JP2003524039A - 自己減摩型ファウリング防止性塗料用の金属を含まないバインダー - Google Patents

自己減摩型ファウリング防止性塗料用の金属を含まないバインダー

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Abstract

(57)【要約】 −エチレン型不飽和カルボン酸、及びこれらの混合物のトリアルキルシリルエステルからなる群から選ばれる4から50モル%までのモノマー単位A;−一般式CH2=CH−NR""'−CO−R'|のN−ビニルラクタムモノマー、一般式CH2=CH−N−CO−R"のN−ビニルアミド、一般式CH2=CR"'−COO−R""− R""'−CO−R'|のモノマー、一般式CH2=CR"'−COO−R""−N−CO−R"のモノマー、2−ピロリドン−1−イソプロペニルケトン、及びこれらの混合物であって、ここで、R'は2ないし8個の炭素原子を有するn−アルキリデン基であり、R"は最大18個の炭素原子を有するアルキル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール及びアリールアルキル基からなる群から選ばれ、R"'はHまたはCH3であり、R""は1ないし8個の炭素原子を有するn−アルキリデン基であり、R""'はHまたはR"であるものからなる群から選ばれる5から45モル%までのモノマー単位Bを重合させることにより膜形成性ポリマーが製造され、該モノマー単位の残りはエチレン型不飽和カルボン酸のC1−C18アルコール、スチレン、アルファメチルスチレン、ビニルトルエン、及びこれらの混合物のエステルからなる群から選ばれるモノマー単位Cである。必須成分として膜形成性ポリマーとファウリング防止剤を含有する、海水と淡水中で自己減摩特性を有するファウリング防止性塗料が製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、自己減摩型ファウリング防止性塗料用の金属を含まないバインダー
に関する。また、本発明は、自己減摩型ファウリング防止性塗料でのこれらのバ
インダーの使用にも関する。本発明は、更に、アクリル酸トリアルキルシリルポ
リマーの侵食速度を調節するための方法に関する。
【0002】 海洋生物が船体の水中部分上に成長すると、船の性能は低下する。
【0003】 ファウリング防止剤を含んでなるトップコート塗料を船体に塗布すると、海洋
ファウリングの程度がコントロールされる。ファウリング防止剤は、その濃度が
海洋生物に致死的となるような速度で塗料表面から遊離する生物致死剤である。
【0004】 GB−A−1457590は、漸次溶解して、(i)新鮮なファウリング防止
性塗料表面が連続的に露出され、そして(ii)被膜の表面が連続的に平滑化さ
れるような50−80重量%のトリ有機スズモノマーを含有する膜形成性コポリ
マーを開示している。
【0005】 バインダーの表面におけるスズ−エステル結合の加水分解をベースとする技術
がほぼ20年間市場を主導してきた。拡散と希釈がこの反応を伝播させるのに充
分に強い表面でのみこの反応は起こる。このように生成する反応生成物は、カル
ボン酸ペンダント基とトリブチルスズオキシド(またはTBTO、極めて安定で
ない;TBT水酸化物及び塩化物も反応生成物として挙げられる)の付いた安定
な水溶性メタクリルバインダーである。この被膜の表面層はこのプロセスにより
強度を喪失する。加えて、水溶性顔料と生物致死剤の定常的な浸出も表面層を弱
める。この被膜の表面は、船の動きが及ぼす水の摩擦力により漸次侵食される。
【0006】 EP−A−0218573は、海洋用ファウリング防止性塗料で使用するため
のポリマーを開示している。このポリマーは、 −オレフィン型不飽和カルボン酸の少なくとも一つのトリ有機スズ塩の20から
45重量%までのモノマー単位Aと −VP(ビニルピロリドン)、VPi(ビニルピペリドン)及びVC(ビニルカ
プロラクタム)を含んでなる群から選ばれる5から35重量%までの少なくとも
一つのコモノマーB を重合させることにより製造され、A+Bの合計がこのポリマー組成物の40か
ら70重量%までであり、そしてこのポリマーの残りが少なくとも一つのメタア
クリル酸C1−C4アルキル及び/またはスチレンのモノマー単位Cであるもの
である。
【0007】 1987年迄に、トリブチルスズ(TBT)は水中に浸出し、海の生物に危害
を加え、可能性としては食物連鎖に入り、そしてかきの変形とエゾバイの性転換
を引き起こすことが示された。25m以下の船体の船舶に対してはその使用が禁
止されたが、1987年の決定では、更に大きな船舶に対しては代替物が見出さ
れるまで本質的に免除されたままであった。それにも拘わらず、日本などのいく
つかの国は、大部分の船用のファウリング防止性塗料で有機スズを既に禁止して
いる。
【0008】 国連の単位の国際海事機関(the International Mari
time Organization)(IMO)の海洋環境保護委員会(th
e Marine Environmental Protection Co
mmittee)(MEPC)は、ファウリング防止性塗料での毒性有機スズ誘
導体の使用を段階的に廃止し、最終的に禁止する決議草案を最近承認した。19
99年11月のIMO総会で承認された、米国により起案された実施提案は、T
BT含有ファウリング防止剤の船への塗布に対する2003年1月1日のデッド
ラインと有機スズを含有するファウリング防止性塗料の完全禁止に対する200
8年1月1日の第2のデッドラインを含む。確定日時は設定されていないが、ド
ラフトのファウリング防止手段を最終的に決定し、採用する外交会議を2000
/2001の2年間に行なうことを合意した。
【0009】 それゆえ、当該技術においては従来技術のスズ含有ファウリング防止性塗料の
良好なファウリング防止性と自己減摩型性を保つ一方で、有機スズモノマーを含
有しない膜形成性ポリマーを含んでなる、改善された侵食型ファウリング防止性
塗料組成物に対するニーズがなお存在する。
【0010】 EP−A−131626(M&T)は、トリ有機スズ基の代わりに種々の加水
分解性基を使用することを開示した。そのなかで、トリ有機シリル基の使用が開
示された。(メタ)アクリル酸トリ有機シリルのエステル結合の加水分解は、水
溶性バインダーと無毒性のシロキサンを生じる。EP−A−297505、EP
−A−646630、EP−A714957、EP−A−775733、EP−
A−802243、US−A−5436284及びWO91/14743はすべ
て暫定的な改善を開示したものである。しかしながら、塗料安定性と侵食特性は
不適当であると報告された。
【0011】 確かに、TBTMA含量を適合させることにより、アルカリ性水中のメタクリ
ル酸トリブチルスズ/メタクリル酸メチル[TBTMA/MMA]コポリマーの
加水分解速度を広範囲にわたって容易に調節することができることは普通の一般
的な知識である。また、上記TBTMA/MMAコポリマーを用いて製造された
ファウリング防止性塗料の海水(ほぼ8のpHを有する)中での上記加水分解速
度と侵食速度の間には直接的な関係が存在する(TBTMA含量が高いほど、侵
食速度が高い)。相当するトリアルキルシリルコポリマーについて同じ挙動が特
許請求されているが、既知のコポリマーにより製造された塗料は要求される特性
を示すようには見えない。
【0012】 本発明者らは、pH13までのアルカリ性溶液中でのR=CnH2n+1及び
n=3または4の(メタ)アクリル酸トリアルキルシリル[R3Si(M)A]
/(メタ)アクリル酸メチル[M(M)A]コポリマーの加水分解の速度が約ゼ
ロから極めて遅い値まで変わることを観察した。また、本発明者らは、上記コポ
リマーにより製造されたファウリング防止性塗料の侵食速度が低過ぎて、R3S
i(M)A含量への限界依存性しかを示さないことも観察した。それゆえ、高侵
食速度のファウリング防止性塗料配合物を既知のポリマーにより設計することは
不可能であると考えられた。
【0013】 US−A−5436284(NOF)は、トリアルキルシリルモノマーとエー
テルコモノマーのコポリマーを使用することを提案した。EP−A−71495
7(NOF)は、トリアルキルシリルモノマーとヘミアセタールエステル基を含
有するコモノマーのコポリマーを使用することを提案した。
【0014】 EP−A−775733(Chugoku)は、トリアルキルシリルモノマー
の塩素化パラフィンとのブレンドコポリマーを提案した。EP−A−80224
3(NOF)は、トリアルキルシリルモノマーのロジンとのブレンドコポリマー
を提案した。
【0015】 WO91/14743(Courtaulds)は、C4+モノアミンまたは
4級アンモニウム化合物の安定剤としての使用を提案した。
【0016】 US−A−5,558,996(富士写真フィルム(株))は、極性基として
カルボン酸とピロリドンを含有するマクロモノマーの合成のために重合された、
メタアクリル酸トリメチルシリル、ビニルピロリドン、メタクリル酸エチル及び
β−メルカプトエタノールを含有するモノマー組成物の一つの例を開示した。上
記例においては、トリメチルシリル基が酸加水分解後カルボン酸基を再生する保
護基として使用された。中間体のアクリル酸シリルポリマーは単離されなかった
【0017】 それゆえ、当該技術においては、従来技術のスズ含有ファウリング防止性塗料
の良好なファウリング防止性と自己減摩型性を保つ一方で、有機シリルモノマー
を含有する膜形成性ポリマーを含んでなる、改善された侵食型ファウリング防止
性塗料組成物に対するニーズがなお存在する。
【0018】 本発明の目的は、自己減摩型塗料用の代替の金属を含まないバインダーを提供
することである。
【0019】 もう一つの目的は、船体用のトップコート塗料として使用するための改善され
た侵食性のファウリング防止性塗料組成物を提供することである。
【0020】 本発明の更なる目的は、水の存在下で予め決められた速度で加水分解する、フ
ァウリング防止性塗料用の改善されたポリマーバインダーを提供することである
【0021】 更なるもう一つの目的は、アクリル酸トリアルキルシリルコポリマーの侵食速
度を調節するための方法を提供することである。
【0022】 従って、本発明は、 −エチレン型不飽和カルボン酸、及びこれらの混合物のトリアルキルシリルエス
テルからなる群から選ばれる4から50モル%までのモノマー単位A; −一般式CH2=CH−NR""'−CO−R'|のN−ビニルラクタムモノマー、
一般式CH2=CH−N−CO−R"のN−ビニルアミド、一般式CH2=CR"
'−COO−R""−NR""'−CO−R'|のモノマー、一般式CH2=CR"'−C
OO−R""−N−CO−R"のモノマー、2−ピロリドン−1−イソプロペニル
ケトン、及びこれらの混合物 (ここで、−R'は2ないし8個の炭素原子を有するn−アルキリデン基であり
、 −R"は最大18個の炭素原子を有するアルキル、シクロアルキル、アリール、
アルキルアリール及びアリールアルキル基からなる群から選ばれ、 −R"'はHまたはCH3であり、 −R""は1ないし8個の炭素原子を有するn−アルキリデン基であり、 −R""'はHまたはR”である) からなる群から選ばれる3から45モル%までのモノマー単位B を重合させることにより製造され、そして −該モノマー単位の残りがエチレン型不飽和カルボン酸のC1−C18アルコー
ル、スチレン、アルファメチルスチレン、ビニルトルエン、及びこれらの混合物
のエステルからなる群から選ばれるモノマー単位Cである 膜形成性ポリマーを提供する。
【0023】 モノマー単位A中では、このエチレン型不飽和モノマーは、好ましくはアクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、及びこれらの混合物からなる群か
ら選ばれ、最も好ましくはアクリル酸、メタクリル酸、及びこれらの混合物から
なる群から選ばれる。
【0024】 モノマー単位中のトリアルキルシリル基のアルキル基は、C1ないしC8アル
キル基、好ましくはC3及びC4、更に好ましくはイソプロピル及びn−ブチル
からなる群から独立に選ばれる。このトリアルキルシリルモノマーAのアルキル
基中の炭素原子が多いほど、適切な侵食速度をもたらすには、更に多くのBモノ
マーがこのコポリマー中で必要とされる。
【0025】 この膜形成性ポリマーの製造に使用されるモノマー単位Aの最小量は、好まし
くは8モル%、更に好ましくは15モル%、最も好ましくは20モル%からであ
る;これらの最大量は、独立に、好ましくは40モル%、更に好ましくは35モ
ル%、最も好ましくは30モル%からである。
【0026】 モノマー単位Bは、一般式CH2=CH−N−CO−R'|のN−ビニルラクタ
ムモノマーとすることができる。ここで、R'は2ないし8個の炭素原子、好ま
しくは2ないし4個の炭素原子、更に好ましくは3個の炭素原子を有するn−ア
ルキリデン基である。最も好ましいモノマー単位BはN−ビニルピロリドンであ
る。
【0027】 また、モノマー単位Bは一般式CH2=CH−N−CO−R"のN−ビニルア
ミドとすることもできる。ここで、R"は最大18個の炭素原子、好ましくは2
ないし12個の炭素原子、更に好ましくは2ないし6個の炭素原子を有するアル
キル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール及びアリールアルキル基か
らなる群から選ばれる。
【0028】 モノマー単位Bは、更に、一般式CH2=CR"'−COO−R""−NR""'−
CO−R'|のモノマーとすることができる。ここで、R"'はHまたはCH3であ
り、R""'はR”(上で定義した通りの)または好ましくはHであり、R'は2な
いし8個の炭素を有するn−アルキリデン基であるが、好ましくは末端の環は2
−ピロリドンである。好ましくは、R"'はCH3である;このようなモノマーの
例は、Polymer 39(17),4165−9,1998に記述されてい
る。
【0029】 モノマー単位Bは、更に、一般式CH2=CR"'−COO−R""−N−CO−
R”のモノマーとすることができる。ここで、R"'はHまたはCH3であり、R
""は1ないし8個の炭素原子を有するn−アルキリデン基であり、そしてR”は
最大18個の炭素原子を有するアルキル、シクロアルキル、アリール、アルキル
アリール及びアリールアルキル基からなる群から選ばれる。
【0030】 膜形成性ポリマーの製造に使用されるモノマー単位Bの最小量は、好ましくは
5モル%、更に好ましくは7.5モル%、最も好ましくは10モル%からである
;これらの最大量は、独立に、好ましくは40モル%、更に好ましくは30モル
%、最も好ましくは20モル%からである。
【0031】 モノマー単位Cは、好ましくはエチレン型不飽和カルボン酸のC1−C18ア
ルコール、及びこれらの混合物とのエステルからなる群から選ばれる。このエチ
レン型不飽和カルボン酸は、更に好ましくはアクリル酸、メタクリル酸、マレイ
ン酸、フマル酸、及びこれらの混合物からなる群から選ばれ、最も好ましくはア
クリル酸、メタクリル酸、及びこれらの混合物からなる群から選ばれる。このア
ルコールは、脂肪族あるいはシクロ脂肪アルコールであってもよく、そして直鎖
あるいは分岐鎖であってもよく;更に好ましくはC1−C10アルコールから、
更に好ましくはC1−C4アルコールから、最も好ましくはC1−C2アルコー
ルから選ばれる。このエステルタイプのモノマー単位の典型的な例は、(メタ)
アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、メタクリル酸ラウリ
ル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)
アクリル酸エチル及び(メタ)アクリル酸メチルである。
【0032】 この膜形成性ポリマーの製造に使用されるモノマー単位Cの量は、好ましくは
少なくとも10モル%である。
【0033】 例えば、過酸化ベンゾイル、t−ブチルペルオキシ2−エチルヘキサノエート
(TBPEH)、t−ブチルペルオキシベンゾエート(TBP)、またはアゾビ
スイソブチロニトリルなどの遊離基触媒を用いて、重合条件で適当な比率の適当
なモノマーを付加重合させることにより、このポリマーを製造することができる
。この反応は、例えば、キシレン、トルエン、N−メチルピロリドン及びN、N
−ジメチルホルムアミドなどのアミド、ジオキサン、THF及びジエチルエーテ
ルなどのエーテル、酢酸ブチル、n−ブタノール、2−エトキシエタノール、シ
クロヘキサノン、メチル−イソアミルケトン、2−メトキシエタノール、2−ブ
トキシエタノール、2−エトキシ酢酸エチル、及びこれらの混合物などの有機溶
媒中で行なわれる。溶媒と触媒が適合している場合には高い温度を使用してもよ
いが、重合は、好ましくは70−140°Cの範囲の温度で行なわれる。この範
囲内で高い温度の使用は低分子量のポリマーを生成する。すべてのポリマー成分
を溶媒中で加熱することにより、あるいは好ましくはモノマーと触媒を加熱溶媒
に徐々に添加するこよにより、重合を行ってもよい。後者の手順は低分子量のポ
リマーを生成する。
【0034】 本発明は、また、自己減摩型塗料での本発明の膜形成性ポリマーの使用も規定
する。本発明は、その必須成分として: −本発明に記載の一つあるいはそれ以上の膜形成性ポリマー;及び −一つあるいはそれ以上のファウリング防止剤 を含有する自己減摩型ファウリング防止性塗料を更に提供する。
【0035】 本発明の被膜組成物中で他の必須成分として使用されるファウリング防止剤は
、慣用的に既知のファウリング防止剤のいずれであってもよい。この既知のファ
ウリング防止剤は、無機化合物、金属含有有機化合物、及び金属を含まない有機
化合物におおまかに区分される。
【0036】 この無機化合物の例は、銅化合物(例えば、硫酸銅、銅粉末、チオシアン酸第
一銅、炭酸銅、塩化銅、及び伝統的に好まれる酸化第一銅)、硫酸亜鉛、酸化亜
鉛、硫酸ニッケル、及び銅ニッケル合金を含む。
【0037】 この金属含有有機化合物の例は、有機銅化合物、有機ニッケル化合物、及び有
機亜鉛化合物を含む。また、エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン(マネブ
(maneb))、プロピネブ(propineb)なども使用可能である。こ
の有機銅化合物の例は、ノニルフェノールスルホン酸銅、ビス(エチレンジアミ
ン)ビス(ドデシルベンゼンスルホン酸)銅、酢酸銅、ナフテン酸銅、ピリチオ
ン銅及びビス(ペンタクロロフェノラート)銅を含む。この有機ニッケル化合物
の例は、酢酸ニッケル及びジメチルジチオカルバミン酸ニッケルを含む。この有
機亜鉛化合物の例は、酢酸亜鉛、カルバミン酸亜鉛、ビス(ジメチルカルバモイ
ル)亜鉛、エチレン−ビス(ジチオカルバミン酸)亜鉛、ジメチルジチオカルバ
ミン酸亜鉛、ピリチオン亜鉛、及びエチレン−ビス(ジチオカルバミン酸)亜鉛
を含む。混合金属含有有機の化合物の例として、亜鉛塩と錯化された(ポリマー
の)エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン(mancozeb)を挙げるこ
とができる。
【0038】 この金属を含まない有機化合物の例は、N−トリハロメチルチオフタルイミド
、トリハロメチルチオスルファミド、ジチオカルバミン酸、N−アリールマレイ
ミド、3−(置換アミノ)−1,3チアゾリジン−2,4−ジオン、ジチオシア
ナト化合物、トリアジン化合物、オキサチアジン、その他を含む。
【0039】 このN−トリハロメチルチオフタルイミドの例は、N−トリクロロメチルチオ
フタルイミドとN−フルオロジクロロメチルチオフタルイミドを含む。このジチ
オカルバミン酸の例は、ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジスルフィド、N−
メチルジチオカルバミン酸アンモニウム及びエチレンビス(ジチオカルバミン酸
)アンモニウムを含む。
【0040】 このトリハロメチルチオスルファミドの例は、N−(ジクロロフルオロメチル
チオ)N',N'−ジメチル−N−フェニルスルファミドとN−(ジクロロフルオ
ロメチルチオ)−N',N'ジメチル−N−(4−メチルフェニル)スルファミド
を含む。
【0041】 このN−アリールマレイミドの例は、N−(2,4,6−トリクロロフェニル
)マレイミド、N−4トリルマレイミド、N−3クロロフェニルマレイミド、N
−(4−n−ブチルフェニル)マレイミド、N−(アニリノフェニル)マレイミ
ド、及びN−(2,3−キシリル)マレイミドを含む。
【0042】 この3−(置換アミノ)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオンの例は、2
−(チオシアノメチルチオ)−ベンゾチアゾール、3−ベンジリデンアミノ−1
、3−チアゾリジン−2、4−ジオン、3−(4−メチルベンジリデンアミノ)
−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン、3−(2−ヒドロキシベンジリデン
アミノ)−1、3−チアゾリジン−2,4−ジオン、3−(4−ジメチルアミノ
ベエンジリデンアミノ)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン、及び3−(
2,4−ジクロロベンジリデンアミノ)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオ
ンを含む。
【0043】 このジチオシアナト化合物の例は、ジチオシアナトメタン、ジチオシアナトエ
タン、及び2,5−ジチオシアノチオフェンを含む。
【0044】 このトリアジン化合物の例は、2−メチルチオ−4−ブチルアミノ−6−シク
ロプロピルアミノ−s−トリアジンを含む。
【0045】 オキサチアジンの例は、PCT特許WO98/05719で開示されているよ
うな、1,4,2−オキサチアジン及びこれらのモノ及びジオキシド:(a)フ
ェニル;ヒドロキシル、ハロ、C1−12アルキル、C5−6シクロアルキル、
トリハロメチル、フェニル、C1−C5アルコキシ、C1−5アルキルチオ、テ
トラヒドロピラニルオキシ、フェノキシ、C1−4アルキルカルボニル、フェニ
ルカルボニル、C1−4アルキルスルフィニル、カルボキシまたはそのアルカリ
金属塩、C1−4アルコキシカルボニル、C1−4アルキルアミノカルボニル、
フェニルアミノカルボニル、トリルアミノカルボニル、モルホリノカルボニル、
アミノ、ニトロ、シアノ、ジオキソラニルまたはC1−4アルキルオキシイミノ
メチルから独立に選ばれる1ないし3個の置換基により置換されたフェニル;ナ
フチル;ピリジニル;チエニル;フラニル;またはC1−C4アルキル、C1−
4アルキルオキシ、C1−4アルキルチオ、ハロ、シアノ、ホルミル、アセチル
、ベンゾイル、ニトロ、C1−C4アルキルオキシカルボニル、フェニル、フェ
ニルアミノカルボニル及びC1−4アルキルオキシイミノメチルから独立に選ば
れる1ないし3個の置換基により置換されたチエニルまたはフラニル;または(
b)一般式
【0046】
【化1】
【0047】 (ここで、Xは酸素またはイオウであり;Yは窒素、CHまたはC(C1−4ア
ルコキシ)であり;そしてこのC6環は1つのCl−4アルキル置換基を有して
もよく;C1−4アルキルまたはベンジルから選ばれる第2の置換基は場合によ
っては5あるいは6位に存在する) の置換基を表す3位に置換基のある1,4,2−オキサチアジンのモノ及びジオ
キシドを含む。
【0048】 この金属を含まない有機化合物の他の例は、2,4,5,6−テトラクロロイ
ソフタロニトリル、N,N−ジメチル−ジクロロフェニル尿素、4,5−ジクロ
ロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、N,N−ジメチル−N
'−フェニル−(N−フルオロジクロロメチルチオ)スルファミド、テトラメチ
ルチウラムジスルフィド、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート、2
−(メトキシカルボニルアミノ)ベンズイミダゾール、2,3,5,6−テトラ
クロロ−(メチルスルホニル)ピリジン、ジヨードメチル−p−トリルスルホン
、フェニル(ビスピリジン)二塩化ビスマス、2−(4−チアゾリル)ベンズイ
ミダゾール、ジヒドロアビエチルアミン、N−メチロールホルムアミド及びピリ
ジントリフェニルボランを含む。
【0049】 好ましい態様によれば、WO−A−9505739に開示されているオキサチ
アジンのファウリング防止剤としての使用は、塗料の自己減摩型特性を増大させ
る追加の利点(EP−A−823462に開示されている)を有する。
【0050】 ファウリング性生物のなかで、フジツボは、大部分の生物致死剤に抵抗性があ
るために最も面倒であることが判明した。従って、この塗料配合物は、好ましく
は少なくとも有効な量の少なくとも一つの酸化第一銅またはチオシアン酸などの
フジツボ致死剤を含まなければならない。好ましいフジツボ致死剤はEP−A8
31134に開示されている。EP−A−83l134は、この組成物の乾燥体
の全重量基準で0.5から9.9重量%までの5位及び場合によっては1位に置
換された少なくとも一つの2−トリハロゲノメチル−3−ハロゲノ−4−シアノ
ピロール誘導体であって、2及び3位のハロゲンがフッ素、塩素及び臭素からな
る群から独立に選ばれ、5位の置換基がC1−8アルキル、C1−8モノハロゲ
ノアルキル、C5−6シクロアルキル、C5−6モノハロゲノシクロアルキル、
ベンジル、フェニル、モノ及びジハロゲノベンジル、モノ及びジハロゲノフェニ
ル、モノ及びジC1−4アルキルベンジル、モノ及びジC1−4アルキルフェニ
ル、モノハロゲノモノC1−4アルキルベンジル及びモノハロゲノモノC1−4
アルキルフェニルからなる群から選ばれ、5位の置換基上のいかなるハロゲンも
塩素と臭素からなる群から選ばれ、1位のオプションの置換基がC1−4アルキ
ルとC1−4アルコキシC1−4アルキルから選ばれるものの使用を開示してい
る。
【0051】 このようなファウリング防止剤から選ばれる一つあるいはそれ以上のファウリ
ング防止剤が本発明で使用される。このファウリング防止剤は、被膜組成物中の
固体含量のこれらの比率が通常0.1から90重量%まで、好ましくは0.1か
ら80重量%まで、更に好ましくは1から60重量%までであるような量で使用
される。ファウリング防止剤量が少な過ぎると、ファウリング防止効果が生じず
、ファウリング防止剤量が多すぎると、亀裂及び剥離などの欠陥を拡大する傾向
があり、その結果ファウリング防止性の点で有効性を減少させる被膜の形成が生
じる。
【0052】 この塗料は顔料、溶媒及び添加剤を更に含有する。
【0053】 この塗料組成物は一つあるいはそれ以上の顔料(または充填剤)を含有する。
【0054】 この塗料組成物は、「活性な」顔料であり、すなわち海水に微溶性である、一
つあるいはそれ以上の顔料を含有することができる。これらの顔料は、顔料粒子
が塗料表面では残留しないような海水溶解性を有する。これらの顔料は、相対的
に動く海水がこの塗膜上に及ぼす全体的な平滑化を誘起し、局所化された侵食を
最小化し、塗料の塗布時に形成される突出物を優先的に取り除く効果を有する。
微溶性顔料は、自己減摩型ファウリング防止性塗料で長く使用されてきたもので
ある。通常の例は、チオシアン酸第一銅、酸化第一銅、酸化亜鉛、酢酸第一銅メ
タヒ酸塩、クロム酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、エチレンビス(ジ
チオカルバミン酸)亜鉛及びジエチルジチオカルバミン酸亜鉛である。好ましい
微溶性顔料は、酸化亜鉛、酸化第一銅及びチオシアン酸第一銅である。微溶性顔
料の混合物を使用することができ、例えば、この塗料の徐々の溶解を誘起する点
で最も有効である酸化亜鉛を、更に有効な海洋生物致死剤である酸化第一銅、チ
オシアン酸第一銅、ジメチルあるいはジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、または
エチレンビス−(ジチオカルバミン酸)亜鉛と混合することができる;最も好ま
しいのは酸化亜鉛の酸化第一銅またはチオシアン酸との混合物である。 この塗料組成物は、二酸化チタン、タルクまたは酸化第二鉄などの海水に極め
て不溶である一つあるいはそれ以上の顔料を含有することができる。このような
極めて不溶性の顔料を塗料の全顔料成分の40重量パーセントまで使用すること
ができる。極めて不溶性の顔料は、塗料の侵食を遅延する効果を有する。
【0055】 この塗料組成物は、塗料に色を付与する一つあるいはそれ以上の顔料あるいは
染料、例えば、二酸化チタン、酸化第一銅または酸化鉄を含有することができる
【0056】 顔料のポリマーに対する比率は、概ね、乾燥塗膜中で少なくとも25パーセン
ト、好ましくは少なくとも35パーセントの顔料容積濃度を生じるようなもので
ある。顔料濃度の上限は臨界的な顔料容積濃度である。例えば、約50パーセン
トまでの顔料容積濃度を有する塗料は、極めて有効であることが判っていた。
【0057】 この有機溶媒の例は、キシレン及びトルエンなどの芳香族炭化水素;ヘキサン
及びヘプタンなどの脂肪族炭化水素、酢酸エチル及び酢酸ブチルなどのエステル
;N−メチルピロリドン及びN、N−ジメチルホルムアミドなどのアミド;イソ
プロピルアルコール及びブチルアルコールなどのアルコール;ジオキサン、TH
F及びジエチルエーテルなどのエーテル;及びメチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン及びメチルイソアミルケトンなどのケトンを含む。この溶媒を単独
あるいはこれらの組合せで使用してもよい。
【0058】 船殻上への塗布に対して予想される作業温度で、好ましくは5−50dPa.
s、更に好ましくは10−20dPa.s、最も好ましくは約15dPa.sの
範囲の所望の粘度を得るのに溶媒が使用される。また、明らかに、この溶媒の性
質は、所望の乾燥時間を考慮に入れて、船殻上への塗布に対して予想される作業
温度にも適合させられる。
【0059】 このように製造した本発明の被膜組成物の中に添加剤成分を場合によっては入
れてもよい。この添加剤成分の例は、脱湿剤及び垂れ防止剤、浮き色防止剤、チ
クソトロピー剤、沈降防止剤、安定化剤及び消泡剤として被膜組成物で通常使用
される添加剤である。
【0060】 充分なモノマーAが存在するという前提であるならば、コモノマーBの含量を
単純に変えることにより、アルカリ性溶液(通常ほぼ8のpHを有する海水など
の)中での本発明のコポリマーの侵食速度を調整することができる。正しい用量
でのコモノマーBの使用は、最終塗料の特性にマイナスの影響を及ぼさない。本
発明のコポリマーの海水中での加水分解速度と本発明のコポリマーにより製造さ
れた自己減摩型塗料の海水中での侵食速度の間には直接的な関係は存在しないよ
うに思われる。このように、本発明によれば、広範囲な減摩速度にわたってスズ
を含まない自己減摩型被膜を設計することが可能になる。
【0061】 加えて、淡水中でも自己減摩型効果が得られ、淡水(湖水または河川水などの
)中で自己減摩型特性を有する、ファウリング防止性被膜を開発することができ
ることを思いがけなく見出した。現行のスズベースの被膜がアルカリ性水(海水
などの)中のみで自己減摩型特性を有するために、このことは全く予期されなか
った。このように、本発明の自己減摩型ファウリング防止性塗料を船殻及び淡水
中に浸けられた他の構造物で使用することができる。
【0062】 (実施例)方法 固体含量の定量 試料を120°Cで1時間加熱する前後に、バインダー溶液の固体含量を定量
した[標準試験方法ISO3233/ASTM2697/DIN53219]。
(表、特性、dPa.s)粘度測定 バインダー溶液と塗料の粘度をブルックフィールドにより25°Cで測定した
[ASTM試験方法D2196−86]。(表、特性、dPa.s)ポリマーの分子量分布の測定 テトラヒドロフラン(THF)を溶媒とし、そしてポリスチレンを参照品とす
るゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により分子量分布を求めた
。重量平均分子量(Mw)と多分散性(d=Mw/Mn)をこの表に示す。バインダーの加水分解性の評価 アルカリ性溶液(NaOH,pH=13.4)中でドローダウン浸漬し、加水
分解が観察される前の時間(分)(誘導時間)を求めることによりすることによ
り、この加水分解性を評価した。
【0063】 更に精確な評価には、プレート上のドローダウンのバインダーまたは塗料を六
角形のドラム上に固定し、アルカリ性溶液(pH=11.3、12.3または1
3.3)中で回転した。厚さを規則的な間隔で測定することにより、この膜の侵
食を求めた。侵食をμm/時で表した速度として示す。チクソトロピー係数の評価 粘度を回転粘度計(Haake VT 181)により低速及び高速で測定す
ることにより、チクソトロピー係数を求める。5.66rpmでの粘度の181
rpmでの粘度に対する比としてチクソトロピー係数を定義する[標準方法DI
N53018,53019,53214]。塗料の減摩の評価 この侵食速度は、全試験にわたる月当りの平均の膜厚減少(μm/月で表現し
て)(1月=30日)である。
【0064】 直径20cmのステンレス鋼円板を標準の防錆剤系により保護した(乾燥膜厚
さで300μm)。2層の試験対象の自己減摩型塗料を塗布して、200と30
0μmの間の全乾燥膜厚を得た。定常的に再生されている天然海水中で20°C
の一定温度でこの試験を行った。中心から9cmで約34km/時(18ノット
/時)に相当する、1000rpmでこの円板を回転した。
【0065】 塗料を1日間乾燥させた後、全乾燥膜厚を7週間の間隔で求めた。各々円板の
中心から9cmに位置する多数の固定点で膜厚を測定した。実施例1ないし20 バインダーの製造、実施例1−20 実施例17の特定な組成物に対してこの製造を更に特別に述べる;すべてのモ
ノマー組成並びに得られた結果を表Iに示す。また、この表にはTgの計算値も
示す。他の作業条件は、特記しない限りすべての実施例に対して同じである。
【0066】 533gのキシレンを3Lの4つ口フラスコに入れ、窒素下で保った。このフ
ラスコの4つ口に攪拌手段、還流冷却器、反応温度コントロール用の温度計、及
びモノマーの添加手段を取り付けた。
【0067】 プレミックスを別な容器中で準備した;プレミックスは、 −495gのトリブチルシリルアクリル酸メチル(TBSiMA), [モノマ
ーの26.5モル%] −124gのビニルピロリドン(VP), [モノマーの17.0モル%] −371gのMMA, [モノマーの56.5モル%] −19.8g(全モノマー重量基準で=2%)のTBPEH、及び −81gのキシレン を含有していた。
【0068】 温度を90°Cに保ちながら、このプレミックスを反応容器に滴加した(全時
間:約3時間)。このプレミックスの添加の終了後30分で、0.2%のTBP
EHの5回の後添加を45分の間隔で行った。最後の後添加後ほぼ15分で、温
度は1時間の間に120°Cまで増加した。冷却後、このバインダー溶液を27
7gのキシレンにより25dPa.sの粘度まで薄めた。
【0069】 実施例18及び19においては、使用した溶媒は、95pbwのキシレンと5
pbwのブタノールの混合物であった。比較例A及びB モノマーとして26モル%のメタアクリル酸トリブチル−X(ここで、X=S
n(例A)またはSi(例B);74モル%のメタクリル酸メチルを用いて、実
施例1−20について述べた手順に従って、樹脂A及びBを製造した。
【0070】 このバインダー特性を表Iに示す。
【0071】 加速方法(表II)に従って、この樹脂の侵食特性を試験した。8時間後、平
均の侵食速度は、 −例A:4μm(3.7から4.3μmまでの範囲の値の平均) −例B:0.4μm(0.3から0.5μmまでの範囲の値の平均) であった。
【0072】 これらの例は、海洋での使用で観察される通常の条件において、メタクリル酸
トリブチルシリル−MMAコポリマーが対応するメタクリル酸トリブチルスズ−
MMAコポリマーよりも1桁少ない程度で加水分解することを示す。このように
、本発明のバインダーが所望の侵食特性を有することは予期可能でなかった。塗料の製造、実施例21 次の組成を有する塗料を製造した(容積%の数字は乾燥塗料中の全固体基準で
計算される): −実施例17の樹脂溶液 28.60pbw [56容積%] −酸化第一銅 36.20pbw [22容積%] −酸化亜鉛 13.70pbw [09容積%] −酸化鉄 01.40pbw [01容積%] −4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン(30
重量%の溶液として) 07.20pbw [06容積%] −チクソトロピー添加剤 01.70pbw [04容積%] −モレキュラーシーブ(添加剤) 01.00pbw [02容積%] −キシレン 10.50pbw塗料の製造、実施例22−33+比較例C及びD 表IIIを参照のこと。
【0073】 次の組成を有する塗料を製造した(容積%の数字は乾燥塗料中の全固体基準で
計算される): −例l−20、A、Bから選ばれる樹脂固体 13.8pbw −フタル酸ジオクチル 02.0pbw −酸化第一銅 30.3pbw −酸化亜鉛 24.6pbw −酸化鉄 00.8pbw −4、5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン(30
重量%の溶液として) 03.7pbw −チクソトロピー添加剤 00.9pbw −モレキュラーシーブ(添加剤) 01.0pbw −樹脂溶液からのキシレンを含むキシレン 23.9pbw
【0074】
【表1】
【0075】 特許請求されている塗料の実施例21は、通常の塗料特性と海水中での良好な
侵食速度を有していた。この侵食速度はスズベースの参照例34と同じレベルで
あった。参照のアクリル酸シリル塗料配合物の実施例35は、かなり低い侵食速
度を有していた。
【0076】 ビニル樹脂/タール防錆塗料の上からプラークに塗布し、このプラークをパネ
ル上に載せ、そして南オランダの河口でこのパネルをいかだから12ケ月の間浸
漬することにより、このように得られた実施例21、34及び35の塗料もファ
ウリング防止性活性について試験した。また、各パネルは非毒性のコントロール
により被覆されたプラーク(これは、4週間以内に海藻とある動物によりひどく
ファウリングされた)も含んでいた。
【0077】 本発明(実施例21)の塗料とTBTベースの参照(比較例34)により被覆
されたパネル上には、海藻または動物のファウリングは観察されなかった。藻類
粘液は実質的には存在しなかった。これは、25%に対して藻類と藻類粘液によ
り被覆されたメタクリル酸トリブチルシリルベースの参照塗料配合物(比較例3
5)と対照的である。アルカリ性条件での侵食特性 実施例22−35の塗料の侵食速度をアルカリ性条件(pH11.3、12.
3または13.3)で求めた。結果を表IIIに示す。特許請求された新しいバ
インダーをベースとする塗料は、低pHでよく侵食されるか、あるいはTBシリ
ルベースの参照(実施例35)よりも同一pHで少なくとも速く侵食されること
がこの表から明白である。特許請求された塗料の一部は、TBTベースの参照(
実施例34)の侵食に必要とされるpHよりも低いpHで侵食された。
【0078】
【表2】
【0079】
【表3】
【0080】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4J038 CG171 CG172 CK021 CK022 CL001 CL002 NA11 PB07 4J100 AL03R AL05R AL08P AQ06Q AQ08Q BA72P BC65Q CA05 JA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −エチレン型不飽和カルボン酸のトリアルキルシリルエステ
    ル、及びこれらの混合物からなる群から選ばれる4から50モル%までのモノマ
    ー単位A; −一般式CH2=CH−NR""'−CO−R'|のN−ビニルラクタムモノマー、
    一般式CH2=CH−N−CO−R"のN−ビニルアミド、一般式CH2=CR"
    '−COO−R""−NR""'−CO−R'|のモノマー、一般式CH2=CR"'−C
    OO−R""−N−CO−R"のモノマー、2−ピロリドン−1−イソプロペニル
    ケトン、及びこれらの混合物 (ここで、−R'は2ないし8個の炭素原子を有するn−アルキリデン基であり
    、 −R"は最大18個の炭素原子を有するアルキル、シクロアルキル、アリール、
    アルキルアリール及びアリールアルキル基からなる群から選ばれ、 −R"'はHまたはCH3であり、 −R""は1ないし8個の炭素原子を有するn−アルキリデン基であり、 −R""'はHまたはR”である) からなる群から選ばれる3から45モル%までのモノマー単位B を重合させることにより製造され、そして −該モノマー単位の残りがエチレン型不飽和カルボン酸のC1−C18アルコー
    ル、スチレン、アルファメチルスチレン、ビニルトルエン、及びこれらの混合物
    のエステルからなる群から選ばれるモノマー単位Cである膜形成性ポリマー。
  2. 【請求項2】 モノマー単位A中の該エチレン型不飽和モノマーがアクリル
    酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、及びこれらの混合物からなる群から
    選ばれ、好ましくはアクリル酸、メタクリル酸、及びこれらの混合物からなる群
    から選ばれる請求項1に記載の膜形成性ポリマー。
  3. 【請求項3】 モノマー単位A中のトリアルキルシリル基のアルキル基がC
    1ないしC8アルキル基、好ましくはC3とC4、更に好ましくはイソプロピル
    とn−ブチルからなる群から独立に選ばれる請求項1に記載の膜形成性ポリマー
  4. 【請求項4】 モノマー単位B中で: −R’が2ないし4個の炭素原子、好ましくは3個の炭素原子を有するn−アル
    キリデン基であり、及び/または −R"が2ないし12個の炭素原子、好ましくは2ないし6個の炭素原子を有す
    るアルキル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール及びアリールアルキ
    ル基からなる群から選ばれ、及び/または −R"'がCH3である 請求項1に記載の膜形成性ポリマー。
  5. 【請求項5】 モノマー単位C中で、該エステルがエチレン型不飽和カルボ
    ン酸のC1−C10アルコールとのエステル、好ましくはC1−C4アルコール
    とのエステル、更に好ましくはC1−C2アルコールとのエステルである請求項
    1に記載の膜形成性ポリマー。
  6. 【請求項6】 モノマー単位C中の該エチレン型不飽和モノマーがアクリル
    酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、及びこれらの混合物からなる群から
    選ばれ、好ましくはアクリル酸、メタクリル酸、及びこれらの混合物からなる群
    から選ばれる請求項1に記載の膜形成性ポリマー。
  7. 【請求項7】 −8から40モル%までの、好ましくは15から40モル%
    までの、更に好ましくは20から40モル%までのモノマー単位A;及び −3から40モル%までの、好ましくは3から30モル%までの、更に好ましく
    は3から20モル%までのモノマー単位Bを重合させることにより製造され、該
    モノマー単位の残りが少なくとも10モル%のモノマー単位Cである請求項1な
    いし6のいずれか一つに記載の膜形成性ポリマー。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか一つに記載の膜形成性ポリマー
    の海洋用塗料での使用。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし7のいずれか一つに記載の膜形成性ポリマー
    の淡水中で使用するための自己減摩型塗料での使用。
  10. 【請求項10】 必須成分として: −請求項1ないし7のいずれか一つに記載の一つあるいはそれ以上の膜形成性ポ
    リマー;及び −一つあるいはそれ以上のファウリング防止剤 を含有するファウリング防止性ファウリング防止性塗料。
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