
JP2001578792A
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English (en)
Inventor
ホン ツァイ
ヨウキン シアン
Original Assignee
ビステオン グローバル テクノロジーズ インコーポレイテッド
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L9/00Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
    • F01L9/20Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means

Abstract

(57)【要約】 電気的に駆動されるエンジンバルブ(10)は、駆動軸(36)に沿って外方に延びて対向する電磁石のコア(28、30)の対応するソケット(46)に受け入れられる一つ又は複数の歯(44)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) この発明は、内燃エンジンの吸排気バルブを駆動するためのアクチュエータに
関し、特に、改善された力特性とバルブ位置を示す信号とを提供する電子的に動
作可能なエンジンバルブに関する。
【0002】 (背景技術) カム等によって機械的に駆動されるバルブとは異なって、電気的に動作可能な
バルブは、エンジン動作の異なるフェーズで、コンピュータに基づくエンジンコ
ントローラによってバルブ開閉のタイミングを容易に変えることができる。
【0003】 このようなバルブ用アクチュエータの一つのタイプは2つの電磁石の間で前後
に移動する平板状アーマチュアを提供する。アーマチュアは、バルブのバルブス
テムに取り付けられる。
【0004】 電磁石が消勢状態のとき、アーマチュアは2つの対抗するバネによって2つの
電磁石間で均衡している。動作に先立って、アーマチュアは保持電磁石の「初期
」電流によって一方の電磁石に引き寄せられる。アーマチュアと保持電磁石との
間のバネが圧縮される一方で、反対側のバネは伸張される。アーマチュアが受け
入れ電磁石側に完全に引き寄せられると、初期電流は、次の転移が開始されるま
で、アーマチュアを電磁石側に保持するのに十分な「保持」レベルまで減少する
【0005】 バルブの開状態から閉状態又はその反対の変化は、保持電流を中断することに
よって起こる。これが起こると、対抗する圧縮及び伸張状態のバネに蓄えられた
エネルギーが、アーマチュアを開放電磁石から新たな受け入れ電磁石に向けて加
速させる。アーマチュアが受け入れ電磁石に到達すると、その電磁石が「保持」
電流で駆動され、その表面に接した位置にアーマチュアを保持する。
【0006】 摩擦のないシステムでは、アーマチュアは2つの電磁石の中間点で最大速度に
達し(バネ力が等しいものとする)、受け入れ電磁石には速度ゼロで丁度到達す
る。摩擦がバネに蓄えられたエネルギーの一部を熱として失わせる、物理的に実
現可能なシステムでは、アーマチュアは、摩擦に奪われたエネルギーが取り戻さ
れない限り、受け入れ電磁石に到達しないだろう。これは、アーマチュアが受け
入れ電磁石と接触する前にその電磁石の「捕獲」電流を生成することによって解
決される。
【0007】 捕獲電流は、アーマチュアの運動に抗する反対の力を克服するのに十分な大き
さでなければならないが、アーマチュア、電磁石又はバルブへの損傷を防止する
ためと、衝撃ノイズを押さえるために、捕獲電流が制限されることも、同じよう
に重要である。もし捕獲電流が余りにもすぐにオンされる(又は余りにも大きい
)と、アーマチュアは電磁石に(そしてバルブがその弁座に)過大な速度で加速
される可能性がある。反対に、捕獲電流が余りに遅くオンされるか、余りにも小
さいと、アーマチュアは受け入れ電磁石によって捕獲されず、バルブも閉じない
かも知れない。
【0008】 アーマチュアが受け入れ電磁石に近づくときのアーマチュアの位置及び速度が
測定できれば、捕獲電流の正確の制御は容易になる、電磁石とアーマチュアとの
間の力は距離によって急激に変化するので、アーマチュア距離を測定するための
センサは、非常に正確でなければならない。距離の小さな測定誤差が、アーマチ
ュアに加えられる計算された力の大きな誤差を生むことがあり、正確なアーマチ
ュア制御を妨げる。
【0009】 残念なことに、この目的に沿って十分に正確で、しかも、エンジンの環境に耐
えられるだけ丈夫な位置センサは、高額であり、実用的でない。
【0010】 (発明の開示) 本発明は、アーマチュアとコアとの間の吸引力の変化を低減するように、アー
マチュア及び電磁石のコアの面に互いに噛み合う歯とソケットとを提供する。ア
クチュエータの力の勾配が直線的になるにつれて、位置センサに対する要求が減
じられ、ピーク初期及び獲得電流が減じられる。更に、歯とソケットとの構造は
、アーマチュアの位置を導出するために測定することのできる、対向する電磁石
間の相互インダクタンスを生成する。
【0011】 そこで特に、本発明は、共通の駆動軸線回りに巻かれ、駆動距離だけ離間した
第1及び第2のコイルを有する電動エンジンバルブを提供する。夫々、第1及び
第2の電磁石を合体した第1及び第2のコアは、駆動距離を横断する対抗コア面
を提供する。エンジンの弁座を覆う大きさのバルブヘッドを有するバルブは、バ
ルブステムに取り付けられ、バルブステムによって支持された後者は、バルブス
テムを駆動軸線と整列させて支持し、駆動軸線に沿って移動可能にしている。ア
ーマチュアプレートは、軸に垂直な平面に延び、駆動軸線に沿って共に移動可能
にバルブステムに取り付けられている。アーマチュアプレートをコア面間の中立
位置に付勢するために、アーマチュアプレートには少なくとも一つのバネが取り
付けられている。アーマチュアプレートと少なくとも一つの所定のコアは、動作
軸と平行に延びて互いに噛み合う歯とソケットとを有し、この歯とソケットとは
、一定のコイル電流に対する所定のコアとアーマチュアとの間の分離距離の関数
として、所定のコイルとアーマチュアとの間の吸引力により一定の関係を提供す
る大きさに寸法決めされている。
【0012】 従って本発明の一つの目的は、距離の関数としてアーマチュアとコアとの間の
より線形な吸引力を提供して、これによって、アーマチュアの位置のより良好な
初期値とアーマチュアの位置及び速度の改善された制御とを提供することにある
【0013】 歯がアーマチュアプレート上に、ソケットがコア上にあってもよく、或いは、
ソケットがアーマチュアプレート上に、歯がコア上にあってもよい。
【0014】 このように、本発明の利点は、アーマチュアの重量を最小限にする、或いはア
ーマチュアの時速通路を最大限にするために必要になるであろう設計上の自由度
を提供することである。 歯とソケットは、アーマチュアの一側及びコアの対応する面にのみあってもよ
い。
【0015】 本発明の他の目的は、二組のコイルとに異なる力の勾配を提供することであり
、これは、排気ガスがバルブの開口に付加的な抵抗力を提供することになるので
、排気バルブの駆動に適している。 アーマチュアプレートは、駆動軸線に沿って延びる複数のスロットを含んでい
てもよい。 本発明の他の目的は、抵抗損失のようなアーマチュアプレートの誘導渦電流を
低減することである。
【0016】 本発明の上記及び他の目的及び利点は、以下の説明から明らかになるであろう
。この説明では、本発明の好ましい実施例を例示的に示す添付図面を参照する。
しかし、実施例は必ずしも本発明の全範囲を示すものではなく、従って、本発明
の範囲を解釈するためには請求の範囲を参酌すべきである。
【0017】 (発明の詳細な説明) 図1を参照すると、本発明を使用するのに適した電磁駆動バルブ10には、バ
ルブステム14の回りに設けられたコイル組立体12が設けられ、バルブステム
14は、その軸線に沿って自由に移動してもよい。バルブステム14は、コイル
組立体12から下向きにピストンシリンダ内に延びて、バルブヘッド18で終端
する。一般に、コイル組立体12のリード線20を介して与えられる電力は、エ
ンジンとバルブの種類によって、エアと燃料、又は再循環された排気ガスの吸入
、或いは、排気ガスの排気を行わせるように、バルブヘッド18をシリンダ内の
弁座22に接離させる。
【0018】 図2を参照すると、コイル組立体12は、螺旋状に巻かれた電線の2つのトロ
イダルコイル24、26を提供する。コイル24、26は、バルブステム14に
沿って同軸上に離間して、コイル24、26が駆動されたときに対向する開放面
32に磁束を集中させるコア28、30内に夫々嵌合する。コア28、30の開
放面32の間には、バルブステム14に取り付けられたディスク形状のアーマチ
ュアプレート34が設けられている。アーマチュアプレート34は、製造の容易
性及び高い磁気吸引力のために、中実、軟質の鉄プレートであってもよい。アー
マチュアプレート34の表面は、バルブステム14の軸線に対して垂直に延びる
。アーマチュアプレート34がコア28及びコア30の開放面32の何れかに当
接して停止する前に、バルブステム14が駆動軸線36に沿ってその通常の範囲
だけ移動できるように、開放面32間に十分なスペースが設けられる。
【0019】 螺旋状の圧縮バネ38は、バルブステム14の周囲のアーマチュアプラスティ
ック34から離れる方向にコア28、30から外側に延びて、バルブステム14
上のカラーによって拘束される。コイル24、26の何れにも電流の加えられて
いないとき、バネ38がアーマチュアプレート34をコア28、30のほぼ中点
に付勢する。
【0020】 図2のバルブに類似するが平坦なアーマチュアプレート34を有する従来のバ
ルブを図示している図3を参照すると、アーマチュアプレート34と駆動された
一方のコア28又は30との間の吸引力を、アーマチュアプレート34と上記コ
ア28又は30との間の距離に関連づけた、コア28又は30への電流が一定の
場合の関数40は、距離の関数として急激に変化し、力は、最初の数ミリの分離
で急激に低減する。距離によるこのような力の急激な落ち込みは、アーマチュア
プレート34をコア28、30の何れかに最初に吸引するのに十分な力の発生を
著しく困難にする。更に、非線形性は、アーマチュアプレート34の速度の制御
を困難にする。
【0021】 これに対して、本発明は、アーマチュアプレート34とコイル24、26の駆
動された一方のコア28又は30との間の距離に力を関連づけた、より線形に近
い関数42を提供する。この関数42は、遙かに一定であり、アーマチュアプレ
ート34とコア28又は30との間の一層大きな距離で一層大きな力を提供する
と共に、所定の電流に対して力の変動を少なくし、アーマチュアの速度を制御す
るための一層高い精度を提供する。
【0022】 再び図2を参照すると、本発明によって提供される一層大きな力の線形性は、
駆動軸線36に沿ってアーマチュアプレート34からコア28、30の対応する
開放面32に向かって延びる一つ又は複数の歯44を使用することによって得ら
れる。コア28、30は、アーマチュアプレート34が夫々の開放面32の何れ
かに向かって移動するときに歯44と噛み合うように歯44に対応するソケット
46を有する。ソケット46がコア28、30に設けられ、コイル24、26が
コア28、30に影響されずに、その中に完全に収容されたままであることが重
要である。
【0023】 図2及び図6aを参照すると、歯44は、駆動軸線36に沿ってアーマチュア
プレート34のベース50から外側に延びる。ベース50は、一般的に、コイル
24又は26と整列したアーマチュアプレート34の一部である。歯44は、断
面が、一般的に台形であり、高台部分の先端52で終端する傾斜壁53を有する
【0024】 何れのコイル24、26も駆動されていない状態で、アーマチュアプレート3
4がバネ38によって中立位置に付勢されているときに、ベース50から先端5
2までの歯44の高さは、ベース50とコア28又は30の対向する部分との間
の間隔と実質的に等しい。従って、歯44の先端52は、何れかのコイル24又
は26に電力供給する前に対応するソケット46と殆ど係合している。しかし、
一般的に、歯44の高さは、可成りあり、ベース50と、それが当接する開放面
32の一部との間の距離の半分であろう。歯44の正確な形状は、市販の有限素
子磁気装置のモデリングプログラムで決定することができる。
【0025】 引き続き図6aを参照すると、アーマチュアプレート34の広い表面は、駆動軸
線36に沿ってアーマチュアプレート34の表面に延び込んで、エネルギーを抵
抗性加熱として発散させながらアーマチュアプレート34の周囲を周期的に走る
傾向にある渦電流の通路を破壊する複数の縦方向のスロット54で刻みを付ける
ことができる。これらのスロット54は、電気的に絶縁性の材料で埋め込んでも
よく、或いは開口したままであってもよく、また、そのような渦電流の予想され
る通路を一般的に横断する表面の回りの様々な方向に延びるようにしてもよい。
渦電流損失の低減は、この種のバルブの動作には高い電磁的移動性が必要である
ことから、特に重要である。近接損失及び渦電流損失が低減された巻線構造及び
ワイヤ配設を利用することもできる。図6bを参照すると、別の実施例では、ア
ーマチュアプレート34がディスク形状にされ、コア28、30(図示せず)上
の複数のソケット46に対応する複数の環状歯44を有する。この場合、スロッ
ト54は放射状に延びる。
【0026】 図4a及び図4bを参照すると、歯44とソケット46の別の例が示されてい
る。図4aでは、歯44aがコイル(例えば24)の巻線の中心に置かれたバル
ブステム14の回りに対称に配置することができる。歯44aの高台先端52a
は、コイル24の巻線と同様の幅を有し、傾斜壁53aは、バルブステム14に
近接した最小のベース50を残して、開放面32aの残りを覆っている。ソケッ
ト46aは、コア28の開放面32に形成され、コイル24の各巻線をその最深
部分に保持し、歯44aに対応する形状にされている。
【0027】 図4bを参照すると、別の実施例では、歯44bは、台形の断面に対向して(
図6bの歯と類似した)半円形の断面を有する。図2の実施例のように、歯44
bは、コイル24の巻線の横に沿って位置し、巻線を各ソケット46b間に位置
決めする。図4a及び図4bの実施例では、コイル24、26の巻線の基本的な
寸法に何ら変更は要求されず、これらは、コア28、30に収容される。
【0028】 図5を参照すると、アーマチュアプレート34は、バルブステム14に直交す
る二等分平面を挟んで非対称であってもよい。つまり、歯44がアーマチュアプ
レート34の一側にだけ一方のコア30上のソケット46に向かって延び、アー
マチュアプレート34の反対側とその対向するコア28が平坦であってもよい。
このようにすると、アーマチュアのマスが減じられて、製造が容易になる一方で
、コア28、30のうちの好ましくは下側のコア30に向かって改善された駆動
力を提供して、例えば、排気の背圧が開き動作に抗するために、より大きな初期
力が要求される排気バルブの開き動作が改善される。
【0029】 図7を参照すると、アーマチュアプレート34とコア28、30とを噛み合わ
せる等の歯44とソケット46の動作は、駆動されている一方のコイル24と駆
動されていない他方のコイル26、又はその逆の関係のコイル間の相互インダク
タンスを促進する。この相互インダクタンスは、2つのコイル24、26間の磁
気通路になる、コイル24、26及びアーマチュアプレート34に対するアーマ
チュアプレート34の位置によって変化する。従って、アーマチュアプレート3
4の位置を決定するために、相互インダクタンスの測定を利用することができる
【0030】 変動する磁場を生成する切替増幅器による一方のコイル(例えば24)の駆動
中は、アーマチュアプレート34のコイル26との近接度合いによって他方のコ
イル26に誘導電流が検出されるだろう。切替増幅器60は、可変デューティサ
イクルでコイル24への電流のオン/オフを切り替えて、平均電流を、バルブを
開くべきか閉じるべきかを示す制御信号62によって命令された所定量に制御す
るヒステリティック増幅器であってもよい。
【0031】 両コイル24、26は、コイル24を流れる駆動電流を測定値とコイル26の
誘導電圧とを受けて相互インダクタンスの測定値を推定する相互インダクタンス
算出器68に接続される。この測定値は、実験で求められた表のエントリーに従
うアーマチュア位置に関連づけられるように一覧表70に提供することができる
。アーマチュア位置は、これを利用してバルブ動作の高度な制御を可能にする制
御器(図示せず)に提供される。
【0032】 一般的に、図8に示すように、相互インダクタンス算出器68は、アーマチュ
アプレート34が駆動中のコイル24に向かって移動するにつれて減少する包絡
線72を辿る電圧曲線70を認めるだろう。この包絡線72は、相互インダクタ
ンス算出器68で切替増幅器60によるコイル24への電流出力(これも、アー
マチュアプレート速度を制御するために切替増幅器60によって受信される信号
62に従って変化する)と比較することができ、電流と電圧との関係を、相互イ
ンダクタンス、従って、アーマチュアプレート34の位置を推定するために利用
することができる。この位置は、アーマチュアプレート速度を制御するためにバ
ルブコントローラ(図示せず)によって利用される。その速度に依存して、コイ
ル24への駆動電流を増減して、バルブを静かに着座させることができる。
【0033】 一般的に、位置信号は、アーマチュアプレート34が各コイルに近づくときに
、電流駆動を低減してアーマチュアプレートと電磁石が速度ゼロで接触させるた
めに使用されるだろう。その時間の次に、電磁石アーマチュアプレートが接触す
るときに存在する遙かに大きな力を利用してアーマチュアプレート34を所定位
置に保持するために、アーマチュアプレート34を引き寄せるのに使用される捕
獲電流よりも小さい保持電流が使用される。このシステムによって、別の一層複
雑な制御構想も可能にすることができる。
【0034】 バルブが着座してアーマチュアプレート34がコア28と接触すると、バルブ
状態を変えて切替増幅器60のコイル24への出力をオフすべき時まで、保持電
流は維持されることは当業者に明らかであろう。そして、バルブコントローラ(
図示せず)は、公知の固体スイッチから成る内部コミュテータを介してコイル2
6に接続するために切替増幅器60に信号を供給することも、当業者は理解する
であろう。ここで、プロセスを逆にして、コイル24に、アーマチュアプレート
34がコイル26に引き寄せられるときに、その位置測定値を提供するように機
能する。
【0035】 歯44とソケット46は、2つのコイル24、26の間の電磁結合を改善して
この技術を実用てなものにし、各コイル24、26によってアーマチュアプレー
ト34上に及ぼされる力の線形性を増大させてアーマチュア運動のより良い制御
可能にする。
【0036】 以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明の思想及び範囲か
ら逸脱することなく多くの変更が可能であることを、当業者は理解するであろう
。例えば、相互インダクタンスを束英するために補助コイル又は磁気検知手段を
利用できることを理解するであろう。本発明の範囲に包含し得る様々な実施例を
知らしむために、それらを請求の範囲に記載した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電磁石アクチュエータの一を示す、シリンダヘッド及びバルブ組立体
の透視、部分斜視図である。
【図2】 バルブステムに取り付けられて2つのコイル間に配置されたアーマチュアを示
す、図1の電気機械式アクチュエータの2−2線断面である。
【図3】 従来の平坦なアーマチュアと本発明の歯とソケット式のアーマチュアについて
の本発明の駆動されたコイルとアーマチュアとの間の吸引力を示すグラフであり
、後者について、距離の関数としての力の一層大きな線形性を示す。
【図4a】 本発明の歯とソケットの設計の別の実施例を示す、図2と同様の部分断面であ
る。
【図4b】 本発明の歯とソケットの設計の別の実施例を示す、図2と同様の部分断面であ
る。
【図5】 排気バルブに有用な非対称のアーマチュアプレートをしめす、図2と同様の部
分断面である。
【図6a】 渦電流を低減するための平行な面のスロットを示す、図2のアーマチュアプレ
ートの矩形の変形例の部分斜視図である。
【図6b】 渦電流を低減するための放射状の面のスロットを示す、図2のアーマチュアプ
レートの円形の変形例の部分斜視図である。
【図7】 アーマチュアの制御のために交互に一つのコイルを駆動して第2の反対のコイ
ルの誘導電圧を読み取るための、図1のアクチュエータとの使用に有用なコント
ローラのブロック図である。
【図8】 駆動されたコイルがヒステリティックコントローラによって生成されるような
交流電流で駆動されるときに、アーマチュアが駆動コイルに向かって移動するに
つれて非給電コイルに連結された電圧の減少する振幅を示す、電圧対非給電コイ
ルからのアーマチュア距離の簡略化グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シアン ヨウキン アメリカ合衆国 ミシガン州 48187 キ ャントン ダブルトゥリー ロード 46727 Fターム(参考) 3G018 AB09 AB16 BA38 CA12 DA38 DA41 DA44 DA45 FA01 FA06 FA07 GA01 GA02 GA14 3H106 DA07 DA25 DB03 DB12 DB26 DB32 DC02 DC17 DD04 EE04 EE16 EE22 GA13 GA15 KK17

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブステムとエンジンの弁座を覆う大きさのバルブヘッド
    とを有するエンジンバルブに使用するためのアクチュエータであって、 コイル電流を受け、且つ、共通の駆動軸線に沿って対向し、且つ、駆動距離だ
    け離間する第1及び第2のコイルと、 前記第1及び第2のコイルを夫々組み込み、且つ、駆動距離を横断する対向コ
    ア面を提供する第1及び第2のコアと、 前記駆動軸線に整列したバルブステムを該駆動軸線に沿って移動可能に保持す
    るバルブステム支持体と、 前記駆動軸線と直交する平面に延びて該駆動軸線に沿って前記バルブステムと
    共に移動可能に該バルブステムに取り付けられたアーマチュアプレートと、 前記アーマチュアプレートに取り付けられて該アーマチュアを前記コア面間の
    中立位置に付勢する少なくとも一つのバネとを含み、 前記アーマチュアプレートと少なくとも一つのコアのコア面とが前記駆動軸線
    に平行に延びる、嵌合関係の歯とソケットとを有し、該歯とソケットは、一定の
    コイル電流に対する極面と前記アーマチュアとの離間距離の関数として、前記コ
    アとアーマチュアとの間の吸引力に一層一定の関係を提供する大きさを有するこ
    とを特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記歯が前記アーマチュアプレートにあり、前記ソケットが
    前記コアにあることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記ソケットが前記コアのコイルを中心として位置決めされ
    ていることを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記歯が前記コアにあり、前記ソケットが前記アーマチュア
    プレートにあることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記歯が前記コアの前記コイルを囲んでいることを特徴とす
    る請求項4に記載のアクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記バルブステムに関して前記コイルの半径方向の位置の内
    側及び外側の前記コア面及びアーマチュアの嵌合部分に半径方向に変位された複
    数の歯とソケットとを含むことを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  7. 【請求項7】 前記アーマチュアプレートが下側のコアに向かって移動する
    ときに前記バルブが前記弁座から離れるように、該バルブが前記アーマチュアに
    取り付けられ、且つ、前記歯とソケットとを、前記アーマチュアプレートと下側
    のコアの向かい合う部分に設けることができることを特徴とする請求項1に記載
    のアクチュエータ。
  8. 【請求項8】 前記アーマチュアプレートが前記駆動軸線に直交する平面に
    関して対称であることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  9. 【請求項9】 前記アーマチュアプレートが、コイル電流によって生成され
    る磁場によって誘発される渦電流の方向を横切る前記アーマチュアプレート内に
    延びる複数のスロットを更に有することを特徴とする請求項1に記載のアクチュ
    エータ。
  10. 【請求項10】 前記コイルのうち第1のコイルのためのコイル電流を生成
    するためにバルブ制御信号を受ける切替増幅器と、 前記コイルのうち第2のコイルと連通し、アーマチュア位置の関数として前記
    第2のコイルと前記第1のコイルとの結合から相互インダクタンスの減少を検知
    して、アーマチュア位置を示す位置出力を供給する相互インダクタンス算出器と
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  11. 【請求項11】 前記切替増幅器が、前記コイル電流を変更することによっ
    てアーマチュア速度を制御するために前記位置出力に関連した入力を更に有する
    ことを特徴とする請求項10に記載のアクチュエータ。
  12. 【請求項12】 前記相互インダクタンス算出器が、前記位置出力を訂正し
    て、前記切替増幅器によって作られたコイル電流の変更を補償することを特徴と
    する請求項10に記載のアクチュエータ。
  13. 【請求項13】 前記切替増幅器が切り替えられるコイル電流を生成するこ
    とを特徴とする請求項10に記載のアクチュエータ。
  14. 【請求項14】 前記切替増幅器が、該切替増幅器によって受信されるバル
    ブ制御信号に従って駆動電流を異なるコイルに切り替えるコミュテータを更に有
    することを特徴とする請求項10に記載のアクチュエータ。
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