JP2003531668A - 視覚障害および眼病の増分的補正のためのデバイスおよび方法 - Google Patents

視覚障害および眼病の増分的補正のためのデバイスおよび方法

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    • A61F9/013Instruments for compensation of ocular refraction ; Instruments for use in cornea removal, for reshaping or performing incisions in the cornea

Abstract

(57)【要約】 特定の身体の部分の大きさおよび/または形状を増分的に調節するためのデバイスおよびそれを使用する方法が提供される。該デバイスは、各々合成樹脂で形成される第1(34)および第2(36)の層を含む。第1の層(34)は、低融点を有する熱収縮可能な材料で形成され、第2の層(36)は、第1の層よりもはるかに高い融点を有する。エネルギーを加えた際、第1の層(34)は収縮し、第2の層(36)およびそれによりデバイス全体を収縮方向にベンドさせる。使用時、デバイスは特定の身体の部分に挿入され、エネルギーを適用することにより、該身体の部分を拡大、移動、リシェイプ(reshape)等させる。本発明は、特に1またはそれ以上のデバイスを眼の強膜内に配置する、または縁郭の周囲の強膜に取り付けることで、遠近調節の異常の治療に有用であり、デバイスのベンド時、強膜および毛様体は、水晶体レンズから離れるように拡大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景発明の分野 本発明は、身体の部分(例えば、眼、組織、動脈)に埋め込み可能なデバイス
および身体の部分の配置を調節または変更するために該デバイスを外部から操作
する方法に関する。より具体的には、本発明は、該デバイスを使用することによ
り、強膜の曲率半径を変更し、それにより眼の機能上の構造的関係を変えること
で(例えば、眼の調節能力を回復することのような)、種々の眼病を治療する。
【0002】従来技術の説明 眼が約20フィートまたはそれ以上離れた位置にある対象物を明瞭に見えるた
めには、対象物は眼の網膜上に焦点を合わせなければならない。これが眼の弛緩
状態で起こる場合、正常視と呼ばれる。焦点が網膜より前方である場合、“近視
”に分類される。他方、焦点が網膜の後方である場合、“遠視”に分類される。
【0003】 焦点合わせにおけるエラーを補正するには、屈折の補正が必要とされる。これ
は通常は、天然の眼により、もしくは内科治療により、または外科用の屈折デバ
イスによってなされる。しかし、眼をある距離にある対象物に焦点が合わせた後
、対象物が眼に近づいてくる場合には、対象物を見るために眼の屈折能力を変え
られることが必要である。これは、遠近調節と呼ばれる天然のレンズにおける変
化により物理的に達成される。
【0004】 遠近調節に関わる眼の構造は、レンズの赤道上に挿入される、小帯または毛様
小帯と呼ばれる繊維を含む。小帯は、強膜に取り付けられた筋肉である。強膜は
、眼を取り囲んでおり、それにより小帯とともに眼のレンズを保持している。遠
近調節に影響するこれらの構造による実際の機能は、いまだ大いに議論されてい
るが、レンズの形状および位置の変化と、それによる眼の包括的な屈折力におけ
る変化を含む。
【0005】 遠近調節能力の喪失、または老視は、老化によって自然に起こる。それはおよ
そ40歳で顕著となり、およそ70歳まで着実に悪化し、70歳の時点では遠近
調節は事実上存在しない。遠近調節能力の喪失に関する理論は、レンズもしくは
そのカプセルの剛直性の増加、レンズの拡大、小帯の弛緩、毛様体の老化および
これらの組み合わせを含む。
【0006】 この問題を補正をするためのありふれた方法は、遠近両用レンズを使うことで
ある。しかし、様々な理由により、眼鏡、特に遠近両用の眼鏡を着用することを
好まない人もいる。遠近両用レンズの有する1つの問題は、レンズの2つの部分
を接合している個所に線が存在することである。さらに、レンズの比較的小さな
部分で読書をし、レンズの異なる部分で離れた場所の対象物を見ることに慣れる
ことが必要である。遠近両用レンズはまた、通常のレンズに存在するのと同様の
欠点を有している。そのような欠点は、眼鏡が壊れやすいこと、寒い場所から入
ってきた際、高温天候時に湯気で曇ること、および頻繁に洗浄することが必要な
ことを含む。
【0007】 老視を補正するために他の処置が試みられている。例えば、米国特許第5,9
28,129号および第5,802,923号は、それぞれ角膜の下方のレーザ
除去による“二焦点様”の屈折補正を開示している。
【0008】 強膜拡大バンドにより(米国特許第5,489,299号)、または配置時間
で調節可能なバンドにより(米国特許第5,354,331号)、毛様体周辺で
強膜の径を拡大することで老眼の人の遠近調節能力を取り戻すことが試みられて
いる。酵素、熱または放射線により、毛様体をレンズに接続する小帯を短縮した
り、毛様体を外科手術により再配置する方法もある。
【0009】 角膜で使用される調節可能な眼の屈折デバイスもまた、開発されている。その
ような調節可能なデバイスは、配置時間で調節可能なものを含む。例えば、米国
特許第5,681,869号は、必要とされる屈折補正を得るのに十分な量で角
膜中に注入されるポリエチレンオキサイドゲルを開示している。さらに、米国特
許第5,489,299号は、配置時間を設定し、バンドの長さを測定すること
で老視を治療する、長さ調節可能な強膜拡大バンドを開示している。米国特許第
5,919,228号は、形状記憶金属からなり、角膜への挿入した際ある温度
に達すると、予め印加された形状となり、それにより角膜の形状を変える角膜リ
ングを開示している。
【0010】 他の従来技術のデバイスは、配置後、必要な場合には部分修正のため、さらに
外科手術が必要なものを含む。例えば、米国特許第5,855,604号は、角
膜間質内に配置する中空のデバイスを開示している。このデバイスは、配置時間
で除去されてもよい、または配置後必要に応じて外科手術により除去もしくは追
加してもよい多数のストランドを含む。
【0011】 前述した各従来技術の手法は、疾患のある特定段階においてのみ老視を修正す
るので、全く十分ではない。したがって、病気の悪化に応じて、処置を繰り返す
ことが必要であり、さもなければ処置を拡大することが必要である。また、調節
可能なデバイスの場合では、所望の部分修正をするために、追加の外科手術が必
要である。これは、次に実施する処置のごとに、眼に対して過度のリスクを有す
る。
【0012】 発明の要約 本発明は、概して1回の外科手術でデバイスを埋め込むことができ、外部から
適用されるエネルギーにより、必要に応じて連続した増分調節が可能なデバイス
および該デバイスを用いた方法を与える。
【0013】 より詳細には、本発明のデバイスは、合成樹脂で形成される第1の収縮する層
と、合成樹脂で形成され、該第1の層に取り付けられる第2のベンドする層と、
を含む。該第1の収縮する層には、デバイスに適用されるエネルギーの散逸を助
ける第3のバリア層を随意に取り付けることができる。
【0014】 好ましくは、デバイスは、エネルギー(例えば、レーザエネルギー)を適用し
た際に、第1の層が収縮し、または融解して収縮し、それにより第2の層が引っ
張られて、特定の方向へのデバイスのベンドを与える。第2の層は、第1の層よ
りも高い融点(および多くの場合、より低いメルトインデックス)を有するので
、この工程中に実質的に収縮することがない。
【0015】 本発明の方法によれば、デバイスは、大きさまたは形状が変えられる身体の部
分(例えば、眼)の内部に配置される。デバイスが挿入されると、該デバイスに
エネルギーが(好ましくは外部から)適用され、前述したようにデバイスをベン
ドさせる。デバイスがベンドすると、該デバイスの周囲にある身体の部分が、同
様に拡大または移動する。
【0016】 デバイスにエネルギーを適用した後、本発明の方法を用いる所望の処置に応じ
て、十分な拡大または移動が起こったことを確認するために測定を行う。さらな
る拡大または移動が必要な場合、デバイスにさらにエネルギーを適用し、再度測
定を実施する。前述した手順は、所望の結果が得られるまで必要に応じて何回で
も繰り返すことができる。さらに、本方法は、さらなる調節が必要になった際に
、デバイスの挿入後、長期にわたって繰り返すことができる。前述したデバイス
および方法は、老視、遠視、緑内障、および高眼圧症のような眼病の治療に特に
有用である。
【0017】 好ましい実施形態の詳細な説明 図面を参照すると、図1には眼10が表されている。眼10は、白色で、強靭
な強膜12を含む。強膜12は眼の大部分と、透明な角膜14を包んでいる。角
膜14は、外側コートの前方部分を構成している。角膜14および強膜12の円
形をした連結は、縁郭16を形成している。外側の眼直筋18は、眼10の運動
を調節する。
【0018】 眼の残りの内側の構成要素は、添付した図面に示していないが、当業者に周知
である。簡潔には、眼10は、虹彩12の後方直近に位置する薄い膜状のカプセ
ル内に天然の水晶体レンズを含む。該虹彩12は、眼の視軸上、瞳孔22の中心
後方に保持されている。レンズは、レンズカプセル(レンズの赤道上で)および
毛様体の間を延びる毛様小帯により保持されている。毛様体は、強膜12の直下
(すなわち強膜のちょうど内側)に位置し、強膜の内側の面に取り付けられてい
る。前述した人の眼の内側での作用は、引用することにより本明細書の一部をな
す米国特許第6,007,578号に記載されている。
【0019】 本発明の方法によれば、強膜12内の深さ約1/3〜1/2の位置(すなわち
、約280〜320μmの深さ、好ましくは約300μmの深さ)に切開部24
a〜dを形成するために、解剖刀26が使用される。切開部24a〜dは、およ
そ毛様体の領域にわたっており、眼直筋の付着点18の近くに取り付けられてい
る。解剖刀26を隣にある眼直筋の付着点18の方向に進行させると、この深さ
に強膜ポケット28a〜dが形成される。ポケット28a〜dの各内側の端部2
9a〜dは、それらの直近の点で、縁郭16の後方約0.5〜3.5mm、好ま
しくは約2mmの距離にある。本発明によるデバイス30a〜dは、その後各ポ
ケット28a〜dに挿入される(図2参照)。各切開部24a〜dは、デバイス
30a〜dが、各ポケット28a〜d内に完全に閉じ込められ、少なくとも部分
的に毛様体の上に重なるように、縫合糸32(閉じられたポケット内に“隠れて
いる”かもしれない)で閉じられる。工程のこの時点でデバイスによって生じる
強膜の周方向の拡大は実質的にない。
【0020】 デバイス30cは、図4〜5に縦断面で示されている。より詳細には、図示さ
れたデバイス30cは、低融点の収縮する層34と、該収縮する層34の後方に
ある高融点のベンドする層36とを含む。各層34、36は、適度に湾曲してお
り、デバイス30の曲率が強膜12の曲率と実質的に一致するように他方と接し
ている。さらに、図示した態様では、デバイス30a〜dは、随意の“切り込み
の入った”端部33を含み、該端部33は、縫合糸によりデバイスを強膜の表面
または強膜ポケット内に固定させる。
【0021】 収縮する層34は、好ましくは低融点で、熱収縮可能な無害の物質で形成され
る。すなわち、層34は、約100℃未満、好ましくは約45〜60℃、より好
ましくは約50〜55℃の融点を有する材料で形成されるべきである。ある態様
において、層34は、少なくとも約4.5g/10分、好ましくは約6.3〜2
6.0g/10分、より好ましくは約6.3〜15.0g/10分(ASTM
D−1238により定義されるように押出し圧力2.16kgおよび温度190
℃において)のメルトインデックスを有する材料で形成されるべきである。層3
4としての使用に特に好ましい材料は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)
またはその混合物が前述した融点および/またはメルトインデックスを有するポ
リメチルメタクリレートまたはポリメチルメタクリレートの混合物である。収縮
する層34としての使用に特に好ましいポリメチルメタクリレートは、商品名I
CI 924 CL(ICI Acrylics Inc.から入手可能)で発
売されている。
【0022】 ベンドする層36は、好ましくは高融点で、ベンド可能であるが、熱適用時に
容易に収縮しない無害の材料で形成される。すなわち、ベンドする層36は、少
なくとも約45℃、好ましくは約60〜100℃、より好ましくは約70〜80
℃の融点を有する材料で形成されるべきである。ある態様において、層36は、
約4.4g/10分未満、好ましくは約1.1〜4.4g/分、より好ましくは
約1.1〜2.2g/10分(ASTM D−1238により定義されるように
押出し圧力2.16kgおよび温度190℃において)のメルトインデックスを
有する材料で形成される。収縮する層34と同様に、ベンドする層36としての
使用に特に好ましい材料は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)またはその
混合物が前述した融点および/またはメルトインデックスを有するポリメチルメ
タクリレートまたはポリメチルメタクリレートの混合物である。収縮する層34
としての使用に特に好ましいポリメチルメタクリレートは、商品名ICI 92
4 CL(ICI Acrylics Inc.から入手可能)で発売されてい
る。
【0023】 他の態様において、収縮する層34のASTM D−1238メルトインデッ
クスは、ベンドする層36のASTM D−1238メルトインデックスの少な
くとも約2倍大きく、好ましくは少なくとも約4倍大きく、より好ましくは少な
くとも約6〜26倍大きい。他の態様において、ベンドする層36の融点は、収
縮する層34の融点よりも少なくとも約5℃大きく、好ましくは少なくとも約1
0℃大きく、より好ましくは少なくとも約20〜30℃大きい。
【0024】 収縮する層34またはベンドする層36を形成するのに他の種類の材料(合成
樹脂、天然樹脂およびこれらの樹脂から形成されるプラスチック類)を利用する
こともできる。他の好適な合成樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、ポリテトラフロリンを含む。その用途に応じて、層に特定の物質を導
入することもまた望ましい。そのような物質は、生理学的に許容可能な金属(例
えば、チタン、金、白金、タンタル、ステンレス鋼)、セラミック類、磁器、ア
ルミナ、シリカ、シリコンカーバイド、ガラスを含む。
【0025】 特定の層の融点を変えるための混合物を添加して、収縮する層34および/ま
たはベンドする層36の融点を変更することも好ましい。そのような混合物の具
体例は、カーボンブラック、インドシアニングリーン、メチレンブルー、酸化チ
タンを含む。これらは特定のエネルギー波長でエネルギーを優先的に吸収する。
特に好ましい態様において、収縮する層34は、材料の合計質量を100%とし
て見た場合に、酸化チタンを約0.1〜2.0質量%、好ましくは約0.25〜
0.75質量%含む。もちろん、当業者は、使用されるエネルギーを吸収する染
料の種類および量は、所望される用途に応じて変えることができることを理解す
る。
【0026】 デバイス30cは、各層を形成する材料を共押出しすることで好ましく形成さ
れるが、溶媒、圧力、または他の物理的な方法で層を結合させて形成してもよい
。ともかく、層34、36は、デバイス30cを形成するために、位置38で互
いに結合する。加熱時の損傷から層34の近くにある組織を保護するために、収
縮する層34の外側の面にバリア層(図示していない)を適用することもできる
。バリア層は、ベンドする層36について前述したような高融点で、ベンド可能
な材料で形成すべきである。
【0027】 図示した形態において、収縮する層34は、約0.125〜1.50mm、好
ましくは約0.25〜0.75mmの厚さを有し、ベンドする層36は、約0.
125〜1.50mm、好ましくは約0.50〜1.00mmの厚さを有する。
さらに、図示したデバイスの幅は、最も幅が広い点において、約1.0〜4.0
mm、好ましくは約1.5〜3.0mmである。デバイス30a〜dが湾曲して
いる態様において、デバイスの湾曲の曲率半径は、配置される部位における大半
の人の強膜の曲率と実質的に同じになるように、約7〜10mmであるべきであ
る。最後に、デバイス30a〜dの長さは、該デバイス30a〜dが強膜28a
〜dとぴったり合うように、最も長い点において、約3〜8mm、好ましくは約
4.5mmであることが好ましい。
【0028】 デバイス30a〜dの配置後、眼の遠近調節能力は、公知の方法(例えば、遠
近調節強度を測定する、またはスティグマトスコピー(stigmatosco
py))により測定される。その後、外部からのエネルギーが、各デバイス30
a〜dに適用される。層34を収縮させるのに十分な強度で適用される限り、エ
ネルギー源は重要ではない。同時に、エネルギーは、層36が融解もしくは収縮
を最小限化し、好ましくは防止し、またはデバイス30a〜dの周囲にある眼の
組織の損傷を防ぐために十分に低い強度で適用すべきである。
【0029】 使用されるエネルギー源の種類は、UV源、IR源、無線周波数エミッタ、熱
、低電圧直流電源および低電圧高周波数電源を含む。しかし、最も好ましいエネ
ルギー源は、眼科外科医により通常使用される種類のレーザ42である。デバイ
ス30a〜dの調節に使用されるレーザの適用について、その素性(ident
ity)、強度および継続時間は、当業者が容易に選択することができる。好ま
しいレーザは、ダイオードIR(約805nmの波長を有する)およびアルゴン
レーザ(約488nmの波長を有するアルゴンブルー、約514.5nmの波長
を有するアルゴングリーン、またはこれら2つの組み合わせ)を含む。しかし、
以下のいずれのレーザも使用することができる:カーボンダイオード;ヘリウム
ネオン;ヘリウムカドミウム;アルゴンイオン;クリプトンイオン;キセノンイ
オン;亜酸化窒素;ヨウ素;ホルミウムドープしたイットリウム−アルミニウム
ガーネット;イットリウムリチウムフロライド;エキシマ;化学レーザ;調和振
動;色素レーザ;窒素レーザ;ネオジム;エルビウム;ルビー;チタニウム−サ
ファイア。これらのいずれの種類のレーザでも、半径約300〜500μmを有
する位置に焦点を合わせて、通常約0.5〜5.0秒間処理する。
【0030】 エネルギー処理後、さらにエネルギー処理を行う必要があるか確認するため、
眼10の遠近調節能力を再度測定する。エネルギー処理を再度行う必要があるな
らば、前述したようにしてさらにエネルギーを適用し、遠近調節能力を再度測定
して、所望の遠近調節が得られるまで必要に応じてこれらの手順を繰り返す。
【0031】 図4〜5を参照すると、収縮する層34にエネルギーを適用するためのレーザ
42の使用は、層34を融解させ、それにより該層34を層36から離れる方向
に収縮させるか、または引っ張り、層35を層34の方向に引っ張る。この“引
っ張り動作”は、デバイス30の制御された、特定方向のベンドを生じ、強膜1
2をベンドさせる。層34の収縮がデバイス30cを眼から離れる方向にベンド
させると、強膜は、眼の遠近調節機構の有効性を増加するためにレンズから離れ
る方向に拡大する。図5の仮想線44は、エネルギー適用前の層34、36およ
び強膜12の曲率を表している。
【0032】 好ましくは、本発明によるデバイスは、従来技術のデバイスとは異なり、患者
にさらに外科手術をすることなく調節することができる。したがって、時間の経
過(例えば、挿入後約2〜10年)とともに老視の病態が悪化した際、患者はデ
バイスを挿入した外科医または利用可能なエネルギー適用装置を有する他の外科
医に赴き、許容可能な遠近調節レベルが達成されるまでデバイスを調節させるこ
とができる。
【0033】 層34に直接エネルギーを適用する応用では、問題(例えば、ピッチング、バ
ブリング(bubbling)、または収縮する層34の不均整な融解)を生じ
る可能性があることが理解される。これらの場合、エネルギー源が収縮する層3
4に対してより寛容でないことを認めて、ベンドする層36にエネルギーを適用
することが通常望ましい。これにより、収縮する層34に沿った、および該層3
4を通したより均質な熱分散が可能になり、収縮する層34での問題が最小限化
され、または防止され、かつ周囲にある組織への損傷が最小限化され、または実
質的に防止される。
【0034】 収縮する層34にとって利用可能な収縮量は、収縮する層34を形成する材料
を冷却させて、硬化させる前に、該材料を引き伸ばすことにより、製造時に増加
させることができる。これにより、材料の応力エネルギーが増加し、材料の収縮
量が増加する。さらに、収縮量は、材料のメルトインデックスの選択により制御
することができる。
【0035】 老視の治療の目的での、ほぼ矩形で、わずかに湾曲したデバイス30a〜dの
眼10内での使用に関して述べたが、本発明はこれに限定されないと理解される
。例えば、デバイス30の大きさおよび形状は、使用される場所の形状および位
置に応じて変えることができ。すなわち、デバイス30は、特定の病気の治療す
るため必要に応じて、他のヒトまたは動物の身体の部分(例えば、組織、器官、
静脈、動脈等)の物理的構造を変えるために設計することができる。さらに、デ
バイスの数個の小さな部分の代わりに、弁として作用する調節可能なベーン(v
ane)またはフラップを有するフラットパネルのような1個のより大きな、ま
たは環状の部分を使用することもできる。
【0036】 本発明のデバイスは、静脈もしくは動脈上またはそれらの内部にデバイスを配
置することで閉塞した静脈または動脈を開放するのにも使用することができる。
デバイスの配置後、エネルギーを適用して特定方向のベンドを生じさせ、それに
より静脈または動脈を拡大させ、または閉じさせる。好ましくは、本発明は、必
要に応じて、その後さらに拡大すること、または閉じさせることができ、静脈ま
たは動脈を増分的に拡大すること、または閉じさせることが可能である。デバイ
スは、水頭症を患っている患者の短絡(shunt)で、脳からの液体の流量を
増分的に増加または減少させるために使用することもできる。
【0037】 老視の治療として本発明のデバイスについて述べたが、本発明のデバイスは、
眼を構成する構造の形状または位置、およびそれらの機能上の関係を変えること
で治療可能ないずれかの眼病の治療に使用することもできる。デバイスは、線維
柱帯をバイパスする眼のドレナージ弁内にも使用することができる。これは、デ
バイスが配置された閉止した弁を挿入することで達成される。弁の挿入後、デバ
イスは適用されたエネルギーにより、所望の流量レベルが得られるまで、弁を少
しずつ増分的に開放または閉止する。
【0038】 さらに、デバイスは、環形状のデバイスまたは部分環形状(例えば140°環
)のデバイスを用いることで、近視または遠視の治療に使用することができる。
この態様において、近視を治療するためのデバイスは、収縮時に強膜が“平ら”
になるように、収縮する層が眼の外側に面するように強膜内に挿入される。遠視
を治療するためには、収縮する層が眼の内側に面するように、デバイスを強膜内
に挿入する。溶融する層へのエネルギー源として作用させるため、およびベンド
を特定方向に制御するために、収縮しない層が必要である。
【0039】 最後に、図示した態様では、本発明のデバイスを強膜ポケットに挿入して示し
たが、デバイスを治療される身体の部分の表面に取り付けることも望ましいと理
解すべきである。例えば、デバイスは、強膜の外側表面に縫合することができ、
または生体適合性の接着剤で接着することもできる。
【0040】 実施例 本発明によるデバイスを、2つのPMMA層を共押出しすることで形成した。
第1の層は、ASTM D−1238メルトインデックスが1.1であるPMM
Aで形成され、カーボンブラック染料が添加されている。第2の層は、ASTM
D−1238メルトインデックスが6.6であるPMMAで形成され、チタン
酸化物が添加されている。以下の寸法を有する5個のデバイスを作成した。サン
プル1と呼ばれる2個のサンプルは、0.33mm×0.66mm×10mmで
あり、サンプル2と呼ばれる2個のサンプルおよびサンプル3と呼ばれる1個の
サンプルは、0.66mm×0.66mm×10mmである。
【0041】 それぞれサンプル1およびサンプル2の試験片1個からなる第1の層(黒色染
料が組み込まれている)にレーザエネルギーを加え、その後同じサンプル1およ
びサンプル2の試験片の第2の層(白色染料が組み込まれている)にエネルギー
の適用を繰り返すことで複数回のダイオードレーザ処理を実施した。サンプル3
では、第2の層(白色染料が組み込まれている)が随伴する第1の層(黒色染料
が組み込まれている)に対して、ベンドの方向およびその長手方向における変化
が記載の通りになるように、その長手方向に沿って複数回のレーザ適用を実施し
た。
【0042】 デバイスの形状における変化が最大限になり、かつ焦点部分の異常形状が最小
限になるようにレーザのパラメータを選択した。各サンプルの長さを、第1回、
第3回、第5回、第7回、第9回のレーザ処置後に測定した(Vernier
Callipersで)。これらの結果を表1〜3に示した。ベンドの方向は、
第1の層、もしくは黒色層(Bと呼ぶ)の方向、または第2の層、もしくは白色
層(Wと呼ぶ)の方向である。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】 眼の平面図であり、本発明の方法による外科手術時の強膜ポケット
の形成を表している。
【図2】 図1で形成した強膜ポケットへの本発明のデバイスの挿入を示した
部分拡大図である。
【図3】 図1の眼の平面図であり、本発明のデバイスが予め形成した強膜ポ
ケットに埋め込まれている。
【図4】 図3の線4−4に沿って切断した断面図であり、本発明のデバイス
の断面を表しており、かつデバイスへのエネルギーの適用を表している。
【図5】 図4と同様の断面図であり、デバイスにエネルギーを適用した後の
デバイスおよび強膜の曲率の変化を表している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (70)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体の部分の大きさまたは形状を変える方法であって、 前記身体の部分に、あるメルトインデックスを有する第1の層と、前記第1の
    層に隣接しており、前記第1の層のメルトインデックスより低いメルトインデッ
    クスを有する第2の層と、を含むデバイスを取り付ける工程と、 前記第1の層を収縮させて、それにより前記デバイスをベンドさせて、前記身
    体の部分の大きさまたは形状を変えるのに十分な強度のエネルギーを前記デバイ
    スに十分な時間加える工程と、を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記デバイスを取り付ける工程は、前記デバイスを前記身体の部分に挿入する
    工程を含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記身体の部分は、外側の面を含み、前記取り付ける工程は、前記外側の面に
    前記デバイスを取り付けることを含む請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記身体の部分は、眼である請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記眼は強膜を含み、 前記デバイスを挿入する工程より前に、前記強膜に開口部を形成する工程をさ
    らに含み、前記デバイスを挿入する工程は、前記強膜の開口部内に前記デバイス
    を配置することを含む請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記眼は、前部および後部を有し、前記挿入する工程は、前記第1の層が前記
    前部の近くに位置し、かつ前記第2の層が前記後部の近くに位置するように、前
    記デバイスを前記強膜内に配置することを含む請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記エネルギーを加える工程は、前記強膜の曲率半径を増加させる請求項6に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記眼は、前記挿入する工程およびエネルギーを加える工程を実施する前に、
    初期調節能力を有しており、前記強膜の曲率半径の増加は、前記眼に前記初期の
    調節能力よりも良好な第2の調節能力を生じさせる請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記エネルギーを加える工程の後に、前記眼の調節能力を測定する工程をさら
    に含む請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記強膜の曲率半径をさらに増加させて、前記調節能力をさらに改善させるた
    めに、第2の時間にわたって、前記デバイスにエネルギーを加える工程をさらに
    含む請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記眼は、老視、遠視、広隅角緑内障、高眼圧症からなる群から選択される病
    気を患っており、前記エネルギーを加える工程は、前記病気を改善させる請求項
    4に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記眼は、線維柱網および前記線維柱網をバイパスするための弁を含み、前記
    挿入する工程は、前記弁に前記デバイスを挿入することを含み、前記エネルギー
    を加える工程は、前記デバイスをベンドさせて、前記弁を少なくとも部分的に開
    放または閉止させることを含む請求項4に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記デバイスをさらにベンドさせて、前記弁をさらに開放または閉止させるた
    めに、第2の時間にわたって前記デバイスにエネルギーを加える工程をさらに含
    む請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記身体の部分は、通路を有する静脈および通路を有する動脈からなる群から
    選択され、前記挿入する工程は、前記デバイスを前記静脈または動脈の通路内に
    配置することを含み、前記エネルギーを加える工程は、前記デバイスに前記通路
    を拡張させる請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記身体の部分は、通路を有する静脈および通路を有する動脈からなる群から
    選択され、前記挿入する工程は、前記デバイスを前記静脈または動脈上に配置す
    ることを含み、前記エネルギーを加える工程は、前記デバイスに前記通路を部分
    的に閉止させる請求項1に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記身体の部分の大きさまたは形状を変えるために、前記挿入する工程の後、
    少なくとも約2年間にわたって前記デバイスにエネルギーを加える工程をさらに
    含む請求項1に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記エネルギーを加える工程は、前記デバイスにレーザエネルギーを照射する
    ことを含む請求項1に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記レーザエネルギーは、ダイオードIRレーザおよびアルゴンレーザからな
    る群から選択されるレーザからのものである請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記第1の層は、少なくとも約4.5g/10分のASTM D−1238メ
    ルトインデックスを有する請求項1に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記第2の層は、約4.4g/10分未満のASTM D−1238メルトイ
    ンデックスを有する請求項1に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記第1および第2の層は、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリ
    プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオリン(polytetrafl
    uorine)からなる群から選択される化合物で形成される請求項1に記載の
    方法。
  22. 【請求項22】 前記強膜に開口部を形成する工程は、前記強膜中に該強膜の深さの約1/2〜
    1/3の深さで切開部を形成することと、約3〜8mmの長さを有するポケット
    を形成するために前記切開部を前記強膜に沿って進行させることを含む請求項5
    に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記眼は、縁郭を含み、前記強膜に開口部を形成する工程は、前記強膜中の、
    前記縁郭の周囲に間隔を開けて、少なくとも4つの開口部を形成することを含み
    、前記挿入する工程は、各開口部で実施する請求項5に記載の方法。
  24. 【請求項24】 身体の部分と、前記身体の部分に配置されるデバイスと、の組み合わせであり
    、前記デバイスは、合成樹脂よりなる第1の層と、合成樹脂よりなり、前記第1
    の層の近くにある第2の層と、を含み、前記第1の層は、少なくとも約4.5g
    /10分のASTM D−1238メルトインデックスを有し、前記第2の層は
    約4.4g/10分未満のASTM D−1238メルトインデックスを有する
    組み合わせ。
  25. 【請求項25】 前記身体の部分は、眼である請求項24に記載の組み合わせ。
  26. 【請求項26】 前記眼は、開口部が形成された強膜を含み、前記デバイスは前記開口部に挿入
    される請求項25に記載の組み合わせ。
  27. 【請求項27】 前記眼は、前部および後部を含み、前記デバイスは、前記第1の層が前記前部
    の近くに位置し、前記第2の層が前記後部の近くに位置するように前記開口部内
    に配置される請求項26に記載の組み合わせ。
  28. 【請求項28】 前記眼は、線維柱網および前記線維柱網をバイパスするための弁を有し、前記
    デバイスは、前記弁内に配置される請求項25に記載の組み合わせ。
  29. 【請求項29】 前記身体の部分は、通路を有する静脈および通路を有する動脈からなる群から
    選択され、前記デバイスは、前記静脈もしくは動脈上、または前記静脈もしくは
    動脈の通路内に配置される請求項24に記載の組み合わせ。
  30. 【請求項30】 前記第1および第2の層は、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリ
    プロピレン、ポリ塩化ビニルおよびポリテトラフルオリン(polytetra
    fluorine)からなる群から選択される化合物で形成される請求項24に
    記載の組み合わせ。
  31. 【請求項31】 身体の部分の大きさまたは形状を変えるのに有用なデバイスであって、前記デ
    バイスは、合成樹脂よりなる第1の層と、合成樹脂よりなり、前記第1の層に取
    り付けられた第2の層と、を含み、前記第1の層は、少なくとも約4.5g/1
    0分のASTM D−1238メルトインデックスを有し、前記第2の層は、約
    4.4g/10分未満のASTM D−1238メルトインデックスを有してい
    るデバイス。
  32. 【請求項32】 前記第1および第2の層は、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリ
    プロピレン、ポリ塩化ビニルおよびポリテトラフルオリン(polytetra
    fluorine)からなる群から選択される化合物で形成される請求項31に
    記載のデバイス。
  33. 【請求項33】 前記第1の層は、第1および第2の側部を与え、前記第2の層は、前記第1の
    側部に取り付けられ、前記デバイスは、前記第1の層の前記第2の側部に取り付
    けられたバリア層をさらに含む請求項31に記載のデバイス。
  34. 【請求項34】 身体の部分の大きさまたは形状を変えるのに有用なデバイスであって、前記デ
    バイスは、合成樹脂よりなる第1の層と、合成樹脂よりなり前記第1の層に取り
    付けられた第2の層と、を含み、前記第1の層は、前記第2の層のASTM D
    −1238メルトインデックスよりも少なくとも約2倍以上大きいASTM D
    −1238メルトインデックスを有するデバイス。
  35. 【請求項35】 前記第1および第2の層は、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリ
    プロピレン、ポリ塩化ビニルおよびポリテトラフルオリン(polytetra
    fluorine)からなる群から選択される化合物で形成される請求項34に
    記載のデバイス。
  36. 【請求項36】 前記第1の層は、第1および第2の側部を与え、前記第2の層は、前記第1の
    側部に取り付けられ、前記デバイスは、さらに、前記第1の層の前記第2の側部
    に取り付けられたバリア層を含む請求項34に記載のデバイス。
  37. 【請求項37】 身体の部分の大きさまたは形状を変える方法であって、 ある融点を有する第1の層と、前記第1の層の近くに位置し、前記第1の層の
    融点よりも高い融点を有する第2の層よりなるデバイスを前記身体の部分に取り
    付ける工程と、 前記第1の層を収縮させて、それにより前記デバイスをベンドさせて、前記身
    体の部分の大きさまたは形状を変えるのに十分な強度のエネルギーを前記デバイ
    スに十分な時間加える工程と、を含む方法。
  38. 【請求項38】 前記デバイスを取り付ける工程は、前記デバイスを前記身体の部分に挿入する
    工程を含む請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記身体の部分は、内側または外側の面を含み、前記取り付ける工程は、前記
    デバイスを前記内側または外側の面に取り付けることを含む請求項37に記載の
    方法。
  40. 【請求項40】 前記身体の部分は、眼である請求項37に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記眼は強膜を含み、 前記挿入する工程より前に、前記強膜に開口部を形成する工程をさらに含み、
    前記挿入する工程は、前記強膜の開口部内に前記デバイスを配置することを含む
    請求項40に記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記眼は、前部および後部を有し、前記挿入する工程は、前記第1の層が前記
    前部の近くに位置し、かつ前記第2の層が前記後部の近くに位置するように、前
    記デバイスを前記強膜内に配置することを含む請求項41に記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記エネルギーを加える工程は、前記強膜の曲率半径を増加させる請求項42
    に記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記挿入する工程およびエネルギーを加える工程を実施する前に、初期調節能
    力を有しており、前記強膜の曲率半径の増加は、前記眼に前記初期の調節能力よ
    りも良好な第2の調節能力を生じさせる請求項43に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記エネルギーを加える工程の後に、前記眼の調節能力を測定する工程をさら
    に含む請求項44に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記強膜の曲率半径をさらに増加させて、前記調節能力をさらに改善させるた
    めに、前記デバイスに第2の時間にわたってエネルギーを加える工程をさらに含
    む請求項45に記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記眼は、老視、遠視、広隅角緑内障、高眼圧症からなる群から選択される病
    気を患っており、前記エネルギーを加える工程は、前記病気を改善させる請求項
    40に記載の方法。
  48. 【請求項48】 前記眼は、線維柱網および前記線維柱網をバイパスするための弁を含み、前記
    挿入する工程は、前記弁に前記デバイスを挿入することを含み、前記エネルギー
    を加える工程は、前記デバイスをベンドさせて、前記弁を少なくとも部分的に開
    放または閉止させることを含む請求項40に記載の方法。
  49. 【請求項49】 さらに、前記デバイスをさらにベンドさせて、前記弁をさらに開放または閉止
    させるために、前記デバイスに第2の時間にわたってエネルギーを加える工程を
    含む請求項40に記載の方法。
  50. 【請求項50】 前記身体の部分は、通路を有する静脈および通路を有する動脈からなる群から
    選択され、前記挿入する工程は、前記デバイスを前記静脈または動脈の通路内に
    配置することを含み、前記エネルギーを加える工程は、前記デバイスに前記通路
    を拡張させる請求項37に記載の方法。
  51. 【請求項51】 前記身体の部分は、通路を有する静脈および通路を有する動脈からなる群から
    選択され、前記挿入する工程は、前記デバイスを前記静脈または動脈上に配置す
    ることを含み、前記エネルギーを加える工程は、前記デバイスに前記通路を部分
    的に閉止させる請求項37に記載の方法。
  52. 【請求項52】 前記身体の部分の大きさまたは形状を変えるために、前記挿入する工程の後、
    少なくとも約2年間にわたって前記デバイスにエネルギーを加える工程をさらに
    含む請求項37に記載の方法。
  53. 【請求項53】 前記エネルギーを加える工程は、前記デバイスにレーザエネルギーを照射する
    ことを含む請求項37に記載の方法。
  54. 【請求項54】 前記レーザエネルギーは、ダイオードIRレーザおよびアルゴンレーザからな
    る群から選択されるレーザからのものである請求項37に記載の方法。
  55. 【請求項55】 前記第1の層は、約100℃未満の融点を有する請求項37に記載の方法。
  56. 【請求項56】 前記第2の層は、少なくとも約45℃の融点を有する請求項37に記載の方法
  57. 【請求項57】 前記第1および第2の層は、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリ
    プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオリン(polytetrafl
    uorine)からなる群から選択される化合物で形成される請求項37に記載
    の方法。
  58. 【請求項58】 前記強膜に開口部を形成する工程は、前記強膜中に該強膜の深さの約1/2〜
    1/3の深さで切開部を形成することと、約3〜8mmの長さを有するポケット
    を形成するために前記切開部を前記強膜に沿って進行させることを含む請求項4
    1に記載の方法。
  59. 【請求項59】 前記眼は、縁郭を含み、前記強膜に開口部を形成する工程は、前記強膜中の、
    前記縁郭の周囲に間隔を開けて、少なくとも4つの開口部を形成することを含み
    、前記挿入する工程は、各開口部で実施する請求項41に記載の方法。
  60. 【請求項60】 身体の部分と、前記身体の部分に配置されるデバイスと、の組み合わせであり
    、前記デバイスは、合成樹脂よりなる第1の層と、合成樹脂よりなり、前記第1
    の層の近くにある第2の層と、を含み、前記第2の層は、前記第1の層の融点よ
    り少なくとも約5℃以上大きい融点を有する組み合わせ。
  61. 【請求項61】 前記身体の部分は、眼である請求項60に記載の組み合わせ。
  62. 【請求項62】 前記眼は、開口部が形成された強膜を含み、前記デバイスは前記開口部に挿入
    される請求項61に記載の組み合わせ。
  63. 【請求項63】 前記眼は、前部および後部を含み、前記デバイスは、前記第1の層が前記前部
    の近くに位置し、前記第2の層が前記後部の近くに位置するように前記開口部内
    に配置される請求項62に記載の組み合わせ。
  64. 【請求項64】 前記眼は、線維柱網および前記線維柱網をバイパスするための弁を有し、前記
    デバイスは、前記弁内に配置される請求項61に記載の組み合わせ。
  65. 【請求項65】 前記身体の部分は、通路を有する静脈および通路を有する動脈からなる群から
    選択され、前記デバイスは、前記静脈もしくは動脈の通路内に配置される請求項
    60に記載の組み合わせ。
  66. 【請求項66】 前記身体の部分は、通路を有する静脈および通路を有する動脈からなる群から
    選択され、前記デバイスは、前記静脈もしくは動脈の通路上に配置される請求項
    60に記載の組み合わせ。
  67. 【請求項67】 前記第1および第2の層は、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリ
    プロピレン、ポリ塩化ビニルおよびポリテトラフルオリン(polytetra
    fluorine)からなる群から選択される化合物で形成される請求項60に
    記載の組み合わせ。
  68. 【請求項68】 身体の部分の大きさまたは形状を変えるのに有用なデバイスであって、前記デ
    バイスは、合成樹脂よりなる第1の層と、合成樹脂よりなり前記第1の層に取り
    付けられた第2の層と、を含み、前記第2の層は、第1の層の融点よりも少なく
    とも約5℃大きい融点を有するデバイス。
  69. 【請求項69】 前記第1および第2の層は、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリ
    プロピレン、ポリ塩化ビニルおよびポリテトラフルオリン(polytetra
    fluorine)からなる群から選択される化合物で形成される請求項68に
    記載のデバイス。
  70. 【請求項70】 前記第1の層は、第1および第2の側部を与え、前記第2の層は、前記第1の
    側部に取り付けられ、前記デバイスは、前記第1の層の前記第2の側部に取り付
    けられたバリア層をさらに含む請求項68に記載のデバイス。
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