JP2003525400A - 駆動ホイール体に組込まれた電磁ブレーキ装置 - Google Patents
駆動ホイール体に組込まれた電磁ブレーキ装置Info
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- F16D55/26—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with a plurality of axially-movable discs, lamellae, or pads, pressed from one side towards an axially-located member without self-tightening action
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- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2121/00—Type of actuator operation force
- F16D2121/18—Electric or magnetic
- F16D2121/20—Electric or magnetic using electromagnets
- F16D2121/22—Electric or magnetic using electromagnets for releasing a normally applied brake
Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータ、ギヤ装置あるいは取付ブラケット等の機械要素に対して、取付けられた電磁的に解放される摩擦安全ブレーキ装置において、外側に配置される駆動ホイール体の内部に構成部材が組込まれ、構造が簡単で小型に構成し得、高い回転トルクを有するブレーキ装置を提供すること。
【解決手段】 少なくとも1つの回転する円形リング状の摩擦ライニング取付体(7)が機械要素(5)と対面する駆動ホイール体(1)の端縁に連結されるとともに、機械要素(5)とアーマチュアディスク(6)との間の間隙に半径方向に沿って突出する。この円形リング状摩擦ライニング取付体(7)は、望ましくは、円形リング部片の形状をなす板バネ部片(9)によって駆動ホイール体(1)に対して軸方向に移動可能に取付けられる。
Description
【0001】
本願出願人に係る1996年7月5日付のドイツ実用新案第29611732
.3号には、電磁的に解放される摩擦安全ブレーキ装置が開示されており、当該
ブレーキ装置は2つのブレーキディスクと軸方向に移動可能な回転不能のソレノ
イドとを有する。この構成においては、2つのブレーキディスクが軸方向に移動
可能に、ソレノイドの両側において、回転する中央ハブ上に配置されている。そ
して、この2つのブレーキディスクはブレーキ動作時において、ソレノイド取付
体内の圧縮バネにより、一方においては、アーマチュアディスクとフランジプレ
ートとの間で、又、他方においては、ソレノイド取付ハウジングと機械壁との間
で、クランプされる構成である。この構成において、回転する構成部分は考え得
る各組立状況において必ずしも有効とはいえないブレーキ装置の内部におかれて
いる。
.3号には、電磁的に解放される摩擦安全ブレーキ装置が開示されており、当該
ブレーキ装置は2つのブレーキディスクと軸方向に移動可能な回転不能のソレノ
イドとを有する。この構成においては、2つのブレーキディスクが軸方向に移動
可能に、ソレノイドの両側において、回転する中央ハブ上に配置されている。そ
して、この2つのブレーキディスクはブレーキ動作時において、ソレノイド取付
体内の圧縮バネにより、一方においては、アーマチュアディスクとフランジプレ
ートとの間で、又、他方においては、ソレノイド取付ハウジングと機械壁との間
で、クランプされる構成である。この構成において、回転する構成部分は考え得
る各組立状況において必ずしも有効とはいえないブレーキ装置の内部におかれて
いる。
【0002】
本願出願人に係る1997年6月27日付及び1998年1月15日付の特許
第WO98/01681号の図5には、この種のブレーキ装置の回転部分がハブ
として示されており、これが当該ブレーキ装置の他の全ての構成部分、すなわち
回転ブレーキディスク、圧縮バネを有するソレノイド取付体及びそのバネにより
付勢されたアーマチュアディスクを覆うか、あるいは半径方向に沿って外側で取
囲む構成となっている。しかし、この構造においては、とりわけ、回転ハブとブ
レーキディスクとの間の連結が極めて複雑でかさ張った内外のギヤのかみ合わせ
を介して遂行される点で問題がある。
第WO98/01681号の図5には、この種のブレーキ装置の回転部分がハブ
として示されており、これが当該ブレーキ装置の他の全ての構成部分、すなわち
回転ブレーキディスク、圧縮バネを有するソレノイド取付体及びそのバネにより
付勢されたアーマチュアディスクを覆うか、あるいは半径方向に沿って外側で取
囲む構成となっている。しかし、この構造においては、とりわけ、回転ハブとブ
レーキディスクとの間の連結が極めて複雑でかさ張った内外のギヤのかみ合わせ
を介して遂行される点で問題がある。
【0003】
この公知技術は、アーマチュアディスクを備えて中央に配置されたソレノイド
取付体の左右にそれぞれ、摩擦部材を有する2重ラインないし2重路のブレーキ
装置である。更に、アーマチュアディスクを備えたソレノイド取付体は浮動状態
で設けられている。
取付体の左右にそれぞれ、摩擦部材を有する2重ラインないし2重路のブレーキ
装置である。更に、アーマチュアディスクを備えたソレノイド取付体は浮動状態
で設けられている。
【0004】
又、ドイツ特許公開第19733169号には、本願の請求項1における上位
概念に属する特徴構成のみが示されている。すなわち、同公報において、部材3
は固定された機械壁(第10欄、14行)であり、部材67は湾曲したバネディ
スク(第10欄、57行以下)である。一見すると、これらは図7に示されてい
るように本発明の摩擦ライニング取付体(7)に関連しているように考えられる
が、より詳しく観察すると、関連しないことが明瞭である。
概念に属する特徴構成のみが示されている。すなわち、同公報において、部材3
は固定された機械壁(第10欄、14行)であり、部材67は湾曲したバネディ
スク(第10欄、57行以下)である。一見すると、これらは図7に示されてい
るように本発明の摩擦ライニング取付体(7)に関連しているように考えられる
が、より詳しく観察すると、関連しないことが明瞭である。
【0005】
ドイツ特許公開第4105358号には、自動車用ブレーキ装置が示されてい
る。このブレーキ装置は、ブレーキハウジング13の深鍋状部分と、ブレーキデ
ィスク16と電磁アクチエータ18とを有する。従って、この構成はすでに公知
のものと考えられる。
る。このブレーキ装置は、ブレーキハウジング13の深鍋状部分と、ブレーキデ
ィスク16と電磁アクチエータ18とを有する。従って、この構成はすでに公知
のものと考えられる。
【0006】
ドイツ特許第3539805号には、一般的構成の電磁作動のバネ押圧型のブ
レーキ装置が示されている。同公報の図3及び4には板バネ10が示されている
が、これは本発明におけるブレーキ装置のバネとは異なるものである。
レーキ装置が示されている。同公報の図3及び4には板バネ10が示されている
が、これは本発明におけるブレーキ装置のバネとは異なるものである。
【0007】
ドイツ特許公開第295826号には、電磁的に解放されるバネ作動型のブレ
ーキ装置が示されている。又、ドイツ特許公開第3620797号には、半径方
向に沿って動作するブレーキシューを有する実施例が示されているが、本発明と
対比し得るところはない。
ーキ装置が示されている。又、ドイツ特許公開第3620797号には、半径方
向に沿って動作するブレーキシューを有する実施例が示されているが、本発明と
対比し得るところはない。
【0008】
ドイツ特許公開第1400084号には、電磁ディスククラッチが示されてい
る。ドイツ特許公開第41441525号に示された自動車用のリング状ブレー
キ装置においては、部材3が内方に向って把持する形式のブレーキキャリパであ
る。米国特許第2,465,394号に示された自動車用のブレーキ装置は、こ
の独特の目的に合わせた構造のものである。
る。ドイツ特許公開第41441525号に示された自動車用のリング状ブレー
キ装置においては、部材3が内方に向って把持する形式のブレーキキャリパであ
る。米国特許第2,465,394号に示された自動車用のブレーキ装置は、こ
の独特の目的に合わせた構造のものである。
【0009】
更に、この種のブレーキ装置を、とりわけ2重路ブレーキ装置において、アー
マチュアディスク及びその電磁アクチエータが半径方向又は対角線方向に分割さ
れる構成は公知である。
マチュアディスク及びその電磁アクチエータが半径方向又は対角線方向に分割さ
れる構成は公知である。
【0010】
本発明の目的は、外側に配置される駆動ホイール体及びそれに組込まれる構成
部材とを備え、構造が簡単で小型に構成し得るブレーキ装置を提供するにある。
又、本発明においては、コスト増大を招くことなく回転トルクを上げることので
きる単路型あるいは2重路型のブレーキ装置を意図するものである。
部材とを備え、構造が簡単で小型に構成し得るブレーキ装置を提供するにある。
又、本発明においては、コスト増大を招くことなく回転トルクを上げることので
きる単路型あるいは2重路型のブレーキ装置を意図するものである。
【0011】
単路型のブレーキ装置と異なり、2重路型のブレーキ装置にあっては、2つの
ブレーキ部が設けられ、その各々は他方に対して独立して動作するように構成さ
れる。これは、一方のブレーキ部が何等かの理由で故障した場合にでも、他方の
ブレーキ部が働くので、ブレーキの動作安全性を大いに高めるものである。
ブレーキ部が設けられ、その各々は他方に対して独立して動作するように構成さ
れる。これは、一方のブレーキ部が何等かの理由で故障した場合にでも、他方の
ブレーキ部が働くので、ブレーキの動作安全性を大いに高めるものである。
【0012】
以下、本発明のブレーキ装置の実施形態を図面を参照して説明する。
【0013】
図1〜図3について、ここに示された実施例を以下、詳細に説明する。
【0014】
1は中央ハブを備え、内部空間を備えておおむね深鍋状の駆動ホイール体であ
り、モータやギヤ装置などの機械要素5(詳細図示せず)上に図示しない手段に
よって回転可能に設けられている。この深鍋状の駆動ホイール体1は、これによ
って案内されるケーブルを介してエレベータを駆動したり、あるいはベルトなど
を介して他の被駆動部分を駆動する機能を有する。本発明における電磁ブレーキ
装置の特徴とする独特の構成は、環状ないしリング状のソレノイド取付体2を該
ソレノイド取付体2に内蔵されたソレノイド12とともに駆動ホイール体1の環
状ないしリング状の内部空間に配置したことであり、更にはコイルバネ11ない
しはソレノイド12の作用によって軸方向に移動可能なアーマチュアディスク6
もこの駆動ホイール体1の内部空間に配置したことである。このように、駆動ホ
ール体1は、これらブレーキ構成部分の全てを周方向において囲む回転可能なハ
ブ構成体をなす。この構成において、リング状摩擦ライニング取付体7は、両方
の端面側に配置された摩擦ライニング8とともに半径方向外方に延出し、静止状
態にあるモータ、ギヤ装置等の機械要素5と、回転する駆動ホイール体1の内部
に位置するアーマチュアディスク6との間の間隙内に突出している。摩擦ライニ
ング取付体7は、深鍋状をなす駆動ホイール体1が機械要素5と対面する端面の
半径方向の外端縁から半径方向に沿って内方に延出している。従って、これによ
り実際のブレーキ動作に係る部分を外部から効果的にシールドないし保護する一
方、特に小型で無駄なスペースを省略した設計を可能とするものである。
り、モータやギヤ装置などの機械要素5(詳細図示せず)上に図示しない手段に
よって回転可能に設けられている。この深鍋状の駆動ホイール体1は、これによ
って案内されるケーブルを介してエレベータを駆動したり、あるいはベルトなど
を介して他の被駆動部分を駆動する機能を有する。本発明における電磁ブレーキ
装置の特徴とする独特の構成は、環状ないしリング状のソレノイド取付体2を該
ソレノイド取付体2に内蔵されたソレノイド12とともに駆動ホイール体1の環
状ないしリング状の内部空間に配置したことであり、更にはコイルバネ11ない
しはソレノイド12の作用によって軸方向に移動可能なアーマチュアディスク6
もこの駆動ホイール体1の内部空間に配置したことである。このように、駆動ホ
ール体1は、これらブレーキ構成部分の全てを周方向において囲む回転可能なハ
ブ構成体をなす。この構成において、リング状摩擦ライニング取付体7は、両方
の端面側に配置された摩擦ライニング8とともに半径方向外方に延出し、静止状
態にあるモータ、ギヤ装置等の機械要素5と、回転する駆動ホイール体1の内部
に位置するアーマチュアディスク6との間の間隙内に突出している。摩擦ライニ
ング取付体7は、深鍋状をなす駆動ホイール体1が機械要素5と対面する端面の
半径方向の外端縁から半径方向に沿って内方に延出している。従って、これによ
り実際のブレーキ動作に係る部分を外部から効果的にシールドないし保護する一
方、特に小型で無駄なスペースを省略した設計を可能とするものである。
【0015】
リング状のソレノイド取付体2は、そこに埋設状態に内蔵されたソレノイド1
2を有するが、周方向に間隔をおいて設けられた複数のボルト3を介して、モー
タ、ギヤ装置あるいは取付ブラケットなどの機械要素5に対して回転しない状態
で取着されている。アーマチュアディスク6は回転しない状態ないし回転不能の
状態にあるが、しかし軸方向には移動可能にソレノイド取付体2に連結されてい
る。すなわち、アーマチュアディスク6は該ボルト3上に挿着された中間スリー
ブ4によって軸方向に移動可能に案内されている。図3に示すように、円形ない
し円弧状のリング部片の形状をなす4枚の板バネ部片9がボルト13を介して駆
動ホイール体1の端面にそれぞれ連結されている。これらボルト13は対応する
板バネ部片9の中央位置ないし中間位置にある。この構成は、図1及び図3より
明らかである。これら4枚の板バネ部片9は、各々、その各端部においてボルト
10によって、摩擦ライニング取付体7に連結されている。すなわち、板バネ部
片9に対して各2本のボルト10がある。この点の構成も図1及び図3から明ら
かである。従って、2つの摩擦ライニング8は、この摩擦ライニング取付体7に
取付けられている。摩擦ライニング取付体7は、4枚の板バネ部片9とともに、
その側縁において、駆動ホイール体1の軸方向に沿う内側端面に取付けられてい
る。すなわち、その取付位置は、駆動ホイール体1の外周縁の近傍位置ないしは
周方向に沿うフランジの側縁のところである。
2を有するが、周方向に間隔をおいて設けられた複数のボルト3を介して、モー
タ、ギヤ装置あるいは取付ブラケットなどの機械要素5に対して回転しない状態
で取着されている。アーマチュアディスク6は回転しない状態ないし回転不能の
状態にあるが、しかし軸方向には移動可能にソレノイド取付体2に連結されてい
る。すなわち、アーマチュアディスク6は該ボルト3上に挿着された中間スリー
ブ4によって軸方向に移動可能に案内されている。図3に示すように、円形ない
し円弧状のリング部片の形状をなす4枚の板バネ部片9がボルト13を介して駆
動ホイール体1の端面にそれぞれ連結されている。これらボルト13は対応する
板バネ部片9の中央位置ないし中間位置にある。この構成は、図1及び図3より
明らかである。これら4枚の板バネ部片9は、各々、その各端部においてボルト
10によって、摩擦ライニング取付体7に連結されている。すなわち、板バネ部
片9に対して各2本のボルト10がある。この点の構成も図1及び図3から明ら
かである。従って、2つの摩擦ライニング8は、この摩擦ライニング取付体7に
取付けられている。摩擦ライニング取付体7は、4枚の板バネ部片9とともに、
その側縁において、駆動ホイール体1の軸方向に沿う内側端面に取付けられてい
る。すなわち、その取付位置は、駆動ホイール体1の外周縁の近傍位置ないしは
周方向に沿うフランジの側縁のところである。
【0016】
上記4枚の板バネ部片9の内の1枚又はそれ以上が破損した場合、駆動ホイー
ル体1から摩擦ライニング取付体7へのトルク伝達は、ボルト10によって確実
に行なわれる。これらボルト10の頭部は、駆動ホイール体1の端面にこのボル
ト頭部よりも若干大きい形状で形成された凹所に嵌合しているからである。これ
に応じて、ボルト13の頭部は摩擦ライニング取付体7の外周縁に形成された対
応する凹所に係合し得る状態となる。すなわち、たとえ全ての板バネ部片9が破
損した場合でも、上述のようにボルト10及び13の頭部が対応する凹所に係合
する構成によって常にブレーキ動作を遂行することができる。
ル体1から摩擦ライニング取付体7へのトルク伝達は、ボルト10によって確実
に行なわれる。これらボルト10の頭部は、駆動ホイール体1の端面にこのボル
ト頭部よりも若干大きい形状で形成された凹所に嵌合しているからである。これ
に応じて、ボルト13の頭部は摩擦ライニング取付体7の外周縁に形成された対
応する凹所に係合し得る状態となる。すなわち、たとえ全ての板バネ部片9が破
損した場合でも、上述のようにボルト10及び13の頭部が対応する凹所に係合
する構成によって常にブレーキ動作を遂行することができる。
【0017】
ソレノイド12が励磁されると、図1に示すようにアーマチュアディスク6が
バネ11の付勢に抗して左方に誘引され、これによって、2つの摩擦ライニング
8を備えた摩擦ライニング取付体7は自由に回転できるようになる。この摩擦ラ
イニング取付体7は、通常の作動状態にあっては、板バネ部片9を介してバネ付
勢により駆動ホイール体1に連結されている。ソレノイド12が消磁されると、
周辺部に分布したバネ12の圧縮力によってアーマチュアディスク6が機械要素
5の方向へ押圧され、その結果、2つの摩擦ライニング8が対向する面で摩擦接
触し、これによってブレーキ動作が開始される。
バネ11の付勢に抗して左方に誘引され、これによって、2つの摩擦ライニング
8を備えた摩擦ライニング取付体7は自由に回転できるようになる。この摩擦ラ
イニング取付体7は、通常の作動状態にあっては、板バネ部片9を介してバネ付
勢により駆動ホイール体1に連結されている。ソレノイド12が消磁されると、
周辺部に分布したバネ12の圧縮力によってアーマチュアディスク6が機械要素
5の方向へ押圧され、その結果、2つの摩擦ライニング8が対向する面で摩擦接
触し、これによってブレーキ動作が開始される。
【0018】
図2には、より詳細に示すように、図1の実施例の代替構成が示されている。
この代替実施例の構成では、2つの円形リング状の摩擦ライニング取付体7が設
けられ、これら両取付体7は互いに平行をなす。各取付体7は、その各々の側部
に1つの摩擦ライニング8を備えて、各2つの摩擦ライニング8を有する。これ
らの摩擦ライニング取付体7は、図1に示すボルト13と同様の態様で周囲に配
置された複数のピン15を介して駆動ホイール体1の半径方向に沿う最も外方部
分の一端面に連結されている。この連結によって、これら摩擦ライニング取付体
7は回転する。これと同様に、中間ディスク14が周囲に配置された複数のピン
16を介して、アーマチュアディスク6に対して回転不能に、かつ軸方向移動自
在に連結されている。そして、このアーマチュアディスク6は軸方向には移動可
能であるが周方向ないし回転方向には移動不能になっている。この図2に示す代
替実施例の構成では、摩擦面領域が大きくなり、従って、ブレーキ動作時の摩擦
トルクを増大させる効果がある。
この代替実施例の構成では、2つの円形リング状の摩擦ライニング取付体7が設
けられ、これら両取付体7は互いに平行をなす。各取付体7は、その各々の側部
に1つの摩擦ライニング8を備えて、各2つの摩擦ライニング8を有する。これ
らの摩擦ライニング取付体7は、図1に示すボルト13と同様の態様で周囲に配
置された複数のピン15を介して駆動ホイール体1の半径方向に沿う最も外方部
分の一端面に連結されている。この連結によって、これら摩擦ライニング取付体
7は回転する。これと同様に、中間ディスク14が周囲に配置された複数のピン
16を介して、アーマチュアディスク6に対して回転不能に、かつ軸方向移動自
在に連結されている。そして、このアーマチュアディスク6は軸方向には移動可
能であるが周方向ないし回転方向には移動不能になっている。この図2に示す代
替実施例の構成では、摩擦面領域が大きくなり、従って、ブレーキ動作時の摩擦
トルクを増大させる効果がある。
【0019】
上述したブレーキ装置は、単一部品構成のアーマチュアディスク及びソレノイ
ドを有する実施例のものであるが、これを2つのブレーキ部を有する、複数部品
構成のいわゆる2重路ブレーキ装置として構成し得る。すなわち各ブレーキ部は
、以下のような極めて簡単な構成によって、各々独立して動作することが許容さ
れる。ここでは、アーマチュアディスクないしはこれに付属するソレノイドが半
径方向あるいは対角線方向に沿って分割された構成である。図4,5には、その
ような構成の本発明に係るブレーキ装置の実施例が示されている。図5から明ら
かなように、ソレノイド12及び環状ないしリング状のアーマチュアディスク6
の両方が対角線方向の分割面19により2つの等しい部分に分割された2部品構
成で、それぞれ、12A,12B及び6A,6Bに分けられ、一方が他方に対し
て独立した構成である。このような2重路ブレーキ装置の他の構成の実施例が図
6,7,8a,8bに示されている。ここにおいては、アーマチュアディスク6
とソレノイド12が同心的分割面20により同心的に2つの部分に分割された2
部品構成で、一方が他方に対して独立した構成である。図7においては、分割さ
れたソレノイド12A,12Bが示されている。図6中、その左上部に一点鎖線
の円で囲った詳細部Xが図8a及び8bに示されているが、駆動ホイール体1の
面と摩擦ライニング取付体7との間の独特の連結構成を示す。図8aは図6にお
いて、その軸方向前方から見た部分拡大図であり、図8bは図6において、その
半径方向外方から見た部分拡大図である。
ドを有する実施例のものであるが、これを2つのブレーキ部を有する、複数部品
構成のいわゆる2重路ブレーキ装置として構成し得る。すなわち各ブレーキ部は
、以下のような極めて簡単な構成によって、各々独立して動作することが許容さ
れる。ここでは、アーマチュアディスクないしはこれに付属するソレノイドが半
径方向あるいは対角線方向に沿って分割された構成である。図4,5には、その
ような構成の本発明に係るブレーキ装置の実施例が示されている。図5から明ら
かなように、ソレノイド12及び環状ないしリング状のアーマチュアディスク6
の両方が対角線方向の分割面19により2つの等しい部分に分割された2部品構
成で、それぞれ、12A,12B及び6A,6Bに分けられ、一方が他方に対し
て独立した構成である。このような2重路ブレーキ装置の他の構成の実施例が図
6,7,8a,8bに示されている。ここにおいては、アーマチュアディスク6
とソレノイド12が同心的分割面20により同心的に2つの部分に分割された2
部品構成で、一方が他方に対して独立した構成である。図7においては、分割さ
れたソレノイド12A,12Bが示されている。図6中、その左上部に一点鎖線
の円で囲った詳細部Xが図8a及び8bに示されているが、駆動ホイール体1の
面と摩擦ライニング取付体7との間の独特の連結構成を示す。図8aは図6にお
いて、その軸方向前方から見た部分拡大図であり、図8bは図6において、その
半径方向外方から見た部分拡大図である。
【0020】
図4,5又は図6,7,8a,8bに示す実施例のブレーキ装置は、基本的に
は同じ構成である。すなわち、摩擦ライニング取付体7が駆動ホイール体1の側
縁に連結されるとともに外方から半径方向に沿ってアーマチュアディスク6と機
械要素5との間の間隙に係合ないし突出した構成である。上記図4,5及び図6
,7,8a,8bに示した構成部分は第1の実施例で示した部分と同一であるか
ら、同じ参照番号を付してあり、その個々の詳細説明を省略する。しかし、これ
ら図4,5及び6,7,8a,8bに示された2重路ブレーキ装置の場合、アー
マチュアディスク6A,6Bないしソレノイド12A,12Bが前者においては
半径方向ないし対角線方向に分割され、後者においては同心的に分割されている
点で第1の実施例と相違する。更に、押圧作用をなす圧縮バネ11は、分割され
た各アーマチュアディスク部にそれぞれ対応して2重に設ける必要がある。図に
はこの2重構成を略示してあるが、これら圧縮バネは勿論、ブレーキ装置の周囲
に均一の分布状態で配置される。
は同じ構成である。すなわち、摩擦ライニング取付体7が駆動ホイール体1の側
縁に連結されるとともに外方から半径方向に沿ってアーマチュアディスク6と機
械要素5との間の間隙に係合ないし突出した構成である。上記図4,5及び図6
,7,8a,8bに示した構成部分は第1の実施例で示した部分と同一であるか
ら、同じ参照番号を付してあり、その個々の詳細説明を省略する。しかし、これ
ら図4,5及び6,7,8a,8bに示された2重路ブレーキ装置の場合、アー
マチュアディスク6A,6Bないしソレノイド12A,12Bが前者においては
半径方向ないし対角線方向に分割され、後者においては同心的に分割されている
点で第1の実施例と相違する。更に、押圧作用をなす圧縮バネ11は、分割され
た各アーマチュアディスク部にそれぞれ対応して2重に設ける必要がある。図に
はこの2重構成を略示してあるが、これら圧縮バネは勿論、ブレーキ装置の周囲
に均一の分布状態で配置される。
【0021】
図8a,8bに示す図6の詳細部Xについて、ここには回転する駆動ホイール
体1に対する摩擦ライニング取付体7の連結構成が示されている。すなわち17
は軸方向に延出したドッグないし爪部片で駆動ホイール体1の周辺に8個、分布
状態で配置され、その内の1つが図示されている。この爪部片17は、図8a及
び図8bに、図6に矢印で示す方向より見た態様で示してある。爪部片17を軸
方向に延出させることにより、この爪部片17が駆動ホイール体1の周縁に設け
た対応形状の凹所に係合する。これによって、駆動ホイール体1と摩擦ライニン
グ取付体7との駆動連結が果たされる。この駆動連結部において良好なダンピン
グ効果を生じさせるため、駆動ホイール体1の周縁の凹所内に、この凹所に対応
したU字形のプラスチック部材18を挿着するのが望ましい。
体1に対する摩擦ライニング取付体7の連結構成が示されている。すなわち17
は軸方向に延出したドッグないし爪部片で駆動ホイール体1の周辺に8個、分布
状態で配置され、その内の1つが図示されている。この爪部片17は、図8a及
び図8bに、図6に矢印で示す方向より見た態様で示してある。爪部片17を軸
方向に延出させることにより、この爪部片17が駆動ホイール体1の周縁に設け
た対応形状の凹所に係合する。これによって、駆動ホイール体1と摩擦ライニン
グ取付体7との駆動連結が果たされる。この駆動連結部において良好なダンピン
グ効果を生じさせるため、駆動ホイール体1の周縁の凹所内に、この凹所に対応
したU字形のプラスチック部材18を挿着するのが望ましい。
【0022】
図9,10に示す本発明の他の実施例は、上記実施例とおおむね対応するが、
唯一相違するのは以下の点である。すなわち、適時ブレーキがかけられるべき回
転する駆動ホイール体1と、摩擦ライニング8を有するロータ形式の摩擦ライニ
ング取付体7との間の駆動連結が、半径方向の外方から内方の領域である駆動ホ
イール体の内側にあるハブのところに変更されたことである。ここにおいて、両
部分間の周方向のギヤの噛み合い構成により、摩擦ライニング取付体7(ブレー
キディスク)が駆動ホイール体1に対して軸方向に移動可能に、かつ回転方向に
は移動不能に、すなわち回転不能に確実に連結される。
唯一相違するのは以下の点である。すなわち、適時ブレーキがかけられるべき回
転する駆動ホイール体1と、摩擦ライニング8を有するロータ形式の摩擦ライニ
ング取付体7との間の駆動連結が、半径方向の外方から内方の領域である駆動ホ
イール体の内側にあるハブのところに変更されたことである。ここにおいて、両
部分間の周方向のギヤの噛み合い構成により、摩擦ライニング取付体7(ブレー
キディスク)が駆動ホイール体1に対して軸方向に移動可能に、かつ回転方向に
は移動不能に、すなわち回転不能に確実に連結される。
【図1】
回転する駆動ホイール体と一体となった本発明に係るブレーキ装置の実施例の
主要構成部を断面で示す縦断面図である。
主要構成部を断面で示す縦断面図である。
【図2】
図1に示す実施例のブレーキ装置の変形構成を図1の下半部の断面に相当する
部分について示す断面図である。
部分について示す断面図である。
【図3】
駆動ホイール体を摩擦ライニング取付体に連結する4枚の板バネ部片の構成を
見せるために機械要素の部分を取外して図1の左側より見た状態で示す側面図で
ある。
見せるために機械要素の部分を取外して図1の左側より見た状態で示す側面図で
ある。
【図4】
図1の実施例と同様の構成であるが、ソレノイドないしはアーマチュアディス
クを半径方向ないし対角線方向に分割した2重路ブレーキ装置とした他の実施例
の縦断面図である。
クを半径方向ないし対角線方向に分割した2重路ブレーキ装置とした他の実施例
の縦断面図である。
【図5】
図4に示す実施例について、ブレーキ装置の回転軸線に対し、その縦方向に沿
う側断面図である。
う側断面図である。
【図6】
図4に及び図5に示すものと同様の2重路ブレーキ装置であって、同心的に分
割された構成の他の実施例の縦断面図である。
割された構成の他の実施例の縦断面図である。
【図7】
図6に示す実施例の側断面図である。
【図8a】
図6中の詳細部Xを軸方向に沿って見た部分拡大図である。
【図8b】
図6中の詳細部Xを半径方向に沿って見た部分拡大図である。
【図9】
図4,5及び図6,7に示す実施例と同様の構成であるが、ソレノイドとアー
マチュアディスクが同心的に分割されるとともに、摩擦ライニング取付体がアー
マチュアディスクと機械要素との間の間隙内に半径方向に沿って係合した構成の
、2重路ブレーキ装置の更に他の実施例の縦断面図である。
マチュアディスクが同心的に分割されるとともに、摩擦ライニング取付体がアー
マチュアディスクと機械要素との間の間隙内に半径方向に沿って係合した構成の
、2重路ブレーキ装置の更に他の実施例の縦断面図である。
【図10】
図9に示す実施例の側断面図である。
【符号の説明】
1 駆動ホイール体
2 ソレノイド取付体
3 ボルト
4 中間スリーブ
5 モータ、ギヤ装置、取付ブラケット等の機械要素
6,6A,6B アーマチュアディスク
7 摩擦ライニング取付体
8 摩擦ライニング
9 板バネ部片
10 ボルト
11 コイルバネ
12,12A,12B ソレノイド
13 ボルト
14 中間ディスク
15 ピン
16 ピン
17 爪部材(ドッグ)
18 U字形のプラスチック部材
19 対角線方向の分割面
20 同心的分割面
Claims (8)
- 【請求項1】 モータ、ギヤ装置又は取付ブラケット等の機械要素(5)に対して取着された
、電磁的に解放される摩擦安全ブレーキ装置であって、 回転しない状態に配置された少なくとも1つのソレノイド取付体(2)及び該
取付体に設けられた1つ又は複数のソレノイド(12)と、 該ソレノイド取付体(2)及び前記機械要素(5)に対して相対的に軸方向に
移動可能に、かつ、回転しない状態に配置された単一部品構成又は複数部品構成
のバネ付勢されたアーマチュアディスク(6)と、 前記アーマチュアディスク(6)と機械要素(5)との間において軸方向に沿
って配置された、少なくとも1つの円形リング状回転摩擦ライニング取付体(7
)と、 上記ブレーキ構成部分の全てを周方向において囲むように、深鍋状の駆動ホイ
ール体(1)の構成よりなる回転可能なハブ構成体と、 を具備し、 前記少なくとも1つの回転する円形リング状摩擦ライニング取付体(7)は、前
記機械要素(5)に対面する前記駆動ホイール体(1)の側端縁に連結されると
ともに、更に半径方向外方に延出して、前記アーマチュアディスク(6)と機械
要素(5)との間の半径方向に沿う間隙内に突出してなること、を特徴とするブ
レーキ装置。 - 【請求項2】 前記円形リング状摩擦ライニング取付体(7)は、円形リング状部片で構成さ
れた板バネ部片(9)によって、軸方向に移動可能に前記駆動ホイール体(1)
に取付けられてなることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ装置。 - 【請求項3】 前記円形リング状部片で構成された板バネ部片(9)は、その中央部が前記駆
動ホイール体(1)に連結されるとともに、その両端部が前記摩擦ライニング取
付体(7)に連結されるか又はその逆方向にそれぞれ取付けられてなることを特
徴とする請求項2に記載のブレーキ装置。 - 【請求項4】 前記摩擦ライニング取付体(7)を第1の摩擦ライニング取付体として、これ
に加えて、更に少なくとも1つの第2の摩擦ライニング取付体が該第1の摩擦ラ
イニング取付体と平行に、かつ、同軸に配置されるとともに前記駆動ホイール体
(1)に回転しない状態で連結され、これら第1及び第2の摩擦ライニング取付
体の間、又はそれらの摩擦ライニング(8)の間に、中間ディスク(14)が配
置され、該中間ディスク(14)が、連結ピン(16)を介して前記アーマチュ
アディスク(6)に、回転不能に、かつ軸方向移動可能に連結されてなることを
特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載のブレーキ装置。 - 【請求項5】 前記摩擦ライニング取付体(7)に各々の板バネ部片(9)を取付けるボルト
(10)の頭部を前記駆動ホイール体(1)の対応面に設けられた凹所に、軸方
向に沿って突出させてなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記
載のブレーキ装置。 - 【請求項6】 前記駆動ホイール体(1)を取付けるボルト(13)の頭部を軸方向に沿って
隣接する摩擦ライニング取付体(7)の外周部に設けられた凹所に、軸方向に沿
って突出させてなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1に記載のブ
レーキ装置。 - 【請求項7】 アーマチュアディスク(6)ないしソレノイド(12)は半径方向ないしは対
角線方向に沿って分割されてなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
1に記載のブレーキ装置。 - 【請求項8】 モータ、ギヤ装置又は取付ブラケット等の機械要素(5)に対して取着された
、電磁的に解放される摩擦安全ブレーキ装置であって、 回転しない状態に配置された少なくとも1つのソレノイド取付体(2)及び該
取付体に設けられた1つ又は複数のソレノイド(12)と、 該ソレノイド取付体(2)及び前記機械要素(5)に対して相対的に軸方向に
移動可能に、かつ、回転しない状態に配置された単一部品構成又は複数部品構成
のバネ付勢されたアーマチュアディスク(6)と、 前記アーマチュアディスク(6)と機械要素(5)との間において、軸方向に
沿って配置された、少なくとも1つの円形リング状回転摩擦ライニング取付体(
7)と、 上記ブレーキ構成部分の全てを周方向において囲むように、深鍋状の駆動ホイ
ール体(1)の構成よりなる回転可能なハブ構成体と、 を具備し、 前記少なくとも1つの回転する円形リング状摩擦ライニング取付体(7)は、前
記駆動ホイール体(1)のハブに対して、半径方向内方において、軸方向に移動
可能又は回転不能に連結されるとともに、その半径方向内方から、前記アーマチ
ュアディスク(6)と機械要素(5)との間の半径方向に沿う間隙内に突出して
なること、を特徴とするブレーキ装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10006255.5 | 2000-02-11 | ||
DE10006255A DE10006255A1 (de) | 2000-02-11 | 2000-02-11 | Elektromagnetische Bremse integriert in Treibscheibe |
PCT/EP2001/001410 WO2001059317A1 (de) | 2000-02-11 | 2001-02-09 | Elektromagnetische bremse integriert in treibscheibe |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003525400A true JP2003525400A (ja) | 2003-08-26 |
Family
ID=7630690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001558626A Withdrawn JP2003525400A (ja) | 2000-02-11 | 2001-02-09 | 駆動ホイール体に組込まれた電磁ブレーキ装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1254323B1 (ja) |
JP (1) | JP2003525400A (ja) |
KR (1) | KR20020084119A (ja) |
CN (1) | CN1283934C (ja) |
DE (2) | DE10006255A1 (ja) |
ES (1) | ES2238428T3 (ja) |
WO (1) | WO2001059317A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008540968A (ja) * | 2005-05-18 | 2008-11-20 | ツェーハーエル・マイヤー・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー | セグメントブレーキ |
JP2009542496A (ja) * | 2006-07-07 | 2009-12-03 | インペリアル イノベーションズ リミテッド | ホイール搭載型電子機器 |
JP2012145136A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Yaskawa Electric Corp | 電磁ブレーキ、回転電機およびエレベータ |
JP2013117272A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Sinfonia Technology Co Ltd | 電磁連結装置 |
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---|---|---|---|---|
DE202004007282U1 (de) * | 2004-05-07 | 2004-07-22 | Chr. Mayr Gmbh & Co. Kg | Elektromagnetisch gelüftete Zweikreis-Anbaubremse mit ins Lagerschild integrierten Magnetspulen und Druckfederanordnung |
DE102006016434A1 (de) * | 2006-04-07 | 2007-10-11 | Chr. Mayr Gmbh & Co. Kg | Vierkantbremse |
DE102013000603B4 (de) * | 2013-01-16 | 2014-12-24 | Sew-Eurodrive Gmbh & Co Kg | Bremsanordnung zum Abbremsen einer Welle |
DE202015106367U1 (de) * | 2015-11-23 | 2017-02-24 | Chr. Mayr Gmbh + Co Kg | Elektromagnetisch lüftende Federdruckbremse in Gestalt einer mehrkreisigen Dreiecksbremse |
ES2705777B2 (es) * | 2017-09-26 | 2020-03-12 | Alzola Elizondo Luis | Freno electromagnético de disco |
CN107642567A (zh) * | 2017-10-27 | 2018-01-30 | 韩伍林 | 一种配置双腰形线圈的盘式制动器及其制作方法 |
CN113700777B (zh) * | 2021-09-01 | 2024-02-06 | 向雨 | 制动器 |
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---|---|---|---|---|
DE295826C (ja) * | ||||
US2465394A (en) * | 1944-12-29 | 1949-03-29 | Warner Electric Brake Mfg Co | Brake mechanism |
DE1400084A1 (de) * | 1958-08-04 | 1968-11-28 | Ortlinghaus Geb Ohg | Schleifringlose Elektromagnet-Lamellenkupplung |
US4566574A (en) * | 1981-10-07 | 1986-01-28 | Pt Components, Inc. | Multiple-disc electromagnetic clutch |
DE3620797A1 (de) * | 1986-06-20 | 1987-12-23 | Layh Hans Dieter | Elektromagnetbremse |
DE3539805A1 (de) * | 1985-11-09 | 1987-05-14 | Binder Magnete | Federdruckbremse |
DE4105358C2 (de) * | 1991-02-21 | 1995-11-16 | Klaue Hermann | Vollbelagscheibenbremse, insbesondere für Kraftfahrzeuge |
DE4141525A1 (de) * | 1991-12-17 | 1993-06-24 | Christoph Hoevekenmeier | Ringbremse mit innenliegender bremszange fuer kfz |
DE19500589A1 (de) * | 1995-01-11 | 1996-07-18 | Koersgen Heinz Norbert Dipl In | Elektrischer Radnabenmotor ohne Getriebe, mit außen laufendem Rotor und elektromagnetisch gelüfteter Federdruckbremse insbesondere zum Antrieb von Rollstühlen und anderen Kleinfahrzeugen |
DE29611732U1 (de) * | 1996-07-05 | 1996-09-05 | Mayr Christian Gmbh & Co Kg | Elektromagnetisch gelüftete Reibungs-Sicherheitsbremse mit zwei Bremsscheiben und einem axial verschieblichen unverdrehbaren Elektromagneten |
DE19733169B4 (de) * | 1997-07-31 | 2005-06-16 | Chr. Mayr Gmbh & Co. Kg | Elektromagnetisch gelüftete Reibungs-Sicherheitsbremse mit zwei unabhängigen Bremskreisen |
GB2345586A (en) * | 1999-01-11 | 2000-07-12 | Elliott Ind Ltd | An electric motor, a wheel and drive apparatus for an electric vehicle |
-
2000
- 2000-02-11 DE DE10006255A patent/DE10006255A1/de not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-02-09 EP EP01915211A patent/EP1254323B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-02-09 KR KR1020027010271A patent/KR20020084119A/ko not_active Application Discontinuation
- 2001-02-09 WO PCT/EP2001/001410 patent/WO2001059317A1/de active IP Right Grant
- 2001-02-09 DE DE50106032T patent/DE50106032D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-02-09 JP JP2001558626A patent/JP2003525400A/ja not_active Withdrawn
- 2001-02-09 ES ES01915211T patent/ES2238428T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2001-02-09 CN CNB018048234A patent/CN1283934C/zh not_active Expired - Fee Related
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JP2012145136A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Yaskawa Electric Corp | 電磁ブレーキ、回転電機およびエレベータ |
JP2013117272A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Sinfonia Technology Co Ltd | 電磁連結装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
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DE50106032D1 (de) | 2005-06-02 |
EP1254323A1 (de) | 2002-11-06 |
WO2001059317A1 (de) | 2001-08-16 |
ES2238428T3 (es) | 2005-09-01 |
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CN1398328A (zh) | 2003-02-19 |
DE10006255A1 (de) | 2001-08-16 |
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---|---|---|---|
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