JP2003527712A - トランザクションサービスを用いるデータシステムにおいてユーザーが定義するデータ構造の名前付け及び操作機能を使用するエレクトロニクスアセンブリエンジニアシステム - Google Patents
トランザクションサービスを用いるデータシステムにおいてユーザーが定義するデータ構造の名前付け及び操作機能を使用するエレクトロニクスアセンブリエンジニアシステムInfo
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Abstract
Description
に関し、詳細には、エレクトロニクスアセンブリエンジニアリングシステムの環
境でトランザクションサービスを用いるデータシステムのデータ構造について名
前付け及び操作機能を可能にする方法に関する。本発明は、さらに詳細には、本
発明の方法及び機能を実行するコンピュータにより読み取り可能なメディアを組
み込んだコンピュータサブシステムを有するエレクトロニクスアセンブリエンジ
ニアリングシステムに関する。
ムの性能を制御し、アプリケーションパラメータ及び工業的環境の変化に対応で
きるようにするため、複雑で精巧なサブシステムを必要とする。伝統的に、この
制御はコンピュータサブシステムにより提供されている。コンピュータサブシス
テムのなかには、性能を制御するにあたり、オブジェクト指向データベース及び
トランザクションサービスを用いるものがある。プリント回路板製造の制御に用
いるプラットフォームである、2875 Northwoods Parkway, Norcross, GA 30071,
USAのSiemens Electronics Assembly Systems, Inc.社のSIPLACEは、ト
ランザクションサービスを用いるサブシステムを使用するエレクトロニクスアセ
ンブリエンジニアリングシステムの一例である。SIPLACEは、SIPLA
CE Proとして知られるプログラミングソフトウェアサブシステムを使用す
るが、このサブシステムは、トランザクションサービス(詳しくは、マイクロソ
フトトランザクションサーバー)を用い、オブジェクト指向データベースのオブ
ジェクトのようなデータ構造を作成し管理する。プログラマーは、SIPLAC
E Proを用いて、ユーザーフレンドリーのグラフィックインターフェイスに
より、そのシステムの種々の特徴部分の性能を制御することができる。しかしな
がら、エレクトロニクスアセンブリエンジニアリングシステム及びコンピュータ
サブシステムがトランザクションサービスを使用し、データ構造が索引の完全性
を有するこの例では、システムを操作するプログラマーは、伝統的なファイルベ
ースシステムで行っていたのと同じ態様でデータ構造を操作することはもはや期
待できない。
ステムのファイルシステム内で働く伝統的なファイルベースアプリケーションの
一例である。ユーザーは、ウィンドウズエクスプローラーのようなディレクトリ
/ファイル管理システムにおいて、またはエディター内で、ファイルを操作する
ことができる。機能の表示を異なるようにできるが、各環境において同じ結果を
得ることができる。ディレクトリ/ファイル管理システムで作動するとき、ファ
イルシステムはツリーコントロールにより提示される。エディターで作動する場
合、ユーザーは、例えばマイクロソフトワードのアプリケーションの「ファイル
」メニューから「そのまま保存」を選択すると、ファイルシステムを表わすダイ
アログを提示されることが多い。
基本的な作用及びメニュー機能を示すものである。図1は、新規ファイルを作成
するモードにおける従来技術のファイルベースエディターの作用及びメニュー機
能を示す。図2は、既存のファイルを編集するモードにおけるファイルベースエ
ディターの作用及びメニュー機能を示す。図1及び2を参照して、伝統的なファ
イルベースエディターのメニュー機能は、下記の特徴を有する。
ルをコンテキストメニューから、またはタブルクリック(コンテキストメニュー
からのデフォルト機能)により開くことができる。ユーザーの意図は、適当なエ
ディター、即ち、マイクロソフトワードにおいてそのファイルを開くという意味
で非常に明確である。
を開かずにコンテキストメニューから「新規→ファイル型」を選択することによ
り作成できる。これにより、選択されたホルダーにそのファイルが作成される。
そのファイルの名前はデフォルト名であるが、ユーザーが選択すれば直ちに名前
変更が可能なことが強調されている。
、一度選択したファイル名のテキストを再び選択するか、ファイルを一旦選択し
てコンテキストメニューから名前変更機能を選ぶことにより可能である。ファイ
ル名のテキストを直接編集することができる。
ー」を選択するか、メインメニューから「編集→コピー」を選択した後、貼り付
けコマンドによりホルダー構造内の所望の場所にコピーを作成することにより、
そのファイルをコピーすることができる。このシステムは、ファイルを同じホル
ダーにコピーする場合、そのファイルの名前を変更するという意味で十分にスマ
ートである。コピー機能の実行はまた、ドラッグを始める時コントロールキーを
押したままにすると可能となり、ファイルのコピーは、ドロップしたホルダーに
作成される。ユーザーの意図は明らかで、ファイルの新規コピーを作成すること
である。
り」機能を選択するか、またはメインメニューから「編集→切り取り」を選択し
た後、貼り付けコマンドを使用すると、ファイルを新しい場所に事実上移動でき
る。ファイルのアイコンと名前は、「貼り付け」を開始するまで薄字になったま
まである。異なるホルダーへのファイルの移動は、マウスの左クリックを継続し
てそのファイルを選択した後、同じドライブの新しい場所へドラッグしてドロッ
プすることにより行うことができる(移動先が異なるドライブ上にあれば、その
ファイルのコピーが作成される)。
キストメニューから「削除」機能を選択するか、またはキーボードの削除ボタン
を押すことにより行う。
をコンテキストメニューから選ぶと、ショートカットを作成できる。ショートカ
ットを一旦作成すると、ユーザーは、あたかもそれがソースファイルであるのと
同じやり方で、ショートカットを開き、削除し、移動し、コピーし、名前を変え
ることができる。新しいショートカットも作成可能である。ショートカットの重
要な特徴は、ショートカットが開かれると、開かれたのはソースオブジェクトで
ある点である。ショートカットから作成するショートカットは、ショートカット
のコピーと等価であり、両方がソースファイルに直接リンクしている。他の全て
の点で、ショートカットは、ファイルシステム内にある特定の型の独立ファイル
である。ユーザーは、ショートカットを削除すると、そのショートカットが削除
されるとは予想せず、逆に、1つのファイルを指示するショートカットは、ソー
スファイルを削除すると削除され、何も指示しない状態にあると予想しない。そ
れよりも悪いことは、ソースファイルを削除した場合、新しいファイルが新しい
名前で作成され、その後ショートカットが再びアクティブになることである。
ロールによりファイルシステムから既存のファイルを選択できるようにするダイ
アログが開く。
ュメント(ブランクドキュメントテンプレートを含む)のテンプレートを選択で
きる。このアプリケーションは、その後、デフォルト名のファイルを作成し、こ
のファイルをエディターウィンドウに配置する。この「ファイル」は、この時点
では、実際にファイルシステムに存在しない。
ニューから「保存」を選択すると、ファイルシステムのそのファイルが、エディ
ターの内容により直ちに更新される。これに対する唯一の例外は、ファイルを作
成した後、始めて保存する場合であるが、これについては以下に説明する。
の機能をカバーするため、多少多義的なダイアログである。
じる場合またははじめて「保存」を選択する場合、ユーザーには、デフォルト名
と現在のホルダーとを示すダイアログが提示される。ユーザーは、自由に、名前
のテキストを変化するかまたは別のホルダーを選択することができる。
、「そのまま保存」のダイアログを用いて、変更済みファイルのコピーを異なる
名前で、または異なるホルダーに、作成することができる。これを行うにあたり
、元のファイルは不変の状態に置かれ、元のファイルとそのコピーは、この時点
で異なる内容をもつことができる。
エディターから選択した場合、そのドキュメントが新規なものか既存のものかに
関係なく、既存のファイルをファイルシステムから選択し、そのドキュメントを
その名前で保存することができる。この場合、「既存のファイルを上書きします
か」と言うメッセージが現れ、エディターの内容を既存のファイルに保存するこ
とができる。この場合、元のファイルの内容は不変で、上書きされたファイルは
完全に変化している。特別なケースは、既存のファイルのその名前をこのダイア
ログから選択する場合であり、これは一般的に保存と同じ効果を有する。
じる際、ファイルの変更を保存していなければ現れる「閉じる前に保存しますか
」という常套メッセージである。コンピュータが使用される初期の頃はこれを回
避することが可能であってが、現在では標準的なメッセージである。ファイルを
編集する場合、ファイルには少なくとも2つのコピー(1つはメモリーの中にあ
る編集用としてのコピー、もう1つはファイルシステムのコピー)があるように
するのが自然である。最近の変更をクリアする可能性があるため、ユーザーへ変
更をクリアする選択肢があることを提示し、そのコピーをファイルシステム中に
そのまま変更なしに残すのが合理的である。これにより、新しいファイルを閉じ
る前にそれに名前が付けられていない場合、「そのまま保存」のダイアログへ段
階的に移動する。
全性を有する、トランザクションサービスを用いるオブジェクト指向システムで
作動される場合、適当でない。これは、かかるシステムをエレクトロニクスアセ
ンブリエンジニアリングアプリケーションに用いる場合、特にそうである。この
問題は、典型的なファイルシステムと、トランザクションサービスを用いるオブ
ジェクト指向データベース(SIPLACE Proのような)との間の幾つか
の相違点に起因する。これらの相違点により、オブジェクト指向システムにおけ
るアプリケーションの全体的な外観にかなり実質的な変化が生じる。
ントアプリケーション内で結合する。オブジェクトデータベースのナビゲーショ
ンを可能にするツリーコントロールは、エディターと並置関係にある。その結果
、ユーザーはオブジェクトブラウザーを見ない。
リーにはオブジェクトのコピーは存在しない。
通のユーザーは、どこにオブジェクトが存在するかを予想するのに苦労するため
、ある程度のあいまいさが生じる。オブジェクトは、ある意味で、どこにでもあ
るものであり、ツリーコントロールの階層における位置を有するのは、それらの
名前だけである。
ェクト間のリンクが名前よりもより重要な意義を有するようになる。
を、トランザクションサービスを用いるオブジェクト指向データベースにおいて
利用する場合、多数の問題が生じる。従って、本発明の目的は、トランザクショ
ンサービスを用いるデータベースにおいてユーザーにより定義されるデータ構造
に名前付け及び操作機能を提供することである。
により定義されるデータ構造に新規な名前付け及び操作機能を提供する。さらに
詳しく説明すると、エディターソフトウェアにアクセス可能なユーザーにより定
義されるデータ構造が索引の完全性を有し、編集時におけるデータ構造へのユー
ザーによる変更が一時ファイルによる間接的なものでなくてデータ構造に対して
直接行われるコンピュータサブシステムを有するエレクトロニクスアセンブリエ
ンジニアリングシステムにおいて、本発明は、データ構造の名前付け及び操作を
可能にする方法を提供する。この方法は、(i)新規に作成したデータ構造を編
集中であれば、データ構造に、閉じる、クリアする及び名前を変更する機能を提
供し、(ii)既存のデータ構造を編集中であれば、データ構造に、閉じる及び
コピーする機能を提供し、(iii)データ構造のそのまま保存する機能をなく
するステップより成る。
ピュータサブシステムにより、特に、機能を実行するための命令が記憶されたサ
ブシステム内のコンピュータにより読み取り可能なメディアにより実行するのが
好ましい。データ構造は通常、オブジェクト指向データベースに見られるような
オブジェクトであるが、マークアップ言語ドキュメント(例えば、XMLドキュ
メント)のような他の構造でもよい。
ランザクションサービスを用い、データ構造は索引の完全性を備えており、デー
タ構造の一時的コピーは編集プロセスの間は作成されない。本発明によると、デ
ィスプレイは、複数のデータ構造と、名前付け及び操作機能を含む複数の機能と
を表示する。表示される複数の機能は、そのまま保存の機能を含まないが、新規
作成されたデータ構造を編集中であれば、閉じる、クリアする、名前を変更する
機能を含み、既存のデータ構造を編集中であれば、閉じる及びコピーするの機能
を含む。ディスプレイは、複数のデータ構造及び機能のグラフィックス表示であ
るのが好ましい。
ターの基本的な作用を示す。これらの図の左側のファイルは、ユーザーによるア
プリケーションのメインメニューからのファイルメニューの選択を表わす。図1
及び2の目的は、「保存」と「そのまま保存」の考え方のあいまいさと、ファイ
ルが新規作成されたものか、既に存在しているものかにより全体的な作用が如何
に変化するかを示すことである。さらに、「保存」と「そのまま保存」の機能に
より、既存のファイルの上書きが可能となり、これにより、「保存」と「そのま
ま保存」がコピー機能として働くということになる。
テム及びエディターの基本的な作用及びメニュー機能を示す。以下に述べる実施
例において使用されるデータ構造は、オブジェクト指向データベースのオブジェ
クトである。これらの図は、本発明の対応機能がトランザクションサービスを用
いるシステムにおいて如何に実現されるかを示す意図がある。トランザクション
サービスを用いると、オブジェクトの変化が全て、直ちにデータベースに書き留
められる。そのため、「保存」機能は不要である。組み込まれる機能は、機能パ
ス間のクロスオーバーが小さいことからわかるように、本質的にモジュール形式
であり、ある特定の状況で1つの機能が適用不可であれば、それはただ非作動状
態にされる。ファイルベースシステムにおいてよく利用される「保存」/「その
まま保存」の機能はこのアプリケーションでは使用せず、その代わりの機能は実
際、オブジェクト名の操作にすぎないことが重要である。
テムを示す。この図は、本発明に従って人間機械インターフェイス(HMI)と
エレクトロニクスアセンブリシステム10とに結合されたエレクトロニクスアセ
ンブリエンジニアリングシステム(CPU及びデータ記憶手段を有する)を示す
。名前付け及び操作機能は、システム内のコンピュータに読み取り可能なメディ
アにより実現される。本発明による名前付け及び操作を作動するメニュー機能を
図4及び5に示すが、それらの特徴は以下に述べる通りである。
リーにおいてオブジェクトを選択し、コンテキストメニューから「開く」機能を
選ぶかまたはツリーコントロールのオブジェクト名をダブルクリックする。選択
されたオブジェクトが、適当なエディターで開く。
リーコントロールからオブジェクトを選択し、「新しいオブジェクト」をコンテ
キストメニューから選んで行う。デフォルト名を有する新しいオブジェクトが同
じホルダーに作成され、適当なエディターにおいて開かれる。これは、同じホル
ダー内で空のファイルを作成し、エディターを開かないファイルベースシステム
の方法とは異なる。(「空のオブジェクト」は全く論外であるが、ある特定のア
プリケーションでは利用価値があるかもしれない)。
)の名前の変更は、ツリーコントロールでオブジェクト名を選択した後、そのテ
キストを再び選ぶか、またはオブジェクト名を選択して、コンテキストメニュー
から「名前変更」機能を選ぶことにより行う。名前は、ディスプレイされた名前
のテキストを直接編集することにより変更することができる。
イル名と、ファイルとを区別する必要はなく、それらは同じものである。そのた
め、ファイルをコピーする際、ユーザーがこれをファイル名と考えるかまたはフ
ァイルの内容と考えるかは関係ない。本発明のシステムでは、オブジェクトと、
オブジェクト名とを区別する必要がある。本発明のユーザーがコピーしたい場合
、コピーの対象は名前でなくてオブジェクトの内容であることがかなり明白であ
るように思えるが、ユーザーが選択し、オブジェクトのコピー機能を選ぶ必要が
あるのは、多数の名前のうちの1つである。ユーザーは、その後、ツリーコント
ロールのナビゲーションにより特定のホルダーへ進み、貼り付けを選択する。次
に、ユーザーは画面に何が現れると予想するであろう。新しいオブジェクトが、
選択されたオブジェクトの別名と同じ名前で選択されたホルダーに現れるか、ま
たは新しいオブジェクトがシステムが発生するデフォルト名で現れるのであろう
か。この新しいオブジェクトは、ソースが多数の別名を持つにもかかわらず、た
だ1つの別名を有するであろう。
ーの別の場所へドラッグするについては、別に問題はない。オブジェクトの移動
の意味は、ファイルシステムのそれとは異なる。移動中であるのは、オブジェク
トの1つの名前であるにすぎない。従って、ファイルシステムでは伝統的に「移
動」を得ることができる「切り取り」及び「貼り付け」との関連で注意する必要
がある。これは奇妙な機能であるが、その理由は、切り取られたファイルは、貼
り付けされて元の場所から消えるか、または別のファイルをコピーするか切り取
るまでは、宙ぶらりんな状態(薄字により示される)にあるからである。オブジ
ェクトについて切り取り、コピー及び貼り付けを真似ようとすると、幾つかの問
題が生じる場合がある。
てオブジェクト名を選択した後コンテキストメニューから削除のオプションを選
ぶか、またはキーボードで削除キーを押すことにより行う必要がある。前の2つ
の例と同様に、ユーザーは別名のオブジェクトリストから1つの別名を削除する
か、またはオブジェクトそれ自体を削除できるため、あいまいさが生じる可能性
がある。ユーザーへオブジェクト及び別名の削除機能をそれぞれ別個に提供する
と、メニューの数が多くなりすぎるであろう。所与のオブジェクトの全ての別名
が直ちに自明であるわけではないから、これにより、「別名を見る」のダイアロ
グが要求される。「別名を見る」のダイアログは、オブジェクトの別名を追加し
削除する機能を有するであろう。
トについて多数の別名または表示名が可能であろう。
てユーザーは一度にただ1つの別名を扱うため、直ちに見ることができるわけで
はない。ツリーコントロールからは、オブジェクト名を選択し、コンテキストメ
ニューから「別名を見る」のオプションを選ぶことができるはずである。これに
より、このオブジェクトの全ての別名のリストを有するダイアログが開く。この
ダイアログにより、新しい別名を追加し、削除し、また編集することができる。
ンメニューには、「開く」機能はない。
ことができる。そうすると、ユーザーに、選択すべきオブジェクト型のリストが
提示される。新しいオブジェクトはデフォルトホルダーに作成されるが、その理
由は、このやり方でオブジェクトを作成する時はコンテキストが存在しないから
であり、その新しいオブジェクトは適当なエディターに提示される。新しいオブ
ジェクトにはデフォルト名が与えられる。
、エディターのオブジェクトの変化が直ちにデータベースに書き留められ、保存
機能を備えるとあいまいになるため、保存機能は不要となる。
の機能の別の利用については後で説明する。
特に選択されるか否かとは無関係に、または最初に名前を変更することなしに新
しく作成したオブジェクトを閉じる結果このダイアログが現れる場合、ファイル
システムの等価機能を与えるように使用される。
クトコピー機能が設けられ、開いたオブジェクトをテンプレートとして用いるこ
とにより、新しいオブジェクトの作成を可能にする。ファイルシステムの「その
まま保存」動作と同様に、この機能は、ユーザーによる新しいオブジェクトの名
前付けと配置とを可能にする名前変更と同じダイアログを開く。新しいオブジェ
クトはエディターに残り、元のオブジェクトが閉じられる。
ザーが何故に2つの同一のオブジェクトを発生させる既存のオブジェクトの上書
きを希望するかは依然としていささか不明確である。既存のオブジェクトの新し
いコピーの作成は、ユーザーがそのコピーを修正するであろうことを考えれば、
十分に明確であるが、上書きの利点はそれほど明確にわからない。慣行は、ユー
ザーがこれをファイルベースシステムで行うのに慣れているということである。
が、新しく作成したオブジェクトを閉じる時に限り、ユーザーに名前の変更を促
す必要がある。
ショートカットはソースファイルがファイルシステムの異なる場所で現れるよう
にする単なるリンクファイルであることが、普通のユーザーにとって明らかであ
る。ユーザーは、ショートカットとは無関係に、ファイルがファイルシステムの
特定の場所に存在すると信じている。本発明の名前付け及び操作機能との間の有
意な相違点の1つは、従来の「そのまま保存」の機能がここでは完全に冗長的で
あり、事実、ユーザーがファイルベースシステムと同じようにできるという期待
から実行しようとする危険があることである。明らかに異なるが、ユーザーがフ
ァイルシステムにおいて可能な種類のことを行えるようにする新しい機能が必要
である。ここでは、ツリーコントロールメニューにおけるテンプレート機能とし
ての「開く」機能を形成し、エディターの項目メニューにおけるオブジェクトを
コピーする機能が必要である。
ら「開く<オブジェクト型>」を選ぶ。あるいは、オブジェクト名をダブルクリ
ックする。選択したオブジェクトは、適当なエディターにおいて開く。
そのまま開く<オブジェクト型>テンプレート」を選ぶ。デフォルト名を有する
選択したオブジェクトのコピーが、現在のホルダーに作成される。新しいオブジ
ェクトが適当なエディターで開き、新しいオブジェクトの条件に従う(下記を参
照)。
いずれかが選択されると利用可能となるべきである。デフォルト名を有する新し
いオブジェクトが選択したホルダーに作成され、エディターで開かれる。
から「ディスプレイ名の切り取り」を選ぶ。ディスプレイ名は、その名前が元の
場所からなくなる、新しいホルダーへ貼り付けされるまで、薄字になる。ユーザ
ーは、ディスプレイ名を別のホルダーに「貼り付け」ると予想される。
から「コピー<オブジェクト型>」を選ぶ。ユーザーは、コピーしたオブジェク
トを別の場所に「貼り付け」ると予想される。
必要があるため、「貼り付け」オプションそれ自体は幾分コンテキストに依存す
る必要がある。ディスプレイ名を切り取ると、「ディスプレイ名の貼り付け」メ
ッセージが現れ、オブジェクトがコピーされておれば、「貼り付け<オブジェク
ト型>」がコンテキストメニューに現れる。
ら「ディスプレイ名の貼り付け」を選んだ場合、コピーされているディスプレイ
名が選択したホルダーに現れる。別のオブジェクトにつきそのディスプレイ名が
そのホルダーに既に存在していれば、エラーメッセージが作成されるべきである
。その最終結果として、ディスプレイ名が1つのホルダーから別のホルダーへ移
動され、その際、元のオブジェクトへの接続が保持される。
「貼り付け<オブジェク型>」を選んだ場合、ソースオブジェクトのコピーであ
る新しいオブジェクトが作成される。
る」を選ぶ。選択したオブジェクトの全ての別名のリストを含むダイアログが開
く。このダイアログは、別名の使用を必要としないであろうユーザーから別名作
成能力を隠すためと、ツリーコントロールの外側のコンテキストで別名の取り扱
いを行うためとの2つの理由で利用可能状態になる。例えば、ディスプレイ名を
選択する時と削除する時にあいまいさが存在する。即ち、ユーザーがディスプレ
イ名を削除したい場合か、またはユーザーがオブジェクトを作成したい場合があ
ることである。ディスプレイ名の削除はダイアログの1つの特徴部分となり、オ
ブジェクトを削除するための削除がツリーコントロールに残される。
「オブジェクトの削除」を選ぶ。選択したディスプレイ名が別名であるオブジェ
クトが削除される。
機能を選択する。これにより、デフォルトホルダーにおいて(コンテキストがな
いため)デフォルト名を有する選択した型の新しいオブジェクトが作成され、そ
の新しいオブジェクトをロードした適当なエディターが開く。
選ぶ。名前(別名)を入力してデフォルトホルダー以外のホルダーを選択する名
前変更ダイアログが開く。デフォルト名とデフォルトホルダーとをOKを押すこ
とにより受け入れることが可能である。新しい名前を入力するか、または別のホ
ルダーを選択する場合、デフォルト名がクリアされる。
たオブジェクトの全ての別名リストを含んだダイアログが開く。
に名前が変更されている新しく作成されたオブジェクトについてのみ利用可能で
あるべきである。メインメニュー「項目→オブジェクトのコピー」の機能を選択
する。新しいオブジェクトにつき名前を入力してホルダーを選択するための「オ
ブジェクトのコピー」ダイアログが開く。そうすると、新しいオブジェクトはエ
ディターにおいて開いたままであるが、元のオブジェクトは閉じる。元のオブジ
ェクトが閉じない場合、多数のオブジェクトが不要であるが開いたままの可能性
がある。この機能は、名前が変更されていない新しく作成されたオブジェクトに
ついては利用できないが、その理由は、1つは新しいオブジェクトの名前付け、
また1つは元のオブジェクトの名前付けのように一連のダイアログが生じるから
である。
ジェクトが既存のオブジェクトである場合、エディターのウィンドウとオブジェ
クトは直ちに閉じる必要がある。オブジェクトが新しく作成されたオブジェクト
であり、「名前変更」機能が積極的に選択されていない場合、「名前変更」ダイ
アログが開いて、ユーザーがその名前を変更するか、またはオブジェクトを閉じ
る前にデフォルト名を受け入れることができるようにすべきである。
際に現れる「変更を保存しますか」のメッセージに対する「いいえ」の応答を真
似るために導入されている。このメッセージそれ自体は本発明のシステムにとっ
て冗長であるが、ユーザーが新しく作成したオブジェクトをクリアできるので、
有用であろう。新しいオブジェクトを閉じる時ユーザーに別の質問をするよりも
、かかる機能を積極的に選択できるようにするのがよい。この機能は、いまだ名
前が変更されていない新しく作成したオブジェクトについてのみ利用可能にすべ
きであり、エディターを閉じて、オブジェクトを削除する。エディターに対して
再び開かれた既存のオブジェクトにつき「クリア」機能を利用できるようにする
と、普通でない慣行が生まれるであろう。
る。
前として選択することが、メインメニューの機能「項目→<オブジェクトのコピ
ー>」を用いると可能である必要がある。これは、開いたオブジェクトの内容を
、ディスプレイ名が選択された既存のオブジェクトにコピーする効果がある。そ
うすると、このオブジェクトがエディターで開き、元の開いたオブジェクトが閉
じる。上書きされるとオブジェクトの元の内容が失われるため、上書きの警告メ
ッセージが必要であろう。これは、ツリーコントロールのコンテキストメニュー
から「オブジェクトのコピー」及び「オブジェクトの貼り付け」を選択して行う
ことができるが、別名を許容するシステムにおいて、何故2つの同一オブジェク
トが種々の組の別名を有するのか不思議に思わなれればならないだろう。別名を
何故1つのオブジェクトに結合しないのであろう。
いう考えに対しあいまいな関係である。「合体」型機能の背後にある考え方は、
2つの異なるオブジェクトのディスプレイ名を結合すると単一のオブジェクトと
なることである。このような機能が有用である少なくとも1つの状況が存在する
。
」及び「移動」ダイアログにより置換える:切り取り機能は、切り取ったものが
貼り付けられるまで宙ぶらりんの状態になるという意味で、特に面倒である。マ
イクロソフトアウトルックは、アウトルックのツリーコントロールのホルダーは
、切り取りして貼り付けることができないが、その代わり「コピー」及び「移動
」ダイアログで操作できるという点でこの問題を解決している。
ディターの基本的作用及びメニュー機能を示すフローチャートである。
ディターの基本的な作用及びメニュー機能を示すフローチャートである。
アセンブリシステムに結合されたエレクトロニクスアセンブリエンジニアリング
システム(CPU及びデータ記憶装置を備えている)を示す。
本的作用及びメニュー機能を示すフローチャートである。
用及びメニュー機能を示すフローチャートである。
Claims (23)
- 【請求項1】 エディターソフトウェアにアクセス可能なユーザーにより定
義されるデータ構造が索引の完全性を有し、編集時におけるデータ構造へのユー
ザーによる変更が一時ファイルによる間接的なものでなくてデータ構造に対して
直接行われるコンピュータサブシステムを有するエレクトロニクスアセンブリエ
ンジニアリングシステムにおいて、データ構造の名前付け及び操作を可能にする
方法であって、 新規に作成したデータ構造を編集中であれば、データ構造に、閉じる、クリア
する及び名前を変更する機能を提供し、 既存のデータ構造を編集中であれば、データ構造に、閉じる及びコピーする機
能を提供し、 データ構造のそのまま保存する機能をなくするステップより成る、データ構造
の名前付け及び操作を可能にする方法。 - 【請求項2】 データ構造はオブジェクトより成る請求項1の方法。
- 【請求項3】 データ構造はマークアップ言語のドキュメントより成る請求
項1の方法。 - 【請求項4】 データ構造はXMLドキュメントより成る請求項3の方法。
- 【請求項5】 エディターソフトウェアにアクセス可能なユーザーにより定
義されるデータ構造が索引の完全性を有し、編集時におけるデータ構造へのユー
ザーによる変更が一時ファイルによる間接的なものでなくてデータ構造に対して
直接行われるコンピュータサブシステムを有するエレクトロニクスアセンブリエ
ンジニアリングシステムにおいて、 コンピュータサブシステムは、データ構造につき名前付け及び操作機能を実行
する命令を記憶させたコンピュータにより読み取り可能なメディアを有し、 それらの機能は、(i)新規に作成したデータ構造を編集中であれば、データ
構造につき、閉じる、クリアする及び名前を変更する機能と、(ii)既存のデ
ータ構造を編集中であれば、データ構造につき、閉じる及びコピーする機能とよ
り成り、これらの機能はデータ構造をそのまま保存する機能を含まないコンピュ
ータサブシステム。 - 【請求項6】 データ構造はオブジェクトより成る請求項5のサブシステム
。 - 【請求項7】 データ構造はマークアップ言語のドキュメントより成る請求
項5のサブシステム。 - 【請求項8】 データ構造はXMLドキュメントより成る請求項7のサブシ
ステム。 - 【請求項9】 コンピュータにより読み取り可能なメディアは、サブシステ
ムから取外し可能である請求項5のサブシステム。 - 【請求項10】 エディターソフトウェアにアクセス可能なユーザーにより
定義されるデータ構造が索引の完全性を有し、編集時におけるデータ構造へのユ
ーザーによる変更が一時ファイルによる間接的なものでなくてデータ構造に対し
て直接行われるコンピュータサブシステムを有するエレクトロニクスアセンブリ
エンジニアリングシステムに使用するコンピュータにより読み取り可能なメディ
アであって、 メディアには、データ構造につき名前付け及び操作機能を行う方法を実行する
命令が記憶されており、 この方法は、 新規に作成したデータ構造を編集中であれば、データ構造に、閉じる、クリア
する及び名前を変更する機能を提供し、 既存のデータ構造を編集中であれば、データ構造に、閉じる及びコピーする機
能を提供し、 データ構造のそのまま保存する機能をなくするステップより成る、コンピュータ
により読み取り可能なメディア。 - 【請求項11】 エディターソフトウェアにアクセス可能なユーザーにより
定義されるデータ構造が索引の完全性を有し、編集時におけるデータ構造へのユ
ーザーによる変更が一時ファイルによる間接的なものでなくてデータ構造に対し
て直接行われるコンピュータサブシステムを有するエレクトロニクスアセンブリ
エンジニアリングシステムに使用するコンピュータにより読み取り可能なメディ
アであって、 メディアには、データ構造につき名前付け及び操作機能を実行する命令が記憶
されており、 これらの機能は、(i)新規に作成したデータ構造を編集中であれば、データ
構造につき、閉じる、クリアする及び名前を変更する機能と、(ii)既存のデ
ータ構造を編集中であれば、データ構造につき、閉じる及びコピーする機能とよ
り成り、データ構造のそのまま保存する機能を含まない、コンピュータにより読
み取り可能なメディア。 - 【請求項12】 エディターソフトウェアにアクセス可能なユーザーにより
定義されるデータ構造が索引の完全性を有し、編集時におけるデータ構造へのユ
ーザーによる変更が一時ファイルによる間接的なものでなくてデータ構造に対し
て直接行われるコンピュータシステムにおいて、データ構造の名前付け及び操作
を可能にする方法であって、 新規に作成したデータ構造を編集中であれば、データ構造に、閉じる、クリア
する及び名前を変更する機能を提供し、 既存のデータ構造を編集中であれば、データ構造に、閉じる及びコピーする機
能を提供し、 データ構造のそのまま保存する機能をなくするステップより成る、データ構造
の名前付け及び操作を可能にする方法。 - 【請求項13】 データ構造はオブジェクトより成る請求項12の方法。
- 【請求項14】 データ構造はマークアップ言語のドキュメントより成る請
求項12の方法。 - 【請求項15】 データ構造はXMLドキュメントより成る請求項14の方
法。 - 【請求項16】 ディスプレイに結合され、トランザクションサービスを利
用し、データ構造が索引の完全性を有し、編集時に一時コピーが作成されない、
コンピュータシステムにおいて、データ構造の名前付け及び操作機能を可能にす
る方法であって、 ディスプレイ上に複数のデータ構造を提示し、 データ構造の名前付け及び操作の何れか一方または両方について複数の機能を
提供するステップより成り、これらの複数の機能はそのまま保存の機能を含まな
い、データ構造の名前付け及び操作機能を可能にする方法。 - 【請求項17】 複数の操作機能は、新規作成したデータ構造を編集中であ
れば、閉じる、クリアする及び名前を変更する機能より成る請求項16の方法。 - 【請求項18】 複数の操作機能は、既存のデータ構造を編集中であれば、
閉じる及びコピーする機能より成る請求項16の方法。 - 【請求項19】 ディスプレイ上に複数のデータ構造を提示するステップは
、複数のデータ構造のグラフィック表示を提供するステップより成る請求項16
の方法。 - 【請求項20】 ディスプレイに結合され、トランザクションサービスを利
用し、データ構造が索引の完全性を有し、編集時に一時コピーが作成されない、
エレクトロニクスアセンブリエンジニアリングシステムのコンピュータサブシス
テムにおいて、データ構造の名前付け及び操作機能を可能にする方法であって、 ディスプレイ上に複数のデータ構造を提示し、 データ構造の名前付け及び操作の何れか一方または両方について複数の機能を
提供するステップより成り、これらの複数の機能はそのまま保存の機能を含まな
い、データ構造の名前付け及び操作機能を可能にする方法。 - 【請求項21】 複数の操作機能は、新規作成したデータ構造を編集中であ
れば、閉じる、クリアする及び名前を変更する機能より成る請求項20の方法。 - 【請求項22】 複数の操作機能は、既存のデータ構造を編集中であれば、
閉じる及びコピーする機能より成る請求項20の方法。 - 【請求項23】 ディスプレイ上に複数のデータ構造を提示するステップは
、複数のデータ構造のグラフィック表示を提供するステップより成る請求項20
の方法。
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