JP2003528345A - 光学基体用の取り外し可能なコーティング - Google Patents

光学基体用の取り外し可能なコーティング

Info

Publication number
JP2003528345A
JP2003528345A JP2001569527A JP2001569527A JP2003528345A JP 2003528345 A JP2003528345 A JP 2003528345A JP 2001569527 A JP2001569527 A JP 2001569527A JP 2001569527 A JP2001569527 A JP 2001569527A JP 2003528345 A JP2003528345 A JP 2003528345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
composition
glass transition
antistatic agent
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001569527A
Other languages
English (en)
Inventor
チェン,ファン
ラム,アラムバリー・ナティアラ・サンダー
Original Assignee
ソーラ インターナショナル ホールディングズ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソーラ インターナショナル ホールディングズ リミテッド filed Critical ソーラ インターナショナル ホールディングズ リミテッド
Publication of JP2003528345A publication Critical patent/JP2003528345A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/20Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for coatings strippable as coherent films, e.g. temporary coatings strippable as coherent films

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、光学基体用取り外し可能なコーティングを形成する組成物を提供する。この形態において、組成物は、1種以上の実質的に非極性のポリマーを有する水性エマルジョンである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、光学基体上に取り外し可能なコーティングを形成するに適する組成
物、及び光学基体上に取り外し可能な組成物を形成する方法に関する。本発明は
、さらに、そのような取り外し可能なコーティングを有する光学基体に関する。
【0002】 以下の記載から、光学基体が眼用レンズ(ophthalmic lens)又はレンズ半加
工品(lens blank)などの光学物品であることが明らかとなるであろう。しかし
、本発明はこれらの光学基体への用途に限定されるものではない。
【0003】
【発明の背景】
眼用レンズなどの光学物品の形態での光学基体は、2枚以上のレンズウェハを
一緒に結合させることによって形成された積層構造体であってもよい。このよう
な眼用レンズの形成における顕著な問題は、ウェハを結合する前に、ほこり、ご
み、製造残留物、指紋及び水分などの外来性物質がウェハ表面を汚染するかもし
れないということである。さらに、レンズウェハ表面は、結合される前に、(製
造中、パッキング中及び搬送中に)損傷するかもしれない。
【0004】 これらの理由によって、結合前に及び別のパッケージ手段として、種々の一時
的な保護コーティングを用いて、レンズウェハ表面を保護している。 眼用レンズの表面に対する従来の保護コーティングを形成するために、多数の
異なる組成物が用いられている。しかし、従来技術における欠陥は、ポリカーボ
ネートなどの物質から作られた眼用レンズ用の取り外し可能なコーティングを形
成するためのこれらの組成物の不適合性であり、これらの物質は、(例えば)取
り外し可能なコーティング自身に存在することが望ましいかあるいはコーティン
グを取り外すために用いられる化合物において使用することが望ましいある種の
溶剤によって容易に損傷する。
【0005】 例えば、アセトン等の有機溶剤中に溶解しているポリマー性物質系コーティン
グ組成物が、従来技術において、眼用レンズ上にコーティングを形成するために
用いられることが記載されている。しかし、アセトン系溶剤をこの組成物に用い
ることは、コーティングを塗布することができるレンズ基体の種類を限定する。
例えば、ポリカーボネート基体は、アセトン溶剤によって腐食するので、これら
のコーティングはポリカーボネート眼用レンズ上に使用するには不適切である。
【0006】 ポリマー性物質の水溶液系組成物もまた、取り外し可能なコーティングを製造
するために用いられているが、これらのコーティングは、一般に、コーティング
を取り除くために有機溶剤を必要としたり、コーティングがある種の基体(ポリ
カーボネートなど)の表面から容易に取り除くことができないなどの結果を典型
的に引き起こす可塑剤又は癒着剤などの有機化合物を含んでいる。
【0007】 したがって、従来技術の欠陥は、ポリカーボネート製の基体を含む種々の光学
基体上に取り外し可能なコーティングを形成するために適切な組成物を形成する
ことができないことである。本発明の目的は、この欠陥を解消することにある。
【0008】
【発明の概要】
本発明は、光学基体用の取り外し可能なコーティングを形成するための組成物
を提供する。この組成物は、1種以上の実質的に非極性のポリマーを有する水性
エマルジョンである。水性エマルジョンを形成することができる適当な実質的に
非極性のポリマー又はこれらの適当なポリマーの混合物を用いることによって、
本発明の組成物においては、アセトンなどの潜在的な損傷性を有する有機溶剤を
用いる必要性を回避することができる。
【0009】 理論に拘束されることなく、コーティング中の分子と光学基体の物質中の分子
との間の分子間会合(intermolecular association)が低いので、実質的に非極
性のポリマーから形成された組成物は、光学基体にそれほど強く接着しないよう
である。アクリル酸及びその誘導体から形成されたような極性ポリマー組成物は
、コーティングと光学基体との間の強い接着力ゆえに、容易に取り外し可能なコ
ーティングを形成できないようである。
【0010】 本明細書において「取り外し可能なコーティング」とは、基体からのコーティ
ングの物理的分離によって基体の表面から取り外すことができる任意のコーティ
ングを意味する。例えば、物理的分離は、基体の表面から手によってコーティン
グを引き剥がすことにより達成されてもよい。
【0011】 本明細書において「光学基体」とは、光を伝達又は反射するように機能する任
意の基体を意味する。この用語は、眼用レンズなどの光学物品や、製造、貯蔵、
搬送又は使用中に保護コーティングを必要とするその他の光学物品を含む。
【0012】 本明細書において「ポリマー」とは、単一タイプのモノマー性単位から形成さ
れるホモポリマー、又は2種以上の異なるタイプのモノマー性単位から形成され
るコポリマーのいずれかである物質を意味する。さらに、「実質的に非極性のポ
リマー」とは、コーティングが光学基体から容易に取り外し得るように光学基体
に対する低い分子間引力(intermolecular attraction)を示すポリマー又はポ
リマー混合物を意味する。
【0013】 本発明による組成物は、好ましくは、酢酸ビニル-エチレンコポリマー、ポリ
ビニルクロライドポリマー、エチレン-ビニルクロライドコポリマー、ポリ酢酸
ビニルポリマー、ポリビニルブチラルポリマー、スチレン-ブタジエンコポリマ
ー、及びアクリロニトリル-ブタジエンコポリマーから選択される1種以上のポ
リマーからなる。
【0014】 本発明の好ましい形態において、適切なポリマー又は適切なポリマー混合物は
、特定のポリマーパラメータに対して、水性エマルジョンとして用いるように選
択される。実際、本発明者らは、ポリマーの水性エマルジョンを用いる取り外し
可能なコーティングの形成に適する組成物の形成に関連する要件が、ポリマーか
ら形成されたコーティングのガラス転移点(Tg)、又はポリマー混合物の場合には
混合物から形成されたコーティングのガラス転移点であることを認めている。コ
ーティングのガラス転移点は、ポリマーが硬い堅固な状態(ガラス状)から柔ら
かくて柔軟な状態(ゴム状)に転移する温度である。この点に関して、適切なガ
ラス転移点の選択は、取り外し可能なコーティングの形成に望ましい特性を有す
る水性エマルジョンの形成を補助することを理解されたい。
【0015】 当業者には明らかなように、コーティングのガラス転移点は、差動走査熱量法
(differential scanning calorimetry)技術を用いて測定されてもよい。 この点に関して、本発明者らは、許容できない低いガラス転移点を有するポリ
マー(又はポリマー混合物)の水性エマルジョン由来のコーティングは、非常に
可撓性であるが、非常に強い(よって望ましくない)接着特性を有する傾向にあ
ることを見出した。一方、許容できない高いガラス転移点を有するポリマーの水
性エマルジョン由来のコーティングは、非常に脆い傾向にあり、よって取り外し
可能なコーティングとしては望ましくない。
【0016】 さらに、ガラス転移点は、最低フィルム形成温度(MFFT)に関連する。MFFTは
、乾燥中に生じるように、エマルジョンが癒着してフィルム又はコーティングを
形成する最低温度である。MFFTは、通常、ガラス転移点に近接している。したが
って、MFFTが大気温度よりも高い場合には、コーティングは大気温度では形成さ
れず、乾燥温度をコーティングが形成する前に昇温させなければならない。実際
、MFFTを超える温度で基板上にあるエマルジョンを乾燥させると、エマルジョン
中の粒子を基板表面上の滑らかなフィルムに癒着させる。一方、MFFT以下の温度
でエマルジョンを乾燥させると、粒子を滑らかなフィルムに癒着させず、結果的
に、粉末状でクラックの入ったコーティングを生じさせる。よって、本発明によ
るコーティングを形成するために、エマルジョンを乾燥させる温度を制御及び/
又は調節することが必要である。
【0017】 したがって、本発明の好ましい形態において、組成物は、-5℃〜40℃の範囲に
あるガラス転移点を有するコーティングを形成する1種以上の実質的に非極性の
ポリマーを有する水性エマルジョンであることが好ましい。好ましくは、組成物
は、0℃〜35℃の範囲にあるガラス転移点を有するコーティングを形成する1種
以上の実質的に非極性のポリマーを有する水性エマルジョンであってもよい。さ
らに好ましくは、組成物は、5℃〜30℃の範囲にあるガラス転移点を有するコー
ティングを形成する1種以上の実質的に非極性のポリマーを有する水性エマルジ
ョンであってもよい。
【0018】 好ましい範囲にあるガラス転移点を有するコーティングを形成することができ
る実質的に非極性のポリマーを用いることができる。あるいは、多量のより低い
ガラス転移点を有する適切なポリマーとより高いガラス転移点を有する適切なポ
リマーとを混合することによって、好ましい範囲にあるガラス転移点を有するコ
ーティングを提供する配合物を得ることができる。
【0019】 例えば、低いガラス転移点を有する酢酸ビニル−エチレンエマルジョンを、よ
り高いガラス転移点を有するエチレン-ビニルクロライドコポリマーと組み合わ
せて、本発明に適切なガラス転移点を有するコーティングを形成するエマルジョ
ンを製造してもよい。
【0020】 用いるエマルジョンの特性に応じて、可塑剤を添加しても添加しなくてもよい
。可塑剤は、コーティングの可撓性を改良するために用いられてもよい。適切な
可塑剤は、クエン酸トリエチル、フタル酸ジブチル、及びジプロピレングリコー
ルジベンゾエートを含む。
【0021】 可塑剤は、本発明による組成物の15wt%以下を構成してもよい。しかし、本発
明に適切な可塑剤としては、小さな有機分子が好ましく、ポリカーボネートレン
ズに適切な可塑剤の量は、組成物中に存在する可塑剤の量によってレンズが損傷
しない範囲である。したがって、これらの小さな分子がコーティング及びポリカ
ーボネート基体の間の接着性を増加させるので、組成物中に存在する可塑剤の量
は、接着レベルが基体からコーティングを取り外す能力に影響を与えない程度で
ある。
【0022】 さらに、1種以上の帯電防止剤を添加することが望ましいかもしれない。帯電
防止剤の添加は、基体表面にダスト及びその他の汚染物粒子を引きつけることと
なるコーティングが取り外された際の基体表面への静電気の蓄積を防止するため
に、特に有利である。
【0023】 帯電防止剤を、0.1wt%〜5.0wt%の範囲の量で添加してもよい。帯電防止剤は、
グリセリンの多価誘導体、糖類の多価誘導体、脂肪酸の多価誘導体、アルキルポ
リグリコールエーテル類、アルキルフェノールポリグリコールエーテル類及びグ
リコール類とオキシラン類との反応により得られるポリグリコールエーテル類か
らなる群より選択することができる。好ましい帯電防止剤は、Gylcolube AFA-1
(Lonzaから入手)である。
【0024】 コーティングに必要な最終的な視覚特性に応じて、さらに染料を本発明の組成
物に添加してもよい。適切な染料は、FD&C Blue No.1、FD&C Red No.40、FD&C G
reen No.3又はFD&C Yellow No.6である。
【0025】 さらに、本発明は、光学基体上に取り外し可能なコーティングを形成する方法
に関する。この方法は、 (a)基体に、1種以上の実質的に非極性のポリマーを含む組成物を塗布し、 (b)基体上にコーティングが形成されるように、塗布した組成物を乾燥させる
工程を含む。
【0026】 本発明による組成物は、好ましくはスピンコーティングにより基体に塗布する
ことができるが、基体にコーティングを塗布する方法は、ディップコーティング
、スプレイコーティング及びブラッシングを含む。
【0027】
【好ましい実施形態の記述】
好ましい実施形態の種々の実施例に関して、本発明を説明する。しかし、以下
の記載は、上述の記載の一般性を限定するものではない。
【0028】
【実施例1】 酢酸ビニル-エチレンポリマー水性エマルジョン60g(Air Productsから商標Ai
rflex 510として入手可能;固体含有率55%;Tg=6℃)をエチレン-ビニルクロラ
イドコポリマー水性エマルジョン40g(Air Productsから商標Airflex 4530とし
て入手可能;固体含有率50%;Tg=29℃)を混合し、10分間攪拌した。可塑剤クエ
ン酸トリエチル0.8g及び帯電防止剤Glycolube AFA-1(Lonzaから入手)0.8gを攪
拌しながら添加した。最終エマルジョンを1時間、ゆっくりと攪拌して、ガラス
ウールを通して濾過した。評価目的で適切な眼用レンズ上にコーティングする前
に、エマルジョンを10分間放置した。処理を通して、評価は最小になった。エマ
ルジョンの粘度は、20℃で195cpsであった。
【0029】 スピンコーティングを650rpmで行い、眼用レンズ上の最終コーティング厚は約
25μmであった。スピンコーティング及び続くコーティングの乾燥は、どちらも
、MFFTより高い温度で行った。室温で、5分間スピニングした後、コーティング
は粘りけがなくなった。過剰の凝固したポリマーを物品の縁から取り除いた。室
温で18時間後に、コーティングは完全に乾燥した。
【0030】 上述の配合物から形成したコーティングのガラス転移点は、20℃/minの加熱速
度を用いて、差動走査熱量法により測定したところ、12℃であった。 接着紙を塗布して、次いで、剥き出しの堅いコーティングされたポリカーボネ
ート、及び剥き出しの堅いコーティングされたCR39、SPECTRALITE及びFINALITE
レンズからコーティングを剥がして、コーティングを取り除いた。コーティング
の除去により、視認できる残さはなかった。ダスト、指紋及び他の外因性物質は
取り除かれ、基体の腐食の証拠は何ら見られなかった。(SPECTRALITE及びFINAL
ITEは、Sola International Inc.の商標であり、CR39はPPG Industries Inc.の
商標である。)
【0031】
【実施例2】 30分間攪拌しながら、スチレンブタジエンコポリマー水性エマルジョン85g(A
merican Synpolから商標Rovene 4041として入手可能;固体含有率50%;Tg=17℃
)を、スチレンブタジエンコポリマー水性エマルジョン15g(American Synpolか
ら商標Rovene 4016として入手可能;固体含有率50%;Tg=69℃)と混合した。最
終エマルジョンをガラスウールを通して濾過し、次いで、適切な眼塩レンズ上に
コーティングする前に、10分間放置した。処理を通して、評価は最少になった。
【0032】 スピンコーティングを550rpmで行い、コーティング厚は約20〜30μmであった
。スピンコーティング及び続くコーティングの乾燥は、どちらもMFFTよりも高い
温度で行った。コーティングは、6分間のスピニング後、粘りけがなくなった。
過剰の凝固ポリマーを物品の縁から取り除いた。18時間後、コーティングは完全
に乾燥した。
【0033】 上述の配合物から形成したコーティングのガラス転移点は、20℃/minの加熱速
度を用いる差動走査熱量法により測定したところ25℃であった。 接着紙を塗布して、次いで、剥き出しの堅いコーティングされたポリカーボネ
ート、及び剥き出しの堅いコーティングされたCR39、SPECTRALITE及びFINALITE
レンズからコーティングを剥がして、コーティングを再び取り外した。コーティ
ングの除去により、視認できる残さはなく、ダスト、指紋及び他の外因性物質は
取り除かれた。レンズ基体の腐食の証拠はなかった。
【0034】
【実施例3】 エチレン-ビニルクロライドコポリマー水性エマルジョン100g(Air Products
から商標Airflex 4514として入手可能;固体含有率50%;Tg=12℃)に、攪拌しな
がら、帯電防止剤Glycolube AFA-1(Lonzaから入手)1gを添加した。コーティン
グ前に、エマルジョンを30分間ゆっくりと攪拌した。
【0035】 スピンコーティングを550rpmで行い、眼用レンズ上の最終コーティング厚は約
20〜30μmであった。スピンコーティング及び続くコーティングの乾燥は、どち
らもMFFTよりも高い温度で行った。室温で、6分間スピニング後、コーティング
は粘りけがなくなった。コーティングは、室温で18時間後、完全に乾燥した。
【0036】 上述の配合物から形成したコーティングのガラス転移点は、20℃/minの加熱速
度を用いる差動走査熱量法により測定したところ、約12℃であった。 このように形成したコーティングは、透明で無色であり、Humphrey Vertomete
rで集光力チェック(power checking)をしたところ影響はなかった。
【0037】 接着紙を塗布して、次いで、剥き出しのポリカーボネート、及び剥き出しの堅
いコーティングされたCR39、SPECTRALITE及びFINALITEレンズからコーティング
を剥がして、コーティングを取り除いた。コーティングの除去により、視認でき
る残さはみられなかった。ダスト、指紋及び他の外因性物質を取り除き、基体の
腐食の証拠は何らみられなかった。
【0038】
【実施例4】 スチレンブタジエンコポリマー水性エマルジョン(American SynpolからRoven
e 4041の商標で入手可能;Tg=17℃)80gをスチレンブタジエンコポリマー水性エ
マルジョン(American SynpolからRovene 4106の商標で入手可能;Tg=69℃)20g
と混合した。帯電防止剤Glycolube AFA-1(Lonzaから入手)0.8gを攪拌しながら
添加した。コーティングの前に、30分間、エマルジョンをゆっくりと攪拌した。
【0039】 スピンコーティングを、550rpmにて行い、最終的な眼用レンズ上のコーティン
グ厚は、約20〜30μmであった。スピンコーティング及び続くコーティングの乾
燥は、両者ともMFFTよりも高い温度で行った。6分間のスピニング後、コーティ
ングは粘りけがなくなった。18時間後、コーティングは完全に乾燥した。
【0040】 上述の配合物から形成したコーティングのガラス転移点は、20℃/minの加熱速
度を用いる差動走査熱量法により測定したところ、26℃であった。 こうして形成されたコーティングは、透明で無色であり、Humphrey Vertomete
rにより集光力チェック(power checking)をしたところ影響がなかった。
【0041】 接着紙を塗布して、次いで、剥き出しのポリカーボネート、及び剥き出しの堅
いコーティングされたCR39、SPECTRALITE及びFINALITEレンズからコーティング
を剥がして、コーティングを取り除いた。コーティングの除去により、視認でき
る残さはみられなかった。ダスト、指紋及び他の外因性物質は取り除かれ、基体
の腐食の証拠は何らみられなかった。
【0042】
【実施例5】 スチレンブタジエンコポリマー水性エマルジョン(American SynpolからRoven
e 4041の商標で入手可能;Tg=17℃)75gをスチレンブタジエンコポリマー水性エ
マルジョン(American SynpolからRovene 4106の商標で入手可能;Tg=69℃)25g
と混合した。帯電防止剤Glycolube AFA-1(Lonzaから入手)0.8gを攪拌しながら
添加した。コーティングの前に、30分間、エマルジョンをゆっくりと攪拌した。
【0043】 スピンコーティングを、550rpmにて行い、最終的な眼用レンズ上のコーティン
グ厚は、約20〜30μmであった。スピンコーティング及び続くコーティングの乾
燥は、両者ともMFFTよりも高い温度で行った。6分間のスピニング後、コーティ
ングは粘りけがなくなった。18時間後、コーティングは完全に乾燥した。
【0044】 上述の配合物から形成したコーティングのガラス転移点は、20℃/minの加熱速
度を用いる差動走査熱量法により測定したところ、28℃であった。 こうして形成されたコーティングは、透明で無色であり、Humphrey Vertomete
rにより集光力チェック(power checking)をしたところ影響がなかった。
【0045】 接着紙を塗布して、次いで、剥き出しのポリカーボネート、及び剥き出しの堅
いコーティングされたCR39、SPECTRALITE及びFINALITEレンズからコーティング
を剥がして、コーティングを取り除いた。コーティングの除去により、視認でき
る残さはみられなかった。ダスト、指紋及び他の外因性物質は取り除かれ、基体
の腐食の証拠は何らみられなかった。
【0046】
【実施例6】 スチレンブタジエンコポリマー水性エマルジョン(American SynpolからRoven
e 4100の商標で入手可能;Tg=-5℃)65gをスチレンブタジエンコポリマー水性エ
マルジョン(American SynpolからRovene 4106の商標で入手可能;Tg=69℃)35g
と混合した。コーティングの前に、30分間、エマルジョンをゆっくりと攪拌した
【0047】 スピンコーティングを、550rpmにて行い、最終的な眼用レンズ上のコーティン
グ厚は、約20〜30μmであった。スピンコーティング及び続くコーティングの乾
燥は、両者ともMFFTよりも高い温度で行った。室温で6分間のスピニング後、コ
ーティングは粘りけがなくなった。室温で18時間後、コーティングは完全に乾燥
した。
【0048】 上述の配合物から形成したコーティングのガラス転移点は、20℃/minの加熱速
度を用いる差動走査熱量法により測定したところ、16℃であった。 こうして形成されたコーティングは、透明で無色であり、Humphrey Vertomete
rにより集光力チェック(power checking)をしたところ影響がなかった。
【0049】 接着紙を塗布して、次いで、剥き出しのポリカーボネート、及び剥き出しの堅
いコーティングされたCR39、SPECTRALITE及びFINALITEレンズからコーティング
を剥がして、コーティングを取り除いた。コーティングの除去により、視認でき
る残さはみられなかった。ダスト、指紋及び他の外因性物質は取り除かれ、基体
の腐食の証拠は何らみられなかった。
【0050】
【実施例7】 酢酸ビニル-エチレンコポリマー水性エマルジョン(Air ProductsからAirflex
510の商標で入手可能)64gをビニルコポリマー水性エマルジョン(Union Carbi
deからUcar AW 875の商標で入手可能)36gと混合した。コーティングの前に、30
分間、エマルジョンをゆっくりと攪拌した。エマルジョンは、20℃で342cpsの粘
度を有していた。
【0051】 スピンコーティングを、900rpmにて行い、最終的な眼用レンズ上のコーティン
グ厚は、約20〜30μmであった。スピンコーティング及び続くコーティングの乾
燥は、両者ともMFFTよりも高い温度で行った。5分間のスピニング後、コーティ
ングは粘りけがなくなった。1時間後、コーティングは他の物質に接着しなくな
った。18時間後、コーティングは完全に乾燥した。
【0052】 上述の配合物から形成したコーティングのガラス転移点は、20℃/minの加熱速
度を用いる差動走査熱量法により測定したところ、28℃であった。 接着紙を塗布して、次いで、剥き出しのポリカーボネート、及び剥き出しの堅
いコーティングされたCR39、SPECTRALITE及びFINALITEレンズからコーティング
を剥がして、コーティングを取り除いた。コーティングは、ポリカーボネートか
ら剥がすことによる取り外しには適していなかったが、剥き出しの堅いコーティ
ングされたCR39、SPECTRALITE及びFINALITEレンズから剥がすことには適してい
た。
【0053】
【実施例8】 ビニルコポリマー水性エマルジョン(Union CarbideからUcar AW 875の商標で
入手可能)91gに、可塑剤クエン酸トリエチル(Morflexから入手)9gを攪拌しな
がら滴下した。コーティングの前に、30分間、エマルジョンをゆっくりと攪拌し
た。
【0054】 スピンコーティングを、900rpmにて行い、最終的な眼用レンズ上のコーティン
グ厚は、約20〜30μmであった。スピンコーティング及び続くコーティングの乾
燥は、両者ともMFFTよりも高い温度で行った。室温で5分間のスピニング後、コ
ーティングは粘りけがなくなった。室温で1時間放置後、コーティングは他の物
質に接着しなくなった。室温で、18時間後、コーティングは完全に乾燥した。得
られたコーティングは強くて透明であった。
【0055】 上述の配合物から形成したコーティングのガラス転移点は、20℃/minの加熱速
度を用いる差動走査熱量法により測定したところ、15℃であった。 接着紙を塗布して、次いで、剥き出しのポリカーボネート、及び剥き出しの堅
いコーティングされたCR39、SPECTRALITE及びFINALITEレンズからコーティング
を剥がして、コーティングを取り除いた。コーティングは、ポリカーボネートか
ら剥がすことによる取り外しには適していなかったが、剥き出しの堅いコーティ
ングされたCR39、SPECTRALITE及びFINALITEレンズから剥がすことには適してい
た。
【0056】
【実施例9】 エチレン-ビニルクロライドコポリマー水性エマルジョンポリマー(Air Produ
csから商標Airflex 4530として入手可能)90gに、可塑剤ジ-ブチルフタレート(
Aldrichから入手)10gを撹拌しながら滴下した。コーティングの前に、エマルジ
ョンを30分間、撹拌した。
【0057】 スピンコーティングを、900rpmにて行い、最終的な眼用レンズ上のコーティン
グ厚は、約20〜30μmであった。スピンコーティング及び続くコーティングの乾
燥は、両者ともMFFTよりも高い温度で行った。室温で5分間のスピニング後、コ
ーティングは粘りけがなくなった。室温で、18時間後、コーティングは完全に乾
燥した。得られたコーティングは強くて透明であった。
【0058】 上述の配合物から形成したコーティングのガラス転移点は、20℃/minの加熱速
度を用いる差動走査熱量法により測定したところ、10℃であった。 接着紙を塗布して、次いで、剥き出しのポリカーボネート、及び剥き出しの堅
いコーティングされたCR39、SPECTRALITE及びFINALITEレンズからコーティング
を剥がして、コーティングを取り除いた。コーティングは、ポリカーボネートか
ら剥がすことによる取り外しには適していなかったが、剥き出しの堅いコーティ
ングされたCR39、SPECTRALITE及びFINALITEレンズから剥がすことには適してい
た。
【0059】 最後に、本発明の範囲内にある限り、上述の組成物及び配合物に他の変更及び
変形がなされてもよいことは理解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02C 7/04 G02B 1/10 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ラム,アラムバリー・ナティアラ・サンダ ー アメリカ合衆国カリフォルニア州94954, ペタルーマ,ダプリー・コート 22 Fターム(参考) 2H006 BB10 BC05 2K009 BB02 BB11 CC21 DD02 EE00 4J038 CA041 CA071 CB031 CD031 CD051 CE071 CF021 CF031 JA17 JA25 KA08 KA10 KA12 MA08 MA10 MA14 NA20 PB08

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学基体用の取り外し可能なコーティングを形成するための組
    成物であって、1種以上の実質的に非極性のポリマーを有する水性エマルジョン
    である組成物。
  2. 【請求項2】 前記水性エマルジョンから形成されたコーティングは、-5℃〜
    40℃の範囲のガラス転移点を有する請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記水性エマルジョンから形成されたコーティングは、0℃〜3
    5℃の範囲のガラス転移点を有する請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記水性エマルジョンから形成されたコーティングは、5℃〜3
    0℃の範囲のガラス転移点を有する請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記非極性ポリマーは、酢酸ビニル-エチレンコポリマー、ポ
    リビニルクロライドポリマー、エチレン-ビニルクロライドコポリマー、ポリ酢
    酸ビニルポリマー、ポリビニルブチラルポリマー、スチレン-ブタジエンコポリ
    マー、及びアクリロニトリル-ブタジエンコポリマーからなる群より選択される
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 帯電防止剤を含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物
  7. 【請求項7】 前記帯電防止剤は、グリセリンの多価誘導体、糖類の多価誘導
    体、脂肪酸の多価誘導体、アルキルポリグリコールエーテル類、アルキルフェノ
    ールポリグリコールエーテル類及びグリコール類とオキシラン類との反応により
    得られるポリグリコールエーテル類からなる群より選択される請求項6に記載の
    組成物。
  8. 【請求項8】 前記帯電防止剤は、Glycolube AFA-1である請求項7に記載の
    組成物。
  9. 【請求項9】 前記帯電防止剤を0.1wt%〜5wt%含む請求項6〜8のいずれか1
    項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 可塑剤を含む請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記可塑剤は、クエン酸トリエチル、フタル酸ジブチル及び
    ジプロピレングリコールジベンゾエートからなる群より選択される請求項10に
    記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記可塑剤を0.1wt%〜15wt%含む請求項10又は11に記載
    の組成物。
  13. 【請求項13】 染料を含む請求項1〜12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記染料は、FD&C Blue No.1、FD&C Red No.40、FD&C Green
    No.3及びFD&C Yellow No.6からなる群より選択される請求項13に記載の組成
    物。
  15. 【請求項15】 光学基体上に取り外し可能なコーティングを形成する方法で
    あって、 (a)前記基体に、1種以上の実質的に非極性のポリマーの水性エマルジョンを
    含む組成物を塗布し、 (b)塗布した組成物を乾燥させて、前記基体上にコーティングを形成させる 工程を含む方法。
  16. 【請求項16】 形成されたコーティングは-5℃〜40℃の範囲のガラス転移点
    を有する請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 形成されたコーティングは0℃〜35℃の範囲のガラス転移点
    を有する請求項15に記載の方法。
  18. 【請求項18】 形成されたコーティングは5℃〜30℃の範囲のガラス転移点
    を有する請求項15に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記非極性ポリマーは、酢酸ビニル-エチレンコポリマー、
    ポリビニルクロライドポリマー、エチレン-ビニルクロライドコポリマー、ポリ
    酢酸ビニルポリマー、ポリビニルブチラルポリマー、スチレン-ブタジエンコポ
    リマー、及びアクリロニトリル-ブタジエンコポリマーからなる群より選択され
    る請求項15〜18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記組成物は、帯電防止剤を含む請求項15〜19のいずれ
    か1項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記帯電防止剤は、グリセリンの多価誘導体類、糖類の多価
    誘導体類、脂肪酸の多価誘導体類、アルキルポリグリコールエーテル類、アルキ
    ルフェノールポリグリコールエーテル類及びグリコール類とオキシラン類との反
    応により得られるポリグリコールエーテル類からなる群より選択される請求項2
    0に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記帯電防止剤は、Glycolube AFA-1である請求項21に記
    載の方法。
  23. 【請求項23】 前記組成物は、前記帯電防止剤を0.1wt%〜5wt%含む請求項2
    0〜22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記組成物は、可塑剤を含む請求項15〜23のいずれか1
    項に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記可塑剤は、クエン酸トリエチル、フタル酸ジブチル及び
    ジプロピレングリコールジベンゾエートからなる群より選択される請求項24に
    記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記組成物は、前記可塑剤を0.1wt%〜15wt%含む請求項24
    又は25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記組成物は、染料を含む請求項15〜26のいずれか1項
    に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記染料は、FD&C Blue No.1、FD&C Red No.40、FD&C Green
    No.3及びFD&C Yellow No.6からなる群より選択される請求項27に記載の方法
  29. 【請求項29】 前記組成物を、スピンコーティング、ディップコーティング
    、スプレイコーティング及びブラッシングにより、前記光学基体に塗布する請求
    項15〜28のいずれか1項に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記乾燥は、塗布された組成物の最少フィルム形成温度(MF
    FT)よりも高温で生じる請求項15〜29のいずれか1項に記載の方法。
  31. 【請求項31】 請求項15〜30のいずれか1項に記載の方法により製造さ
    れた取り外し可能な光学基体用コーティング。
  32. 【請求項32】 請求項15〜30のいずれか1項に記載の方法により製造さ
    れた取り外し可能なコーティングを有する光学基体。
  33. 【請求項33】 実質的に実施例のいずれか1に記載された請求項1の組成物
  34. 【請求項34】 実質的に実施例のいずれか1に記載された請求項15の方法
JP2001569527A 2000-03-23 2001-03-23 光学基体用の取り外し可能なコーティング Withdrawn JP2003528345A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU6419 2000-03-23
AUPQ6419A AUPQ641900A0 (en) 2000-03-23 2000-03-23 Removable coating for optical substrates
PCT/AU2001/000327 WO2001071393A1 (en) 2000-03-23 2001-03-23 Removable coating for optical substrates

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003528345A true JP2003528345A (ja) 2003-09-24

Family

ID=3820516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001569527A Withdrawn JP2003528345A (ja) 2000-03-23 2001-03-23 光学基体用の取り外し可能なコーティング

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20030092809A1 (ja)
EP (1) EP1282833A1 (ja)
JP (1) JP2003528345A (ja)
AU (1) AUPQ641900A0 (ja)
BR (1) BR0109454A (ja)
CA (1) CA2402501A1 (ja)
MX (1) MXPA02009188A (ja)
WO (1) WO2001071393A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008097415A2 (en) * 2007-02-08 2008-08-14 Valspar Sourcing, Inc. Peel-coat compositions
KR102652773B1 (ko) * 2018-12-13 2024-04-03 삼성디스플레이 주식회사 윈도우용 이형 필름 및 이의 제조 방법

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9403792D0 (en) * 1994-02-28 1994-04-20 Sola Group Limited Lens wafer
US6124044A (en) * 1995-10-27 2000-09-26 Cal-West Equipment Company, Inc. Polymeric peel-off coating compositions and methods of use thereof
JPH111640A (ja) * 1997-06-13 1999-01-06 Kansai Paint Co Ltd 剥離性水性被覆組成物及びこれを用いた自動車外板塗膜の一時保護方法
JPH11172160A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Hitachi Chem Co Ltd ストリッパブルペイント

Also Published As

Publication number Publication date
BR0109454A (pt) 2003-06-03
CA2402501A1 (en) 2001-09-27
US20030092809A1 (en) 2003-05-15
MXPA02009188A (es) 2003-12-11
WO2001071393A1 (en) 2001-09-27
EP1282833A1 (en) 2003-02-12
AUPQ641900A0 (en) 2000-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6620890B1 (en) Composition for peelable coating
US3971872A (en) Process for the production of an abrasion resistant optical element
CN102190966B (zh) 粘合剂组合物、粘合剂和粘合片
EP0908500B1 (en) Anti-fog coating material and anti-fog article
JPH0218048A (ja) 防曇性被膜
JP2637955B2 (ja) 水性被覆用組成物
JPH107940A (ja) コーティング組成物
US5883169A (en) Lens wafers with removable coating
JP2003528345A (ja) 光学基体用の取り外し可能なコーティング
US6109748A (en) Lens wafer with removable coating
US2599576A (en) Adhesive sheet or tape
JP2884093B2 (ja) 高分子水性分散体組成物
AU4209601A (en) Removable coating for optical substrates
HUT67657A (en) Shitable adhesive preparation suitable for packaging
EP0748463B1 (en) Element of a composite lens with removable coating
US2487255A (en) Protective coatings for plastso glass
US5550179A (en) Water based lacquer compositions and method of making and using same
JPH04202393A (ja) 接着剤組成物
AU677515C (en) Lens wafers with removable coating
JPH09194828A (ja) 防曇剤組成物
JP2019156970A (ja) マーキング用フィルム
JPH01249343A (ja) 表面被覆されたポリビニルアルコール系フイルム及びその製造方法
JPH0411595B2 (ja)
JPS5917160B2 (ja) レコ−ド盤用清浄化剤
EP0622433B1 (en) Laminating construction adhesive compositions with improved performance

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080603