JP2003529541A - NMDA拮抗薬とα2アドレナリン作用薬とを含む麻酔製剤 - Google Patents
NMDA拮抗薬とα2アドレナリン作用薬とを含む麻酔製剤Info
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Abstract
Description
る。一例として、本新規製剤は全身麻酔、鎮痛、意識鎮静および神経保護のいず
れか1つ以上を提供することができる。
無感覚)、意識消失(催眠反応)、侵害刺激に対する交感神経系の減弱化(交感
神経遮断)、有害事象の記憶形成の中断および筋肉弛緩が含まれる。
される理想的な特徴を提供することができないので、通常は様々な薬理学的なク
ラスからの数種の薬剤の組み合わせによってもたらされる。例えば、ハロゲン化
エーテル類およびハロアルカン類のような強力な揮発性麻酔剤は、潜在的に毒性
物質に生体内変化する可能性がある。さらにこれらの物質は麻酔から覚醒する際
に興奮を誘発する。亜酸化窒素およびキセノンのような吸入剤は単一療法として
使用するのに十分な効力があるとは考えられてはおらず、他方、鎮静/催眠剤(
プロポフォル、ベンゾジアゼピン類およびバルビツル酸系催眠薬を含む)には鎮
痛特性が欠如している。鎮痛薬は補助呼吸を必要とする重度の症呼吸抑制を生じ
させるか(オピオイド鎮痛薬の場合)催眠反応を産生しないか(非オピオイド鎮
痛薬の場合)のどちらかであるが、他方、末梢的に作用する筋肉弛緩剤(例えば
、ベクロニウムおよびアトラクリウム)は鎮痛特性も催眠特性も有していない。
数多くの欠点がある。第1に、特に効力の高い揮発性麻酔剤には特殊な薬物送達
システムが必要とされる。この必要は静脈内経路(完全静脈麻酔もしくは「TI
VA:total intravenous anaesthesia」として
知られている)によって未然に防がれる。しかし、現行TIVA処方は必ず、呼
吸抑制を誘発する鎮痛剤(例えば、アヘン麻酔剤)および心臓抑制を誘発する催
眠剤(プロポフォルおよびバルビツル酸系催眠剤)を含んでおり、従ってその使
用中には呼吸および心血管をサポートするための装置が必要になる。第2に、T
IVAから生じる臨床作用を終了させるためには、結果として臓器毒性問題につ
ながる親薬剤(parent drug)およびそれらの代謝産物の生体内変化および/ま
たは排出のいずれかが必要となる。これらの薬剤のその他の短所には、治療に有
効な範囲が狭いこととともに興奮に結び付く長時間の覚醒、悪心および嘔吐(プ
ロポフォルを除く全部)、高度の常用癖の可能性が含まれる。最後に、亜酸化窒
素によるオゾン層の破壊に関連して、環境的な脅威もある。
良された製剤を提供することを目的とする。
含む医薬品を提供する。
用薬とを含む麻酔剤を提供する。
およびα2アドレナリン作用薬の併用投与が、相乗作用機序を通して個々の化合
物の有効性をいずれも増強し、さらに単独で使用したときにこれらの薬剤が誘発
する可能性のある有害かつ望ましくない副作用の可能性を減少させることを発見
した。
薬(この場合には、NMDA)による受容体の機能の活性化を阻害する化合物を
意味する。
タミン酸塩受容体(哺乳類中枢神経系における最も重要な興奮性神経伝達物質)
である。重要なことには、NMDA受容体の活性化は多くの疾患状態における興
奮毒性およびニューロンの死を導く中枢事象であること、並びに頭部外傷、脳卒
中後および心停止後の低酸素症および虚血の結果であることが証明されている。
認識機能において、並びに一定の侵害需要経路および疼痛知覚において重要な役
割を果たすことが知られている(Collingridgeら、The NMD
A Receptor,Oxford University Press,1
994)。さらに、NMDA受容体の一定の特性はそれらが意識自体の基礎を成
す脳における情報処理と関連する可能性があることを示唆している。
の理由等の多くの理由により有益である。第1に、NMDA受容体拮抗薬は全身
麻酔および鎮静の高度に望ましい成分である深い鎮痛を生じさせる。第2に、N
MDA受容体拮抗薬は多くの臨床的に重要な状況(虚血、脳外傷、神経障害性疼
痛状態、および一定のタイプの痙攣)下において神経保護性である。第3に、N
MDA受容体拮抗薬は有益な程度の記憶消失を生じさせる。
対に、驚いたことに我々は、本発明の製剤においてはそれらの作用が随伴性の幻
覚作用およびその他の望ましくない副作用によって深刻に阻害されないことを発
見した。このクラスの化合物と結び付いている先行技術の問題は、不随意運動の
産生、交感神経系の刺激、高用量での神経毒性の誘発(NMDA受容体拮抗薬は
全身麻酔剤としては効力が低いので特に関連がある)、心筋の抑制、例えば「k
indling(興奮)」(Wlaz Pら、Eur.J.Neurosci.
1994;6:1710−1719)のような一部のてんかんを誘発するパラダ
イムにおける前痙攣と関連していた。血液脳関門を横断する拮抗薬を開発するこ
とにおける困難がさらにそれらの実際的適用も制限してきた。
ホノペンタノエートおよび2−アミノ−7−ホスホノヘプタノエートまたはそれ
らの誘導体類もしくは構造的類似体類のような競合的な拮抗薬であってよい。N
MDA受容体拮抗薬はさらにまた、例えばジゾシルピン、ケタミン、HA−96
6[(+/−)−3−アミノ−1−ヒドロキシ−2−ピロリドン]、またはそれ
らの誘導体類もしくは構造的アナログ類のような非競合的拮抗薬であってもよい
。
は呼吸を通して分子を急速に排出できる点である。
とが最近発見されており(Franks NPら、Nature 1998;3
96:324)、これが本発明の状況においてキセノンを特に魅力的な候補にし
ている。
である(Lawrence JHら、J.Physiol.1946;105:
197−204)。キセノンが外科において最初に使用されて以降(Culle
n SCら、Science 1951;113:580−582)、キセノン
が代謝性副産物の欠如、深い鎮痛、迅速な効果発現および回復、さらに心血管系
への小さな影響を含む優秀な薬理学的な特徴を有することを数多くの研究グルー
プが証明してきた(Lachman Bら、Lancet 1990;335:
1413−1415;Kennedy RRら、Anaesth.Intens
.Care 1992;20:66−70;Luttropp HHら、Act
a Anaesthesiol.Scand.1994;38:121−125
;Goto Tら、Anesthesiology 1997;86:1273
−1278;Marx Tら、Br.J.Anaesth.1997;78:3
26−327)。培養海馬ニューロンを使用した力学的試験は、外科的麻酔を維
持する80%のキセノンがNMDA活性化電流を60%まで減少させることを証
明している。このNMDA受容体の強力な阻害は薬理学的プロフィールの重要な
特徴の一部を説明しており、この不活性ガスの麻酔および鎮痛作用において役立
っていると思われる。
、再使用のためにガスを排出する必要があることとともに、高いコストおよび使
用する用量を最小限に抑えるための複雑な装置(ローフロー・システム)を使用
する必要があることである。もう1つの問題は、キセノンの有効性が相当に低い
点である。その結果として、揮発性全身麻酔剤を脂質エマルジョンに溶解させて
静脈内投与することが提案されてきた(Eger RPら、Can.J.Ana
esth.1995;42:173−176)。当分野においては液剤形の全身
麻酔剤の微小な液滴を皮内注射することによって局所麻酔を誘導できることが知
られている(Haynes DH,米国特許第4,725,442号および第4
,622,219号)。典型的には、これらの微小な液滴は単分子のリン脂質層
で被覆されており、生理学的に適合する溶液中では安定性のままである。同様の
アプローチが、キセノンをこの方法で投与できることを提案している近年の特許
出願に記載されている(Geogieff M,欧州特許出願第864329−
A1号)。
麻酔剤として使用するための広汎な適用性を有する製剤中におけるα2アドレナ
リン作用薬とのNMDA受容体拮抗薬の使用について開示しても提案してもいな
いことを述べておかなければならない。
作用薬」は当分野における通常の意味で使用されており、即ちそれが結合する受
容体を機能的に活性化する化学化合物を意味する。
のあらゆる他の系の両方の至る所に偏在している。3種の受容体サブタイプ(A
、B、およびCと呼ばれる)を含むα2アドレナリン受容体はさらに他の6種の
アドレナリン受容体サブタイプを活性化する非選択性の内生アドレナリン作用薬
であるアドレナリンおよびノルアドレナリンによって活性化される。
o Tら、Anesthesiology 1991;75:252−6)およ
び麻酔作用を発揮することが証明されてきたため、麻酔剤への関心は、麻酔の必
要とする条件の減少に集中してきた。催眠反応は青斑核(locus coeruleus)に
おけるα2アドレナリン受容体の活性化によって媒介されると考えられるが、他
方、鎮痛は脊髄の背角のレベル、およびまだ完全には特徴付けられていない他の
部位での侵害受容経路の調節によって誘導される(Guo Tら、上記の箇所を
参照)。
nesthesiology 1991;74:997−1002)、オピオイ
ド(Ghignone Mら、Anesthesiology 1986;64
:36−42)、および催眠剤(Aantaa Rら、Anesthesiol
ogy 1990;73:230−5)に対する麻酔の必要条件を減少させるた
めに有効である。さらに、α2アドレナリン作用薬は術前期における不安解消(
Uhde TWら、Arch Gen Psychiatry 1989;46
:170−7)および術前鎮静(Flacke JWら、Anesthesio
logy 1987;67:11−9)のためにも有効である。
)のような外生α2作用薬は脳幹の離散的部位においてα2Aアドレナリン受容
体サブタイプ(Lakhlani PPら、Proc.Nat.Acad.Sc
i.1997;94:9950−9955)を活性化することによって実験動物
において意識消失を誘導する(Correa−Sales Cら、Anesth
esiol 1992c;76:948−52)。その作用薬によって活性化さ
れると、この同一受容体のサブタイプもまた同様に不安(不安解消)(Salo
nen Mら、Psychopharmacology 1992;108:2
29−234)および交換神経系における活性(交換神経遮断)を低下させる。
α2作用薬は、さらに一部のタイプのてんかんを誘発するパラダイムにおいて、
抗痙攣性であり(Halonen Tら、Brain Res.1995;69
32:17−24)、虚血性発作中には神経保護性である(Maier Cら、
Anesthesiology 1993;79:306−12)。α2作用薬
に誘発される催眠状態は、選択性α2アドレナリン拮抗薬(例えば、ヨヒンビン
)を用いると即時に逆転させることができる。α2作用薬は揮発性麻酔剤によっ
て作り出される麻酔状態からの覚醒に関連する興奮を和らげる(Bruande
t Nら、Anesth.Analg.1998;86:240−5)。
麻酔の効力の不足および副作用プロフィールによって阻まれてきた。それらの効
力不足は非α2Aアドレナリン受容体を活性化できる極めて高用量の使用を必要
とするが、これは血圧の上昇(Bloor BCら、Anesthesiolo
gy 1992;77:1134−1142)および組織潅流低下を伴う末梢血
管収縮を生じさせる。さらにその上、α2作用薬は一部のてんかんモデル(「ペ
ンチレンテトラゾール」[PTZ]発作)では前痙攣性でもある(Mirski
MAら、Anesthesiology 1994;81:1422−8)。
されてもクロニジンおよびデクスメデトミジンのようなα2作用薬がヒトおよび
動物モデルにおいて疼痛を緩和することはよく知られている。α2作用薬は棘上
作用(Guo TZら、上記の箇所を参照)並びに局所的脊髄作用(Eisen
ach Jら、Anesthesiol.1993:277−87)によって鎮
痛を生じさせる。局所麻酔剤とは異なり、α2作用薬が運動もしくは感覚機能を
変化させることはなく、さらにアヘン剤とは異なり、呼吸抑制を引き起こしたり
(Jarvis DAら、Anesthesiology 1992;76:8
99−905)、薬物追求行動(例えば、嗜癖)を誘発したりすることがない。
これらの特徴の結果として、α2アドレナリン作用薬は疼痛の管理のための魅力
的な候補薬であり、術後の疼痛の低下(Bonnet Fら、Br J Ana
esth 1989;63:465−9)および分娩中および分娩後の疼痛緩和
(Eisenach JCら、Anesthesiology 1989;71
:640−6;Filos KSら、Anesthesiology 1992
;77:267−74)のために効果的である。
試験が実施されているが(Eisenach JCら、Anesthesiol
ogy 1989;71:647−52)、極めて前途有望であると思われる(
Eisenach JCら、Anesthesiology 1996;85:
655−74)。長期間の投与後に行われたα2作用薬の硬膜外投与の鎮痛作用
の持続時間を取り扱った臨床試験はまだ実施されていない。しかし、現在、α2
作用薬を長期間投与することが提案されており(Segal ISら、Anes
thesiology 1991;74:220−5)、これは外科患者の術前
ケアにおける早期段階において有益である可能性があるためである。しかし、α
2作用薬の即時的な効果に対する生物学的に重要な適応性のために、経時的に薬
物作用の減退をもたらす可能性がある。これは一般に耐性と呼ばれている。クロ
ニジンの鎮静作用に対する耐性は急速に発生して高血圧の治療においては望まし
いと考えられているが、これは集中治療(ICU)環境における慢性疼痛の緩和
および長期間の鎮静についてはα2作用薬の臨床有用性を低下させる可能性があ
る(Maze M,Redefining sedation,Interna
tional Congress and Symposium,edited
by Maze M,Morrison P.London,The Roy
al Society of Medicine Press,1998,pp
3−11)。クロニジンの長期の硬膜外投与は治療の経過を通して慢性疼痛の治
療のために臨床的に有用な鎮痛をもたらし、脊髄に投与されたα2作用薬の鎮静
作用に対する耐性はわずかである可能性がある(Eisenach JCら、A
nesthesiology 1989;71:640−6)。
録商標)、ベーリンガー・インゲルハイム(Boehringer Ingel
heim)社製、デュラクロン(Duraclon)(登録商標)、ロクサーヌ
(Roxanne)社製として販売されている可能性がある)であってよい。
性があるために1970年代初期以降抗高血圧薬として使用されている。これら
の交感神経遮断並びに不安解消の特性は、薬物/アルコールからの離脱を容易に
する目的でのクロニジンの使用において活用されてきた(Gold MSら、P
sychiatr.Clin.North Am.1993;16:61−73
)。より近年では、クロニジンは術前状況における鎮痛薬および鎮静薬として(
Kamibayashi Tら、Current Opinion in An
aesthesiology 1996;9:323:327)および例えば注
意欠陥多動障害のような精神状態の管理のために(van der Meere
Jら、J.Child Psychol.Psychiatry 1999;
40:291−8)使用されている。特に、クロニジンを局所麻酔剤に追加して
使用すると、クロニジンは同程度の用量を全身性投与したときによりもはるかに
大きく麻酔作用を増加させることが証明されている(Bernard JMら、
Can Anaesthesiol 1994;42[2]:223−8)。こ
の作用は、おそらく局所クロニジン濃度の結果である。さらにその上、クロニジ
ンの硬膜外投与は、少なくとも高用量を注射した場合には全身性投与より一層は
るかに有効である。
ジン、デクスメデトミジン(プリマデックス(Primadex)、アボット(
Abbott Labs.)社製として販売されている)、ブリモニジン(br
imonidine)(アルファガン(Alphagan)、アラガン(All
ergan)として販売されている可能性がある)、チザニジン、ミバゼロール
(UCB−ファルマ社製、ベルギー)、グアナベンズ(ワイテンシン(Wyte
nsin)(登録商標)、ワイエス(Wyeth Ayerst)社製として販
売されている)、グアンファシン(テネックス(Tenex)(登録商標)、A
Hロビンズ(Robins)社製として販売されている可能性がある)またはそ
れらの誘導体もしくは構造類似体であってよい。
omidine)である。
として使用するための広汎な適用性を有する製剤中におけるNMDA受容体拮抗
薬とのα2アドレナリン作用薬の使用について開示しても提案してもいないこと
を述べておかなければならない。
製剤に関する。ここで、α2アドレナリン作用薬はNMDA拮抗薬の後帯状束/
板状筋後方(PC/RS)の皮質神経毒性副作用を防止することができる(Je
vtovic−Todorovic Vら、Brain Res.1998,J
an 19;781[1−2]:202−11)。特に、例えばクロニジンおよ
び/またはデクスメデトミジンのような特別には神経障害性の疼痛を緩和しない
α2アドレナリン作用薬は例えばMK−801のようなNMDA拮抗薬の神経障
害性疼痛緩和作用を増強させることができるが、他方さらにNMDA拮抗薬の神
経毒性および活動亢進性副作用に対する保護も提供できる。さらにまた経口クロ
ニジン前投与は、ヒトにおけるケタミンによる麻酔誘導に結び付いた血液動態作
用を和らげることも証明されている(Doak JGら、Can.J.Anae
sth.1993 Jul;40[7]612−8)。
い。この点に関して、獣医学的な麻酔実践では、NMDA拮抗薬であるケタミン
が比較的弱いα2作用薬であるキシラジンの存在下で使用されてきた(Radd
e GRら、Lab.Anim.1996l30:220−7)。しかし、これ
らの薬剤は、直接的な心筋抑制効果および高血圧を含むそれらの副作用があると
いう側面を有するために、麻酔を生じさせるために十分な高用量で使用すること
ができない。他のTIVA処方と同様に、これらの薬剤の投与には作用を終了さ
せて覚醒を容易にするための薬物動態機序が必要とされる。さらにその上、ヒト
患者における全身麻酔を容易にするための補外法は不随意運動および精神異常の
ような状態を引き起こす作用によって複雑になる。
せで投与することができる。
される。
麻酔を誘導して維持することができる。これは薬物送達または呼吸補助のいずれ
かのための高価な装置を使用する必要がないという長所を有している。本発明の
好ましい薬物動態プロフィールは、所望の作用についての容易かつ迅速な力価測
定の可能性並びに全身麻酔からの円滑かつ迅速な覚醒の両方を可能にする。特に
、全身麻酔が治療(例えば、アルコールおよび/または薬物嗜癖からの離脱、破
傷風)として使用される場合、本発明は交感神経系における機能亢進を低下させ
、並びに全身麻酔によって提供されるその他すべての特徴を提供する。
な装置を必要とせずに単一療法で意識鎮静を誘導かつ維持することができる。さ
らに嗜癖の可能性も呼吸抑制も全く伴わず、単一療法によって慢性疼痛緩和を提
供することができる。さらに、単一療法を用いて神経保護を提供することができ
、さらに心血管および呼吸蘇生法を必要とする程度の呼吸循環抑制を生じさせな
い。神経保護作用は、2種の成分の相補的な作用の結果としてより有効である。
例えば溶液を血液と等張性とするために十分な塩類または単糖類のような他の物
質を含むことのできる無菌水溶液の形状で使用できる。
揮発性麻酔剤が使用される場合、静脈内投与用製剤は典型的には所望の臨床作用
を達成するためにガスもしくは揮発性麻酔剤の溶解性を十分に上昇させるために
脂質エマルジョン(例えば、市販で入手可能なイントラリピド(Intrali
pid)(登録商標)10、イントラリピド(登録商標)20、イントラファッ
ト(Intrafat)(登録商標)、リポフンジン(Lipofundin)
(登録商標)Sもしくはリポシン(Liposyn)(登録商標)エマルジョン
、または溶解性を最高化するために特別に処方されたエマルジョン)を含有して
いる。この種類の脂質エマルジョンに関する詳細な情報はG.Kleinber
gerおよびH.Pamperl,Infusionstherapie,10
8−117(1983)3の中に見出すことができる。
子を含有する飽和および不飽和長鎖および中鎖脂肪酸エステルである。これらの
脂質は水溶液中でリポソームを形成する。例としては、魚油、および例えば大豆
油、紅花油または綿実油のような植物油が含まれる。本発明の脂質エマルジョン
は、典型的にはオイルインウォーター(oil in water)エマルジョンであるが、
このときエマルジョン中の脂肪の比率は従来的には重量で5〜30%、および好
ましくは重量で10〜20%である。この種類の水中油型エマルジョンはしばし
ば例えば大豆ホスファチドのような乳化剤の存在下で調製される。
テロール、グリコリピド類、スフィンゴミエリン、グルコリピド類、グリコスフ
ィンゴリピド類、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホ
スファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトー
ルを含んでいる。
は、酸化防止剤、脂質相を取り囲む水相の浸透圧濃度を血液と等張性にする添加
剤、またはリポソームの表面を修飾するポリマーが含まれる。
る。最も単純な手段によってさえ、20℃および標準圧力下で、キセノンはエマ
ルジョン1ml当たり0.2〜10ml以上の濃度で溶解または分散させること
ができる。溶解ガスの濃度は温度、圧力および脂質の濃度のような多数の要素に
左右される。
きる。一般に、装置にはエマルジョンおよびエマルジョン中に浸漬された焼結ガ
ラス製気泡管を通過させたガスまたは蒸気としての麻酔剤が充填される。エマル
ジョンは選択された分圧で麻酔ガスまたは蒸気と平衡化させられる。気密容器中
に保存すると、これらの脂質エマルジョンは麻酔剤が一般的な貯蔵期間に渡って
ガスとして放出されないために十分な安定性を示す。
できる。あるいはまた、キセノンは例えばエマルジョンの投与(α2作用薬と組
み合わせたときに)が所望の製薬学的活性を生じさせることを前提に低い濃度で
存在していてもよい。
剤もしくは担体を含む医薬組成物に関する。一例として、本発明の医薬組成物中
では本発明の製剤は予定投与経路および標準の製薬学的実践を考慮して選択され
た何らかの適切な1種以上の結合剤、1種以上の潤滑剤、1種以上の懸濁剤、1
種以上のコーティング剤、1種以上の溶解剤と混合することができる。
阻害剤のような他の任意の成分を含むことができる。
とき、α2アドレナリン作用薬の鎮静および鎮痛作用は経時的に減少することが
確証されており、これは耐性と呼ばれるシナプス柔軟性(plasticity)の1つの
形である(Reid Kら、Pharmacol.Biochem.Behav
.1994;47:171−175)。
よび耐性のようなCNSにおける生物学的反応性における変化は、まとめてシナ
プス柔軟性と呼ばれており、誘発状況は様々であるにもかかわらずそれらの分子
機序は類似する可能性がある。以前に実施された試験は、NMDA受容体複合体
(Asztely Fら、Mol Neurobiol 1996;12:1−
11)および一酸化窒素シンターゼ(NOS)(Meller STら、J.N
eurosci.1997;17:2645−51;Boxall ARら、E
ur J Neurosci 1996;8:2209−12)の両方がシナプ
ス柔軟性の一部の形態にとって極めて重要であることを解明している。以前に実
施された試験はさらにまた、鎮痛薬耐性を達成するよりも、催眠耐性を達成する
ために必要なα2作用薬への暴露の方が少ないことも証明しており(Hayas
hi Yら、Anesthesiology 1995;82:954−62)
、これはこれら2種の形態の耐性が相違する生物学的基質を有する可能性を示唆
している。
耐性の誘発がジゾルシピンまたはNOS阻害剤であるNO2−アルギニンのどち
らかを併用投与することによって遮断されることを解明している。しかし、耐性
が発生した後では、ジゾルシピンまたはNO2−アルギニンの緊急投与は耐性の
発現を防止しない。つまりNMDA受容体もNOS阻害剤も催眠および鎮痛耐性
の発現に影響を及ぼすことができず、これはα2作用薬への行動耐性が誘導およ
び維持される機序が複数あることを示唆している。
使用したまた別の試験は、シナプス柔軟性(例えば、LTD)の他の形態でみら
れるように耐性には少なくとも2つの別個の段階(誘導期および発現期)がある
こと、そしてシグナル経路の成分が規則的に時間的順序をたどることを示唆して
いる。
位を明らかにしている。青斑核(LC)はα2作用薬に誘発される催眠を産生す
るための極めて重要な部位であると思われる(Correa−Sales Cら
、上記の箇所を参照)。しかし、α2作用薬の鎮痛作用は脊髄および脊柱上の両
方により媒介される。LCへ直接注射されたデクスメデトミジンの鎮痛作用は脊
髄におけるα2アドレナリン受容体の活性化の結果として生じるが、それはこの
鎮痛がα2拮抗薬であるアチパメゾール(atipamezole)のクモ膜下
注射によっても、および明確な種のGタンパク質をリボシル化し、それによって
不活性化する百日咳毒素(Guo TZら、上記の箇所を参照)のクモ膜下投与
によっても遮断できるからである。例えばクロニジン(Post Cら、J.A
nesth Analg 1987;66:317−24;Ossipov M
Hら、J Pharmacol Exp Ther 1990;255:110
7−16)またはデクスメデトミジン(Guo TZら、上記の箇所を参照;F
isher Bら、Eur J Pharmacol 1991;192:22
1−5)のようなα2作用薬のクモ膜下投与もまた鎮痛を生じさせる。これらの
データは、侵害受容における「最終一般経路」としての脊髄α2アドレナリン受
容体を指し示している。
Neuropharmaol 1987;26:793−9;Williams
JTら、J Neurosci 1988;8:4299−306)および脊
髄(Yoshimura Mら、Nature 1983;305:529−3
0;North RAら、J Physiol(Lond)1984;349:
43−55)におけるそれらの生理学的作用、および脊髄における侵害受容プロ
セシングへのそれらの作用(Kendig JJら、Eur J Pharma
col 1991;192:293−300;Feng Jら、Pain 19
96;66343−9)における類似性に基づいてアヘン剤受容体系と多数の類
似性を有すると考えられていた。しかしα2作用薬の鎮痛耐性とは対照的に、ア
ヘン剤鎮痛耐性の発生はNMDA受容体拮抗薬(Marek Pら、Brain
Res 1991;558:163−5;Ben−Eliyahu Sら、B
rain Res 1992;575:304−8;Tiseo PJら、J
Pharmacol Exp Ther 1993;264:1090−6;T
rujillo KAら、Science 1991;251:85−7)およ
びNOS阻害剤(Kumar Sら、Gen Pharmacol 1997;
29:223−7;Highfield DAら、Synapse 1998;
29:233−9;Bhargava HN,Pharmacology 19
94;48:234−41)に対して感受性である。このためα2鎮痛耐性にお
けるNMDAおよびNOS阻害剤の作用の欠如は、α2およびアヘン剤耐性の基
礎にある機序が相違することを強力に示唆している。
な他の成分の例には、L型カルシウムチャンネル遮断薬、N型カルシウムチャン
ネル遮断薬、サブスタンスP拮抗薬、ナトリウムチャンネル遮断薬、プリン受容
体遮断薬、またはそれらの組合せが含まれる。
与または点滴のいずれかで)、神経軸内(硬膜下またはクモ膜下のいずれかで)
または経皮的に送達することができる。
エマルジョンまたはリポソーム)の剤形で投与することもできる。例えば、本発
明の製剤はポリエチレングリコールまたは流動パラフィンの水性エマルジョンか
ら構成されるクリーム剤に組み込むことができる。あるいはまた、本発明の製剤
は重量で1〜10%の濃度で必要とされる安定剤および保存料とともに白蝋もし
くは白色軟質パラフィンから構成される軟膏剤の中に組み込むこともできる。こ
れらの軟膏剤またはクリーム剤は疼痛の局所的緩和に適しており、しばしば気密
性の創傷被覆剤と共に、任意選択的に損傷組織へ直接的に塗布することができる
。
濃度であってよい。典型的には、両方の薬剤(NMDA受容体拮抗薬およびα2
アドレナリン作用薬)の濃度は、これらの薬剤の各々を個別に使用する場合に必
要な濃度より低く、ある場合には実質的に低いであろう。個々の患者のために最
も適切である実際的用量は、通常、医師が決定するが、この用量は特定患者の年
齢、体重および反応に伴って変動するであろう。当然ながら、個々の例ではより
高用量およびより低用量の範囲が有益である可能性があり、それらは本発明の範
囲内に含まれる。
もよい。
して、本発明はさらにまた本発明の製剤および獣医学的に容認可能な希釈剤、賦
形剤または担体を含む獣医学的組成物にも関する。
能な製剤は、典型的には標準的な獣医学実践に従って適用され、獣医が特定動物
のために最も適切な投与処方および投与経路を決定しうる。
組合せを含む医薬組成物を提供する。
ってもよい。a)卒中(例えば脳への血液供給量の低下から生じる卒中)の有害
な作用を低下させるため、b)外傷後の神経保護を提供するため、c)例えば慢
性疼痛のような疼痛を緩和するため、d)鎮静および/または全身麻酔を生じさ
せるため、e)嗜癖患者における離脱症状を改善するため、f)例えばパニック
症候群障害のような不安を低下させるため、g)破傷風患者における痙攣および
交感神経機能亢進を防止するため。
製剤の使用を含んでいる。a)卒中(例えば脳への血液供給量の低下から生じる
卒中)の有害な作用を低下させるため、および/またはb)外傷後の神経保護を
提供するため、および/またはc)例えば慢性痛のような疼痛を緩和するため、
および/またはd)鎮静および/または全身麻酔を生じさせるため、および/ま
たはe)嗜癖患者における離脱症状を改善するため、および/またはf)例えば
パニック症候群障害のような不安を低下させるため、および/またはg)破傷風
患者における痙攣および交感神経機能亢進状態を防止するため。
リン作用薬とが好ましくは静脈内投与のために適切な剤形で組み合わされた麻酔
剤において使用するための改良製剤を提供する。
またはそれの医薬組成物)の使用に関する。
療、およびその他の診断的/治療的関与を容易にするための全身麻酔のために使
用することもできる。特に、本発明は薬物および/またはアルコール離脱が起こ
されている間の嗜癖患者において長期間(24〜48時間)に渡って全身麻酔を
維持するために使用することができる。本発明はさらにまた、破傷風患者の管理
において長期間(数日間〜数週間)に渡って全身麻酔を維持するために使用する
ことができる。本発明の麻酔剤は、さらに、意識消失は必要とされない(意識の
鎮静)手術およびその他の治療的関与(機械的な気管内の通気、熱傷を有する患
者における創傷包帯交換を含む)または診断手技(内視鏡検査および画像化方法
を含む)を容易にするために患者を鎮静かつ無痛にするために使用することもで
きる。
の結果を防止および/または治療するためにも使用することができる。当分野に
おいては静脈内薬剤の組み合わせはグルタミン酸塩を含む興奮性のアミノ酸を媒
介する毒性作用に拮抗するために使用されてきたことが知られている。しかし、
NMDA受容体の遮断は動物モデルにおいて有効であることは証明されているが
、ヒトを対象とした臨床試験ではこのクラスの化合物と関連して、重大な神経毒
性が存在することを解明している。この神経毒性は本発明に使用されたα2作用
薬の神経保護作用を通して防止できる可能性がある。
できる。当分野においては、多数の薬物クラスの薬剤(オピオイド系および非オ
ピオイド系)が単独または組み合わせてのいずれかで数種の投与経路によって使
用されてきたことが知られている。しかし、本発明のNMDA拮抗薬とα2作用
薬の間の相乗的な相互作用は耐性の発現を防止することによって用量を制限して
長期有効性を維持する可能性がある。
おいても使用できる。NMDA拮抗薬のニューロン傷害の保護作用と組み合わせ
たα2作用薬による眼内圧を低下させる作用は高度に有益な治療を導く可能性が
ある。
の組み合せは他の幾つかの理由からも有益な可能性がある。第1に、麻酔のため
の分子機序上へ、同一または相違するニューロン上の2つの異なる膜貫通シグナ
ル経路(α2アドレナリン受容体およびNMDA受容体)を集中させることは有
効性の倍数的増加を生じさせる可能性がある。例えば、α2作用薬はカリウムチ
ャンネルの開口およびカルシウムチャンネルの閉鎖を介して膜の興奮性を直接的
に低下させることにより(Nacif−Coelho Cら、Anesthes
iology 1994;81:1527−1534)、およびさらにアドレナ
リン受容体に誘発される過剰な分極の結果として、グルタミン酸塩放出がNMD
A受容体活性化による活動電位を刺激する可能性を一層低下させることにより、
これらの両方での二重作用を有している。同様に、NMDA拮抗薬によるNMD
A受容体の阻害は直接的にもNMDA受容体チャンネルを介しての脱分極を阻害
することによっても興奮性を低下させ、およびさらに、NMDA受容体の基礎活
性化の遮断は膜コンダクタンスにおける低下を誘発するであろうから、α2作用
薬作用を原因とする過分極が増強されるであろう。さらに、NMDAシナプスで
のグルタミン酸塩の放出はα2作用薬の前シナプス作用によって阻害され、さら
に相乗作用を与えるであろう。最後に、これらの2つのクラスの物質は神経筋接
合部でのグルタミン酸塩の放出作用(α2作用薬)および調節作用(NMDA拮
抗薬)を阻害することによって筋肉弛緩への相乗作用を発揮できるであろう(E
l Tamer Aら、J.Neurochem.1996;67:636−4
4;Koyuncuoglu Hら、Pharmacol.Res.1998;
37:485−91)。
れる可能性がある。従って、一方の薬物の抗痙攣および前痙攣作用は他方によっ
て相殺される可能性がある。α2作用薬の血管収縮作用は、α2Aアドレナリン
受容体サブタイプによって媒介される有益な麻酔作用の導入において存在するシ
グナル経路と正反対のシグナル経路を有する可能性があるα2Bアドレナリン受
容体サブタイプを介して導入される(Link REら、Science 19
96;273:803−5)。従ってα2Bアドレナリン受容体を介してのシグ
ナリングはNMDA拮抗薬によって中断され、それによってサブタイプの非選択
性α2作用薬の活性化によって血管平滑筋細胞において緊張弛緩が発生する(K
aye ADら、Anesth.Analg.1998;87:956−62)
。α2作用薬の麻酔作用に対する耐性の発生にはNMDA受容体の関与が必要と
される可能性があり、これが同時に阻害されると、この生物学的プロセスが中断
されることがある。キセノンは反応速度論的に不活性であるためにα2作用薬の
薬物動態プロフィールに有害な影響を及ぼすことはなく、従って麻酔からの覚醒
は予測可能、円滑かつ迅速となるであろう。
明する。
r)が7日間に渡って投与され、その後、対抗要領(challenge dose)のデクス
メデトミジンが注射され、立ち直り反射の持続期間が記録された。全ての数値は
4〜11匹のラットの平均値±標準誤差である。図1Bでは、ラットにデクスメ
デトミジン(10μg/hg/hr)が14日間に渡って投与され、その後鎮痛
試験30分前に対抗要領のデクスメデトミジンが注射された。全ての数値は5〜
14匹のラットの平均値±標準誤差である。
i.p.(腹腔内投与))によって誘発された睡眠時間にMK−801の緊急投
与(10〜200μg/kg)が及ぼした作用を示している。*=p<0.05
、生理食塩水群から有意差あり、n=6。図2BはMK−801の緊急投与がデ
クスメデトミジンの催眠作用に対するデクスメデトミジン誘発性耐性を遮断しな
いことを示している。*=p<0.05、対照生理食塩水群から有意差あり、n
=6〜7。図2CはMK−801の併用投与(100および400μg/kg/
hr)がデクスメデトミジンの対抗要領(100μg/kg、i.p.)の催眠
作用への耐性を遮断することを示している。*=p<0.05、対照群から有意
差あり、n=6〜8。全ての数値は7〜8匹のラットの平均値±標準誤差である
。
、i.p.)によって誘発された睡眠時間にケタミンの緊急投与が何の作用も及
ぼさないことを示している。図3Bはケタミンの緊急投与(10および20mg
/kg)がデクスメデトミジンの催眠作用に対するデクスメデトミジン誘発性耐
性を遮断しないことを示している。*=p<0.05、ケタミン(10mg/k
g)群から偽処置動物への有意差、***=p<0.001、ケタミン(20m
g/kg)群から偽処置動物への有意差。図3Cは、単独で投与したときにデク
スメデトミジン鎮静への作用を示すことのないケタミンの併用投与(400μg
/kg/hr)が対抗要領(150μg/kg、i.p.)のデクスメデトミジ
ンの催眠作用に対する耐性を逆転させることを示している。*=p<0.05、
偽処置動物からの統計的有意差、N=6〜8。全ての数値は7〜8匹のラットの
平均値±標準誤差である。
の催眠作用にMK−801の緊急投与が及ぼす作用を示している。MK−801
は50μg/kgのデクスメデトミジンの投与15分前に投与され、40分後に
テールフリック試験が実施された。**=p<0.01、n=6〜7であった。
図4BはMK−801の緊急投与が耐性の発生を防止しないことを証明している
。14日間に渡ってデクスメデトミジン(10μg/kg/hr)を送達するミ
ニポンプの植え込みによって耐性が付与されたラットにおいて、MK−801(
50μg/kg)は耐性の発現を防止しない。MK−801のこの用量が選択さ
れたのは、それがデクスメデトミジン誘発性の睡眠時間に作用を及ぼさないため
である。***=p<0.001、n=6〜7。図4Cは、14日間に渡るMK
−801(0.4μg/kg/hr)とデクスメデトミジン(10μg/kg/
hr)の併用投与が耐性の発生を防止しないことを例示している。MK−801
単独の場合のこの用量はデクスメデトミジンの鎮痛作用に影響を及ぼさない。*
**=p<0.001、対照群から有意差あり。全ての数値は7〜8匹のラット
の平均値±標準誤差である。
トミジン誘発性睡眠時間を用量に依存して増加させることを示している。NO2
−アルギニンはデクスメデトミジン(100μg/kg、i.p.)の投与15
分前に投与された。*=p<0.01、n=8。図5Bはデクスメデトミジン誘
発性睡眠時間に影響を及ぼさない用量のNO2−アルギニンの緊急投与がデクス
メデトミジン(100μg/kg)の催眠作用に対する耐性を逆転させないこと
を示している。*=p<0.05対照群から有意差あり、n=8。図5Cは7日
間に渡るNO2−アルギニン(0.4〜4μg/kg/hr)とデクスメデトミ
ジン(5μg/kg/hr)の併用投与が、デクスメデトミジンの催眠作用に対
する耐性の発生を阻害することを示している。*=p<0.05、対照群から有
意差あり、#=p<0.05、対照群およびデクスメデトミジン耐性群の両方か
ら有意差あり、n=7〜8。NO2−アルギニン(1.25μg/kg/hr)
だけを用いての治療(最終列)を用いた治療はデクスメデトミジン誘発性睡眠時
間に影響を及ぼさない。n=8。全ての数値は7〜8匹のラットの平均値±標準
誤差である。
デクスメデトミジンの鎮痛作用に影響を及ぼさないことを示している。NO2−
アルギニンはデクスメデトミジン(50μg/kg、i.p.)の投与15分前
に投与され、40分後にテールフリック試験が実施された。全ての数値は6匹の
ラットの平均値±標準誤差である。図6Bは、NO2−アルギニン(1および2
0mg/kg、i.p.)がデクスメデトミジン耐性ラットにおけるデクスメデ
トミジン(100μg/kg、i.p.)の鎮痛作用に対するデクスメデトミジ
ン耐性を逆転しないことを示している。*=p<0.05対照群から有意差あり
、n=7〜8。図6Cは催眠耐性(図5Cを参照。)に効果的に拮抗する用量の
NO2−アルギニン(4μg/kg/hr)がデクスメデトミジン(10μg/
kg/hr、14日間)によってもたらされた鎮痛耐性に影響を及ぼさないこと
を示している。NO2−アルギニンの用量を8μg/kg/hrへ増加させても
効果はなかった。全ての数値は7〜8匹のラットの平均値±標準誤差である。*
=p<0.05、**=p<0.01、対照群から有意差あり。
d)(登録商標)エマルジョン中に5〜30mMのキセノンと7〜70μMのデ
クスメデトミジンとを含む。下記の実施例の各々では、キセノンガスは脂質エマ
ルジョン中に溶解している。
5〜300μgのデクスメデトミジンを含有する製剤が2分間かけて静脈内注射
される。麻酔の誘導は、[a]手術、[b]薬物および/またはアルコール嗜癖
からの離脱、[c]破傷風の管理を容易にする可能性がある。
ル嗜癖からの離脱、[c]破傷風の管理を容易にするため)、成人患者に1時間
につき10〜50mlのキセノンガスおよび10〜150μgのデクスメデトミ
ジンを送達するように調整されている製剤の静脈内注入が実施される。
5〜100μgのデクスメデトミジンを含有する製剤が10分間かけて静脈内注
射され、さらに1時間につき5〜20mlのキセノンガスおよび2〜30μgの
デクスメデトミジンを送達するように調整されている製剤の静脈内注入が実施さ
れる。意識鎮静は診断的、または治療的(外科的または非外科的)手技を容易に
する可能性がある。
に5〜20mlのキセノンガスおよび15〜300μgのデクスメデトミジンを
含有する製剤が10分間かけて静脈内注射される。この後に1時間につき10〜
50mlのキセノンガスおよび10〜150μgのデクスメデトミジンを送達す
るように調整されている製剤が連続的に注入される。
60μgのデクスメデトミジンを含有する製剤が10分間かけて硬膜外注射され
る。この後に1時間につき2〜20mlのキセノンガスおよび1〜20μgのデ
クスメデトミジンを送達するように調整されている製剤が連続注入される。
れ、1時間につき5〜20mlのキセノンガスおよび2〜30μgのデクスメデ
トミジンを送達するように調整されている。
terans Affairs Palo Alto Health Care
System)の動物の飼育管理および使用委員会によって承認された。体重
が250〜350gの雄性Sprague−Dawley系ラット(B&K社、
フレモント、CA)が使用された。ラットは群間の体重分布ができる限り近く適
合するように層別化された。全試験は、午前10時から午後4時までの間に実施
された。各実験についての動物数は凡例に記載されている。
用薬の麻酔作用に対して耐性が付与された。手短には、ラットには0.48±0
.02μl/hの平均ポンピング速度で内容物を送り出すアルゼット(Alze
t)(登録商標)浸透圧ミニポンプ(2002または1007D型、アルザ社製
、パロアルト、CA)を使用してデクスメデトミジンが長期的に投与された。ポ
ンプは、背側胸郭領域でのイソフルラン麻酔中に皮下へ挿入され、催眠耐性を誘
発するためには7日間に渡って5μg/kg/hを送達するように、および鎮痛
耐性を誘発するためには14日間に渡って10μg/kg/hを送達するように
装填された。これらの投与スケジュールは催眠または鎮痛耐性状態を生成させる
ために最適であることが発見されている(Hayashi Yら、上記の箇所を
参照)。MK−801またはNω−ニトロ−L−アルギニン(NO2−アルギニ
ン)をデクスメデトミジンと併用投与する場合は、MK−801を同一ポンプ内
に含めた。以前の試験(Hayashi Yら、上記の箇所を参照)は偽手術動
物において測定された行動反応が生理食塩水を含有するポンプが植え込まれたラ
ットと変わらなかったと報告していたので、前者が使用された。MK−801お
よびNω−ニトロ−L−アルギニン(NO2−アルギニン)催眠実験のためには
、ポンプは行動試験の1日前に抜去された。その他の全実験では、ポンプは試験
前に抜去されなかった。
RR)によって定義され、その持続時間が分単位で測定されて睡眠時間と呼ばれ
た。LORRの時間は、ラットが仰向けに置かれたときに自分で立ち直ることが
できない時点からラットが自発的に完全に腹位に戻る時点までの時間として評価
された。催眠反応試験は、Reidら、1994が記載しているように午前10
時から午後6時までの間に実施された。
熱刺激へのテールフリック反応によって評価された。尾の上に高強度光ビームが
照射され、ラットが光線外へ尾を動かす時間がテールフリック潜伏時間として記
録された。この方法は以前に文献(Guo TZら、上記の箇所を参照)に記載
されている。尾の上の3ヵ所の部位からの潜伏時間が平均化された。組織損傷を
防止するために、あらかじめ10秒間のカットオフ時間が決定された。ベースラ
イン時測定値は、2分間隔での3回のテールフリック測定値のセットから構成さ
れる。ベースライン時のテールフリック潜伏時間は3〜4秒間であった。
シグマ社)およびNMDA拮抗薬であるMK−801(RBI社)およびケタミ
ン(シグマ社)が生理食塩水中に希釈され、腹腔内投与またはアルゼット(登録
商標)浸透圧ミニポンプ(2002または1007D型、アルザ社製、パロアル
ト、CA)によって持続的に投与された。これらの化合物は1つのポンプに両方
の製剤を含めることによってデクスメデトミジンと併用投与された。
)を用い、その後に適切な場合にはポストホックボンフェローニ(Post h
oc Bonferroni)検定またはデュネット(Dunnett)の多重
比較検定またはt検定のいずれかを使用して解析された。
に示されている。デクスメデトミジンの催眠作用は偽治療動物においては用量に
依存的に増加したが、7日間に渡って長期的に治療されたラットにおいては高用
量が投与された場合でさえほぼ完全に欠如していた(図1A)。約300μg/
kgで最高有効性を有するデクスメデトミジンのこの作用についての二相性用量
応答曲線は、以前に説明されており、α1受容体の活性化によって媒介されるデ
クスメデトミジンの促進作用を原因とするものであることが示されている(Gu
o TZら、上記の箇所を参照)。
ついての鎮痛作用の応答曲線を約2倍変化させ、最高の効果を減少させた(図1
B)。
た(図2A)。耐性がいったん発生すると、MK−801の緊急投与は耐性の発
現に影響を及ぼさなかった(図2B)。しかしMK−801とデクスメデトミジ
ンとの併用投与は耐性の発生を防止することができなかった(図2C)。この実
験で、浸透圧ポンプは行動試験の1日前に抜去された。
て誘発された睡眠時間に影響を与えないという同様のプロフィールを有した(図
3A)。10または20mg/kgのケタミンの緊急投与は以前に確立された耐
性を逆転できなかったが(図3B)、ケタミンを同時に投与したときにはデクス
メデトミジンの鎮静作用に対する耐性を逆転した(図3C)。これと同一用量の
ケタミンは単独では作用を有していなかった。この実験では、アルゼットポンプ
は行動試験のためにその場所に残されていた。
高用量で鎮痛作用を抑制した(図4A)。MK−801が耐性の発現に影響を及
ぼすことができるかどうかを判定するために、MK−801は対照群および耐性
群動物へ緊急投与された。単独ではデクスメデトミジン誘発性鎮痛に影響を及ぼ
さなかった低用量のMK−801は、耐性の発現を逆転しなかった(図4B)。
対照群動物においてデクスメデトミジンの鎮痛作用を拮抗した高用量のMK−8
01(400μg/kg)もまた耐性を逆転することができなかった。デクスメ
デトミジンの催眠作用に対する耐性の発生を防止し、ラットによって忍容された
最高用量であった用量のMK−801の併用投与は鎮痛耐性の発生に全く影響を
及ぼさなかった(図4C)。この用量のMK−801は単独で投与したときにテ
ールフリック潜伏時間に全く作用を有していなかった。
を増加させた(図5A)。7日間のデクスメデトミジンの投与によって耐性がい
ったん発生すると、実験未使用動物において睡眠時間に影響を及ぼさなかった低
用量のNO2−アルギニンの緊急投与は、その耐性の発現を逆転しなかった(図
5B)。NO2−アルギニンをデクスメデトミジンと併用投与したときには、デ
クスメデトミジンの睡眠作用に対する耐性の誘導は弱められた(図5C)。1.
25μg/kg/hrだけを用いての治療(最終列)はデクスメデトミジン誘発
性の睡眠時間に影響を及ぼさなかった。
誘発の防止の欠如 NO2−アルギニンの緊急投与はデクスメデトミジン(50μg/kg、i.
p.)の鎮痛作用に影響を及ぼさなかった(図6A)。NO2−アルギニンが耐
性の発現に影響を及ぼすことができるかどうかを判定するために、対照群および
耐性群動物に緊急投与された。NO2−アルギニン(1および20mg/kg、
i.p.)は耐性の発現を逆転しなかった(図6B)。デクスメデトミジンの催
眠作用に対する耐性の発生を防止した用量のNO2−アルギニン(4μg/kg
/hr)の併用投与は対照群動物においてデクスメデトミジン誘発性鎮痛に影響
を及ぼさず、さらに鎮痛耐性にも作用を有していなかった(図6C)。この用量
のNO2−アルギニンは単独で投与したときにテールフリック潜伏時間に影響を
及ぼさなかった(データは示されていない)。NO2−アルギニンの用量を8μ
g/kg/hrへ増加させても、耐性を逆転させることにおいて無効であった。
神から逸脱することなく当業者には明白であろう。本発明を特定の好ましい実施
形態と結び付けて説明してきたが、関連分野における当業者には明白である本発
明を実施するための記載の形態の様々な修飾は、請求の範囲内に含まれることが
意図されている。
ラットにおけるデクスメデトミジンの催眠作用および鎮痛作用についての用量応
答関係の図である。
た結果を示した図である。
果を示した図である。
た結果を示した図である。
及ぼした結果を示した図である。
及ぼした結果を示した図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 NMDA拮抗薬とα2アドレナリン作用薬とを含む麻酔製剤
。 - 【請求項2】 前記NMDA拮抗薬がキセノンである請求項1に記載の麻酔
剤。 - 【請求項3】 前記α2アドレナリン作用薬がデクスメデトミジンである請
求項1または2に記載の麻酔剤。 - 【請求項4】 前記麻酔剤が液体の形状である請求項1〜3のいずれか1項
に記載の麻酔剤。 - 【請求項5】 前記麻酔剤が脂質エマルジョンの形状である請求項4に記載
の麻酔剤。 - 【請求項6】 前記製剤が薬剤学的に許容可能な希釈剤、賦形剤または担体
を含む請求項1〜5のいずれかに記載の麻酔剤。 - 【請求項7】 麻酔を誘導または維持するため或いはそれらの両方のための
医薬組成物の製造における請求項1〜6のいずれかに記載の製剤の使用。 - 【請求項8】 前記製剤が静脈内、中枢神経軸内または経皮的に送達される
請求項7に記載の使用。 - 【請求項9】 麻酔を必要とする対象において麻酔を誘導する方法であって
、麻酔を誘導する用量で請求項1〜6のいずれかに記載の製剤を前記対象に投与
するステップを含む方法。 - 【請求項10】 NMDA拮抗薬とα2アドレナリン作用薬とを含む製剤を
含む医薬組成物。 - 【請求項11】 治療を必要とする対象を治療する方法であって、NMDA
拮抗薬とα2アドレナリン作用薬とを含む製剤を前記対象に投与するステップを
含む方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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