JP2003526259A - 光従属信号を偏光合波および偏光分波するための方法および装置 - Google Patents

光従属信号を偏光合波および偏光分波するための方法および装置

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JP2003526259A JP2001564513A JP2001564513A JP2003526259A JP 2003526259 A JP2003526259 A JP 2003526259A JP 2001564513 A JP2001564513 A JP 2001564513A JP 2001564513 A JP2001564513 A JP 2001564513A JP 2003526259 A JP2003526259 A JP 2003526259A
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signal
optical
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Abstract

(57)【要約】 実施形態は、偏光ビーム・スプリッタおよび好ましくは自己相関器、処理ユニットおよび偏光コントローラを有する帰還ユニットを備えている。偏光スプリッタは、従属信号間の偏光関係(例えば直交関係)に基づいて、高速光信号から低速従属信号を分離している。典型的には自己相関器および偏光調整デバイスである帰還ユニットは、一方の低速従属信号の自己相関値に基づいて高速信号の偏光状態を調整している。一方の低速従属信号の自己相関値は偏光調整デバイスに提供される。偏光調整デバイスは、通常、処理ユニットおよび偏光コントローラを備えている。偏光調整デバイスは、自己相関消光比の値に基づいて高速信号の偏光状態を調整している。最適分波のためには、この種の調整帰還は、自己相関値が最大化されるまで実行されることが理想的である。この種の調整は、高速信号の偏光状態の変化を追跡するために、帰還ループの一部として正規に実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は一般に光伝送システムにおける偏光分波のためのシステムに関し、詳
細には高速信号の光分波に使用する従属自己相関値を測定するための、低速電気
光学を使用して高速合波光信号を低速偏光従属信号に偏光分波するためのシステ
ムに関する。
【0002】 光学および光伝送システムの分野においては、システム内の伝送のために異な
るデータ・ストリームを合波することが当たり前になっている。通常、複数の低
速従属信号が時間スロット中で1つに結合すなわち合波され、高速合波信号が形
成されている。例えば2つの10ギガビット/秒(低速)従属信号を交番時間ス
ロット中でビット交互配置すなわち合波し、20ギガビット/秒(高速)合波信
号を形成することができる。この方法によれば、複数のソースから複数のレシー
バへのデータ伝送を、単一光路でサポートすることができる。
【0003】 このようなシステムの伝送容量を大きくするための方法の1つは、光時間領域
合波(OTDM)および光時間領域分波(OTDD)を使用することであるが、
通常、多くの光伝送システムの合波伝送容量は、利用可能な電気光学の速度によ
って制限されている。通常、低速従属信号を高速合波光信号に合波し、次に従属
信号を再び分波するためには、合波信号が有する速い速度で動作することができ
る広帯域電気光学が必要である。合波信号の速度が速くなると、残念なことには
その速度で動作する電気光学を利用することができる可能性が少なくなり、光伝
送システムの設計者にとって問題となる。
【0004】 出願人は、ほとんどのOTDD技法が抱えている問題が、それらの技法が、合
波信号の速度と同じか、あるいはそれ以上の速度で信号をゲートしなければなら
ないことにあることに注視した。上で言及した例の場合、20ギガビット/秒の
合波信号からの2つの10ギガビット/秒の光従属信号の分波を処理するために
は、通常、少なくとも20GHzのゲート信号が必要である。合波信号の速度と
同じか、あるいはそれ以上の速度で信号をゲートしなければならないため、合波
信号の速度が速くなると、コスト的に手が出せなくなり、あるいは実現不可能に
なる。
【0005】 さらに、既存の多くの分波方式は、高速信号を分波するためのLiNbO3
調器あるいは従来の4光波混合(FWM)使用した技法のように、偏光に敏感で
ある。これらのシステムにおいては、合波信号から従属信号を有効に分波するた
めに、広帯域すなわち高速信号分割および高速電気光学をさらに必要とすること
がしばしばである。
【0006】 光伝送システムにおける従属信号の一般的な偏光合波および偏光分波について
は、特許および出版物に記述されている。例えば、1993年9月12日発行の
第19回光通信ヨーロッパ委員会Proceedings、Vol.2に掲載さ
れている、F.Heismann、P.B.Hansen、S.K.Korot
ky、G.Raybon、J.J.VeselkaおよびM.S.Whalen
著による、「Automatic Polarization Demulti
plexer for Polarization−Multiplexed
Transmission Systems」という名称の論文(以下、「He
ismann論文」と呼ぶ)の中で著者らは、2つの直交偏光光信号を単一ファ
イバ中に合波し、次に自動偏光分波器を使用してそれらを分波する方法を説明し
ている。より詳細には、Heismann論文には、偏光トランスフォーマを分
波器内で簡易偏光スプリッタと組み合わせて使用する方法が説明されている。
【0007】 また、1996年2月25日発行のOptical Fiber Commu
nication ’96 Technical Digest Series
Vol.2に掲載されている、M.L.Dennis、I.N.Duling
IIIおよびM.F.Arend著による、「Soliton Loop M
irror Demultiplexer with Polarizatio
n−Multiplexed Signal and Control」という
名称の論文(以下、「Dennis論文」と呼ぶ)の中で著者らは、一般的に、
ソリトン・レジーム中で動作する、直交偏光信号および制御ストリームを使用し
た非線形光ループ・ミラーに基づく分波器について説明している。Dennis
論文には、さらに、制御および信号を偏光合波することによって高オン/オフ消
光比が保証され、かつ、単一波長動作が可能になることが言及されている。
【0008】 (発明の概要) 本発明によれば、本明細書において具体化され、かつ、広範囲に説明されるよ
うに、一態様では、合波光信号を光伝送システムのコンテキストにおける光従属
信号に偏光分波するための装置が説明される。一般的に装置は、他の光従属信号
から光従属信号の1つを分離するための偏光ビーム・スプリッタを備えている。
合波光信号を受信すると、偏光関係に基づいて従属信号に分離される。この偏光
関係は、受信端に低クロストークを提供するために、従属信号間の直交関係であ
ることが好ましい。通常、偏光ビーム・スプリッタは、一方の光従属信号を提供
する第1の出力部、およびもう一方の光従属信号を提供する第2の出力部を有し
ている。
【0009】 また、装置は、光従属信号の1つを受信する帰還ユニットを備えている。帰還
ユニットは、偏光ビーム・スプリッタの入力部に光結合されている。帰還ユニッ
トは、一方の光従属信号の自己相関値に基づいて合波光信号の偏光状態を調整し
ている。自己相関値は、帰還ユニットによって測定される。通常、偏光状態の調
整は、信号に対する自己相関値を使用して計算された消光比に基づいて行われる
【0010】 また、帰還ユニットは、通常、自己相関器および偏光調整デバイスを備えてい
る。自己相関器は、光従属信号の1つに光結合された入力部を有しており、その
光従属信号の自己相関値を低速出力部に提供している。偏光調整デバイスは、合
波光信号を受信するための光入力部、偏光スプリッタの入力部に結合された光出
力部、および自己相関器の低速出力部に結合された制御入力部を有している。こ
の構成により、偏光調整デバイスは、合波光信号の偏光状態を調整することがで
きる。
【0011】 偏光調整デバイスは、合波光信号の偏光状態を調整することによって、自己相
関値を最大化するように動作することができる。また、偏光調整デバイスは、自
己相関値に基づいて一方の光従属信号の消光比を決定し、かつ、合波光信号の偏
光状態を調整することによって、その消光比を最大化することができる。
【0012】 通常、偏光調整デバイスは、処理ユニットおよび偏光コントローラを備えてい
る。処理ユニットは、自己相関器の低速出力部に結合され、自己相関値に基づい
て帰還信号をその帰還出力部に提供している。偏光コントローラは、合波光信号
を受信するための光入力部、偏光スプリッタの入力部に結合された光出力部、お
よび処理ユニットの帰還出力部に結合された帰還入力部を有している。この構成
により、偏光コントローラは、帰還信号の値に基づいて合波光信号の偏光状態を
調整することができる。
【0013】 処理ユニットは、偏光コントローラが応答して合波光信号の偏光状態をポアン
カレ球(Poincare sphere)の一部に対してスイープ(swee
p)することができるように、偏光コントローラに提供する帰還信号を変化させ
ることにより、自己相関値を最大化するように動作することができる。さらに、
処理ユニットは、自己相関値に基づいて一方の光従属信号の消光比を決定し、か
つ、帰還信号を変化させ、ポアンカレ球の上記部分に対して合波光信号の偏光状
態をスイープすることによって、その消光比を最大化するように動作することが
できる。
【0014】 他の態様では、偏光合波光伝送システムが説明される。一般的にシステムは、
偏光合波器、偏光合波器の出力部に結合された高速光路、および高速光路に結合
された偏光分波器を備えている。偏光合波器は、第1の低速従属信号を受信する
ための第1の入力部、および第2の低速従属信号を受信するための第2の入力部
を有している。偏光合波器は、第1の低速従属信号と第2の低速従属信号を、第
1の低速従属信号が第2の低速従属信号に対して定義済み時間周期、例えば1ビ
ット周期だけオフセットした、直交関係などの所定の偏光関係を有する高速光信
号に時分割合波することができる。つまり、第1の低速従属信号中の第1のパル
スと第2の低速従属信号中の隣接するパルスが時間オフセット(offset
in time)し、かつ、偏光オフセット(offset in polar
ization)している。偏光合波器は、従属信号を合波する際に、所定の偏
光関係を維持することによって、第1の低速従属信号と第2の低速従属信号のコ
ヒーレント混合を回避している。この所定の偏光関係は、通常、直交関係である
。高速光路は、高速光信号を受信し、受信した高速光信号を偏光分波器に提供し
ている。
【0015】 偏光分波器は、偏光スプリッタおよび帰還ユニットを備え、高速光信号を受信
し、かつ、分波している。偏光ビーム・スプリッタ(偏光スプリッタとしてより
一般的に知られている)は高速光信号を受信し、高速光信号中の第1の低速従属
信号と第2の低速従属信号を分離している。帰還ユニットは、偏光スプリッタの
入力部に光結合され、帰還ユニットによって測定された第1の低速従属信号の振
幅特性(例えば自己相関値)に基づいて、高速光信号の偏光状態を調整すること
ができる。
【0016】 また、帰還ユニットは、自己相関器および偏光調整デバイスを備えている。自
己相関器は、偏光スプリッタからの第1の低速従属信号に光結合された入力部を
有している。一般的には自己相関器は振幅特性を測定し、第1の低速従属信号の
自己相関値に基づいて、測定した振幅特性を低速出力部に提供している。自己相
関トレースの消光比は、入力偏光状態(SOP)によって決まる。消光比が大き
い程、従属偏光分波の効率が良くなる。偏光調整デバイスは、高速光信号を受信
するための光入力部、偏光スプリッタの入力部に結合された光出力部、および自
己相関器の低速出力部に結合された制御入力部を有している。偏光調整デバイス
は、自己相関値に基づいて高速光信号の偏光状態を調整することができる。
【0017】 また、偏光調整デバイスは、高速光信号の偏光状態を調整することによって、
自己相関値あるいは消光比(ER)を最大化することができる。この方法により
、システムは、高速電気光学に頼ることなく、高速光信号の分波方法を有利に最
適化する。さらに、偏光調整デバイスは、通常、自己相関値に基づいて第1の低
速従属信号の消光比を決定し、かつ、高速光信号の偏光状態を調整することによ
って、決定した消光比を最大化することができる。
【0018】 さらに他の態様では、少なくとも2つの光従属信号を高速光信号に偏光分波す
るための方法が説明される。偏光分波する方法は、高速光信号を受信し、従属信
号間の所定の偏光関係に基づいて、第1の光従属信号と第2の光従属信号を分離
するステップから開始される。通常、所定の偏光関係は直交関係である。第1の
光従属信号の自己相関値が決定される。決定された自己相関ER値に基づいて高
速光信号の偏光状態が調整される。通常、制御ループ内における自己相関値を最
大化するために高速光信号の偏光状態が調整され、次に、他の自己相関値が反復
して決定される。より詳細に記述すると、自己相関ER値を最大化するために、
ポアンカレ球の一部に対して高速光信号の偏光状態をスイープし、かつ、決定ス
テップを繰り返すことによって高速光信号の偏光状態が調整される。
【0019】 また、第1の光従属信号の消光比が、定義済みの時間期間にわたって決定され
る。通常、従属信号の消光比の決定を補助するために自己相関値が使用されるた
め、消光比に基づいて高速光信号の偏光状態を調整することができる。さらに、
消光比を最大化するために、ポアンカレ球の一部に対して高速光信号の偏光状態
をスイープし、かつ、決定ステップを繰り返すことによって高速光信号の偏光状
態を調整することができる。
【0020】 偏光合波従属信号の直交性のため、一方の偏光分波従属信号の自己相関消光比
を最大化することにより、もう一方の偏光ビーム・スプリッタ・ポートの消光比
が最大化されることになる。このことは、制御電子工学および変調調整が、一方
の従属信号に対してしか必要でないことを意味している。
【0021】 本明細書に組み込まれ、かつ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、本発
明の実施形態を示したものであり、説明と共に本発明の利点および原理が示され
ている。
【0022】 以上の概略説明および以下の詳細説明が、いずれも例示的かつ説明目的のもの
に過ぎず、特許請求する本発明を制限するものではないことを理解すべきである
。本発明のその他の利点および目的は、以下の説明および本発明の実践によって
説明され、かつ示唆されるものとする。
【0023】 (好ましい実施形態の詳細な説明) 次に本発明による様々な実施形態を参照するが、添付の図面に本発明の実施例
が示されており、また、本発明の説明から明らかになるであろう。図面において
、同一参照番号は、異なる図面において可能な場合は必ず同一あるいは類似要素
を表している。
【0024】 光伝送システムにおける偏光合波および偏光分波によって光伝送システムの効
率が向上し、また、単一光路を通して複数のデータ・ストリームを送信すること
ができることは知られている。多くのシステムでは、この種の合波および分波に
は高速あるいは広帯域電気光学が必要である。例えばシステムの中には、合波信
号を分波するための高速クロック信号を発生することができる高速電気光学を必
要とするシステムもある。
【0025】 しかしながら、出願人は、高速あるいは広帯域電気光学を使用することなく、
偏光合波光信号を分波することができることを発見した。本発明の実施形態によ
る分波システムは、高速合波光信号を従属信号に分離するための偏光スプリッタ
、および一方の従属信号の自己相関値を測定し、かつ、高速光信号の偏光状態を
調整するための低速帰還ユニットを有している。帰還ユニット内の自己相関器は
、測定した従属消光比の大きさを表す制御信号を発生することができる。制御信
号に応じて、制御信号を処理し、かつ、制御信号の処理に基づいて合波信号の偏
光状態を調整することによって自己相関消光比を最大化することが望ましい。こ
の方法により、高速電気光学を使用することなく、合波光信号を有利に分波する
ことができる。
【0026】 要約すると、図1は、本発明の実施形態による、光信号を合波し、かつ、分波
する例示的光伝送システムを示すブロック図である。図2は、時間シフトし、か
つ、直交偏光関係で合波された従属信号を含む例示的偏光合波信号をグラフで示
したものである。図3は、例示的偏光分波器をより詳細に示したものである。図
4は、本発明の実施形態による、異なる偏光状態をグラフで示した例示的ポアン
カレ球を示したものである。図5は、本発明の実施形態による、高速光信号から
2つの光従属信号を偏光分波するためのステップを示す流れ図である。
【0027】 図1に示すように、本発明の実施形態によれば、異なるデータ・ストリームを
高速光信号に合波し、かつ、高速電気光学を使用することなく高速光信号を分波
する光伝送システム100が示されている。一般的には、光伝送システム100
は、1つまたは複数の従属源115aおよび115b(通常、伝送路速度10G
b/秒)を備えている。これらの従属源は、信号を総合高速レート(通常、20
Gb/秒)に合波するために、偏光合波器105を介して信号を送信している。
偏光合波された信号は、次に高速光路(光ファイバ125など)を介して偏光分
波器110に送信される。信号は偏光分波器110で分波され、1つまたは複数
の対応するレシーバ120aおよび120b(典型的には従来の10Gb/秒レ
シーバ)によって受信される。
【0028】 より詳細には、従属源115aおよび115bは、本質的には低データ転送速
度のデータ源である。例示的実施形態では、従属源115aおよび115bは、
データ転送速度約10ギガビット/秒のデータ源である。これらのデータ源は、
次に偏光合波器105によって1つに合波される、全く異なるデータ・ストリー
ムを提供している。
【0029】 従属源115aおよび115bによって提供されるデータ・ストリームは、偏
光合波器105内で1つの高速光信号に合波される。例示的実施形態では、この
高速光信号への合波は、結果として得られる光従属信号を1つに偏光合波して高
速光信号を形成する前に、2つのソリトン・トランスミッタ130aおよび13
0b(図1のソリトンtx1 130aおよびソリトンtx2 130bで示す
)をデータ・ストリームで変調することによって実現される。ソリトン・トラン
スミッタは、そのパルス形状を長距離にわたって維持することができるため、ソ
リトン・トランスミッタ130aおよび130bなどのソリトン・トランスミッ
タが、光通信システムで広く使用されているタイプの光パルスであるソリトン・
パルスを生成していることについては、当分野の技術者には認識されよう。偏光
合波/分波を包含する本発明の場合、従属源がソリトン・トランスミッタである
必要はないが、出願人は、ソリトンを隣接する時間スロット中に偏光合波するこ
とにより、可能伝送距離を長くすることができることに注目した。
【0030】 より詳細には、偏光分波器105は、従属データ転送速度(例えば10ギガビ
ット/秒)に等しい反復率を有するパルス信号を生成するパルス源125を備え
ていることが好ましい。パルス信号は、3dBスプリッタあるいは結合器を使用
して、2方向に分割されることが好ましい。分割された分岐は、それぞれパルス
源125からソリトン・トランスミッタ130aおよび130bの1つに供給さ
れる。このように、従属源115aおよび115bによって提供されるデータ・
ストリームを使用して、ソリトン・トランスミッタによって130aおよび13
0bによって生成されるソリトン・パルスがゲートされる。例えば一連の論理1
により、一連の逐次ソリトン・パルスを有する光従属信号が生成される。
【0031】 生成された各光従属信号は、典型的には偏光維持ファイバを使用して偏光ビー
ム・コンバイナ(PBC)140に結合される。各光従属信号の偏光の状態が直
線偏光され、接続偏光維持ファイバの高速軸または低速軸中に出力されることが
好ましい。PBC140におけるアラインメントは、光従属信号の両方がPBC
140の出力ポートに最適結合されるようにアラインメントされることが好まし
い。一方の従属信号が横電界(TE)モードの100%または100%近辺の伝
送に整列され、もう一方の従属信号が横磁界(TM)モードの100%または1
00%近辺の伝送に整列される。
【0032】 また、後に合波される際における光従属信号のコヒーレント混合の回避が促進
されるため、PBC140に結合する前に、一方の光従属信号を遅延デバイス1
35によって定義済み時間量だけシフトさせることが望ましい。光従属信号の各
々の論理1は、同時に2つの異なる偏光状態にあるパルスではなく、隣り合って
合波されたパルスになる。例示的実施形態では、遅延デバイス135は、ソリト
ンtx1 130aからの光従属信号を、もう一方の従属信号に対して1ビット
周期だけ遅延すなわちシフトさせるように動作する従来の遅延伝送路である。特
定のデータ転送速度および特定の波長で使用するためのPBCおよび遅延伝送路
デバイスについては、当分野の技術者には周知のことと思われる。
【0033】 PBC140では、光従属信号は2つの偏光入力部に供給される。2つの偏光
入力部の間には、特性偏光関係がある。例示的実施形態では、一方の光従属信号
がTE入力部141に供給され、もう一方の光従属信号はTM入力部142に供
給されている。PBC140はこのような偏光入力部を使用して、光従属信号間
の偏光関係を調整している。つまり、時間シフトされた光従属信号ともう一方の
光従属信号が1つに偏光合波され、PBCの出力部143に高速合波光信号がも
たらされる。2つの従属信号は、直交関係であることが好ましい所定の偏光関係
にある。このようにPBC140によって光ファイバ125に高速合波光信号が
提供される。
【0034】 2つの光従属信号を時間シフトおよび直交偏光関係で合波することにより、2
つの信号のコヒーレント混合が有利に回避され、ソース消光比および隣接するパ
ルスのシンボル間干渉(ISI)に対する厳しい要求が緩和される。図3は、上
述の関係および各従属信号に対するオフセットすなわち時間シフトを示したもの
である。
【0035】 また、この種の合波により、直交偏光された隣接パルスに対するソリトン間相
互作用が緩和される。偏光合波器105と偏光分波器110の間の光ファイバ1
25あるいはあらゆる光増幅器(図示せず)には、このような偏光合波ソリトン
に適応するための改変は不要である。
【0036】 高速合波光信号は、高速合波光信号が光ファイバ125中を伝搬する際に、信
号の強度を大きくし、かつ、信号形状の維持を補助する1つまたは複数の再生デ
バイス(図示せず)に遭遇するようになっている。合波信号は最終的に偏光分波
器110に遭遇し、高速合波光信号が分波される。
【0037】 一般的には、偏光分波器110は低速光従属信号を分離し、分離した低速光従
属信号を、従属データ・ストリームを復調し、使用することができる該当するレ
シーバ(例えば、レシーバ1 120aおよびレシーバ2 120b)に提供し
ている。より詳細には、偏光分波器110は、従属信号間の、例えば直交関係な
どの所定の偏光関係に基づいて偏光合波光従属信号を分離している。有利なこと
には、偏光分波器110は、帰還用として低速デバイスを使用しているため、2
0Gb/秒から2つの10Gb/秒の従属信号を分波するための高速電気光学は
不要である。一方の従属信号の消光比を決定するために使用される自己相関値を
最適化するために、低速帰還に基づいて高速光信号の偏光状態を調整することが
できる。
【0038】 自己相関値は、光パルスの二次自己相関を表し、パルスのピークからの時間変
位の関数である。消光比は、ピーク(ACFpeak、t=0)における自己相関値
対ヌル(null)(ACFnull、t=+/−1/2ビット周期)における自己相関値
に関連している。したがって消光比(ER)は、ACFpeak/ACFnullで表す
ことができる。対数表現では、ER(dB)はdB単位の10*log(ER)
値で表されることがしばしばである。本発明による偏光分波器110の動作およ
び好ましい実施態様については、図3および4に照らして、以下でさらに詳細に
説明する。
【0039】 図2に、例示的偏光合波信号200がグラフで示されている。合波信号200
には、本発明の実施形態に従って時間シフトされ、かつ、直交偏光関係で合波さ
れた2つの光従属信号205が含まれている。図1に示す実施例では、一方の光
従属信号がTE入力部141に供給され、もう一方の光従属信号はTM入力部1
42に供給されている。例示的実施形態では、TE入力部141に供給される光
従属信号からのデータ、およびTM入力部142に供給される光従属信号からの
データが、互いに時間シフトされ(遅延デバイス135により)、かつ、互いに
直交偏光されている(PBC140により)。
【0040】 セットアップを変更することなく、直交ソリトンを同一時間スロット中で合波
することも可能であるが、直交パルス間で180度シフトさせることにより、光
ファイバ中における非直線直交偏光結合効果の緩和が促進される。
【0041】 図2に示す合波信号200は、従属源115aおよび115bからのデータが
出現する様々な時間スロット210a〜fを示している。例えば従属源115a
がソリトン・トランスミッタ130aに「111」のデータ・ストリームを提供
すると、ソリトン・トランスミッタ130aは、光従属信号として一連の3個の
ソリトン・パルスを提供することになる。同様に、もう一方の従属源115bが
「001」のデータ・ストリームを提供すると、もう一方のソリトン・トランス
ミッタ130bは、単一ソリトン・パルスを有する最後の周期の前に、ソリトン
・パルスのない2つの周期を提供することになる。これらの光従属信号がPBC
140のTE入力部141およびTM入力部142に供給されると、偏光合波信
号200が形成される。「111」のデータ・ストリームは、TE従属信号時間
スロット210a、210cおよび210e中のパルスで表されている。図2に
示すように、これらのパルスは、対応するTM従属信号の時間スロット210b
、210dおよび210fに対して遅延されている。また、TE従属信号時間ス
ロット210a、210cおよび210e中のパルスは、TM従属信号時間スロ
ット210b、210dおよび210f中のパルスに対して直交関係にある。こ
の方法によれば、高速合波光信号200中の従属信号に直交偏光関係を持たせ、
かつ、互いに時間的にオーバラップすることなく隣接させることができる。
【0042】 図2に示すような高速合波光信号を生成する、図1に示すシステムのコンテキ
ストにおいては、偏光分波は、高速合波光信号を受信し、受信した高速合波光信
号を分波して低速従属光信号に戻すものとして記述される。図3はこのような機
能を実行することができる、本発明の実施形態による例示的偏光分波器のブロッ
ク図を示したものである。
【0043】 図3を参照すると、偏光分波器110は、一般的に偏光スプリッタ305およ
び帰還ユニット300を備えている。偏光スプリッタ305は、低速従属信号間
の所定の偏光関係に基づいて、高速合波光信号を低速従属信号に分割している。
つまり、高速合波光信号の偏光状態が適切に整列(偏光スプリッタ305に入射
するように)すると、一方の低速従属信号がTM出力部335の外部に完全に分
波され、もう一方の従属信号は、従属信号間の所定の偏光関係に基づいて、TE
出力部340の外部に分波される。例えば、合波信号が適切に整列すると、一方
の従属信号が分離され、TE出力部340に提供される。第2の従属信号は、そ
の第1の従属信号に対する直交関係によって分離され、TM出力部335に提供
される。このような偏光スプリッタ(偏光ビーム・スプリッタとしても知られて
いる)の例は、JDS Fitel Fibercoreから入手することがで
きる。
【0044】 本発明による実施形態では、偏光スプリッタ305で分割された一方の従属信
号が光結合器310に提供されている。光結合器310は、従属信号をレシーバ
2 120bに提供する前に、従属信号をサンプル(通常、従属信号のせいぜい
5%程度)している。光結合器310は、サンプルした従属信号を帰還ユニット
300、好ましくは偏光帰還ユニット300内の自己相関器320に提供してい
る。
【0045】 自己相関器320などの自己相関器は、短光パルスの二次自己相関を測定する
ことができる低速デバイスである。一般的には、自己相関器は、光パルスを概ね
同一強度の2つのパルスに分割し、分割したパルスに可変時間遅延を再結合して
いる。光パルスの継続期間および振幅は、結果として得られる干渉信号(すなわ
ち、従属信号の自己相関値)から推定される。通常、自己相関器の出力(従属信
号の自己相関値)は、標準の低速オシロスコープで検出することができ、従属信
号の一時的な強度プロファイルを示している。自己相関器が、終始ごく低速のサ
ンプリング・レート、例えば100Hz未満のレートで極めて短いパルスを測定
していることは、当分野の技術者には認識されよう。
【0046】 低速帰還、典型的にはサンプルされた従属信号の自己相関値を使用して、合波
信号の偏光状態が適切に整列され、それにより従属信号が効果的かつ最適に分波
される。分波を促進するために、自己相関値の測値に基づく消光比を最大化する
ことが好ましい。
【0047】 他の実施形態では、測定した自己相関値に基づいて消光比を決定することがで
き、かつ、消光比を最大化することによって従属信号を確実に最適分波すること
ができる。一般的には、消光比はオン/オフ・パワー比である。より詳細に記述
すると、消光比は、論理1における平均光パワーを論理0における平均光パワー
に対して比較した場合の比率である。消光比が大きい程、広帯域雑音が存在する
中でのシステムによるデータの受信が容易になる。したがって消光比は、システ
ムのパワー容量およびシステムのビット誤り率(BER)性能に関連するパラメ
ータである。
【0048】 より詳細には、本発明の例示的実施形態は、自己相関器320および自己相関
器320の出力に応答する偏光調整デバイス315を有する帰還ユニット300
を備えている。自己相関器320は、一方の従属信号の自己相関値を測定し、測
定した値を偏光調整デバイス315に提供している。偏光調整デバイス315は
、自己相関値に基づいて高速合波信号の偏光状態を調整している。当分野の技術
者には、自己相関器、例えばPositive Light社およびその他、光
コンポーネントを試験する会社から購入することができる自己相関器などについ
ては周知のことと思われる。
【0049】 偏光調整デバイス315は、処理ユニット330およびプログラマブル偏光コ
ントローラ325で構成されていることが好ましい。自己相関器320が従属信
号の自己相関値を測定すると、自己相関器320は自己相関値を表す制御信号3
47を、処理ユニット330の制御入力部350に接続された出力部345に提
供する。
【0050】 一般的には、処理ユニット330は、アナログであれディジタルであれ、また
、プログラマブルであれハードワイヤードであれ、任意の種類の応答帰還回路と
して組み込むことができる。例示的実施形態では、処理ユニット330は、自己
相関値に基づいて偏光コントローラ325に帰還信号355を提供することがで
きるディジタル・マイクロプロセッサをベースとした回路である。偏光コントロ
ーラ325は、受信した帰還信号355に応答して、その帰還信号355の値に
基づいて高速合波光信号の偏光状態を変化させ、あるいは調整する。したがって
帰還信号355の値の範囲は、偏光コントローラ325を操作し、調整するため
に必要な誘導のタイプによって決まる。この方法により、処理ユニット330を
使用して、自己相関器320が測定した自己相関値を最大化することができ、ま
た、測定した自己相関値に基づいて消光比を決定し、かつ、最大化することがで
きる。本発明の一実施形態では、偏光コントローラは、Hewlett−Pac
kardのModel HP 11896A Pplarization Co
ntrollerである。
【0051】 例示的実施形態では、従属信号の自己相関値あるいは消光比の値の最大化は、
帰還信号355を変更し、高速合波信号の異なる偏光状態を通してスイープする
ことによって実現されている。より詳細に記述すると、合波信号の偏光状態をポ
アンカレ球の一部またはすべてに対してスイープすることによって、自己相関値
あるいは消光比が最大化されている。ポアンカレ球とは、光信号の可能な偏光状
態を表す三次元フォーマットである。
【0052】 図4に示すように、例示的ポアンカレ球400が、光信号の偏光状態の表現と
して三次元座標系(S1、S2、S3)で示されている。各偏光状態は、ポアン
カレ球上の特定のポイント、例えばポイント405〜435に割り当てられてい
る。一般的には、ポアンカレ球上のポイント405のような三次元座標は、従来
、正規化ストークス・パラメータ(s1、s2、s3)と呼ばれている。ストー
クス・パラメータ(S0、S1、S2およびS3)は、従来、光信号の偏光状態
を完全に記述する、ストークス・ベクトルと呼ばれる実マトリックス内で使用さ
れている。マトリックスの各エレメントは、測定したパワー・レベルに基づいて
いる。S0は、光信号全体の平均パワー・レベルである。S1は、信号の水平直
線偏光成分と垂直直線偏光成分のパワーの差である。S2は、+45度直線偏光
と−45度直線偏光のパワーの差を表している。また、S3は、右回り円偏光と
左回り円偏光のパワーの差である。ポアンカレ球400上のポイントは、平均パ
ワーS0に正規化されたストークス・パラメータを表しており、したがって異な
る偏光状態を表している。例えば、s1=S1/S0、s2=S2/S0等であ
る。
【0053】 したがってポイント410、415、425および430のように赤道に沿っ
たポイントが直線偏光の状態を表すことは、当分野の技術者には認識されよう。
ポイント420および435のような極のポイントは、それぞれ左回り円偏光お
よび右回り円偏光を表している。ポアンカレ球の一部に対する信号の偏光状態の
「スイープ」は、信号のポイント(すなわち信号の偏光状態)をポアンカレ球の
その部分内の他のポイントに移動させることによって実現される。この方法によ
れば、信号の偏光状態をスイープすることにより、信号の偏光状態が最初のポイ
ントからポアンカレ球のセクション内の新しいポイントへ、ほぼ直線的に調整さ
れる。新しいポイントでは、合波信号は、合波信号が偏光コントローラ325を
出て、偏光スプリッタ305に入射する際には、新しい偏光状態を有している。
したがって低速帰還ループが完成し、それにより複雑かつ高速の電気光学を使用
することなく、高速合波光信号(例えば20ギガビット/秒)が2つの低速従属
光信号(例えば10ギガビット/秒)に分波される。
【0054】 図5は、本発明の実施形態による、少なくとも2つの光従属信号を高速光信号
に偏光分波するための例示的ステップを示す流れ図である。図5に示すように、
偏光分波するための方法500はステップ505で開始され、2つの低速従属信
号が高速光合波信号に偏光合波される。例示的実施形態では、1つに合波する際
の従属信号間の偏光関係は直交関係である。また、2つの従属信号は、時間オフ
セットすなわち遅延されており、それにより高速信号への合波の際の従属信号の
コヒーレント混合の回避が有利に促進されている。
【0055】 ステップ510で高速信号が光ファイバ125などの光路に沿って伝搬し、ス
テップ515で偏光分波器110が高速光信号を受信する。例示的実施形態では
、高速光信号は最初に偏光コントローラ325によって受信され、開始またはデ
フォルト値をとるために、偏光コントローラ325によって信号の偏光状態が変
更すなわち調整される。続いて偏光スプリッタ305に高速光信号が提供される
【0056】 ステップ520で、従属信号間の直交関係に基づいて高速光信号が従属信号に
分離される。例示的実施形態では、偏光スプリッタ305が高速合波光信号(例
えば20ギガビット/秒の信号)を、合波従属信号間の直交偏光関係に基づいて
、低速(例えば10ギガビット/秒)で伝搬する2つの従属光信号に分離してい
る。この分離は、偏光スプリッタ305内における完全な受動プロセスであるこ
とが好ましい。したがって一方の従属信号が、レシーバ1 120aへのTE出
力部340に提供され、もう一方の従属信号は、レシーバ2 120bへのTM
出力部3に提供される。
【0057】 しかし、高速合波信号を確実に最適偏光分波するために、ステップ525〜5
35はしばしば反復して実行され、最適分波条件が満たされるまでステップ52
0に戻る。最適分波条件とは、従属信号の各々が合波信号から実質的に回復され
る条件、として一般的に定義されている。最大化消光比がロック・オンされると
、連続帰還制御ループの機能上、入力偏光状態の緩やかな変化が追跡される。
【0058】 ステップ525で一方の従属信号の自己相関値が決定される。例示的実施形態
では、光結合器310が一方の従属信号のエネルギーを少量サンプルし、サンプ
ルを自己相関器320に提供している。自己相関器320は、高合波速度で動作
するのではなく、低速のパルスを検出するためにのみ必要である。例えば自己相
関器320は、20GHzの高合波速度のパルスではなく、10GHzのパルス
を検出するためにのみ必要である。自己相関値が決定されると、自己相関器32
0から処理ユニット330へ制御信号347が送信される。
【0059】 ステップ530で、低速従属信号の自己相関値に基づいて高速合波光信号の偏
光状態が調整される。例示的実施形態では、処理ユニット330が、受信した制
御信号347に応答して、偏光コントローラ325に帰還信号355を提供して
いる。この方法により、処理ユニット330は、高速合波信号の偏光状態を応答
的に変更すなわち調整するために、偏光コントローラ325の関数動作をプログ
ラムし、あるいは導いている。また、この方法によれば、偏光コントローラ32
5が機能上、処理ユニット330などの処理ユニットに応答するため、偏光コン
トローラ325は、プログラマブル偏光コントローラと呼ばれている。偏光状態
が変化すると、ステップ535で自己相関値が最大化されたかどうかが決定され
る。自己相関値が最大化されている場合、偏光分波するための方法500は、以
上で終了する。自己相関値が最大化されていない場合、光分波の状態を示す自己
相関値を最大化するためには、高速光信号の偏光状態をさらに調整する必要があ
るため、ステップ535からステップ520へ戻る。
【0060】 既に言及したように、図5が終了ステップを示しているにもかかわらず、帰還
ループの一部としてステップ520〜535は、正規に連続的して実行されてい
る。このループは、高速信号の偏光状態のわずかな変化に対して、偏光合波信号
を分波する方法を連続的に最適化するために動作している。
【0061】 本発明の他の実施形態では、消光比は、ステップ525の自己相関値に基づい
て、定義済み時間期間にわたって決定されている。発明者は、自己相関値を使用
した従属信号の消光比が、高速光信号の偏光状態のアラインメントを示すことが
できることを発見しており、したがってこの代替実施形態では、高速光信号の偏
光状態は、定義済み期間の後に、ステップ530で決定される消光比に基づいて
調整されている。最後にステップ535で消光比が最大化されているかどうか決
定される。消光比が最大化されている場合、偏光分波するための方法500は、
ステップ535で終了する。消光比が最大化されていない場合は、ステップ53
5からステップ520へ戻り、上で説明した測定、決定および調整の帰還ループ
が繰り返される。
【0062】 要約すると、本発明の例示的実施形態は、偏光合波器105および偏光分波器
110を備えた、光伝送システム100の一部である。偏光合波器105は、2
つの従属信号を高速偏光合波光信号に直交合波する。高速偏光合波光信号は、高
速光路(ファイバ125など)上を、偏光分波器110が高速偏光合波光信号を
受信するまでシステム100を通って伝搬する。偏光分波器110は、偏光スプ
リッタ305を使用して、高速光信号から2つの低速従属信号を分離する。通常
、帰還ユニット300には自己相関器320および偏光調整デバイス315が使
用されており、一方の低速従属信号の振幅特性(より詳細には、測定した自己相
関値に基づく消光比)に基づいて高速信号の偏光状態が調整される。偏光調整デ
バイス315は、一般的に処理ユニット330および偏光コントローラ325を
備えている。一方の低速従属信号の自己相関値が処理ユニット330に提供され
、処理ユニット330で、自己相関値に基づいて高速信号の偏光状態が操作され
、あるいは調整される。この種の帰還は、自己相関消光比の値が最大化されるま
で実行されることが理想的である。
【0063】 本発明の精神あるいは範囲を逸脱することなく、本発明によるシステムおよび
方法に様々な改変および変形形態を加えることができることは、当分野の技術者
には明らかであろう。例えば図に示した偏光分波器は、好ましい実施形態の典型
であることが意図されている。当分野の技術者には、正確な帰還構造への変更は
容易であり、本発明の精神あるいは範囲を逸脱することなく、本明細書において
開示した装置と等価の分波装置を得ることができる。本発明には、特許請求の範
囲の各請求項の範囲内であることを条件として、本発明の改変および変形形態、
およびそれらの等価物が包含されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態による偏光合波/分波光伝送システムを示すブロック図であ
る。
【図2】 本発明の実施形態による、時間シフトし、かつ、直交偏光関係で時分割合波さ
れた従属信号を含む例示的偏光合波2進信号を示すグラフである。
【図3】 本発明の実施形態による例示的偏光分波器を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施形態による、異なる偏光状態をグラフで示す例示的ポアンカレ球
を示す線図である。
【図5】 本発明の実施形態による、高速光信号から少なくとも2つの光従属信号を偏光
分波するための例示的ステップを示す流れ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2H049 BA05 BA43 BB61 BC25 2H079 AA08 AA13 BA01 BA02 CA05 CA08 KA06 KA20 5K102 AA03 AD12 AH03 MA02 MC07 MC14 MD01 PH22 PH49 PH50

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光伝送システム内における合波光信号を複数の光従属信号に
    偏光分波するための装置であって、 前記光従属信号の1つと他の前記光従属信号の間の直交偏光関係に基づいて、
    前記他の前記光従属信号から前記光従属信号の前記1つを分離するための偏光ビ
    ーム・スプリッタと、 前記光従属信号の前記1つを受信する、前記偏光ビーム・スプリッタの入力部
    に光結合された帰還ユニットとを備え、前記帰還ユニットが、前記帰還ユニット
    が測定する前記光従属信号の前記1つの自己相関値に基づいて、前記合波光信号
    の偏光状態を調整する装置。
  2. 【請求項2】 前記帰還ユニットが、 前記光従属信号の前記1つに光結合された入力部を有し、その低速出力部に前
    記光従属信号の前記1つの前記自己相関値を提供する自己相関器と、 前記合波光信号を受信するための光入力部、前記偏光ビーム・スプリッタの前
    記入力部に結合された光出力部、および前記自己相関器の前記低速出力部に結合
    された制御入力部を有し、前記自己相関値に基づいて前記合波光信号の前記偏光
    状態を調整することができる偏光調整デバイスとをさらに備える、請求項1に記
    載の装置。
  3. 【請求項3】 前記偏光調整デバイスが、前記自己相関値に基づいて前記光
    従属信号の前記1つの消光比を決定し、かつ、前記合波光信号の前記偏光状態を
    調整することによって前記消光比を最大化するようにさらに動作する、請求項2
    に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記偏光調整デバイスが、 前記自己相関器の前記低速出力部に結合され、前記自己相関値に基づいてその
    帰還出力部に帰還信号を提供する処理ユニットと、 前記合波光信号を受信するための光入力部、前記偏光ビーム・スプリッタの前
    記入力部に結合された光出力部、および前記処理ユニットの前記帰還出力部に結
    合された帰還入力部を有し、前記帰還信号の値に基づいて前記合波光信号の前記
    偏光状態を調整することができる偏光コントローラとをさらに備える、請求項2
    に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記処理ユニットが、前記帰還信号を変更し、ポアンカレ球
    の一部に対して前記合波光信号の偏光状態をスイープすることにより、前記自己
    相関値を最大化するようにさらに動作する、請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記処理ユニットが、前記自己相関値に基づいて前記光従属
    信号の1つの消光比を決定し、かつ、前記帰還信号を変更し、前記ポアンカレ球
    の前記部分に対して前記合波光信号の前記偏光状態をスイープすることにより、
    前記消光比を最大化するようにさらに動作する、請求項4に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記偏光スプリッタが、前記光従属信号の前記1つを提供す
    る第1の出力部、および前記他の前記光従属信号を提供する第2の出力部を有し
    、前記光従属信号の前記1つおよび前記他の前記光従属信号が、前記合波光信号
    内で所定の偏光関係にある、請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記偏光ビーム・スプリッタの前記第1の出力部に結合され
    た第1のレシーバと、前記偏光ビーム・スプリッタの前記第2の出力部に結合さ
    れた第2のレシーバとをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 偏光合波光伝送システムであって、 第1の低速従属信号を受信するための第1の入力部、および第2の低速従属信
    号を受信するための第2の入力部を有し、前記第1の低速従属信号および前記第
    2の低速従属信号を、直交偏光関係で高速光信号に時分割合波し、前記第1の低
    速従属信号を前記第2の低速従属信号から所定の時間期間だけ時間オフセットさ
    せるように動作する偏光合波器と、 前記偏光合波器の出力部に結合された、前記高速光信号を受信するための高速
    光路と、 前記高速光路に結合された、前記高速光信号を受信し、かつ、分波するための
    偏光分波器とを備え、前記偏光分波器が、 前記高速光信号を受信し、かつ、前記高速光信号中の前記第1の低速従属信号
    と前記第2の低速従属信号を分離するための偏光スプリッタと、 前記偏光スプリッタの入力部に光結合された帰還ユニットであって、前記帰還
    ユニットが測定する前記第1の低速従属信号の振幅特性に基づいて、前記高速光
    信号の偏光状態を調整することができる帰還ユニットとを備えるシステム。
  10. 【請求項10】 前記偏光合波器が、前記直交偏光関係を維持することによ
    り、前記偏光合波器が前記第1の低速従属信号と前記第2の低速従属信号を時分
    割合波する際の、前記第1の低速従属信号と前記第2の低速従属信号のコヒーレ
    ント混合を回避する、請求項9に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記偏光合波器が、さらに、前記第1の低速従属信号中の
    第1のパルスおよび前記第2の低速従属信号中の隣接するパルスが時間オフセッ
    トし、かつ、偏光オフセットするように前記第1の低速従属信号および前記第2
    の低速従属信号を時分割合波することができる、請求項10に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記帰還ユニットが、 前記偏光スプリッタからの前記第1の低速従属信号に光結合された入力部を有
    し、前記第1の低速従属信号の自己相関値に基づいて低速出力部に前記振幅特性
    を提供する自己相関器と、 前記高速光信号を受信するための光入力部、前記偏光スプリッタの入力部に結
    合された光出力部、および前記自己相関器の前記低速出力部に結合された制御入
    力部を有し、前記自己相関値に基づいて前記高速光信号の前記偏光状態を調整す
    ることができる偏光調整デバイスとをさらに備える、請求項9に記載のシステム
  13. 【請求項13】 前記偏光調整デバイスが、前記自己相関値に基づいて前記
    第1の低速従属信号の消光比を決定し、かつ、前記高速光信号の前記偏光状態を
    調整することによって前記消光比を最大化するようにさらに動作する、請求項1
    2に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 少なくとも2つの光従属信号を高速光信号に偏光分波する
    ための方法であって、 前記高速光信号を受信するステップと、 第1の前記光従属信号と第2の前記光従属信号の間の所定の偏光関係に基づい
    て、前記第1の前記光従属信号と前記第2の前記光従属信号を分離するステップ
    と、 前記第1の前記光従属信号の自己相関値を決定するステップと、 前記第1の前記光従属信号の前記自己相関値に基づいて前記高速光信号の偏光
    状態を調整するステップとを含む方法。
  15. 【請求項15】 前記調整ステップが、前記高速光信号の前記偏光状態を調
    整し、かつ、前記自己相関値を最大化するために前記決定ステップを繰り返すス
    テップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記調整ステップが、ポアンカレ球の一部に対して前記高
    速光信号の前記偏光状態をスイープし、かつ、前記自己相関値を最大化するため
    に前記決定ステップを繰り返すステップをさらに含む、請求項15に記載の方法
  17. 【請求項17】 前記決定ステップが、所定の時間期間にわたって前記第1
    の前記光従属信号の消光比を決定するステップをさらに含み、 前記調整ステップが、前記消光比に基づいて前記高速光信号の前記偏光状態を
    調整するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記調整ステップが、ポアンカレ球の一部に対して前記高
    速光信号の前記偏光状態をスイープするステップをさらに含む、請求項17に記
    載の方法。
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