JP2003528480A - 高さが低く低価格の高ゲインの移動プラットホーム用アンテナ及びシステム - Google Patents

高さが低く低価格の高ゲインの移動プラットホーム用アンテナ及びシステム

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Abstract

(57)【要約】 電磁信号を受信し及び/又は送信する漏洩導波管アンテナアレイは、アンテナアレイを形成するため、表面平面上に互いに平行に配置された複数の放射導波管を含む。フィード導波管は、表面平面の下に配置されており、複数の放射導波管に電磁信号を提供し及び/又は複数の放射導波管から複数の電磁信号を受信し、複合電磁信号をフィード導波管の入力に提供する。複数の放射導波管の各々は、長さ方向導波管軸線を有し、この長さ方向導波管軸線の方向に配置された複数の孔を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗客ヴィークル用通信システム及び方法に関し、更に詳細には、低
抗力レードーム(low drag radome)内に配置された高さが低く
低価格で高ゲインの漏洩波アンテナシステム、及び例えば航空機、船舶、及び自
動車等の移動プラットホームの乗客に情報を直接提供するためのシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】
ヴィークル(輸送手段)に取り付けるように設計された衛星放送信号受信用ア
ンテナの様々な実施例を検討し、提案する。このようなアンテナは、例えば、道
路上を走行している、高さが法規で制限された自動車等の屋根に、又は、例えば
燃費を低下させるというこのようなアンテナと関連した何等かの抗力に関して高
さが問題点となる航空機に取り付けられるため、このようなアンテナの重要な特
徴は、アンテナの高さ及びアンテナ取り付け面積を最少にするということである
。更に、アンテナが衛星放送信号をいつでも受信しなければならず、及びかくし
て時間及びヴィークルの移動に伴って変化する衛星の方向にアンテナが常に差し
向けられていなければならない場合には、アンテナの方位角及び仰角を制御する
ための追跡機構を設けることが重要である。しかしながら、追跡機構は、アンテ
ナの全製造費用、アンテナの複雑さ及び高さ又は取り付け面積のかなりの部分を
占める。かくして、追跡機構及びアンテナの空間、複雑さ、及び必要条件を小さ
くすることが重要である。
【0003】 例えば米国特許第5,579,019号(以下、「’019特許」と呼ぶ)に
は、自動車の屋根に取り付けることができる衛星放送電磁波受信用スロット付き
漏洩導波管アンテナアレイが開示されている。詳細には、’019特許には、仰
角方向で約±5°の仰角ビーム幅を提供することによって、自動車が移動してい
る場合でも放送衛星信号を直接受信できるスロット付き漏洩導波管アンテナアレ
イが開示されている。上記仰角ビーム幅は、仰角方向でアンテナを移動するのに
使用される追跡システムを不要にする上で十分広幅であると開示されている。’
019特許の追跡機構及びアンテナは、アンテナを360°の全方位角に亘って
回転させさえすればよいという点で経済的である。’019特許のアンテナは、
平行に配置された複数の導波管を含み、各導波管は導波管軸線に沿って配置され
た複数のスロットを有し、方法学的に決定された様々なオフセット値、長さ値、
及び交差角度値を有する。更に、上記引用文献には、アレイアンテナと同じ平面
内に配置された複数の導波管の各々に電磁波を分配するためのフィード導波管を
含み、複数の導波管の各々の端部に沿って延びる第1区分及びアンテナの中央か
ら第1区分の中央まで延びる第2区分を含む導波管アンテナアレイが開示されて
いる。第2区分は、第1区分に対して垂直であり、これによりT字形接合フィー
ド導波管を形成する。フィード導波管により、アンテナを、アンテナの回転中心
のところで、アンテナの出力に連結されたコンバータに回転を全く加えることな
く、水平方向で即ち方位角平面内で回転できる。’019特許の利点は、コンバ
ータを定置の位置に保持でき、これによってコンバータに作用する応力を減少し
、コンバータの寿命を延ばすことである。
【0004】 従来提案された様々なスロット付き導波管アンテナの別の問題点は、様々な導
波管アンテナの費用、製造の容易さ、及び重量である。例えば、従来のスロット
付き導波管アンテナは、所望の周波数範囲に適した適当な精度で金属プレートを
組み合わせて複数の導波管を形成した後、これらの導波管を互いに横方向でアレ
イ様態様で固定することにより製造できる。次いで、又は関連して、フィード導
波管の位置に応じて、フィード導波管を導波管アレイに固定できる。しかしなが
ら、このような製造プロセスは大量生産に適しておらず、及び従ってこのような
スロット付き導波管アンテナアレイをこのような方法を使用して安価に提供する
ことはできない。更に、スロット付き導波管アンテナアレイのこのような実施例
は、導波管が導波管アレイ内で動かないように強化することを必要とする。更に
、導波管のこのような実施例は、代表的には、比重が大きい金属材料で形成され
ているのがよい。比重が大きい金属材料としては、例えば、比重約2.7のアル
ミニウムが挙げられる。比重が大きい金属材料は、重量のあるスロット付き導波
管アンテナアレイをもたらす。かくして従来のスロット付き導波管アンテナアレ
イは、代表的には嵩張り且つ重量があり、効率的に且つ対費用効果に優れた大量
生産には不向きである。
【0005】 米国特許第4,916,458号には、容易に安価に製造されるようになった
、少なくとも一つの放射スロットを各々有する複数の放射導波管を含む、スロッ
ト付き導波管アンテナの一実施例が開示されている。アンテナは、複数の放射導
波管に供給するために複数の導波管の各々の一端に配置されたフィード導波管、
及びこのフィード導波管と放射導波管との間の複数の孔を更に含む。複数の導波
管及びフィード導波管は、複数の導波管及びフィード導波管のブロード(bro
ad)壁を形成するため、導電層間に配置された誘電プレートによって単一の平
面内に形成されている。更に、導波管内を伝播する信号の波長よりも小さいめっ
きを施した通孔の各々の間に隙間を持つめっきを施した通孔、又は、間に同様の
隙間を持ち、両側が金属化してある導電性ピンのいずれかを導電層間に挿入し、
複数の導波管の壁及びフィード導波管の壁を形成するのに使用する。更に、’4
58特許には、誘電性プレート材料を導電体で覆って外周壁を形成することによ
って、複数の導波管及びフィード導波管の外周壁を提供できることが開示されて
いる。’458特許のスロット付き導波管アンテナは、容易に且つ安価に製造で
きると主張されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するための手段】
本発明の一実施例によれば、電磁信号を受信及び/又は送信する漏洩導波管ア
ンテナアレイは、互いに平行に配置されてアンテナアレイを形成する複数の放射
導波管を含む。フィード導波管が、複数の放射導波管に電磁信号を提供し、及び
/又は、複数の放射導波管から複数の電磁信号を受信して複合電磁信号をフィー
ド導波管の出力に提供する。複数の放射導波管の各々は、導波管長さ方向軸線を
有し、導波管長さ方向軸線の方向に配置された複数の孔を含む。フィード導波管
は、第1端が入力/出力ポートに連結された第1導波管区分を含む。この第1導
波管区分は、高さが複数の放射導波管の各々の高さと実質的に同じであり、第1
導波管区分の第2端が第1接合点に連結されている。第1接合点は、第1導波管
区分から第2導波管区分及び第3導波管区分に移行する。第2及び第3の導波管
区分の各々の高さは、第1導波管区分の高さの実質的に半分である。第2導波管
区分は、上方への傾斜部で第1導波管区分の高さの実質的に半分の高さに移行す
る。第3導波管区分は、下方への傾斜部で第1導波管区分の高さの実質的に半分
の高さに移行する。第3導波管区分は、第2導波管区分と実質的に鏡像をなして
いる。フィード導波管は、第1導波管区分、第2導波管区分、及び第3導波管区
分の複数の垂直壁に連結された隔壁を更に有し、前記隔壁は、導波管の第1区分
の高さから導波管の第2区分及び第3区分の高さへの移行を補助する。第2導波
管区分及び第3導波管区分の各々は、フィード導波管の対応する第1信号ポート
及び第2信号ポートに連結されている。第1信号ポート及び第2信号ポートの各
々は、複数の放射導波管のうちの対応する一つの放射導波管に連結されている。
【0007】 この構成では、高さ及び長さを小さくしたアンテナを形成でき且つ例えば自動
車等の移動プラットホームに取り付けることができる。このアンテナは、生ビデ
オ番組、画像、対話式サービス、双方向通信、及び他のデータ信号のうちの任意
のものを送信及び/又は受信するシステムの部分である。更に、漏洩導波管アン
テナアレイ及びフィード導波管は、複合材料から形成できる。この構成では、ア
ンテナ及びフィード導波管は、更に容易に、例えばアルミニウム等の金属で製造
したアンテナと比較して軽量に製造でき、低い費用で提供できる。
【0008】 本発明の別の実施例によれば、漏洩導波管アンテナ及びフィード導波管をアン
テナ位置決め装置に取り付けることができ、移動車輛に設けられた低抗力レード
ーム内に配置できる。この構成では、アンテナは、ヴィークルの移動時に放送ビ
デオ信号を提供する例えば送信衛星にアンテナが差し向けられた状態を保持する
ため、方位角及び仰角の両方で移動できる。この実施例には、少なくとも一対の
ステアリングアレイを更に設けることができる。これらのステアリングアレイも
また、アンテナ位置決めシステムに取り付けられており、低抗力レードーム内に
配置されている。
【0009】 本発明の別の実施例は、信号の受信が十分でない領域内にあるヴィークル内の
乗客に信号を提供する方法である。この方法は、信号を利用できる領域内にある
第1送信器/受信器で信号を受信する工程、及び第1送信器/受信器が受信した
信号を、信号が不十分な領域にあるヴィークルに配置された第2送信器/受信器
に送信する工程を含む。この方法は、更に、信号を第2送信器/受信器で受信し
、第2送信器/受信器が受信した信号を信号が不十分な領域内にあるヴィークル
に配置された第3送信器/受信器に送信する工程を含む。この方法は、有効範囲
が不十分な領域を横切るヴィークル間で、信号を、これらのヴィークルの各々が
信号を受信でき、例えばこれを各ヴィークル内の乗客に提供できるように送信す
る工程を更に含むことができる。
【0010】 この構成によれば、生ビデオ番組、インターネット等の対話式サービス、電話
通信等の双方向通信、及び他のデータ信号のうちの任意のものを、ヴィークル内
の乗客に、信号を受信できる領域内にヴィークルがない場合でも提供できる。ヴ
ィークルが信号を受信できる領域内にないのは、例えば、衛星の有効範囲外であ
るため、又は衛星の不連続有効範囲内にあるため、又は地上通信施設がないため
、又は信号の品質がよくないためである。これは、例えば、大洋を横切る経路で
複数の航空機が一直線上に並び且つ衛星有効範囲が大洋上空では利用できない大
洋横断飛行等の航空機飛行経路について、及び有効範囲が不十分なヴィークル間
地上通信について、特に有利である。
【0011】 本発明の方法の別の実施例は、情報ネットワークを形成するため、情報を情報
源から第1移動プラットホームに提供する方法である。この方法は、情報を含む
情報信号を情報源から送信する工程、第1送信器/受信器ユニットで情報信号を
受信する工程、第1送信器/受信器ユニットで情報信号を第1移動プラットホー
ムに送信する工程、及び第1移動プラットホームに設けられた第2送信器/受信
器ユニットで情報信号を受信する工程を含む。好ましくは、第1送信器/受信器
ユニットは、第2移動プラットホームに配置されている。
【0012】 本発明の方法の更に別の実施例は、第1移動プラットホームから目的地に情報
を提供する工程を含む。この方法は、情報を含む情報信号を第1移動プラットホ
ームに配置された送信器で送信する工程、情報信号を第1送信器/受信器ユニッ
トで受信する工程、情報信号を第1送信器/受信器ユニットで送信する工程、情
報信号を目的地の受信器で受信する工程を含む。好ましくは、第1送信器/受信
器ユニットは、第2移動プラットホームに配置されている。
【0013】 本発明のシステムの別の実施例は、情報を第1移動プラットホームに提供し且
つこの第1移動プラットホームから受け取り、第1移動プラットホームと情報源
又は目的地との間に情報ネットワークを形成する。このシステムは、第1移動プ
ラットホームに配置された送信器/受信器ユニットを含む。このユニットは、情
報を乗客に提供し、又は情報を乗客から受け取るため、乗客に連結できる。この
システムは、更に、送信器/受信器ユニットに連結されたアンテナと、アンテナ
を少なくとも部分的に包囲する、アンテナへの及びアンテナからの情報信号に対
して透過性の(すなわち、伝えることのできる)レードームとを含む。このシス
テムは、更に、第2移動プラットホームに配置された追加の送信器/受信器ユニ
ットを含む。この追加の送信器/受信器ユニットは、第1移動プラットホームと
情報源又は目的地との間に情報信号を提供するように、情報信号を受信し且つ情
報信号を送信する。
【0014】 本発明のこの他の目的及び利点は、以下の詳細な説明を添付図面と関連して読
むことによって明らかになるであろう。添付図面は単に例示の目的であって、本
発明の限度を定義しようとするものではないということは理解されるべきである
【0015】 以上の及び他の目的及び利点は、添付図面から更によく理解されるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明のアンテナ、システム、及び方法は、例えば、生放送テレビ番組、双方
向通信信号、インターネットサービス等の対話式サービス信号、及び他の形体の
データ及び/又は情報信号を、航空機、船舶、及び自動車等の移動プラットホー
ムに直接提供する。一つの好ましい実施例では、アンテナ及びシステムは、生放
送テレビ番組を移動プラットホームの乗客に提供するために現存のデジタル衛星
放送衛星及び技術で使用されるようになっている。例えば、本発明のアンテナ、
システム、及び方法の一つの好ましい実施例では、ヴィークルの乗客は、生放送
ニュースチャンネル、気候情報、スポーツイベント、ネットワーク番組、映画、
及び任意の他の番組を、多くの家庭でケーブルサービス又は衛星サービスのいず
れかを介して利用できる番組と同様に、選択して見ることができる。本発明のア
ンテナ、システム、及び方法の一つの好ましい実施例の一つの利点は、番組が生
放送であり、ビデオテープで複製して配布する必要がなく、テープを必要としな
いために全ての機器を乗客ヴィークルの収納領域に置くことができ、そのため乗
客の空間が使用されないということである。
【0017】 移動プラットホームに設けられた単一のアンテナは、移動プラットホーム内の
全ての乗客に対し、上文中に論じた信号のうちの任意の信号の発生を支持する。
図1を参照すると、アンテナサブシステム20の一実施例は、高さが低く低価格
で高ゲインの漏洩波アレイアンテナ28であり、これは、低抗力レードーム(図
示せず)内に配置でき、例えば自動車22の屋根の上に取り付けることができる
。アンテナサブシステムには、アンテナを360°の方位角(φ)に亘って及び
例えば約50°の範囲の仰角(θ)に亘って移動できるように、例えばモータ駆
動式ジンバルシステム等のアンテナ位置決め装置24が設けられているのがよい
。低抗力レードームは、好ましくは、ヴィークルに合わせてテーパしており、ア
ンテナ位置決め装置及びアンテナを方位角及び仰角の両方で移動させることがで
きる。
【0018】 本発明のアンテナサブシステムの一実施例では、アンテナ28のビームパター
ンは、方位角でのビーム幅が約4°乃至5°であるのがよく、これは、アンテナ
アレイを360°の方位角に亘って物理的に移動させることによって、方位角平
面内で走査できる。更に、アンテナのビームパターンは仰角平面内でのビーム幅
が約4°乃至8°であるのがよく、これは、アンテナアレイを約50°の仰角セ
クタに亘って、例えば20°乃至70°の仰角範囲に亘って物理的に移動させる
ことによって仰角平面内で走査できる。図1に示す本発明の実施例では、本発明
のアンテナサブシステム20は、移動ヴィークルの位置及び配向に関して送信衛
星26の位置を追跡し、アンテナビームを送信衛星に向かって差し向けることが
好ましい。
【0019】 図2は、本発明のアンテナ28の一実施例の部分断面斜視図であり、図3は図
2のアンテナの側面図であり、図4は図2のアンテナの平面図である。図2及び
図4を参照すると、本発明のアンテナ28は、実質的に矩形の導波管31のアレ
イ27を含み、実質的に矩形の導波管の各々は、実質的に矩形の導波管のブロー
ド(H面)壁32に一つ又はそれ以上の孔又は穴30を含む。例えば円偏波等の
所望の偏波をなした電磁エネルギを送信及び/又は受信する任意の孔を使用でき
るということは理解されるべきである。好ましい実施例では、これらの孔は、導
波管のブロード壁(broad wall:幅の広い壁)に形成されたアスタリ
スク形状(又は、アステリスク形状)の孔エレメントであり、例えば、導波管の
ブロード壁に第1交差スロットエレメントを形成した後にこの第1交差エレメン
トから45°回転させた第2交差スロットエレメントを形成することによって形
成できる。アスタリスク形状エレメントの複数の脚部36は、送信/受信電磁信
号の振幅に対するエレメントの感受性を僅かに低下させる。更に、アスタリスク
形状アンテナエレメントを使用してアンテナの所望の振幅及び軸線比(axia
l ratio)を提供するように、アンテナエレメントの所望の形体を経験的
に決定することは容易である。
【0020】 実質的に矩形の導波管31は、導波管の狭幅の壁が互いに平行に配置され、孔
30を含むブロード(H面)壁32がアンテナエレメントのアレイを形成するよ
うに配向(方向決め)される。孔は、好ましくは、実質的に矩形の導波管の長さ
又は軸線に沿って作動周波数の波長の半分に間隔が隔てられており、好ましくは
、電磁エネルギを、アンテナアレイの平面(水平面)又はアンテナアレイに対す
る垂線(垂直)のいずれかに関して45°の仰角で送信及び/又は受信する。矩
形の導波管の各々は、一端33のところで導波管フィード34によって供給され
、第2端33のところで非反射性整合負荷(図示せず)によって終端する。
【0021】 次に、図5を参照すると、この図には、図3に示すアンテナ28の5−5線に
沿って取り出した、導波管フィード34を下側から見た断面図が示してある。上
文中に論じたように、アンテナ及び導波管フィードは、電磁エネルギの送信及び
/又は受信に使用できる。好ましい実施例では、アンテナ及び導波管フィードは
、デジタルビデオ番組用の衛星放送信号の送信及び/又は受信に使用される。次
に、アンテナの作動を、アンテナが電磁エネルギを送信するために用いられる場
合について説明する。電磁エネルギは、導波管フィード34を介して実質的に矩
形の導波管31(図4参照)の各々に供給される。詳細には、入力/出力ポート
37のところで電磁信号を導波管フィードに提供し、信号を導波管フィードによ
って位相及び振幅の両方で等しく分割し、振幅及び位相が等しい信号を信号ポー
ト38、40、42、44、46、48、50、及び52の各々に提供する。以
下に更に詳細に論じるように、ポート38乃至52の各々での電磁信号は、好ま
しくは、図3に示す対応するE面曲がり39によって実質的に矩形の導波管31
の各々に提供される。電磁信号は、導波管フィードのポート37に誘導され、導
波管フィードを通って伝播し、実質的に矩形の導波管の各々に供給される。この
信号は、好ましくは、電磁信号のTE10基本モードである。電磁信号のTE1
0基本モードは、実質的に矩形の導波管の各々の長さ又は軸線に沿って伝播し、
実質的に矩形の導波管の各々のブロード(H面)壁32の各孔30に供給され、
上文中に論じたように、円偏波アンテナパターンが所望の仰角θで放射される。
【0022】 アンテナがデジタル衛星放送信号等の電磁信号を受信する場合のアンテナ28
及び導波管フィード34の作動は、電磁信号の送信について上文中に論じたのと
逆である。詳細には、実質的に矩形の導波管31の各々のブロード壁32の孔3
0の各々が円偏波電磁信号を受信し、電磁信号のTE10基本モードを実質的に
矩形の導波管の各々に誘導する。電磁信号の基本モードは、実質的に矩形の導波
管の長さ又は軸線に沿って、実質的に矩形の導波管の端部33まで伝播し、夫々
のE面曲がり39によって導波管フィード34の対応する信号ポート38乃至5
2に連結される。次いで、信号ポート38乃至52の電磁信号を導波管フィード
を介して組み合わせ即ち加算し、導波管フィードの入力/出力ポート37のとこ
ろに組み合わせ信号即ち加算信号を提供する。
【0023】 図6は、図5に示すフィードの6−6線に沿った、導波管フィード34の側断
面図を示す。複数のE面曲がり39により、導波管フィード34をアンテナアレ
イの下に配置でき、かくしてアンテナ28の全長が小さくなる。E面曲がりは、
実質的に矩形の導波管31の各々を導波管フィードの対応するポート38乃至5
2に連結し、当業者に周知のように、適当な曲げ半径の湾曲区分39を含む。例
えば、1948年にマッグロウ−ヒル社が刊行したテオドール・モレノのマイク
ロ波遷移設計データを参照すると、導波管でE面曲がりを使用することが特に推
奨されている。E面曲がりの各々は、アンテナアレイ27と導波管フィード34
との間でスペーサ59に、対応するねじ61によって固定できる。更に、E面曲
がりの各々は、端キャップ63でシールできる。アンテナアレイ及びフィード導
波管を二つの異なる平面で説明し且つ例示したけれども、詳細にはフィード導波
管がアンテナアレイの下に配置されている状態で説明し且つ例示したけれども、
フィード導波管及びアンテナアレイは同じ平面内にあってもよく、例えば、導波
管のアンテナアレイを、フィード導波管の対応する信号ポートに、複数のH面曲
がり即ち導波管区分によって連結してもよいということは理解されるべきである
【0024】 導波管アンテナ及び導波管フィードを単一の偏波信号について説明したが、こ
の他の実施例が本発明の範疇に含まれるということは理解されるべきであるとい
うことは理解されよう。例えば、複数の放射導波管の各導波管は、導波管の軸線
に沿って配置された複数の孔からなる二つの平行な列を含むのがよく、この場合
、一方の孔列がブロード壁の中央軸線の左側にあり、左円偏波信号の送信及び/
又は受信に使用され、第2孔列がブロード壁の中央軸線の右側にあり、右円偏波
信号の送信及び/又は受信に使用される。この実施例について、左円偏波信号及
び右円偏波信号の各々を供給でき及び/又は前記信号を導波管の一端に提供でき
、従って、左円偏波信号及び右円偏波信号の送信及び/又は受信に使用する必要
がある導波管フィードが一つだけである。詳細には、例えばPINダイオード等
のスイッチング装置を使用して左円偏波信号と右円偏波信号との間でスイッチン
グを行い、信号を導波管の端部に提供し及び/又は信号を導波管の端部で受け取
ることができる。スイッチング装置は、例えば、各放射導波管の端部に配置され
ているのがよく、ここで導波管フィードに連結される。
【0025】 図5を参照すると、導波管フィードは、第1導波管区分54を含み、この区分
は、特定の波長又は周波数及びTE10モードで作動する導波管に適した全高を
有している。換言すると、第1導波管区分の高さは、アンテナ28の導波管31
の高さと実質的に同じである。第1接合点56では、第1導波管区分54は、一
対の半高導波管区分58、60に分割される。第2導波管区分58は、第1導波
管区分の高さの実質的に半分の高さに移行する。全高導波管区分から対をなした
半高導波管区分への移行を補助するため、隔壁62が第1接合点56に設けられ
ている。この隔壁は、好ましくは、かなり又は無限に薄く、例えば0.1524
mm(0.006インチ)程度の厚さを有し、導電性であり、全高から半高への
移行の整合を補助するため、導波管区分54、58、及び60の狭幅の壁と接触
する。
【0026】 同様に、半高導波管区分58及び60の各々を、対応する半高導波管区分の第
1対64、66及び第2対68、70に分割する。導波管区分58、60、64
、66、及び68、70は互いに鏡像(ミラーイメージ)をなしており、換言す
ると、導波管区分58、64、68の各々は、半高導波管エレメントを形成する
ため、下り勾配即ち下方及び横方向に配置された傾斜部を有し、導波管区分60
、66、70の各々は、高さが導波管エレメント58、64、68と実質的に等
しい長さの半高導波管エレメントを形成するため、上り勾配即ち上方及び横方向
に配置された傾斜部を有するということは理解されるべきである。更に、一つの
半高導波管エレメントから二つの半高導波管エレメントまでの移行を補助するた
め、第2導波管区分と導波管区分64、66との間の第2の接合点には、隔壁7
1が設けられており、第3導波管区分と導波管区分68、70の間の第2の接合
点には、隔壁73が設けられている。導波管エレメント64、66と68、70
は、互いに鏡像をなしている。同様に、導波管区分64、66、68及び、70
は、単一の半高導波管区分から、一対の対応する半高導波管区分72、74;7
6、78;80、82;及び84、86に移行するということは理解されるべき
である。これらは、対応する信号ポート38、40、42、44、46、48、
50、及び52の各々に連結される。隔壁88が、単一の半高導波管区分から二
つの半高導波管区分までの各移行を補助する。導波管エレメント72、74;7
6、78;80、82;及び84、86の各々は、互いに鏡像をなしている。図
5に示す第1エレメント乃至第8エレメントの導波管フィードを形成するのは、
上り勾配の傾斜部及び下り勾配の傾斜部並びに隔壁を持ち鏡像をなす対をなした
半高導波管区分と全高導波管区分との組み合わせである。 導波管フィード34
の一実施例の平面図である図7及び図8を参照すると、導波管フィード34は、
図7及び図8に示すように互いに鏡像をなした二枚のプレート91、93として
形成できるということがわかる。更に、導波管フィードの入力/出力ポート37
から単一のポート38乃至52までの各経路が同じであるため、また、各経路が
鏡像配向を有するため、導波管フィードは、アンテナ28からポート38乃至5
2のところで受け取られた電磁信号を加え、加算した信号を入力/出力ポート3
7に提供し、又は、入力/出力ポート37のところで提供された電磁信号を分割
し、振幅及び位相の両方で等しく分割された信号をポート38乃至52のところ
に提供するように作動するということは理解されるべきである。
【0027】 以上の議論は、図4乃至図8に示すように8個の導波管及び第1乃至第8導波
管フィード34を含むアンテナアレイに関するけれども、本発明の導波管フィー
ド34及び導波管アンテナ28は、アンテナアレイを形成する導波管の数が2、
4、8、16、32、64、128などであり、対応する導波管フィードが第1
乃至第2、第1乃至第4、第1乃至第8、第1乃至第16、第1乃至第32、第
1乃至第64、第1乃至第128などである、任意のものから構成できるという
ことを理解すべきである。例えば、図9には、本発明の変形例による導波管フィ
ード90の概略図が示してある。この導波管フィード90は、上文中に論じた第
1乃至第8導波管フィード34と同様に作動する第1乃至第32エレメントの導
波管フィードであり、アンテナアレイの32個の対応する導波管からポート92
、94、96、98、100、102、104、106、108、110、11
2、114、116、118、120、122、124、126、128、13
0、132、134、136、138、140、142、144、146、14
8、150、152、及び154のところで受信した信号を加算し、加算した信
号を入力/出力ポート156に提供するか、或いは、入力/出力ポート156の
ところで電磁信号を分割し且つ振幅及び位相が同じ信号を信号ポート92乃至1
54の各々に提供するかのいずれかを行う。導波管フィード90は、移行点16
1、163のところでの全高導波管から二つの半高導波管への対応する移行を補
助するため、又は、1つの半高導波管から二つの半高導波管へ隔壁162乃至1
85のところで移行するため、複数の隔壁158、160、162、164、1
66、168、170、172、174、176、178、180、182、1
84、及び185を有することができる。これらの導波管区分の各々は、一対の
導波管区分の隣接した導波管区分の鏡像であり、半高導波管を提供するため、一
方の導波管区分が上り勾配を持つ場合には隣接した導波管エレメントは下り勾配
を持つということは理解されるべきである。
【0028】 本発明によるアンテナ28は、多くの移動プラットホームのうちの任意のプラ
ットホームについて使用でき、デジタル衛星放送ビデオ信号を十分に受け入れる
ため、高ゲインで、小型で、干渉偏波拒絶が良好でなければならないということ
は理解されるべきである。
【0029】 更に、航空機及び多くの他の移動プラットホームについて、アンテナが発生す
る抗力を最小にするため、及び移動プラットホームの美観を維持するため、アン
テナは高さが低く且つ長さが短くなければならないということは理解されるべき
である。航空機等の移動するヴィークル及び自動車を含む高速移動地上ヴィーク
ルに設けられたアンテナ及びレードームに作用する抗力は、移動ヴィークルの作
動に要する燃料費用を上昇する。ヴィークルの寿命に亘り、レードーム及びアン
テナの抗力と関連した補給燃料の費用は、アンテナシステムの価格と等しいか或
いはこれを越える場合がある。適正に湾曲した外面(キャンバー)を持つ高さが
低いレードームは、レードーム上の空気流により発生する寄生抗力を大幅に減少
できる。今日の自動車又は移動プラットホームが、ヴィークルの寄生抗力を減少
するために設計及び試験を風洞で行うのはこのためである。
【0030】 かくして、移動ヴィークルで使用されるアンテナシステムにとって第1に重要
なのは寄生抗力である。従って、高さが低く(低抗力で)低価格のアンテナシス
テムが必要とされている。更に、レードームの費用は、例えば、高品質の信号を
維持するための例えば円偏波信号に対する屈折、吸収、及び反射等の送信上の必
要条件(透過率要件)と、レードームの構成材料と、レードーム材料の全容積と
で決まる。かくして、高さが低いアンテナ及びレードームは、レードームと関連
した容積及び材料費の価格を低くし、かくしてレードームの価格を低くする。更
に、当業者に周知のように、水平方向寸法が長いアンテナは、方位角でのビーム
幅が狭く、そのため、送信衛星26(図1参照)を追跡し続けるのが困難である
。これは、衛星をアンテナのビーム幅内に保持するためにアンテナを移動させな
ければならないためである。当業者に周知のように、アンテナの理論的最大ゲイ
ンは、衛星の方向に突出したアンテナアレイの範囲が定められた面積(subt
ended area)で決まり、これは以下の等式1によって表される。 (1) G=4πA/λ2 ここで、Gはアンテナのゲイン(利得)であり、Aはアンテナの範囲が定めら
れた面積であり、λはアンテナの作動周波数の波長である。合衆国全土に亘って
直接放送衛星ビデオを受信するのに約34dBの代表的ゲインが必要とされる。
このゲインは、代表的には合衆国及び南米では12.2GHZ乃至12.7GH
Zであり、欧州では11.7GHZ乃至12.2GHZである作動周波数範囲の
中間帯域でのアンテナの有効面積を約1858.0608cm2 (約288平方
インチ)にする。本発明の一実施例は、方位角平面での幅が約60.96cm(
約24インチ)の32導波管エレメントアレイである。かくして、このアレイの
長さは約30.48cm(約12インチ)である。移動プラットホーム表面の上
方のアレイの頂部の高さは、アレイの長さによって、及びアンテナが差し向けら
れた最小仰角θ、例えば20°によって決まる。アレイの平面に対して垂直なビ
ームパターンのアレイについて、高さは以下の等式(2)によって決定される。
(2) H=Lcos(θ) ここで、Hはアンテナの高さであり、Lはアンテナの長さであり、θは仰角に
等しい。かくして、上述のアンテナアレイについて、高さは約28.702cm
(約11.3インチ)である。しかしながら、上文中に論じたように、アンテナ
の好ましい実施例によれば、アンテナビームパターンを高さ方向でアレイの垂線
又は垂直面からオフセットするのが望ましい。アンテナの同じ有効面積を維持す
るため、アンテナアレイの長さは、1/cos(オフセット角度)だけ増大する
が、ヴィークル上方の全高は、以下の等式(3)の関係によって減少する。 (3) H=Lcos(θ+オフセット角度)/cos(オフセット角度) かくして、オフセット角度が45°で最小仰角が20°の本発明の32導波管
エレメントアンテナの好ましい実施例について、約30.48cm(12インチ
)のアレイ長が43.18cm(17インチ)まで増大する場合、アンテナの高
さは、約28.70cm(約11.3インチ)から約18.29cm(約7.2
インチ)まで減少する。かくして、本発明の好ましい実施例によれば、アンテナ
アレイを水平線から低い仰角で作動させる場合、主ビームのピークをアレイへの
垂線からオフセットし、アレイの高さを最小にする。これにより、必要とされる
レードームの大きさが小さくなり、アンテナ及びレードームの空気抵抗による抗
力が小さくなるという利点が得られる。 上文中に論じたように、例えば、アン
テナを仰角で走査する必要性を小さくすることによって、アンテナの追跡機構の
複雑さ及び高さを小さくするのが望ましい。これは、例えば、本発明の導波管フ
ィードを提供することによって行うことができる。本発明の導波管フィード内に
は、例えば一つの導波管が二つの導波管に移行する接合点の各々のところに複数
の移相器が配置されている。これらの複数の移相器は、例えば約20°乃至70
°の50°の仰角範囲に亘る仰角でビームパターンを電子的に操作するのに使用
できる。これらの移相器は、例えば、当業者に周知のように、電気式、電気−機
械式、又は機械式のうちのいずれかの導波管取り付け式移相器であるのがよい。
アンテナを仰角で走査するのにも使用できる変形例は、複数の放射導波管の狭幅
の導波管壁(E面壁)を、これらの壁が動的に変化できるように、及び、狭幅壁
間の間隔を変化させることによってアンテナビームパターンの仰角を変化させる
ことができるように、形成することである。例えばアンテナを仰角で走査するの
が望ましい場合、例えばモータ等の機構を使用し、動的に変化できる導波管壁を
垂直方向で増大し又は減少し、アンテナビーム及び仰角を走査する。導波管壁間
の間隔を変化するように動的に変化できる導波管壁の幾つかの例は、例えば導波
管壁に垂直方向可撓性を提供する菱形導波管壁等の連続した、波形の、鋸歯状の
、又は折畳んだ壁のうちのいずれかである。垂直方向可撓性により、狭幅の壁間
の間隔を変化させてアンテナを仰角で走査するため、側壁を圧縮状態に又は圧縮
解放状態に移動できる。導波管壁及びこれらの導波管壁間の間隔が可変である任
意の実施例について、狭幅の壁は、導波管の狭幅の壁と広幅の壁との間を接触さ
せることができなければならないということは理解されるべきである。これらの
接触は、例えば、導波管の区分同士を所望の電気接触を維持しながら互いに関し
て移動できるように、導波管の一区分を導波管の別の区分の対応する通孔と整合
させるのに使用できるリベット、アイレット、又は他のファスナ装置によって行
うことができる。
【0031】 本発明のアンテナサブシステムの別の実施例は、例えば35°及び65°のオ
フセット角度を夫々有する例えば二つの32導波管エレメントアレイ等の二つの
アレイを含むことができる。この実施例の利点は、夫々の導波管アレイの各々が
、例えば30°の仰角範囲に亘って物理的に又は電気的に操作するだけでよいと
いうことであり、特にオフセット角度が35°のアレイは20°乃至50°の仰
角範囲で走査され又は移動されるのに対し、オフセット角度が65°のアレイは
50°乃至80°の仰角で走査され又は移動される。この実施例の利点は、各ア
レイを30°の仰角範囲に亘って走査するだけでよいため、アンテナ及び追跡シ
ステムの全高を小さくできるということである。
【0032】 高さを低くし長さを短くすることに加え、本発明のアンテナは、製造費用が低
く、軽量であり、製造が簡単で、多くの移動ヴィークルに共通の温度、密度(d
ensity)、高度、衝撃、振動、及び湿度が極端な環境で作動できるのが望
ましい。これらの目的の各々は、本発明によれば、高性能複合材料で形成された
アンテナ構造によって得ることができる。例えば、図10に断面で示す本発明の
一実施例101は、導波管107及び導波管フィード111を含むアンテナアレ
イ109を提供するため、金属めっき105でめっきしたベース複合材料製の鋳
造構造103を含む。アンテナの好ましい実施例では、アンテナの形成は、導波
管の端部なしで、及び、導波管アレイ及び導波管フィード構造を形成するために
導波管アレイの実質的に矩形の導波管の各々の各ブロード壁内の各孔(図示せず
)が射出成形プロセスの部分として形成されるように行われる。このプロセスの
利点は、金型費が低く、型成形が容易であることである。しかしながら、アンテ
ナアレイを一つ又はそれ以上の部品で安価に製造するため、例えばシート状成形
コンパウンド(sheet molding compound)の圧縮成形と
いった他の型成形プロセスを使用することもできるということは理解されるべき
である。成形型の各々及びアレイの製造プロセスは周知であり、アンテナアレイ
及び導波管フィードを正味の所望の寸法に合わせて形成するのに使用できる。
【0033】 ベース材料をアンテナアレイ及び導波管フィードの一体の部品又は別々の部品
のいずれかに型成形した後、例えば無電解めっきプロセス又は電解めっきプロセ
ス等の公知のめっき形態を使用してアンテナアレイ及び導波管フィードをめっき
できる。更に、幾つかの場合には、ベース材料への金属コーティングの付着を改
善するため、追加のベース材料の適用を使用できるということは理解されるべき
である。更に、無電解めっき及び電解めっきの組み合わせを使用するのがよい場
合があるということは理解されるべきである。めっきを使用し、導電性シェルを
導波管及び導波管フィードの内側に、及び所望であれば外側に形成する。
【0034】 本発明によるアンテナ101の一実施例では、予備成形した金属製スロットを
成形したベース材料に挿入し、孔(図示せず)を各導波管107の各ブロード壁
内に形成し、成形型(成形用具)及びめっきプロセスの複雑さ及び精密性に対す
る必要条件を小さくできる。更に、このようなインサートを使用する場合には、
インサートが挿入されるスロットを形成するベース材料の通孔にめっきを施す必
要がないということは理解されるべきである。一つのインサート挿入方法は、金
属製インサートを迅速に且つ経済的に固定し、引き出し及びトルク保持が優れた
高度の機械的信頼性を提供する超音波挿入を使用することである。超音波挿入の
別の利点は、他の挿入方法と比較して残留応力が小さいということである。これ
は、溶融を均等にし且つ熱収縮を最少にするためである。成形したベース材料に
予備成形した金属製スロットを挿入することによって得られる別の利点は、取り
扱い費用が小さくなるということである。取り扱い費用は、特に、成形した部品
のサイクル時間により射出成形機のオペレータが二次的作業を行うことができる
場合に小さくなる。
【0035】 アンテナアレイ及び導波管フィードの設計及び構造にとって、ベース材料のめ
っきを行う上で、及びインサートを提供する上で、ベース材料の選択が重要であ
るということは理解されるべきである。これは、ベース材料、めっき、及びイン
サートの各々の熱膨張係数が異なり、そのためアンテナ及び導波管フィード構造
内に応力が発生する可能性があるためである。同様の応力が、アンテナの作動環
境による衝撃、振動、並びに湿度等によっても生じる。これらの全てのファクタ
は、ベース材料及び導電性コーティングの決定に影響を及ぼす。例えば、航空機
では、極めて低密度で高強度の寸法が安定した低吸水性材料が望ましい。好まし
い実施例では、ポリエーテルイミドであるウルテム(ウルテム(ULTEM)は
、GE社の登録商標である)からアンテナアレイ及び導波管フィードを形成する
。しかしながら、この他の候補となる材料には、繊維質複合材料又は強化樹脂、
並びにポリエステル樹脂が含まれるということは理解されるべきである。これら
の材料の比重は1.5乃至2.0の範囲内にある。これらのベース材料の比重を
、例えば約2.7のアルミニウムと比較すると、アンテナ及び導波管フィードの
重量を大幅に軽減できることが明らかである。更に、ポリエーテルイミド及びポ
リエステルは、上文中に論じた公知のプロセスを使用して組み立てることができ
る。更に、スナップ嵌め、接着剤結合、溶剤結合、成形したねじ、インサート、
超音波結合、等によって、射出成形部品を組み立ててアンテナ及び導波管フィー
ドを形成できるということは理解されるべきである。更に、これらのベース材料
の物理的特性が優れているため、強く且つ軽量のアレイアンテナ及び導波管フィ
ードを提供できる。かくして、本発明のアンテナ及び導波管フィード191の利
点は、このようなベース材料から成形された場合、構造強度及び剛性並びに環境
ファクタに対する抵抗を持つということである。更に、実質的に矩形の導波管の
各々の内部を、効果的に即ち環境に対してシールすることができ、必要であれば
、例えば水分の侵入を阻止するため、ガス圧が導入することができる。
【0036】 更に、本発明のアンテナには複数のステアリングアレイを設けることができる
。これらのステアリングアレイは、アンテナアレイのビームパターンの位置決め
を補助するため、レードームの下にアンテナアレイとともに配置できる。ステア
リングアレイは、ステアリングアレイとアンテナアレイとの間の物理的関係が一
定のままであるように、アンテナアレイと関連して方位角で及び仰角で移動され
る。図11のA及びBは、アンテナアレイ及びステアリングアレイのアンテナビ
ームパターンの方位角及び仰角のプロットを示す。これらのステアリングアレイ
の各々は、対応するアンテナビームパターン173、175、177、179を
有する。これらのパターンは、図11に示すように、アンテナアレイのビームパ
ターン171からオフセットしている。詳細には、ステアリングアレイのビーム
パターンは、例えば、アンテナアレイのビームパターン171の方位角で左方1
73及び右方175に配置され、アンテナアレイのビームパターンの仰角で上方
177及び下方179に配置される。ステアリングアレイが受信した信号は、ア
ンテナアレイの方位角及び仰角での追跡を補助するため、例えば左右対及び上下
対等の対をなして処理できる。例えば、ステアリングアレイパターン173、1
75、177、179は、アンテナアレイのビームパターンの中央で各ステアリ
ングアレイから同じ振幅の信号が受信されるように、アンテナアレイのビームパ
ターン171の中央で交差するように形成することができる。かくして、振幅が
大きい信号が左ステアリングアレイに対して右ステアリングアレイから受信され
る場合には、両ステアリングアレイから振幅が等しい信号が受信されるまで、ア
ンテナアレイを左方に移動できる。同様に、ステアリングアレイの上下対から受
信した信号に応じてアンテナを移動できる。ステアリングアレイ出力からの信号
出力の処理は、振幅に基づいて行われ、これによって演算処理モジュール間の位
相追跡の必要をなくし、単チャンネル演算処理チェーンで作動できる。
【0037】 図12は、航空機181での本発明のアンテナサブシステム20の可能な位置
を示す。アンテナは、航空機の外部に、例えば航空機の通常の配向で衛星26の
方向で視界を遮らないように、胴体の頂部に配置される。本発明のシステムは、
例えば航空機の貨物領域に配置できる衛星受信器183を有することができる。
更に、本システムは、シートバックディスプレー187、これと関連したヘッド
ホン、及び各乗客が情報を選択できるようにする選択パネルを含むことができる
。別の態様では、航空機の客室領域に規則的に(例えば、等間隔に)配置された
複数のスクリーンを通して共通視聴するために全ての乗客に情報を分配すること
もできる。更に、本システムは、システム制御/ディスプレーステーション18
6を含むことができる。このステーションは、例えば民間航空機の航空乗務員が
全システムを制御するのに使用するため、及び、保守及び修理以外では人間が機
器に作用を直接及ぼさないように、例えばキャビン領域に配置することができる
【0038】 上文中に論じたように、図12の航空機等の移動ヴィークルに設けられた衛星
受信システムのフロントエンドとして使用できる衛星追跡アンテナサブシステム
20を形成するのに、アンテナ28、ステアリングアレイ、及び導波管フィード
34を使用できる。この衛星受信システムは、例えばニュース、天気、スポーツ
、ネットワーク番組、映画等の生番組を航空機内の任意の数の乗客に提供するの
に使用できる。詳細には、アンテナはヴィークルの移動を方位角及び仰角で追跡
し、アンテナビームパターンを送信衛星26に焦点が合った状態を保持し、送信
衛星から生放送信号を受信し、所望の番組を各乗客に各乗客の選択の通りに分配
するレシーバーシステム183に生放送信号を提供する。
【0039】 任意の生ビデオ番組信号等の信号、電話信号等の通信信号、インターネットサ
ービス等の対話式サービス、又は他の電気信号を、航空機等のヴィークルの乗客
に提供する上での一つの問題点は、衛星や地上通信局等の通信ネットワークが、
その移動の少なくとも一部に亘って、移動ヴィークルに情報信号を提供するよう
な位置に常にあるわけではないということである。本発明によれば、現存の通信
ネットワークの有効範囲(すなわち、サービスエリア又はカバレッジ)内にない
領域、有効範囲を連続的に利用できない領域、信号の品質が劣化した領域、又は
通信チャンネルが存在する領域にいる移動ヴィークルに情報信号を提供するため
の方法及びシステムを提供する。本明細書によれば、有効範囲が連続していない
領域は、信号を連続的に受信できない大西洋上空等の領域であると定義されると
いうことは理解されるべきである。大西洋上空では、1つの衛星が配置されてい
る場合には、送信された信号の強さが大西洋の幾つかの部分で低下することがあ
るが、大西洋のその他の部分では適切な信号が提供される。
【0040】 本発明の一実施例では、本発明の方法及びシステムを大洋横断飛行に使用でき
る。第1送信器/受信器を、飛行の大洋横断部分を開始しようとする又は開始直
後の航空機と通信するため、地上に設置された通信塔に配置することができ、又
は、未だ衛星の有効領域内にあるか或いは海岸線上又はその近くを飛行している
場合のように通信ネットワークの有効領域内にある航空機自体に配置することが
できる。航空産業の当業者に公知であるように、大西洋横断飛行等の飛行は同じ
高度で行われ、複数の航空機が、大西洋を横切って、例えば互いに2分間隔で離
間された一方が他方の前にある航空機の列を形成する「軌道(track)」と
して知られている一組の平行な経路を移動する。信号を移動プラットホームに提
供する本発明の方法の次の工程は、第1送信器/受信器が受信した信号を第2送
信器/受信器に送信する工程である。第2送信器/受信器は、例えば、通信され
るべき航空機に、又は大洋横断飛行する別の航空機に配置されている。本方法に
おける追加の工程を、再送信された信号を第2送信器/受信器で受信し、受信さ
れた信号を第2送信器/受信器から第3送信器/受信器に再送信する工程とする
ことができる。第3送信器/受信器は、例えば第2送信器/受信器を収容した航
空機の前方に配置された別の航空機に配置されている。この工程は、情報信号を
任意の航空機に提供するため、航空機からなる軌道に沿って全大洋に亘って繰り
返すことができる。情報は、例えば、生ビデオ番組、双方向通信信号、対話式サ
ービス、又は他の通信データ信号のうちの任意の情報とすることができる。これ
らの他の通信データ信号は、例えば、大洋を横切っている複数の航空機内の各乗
客に提供できる。
【0041】 この例は、大洋横断飛行パターンの航空機に関して提供されたけれども、この
方法は、飛行パターンが送信衛星の有効領域内にない場合でも、地上から上空へ
の通信信号を利用できない場合でも、連続した衛星又は通信信号有効範囲が利用
できない場合でも、信号受信品質が低い場合でも、又は現存の通信チャンネルが
存在する場合でも、世界中全ての任意の航空機に適用できるということは理解さ
れるべきである。この例を各航空機が受信及び再送信を行うものとして例示した
けれども、この方法は、幾つかの航空機だけが信号を受信し再送信する場合にも
使用できるということは理解されるべきである。更に、この方法を航空機に関し
て説明したが、例えば複数の地上ヴィークル等の任意のヴィークルによって使用
できるということは理解されるべきである。
【0042】 本発明の別の実施例では、自動車、トラック、バン、バス等の複数の移動ヴィ
ークル間で地上通信ネットワークを形成するのに本方法及びシステムを使用でき
る。本発明の方法及びシステムによれば、信号有効範囲の欠落、弱い信号有効範
囲、又は現存の通信ネットワークによって必要とされる出力を高めた送信の問題
点を緩和する現存の通信ネットワークを形成するため、移動プラットホーム間で
情報信号の受信及び送信を行うことができる。従って、本発明の方法及びシステ
ムの利点は、例えば、現存のセル方式の(cellular)及び個人的な(p
ersonal)通信サービスネットワークについてのセル方式の有効範囲で起
こる可能性のある、有効領域のドロップアウト等の現存の通信ネットワークのド
ロップアウトを軽減できるということである。本発明の方法及びシステムは、更
に、現存の通信ネットワークが既に存在している場合でも、別の通信ネットワー
クを提供できる。
【0043】 本発明の方法及びシステムによれば、各移動ヴィークルは情報信号を受信でき
、情報信号を局所的半径内で、例えば第1送信器/受信器ユニットの局所的半径
内の別の移動ヴィークルに配置された別の送信器/受信器ユニットに再送信でき
る。本発明の方法及びシステムは、オペレータや移動車輛内の乗客に見えないよ
うに設置できる。例えば、各移動ヴィークルには、オペレータや乗客がサービス
を使用しないことを選択した場合でも、あるいは、情報信号を処理できるシステ
ムをヴィークル内に設置しないことを選択した場合でも、送信/受信器ユニット
を設けることができる。、従って、全ての移動ヴィークルの各々が情報信号を受
信でき且つ再送信でき、領域内に十分な数の車輛がある限り存在する通信ネット
ワークを形成する。
【0044】 更に、本発明のシステム及び方法は、移動ヴィークルに配置された送信器/受
信器ユニットに限定されないということは理解されるべきである。例えば、本発
明のシステム及び方法によって形成された全ネットワークには、移動ヴィークル
に配置された送信器/受信器ユニット並びに定置の送信器/受信器ユニットの両
方が含まれる。定置の送信器/受信器ユニットは、現存のセル方式の及びPCS
ベースステーション、現存の中継ステーション、現存のケーブルアンテナ、現存
の衛星即ちデジタル放送アンテナ、現存のUHF/VHFアンテナ、等である。
定置の送信器/受信器ユニット及び移動プラットホームに配置された送信器/受
信器ユニットの両方を含む本発明のこのようなシステム及び方法の利点は、定置
の送信器/受信器ユニットだけ又は移動プラットホームに配置された送信器/受
信器ユニットだけでは適切な通信ネットワークを提供されない場合に、組み合わ
せにより通信ネットワークを提供できるということである。
【0045】 従って、本発明のシステム及び方法の一実施例の別の例は、複数の移動ヴィー
クルに送信器/受信器ユニットを設けることである。移動ヴィークルは、自動車
、トラック、バン、バス等のうちの任意のものであるのがよい。更に、ヴィーク
ル内の乗客又はオペレータは、必ずしも、情報信号によって提供されたサービス
又はネットワークに接続しなくてもよい。それにも拘わらず、各ヴィークルには
、他の移動プラットホームに配置された送信器/受信器ユニット又は定置の送信
器/受信器ユニットのいずれかと通信できる送信器/受信器ユニットを設けるこ
とができる。
【0046】 本発明の方法及びシステムは、情報源から移動プラットホームに及び移動プラ
ットホームから目的地の情報源に情報を提供するのに使用できるということは理
解されるべきである。更に、この方法及びシステムは、現存の通信ネットワーク
を利用できない領域で使用でき、又は、通信ネットワークを利用できる領域で使
用できる。更に、少なくとも一つの送信器/受信器ユニットを定置のプラットホ
ームに配置でき、又は、少なくとも一つの送信器/受信器ユニットを移動プラッ
トホームに配置できるということは理解されるべきである。好ましい実施例では
、各送信器/受信器ユニットによる受信−送信工程は、移動プラットホームに配
置された送信器/受信器ユニットで、及び、情報信号を別の移動プラットホーム
に移動線に沿って送信する各移動プラットホームで行われ、これによって、通信
ネットワークを形成することができる。更に、本システムは、情報信号を特定の
方向で別の送信器/受信器ユニットに送信する指向性アンテナ、又は、所定距離
内にある他の送信器/受信器ユニットと通信するために全ての方向で等しく送信
する全方向性アンテナのいずれかを含むことができるということは理解されるべ
きである。更に、情報信号は、一つの衛星又は衛星のネットワークによっても提
供できるということは理解されるべきである。更に、情報自体が、ビデオ番組信
号、移動プラットホーム自体についての保守情報、移動プラットホームについて
の位置情報、移動プラットホーム内の乗客の生命に関する情報、インターネット
と関連したデータ、遠距離通信データ(遠隔通信データ)等のうちの任意のもの
を含むことができるということは理解されるべきである。
【0047】 かくして本発明の幾つかの特定の実施例を説明したが、当業者は、様々な変形
、変更、及び改良を容易に思い付くであろう。このような変形、変更、及び改良
は、本開示の部分であり、本発明の精神及び範囲内に含まれる。従って、以上の
説明は単なる例であって、特許請求の範囲及びその均等物に定義されているよう
に限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、自動車の屋根に取り付けられた本発明のアンテナサブシステムの斜視
図である。
【図2】 図2は、図1のアンテナサブシステムのアンテナの部分断面斜視図である。
【図3】 図3は、図2のアンテナの側面図である。
【図4】 図4は、図2のアンテナの平面図である。
【図5】 図5は、アンテナの導波管フィードの一実施例の、図3の5−5線に沿った、
下側からみた断面図である。
【図6】 図6は、図5の6−6線に沿ったアンテナの側断面図である。
【図7】 図7は、図2のアンテナの導波管フィードの一方の半部の平面図である。
【図8】 図8は、図2のアンテナの導波管フィードの第2上半部の平面図である。
【図9】 図9は、本発明のアンテナ用の導波管フィードアッセンブリの変形例の下側か
ら見た平断面図である。
【図10】 図10は、本発明のアンテナの押出し実施例の断面図である。
【図11】 図11A及図11びBは、主アンテナビーム及び複数のステアリングアレイア
ンテナビームを含む、本発明のアンテナのビームパターンを示すプロットである
【図12】 図12は、航空機の胴体に取り付けた本発明のアンテナサブシステムの斜視図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 クリーマー,リチャード アメリカ合衆国ニューハンプシャー州 03301,コンコード,フリーダム・アクレ ス・ドライブ 19 (72)発明者 サバト,ジョン アメリカ合衆国ニューハンプシャー州 03054,メリマック,ハンソン・ドライブ 16 Fターム(参考) 5J021 AA07 AB05 CA02 FA32 GA02 HA05 HA07 5J045 AA21 AB05 DA04 HA01 NA02 5K067 AA24 BB02 BB06 BB41 KK01 KK17

Claims (62)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漏洩導波管アンテナアレイであって、 互いに平行に配置されて導波管アンテナアレイを形成する複数の放射導波管を
    備えており、前記複数の放射導波管の各々は、高さ、導波管長さ方向軸線、及び
    この導波管長さ方向軸線の方向に配置された複数の孔を各々有しており、 また、前記複数の放射導波管が受け取る電磁波の複合波を提供するフィード導
    波管を備えており、 前記フィード導波管は、第1端が前記フィード導波管の入力/出力ポートに連
    結され、高さが前記複数の放射導波管の各々の高さと実質的に同じであり、第2
    端が第1接合点に連結された第1導波管区分を含み、 前記第1接合点のところで、前記第1導波管区分が第2導波管区分及び第3導
    波管区分に移行し、 前記第2及び第3の導波管区分の各々は、前記第1導波管区分の高さの実質的
    に半分の高さを有し、 前記第2導波管区分は、上方に配置された傾斜部で実質的に半分の高さに移行
    し、 前記第3導波管区分は、前記第2導波管区分が前記第3導波管区分と鏡像とな
    るように、下方に傾斜した傾斜部で実質的に半分の高さに移行し、 前記フィード導波管は、前記フィード導波管の前記第1区分、前記第2区分、
    及び前記第3区分の垂直壁に連結された、前記フィード導波管の前記第1区分の
    高さから前記フィード導波管の前記第2区分及び前記第3区分の高さへの移行を
    補助する隔壁を更に含み、 前記フィード導波管の前記第2区分及び前記第3区分の各々は、前記複数の放
    射導波管の対応する一つに連結されている、漏洩導波管アンテナアレイ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の漏洩導波管アンテナアレイにおいて、 前記アンテナアレイ及び前記フィード導波管は同じ平面内に配置されている、
    漏洩導波管アンテナアレイ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の漏洩導波管アンテナアレイにおいて、 前記アンテナアレイは第1平面の上に配置されており、 前記フィード導波管は、前記第1平面の下に配置されており、複数のE面曲が
    りを更に有し、これらのE面曲がりの各々が前記フィード導波管の対応する単一
    のポートを夫々の放射導波管に連結する、漏洩導波管アンテナアレイ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の漏洩導波管アンテナアレイにおいて、 前記複数の放射導波管は、平行に配置された少なくとも四つの放射導波管を含
    み、 前記導波管フィードは、第4導波管区分、第5導波管区分、第6導波管区分、
    及び第7導波管区分を更に含み、これらの導波管区分の各々は、前記第1導波管
    区分の高さの実質的に半分の高さを有し、 前記第2導波管区分は、前記第4導波管区分が前記第5導波管区分と鏡像をな
    すように、下方に傾斜した傾斜部で前記第4導波管区分に移行し且つ上方に傾斜
    した傾斜部で前記第5導波管区分に移行し、 前記第3導波管区分は、前記第6導波管区分が前記第7導波管区分と鏡像をな
    すように、下方に傾斜した傾斜部で前記第6導波管区分に移行し且つ上方に傾斜
    した傾斜部で前記第7導波管区分に移行し、 前記第4導波管区分、前記第5導波管区分、前記第6導波管区分、及び前記第
    7導波管区分の各々は、前記アンテナアレイの少なくとも四つの導波管に供給す
    る少なくとも1−4フィード導波管を前記フィード導波管が形成するように、前
    記少なくとも四つの放射導波管のうちの対応する一つに連結されている、漏洩導
    波管アンテナアレイ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の漏洩導波管アンテナアレイにおいて、 前記複数の放射導波管は、平行に配置された少なくとも八つの導波管を含み、 前記フィード導波管は、少なくとも、第8導波管区分、第9導波管区分、第1
    0導波管区分、第11導波管区分、第12導波管区分、第13導波管区分、第1
    4導波管区分、及び第15導波管区分を含み、これらの導波管区分の各々は、前
    記第1導波管区分の高さの実質的に半分の高さを有し、 前記第4導波管区分は、前記第8導波管区分が前記第9導波管区分と鏡像をな
    すように、下方に傾斜した傾斜部で前記第8導波管区分に移行し且つ上方に傾斜
    した傾斜部で前記第9導波管区分に移行し、 前記第5導波管区分は、前記第10導波管区分が前記第11導波管区分と鏡像
    をなすように、下方に傾斜した傾斜部で前記第10導波管区分に移行し且つ上方
    に傾斜した傾斜部で前記第11導波管区分に移行し、 前記第6導波管区分は、前記第12導波管区分が前記第13導波管区分と鏡像
    をなすように、下方に傾斜した傾斜部で前記第12導波管区分に移行し且つ上方
    に傾斜した傾斜部で前記第13導波管区分に移行し、 前記第7導波管区分は、前記第14導波管区分が前記第15導波管区分と鏡像
    をなすように、下方に傾斜した傾斜部で前記第14導波管区分に移行し且つ上方
    に傾斜した傾斜部で前記第15導波管区分に移行し、 前記第8導波管区分、前記第9導波管区分、前記第10導波管区分、前記第1
    1導波管区分、前記第12導波管区分、前記第13導波管区分、前記第14導波
    管区分、及び前記第15導波管区分の各々は、前記アンテナアレイの少なくとも
    八つの導波管に供給する少なくとも1−8フィード導波管を前記フィード導波管
    が形成するように、前記少なくとも八つの導波管のうちの対応する一つに連結さ
    れている、漏洩導波管アンテナアレイ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の漏洩導波管アンテナアレイにおいて、 前記複数の孔の各々は、実質的にアスタリスク形状であり、第1交差スロット
    及び第1交差スロットを含み、 前記第2交差スロットの脚部は、前記第1交差スロットの脚部に関し、アスタ
    リスク形状孔を形成するように角度がオフセットされている、漏洩導波管アンテ
    ナアレイ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の漏洩導波管アンテナアレイにおいて、 前記複数のアスタリスク形状孔は、前記導波管軸線の方向に配置されており、
    前記アンテナアレイの動作波長の半分だけ離間されている、漏洩導波管アンテナ
    アレイ。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の漏洩導波管アンテナアレイにおいて、 前記複数の放射導波管の各々及び前記フィード導波管は、ベース材料から、複
    合導波管アレイ及びフィード導波管に形成される、漏洩導波管アンテナアレイ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の漏洩導波管アンテナアレイにおいて、 前記放射導波管の少なくとも内壁及び前記フィード導波管は、金属コーティン
    グによってめっきしてある、漏洩導波管アンテナアレイ。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の漏洩導波管アンテナアレイにおいて、 前記孔の各々は、成形ベース材料のインサートである、漏洩導波管アンテナア
    レイ。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の漏洩導波管アンテナアレイにおいて、 前記ベース材料はポリエーテルイミドである、漏洩導波管アンテナアレイ。
  12. 【請求項12】 請求項8に記載の漏洩導波管アンテナアレイにおいて、 前記ベース材料は強化樹脂である、漏洩導波管アンテナアレイ。
  13. 【請求項13】 有効範囲が不十分な領域に配置された移動ヴィークルへ及
    びこの移動ヴィークルから信号を提供する方法において、 有効範囲を利用できる領域内で、ヴィークルに配置された第1送信器/受信器
    で信号を受信する工程、 前記第1送信器/受信器が受信した信号を、信号が不十分な領域にあるヴィー
    クルに配置された第2送信器/受信器に送信する工程、及び 信号を前記第2送信器/受信器で受信する工程を含む、方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の方法において、 信号が通信ネットワークを形成するには不十分な領域を横切るヴィークル間で
    、信号を、これらのヴィークルの各々が信号を受信できるように送信する工程を
    更に含む、方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の方法において、 ヴィークル間で信号を送信するための前記工程は、信号を利用できない領域内
    の各ヴィークルが行う必要がなく、そのため少なくとも一方のヴィークルが信号
    を受信せず且つ信号を送信しない、方法。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載の方法において、 前記信号は、生ビデオ番組信号、対話式サービス信号、及び通信信号のうちの
    任意の一つの信号である、方法。
  17. 【請求項17】 請求項13に記載の方法において、 前記第2送信器/受信器で信号を受信する前記工程は、放送衛星有効範囲を利
    用できない領域にある航空機で生ビデオ番組を受信する工程を含む、方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の方法において、 前記放送衛星有効範囲を利用できない領域は、大洋又は海の上方の空気空間で
    あり、 軌道に沿って大洋又は海を横切って飛行する複数の移動航空機の各々は、送信器
    /受信器を夫々有し、通信ネットワークを形成する、方法。
  19. 【請求項19】 ヴィークル内の乗客に信号を提供するシステムにおいて、 送信器からの信号と対応する電磁信号を受信し、前記ヴィークル内の乗客に最
    終的に提示するため、前記受信した電磁信号を受信器に出力する、漏洩導波管ア
    ンテナと、 前記ヴィークルに配置されたアンテナ位置決めシステムとを備え、 前記漏洩導波管アンテナは前記アンテナ位置決めシステムに取り付けられており
    、 前記漏洩導波管アンテナが前記送信器の方向に差し向けられた状態を保持する
    ために、前記アンテナ位置決めシステムは、前記漏洩導波管アンテナを方位角平
    面内及び仰角平面内のうちの少なくとも一方で移動させ、 前記アンテナ及び前記アンテナ位置決めシステムによる抗力を減少するため、
    前記漏洩導波管アンテナアレイ及び前記アンテナ位置決めシステムの上に配置さ
    れた、電磁信号に対して透過性の低抗力レードームを含み、 前記漏洩導波管アンテナアレイは、 互いに平行に配置されてアンテナアレイを形成する複数の放射導波管を有して
    おり、前記複数の放射導波管の各々は、高さ、導波管軸線、及び前記導波管軸線
    の方向に配置された複数の孔を有しており、 また、前記複数の放射導波管が受け取る信号を形成するため、電磁波の複合波
    を提供するフィード導波管を有しており、 前記フィード導波管は、第1端が前記フィード導波管の入力/出力ポートに連
    結され、高さが前記複数の放射導波管の各々の高さと実質的に同じであり、第2
    端が第1接合点に連結された第1導波管区分を含み、 前記第1接合点のところで、前記第1導波管区分が、前記第1導波管区分から
    第2導波管区分及び第3導波管区分に移行し、 前記第2及び第3の導波管区分の各々は、前記第1導波管区分の高さの実質的
    に半分の高さを有し、 前記第2導波管区分は、上方に配置された傾斜部で実質的に半分の高さに移行
    し、 前記第3導波管区分は、前記第2導波管区分が前記第3導波管区分と鏡像とな
    るように、下方に傾斜した傾斜部で実質的に半分の高さに移行し、 前記フィード導波管は、前記フィード導波管の前記第1区分、前記第2区分、
    及び前記第3区分の垂直壁に連結された、前記フィード導波管の前記第1区分の
    高さから前記フィード導波管の前記第2区分及び前記第3区分の高さへの移行を
    補助する隔壁を更に含み、 前記フィード導波管の前記第2区分及び前記第3区分の各々は、複数の放射導
    波管の対応する一つに連結されている、システム。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のシステムにおいて、 前記漏洩導波管アンテナアレイは、さらに、 前記複数の放射導波管の夫々の第1側及び夫々の第2側に設けられた第1ステ
    アリングアレイ対を備え、この第1ステアリングアレイ対の各ステアリングアレ
    イは、前記複数の放射導波管のビームパターンの中央に実質的に同じビームパタ
    ーンを有し、前記複数の放射導波管の前記ビームパターンの中央からオフセット
    した主ビームパターンを有しており、 また、前記複数の放射導波管の夫々の第3側及び夫々の第4側に設けられた第
    2ステアリングアレイ対を備え、この第2ステアリングアレイ対の各ステアリン
    グアレイは、前記複数の放射導波管のビームパターンの中央に実質的に同じビー
    ムパターンを有し、前記複数の放射導波管の前記ビームパターンの中央からオフ
    セットした主ビームパターンを有しており、 前記第1及び第2のステアリングアレイ対は、複数の放射導波管の前記主ビー
    ムパターンを前記送信器に焦合した状態に保持するため、前記アンテナ位置決め
    装置と関連して使用される、システム。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載の漏洩導波管アンテナアレイにおいて、 前記アンテナアレイ及び前記フィード導波管は、同じ平面内に配置されている
    、漏洩導波管アンテナアレイ。
  22. 【請求項22】 請求項19に記載の漏洩導波管アンテナアレイにおいて、 前記アンテナアレイは第1平面の上に配置されており、 前記フィード導波管は前記第1平面の下に配置されており、 複数のE面曲がりを更に含み、これらのE面曲がりの各々が、前記フィード導
    波管の対応する信号ポートを夫々の放射導波管に連結する、漏洩導波管アンテナ
    アレイ。
  23. 【請求項23】 情報ネットワークを形成するため、情報を情報源から第1
    移動プラットホームに提供する方法において、 前記方法は、 情報を含む情報信号を前記情報源から送信する工程、 第1送信器/受信器ユニットで前記情報信号を受信する工程、 前記第1送信器/受信器ユニットで前記情報信号を前記第1移動プラットホー
    ムに送信する工程、 前記第1移動プラットホームに設けられた第2送信器/受信器ユニットで前記
    情報信号を受信する工程、及び 前記第1送信器/受信器ユニットは、第2移動プラットホームに配置されてい
    る、方法。
  24. 【請求項24】 前記第1移動プラットホームから目的地に情報を提供する
    方法において、 情報を含む情報信号を前記第1移動プラットホームに配置された送信器で送信
    する工程、 前記情報信号を第1送信器/受信器ユニットで受信する工程、 前記情報信号を前記第1送信器/受信器ユニットで送信する工程、 前記情報信号を前記目的地の受信器で受信する工程を含み、 前記第1送信器/受信器ユニット、は第2移動プラットホームに配置されてい
    る、方法。
  25. 【請求項25】 請求項23に記載の方法において、 前記情報源と前記第1移動プラットホームとの間に前記情報信号を提供するた
    め、少なくとも一つの追加の送信器/受信器ユニットで信号経路に沿って前記情
    報信号を受信する工程及び前記情報信号を送信する工程を繰り返す工程を更に含
    む、方法。
  26. 【請求項26】 請求項24に記載の方法において、 前記第1移動プラットホームと目的地との間に前記情報信号を提供するため、
    少なくとも一つの追加の送信器/受信器ユニットで信号経路に沿って前記情報信
    号を受信する工程及び前記情報信号を送信する工程を繰り返す工程を更に含む、
    方法。
  27. 【請求項27】 請求項25又は26に記載の方法において、 少なくとも一つの追加の送信器/受信器ユニットが、定置のプラットホームに
    配置されている、方法。
  28. 【請求項28】 請求項25又は26に記載の方法において、 前記少なくとも一つの追加の送信器/受信器ユニットが、移動プラットホーム
    に配置されている、方法。
  29. 【請求項29】 請求項23又は24に記載の方法において、 前記第1移動プラットホームは、非現存通信チャンネルが存在する領域にある
    、方法。
  30. 【請求項30】 請求項23又は24に記載の方法において、 前記第第1移動プラットホームは、現存の通信チャンネルが存在する領域に配
    置されている、方法。
  31. 【請求項31】 請求項23に記載の方法において、 前記情報信号は、ビデオ番組信号である、方法。
  32. 【請求項32】 請求項24に記載の方法において、 前記情報信号は、前記第1移動プラットホーム用の保守情報である、方法。
  33. 【請求項33】 請求項24に記載の方法において、 前記情報信号は、前記第1移動プラットホームの位置情報を含む、方法。
  34. 【請求項34】 請求項24に記載の方法において、 前記情報信号は、前記第1移動プラットホームの乗客の生命に関する情報であ
    る、方法。
  35. 【請求項35】 請求項23又は24に記載の方法において、 前記情報信号は、インターネットと関連したデータである、方法。
  36. 【請求項36】 請求項23又は24に記載の方法において、 前記情報信号は、遠距離通信データである、方法。
  37. 【請求項37】 請求項25又は26に記載の方法において、 少なくとも一つの追加の送信器/受信器ユニットの各々は、定置プラットホー
    ムに配置されている、方法。
  38. 【請求項38】 請求項25又は26に記載の方法において、 少なくとも一つの追加の送信器/受信器ユニットの各々は、移動プラットホー
    ムに配置されている、方法。
  39. 【請求項39】 請求項38に記載の方法において、 移動線に沿って移動する移動プラットホーム間の移動線に沿った信号路に沿っ
    て、前記受信工程及び送信工程を行う、方法。
  40. 【請求項40】 請求項23又は24に記載の方法において、 前記移動プラットホームは、夫々の航空機であり、 前記信号路は、前記情報信号用スカイネットワークを形成するため、前記夫々
    の航空機間にある、方法。
  41. 【請求項41】 請求項23又は24に記載の方法において、 前記移動プラットホームは、地上ヴィークルであり、 前記信号路は、前記情報信号用ネットワークを形成するため、地上ヴィークル
    間にある、方法。
  42. 【請求項42】 請求項23又は24に記載の方法において、 前記情報信号を伝達する前記工程は、前記情報信号を焦合送信パターンで夫々
    の送信器/受信器ユニットに送信することによって行われる、方法。
  43. 【請求項43】 請求項23又は24に記載の方法において、 前記情報信号を送信する工程は、前記情報信号を全方向パターンで送信するこ
    とによって行われる、方法。
  44. 【請求項44】 請求項25又は26に記載の方法において、 前記少なくとも一つの追加の送信器/受信器ユニットは、衛星に配置されてい
    る、方法。
  45. 【請求項45】 第1移動プラットホームと情報源又は目的地との間に情報
    ネットワークを形成するため、情報を第1移動プラットホームに提供し且つこの
    第1移動プラットホームから受け取るシステムにおいて、 前記システムは、 前記第1移動プラットホームに配置された送信器/受信器ユニットを備え、前
    記送信器/受信器ユニットは、乗客に連結して、前記乗客に前記情報を提供でき
    、又は、前記乗客から前記情報を受信でき、 前記送信器/受信器ユニットに連結されたアンテナと、 前記アンテナを少なくとも部分的に囲み、前記アンテナに供給される前記情報
    信号と前記アンテナから供給される前記情報信号とを伝えることのできるレード
    ームと、 第2移動プラットホームに配置された追加の送信器/受信器ユニットとを備え
    、前記追加の送信器/受信器ユニットは、前記情報信号を受信すると共に、前記
    情報信号を送信して、前記第1移動プラットホームと前記情報源又は目的地との
    間に前記情報信号を提供できる、システム。
  46. 【請求項46】 請求項45に記載のシステムにおいて、 さらに、固定されたプラットホームに配置された少なくとも1つの追加の送信
    器/受信器ユニットを備えた、システム。
  47. 【請求項47】 請求項45に記載のシステムにおいて、 さらに、移動プラットホームに配置された少なくとも1つの追加の送信器/受
    信器ユニットを備えた、システム。
  48. 【請求項48】 請求項45に記載のシステムにおいて、 前記第1移動プラットホームは、非現存通信チャンネルが存在する領域にある
    、システム。
  49. 【請求項49】 請求項45に記載のシステムにおいて、 前記第1移動プラットホームは、現存通信チャンネルが存在する領域にある、
    システム。
  50. 【請求項50】 請求項45に記載のシステムにおいて、 前記情報信号は、ビデオ番組信号である、システム。
  51. 【請求項51】 請求項45に記載のシステムにおいて、 前記情報は、前記第1移動プラットホーム用保守情報である、システム。
  52. 【請求項52】 請求項45に記載のシステムにおいて、 前記情報信号は、前記第1移動プラットホームの位置情報を含む、システム。
  53. 【請求項53】 請求項45に記載のシステムにおいて、 前記情報は、前記第1移動プラットホームの乗客の生命に関する情報である、
    システム。
  54. 【請求項54】 請求項45に記載のシステムにおいて、 前記情報は、インターネット関連データである、システム。
  55. 【請求項55】 請求項45に記載のシステムにおいて、 前記情報は、遠距離通信データである、システム。
  56. 【請求項56】 請求項45に記載のシステムにおいて、 複数の送信器/受信器ユニットを更に含み、これらのユニットの各々は定置プ
    ラットホームに配置されている、システム。
  57. 【請求項57】 請求項45に記載のシステムにおいて、 複数の送信器/受信器ユニットを更に含み、これらのユニットの各々は移動プ
    ラットホームに配置されている、システム。
  58. 【請求項58】 請求項57に記載のシステムにおいて、 各移動プラットホームは、移動線に沿って移動し、前記移動プラットホーム間
    での前記情報信号の受信及び送信は、前記移動線に沿って行われる、システム。
  59. 【請求項59】 請求項57に記載のシステムにおいて、 前記移動プラットホームの各々は航空機であり、形成された前記情報ネットワ
    ークはスカイネットワークである、システム。
  60. 【請求項60】 請求項57に記載のシステムにおいて、 各移動プラットホームは地上ヴィークルであり、形成された前記情報ネットワ
    ークは、情報信号用地上ネットワークである、システム。
  61. 【請求項61】 請求項45に記載のシステムにおいて、 前記情報信号は、焦点を合わせられた送信及び受信パターンを有するアンテナ
    によって各送信器/受信器ユニットの間で送信される、システム。
  62. 【請求項62】 請求項45に記載のシステムにおいて、 前記情報信号は、全方向性パターンの各送信器/受信器ユニットのアンテナに
    よって送信される、システム。
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