JP2003526251A - アドホック無線通信システム - Google Patents
アドホック無線通信システムInfo
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W84/00—Network topologies
- H04W84/18—Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
- H04W84/20—Master-slave selection or change arrangements
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- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W92/00—Interfaces specially adapted for wireless communication networks
- H04W92/02—Inter-networking arrangements
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
- Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
- Transceivers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
少なくとも一つのネットワーク(102a、102b)内に形成される複数の局(100)を有するアドホック無線通信システムにおいて、各局(100)に、該局の、ネットワーク(102a)内でマスター局の役割を果たすための適正のランクを表すものが割当てられる。ランクは、例えば、局のアンテナ(204)の性能や該局の主電源への接続に依存して評価されても良い。ネットワーク(102a、102b)内で最高ランクを持つ局(100)が該ネットワークのためのマスターの役割を果たし、これにより、該ネットワーク内の通信効率を向上させる。
Description
【0001】
本発明は、アドホックネットワークを形成することが可能な複数の局を有する
無線通信システムに関する。本発明は、Bluetoothシステムにとりわけ関連して
述べられているが、各局がアドホックネットワークを形成することが可能な如何
なる他の通信システムにも適用可能である。
無線通信システムに関する。本発明は、Bluetoothシステムにとりわけ関連して
述べられているが、各局がアドホックネットワークを形成することが可能な如何
なる他の通信システムにも適用可能である。
【0002】
アドホックネットワークを形成することが可能な無線通信システムの一例は、
Bluetooth Special Interest Groupにより規定された仕様に応じて動作する、Bl
uetoothネットワークである。斯かるネットワークは、モバイルPC、移動電話
、及び携帯型の又は携帯型ではない他の装置の間での低コストで短距離の無線リ
ンクを提供することが目論まれている。
Bluetooth Special Interest Groupにより規定された仕様に応じて動作する、Bl
uetoothネットワークである。斯かるネットワークは、モバイルPC、移動電話
、及び携帯型の又は携帯型ではない他の装置の間での低コストで短距離の無線リ
ンクを提供することが目論まれている。
【0003】
Bluetoothネットワーク内の通信は、2.45GHz周辺の免許が不要であるISM帯域
で行われる。各局(stations)は、Piconetとして知られるアドホックネットワー
クを形成する。各Piconetは、マスター局及び最大7つのスレーブ局を有する。
全ての局は同様で、必要に応じてマスター又はスレーブとしての役割を果たすこ
とができる。1つの局が2以上のPiconetに参加し、これにより、各Piconetをリ
ンクし、より広い範囲で通信を可能にすることができる。
クを形成する。各Piconetは、マスター局及び最大7つのスレーブ局を有する。
全ての局は同様で、必要に応じてマスター又はスレーブとしての役割を果たすこ
とができる。1つの局が2以上のPiconetに参加し、これにより、各Piconetをリ
ンクし、より広い範囲で通信を可能にすることができる。
【0004】
本発明の目的は、アドホックワイヤレスネットワークの稼働効率を向上させる
ことにある。
ことにある。
【0005】
本願発明の第1の特徴によれば、少なくとも一つのネットワーク内に形成され
る複数の局を有するアドホック無線通信システムであって、各局は、他の局との
通信用のアンテナ手段に結合される送受信手段と、ネットワーク内でマスター又
はスレーブの役割を果たすための制御手段と、当該局の、該ネットワーク内でマ
スターとしての役割を果たすための適正のランクを表すものを決定するためのラ
ンク付け手段とを有し、少なくとも一つの前記局が、前記ネットワーク内の全て
の局のランクを決定するための比較手段と、最高ランクを持つ局が前記ネットワ
ーク内でマスターの役割をとることを可能にするためのマスター移し手段(maste
r transfer means)とを持つことを特徴とするアドホック無線通信システムが提
供される。
る複数の局を有するアドホック無線通信システムであって、各局は、他の局との
通信用のアンテナ手段に結合される送受信手段と、ネットワーク内でマスター又
はスレーブの役割を果たすための制御手段と、当該局の、該ネットワーク内でマ
スターとしての役割を果たすための適正のランクを表すものを決定するためのラ
ンク付け手段とを有し、少なくとも一つの前記局が、前記ネットワーク内の全て
の局のランクを決定するための比較手段と、最高ランクを持つ局が前記ネットワ
ーク内でマスターの役割をとることを可能にするためのマスター移し手段(maste
r transfer means)とを持つことを特徴とするアドホック無線通信システムが提
供される。
【0006】
本願発明の第2の特徴によれば、少なくとも一つのネットワーク内に形成され
る複数の局を有するアドホック無線通信システムにおいて用いる局であって、他
の局との通信用のアンテナ手段に結合される送受信手段が設けられ、当該局がネ
ットワーク内で必要に応じてマスター又はスレーブの役割を果たすことを可能に
するための制御手段が設けられ、当該局の、前記ネットワーク内でマスターとし
ての役割を果たすための適正のランクを表すものを決定するためのランク付け手
段が設けられ、前記ネットワーク内の他の局のランクを決定するための調査手段
(inquiry means)が設けられ、当該局がスレーブであり、前記ネットワーク内で
最高ランクを持つ場合、マスターの役割を引き継ぐ動作、及び当該局がマスター
であり、前記ネットワーク内で最高ランクを持たない場合、第2の局にマスター
の役割を移す動作の少なくとも一方を行うことが可能なマスター移し手段が設け
られることを特徴とする局が提供される。
る複数の局を有するアドホック無線通信システムにおいて用いる局であって、他
の局との通信用のアンテナ手段に結合される送受信手段が設けられ、当該局がネ
ットワーク内で必要に応じてマスター又はスレーブの役割を果たすことを可能に
するための制御手段が設けられ、当該局の、前記ネットワーク内でマスターとし
ての役割を果たすための適正のランクを表すものを決定するためのランク付け手
段が設けられ、前記ネットワーク内の他の局のランクを決定するための調査手段
(inquiry means)が設けられ、当該局がスレーブであり、前記ネットワーク内で
最高ランクを持つ場合、マスターの役割を引き継ぐ動作、及び当該局がマスター
であり、前記ネットワーク内で最高ランクを持たない場合、第2の局にマスター
の役割を移す動作の少なくとも一方を行うことが可能なマスター移し手段が設け
られることを特徴とする局が提供される。
【0007】
本願発明の第3の特徴によれば、少なくとも一つのネットワーク内に形成され
る複数の局を有するアドホック無線通信システムを動作させる方法であって、各
局が、他の局との通信用のアンテナ手段に結合される送受信手段を有し、ネット
ワーク内でマスター又はスレーブとして働くことが可能であり、当該局の、該ネ
ットワーク内でマスターとしての役割を果たすための適正のランクを表すものを
決定することが可能であり、当該方法が、前記ネットワーク内の全ての局のラン
クを決定し、最高ランクを持つ局にマスターの役割をとらせるような少なくとも
一つの前記局を有することを特徴とする方法が提供される。
る複数の局を有するアドホック無線通信システムを動作させる方法であって、各
局が、他の局との通信用のアンテナ手段に結合される送受信手段を有し、ネット
ワーク内でマスター又はスレーブとして働くことが可能であり、当該局の、該ネ
ットワーク内でマスターとしての役割を果たすための適正のランクを表すものを
決定することが可能であり、当該方法が、前記ネットワーク内の全ての局のラン
クを決定し、最高ランクを持つ局にマスターの役割をとらせるような少なくとも
一つの前記局を有することを特徴とする方法が提供される。
【0008】
本発明の実施例を、例示として、添付の図を参照して説明する。
【0009】
各図において同様の参照番号は対応する構成要素を示すために用いられている
。
。
【0010】
本発明を実施するための態様
基本的なアドホックネットワーク構造が図1に図示されている。斯かる構造は
、典型的には、二つの接続されたホスト装置、例えば携帯型PC及びセルラー式
電話で始まり、追加で接続される装置を含むように成長する。ワイヤレスヘッド
セット、パーソナルオーガナイザ及びホームエンターテイメント機器等の広範に
わたる追加のホスト装置が含まれても良い。このネットワークは、各々が斯かる
ホスト装置内に含まれ、2つのPiconet内に形成されている複数の局100を有
する。一般に、全ての局100のネットワーキング要素(即ちBluetoothネット
ワーク用のBluetoothチップ)は、同じようにインプリメントされるであろう。
しかしながら、ネットワークを構成する全ての局100が互換性のあるプロトコ
ルに応じて動作可能であることしか必要ではない。
、典型的には、二つの接続されたホスト装置、例えば携帯型PC及びセルラー式
電話で始まり、追加で接続される装置を含むように成長する。ワイヤレスヘッド
セット、パーソナルオーガナイザ及びホームエンターテイメント機器等の広範に
わたる追加のホスト装置が含まれても良い。このネットワークは、各々が斯かる
ホスト装置内に含まれ、2つのPiconet内に形成されている複数の局100を有
する。一般に、全ての局100のネットワーキング要素(即ちBluetoothネット
ワーク用のBluetoothチップ)は、同じようにインプリメントされるであろう。
しかしながら、ネットワークを構成する全ての局100が互換性のあるプロトコ
ルに応じて動作可能であることしか必要ではない。
【0011】
第1のPiconet102aは、マスターA及び3つのスレーブA1、A2、A3
の4つの局100を有し、マスターAと各スレーブA1、A2、A3との間に双
方向通信チャネル104を持つ、ポイントトゥマルチポイントネットワーク(poi
nt-to-multipoint network)である。第2のPiconet102bは、マスターB及び
スレーブB1を有するポイントトゥポイントネットワーク(point-to-point netw
ork)である。これらPiconet102a及び102bの間の通信は、第2のPiconet
102b内のスレーブとしての役割も果たす第1のPiconet102a内のマスタ
A、及び第1のPiconet102a内のスレーブとしての役割も果たす第2のPicon
et102b内のマスタBにより可能とされている。これらPiconet102a及び
102bの間のリンクがマスタ間である必要はない。即ち、例えば、局A3及び
B1の間又は局A及びB1の間でリンクさせることも同様に可能であろう。
の4つの局100を有し、マスターAと各スレーブA1、A2、A3との間に双
方向通信チャネル104を持つ、ポイントトゥマルチポイントネットワーク(poi
nt-to-multipoint network)である。第2のPiconet102bは、マスターB及び
スレーブB1を有するポイントトゥポイントネットワーク(point-to-point netw
ork)である。これらPiconet102a及び102bの間の通信は、第2のPiconet
102b内のスレーブとしての役割も果たす第1のPiconet102a内のマスタ
A、及び第1のPiconet102a内のスレーブとしての役割も果たす第2のPicon
et102b内のマスタBにより可能とされている。これらPiconet102a及び
102bの間のリンクがマスタ間である必要はない。即ち、例えば、局A3及び
B1の間又は局A及びB1の間でリンクさせることも同様に可能であろう。
【0012】
Bluetoothシステムで用いる局100の一例が、図2により詳細に図示されて
いる。この局は、二つのメインセクションを有する。第1のセクションは、通信
チャネル104上で無線信号を送受信するためのアンテナ204を持つ無線機(
RF)202を有するアナログユニットである。第2のセクションは、更にリン
クベースバンドコントローラ(LC)208、マイクロプロセッサ(μP)21
0及びインターフェースユニット(INT)212を有するデジタルコントロー
ラユニット206である。
いる。この局は、二つのメインセクションを有する。第1のセクションは、通信
チャネル104上で無線信号を送受信するためのアンテナ204を持つ無線機(
RF)202を有するアナログユニットである。第2のセクションは、更にリン
クベースバンドコントローラ(LC)208、マイクロプロセッサ(μP)21
0及びインターフェースユニット(INT)212を有するデジタルコントロー
ラユニット206である。
【0013】
リンクコントローラ208は、物理層に密接したベーシックプロトコルのベー
スバンド処理及び実行を行う、例えば、誤り訂正コーディングをインプリメント
し、自動再送要求(Automatic Repeat reQuests (ARQ))を生成し、オーディオコ
ーディングを行うための手段を有する。マイクロプロセッサ210は、局100
を管理し、インターフェース212とリンクコントローラ208との間のデータ
転送を制御する。インターフェースユニット212は、局100を携帯型PCや
セルラー式電話等のホスト装置にインターフェースするためのハードウェア及び
ソフトウェアを有する。インターフェースの実施は、USB(Universal Serial
Bus)へのインタフェース、外部メモリ及び特定のアプリケーションに適したその
他のアイテムを含み得るリンク214を介して行われる。
スバンド処理及び実行を行う、例えば、誤り訂正コーディングをインプリメント
し、自動再送要求(Automatic Repeat reQuests (ARQ))を生成し、オーディオコ
ーディングを行うための手段を有する。マイクロプロセッサ210は、局100
を管理し、インターフェース212とリンクコントローラ208との間のデータ
転送を制御する。インターフェースユニット212は、局100を携帯型PCや
セルラー式電話等のホスト装置にインターフェースするためのハードウェア及び
ソフトウェアを有する。インターフェースの実施は、USB(Universal Serial
Bus)へのインタフェース、外部メモリ及び特定のアプリケーションに適したその
他のアイテムを含み得るリンク214を介して行われる。
【0014】
上述したようなアドホックネットワークのインプリメンテーションが抱える問
題は、能力不足のアンテナ204を持つ局100がマスターとして動作可能であ
ることである。能力不足のアンテナ204に関しては、 ・本質的に芳しくない効率を持つアンテナ204、 ・他の局100への到達範囲が芳しくない放射パターンを持つアンテナ204
、 ・恐らくは局100の局所環境によりもたらされるアンテナの不整合、 ・例えば局100、ホスト装置又はユーザの体によるアンテナ204のシャド
ーイング(shadowing)、 ・マスター内のアンテナ204の極性が1つ以上のスレーブ内のアンテナの極
性と調整がなされていない場合の極性結合損失(polarization coupling loss)、
といった広範にわたる理由が存在し得る。
題は、能力不足のアンテナ204を持つ局100がマスターとして動作可能であ
ることである。能力不足のアンテナ204に関しては、 ・本質的に芳しくない効率を持つアンテナ204、 ・他の局100への到達範囲が芳しくない放射パターンを持つアンテナ204
、 ・恐らくは局100の局所環境によりもたらされるアンテナの不整合、 ・例えば局100、ホスト装置又はユーザの体によるアンテナ204のシャド
ーイング(shadowing)、 ・マスター内のアンテナ204の極性が1つ以上のスレーブ内のアンテナの極
性と調整がなされていない場合の極性結合損失(polarization coupling loss)、
といった広範にわたる理由が存在し得る。
【0015】
この問題は、本発明により構築されるシステムにおいて、各局100を、該局
のアンテナの性能の観点からランク付けることにより解決される。アンテナのラ
ンキングが最高である局100がその場合優先的にマスターとなる。アンテナの
ランキングは、静的な条件の下で決定することができ、また局100の局所環境
に依存して、例えば、測定されたVSWRやその他の信号品質の目安に基づいて
動的に調整されても良い。アンテナのダイバーシティが可能な局100に、それ
が与える利点のために高いランキングが与えられるであろう。これら局100は
、互いに関するそれら局のアンテナのランキングを決定し、最適なマスター局を
選択することを可能にしている。
のアンテナの性能の観点からランク付けることにより解決される。アンテナのラ
ンキングが最高である局100がその場合優先的にマスターとなる。アンテナの
ランキングは、静的な条件の下で決定することができ、また局100の局所環境
に依存して、例えば、測定されたVSWRやその他の信号品質の目安に基づいて
動的に調整されても良い。アンテナのダイバーシティが可能な局100に、それ
が与える利点のために高いランキングが与えられるであろう。これら局100は
、互いに関するそれら局のアンテナのランキングを決定し、最適なマスター局を
選択することを可能にしている。
【0016】
マスター局の選択は、これら局100がそれら局のランキングを比較すること
を必要とする。これを成し遂げることが可能な一つの方法は、当該マスター局が
、他の局100各々に、それら局のランキングを標準Bluetooth通信プロトコル
を用いて提供することを要求することである。マスター局が、該マスター局のラ
ンキングが自身のスレーブ局の一つよりも低いことを決定した場合、該マスター
局は、Bluetooth仕様書に規定されている通常の方法を用いて、マスターの役割
をそのスレーブ局に引き渡す。
を必要とする。これを成し遂げることが可能な一つの方法は、当該マスター局が
、他の局100各々に、それら局のランキングを標準Bluetooth通信プロトコル
を用いて提供することを要求することである。マスター局が、該マスター局のラ
ンキングが自身のスレーブ局の一つよりも低いことを決定した場合、該マスター
局は、Bluetooth仕様書に規定されている通常の方法を用いて、マスターの役割
をそのスレーブ局に引き渡す。
【0017】
ある局100から他の局へのマスター機能の引き渡しは、新しい局100が当
該ネットワークに加わる場合に可能であることが必要であり、Bluetoothシステ
ムにおいて規定されている。位置に依存するフェージングの効果を軽減するため
にもマスター機能の引き渡しを可能にすることが望まれる。
該ネットワークに加わる場合に可能であることが必要であり、Bluetoothシステ
ムにおいて規定されている。位置に依存するフェージングの効果を軽減するため
にもマスター機能の引き渡しを可能にすることが望まれる。
【0018】
本発明によるシステムの一例として、3つの装置、即ち、スロットインPCカ
ードに位置付けられるアンテナ204を用いるラップトップPC、ワイヤレスヘ
ッドセット及び家庭用電話基地局(home telephony base station)を有するBluet
ooth Piconet102aを考える。基地局は、その大きさ、あり得るダイバーシテ
ィ及びひどくシャードーイングを受けない位置を理由に、最高ランキングのアン
テナシステムを持つ。PCカードは、小型のアンテナ204を持ち、PCにより
シャドーイングを受け、それ故、より低いランキングのアンテナ204を持つ。
ヘッドセットは、ユーザの頭、著しいシャドーイング及び規定が乏しい極性に係
る損失があり、非常に小さく能力不足であるアンテナ204を含み、それ故、最
低ランキングのアンテナ204を持つ。
ードに位置付けられるアンテナ204を用いるラップトップPC、ワイヤレスヘ
ッドセット及び家庭用電話基地局(home telephony base station)を有するBluet
ooth Piconet102aを考える。基地局は、その大きさ、あり得るダイバーシテ
ィ及びひどくシャードーイングを受けない位置を理由に、最高ランキングのアン
テナシステムを持つ。PCカードは、小型のアンテナ204を持ち、PCにより
シャドーイングを受け、それ故、より低いランキングのアンテナ204を持つ。
ヘッドセットは、ユーザの頭、著しいシャドーイング及び規定が乏しい極性に係
る損失があり、非常に小さく能力不足であるアンテナ204を含み、それ故、最
低ランキングのアンテナ204を持つ。
【0019】
最初、ネットワークは、PCとヘッドセットとの間の通信で始まる。PCが、
自身のより高いアンテナのランキングを理由に、このPiconet102aにおいて
マスターとなる。例えばPCによるインターネットアクセスを可能にするため、
基地局が当該ネットワークに加わる場合、該基地局が、最高ランキングのアンテ
ナ204を持つことを理由にマスターとなるであろう。
自身のより高いアンテナのランキングを理由に、このPiconet102aにおいて
マスターとなる。例えばPCによるインターネットアクセスを可能にするため、
基地局が当該ネットワークに加わる場合、該基地局が、最高ランキングのアンテ
ナ204を持つことを理由にマスターとなるであろう。
【0020】
このプロシージャが、図3のフローチャートにおいて要約されている。新しい
局100(ここでは基地局)がPiconet102aにおいて必要とされる場合、マ
スターは、ステップ302において、ページングメッセージを該局100に伝送
する。前記局は、ステップ304において、最初スレーブとして加わり、次いで
、ステップ306において、自身のアンテナのランキングをPiconet102a内
の他の局100と比較する。前記局100が、自身のアンテナのランキングが如
何なる他の局100よりも高いことを決定すると、当該局100は、ステップ3
08において、自身がマスターとなるために必要とされるプロシージャを、この
プロシージャを行うためにBluetooth仕様書に規定されている方法を用いて開始
する。他の例においては、スレーブがネットワークに加わる場合に、マスター局
が、自身のランキングを当該スレーブ局のランキングと比較し、必要に応じてマ
スター機能を引き渡すこともできるであろう。
局100(ここでは基地局)がPiconet102aにおいて必要とされる場合、マ
スターは、ステップ302において、ページングメッセージを該局100に伝送
する。前記局は、ステップ304において、最初スレーブとして加わり、次いで
、ステップ306において、自身のアンテナのランキングをPiconet102a内
の他の局100と比較する。前記局100が、自身のアンテナのランキングが如
何なる他の局100よりも高いことを決定すると、当該局100は、ステップ3
08において、自身がマスターとなるために必要とされるプロシージャを、この
プロシージャを行うためにBluetooth仕様書に規定されている方法を用いて開始
する。他の例においては、スレーブがネットワークに加わる場合に、マスター局
が、自身のランキングを当該スレーブ局のランキングと比較し、必要に応じてマ
スター機能を引き渡すこともできるであろう。
【0021】
アドホックネットワーク102aは、計画的ネットワーク(planned network)
、例えば、従来のセルラー式電話ネットワークへのリンクを含んでも良い。斯か
る場合においては、アドホックネットワークのためのマスターは、計画的ネット
ワークにアクセスする局100である必要はない。例えば、計画的ネットワーク
を介してインターネットにアクセスするために用いられるWAP(Wireless Acce
ss Protocol)移動電話(またはPDA(Personal Digital Assistant))を有する
アドホックネットワーク100aを考える。この電話は、ヘッドセットへのBlue
tooth接続、及び該電話が可能とするよりもより多くの情報を表示するためによ
り大きなスクリーンを用いるため、テレビジョンセットへの他の接続がなされて
いる。この状況においては、テレビが、大きく(そして有能なアンテナを支持す
ることができ)、ユーザの体によりシャドーイングを受ける見込みがない等々を
理由に、Bluetoothマスターとしての役割を果たすであろう。
、例えば、従来のセルラー式電話ネットワークへのリンクを含んでも良い。斯か
る場合においては、アドホックネットワークのためのマスターは、計画的ネット
ワークにアクセスする局100である必要はない。例えば、計画的ネットワーク
を介してインターネットにアクセスするために用いられるWAP(Wireless Acce
ss Protocol)移動電話(またはPDA(Personal Digital Assistant))を有する
アドホックネットワーク100aを考える。この電話は、ヘッドセットへのBlue
tooth接続、及び該電話が可能とするよりもより多くの情報を表示するためによ
り大きなスクリーンを用いるため、テレビジョンセットへの他の接続がなされて
いる。この状況においては、テレビが、大きく(そして有能なアンテナを支持す
ることができ)、ユーザの体によりシャドーイングを受ける見込みがない等々を
理由に、Bluetoothマスターとしての役割を果たすであろう。
【0022】
2以上の局100が同一の計画的ネットワークにアクセスすることができる状
況においては、上述したのと同様のランク付け方式を、当該計画的ネットワーク
へのアクセスのために用いることが有利であろう。その様なシナリオの一例とし
て、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)移動電話及びUM
TSが使用可能なラップトップコンピュータを含むBluetoothネットワークを考
える。ユーザは単に従来通り電話を用いることができる一方、ランプトップがア
ドホックネットワーク内のマスター及びUMTSネットワークへのアクセスポイ
ントの両方としての役割を果たす。なぜなら、ラップトップは、(可能であれば
ダイバーシティを含む)より良いアンテナを持ち、ユーザの体から離れているか
らである。ランプトップはその近くの物体によりシャドーイングを受け得るので
、無論、最適なマスター局及びUMTSアクセスポイントを動的に決定すること
もできる。
況においては、上述したのと同様のランク付け方式を、当該計画的ネットワーク
へのアクセスのために用いることが有利であろう。その様なシナリオの一例とし
て、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)移動電話及びUM
TSが使用可能なラップトップコンピュータを含むBluetoothネットワークを考
える。ユーザは単に従来通り電話を用いることができる一方、ランプトップがア
ドホックネットワーク内のマスター及びUMTSネットワークへのアクセスポイ
ントの両方としての役割を果たす。なぜなら、ラップトップは、(可能であれば
ダイバーシティを含む)より良いアンテナを持ち、ユーザの体から離れているか
らである。ランプトップはその近くの物体によりシャドーイングを受け得るので
、無論、最適なマスター局及びUMTSアクセスポイントを動的に決定すること
もできる。
【0023】
上述の記載は、局100のランク付けがそれら局のアンテナの性能に基づくも
のであるが、他の要因を、ランク付けにおいて、アンテナの性能の代わりに又は
それに加えて有用に考慮しても良いであろう。例えば、主電源(AC電源、家庭
用電源(mains electricity))に繋がっている局100が、とりわけ、マスター
として適しているであろう。なぜなら、マスターの役割を果たすために必要とさ
れる以上の電力により、バッテリー給電型の装置が直面するバッテリ寿命の低下
による問題がないからである。
のであるが、他の要因を、ランク付けにおいて、アンテナの性能の代わりに又は
それに加えて有用に考慮しても良いであろう。例えば、主電源(AC電源、家庭
用電源(mains electricity))に繋がっている局100が、とりわけ、マスター
として適しているであろう。なぜなら、マスターの役割を果たすために必要とさ
れる以上の電力により、バッテリー給電型の装置が直面するバッテリ寿命の低下
による問題がないからである。
【0024】
本開示を読むことから、当業者であれば他の変形例が明らかである。このよう
な変更例は、無線通信システム及びその構成部品の設計、製造及び使用において
既に知られ、ここで既に述べた特徴に代えて、又は該特徴に加えて用いられ得る
他の特徴を含んでも良い。本出願において請求項が特徴の特定の組み合わせに対
し述べられていたとしても、本出願が開示する範囲は、ここに明示的又は暗黙に
開示される如何なる新規特徴又はこれら特徴の新規組み合わせ若しくは本特徴の
一般概念を含んでもよく、如何なる請求項に現在記載されるのと同じ発明に関す
るか、及び本発明と同じ技術的課題の一部又は全てを緩和しているかを理解すべ
きである。これにより本出願人は、本出願又は本出願から派生する如何なる他の
出願の審査中に、新規請求項が上記特徴及び/又は上記特徴の組み合わせを述べ
てもよいという告知をここに与えておく。
な変更例は、無線通信システム及びその構成部品の設計、製造及び使用において
既に知られ、ここで既に述べた特徴に代えて、又は該特徴に加えて用いられ得る
他の特徴を含んでも良い。本出願において請求項が特徴の特定の組み合わせに対
し述べられていたとしても、本出願が開示する範囲は、ここに明示的又は暗黙に
開示される如何なる新規特徴又はこれら特徴の新規組み合わせ若しくは本特徴の
一般概念を含んでもよく、如何なる請求項に現在記載されるのと同じ発明に関す
るか、及び本発明と同じ技術的課題の一部又は全てを緩和しているかを理解すべ
きである。これにより本出願人は、本出願又は本出願から派生する如何なる他の
出願の審査中に、新規請求項が上記特徴及び/又は上記特徴の組み合わせを述べ
てもよいという告知をここに与えておく。
【0025】
本明細書及び請求項において、要素の前に付く冠詞「a」又は「an」は、複数
の斯様な要素の存在を除外するものではない。更に、動詞「有する(comprising
)」は、本書に列記された以外の他の要素又はステップの存在を除外するもので
もない。
の斯様な要素の存在を除外するものではない。更に、動詞「有する(comprising
)」は、本書に列記された以外の他の要素又はステップの存在を除外するもので
もない。
【0026】
産業上の利用可能性
本発明は、アドホック無線通信システム、例えば、Bluetoothに適用可能であ
る。
る。
【図1】2つのリンクされたPiconetを有するアドホックワイヤレスネット
ワークの図である。
ワークの図である。
【図2】典型的なBluetooth局の概略ブロック図である。
【図3】新しい局がアドホックワイヤレスネットワークに加わる場合の本発
明による方法を説明するフローチャートである。
明による方法を説明するフローチャートである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5K033 DA02 DA05 DA17 EC02
5K067 AA13 BB04 BB21 CC04 CC08
CC10 EE02 EE25 HH26 KK01
Claims (10)
- 【請求項1】少なくとも一つのネットワーク内に形成される複数の局を有す
るアドホック無線通信システムであって、各局は、他の局との通信用のアンテナ
手段に結合される送受信手段と、ネットワーク内でマスター又はスレーブの役割
を果たすための制御手段と、当該局の、該ネットワーク内でマスターとしての役
割を果たすための適正のランクを表すものを決定するためのランク付け手段とを
有し、少なくとも一つの前記局が、前記ネットワーク内の全ての局のランクを決
定するための比較手段と、最高ランクを持つ局が前記ネットワーク内でマスター
の役割をとることを可能にするためのマスター移し手段とを持つことを特徴とす
るアドホック無線通信システム。 - 【請求項2】前記比較手段がマスター局により動作されることを特徴とする
請求項1に記載のアドホック無線通信システム。 - 【請求項3】少なくとも一つのネットワーク内に形成される複数の局を有す
るアドホック無線通信システムにおいて用いる局であって、他の局との通信用の
アンテナ手段に結合される送受信手段が設けられ、当該局がネットワーク内で必
要に応じてマスター又はスレーブの役割を果たすことを可能にするための制御手
段が設けられ、当該局の、前記ネットワーク内でマスターとしての役割を果たす
ための適正のランクを表すものを決定するためのランク付け手段が設けられ、前
記ネットワーク内の他の局のランクを決定するための調査手段が設けられ、当該
局がスレーブであり、前記ネットワーク内で最高ランクを持つ場合、マスターの
役割を引き継ぐ動作、及び当該局がマスターであり、前記ネットワーク内で最高
ランクを持たない場合、第2の局にマスターの役割を移す動作の少なくとも一方
を行うことが可能なマスター移し手段が設けられることを特徴とする局。 - 【請求項4】前記ランク付け手段は、局のランクを前記アンテナ手段の性能
に依存して決定することを特徴とする請求項3に記載の局。 - 【請求項5】前記アンテナ手段の性能は、動的に決定されることを特徴とす
る請求項4に記載の局。 - 【請求項6】前記ランク付け手段は、局のランクを該局の主電源への接続に
依存して決定することを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項に記載の局。 - 【請求項7】少なくとも一つのネットワーク内に形成される複数の局を有す
るアドホック無線通信システムを動作させる方法であって、各局が、他の局との
通信用のアンテナ手段に結合される送受信手段を有し、ネットワーク内でマスタ
ー又はスレーブとして働くことが可能であり、当該局の、該ネットワーク内でマ
スターとしての役割を果たすための適正のランクを表すものを決定することが可
能であり、当該方法が、前記ネットワーク内の全ての局のランクを決定し、最高
ランクを持つ局にマスターの役割をとらせるような少なくとも一つの前記局を有
することを特徴とする方法。 - 【請求項8】局のランクを該局のアンテナ手段の性能に依存して決定するこ
とを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】前記アンテナ手段の性能を動的に決定することを特徴とする請
求項8に記載の方法。 - 【請求項10】局のランクを該局の主電源への接続に依存して決定すること
を特徴とする請求項7乃至9の何れか一項に記載の方法。
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