JP2003524565A - 押出成形可能な点火薬組成物 - Google Patents

押出成形可能な点火薬組成物

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JP2003524565A
JP2003524565A JP2000504081A JP2000504081A JP2003524565A JP 2003524565 A JP2003524565 A JP 2003524565A JP 2000504081 A JP2000504081 A JP 2000504081A JP 2000504081 A JP2000504081 A JP 2000504081A JP 2003524565 A JP2003524565 A JP 2003524565A
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water
igniter composition
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JP2000504081A
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ニールソン,ダニエル・ビー
ルンド,ゲイリー・ケイ
ブロウ,リード・ジェイ
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Northrop Grumman Innovation Systems LLC
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Alliant Techsystems Inc
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    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、押出成形すると強固な点火薬押出成形物を与えることができる点火薬組成物に関する。この組成物は、点火薬棒状体の形態または他の選択された形状で、地上車または航空機におけるような用途のために設計された補助安全束縛システム、および係るシステムを具えるそのような車両で使用するのに特に有用である。この点火薬組成物は水溶性または水膨潤性のバインダー、少なくとも1種の酸化剤、少なくとも1種の燃料、および場合によって使用される繊維を含んで成る成分から調合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は押出成形可能な点火薬組成物、特に押出成形された点火用の棒状体、
小球体、ペレットおよび顆粒に関する。さらに詳しくは、本発明は車両用補助安
全束縛システム(supplemental safety restraint systems)および関連装置の
ようなガスバッグ・インフレーター(inflator)での使用に適したガス発生剤組
成物と組み合わせて使用される棒状体を提供することに関する。 2.背景情報 「エアバッグ」を含めて補助安全システムのための点火薬組成物は、多数の設
計基準を満足すべきである。点火薬組成物は、それが形成されるとき、乗員保護
用および運転者保護用システムまたは側面衝撃システムのような安全システムの
展開前は作動可能形態のままになっているように、十分に強固でなければならな
い。これらの、および他のタイプの安全システムの目的全般に一致して、点火薬
組成物には、廃棄問題が回避されるそのような量で使用され、かつ点火に続いて
他の危険を引き起こす量で副生成物を生成させるのを回避することが一般に求め
られる。
【0002】 補助安全束縛システムにはこれまで多数の異なる点火薬系が用いられてきた。
一般的に提案された点火薬系の1つはB/KNO3より成る固体粒子を使用するもの
で、その点火薬系はそれが点火されると規定のガス発生剤組成物の燃焼を開始さ
せる。
【0003】 他の最近の努力は、コスト効果の高い代替点火薬組成物、即ちより容易に製造
される点火薬組成物の開発に集まっている。これらの努力の中に、ホットメルト
型熱可塑性樹脂マトリックスをKNO3のような特定の点火薬組成物と共に使用する
という提案があった。この努力は、いわゆる「グルーガン」用に設計されたもの
のような商業的に入手できるホットメルト接着剤を、一般的なアルカリ金属系酸
化剤と結びつけようとするものであった。性能を改善しようとするこの努力は満
足できる結果には至らなかった。押出成形性と点火薬の性能の制御が難しいこと
が分かり、かつ補助安全束縛システムに望まれる反復性弾道衝撃性能(repeatab
le ballistic performance)が未だ証明されていないのである。
【0004】 従って、これらの努力およびさらに他の努力にもかかわらず、商業上に関連し
た目的は未達成のままである。より単純で、よりコスト効果の高い、補助安全束
縛システム用点火薬組成物が依然として望まれているのである。特に、いわゆる
接着剤をホットメルトする必要、従って結果として生ずる、火工材料(pyrotech
nic material)を昇温下で処理することに関連した危険を回避し、しかも製造が
容易で、かつ十分に強固な点火薬組成物を提供する方向に努力がなおも続けられ
ている。
【0005】 従って、この工業分野におけるこれらの関心を十分に処理する、ガス発生剤組
成物を点火するのに使用することができる点火薬組成物を提供することは、著し
い進歩となろう。
【0006】 本発明の概要と目的 本発明は、上記の目的およびその他の目的を成し遂げる、魅力的な、商業的に
実行可能な、押出成形可能な点火薬組成物を提供するものである。
【0007】 本発明の押出成形可能な点火薬組成物は、低コストで容易に製造され、物理的
に強固な製品を与える。この本発明の組成物は、熱可塑性の溶融物またはホット
メルト用の混合装置を使用せずとも製造することができ、従ってそのような昇温
下で処理することに関連した潜在的な危険が回避される。さらに、この点火薬調
合物は水で濃厚なペーストとして延ばされる。水が点火薬組成物を処理すること
に関連する危険を肩代わりするのである。本発明の押出成形可能な点火薬組成物
は周囲温度で調製することができ、後−乾燥後に、補助安全束縛システム等に特
に望まれる、比較的に選択可能な点火特性を有する強固な製品をもたらす。
【0008】 本発明の押出成形可能な点火剤組成物からは、エアバッグシステムのインフレ
ーターのようなガス発生装置中のガス発生剤組成物を点火させ得る中実または中
空の点火剤としての「棒状体」が加工可能である。この点火薬棒状体には、形状
が本明細書に開示される目的に合致するという条件で、ペレット、小球体または
顆粒のような他の形状もある。
【0009】 これらの点火薬棒状体を含む補助安全束縛システム、およびそのようなシステ
ムを具える車両も本発明で意図される。
【0010】 発明の詳しい説明 押出成形された点火薬棒状体は、点火時に高温で急速に爆燃するように設計さ
れた形状を持つものと特徴付けることができる。点火薬棒状体は、点火時に、他
の火工組成物を点火することができるのである。運転者側または乗員側のエアバ
ッグシステムでは、その点火薬棒状体は、10ミリセカンド未満のような短時間
で端から端までの点火を完了する、例えば火炎の移動を完了することができるよ
うな大きさとされる。ペレット、小球体または顆粒の形態では、本発明の押出成
形可能な点火薬組成物は、高充填密度を持つ強固な粒状物となっている。この品
質の組み合わせは、制御された、再現性のある点火に備えるものである。点火期
間は粒状物の大きさで制御することができる。ある特定の調合物の場合、突発性
で、シャープな、点火インパルス・発火(ignition impulse flash)は、ガス発
生剤を点火する際に、幾らか遅い、広い点火インパルスよりも有効性が小さい。
【0011】 押出成形することができる点火薬組成物は、バインダー、水溶性または分散性
の酸化剤、水溶性または分散性の燃料および選択されたある量の水の組み合わせ
から得られるものと特徴付けられる。なるべくなら、本発明の押出成形可能な組
成物は、組成上本質的に均質なものがよい。
【0012】 バインダーは、本発明では、なるべくなら、水溶性バインダーの方がよいが、
ただし水膨潤性のバインダー材料も除外されない。ただし、それは、点火薬の残
りの固体成分が点火薬中に少なくとも実質的に十分均質に分散可能であることが
条件である。本発明の点火薬組成物で用いられる典型的なバインダーに、例とし
て挙げると、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリビニルアルコールおよびその共
重合体、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸ナトリウム類、アクリルアミドま
たはアクリル酸ナトリウムに基づく共重合体、ガムおよびゼラチンのような水溶
性バインダーがある。これらの水溶性バインダーには、ガーゴム、アラビアゴム
のような天然産のガム、変性セルロースおよび澱粉がある。レインホールド・パ
ブリッシング社(Reinhold Publishing Corp.)刊行(1947年)の水溶性ガ
The Water-Soluble Gums)でC.L.マンテル(C. L. Mantell)によって
「ガム」についての詳細な議論がなされている。この著作をここに引用、参照す
ることによって、それが本明細書に含まれるものとする。水溶性バインダーは、
現在のところ、効率的な押出成形を可能にし、かつ機械的性質を改善するか、ま
たは向上した圧潰強さをもたらすと考えられている。本発明では水不混和性のバ
インダーも用い得るが、目下のところは、水溶性バインダーを、点火薬を調合す
る際に使用するのに適した燃料および/または酸化剤との組み合わせで使用する
方が好ましい。適した燃料および酸化剤は水溶性でも、水不溶性でもよい。適し
た燃料および酸化剤は無機質でも、有機質でもよい。
【0013】 押出成形された点火薬棒状体、ペレット、小球体または顆粒が形成される調合
物において、バインダーの濃度は機械的に十分に強固な押出成形物が得られるそ
のような濃度である。点火薬棒状体のような押出成形物は、点火前は、その形状
を保持していることが、例えばその一体性を維持していることができるべきであ
る。押出成形点火薬棒状体は、なるべくなら、火工組成物中に、例えばガス発生
剤組成物中に適切に形成された内腔(例えば、中央内腔)に受容され、そして点
火されたとき粉砕または破砕することができるのがよい。これに対して、ペレッ
ト、小球体または顆粒は、点火されるに至る過程で粉砕されない十分な強さを有
している。一般に、バインダーは、調合物の乾燥成分に対して、例えば約2〜約
10重量%、特に約3〜約7重量%の範囲で存在することができる。バインダー
は2種以上のバインダー材料から成っていることができる。
【0014】 本発明の点火薬組成物は、好ましくは水溶性であるか、または少なくとも水分
散性である少なくとも1種の酸化剤を含む。酸化剤は、従って、有機質でも、無
機質でもよいが、現在のところは無機酸化剤の方が好ましい。十分に均質な点火
薬組成物が得られるようにバインダー中に分散可能な有機酸化剤に、アミン硝酸
塩、ニトロ化合物、ニトラミン、硝酸エステルおよびアミン過塩素酸塩があり、
その内硝酸メチルアンモニウムおよび過塩素酸メチルアンモニウムが代表的なも
のである。他の候補にRDXとHMX、CL-20およびPETNがある。無機酸化剤には、硝
酸塩、亜硝酸塩、塩素酸塩、過塩素酸塩、過酸化物および超酸化物のような酸化
性のイオン種がある。
【0015】 これら無機酸化剤の典型的な例を挙げると、硝酸カリウムまたは硝酸ストロン
チウムのような金属硝酸塩、硝酸アンモニウム、過塩素酸カリウムのような金属
過塩素酸塩および過酸化ストロンチウムのような金属過酸化物である。一般に、
酸化剤は点火薬中の少なくとも燃料を確実に酸化させるのに有効な量で普通は存
在し、調合物中の乾燥成分に対して、例えば約40〜約90重量%、特に約70
〜約85重量%の範囲で存在することができる。
【0016】 本発明の点火薬組成物は、バインダーが点火薬組成物の、一次燃料ではなく二
次的燃料として機能し得ると仮定して、追加の燃料と共に調合することができる
。これらの追加燃料に、とりわけ、粉末化されたアルミニウム、ジルコニウム、
マグネシウムおよび/またはチタンのような粉末化金属;アルミニウム/マグネ
シウムの70%/30%合金のような金属合金;水素化ジルコニウムまたは同チ
タンのような金属水素化物;およびバインダー中に十分に「分散」させ得るケイ
素およびホウ素のような、いわゆるメトロイドがある。水溶性または水分散性の
燃料としては、例えば硝酸グアニジン、硝酸ヘキサアンミンコバルトとその関連
コバルト(III)錯体、シアノ化合物、ニトラミン類(RDXおよび/またはHMX)
、CL-20、テトラニトロカルバゾール類、有機ニトロ化合物が挙げられ、そして
それらは、所望によっては、粒度分布が「多峰形」になっていてもよい。水分散
性材料は、所望とされる点火特性に依存して、実質的に一様な粒度分布または多
峰形分布で加えることができる。
【0017】 水分散性の燃料は、本発明では、なるべくなら、製造過程で確実、十分に分布
させるために、粉末のような、即ち十分細かい粒子に粉砕された微粒子形態で使
用されるのがよい。なるべくなら、得られた押出成形可能な点火薬組成物中に少
なくとも実質的に一様に分布しているのが望ましい。一般に、燃料は、例えば約
1〜30μのような100μ以下のような微粉形態になっている。粉末形態の金
属が使用でき、そして所望によっては約1〜20μのようなもっと小さい粒度範
囲、または1〜約5μのようなさらに小さい粒度範囲を有していてもよい。燃料
―バインダー以外―の量は、調合物の乾燥成分に対して、例えば約5〜約40重
量%、特に約10〜約20重量%の範囲であることができる。
【0018】 本発明の点火薬棒状体および関連粒状物は、所望によっては、強化材を含んで
いることができる。適切な強化は、押出成形された点火薬棒状体を強化すると共
に、強化材を適切に選択すると、点火薬の性能を改善することにも役立ち得る、
可燃性繊維のような繊維により達成することができる。繊維は、一般的には長さ
が短い(低アスペクト比)方が好ましい。押出成形可能な点火薬組成物に配合さ
れる繊維に、例えばポリオレフィン繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維お
よびポリ(2,2’−(m−フェニレン)−5,5−ビスベンズイミダゾール(
“PBI”)繊維がある。ポリオレフィン繊維には、ポリエチレン(“PE”)繊
維、例えば外径が約0.005mm以上、例えば約0.8mmであり、そして長
さが0.1〜約3.2mmの範囲にあるPE繊維があり、その内アライド−シグ
ナル社(Allied-Signal)から得られる商標名スペクトラ(Spectra)900なる
ポリエチレン繊維が例として挙げられる。ナイロン6繊維のような適したポリア
ミド繊維は、19ミクロンのような適切に選択された直径と1.5〜約6.4m
mの長さを有することができる。適したポリエステル繊維に、約1.5〜約6.
4mmの長さと約25ミクロンという適切な直径を有する高強力ポリエステル繊
維がある。PBI繊維には、0.8〜3.2mmのオーダーの長さを有するものが
ある。代表的な強化点火薬棒状体とその調合物が実施例に報告されている。
【0019】 押出成形可能な形態をしている本発明の組成物は、例えばバインダー、燃料、
酸化剤、および水の選択された量を、燃料が使用される場合はその燃料と酸化剤
の少なくとも実質的に一様な分布をバインダー全体を通じて達成するそのような
時間混合することによって、容易に得られる。1つの方法では、水溶性バインダ
ーと酸化剤とをドライブレンドし、続いてある選択された量の水を加え、そして
均質になるまで混合してプレミックスを形成し、次いでそのプレミックスを燃料
(1種または複数種)を1〜3つの増分に分けた各部分を増分混合することを含
む。水の量は、一般的には、得られる生成物が一貫して押出成形可能であるが、
なるべくならば流動傾向を持たないそのような量である。存在する水が多すぎる
と、その粒状物に沈降傾向が出てくるか、さもなければ押出成形後にその形状を
保持しなくなる。
【0020】 かくして形成された点火薬組成物は、所望とされる物理的形状に押出成形する
ことができる。
【0021】 押出成形された点火薬組成物は発泡構造でない、即ち固体であるのが好ましい
【0022】 押出成形することができる本発明の点火薬組成物は、エアバッグのインフレー
ター技術と組み合わせて使用するための点火薬系での使用に容易に適合せしめら
れる。この点火薬系は一本以上の点火薬棒状体を、またはペレット、小球体若し
くは顆粒の場合は、極めて多数のそのような粒状物を含んでいることができる。
エアバッグインフレーター技術には、自動車(車両)用エアバッグシステム、ハ
イブリッドインフレーター技術、および例えば側面衝撃システム(side impact
systems)がある。車両用の、例えば自動車、トラック等の膨張性安全束縛シス
テムは、とりわけ米国特許第5,536,339号、同第5,542,704号
および同第5,668,345号明細書に開示されている。それら米国特許の完
全な開示をここに引用、参照することによって、それらが本明細書に含まれるも
のとする。エアバッグの膨張等に関連したシステムは米国特許第5,441,3
03号明細書に開示されている。この米国特許の完全な開示もここに引用、参照
することによって、それが本明細書に含まれるものとする。
【0023】 自動車のエアバッグシステムは、折り畳まれた膨張可能なエアバッグ;エアバ
ッグに接続された、自動車のエアバッグシステムでの使用に適したガス類を発生
させるガス発生組成物を含んでいる、エアバッグを膨張させるためのガス発生装
置;および本発明の点火薬組成物に基づく、またガス発生装置の仕様に基づく点
火薬の棒状体(1本または複数本)、ペレット、小球体または顆粒を含んでいる
、ガス発生組成物を点火するための点火システムを含んで成ることができる。そ
の点火システムは起爆管を含んでいることもできる。
【0024】 ハイブリッドインフレーター技術は、加えられている不活性ガス(アルゴンま
たはヘリウム)を、少量の推進薬を燃焼させることによって所望温度まで加熱す
ることに基づくものである。ハイブリッドインフレーターはより低い温度のガス
を与えることができるので、燃焼ガスを冷却するために火工技術インフレーター
で用いられる冷却フィルターを必要としない。ガスの排出温度は、推進薬の重量
に対する不活性ガスの重量の比率を調整することによって選択的に変えることが
できる。ガス重量対推進薬重量の比が高いほど、ガスの排出温度は低くなる。ハ
イブリッドガス生成システムは、破裂可能な開口部を有する圧力タンクと、その
圧力タンク内に入れられている所定量の不活性化ガスと、破裂可能な開口部を破
裂させるための手段を具えた、高温燃焼ガスを生成させるためのガス発生装置と
、本発明の点火薬組成物を含んでいる、ガス発生組成物を点火するための手段と
を含んで成ることができる。圧力タンクは、ガス発生装置が点火されたときピス
トンにより破壊することができる破裂可能な開口部を有する。ガス発生装置は、
圧力タンクに対して、高温燃焼ガスが不活性化ガスと混合されてこれを加熱する
ように形成され、配置されている。適した不活性化ガスとしては、とりわけアル
ゴン、ヘリウムおよび両者の混合物が挙げられる。混合、加熱されたガスは、開
口部を通って圧力タンクから出て行き、最終的にハイブリッドインフレーターを
出て、膨張可能なバッグまたは風船、例えば自動車のエアバッグを展開させる。
補助安全束縛用途のためのハイブリッドガス発生装置は、高性能自動車の乗員安 全システムに関するエアバッグ国際シンポジウム(Airbag Int'l Symposium on Sophisticated Car Occupant Safety Systems )(ドイツ、バインブレナー−サー
ル(Weinbrenner-Saal)、1992年11月2〜3日)でフラントム(Frantom
)が発表した「ハイブリッドエアバッグインフレーター技術(Hybrid Airbag In
flator Technology)」に記載されている。
【0025】 適した束縛システムに側面衝撃システムもある。インフレーターと折り畳まれ
た膨張可能な貯蔵エアバッグとを含む側面衝撃用エアバッグアセンブリーは、自
動車またはトラックのような車両に、前部シートバックのようなリリーズシート
バックに隣接して装備することができる。これらのエアバッグアセンブリーは前
部座席の乗員に対しては前方に、または後部座席の乗員に対しては後方に展開す
るエアバッグを、或いは前部および後部の両乗員用のエアバッグを含んでいるこ
とができる。これらのエアバッグアセンブリーは、車両用途では、時には、イン
フレーターと称される単一のまたは別個のガス発生装置により膨張させることが
できる。衝撃信号を、例えば電気回路に対して与えてエアバッグの展開を賦勢す
るために、一般に、ドア・シルまたは他の希望される場所にセンサー装置を設け
ることができる。代表的かつ適切な側面衝撃用エアバッグアセンブリーは米国特
許第5,273,308号明細書に開示されている。この米国特許の完全な開示
をここに引用、参照することによって、それが本明細書に含まれるものとする。
【0026】 本発明の点火薬棒状体、または他のタイプの粒状物を含めて点火薬系を含む任
意のエアバッグシステム(例えば、補助および/または側面衝撃束縛システム)
を装備する航空機または地上車も本発明の一部である。例えば、この車両は、折
り畳まれた膨張可能なエアバッグ;そのエアバッグに接続された、(自動車等の
ような)車両用エアバッグシステムでの使用に適したガス発生組成物を含んでい
る、エアバッグを膨張させるためのガス発生装置;および本発明の点火薬組成物
に基づく(棒状体、または「テープ様」若しくは円筒状ペレット、小球体または
顆粒のような他の形態を取っている)点火薬組成物であるか、またはそのような
点火薬組成物を含んでいることができるガス発生組成物用の点火薬系を含んで成
るエアバッグシステムを具える補助束縛システムを含んでいることができる。こ
の補助安全システムは、勿論、ハイブリッドエアバッグ技術および/または側面
衝撃システムを含めて他のエアバッグ技術に基づくものであることができる。
【0027】 適した固体ガス発生剤組成物に、アジド系ガス発生剤、および非アジド系燃料
と適切な酸化剤を基剤とするいわゆる非アジド系組成物がある。後者の改良され
たガス発生剤組成物の例は、非アジド系燃料としてビテトラゾールアミンまたは
その塩若しくは錯体、例えばビス−(1(2)H−テトラゾール−5−イル)−
アミンを使用するもので、そのビス−(1(2)H−テトラゾール−5−イル)
−アミンはガス発生組成物での使用に特に適していることが見いだされている。
適切なそのような組成物は米国特許第5,682,014号明細書に開示されて
いる。この米国特許の完全な開示をここに引用、参照することによって、それが
本明細書に含まれるものとする。
【0028】 もう1つのガス発生剤組成物は、アルカリ土類金属または遷移金属のカチオン
のような金属カチオンと、窒素および水素によって構成される少なくとも1種の
中性リガンド、例えばアンモニアまたはヒドラジン(1種または複数種)との少
なくとも1種の錯体、およびその金属カチオンの電荷に釣り合う十分な酸化性ア
ニオンを含んで成るものである。
【0029】 一般に、適したガス発生組成物を得るために、選択されたガス発生剤燃料が燃
料として有効な量で適切な酸化剤と混合される。燃料として有効な量の適した燃
料で、ガス発生剤組成物の燃焼生成物を相対的に釣り合わせることができる、即
ち燃焼生成物は過小または過大に酸化された種(under or over oxidized speci
es)を過剰量では含まない。化学量論的燃焼が、一般に、所望とされる目標であ
る。
【0030】 無機酸化剤が一般的には好ましい。それらがより低い火炎温度と、改善された
濾過可能なスラグをもたらすからである。このような酸化剤に金属酸化物および
金属水酸化物がある。他の酸化剤に金属硝酸塩、金属亜硝酸塩、金属塩素酸塩、
金属過塩素酸塩、金属過酸化物、硝酸アンモニウム、過塩素酸アンモニウム等が
ある。金属酸化物若しくは同ヒドロキシニトレートまたは同水酸化物を酸化剤と
して使用するのが特に有用である。そのような物質に、例えば銅、コバルト、マ
ンガン、タングステン、ビスマス、モリブデンおよび鉄の酸化物、水酸化物およ
びヒドロキシニトレート、例えばCuO、Cu2(OH)3NO3、Co2O4、Fe2O3、MoO3、Bi2M
oO6、Bi2O3およびCu(OH)2がある。上記の酸化物および水酸化物系酸化剤は、所
望によっては、例えば火炎温度を上昇させるか、またはガス生成物の収量を加減
するといったような個々の用途では、Sr(NO3)2、NH4ClO4およびKNO3のような他
の常用の酸化剤と組み合わせることができる。
【0031】 選択されたガス発生剤燃料は、所望によっては、自らが燃料および/または酸
化剤であることができる比較的低温燃焼性の化合物と組み合わせることもできる
。これらの組成物では、所望によっては、他の別個の二次酸化剤はこれを省くこ
ともできる。代表的な比較的低温燃焼性の化合物に、とりわけ硝酸グアニジン、
硝酸トリアミノグアニジン、硝酸アミノグアニジンおよび尿素がある。例えば、
適したガス発生剤組成物は、BTAおよび/または金属アンミン含有錯体若しくは
同化合物および硝酸グアニジンのような燃料を含んでいることができる。このよ
うな組成物は、所望によっては、点火薬棒状体を造る際に使用されるバインダー
と同一でも、異なるものであってもよい適当なバインダーを含んでいることがで
きる。これらの組成物はガス発生剤組成物への包含用に知られている他の添加剤
を含むように調合することができる。
【0032】 点火薬棒状体または他の点火用粒状物との組み合わせで用いることができるガ
ス発生剤組成物は、また、ガス発生組成物において通常用いられる添加剤、推進
薬および爆薬、例えばバインダー、燃焼速度調整剤、スラグ形成剤、キレート形
成剤、離型剤、およびNOxを効果的に除去する添加剤も含んでいることができ
る。典型的な燃焼速度調整剤にはFe23、K21212、Bi2MoO6および黒鉛
炭素繊維がある。多数のスラグ形成剤が知られており、これには、例えばクレー
、タルク、ケイ素酸化物、並びにアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物およびオ
キサレートがあり、その内炭酸マグネシウムと水酸化マグネシウムが代表的なも
のである。ガス発生組成物の燃焼生成物から窒素酸化物を減少させるかまたは無
くするための多数の添加剤および/または薬剤も知られており、これにはアルカ
リ金属塩、並びにテトラゾール類、アミノテトラゾール類、トリアゾール類およ
びそれらに関連する窒素複素環式化合物の各錯体があり、その内カリウムアミノ
テトラゾール、炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムが代表的なものである。ガス
発生剤組成物は、また、黒鉛、硫化モリブデンまたは窒化ホウ素のような、モー
ルドからその組成物を解放するのを促進する材料を含んでいてもよい。
【0033】 適したガス発生剤組成物は、また、少なくとも1種のバインダーを含んでいる
こともできる。1995年7月26日出願の、ヒンショウ(Hinshaw)等の米国
特許出願第08/507,552号明細書に代表的なバインダーが開示されてい
る。この米国特許出願の完全な開示をここに引用、参照することによって、それ
が本明細書に含まれるものとする。典型的なバインダーに、ラクトース、硼酸、
ケイ酸マグネシウムを含めてケイ酸塩、ポリプロピレンカーボネート、ポリエチ
レングリコール、およびポリアクリルアミドのような水溶性重合体を含めて高分
子バインダーがある。例えば、適したバインダーは、例えば少なくとも1種の水
溶性重合体または少なくとも1種の天然産ガム、ガーゴムまたはアラビアゴムの
ような水溶性バインダーから成ることができる。バインダーは、例えばガス発生
剤組成物に対して0.5〜12重量%、さらに好ましくは2〜8重量%の量で用
いることができる。
【0034】 本発明で有用なガス発生剤組成物は、また、(バインダーとは別の、またはバ
インダーに加えて)圧潰強さ向上剤を用いて調合することもできる。適したその
ような薬剤は一般に粉末状の固体である。例えば、少量であるが有効量の炭素粉
末がガス発生剤組成物を調合する際に用いることができ、それによってその組成
物の圧潰強さを炭素粉末を含まない組成物に比較して高めることができる。圧潰
強さ向上剤の量は、通常はガス発生剤組成物に対して6重量%までであることが
できるが、それより少量の約3重量%までという量を採用することもできる。代
表としてのものであるが、特に有用なガス発生剤組成物は、硝酸ヘキサアンミン
コバルト(III);少なくとも1種の水溶性バインダー;場合によって加えられ
る、ガス発生剤組成物に対して約0.1〜約6重量%の量の炭素粉末;および場
合によって加えられる、硝酸グアニジンまたは銅・ヒドロキシニトレートのよう
な少なくとも1種の有機および/または無機の共−酸化剤をそれぞれ含んで成る
【0035】 (単独の、またはそれぞれ共−酸化剤若しくは共−燃料の混合物としての)共
−酸化剤および/または共−燃料成分は、所望とされる燃焼生成物を達成するの
に合った量でガス発生剤組成物に含めることができる。一般的にいえば、そのよ
うな量はガス発生剤組成物の約50重量%以下である。
【0036】 一言でいえば、多数のガス発生剤組成物が、一部または全部が本発明による点
火薬棒状体または他の粒状物に基づく点火薬系と組み合わせて使用するのに適し
ている。適したガス発生剤組成物に、米国特許第3,911,562号、同第4
,238,253号、同第4,931,102号、同第5,125,684号、
同第5,197,758号、同第5,429,691号、同第5,439,53
7号、同第5,472,647号、同第5,500,059号、同第5,501
,823号、同第5,516,377号、同第5,536,339号、同第5,
592,812号、同第5,608,183号、同第5,673,935号、同
第5,682,014号並びに1995年7月16日出願の米国特許出願第08
/507,552号、1993年12月3日出願の同第08/162,596号
及び1996年7月25日出願の米国仮特許出願第60/022,645号の各
明細書に記載されるものがある。これら米国特許および同特許出願の完全な開示
をここに引用、参照することによって、それらが本明細書に含まれるものとする
【0037】 図1はガス発生装置1を説明するものである。その長手方向断面図において、
ケーシング2は、鋼、またはエアバッグのようなガス発生剤用途に使用すること
ができる他の材料から造られた適当な圧力閉鎖容器であって、第一端部部品3で
画成された端部を有する、即ち第一端部部品3で閉じられている。ケーシングに
は、発生したガスが開放される、容器の外壁に開けられた貫通開口のような通路
が設けられている。端部部品3とは反対側の端部には第二の端部部品4が取り付
けられている。ケーシング2と端部部品3および4とが閉鎖容器を画成している
のである。端部部品4には点火薬起爆管5が嵌められている。ケーシングは、所
望によっては、製造コストを下げるために、部品をもっと少なくして造ることも
できる。1つの好ましい態様では、中実であっても、中空であってもよい凝固さ
れた点火薬棒状体が、起爆管5からガス発生装置の内部を通って端部部品3の内
側側面7の方に、軸方向、長手に延在している。点火薬棒状体6は前記の押出成
形可能な点火薬組成物を押出成形し、その押出成形物を凝固させることにより形
成することができる。選択されたガス発生組成物8がその点火薬棒状体の周囲を
取り囲んでいる。所望によっては、いわゆる急速爆燃コードを、例えばゆるいス
リーブ状にして、中空の点火薬棒状体内、長手方向に配置することもできる。所
望によっては、2本以上の点火薬棒状体を使用してもよい。
【0038】 別法として、点火薬を個別の小球体の形にして、点火薬起爆管5に隣接するが
、その点火薬起爆管5とガス発生組成物との間に配置することもできる。
【0039】 説明したように、ガス発生装置は、所望によっては、1つ以上のフィルター要
素9を含んでいることができる。フィルター要素のレイアウト、形状および位置
は個々のガス発生装置の全体的なデザインに基づいて選ばれることになる。
【0040】 以上、ガス発生装置を例示説明したが、他のデザインも本発明の範囲に含まれ
るものである。
【0041】 もう1つの態様では、ガス発生装置は、折り畳まれているが、膨張可能な風船
、または安全束縛システムのエアバッグに接続することができる。
【0042】 本発明を次の非限定実施例を参照してさらに説明する。 実施例 実施例1 1ガロンのベーカーパーキンス(Baker-Perkins)遊星形ミキサーに、117
0g(78%)の35ミクロン硝酸カリウムとポリアクリルアミドであるサイテ
ク・シアナマー(Cytec Cyanamer:登録商標)N−300(MW1500万)を
加えた。これらの成分を次に乾燥状態で1分間遠隔(remotely)ブレンドした。
このブレンドに217.5g(点火薬調合物100部当たり14.5部)の水を
加え、5分間混合した。その混合ブレードとその混合ボウルの内面をベロスタッ
ト(Velostat)(導電性プラスチック)製スパチュラでこすり落とし、次いでさ
らに15分間混合した。得られた濃厚な白色ペーストに225g(15%)の非
晶質ホウ素粉末(純度90〜92%)を加え、5分間遠隔混合した。そのブレー
ドとボウルに再度「こすり落とし」操作を行い、そしてその調合物をさらに10
分間混合した。得られた褐色のドウ状材料を−4メッシュまで粒状化し、そして
ハーケ(Haake)・25mm一軸スクリュウ押出成形機に供給した。この点火薬
調合物を最大直径が0.33″で、最小直径が0.30″である12点星形ダイ
(12 point star die)を通して押し出した。ダイはその中央に直径0.080
″のピンを含み、従って中空の棒状形状のものができる。その押出成形された点
火薬調合物を長さ7″のものに切断した。乾燥前に、長さ7.5″、直径0.0
7″のテレダイン(Teledyne)RDC(急速爆燃コード)をその切断押出成形物の
直径0.08″の孔に挿入した。これら点火薬棒状体を165゜Fで一晩乾燥し
た。中央の点火薬棒状体を試験して、乗用車の側面安全バッグ用に設計されたイ
ンフレーターにおける点火薬としての性能について評価した。これら点火薬棒状
体は申し分なく機能した。
【0043】 実施例2 ホウ素、硝酸カリウム、水溶性バインダー、および任意成分としての強化用繊
維を含む一連の押出成形された点火薬棒状体調合物を調製した。これらの調合物
は表1に報告される。これらの調合物をまず10g規模で、次いで30g規模で
混合して、衝撃、摩擦、静電気の放電および熱を含めて諸刺激に対する感受性を
調べた(表2)。摩擦に関しては、一般に、炭水化物系バインダーが最大の感受
性を示した。また、バインダーとしてメチルセルロース、ガーゴムおよびローカ
ストビンゴム(locust bean gum)をそれぞれ含む調合物を用いて点火薬棒状体
を造った。
【0044】 残りの調合物を、325g規模で、1パイントのベーカーパーキンス遊星形ミ
キサー中で混合した。硝酸カリウムと各水溶性バインダーを乾燥状態で1分間遠
隔ブレンドした。このブレンドに水の各量(表3)を加え、そのスラリーを5分
間混合した。実施例1におけるように、そのボウルとブレードを「こすり落とし
た」。この時点で、繊維を加えて繊維含有調合物を調製し、そのドウをさらに5
分間混合した。ホウ素を加える前に、全ての調合物をさらに10分間混合した。
この時点で、ホウ素の半量を加え、続いて5分間混合した。次に、ホウ素の残り
を加え、次いでさらに5分間混合した。最後の「こすり落とし」操作後に、調合
物をさらに10分間混合した。得られた褐色のドウ状材料を−4メッシュまで粒
状化し、そしてハーケ・25mm一軸スクリュウ押出成形機に供給した。この点
火薬調合物を最大直径が0.33″で、最小直径が0.305″である12点星
形ダイを通して押し出した。ダイは直径0.80″のピンを中央配置で含んでい
た。その押出成形点火薬調合物を長さ7″のものに切断した。乾燥前に、長さ7
.5″、直径0.07″のテレダインRDC(急速爆燃コード)を挿入した。長さ
2″のもの10本をさらに押出成形した。これら点火薬棒状体を165゜Fで一
晩乾燥した。
【0045】 有用な調合物であるかどうかを定める重要な因子に、乾燥後の粒状物の品質、
点火薬としての実際の性能および乾燥速度がある。ある調合物では、乾燥中に、
KNO3とバインダーとの混合物が粒状物の表面に浸出してくることが起こる場合が
ある。孔中で浸出が起こることは望ましことではない。浸出はトラガカントゴム
、シアナマーA−370およびシアナマーP−21を含む調合物で重要性が最も
小さいことが見いだされた(表3)。シアナマーA−370およびシアナマーP
−21を含む調合物からの点火薬棒状体を、インフレーター装置を用いて評価し
た。シアナマーN−300、シアナマーP−21およびシアナマーA−370を
それぞれ含む調合物では、相対乾燥速度が10:1.7:1と計算された。しか
して、シアナマーA−370を含む調合物は速やかに乾燥し、その際KNO3の浸出
が最小で、最小限の点火遅れでガス発生剤を点火させる粒状物をもたらした。
【0046】 自動車用エアバッグシステムには、自動車が凹凸のある道路でポットホールに
はまりながら走ることに基因する何十回もの激しい上下動や振動に耐える押出成
形点火薬棒状体を開発することが重要である。しかして、この押出成形点火薬棒
状体用に1つの耐久性試験法が開発された。耐久性試験は3点で曲げて行われた
が、この場合荷重は支間中央に加えられた。曲げは、これに引張、圧縮および剪
断の各応力が全て存在するので選ばれた。また、試料の形状もこの荷重付加タイ
プに向いている。1.5インチのスパンを用い、荷重は直径1/8〜1/4イン
チのダウエルピンを用いて適用された。呼称値で0.7ポンドの予備荷重が適用
された。次いで、試料を次の条件を用いて1000回の荷重付加サイクルに付し
た:サイクルの振幅0.003インチ、周波数10ヘルツ。この周期的荷重付加
後に、試料を0.2インチ/分の変位速度(displacement rate)で破損させる
試験を行った。各試料の耐久性は加重−変位カーブの下方面積として報告される
。簡単にするために、単位は換算されたとおりのものとする(加重はポンド−力
、変位はミリ−インチ)。従って、報告された耐久性はミリ−インチ−ポンドの
単位を有する。試験は全て実験室の周囲温度(75゜±5゜F)で行われた。耐
久性試験の結果は、繊維を含む押出成形点火薬調合物、例えば表3の調合物#1
3および#15で耐久性が向上していることを示した。
【0047】
【表1】
【0048】 1シアナマー(Cyanamer)は、ポリアクリルアミド、ナトリウム・ポリ アクリレートまたはそれらの共重合体の特製重合体についてのサイテク・ インダストリーズ社(Cytec Industries Inc.)の登録商標である。
【0049】 シアナマーN−300:分子量約1500万のポリアクリルアミド。 シアナマーN−300LMW:分子量約500万のポリアクリルアミド。
【0050】 シアナマーA−370:MW200,000の、アクリルアミドとアク リル酸ナトリウムとの重量で約10:90の共重合体。
【0051】 シアナマーP−21:MW200,000の、アクリルアミドとアクリル 酸ナトリウムとの重量で約90:10の共重合体。
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】 実施例3 押出成形点火薬棒状体の耐久性を向上させることを目的として、一連の繊維含
有点火薬を表4に見られるとおり調合した。調合物は全て有利な安全性特性を示
した。各調合物の試料(325g)を1パイントのベーカーパーキンスミキサー
中で13.5部/水100部で混合した。KNO3とシアナマーA−370とを1分
間ドライブレンドした後、水を加え、次いで5分間混合した。次に、繊維を2部
分に分けて、またホウ素を3部分に分けてそれぞれ増分添加し、その際各添加後
に3分間混合した。最後の「こすり落とし」操作後に、その調合物をさらに10
分間混合した。得られた褐色のドウ状材料を−4メッシュまで粒状化し、そして
ハーケ・25mm一軸スクリュウ押出成形機に供給した。この点火薬調合物を最
大直径が0.33″で、最小直径が0.305″である12点星形ダイを通して
押し出した。ダイは直径0.15″のピンを中央配置で含んでいた。その押出成
形点火薬調合物を長さ7″のものに切断した。長さ2″のもの10本をさらに押
出成形した。これら点火薬棒状体を165゜Fで一晩乾燥した。
【0055】 乾燥後に点火薬粒状物の外側にKNO3/バインダーが浸出する兆候は認められな
かった。ES 013起爆管の羽毛状点火具(ignition plume)を粒状物中の内
径0.15″の孔に向け、挿入してその粒状物を点火させた。この点火薬粒状物
は、その長さと直径の方向に沿ってあけられた、約95個の、平均に分布した内
径0.109″の穴を有する内径0.4″、壁厚0.49″の円筒状取付け具中
に保持されていた。起爆管による点火後に火炎前面が粒状物の反対側の端部に達
する所要時間が表5に報告される。その時間は1000フレーム/秒のビデオ画
像から求められた。一般に、数ミリセカンドしか必要とされなかった。長さ2″
の粒状物の耐久性は実施例2で説明されたようにして測定された。結果は表5に
報告される。ポリエチレン繊維を2%含む調合物がかけ離れて最高の耐久性を示
した。インフレーターの発火を、調合物#3および#19からの点火薬粒状物を
用い、RDCを0.15″の孔に挿入して行った。ポリエチレン繊維(アライド−
シグナル社、商標名スペクトラ900のポリエチレン繊維)を含む調合物#19
が、ガス発生剤が点火される前に最小の遅れ時間をもたらした。
【0056】
【表4】
【0057】
【表5】
【0058】 調合物16、17、18、19および20のそれぞれにおいて、「繊維のID
」は炭素繊維、アルミナ繊維、アルミノシリケート繊維、ポリエチレン繊維およ
びポリベンズイミダゾール繊維と特徴付けることができる。
【0059】 実施例4 ガーゴム(5.0重量%、0.25グラム)と水(脱イオン水15.0重量%
、1.75グラム)との予備混合物を形成し;その予備混合物を硝酸カリウム(
平均粒度約26ミクロン、75重量%、3.75グラム)と混合し;そしてその
混合物に燃料であるホウ素(非晶質;20.0重量%、1.00グラム)を加え
ることにより、押出成形可能な点火薬組成物を得た。
【0060】 実施例5 実施例4におけるようにして押出成形可能な点火薬組成物を得たが、ただし2
0.0重量%の水が用いられた。
【0061】 実施例6 燃料であるホウ素の量を22.0重量%(1.10グラム)に上げ、そしてバ
インダーであるガーゴムの量を3.0重量%(0.15グラム)に下げたことを
除いて、実施例4におけるようにして押出成形可能な点火薬組成物を調製した。
【0062】 実施例7 バインダーがポリアクリルアミド(サイテク社からのシアナマー“N−300
”、5.0重量%、0.25グラム)であることを除いて、実施例4の方法によ
り押出成形可能な点火薬組成物を調製した。
【0063】 実施例8 硝酸カリウム(210グラム)とポリアクリルアミド(14グラム;サイテク
社からのシアナマー“N−300”)をボウルに加え;そのボウルに水(44.
8グラム)を加え、そして1分間混合し;次いでその混合物にホウ素(非晶質;
56.0グラム)加え、続いて約4分間混合することにより、押出成形可能な点
火薬混合物を調製する。
【0064】 実施例9 水の量が50.4グラムであり、硝酸カリウムとバイダーとがまず一緒にドラ
イブレンドされ、その後で水を加え、そして1分間混合することを除いて、実施
例8におけるようにして押出成形可能な点火薬組成物を調製した。次に、粉末状
ホウ素を加え、そして混合を4分間続けた。
【0065】 実施例10 実施例8により調製された点火薬組成物を粒状化し、乾燥し、そして直径1/
2インチ×長さ1インチのペレットにプレス成形した。これらのペレットは1つ
の面以外の全ての面上で押さえられ、そして密閉、加圧された容器中で1000
、2000及び3000psiにおいて押さえられていない面の点火により燃焼
せしめられた。4.16ips、4.32ipsおよび4.42ipsという燃
焼速度がそれぞれ観察された。
【0066】 実施例11 実施例9に記載されたようにして調製された湿潤した点火薬組成物の一部分を
直径2″のラム式押出成形機に入れ、そして直径約0.06インチの孔を有する
、中央に穴が開けられた直径約0.3インチの円筒状押出成形物を与えるように
、適切なダイを通して押し出した。この押出成形物を一部乾燥し、そして長さ7
インチのものに切断した後最終乾燥を行った。得られた点火薬棒状体を、次に、
両端が閉じられ、そして複数の半径方向開口(radial ports)が設けられている
長さ約8インチ×直径約2インチのチューブ状金属シリンダーより成るガス発生
装置中で試験した。端部クロージャーの1つにはさらに起爆管が設けられていた
。上記の金属シリンダーチューブの中央に点火薬棒状体を保持し、そしてその棒
状体の中央の穴に長さ7インチの急速爆燃コード(RDC)を入れた。次いで、ガ
ス発生装置に1装薬分のガス発生剤ペレットを充填し、そして密閉タンク中で試
験した。この点火薬棒状体により、有孔金属チューブが同様の量の点火用粉末で
充填され、そして点火薬棒状体/RDCの組み合わせがRDCで置き換えられている常
用の点火装置で得られた結果とは対照的に、匹敵する結果が得られた。全てのケ
ースで、ガス発生剤ペレットの点火は8ミリセカンド以内に起こることが観察さ
れた。
【0067】 実施例12 1パイントのベーカーパーキンス遊星形ミキサーに、250.9g(77.2
%)の35ミクロン硝酸カリウムと22.75g(7%)のサイテク社(Cytec
)製シアナマーA−370(90:10のポリアクリル酸ナトリウム/ポリアク
リルアミド:MW200,000)を加えた。これらの成分を次に乾燥状態で1
分間遠隔ブレンドした。このブレンドに43.8g(点火薬調合物100部当た
り13.5部)の水を加え、そしてこのブレンドを5分間混合した。その混合ブ
レードとその混合ボウルの内面をベロスタット(導電性プラスチック)製スパチ
ュラでこすり落とした。得られた濃厚な白色ペーストに6.5g(2%)の商標
名・スペクトラ900なるポリエチレン繊維(直径0.032″×長さ0.12
5″、アライド−シグナル社)を2つの部分に分けて加え、続いて3分間の混合
サイクルとそれに続くこすり落とし操作を行った。このブレンドに44.85g
(13.8%)の非晶質ホウ素粉末(純度90〜92%)を3つの部分に分けて
加え、3分間遠隔混合し、続いて次のこすり落とし操作を行った。そのブレード
とボウルに再度「こすり落とし」操作を行い、そしてその調合物をさらに10分
間混合した。得られた褐色のドウ状材料を−4メッシュまで粒状化し、そしてハ
ーケ・25mm一軸スクリュウ押出成形機に供給した。この点火薬調合物を最大
直径が0.33″で、最小直径が0.30″である12点星形ダイを通して押し
出した。ダイは直径0.15″のピンを中央に含んでいた。押出成形された点火
薬調合物を長さ7″のものおよび2″のものに切断した。これら点火薬棒状体を
多孔質のパッドの上に置き、そして165゜Fで2時間、次いで200゜Fで一
晩乾燥した。長さ7″のものは乗用車の側面安全バッグ用に設計されたインフレ
ーター中で点火薬として十分よく機能した。
【0068】 耐久性試験は、実施例2に記載されたようにして、3点曲げで行われ、この場
合荷重は支間中央に加えられた。耐久性試験結果は、繊維を含まない比較調合物
の96ミリ−インチ−ポンドに対して、ポリエチレン繊維を含む押出成形点火薬
調合物では357ミリ−インチ−ポンドという著しく向上した耐久性を示した。
【0069】 実施例13 1ガロンのベーカーパーキンス遊星形ミキサーに、2069.2g(73.9
%)の20ミクロン硝酸カリウムと154g(5.5%)のサイテク社製シアナ
マーA−370(90:10のポリアクリル酸ナトリウム/ポリアクリルアミド
:MW200,000)を加えた。これらの成分を次に乾燥状態で1分間遠隔ブ
レンドした。このブレンドに400g(重量で完成混合物の12.5%)の水を
加え、そしてこのブレンドを5分間混合した。得られた濃厚な白色ペーストに5
76.8g(20.6%)の非晶質ホウ素粉末(純度90〜92%)を3つの部
分に分けて加え、5分間遠隔混合し、続いて次のこすり落とし操作を行った。得
られた褐色のドウ状材料をさらに10分間混合した。一晩そのままにしておいた
後、その材料をストークス(Stokes)造粒機中で10メッシュの篩を通して押し
出した。得られた、湿った、粘着性の顆粒をベロステート(velostate)・プラ
スチックでライニングされた幅2′×長さ3′×深さ1″のアルミニウム製パン
の上に広げ、そして135゜Fに保持された「ウォークイン式」オーブン中の棚
に入れた。それらの顆粒を40分間乾燥し、次いでストークス造粒機により10
メッシュで再粒状化した。この点火薬を再び135゜Fのオーブンに入れ、一晩
乾燥した。それらの顆粒を次いでスウエコ(Sweco:登録商標)篩で−10/+
24メッシュに分級した。篩で−10/+24メッシュの顆粒70重量%という
典型的な収率が達成される。
【0070】 実施例14 1ガロンのホバート(Hobart)ミキサーに、522g(58%)の20ミクロ
ン硝酸カリウムと36g(4.0%)のサイテク社製シアナマーA−370(9
0:10のポリアクリル酸ナトリウム/ポリアクリルアミド:MW200,00
0)を加えた。これらの成分を次に乾燥状態で1分間遠隔ブレンドした。このブ
レンドに107gの水を加え、そしてこのブレンドを5分間混合した。得られた
濃厚な白色ペーストに203.2gのヘキサアンミン硝酸コバルト(III)(HAC
N)/水スラリー(スラリー中の水:11.5%、調合物中のHACN:20乾燥重
量%)を加え、5分間遠隔混合した。162g(18%)の非晶質ホウ素粉末(
純度90〜92%)を2つの部分に分けて加え、5分間遠隔混合し、続いて次の
こすり落とし操作を行った。得られた褐色のドウ状材料をさらに5分間混合し、
9グラムの水を加え、そのペーストを5分より長い時間混合し、続いて9グラム
より多い水を加えた。さらに5分間混合すると、その調合物は小球となる稠度を
有していた。得られた小球をベロステート・プラスチックでライニングされた幅
2′×長さ3′×深さ1″のアルミニウム製パンの上に広げ、そして135゜F
のオーブン温度に保持された「ウォークイン式」オーブン中の棚に入れ、一晩乾
燥した。それら小球(顆粒)を次いでスウエコ篩で−24/200メッシュに分
級した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の押出成形可能な点火薬組成物から形成された点火薬棒状体を
含む代表的なインフレーター装置を例示説明するものである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年8月23日(1999.8.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項20】 請求項10のガス発生装置を含む補助安全束縛システムを
具える車両。
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月27日(2000.10.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図1】
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月6日(2001.6.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項19】 請求項1〜18記載のガス発生装置を含む補助安全束縛シ
ステムを具える車両。
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月23日(2002.7.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項37】 押出成形可能な点火薬組成物が硝酸グアニジンをさらに含
んで成る、請求項35記載の方法。
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月24日(2002.7.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項29
【補正方法】変更
【補正の内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ルンド,ゲイリー・ケイ アメリカ合衆国アイダホ州83252,マラド, サウス・オールド・ハイウェイ・191 6276 (72)発明者 ブロウ,リード・ジェイ アメリカ合衆国ユタ州84301,コリーン, ノース・ハイウェイ・83 9160 Fターム(参考) 3D054 DD21 DD22 FF17 FF18

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性または水膨潤性のバインダー、少なくとも1種の酸化
    剤、少なくとも1種の燃料、および場合によって加えられる繊維を含んで成る成
    分から調合された押出成形可能な点火薬組成物。
  2. 【請求項2】 前記バインダーがポリ−N−ビニルピロリドン、ポリビニル
    アルコールまたはその共重合体、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸ナトリウ
    ム類またはガムの内の少なくとも1種を含んで成る、請求項1による押出成形可
    能な点火薬組成物。
  3. 【請求項3】 前記バインダーが少なくとも1種のポリアクリルアミドまた
    は少なくとも1種のガムを含んで成る、請求項2による押出成形可能な点火薬組
    成物。
  4. 【請求項4】 前記酸化剤が前記の押出成形可能な点火薬組成物の調合に用
    いられた乾燥成分に対して約40〜90重量%の量で存在している、請求項1に
    よる押出成形可能な点火薬組成物。
  5. 【請求項5】 前記酸化剤が有機酸化剤から成る、請求項1による押出成形
    可能な点火薬組成物。
  6. 【請求項6】 前記酸化剤が硝酸塩、亜硝酸塩、塩素酸塩、過塩素酸塩、過
    酸化物および超過酸化物より成る群から選ばれる少なくとも1種のイオン性種を
    含んでいる、請求項1による押出成形可能な点火薬組成物。
  7. 【請求項7】 前記の押出成形可能な点火薬組成物が繊維を含有している、
    請求項1による押出成形可能な点火薬組成物。
  8. 【請求項8】 前記繊維がポリオレフィン繊維、ポリアミド繊維、ポリエス
    テル繊維またはポリ(2,2’−(m−フェニレン)−5,5−ビスベンズイミ
    ダゾール繊維の内の少なくとも1種から成る、請求項7による押出成形可能な点
    火薬組成物。
  9. 【請求項9】 (a)前記バインダーがポリ−N−ビニルピロリドン、ポリ
    ビニルアルコールまたはその共重合体、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸ナ
    トリウム類またはガムの内の少なくとも1種を含んで成り;(b)前記酸化剤が
    前記の押出成形可能な点火薬組成物の調合に用いられた乾燥成分に対して約40
    〜90重量%の量で存在し、そして該酸化剤は硝酸塩、亜硝酸塩、塩素酸塩、過
    塩素酸塩、過酸化物および超過酸化物より成る群から選ばれる少なくとも1種の
    イオン性種を含んでおり;そして(c)前記の押出成形可能な点火薬組成物がポ
    リオレフィン繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維またはポリ(2,2’−
    (m−フェニレン)−5,5−ビスベンズイミダゾール繊維の内の少なくとも1
    種から成る低アスペクト比の繊維を含んでいる、請求項1による押出成形可能な
    点火薬組成物。
  10. 【請求項10】 ハウジング、該ハウジング内のガス発生剤組成物、および
    該ガス発生剤組成物を点火させるための、請求項1による押出成形可能な点火薬
    組成物から形成された、少なくとも1つの押出成形された点火薬要素を含んで成
    る点火薬を含んで成る、補助束縛システムでの使用に適したガス発生装置。
  11. 【請求項11】 請求項10によるガス発生装置を含む補助安全束縛システ
    ムを具える車両。
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