JP2003525426A - 分析方法及びデバイス - Google Patents

分析方法及びデバイス

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JP2003525426A JP2001515960A JP2001515960A JP2003525426A JP 2003525426 A JP2003525426 A JP 2003525426A JP 2001515960 A JP2001515960 A JP 2001515960A JP 2001515960 A JP2001515960 A JP 2001515960A JP 2003525426 A JP2003525426 A JP 2003525426A
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カールソン,ヤン
レーンベリイ,マリア
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フアルマシア・ダイアグノステイクス・アー・ベー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、a)毛管力を利用して流体をフローマトリックス中を水平方向に流すことができ、少なくとも一部はイオン交換機能を有する膜型フローマトリックスを液体不浸透性裏材に取り付けて準備するステップ、b)前記フローマトリックスを処理して、該フローマトリックスの非特異的吸着特性を低下または排除するステップ、c)前記フローマトリックスに対して少なくとも2つの成分を含有するサンプルを適用するステップ、d)水性流体の第1水平方向流れを開始して、サンプルをフローマトリックス中を移動させ、サンプル中の成分を分離するステップ、e)前記水平方向流れを中断するステップ、及びf1)流れを中断したときに各成分が到達した位置でフローマトリックス上で分離成分の少なくとも1つを検出するステップ、またはf2a)水性流体の第2流れを開始して、前記成分を第1水平方向流れの方向を実質的に横断する方向に移動させるステップ、f2b)前記の第2水平方向流れを中断するステップ、及びf2c)流れを中断したときに各成分が到達した位置でフローマトリックス上で分離成分の少なくとも1つを検出するステップを含む分析クロマトグラフ方法に関する。本発明はまた、液体不浸透性裏材に取り付けた膜型フローマトリックスを含むクロマトグラフデバイスであって、前記膜により流体を毛管力を利用して該膜を介して水平方向に流すことができ、前記膜はイオン交換機能を支持するように改質されている前記デバイスに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の技術分野) 本発明は、サンプル中の1つ以上の成分を測定前にクロマトグラフィーにより
分離する前記成分を測定する方法に関する。本発明はまたそのためのデバイスに
関する。
【0002】 (発明の背景) 生体分子の多成分混合物の分析は一般的にクロマトグラフまたは電気泳動ステ
ップを含み、通常退屈で、時間及びコストがかかる。しばしば、多成分混合物を
分析するには選択的抽出とクロマトグラフ分離を実施しなければならない。
【0003】 生体分子の多成分混合物を分析するために広く使用されている市販の分析シス
テムは、予備調製したゲル上での電気泳動に基づく分析システムであるPhas
tSystem(商標)(スウェーデン国のAmersham Pharmac
ia Biotech AB)である。このシステムは分析作業者に対する労働
及び時間を大きく緩和するが、それでもかなりの労働とコストがかかる。
【0004】 米国特許第4,469,601号明細書は、薄層クロマトグラフプレートにお
ける多次元クロマトグラフィーのための方法及びシステムを開示しており、サン
プルを成分のアレーに分離している。その後、前記アレーを交差する方向で流体
をプレート中を圧送することにより前記成分をサブ成分の第2アレーに分離し、
このサブ成分が第2の方向で固定位置を越えて流れるときサブ成分を検出する。
しかしながら、前記薄層クロマトグラフィーは小さい(すなわち、低分子量)の
分離に限定され、生体分子(例えば、タンパク質)を分離させることはできない
【0005】 Pristoupil,T.I.,Chromatog.Rev.,12:1
09−125(1970)は、クロマトグラフィー及び電気泳動におけるニトロ
セルロースフィルターの使用を記載している。水溶液のクロマトグラフィーをプ
レキシグラスチャンバー中の水平位置のニトロセルロース膜を用いて実施した。
膜を染色溶液中に浸漬することによりタンパク質を検出し、他の物質を通常のス
プレーまたはサンドイッチ技術により検出した。無傷の膜上に、10以上のオ
ーダーの分子量を有するタンパク質はしっかりと吸着されたのに対して、ペプチ
ド、アミノ酸及び親水性を有する他の低分子量物質は展開液の先端と共に泳動し
た。電気泳動の場合、タンパク質の高吸着を防止するために膜を中性洗剤で含浸
させる必要があった。また、ウシ血清を吸着させた膜での家兎抗−ウシ血清及び
免疫化学的に不活性な正常な家兎血清のイムノクロマトグラフィーをも記載して
いる。抗原−抗体複合体はスタート時に明確なスポットを示したが、免疫化学的
に不活性なタンパク質は十分に吸着することなく泳動した。従って、成分の「真
の」クロマトグラフィーは無傷の(または、プレーンな)膜でも抗体コート膜で
も得られないが、むしろしっかりした結合または非結合で得られるようである。
【0006】 (発明の要旨) 本発明の目的は、従来方法よりも簡単で、迅速で且つ安価である、成分を測定
するため、特に多成分混合物中の1つ以上の生体分子を測定するための分析方法
を提供することである。
【0007】 驚くことに、本発明によれば、例えばニトロセルロース製の薄膜がイオン交換
機能を支持するように改質されているならば上記目的、他の目的及び作用効果が
前記膜でのクロマトグラフィーにより達成され得ることを今回知見した。薄膜で
純粋なイオン交換クロマトグラフを得ることができることは、上記Pristo
upil,T.I.(タンパク質の強い非特異的吸着またはタンパク質吸着の洗
浄剤による除去)が示した結果から予想し得なかった。分離された成分は膜上で
直接検出され得、或いはイオン交換機能を持たない膜の平行区画かまたは前記膜
に接合させた別の膜へ液体を交差させて流すことにより移動させた後検出され得
る。
【0008】 従って、1つの態様で、本発明は定性、半定量または定量分析のためのクロマ
トグラフアッセイ方法を提供し、その方法は、 a)毛管力を利用して流体をフローマトリックス中を水平方向に流すことができ
、少なくとも一部はイオン交換機能を有する膜型フローマトリックスを液体不浸
透性裏材に取り付けて準備するステップ、 b)前記フローマトリックスを処理して、該フローマトリックスの非特異的吸着
特性を低下または排除するステップ、 c)前記フローマトリックスに対して少なくとも2つの成分を含有するサンプル
を適用するステップ、 d)水性流体の第1水平方向流れを開始して、サンプルをフローマトリックスを
介して移動させ、サンプル中の成分を分離するステップ、 e)前記水平方向流れを中断するステップ、及び f1)流れを中断したときに各成分が到達した位置でフローマトリックス上で分
離成分の少なくとも1つを検出するステップ、または f2a)水性流体の第2流れを開始して、前記成分を第1水平方向流れの方向を
実質的に横断する方向に移動させるステップ、 f2b)前記の第2水平方向流れを中断するステップ、及び f2c)流れを中断したときに各成分が到達した位置でフローマトリックス上で
分離成分の少なくとも1つを検出するステップ を含む。
【0009】 別の態様で、本発明は、液体不浸透性裏材を取り付けた膜型マトリックスを含
むクロマトグラフデバイスを提供し、前記膜により毛管力を利用して流体を膜中
を水平方向に流すことがてき、前記膜の一部はイオン交換機能を支持するように
改質されている。
【0010】 更に別の態様で、本発明は、上記したクロマトグラフデバイス及び膜を介する
液体流を開始及び維持するための手段を含むサンプル中の成分を測定するための
装置を提供する。
【0011】 (発明の詳細な説明) 上記したように、本発明は、液密性裏材を有する薄膜でのサンプルのイオン交
換クロマトグラフィー、前記サンプルの分離成分の1つ以上の前記膜上での直接
検出、または任意に液体を横断させた後の、前記膜の別の部分または前記膜に接
合しているがイオン交換機能を持たない別の膜への成分の移動に基づく。サンプ
ルが数個(2以上)の成分を含む場合、分離された成分の1つまたは幾つかを検
出及び測定することが時には重要である。
【0012】 膜は細かい泡様構造及び孔径の標準化された狭い分布(典型的には0.01〜
100μmの範囲、好ましくは0.01〜20μmの範囲)を有していなければ
ならない。膜のフローチャネルまたは孔の内表面は勿論、緩衝液、血清、血漿、
血液、唾液等のような水性媒体がマトリックス中を移動できるように十分に親水
性でなければならない。この移動はマトリックスそれ自体の毛管力により達成さ
れ得るが、通常補助手段、例えばセルロースの吸収パッド等により達成される。
膜材料は通常ポリマーであり、ポリマーの例はニトロセルロース、ポリエステル
、ポリエーテルスルホン、ナイロン、硝酸セルロース及び再生セルロースである
。膜の厚さは通常約500μm未満(例えば、約25〜約500μmの範囲)、
好ましくは約150μm未満(例えば、約75〜約150μmの範囲)である。
【0013】 クロマトグラフ材料の均質性はそのクロマトグラフ品質に影響を与え、よって
理論段相当高さで表され得る。理論段相当高さが低くなるほど材料は優れている
。本発明で使用する膜は約500μm未満、好ましくは約100μm未満の理論
段相当高さ(HETP)を有するべきである。
【0014】 膜におけるクロマトグラフ分離を可能にするイオン交換リガンドはアニオン性
、カチオン性または両性であり得、製造過程でマトリックスに物理的に導入され
得るか、または膜に対する共有結合によるかまたは物理的吸着により膜に固定さ
れ得る。イオン交換リガンドの膜への固定は、共有結合、物理的吸着による結合
または生物特異的結合するリガンドを有するポリマーまたは他の置換物を用いて
実施され得る。別の方法として、所望のタイプのイオン交換リガンドを示すポリ
マー粒子を堆積させてもよい。前記粒子は親水性でも疎水性でもよく、リガンド
構造は粒子に吸着または共有結合する化合物により発揮され得る。イオン交換リ
ガンドのマトリックスへの結合方法については、例えばいずれも援用により本明
細書に含まれるとする本出願人の国際特許出願公開第93/36780号パンフ
レット、同第99/36776号パンフレット及び同第99/36777号パン
フレットを参照することができる。
【0015】 リガンド密度(置換度)は所望の無勾配分離が行われるように選択される。場
合により、膜は異なるリガンド密度を有していたり、または分離方向に沿ってリ
ガンド密度の勾配を有していてもよい。ポリ緩衝液をイオン交換膜と一緒に使用
すると、pH勾配が膜に形成されたクロマトフォーカッシングにより分離するこ
とができる。
【0016】 イオン交換官能基の例には、アニオン交換体、例えばジエチルアミノエチル(
DEAE)、トリメチルヒドロキシプロピル(QA)、第4級アミノエチル(Q
AE)、第4級アミノメチル(Q)、ジエチル−(2−ヒドロキシプロピル)−
アミノエチル、トリエチルアミノメチル(TEAE)、トリエチルアミノプロピ
ル(TEAP)及びポリエチレンイミン(PEI);並びにカチオン交換体、例
えばメタクリレート、カルボキシメチル(CM)、o−ホスフェート(P)、ス
ルホネート(S)、スルホエチル(SE)及びスルホプロピル(SP)が含まれ
る。
【0017】 リガンドコーティング後、膜の望ましくないバックグラウンドまたは非特異的
吸着効果を実質的に低下または排除するために膜を当業界でそれ自体公知のよう
に洗浄剤または他の好適な物質で処理する。
【0018】 測定すべきアナライトを含有するサンプルを前記膜表面上に直接適用してもよ
いが、通常は独立のサンプル適用膜または前記膜と液体接触するパッドに適用す
る。パッドは縁−縁接触によって膜に接触してもよいが、好ましくは前記膜の上
部に取りつけられる。
【0019】 膜での成分の分離条件は通常無勾配であるか、またはイオン強度を段階的もし
くは連続的に変化させる。
【0020】 検出 分離された成分の検出ゾーンでの検出及び定量化は各種方法で実施され得る。
測定しようとする分離成分が酵素的に活性であるならば、前記成分は適当な基質
に対するその作用(例えば、色変化)により直接検出され得る。しかしながら、
通常、検出はタンパク質染色、脂質染色、炭水化物染色またはDNA染色により
、または生物特異的に検出可能な試薬を用いて実施する。前記基質及び試薬はマ
トリックスを介する流体流を介して、(i)膜の分離方向を横断する膜の一方の
サイドから、(ii)膜の分離方向に延びる一方のサイドから、または(iii
)膜の上部に添加し得る。過剰の基質または試薬を緩衝液流により除去する。或
いは、膜を基質または試薬の溶液又は懸濁液中でインキュベートすることにより
前記基質または試薬を添加し、その後過剰の基質または試薬を洗い流す。或いは
、基質または試薬を膜に対して噴霧する。
【0021】 通常、検出する前に、分離された成分をそれ自体当業界で公知のように膜に固
定化する。例えば、グルタルアルデヒドのような架橋剤により化学的に固定化す
る。他の固定化手段は、例えば加熱による変性または有機溶媒への暴露である。
【0022】 酵素的検出は、例えば「電気泳動ゲルを用いる酵素の検出:ハンドブック(Det
ection of Enzymes on Electrophoresis Gels: A Handbook)」,CRC Pre
ss Inc.(1994年)発行;「酵素の電気泳動:実験室方法(Electroph
oresis of Enzymes: Laboratory methods)」,G.M.Rothe編,ニューヨ
ークに所在のSpringer Verlag(1994年)発行;及び「遺伝
子研究のための実際的タンパク質電気泳動(Practical Protein Electrophoresis
for Genetic Research)」,Timber Press Inc.(1992年
)発行に記載されているような慣用方法により実施され得る。
【0023】 タンパク質の染色は、例えばK.W.Liら,Anal.Biochem.,
182:44−47(1989)に記載されているようなAuroDyeまたは
India Inkを用いる慣用方法により実施され得る。
【0024】 脂質の染色は、例えばG.Bittolo−Bon及びG.Cazzalat
o,J.Lipid Res.,40:170−176(1999);O.Ga
alら,「生体マクロ分子の分離における電気泳動(Electrophoresis in the Se
paration of Biological Macromolecules)」,p.327−335,John
Wiley & Sons(1980年)発行に記載されているようなOil
Red O、Sudan Black BまたはFat Red 7bを用いる
慣用方法により実施され得る。
【0025】 炭水化物の染色は、例えばA.H.Wardi及びG.A.Michos,A
nal.Biochem.,49:607−609(1972);G.Dubr
ay及びG.Bezard,Anal.Biochem.,119:325−3
29(1982)に記載されているような慣用方法により実施され得る。
【0026】 生物特異的に検出可能な試薬は、分析的検出可能な基、例えば(基質上で作用
すると発色する)酵素的に活性な基、蛍光基、色素源基、ハプテン、ビオチン、
放射標識(オートラジオグラフィー)、粒子等で標識した生物特異的アフィニテ
ィー反応物質であり得る。分析的標識反応物質の通常形態は標識抗体である。
【0027】 特に有用な標識基は粒子、例えば慣用タイプのスキャナーを用いて直接測定し
得る黒に着色したカーボン粒子である。場合により、前記粒子は上記した検出可
能基の1つ、例えば蛍光基または色素源基(それぞれ、蛍光及び着色粒子)を含
む。多くの場合、有用な粒子は0.001〜5μm、好ましくは0.05〜5μ
mの範囲のサイズを有する。粒子が所謂ゾル(すなわち、0.001〜1μmの
サイズを有する球形及び単分散)のコロイド寸法を有していてもよい。特に、金
属粒子(例えば、金ゾル)、非金属粒子(例えば、SiO、カーボン、ラテッ
クス、及び死滅赤血球及び細菌)が挙げられ得る。また、非コロイド寸法を有す
る粒子も使用されている。これらの粒子は多少不規則で、多少多分散である(例
えば、カーボン粒子<1μm;本出願人の国際特許出願公開第96/22532
号パンフレット参照)。
【0028】 粒子が標識基である場合、検出ゾーンで形成される複合体は多くの場合肉眼で
、または光学測定機器(例えば、イメージ分析のための特殊ソフトウェアを備え
たコンピュータに接続させたCCDカメラまたはレーザースキャナー)により検
出され得る。
【0029】 標識基としての粒子については、例えば国際特許出願公開第88/08534
号パンフレット(Unilever)、米国特許第5,120,643号明細書
(Abbott Labs.)、欧州特許出願公開第284,232号明細書(
Becton Dickinson)を更に参照されたい。
【0030】 イオン交換膜は、(例えば、粒状イオン交換基のために)その膜上で直接検出
できないこともある。この場合、平行する別のまたは非改質膜区画または前記膜
に接合させた別の膜を準備する必要があり、分離成分はイオン交換膜で完全に分
離した後に開始される横断方向液体流により強制的に前記区画または別の膜に泳
動され得る。前記検出方法は下記する態様及び具体例に記載されている。
【0031】 サンプル 本発明の分析方法は生体サンプル、例えば血清、血漿や全血のような血液、唾
液、涙、尿、脳脊髄液、汗等の分析のために非常に適している。本発明は他の種
類のサンプル、例えば発酵溶液、反応混合物等にも適用可能である。測定したい
サンプル成分は通常高分子量成分、例えばタンパク質、ペプチド、核酸またはポ
リヌクレオチドである。
【0032】 上記したように膜との非特異的相互作用を低下または排除するために膜を処理
するために、そのような相互作用を更に低下させるべく1つ以上の物質をサンプ
ルに添加することが有利であり、場合により必要であることもある。しかしなが
ら、前記物質の量は、該物質が膜のイオン交換特性を妨害するほど高くてはなら
ない。
【0033】 例示実施形態 本発明の理解を助けるために、本発明の実施形態を図1及び図2A〜2Cを参
照しながらより詳細に説明する。
【0034】 図1は、本発明の方法に従って例えばタンパク質を分析するために使用され得
る膜を概略的に示す。例示されている膜は異なる材料製の2つの複合部分、すな
わち分離部分1及び検出部分2から構成されており、これらの部分は複合膜の裏
面上で接着テープ(図示せず)で接合されており、オーバーラップとしての薄膜
バンド3により相互に液体受容状態で接触している。この膜バンド3は接着テー
プ4により分離/検出膜に固定されている。分離部分は複合膜上の分離ゾーンを
規定している。また、検出部分は複合膜上の検出ゾーンを規定している。図1で
は、膜の短辺をそれぞれ及び、長辺を及びで示す。
【0035】 前記膜は図2A〜2Cを参照して以下のように使用し得る。膜を湿らした後、
分析すべき2成分(以下、アナライト1及び2と呼ぶ)を含有するサンプルを分
離ゾーン1の5に適用する(図2A)。分離緩衝液を含有するパッド6を膜の短
に置き、吸引パッド7を対向する短辺に置く。こうすると、緩衝液は図2
Aの矢印の方向に流れ、2つのアナライトは図2Aの点8(アナライト1)及び
点9(アナライト2)に示すように分離される。
【0036】 次に、図2Bを参照すると、その後図2Aのパッド6及び7を外し、溶離液含
有パッド10を長辺に載せ、吸引パッドを長辺に載せる。こうすると、溶離
液は図2Bの矢印の方向に流れ、分離されたアナライトは検出ゾーンの位置12
及び13に移動し、場合によりアナライトを例えば化学架橋により検出ゾーンに
固定化する。
【0037】 次に、図2Cを参照すると、(図2B中の)パッド10及び11を外し、その
代わりに長辺に吸引パッド14、長辺に標識反応物質の溶液または懸濁液を
収容している容器15を置く。こうすると、標識反応物質は矢印の方向に泳動し
、図2Cの16及び17で固定化アナライトに結合する。その後、検出ゾーンの
標識からの信号の強度を読み、各量を計算することにより標識された複合体、よ
って対応するアナライトを検出し、定量化することができる。標識がカーボン粒
子の場合、測定をスキャナーを用いて実施することが有利であり得る。
【0038】 上記した手動による流れの開始及び停止は単に例示にすぎず、より精巧な手段
、例えば所謂インプリント液体回路(例えば、国際特許出願公開第93/104
57号パンフレット参照)等は当業者に自明である。
【0039】 本発明の方法をアシアロトランスフェリン及びウシアルブミンの分析のために
使用する特定実施例を以下に説明する。
【0040】 (実施例) アニオン交換特性を有する分離膜の作成 ニトロセルロース膜のシート(3μm,ポリエステル裏材上のニトロセルロー
ス,英国のWhatman international Ltd.)を0.1
% ポリエチレンイミン(PEI,米国ミズーリ州セントルイスに所在のSig
ma)の溶液中に置いた。混合物を3時間振盪し、その後膜を0.1%ツイーン
20中に30分間置き、風乾し、+4℃でプラスチック袋中に保存した。
【0041】 複合膜の作成 分離膜を1.5×1.5cmに切断し、プレーンニトロセルロース膜を3.5
×5cmに切断した。2つの膜を長辺に沿ってしっかりと合わせ、裏面上で接着
テープを用いて接合した。ニトロセルロース膜(0.3cm×5cm,AE99
,ドイツ国のダッセルに所在のSchleicher and Schuell
)を2つの膜の上面にオーバーラップとして載せた。この膜を、形成した複合分
離/プレーンニトロセルロース膜の短辺側0.5cmが未被覆のままであるよう
に置いた自己接着性ポリエステルフィルム(1×4cm,Gelman接着性ポ
リエステルフィルム,3ミル)を用いて固定した。以下、複合膜の短辺をそれぞ
及びと呼び、2つの長辺をそれぞれ及びと呼ぶ(図1参照)。
【0042】 カーボンブラックの調製 カーボンブラックストック溶液:カーボンブラック粒子(sp5,ドイツ国の
Degussa)1.5gを5mM ホウ酸緩衝液(pH8.4)150mlに
懸濁し、プラスチックビーカーにおいて100%振幅及び5+5秒パルスで5分
間音波処理(VibraCell 600W,1.5cmプローブ)した。ツイ
ーン 20(米国ミズーリ州セントルイスに所在のSigma)1.5mlを添
加し、溶液を100%振幅及び5+5秒パルスで5分間音波処理した。
【0043】 カーボンブラック作業溶液:カーボンブラックストック溶液(10mg/ml
)4mlを5mM ホウ酸緩衝液(pH8.4)35mlで希釈し、ツイーン2
0 1.2mlを添加した。溶液を30%振幅及び5+5秒パルスで5分間音波
処理(VibraCell 600W,マイクロプローブ)した。
【0044】 サンプル物質 アシアロトランスフェリン:トランスフェリンの鉄飽和調製物(米国ミズーリ
州セントルイスに所在のSigma)をノイラミニダーゼ(ドイツ国のBehr
ing ORKD)で処理し、その後アシアロトランスフェリンをMono Q
(スウェーデン国のAmersham Pharmacia Biotech
AB)でのイオン交換クロマトグラフィーにより単離した。
【0045】 ウシアルブミン:ウシアルブミン(米国ニューヨーク州パーチャスに所在のI
ntergen company)をMono Q(スウェーデン国のAmer
sham Pharmacia Biotech AB)でのイオン交換クロマ
トグラフィーにより精製した。前記物質の最も負に耐電している部分を単離した
【0046】 分離及びタンパク質測定の組合せの標準プロトコル ステップ1短辺aから短辺cへの膜の湿潤 1×5×0.5cm PVAスポンジ(PVA D,60μm,日本国のカネ
ボウ(株))に溶離緩衝液を添加した後スポンジを膜の短辺に置くことにより
、複合膜を湿らす。膜の対向する短辺に、2×5cm 吸引セルロース膜(G
B 004,Schlecher and Schuell)を載せる。溶離緩
衝液の先端がセルロース膜に達した時にPVAスポンジを外す。溶離液は20m
M ビス−トリス、0.1% ツイーン20及び10mM NaCl(pH6.
31)である。
【0047】 ステップ2サンプルの適用及び短辺aから短辺cへの溶離 サンプル(0.3〜0.7mg/ml)0.5μlを分離膜の中央の短辺
ら1cmの所に置く。溶離緩衝液を含むPVAスポンジを当て、溶離を4分間続
ける。次いで、PVAスポンジ及び吸引膜を外す。図2A参照。
【0048】 ステップ3長辺d(分離膜)から長辺b(検出膜)への溶離 長辺(プレーンニトロセルロース膜)に2×5cm セルロース膜(GB
004,Schlecher and Schuell)を載せ、長辺に溶離
緩衝液(20mM ビス−トリス、1000mM NaCl、0.1% ツイー
ン20(pH6.30))で湿らした1×5×0.5cm PVAスポンジ(P
VA D,60μm,日本国のカネボウ(株))を置く。溶離を5分間続け、P
VAスポンジ及び吸引膜を外すことにより流れを止める。図2B参照。
【0049】 ステップ4タンパク質の固定化 複合膜をヘアドライヤーを用いて約1〜2分間乾燥させる。次いで、膜に12
.5%グルタルアルデヒド(Merck)を噴霧し、過剰分を拭き取り、反応を
4分間続ける。
【0050】 ステップ5カーボンブラックとの反応 長辺(分離膜部分)に2×5cm 吸引セルロース膜(GB 004,Sc
hlecher and Schulell)を置き、長辺に3%ツイーン2
0中1mg/ml カーボンブラックで濡らした1×5×0.5cm PVAス
ポンジ(PVA D,60μm,日本国のカネボウ(株))を置く。カーボンブ
ラック粒子を固定化タンパク質に7分間通した後、PVAスポンジを溶離緩衝液
(ステップ1参照)を満たした同一のPVAスポンジと取り替える。この洗浄を
10分間続けた後、PVAスポンジ及び吸引膜を外し、複合膜を乾燥させる。
【0051】 ステップ6黒色化の検出 タンパク質が固定化され、カーボンブラックで着色されているプレーンニトロ
セルロース膜に沿った1cm幅ラインのグレースケールを測定するために膜をス
キャナー(Agfa Acus IIスキャナー)に置く。グレースケールを1
2ビットグレースケール分解能(4096レベル)及び600ppi光学分解能
で読む。得られたイメージをデジタル化し、強度値をマイクロソフト社エクセル
を用いて処理する。検出ライン(10mm=230グレースケール値)の短辺に
沿ったプレーンニトロセルロース膜1cmのピクセル強度の総和を計算し、検出
ラインに沿った4cmあたりのクロマトグラムをグラフで示す。
【0052】 分析 0.7mg/mlのアシアロトランスフェリン(pI5.66)(図3)を含
有するサンプル、0.33mg/mlのウシアルブミン(pI4.8)(図4)
を含有するサンプル、または0.5mg/mlのアシアロトランスフェリン及び
0.33mg/mlのウシアルブミンを含有する調製サンプル(図5)を上記し
た標準プロトコルに従って分析し、得られた信号強度曲線をそれぞれ図3、4及
び5に示す。
【0053】 これらの図に示すように、本発明の方法により異なる等電点を有するタンパク
質をうまく分離できる。
【0054】 膜材料のクロマトグラフ品質テスト クロマトグラフ材料の品質を理論段の概念により評価し得る。理論段相当高さ
(HETP)が低いほど材料は優れている。上で使用したニトロセルース膜(ポ
リエステル裏材上3μmニトロセルロース,英国のWhatmann inte
rnational Ltd.)を、膜上に置いたブロモフェノールブルーの薄
いラインを用いて試験し、溶離を開始した後デジタルカメラ(Agfa 128
0)で写真を撮った。2.8〜4.7mmの泳動の間の写真を撮った。写真をス
キャンし(Agfa Arcus IIスキャーナー)、デジタル化し、処理し
た(マイクロソフト社エクセル)。
【0055】 ピークの幅を半高(w1/2)で測定し、理論段の数(N)を式I: 式I N=5.55×(V/w1/2 (V=泳動距離)により計算した。理論段相当高さ(HETP)を式2: 式2 HETP=L/N (L=泳動距離)により計算した。理論段相当高さは、下表に示すにように泳動
距離に依存する。
【0056】
【表1】
【0057】 上表から、約40mmの泳動の場合HETPは約25μmであることが分かる
。泳動速度は0.65cm/分であった。これらの結果はカラムクロマトグラフ
ィーにより得られ得る結果とほぼ同等またはそれ以上である。
【0058】 本発明をその適切な具体例を参照しながら説明してきたが、当業者は理解する
ように本発明の趣旨を逸脱することなく各種変更、修飾、置換及び省略をなし得
る。従って、本発明は請求の範囲の均等物を包含すると意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法に従って例えばタンパク質を分析するために使用され得る膜を概
略的に示す。
【図2A】 本発明の分析方法の標準プロトコルの1段階を示す。
【図2B】 本発明の分析方法の標準プロトコルの1段階を示す。
【図2C】 本発明の分析方法の標準プロトコルの1段階を示す。
【図3】 アシアロトランスフェリンを含有するサンプルの分析結果を示す。
【図4】 ウシアルブミンを含有するサンプルの分析結果を示す。
【図5】 アシアロトランスフェリン及びウシアルブミンを含有するサンプルの分析結果
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9903970−3 (32)優先日 平成11年11月1日(1999.11.1) (33)優先権主張国 スウェーデン(SE) (31)優先権主張番号 60/164,147 (32)優先日 平成11年11月8日(1999.11.8) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)毛管力を利用して流体をフローマトリックス中を水平方向に流すことができ
    、少なくとも一部はイオン交換機能を有する膜型フローマトリックスを液体不浸
    透性裏材に取り付けて準備するステップ、 b)前記フローマトリックスを処理して、該フローマトリックスの非特異的吸着
    特性を低下または排除するステップ、 c)前記フローマトリックスに対して少なくとも2つの成分を含有するサンプル
    を適用するステップ、 d)水性流体の第1水平方向流れを開始して、サンプルをフローマトリックス中
    を移動させ、サンプル中の成分を分離するステップ、 e)前記水平方向流れを中断するステップ、及び f1)流れを中断したときに各成分が到達した位置でフローマトリックス上で分
    離成分の少なくとも1つを検出するステップ、または f2a)水性流体の第2流れを開始して、前記成分を第1水平方向流れの方向を
    実質的に横断する方向に移動させるステップ、 f2b)前記の第2水平方向流れを中断するステップ、及び f2c)流れを中断したときに各成分が到達した位置でフローマトリックス上で
    分離成分の少なくとも1つを検出するステップ を含むことを特徴とするクロマトグラフアッセイ方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの成分を検出する前に、分離成分を分離され
    た位置でフローマトリックス上に固定化することを特徴とする請求の範囲第1項
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 分離成分をフローマトリックス上に化学的に固定化すること
    を特徴とする請求の範囲第2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】 フローマトリックスを染色方法にかけて、1つ以上の成分を
    検出することを特徴とする請求の範囲第2項または第3項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 染色方法がタンパク質染色、脂質染色、炭水化物染色及びD
    NA染色から選択されることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの成分に特異的に結合し得る標識反応物質を
    該成分の検出のために膜に添加することを特徴とする請求の範囲第2項または第
    3項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 膜型フローマトリックスを、裏材と接触する平らな支持体面
    上に配置することを特徴とする請求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 液体不浸透性裏材に取り付けた膜型フローマトリックスを含
    むクロマトグラフデバイスであって、前記膜により流体を毛管力を利用して水平
    方向に流すことができ、前記膜はイオン交換機能を支持するように改質されてい
    ることを特徴とする前記デバイス。
  9. 【請求項9】 請求の範囲第8項に記載のクロマトグラフデバイス及び該膜
    を介する液体流れを開始及び維持するための手段を含むことを特徴とするサンプ
    ル中の成分の測定用装置。
  10. 【請求項10】 更に、前記デバイスで分離された1つ以上のサンプル成分
    を検出するための試薬、及び任意に検出前にデバイスにおいて分離成分を化学的
    に固定化するための試薬をも含むことを特徴とする請求の範囲第9項に記載の装
    置。
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