JP2003525022A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項１】 昆虫の臭い物質受容体をコードする単離された核酸であって、該核酸は連続的なアミノ酸を含んでなるポリペプチドをコードし、該ポリペプチドの配列は、配列番号１０７のＤＯＲＡ４５について記載したものと同一である核酸。
【請求項２】 請求項１に記載の核酸であって、前記昆虫の臭い物質受容体は、７つのまく貫通ドメインを含んでなる核酸。
【請求項３】 請求項１または２に記載の核酸であって、ＤＮＡまたはＲＮＡである核酸。
【請求項４】 請求項３に記載の核酸であって、前記ＤＮＡがｃＤＮＡ、ゲノムＤＮＡ、または合成ＤＮＡである核酸。
【請求項５】 請求項１〜４の何れか１項に記載の核酸であって、ショウジョウバエの臭い物質受容体をコードする核酸。
【請求項６】 請求項１〜５の何れか１項に記載の核酸を含んでなるベクター。
【請求項７】 請求項６に記載のベクターであって、前記単離された核酸が調節要素に動作可能に連結されたベクター。
【請求項８】 請求項６に記載のベクターを含んでなるプラスミド。
【請求項９】 臭い物質受容体の生物学的活性を有するポリペプチドを製造するための宿主ベクター系であって、請求項６のベクターおよび適切な宿主を含んでなる宿主ベクター系。
【請求項１０】 請求項９に記載の宿主ベクター系であって、前記適切な宿主細胞はバクテリア細胞、酵母細胞、昆虫細胞、または動物細胞である宿主ベクター系。
【請求項１１】 昆虫の臭い物質受容体の生物学的活性を有するポリペプチドを製造する方法であって、該ポリペプチドの産生を可能にする条件下で前記宿主ベクター系を増殖することと、こうして製造されたポリペプチドを回収することとを含む方法。
【請求項１２】 請求項１〜５の何れか１項の核酸によってコードされる、精製された昆虫の臭い物質受容体。
【請求項１３】 請求項１〜５の何れか１項の核酸によってコードされる昆虫の臭い物質受容体に特異的に結合する抗体。
【請求項１４】 モノクローナル抗体である、請求項１３に記載の抗体。
【請求項１５】 昆虫の臭い物質受容体をコードするｃＤＮＡインサートを同定するための方法であって：
（ａ）昆虫の触角または上顎髭知覚ニューロン由来のｃＤＮＡインサートを有するクローンを含んでなるｃＤＮＡライブラリーを作製することと；
（ｂ）工程（ａ）で作製したｃＤＮＡ由来のクローンの核酸分子を、請求項１の核酸にユニークに存在する配列をもったプローブとハイブリダイズさせることと；
（ｃ）上記で得たハイブリダイズした核酸を単離し、それによって前記昆虫の臭い物質受容体をコードするｃＤＮＡインサートを同定すること
を含んでなる方法。
【請求項１６】 昆虫由来の臭い物質受容体をコードする核酸を得る方法であって：
（ａ）昆虫起源の核酸を含むサンプルを、適切な条件下で請求項１の核酸と特異的にハイブリダイズするポリメラーゼ連鎖反応プライマーと接触させ、該プライマーの前記核酸へのハイブリダイゼーションを可能にしてハイブリダイゼーション生成物を生成させることと；
（ｂ）得られたハイブリダイゼーション生成物を、ポリメラーゼ連鎖反応を使用して増幅させることと；
（ｃ）増幅された分子を単離し、これにより昆虫由来の臭い物質受容体をコードする核酸を同定すること
を含んでなる方法。
【請求項１７】 細胞を形質転換する方法であって、請求項６のベクターで宿主細胞を形質転換すること含む方法。
【請求項１８】 請求項１７の方法により製造された形質転換細胞であって、前記宿主細胞は、前記ベクターで形質転換される前には昆虫の臭い物質受容体を発現しない形質転換細胞。
【請求項１９】 昆虫の臭い物質受容体に特異的に結合する化合物を同定する方法であって、請求項１８の形質転換細胞または該細胞由来の膜画分を、前記臭い物質受容体への前記化合物の結合を可能にする条件下で前記化合物と接触させることと、前記受容体に特異的に結合した何れかのこのような化合物が存在するときには該化合物の存在を検出し、これによって、前記昆虫の臭い物質受容体に特異的に結合する化合物として前記化合物を同定することを含む方法。
【請求項２０】 昆虫の臭い物質受容体に特異的に結合する化合物を同定する方法であって、請求項１２の精製された臭い物質受容体と、前記化合物とを、前記精製された臭い物質受容体への前記化合物の結合を可能にする条件下で接触させることと、前記受容体に特異的に結合した何れかのこのような化合物が存在するときには該化合物の存在を検出し、これによって、前記昆虫の臭い物質受容体に特異的に結合する化合物として前記化合物を同定することを含む方法。
【請求項２１】 請求項２０に記載の方法であって、前記精製された昆虫の臭い物質受容体が脂質二重層の中に埋設されている方法。
【請求項２２】 請求項１９〜２１の何れか１項に記載の方法であって、前記化合物は、昆虫の臭い物質受容体に結合し、またはその活性を賦活もしくは阻害することが以前には知られていない方法。
【請求項１】 昆虫の臭い物質受容体をコードする単離された核酸であって、該核酸は連続的なアミノ酸を含んでなるポリペプチドをコードし、該ポリペプチドの配列は、配列番号１０７のＤＯＲＡ４５について記載したものと同一である核酸。
【請求項２】 請求項１に記載の核酸であって、前記昆虫の臭い物質受容体は、７つのまく貫通ドメインを含んでなる核酸。
【請求項３】 請求項１または２に記載の核酸であって、ＤＮＡまたはＲＮＡである核酸。
【請求項４】 請求項３に記載の核酸であって、前記ＤＮＡがｃＤＮＡ、ゲノムＤＮＡ、または合成ＤＮＡである核酸。
【請求項５】 請求項１〜４の何れか１項に記載の核酸であって、ショウジョウバエの臭い物質受容体をコードする核酸。
【請求項６】 請求項１〜５の何れか１項に記載の核酸を含んでなるベクター。
【請求項７】 請求項６に記載のベクターであって、前記単離された核酸が調節要素に動作可能に連結されたベクター。
【請求項８】 請求項６に記載のベクターを含んでなるプラスミド。
【請求項９】 臭い物質受容体の生物学的活性を有するポリペプチドを製造するための宿主ベクター系であって、請求項６のベクターおよび適切な宿主を含んでなる宿主ベクター系。
【請求項１０】 請求項９に記載の宿主ベクター系であって、前記適切な宿主細胞はバクテリア細胞、酵母細胞、昆虫細胞、または動物細胞である宿主ベクター系。
【請求項１１】 昆虫の臭い物質受容体の生物学的活性を有するポリペプチドを製造する方法であって、該ポリペプチドの産生を可能にする条件下で前記宿主ベクター系を増殖することと、こうして製造されたポリペプチドを回収することとを含む方法。
【請求項１２】 請求項１〜５の何れか１項の核酸によってコードされる、精製された昆虫の臭い物質受容体。
【請求項１３】 請求項１〜５の何れか１項の核酸によってコードされる昆虫の臭い物質受容体に特異的に結合する抗体。
【請求項１４】 モノクローナル抗体である、請求項１３に記載の抗体。
【請求項１５】 昆虫の臭い物質受容体をコードするｃＤＮＡインサートを同定するための方法であって：
（ａ）昆虫の触角または上顎髭知覚ニューロン由来のｃＤＮＡインサートを有するクローンを含んでなるｃＤＮＡライブラリーを作製することと；
（ｂ）工程（ａ）で作製したｃＤＮＡ由来のクローンの核酸分子を、請求項１の核酸にユニークに存在する配列をもったプローブとハイブリダイズさせることと；
（ｃ）上記で得たハイブリダイズした核酸を単離し、それによって前記昆虫の臭い物質受容体をコードするｃＤＮＡインサートを同定すること
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【請求項１６】 昆虫由来の臭い物質受容体をコードする核酸を得る方法であって：
（ａ）昆虫起源の核酸を含むサンプルを、適切な条件下で請求項１の核酸と特異的にハイブリダイズするポリメラーゼ連鎖反応プライマーと接触させ、該プライマーの前記核酸へのハイブリダイゼーションを可能にしてハイブリダイゼーション生成物を生成させることと；
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