JP2003529739A - 3段階水噴霧器を有する組合せオーブン - Google Patents
3段階水噴霧器を有する組合せオーブンInfo
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- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24C—DOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
- F24C15/00—Details
- F24C15/32—Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens
- F24C15/322—Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens with forced circulation
- F24C15/327—Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens with forced circulation with air moisturising
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F22—STEAM GENERATION
- F22B—METHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
- F22B27/00—Instantaneous or flash steam boilers
- F22B27/16—Instantaneous or flash steam boilers involving spray nozzles for sprinkling or injecting water particles on to or into hot heat-exchange elements, e.g. into tubes
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- Air Humidification (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Abstract
(57)【要約】
蒸気化の前に供給水を小滴化させる3段階の噴霧器を有する蒸気とコンベクションオーブンとの組合せオーブンである。噴霧器にはモータ駆動のファンが設けられており、そのハブに、ファンの回転軸上でファンとともに回転する噴霧器カップが設けられている。噴霧器カップにはその隅に細長いスロットを有するポケットを形成する直線状もしくは凹状壁が設けられている。噴霧器カップが回転すると、供給水がカップの中に供給されてカップの内壁に滴下し、遠心力によって水がスロットから放出されるとき水が剪断され、水をファンブレードの方向に放出させる。それによって、蒸気化に先だって供給水が3つの別々の作用によって小滴化される。
Description
【0001】
関連出願引用
(なし)
【0002】
連邦政府によって後援された研究または開発に関する記載
(なし)
【0003】
この発明は調理用オーブンに係り、さらに詳細には組合せオーブンおよびスチ
ーマーに関する。
ーマーに関する。
【0004】
組合せオーブンは蒸気、熱気またはその両方を併用して食品を調理するもので
ある。モータ駆動のファンを使用して調理庫内で空気を電熱源またはガスを燃料
とする熱交換器チューブに接触させて循環させる。組合せオーブンにはボイラ付
きのものとボイラなしのものがある。調理庫内で蒸気を発生させるために、給水
配管により水を熱源近くの調理庫の中に送って水を蒸気化する。
ある。モータ駆動のファンを使用して調理庫内で空気を電熱源またはガスを燃料
とする熱交換器チューブに接触させて循環させる。組合せオーブンにはボイラ付
きのものとボイラなしのものがある。調理庫内で蒸気を発生させるために、給水
配管により水を熱源近くの調理庫の中に送って水を蒸気化する。
【0005】
伝熱率は加熱が生ずる表面に比例して増加することはよく知られている。この
ため、組合せオーブンでは水をファンの内径内に供給してファンにより引き出す
のが一般的である。水がファンブレードと接触することにより、水が有効表面積
の大きい小滴に分割され蒸気化がより効率的に行われる。熱効率をさらに改良す
るため、従来の組合せオーブンにはモータによって回転されるファンのハブ部分
に噴霧器が設けられる。噴霧器は、ファンブレードによって水滴の大きさを小さ
くする前に水を霧化する。 この2段階の霧化プロセスにより熱源の周りに水の
微細ミストが生成される。
ため、組合せオーブンでは水をファンの内径内に供給してファンにより引き出す
のが一般的である。水がファンブレードと接触することにより、水が有効表面積
の大きい小滴に分割され蒸気化がより効率的に行われる。熱効率をさらに改良す
るため、従来の組合せオーブンにはモータによって回転されるファンのハブ部分
に噴霧器が設けられる。噴霧器は、ファンブレードによって水滴の大きさを小さ
くする前に水を霧化する。 この2段階の霧化プロセスにより熱源の周りに水の
微細ミストが生成される。
【0006】
2段階噴霧器の一例が米国特許番号第5,014,679号に開示されており
、噴霧器は水が供給される開口端を備え、溝が形成された円筒形ドラムよりなる
ものである。ドラムが回転するのにともなって、遠心力により水が開口端より飛
散し、水を開放端の円形エッジの剪断力によって微細化される。微細化された水
はファンへ向けて半径方向外側へ飛散させる。この噴霧器の変形としては、遠心
力により多数の小穴より外部へ噴水する多数の小孔のある円筒形ドラムがある。
この小孔によって水がより強く剪断されるため水はより微細化される。
、噴霧器は水が供給される開口端を備え、溝が形成された円筒形ドラムよりなる
ものである。ドラムが回転するのにともなって、遠心力により水が開口端より飛
散し、水を開放端の円形エッジの剪断力によって微細化される。微細化された水
はファンへ向けて半径方向外側へ飛散させる。この噴霧器の変形としては、遠心
力により多数の小穴より外部へ噴水する多数の小孔のある円筒形ドラムがある。
この小孔によって水がより強く剪断されるため水はより微細化される。
【0007】
別の形式が米国特許番号第5,530,223号に開示されている。この特許
には、水を回転している予備噴霧器の外面に向けて供給する組合せオーブンが開
示されている。予備噴霧器は開口のない球、半球またはプレート形状をしている
。水が回転噴霧器の外面との接触することにより、水がファンの中に引き込まれ
る前に予め水は霧化される。この形式では、衝突する水に作用する剪断力は小孔
のあいたドラムと比較して相対的に小さく、水は微細に霧化されない。
には、水を回転している予備噴霧器の外面に向けて供給する組合せオーブンが開
示されている。予備噴霧器は開口のない球、半球またはプレート形状をしている
。水が回転噴霧器の外面との接触することにより、水がファンの中に引き込まれ
る前に予め水は霧化される。この形式では、衝突する水に作用する剪断力は小孔
のあいたドラムと比較して相対的に小さく、水は微細に霧化されない。
【0008】
従って、水をより微細に霧化することのできるスチームとコンベクションオー
ブンの組合せが好ましい。
ブンの組合せが好ましい。
【0009】
この発明は高いエネルギー効率で水を蒸気化する3段階の噴霧器を備え、食品
を調理するのに用いるスチームとコンベクションオーブンの組合せを提供するも
のである。水は壁の開口により剪断されファンの中に引き込まれる前に、噴霧器
カップの内面に衝突し、水を予め霧化する。
を調理するのに用いるスチームとコンベクションオーブンの組合せを提供するも
のである。水は壁の開口により剪断されファンの中に引き込まれる前に、噴霧器
カップの内面に衝突し、水を予め霧化する。
【0010】
すなわち、噴霧器には軸線周りに回転して空気を半径方向外側へ送風するファ
ンが設けられる。ファンにはファン内部に接近を可能にする開放面がある。空気
の送風経路にある熱源がファンを取り囲んでいる。カップがファン内部に軸線に
沿ってファンに取付けられファンとともに回転する。給水配管から水が供給され
るカップには、軸線方向に延びるカップ壁で形成された開放面があり、開放面か
らカップ内部への接近が可能になる。カップ壁の軸線からの距離は軸線周りの角
度の関数として異なっている。少なくともひとつのカップ壁にはカップ内の水が
通過する開口が設けられる。このようにして、カップ壁は、カップの開放面から
カップ内部に供給された水が当たりかつ水を噴霧化する衝突面となる。ファンの
ブレードに水が接触する前に、開口を通過することにより開口エッジで水が剪断
され水は更に微細化される。
ンが設けられる。ファンにはファン内部に接近を可能にする開放面がある。空気
の送風経路にある熱源がファンを取り囲んでいる。カップがファン内部に軸線に
沿ってファンに取付けられファンとともに回転する。給水配管から水が供給され
るカップには、軸線方向に延びるカップ壁で形成された開放面があり、開放面か
らカップ内部への接近が可能になる。カップ壁の軸線からの距離は軸線周りの角
度の関数として異なっている。少なくともひとつのカップ壁にはカップ内の水が
通過する開口が設けられる。このようにして、カップ壁は、カップの開放面から
カップ内部に供給された水が当たりかつ水を噴霧化する衝突面となる。ファンの
ブレードに水が接触する前に、開口を通過することにより開口エッジで水が剪断
され水は更に微細化される。
【0011】
この発明の一態様では、カップには複数の開口が設けられている。開口は小孔
であるが、隣接する壁の結合部に沿って配置されたスロットが好ましい。
であるが、隣接する壁の結合部に沿って配置されたスロットが好ましい。
【0012】
この発明の別の態様では、噴霧器カップは長方形断面を形成する直線で囲まれ
た壁を備えている。壁はN個の面を持った断面を有しており、Nは3と10の間
の数である。それにより、壁は半径方向外側へ延びて隣接する壁が水を収容する
ポケットを形成する。壁は湾曲され水を収容する内側にくぼんだポケットを形成
するものであってもよい。いずれの場合も、カップ内部に送られた水は、開口か
ら放水される前にカップ壁に衝突し、カップ壁、特にカップ壁のエッジで衝撃が
与えられる。
た壁を備えている。壁はN個の面を持った断面を有しており、Nは3と10の間
の数である。それにより、壁は半径方向外側へ延びて隣接する壁が水を収容する
ポケットを形成する。壁は湾曲され水を収容する内側にくぼんだポケットを形成
するものであってもよい。いずれの場合も、カップ内部に送られた水は、開口か
ら放水される前にカップ壁に衝突し、カップ壁、特にカップ壁のエッジで衝撃が
与えられる。
【0013】
この発明の望ましい形態としては、優れた蒸気発生能力を備えたコンベクショ
ン式食品用オーブンを提供するものである。オーブンには給水配管および少なく
ともひとつの熱源を含むオーブン筐体がある。熱源近くにモータ駆動のファンが
配置され回転軸のところで回転する。噴霧器カップはファンのハブに取付けられ
、かつ噴霧器カップにはスロット付エッジを備えた複数の長方形の壁がある。従
って、給水配管からの水は、次の3段階で小滴化される。第1段階では、衝突す
る水が壁の内面に接触することにより小滴化される。第2段階では、水がスロッ
トを通って剪断されるときに、第3段階では、水がファンブレードに接触するこ
とによりさらに小滴化される。
ン式食品用オーブンを提供するものである。オーブンには給水配管および少なく
ともひとつの熱源を含むオーブン筐体がある。熱源近くにモータ駆動のファンが
配置され回転軸のところで回転する。噴霧器カップはファンのハブに取付けられ
、かつ噴霧器カップにはスロット付エッジを備えた複数の長方形の壁がある。従
って、給水配管からの水は、次の3段階で小滴化される。第1段階では、衝突す
る水が壁の内面に接触することにより小滴化される。第2段階では、水がスロッ
トを通って剪断されるときに、第3段階では、水がファンブレードに接触するこ
とによりさらに小滴化される。
【0014】
この発明のこれらのおよびその他の利点は、次の好ましい実施形態の説明から
明らかになるであろう。
明らかになるであろう。
【0015】
図1において、コンベクションとスチームとの組合せ調理用オーブン10は、
食品材料の調理庫14を形成する筐体12を備えている。調理庫には熱源16な
らびに調理庫14の一方の側に、モータ駆動のファン20および噴霧器カップ2
2より成る噴霧器18が設けられている。熱源16はオーブンバーナー(図示せ
ず)によって加熱されたガスが循環する金属製材料の管路である。 熱源16は
ファン20の外側に近接して前方及び後方に延びる2組の3本の管路を、ファン
20のそれぞれの側に設けることが好ましい。あるいはまた、熱源16にはソリ
ッド抵抗の加熱源を適宜用いてもよい。熱源16、ファン20および噴霧器カッ
プ22は、電子部品領域26から調理庫14を分離する仕切り24に隣接して配
置されている。
食品材料の調理庫14を形成する筐体12を備えている。調理庫には熱源16な
らびに調理庫14の一方の側に、モータ駆動のファン20および噴霧器カップ2
2より成る噴霧器18が設けられている。熱源16はオーブンバーナー(図示せ
ず)によって加熱されたガスが循環する金属製材料の管路である。 熱源16は
ファン20の外側に近接して前方及び後方に延びる2組の3本の管路を、ファン
20のそれぞれの側に設けることが好ましい。あるいはまた、熱源16にはソリ
ッド抵抗の加熱源を適宜用いてもよい。熱源16、ファン20および噴霧器カッ
プ22は、電子部品領域26から調理庫14を分離する仕切り24に隣接して配
置されている。
【0016】
ファン20は、平行な円形リム32に固定端30で取付けられた複数の内側に
カップ状にへこんだブレード28を有する回転かご形状をしている。時計方向に
回転すると、ブレード28は開放側34から空気を引き込み、熱源16に向けて
半径方向外側へ空気を放出するように方向付けられている。ファンの開放側34
に対向する側には、ファン20を回転軸線42に沿ってモータ軸40に取付ける
、同心状の開口38を有する壁36が設けられている。
カップ状にへこんだブレード28を有する回転かご形状をしている。時計方向に
回転すると、ブレード28は開放側34から空気を引き込み、熱源16に向けて
半径方向外側へ空気を放出するように方向付けられている。ファンの開放側34
に対向する側には、ファン20を回転軸線42に沿ってモータ軸40に取付ける
、同心状の開口38を有する壁36が設けられている。
【0017】
モータ軸40は仕切り24の開口44を通して適当な電動モータ46が配置さ
れている電子部品領域26へ延びている。モータ46は適当なブラケット(図示
せず)を用いて仕切り24に取付けることが好ましい。モータ46は、調理時間
および温度を設定するために筐体12の外部正面から見える適当なキーパッド
ユーザ インターフェース(図示せず)を有する制御モジュール(図示せず)に
結合されている。
れている電子部品領域26へ延びている。モータ46は適当なブラケット(図示
せず)を用いて仕切り24に取付けることが好ましい。モータ46は、調理時間
および温度を設定するために筐体12の外部正面から見える適当なキーパッド
ユーザ インターフェース(図示せず)を有する制御モジュール(図示せず)に
結合されている。
【0018】
モータ軸40はファン20の中心で噴霧器カップ22に取付けられている。好
ましい実施形態としては、噴霧器カップ22は、エッジ50で結合された複数の
直線で囲まれた壁48を備えており、壁48は開放側54および対向する壁側5
6を有するカップ状容器52を形成している。壁側56には開口58が設けられ
ており、開口にはモータ軸40が挿入されている。噴霧器カップ22は圧入、ね
じ部品、またはスロットピンないし連結装置などの適当な接続装置によってモー
タ軸40へ取付けられる。好ましい態様では、噴霧器カップ22には直角に結合
された4つの壁48がある。壁48にはエッジに長手方向スロット60を、開放
側54は内側にテーパ状をしたリップ62とし、噴霧器カップ22の開放側54
からの壁48の内面に溜った水がこぼれるのを防止する溝にすることが好ましい
。スロット60は、水からのカルシウム堆積によって容易に目詰まりがしないよ
うにその寸法を十分大きく構成することが好ましい。壁48はステンレス鋼など
の熱および腐食の影響に対して抵抗力のある材料から構成されることが好ましい
。
ましい実施形態としては、噴霧器カップ22は、エッジ50で結合された複数の
直線で囲まれた壁48を備えており、壁48は開放側54および対向する壁側5
6を有するカップ状容器52を形成している。壁側56には開口58が設けられ
ており、開口にはモータ軸40が挿入されている。噴霧器カップ22は圧入、ね
じ部品、またはスロットピンないし連結装置などの適当な接続装置によってモー
タ軸40へ取付けられる。好ましい態様では、噴霧器カップ22には直角に結合
された4つの壁48がある。壁48にはエッジに長手方向スロット60を、開放
側54は内側にテーパ状をしたリップ62とし、噴霧器カップ22の開放側54
からの壁48の内面に溜った水がこぼれるのを防止する溝にすることが好ましい
。スロット60は、水からのカルシウム堆積によって容易に目詰まりがしないよ
うにその寸法を十分大きく構成することが好ましい。壁48はステンレス鋼など
の熱および腐食の影響に対して抵抗力のある材料から構成されることが好ましい
。
【0019】
適当な管材料による給水配管64が、給水配管(図示せず)が取付けられた筐
体12の電子部品領域22内の取付け具66から、電子制御モジュール(図示せ
ず)に結合したソレノイドなどの流れ制御バルブ68へ配設される。制御バルブ
68から、給水配管64が仕切り24の開口69(図1を参照)を通ってファン
20との干渉を避けるため適宜な経路を経て調理庫14の中に導入される。給水
配管64は噴霧器カップ22のカップ状容器52内の開口端70で終っている。
体12の電子部品領域22内の取付け具66から、電子制御モジュール(図示せ
ず)に結合したソレノイドなどの流れ制御バルブ68へ配設される。制御バルブ
68から、給水配管64が仕切り24の開口69(図1を参照)を通ってファン
20との干渉を避けるため適宜な経路を経て調理庫14の中に導入される。給水
配管64は噴霧器カップ22のカップ状容器52内の開口端70で終っている。
【0020】
組合せオーブン10は単独でコンベクション調理のために使用することもでき
る。この場合、制御バルブ68は閉じたままであり水は噴霧器18へは送られな
い。モータ46はファン20を回転させて作動させた熱源16から放射される熱
を捕捉し循環をさせる。蒸料理をしたい場合には、流れ制御バルブ68を作動さ
せて、供給水を給水配管64を通して噴霧器18へ流れるようにする。流れ制御
バルブ68を制御して給水配管64を通る水を間欠流または定常流として供給す
ることもできる。いずれの場合でも、流量が制御され熱源16によって直ちに蒸
気化される水の量のみが供給されるためオーバフロー水が調理庫14の底部に溜
まることがない。
る。この場合、制御バルブ68は閉じたままであり水は噴霧器18へは送られな
い。モータ46はファン20を回転させて作動させた熱源16から放射される熱
を捕捉し循環をさせる。蒸料理をしたい場合には、流れ制御バルブ68を作動さ
せて、供給水を給水配管64を通して噴霧器18へ流れるようにする。流れ制御
バルブ68を制御して給水配管64を通る水を間欠流または定常流として供給す
ることもできる。いずれの場合でも、流量が制御され熱源16によって直ちに蒸
気化される水の量のみが供給されるためオーバフロー水が調理庫14の底部に溜
まることがない。
【0021】
噴霧器カップ22およびファン20が回転するのにともなって、滴下した水は
小滴化され熱源16に向けて供給され熱源に接触する。噴霧器カップ22および
ファン20は水を3段階で小滴化するものである。まず、給水配管64を出る水
は噴霧器カップ壁48の内面に滴下する。回転する直線で囲まれた壁48は、平
滑な曲線をなす面と比べてより強く衝突する水をはじいて水に衝撃を与える。第
2に、回転によって生じた遠心力でもって、カップ状容器52内の水を半径方向
外側にエッジスロット60へ向けて送り出す。水がスロット60を通過するのに
ともない、水はスロットのエッジによって剪断される。第3に、ファン20がこ
の水を回転するブレード28に接触させ、ブレードが水をさらに剪断する。水が
小滴となり、小滴となった水が熱源16のそばを通過する際にその表面積が増大
する。公知の熱伝達原理によれば、物体の表面積が増大すると熱が物体へ伝達さ
れる率が増大する。ここで、給水配管64から流れる水は、水の微滴化のため熱
源16によってより効率的に蒸気化されることになる。したがって、熱源はより
少量のエネルギーでもって所定量の蒸気を発生させる。
小滴化され熱源16に向けて供給され熱源に接触する。噴霧器カップ22および
ファン20は水を3段階で小滴化するものである。まず、給水配管64を出る水
は噴霧器カップ壁48の内面に滴下する。回転する直線で囲まれた壁48は、平
滑な曲線をなす面と比べてより強く衝突する水をはじいて水に衝撃を与える。第
2に、回転によって生じた遠心力でもって、カップ状容器52内の水を半径方向
外側にエッジスロット60へ向けて送り出す。水がスロット60を通過するのに
ともない、水はスロットのエッジによって剪断される。第3に、ファン20がこ
の水を回転するブレード28に接触させ、ブレードが水をさらに剪断する。水が
小滴となり、小滴となった水が熱源16のそばを通過する際にその表面積が増大
する。公知の熱伝達原理によれば、物体の表面積が増大すると熱が物体へ伝達さ
れる率が増大する。ここで、給水配管64から流れる水は、水の微滴化のため熱
源16によってより効率的に蒸気化されることになる。したがって、熱源はより
少量のエネルギーでもって所定量の蒸気を発生させる。
【0022】
図5は、交互に鈍角および鋭角度のエッジ50Aで結合された、8つの直線の
壁48Aを有する噴霧器カップ22Aを備えたオーブン10Aの別の実施例を示
す。鋭角壁にはポケット80が形成され、ポケットには滴下した水が溜り、水が
ファン20へ向けてふちに沿って設けたスロット60Aの外へ放出される前に水
に衝撃を与える。この実施形態では、水がスロット60から放出される前に、滴
下した水が接触し、小滴化させるための追加エッジと表面が設けられている。
壁48Aを有する噴霧器カップ22Aを備えたオーブン10Aの別の実施例を示
す。鋭角壁にはポケット80が形成され、ポケットには滴下した水が溜り、水が
ファン20へ向けてふちに沿って設けたスロット60Aの外へ放出される前に水
に衝撃を与える。この実施形態では、水がスロット60から放出される前に、滴
下した水が接触し、小滴化させるための追加エッジと表面が設けられている。
【0023】
図6は、エッジ50Bで結合された4つの湾曲壁48Bを有する噴霧器カップ
22Bの別の実施例を示す。湾曲壁48Bには、凹状の内部ポケット80Bが形
成される。ポケットには水が溜り、水がふちに沿って設けたスロット60Bの外
に放出される前に、噴霧器カップ22B内に供給された水に衝撃を与える。この
実施例は、図5に示した実施例と同様に、水を保持するため噴霧器カップの開放
端に内側に向けられたリム(図示せず)を設けることが好ましい。
22Bの別の実施例を示す。湾曲壁48Bには、凹状の内部ポケット80Bが形
成される。ポケットには水が溜り、水がふちに沿って設けたスロット60Bの外
に放出される前に、噴霧器カップ22B内に供給された水に衝撃を与える。この
実施例は、図5に示した実施例と同様に、水を保持するため噴霧器カップの開放
端に内側に向けられたリム(図示せず)を設けることが好ましい。
【0024】
この発明は上記の好ましい実施例には、具体的に表現されないその他の態様も
含むものである。例えば、噴霧器カップを同一または異なる寸法の上記の実施例
より多いもしくは少ない壁面を備えた異なる形状としてもよい。したがって、上
記の説明はこの発明の範囲を限定するものではなく、発明の全ての権利を知るた
めには、請求の範囲によらなければならない。
含むものである。例えば、噴霧器カップを同一または異なる寸法の上記の実施例
より多いもしくは少ない壁面を備えた異なる形状としてもよい。したがって、上
記の説明はこの発明の範囲を限定するものではなく、発明の全ての権利を知るた
めには、請求の範囲によらなければならない。
【図1】
この発明の噴霧器、駆動ユニットおよびコンベクションとスチームとの組合せ
オーブン内の給水装置、駆動ユニットおよび給水装置を略図的に図示した側面図
である。
オーブン内の給水装置、駆動ユニットおよび給水装置を略図的に図示した側面図
である。
【図2】
図1の噴霧器の噴霧器カップ、ファン、給水配管および熱源の拡大斜視図であ
る。
る。
【図3】
一組の熱源を取除いた状態で示した、図2の噴霧器の側面図である。
【図4】
噴霧器の正面図である。
【図5】
噴霧器カップの他の実施例を示す拡大正面図である。
【図6】
噴霧器カップの他の実施例を示す拡大正面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML,
MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K
E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG
,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,
RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,
AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C
N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES
,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,
ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K
R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV
,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,
PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S
K,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ
,VN,YU,ZA,ZW
(72)発明者 ハンセン, ウィリアム ジェイ.
アメリカ合衆国 ウィスコンシン州
53045 ブルックフィールド, オールド
チャーチ ロード 4775
(72)発明者 ラガヴァン, ジェムブ ケイ.
アメリカ合衆国 ウィスコンシン州
53097 メコン, エヌ. フォックスカ
ーク ドライブ 10132
Claims (10)
- 【請求項1】 熱源および水を供給する給水配管を有する食品の調理に用い
るスチームとコンベクションとを組合せたオーブンに使用する噴霧器であって、 軸線上で回転して該軸線上から空気を半径方向に送風し、送風する空気の流路
に設けた熱源でもって囲繞され、内部に接近することのできる開放面を有するフ
ァンと、 前記ファン内部に配置され、ファンの軸線に沿ってファンに取付けられファン
とともに回転するカップとより成り、該カップは給水配管からの水が給水される
軸線方向に延びるカップ壁によって形成されたカップ内部に接近することのでき
る開放面を有し、 少なくとも該カップ壁のひとつにはカップ内部の水が通過する開口を備え、該
カップ壁は前記軸線上の角度の関数として該軸線からの距離が異なるようになっ
ており、 該カップ壁はカップの開放面からカップ内部へ供給された水が当たり、水を小
滴とする衝突面となり、前記開口のエッジでもって水の剪断を生じさせて水がフ
ァンのブレードに接触する前に前記開口を通過する水をさらに小滴化させること
を特徴とする噴霧器。 - 【請求項2】 カップ壁が長方形であることを特徴とする請求項1に記載の
噴霧器。 - 【請求項3】 カップ間には基本的に直角で交わる4つのカップ壁があるこ
とを特徴とする請求項2に記載の噴霧器。 - 【請求項4】 カップ壁が軸線に対して横方向のN個の断面を有し、Nは3
と10の間の数であることを特徴とする請求項2に記載の噴霧器。 - 【請求項5】 カップ壁が半径方向外側へ延び、隣接する壁が水収容ポケッ
トを形成することを特徴とする請求項2に記載の噴霧器。 - 【請求項6】 カップ壁は、軸線方向のエッジで結合されて内側に凹状をな
し、凹状の水収容ポケットを形成することを特徴とする請求項1に記載の噴霧器
。 - 【請求項7】 開口がスロットであることを特徴とする請求項1に記載の噴
霧器。 - 【請求項8】 開口が隣接するカップ壁の結合部に沿って配置されることを
特徴とする請求項7に記載の噴霧器。 - 【請求項9】 隣接カップ壁の各結合部にスロットが形成されていることを
特徴とする請求項8に記載の噴霧器。 - 【請求項10】 カップ壁の開放された面の内側に突出するリムが形成され
ていることを特徴とする請求項1に記載の噴霧器。
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