JP2003529881A - フラッシュ用のトップ/ボトム対称保護スキーム - Google Patents

フラッシュ用のトップ/ボトム対称保護スキーム

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    • G11C7/1072Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers for memories with random access ports synchronised on clock signal pulse trains, e.g. synchronous memories, self timed memories

Abstract

(57)【要約】 シンクロナスフラッシュメモリは、不揮発性のメモリセルアレイを有する。メモリデバイスのパッケージコンフィグレーションは、SDRAMと互換性を有する。メモリデバイスは、N個のアドレス指定可能なセクタを有するメモリセルアレイと、メモリセルアレイにおける消去または書き込み処理を制御する制御回路とを含む。制御回路には保護回路が接続され、N個のアドレス指定可能なセクタにおける第1のセクタおよび最後のセクタの双方に対する書き込み処理または消去処理の実行を選択的に阻止する。保護回路は、第1のセクタに対応する第1のビットと、最後のセクタに対応する第2のビットとを有するマルチビットレジスタを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の技術分野 本発明は、不揮発性メモリに関し、特に、同期式(シンクロナス)の不揮発性
フラッシュメモリに関する。
【0002】 発明の背景 通常、メモリデバイスは、コンピュータの内部記憶領域用として提供される。
用語「メモリ」は、データの記録媒体として用いられる集積回路チップを示す。
メモリには幾つかの種類がある。例えば、RAM(random-access memory)は、
コンピュータのメインメモリとして用いられる。RAMは、読み書き可能なメモ
リである。つまり、データをRAMに書き込んだり、データをRAMから読み出
したりすることができる。これに対し、ROMは、データの読み出ししかできな
いメモリである。RAMの多くは揮発性であり、コンテンツを記憶した状態を維
持するためには、保持電流を必要とする。電源が切れれば、RAMに記録された
データが失われる。
【0003】 ほとんどのコンピュータは、コンピュータを起動するための命令コード群が記
録された小容量のROMを内蔵している。RAMとは異なり、ROMに書き込み
を行うことはできない。EEPROM(electrically erasable programmable r
ead-only memory)は、特別な不揮発性メモリであり、電荷を与えることによっ
て(電気的に)データを消去することができる。他のROMと同様に、本来、E
EPROMはRAMのように高速なメモリではない。EEPROMは、多数のメ
モリセルを備え、各メモリセルは、電気的に絶縁された複数のゲート(フローテ
ィングゲート)を有する。フローティングゲートの電荷の有無に応じてメモリセ
ルにデータが記録される。プログラミングや消去処理によって、フローティング
ゲートに対して電荷が供給されたり除去されたりする。
【0004】 また、別の不揮発性メモリの例として、フラッシュメモリが挙げられる。フラ
ッシュメモリは、EEPROMの一種であり、データの消去やプログラムの更新
は、バイト単位ではなく、ブロック単位で行われる。最近のパーソナルコンピュ
ータの多くは、フラッシュメモリチップにBIOSを記録しており、BIOSの
更新を必要に応じて簡単に行うことができる。このようなBIOSは、フラッシ
ュBIOSとも呼ばれる。フラッシュメモリは、モデムにも使用されることが多
い。フラッシュメモリを使用することによって、新しいプロトコルが標準化され
た際に、モデムの製造元から提供されるファームウェアを更新して、このプロト
コールをモデムがサポートするようにすることができる。
【0005】 通常、フラッシュメモリは、メモリアレイを備え、このメモリアレイは、行ア
ドレスおよび列アドレスによって指定される多数のメモリセルで構成される。メ
モリセルの各々には、フローティングゲートを有して電荷を保持する電界効果ト
ランジスタが設けられる。これらのセルは、ブロック単位のグループに分けられ
る。ブロックにおける各セルは、フローティングゲートに電荷を与えることによ
って、電気的に、ランダムにプログラムすることができる。蓄積電荷は、ブロッ
ク単位の消去処理によって、フローティングゲートから抜き出される。フローテ
ィングゲートにおける電荷の有無によってセルのデータが決定する。
【0006】 シンクロナスDRAM(SDRAM)は、従来のDRAMメモリよりも高速で
動作するDRAMである。SDRAMは、CPUのバスと同期して動作する。S
DRAMは、従来のFPM(Fast Page Mode)RAMの約3倍、EDO(Extend
ed Data Output)DRAMやBEDO(Burst Extended Data Output)DRAM
の約2倍の周波数である、100MHzで動作する。SDRAMは、高速アクセ
スが可能であるが、揮発性である。多くのコンピュータシステムは、SDRAM
を使用して動作するように設計されているが、不揮発性メモリへの利用も期待さ
れている。
【0007】 上述した理由、または以下に述べる理由により、本技術分野において、SDR
AMと同じように動作する不揮発性メモリデバイスに対する要求が存在する。こ
れらの理由は、当業者であれば、明細書に記載された内容を理解することによっ
て、明らかとなるであろう。
【0008】 発明の要旨 本発明は、上述したメモリデバイスの問題等を解決するためのものであり、以
下の記載内容を検討することによって、理解可能となるであろう。
【0009】 一実施の形態においては、本発明は、既存のSDRAMのパッケージピン配列
に互換性のある不揮発性シンクロナスフラッシュメモリを提供する。詳細な明細
書の記載により、SDRAM分野の知識を有するシステムデザイナであれば、本
発明をシステム処理の改良に向上させるのに役立たせることが可能であろう。
【0010】 別の実施の形態においては、シンクロナスメモリデバイスは、N個のアドレス
指定可能なセクタを有するメモリセルアレイと、メモリセルアレイに対する消去
処理または書き込み処理を制御する制御回路と、制御回路に接続された保護回路
とを含む。保護回路は、N個のアドレス指定可能なセクタにおける第1のセクタ
および最後のセクタの双方に対する書き込み処理または消去処理の実行を選択的
に阻止する。
【0011】 シンクロナスフラッシュメモリデバイスにおけるメモリロケーションの保護方
法が提供される。この方法は、メモリロケーションに対応するデータビットを有
するデータレジスタを第1のデータステートまたは第2のデータステートにプロ
グラムするステップと、第1のメモリロケーションに対応するビットが第1のス
テートにあるとき、第1のメモリロケーションに対する消去処理または書き込み
処理を阻止するステップとを含む。また、この方法は、第1のメモリロケーショ
ンに対応するデータビットが前記第2のステートにあるとき、第1のメモリロケ
ーションに対する消去処理または書き込み処理を実行可能にするステップを含む
【0012】 また、メモリデバイスにおける不慮のデータ消去を阻止する方法が提供される
。この方法は、レジスタ回路を第1のデータステートにプログラムするステップ
と、レジスタ回路が第1のデータステートにプログラムされている間、メモリデ
バイスに対する書き込み処理および消去処理を許可するステップと、レジスタ回
路を第2のデータステートにプログラムするステップとを含む。また、この方法
は、レジスタ回路を第2のデータステートにプログラムした場合、保護回路を活
性化するステップと、レジスタ回路が第2のデータステートにプログラムされて
いる間、電子キーが保護回路に供給されない限り、メモリデバイスに対する書き
込み処理および消去処理を禁止するステップとを含む。
【0013】 発明の実施の形態の説明 添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。添付図面は、本明
細書の一部を構成するものであり、本発明の具体的な実施の形態を例示的に示し
ている。実施の形態の各々は、当業者が発明を実施できるように十分に説明され
ている。なお、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、論理的、機械的、
電気的な変更を加えて発明を実施してもよいことが理解されよう。従って、以下
の詳細な説明は、限定的に解釈されるべきではない。本発明の範囲は、クレーム
によってのみ定義されるものである。
【0014】 以下の詳細な説明は、2つの主項目に分かれる。第1の項目(インタフェース
の機能説明)では、SDRAMメモリとの互換性について詳細に説明されている
。第2の項目(機能説明)では、フラッシュアーキテクチャにおける機能的コマ
ンドが定められている。
【0015】 インタフェースの機能説明 図1Aは、本発明の一実施の形態を示すブロック図である。メモリデバイス1
00は、不揮発性のフラッシュメモリセル102のアレイを含む。このアレイは
、アドレス指定が可能な複数のバンクに配列されている。本実施の形態において
は、4つのメモリバンク104、106、108、110がメモリに含まれてい
る。各メモリバンクは、メモリセルからなるアドレス指定が可能な複数のセクタ
を含む。メモリに保存されたデータは、ロケーションアドレスを用いることによ
ってアクセスすることができる。このロケーションアドレスは、外部から供給さ
れ、アドレスレジスタ112によって受け取られる。該アドレスは、行アドレス
マルチプレクサ114によって解読される。また、前記アドレスは、バンク制御
ロジック116および行アドレスラッチ/デコーダ118によって解読される。
メモリにおける所望の列にアクセスすることを可能にするために、列アドレスカ
ウンタ/ラッチ120は、受け取った複数のアドレスを結合し、列デコーダ12
2に出力する。回路124は、入出力ゲート、データマスクロジック、読出しデ
ータラッチ、さらに、書き込みドライバとしての機能を有する。データは、デー
タ入力レジスタ126を通じて入力され、データ出力レジスタ128を通じて出
力される。コマンド実行ロジック130は、メモリデバイスの基本動作を制御す
る。また、ステートマシン132は、メモリアレイおよびセル上で実行される特
定の処理を制御する。さらに、データ出力のため、ステータスレジスタ134お
よびIDレジスタ136が設けられる。コマンド回路130および/またはステ
ートマシーン132は、読み出し、書き込み、消去および他のメモリ処理を制御
するための制御回路として概ね参照可能である。
【0016】 図1Bは、本発明の一実施の形態における接続ピン配列(入出力コネクタピン
アサイン)を示す。メモリパッケージ150は、54個の接続ピンを有する。ピ
ン構成は、既存のSDRAMパッケージのものと概ね同じである。本発明独自の
接続ピンは、RP#152およびVccp154の2つである。本発明は、SD
RAMのものと同じ接続ピンラベルを使用するが、本明細書において、接続ピン
を通じて入出力される信号の機能は、特に説明がない限りは、SDRAMのもの
と同じではない。図1Cは、一実施の形態におけるメモリパッケージ160を示
す。メモリパッケージ160は、ピンによる接続端子ではなく、バンプによる接
続端子を有する。従って、本発明は、特定のパッケージ構成に限定されるもので
はない。
【0017】 メモリデバイスの処理の特徴を説明する前に、接続ピンおよび各接続ピンを通
じて入出力される信号について説明する。入力クロック端子は、クロック信号(
CLK)を供給する。クロック信号は、システムクロックによってドライブされ
る。シンクロナスフラッシュメモリの入力信号は、全て、CLKの立ち上がりエ
ッジ(ポジティブエッジ)でサンプリングされる。また、CLKは、内部バース
トカウンタのカウント値を増加させ、更に、出力レジスタを制御する。
【0018】 入力クロックイネーブル(CKE)端子は、CLK信号入力をアクティブ(活
性化したHIGH状態)、非アクティブ(活性化していないLOW状態)にする
ために使用される。クロック入力を非アクティブにすることによって、POWE
R−DOWN_STANDBY処理(全てのメモリバンクがアイドル状態になる
)、ACTIVE_POWER−DOWN処理(メモリ行がいずれのバンクにお
いてACTIVEになる)、または、CLOCK_SUSPEND処理(バース
ト/アクセスが続行中である)が可能になる。CKEは、メモリデバイスがパワ
ーダウンモードに入っているとき以外は、同期状態になっている。メモリデバイ
スがパワーダウンモードに入っているときは、CKEは、非同期状態になってい
る。CLK等の入力バッファは、パワーダウンモードでは、無効になっており、
低消費電力のスタンバイ状態になっている。CKEは、RP#がディープパワー
ダウンであるときを除き、パワーダウンモードが要求されていない場合は、シス
テムにおいてHIGH状態に維持されていてもよい。
【0019】 チップセレクト(CS#)入力端子には、コマンド実行ロジックに設けられた
コマンドデコーダを有効、無効にするための信号が入力される。信号がLOWで
あれば、コマンドデコーダが有効となり、信号がHIGHであれば、コマンドデ
コーダが無効となる。つまり、CS#がHIGHであれば、全てのコマンドがマ
スクされる。さらに、システムにおいて複数のバンクが存在する場合、CS#に
よって外部からバンクを選択できるようになる。従って、CS#は、コマンドコ
ードの一部であるとみなすことができる。しかしながら、このCS#は、必須の
ものではない。
【0020】 入力コマンドを入力するための接続端子RAS#、CAS#およびWE#は(
CAS#、CS#と共に)、後述するように、メモリによって実行されるコマン
ドを定義する。入出力マスク(DQM)端子は、書き込みアクセスのためのマス
ク信号を入力し、読み出しアクセスのためのイネーブル信号を出力するために使
用される。WRITEサイクルの間にサンプリングされたDQMがHIGHであ
った場合には、入力データがマスクされる。READサイクルの間にサンプリン
グされたDQMがHIGHであった場合には、2クロックのレイテンシが経過後
、出力バッファが高インピーダンス(High−Z)状態になる。DQMLは、
データ端子DQ0〜DQ7に対応し、DQMHは、データ端子DQ8〜DQ15
に対応する。DQMLおよびDQMHは、DQMとして参照されたとき、同一の
状態であると考えられる。
【0021】 アドレス入力部(接続端子)133は、主に、アドレス信号を入力するために
使用される。図示した実施の形態においては、メモリは12のライン(A0〜A
11)を有する。また、後述するように、アドレス端子を通じて他の信号を入力
するようにしてもよい。メモリバンクのあるロケーションを選択するために、A
CTIVEコマンド(行アドレスA0〜A11)やREAD/WRITEコマン
ド(列アドレスA0〜A7)が発行された際、アドレス入力部の信号がサンプリ
ングされる。アドレス入力部は、後述するLOAD_COMMAND_REGI
STER処理の際、処理コード(OpCode)を入力するためにも使用される
。また、アドレスラインA0−A11は、LOAD_MODE_REGISTE
R処理の際に、モード設定を入力するために使用される。
【0022】 入力リセット/パワーダウン(RP#)端子140は、リセット処理やパワー
ダウン処理を行うために使用される。一実施の形態においては、デバイスを立ち
上げる(initial device power-up)ときには、RP#がLOWからHIGHに
なった後、実行可能なコマンドを発行する前に、デバイス内部での初期動作のた
め、100μsの遅延時間が必要となる。RP#信号がLOWになると、ステー
タスレジスタがクリアされ、デバイス内のステートマシン(ISM)132がア
レイ読み出しモードに設定される。また、デバイスがディープパワーダウンモー
ドになる。パワーダウンによって、CS#142を含む全ての入力端子が「ドン
トケア(Don't Care)」に設定され、全ての出力がHigh−Z状態になる。R
P#信号がVHH電圧(5V)と同じになると、WRITE処理、ERASE処
理の間、全ての保護モードが解除される。RP#信号によって、デバイス保護ビ
ットが「1(保護モード)」に設定されるが、RP#信号がVHHになったとき
は、16ビットレジスタのロケーション0および15に存在するブロック保護ビ
ットの各々が、「0(非保護モード)」に設定される。保護ビットについては後
述する。他の処理モードの全てにおいて、RP#は、HIGHに維持される。
【0023】 バンクアドレス入力端子BA0およびBA1は、どのバンクに対し、ACTI
VEコマンド、READコマンド、WRITEコマンド、または、BLOCK_
PROTECTコマンドを発行するかどうかを定義する。DQ0〜DQ15端子
143は、双方向データ通信に使用されるデータバス接続端子である。図1Bに
示すVCCQ端子は、ノイズの干渉を受けにくくなるように、VCC端子と絶縁
された電源をDQ端子に供給するために使用される。一実施の形態においては、
VCCQ=Vcc、即ち、1.8V±0.15Vである。VSSQ端子は、ノイ
ズの干渉を受けにくくなるように、DQ端子に対してVSS端子と絶縁されたグ
ラウンドとして使用される。VCC端子は、例えば、3Vの電源供給用である。
グラウンドへの接続は、Vss端子を通じて行われる。また、VCCP端子14
4を通じて別のオプション電圧を供給してもよい。VCCP端子は、デバイスの
外部でVCC端子に接続され、デバイスの初期動作、WRITE処理、ERAS
E処理に使用される電流を供給する。つまり、メモリデバイスの書き込み処理や
消去処理は、VCCP端子を通じて供給された電圧を用いて行われ、他の処理は
、全て、VCC端子を通じて供給された電圧を用いて行われる。Vccp端子は
、高圧スイッチ/ポンプ回路145に接続される。
【0024】 以下、シンクロナスフラッシュメモリの動作に関するより詳細な説明を行う。
本発明の一実施の形態は、不揮発性であり、セクタ単位で電気的にデータを消去
(フラッシュ)可能であり、プログラム可能なROMに関する。このメモリは、
16ビット単位の4,194,304ワードとして構成される67,108,8
64ビットのデータ容量を有する。他のデータ容量でもよく、本発明は、例とし
て示したデータ容量に限定されない。メモリバンクの各々は、4つの別個に消去
可能なブロックで構成される。つまり、合計16のブロックが存在する。不慮の
消去処理や上書き処理を防いで重要なファームウエアを確実に保護するために、
メモリは、ハードウエアおよびソフトウエアによってロック可能な16個のブロ
ックを含み、各ブロックは、256Kワードのデータ容量を有する。メモリには
4つのバンクが含まれているため、真の並列処理を実現することができる。
【0025】 バンクに対する読み出しアクセスは、バックグラウンドで他のバンクに対して
WRITE処理またはERASE処理を行っているときに行うことができる。シ
ンクロナスフラッシュメモリは、シンクロナスインタフェースを有し、クロック
信号CLKの立ち上がりエッジ上で全ての信号を登録することができる。また、
メモリの読み出しは、バーストモードで行うことができる。つまり、メモリアク
セスは、選択されたロケーションから開始され、アクセスするロケーションの数
は、予めプログラムされている。メモリアクセスは、予めプログラムされたシー
ケンスに従って行われる。読み出しアクセスは、ACTIVEコマンドの登録で
開始し、READコマンドによって続行される。ACTIVEコマンドと同時に
登録されたアドレスビットは、アクセス対象のバンクと行を選択するために使用
される。READコマンドと同時に登録されたアドレスビットは、バーストアク
セスを開始する列のロケーションとバンクを選択するために使用される。
【0026】 シンクロナスフラッシュメモリは、1つのロケーション、2つのロケーション
、4つのロケーション、8つのロケーション、または、フルページに対応するプ
ログラム可能な読み出しバースト長を提供する。オプションとしてバースト終端
を提供するようにしてもよい。また、シンクロナスフラッシュメモリは、高速処
理を達成するために、内部パイプラインアーキテクチャを採用している。
【0027】 シンクロナスフラッシュメモリは、低電力のメモリシステム、例えば、3Vで
駆動するシステムで動作する。メモリの動作モードとしては、ディープパワーダ
ウンモードが省電力スタンバイモードとして提供される。全ての入出力は、LV
TTL(low voltage transistor-transistor logic)互換である。シンクロナ
スフラッシュメモリは、フラッシュ処理性能を大幅に向上させることができる。
ここで、フラッシュ処理性能とは、自動的に列アドレスを生成しながら高速にデ
ータを転送する能力と、バーストアクセス期間にクロックサイクル毎に列アドレ
スをランダムに切り換える能力を含む。
【0028】 一般的に、シンクロナスフラッシュメモリは、低電圧で駆動し、複数のバンク
を備えたDRAMと同様の構成を有する。バンクの各々は、複数の行と複数の列
とで構成される。シンクロナスフラッシュメモリは、通常の処理を行う前に初期
化される。以下、デバイスの初期化、レジスタの定義、コマンドの内容、および
デバイスの動作について詳細に説明する。
【0029】 シンクロナスフラッシュは、所定の方法で起動され(powered up)、初期化さ
れる。VCC、VCCQ、およびVCCPに対して(同時に)電源が供給される
と、クロック信号が安定し、RP#140がLOW状態からHIGH状態になる
。デバイス内部の初期化を完了するまでには、RP#がHIGH状態に移行した
後、例えば、100μsの遅延時間が必要である。遅延時間が経過した後、メモ
リは、アレイ読み出しモードになり、モードレジスタへのプログラミング、また
は、コマンドの実行可能状態となる。不揮発性モードレジスタ(NVモードレジ
スタ)147に対する最初のプログラミングの後、初期化処理の間、コンテンツ
が自動的に揮発性モードレジスタにロードされる。デバイスは、予めプログラム
された状態で起動し(power-up)、処理コマンドを発行する前に再度不揮発性モ
ードレジスタ147のリロードを行う必要はない。これについては後述する。
【0030】 モードレジスタ148は、シンクロナスフラッシュメモリの特定の処理モード
を定義するために使用される。この定義には、図2に示すように、バースト長、
バーストタイプ、CASレイテンシ、処理モードの選択が含まれる。モードレジ
スタは、LOAD_MODE_RESISTORコマンドに基づいてプログラミ
ングを行い、再プログラミングが行われるまで、格納された情報を保持する。モ
ードレジスタのコンテンツをNVモードレジスタ147にコピーしてもよい。N
Vモードレジスタの設定に基づいて、初期化処理の間、モードレジスタ148が
自動的にロードされる。ERASE_NVMODE_REGISTERコマンド
、WRITE_NVMODE_REGISTERコマンドの詳細については後述
する。当業者であれば、SDRAMにおいては、初期化処理毎に、モードレジス
タが外部からロードされる必要があることを理解できるであろう。本発明によれ
ばデフォルトモードの設定がNVモードレジスタ147に登録される。NVモー
ドレジスタのコンテンツは、揮発性モードレジスタ148にコピーされ、メモリ
で各処理が実行されている間にアクセスされる。
【0031】 モードレジスタビットM0〜M2は、バースト長を定義する。モードレジスタ
ビットM3は、バーストタイプ(シーケンシャル、インターリーブ)を定義する
。モードレジスタビットM4〜6は、CASレイテンシを定義する。モードレジ
スタビットM7およびM8は、処理モードを定義する。モードレジスタビットM
9は1に設定される。モードレジスタビットM10およびM11は、本実施の形
態では予備とされている。本実施の形態では、WRITEバーストは、実行され
ないため、M9は、論理1に設定され、書き込みアクセスは、1つのロケーショ
ン(非バースト)で行われる。モードレジスタは、全てのバンクがアイドル状態
にあるときにロードされる必要がある。コントローラは、後続の処理を開始する
ためには、所定の時間待機しなければならない。
【0032】 シンクロナスフラッシュメモリに対する読み出しアクセスは、バーストモード
で行われる。バースト長は表1に示すようにプログラム可能である。バースト長
は、所定のREADコマンドによって自動的にアクセス可能な列ロケーションの
最大の数を定義する。バーストタイプがシーケンシャルの場合でも、インターリ
ーブの場合でも、1つのロケーション、2つのロケーション、4つのロケーショ
ン、8つのロケーションに対応するバースト長を有する。また、バーストタイプ
がシーケンシャルである場合には、フルページに対応するバースト長を利用でき
る。バースト長がフルページである場合、BURST_TERMINATEコマ
ンドを使用して任意のバースト長を作成してもよい。つまり、バーストを選択的
に終了させることによって、バースト長をカスタマイズすることができる。RE
ADコマンドが発行されたとき、バースト長に相当する数の列を含むブロックを
選択することができる。このバーストモードで行われるアクセスは、全て、選択
されたブロック内で行われる。つまり、境界に達するまでそのブロック内を連続
してアクセスする。バースト長が2に設定されている場合は、A1〜A7によっ
てブロックが独自に選択される。バースト長が4に設定されている場合は、A2
〜A7によってブロックが選択される。バースト長が8に設定されている場合は
、A3〜A7によってブロックが選択される。残余の下位アドレスビット(最下
位ビットを含む)は、ブロック内での開始位置を選択するために使用される。フ
ルページバーストは、境界に達するまでそのページ内を連続してアクセスする。
【0033】 所定のバースト内で行われるアクセスは、ビットM3によって、シーケンシャ
ル、またはインターリーブのバーストタイプにプログラムされる。バースト内で
のアクセスの順序は、表1に示すように、バースト長、バーストタイプ、開始列
アドレスによって決定される。
【0034】
【表1】
【0035】 以下の真理値表は、本発明のメモリにおけるメモリアレイの保護に関し、いく
つかの処理コマンドをより詳細に示している。
【0036】
【表2】
【0037】 機能説明 シンクロナスフラッシュメモリは、多くの機能を有し、SDRAMバス上での
コードの格納や、XIP技術(execute in place)技術を利用したアプリケーシ
ョンに最適である。メモリアレイは、個々の消去ブロックに細分化される。各々
のブロックに保持されたデータは、他のブロックに保持されたデータに影響を与
えることなく消去することができる。これらのメモリブロックの読み出し、書き
込み、消去は、コマンド実行ロジック(CEL)130に対するコマンドの発行
によって実行することができる。CELは、内部ステートマシン(ISM)13
2の処理を制御する。CELは、ERASE_NVMODE_REGISTER
処理、WRITE_NVMODE_REGISTER処理、WRITE処理、B
LOCK_ERASE処理、BLOCK_PROTECT処理、DEVICE_
PROTECT処理、UNPROTECT_ALL_BLOCKS処理、および
VERIFY処理の全てを完全に制御する。ISM132は、各々のメモリロケ
ーションで過剰消去がなされないように保護し、各々のメモリロケーションでデ
ータの保持が最大限に行われるように最適化する。さらに、ISMによって、シ
ステム内でのデバイスの書き込み、または、外部のプログラマによるデバイスの
書き込みに必要な制御が大幅に簡略化する。
【0038】 シンクロナスフラッシュメモリは、16個の別個の消去可能なブロックで構成
される。メモリブロックに保持されたデータは、他のメモリブロックに保持され
たデータに影響を与えることなく、部分的に消去可能である。メモリブロックは
、ハードウエアによって不慮のデータ消去や書き込みから保護されるようにして
もよい。ブロックを保護する場合には、当該ブロックのデータが改変される前に
、RP#端子の電圧をVHH(比較的に高電圧)にドライブする必要がある。ロ
ケーション0および15の256Kワードの容量を有するブロックは、別のハー
ドウエアによる保護手段を備えていてもよい。これらのブロックに対してPRO
TECTコマンドが一旦実行されると、UNPROTECT_ALL_BLOC
KSコマンドによって、RP#がVHHでなければ、ロケーション0およびロケ
ーション15以外の全てのブロックの保護を解除する。これにより、システム内
でのファームウエアのアップデートの際、不慮の電力障害やシステムリセットが
発生した場合であっても、重要なコードに対するセキュリティが高められる。
【0039】 電源立ち上げ時の初期化、ERASE処理、WRITE処理およびPROTE
CT処理のタイミングは、メモリアレイ内の全てのプログラミングのアルゴリズ
ムを制御するISMを用いることによって簡略化される。ISMによって、過剰
消去を防止してデータが保護され、各セルに対する書き込みマージンが最適化さ
れる。WRITE処理の間、ISMは、自動的に、WRITE処理の試行回数の
インクリメントおよび監視を行い、各メモリセルにおける書き込みマージンを認
証し、ISMステータスレジスタを更新する。BLOCK_ERASE処理を実
行するとき、ISMは、自動的にアドレスブロック全体を上書きして過剰消去を
防止し、WRITE処理の試行回数のインクレメントおよび監視を行い、ISM
ステータスレジスタのビットをセットする。
【0040】 8ビットのISMステータスレジスタ134は、外部プロセッサ200または
メモリコントローラにWRITE処理、ERASE処理、PROTECT処理時
のISMのステータスを監視させる。8ビットのステータスレジスタのうち、1
ビット(SR7)のセットおよびクリア(設定解除)は、ISMによって完全に
行われる。このビットは、ISMがERASE処理、WRITE処理、または、
PROTECT処理でビジーになっているか否かを示す。また、他のエラー情報
、即ち、書き込み保護ブロックエラー、消去非保護全ブロックエラー、デバイス
保護エラーは、別の3つのビット(SR3、SR4、SR5)で設定する。ステ
ータスレジスタビットSR0、SR1およびSR2により、実行中のISMの処
理の詳細な情報が得られる。ユーザは、デバイスレベルでのISMの処理が進行
中であるのか、バンクレベルでのISM処理が進行中であるのかを確認でき、ど
のバンクがISMによって制御されているかも確認できる。これらの6個のビッ
ト(SR3〜SR5)は、ホストシステムによってクリアされなければならない
。表2は、ステータスレジスタの一実施の形態を図示している。
【0041】
【表3】
【0042】 節電効果を高めるために、シンクロナスフラッシュは、極めて低電流のディー
プパワーダウンモードに対応している。このモードに入るためには、RP#端子
140(リセット/パワーダウン)をVSS±0.2Vにする必要がある。不慮
のRESETを回避するため、RP#がVssで100nsの間維持されなけれ
ばデバイスはリセットモードに入らない。RP#がVssに維持されると、デバ
イスは、ディープパワーダウンモードに入る。デバイスがディープパワーダウン
モードに入った後にRP#がLOWからHIGHに変化すると、本明細書中で概
略説明しているように、デバイスの起動初期化シーケンスが実行される。リセッ
トモードに入った後にRP#がLOWからHIGHに変化しても、ディープパワ
ーダウンモードに入っていなかった場合には、実行可能なコマンドの発行までに
1μsの遅延時間が必要となる。デバイスがディープパワーダウンモードに入る
と、RP#バッファを除く全てのバッファが不作動(disable)になり、電流量
が少なくなり、例えば、3.3VのVCCで最大50μAになる。ディープパワ
ーダウンモードの間、RP#への入力はVssに維持されなければならない。R
ESETモードに入ると、ステータスレジスタ134がクリアされ、ISM13
2がアレイ読み出しモードにセットされる。
【0043】 シンクロナスフラッシュメモリアーキテクチャによれば、各セクタのデータを
消去する際、アレイの他の部分に影響を与えることがない。アレイは、16個の
アドレス指定可能な「ブロック」に分けられており、これらのブロックは、別個
に消去可能である。アレイ全体ではなく、ブロック単位でデータの消去が可能で
あるため、デバイス全体の耐久性およびシステムの柔軟性が向上する。ERAS
E機能およびBLOCK_PROTECT機能のみがブロック単位で実行される
。16個のアドレス指定可能なブロックは、4つのバンク104、106、10
8、110に等分される。つまり、各バンク104、106、108、110は
、4つのブロックからなる。4つのバンクに対し、一方では読み出し、他方では
書き込みを同時に行うことができる。あるバンクに対し、ISMによるWRIT
E処理またはERASE処理を行っているときに別のバンクに対してREAD処
理を行うことができる。ステータスレジスタ134をポーリングすることによっ
て、どのバンクに対してISMの処理が実行されているかを判定することができ
る。シンクロナスフラッシュメモリは、単一のバックグランド処理を行うISM
を備える。このISMは、電源立ち上げ時の初期化処理、ERASE処理、WR
ITE処理およびPROTECT処理を制御する。どのような場合であっても、
ISMによる処理は1つしか実行することができない。しかしながら、READ
処理を含む他の特定のコマンドは、ISM処理を行っている間に実行することが
できる。ISMによって制御される処理コマンドは、バンクレベルの処理、また
はデバイスレベルの処理である。WRITE処理やERASE処理は、バンクレ
ベルで行われるISM処理である。バンクレベルで行われるISM処理が開始さ
れると、このバンクにおいては、どのロケーションに対してREAD処理が行わ
れても無効データが出力されるが、他のバンクに対してREAD処理が行われる
と、そのアレイが読み出される。READ_STATUS_REGISTERコ
マンドが実行されると、ステータスレジスタ134が保持するコンテンツが出力
される。ISMステータスビットは、ISM処理の終了を示す(SR7=1)。
ISM処理が終了すると、バンクが自動的にアレイ読み出しモードに入る。ER
ASE_NVMODE_REGISTER処理、WRITE_NVMODE R
EGISTER処理、BLOCK_PROTECT処理、DEVICE_PRO
TECT処理、およびUNPROTECT_ALL_BLOCKS処理は、デバ
イスレベルで行われるISM処理である。デバイスレベルで行われるISM処理
が一旦開始されると、どのバンクに対してREAD処理が行われてもアレイが保
持するコンテンツが出力される。READ_STATUS_REGISTERコ
マンドは、ISM処理の終了を判定するために発行される。SR7=1であると
き、ISM処理は終了し、次のISM処理が開始される。ハードウエア回路によ
って意図しないERASE処理またはWRITE処理が行われるのを防いでブロ
ックのデータを保護する場合には、以下に述べるように、WRITE処理または
ERASE処理が行われる前にRP#をVHHにドライブする必要がある。
【0044】 ファームウエアの最も重要な部分に対するセキュリティを高めるために、ブロ
ックのデータをハードウエアによって保護する場合がある。ハードウエアによっ
て保護されているブロックに対してWRITE処理またはERASE処理が行わ
れている間には、即ち、WRITE処理またはERASE処理が終了するまでは
、RP#は、VHHに維持されなければならない。RP#=VHHでない場合、
保護されたブロックに対するWRITE処理またはERASE処理は禁止され、
書き込みエラーまたは消去エラーとなる。ロケーション0および15のブロック
は、予期しないWRITE処理あるいはERASE処理を保護するために、別の
ハードウエア保護機能を有する。本実施の形態において、これらのブロックは、
RP#=VHHでない場合には、UNPROTECT_ALL_BLOCKSコ
マンドの発行に基づくソフトウエアによる保護解除ができないようになっている
。ブロックの保護ステータスは、READ_STATUS_REGISTERコ
マンドを発行し、ブロックの保護ビットを読み取ることによって確認することが
できる。また、ブロックを保護するためには、対象となるブロックアドレスに対
し、3サイクルのコマンドシーケンスを発行しなければならない。
【0045】 デバイス保護ステータスおよびブロック保護ステータスは、全て、READ_
DEVICE_CONFIGURATION(90H)コマンドを発行すること
によって読み出される。所望のレジスタを読み出すために、特定のアドレスがア
サートされなければならない。このモードでは、特定のアドレスが所望の情報を
読み出すために発行される。デバイス保護ビットは、000003Hで読み出さ
れる。ブロック保護ビットの各々は、各ブロックにおける3番目のアドレスロケ
ーション(xx0002H)で読み出される。デバイス保護ビットおよびブロッ
ク保護ビットは、DQ0に出力される。様々なデバイスのコンフィグレーション
レジスタ136についての詳細を表3に示す。
【0046】
【表4】
【0047】 アレイに対してデータを入力するには、連続的なクロックエッジで3つの連続
的なコマンドを発行する必要がある(各サイクルの間において、NOPコマンド
およびCOMMAND_INHIBITコマンドの発行が許されている)。初め
のサイクルにおいては、A0〜A7に対し、LOAD_COMMAND_REG
ISTERコマンドがWRITE_SETUPコマンド(40H)とともに発行
され、BA0、BA1に対し、バンクアドレスが発行される。次のサイクルにお
いては、ACTIVEコマンドが発行され、行アドレスがアクティブとなり、バ
ンクアドレスが確認される。3番目のサイクルは、WRITEコマンドであり、
開始列、バンクアドレスおよびデータが発行される。CASレイテンシが経過し
た後、次のクロックエッジでISMステータスビットが設定される。ISMがW
RITE処理を実行している間、ISMステータスビット(SR7)は0になる
。ISMの制御下では、バンクに対してREAD処理が行われると、無効なデー
タが作成される。ISMステータスビット(SR7)が論理1に設定されると、
WRITE処理が終了し、このバンクはアレイ読み出しモードとなり、コマンド
の実行が可能となる。ハードウエアによって保護されたブロックに書き込みをす
る場合にも、第3のサイクルであるWRITE処理を実行する前にRP#がVH
Hに設定される必要があり、ISMによるWRITE処理が終了するまで、RP
#は、VHHに保持されなければならない。連続するサイクルでLCR−ACT
IVE−WRITEコマンドシーケンスが終了していない場合、または、バンク
アドレスが3サイクルのいずれかにおいて変更された場合には、書き込みステー
タスビットおよび消去ステータスビット(SR4およびSR5)が設定される。
ISMがWRITE処理を開始すると、このWRITE処理は、RESET処理
が行われるか、パワーダウンが行われることがない限り、中止することはない。
RESET処理が行われたり、パワーダウンが行われたりすると、いずれの場合
にも、書き込み中のデータが破壊される可能性がある。
【0048】 ERASEシーケンスを実行すると、ブロック内の全てのビットが論理1に設
定される。ERASE処理を実行するのに必要なコマンドシーケンスは、WRI
TE処理を実行するためのものと同様である。予期しないブロック消去が行われ
るのを防止してセキュリティを高めるために、あるブロックのERASE処理を
開始するには、連続的なクロックエッジで3つの連続的なコマンドを発行する必
要がある。初めのサイクルにおいては、A0〜A7に対してLOAD_COMM
AND_REGISTERコマンドがERASE_SETUPコマンド(20H
)と共に発行され、BA0、BA1に対して消去されるブロックのバンクアドレ
スが発行される。次のサイクルにおいては、ACTIVEコマンドが発行され、
A10、A11、BA0、BA1によって消去されるブロックのアドレスが指定
される。3番目のサイクルではWRITEコマンドが発行され、その間に、DQ
0〜DQ7に対してERASE_CONFIRMコマンド(D0H)が発行され
、バンクアドレスが再発行される。CASレイテンシが経過した後、次のクロッ
クエッジでISMステータスビットが設定される。ERASE_CONFIRM
コマンド(D0H)が発行された後、ISMは、アドレスが指定されたブロック
のERASE処理を開始する。アドレスが指定されているブロックが存在するバ
ンクに対してREAD処理が行われると、無効なデータが出力される。ERAS
E処理が終了すると、バンクはアレイ読み出しモードになり、コマンドの実行が
可能となる。ハードウエアによって保護されたブロックを消去する場合にも、第
3のサイクルであるWRITE処理を実行する前にRP#がVHHに設定される
必要があり、ISMによるERASE処理が終了する(SR7=1)まで、RP
#は、VHHに保持されなければならない。連続的なサイクルでLCR−ACT
IVE−WRITEコマンドシーケンスが終了していない場合(各サイクルの間
において、NOPコマンドおよびCOMMAND_INHIBITコマンドの発
行が許されている)、または、1つ以上のコマンドサイクルでバンクアドレスが
変更されている場合には、書き込みステータスビットおよび消去ステータスビッ
ト(SR4およびSR5)が設定され、処理が禁止される。
【0049】 BLOCK_PROTECTシーケンスを実行することにより、所定のブロッ
クに対する第1レベルのソフトウエア/ハードウエア保護を行うことができる。
メモリは、1つのビットで16個のブロックを保護する16ビットレジスタを有
する。また、メモリは、書き込み処理や消去処理を防止してデバイス全体のデー
タを保護するためのデバイスビットを提供するレジスタを備える。BLOCK_
PROTECT処理を実行するのに必要なコマンドシーケンスは、WRITE処
理を実行するためのものと同様である。予期しないブロック消去が行われるのを
防止してセキュリティを高めるために、BLOCK_PROTECT処理を開始
するには、3つの連続的なコマンドを発行する必要がある。初めのサイクルにお
いては、A0〜A7に対してLOAD_COMMAND_REGISTERコマ
ンドがPROTECT_SETUPコマンド(60H)と共に発行され、BA0
、BA1に対して保護すべきブロックのバンクアドレスが発行される。次のサイ
クルにおいては、ACTIVEコマンドが発行され、保護されるべきブロックの
行がアクティブになり、バンクアドレスが確認される。3番目のサイクルでは、
WRITEコマンドが発行され、その間に、DQ0〜DQ7に対してBLOCK
_PROTECT_CONFIRMコマンド(01H)が発行され、バンクアド
レスが再発行される。CASレイテンシが経過した後、次のクロックエッジでI
SMステータスビットが設定される。そして、ISMは、PROTECT処理を
開始する。連続的なサイクルでLCR−ACTIVE−WRITEコマンドシー
ケンスが終了していない場合、(各サイクルの間において、NOPコマンドおよ
びCOMMAND_INHIBITコマンドの発行が許されている)、または、
バンクアドレスが変更された場合には、WRITEステータスビットおよび消去
ステータスビット(SR4およびSR5)が設定され、処理が禁止される。IS
Mステータスビット(SR7)が論理1に設定されると、PROTECT処理が
終了し、そのバンクはアレイ読み出しモードとなり、コマンドの実行が可能とな
る。ブロック保護ビットが一旦1(保護)に設定されると、UNPROTECT
_ALL_BLOCKSコマンドによって0にリセットする以外には、この保護
ビットを変更できなくなる。UNPROTECT_ALL_BLOCKSコマン
ドシーケンスは、BLOCK_PROTECTコマンドに類似しているが、第3
のサイクルでは、WRITEコマンドがUNPROTECT_ALL_BLOC
KS_CONFIRMコマンド(D0H)と共に発行され、アドレスが「ドント
ケア」に指定される。真理値表2には、さらに他の情報も含まれている。
【0050】 ロケーション0および15のブロックでは、さらにセキュリティが高まってい
る。ロケーション0および15のブロック保護ビットが一旦1(保護)に設定さ
れると、各ビットは、UNPROTECT処理の3番目のサイクルの前にRP#
をVHHにし、BLOCK_PROTECT処理またはUNPROTECT A
LL_BLOCKS処理が終了するまで(SR7=1)VHHに保持されなけれ
ば、ビットが0にリセットされない。さらに、デバイス保護ビットがセットされ
た場合、前記3番目のサイクルの前にRP#をVHHにし、BLOCK_PRO
TECT処理又はUNPROTECT_ALL_BLOCKS処理が終了するま
でVHHに保持させる必要がある。ブロックの保護ステータスの確認は、REA
D_DEVICE_CONFIGURATIONコマンド(90H)を発行する
ことによって行われる。
【0051】 DEVICE_PROTECTシーケンスを実行すると、デバイスの保護ビッ
トが1に設定され、ブロック保護ビットの変更が防止される。DEVICE_P
ROTECT処理を実行するのに必要なコマンドシーケンスは、WRITE処理
を実行するためのものと同様である。DEVICE_PROTECTシーケンス
を開始するには3つの連続したコマンドサイクルが必要となる。初めのサイクル
では、A0〜A7に対してLOAD_COMMAND_REGISTERコマン
ドがPROTECT_SETUPコマンド(60H)と共に発行され、BA0、
BA1に対してバンクアドレスが発行される。バンクアドレスは、「ドントケア
」であるが、3つのサイクルの全てに対して同一のバンクアドレスを使用しなけ
ればならない。次のコマンドは、ACTIVEである。3番目のサイクルは、W
RITEサイクルである。WRITEサイクルの間、DQ0〜DQ7に対してD
EVICE_PROTECTコマンド(F1H)が発行され、RP#がVHHに
なる。CASレイテンシが経過した後、次のクロックエッジでISMステータス
ビットが設定される。デバイスに対して実行可能なコマンドを発行することが可
能になる。RP#は、WRITE処理が終了する(SR7=1)までは、VHH
に保持されなければならない。現在実行中のISM処理が終了するまでは、新た
なWRITE処理の実行は許されない。デバイス保護ビットが一旦1に設定され
ると、RP#がVHHにならない限り、BLOCK_PROTECT処理やBL
OCK_UNPROTECT処理は実行することができない。デバイス保護ビッ
トは、WRITE処理またはERASE処理に影響を与えない。ブロック保護処
理およびデバイス保護処理についてのより詳細な情報を表4に示す。
【0052】
【表5】
【0053】 ステートマシーンステータスビット(SR7)が設定された後、デバイス/バ
ンク(SR0)、デバイス保護(SR3)、バンクA0(SR1)、バンクA1
(SR2)、書き込み/保護ブロック(SR4)および消去/非保護(SR5)
の各ステータスビットがチェックされる。SR3、SR4、SR5のステータス
ビットのうちの1つ、またはこれらのステータスビットの組み合わせ(幾つか)
が設定されている場合には、処理の際にエラーが発生する。ISMはSR3、S
R4、SR5のビットをリセットすることはできない。これらのビットをクリア
するためには、CLEAR_STATUS_REGISTERコマンド(50H
)を発行する必要がある。表5は、SR3、SR4、SR5の組み合わせによる
エラーを示す。
【0054】
【表6】
【0055】 図3は、本発明の一実施の形態に係る自己同期(self-timed)書き込みシーケ
ンスのフローチャートである。このシーケンスは、コマンドレジスタ(コード4
0H)のロード、アクティブコマンドおよび行アドレスの受け取り、書き込みコ
マンドおよび列アドレスの受け取りを含む。そして、このシーケンスでは、ステ
ータスレジスタに対してポーリングが行われ、書き込みが終了しているかどうか
が判定される。ポーリングによってステータスレジスタビット7(SR7)が監
視され、ステータスレジスタビット7が1に設定されているかどうかが判定され
る。また、オプションとして、ステータスチェックを実行するようにしてもよい
。書き込み処理が終了すると、アレイがアレイ読み出しモードに入る。
【0056】 図4は、本発明の一実施の形態に係る完全な読み出しステータスチェックシー
ケンスのフローチャートを示す。このシーケンスでは、ステータスレジスタビッ
ト4(SR4)がチェックされ、0に設定されているかどうか判定される。SR
4が1であれば、書き込み処理の際にエラーが発生したとされる。そして、この
シーケンスでは、ステータスレジスタビット3(SR3)がチェックされ、0に
設定されているかどうかが判定される。SR3が1であれば、書き込み処理の際
に無効書き込みエラーが発生したとされる。
【0057】 図5は、本発明の一実施の形態に係る自己同期ブロック消去シーケンスのフロ
ーチャートを示す。このシーケンスは、コマンドレジスタ(コード20H)のロ
ード、アクティブコマンドおよび行アドレスの受け取りを含む。そして、メモリ
は、ブロックが保護されているかどうかを判定する。ブロックが保護されていな
ければ、メモリはブロックに対して書き込み処理(D0H)を実行し、ステータ
スレジスタを監視し、処理が終了しているかどうかを判定する。また、オプショ
ンとして、ステータスチェックを実行するようにしてもよい。消去処理が終了す
ると、メモリはアレイ読み出しモードに入る。ブロックが保護されていれば、R
P#信号が高電圧(VHH)になっていない限り、消去処理を実行することはで
きない。
【0058】 図6は、本発明の一実施の形態に係る完全なブロック消去ステータスチェック
シーケンスのフローチャートを示す。このシーケンスでは、ステータスレジスタ
が監視され、コマンドシーケンスエラーが発生したかどうかが確認される(SR
4=1またはSR5=1)。SR3が1に設定されていれば、無効消去エラーま
たは非保護エラー(保護違反エラー)が発生する。SR5が1に設定されていれ
ば、ブロック消去エラーまたは非保護エラー(保護違反エラー)が発生する。
【0059】 図7は、本発明の一実施の形態に係るブロック保護シーケンスのフローチャー
トを示す。このシーケンスは、コマンドレジスタ(コード60H)のロード、ア
クティブコマンドおよび行アドレスの受け取りを含む。そして、メモリは、ブロ
ックが保護されているかどうかを判定する。ブロックが保護されていなければ、
ブロックに対してメモリは書き込み処理(01H)を実行し、ステータスレジス
タを監視し、処理が終了しているかどうかをチェックする。また、オプションと
して、ステータスチェックを実行するようにしてもよい。ブロック保護処理が終
了すると、メモリはアレイ読み出しモードに入る。ブロックが保護されていれば
、RP#信号が高電圧(VHH)になっていない限り、消去処理を実行すること
はできない。
【0060】 図8は、本発明の一実施の形態に係る完全なブロックステータスチェックシー
ケンスのフローチャートを示す。このシーケンスでは、ステータスレジスタビッ
ト3、4、5が監視され、エラーが検出されたかどうかが判定される。
【0061】 図9は、本発明の一実施の形態に係るデバイス保護シーケンスのフローチャー
トを示す。このシーケンスは、コマンドレジスタ(コード60H)のロード、ア
クティブコマンドおよび行アドレスの受け取りを含む。そして、メモリは、RP
#がVHHになっているかどうかを判定する。メモリは、書き込み処理(F1H
)を実行し、ステータスレジスタを監視し、書き込み処理が終了しているかどう
かをチェックする。また、オプションとして、ステータスチェックを実行するよ
うにしてもよい。デバイス保護処理が終了すると、メモリはアレイ読み出しモー
ドに入る。
【0062】 図10は、本発明の一実施の形態に係るブロック保護解除シーケンスのフロー
チャートを示す。このシーケンスは、コマンドレジスタのロード(コード60H
)、アクティブコマンドおよび行アドレスの受け取りを含む。そして、メモリは
、当該メモリデバイスが保護されているかどうかを判定する。保護されていない
場合、メモリは、ブートロケーション(ブロック0および15)が保護されてい
るかどうかを判定する。いずれのブロックも保護されていない場合、メモリはブ
ロックに対して書き込み処理(D0H)を実行し、ステータスレジスタを監視し
、書き込み処理が終了しているかどうかをチェックする。オプションとして、ス
テータスチェックを実行するようにしてもよい。全ブロック保護解除処理が終了
すると、メモリはアレイ読み出しモードになる。デバイスが保護されている場合
、RP#信号が高電圧(VHH)になっていない限り、消去処理を実行すること
はできない。同様に、各ブートロケーションが保護されている場合には、メモリ
は、全てのブロックの保護を解除するべきかどうかを判定する。
【0063】 図11は、モードレジスタを初期化およびロードする処理のタイミングを示す
。モードレジスタは、ロードモードレジスタコマンドの発行と、アドレスライン
に対する処理コード(オペコード:opcode)の発行によってプログラムされる。
オペコードは、モードレジスタにロードされる。上述したように、不揮発性モー
ドレジスタのコンテンツは、立ち上がり(power-up)の際に、自動的にモードレ
ジスタにロードされ、ロードモードレジスタ処理が必要とならない場合もある。
【0064】 図12は、クロックサスペンドモード処理のタイミングを示し、図13は、別
のバースト読み出し処理のタイミングを示している。図14は、バンク読み出し
アクセスを交互に行う際のタイミングを示している。ここで、バンクアドレスを
変更するためには、アクティブコマンドが必要である。図15は、フルページバ
ースト読み出し処理を示す。フルページバーストは、自己同期方式で行われるこ
となく、終了コマンドの発行を必要とする。
【0065】 図16は、データマスク信号を使用した読み出し処理のタイミングを示す。D
QM信号は、DQ端子にDout m+lが出力されないように、データ出力を
マスクするために使用される。
【0066】 図17は、書き込み処理を行った後、異なるバンクに対して読み出し処理を行
う場合のタイミングを示している。この処理においては、書き込み処理が、バン
クaに対して行われ、その後、読み出し処理が、バンクbに対して行われる。各
々のバンクにおいて同一の行がアクセスされる。
【0067】 図18は、書き込み処理を行った後、同一のバンクに対して読み出し処理を行
う場合のタイミングを示している。この処理においては、書き込み処理が、バン
クaに対して行われ、その後、読み出し処理が、バンクaに対して行われる。読
み出し処理において、別の行がアクセスされ、メモリは、書き込み処理が終了す
るのを待機する必要がある。これは、図30に示すような読み出し処理の場合、
即ち、読み出し処理の開始の際に書き込み処理による遅延時間が生じない場合と
は異なる。
【0068】トップ/ボトム対称保護 上述したように、フラッシュメモリデバイスは、プログラムコードやデバイス
の設定データ等、重要な情報を格納するために使用されることが多い。従って、
様々なデータ保護スキームが様々なシステムで実行されている。データを保護す
る1つの方法は、メモリ領域の一方の端に専用のブートブロック領域を設けるこ
とである。プロセッサは、電源の立ち上げの際、システムに応じてロケーション
0000またはロケーションFFFFでブート処理を実行する。この場合、デー
タを保護するため、コードのセグメントに対し、ハードウエアによる保護スキー
ムが用いられる。このような保護スキームでは、データ領域を確実に保護するた
め、ブックブロックに対して書き込み処理や消去処理をする際、外部接続端子の
幾つかに対し、高い電圧を供給する必要が生ずる場合がある。
【0069】 Intel社等が設計するプロセッサでは、電源の立ち上げの際、ロケーショ
ン0000からデータの読み出しを開始する。Motorola社等が設計する
プロセッサでは、メモリ空間の最後(FFFF)からデータの読み出しを開始す
る。通常、メモリベンダーは、設計を単純にするため、1つの製品に二つの製造
オプション(メタルオプション)を設けている。メタルオプションは、部品の仕
様がトップブートであるか、ボトムブートであるかを定義するものである。メタ
ルオプションにより、デザインの問題が解決するが、製造上の問題が発生する。
【0070】 製造オプションに係る問題は、主に2つ存在する。具体的には、市場の需要を
予測する上での問題と、正確な製品の識別の問題である。第1の問題は、製造オ
プションを決定するためには、市場の需要を予測する必要があるという点である
。市場の予測は、かなり困難であるため、在庫の過不足が発生することがある。
第2の問題は、選択された製造オプションに正確に対応するラベルを部品に貼る
際の問題である。間違ったラベルが部品に貼られると、製品を破棄しなくてはな
らない場合もあるため、経済的な無駄が生ずる。
【0071】 図19に示すように、本発明のブートセクションは、メモリアドレスのトップ
210およびボトム220に設けられている。つまり、メモリのいずれの端にも
少容量の領域(ブートセクション)が確保されている。これらの2つのセグメン
トのいずれか一方に対して書き込みを行う場合には、ハードウエア的なハードル
を必要とする。つまり、電子キーや超電圧のようなセキュリティシステムがブー
トセクタのコンテンツの保護に使用される。従って、部品のタイプや型番は1つ
しか存在しない。プロセッサの設計がいずれの場合であっても、同一の部品を使
用することができる。プロセッサは、1つのブートセクタしかアクセスしない。
追加の格納領域が必要となった場合には、プロセッサは、第2のブートセクタに
アクセスする。
【0072】 また、本発明は、ソフトウエアによって制御されるセクタ保護スキームを提供
する。この保護システムは、図1Aに示すXビットレジスタ149を使用する。
レジスタの各ビットは、メモリのセクタ保護に使用される。例えば、メモリにお
ける16個のセクタを保護するために、16ビットのレジスタが使用される。各
ビットは、セクタに対する書き込み/消去保護が行われているかどうかを示す。
一実施の形態においては、レジスタビットが論理1になったとき、セクタが保護
される。別の実施の形態においては、レジスタビットが論理0になったとき、セ
クタが保護される。
【0073】 メモリ制御回路は、書き込み処理または消去処理を行う前にセクタ保護レジス
タを読み出す。レジスタがセクタが保護されていることを示していれば、処理は
禁止される。
【0074】 保護レジスタは、デフォルトでは、非保護状態に設定されている。従って、ブ
ートセクタを含む全てのセクタに対して、どのような処理を実行することもでき
る。ブートセクタに対応するレジスタビットが「保護」ステータスに設定される
と、上述したように、メモリは、ハードウエア保護システムを活性化させる。従
って、このメモリでは、ブートセクタがデフォルトで非保護にプログラミングさ
れているが、保護レジスタのコンテンツに基づいてハードウエアによって保護さ
れるように切り替えることができる。
【0075】 保護レジスタ149は、不揮発性のレジスタでもよく、電源立ち上げシーケン
スの際に不揮発性レジスタから転送されたデータを格納するシャドウ揮発性レジ
スタでもよい。この揮発性レジスタは、処理の実行中のアクセススピードが高速
であり、電源がオフされてもデフォルトの設定データを保持することが可能であ
る。
【0076】 結論 本明細書において、不揮発性メモリセルのアレイを含むシンクロナスフラッシ
ュメモリについて説明した。メモリデバイスのパッケージコンフィグレーション
は、SDRAMと互換性を有する。メモリデバイスは、N個のアドレス指定可能
なセクタを有するメモリセルアレイと、メモリセルアレイにおける消去または書
き込み処理を制御する制御回路とを含む。制御回路には保護回路が接続され、N
個のアドレス指定可能なセクタにおける第1のセクタおよび最後のセクタの双方
に対する書き込み処理または消去処理の実行を選択的に阻止する。保護回路は、
第1のセクタに対応する第1のビットと、最後のセクタに対応する第2のビット
とを有するマルチビットレジスタを含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1Aは、本発明に係るシンクロナスフラッシュメモリを示すブロック図であ
り、図1Bは、本発明の一実施の形態に係る集積回路の端子接続を示す図であり
、図1Cは、本発明の一実施の形態に係る集積回路のバンプグリッドアレイの配
列を示す図である。
【図2】 本発明の一実施の形態に係るモードレジスタを示す説明図である。
【図3】 本発明の一実施の形態に係る自己同期書き込みシーケンスを示すフローチャー
トである。
【図4】 本発明の一実施の形態に係る完全な書き込みステータスチェックシーケンスを
示すフローチャートである。
【図5】 本発明の一実施の形態に係る自己同期消去シーケンスを示すフローチャートで
ある。
【図6】 本発明の一実施の形態に係る完全なブロック消去ステータスチェックシーケン
スを示すフローチャートである。
【図7】 本発明の一実施の形態に係るブロック保護シーケンスを示すフローチャートで
ある。
【図8】 本発明の一実施の形態に係る完全なブロックステータスチェックシーケンスを
示すフローチャートである。
【図9】 本発明の一実施の形態に係るデバイス保護シーケンスを示すフローチャートで
ある。
【図10】 本発明の一実施の形態に係るブロック保護解除シーケンスを示すフローチャー
トである。
【図11】 モードレジスタの初期化、ロード処理のタイミングを示す図である。
【図12】 クロックサスペンドモード処理のタイミングを示す図である。
【図13】 バースト読み出し処理のタイミングを示す図である。
【図14】 バンク読み出しアクセスを交互に行うタイミングを示す図である。
【図15】 フルページバースト読み出し処理のタイミングを示す図である。
【図16】 データマスク信号を用いて行われるバースト読み出し処理のタイミングを示す
図である。
【図17】 読み出し処理に続いて異なるバンクに対して読み出し処理を行うタイミングを
示す図である。
【図18】 書き込み処理に続いて同一のバンクに対して読み出し処理を行うタイミングを
示す図である。
【図19】 本発明の一実施の形態に係るメモリアレイのブロック配置を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ウィドマー、ケビン、シー. アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94070、サン カルロス、フェアバンクス アベニュー 100 Fターム(参考) 5B025 AD01 AD04 AD08 AD14 AD15 AE10

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N個のアドレス指定可能なセクタを有するメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイに対する消去処理または書き込み処理を制御する制御回
    路と、 前記制御回路に接続された保護回路とを含み、 前記保護回路は、前記N個のアドレス指定可能なセクタにおける第1のセクタ
    および最後のセクタの双方に対する書き込み処理または消去処理の実行を選択的
    に阻止することを特徴とするシンクロナスメモリデバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記第1のセクタまた前記最後のセクタは、プロセッサブートデータを保持す
    ることを特徴とするシンクロナスメモリデバイス。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記保護回路は、外部接続端子に供給された昇圧された電圧信号に基づいて前
    記第1のセクタまたは前記最後のセクタに対する消去処理または書き込み処理を
    実行可能にすることを特徴とするシンクロナスメモリデバイス。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記保護回路は、前記第1のセクタに対応する第1のビットと前記最後のセク
    タに対応する第2のビットを有するマルチビットレジスタを含み、前記制御回路
    は、前記第1のビットおよび前記第2のビットが第1のデータステートにプログ
    ラムされているとき、前記第1のセクタおよび前記最後のセクタに対する消去処
    理または書き込み処理を阻止することを特徴とするシンクロナスメモリデバイス
  5. 【請求項5】 請求項4記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記マルチビットレジスタが不揮発性レジスタであることを特徴とするシンク
    ロナスメモリデバイス。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記マルチビットレジスタがマルチビット不揮発性レジスタに接続された揮発
    性レジスタであることを特徴とするシンクロナスメモリデバイス。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記保護回路は、 外部接続端子に接続され、当該外部接続端子に供給される電圧のレベルが閾値
    を超えるのを検出する電圧検出回路と、 第1のセクタに対応する第1のビットと最後のセクタに対応する第2のビット
    を有するマルチビットレジスタとを含み、 前記第1のビットおよび前記最後のビットが第1のデータステートであるとき
    、前記制御回路による消去処理および書き込み処理の実行を可能にし、前記第1
    のビットおよび前記最後のビットが第2のデータステートであるとき、前記外部
    接続端子に供給される電圧のレベルが前記閾値を超えていない限り、前記制御回
    路による消去処理および書き込み処理の実行を阻止することを特徴とするシンク
    ロナスメモリデバイス。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記外部接続端子は、前記シンクロナスメモリデバイスのアドレス接続端子で
    あることを特徴とするシンクロナスメモリデバイス。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記保護回路は、 外部接続端子に接続され、当該外部接続端子に供給される電圧のレベルが閾値
    を超えるのを検出し、出力信号を供給する電圧検出回路と、 第1のセクタに対応する第1のビットと最後のセクタに対応する第2のビット
    を有するマルチビットレジスタとを含み、 前記第1のビットおよび前記第2のビットが第1のデータステートまたは第2
    のデータステートにプログラム可能であり、 前記第1のビットおよび前記第2のビットが第1のデータステートにプログラ
    ムされているとき、前記制御回路は、前記第1のセクタおよび前記第2のセクタ
    に対する消去処理および書き込み処理の実行を可能にし、 前記第1のビットおよび前記第2のビットが前記第2のデータステートにある
    とき、前記制御回路は、前記電圧検出回路からの出力信号に応じて消去処理およ
    び書き込み処理の実行を阻止することを特徴とするシンクロナスメモリデバイス
  10. 【請求項10】 請求項1記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記保護回路は、 ユーザによるソフトウエアコマンドが発行されるまで、前記N個のアドレス指
    定可能なセクタにおける第1のセクタおよび最後のセクタの双方に対する消去処
    理または書き込み処理を実行可能にすることを特徴とするシンクロナスメモリデ
    バイス。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記ソフトウエアコマンドによって前記保護回路がトリガされることを特徴と
    するシンクロナスメモリデバイス。
  12. 【請求項12】 N個のアドレス指定可能なセクタを有するメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイに対する消去処理または書き込み処理を制御する制御回
    路と、 前記制御回路に接続された保護回路とを含み、 前記保護回路は、前記N個のアドレス指定可能なセクタにおける最下位セクタ
    および最上位セクタの双方に対する書き込み処理または消去処理の実行を選択的
    に阻止することを特徴とするシンクロナスメモリデバイス。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記保護回路は、 N個のビットを含むレジスタを含み、前記N個のビットの各々が前記N個のセ
    クタのいずれかに対応し、第1のデータステートまたは第2のデータステートに
    プログラムされることを特徴とするシンクロナスメモリデバイス。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記制御回路は、前記第1のステートにあるレジスタビットに対応するセクタ
    に対する消去処理または書き込み処理を実行可能にし、第2のステートにあるレ
    ジスタビットに対応するセクタに対する消去処理または書き込み処理を禁止する
    ことを特徴とするシンクロナスメモリデバイス。
  15. 【請求項15】 請求項12記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記保護回路が、前記シンクロナスメモリデバイスに対して電子キーが供給さ
    れたかどうかを判定する信号監視回路を含むことを特徴とするシンクロナスメモ
    リデバイス。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のシンクロナスメモリデバイスにおいて、 前記電子キーが、外部接続端子に供給される昇圧された電圧であることを特徴
    とするシンクロナスメモリデバイス。
  17. 【請求項17】 シンクロナスフラッシュメモリデバイスにおけるメモリロケーションの保護方
    法において、 前記メモリロケーションに対応するデータビットを有するデータレジスタを第
    1のデータステートまたは第2のデータステートにプログラムするステップと、 第1のメモリロケーションに対応するビットが前記第1のステートにあるとき
    、前記第1のメモリロケーションに対する消去処理または書き込み処理を阻止す
    るステップと、 前記第1のメモリロケーションに対応するデータビットが前記第2のステート
    にあるとき、前記第1のメモリロケーションに対する消去処理または書き込み処
    理を実行可能にするステップを含むことを特徴とするシンクロナスメモリデバイ
    スにおけるメモリロケーションの保護方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の方法において、 前記シンクロナスフラッシュメモリデバイスは、前記メモリロケーションを定
    義する複数のアドレス指定可能なセクタを具備したメモリアレイを有することを
    特徴とするシンクロナスメモリデバイスにおけるメモリロケーションの保護方法
  19. 【請求項19】 請求項17記載の方法において、 前記データレジスタが揮発性レジスタであり、前記データレジスタをプログラ
    ムするステップが、不揮発性レジスタからデータを転送するステップを含むこと
    を特徴とするシンクロナスメモリデバイスにおけるメモリロケーションの保護方
    法。
  20. 【請求項20】 保護回路を選択的に活性化するステップと、 前記保護回路に外部から供給された信号を監視するステップと、 前記外部から供給された信号が電子キーを含まない場合に消去処理または書き
    込み処理を阻止するステップを含むことを特徴とするメモリデバイスにおける不
    慮のデータ消去を阻止する方法。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の方法において、 前記保護回路は、プログラム可能なレジスタのデータステートに応じて選択的
    に活性化されることを特徴とするメモリデバイスにおける不慮のデータ消去を阻
    止する方法。
  22. 【請求項22】 レジスタ回路を第1のデータステートにプログラムするステップと、 前記レジスタ回路が前記第1のデータステートにプログラムされている間、前
    記メモリデバイスに対する書き込み処理および消去処理を許可するステップと、 前記レジスタ回路を第2のデータステートにプログラムするステップと、 前記レジスタ回路を前記第2のデータステートにプログラムした場合、保護回
    路を活性化するステップと、 前記レジスタ回路が前記第2のデータステートにプログラムされている間、電
    子キーが前記保護回路に供給されない限り、前記メモリデバイスに対する書き込
    み処理および消去処理を禁止するステップとを含むことを特徴とするメモリデバ
    イスにおける不慮のデータ消去を阻止する方法。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の方法において、 前記電子キーは、予め選択された外部接続端子に供給される電圧信号であり、
    当該電圧信号は、所定の閾値を超える電圧レベルの電圧信号であることを特徴と
    するメモリデバイスにおける不慮のデータ消去を阻止する方法。
  24. 【請求項24】 請求項22記載の方法において、 前記レジスタが不揮発性レジスタであることを特徴とするメモリデバイスにお
    ける不慮のデータ消去を阻止する方法。
  25. 【請求項25】 請求項22記載の方法において、 前記レジスタが揮発性レジスタであり、前記レジスタ回路をプログラムするス
    テップが、不揮発性レジスタから前記揮発性レジスタ回路にデータを転送するス
    テップを含むことを特徴とするメモリデバイスにおける不慮のデータ消去を阻止
    する方法。
  26. 【請求項26】 ブート領域に対する書き込み処理を開始するステップと、 レジスタ回路からデータを読み出すステップと、 データが第1のステートにあるとき、前記ブート領域に対する書き込み処理を
    許可するステップを含むことを特徴とするシンクロナスメモリデバイスのブート
    領域にデータを書き込む方法。
  27. 【請求項27】 請求項26記載の方法において、 検出回路のステータスをチェックし、前記データが第2のステートにあるかど
    うかを確認するステップと、 前記検出回路からの出力に基づいて前記ブート領域に対する前記書き込み処理
    を許可するステップを含むことを特徴とするシンクロナスメモリデバイスのブー
    ト領域にデータを書き込む方法。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の方法において、 前記検出回路は、前記メモリデバイスに外部から供給される信号を監視するこ
    とを特徴とするシンクロナスメモリデバイスのブート領域にデータを書き込む方
    法。
  29. 【請求項29】 請求項26記載の方法において、 前記ブート領域は、前記シンクロナスメモリデバイスのアドレス指定可能なセ
    クタにおける最下位のメモリセクタおよび最上位のメモリセクタに位置すること
    を特徴とするシンクロナスメモリデバイスのブート領域にデータを書き込む方法
  30. 【請求項30】 メモリコントローラと、 前記メモリコントローラに接続されるシンクロナスフラッシュメモリデバイス
    とを含むメモリシステムにおいて、 前記シンクロナスメモリデバイスは、 N個のアドレス指定可能なセクタを有するメモリセルのアレイと、 前記メモリセルのアレイに対する消去処理または書き込み処理を制御する制御
    回路と、 前記制御回路に接続された保護回路とを含み、 前記保護回路は、前記N個のアドレス指定可能なセクタにおける第1のセクタ
    および最後のセクタの双方に対する消去処理または書き込み処理を選択的に阻止
    することを特徴とするメモリシステム。
  31. 【請求項31】 請求項30記載のメモリシステムにおいて、 前記第1のセクタまたは前記最後のセクタがシステムブートデータを保持する
    ことを特徴とするメモリシステム。
  32. 【請求項32】 請求項30記載のメモリシステムにおいて、 前記保護回路は、昇圧された電圧の信号に応じて、前記メモリコントローラに
    よる前記第1のセクタまたは前記最後のセクタに対する消去処理または書き込み
    処理のいずれかを実行可能にし、前記信号は、前記メモリコントローラによって
    前記シンクロナスフラッシュメモリデバイスの外部接続端子に供給されることを
    特徴とするメモリシステム。
  33. 【請求項33】 請求項30記載のメモリシステムにおいて、 前記保護回路は、前記第1のセクタに対応する第1のビットと前記最後のセク
    タに対応する第2のビットを有するマルチビットレジスタを含み、前記制御回路
    は、前記第1のビットおよび前記第2のビットが第1のデータステートにプログ
    ラムされているときに前記第1のセクタおよび前記最後のセクタに対する消去処
    理または書き込み処理を阻止することを特徴とするメモリシステム。
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