JP2003521764A - グラフィックオブジェクトの表示 - Google Patents

グラフィックオブジェクトの表示

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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明の一態様は、グラフィックユーザインタフェース内でのグラフィックオブジェクトの外見を制御する方法に関する。発明の一態様のある実施形態では、グラフィックユーザインタフェース内のウィジェットなどのオブジェクトが、オブジェクトの動作を制御する定義されたプロパティ及び/またはメソッドがあるウィジェットクラスのインスタンス、及びオブジェクトの外観を制御する定義されたプロパティ及び/またはメソッドがある外観オブジェクトクラスの関連付けられたインスタンスを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、グラフィックユーザインタフェースに関する。発明の一態様は、グ
ラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジェクトの外観を制御す
る方法に関する。発明の態様は、受信機/デコーダ、テレビシステム、コンピュ
ータプログラム製品、コンピュータ読み取り可能媒体及び信号に関する。発明の
態様は、デジタルテレビ信号用の受信機/デコーダなどの機器にグラフィックユ
ーザインタフェースを提供する上で、特定であるが、排他的ではない用途を有す
る。しかしながら、発明の態様は、汎用コンピュータ及びその他の機器にも用途
を有する。
【0002】 大部分のグラフィックユーザインタフェース(GUI)は、ユーザが操作でき
る基本構成要素の類似した集合を含む。これらは、プッシュボタン、スライダ、
リストボックス等のオブジェクトを含む。このような構成要素は、一般的には「
ウィジェット」と呼ばれる。ウィジェットの基本的な機能は、多くのGUIの中
で共通であるが、ウィジェットの外見はあるGUIと別のGUIで異なる。
【0003】 いくつかのグラフィックオペレーティングシステム、例えばXウィンドウシス
テムは、GUIで表示できるウィジェットの外見にほとんど制約を課さない。こ
れにより、プログラマは、そのそれぞれが独自の異なる外見を有する、数多くの
異なるウィジェット集合を使用してアプリケーションを展開できる。さらに、大
多数のウィンドウマネージャは、アプリケーションによって作成されるウィンド
ウの全体的な外見に影響を及ぼすXの下で実行する。通常、アプリケーションの
展開中とある程度まで実行時間での両方でGUIに表示されるようにアプリケー
ションの外見にある程度の制御を行使することができる。しかしながら、外見は
、両方のケースで、ウィジェット集合またはウィンドウマネージャのハード符号
化された部分によって決定される。ユーザは、ウィジェット集合、ウィンドウマ
ネージャ、または両方を再符号化することなく、アプリケーションの外観を大幅
に変更することができる。これらのオプションのいずれかは、大量の再符号化作
業、及びホストシステムにインストールされる大量の新しいコードを必要とする
【0004】 外観を更新するために実行されなければならない再符号化作業量を削減するた
めの1つの提案は、ホストシステムのメモリに記憶されたピクセルマップからの
GUIディスプレイ中にウィンドウの要素(例えば、角、境界等)を構築するこ
とである。これは、発明の独立した態様として提供されてよい。しかしながら、
ピクセルマップは、使用中にかなりの量のメモリを占有し、外観を更新しなけれ
ばならないときに転送される大量のデータを表すことがある。これは、GUIが
限られたリソースと動作しなければならず、制限された帯域幅のリンクで更新さ
れなければならない場合に大きな不利な点となり得る。このような状況の一例は
、アプリケーションがデジタルテレビ信号用受信機/デコーダで実行されるとき
に生じる。このようなデコーダは、汎用コンピュータと比較して限られた量のメ
モリを有し、(GUIの外観を含む)ソフトウェアは、受信されたテレビ信号の
一部を形成するチャネルからデータをダウンロードすることによって更新される
【0005】 本発明の目的は、最小の再符号化が必要とされ、最小のデータが実行環境に転
送されることを必要とされる状態で、アプリケーション展開者に、一貫した、容
易に制御可能な方法でアプリケーションの外観を制御する能力を与えることであ
る。
【0006】 本発明の第1態様では、 外観オブジェクトを画定することと、 外観オブジェクトを、グラフィックオブジェクトと関連付けることと、を備え
る、グラフィックユーザインタフェース内でグラフィックオブジェクトの外見を
制御する方法が提供される。
【0007】 アプリケーションの外見を制御するコードを埋め込むよりも、外観オブジェク
トを明確に画定することによって、本発明は、グラフィックオブジェクトの外見
を制御する方法において従来よりもいっそう柔軟にすることができる。
【0008】 好ましくは、外観オブジェクトは、グラフィックオブジェクトがどのようにし
て表示されるのかを決定するコードまたはパラメータを含み、このようなコード
またはパラメータは、好ましくはメモリに記憶される。例えば、外観オブジェク
トは、オブジェクト指向型プログラムコードによって画定されてよい。
【0009】 外観オブジェクトは、外観オブジェクトクラスを具体化することによって画定
されてよい。このようにして定義される外観オブジェクトは、(それがその中か
ら引き出されるもの以外の)別の外観オブジェクトクラスに対するポインタを含
んでよい。これは、外観オブジェクトがそれ以外の外観クラスの属性及び/また
はメソッドにアクセスできるようにする。このようにして、外観オブジェクトは
、2つ以上の他の外観からその特徴を取り出すことができ、それが、2つの異な
る外観の結合である外観を作成できるようにするか、余分な特徴を外観に追加で
きるようにする。
【0010】 グラフィックオブジェクトを外観オブジェクトに関連付けるために、グラフィ
ックオブジェクトは、グラフィックオブジェクトに関連付けられる外観オブジェ
クトを識別する属性を含んでよい。
【0011】 好ましくは、外観オブジェクトが、特定の名前が指定された色に割り当てられ
る実際の色を定義する。例えば、外観オブジェクトは、黒、白及び灰色の1つま
たは複数の陰影の少なくとも1つに割り当てられる実際の色を定義してよい。こ
のようにして、外観は、例えば、一定の色相をその外観に関連付けられたグラフ
ィックオブジェクトに与えることによって、一定の色方式を定義することができ
る。外観オブジェクトは、任意の特定の色を表示するときに使用されるべき実際
の色値を設定する色マップも定義してよい。
【0012】 グラフィックオブジェクトの外見を変更するために、外観オブジェクトは(例
えば、コンパイル時にコードまたはパラメータを、または実行時にパラメータを
変更することによって)再画定または修正されてよいか、あるいは別の外観オブ
ジェクトがグラフィックオブジェクトに関連付けられてよい。したがって、方法
は、さらに、外観オブジェクトを再画定するまたは修正することによって、ある
いは別の外観オブジェクトをグラフィックオブジェクトに関連付けることによっ
て、グラフィックオブジェクトの外見を修正することを含んでもよい。
【0013】 外観オブジェクトが再定義される、または修正される場合、その外観オブジェ
クトと関連付けられるグラフィックオブジェクトの外観を更新することが必要と
される。これを達成するために、外観オブジェクトは、外観オブジェクトが再定
義される、または修正されるときにその値が更新される更新カウンタを含んでよ
い。
【0014】 好ましくは、グラフィックオブジェクトは、それらが影響を及ぼした外観オブ
ジェクトの更新カウンタの値を記憶する。グラフィックオブジェクトが再表示さ
れるたびに、グラフィックオブジェクトが記憶する値は、外観オブジェクトの更
新カウンタの値と比較される。2つが異なる場合、グラフィックオブジェクトは
、外観オブジェクトの修正を考慮に入れ、更新カウンタの新しい値を記憶する。
【0015】 外観オブジェクトは、外観オブジェクトによって呼び出すことができるメソッ
ドを示すバリデーションマスクを含んでよく、その結果外観オブジェクトによっ
て実現されないメソッドは呼び出されない。グラフィックオブジェクトは外観オ
ブジェクトのバリデーションマスクにアクセスし、グラフィックオブジェクトの
図を最適化することができる。このようにして、実現されないメソッドに対する
呼び出しは回避することができ、グラフィックオブジェクトの描画を加速するこ
とができる。
【0016】 いくつかの状況では、例えば、外観オブジェクトが最初に作成されるとき、外
観オブジェクトは、単一グラフィックオブジェクトと関連付けられてよい。しか
しながら、好ましい実施形態では、外観オブジェクトは複数のグラフィックオブ
ジェクトと関連付けられる。外観オブジェクトを複数のグラフィックオブジェク
トに関連付けることによって、それらのオブジェクトに対する一様な外見が達成
され、外観オブジェクトを画定するために必要とされるデータ量は、各グラフィ
ックオブジェクトがその外見を独立して画定したケースと比較して削減される。
【0017】 このようにして、本方法は、グラフィックユーザインタフェース内の複数のグ
ラフィックオブジェクトの外観を制御する方法であってよく、外観オブジェクト
を複数のグラフィックオブジェクトに関連付けることを備えてよい。
【0018】 グラフィックオブジェクトが外観オブジェクトと関連付けられないような一定
の状況では、例えば、外観オブジェクトによって使用されているメモリ空間を割
り当てし直すことができるようにするために、外観オブジェクトを削除すること
が望ましい場合がある。これは、特に、メモリが制限される受信機/デコーダな
どのデバイスで重要である場合がある。(とりわけ)この目的のため、外観オブ
ジェクトは、その外観オブジェクトに関連付けられるグラフィックオブジェクト
の数を示すカウンタを含んでよい。好ましくは、グラフィックオブジェクトが外
観オブジェクトと関連付けられるたびに、カウンタは増分され、グラフィックオ
ブジェクトが外観オブジェクトと分離されるたびに、カウンタは減分される。カ
ウンタがゼロである場合には、外観オブジェクトは安全に削除できると仮定され
てよい。
【0019】 本発明の別の方法態様では、(例えば、グラフィックオブジェクトの外見を制
御するプロパティ及び/またはメソッドを定義することによって)グラフィック
オブジェクトの外見を制御する外観オブジェクトを提供することと、(例えば、
グラフィックオブジェクトの動作を制御するプロパティ及び/またはメソッドを
定義することによって)グラフィックオブジェクトの動作を制御するウィジェッ
トオブジェクトを提供することとを備える、グラフィックユーザインタフェース
内のグラフィックオブジェクトを定義する方法が提供される。前述される特徴の
いずれかが、この態様と組み合わされて提供されてよい。
【0020】 前述された方法のいずれかは、好ましくは、さらに、例えばコンピュータ画面
またはテレビ画面などの画面上にグラフィックオブジェクトを表示することを備
える。
【0021】 前述された方法のいずれかは、デジタルまたはアナログテレビ受信機/デコー
ダなどの受信機/デコーダによって実施されてよい。
【0022】 ここで使用される用語「受信機/デコーダ」は、何らかの他の手段により一斉
送信または伝送されてよい、テレビ信号及び/または無線信号などの符号化され
た信号または符号化されていない信号のいずれかを受信するための受信機を言外
に意味してよい。用語は、受信された信号を復号するためのデコーダも言外に意
味してよい。このような受信機/デコーダの実施形態は、例えば、「セットトッ
プボックス」において受信された信号を復号するための受信機と一体化されたデ
コーダを含んでよく、このようなデコーダは物理的に別個の受信機と組み合わさ
れて機能するか、あるいはこのようなデコーダは、ウェブブラウザ、ビデオレコ
ーダまたはテレビなどの追加機能を含む。
【0023】 本発明の装置態様では、 例えば、グラフィックオブジェクトがどのように表示されるのかを決定するメ
モリ内にコードまたはパラメータを作成するまたは修正することによって、外観
オブジェクトを画定するための手段と、 例えば、外観オブジェクトを識別するために、グラフィックオブジェクトの属
性を設定することによって、外観オブジェクトをグラフィックオブジェクトに関
連付けるための手段と、 を備える、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジェクトの
外観を制御するための装置が提供される。
【0024】 好ましくは、本装置は、外観オブジェクトを定義するため、及び外観オブジェ
クトをグラフィックオブジェクトに関連付けるための適切にプログラムされたプ
ロセッサ、及び外観オブジェクト及びグラフィックオブジェクトを記憶するため
のメモリを含む。外観オブジェクトは、オブジェクト指向型プログラムコードに
よって画定されてよい。外観オブジェクトは、外観オブジェクトクラスを実現す
ることによって定義されてよい。外観オブジェクトは、別の外観オブジェクトク
ラスへのポインタを含んでよい。
【0025】 本装置は、外観オブジェクトを定義するまたは修正することによって、あるい
は別の外観オブジェクトをグラフィックオブジェクトと関連付けることによって
、グラフィックオブジェクトの外見を修正するように適応されてよい。外観オブ
ジェクトは、外観オブジェクトが再定義される、または修正されるときに、その
値が更新される(メモリ内の場所などの)更新カウンタを含んでよい。
【0026】 外観オブジェクトは、外観オブジェクトによって呼び出すことができるメソッ
ドを示す(例えば、メモリに記憶される)バリデーションマスクを含んでよい。
【0027】 本装置は、グラフィックユーザインタフェース内の複数のグラフィックオブジ
ェクトの外観を制御するための装置であってよく、外観オブジェクトを複数のグ
ラフィックオブジェクトに関連付けるように適応されてよい。外観オブジェクト
は、その外観オブジェクトと関連付けられるグラフィックオブジェクトの数を示
す(メモリ内の場所などの)カウンタを含んでよい。
【0028】 本装置は、さらに、グラフィックオブジェクトを表示するための画面(例えば
、コンピュータ画面またはテレビ画面)などの手段を備えてよい。
【0029】 一実施形態では、本装置は、デジタルまたはアナログテレビ受信機/デコーダ
などの受信機/デコーダである。
【0030】 さらなる実施形態では、本発明は、オブジェクトの動作を制御するウィジェッ
トクラスのインスタンス、及びオブジェクトの外見を制御する外観オブジェクト
クラスのインスタンスを備える、グラフィックユーザインタフェース内のオブジ
ェクトを提供する。
【0031】 本発明は、前述されたようにオブジェクトを作成するためのウィジェット集合
も提供し、ウィジェット集合は、複数のウィジェットクラス、及び1つまたは複
数のオブジェクトクラスを備える。最も典型的には、ウィジェット集合は、ベー
スクラス及び該ベースクラスから引き出されるクラスを含む複数の外観オブジェ
クトクラスを備える。
【0032】 オブジェクトの外見を補正するために、外観オブジェクトクラスを変更するこ
とができる。これは、機能がウィジェットクラスによって制御されるので、オブ
ジェクトの機能を変更しない。さらに、外観オブジェクトクラスの1つのインス
タンスが、ウィジェットクラスの多くのインスタンスによって使用され、それに
より使用されるメモリ量を最小限に抑えることができる。
【0033】 外観オブジェクトクラスは、実行時にアプリケーションにリンクされるライブ
ラリに含むことができる。したがって、ユーザは、ライブラリの範囲内のどの範
囲がリンクされるべきなのかを選択することによって、オブジェクトの好ましい
外観を選択することができる。外観オブジェクトクラスは、他のアイテムとは関
係なく変更されるため、再符号化は、新しい外観を実現するのに必要な最小まで
簡略化される。
【0034】 代わりに、外観オブジェクトクラスは、コンパイル時にアプリケーションにリ
ンクされるライブラリに含むことができる。これにより、アプリケーション展開
者は、オブジェクトの外観の完全な制御を有することができる。
【0035】 外観オブジェクトは、GUIディスプレイで構成要素の一部を描画するために
呼び出すことのできる描画メソッドをエクスポートしてよい。ウィジェットクラ
スは、典型的には、外観オブジェクトクラスの描画メソッドを呼び出すコードを
含む。外観オブジェクトクラスは、構成要素の要素に関係するデータを提供する
プロパティもエクスポートしてよい。
【0036】 外観オブジェクトクラスは、GUIディスプレイ内のウィジェットにデフォル
ト外観を提供するデフォルトクラスであってよい。代わりに、外観オブジェクト
クラスは、デフォルトクラスから引き出されるクラスであってよく、引き出され
たクラスはデフォルトクラスの1つまたは複数のメソッド及び/またはプロパテ
ィを無効にする。この仕組みにより、ユーザまたは展開者は、未変更のままとな
るべきあらゆるパーツを手直しする必要なく、GUIの外観内の単に限られた数
の要素に変更を加えることができる。
【0037】 外観オブジェクトクラスインスタンスは、ウィジェットクラスインスタンスの
プロパティであってよい。典型的には、外観オブジェクトクラスのインスタンス
に対するポインタは、ウィジェットクラスインスタンスのプロパティに割り当て
られる。このようなポインタは、ウィジェットクラスの構成子に対する引数とし
て渡されてよい。
【0038】 本発明は、オブジェクトの外観オブジェクトを制御するプロパティ及び/また
はメソッドがある外観オブジェクトクラスが具体化され、オブジェクトの動作を
制御する定義されたプロパティ及び/またはメソッドがあるウィジェットクラス
が具体化される、グラフィックユーザインタフェース内でオブジェクト作成する
方法も提供する。
【0039】 最後に前述した段落による方法では、外観オブジェクトクラスに対するポイン
タは、典型的には、ウィジェットクラスインスタンスのインスタンスメモリに記
憶される。
【0040】 動作を制御することは、必ずしも、オブジェクトが機能的であることを意味し
ない。スライダとボタン等は動作を実行できることがあるが、複合オブジェクト
の記号またはパーツ等のいくつかのグラフィックオブジェクトは単に修飾的であ
ってよい。このようにして、オブジェクトの動作を制御するプロパティ及び/ま
たはメソッドは、(例えば、ポインタとして表示されるなど)オブジェクトの基
本的な機能を決定する以上のことはほとんど行なわず、正確な外見は外観オブジ
ェクトによって制御される。
【0041】 別の態様では、本発明は、外観オブジェクトクラスが、オブジェクトの外観を
制御する定義されたプロパティ及び/またはメソッドである外観オブジェクトク
ラスが具体化され、オブジェクトの動作を制御する定義されたプロパティ及び/
メソッドがあるウィジェットクラスが複数回実現される、グラフィックユーザイ
ンタフェース内で複数のオブジェクトを作成する方法を提供する。
【0042】 別の態様では、本発明は、機器のメモリの中に前述されたようにウィジェット
集合をロードすること、前述された方法によって複数のオブジェクトをグラフィ
ックユーザインタフェースの中に作成すること、及びオブジェクトをディスプレ
イに表示することを備えるアプリケーション実行デバイス(例えば、コンピュー
タ、デジタルテレビ信号用の受信機/デコーダ、または別のデバイス)用のグラ
フィックユーザインタフェースディスプレイを実現する方法を提供する。
【0043】 受信機/デコーダに適用されるこのような方法では、ウィジェット集合は、デ
ジタルテレビ信号内のチャネルでダウンロードされることによって受信機/デコ
ーダのメモリにロードされてよい。
【0044】 別の態様では、本発明は、アプリケーション実行デバイス用のグラフィックユ
ーザインタフェースディスプレイの外見を更新する方法を提供し、そのディスプ
レイは、前述されたようなウィジェット集合を含み、少なくとも1つの外観オブ
ジェクトクラスが別の外観オブジェクトクラスで置換される。
【0045】 別の態様では、本発明はデジタルテレビ信号用受信機/デコーダのグラフィッ
クユーザインタフェースディスプレイの外見を更新する方法を提供し、そのディ
スプレイは、少なくとも1つの代替外観オブジェクトクラスが、記憶されている
外観オブジェクトクラスを置換するためにデジタルテレビ信号の一部であるチャ
ネル内の受信機/デコーダに伝送される受信機/デコーダのメモリに記憶される
前述されたようなウィジェット集合を含む。
【0046】 本発明は、対応する装置に及ぶ。特に、発明は、任意の前述の態様の方法を実
行するために配置される受信機/デコーダに及ぶ。
【0047】 別の態様では、本発明は、プロセッサ、メモリ及び信号をディスプレイに出力
するための出力ポートを備えるグラフィックユーザインターフェースを実現する
ためのアプリケーション実行デバイス(例えば、コンピュータ、デジタルテレビ
信号用の受信機/デコーダ、または別のデバイス)を提供し、メモリはその中に
前述された方法のいずれか、あるいは前述されたオブジェクトのいずれか、ある
いは前述されたウィジェット集合のいずれかを実施するためのプログラムを記憶
する。
【0048】 前記ケースのいずれかでは、外観オブジェクトまたは外観オブジェクトクラス
が、好ましくは、以下のプロパティ(存在する場合は)の少なくとも1つがどの
ようにして表示されるのかを定義する。
【0049】 背景外見、例えば、背景色、 背景オーバレイ、例えばロゴ、 前景外見、 前景オーバレイ、例えばロゴ、 レリーフまたは陰影の外見、 オブジェクト境界の外見、 オブジェクトに割り当てられる任意の焦点のディスプレイ、 オブジェクトに割り当てられる任意の強調表示のディスプレイ。
【0050】 本発明は、前記方法のいずれかを実施するためのコンピュータプログラムに、
及び前記方法のいずれかを実施するためのプログラムを記憶したコンピュータ読
み取り可能媒体にも及ぶ。発明は、任意の前述の態様の方法を実行するために配
置される受信機/デコーダ用のアプリケーションにも及ぶ。発明は、実質的に添
付図面に関してここに説明されるような方法または装置にも及ぶ。
【0051】 表示されたグラフィックオブジェクトの設計 大部分のグラフィックユーザインタフェース(GUI)は、多様なグラフィック
オブジェクトを表示し、その内のいくつかはユーザ(「アクティブ」オブジェク
ト)によって操作することができ、いくつか(「静的」オブジェクト)は操作で
きない。好ましくは、前述されたように、表示されたグラフィックオブジェクト
は、好ましくは互いを補い、コヒーレントな設計方式を生じさせるように設計さ
れる。例えば、表示されたグラフィックオブジェクトは、該当する場合、好まし
くは1つのメインカラー及びテクスチャとフォントを共用する。設計方式はここ
でグラフィックオブジェクトの「外観」と呼ばれる。
【0052】 いくつかのケースでは、ユーザが改変できるのはアクティブなグラフィックオ
ブジェクトの外観だけである。発明の一態様に従って、好ましくは静的グラフィ
ックオブジェクトの外観が改変可能である。発明の一態様に従って、好ましくは
グラフィックオブジェクトのグループの外観は改変可能である。このようにして
、表示されたグラフィックオブジェクトのコヒーレントな設計を得ることができ
る。
【0053】 本発明のそれ以外の態様に関して、グラフィックオブジェクト及び連結要素が
表示される場合、好ましくはグラフィックオブジェクトの外観と連結要素の外観
の両方とも変更可能である。好ましくは、グラフィックオブジェクトと連結要素
両方の外観は、ユーザによって選択可能な外観で同じである。このようにして、
グラフィックオブジェクトの表示されたチェーンのコヒーレント外観が達成でき
る。
【0054】 本発明の好ましい態様では、チェーンの外観は、表示されているその他のグラ
フィックオブジェクトの外観とは無関係に選択可能である。
【0055】 発明の一態様は、グラフィックユーザインタフェース内の複数のグラフィック
オブジェクトの外観を制御する方法を備え、該方法は、外観オブジェクトを複数
のグラフィックオブジェクトと関連付けることを備える。
【0056】 本発明の好ましい実施形態では、複数のグラフィックオブジェクトは、連結チ
ェーンを備える。このようにして、好ましくは、ある特定の外観または設計は、
チェーンまたは連結リストとして全体的に適用することができる。好ましくは、
外観または設計は、チェーンに適用することができ、外観または設計には無関係
に連結リストまたはグラフィックオブジェクトがその他のチェーン、連結リスト
またはグラフィックオブジェクトに適用することができる。
【0057】 発明の一態様は、グラフィックオブジェクトのグループを表示する方法を提供
し、該方法は、複数の異なる表示可能なグループを定義するため、及び複数の表
示可能なグループからグラフィックオブジェクトのグループを選択するための手
段を提供するステップを含む。
【0058】 好ましくは、方法は、グラフィックオブジェクトの表示可能なグループを定義
することと、外観オブジェクトをグラフィックオブジェクトのグループと関連付
けることとを備える。
【0059】 本発明に従って、グラフィックオブジェクトのグループの外見を制御する方法
が提供され、該方法は、グラフィックオブジェクトの表示可能なグループを定義
することを含む。
【0060】 グラフィックオブジェクトのグループの外見を制御するための装置も提供され
、該装置は、グラフィックオブジェクトの表示可能なグループを定義するための
手段を含む。
【0061】 好ましくは、あるグループのグラフィックオブジェクトの表現は、例えば、色
、形状、サイズ、テクスチャまたはパターンの1つまたは複数において別のグル
ープのグラフィックオブジェクトの表現と異なる。
【0062】 好ましくは、グラフィックオブジェクトのグループは、グラフィックオブジェ
クトの連結チェーンを表示するための要素を備える。
【0063】 好ましくは、グラフィックオブジェクトのグループは、静的オブジェクト及び
アクティブオブジェクトを備える。このようにして、装置は、好ましくは様々な
外観または設計を有する、グラフィックオブジェクトのグループのライブラリを
備えてよい。
【0064】 好ましくは、第1グループの表示されたグラフィックオブジェクトは、色、形
状、サイズ、テクスチャまたはパターンの1つまたは複数で別のグループの表示
されたグラフィックオブジェクトと異なる。第1グループのグラフィックオブジ
ェクトの配列は、別のグループのグラフィックオブジェクトの配列と異なってよ
い。
【0065】 本発明の好ましい実施形態に従って、グラフィックオブジェクトのグループは
、グラフィックオブジェクトの連結チェーンを備える。好ましくは、連結チェー
ンは、GUI内の連結チェーンとして表示可能である。
【0066】 本発明のこの態様のそれ以外の好ましい特徴は、見出しグラフィックオブジェ
クトの表示の元で前述されている。
【0067】 グラフィックオブジェクトの構築 大部分のグラフィックユーザインタフェース(GUI)は、多様なグラフィッ
クオブジェクトを含み、その内のいくつかはユーザが操作することができる。こ
のようなグラフィックオブジェクトは、ウィンドウ、ダイアログボックス及びプ
ッシュボタンを含む。GUIは、概して複数の異なる種類のそれぞれのグラフィ
ックオブジェクトを含み、例えば、GUIは、異なるサイズ及び/またはアスペ
クト比を有する非常に多岐に渡るダイアログボックスの表示のために配列されて
よい。
【0068】 GUIが、例えば2種類のダイアログボックスを有する場合、一方が他方のサ
イズの半分であり、ボックスの各種類が公式化され、別個のオブジェクトとして
システムに保存される。GUIが大多数の異なる種類のダイアログボックス及び
/または異なる種類のその他のグラフィックオブジェクトを含む場合、それはシ
ステムリソースの非効率的な使用につながることがある。
【0069】 発明の一態様は、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジ
ェクトの外見を制御する方法を提供し、該方法は、グラフィックオブジェクトの
表現を表示する際に使用するためのグラフィックオブジェクトの複数のグラフィ
ックオブジェクト要素を定義することを備える。
【0070】 発明の一態様は、グラフィックオブジェクトを形成するためにその他のグラフ
ィックオブジェクト要素との組み合わせのために適応されるグラフィックオブジ
ェクト要素を提供する。
【0071】 GUIが同じグラフィックオブジェクトの多くの異なる種類を含む場合、異な
る種類はたいてい、オブジェクトのそれ以外の種類と共通した特徴を有するだろ
う。例えば、様々なサイズのウィンドウ及びボックスはたいてい、互いと同じ角
を有し、様々な種類のボックス間の相違はボックスの端縁の長さだけである。グ
ラフィックオブジェクトを構築するためにオブジェクト要素を提供することによ
り、少しの構築ブロック(オブジェクト要素)が、大多数の異なる種類のグラフ
ィックオブジェクトを作成するために使用できるように、多様なオブジェクトの
共通の特徴を利用することができる。
【0072】 グラフィックオブジェクトは、例えば、ウィンドウ、ダイアログボックス、プ
ッシュボタン、スクロールバー、アイコンまたはその他の画面上オブジェクトを
備えてよい。グラフィックオブジェクトは、ユーザがそれと対話できるという点
で「アクティブ」であってよいか、あるいは例えば背景の特徴など「静的」であ
ってよい。
【0073】 発明の一態様は、複数のグラフィックオブジェクト要素を備えるグラフィック
オブジェクトを提供する。
【0074】 発明の一態様は、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジ
ェクトの表現を表示するための方法を提供し、該方法は、グラフィックオブジェ
クトを形成するために複数のグラフィックオブジェクト要素をアセンブルするこ
とを備える。
【0075】 発明の一態様は、グラフィックユーザインタフェース内でグラフィックオブジ
ェクトを形成するための装置を提供し、該装置は、グラフィックオブジェクトを
形成するために複数のグラフィックオブジェクト要素をアセンブルするための手
段を備える。
【0076】 発明の一態様は、グラフィックユーザインタフェースを実現するためのアプリ
ケーション実行デバイスを備え、プロセッサ、メモリ、及びディスプレイに信号
を表示するための出力ポートを備え、メモリは本発明の態様を実施するためのプ
ログラムを記憶している。
【0077】 好ましくは、アプリケーション実効デバイスが、デジタルテレビの受信機/デ
コーダを備える。
【0078】 発明の一態様は、発明の方法を実行するためのコンピュータプログラムを提供
する。
【0079】 グラフィックオブジェクトのグラフィックオブジェクト要素は、すべて同じで
あってよく、グラフィックオブジェクトのサイズ及び形状は、要素の数及び構成
によって決定される。
【0080】 好ましくは、グラフィックオブジェクトが、グラフィックオブジェクト要素の
複数の様々な集合を含む。好ましくは、該方法態様は、グラフィックオブジェク
トのグラフィックオブジェクト要素の複数の異なる集合を定義することを含む。
【0081】 グラフィックオブジェクト要素の集合は、例えば、グラフィックオブジェクト
の角、側面または端縁部分を備えてよい。例えば、グラフィックオブジェクトが
ダイアログボックスである場合、ボックスを構成するために使用されるグラフィ
ックオブジェクトの集合は、角要素及び端縁要素を備えてよい。例えば、矩形ボ
ックスは、角要素をともに連結する4つの角要素及び4つの端縁要素を備えてよ
い。
【0082】 要素の各集合の中には、例えば、異なるサイズ、形状、向き及び/または色を
有する、異なる種類の要素があってよい。このようにして、ボックスの例は、4
種類の角要素及び2種類の端縁要素を備えてよい。
【0083】 プッシュボタンは、グラフィックオブジェクトがそうであるべきプッシュボタ
ンの種類に応じて選ばれる、2つの側面要素、及び1つの中心要素を備えてよい
。例えば、PLAYボタンは、矢印記号を含む中心要素を有してよく、STOP
ボタンは正方形記号を含む中心要素を有してよい。PLAYボタンの側面要素は
、STOPボタンの側面要素と同じであってよい。
【0084】 オブジェクト要素のライブラリは、相対的に複雑な形状を有するグラフィック
オブジェクト形成するために使用することもできる。例えば、ダイアログボック
スの多岐にわたる複雑な行列は、ボックス端縁、角、及び公差点を備えるオブジ
ェクト要素の選択から容易に形成できるだろう。
【0085】 本発明の好ましい実施形態では、グラフィックオブジェクトは、グラフィック
オブジェクトの「角」と「側面」及び複数の充填材要素を画定する少なくとも2
つの「角」要素を含み、その数は、グラフィックオブジェクトのサイズ及び/ま
たは形状を変えるために変えることができる。このようにして、テキストボック
スは、好ましくは、4つの角要素を有し、複数の充填材要素は、所望の大きさの
ボックスを作成するために角要素の間のボックスを充填するために使用される。
充填材要素はすべて同じであってよい。以下の実施形態では、例えば、ボックス
及びウィンドウを構築するために中心要素及び4種類の端縁要素など、異なる種
類の充填材要素が使用される。
【0086】 好ましくは、充填材要素は、グラフィックオブジェクトの必要とされるサイズ
及び形状を積み重ねるために繰り返される。
【0087】 本方法は、好ましくは固定された要素の集合及び繰り返し可能な要素の集合を
画定することを含む。
【0088】 本発明は、グラフィックオブジェクトを形成する方法も提供し、該方法は、固
定された要素の集合及び繰り返し可能な要素の集合を提供することを備える。
【0089】 例えば、ウィンドウまたはボックスの場合、固定された要素の集合は、ボック
スのための角及び装飾品を備えてよく、これらの固定された要素が、どのような
サイズであれ、その種のすべてのボックスまたはウィンドウに固定されてよい。
繰り返し可能な要素の集合は、オブジェクトの必要とされるサイズ及び形状を積
み重ねるために使用される。好ましくは、各固定要素の1つだけが、グラフィッ
クオブジェクトのインスタンスごとに必要とされる。このようにして、繰り返し
可能な要素の集合は、角の間を充填するために使用される端縁セグメント及び中
心部分を含んでよい。
【0090】 繰り返し可能な要素のサイズは、好ましくは、ある特定のオブジェクトの繰り
返し可能な要素の種類の数が最小限で抑えられるように選ばれる。例えば、繰り
返し可能な要素のサイズは、好ましくは、必要とされるグラフィックオブジェク
トの最小サイズに関係して選ばれる。このようにして、各グラフィックオブジェ
クトを構築するために必要とされる「キット」の記憶域内で占有されるメモリを
削減することができる。
【0091】 本発明は、任意のグラフィックオブジェクトに要素のキットを提供し、該キッ
トは固定された要素の集合及び繰り返し可能な要素の集合を備える。
【0092】 本発明は、グラフィックオブジェクトの要素のキットを作成する方法も提供し
、該方法は、グラフィックオブジェクトのインスタンスに共通の固定された要素
の集合を画定し、繰り返し可能な要素の集合をさらに画定することを備える。
【0093】 オブジェクト要素のサイズは調整可能であってよい。このようにして、幅広い
範囲のオブジェクトを作成するには、より少ない種類のオブジェクト要素が必要
とされる。ダイアログボックスの例について、端縁要素の長さは調整可能であっ
てよい。このようにして大多数の異なるボックス形状が、4つの角要素及び2種
類の端縁要素(この場合、調整可能な長さの垂直端縁要素及び調整可能な長さの
水平端縁要素)だけを使用して作成できるだろう。
【0094】 本発明は、さらに、グラフィックユーザインタフェースでグラフィックオブジ
ェクトの表現を表示する方法を提供し、該方法は、複数のグラフィックオブジェ
クト要素をアセンブルすることを備える。
【0095】 好ましくは、方法は、固定された要素の集合を表示することと、複数の繰り返
し可能な要素を表示することを備える。
【0096】 本発明は、さらに、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブ
ジェクトの外形を制御するための装置を提供し、装置は、グラフィックオブジェ
クトの表記を表示する上で使用するためのグラフィックオブジェクトの複数のグ
ラフィックオブジェクト要素を定義するための手段を備える。
【0097】 本発明によりさらに提供されるのは、グラフィックオブジェクトを表示する際
に使用するための要素のキットであり、グラフィックオブジェクトのインスタン
スに共通な固定要素の集合、及び繰り返し要素の集合を備える。
【0098】 本発明は、さらに、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブ
ジェクトの表現を表示するための装置を備え、該装置は、複数のグラフィックオ
ブジェクト要素をアセンブルするための手段を備える。
【0099】 本発明は、発明をワイドスクリーンテレビに適用する上で特に有利である。グ
ラフィックオブジェクトのアスペクト比は、標準テレビのグラフィックオブジェ
クトと比較されるグラフィックオブジェクト要素の数またはサイズを変更するこ
とによって容易に調整することができる。
【0100】 本発明は、例えば、潤色または装飾品など、グラフィックオブジェクトでの変
動を容易に加えることも可能にする。オブジェクト要素は、ダイアログボックス
で含まれる装飾品を備えてよい。異なる、または同じ装飾品を有する様々な膨大
な種類のオブジェクトは本発明を使用して作成できる。
【0101】 ツールチップ及びメニューチェーン グラフィックユーザインタフェース(GUI)は、通常、多様なグラフィック
オブジェクトを含み、その内のいくつか(「アクティブ」オブジェクト)は、ユ
ーザが操作することができ、それ以外は操作できない(「静的」オブジェクト)
。特定のアクティブオブジェクト内のグラフィックオブジェクトは、多くの場合
、グラフィックオブジェクトが何であるのかを示すピクチャまたは図を備えてよ
い、アイコンによってユーザに識別される。例えば、PLAY機能を実施するた
めのボタンは、矢印を備えるアイコンを含んでよい。このようなアイコンは、デ
ィスプレイの容易なナビゲーションで補助するだけではなく、グラフィックオブ
ジェクトの視覚的な外見も改善することもできる。
【0102】 特に、画面空間が貴重である場合、アイコンは特に有効である。例として、ア
イコンが、ウェブブラウズなどの、テレビ及び/またはその他の画面上機能の動
作で使用するための画面上アイコンであるデジタルテレビ用受信機/デコーダに
使用されるGUIがある。標準テレビ画面の解像度は相対的に低く、読みやすさ
のために、画面上に表示されるデータは相対的に大きいことを必要とされる。ま
た、テレビセットのユーザは、自分達が例えばパーソナルコンピュータを使用す
るときよりも、テレビを使用するときに画面からさらに遠くに座る。このように
して、画面上に表示されるあらゆるアイコン及びテキストは、相対的に大きいこ
とが必要とされる。
【0103】 これが、一度に画面上に表示できる情報量に対して制約を課す。このようにし
て、アイコンの使用は特に有利である。
【0104】 グラフィックオブジェクトが何を行うのかをより明確に描くアイコンを選ぶた
めの努力がなされる。しかしながら、使用されているアイコンになじみがなかっ
たり、特徴が表す内容について確信が持てないユーザがいる。しかしながら、画
面はごちゃごちゃしすぎる可能性があるため、グラフィックオブジェクトは、テ
キスト説明によって画面上で識別されるのは望ましくないだろう。
【0105】 発明の一態様は、GUI内のグラフィックオブジェクトの外見を制御する方法
を提供し、該方法は、グラフィックオブジェクトの第1表示可能表現を定ること
と、さらにグラフィックオブジェクトの第2表示可能表現を定めることを備え、
第2表現は第1表現に隣接して表示される。
【0106】 発明の一態様は、GUIにグラフィックオブジェクト表示するための方法を提
供し、該方法は、グラフィックオブジェクトの第1表現を表示すること、及び第1
表現に隣接するグラフィックオブジェクトの第2表現を表示することを備える。
【0107】 第1表現は、好ましくはアイコンを備える。好ましくは、第2表現は、選択的
に表示される。
【0108】 好ましくは、第1表現はアクティブであり、その結果第1表現を起動するまたは
選択することで、グラフィックオブジェクトの動作が実施される。例えば、第1
表現は、プッシュボタンであってよい。好ましくは、第2表現は、例えば、オブ
ジェクトの機能を示すワードである、グラフィックオブジェクトのテキスト記述
である。第2表現は、アクティブであってよく、あるいはなくてもよい。
【0109】 第2表現は、好ましくは、選択的に表示可能であるにすぎない。このようにし
て、好ましくは、グラフィックオブジェクトの第2表現は、常に画面上に表示さ
れず、ユーザにとって補助になるときだけ表示される。
【0110】 好ましくは、第1表現にフォーカスを当てることによって、第2表現は表示可
能である。例えば、第2表現は、ユーザが、例えばカーソルキーを使用してそれ
にフォーカスを移動することによって、あるいはそれを指すために、マウスポイ
ンタを移動することによって、第1表現にフォーカスを当てたときにだけ表示さ
れてよい。
【0111】 好ましくは、グラフィックオブジェクトのテキスト表現は、フレームの中、例
えば、ボックス内であるいはウィンドウ内で表示される。好ましくは、フレーム
の設計は、表示されているその他のグラフィックオブジェクトの設計、特に同じ
グラフィックオブジェクトのそれ以外の表現を補う、またはそれに整合される。
このようにして、コヒーレントな設計方式を得ることができる。好ましくは、第
2表現は、例えばボックスまたはウィンドウを第1表現に連結することによって
、第1表現に連結される。このようにして、ユーザは、テキスト記述が適用する
内容をさらに明確に正確に見ることができる。
【0112】 好ましくは、方法は、第1表現及び第2表現を連結するための連結要素を定義
することを含む。好ましくは、方法は、外観オブジェクトを第1表現、第2表現
、及び好ましくは連結要素と関連付けることを含む。このようにして、好ましく
は、第1表現と第2表現、および連結要素は、例えば、調整された外観を与える
ために、色、テクスチャ及び形状の特徴を共用する。外観オブジェクトは、調整
された外観が、多様な表現及び連結要素について得られるように、複数の別個の
外観オブジェクトを備えてよい。
【0113】 本発明は、さらに、グラフィックオブジェクトを表示するための方法を提供し
、該方法は、グラフィックオブジェクトの第1表現を表示すること、グラフィッ
クオブジェクトの第2表現、及び第1表現と第2表現を連結する連結要素を表示
することを備える。
【0114】 本発明は、GUI内のグラフィックオブジェクトの外見を制御するための装置
を提供し、該装置は、グラフィックオブジェクトの第1表示可能表現を定義する
ための手段、及びグラフィックオブジェクトの第2表示可能表現を定義するため
の手段、及び第1表現に隣接する第2表現を表示するための手段を備える。
【0115】 装置は、好ましくは第1表現でのフォーカスを検出するときに、第2表現を選
択的に表示するための手段を含むことが好ましい。
【0116】 本発明に従って、グラフィックオブジェクトを表示するための装置も提供され
、装置は、グラフィックオブジェクトの第1表現を表示するための手段、グラフ
ィックオブジェクトの第2表現を表示するための手段、及び第1表現と第2表現
を連結する連結要素を表示するための手段を備える。
【0117】 グラフィックオブジェクトは、後述されるようにチェーンまたは連結リスト内
にあるので、好ましくは第2表現は表示されるチェーンまたは連結リストの一部
である。好ましくは、方法は、グラフィックオブジェクトの連結チェーンを定義
することを含み、第1表現と第2表現はグラフィックオブジェクトの表現のチェ
ーンの連結として表示可能である。
【0118】 好ましくは、第2表現はサブチェーンである。好ましくは、サブチェーンは第
1表現から分岐する。
【0119】 発明の一態様は、グラフィックオブジェクトを含むディスプレイを提供し、該
グラフィックオブジェクトは、該グラフィックオブジェクトの第1表現、及び好
ましくは該グラフィックオブジェクトの第1表現に隣接する該グラフィックオブ
ジェクトの選択的に表示可能な第2表現を備える。
【0120】 発明の一態様は、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジ
ェクトの外見を制御するための装置を提供し、グラフィックオブジェクトの第1
表現を定義するための手段、及びグラフィックオブジェクトの第2表現を定義す
るための手段を備え、第2表現は、第1表現に隣接して表示可能である。
【0121】 発明の一態様は、プロセッサ、メモリ、及びディスプレイに信号を出力するた
めの出力ポートを備えるグラフィックユーザインタフェースを実現するためのア
プリケーション実行デバイスを提供し、メモリは発明の一態様を実施するための
プログラムを記憶している。
【0122】 好ましくは、アプリケーション実行デバイスは、デジタルテレビの受信機/デ
コーダを備える。
【0123】 また、発明の方法を実施するためのコンピュータプログラムが提供される。
【0124】 コンピュータ及びその他の装置のGUIについて、ユーザは、通常、ディスプ
レイの回りでナビゲートし、表示されたグラフィックオブジェクトを操作するた
めのマウスまたは他のポインタデバイスが提供される。しかしながら、例えば、
テレビ受信機/デコーダ装置及び移動電話及びパーソナルオーガナイザなどのい
くつかのアプリケーションでは、ユーザはポインタデバイスを有さない可能性が
ある。例えば、ユーザはディスプレイの回りでナビゲートするためにカーソルキ
ーパッドを使用することがある。このようなカーソルキーパッドは、通常、アッ
プキー、ダウンキー、左キー及び右キーを含む。特に、画面上に表示されている
グラフィックオブジェクトが明らかな線及び/または欄で配列されていない場合
に、ユーザが、それらのキーだけを使用してディスプレイの回りでナビゲートす
るのは紛らわしいことがある。
【0125】 発明の一態様は、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジ
ェクトの外見を制御する方法を提供し、該方法はグラフィックオブジェクトの連
結チェーンを定義することを備える。
【0126】 発明の一態様は、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジ
ェクトの外見を制御する方法を提供し、該方法は、第1グラフィックオブジェク
トを定義することと、第2グラフィックオブジェクトを定義することと、グラフ
ィックオブジェクトを連結するための連結要素を定義することとを備える。
【0127】 発明の一態様は、GUI内にグラフィックオブジェクトを表示するための装置
を提供し、該装置は、複数のグラフィックオブジェクトを表示するための手段及
びグラフィックオブジェクトの間の連結要素を表示するための手段を備える。
【0128】 発明の一態様は、グラフィックオブジェクト、及び該グラフィックオブジェク
トに関連付けられた連結要素を提供する。
【0129】 発明の一態様は、グラフィックユーザインタフェース(GUI)内のグラフィ
ックオブジェクトの表現を表示する方法を提供し、該方法は、グラフィックオブ
ジェクトの表現を表示することと、グラフィックオブジェクト間の連結を示すた
めに連結要素の表現を表示することとを備える。
【0130】 好ましくは、表示された連結要素は、あるグラフィックオブジェクトから別の
グラフィックオブジェクトに及ぶ。好ましくは、方法は、グラフィックオブジェ
クトの表現の連結チェーンを表示することを含む。
【0131】 好ましくは、方法は、グラフィックオブジェクトのサブチェーンを定義するこ
とを含み、該サブチェーンは連結チェーンから分岐を備え、好ましくは、サブチ
ェーンは、選択的に表示可能である。
【0132】 好ましくは、方法は、サブチェーンにグラフィックオブジェクトを表示するこ
とを含み、該サブチェーンは連結チェーンの分岐を備え、好ましくはサブチェー
ンは連結チェーンのグラフィックオブジェクトにフォーカスを当てることによっ
て表示可能である。このようにして、サブチェーンは、ユーザにとって重要であ
るときだけに表示され、このようにしてディスプレイの乱雑を削減する。
【0133】 発明の一態様は、GUI内のグラフィックオブジェクトを表示する方法を提供
し、該方法は、連結リストとして複数のグラフィックオブジェクトを表示するこ
とを備える。このようにして、発明の態様は、カーソルキーパッドを使用してナ
ビゲートすることができるグラフィックオブジェクトを備える。好ましくは、表
示されるグラフィックオブジェクトはアイコンを備える。好ましくは、グラフィ
ックオブジェクト間の連結が表示可能である。
【0134】 表示された連結要素は、それらの間の経路を示すために、あるグラフィックオ
ブジェクトから別のグラフィックオブジェクトまで及んでよい。これは、ユーザ
が、マウスよりむしろディスプレイをナビゲートするためにカーソルキーを使用
している場合に、特に有利である。しかしながら、いくつかの例では、連結要素
は、依然としてグラフィックオブジェクト間の経路のユーザに表示を与えながら
、グラフィックオブジェクト間の全体的な距離で及ぶ可能性はない。例えば、連
結要素が、経路内の次のアイコンを指すアイコンでの矢印を備える可能性がある
【0135】 発明の一態様は、グラフィックオブジェクトのチェーンを提供する。複数の連
結要素が、グラフィックオブジェクトごとに提供されてよく、オブジェクトから
のナビゲーション経路の選択肢を示す。このようにして、グラフィックオブジェ
クト及び連結要素の分岐されるネットワークまたはツリー構造は形成することが
でき、ネットワークは、マウスを使用しなくともユーザによって容易にナビゲー
ト可能である。また、発明の一態様によって提供されているのは、グラフィック
オブジェクトのネットワークである。
【0136】 発明の一態様は、グラフィックオブジェクトのメインチェーン及び該メインチ
ェーンから分岐したグラフィックオブジェクトのサブチェーンを提供する。好ま
しくは、グラフィックオブジェクトの表現はボタンである(ここで使用されるよ
うに、用語「ボタン」は、好ましくは、選択時に機能を実施する任意のグラフィ
ックオブジェクトを広義に指すと解釈されるべきである)。
【0137】 好ましくは、複数のサブチェーンが表示可能である。好ましくは、サブチェー
ンは、メインチェーンのグラフィックオブジェクトを選択することによって表示
可能である。
【0138】 好ましくは、サブチェーンは、メインチェーンに実質的に垂直に伸張する。
【0139】 本発明の別の態様に従って、グラフィックオブジェクトの第2表現は、グラフ
ィックオブジェクトに隣接して表示可能であり、好ましくは、グラフィックオブ
ジェクトの第2表現は、グラフィックオブジェクトの第1表現のサブチェーンの
一部として表示可能である。このようにして、グラフィックオブジェクトの第2
表現が、グラフィックオブジェクトの記述を含むテキストボックスである場合、
サブチェーンは好ましくはサブチェーンの中にテキストボックス及び記述を含む
だろう。これは、ユーザにとって役立つことがある。
【0140】 発明の一態様に従って、グラフィックオブジェクトを表示するための装置、グ
ラフィックオブジェクトの第1表現を表示するための手段、グラフィックオブジ
ェクトの第2表現を表示するための手段、及び第1表現と第2表現を連結する連
結要素を表示するための手段を備える装置が提供される。
【0141】 また提供されるのは、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオ
ブジェクトの外見を制御するための装置であって、該装置は、グラフィックオブ
ジェクトの連結済みチェーンを定義するための手段を備える。
【0142】 グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジェクトの外見を制
御するための装置もまた提供され、該装置は、第1グラフィックオブジェクトを
定義する、第2グラフィックオブジェクトを定義する、及びグラフィックオブジ
ェクトを連結するための連結要素を定義するための手段を備える。
【0143】 本発明はまた、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジェ
クトの表現を表示するための装置も提供され、該装置は、グラフィックオブジェ
クトの表現を表示するための手段、及びグラフィックオブジェクト間の連結を示
すための連結要素の表現を表示するための手段を備える。
【0144】 本発明によってやはり提供されるのは、グラフィックオブジェクトの第1表現
、及びグラフィックオブジェクトの第2表現、及び第1表現と第2表現を連結す
る連結要素を備えるグラフィックユーザインタフェース内のオブジェクトである
。グラフィックユーザインタフェース内のオブジェクトは、グラフィックオブジ
ェクトの連結チェーンを備え、グラフィックユーザインタフェースのオブジェク
トは第1グラフィックオブジェクト、第2グラフィックオブジェクト及び第1グ
ラフィックオブジェクトと第2グラフィックオブジェクトを連結する連結要素を
備える。好ましくは、オブジェクトは、さらに、グラフィックオブジェクトのサ
ブチェーンを含み、該サブチェーンは、連結チェーンからの分岐を備え、好まし
くは、サブチェーンは選択的に表示可能である。
【0145】 発明の一態様は、グラフィックユーザインタフェースを実現するためのアプリ
ケーション実行デバイスを含み、該デバイスは、プロセッサ、メモリ及び信号を
ディスプレイに出力するための出力ポートを備え、メモリは、発明の一態様を実
施するためのプログラムを記憶している。
【0146】 発明の一態様は、発明の方法を実施するためのコンピュータプログラムも含む
【0147】 一列に並んだフリップフロップ 大部分のグラフィックユーザインタフェース(GUI)は、多様なグラフィッ
クオブジェクトを含み、そのいくつかはユーザが操作できる。このようなグラフ
ィックオブジェクトは、多くの場合、通常はグラフィックオブジェクトが何であ
るのかを示すピクチャまたは図を備えるアイコンとして表示される。例えば、プ
レイ機能を実施するためのオブジェクトは、矢印を含むアイコンとして表示され
てよい。印刷を実施するためのオブジェクトは、プリンタの図を備えてよい。こ
のようなアイコンは、GUIのそれぞれのナビゲーションを補助するだけではな
く、表示されたグラフィックオブジェクトの視覚的な外見を改善することができ
る。
【0148】 グラフィックオブジェクトが何を行うのかを明確に描くアイコンを選ぶために
努力がなされる。多くの「標準的な」アイコンは、「前方へ」、「戻る」、「プ
レイ」及び「停止」を描くアイコンとして、使用され、通常は認識可能である。
しかしながら、使用されているアイコンになじみの薄く、特徴が何を表している
のかがわからないユーザもいる。
【0149】 発明の一態様は、特徴が複数の形式で表示可能である、表示されている特徴を
有するグラフィックオブジェクト、及び特徴が表示される形式を変更するための
手段を提供する。
【0150】 好ましくは、特徴が表示される1つの形式はアイコンである。例えば、PLA
Yボタンは矢印の形であってよい。
【0151】 発明の一態様は、GUI内のグラフィックオブジェクトの外見を制御する方法
を備え、該方法はグラフィックオブジェクトの第1表現及びグラフィックオブジ
ェクトの第2表現を定義し、第1表現と第2表現は選択的に表示可能、好ましく
は周期的に表示可能である。
【0152】 発明の一態様は、GUI内のグラフィックオブジェクトを表示する方法を提供
し、該方法はグラフィックオブジェクトの第1表現を表示し、それ以降グラフィ
ックオブジェクトの第2表現を表示する。
【0153】 好ましくは、グラフィックオブジェクトの第1表現はアイコンを含む。好まし
くは、グラフィックオブジェクトの第2表現はグラフィックオブジェクトのテキ
スト記述を含む。好ましくは、グラフィックオブジェクトの表示は第1表現と第
2表現の間で循環する。
【0154】 発明の一態様は、GUI内のグラフィックオブジェクトの外見を制御するため
の装置を備え、該装置はグラフィックオブジェクトの第1表現を定義するための
手段、及びグラフィックオブジェクトの第2表現を定義するための手段を備える
【0155】 発明の一態様は、グラフィックユーザインタフェースを実現するためのアプリ
ケーション実行デバイスを提供し、該デバイスは、プロセッサ、メモリ、表示す
るための信号を出力するための出力ポートを備え、該メモリは発明の態様を実施
するためのプログラムを記憶している。
【0156】 好ましくは、アプリケーション実行デバイスは、デジタルテレビの受信機/デ
コーダを備える。
【0157】 やはり提供されているのは、発明を実行するためのコンピュータプログラムで
ある。
【0158】 表示されてよい様々な表現は、例えば、アイコン及び特徴のテキスト記述を含
む。このようにして、PLAYアイコン(例えば、矢印の図)は、ワード「プレ
イ」として表示することもできてよい。このようにして、ユーザがテキスト記述
からアイコンの意味を知っていることを保証する一方でアイコンの使用の視覚的
な恩恵及びその他の恩恵が得ることができる。グラフィックオブジェクトの様々
な表現を提供することによって、GUIの視覚的な外見が改善することができ、
様々なディスプレイはユーザの表示可能領域を乱雑にしない。
【0159】 本発明の第1実施形態では、表示されるグラフィックオブジェクトの表現は、
ユーザが設定できる。例えば、ユーザは、使用されているアイコンに精通し、ア
イコンのテキスト説明を必要としない可能性がある。この場合、ユーザは、アイ
コンだけが表示されることを選択してよい。
【0160】 本発明の第2実施形態では、表示される表現は、表示される表現を選択する、
またはフォーカスを与える(例えば、強調表示する)ことによってユーザによっ
て変更可能である。例えば、表現が「PLAY」アイコンとしてグラフィックオ
ブジェクトに設定されると、ユーザは、第1表現にフォーカスを当てる、例えば
強調表示するつまり選択することによってテキスト「プレイ」に対する「PLA
Y」アイコンを変更することができる。
【0161】 本発明の第3実施形態では、グラフィックオブジェクトの表示は、ユーザによ
る介入なしに様々な表現の間で切り替わる。例えば、表示されたグラフィックオ
ブジェクトが2種類の表現の間で循環するように、優先順位を設定することがで
きる。好ましい実施形態では、表示はアイコン及びテキスト記述の間で循環する
。サイクル時間は調整可能であってよい。サイクル時間の一例は約2秒である。
【0162】 本発明の実施形態では、表現が表示されるときにタイマが始動される。タイマ
が所定の値に達すると、表現は変化する。表現の変化は、例えばアイコンからテ
キスト記述へなど、直接的にある表現から別の表現へであってよいか、あるいは
表現のシーケンスを備えてよい。例えば、表現のシーケンスはある表現から別の
表現への漸次的な変化を示してよい。ある実施形態では、表現のシーケンスは、
2つの表現が旋回する硬貨の相反する面である効果を与える。
【0163】 本発明は、さらに、GUI内のグラフィックオブジェクトの表現を制御するた
めの装置を提供し、該装置は、グラフィックオブジェクトの第1表現及びグラフ
ィックオブジェクトの第2表現を定義するための手段と、第1表現及び第2表現
を選択的に表示するための手段、及び好ましくは、第1表現及び第2表現を周期
的に表すための手段を備える。
【0164】 やはり提供されているのは、GUI内のグラフィックオブジェクトの表現を表
示するための装置であり、該装置はグラフィックオブジェクトの第1表現を表示
するための手段、及びグラフィックオブジェクトの第2表現をそれ以降に表示す
るための手段を備える。
【0165】 好ましくは、装置は、さらに、第1表現を表示することと第2表現を表示する
こととの間で表現のシーケンスを表示するための手段を備える。
【0166】 本発明は、さらに、グラフィックオブジェクトの第1表現及びグラフィックオ
ブジェクトの第2表現を備えるGUI内のオブジェクトを提供し、第1表現及び
第2表現は選択的に表示可能であり、好ましくは周期的に表示可能である。
【0167】 画面上のキーボード 数値キーパッドを有するデバイスが、キーパッドを使用するテキストを含むデ
ータを作成することを含むタスクを実行するためにさらに多く使用されている。
例えば、移動電話は、電話の電話帳に名前など電話メモリに情報を入力するため
、及びテキストメッセージの送信のために使用される。それ以外の例は、例えば
、受信機/デコーダを有するテレビを使用してインターネットにアクセスすると
きなど、テレビ画面の上にテキストを入力するために使用されるテレビ遠隔制御
装置を含む。
【0168】 このようなデバイスは、通常、数0から9のそれぞれのキー、及びおそらく#
と*などのいくつかのそれ以外のキーを有する数値キーパッドだけを有する。テ
キストを入力できるようにするために、少なくとも26の追加キー機能がアルフ
ァベットの文字のために必要とされ、アクセント記号が付けられる文字だけでは
なく、大文字と小文字の両方、句読点及び記号が必要とされ、依然として追加の
キー機能が必要とされる。
【0169】 テキスト入力のために使用される既知のキーパッドでは、キーパッドのそれぞ
れのキーには数多くの機能が割り当てられ、ユーザはキーを複数回押すことで使
用可能な機能を循環し、異なる機能が通常ディスプレイ上で表示可能である。ユ
ーザがキーの所望される機能に達すると、機能が、通常「選択」キーを押すこと
によって、あるいは表示カーソルを移動することによって選択される。機能の完
全なセットが使用可能になる場合、キーパッドのそれぞれのキーが必ず複数の異
なる機能に関係することが見られるだろう。例えば、キーパッドの「2」のキー
は、以下の機能を含んでよく、
【0170】
【表1】
【0171】 さらに複数の機能を含んでよい。ある特定の文字、数、または記号が必要とされ
るたびに、キーは複数回押されなければならない。これは明らかに時間を要し、
非効率的である。また、設計の制約及びキーの物理的なサイズが、多くの場合、
ある特定のキーによってアクセスできる文字及び記号のすべてがユーザに表示で
きるわけではないことを支配する。このようにして、ユーザがある特定の文字ま
たは記号を入力することを希望する場合、ユーザは多くの場合、それを起動する
キーを見つけるために試行錯誤を使用しなければならない。
【0172】 移動電話のいくつかのモデルに使用される解決策は、QWERTYキーボード
を含むことであるが、明らかに小さなキーボードが所望である場合、それは理想
的ではなく、キーは使用するために十分大きなままでなければならない。
【0173】 発明の一態様は、機能を実行するためのキーを有するキーボードを提供し、そ
れぞれのキーが機能オプションを含み、そこではキーの機能オプションが変更可
能である。
【0174】 本発明ある実施形態では、それぞれのキーは一度に1つだけの機能オプション
を有し、その結果、キーはその機能を実行するために数回押されればよい。キー
の機能オプションが変更可能であることを規定することによって、キーがある以
上の多くの機能を実行するためにキーパッドを使用することも可能であるが、使
用の効率性は改善できる。
【0175】 好ましくは、キーパッド用テンプレートとしてオプションの集合が配列され、
該テンプレートは変更可能である。例えば、キーパッドが数だけを入力するため
のあるタスクで使用されなければならない場合、入力される数ごとに、ユーザが
3文字以上の文字をスクロールしなければならないのであれば、それは非効率的
だろう。キーパッドのすべてのキーのオプションを「数」に変更することによっ
て、キーは、必要とされる数を入力するためにユーザにより一度押されさえすれ
ばよい。同様にして、ユーザが、大文字を入力することを希望する場合、「大文
字」テンプレートをキーパッドに適用できる。このようにして、大文字だけがキ
ー機能のオプションに含まれ、ユーザが所望される機能を見つけるためにスクロ
ールしなければならない機能の数を削減する。
【0176】 好ましくは、キーオプションは、全体としてキーパッドについて変更されるが
、代わりに、キーのいくつかだけのオプションが変更される可能性がある。
【0177】 発明の一態様は、キーパッドを使用してグラフィックユーザインタフェース(
GUI)の中へのデータの入力を補助する方法を提供し、該方法は、それぞれの
テンプレートがキーパッドのための機能の集合を備える、複数のテンプレートを
定義することを備える。
【0178】 発明の一態様は、キーパッドを使用してグラフィックユーザインタフェースの
中にデータを入力する際に使用するための装置を提供し、該装置は、それぞれの
テンプレートがキーパッドの機能の集合を備える複数のテンプレートを備える。
【0179】 好ましくは、テンプレートはディスプレイで表示可能である。
【0180】 好ましくは多くの様々なテンプレートが提供され、方法は、使用するためのあ
るテンプレートを選択するステップを含む。好ましくは、装置は、さらにテンプ
レートを選択するための手段を備える。様々なテンプレートは、好ましくは、キ
ーパッドに様々な機能を提供する。例えば、キーパッドの数キーに大文字Aから
Jを提供してよい。様々なテンプレートは、大文字KからT等を提供してよい。
【0181】 ここに説明される発明の実施形態では、テンプレートは、それぞれ、キーパッ
ドのキーとともに使用するための10の機能を含むにすぎない。別の実施形態で
は、キーパッドは、さらに多くのキーを含んでよく、テンプレートでアルファベ
ット全体を表すことが可能であってよい。例えば、キーパッドはキーボードを備
えてよい。様々なテンプレートが、様々な言語変形、様々な数及びキー配列、及
び記号とその他の文字などの異なる種類のキーボードに対応して提供されてよい
。必要とされる機能のすべてがそれぞれのテンプレートで含まれる可能性があり
、様々なテンプレートが様々な種類のキーパッドまたはキーボードの異なるキー
レイアウトに対応して提供されている。
【0182】 ここに使用されている用語キーパッドは、キーまたはボタン等の配列を有する
すべてのデバイスを含むように幅広く解釈されるべきである。このようにして、
用語は、好ましくは、リモートコントローラ、電話及びコンピュータキーボード
並びにその他のデバイスも含む。
【0183】 好ましくは、例えば、コンピュータまたはテレビの画面上でテンプレートを表
示するためのステップを含む。好ましくは、複数の使用可能なテンプレートが表
示され、好ましくは、ユーザは使用するための表示されるテンプレートの1つを
選ぶことができる。
【0184】 好ましい実施形態では、使用可能なテンプレートはグリッドとして表示され、
好ましくは、ユーザはキーパッドのカーソルキーを使用して所望されるテンプレ
ートを選択する。ユーザは、代わりに、例えばポインタデバイス、例えばマウス
などの異なるデバイスを使用してよい。
【0185】 好ましくは、ディスプレイは、キーパッドの関連するキーの配列に対応する構
成でのテンプレートの機能を示す。好ましくは、方法は、キーパッドの画像を表
示することを含む。好ましくは、テンプレートを選択するステップは、画面上で
のテンプレートを基準にしたキーパッドの画像を移動することを含む。
【0186】 好ましくは、装置は、さらに表示可能なキーパッド画像を含み、該装置は、好
ましくはテンプレートのディスプレイを基準にしてキーパッドの画像を移動する
ための手段を備える。
【0187】 好ましくは、キーパッドの画像を画面に表示することは、表示されるキーパッ
ドの画像を選択するステップを含む。キーパッドでのキーのレイアウトは、ある
種のキーパッドから別の種類のキーパッドで変わることがあるため、キーパッド
レイアウトに対応することは、示されるテンプレートでキーのレイアウトにとっ
て有利である。
【0188】 好ましくは、ユーザは、キーパッド上でカーソルキーを使用してテンプレート
を基準にしてキーパッドの画像を移動する。
【0189】 テンプレートの機能は、QWERTYキーボードとして計画されてよく、キー
ボードはキーパッドの画像について多様なゾーンに分割される。例えば、ある位
置では、キーパッドは、文字q、w、e、a、s、d、z、x、c及びスペース
を入力するために使用されてよい。
【0190】 その他の実施形態では、テンプレートの機能は他の方法で計画される。好まし
くは、ユーザが頻繁に使用する機能は、それらが複数のテンプレートで表示され
るように配列される。好ましくは、テンプレートはユーザによってカスタマイズ
されてよい。
【0191】 テンプレートキーボードのキーによって提供される機能は、複数の文字、数ま
たは記号を備えてよい。例えば、キーパッドがウェブブラウザに使用される場合
、キーは、例えば,「http:/」または「www」を入力するために使用さ
れてよい。
【0192】 好ましくは、キーパッドテンプレートは、ユーザがデータを入力する間、画面
に表示される。
【0193】 発明の一態様は、キーパッドのテンプレートを提供する。好ましくは、テンプ
レートはGUIに表示可能である。
【0194】 発明の一態様は、キーパッドを使用してデータを入力する方法を提供し、方法
は、キーパッドに機能の集合を備えるテンプレートを選択することを含む。
【0195】 本発明の該態様は、さらに、キーパッドを使用してデータを入力するための装
置を提供し、該装置は、キーパッドテンプレートを表示するための手段を含む。
好ましくは、装置は、複数のキーパッドテンプレートを表示するための手段、及
びテンプレートを選択するための手段を含む。
【0196】 好ましくは、データ入力用のキーパッドテンプレートのディスプレイは、装置
が実行してよいそれ以外のアプリケーションとは別個である。例えば、装置がウ
ェブブラウザアプリケーションを実行中であり、データがダイアログボックスに
入力される必要がある場合、ユーザは、ブラウザアプリケーションに平行して実
行するキーパッドテンプレートを呼び出す。好ましくは、キーパッドテンプレー
トアプリケーションは、装置内の複数のアプリケーションから呼び出すことがで
きる。
【0197】 本発明の該態様は、プロセッサ、メモリ及び信号をディスプレイに出力するた
めの出力ポートを備えるグラフィックユーザインタフェースを実現するためのア
プリケーション実行デバイスも提供し、メモリは発明の一態様を実行するための
プログラムを記憶している。好ましくは、メモリは、さらに、キーパッドテンプ
レートのライブラリを記憶し、好ましくはさらにキーパッド画像のライブラリを
記憶している。
【0198】 本発明の該態様は、さらに、キーパッドテンプレート及び/またはキーパッド
画像のライブラリを提供する。
【0199】 発明の一態様は、本発明の方法を実行するためのコンピュータープログラムを
提供する。
【0200】 概要 ここでグラフィックオブジェクト及びその他のオブジェクトが参照される場合
、このような用語は広義に解釈されるべきである。特に、それは、オブジェクト
がオブジェクト指向型プログラムコードによって定義されることを暗示するとし
て解釈されるべきではない。
【0201】 ここに説明される方法は、好ましくは、適切にプログラムされたプロセッサを
有するアプリケーション実行デバイスを使用して実行される。
【0202】 好ましくは、発明は、送信機の一斉送信及び受信に関する。
【0203】 前述の方法のいずれも、デジタルまたはアナログのテレビ受信機/デコーダ受
信機/デコーダによって実行されてよい。代わりに、方法は、移動電話、コンピ
ュータまたは別のデバイスによって実行されてよい。
【0204】 ここに説明される方法は、説明されている方法のいずれかを実行するためのコ
ンピュータプログラムにも、及び前記方法のいずれかを実行するためのプログラ
ムを記憶したコンピュータ読み取り可能媒体にも及ぶ。発明は、発明のいずれか
の態様の方法を実行するために配列される受信機/デコーダのアプリケーション
にも及ぶ。
【0205】 本発明は、例えば、コンピュータソフトウェア及び/またはコンピュータソフ
トウェア新版を備える、コンピュータプログラム製品にも及ぶ。このようなコン
ピュータプログラム製品は、例えば、ケーブルまたは衛星放送によって、放送コ
ンピュータセンタからユーザに伝送されてよい。コンピュータプログラム製品は
、例えばCD ROMなどのディスクに提供されてよい。コンピュータプログラ
ム製品は、ハードディスクまたは揮発性メモリまたは不揮発性メモリなどの記憶
媒体上に記憶されるソフトウェアとして、あるいは信号として有形で実現されて
よい。
【0206】 発明の一態様は、さらに、以下を提供する。つまり、 外観オブジェクトを定義するため、及び 該外観オブジェクトをグラフィックオブジェクトと関連付けるための、 コードを備えるコンピュータプログラム製品と、 グラフィックオブジェクトの外見を制御する外観オブジェクトを提供するため
のコードと、 グラフィックオブジェクトの動作を制御するウィジェットオブジェクトを提供
するためのコードと、 を備える、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジェクトを
定義する上で使用する前のコンピュータプログラム製品と、 グラフィックオブジェクトの複数の異なる表示可能なグループを定義するため
の、及び複数の表示可能なグループからグラフィックオブジェクトのグループを
選択するためのコードを含む、グラフィックオブジェクトのグループの外見を制
御する方法で使用するためのコンピュータプログラム製品と、グラフィックオブ
ジェクトの表示可能なグループを定義するためのコードを備える、グラフィック
オブジェクトのグループの外見を制御するための方法で使用するためのコンピュ
ータプログラム製品と、グラフィックオブジェクトの表現を表示する上で使用す
るためのグラフィックオブジェクトの複数のグラフィックオブジェクト要素を定
義するためのコードを備える、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィ
ックオブジェクトの外見を制御する方法で使用するためのコンピュータプログラ
ム製品と、グラフィックオブジェクトのインスタンスに共通した固定要素の集合
を定義するため、及び繰り返し可能要素の集合を定義するためのコードを備える
、グラフィックオブジェクトの要素のキットを作る方法で使用するためのコンピ
ュータプログラム製品と、複数のグラフィックオブジェクト要素をアセンブルす
るためのコードを備える、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィック
オブジェクトの表現を表示する方法で使用するためのコンピュータプログラム製
品と、グラフィックオブジェクトの第1表示可能表現を定義するためのコードと
、第1表現に隣接する第2表現を表示するためのコードとを備える、GUIでの
グラフィックオブジェクトの外見を制御する方法で使用するためのコンピュータ
プログラム製品と、グラフィックオブジェクトの第1表現を表示するため、グラ
フィックオブジェクトの第2表現を表示する、及び第1表現と第2表現を連結す
る連結要素を表示するためのコードを備えるため、グラフィックオブジェクトを
表示する方法で使用するためのコンピュータプログラム製品と、グラフィックオ
ブジェクトの連結チェーンを定義するためのコードを備える、グラフィックユー
ザインタフェース内のグラフィックオブジェクトの外見を制御する方法で使用す
るためのコンピュータプログラム製品と、第1グラフィックオブジェクトを定義
するため、第2グラフィックオブジェクトを定義するため、及びグラフィックオ
ブジェクトを連結するための連結要素を定義するためのコードを備える、グラフ
ィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジェクトの外見を制御する方
法で使用するためのコンピュータプログラム製品と、グラフィックオブジェクト
の表現を表示するための、及びグラフィックオブジェクト間の連結を示すための
連結要素の表現を表示するためのコードを備える、グラフィックユーザインタフ
ェースでグラフィックオブジェクトの表現を表示する方法で使用するためのコン
ピュータプログラム製品と、グラフィックオブジェクトの第1表現及びグラフィ
ックオブジェクトの第2表現を定義するためのコードと、第1表現と第2表現を
選択的に表示する、好ましくは表現を周期的に表示するためのコードとを備える
、GUI内のグラフィックオブジェクトの外見を制御する方法で使用するための
コンピュータプログラム製品と、グラフィックオブジェクトの第1表現を表示す
るため、及びそれ以降グラフィックオブジェクトの第2表現を表示するためのコ
ードを備える、GUI内のグラフィックオブジェクトの表現を表示する方法で使
用するためのコンピュータプログラム製品と、受信機/デコーダとともに使用す
るためにここに記述されるコンピュータプログラム製品。
【0207】 また提供されているのは、メモリ及びプロセッサを備えるコンピュータプログ
ラム製品であり、該メモリはその中にアプリケーションを記憶しており、(アプ
リケーションの制御下にある)プロセッサは、ここに説明される方法のいずれか
を実行するために適応されているコンピュータプログラム製品、及びここに説明
されている方法のいずれかを実行するためのプログラム及びここに説明されてい
る方法のいずれかを実行するためのコンピュータプログラムを備える。
【0208】 本発明によってまた提供されているのは、その上にここに説明されるような方
法のいずれかを実行するためのプログラムを記憶しているコンピュータ読み取り
可能媒体、及びここに説明されるようなコンピュータプログラム製品を記憶して
いるコンピュータ読み取り可能媒体である。
【0209】 また、ここに説明されるようなコンピュータプログラム製品を有形で実現する
信号が提供される。
【0210】 本発明は、さらに、実質的に添付図面に関してここに説明され、添付図面に示
されるような方法、及び添付図面に関してここに説明され、添付図面に示される
ような装置を備える。
【0211】 発明の一態様がグラフィックオブジェクトに関する場合、発明は、グラフィッ
クオブジェクトを定義する方法と、グラフィックオブジェクトの外見を制御する
方法と、グラフィックオブジェクトの表現を、例えば、テレビ画面または移動電
話のLCDなどの適切なディスプレイに、及びグラフィックオブジェクトそれ自
体に表示する方法を提供する。発明は、発明を実行するための装置及び好ましく
は適切にプログラミングされたプロセッサを使用する発明の装置も提供する。
【0212】 好ましくは、デジタルテレビの、及び好ましくはテレビ用ウェブブラウザの用
途を見つける。発明は、例えば、デジタルテレビ用の受信機/デコーダで実現さ
れてよい。前述される発明の態様の特徴は、好ましくは、例えば受信機/デコー
ダのプロセッサ及びメモリなどの、プロセッサ及び/またはメモリによって提供
される。
【0213】 ここに説明される方法のいずれも、デジタルまたはアナログのテレビ受信機/
デコーダなどの受信機/デコーダによって実行されてよい。
【0214】 ここに使用されている用語「受信機/デコーダ」は、例えばなんらかの他の手
段によって一斉送信または伝送されてよいテレビ信号及び/または無線信号など
の、符号化された信号または符号化されていない信号のどちらかを受信するため
の受信機を言外に意味する。用語は、また、受信された信号を復号するためのデ
コーダも言外に意味してよい。このような受信機/デコーダの実施形態は、例え
ば、「セットトップボックス」などの受信された信号を復号するための受信機と
一定化したデコーダを含んでよく、このようなデコーダは物理的に別個の受信機
と組み合わされて機能するか、このようなデコーダは、ウェブブラウザ、ビデオ
レコーダ、またはテレビなどの追加機能を含む。
【0215】 本発明は、純粋に例証してここに説明されており、詳細の修正が発明の範囲内
で加えることができることが理解されるだろう。
【0216】 説明中に開示されるそれぞれの機能及び(該当する場合)クレームと図面は、
独立して、あるいは任意の適切な組み合わせで提供されてよい。
【0217】 装置の機能はここにある特定の機能の「ための手段」として説明されているが
、それらの用語が広義に解釈され、好ましくはここに説明される発明の特定の実
施形態に制限されると解釈されないことが意図される。装置の特徴は、適切にプ
ログラミングされた1台または複数台のコンピュータによって提供される好まし
い実施形態にあり、このようにして装置の特徴は、コンピュータの関連する特徴
またはコンピュータプログラムを備える製品によって提供される。例えば、装置
の特徴はプロセッサ、あるいはコンピュータのその他の部分、例えば、メモリま
たはデータ記憶装置によって提供されてよい。
【0218】 ある態様の特徴は、任意の他の態様に適用されてよい。つまり、方法特徴は、
装置態様に適用されてよく、及びその逆である。
【0219】 本発明の好ましい特徴を、純粋に、添付図面に関して、例によって説明する。
【0220】 (発明の実施の形態) デジタルテレビシステムの概観 デジタルテレビシステム1の概観は図1aに示されている。発明は、既知のM
PEG−2圧縮システムを使用し、圧縮されたデジタル信号を伝送する、主とし
て従来のデジタルテレビシステム2を含む。さらに詳細には、放送センタ内のM
PEG−2圧縮機3は、デジタル信号ストリーム(典型的にはビデオ信号のスト
リーム)を受信する。圧縮機3は、リンケージ5によってマルチプレクサ及びス
クランブラ4に接続される。
【0221】 マルチプレクサ4は、複数の追加入力信号を受信し、トランスポートストリー
ムをアセンブルし、言うまでもなく電気通信連結を含む多岐に渡る形式を取るこ
とができる、リンケージ7を介して放送センタの送信機6に圧縮されたデジタル
信号を伝送する。送信機6は、衛星トランスポンダ9に向かうアップリンク8を
介して電磁信号を伝送し、そこではそれらは電子的に処理され、概念上のダウン
リンク10を介して、従来はエンドユーザによって所有されているまたは貸借さ
れている放物面反射器の形を取る、それぞれの地上受信機12に一斉送信される
。地上放送、ケーブル伝送、結合された衛星/ケーブル連結、電話網等、データ
の伝送用のその他のトランスポートチャネルも言うまでもなく可能である。
【0222】 受信機12によって受信される信号は、エンドユーザによって所有される、ま
たは貸借され、エンドユーザのテレビセット14に接続される統合型受信機/デ
コーダ13に伝送される。受信機/デコーダ13は、テレビセット14用のテレ
ビ信号に圧縮されたMPEG−2信号を復号する。別個の受信機/デコーダは図
1aに図示されているが、受信機/デコーダは、統合型デジタルテレビの一部で
あってよい。ここに使用されているように、用語「受信機/デコーダ」がセット
トップボックスなどの別個の受信機/デコーダ、及びそれと統合された受信機/
デコーダを有するテレビを含む。
【0223】 多重チャネルシステムでは、マルチプレクサ4は、数多くの並列ソースから受
信される音声及びビデオ情報を取り扱い、情報を対応する数のチャネルに沿って
一斉送信するために、送信機6と対話する。視聴覚情報に加えて、メッセージま
たはアプリケーション、あるいはそれ以外の種類のデジタルデータが、伝送され
たデジタル音声及びビデオ情報でインタレースされるこれらのチャネルのいくつ
かまたはすべてで導入されてよい。
【0224】 条件付きアクセスシステム15は、マルチプレクサ4及び受信機/デコーダ1
3に接続され、部分的に放送センタ内に位置し、部分的に受信機/デコーダ内に
位置する。それは、エンドユーザが、1つまたは複数の放送供給業者からのデジ
タルテレビ放送にアクセスできるようにする。コマーシャルオファー(すなわち
、放送供給業者によって販売される1つまたは複数のテレビ番組)に関するメッ
セージを復号することができるスマートカードが、受信機/デコーダ13の中に
挿入できる。受信機/デコーダ13及びスマートカードを使用して、エンドユー
ザは、加入モードまたは有料視聴モードのどちらかでコマーシャルオファーを購
入してよい。ここに使用されるように、用語「スマートカード」は、独占的にで
はないが、あらゆるチップベースのカードデバイス、または例えばマイクロプロ
セッサ及び/またはメモリ記憶装置などの類似する機能及び性能、処理、のオブ
ジェクトを含む。この用語に含まれるのは、カード、例えば、多くの場合、TV
デコーダシステムで使用されるようなキー形をしたデバイスなど、カードに代替
的な物理形式を有するデバイスである。
【0225】 前述されたように、システムによって伝送される番組は、マルチプレクサ4で
スクランブルされ、指定伝送に適用される条件及び暗号化キーは、アクセス制御
システム15によって決定される。このようにしてスクランブルされるデータの
伝送は、有料テレビシステムの分野では周知である。典型的には、スクランブル
されたデータが、データの逆スクランブルのための制御ワードとともに伝送され
、制御ワード自体が、いわゆる利用(exploitation)キーで暗号化
され、暗号化された形式で伝送される。
【0226】 それから、スクランブルされたデータ及び暗号化された制御ワードが、暗号化
された制御カードを復号し、その後伝送されたデータを逆スクランブルするため
にデコーダに挿入されるスマートカードで記憶される利用キーの同等物にアクセ
スすることができるデコーダ13によって受信される。会費を納付し終わった加
入者は、例えば、放送月次ECM(資格管理メッセージ)の中で、伝送の表示を
可能とするために暗号化された制御ワードを復号するために必要な利用キーを受
信するだろう。
【0227】 対話型システム やはりマルチプレクサ4及び受信機/デコーダ13に接続され、再び部分的に
放送センタ内に、及び部分的に受信機/デコーダ内に位置する対話型システム1
6により、エンドユーザは、モデムバックチャネル17を介して多様なアプリケ
ーションと対話できる。モデムバックチャネルは、条件付きアクセスシステム1
5で使用される通信にも使用されてよい。
【0228】 図1bは、デジタルテレビシステム1の対話型テレビシステム16の一般的な
アーキテクチャを示す。
【0229】 例えば、対話型システム16により、エンドユーザは、画面上のカタログから
商品を購入し、地元ニュース及び天気図をオンデマンドで調べ、自分達のテレビ
セットを通してゲームをプレイすることができる。
【0230】 対話型システム16は、概して以下の4つの主要要素を備える。 ・放送供給業者がアプリケーションを作成、展開、デバッグ及び試験できるよう
にするための、放送センタまたはそれ以外の場所にあるオーサリングツール40
04、 ・放送供給業者が、エンドユーザに一斉送信されるためのMPEG−2トランス
ポートストリーム(典型的にはその専用セクション)への挿入のためにマルチプ
レクサ及びスクランブラ4に送達するために、アプリケーション及びデータを作
成、認証、及びフォーマットできるようにするオーサリングツール4004に接
続される、放送センタにあるアプリケーション及びデータサーバ4006、 ・エンドユーザが、実行のためにアプリケーションを受信、認証、復元、及びデ
コーダ13の作業メモリの中にロードできるようにするためのエンドユーザによ
って所有される、または貸借される受信機/デコーダ13にインストールされる
実行可能コードである実行時エンジン(RTE)4008を含む仮想機械。該エ
ンジン4008は、常駐汎用アプリケーションも実行する。該エンジン4008
は、ハードウェア及びオペレーティングシステムとは無関係である、及び ・サーバ4006に、エンドユーザの要求時に、データ及びアプリケーションを
MPEG−2トランスポートストリームに挿入するように命令する信号をイネー
ブルする受信機/デコーダ13とアプリケーション及びデータサーバ4006の
間のモデムバックチャネル17。
【0231】 対話型テレビシステムは、受信機/デコーダの機能及びその中に含まれる多様
なデバイスを制御する「アプリケーション」を使用して動作する。アプリケーシ
ョンは、「リソースファイル」としてエンジン4008内で表される。「モジュ
ール」は、リソースファイル及びデータの集合である。受信機/デコーダの「メ
モリボリューム」は、モジュール用の記憶空間である。モジュールは、MPEG
−2トランスポートストリームから、受信機/デコーダ13の中にダウンロード
されてよい。
【0232】 受信機/デコーダ 図2aを参照して、受信機/デコーダ13の多様な要素を、機能ブロックとい
う点でここに説明する。
【0233】 例えば、デジタルセットボックス(DSTB)であってよい受信機/デコーダ
13は、関連付けられたメモリ素子を含み、直列インタフェース221、並列イ
ンタフェース222、(図1aのモデムバックチャネル17に接続される)モデ
ム223、及びデコーダの前面パネル上の開閉器接点224から入力データを受
信するように適応される中央処理装置220を備える。
【0234】 受信機/デコーダは、さらに、制御装置226を介して赤外線リモートコント
ローラ225から入力を受け取るように適応され、それぞれ銀行スマートカード
及び加入カード242、240を読み取るように、2台のスマートカード読取装
置227、228も所有する。加入スマートカード読取装置228は、挿入され
る加入カード240と、及び条件付きアクセス装置229と係合し、必要な制御
ワードをデマルチプレクサ/デスクランブラ230に供給し、暗号化された一斉
送信信号を復号できるようにする。デコーダは、装置230によって濾波され、
多重分離される前に、衛星伝送を受信し、復調するために、従来のチューナ23
1及び復調器232も含む。
【0235】 受信機/デコーダ内のデータの処理は、通常、中央処理装置220によって処
理される。図2bは、受信機/デコーダの中央処理装置220のソフトウェアア
ーキテクチャを示す。図2bに関して、ソフトウェアアーキテクチャは、1つま
たは複数のアプリケーション4056を実行するために、実行時エンジン400
8、デバイスマネージャ4068及び複数のデバイス4062及びデバイスドラ
イバ4066を備える。
【0236】 本説明中、好ましくは、アプリケーションは、好ましくは、受信機/デコーダ
13の高水準機能を制御するための1つのコンピュータコードである。例えば、
エンドユーザがリモートコントローラ225のフォーカスを、テレビセット14
の画面上に見えるボタンオブジェクトに位置決めし、バリデーションキーを押す
と、ボタンに関連付けられる命令シーケンスが実行される。
【0237】 対話型アプリケーションは、エンドユーザの要求でメニューを提案し、コマン
ドを実行し、アプリケーションの目的に関係するデータを提供する。アプリケー
ションは、常駐アプリケーションであってよい、すなわち受信機/デコーダ13
のROM(あるいはFLASHまたはその他の不揮発性メモリ)に記憶されてよ
いか、あるいは受信機/デコーダ13の一斉送信され、RAMまたはFLASH
メモリにダウンロードされてよいかのどちらかである。
【0238】 アプリケーションは、受信機/デコーダ13内のメモリロケーションに記憶さ
れ、リソースファイルとして表される。該リソースファイルは、前述された特許
明細書でより詳細に説明されるように、グラフィックオブジェクト記述ユニット
ファイル、変数ブロックユニットファイル、命令シーケンスファイル、アプリケ
ーションファイル、及びデータファイルを備える。
【0239】 受信機/デコーダは、RAMボリューム、FLASHボリューム及びROMボ
リュームに分割されるメモリを含むが、この物理的な編成は、論理的な編成とは
異なる。メモリは、さらに、多様なインタフェースに関連付けられるメモリボリ
ュームに分割されてよい。ある観点から、メモリは、ハードウェアの一部と見な
すことができる。別の観点からは、メモリは、ハードウェアとは別個に示される
システムの全体をサポートするまたは含むと見なすことができる。
【0240】 ソフトウェアアーキテクチャ 中央処理装置220は、仮想機械4007の部分を形成する実行時エンジン4
008に中心が置かれると見なすことができる。これは、後述される多様な中間
論理装置を介して一方の側面(「高水準」側面)で、及び他方側面(「低水準」
側面)でアプリケーションに、前述されたような多様なポート(すなわち、例え
ば直列インタフェース221、並列インタフェース222、モデム223、及び
制御装置226)を備える受信機/デコーダハードウェア4061に結合される
【0241】 特に図2bに関して、多様なアプリケーション4057は、仮想機械4007
に結合される。さらに一般的に使用されるアプリケーションのいくつかは、40
57で示されるように、多かれ少なかれ恒久的にシステム内に常駐されてよいが
、その他は、例えばMPEGデータストリームから、または必要に応じてその他
のポートからシステムにダウンロードされるだろう。
【0242】 仮想機械4007は、実行時エンジン4008に加えて、ツールボックス40
58を含むいくつかの常駐ライブラリ関数4006を含む。ライブラリは、エン
ジン4008によって使用されるC言語でのその他の関数を含む。これらは、デ
ータ構造、線描画等の圧縮、拡大、または比較などのデータ操作を含む。ライブ
ラリ4006は、ハードウェア及びソフトウェアバージョン番号及び使用可能な
RAM空間などの受信機/デコーダ13内のファームウェア、及び新しいデバイ
ス4062をダウンロードするときに使用される関数などについての情報も含む
。関数は、ライブラリにダウンロードされ、FLASHメモリ又はRAMメモリ
に記憶される。
【0243】 実行時エンジン4008は、その結果としてポートまたはインタフェースに結
合されるデバイスドライバ4060に結合されるデバイス4062の集合に結合
されるデバイスマネージャ4068に結合される。広義に、デバイスドライバは
、論理インタフェースを定義するとして見なすことができ、その結果、2つの異
なるデバイスドライバは1つの共通した物理ポートに結合されてよい。デバイス
は、通常、複数のデバイスドライバに結合されるだろう。デバイスが単一のデバ
イスドライバに結合される場合、デバイスは、通常、通信に必要とされる完全な
機能性を組み込むように設計され、その結果、別個のデバイスドライバに対する
ニーズが回避される。一定のデバイスは、それら自体の間で通信してよい。
【0244】 受信機/デコーダ13の各機能は、受信機/デバイス13のソフトウェアアー
キテクチャ内のデバイス4062として表される。デバイスは、ローカルまたは
リモートのどちらかとなる。ローカルデバイス4064はスマートカード、SC
ARTコネクタ信号、モデム、直列インタフェースと並列インタフェース、MP
EGビデオ及び音声プレーヤ、及びMPEGセクションとテーブル抽出器を含む
。リモートロケーションで実行されるリモートデバイス4066は、ポート及び
手順が、受信機/デコーダ製造メーカによって提供、製造されるデバイス及びデ
バイスドライバによってよりむしろ、システム権威または設計者によって定義さ
れなければならないという点でローカルデバイスと異なる。
【0245】 実行時エンジン4008は、マイクロプロセッサ及び1つの共通したアプリケ
ーションプログラミングインタフェース(API)の制御下で実行する。それら
は、すべての受信機/デコーダ13がアプリケーションの観点から同一であるよ
うに、あらゆる受信機/デコーダ13にインストールされる。
【0246】 エンジン4008は、受信機/デコーダ13上でアプリケーション4056を
実行する。それは対話型アプリケーション4056を実行し、受信機/デコーダ
13の外部からイベントを受信し、グラフィック及びテキストを表示し、デバイ
スにサービスを要求し、特定の計算のためにエンジン4008に接続されるライ
ブラリ4006の関数を使用する。
【0247】 実行時エンジン4008は、各受信機/デコーダ13内にインストールされる
実行可能なコードであり、アプリケーションを解釈し、実行するためのインタプ
リタを含む。エンジン4008は、(MS−DOSなどの)単一タスクオペレー
ティングシステムを含む任意のオペレーティングシステムに適応可能である。エ
ンジン4008は、(多様な処置を実行するために、キー押下などの多様なイベ
ントを取る)プロセスシーケンサ装置に基づき、様々なハードウェアインタフェ
ースからのイベント待ち行列を管理するための専用のスケジューラを含む。それ
は、グラフィック及びテキストのディスプレイも処理する。プロセスシーケンサ
装置は、処置グループの集合を備える。それぞれのイベントが、イベントの文字
に依存してプロセスシーケンサ装置をその現在の処置グループから別の処置グル
ープに移動させ、新しい処置グループの処置を実行させる。
【0248】 エンジン4008は、アプリケーション4056を受信機/デコーダメモリの
中にロード及びダウンロードするためにコードローダを備える。必要なコードだ
けが、最適な使用を保証するために、RAMまたはFLASHメモリの中にロー
ドされる。ダウンロードされたデータは、アプリケーション4056の修正、ま
たは許可されていないアプリケーションの実行を妨げるために認証機構によって
検証される。エンジン4008は、さらに、復元器を備える.アプリケーション
コード(中間コードの形式)は、空間節約、及びMPEGストリームからあるい
は内蔵受信機/デコーダモードを介する高速ダウンロードのために圧縮されるの
で、コードは、RAMの中にそれをロードする前に復元されなければならない。
エンジン4008は、エラーチェッカなどの、アプリケーションコードを解釈し
、多様な変数値を更新し、ステータス変更を決定するためのインタプリタも備え
る。
【0249】 受信機/デコーダのアーキテクチャ 受信機/デコーダは、ソフトウェアが、任意の受信機/デコーダ内で、オペレ
ーティングシステムとともに実現できるように、5つのソフトウェア層を含む。
図2cを参照すると、多様なソフトウェア層は、アプリケーション層250、ア
プリケーションプログラミングインタフェース(API)層252、仮想機械2
54、デバイス層256及びシステムソフトウェア/ハードウェア層258であ
る。
【0250】 アプリケーション層250は、受信機/デコーダの中に受注するか、あるいは
ダウンロードされるかのどちらかであるアプリケーションを包含する。それらは
カスタマによって使用され、例えばJava、HTML、MHEG−5またはそ
の他の言語で作成されてよいか、あるいはそれらはこのようなアプリケーション
を実行するために受信機/デコーダによって使用されるアプリケーションであっ
てよい。この層は、仮想機械層によって提供される開放アプリケーションプログ
ラミングインタフェース(API)の集合に基づいている。このシステムが、ア
プリケーションを実行中またはオンデマンドで受信機/デコーダ内のフラッシュ
またはRAMメモリにダウンロードできるようにする。アプリケーションコード
は、データ記憶媒体コマンド及び制御(DSMCC)、ネットワークファイルサ
ーバ(NFS)などのプロトコル、またはその他のプロトコルを使用して圧縮フ
ォーマットまたは圧縮されていないフォーマットで伝送できる。
【0251】 対話型アプリケーションとは、ユーザが、例えば、電子番組表、テレバンキン
グアプリケーション及びゲームなどの製品及びサービスを得るために対話するア
プリケーションである。
【0252】 以下のように、これらのダウンロードされるアプリケーション及びデータのた
めに多様な機密保護特徴が提供される。 ・最初に、意図されたネットワークについて認証されない限り、受信機/デコー
ダに何もダウンロードすることはできず、これが未登録ソフトウェアが受信機/
デコーダで実行されるのを防ぐ。つまり、受信機/デコーダ内で実行中の任意の
ソフトウェアは認識され、完全に試験されている。 ・機密保護マネージャは、多様なメモリゾーンに対するアプリケーションのアク
セスを制限し、このようにしてデータ完全性を保証する。 ・システムは、安全なプロセッサ(例えば、受信機/デコーダに挿入されるスマ
ートカード)を利用する任意の条件付きアクセスシステムと接続できる。
【0253】 以下の常駐するアプリケーションは、対話型アプリケーションを管理するため
に使用される。 ・ブート。ブートアプリケーション260は、受信機/デコーダが電源投入時に
起動される最初のアプリケーションである。ブートアプリケーションは、仮想機
械の中で様々な「マネージャ」を起動し、最初はアプリケーションマネージャ2
62である。 ・アプリケーションマネージャ。アプリケーションマネージャ262は、受信機
/デコーダで実行される対話型アプリケーションを管理する。すなわち、それは
、イベントを起動、停止、中断、再開、処理し、アプリケーション間の通信に対
処する。それは、複数のアプリケーションが一度に実行できるようにし、このよ
うにしてそれらの間でのリソースの割り当てに関与する。このアプリケーション
はユーザにとって完全にトランスペアレントである。 ・セットアップ。セットアップアプリケーション264の目的とは、おもに初め
てそれが使用されるときに、受信機/デコーダを構成することである。それは、
テレビ番組の走査、日付と時刻の設定、ユーザ優先順位の確立等の処置を実行す
る。ただし、セットアップアプリケーションは、受信機/デコーダの構成を変更
するために、ユーザによって任意の時点で使用できる。 ・ザッピング。ザッピングアプリケーション268は、番組上、番組下、及び数
値キーを使用してチャネルを変更するために使用される。例えばバナー(パイロ
ット)アプリケーションを通してなど、ザッピングの別の形式が使用されると、
ザッピングアプリケーションは停止される。 ・呼び戻し。呼び戻しアプリケーションは、受信機/デコーダメモリに記憶され
る多様なパラメータの値を抽出し、モデムバックチャネル17を介して、または
他の手段によってこれらの値をコマーシャル事業者に戻すために使用される。
【0254】 API層252は、対話型アプリケーション展開に高水準ユーティリティを提
供する。それは、この高水準APIを構成する複数のパッケージを含む。パッケ
ージは、対話型アプリケーションを実行するために必要なすべての機能性を提供
する。パッケージは、アプリケーションによってアクセス可能である。
【0255】 好ましい実施形態では、APIは、Javaプログラミング言語で作成される
アプリケーションを実行するように適応される。さらに、それはHTML及びM
HEG−5などのその他のフォーマットを解釈できる。これらのインタプリタに
加えて、それは、要件に命令されるように、切り離し可能であり、拡張可能であ
る他のパッケージ及びサービスモジュールも含む。
【0256】 仮想機械層254は、言語インタプリタ及び多様なモジュールとシステムから
構成される。それは、以下を含む、受信機/デコーダ内で対話型アプリケーショ
ンを受信、実行するために必要なすべてから成り立っている。 ・言語インタプリタ。様々なインタプリタは、読み取られるアプリケーションの
種類に準拠するためにインストールすることができる。これらは、Java、H
TML、MHEG−5及びその他を含む。 ・サービス情報(SI)エンジン。SIエンジンは、共通のデジタルビデオ一斉
送信(DVB)またはプログラムシステム情報プロトコル(PSIP)テーブル
をロードし、モニタし、それらをキャッシュの中に入れる。それは、それらの中
に含まれるデータを必要とするアプリケーションによってこれらのテーブルへの
アクセスを可能にする。 ・スケジューラ。このモジュールは、各スレッドが独自のイベント待ち行列を有
する、横取りマルチスレッド化スケジューリングを可能にする。 ・メモリマネージャ。このモジュールはメモリへのアクセスを管理する。また、
それは、必要時にメモリ内のデータを自アクティブに圧縮し、自動不要部分整理
を行う。 ・イベントマネージャ。このモジュールは、優先順位に従ってイベントをトリガ
できるようにする。それは、タイマ及びイベントグラブを管理し、アプリケーシ
ョンが互いにイベントを送信できるようにする。 ・動的リンカ。このモジュールは、ネイティブJava関数から生じるアドレス
の分解(resolution)を可能にし、RAMにダウンロードされるJa
vaクラスからネイティブメソッドをロードし、ダウンロードされたネイティブ
コードからROMに向かう呼び出しを分解する(resolves)。 ・ダウンローダ。このモジュールは、リモートDSMCC回転ラックから、また
はNFSプロトコルを通る自動データロードを使用し、ダウンロードされたファ
イルは常駐ファイルと同様にアクセスされる。メモリの整頓、圧縮、及び認証も
行われる。 ・クラスマネージャ。このモジュールはクラスをロードし、問題を参照するクラ
スを解決する。 ・ファイルシステム。このモジュールはコンパクトであり、複数のROM、フラ
ッシュ、RAM及びDSMCCボリュームを含む階層ファイルシステムを管理す
るために最適化される。フラッシュ完全性は、あらゆる事件に対して保証される
。 ・機密保護マネージャ。このモジュールは、アプリケーションを認証し、セット
トップボックスの敏感なメモリ及びその他のゾーンに対するアプリケーションの
アクセスを制御する。 ・グラフィックシステム。このシステムは、オブジェクト指向型であり、最適化
されている。それは、複数言語サポートによるベクタフォントエンジンだけでは
なく、グラフィックウィンドウ及びオブジェクト管理も含む。
【0257】 さらに、クライアントリソースが効率的に管理されるように、DAVICリソ
ース通知モデルがサポートされる。
【0258】 デバイスインタフェース層256は、デバイスマネージャ及びデバイスを含む
。デバイスは、外部イベント及び物理インタフェースの管理に必要な論理リソー
スから成り立つソフトウェアモジュールである。デバイス層は、ドライバとアプ
リケーション間の通信チャネルを管理し、機能強化されたエラー例外チェックを
提供する。管理されるデバイスのいくつかの例は以下のとおりである。つまり、
カード読取装置、モデム、ネットワーク、PCMCIA(パーソナルコンピュー
タメモリカード国際協会)、LEDディスプレイ等である。API層が上からデ
バイスを制御するので、プログラマはこの層と直接対処する必要はない。
【0259】 システムソフトウェア/ハードウェア層258は、受信機/デコーダの製造メ
ーカによって提供される。システムのモジュラリティのため、及び(イベントス
ケジューリング及びメモリ管理などの)OSによって供給されるサービスが仮想
機械の一部であるため、さらに高い層がある特定の実行時オペレーティングシス
テム(RTOS)に、またはある特定のプロセッサに結び付けられる。
【0260】 ウィジェット集合 好ましい実施形態では、ウィジェット集合は、グラフィックユーザインタフェ
ース(GUI)で実行するためのアプリケーションで使用するために提供される
。このようなウィジェット集合の1つの特定のアプリケーションは、デジタルテ
レビ用の受信機/デコーダのGUIディスプレイでウィジェットを提供するため
である。それぞれのウィジェットは、ウィジェットごとに対応するウィジェット
クラスがあるように、オブジェクト指向型モジュールとして実現される。このよ
うにして、任意のウィジェットは、他のウィジェットのクラスを継承するまたは
集約することによってさらに簡略な構成要素ウィジェットから構築されてよい。
【0261】 図3は、ウィジェット集合内のウィジェットの階層の簡略化された図である。
この実施対応では、ウィジェット集合は、とりわけ、末尾孤立行、ダイアログボ
ックスフレーム、スライダ制御機構、プッシュボタン、チェックボックス、テキ
ストフィールド、及びテキスト編集ボックスを含む原始ウィジェットクラス41
0の集合を含む。次のレベルの複雑さでは、複数の原始ウィジェットクラスを結
合する、あるいは1つの原始ウィジェットの動作を修正するクラス420がある
。例えば、リストボックスなどのウィジェットは、テキスト編集ボックスクラス
から編集可能なリストアイテムを作成してよく、ユーザがスライド制御装置クラ
スから派生したスクロールバーを使用してリストをスクロールできるようにする
。さらに高いレベルの複雑さでは、ウィジェット集合は、そのすべてがウィジェ
ット集合のその他のクラスで定義される、プッシュボタン、スクロール可能リス
ト、テキストフィールド及びテキスト編集ボックスなどのファイル選択ダイアロ
グボックスなどの集約ウィジェット430を含む。
【0262】 ウィジェットクラスの各々は、ウィジェットの動作を制御するために、メソッ
ド及びイベントハンドラを実現する。ウィジェットクラスは、ウィジェットのい
くつかの部分を描画するためのメソッドも含んでよい。しかしながら、ウィジェ
ットに、ある特定の外見つまり「外観」を与えるために、ウィジェットクラスは
、ウィジェットクラスが関連付けられる外観オブジェクトクラスの描画メソッド
を呼び出す。これを、以下の追加詳細で説明する。
【0263】 外観クラスパブリックメソッド及びAPI 外観オブジェクトクラスとウィジェットクラスが対話できるためには、外観オ
ブジェクトクラスが、ウィジェットクラスによる使用のために入手できることが
保証されるパブリックメソッドの一貫した集合を有することが必要である。特に
、外観オブジェクトクラスは、ウィジェットクラスがGUIディスプレイでそれ
自体を描画するために呼び出すことができるメソッドを含む標準APIを提供し
なければならない。
【0264】 ウィジェットによって使用されるAPIは、すべての外観が派生するベースク
ラスで定義される。APIは以下の要素を備える。 1.一般ディスプレイメソッド 2.特定ディスプレイメソッド 3.インスタンスの作成及び破壊の制御 4.境界線の制御 5.修正の制御 一般ディスプレイメソッドとはすべてのウィジェットが使用できるメソッドで
あるが、特定ディスプレイメソッドとはある種のウィジェットに特定的である。
【0265】 外観は、階層アーキテクチャを使用して構築される。新しい外観クラスは、そ
れが派生するクラスの属性、メソッド及びデフォルト値を継承してから、新しい
属性、メソッド及びデフォルト値を追加するか、あるいは継承されたそれらのも
ののいくつかまたはすべてを無効にすることによって作成される。
【0266】 外観クラスは、パブリックメソッドに対するポインタを含むテーブルとして編
成される。したがって、別の外観クラスから派生する外観クラスは、それが別の
メソッドを指すように、関連ポインタを変更することによってメソッドを再定義
してよい。典型的には、外観クラスは、使用可能なパブリックメソッドのいくつ
かを実現するにすぎない。
【0267】 あるインプリメンテーションでは、呼び出しを戻す以外何も行わないダミーメ
ソッドとして知られるパブリックメソッドが提供される。外観クラスによって実
現されないメソッドがウィジェットによって呼び出される場合、ダミーメソッド
が呼び出される。これは、メソッドが事実上実現されないときにも、メソッド呼
び出しがエラーなく機能することを保証するために実行される。ダミーメソッド
を呼び出すことの不利な点とは、何もしないメソッドを呼び出す上で時間が浪費
されることがあるという点である。
【0268】 別のインプリメンテーションでは、外観クラスにはバリデーションマスクが与
えられる。バリデーションマスクは、外観クラスによってどのメソッドが呼び出
すことができるのかを定義し、その結果、実現されないメソッドは呼び出されな
い。ウィジェットは、ウィジェットの描画を最適化するために、外観クラスのバ
リデーションマスクにアクセスすることができる。この場合、ウィジェットは、
実現されないメソッドを認識するため、ウィジェットはこのようなメソッドに対
する呼び出しを生成するのを回避するだろう。このようにして、ダミーメソッド
を呼び出す際に時間が無駄にされるのを妨げることが可能である。
【0269】 外観クラスは、2つ以上のそれ以外のクラスから派生してよい(マルチ継承)
。これは、2つ以上のその他の外観の共用体である外観クラスを作成できるよう
にする。前述されたように、外観クラスが作成されると、それは、それが派生す
る外観クラスの属性、メソッド及びデフォルト値を採用する。マルチ継承を実現
するために、外観は、それが属性、メソッド及びデフォルト値を引き出す追加ク
ラスに対する1つまたは複数のポインタも含む。それから、外観は、それらをそ
れ自体でコピーまたは作成する必要なく、それらの属性、メソッド及びデフォル
ト値にアクセスできる。
【0270】 別の実施形態では、外観クラスが作成されるときに、それは、それが派生され
る外観クラスのすべての属性、メソッド及びデフォルト値を採用する。
【0271】 マルチ継承の原則は、標準外ウィジェットが設計される状況でも有効であり、
それは外観が標準外メソッドを実現することを必要とする可能性がある。外観内
のポインタは、ウィジェットを表示するために必要とされる標準外メソッドを含
む第2外観クラスを指すこともできる。
【0272】 外観が派生する多様な外観クラスは互いに矛盾しないことを保証することが重
要である。これは、追加外観クラスが、外観が派生する主要な外観クラス内にな
いメソッドを含むだけであることを保証することによって、あるいは多様なクラ
スに優先順位を指定することによって達成できる。
【0273】 外観オブジェクトクラスのパブリックメソッドの例を、以下に説明する。
【0274】
【表2】
【0275】
【表3】
【0276】
【表4】
【0277】
【表5】
【0278】 ウィジェットの作成及び表示 アプリケーションがGUIのディスプレイにウィジェットを表示させる必要が
あるとき、それが実行しなければならない最初のタスクは、ウィジェットクラス
のインスタンスを構築することである。ウィジェットインスタンスの作成中、外
観クラスインスタンスが、ウィジェットクラスインスタンスと関連付けられるよ
うになる。特定の外観は、以下のように選ばれる。 1.外観クラスインスタンスがアプリケーションによって構成子に渡される場合
には、それを使用する。 2.それ以外の場合、1つ存在する場合には、作成されているウィジェットのク
ラスに指定されるデフォルトの外観を使用する。 3.それ以外の場合、1つ存在する場合には、ウィジェットコンテキストに指定
されるデフォルトの外観を使用する。 4.それ以外の場合、ウィジェット集合のデフォルトの外観を使用する。
【0279】 いったんウィジェットクラスが具体化されると、アプリケーションは、それを
表示するために、そのパブリックメソッドの適切なものを呼び出すことができる
【0280】 ウィジェットクラスは、好ましくは、外観クラスインスタンスへのポインタで
呼び出すことができるパブリックメソッドも提供し、その外観クラスインスタン
スはウィジェットクラスインスタンスと関連付けられるようになる。これにより
、ウィジェットの外観は新規に関連付けられる外観クラスインスタナスに従って
変化する。「関連」とは、実際には、ウィジェットクラスインスタンス内のフィ
ールドの値の設定以上の何者ではないことが理解されるべきである。ウィジェッ
トを別の外観クラスに関連付けることは、実施形態の最も簡略なものにおいて、
フィールドに割り当てを行うことだけによって実行できる(ただし、メモリ管理
及びメソッドMhwWgtXxxSetLookに関する下記のコメントを参照
すること)。さらに、多くのウィジェットクラスインスタンスは、1つの外観ク
ラスインスタンスと関連付けられてよい。これは、図5に図式で示される。
【0281】 ウィジェットクラスメソッドがGUIディスプレイでウィジェットを描画する
ために呼び出されるとき、それは以下の順序でウィジェットの画像を構築する。
1.ウィジェットの背景(例えば、背景色または画像) 2.背景オーバレイ(例えば、ロゴ) 3.ウィジェットの前景 4.前景オーバレイ(例えば、ロゴ) 5.ウィジェット境界線 6.強調表示 7.入力フォーカス 指定ウィジェットについて、ある部分が不在であってよい。ウィジェットの一
部の存在または不在は、以下の基準に依存する。 1.ハード符号化。部分のいくつかはあるクラスのウィジェットについて定義さ
れない。 2.オプションの部分。例えば、フォーカス、レリーフ、及び強調表示が、ウィ
ジェットのパブリック属性によって随意に抑制されてよい。 3.外観の画定。外観は部分の1つまたは複数を省略できる。
【0282】 典型的な例では、以下のステップが実行される。
【0283】 第1に、ウィジェットの背景は、例えば、背景色、背景パターンまたは画像を
塗ることによって、ウィジェットクラスメソッド自体によって描画される。それ
から、背景オーバレイは、ディスプレイ上のウィジェットの高さ、幅、及び位置
の適切な引数を指定する、関連付けられる外観インスタンスMhwWgtLoo
kDrawBackgroundのパブリックメソッドを呼び出すことによって
描画される。背景の外観は、このようにして、例えばロゴをオーバレイすること
によって外観により修正される。
【0284】 それから、ウィジェットクラスメソッドは、ウィジェットの前景を確立しなけ
ればならない。すなわち、それは、ウィジェットが使用されるときに、実際にユ
ーザまたは表示情報によって操作される視覚オブジェクトを作成する。例えば、
ウィジェットはチェックボックスを実現する可能性があり、その場合それは外観
クラスメソッドMhwWgtLookDrawCheckSymbolを呼び出
す。それから、外観は、例えばロゴをオーバレイすることによって前景を修正し
てよい。
【0285】 ウィジェットの境界領域は、後述されるように描画される。
【0286】 ウィジェットクラスが、ウィジェットの中のオブジェクトの1つが入力フォー
カスを有すると判断すると、それはこれを表示されたウィジェットの中に示すた
めに外観クラスメソッドMhwWgtLookDrawFocusを呼び出す。
同様に、ウィジェットの部分が強調表示されなければならない場合、ウィジェッ
トクラスは外観クラスメソッドMhwWgtLookDrawHighligh
tを呼び出す。
【0287】 ウィジェット境界管理 外観がGUIディスプレイ上でウィジェットの外見を制御する方法の1つの特
定的な例は、境界の管理にある。GUIディスプレイ上でその最も一般的な形式
の境界のあるウィジェットの外見は、図4に示される。ウィジェット500は、
GUIのディスプレイ内の矩形領域を占有する。ウィジェットによって占められ
る領域は、2つの領域を含む。つまり、境界領域によって囲まれている内側作動
領域510である。
【0288】 境界領域は、典型的には(それがウィジェットを移動する及び/またはサイズ
変更するためにユーザによって使用されてよい場合もあるが)ウィジェットの関
数に寄与しない。従って、ユーザの希望に従って境界領域の外見の変動について
かなりの適用範囲がある。例えば、色、幅、背景パターンはすべてユーザに訴え
るために、または一貫した外見を提供するために選択することができる。したが
って、境界線を描画する責任は外観クラスに与えられる。
【0289】 外観は、境界線の幅を指定するために4つの寸法を維持する。これらは、作動
領域510の左、右、上及び下からウィジェットの端縁までの距離を指定する。
これらの寸法は、図4のそれぞれL、R、T及びBに示されている。これらの寸
法の値は、デフォルト外観に指定される。アプリケーションは、値が、標準外幅
の境界線を持つウィジェットを作成する外観を作成するために無効にされるデフ
ォルト外観クラスから派生するクラスを定義してよい。アプリケーション(例え
ば、外観マネージャ)は、外観メソッドMhwWgtLookAttsSetB
orderwidthBottom、MhwWgtLookAttsSetBo
rderWidthLeft、MhwWgtLookAttsSetBorde
rwidthRightまたはMhwWgtLookAttaSeteBord
erWidthTopを呼び出すことによって実行時に値を変更することもでき
る。
【0290】 外観クラスの中では、ウィジェットクラスによって外観クラスに渡される値に
従って、境界線の詳細なレイアウトを制御するコードがある。
【0291】 ウィジェット色管理 外観は色の定義も含み、その結果、ある特定の外観インスタンスに関連付けら
れる任意のウィジェットインスタンスが、その外観インスタンスに定義される色
を使用する。ある実施形態では、外観は、以下の色を定義する。 ・黒色 ・濃い灰色 ・中間の灰色 ・明るい灰色 ・非常に明るい灰色 ・白色 ・透明 ・強調表示色 外観の中での色の定義は、ウィジェットを描画するときに使用される。例えば
、ウィジェットを表示するときに、黒い線が描画されなければならない場合、「
黒」と定義される色が使用されるだろう。例えば、外観が赤の色相を有さなけれ
ばならない場合には、「黒色」が濃い赤に定義されてよく、「白色」が明るい桃
色に定義されてよく、赤の多様な陰影が間に定められる。この例では、通常黒い
線を描画するだろう描画動作は、代わりに濃い赤の線等を描画するだろう。
【0292】 さらに、外観は、GUIのディスプレイ上で任意の特定の色を表示するときに
使用されなければならない実際の色の値を設定する色マップを定義する。
【0293】 修正済みのウィジェットの作成 デフォルト外観メソッドMhwgtLookDrawCheckSymbol
が、空であるか、あるいはその状態に応じて小さな照合の印を含むかのどちらか
である矩形ボックスを描画し、これがGUI内の通常のチェックボックスの外観
を定義すると仮定する。ここで、照合の印または×印のどちらかが表示される別
のウィジェットが必要とされると仮定する。外見は、外観クラスによって完全に
制御されるため、外観クラスだけが改変される必要がある。さらに、この動作を
実現するための新しい外観クラスが、既存の外観クラスから派生し、ベース外観
クラス内の同じ名前のメソッドを無効にするために、唯一のメソッドMhwWg
tLookDrawCheckSymbolを提供することがある。さらに、メ
ソッドMhwWgtLookDrawCheckSymbolが、引数aSta
teが真に設定された状態で呼び出されると、ベースクラスのメソッドMhwW
gtLookDrawCheckSymbolが照合の印を描画するために呼び
出すことができる。新しいコードは、×印が描画されなければならないケースを
取り扱うためだけに作成される必要がある。このようにして、新しいウィジェッ
トは、最小のプログラミング努力で作成できる。
【0294】 この手順は、元のチェックボックスウィジェットの外見を改変しないことが理
解されるべきである。このウィジェットは、改正されたことのないベース外観ク
ラスを使用する。アプリケーション内の元のチェックボックスウィジェットの外
見に対する変更を実施するために、ベース外観クラス内のメソッドMhwWgt
LookDrawCheckSymbolが改正されなければならない。それか
ら、そのクラスから派生するすべてのチェックボックスウィジェットが、外観ク
ラスがアプリケーションと連結される(ケースに応じて、コンパイル時、または
実行時)次の機会に続いてその外観を変更するだろう。
【0295】 ウィジェットクラスは、原則的には、外観クラスとして、パブリックメソッド
及びプロパティの適切な集合を有する任意のクラスでウィジェットを作成するた
めに協力するだろう。しかしながら、すべての外観クラスを、可能な限り小さな
数の共通したベースクラス、理想的には単に1つのベースクラスから引き出す際
に優位点がある。オブジェクト指向型プログラミングに精通した人は、これがメ
モリ及びその他のリソースの外観クラスによる使用を最小限に抑えることを理解
するだろう。派生したクラスは、それが、メモリ内のこのようなコードまたはデ
ータの重複なしに、ベースクラスのメソッドコード及びベースクラスの静的デー
タにアクセスすることができるように、そのベースクラスに対するポインタを有
する。
【0296】 バージョン制御 いくつかのウィジェットインスタンスが非常に長い耐用期間を有することがあ
る。例えば、ウィンドウマネージャのルートウィンドウ、ワークステーションデ
ィスプレイのタスクバーウィジェット等である。このようなケースでは、外観ク
ラスが、ウィジェットの耐用期間中に更新される可能性があるという強い可能性
がある。ウィジェットクラスは、これが起こるときに、それ自体を再描画するた
めに引き起こされなければならない。
【0297】 これを達成するための1つの方法とは、それぞれの外観クラスに、パブリック
プロパティとしてエクスポートされるか、パブリックメソッドを通してアクセス
可能である更新カウンタを与えることである。ウィジェットクラスが具体化する
と、ウィジェットクラスインスタンスは、関連付けられる外観の更新カウンタを
照会し、ウィジェットクラスインスタンスにローカルなメモリに更新カウンタの
値を記憶する。外観クラスのインスタンスがそれ以降更新される場合、ウィジェ
ットクラスインスタンスは、そのローカルメモリに記憶される値を外観クラスイ
ンスタンス内の更新カウンタの値と比較することによってこの変化を検出するこ
とができる。外観クラスインスタンスが更新されると、ウィジェットは、外観ク
ラスのメソッドを使用してそれ自体を再描画することができる。
【0298】 外観クラスインスタンスの構築及び破壊 一般的には、各ウィジェットクラスのインスタンスより少ない各外観クラスの
インスタンスがある。いくつかのケースでは、アプリケーション内のすべてのウ
ィジェットクラスインスタンスによって参照される外観ベースクラスのただ1つ
のインスタンスがあってよい。また、アプリケーションのウィジェットクラスイ
ンスタンスのいくつかによって参照される派生した外観クラスのインスタンスも
あってよい。ただし、ウィジェットクラスは、ウィジェットクラスが具体化され
ている時点で、つねに存在する外観クラスインスタンスがあるだろうと仮定する
ことはできない。ウィジェットインスタンスは、ある特定の外観クラスとの関連
付けを必要とする最初のものである可能性がある。
【0299】 したがって、各ウィジェットクラスの具体化の間に、ウィジェットクラス構築
子が、関連付けられる外観クラス構成子MhwWgtLookNewを呼び出す
ことが提案される。外観クラスのインスタンスが存在しない場合には、新しいイ
ンスタンスが作成される。それから、1という値が外観クラスインスタンスのロ
ーカルメモリに保持される基準カウンタ内に記憶される。外観クラスのインスタ
ンスがすでに存在する場合には、外観クラス構築子がそれに対するポインタを戻
し、基準カウンタを増分する。
【0300】 各ウィジェットクラスインスタンスの破壊の間、ウィジェットクラスの消去子
が、関連付けられる外観クラスインスタンスの消去子MhwWgtLookDe
leteを呼び出す。消去子MhwWgtLookDeleteは基準カウンタ
を減分する。カウンタがゼロより大きなままとなる場合、消去子は単に戻るだけ
である。ただし、消去子がゼロに達する場合には、(1つの経験する破壊以外の
)ウィジェットクラスインスタンスが外観クラスインスタンスと関連付けられ、
そのケースでは、外観クラス消去子は、メモリから外観クラスインスタンスを削
除するために先に進む。
【0301】 ウィジェットクラスメソッドMhwWgXxxSetLookは、ある特定の
ウィジェットクラスインスタンスが関連付けられる外観を変更するために呼び出
すことができる。このメソッドの中では、発信外観クラスインスタンスの消去子
に対して最初に呼び出しが行われてから、クラスインスタンスに対するポインタ
を入手するために新しい外観クラスの基準関数に対して呼び出しがなされる。こ
れが、外観クラスの基準カウンタが適切に更新されることを保証する。
【0302】 また、インスタンスがすでに存在する場合にも、作成される外観クラスの新規
インスタンスに対する規定がなければならない。これにより、アプリケーション
は、任意の指定される外観クラスの複数のインスタンスを有し、様々なインスタ
ンスの中で異なる属性を設定することができるようにする。例えば、一方がその
デフォルトに従って残っているすべての属性を有し、他方が、その属性(境界幅
、色等)の1つまたは複数に割り当てられる様々な値を有する以外のすべての点
で同一の同じ外観クラスの2つのインスタンスがあってよい。
【0303】 外観マネージャ 理解されるように、外観クラス及びインスタンスのシステムは、アプリケーシ
ョンの全体的な外観に対して非常に詳細な制御を可能にする。例えば、任意の外
観クラスのただ1つの属性が、アプリケーションの外観にマイナーな変更を実施
するために変更できる。その結果、ユーザがこれらの属性を必要に応じて改変で
きるようにするために、外観マネージャアプリケーションが提供されてよい。こ
のようなアプリケーションは、典型的には、ユーザが、ウィジェットの外観に対
する外観の属性の変更の影響を即座に確かめることができるために、発明を実現
するウィジェットを含むGUIディスプレイを含む。
【0304】 ウェブブラウザ インターネットナビゲータインタフェースは、添付図面に関してここに説明す
る。
【0305】 図6aは、インターネットブラウザのメイン画面ナビゲータディスプレイのス
クリーンショットを示す。メイン画面は、連結リストとしての多様なボタンを含
むメインメニューを含む垂直チェーン1100を示す。ボタンは、チェーンの連
結要素によって連結される。図6aのチェーン1100に示されるボタンは、R
ELOAD/STOPボタン1110、PREVIOUSボタン1120、NE
XTボタン1130、HISTORYボタン1140、BOOKMARKボタン
1150、SETTINGSボタン1160及びQUITボタン1170を含む
【0306】 メインメニューチェーン1100は、画面1101上で表示されるハイパーテ
キストマーク付け言語(HTML)文書で重ね合わされるように配置される。図
6aでは、HTML文書は表示されず、画面1101がメインメニューチェーン
1100から離れて空白である。
【0307】 ウェブブラウザは、ユーザによって設定できる複数の優先順位を含む。ブラウ
ザは、複数のユーザプロファイルを設定するための機構を含む。
【0308】 ユーザは、画面1101上のオブジェクトの間でナビゲートし、オブジェクト
を強調表示し、オブジェクトを選択することができる制御装置を有する。この例
では、使用される制御装置はテレビリモートコントローラ1180である。番号
キー1181が、データを入力するために使用される。カーソルキーパッド11
82は、画面の回りでナビゲートするために使用される。カーソルキーパッド1
182は、UPキー1183、DOWNキー1184、LEFTキー1185及
びRIGHTキー1187を含む。カーソルキーパッド1182は、画面上でオ
ブジェクトを選択するために使用されるSELECTキー1186も含む。
【0309】 UPキー1183及びDOWNキー1184は、フォーカスを移動するために
、この例ではチェーン1100を上下に強調表示し、ボタン1110、1120
、1130、1140、1150、1160及び1170を選択的に強調表示す
るために使用される。ボタンが強調表示されると、それは選択キー1186を使
用して選択できる。
【0310】 HTMLページが表示されると、リモートコントローラの任意のボタンがチェ
ーン1100(ツールバー)を呼び出す。チェーン1100は、ユーザによって
オンとオフにすることができる。1つの設定値オプションでは、新規HTMLペ
ージが表示されるときに、チェーン1100が自アクティブに隠され、ユーザは
、自分が別のHTMLページに移動することを希望するときにチェーン1100
を呼び出す。
【0311】 図7は、HTML文書を開放している図6aの画面を示す。開放文書について
の情報は、RELOAD/STOPボタン1110に対するチェーンで連結され
るテキストボックス1112に指定される。ボタンの間のチェーン連結1114
は、視覚的にユーザに、ユーザが連結の方向でボタンの間の移動できることを示
すことが分かるだろう。
【0312】 図6aは、強調表示されたRELOAD/STOPボタンを示す(強調表示さ
れるRELOAD/STOPアイコンは、それが強調表示されていない図7での
ように白い背景で暗いよりむしろ、暗い背景で白色である)。HTML文書は、
RELOAD/STOPボタンが強調表示されているときに、選択キー1186
を押すことによって再ロードできる。
【0313】 ユーザは、DOWNキー1184を使用してチェーン1100を下方へ強調表
示を移動する。図7では、PREVIOUSボタン1120がいま強調表示され
ている。図8は、どのようにして、強調表示がPREVIOUSボタン1120
上にあるときに、テキストボックス1122を備える「ツールチップ」が画面に
表示されるのかを示す。この例では、ツールチップは、関連するアイコンが強調
表示されるとすぐに、ツールチップが表示される。優先順位は、ボタンが強調表
示されるときに遅延後にツールチップが表示されるように設定できるだろう。テ
キストボックス1122は、PREVIOUSボタン1120の機能を示すため
にワード「前」を含む。PREVIOUSボタンを起動することによって、SE
LECTキー1186を押すことによって、ブラウザは表示された前のページに
移動する。
【0314】 図9では、強調表示はNEXTボタン1130へ下げられ、短時間の後に、ワ
ード「次」を含むテキストボックス1132を備えるツールチップが、ユーザを
補助するために表示される。
【0315】 図10では、HISTORYボタン1140が強調表示され、その関連付けら
れるツールチップ1142がワード「履歴」とともに表示される。HISTOR
Yボタン1140は、複数の機能を有するため、制御キーパッドでSELECT
キー1186を押すことによってボタンを起動すると、サブチェーン1144が
表示され、履歴機能に関する追加のオプションを示す。サブチェーン1144は
、図11に示される。サブチェーン1144は、VIEWボタン1146及びA
DDボタン1148を含む追加ボタンを含む。ユーザは、RIGHTキーとLE
FTキー1187、1185を使用して、サブチェーン1144に沿って移動す
る。図11の画面表示では、VIEWボタンが強調表示され、ツールチップ11
47が表示され、ユーザに、強調表示されているボタンがVIEWであることを
告げる。メインチェーン1100に取り付けられあるツールチップが、チェーン
1100の右側に表示されたことが注記されるだろう。サブチェーンのツールチ
ップは、サブチェーンの上に表示される。
【0316】 ツールチップ用のボックスのサイズは、表示される1つまたは複数のワードの
長さに適合される。様々な言語優先順位が設定できる場合、ツールチップのボッ
クスのサイズは、好ましくは、選択された言語のワードの長さに適合される。
【0317】 図12は、VIEWボタンが選択されるときに得られるディスプレイを示す。
VIEWHISTORYウィンドウ1141が、見出し1143(ここでは、見
出しに仏語オプションが選択されている)を有し、ユーザによって見られた前の
ページの詳細1145を示す画面上に表示される。ユーザはテキストをスクロー
ルアップ及びダウンし、SELECTキー1186を使用して詳細1145の1
つを強調表示してよい。LEFTキー及びRIGHTキーは、OKキーまたはC
ANCELキー1149、1149’を強行表示するために使用される。
【0318】 図13は、強調表示されているADDボタン1148及びその関連付けられる
ツールチップを示す。ADDボタン1148は、現在表示されているページを履
歴リスト1145に追加するために使用される。
【0319】 図14は、強調表示されているBOOKMARKボタン1150及びその関連
付けられるツールチップ1151を示す。図15では、BOOKMARKボタン
1150が選択され、ツールチップ1151、VIEWボタン、ADDボタン、
DELETEボタン及びEDITボタン、1153、1154、1155、11
56を含む、ブックマークサブチェーン1152が示される。図15では、VI
EWボタン1153が強調表示され、そのツールチップが示される。VIEWボ
タン1153が選択され、VIEWウィンドウ1157が図示される(図16を
参照すること)。(明快さのために、ビューウィンドウ1157が画面上にある
ときに、ブックマークサブチェーン1152が示されないことが分かるだろう)
。VIEWウィンドウ1157は、見出し及びブックマークを一覧表示するスク
ロール可能テキストボックスを含む。VIEW HISTORYウィンドウに関
しては、ウィンドウは、OKキーとCANCELキーも含む。カーソルキーパッ
ド1182は、所望される場合に、ウィンドウの回りでナビゲートするために、
及びブックマークを選択するために使用される。
【0320】 図17では、ADDボタン1154が強調表示され、そのツールチップが表示
される。ADDボタンが選択されると、ADDウィンドウが表示される(図18
を参照すること)。ADDウィンドウ1158は、ブックマークURL及びその
タイトルを入力するためにテキスト入力用の2つのボックスを含む。データは、
番号キー1181を使用して(例えば、ここに説明される画面上のキーボードを
使用して)ウィンドウに入力される。ウィンドウは、前述されたようにOKキー
とCANCELキーも含む。ユーザは、カーソル1182を使用して、テキスト
入力ボックスとOKキーとCANCELキーの間でナビゲートする。
【0321】 図19は、強調表示されているDELETEボタン1155及びそのツールチ
ップを示す。DELETEボタン1155を選択することによって、ブックマー
クが削除されてよい。
【0322】 図20は、強調表示されているEDITボタン1156及びそのツールチップ
を示す。EDITボタン1156を選択することによって、ブックマークが編集
されてよい。
【0323】 図21は、ブックマークツールチップ1151が図示されないブックマークサ
ブチェーン1152の代替形式を示す。これは、特にサブチェーンが長い場合に
、画面上の空間を節約できる。ツールチップの外見は、ユーザによって選択でき
るオプションである。
【0324】 図22は、強調表示されているSETTINGSボタン1160及びそのツー
ルチップ1161を示す。SETTINGSが選択されると、認証ウィンドウ1
165画表示され(図22を参照すること)、ユーザに自身を特定し、設定値を
改変する前にユーザパスワードを示すようにプロンプトが出される。認証ウィン
ドウ1165は、番号キー1181及びOKボタンとCANCELボタンを使用
するユーザ名及びパスワードの入力のための2つのテキスト入力ボックスを含む
。いったん正しいユーザ名及びパスワードが認証ウィンドウ1165に入力され
、OKボタンが選択されると、設定値サブチェーン1162が表示される。図2
4を参照すること。
【0325】 設定値サブチェーン1162は、MODEMボタン1163及びBROWSE
Rボタン1164を含む。図24は、強調表示されているMODEMボタン及び
その関連付けられるツールチップを示す。MODEMボタン1163を選択する
ことによって、モデムの設定値は変更されてよい。図25は、強調表示されてい
るBROWSERボタン1164及びその関連付けられるツールチップを示す。
BROWSERボタン1164が選択されると、ブラウザウィンドウ1166が
表示される。図26を参照すること。再び、ユーザはカーソルキー1182を使
用してウィンドウ内のオブジェクトの回りでナビゲートする。ブラウザウィンド
ウ内のオブジェクトは、COLOURドロップダウンリスト1167を含む。リ
ストヘッドを強調表示し、カーソルキー1182を使用してそれを選択すること
によって、リストのアイテムが表示され、ユーザはリストを上下に移動し、カー
ソルを使用して新しいブラウザカラーを選択することができる。同様に、ブラウ
ザのテキスト言語は、ドロップダウンリスト1168を使用して変更できる。ツ
ールチップ選択1169に強調表示を移動し、選択ボタン1186を押すことに
よって、ツールチップはオンとオフにすることができる。ウィンドウは、前述さ
れるように、OKボタンとCANCELボタンを含む。
【0326】 図27は、強調表示されているQUITボタン1170及びその関連付けられ
るツールチップ1171を示す。QUITボタン1170が選択される場合、終
了サブチェーン1172が表示される(図28)。図28では、CONFIRM
ボタン1173が強調表示され、そのツールチップが表示される。ユーザがウェ
ブブラウザを終了することを希望する場合、ユーザはCONFIRMボタン11
73を選択する。ユーザが終了選択を取り消すことを希望する場合は、ユーザは
、そのツールチップとともに図29で強調表示されて図示されているCANCE
Lボタン1174を選択する。
【0327】 メインメニューチェーン1100の代替設計が使用され、それにより個々のボ
タンの形状及びテクスチャは、好ましくはチェーンの全体的な形状を変更しなく
ても変更することができる。色も変更されてよい。これらの変更は、設定値メニ
ューのオプションとして使用することができ、チェーンの形状及びテクスチャは
ブラウザにコヒーレントな設計(外板(skin))を与えるために全体として
変更される。
【0328】 例えば、ボタンは、正方形、円形、菱形、またはその他の形状を有することが
あり、テクスチャは、好ましくは、三次元の外見を示すように設計される。ボタ
ン間の連結の外見は、ボタンの外見に一致する、あるいは代わりにそれを補完す
るように設計されてよい。連結の外観は、構造上の結束の外見を示すため、ボタ
ンが有意義に連結されているというユーザの認知を高めるためにも選ばれてよい
【0329】 図6〜図30に図示されるチェーンの弧状の形状は、展開者によって選ばれ、
好ましくはユーザによって改変可能ではない。まっすぐなチェーンまたは半円形
のチェーンなどの、ボタンチェーン及びサブチェーンのそれ以外の構成が考えら
れる。その他の実施形態では、ボタンの順序及びボタンチェーン及びサブチェー
ンの構成は、ユーザによって修正されてよい。
【0330】 受信機/デコーダは、インターネットナビゲーション機能及びe−メール読み
取り機能を提供する。
【0331】 次に、ナビゲータを模擬するためのグラフィックスタジオについて論じる。
【0332】 ナビゲータを模擬するためのグラフィックスタジオは、初歩的なグラフィック
オブジェクトのアンサンブルまたは集合体である。各グラフィックオブジェクト
は、ナビゲータの関数の1つのテレビ画面の絵による表記である。ナビゲータの
各関数はグラフィックオブジェクトによって、またはグラフィックオブジェクト
の画像のシーケンス(動画)またはグラフィックオブジェクトの集合体(例えば
、画面の背景での画像または他のグラフィックオブジェクトを取り付けることの
できるダイアログボックスの背景の画像)によって表すことができる。画像には
、MPEG2とPIXMAP−GRLという2つの内部フォーマットがある。
【0333】 PNGフォーマットは、「ナビゲーションシステム」機能性、つまりロード、
接続、前の文書、次の文書、終了等を表す初歩的なグラフィックオブジェクトの
ために使用される。
【0334】 グラフィック平面で非矩形画像を記す(imprint)ためには、可視(重
要な)ゾーンを画定するクリッピングマスクを使用することが必要である。この
マスクは、ビットマップという形で設計者によって提供されなければならない。
このマスクは、性能制約のためにプログラムによって計算されない。
【0335】 クリッピングマスクを追加するための2つの段階が、最初に画像を表示するこ
と、それからグラフィック平面では、クリッピングマスクを適用し、画像の有用
な部分を可視にしながら、透明色で画像の同じ寸法及び位置の矩形を塗りつぶす
ことである。
【0336】 ナビゲータリソースまたはユーザインタフェースを表すグラフィックオブジェ
クトには、PIXMAP−GRL画像フォーマットが使用される。つまり、垂直
スクロールバー、テーブル、単一選択、複数選択等である。
【0337】 PIXMAP型オブジェクトは、可変寸法であり(それぞれのグラフィックオ
ブジェクトまたはモデルが簡略な初歩的なオブジェクトに分解される)、着色可
能である(色を変更する)。
【0338】 PIXMAP−GRL画像フォーマットは、周知の方法を使用して、(BMP
、JPEG,GIF、PNG等の)その他のグラフィックフォーマットを変更す
ることによって得られてよい。
【0339】 グラフィックオブジェクトのグラフィック要素への分解は、表示されているオ
ブジェクトの種別に依存する行列(例えば、3×3、4×4または1×4)に従
って実施される。
【0340】 パレットは256色を含む。このパレットは、種類PIXMAP及びPNGの
グラフィックオブジェクトに適用される。パレットでは、2つの部分がある。第
1部分は、表示及びアプリケーションの設計を容易にするために予約される26
色から成る。第2部分は、アプリケーションが使用するために入手できる230
色の非修正可能色から成る。
【0341】 画面の最大サイズは幅720ピクセル×高さ576ピクセルである。あらゆる
ローエンドのテレビセットでの画面の可視性を保証するために、サイズを、幅5
92ピクセル×高さ480に制限することが必要である。ハイエンドテレビセッ
トを利用するために、ユーザは、画面のサイズを調整するためのオプションを有
するだろう。インターネットナビゲータについて、サイトは、通常、それらのペ
ージを幅600ピクセル及び高さ400と設計した。
【0342】 グラフィックオブジェクトの総称属性を、ここに詳細に説明する。
【0343】 (それが表す内容に従って)グラフィックオブジェクトは正確なサイズを有す
る。正確なサイズは、設計者によって定められ、ディスプレイのための指針とし
て役立つ。
【0344】 各グラフィックオブジェクトはサイズ変更可能である。グラフィックオブジェ
クトのタイプに従って、幅及び/または高さのサイズを変更することが可能であ
る。PIXMAP−GRLグラフィックオブジェクトのサイズ変更の方法は、グ
ラフィックオブジェクトの分解の推奨策に従う。可変サイズのグラフィックオブ
ジェクトを描画する方法は、さらに後述される。
【0345】 画面上のグラフィックオブジェクトの画像は、多色形状で表される。背景画像
は、可能である場合色の範囲を有する必要がある(流体、模擬粘土の効果)。
【0346】 グラフィックオブジェクトの画像は、その位置(座標)に従って、または画面
上で続くまたは先行するオブジェクトの順序、つまり、オブジェクトの浮動位置
という概念に従って描画される必要はない。それぞれのオブジェクトは、(背景
画像を除き)定義によりそれ以外のオブジェクトから独立している。
【0347】 テキストは、選ばれる言語に従ってプログラムにより印刷される。これは、画
像がテキストを含むべきではないことを暗示する。オブジェクトの設計は、設計
者の手に残される。一般的な外観は、ある特定のテーマ(例えば、スタートレッ
ク、007、シンプソンズ)に続くことができる。
【0348】 フォーカスの態様は、複数の手段によって表すことができる。つまり、グラフ
ィックオブジェクトに対する矩形フォーカス、グラフィックオブジェクトの背景
を(別の色で)強調表示するフォーカス、またはグラフィックオブジェクトの形
状で色がつくフォーカスである。
【0349】 通常の状態(フォーカスのない、アクティブであるが押下されていない)が、
グラフィックオブジェクトの基本的な状態である。
【0350】 グラフィックオブジェクトの抑制された状態は、灰色の(または輪郭がぼかさ
れている)オブジェクトの形状、問題のグラフィックオブジェクト上での特有の
禁止コードのオーバレイ、オブジェクトの背景の白黒への設定、オブジェクト非
可視にすることなどの複数の手段によって表すことができる。
【0351】 グラフィックオブジェクトの押下された状態とは、その上でのクリックの後で
あるが、ボタンがリリースされる前のフォーカスを有するオブジェクトのグラフ
ィック表現である。この表現は、オブジェクトの反転表示であるか、あるいはそ
れはフォーカスがあてられた状態と同じである場合がある。
【0352】 フリップフロップ(一列に並んだ)ディスプレイ効果に関しては、画像または
アイコンは2つの視覚態様を備える。一方はテキスト(例えば、逆、またはユー
ロ硬貨の「裏面」側)を表し、他方は記号(面、つまり「表面」側)を表す。こ
の視覚的な効果は、タイマ上で実行中のプログラムで動画化され、タイマは第1
アイコンのディスプレイで開始され、タイマが所定値に達するとすぐに、アイコ
ンの変化が起こる。第2アイコンが表示されるか、あるいは漸次的な変化を示す
アイコンのシーケンスが表示されるかのどちらかである。
【0353】 PIXMAP−GRL型のグラフィックオブジェクトの分解を、図31〜図3
8を参照してここで説明する。これらの図は、行列分解メソッド(1201から
1209、1211〜1219等)で使用される初歩的なグラフィックオブジェ
クト、及び初歩的なオブジェクトが適切な様式(1210、1220等)で結合
されるときに形成される対応するグラフィックオブジェクトの例を示す。図は、
約4という係数で拡大されている。
【0354】 グラフィックオブジェクトをサイズ変更(増加または減少)できるためには、
各グラフィックオブジェクト(グラフィックアーチストによって作成される設計
)が、パズルの部品のようなグラフィック要素の行列の形式に分割される。各要
素は、4つの主要な角と中心(北、南、東、西、中心、北東、北西、南東、南西
、中心の中心)に従って参照される。行列の幅及び高さは、オブジェクトの種類
に依存する。
【0355】 あるグラフィック要素(パズルの部品)は一度だけ印刷される(角)。オブジ
ェクトをさらに幅広く、またはさらに高くするためには、一定の要素が繰り返し
て(それぞれn×要素の幅または高さ)印刷される。
【0356】 行列分解(または並列表示)メソッドによって形成されるまたはその一部を形
成するグラフィックオブジェクトがここで一覧表示される。これらのグラフィッ
クオブジェクトは、HTML文書領域に描画される。 ・アクティブ状態(1210)にあるテキスト付き/なしのボタン。3×3行列
(1201〜1209)、要素のサイズ:幅及び高さ4ピクセル、幅のサイズ変
更するための要素:北−中心(1202)、中心(1205)、南−中心(12
08)、高さをサイズ変更するための要素:西−中心(1204)、中心(12
05)、東−中心(1206)。 ・アクティブな押下状態(1220)にあるテキスト付き/なしのボタン。3×
3行列(1211〜1219)、要素のサイズ:幅及び高さ4ピクセル、幅をサ
イズ変更するための要素:北−中心(1212)、中心(1215)、南−中心
(1218)、高さをサイズ変更するための要素:西−中心(1214)、中心
(1215)、東−中心(1216)。 ・イナクティブで淡色表示状態(1230)のテキスト付き/なしのボタン:3
×3行列(1221〜1229)、要素のサイズ:幅及び高さ4ピクセル、幅の
サイズ変更をするための要素:北−中心(1222)、中心(1225)、南−
中心(1228)、高さをサイズ変更するための要素:西−中心(1224)、
中心(1225)、東中心(1226)。 ・フォーカス付き/なし、及び横線を引いた/横線を引いていない状態(図34
)で表示される「チェックボックス」。1×1行列、要素のサイズ:幅及び高さ
16ピクセル、幅をサイズ変更するための要素:なし、高さをサイズ変更するた
めの要素:なし。 ・単一選択または複数選択(1252、1253、1254)のためのオプショ
ンのリスト:3×3行列(1241〜1249)、要素のサイズ:幅及び高さ4
ピクセル、幅をサイズ変更するための要素:北−西(1242)、中心(124
5)、南−中心(1248)、高さをサイズ変更するための要素:西−中心(1
244)、中心(1245)、東−中心(1246)。アップインジケータ(1
250)及び/またはダウンインジケータ(1251)を備えることがある。位
置:x,y起点+アップインジケータの幅及び高さ。 ・アップインジケータ(1250):1×1行列、要素のサイズ:幅16ピクセ
ル及び高さ8ピクセル。幅をサイズ変更するための要素:なし、高さをサイズ変
更するための要素:なし、位置:幅に中心が置かれる起点y。 ・ダウンインジケータ(1251):1×1行列、要素のサイズ:幅16ピクセ
ル及び高さ8ピクセル。幅をサイズ変更するための要素:なし、高さをサイズ変
更するための要素:なし。位置:幅に中心が置かれる起点y+アップインジケー
タの高さ+リストの高さ。 ・(形式を描画するための)テーブル(1260):3×3行列(1270)、
要素のサイズ:幅及び高さ2ピクセル、幅をサイズ変更するための要素:北−中
心、中心、南−中心、高さをサイズ変更するための要素:西−中心、中心、東−
中心、セルを備えることがある。 ・(形式で項目を描画するための)セル(1280):3×3行列(1290)
、要素のサイズ:幅及び高さ12ピクセル、幅をサイズ変更するための要素:北
−中心、中心、南−中心、高さをサイズ変更するための要素:西−中心、中心、
東−中心、テキストまたは画像を備えることがある。位置:起点x,y+テーブ
ル境界の厚さ。 ・フレーム付きテキスト(TextArea)(1300):3×3行列(13
10)、要素のサイズ:幅及び高さ2ピクセル、幅をサイズ変更するための要素
:北−中心、中心、南−中心、高さをサイズ変更するための要素:西−中心、中
心、東−中心、テキストを備えることがある。 ・フレーム(1320):3×3行列(325)、要素のサイズ:幅及び高さ4
ピクセル、幅をサイズ変更するための要素:北−中心、中心、南−中心、高さを
サイズ変更するための要素:西−中心、中心、東−中心。 ・垂直スクロールバー(1330):1×3行列、要素のサイズ:幅及び高さ8
ピクセル、幅をサイズ変更するための要素:なし、高さをサイズ変更するための
要素:中心、(フレームオブジェクトの位置に応じて)フレームに取り付けられ
る。高さを基準にしたインデックスのインジケータグラフィックオブジェクトを
備える。 ・水平スクロールバー(1340):3×1行列、要素のサイズ:幅及び高さ8
ピクセル、幅をサイズ変更するための要素:中心、高さをサイズ変更するための
要素:なし、(フレームオブジェクトの位置に応じて)フレームに取り付けられ
る。幅を基準にしてインデックスのインジケータグラフィックオブジェクトを備
える。 ・水平線:1×1行列、要素のサイズ:幅及び高さ4ピクセル。 ・垂直線:1×1行列、要素のサイズ:幅及び高さ4ピクセル。
【0357】 ウェブブラウザインタフェースのグラフィックオブジェクト及びそれらの関連
付けられる関数のすべての要約がここに示される。
【0358】 以下に続くのは、デコーダのナビゲータモデルの構築に必要であるグラフィッ
クオブジェクトの網羅的ではないリストである。個々に示されている表は、要素
ごとにオブジェクトを一覧表示し、オブジェクトのリストは、複数のグラフィッ
ク要素から構成される。
【0359】
【表6】
【0360】
【表7】
【0361】
【表8】
【0362】
【表9】
【0363】
【表10】
【0364】
【表11】
【0365】 以下の表は、グラフィック表現で可変サイズを有することがあるグラフィック
オブジェクトを形成する様々な初歩的なグラフィックオブジェクトを説明する。
複雑なオブジェクトを作るための初歩的なオブジェクトの並置は、(謎を再構成
する)プログラムによって実施される。これらのオブジェクトはPIXMAPフ
ォーマットをしている。
【0366】
【表12】
【0367】
【表13】
【0368】
【表14】
【0369】
【表15】
【0370】
【表16】
【0371】
【表17】
【0372】 ウェブブラウザ用のJavaAPIを、ここで説明する。
【0373】 デコーダ内のナビゲータアプリケーションのレベルで使用されるJavaパッ
ケージのリストが続く。このリストは、JDK1.1のAWT(要約ウィンドウ
ツールキット)クラスとネイティブCコードで作成される、異なるサービスのJ
avaインタフェースクラスという2つの部分に分割される。
【0374】
【表18】
【0375】
【表19】
【0376】 ブラウザパッケージと呼ばれるナビゲータパッケージは、様々なパッケージを
ともに分類する。つまり、HTML文書をフェッチできるようにするサービスを
提供するbrowser.drawerパッケージ、及び文書ブラウザ内のナビ
ゲーション、及びユーザ認証とのインターネット接続の確立を可能にするmed
iawevtvパッケージである。
【0377】 brower.drawer.MhwBookmarkクラスの構造をここで
説明する。ブックマークリストは、ユーザと関連付けられる。ブックマークリス
ト内には階層はない。
【0378】 構成子:MhwBookmark(subscriberId):既存のブッ
クマークリストを開く。
【0379】 構成子:MhwBookmark(subscriberId):新規ブック
マークリストを作成する。
【0380】 deleteBookmark():ブックマークリストを破壊する。
【0381】 add(URL,name):項目を追加する。
【0382】 remove(itemNumber):項目を削除する。
【0383】 modify(itemNumber,URL,name):既存の項目を修
正する。
【0384】 getList():ブックマークリスト内の項目のリストを戻す(階層なし
)。
【0385】 getItemCount():ブックマークリスト内の項目の数を戻す。
【0386】 isFull():ブール−リストはいっぱいか。
【0387】 isEmpty():ブール−リストは空か。
【0388】 setHomePage(itemNumber) getHomePage():itemNumber goToURL(sessionNumber):選択された項目に対応する
文書をロードする。
【0389】 故障が発生した場合、エラーメッセージが、メソッドadd()、remov
e()、modify()、getList()、setHomePage()
(または、発生が非同期である場合には任意のイベント)によって戻される。
【0390】 browser.drawer.MhwHistoryクラスは、過去に表示
された文書のリストの中でのある文書から別の文書へのナビゲーションを可能に
する。履歴リストに階層はない。クラスの詳細が以下に示される。
【0391】 構成子:MhwHistory(sessionNumber) getList():履歴リストを戻す(履歴なし)。
【0392】 getCurrent():現在のURLを得る。
【0393】 setCurrent(indexNumber):下内のURLを変更する
【0394】 getNext():次の項目のURLを得る。
【0395】 getPrevious():過去の項目のURLを得る。
【0396】 getItemCount():履歴内の項目の数を戻す。
【0397】 addEventsRegister():履歴リストのエラーイベントを購
読する。
【0398】 removeEventsRegister() 故障が発生した場合、エラーメッセージが、メソッドgetList()、g
etNext()、getPrevious()、setCurrent(ある
いは、発生が非同期である場合にはイベント)によって戻される。
【0399】 イベントは以下のとおりである。addEventsRegister(se
ssionNumber)[履歴リストエラーイベントを購読する]、remo
veEventsRegister(sessionNumber)[登録を取
り消す]。
【0400】 browser.drawer.MhwDocumentクラスは、デコーダ
内でのHTML文書のロード及び表示を可能にする。クラスの詳細が、ここに示
される。
【0401】 構成子:MhwDocument(sessionNumber) freeze():現在の文書の表示を停止する(文書のロードは続行する)
【0402】 unfreeze():現在の文書の表示を再開する。
【0403】 isPending():文書が現在ロードしているかどうか。
【0404】 stop():現在の文書のロードを停止する。
【0405】 reload():文書を再ロードする。
【0406】 getDocumentInfo():文書のタイトル及びURLを戻す。
【0407】 addStatusRegister():ロードの状態及び終わりに関する
情報を購読する。
【0408】 goToURL(url):ウェブページをロードする。
【0409】 submit(login,password,URL):ウェブページをロ
ードするために認証を提出する。
【0410】 getStatisticsDocument():進行中の要求の数及び現
在ロードされている文書のURLを戻す。
【0411】 browser.mediawebtv.MhwConnectionクラス
は、ユーザ接続及び認証機能性をともに分類する。クラスの詳細は、ここで示さ
れる。
【0412】 構成子:MhwConnection(subscriberID) start():接続を要求する。
【0413】 stop():切断を要求する。
【0414】 cancel():接続を取り消す。
【0415】 setAuthentificationType(type):CANAL
+モード(msd/password)に対する、あるいはログイン/パスワー
ドによって認証のモードを設定する。
【0416】 getAttributes():接続属性を戻す。
【0417】 getAttributes(attributes):接続属性を修正する
【0418】 setPassword(password):パスワードを修正する。
【0419】 getPassword(password):パスワードを得る。
【0420】 setAutoCheckPassword(bAutoCheck):パス
ワードが、確認パスワードによって自アクティブに検証されるべきかどうかを設
定する。
【0421】 getAutoCheckPassword(bAutoCheck):パス
ワードが、確認パスワードによって自アクティブに検証されるべきかどうかを読
み取る。
【0422】 getIPClient(ipaddress,netmask):選択され
たIP及びネットマスクの対を読み取る。
【0423】 setIPClient(ipaddress,netmask):IP及び
ネットマスクの対を修正する。
【0424】 getDNS(dns1,dns2):一次DNSアドレス及び二次DNSア
ドレスを読み取る。
【0425】 setDNS(dns1,dns2):一次DNSアドレス及び二次DNSア
ドレスを修正する。
【0426】 getURLConfigServer(url):構成サーバのアドレスを
読み取る。
【0427】 setURLConfigServer(url):構成サーバのアドレスを
修正する。
【0428】 getQueryCommand(queryCmd,typeOfQuer
y):構成サーバに送信される要求を型ごとに読み取る。
【0429】 setQueryCommand(queryCmd,typeOfQuer
y):要求を型ごとに修正する。
【0430】 queryAcquisitions(tableAcquisitions
,typeOfAcquision,NumberOfAcquisition
s):獲得のリストを読み取る。
【0431】 startAcquisition(acquisitionId):獲得を
開始する(データ/ビデオ)。
【0432】 stopAcquisition(acquisionId):獲得を停止す
る(データ/ビデオ)。
【0433】 addStatusRegister():加入は、接続ステータスを知らさ
れる。
【0434】 イベントは、以下のとおりである。つまり、接続の損失、現在の接続、確立さ
れた接続、接続確認要求、接続エラー、モデムステータス、オン/オフ、進行中
の初期化、進行中のダイヤリング、エラーであるがモデムはオン、サーバステー
タス、無効ポート、無効URL、ログインエラー、未知のログイン、及び無効パ
スワードである。
【0435】 removeStatusRegister():ネットワーク接続ステータ
スに対する登録を取り消す。
【0436】 isConnected sbscriberId():モデム接続/切断ス
テータスを示すブールを戻す。
【0437】 isPending():現在接続を確立中のモデムのブールを戻す。
【0438】 getExtendedProviderUrl(providerUrl)
:現在加入されているプロバイダを読み取る。
【0439】 getExtendedProviderUrl(providerUrl)
:現在加入されているプロバイダを修正する。
【0440】 browser.mediawebtv.MhwConfiguration
クラスは、各ユーザ及びその優先順位のプロファイルを管理する。クラスの詳細
が、以下に示される。
【0441】 構成子:MhwConfiguration() readProfile(subscriberId):プロファイルを読み
取る。
【0442】 writeProfile(subscriberId,profile):
プロファイルを書き込む。
【0443】 readDefaultProfile():デフォルトプロファイルを読み
取る。
【0444】 writeDefaultProfile(profile):デフォルトプ
ロファイルを修正する。
【0445】 getUserCount():ユーザの数 newUser(profile):新規ユーザについて特定する。
【0446】 getLastConnect():最後に接続されたユーザ。
【0447】 プロファイルの最大数は、現在5に固定されているが、これは厳密な制限を表
さない。プロファイルのさらに大きい数は、必要がある場合は記憶されてよい。
【0448】 故障が発生した場合、WriterProfile()メソッド及びwrit
eDefaultProfile()メソッド(あるいは、発生が非同期である
場合にはイベント)によって、エラーメッセージが戻される。
【0449】 browser.mediawebtv.MhwMultiSessionク
ラスは、ナビゲータセッションを選択できるようにする。セッションは、別のイ
ンスタンスによって自アクティブに起動されたナビゲータのインスタンスである
。ナビゲータが開始すると、セッションが、認証された接続の確立後に作成され
る。クラスの詳細が、以下に示される。
【0450】 構成子:MhwMultiSession getCurrectSessionNumber() getCurrentSessionNumber(int number) getPreviousSession() addSession():作成されたセッションの数を戻す。
【0451】 removeSession(int numSession) デコーダ用のナビゲータモデルを、図6a及び図7〜図30を参照して、さら
に詳細に説明する。
【0452】 ここに提示されるモデルは、ナビゲータの簡略な例であり、主要な機能性の一
般的な考えを示す。それは、グラフィック表記のレベルで完全な自由度を与える
。重要な機能だけが、同じ型の機能がその中で分類されるゾーンまたは画面、及
び汎用ユーザインタフェースである。
【0453】 ナビゲータは、グラフィックスタジオの使用可能なグラフィックス(MPEG
,PIXMAP)のすべてを利用する。このモデルの画面は、ツリー形式で編成
され、それぞれのものが必須関数の集合体をともに分類する。各関数または画面
内のオプションは、(リモートコントローラ上の)矢印ボタンの助けを借りてフ
ォーカスを移動することによって、あるいはカーソル/ポインタでキーパッドを
使用することによってアクセスされる。処置の選択は、制御装置クリックによっ
て、または事前に定義されたボタン(例えば「OK」)によって達成される。
【0454】 物理的なキーボードがない場合、リモートコントローラを使用してテキストを
入力するには、仮想キーボードを提供することが必要である。これは、すばやく
キーをたたく可能性によりフォーカスを移動することによって、リモートコント
ローラのボタンを仮想キーボード上に写像することによって達成される。言い換
えると、リモートコントローラ上のボタンの画像は輪郭で(トレースされた形式
で)可視である、あるいは仮想キーボードのピクチャ上でわずかに不透明である
。仮想キーボードを、本書では後半にさらに詳しく説明する。
【0455】 図30は、ウェブページの一部が(1411)の下で可視である、ナビゲータ
関数ボタン(1410)のトップレベルチェーンを示す。
【0456】 メインナビゲータ画面を、ここでは図30を特に参照して説明する。
【0457】 ナビゲータ関数は複数の層で分類される。メイン画面は、再ロード/停止(1
401)、前ページ(1402)、次ページ(1403)、最近ビジットしたサ
イトの履歴、ブックマーク、接続/切断、構成、終了ナビゲータ(1408)な
どの一連のボタンから構成される、仮想バー(メインメニュー)(1410)を
表示する。
【0458】 ナビゲータGUI(メイン画面)(1410)は、関数キーが(リモートコン
トローラの上またはキーボードの上のどちらかで)押されるときに表示される。
GUIがTV画面で可視であるとき、(GUIが上をカバーする)HTML文書
(1411)はメモリの中にロードされ続けるが、文書のリフレッシュは、GU
Iの性能に影響を及ぼさないように一時停止される。HTML文書は、ナビゲー
タGUIが片付けられると、再表示される。性能が最終的に満足行き、それによ
りHTML文書及びGUIの同時表示を可能にする場合に、この制約は解除され
る。
【0459】 GUIは、(リモートコントローラまたはキーボード上の)ファンクションキ
ーを押すことによって、あるいはGUIボタンゾーンの外側をクリックすること
によってテレビ画面から片付けられる。それから、現在ロード中あるいはキャッ
シュメモリに記憶中のHTML文書の表示が開始されるか、再開される。
【0460】 ボタンは実際的には正方形のゾーン(例えば、32ピクセル×32ピクセル)
である。グラフィックカーソルがゾーンに入ると、そのゾーン(ウィンドウ)は
フォーカスを受け取る(EnterNotify(WindowID)関数を参
照すること)。
【0461】 例えば、ボタングラフィックがタイヤである場合、グラフィックカーソルの実
際の位置がタイヤのピクセルを効果的にカバーするかどうかが検出されなければ
ならない。この目的のため、(クリッピングマスクでの相対的な位置、getp
ixel()の計算、それからピクセル値を試験することによって)ボタンのク
リッピングマスク内でのマウスポインタのホットスポットにあるピクセルの値を
見つけることが必要である。この検出方法により、クリックがボタンの関数を開
始する前に実施されたかどうかについて、試験を改善することができる。
【0462】 マウスポインタがボタンの矩形または正方形のゾーンを離れると、ゾーンはフ
ォーカスを失う(LeaveNotify(WindowID)を参照すること
)。
【0463】 記述ボタン要約を、ここでさらに詳細に説明する。
【0464】 マウスポインタまたは矩形のフォーカスが関数を表す簿田と一致すると、短い
フレーズ(tooltip)が水平にまたは垂直にのどちらかで表示され、ボタ
ンの関数を説明する。ボタンがマウスクリックによってまたはファンクションキ
ーによってのどちらかで選択されると、サブメニューオプションを含むボタンの
リストが表示される。短い記述フレーズ(tooltips)のシステムも、サ
ブメニューボタンに使用される。
【0465】 メニューオプションのナビゲーションは、リモートコントローラ上またはキー
ボード上のどちらかにある矢印で達成される。フォーカスを有していたメイン画
面の最後のボタンは、次回メイン画面が表示されるときのために記憶される。
【0466】 仮想キーボードを、ここで図42〜図45に関してさらに詳細に説明する。
【0467】 図42は、現在可視である仮想キーボード(1501)がどのようにして仮想
キーボード(1501、1506)の下にある「グリッド」に写像するのかを概
略して示す。
【0468】 図43は、仮想キーボードのキーに対する典型的な文字の写像を示す。
【0469】 図44は、第1(1545)及び第2(1546)の数ブロックがそれぞれフ
ォーカスを有する(2つの異なる種類のリモートコントローラ1542と154
3を示す)仮想キーボードに使用される画像を示す。
【0470】 図45は、典型的な寸法が重ね合わされる、典型的な仮想キーボードレイアウ
トを示す。
【0471】 最初に、仮想キーボードは、それが使用されるアプリケーションとは無関係で
あるツールとして考えられる。このようにして、それは「WebBrowser
」アプリケーション及び等しく「Mail」アプリケーション内で使用すること
ができる。さらに、「外観」は、関係するアプリケーションの「外観」に完全に
無関係である。
【0472】 仮想キーボードは、物理的なキーボードまたはキーボード付きリモートコント
ローラを所有していないユーザが、画面の編集可能な領域を選択した瞬間から表
示される。フォーカスは、編集可能領域内のテキストの最後に配置される。(リ
モートコントローラまたは仮想キーボード上の)「OK」または(仮想キーボー
ド上の)「取り消し」を押すと、それは片付けられる。
【0473】 ユーザは、アップ矢印キー及びダウン矢印キーも使用できる。これが場面上に
同じ仮想キーボードであるが、キー(1506)上の文字が異なる仮想キーボー
ドをもたらす。このようにして、5つの仮想キーボードの集合の間でフリップす
ると、人は西欧型コンピュータのキーボードの文字のすべてを表示できる。必要
が生じると、他のキーボードを追加する可能性もある。
【0474】 図44に関して、リモートコントローラの数ブロックと仮想キーボード上のフ
ォーカスの間で即時関連付けを可能とするために、画像制御装置の重なり合う画
像がフォーカス(1542、1543)を示す。このようにして、ユーザはキー
ボードの唯一の部分がフォーカスを有すること、及び文字の残りが矢印キーを用
いてフォーカスを移動することによって達することができることを容易に視覚化
することができる。キーボードは、後者の点を頭に入れて設計される。
【0475】 仮想キーボード解決策は、ほとんど画面高さを占有せず、使用可能な文字数の
容易な拡張に対処する。デフォルトにより、それは表示される縮小アルファベッ
ト付きの仮想キーボードである。
【0476】 一定のボタンは重要な特殊関数を有する。 ・現在の選択をvalidingするためのリモートコントローラ上の「OK」
(フィールドだけが1行を有する場合、文字(1521)も確証する、あるいは
代わりにまったく影響を及ぼさないように選ばれてよい。それ以外の場合、それ
は復帰だけに対応する)。 ・確証せずにツールを終了するための仮想キーボード上の「取り消し」(152
2)(キーボードを開いた後に加えられた修正は失われるだろう)。 ・入力された最後の文字を消去する仮想キーボード上の「後退」(1523) ・編集領域内で移動するための上矢印キー、下矢印キー、左矢印キー、右矢印キ
ー ・1回の移動で構成可能な空間の数を挿入する、(デフォルトにより4)仮想キ
ーボードでの「タブ」(1520) キーボードはつねに「挿入」モードにある。
【0477】 キーボードの例は図44に示され、後述される。
【0478】 図43に図示される5つのキーボード(5×3)及びWebBrowserア
プリケーション用にインストールされる2つのフォント(エアリアルウェブとク
ーリエ)を用いると、従来のキーボードの文字のすべてがカバーできる。画面上
のキーボードの寸法は幅227ピクセルかける高さ184ピクセルである。
【0479】 仮想キーボード及び多様なアプリケーションでのその使用に関する機能接続は
、「canalplus.virtualkbd」パッケージ内で展開される。
【0480】 パッケージ内に含まれているクラスは、「MhwVirtualKbd」(仮
想キーボードグラフィック表示及び行動クラス)、「MhwVkTextFie
ld」(TextFieldを共用するグローバルアプリケーション内で定義さ
れる仮想キーボードがイベントを制御できるようにする「java.awt.T
extField」から派生するクラス)、及び「MhwTextArea」(
TextAreaクラスを使用するグローバルアプリケーション内に定義される
仮想キーボードがイベントを制御できるようにする「java.awt.Tex
tArea」から派生するクラス)を含む。
【0481】 MhwVirtualKbdクラスをここでさらに詳細に説明する。
【0482】 「MhwVirtualKbd」クラスの構成子は、「専用」として定義され
る。このようにして、(例えば物理的なキーボードが不在の場合に)それを使用
する必要がある可能性のあるメインアプリケーソンが起動されるときに、唯一の
一意の仮想キーボードが構築することができる。したがって、目的は、特に現在
のアプリケーションのために構成され、ユーザがテキストフィールド(単一行ま
たは複数行)を入力するときに表示されるキーボードを提示することである。
【0483】 キーボードが作成されると、構成できる以下の4つの主要(静的)な変数が、
設定される。 ・親:コンテナ:キーボードが作成されるときに、それ自体が存在しなければな
らない仮想キーボードの「親」。それは、引数内で渡される「親」が「ヌル」で
ある場合に「NullPointerException」を返す「setPa
rent」メソッドを使用して設定される。 ・記述ファイル:キーボードを、仮想キーボードが使用されるときに得られる多
様な「キーボード」に関係する画像の後ろにあるグラフィック、及びキーの上に
印刷されるラベルの両方の点でキーボードを記述するASCIIファイル。文字
は、それらのユニコード符号によって指定される。記述ファイル名は、「set
ScreensFile」メソッドを使用して設定できる。 ・画面数:仮想キーボードによって初期化され、使用される「数ブロック」の数
。「setScreensNumber」によって設定されるこの数は、その特
徴が前記に詳説された記述ファイル内で読み取られる、キーボードの数に一致す
る。 ・初期座標:これらは、(前述された)親コンテナ内のキーボードの背景画像の
左上角の座標である。これは、「setCoordInit」メソッドを使用し
て設定される。
【0484】 いったんキーボードが作成されると、それが存在する場合(アプリケーション
の仮想キーボードが存在しない場合、及びアプリケーションがそれを使用する場
合、「getInstance」メソッドが、そのために人が設定したであろう
変数[前述された4つ]を使用して)仮想キーボードを作成する)には、現在の
アプリケーションのキーボードを発見する「getInstance」メソッド
を使用することによってそれを使用するか否かが決定できる。
【0485】 イベント管理をここで説明する。
【0486】 前述の説明に従って、仮想キーボードは、リモートコントローラ上の数ブロッ
ク、「OK」ボタン、及び4つの矢印方向キーによってそれに送信されるイベン
トを解釈することだけによっていったん表示されると機能する。これらのボタン
は、使用中のキーボードに対して特定的な役割を有するだろう。
【0487】 「OK」ボタンは、それが、ユーザに以下の2つのことを行うことができるよ
うにするため、重要な役割を有する。つまり、情報を入力するためにテキストフ
ィールドに「戻る」後に、仮想キーボードの動作を表示し、開始することと、テ
キストフィールドを「省き」、変更を保存することである。
【0488】 矢印キー 「右」矢印と「左」矢印は、(「フォーカス」を有する数番号を示す)リモー
トコントローラの画像を、仮想キーボード上で表される3つの数ブロックに移動
できるようにする。リモートコントローラ上の数ブロックのキーは、このように
して、フォーカスを有する「キーボード」に応じて、多様な文字の表示に「結合
される」。
【0489】 最も一般的な場合、キーボードがアクティブなときにこれらのボタンを「軽く
たたく」と、カーソルにより示されている位置にある現在のテキストフィールド
内で、そのキーの上に示されている文字の自アクティブな挿入が起こる。
【0490】 文字の内、6個を「特殊」文字と見なすことができ、キーの上に表示されてい
る文字をテキストフィールド内に直接的に表示させない。
【0491】 後退:「<」(1523):この文字に対応するリモートコントローラ上のボ
タンが押されると、現在のテキストフィールド内のカーソル位置のすぐ隣の文字
が消去される。
【0492】 タブ:「>>」(1520):この文字に対応するリモートコントローラ上の
ボタンが押されると、構成可能な空間数(「」)、デフォルトによって4が現在
のカーソル位置に挿入される。
【0493】 入力:文字(1521):この文字に対応するリモートコントローラ上のボタ
ンが押されると、カーソル位置に「行送り」が挿入される。事実上、現在のテキ
ストフィールドが「MhwVkTextField」クラスのインスタンス、つ
まり編集可能な1行を有するインスタンスである場合、このボタンを軽くたたく
と、フィールドに影響を及ぼさないか、あるいはフィールドのバリデーションを
引き起こすかのどちらかだろう。逆に、このテキストフィールドが「MhwVk
TextArea」クラスのインスタンスである場合には、それは複数の編集可
能行から成り、この文字が「行送り」を引き起こす(カーソルが最後の編集可能
行に配置される場合、このボタンを軽くたたいても影響はないだろう)。
【0494】 取り消し:「φ」(1522):この文字に対応するリモートコントローラ上
のボタンが押されると、仮想キーボードの開放に続く現在のテキストフィールド
に対して加えられた修正のすべてがアンドゥされる。言い換えると、その内容は
、それが修正が加えられる前に有していた値に戻され、仮想キーボードは「終了
される」。
【0495】 左矢印:この文字に対応するリモートコントローラ上のボタンが押されると、
現在のテキストフィールド内のカーソルが左に1つの場所移動される。カーソル
がすでに「ゼロ」位置にある(追加の左への移動が可能ではない)場合には、こ
のボタンは影響を及ぼさない。
【0496】 右矢印:この文字に対応するリモートコントローラ上のボタンが押されると、
現在のテキストフィールド内のカーソルが右に1つの場所移動する。テキストフ
ィールド内の最後の文字の後にカーソルがすでに配置される(これ以上右に移動
できない)場合、このボタンは影響を及ぼさない。
【0497】 上矢印:この文字に対応するリモートコントローラ上のボタンが押されると、
現在のテキストフィールド内のカーソルが1つの場所上方へ移動される。カーソ
ルがすでにテキストフィールドの第1行にある場合(あるいは現在のテキストフ
ィールドが1行:MhwVkTextFieldだけを有する場合)このボタン
は影響を及ぼさない。
【0498】 下矢印:この文字に対応するリモートコントローラ上のボタンが押されると、
現在のテキストフィールド内のカーソルが1つの場所下方へ移動される。カーソ
ルがすでにテキストフィールドの最後の行にある場合(あるいは現在のテキスト
フィールドが1行:MhwVkTextFieldだけを有する場合)、このボ
タンは影響を及ぼさない。
【0499】 「findLocation」メソッドは、「切り捨てられる」面を最小限に
抑えようとして、画面上での仮想キーボードの設置を決定する。
【0500】 MhwVkTextFieldは、「java.awt」パッケージの「Te
xtField」クラスの特殊化にすぎない。それは、さらに、仮想キーボード
の使用を指定する(またはしない)ブール値を管理する。
【0501】 構成子は、簡略な追加引数、つまり仮想キーボードの使用を指定するブールに
より、「java.awt」パッケージの「TextField」クラスの構成
子とまさに同じである。
【0502】 ブールが「真」である場合、「TextField」クラスの「ベース」イン
スタンスが作成され、現在のアプリケーション内で使用可能な仮想キーボードリ
スナーも、「addKeyListner」メソッドを使用して同時に追加され
る。「真」ではない場合には、「通常の」TextFieldが作成される。
【0503】 TextFieldがフォーカスを有するときに、ユーザが「OK」を押し、
ブールが仮想キーボードの使用を指定すると、仮想キーボードが表示され、フォ
ーカスを獲得する。それは、イベントのすべてを管理し、テキストフィールドを
塗りつぶすことができる。ユーザが「OK」を再び押す場合、そのテキストは確
証され、キーボードがフォーカスを戻す。仮想キーボードの使用が考えられない
(ブール=偽)の場合には、「TextField」は、「java.awt」
内の標準TextFieldと同じ「動作」を有する。
【0504】 MhwVkTextAreagは、単に「java.awt」パッケージ内の
「TextArea」クラスの特殊化にすぎない。それは、さらに、仮想キーボ
ードの使用を指定する(またはしない)ブール値を管理する。
【0505】 構成子は、簡略な追加の引数、つまり仮想キーボードの使用を指定するブール
を含む、「java.awt」パッケージ内の「TextArea」クラスの構
成子とまったく同じである。
【0506】 ブールが「真」である場合、「TextArea」クラスの「ベース」インス
タンスが作成され、現在のアプリケーション内で使用できる仮想キーボードリス
ナーも、「addKeyListner」メソッドを使用して同時に追加される
。真ではない場合には、「通常の」TextAreaが作成される。
【0507】 TextAreaがフォーカスを有するとき、ユーザが「OK」を押し、ブー
ルが仮想キーボードの使用を指定すると、仮想キーボードが表示され、フォーカ
スを獲得する。それは、イベントのすべてを管理し、テキストフィールドを塗り
つぶすことができる。ユーザが再び「OK」を押すと、そのテキストが確証され
、キーボードがフォーカスを戻す。仮想キーボードの使用が考えられる(ブール
=偽)の場合、「TextArea」が、「java.awt」内の標準Tex
tAreaと同じ「動作」を有する。
【0508】 以下の項は、前述された特徴のインプリメンテーション、特にグラフィックオ
ブジェクト(例えば、テキストフィールド、ボタン、スライダ、リスト、チェッ
クボックス、選択肢等)のグラフィック要素の集合からの再構築をさらに説明す
る。
【0509】 図39は、例えば、4つの角(NW2100、NE2101、SW2102、
SE2103)、4つの辺(N2104、E2105、W2106、S2107
)、及び中心(C2108)という9つの要素から作られるボタンを示す。
【0510】 典型的ではあるが、必ずしもではなく、これらの9つの要素のそれぞれは正方
形(4×4ピクセル、8×8ピクセル、16×16ピクセル)である。N要素、
E要素、W要素、S要素及びC要素のブロックが、必要とされる(外観によって
画定される境界線とともに、構成要素のサイズによって画定される)領域内で並
べて表示される。この領域は、要素のサイズの倍数である必要はない。現在、並
列表示は、左から右、または上部から下に移動するため、あらゆる不完全に描画
された要素が底部及び右側辺に表示される。これが有用であると感じられる場合
には、「中心揃え」、及び「右」揃えの並列表示規則を追加することが考えられ
るだろう。一般的には、NW要素、NE要素、SW要素及びSE要素は、境界線
と同じ大きさであるため、並列表示は必要ない。ただし、それらが必要とされる
より小さい場合には、並列表示は自アクティブに実行される。
【0511】 これがどのようにして実現されるのかに関する簡略な説明が続く。作業は3つ
の領域に分けられる。つまり、様々な外見の作成及び様々なWGTウィジェット
への割り当てを可能にするネイティブWGTモジュール、構成要素の様々なグラ
フィック特徴を塗るための関数が含まれるネイティブ「LookPixmap」
モジュールの展開、及びネイティブコードと接続するためのmhw.awt.J
avaパッケージの展開である。
【0512】 展開のこれらの3つの領域を、以下の項に説明する。
【0513】 WGTモジュール外観機構を、図40と図41を参照してここで説明する。
【0514】 本項の目的とは、WGTモジュールが、管理されている多様なグラフィックオ
ブジェクトの「外観」を制御できるためにどのように修正されたのかを説明する
ことである。新しい外観は、WGTモジュールをもとのままに残して、必要に応
じて、及び必要なときに追加できる新しいクラスの中で定義することができる。
標準的なWGT外観(LookWgt)が、この機構を使用することを希望しな
いアプリケーションがそれを使用しなくてもいいように、提供され、具体化され
、デフォルトによってウィジェットに帰される。
【0515】 以下の特徴が必要とされる。つまり数多くの異なる外観がオブジェクト型ごと
に定義できる。別の外観が各オブジェクトに独立して指定できる。及びデフォル
トにより、現在のWGTによって定義される外観がオブジェクトに適用される。
【0516】 オブジェクトの外観を描画するための、ビットマップとベクタという2つの異
なる技法が可能でなければならない。
【0517】 ビットマップ技法では、オブジェクトは、それから描画される単独のビットマ
ップを作成するための数多くの事前に定義されたビットマップ要素を結合するこ
とによって描画される。可変サイズのオブジェクトを作成するために、要素は、
例えば、必要とされるサイズのオブジェクトを構築するために辺に沿って繰り返
すことができる。
【0518】 これらの要素のそれぞれのサイズだけではなく正確な配置も定義されない。考
え方は、新しい外観の作成がWGTによって過剰に制約されないように、これを
可能な限り自由にしておくことである。外観クラスは、必要とされるオブジェク
トサイズの関数としてともにそれらを適合するためのビットマップ要素及び規則
を定義しなければならない。
【0519】 後述されるLookPixmap(ネイティブ)及びPixmapLook(
Java)クラスは、このメソッドを独占的に使用する。展開者が、ベクタメソ
ッドを使用するLookPixmapから派生するあるいは派生しない独自の外
観を作成するのを停止するものは何もない。
【0520】 ベクタ技法においては、オブジェクトは、DrawRectancle(),
DrawArc()などの一連の基本的な描画動作を使用して描画される。外観
クラスは、必要とされるオブジェクトサイズの関数としてオブジェクトを描画す
るための規則を定義しなければならない。
【0521】 ビットマップ技法とベクタ技法の両方を結合する外観クラスを考えることは完
全に可能である。例えば、ビットマップアプローチは、ボタンの基本的な形式に
使用できるだろうが、ベクタアプローチは強調表示を提供できるだろう。
【0522】 現在説明されているWGTモジュール外観機構を、さらに詳細に説明する。
【0523】 以下の機構が組み込まれた。 ・その内の一定のものがオブジェクトに帰される外観クラスに含まれる、各オブ
ジェクトの現在のペイントメソッドの7つの関数、つまりDrawBackgr
ound()、MhwWgtLookDrawBackground()、Dr
awForeground()、MhwWgtLookDrawForegro
und()、MhwWgtLookDrawRelief()、MhwWgtL
ookDrawFocus()、MhwWgtLookHighight()へ
の分割 ・抽象クラスMhwWgtLookの作成 ・MhwWgLookから派生し、WGTが初期化されるときに具体化されるク
ラスMhwWgtLookWgtの作成 ・特定の外観がMhwWgtXXXAttsSetLookを帰されない場合に
それが作成されると各オブジェクトに帰されるだろう外観を設定するために使用
されるg_TheDefaultLookグローバル変数の追加 ・オブジェクトのデフォルト外観を変更するためのパブリックメソッドMhwW
gtSetDefaultLook(context)の追加 ・2つのパブリックメソッド、MhwWgtSetXXXAttrLook(*
object,look)及びMhwWgtGetXXXAttsLook(*
object)のオブジェクトクラスへの追加 これらの態様は、印刷のためのメソッドで開始する以下の項に提示される。
【0524】 各ペイント関数は、ここで、それが呼び出されるときに以下のメソッドを呼び
出す。つまり、DrawBackground()、MhwWgtLookDr
awBackground()、DrawForeground()、MhwW
gtLookDrawForeground()、MhwWgtLookDra
wRelief(),MhwWgtLookDrawFocus(),及びMh
wWgtLookHighlight()である。
【0525】 2つのメソッド、DrawBackground()及びDrawForeg
round()は、WGTの一部であり、外観に関係なく、呼び出される。それ
以外は、事実上、問題のウィジェットと関連付けられる外観クラス内の対応する
関数に対するポインタである。このようにして、外観クラスは、これらの部分の
ペイント関数を実現する。
【0526】 背景:これは、外観がウィジェット全体の後ろに描画できるようにする。
【0527】 前景:これは、(境界線を除く)ウィジェットの中心部分の上にその他のグラ
フィックの画像を描画するために使用できる。
【0528】 レリーフ:これは、ウィジェットのレリーフフラグがセットされ、ウィジェッ
トのための境界線またはレリーフを描画するために使用される場合に呼び出され
る。
【0529】 フォーカス:これは、ウィジェットがフォーカスを有する場合に呼び出される
。それは、これをグラフィックで示すために使用できる。
【0530】 強調表示:これは、ウィジェットが強調表示される場合に呼び出される。それ
は、これをグラフィックで示すために使用できる。
【0531】 抽象クラスMhwWgtLookが定義され、以下を含む。WgtCoreL
ookClassMethod、WgtCoreLookClassFiled
、WgtCoreLookClass、WgtCoreLookPart、及び
WgtCoreLookObject。
【0532】 これらを以下に説明する。
【0533】
【表20】
【0534】
【表21】
【0535】
【表22】
【0536】 (Card8、Card16等のデータ型は、示されているビット数を有する
数型のエイリアスである。例えば、Card8は、「char」に同等であり、
Card16は「short」に同等である等。) 各描画メソッドは、オブジェクトタイプごとに同一である。メソッドごとに、
または少なくとも一定のメソッドに異なるメソッドを必要とする外観について、
外観クラス内のメソッドは、ウィジェット型を特定し、それに応じて動作しなけ
ればならない。
【0537】 DrawNothing()メソッドの目的に注意する。それは、呼び出され
るとOKを戻すだけである。一定の特徴は、必ずしも指定された外観で実現され
ない。WGTが必ずしも指定関数の存在を試験しなくてもよいように、あらゆる
実現されていない関数は、このメソッドを指さなければならない。
【0538】 Maskにも注意されたい。これは、それぞれの要素が前記メソッドの1つに
対応する、私用の読取専用ブールアレイである。要素が1に設定される場合には
、対応するメソッドが再定義される。それ以外の場合、メソッドは再定義されな
い。このようにして、それが希望する場合には、WGTが、それが呼び出さなけ
ればならないメソッドを単一動作で実行することができる。
【0539】 外観クラスは、任意の外観定義とWGTの間のインタフェースを定義するため
に使用される。WGTは、必要とされる外観を表示するためにこれらのメソッド
だけを使用する。追加の機能性が外観に必要とされる場合、それは拡張された外
観構造の中に組み込むことができるが、これらのメソッド/パラメータを考慮に
入れるかどうかはアプリケーションにより、WGTによるのではない。このよう
にして、追加属性及びメソッドが追加できる。
【0540】 派生した外観構造は、すべてのこれらのメソッド及び属性を含まなければなら
ず、それは独自のものも追加できる。WGTは、MhwWgtLook構造に定
義されるそれらのメソッドを考慮に入れるだけだろう。
【0541】 MhwWgtLookWgtクラスをここで説明する。
【0542】 既存のアプリケーションが、WGTの修正済みバージョンと互換性のあるまま
となるために修正される必要がないように、WGTオブジェクトが現在有する外
観を定義する基本的な外観クラスが、WGTによって作成、具体化される。
【0543】 それはMhwWgtLookのサブクラスであり、MhwWgtLookWg
tと呼ばれる。このクラスが初期化されると、構造の中のポインタのすべての値
が、WGTによって定義されるメソッドの点に設定される。
【0544】 この基本的なクラスは、他にないも含まない―それはWGTが現在提供する外
観を定義するにすぎない。
【0545】
【表23】
【0546】 WGT初期化に関して、MhwWgtLookwgtクラスは、WGT起動時
に作成されなければならない。WGTは、このようにして、アプリケーションが
別の外観を指定しない場合にこれらのメソッドにアクセスできるだろう。g_T
heDefaultLookグローバル変数(後述される)は、当初この外観で
の点に設定されなければならない。
【0547】 新しい外観を定義し、デフォルトの外観を設定するプロセスを、ここで説明す
る。
【0548】 WGTは、新しい外観オブジェクトを定義するまたは具体化する担当ではない
。アプリケーションは、これを自ら行わなければならない。作成されるすべての
外観オブジェクトは、MhwWgtLook構造で除去可能でなければならない
。以下の外観の管理を参照すること。
【0549】 デフォルトの外観に関して、フィールド MhwWgtLook *DefaultLook が、このコンテキストから作成されるあらゆる新しいオブジェクトに適用される
MhwWgtLookのインスタンスを指すMhwWgtContextオブジ
ェクトに追加されなければならない。新しいWGTコンテキストが作成されると
、このフィールドはWgtBasicLookの点に設定されなければならない
【0550】 コンテキストのためのデフォルト外観を設定することに関して、パブリックメ
ソッド: MgwWgtSetDefaultLook(MhwWgtContext, aContext, MhwWqtLook aLook) が、aLookでの点にaContext内のDefaultLookフィール
ドを設定するために提供される。
【0551】 外観をオブジェクトに関連付けるためには、以下の属性が、コアクラスのco
reAtts構造に追加される。 MhwWgtLook *Look この属性は、このようにして作成されるオブジェクトごとに作成される。オブ
ジェクトが具体化されるたびに、外観はDefaultLookグローバル変数
での点に設定される。
【0552】 2つの新しいパブリックメソッドMhwWgtSetXXXAttsLook
(MhwWgtWidget anObject、MhWWgLook aLo
ok)及びMhwWgtGetXXXAttsLook(MhwWgtWidg
et anObject、MhwWgtLook *aLook)が、オブジェ
クトと関連付けられる外観インスタンスを変更できるようにするためにコアクラ
スに追加されなければならない。
【0553】 外観の管理をここで説明する。
【0554】 WGTは、外観管理を提供しない。デフォルト以外の外観を使用するためには
、アプリケーションは、最初に、1つまたは複数の外観クラスが具体化、初期化
されてから、それが新しいWGTオブジェクトを作成するたびにMhwWgtS
etCoreAttsLook()メソッドを使用し、オブジェクトを所望され
る外観と関連付けることを保証しなければならない。それがすべての将来のウィ
ジェットのために指定される外観を使用することを希望する場合、それは、前述
されたMhwWgtSetDefaultLook()メソッドを使用できる。
【0555】 デフォルトによって定義される外観以外の任意の外観を使用することを希望す
るアプリケーションは、外観を作成、具体化する担当である。発明の別の実施形
態では、アプリケーションは外観を遠隔でダウンロードしてよい。ただし、この
場合、アプリケーション自体が、MhwWgtLookから派生する必要とされ
るクラスを供給しなければならない。
【0556】 外観は、それを使用するすべてのウィジェットが破壊されるまで、それを作成
したアプリケーションによって破壊されてはならない。これは、「クライアント
」の数をカウントするために、refCounterフィールドの追加を必要と
する。 Look=MhwNewLook() MhwLookRef(look); . . . MhwLookUnref(look); Look=0; これは、自由な(外観)を置換する。外観は、そのrefCounterフィ
ールドが0に等しいときに実際に破壊されるだろう。 SetXxxLook(widget, look) { If(widget->core.look) MhwLookUnref(widget->core.look); widget->core.look=look; if(look) MhwLookRef(look); } 外観を実現するためのAPIのWGTモジュールリストが、ここに示される。
【0557】
【表24】
【0558】 Look/LookPixmapモジュールを、ここでさらに詳細に説明する
【0559】 MhwWgtLookPixmapクラスは、前述されたMhwWgtLoo
kクラスから派生する。本質的には、それは、前述されたように、必要とされる
サイズのグラフィック画像を作成するために各構成要素の多様な要素を構築する
ことによって動作する。
【0560】 これらの画像は、以下のために使用される。つまり、ボタンの背景、レリーフ
(すなわち、例えばテキスト領域のアクティブなゾーンの回りの境界線)、選択
肢構成要素の記号、チェックボックス、スライダ、及びスライダリフトである。
【0561】 図40を参照すると、初期化時間を短縮するために、画像は圧縮されないが、
可能な限り占有される空間を最小限に抑えるために設計される特殊フォーマット
に記憶される。各ピクセル(2152)の色は、現在のカラーマップ中の色のイ
ンデックス数(2151)である単一バイトで記述される。図40は、例のバッ
ファ、つまり4×4画像(2153)を含む画像を示す。
【0562】 図40の画像(2153)は、以下のとおりに記憶されるだろう。 Card8 slidLiftSeVrImage4[4][4] = { { 0, 0, 0, 1}, { 0, 0, 1, 2}, { 0, 1, 2, 3}, { 1, 2, 3, 4}, }; LookPixMap画像構造を、ここで説明する。
【0563】 画像バッファのサイズを特定するために、画像の幅と高さとともに、前述され
た画像バッファを含む構造体LookPixmapImgeが定義される。後述
されるこの構造体は、グラフィック要素ごとにデータを含むために使用される。 typedef struct { Card8 imageData; Buffer containing the iamge. It is a two dimensional array of Card8, each element of which contains the index number in the palette of the colour to be displayed at the position in the array. Card8 *maskData; Buffer containing the mask It is a one dimensional array of Card8, with one bit per pixel. (Format as returned by the Image module). Card6 width; Width of the image. Card16 height; Height of the image. Card8 isOpaque; 0 if image contains any transparent elements, 1 if entirely opaque. } LookPixmapImage; 指定された種類の要素について、それらは概して同じであるだろうが、画像は
様々なサイズである場合がある。ただし、中心要素(xxxxxC)は、多くの
場合サイズ1×1である。MhwWgtLookPixmapAllImage
s構造は、後述されるように、すべてのピクチャ要素をともに分類する。
【0564】
【表25】
【0565】
【表26】
【0566】
【表27】
【0567】 本項は、様々な外観の集合をウェブブラウザに適用できるようにするために作
成されたLookPixmapクラスを含むLookPixmapモジュールを
説明する。
【0568】 このモジュールは以下のソースファイルを含む:MhwWgtLookPix
map.h、MhwWgtLookPixmapStruct.h、WgtLo
okPixmapClass.c、WgtLookPixmapPrivate
.c、MhwWgtLookPixmapImages.h、MhwWgtLo
okPixmapImages2.h、MhwWgtLookPixmapIm
ages3.h、MhwWgtLookPixmapImages4.h、Mh
wWgtLookPixmapImages5.h、及びMhwWgtLook
PixmapImages6.h。
【0569】 LookPixmapオブジェクトを作成し、使用する好ましいメソッドの詳
細を含むLookPixmapモジュールを説明する。
【0570】 ウィジェットの作成及び管理のためにWGTを使用する任意のソフトウェアが
、WGTウィジェットに代替の外観を提供するためにLookPixmapモジ
ュールを使用できる。アプリケーションがLookPixmap外観を使用する
ために、LookPixmapオブジェクトが作成されなければならない。これ
は、以下のコードを使用して実行できる。 MhwWgtLkWebClass PixmapLook; MhwWgtLkWeb PixmapLookObject; MhwWgtLkWebAtts LookPixmapValues; MhwWgtError WgtErr; WgtErr = MhwWgtLkWebInitClass(); WgtErr = MhwWgtLkWebAttsInit(&LookPixmapValues); WgtErr = MhwWgtLkWebInitDefault(&PixmapLook, &LookPixmapValues); PixmapLookObject = MhwWgtLkWebNew(&LookPixMapValues); ここでデフォルトの外観を設定するためのメソッドが記述される。
【0571】 アプリケーションは、デフォルトで指定された外観オブジェクトを使用できる
。デフォルトによって、デフォルトの外観はWGTによって作成されるLook
Wgtオブジェクトである。別のデフォルト外観を設定するために、それが前述
されたようにすでに作成されていることを条件に、以下の関数を使用することが
できる。 MhwWgtSetDefaultLook((MhwWgtLook)PixmapLookObject); 作成されたすべてのそれ以降のWGTウィジェットが、WGTデフォルトのL
ookWgtとではなく、LookPixmap外観クラスと関連付けられるだ
ろう。
【0572】 アプリケーションは、指定された種類のウィジェット、あるいはここに説明さ
れるように、指定されたウィジェットを選ぶまたは設定することができる。
【0573】 アプリケーションは、ウィジェットが作成される直前に以下の関数を呼び出す
ことによってオブジェクトが作成されるときに、指定されたウィジェットに対す
る外観を設定できる。 MhwWgtXXXAttsSetLook(MhwWgtXXXAtts*, MhwWgtLook); それは、以下の関数を使用する作成後にオブジェクトの外観を設定することも
できる。 MhwWgtXXXSetLook(MhwWgtXXXWidget *, MhwWgtLook); (この場合xxxはウィジェットの種類―例えば、LISTである。) LookPixmap画像を使用する方法をここで説明する。
【0574】 単一のLookPixmapオブジェクトは、画像の単一の集合を使用する。
ユーザは、ただ画像を変更するだけで、外観を明らかに劇的に変更することがで
きる。
【0575】 ユーザは、以下の関数を呼び出すことによって指定されるLookPixma
pオブジェクトに使用される画像を変更することができる。 MhwWgtLookPixmapSetImages(MhwWgtLookPixmap*,MhwWgtLookPixmapAllImages*);
は、指定されたLookPixmapオブジェクトを使用するすべてのウィジェ
ットに使用される画像を、指定された画像集合に設定する。 MhwWgtLookPixmapSetDefaultImages(MhwWgtLookPixmap*); は、指定されたLookPixmapを使用してすべてのウィジェットに使用さ
れる画像をデフォルトの画像集合に設定する。
【0576】 ユーザは、様々なウィジェットに様々な画像を使用することを希望する場合、
必要とされる画像の集合ごとにLookPixmapオブジェクトを作成しなけ
ればならない。それから、各画像集合を適切な外観に割り当ててから、各外観を
適切なウィジェットに関連付ける。
【0577】 LookPixmapモジュールのAPIを、ここで図39及び図41を参照
して説明する。
【0578】 以下のパブリックAPIが使用できる。
【0579】 MhwWptLookPixmapSetImages() プロトタイプ: MhwWgtError MhwWgtLookPixmapSetImages (MhwWgtLkWeb aLook, MhwWgtLookPixmapAllImages* SomeImages); 説明: aLookによって使用される画像の集合を、someImagesによって指
される画像の集合に設定する。 パラメータ: aLook 画像、someImagesを関連付けるためのMhwWgLk
Webオブジェクト someImages aLookと関連付けるための画像の集合 Returns: MHW_WGT_SUCCESS MhwWgtLookPixmapSetImagesID() プロトタイプ: MhwWgtError MhwWgtLookPixmapSetImagesID (MhwWgtLkWeb aLook, Card8 anImageID); 説明: aLookによって使用される画像の集合を、MhwWgtLookPixM
apにハードプログラミングされ、anImageIDによって特定される画像
の集合に設定する。 パラメータ: aLook anImageIDによって特定される画像を関連付けるMhwW
gtLkWebオブジェクト anImageID aLookと関連付けるためのMhwWgtLookPi
xmapでハードプログラミングされる画像の集合の識別子 Returns: MHW_WGT_SUCCESS MhwWgtLookPixmapSetDefaultImages() プロトタイプ: MhwWgtError MhwWgtLookPixmapSetDefaultImages (MhwWgtLkWeb aLook); 説明: aLookによって使用される画像の集合を、MhwWgtLookPixm
apの中でハードプログラミングされ、識別子1によって特定される画像の集合
に設定する。 パラメータ: aLook anImageIDによって特定される画像を関連付けるためのM
hwWgtLkWebオブジェクト Returns: MHW_WGT_SUCCESS MhwWgtLookPixmapLoadImage() プロトタイプ: MhwWgtError MhwWgtLookPixmapLoadImages (MhwWgtLkWeb aLook, Int32 anElementID, Int32 aWidth, Int32 aHeight, Card8*, anImageBuffer); 説明: 現在のMhwWgtLookPixmapAllImages構造体によって
指される単一画像を、指定される画像での点に変更するために使用される。Lo
okPixmapImages構造体を作成し、aLookによって指されてい
る現在のMhwWgtLookPixmapAllImages構造体を、an
ElementIDによって指定される要素のこのLookPixmapIma
geでの点に設定する。 パラメータ: aLook anImageIDによって特定される画像を関連付けるMhwW
gtLkWebオブジェクト anElementID 変更するための要素の識別子 aWidth 新しい画像のピクセル単位の幅 aHeight 新しい画像のピクセル単位の高さ anImageBuffer 新しい画像データを含むバッファ Returns: MHW_WGT_SUCCESS LookPixmapMakeImageFromElements() プロトタイプ: MhwWgtError LookPixmapMakeImageFromElements (LookPixmapImage* elemN, LookPixmapImage* elemE, LookPixmapImage* elemW, LookPixmapImage* elemS, LookPixmapImage* elemNW, LookPixmapImage* elemE, LookPixmapImage* elemSW, LookPixmapImage* elemSE, LookPixmapImage* elemC, Card16 anX, Card16 aY, Card16 aWidth, Card16 aHeight, MHWWindowID aWindow, LookPixmapDrawMode aDrawMode; 説明: elemXの9個の画像を採取し、それらを指定されたMHWウィンドウに描
画する。画像を構築するための規則は、aDrawModeによって指定される
(現在はMHW_WGT_LIKWEB_DRAW_NORMALだけが存在す
る)。最終画像は、左上角が(anX、aY)に配置され、aWidth×aH
eightnサイズであるウィンドウ内に描画される。要素の1つまたは複数が
ゼロサイズを有する場合(elemXX.widthまたはelemXX.he
ightのどちらかがゼロである)、この要素は描画されない。 パラメータ: elemN,elemE,elemW,elemS,elemNW,elemN
E,elemSW,elemSE,elemC:それぞれ、上部、右、左、低部
、左上角、右上角、左下角、右下角、及び真中にある描画するための画像 anX:最終画像を描画するための、ウィンドウ、aWindow内のx位置。
aY:最終画像を描画するための、ウィンドウ、aWindow内のy位置。 aWidth:新しい画像のピクセル単位の幅 aHeight:新しい画像のピクセル単位の高さ aWindow:構築された画像を描画するウィンドウ aDrawMode:画像を構築するためのモード。
【0580】 MHW_WGT_LKWEB_DRAW_NORMAL:並列表示なしで4つ
の角(2200、2201、2202、2203)に、NW(2100)要素、
NE(2101)要素、SW(2102)要素及びSE(2103)要素を入れ
る。N要素とS要素を水平に並列表示する。W要素およびE要素を垂直に並列表
示する。C要素を水平に且つ垂直に並列表示する。それはあらゆる画像サイズに
ついて働くが、中心領域(2208)が矩形であるならば、正しく領域を並列表
示することが保証されるにすぎない。 Returns: MHW_WGT_SUCCESS Mhw.awt Javaインタフェースパッケージをここで説明する。
【0581】 3つのJavaクラスは、WGTに定められる外観機構がjavaアプリケー
ションによって利用できるよう作成された。これらは、mhw.awt.Loo
k、mhw.awt.WgtLook、及びmhw.awt.PixmapLo
okである。
【0582】 外観クラスは、前述されたクラスMhwWgtLookに対応する抽象クラス
である。
【0583】 WgtLookクラスは、WGTクラスMhwWgtLookWgtのインス
タンスを作成し、取り扱うために使用される。
【0584】 PixmapLookクラスは、WgtLookクラスによって使用される画
像を記憶するために使用される。
【0585】 構成子の詳細で始まる、Mhw.awt.PixmapLook APIをこ
こで説明する。
【0586】 PixmapLook Public PixmapLook() PixmapLookオブジェクトの新しいインスタンスを作成し、画像がデ
フォルトの画像(ID=1)に初期化される。
【0587】 PixmapLook PixmapLookオブジェクトの新しいインスタンスを作成し、画像がI
mageIDによって指定される画像に初期化される。
【0588】 メソッドをここで説明する。
【0589】 SetImages Public void SetImages() このPixmapLookオブジェクトの現在の画像をデフォルト(ID=1
)に設定する。
【0590】 SetImages Public void SetImages (int imageID) このPixmapLookオブジェクトの現在の画像を、imageIDによ
って指定される画像に設定する。
【0591】 LoadImage Public void LoadImages (int elementID, int width, int height, byte[] buffer) 指定された画像要素をロードする。それぞれのPixmapLookオブジェ
クトが、それに関連付けられる(94)の画像の集合を有する。これらの画像は
、以下のようにグラフィック構成要素要素を表す:0relnoNW、1rel
noSW、2relnoNE、3relnoSE、4relnoN、5reln
oW、6relnoE、7relnoS、8relnoC、9relfoNW、
10relfoSW、11relfoNE、12relfoSE、13relf
oN、14relfoW、15relfoE、16relfoS、17relf
oC、18relhiNW、19relhiSW、20relhiNE、21r
elhiSE、22relhiN、23relhiW、24relhiE、25
relhiS、26relhiC、27relfhNW、28relfhSW、
29relfhNE、30relfhSE、31relfhN、32relfh
W、33relfhE、34relfhS、35relfhC、36butno
NW、37butnoSW、38butnoNE、39butnoSE、40b
utnoN、41butnoW、42butnoE、43butnoS、44b
utnoC、45butfoNW、46butfoSW、47butfoNE、
48butfoSE、49butfoN、50butfoW、51butfoE
、52butfoS、53butfoC、54buthiNW、55buthi
SW、56buthiNE、57buthiSE、58buthiN、59bu
thiW、60buthiE、61buthiS、62buthiC、63bu
tfhNW、64butfhSW、65butfhNE、66butfhSE、
67butfhN、68butfhW、69butfhE、70butfhS、
71butfhC、72choice、73chck1no、74chck1s
e、75chck1fo、76chck1fs、77chck2no、78ch
ck2se、79chck2fo、80chck2fs、81slidNeVr
、82slidEVr、83slidSeVr、84slidSwHr、85s
lidSHr、86slidSeHr、87slidSeVrHr、88sli
dLiftNeVr、89slidLiftEVr、90slidLiftSe
Vr、91slidLiftSwHr、92slidLiftSHr、93sl
idLiftSeHr。
【0592】 widthは、渡される画像の幅を指定する。
【0593】 heightは、渡される画像の高さを指定する。
【0594】 bufferは、画像データを含む。これはバイトアレイの形をしており、そ
れぞれのバイトが、ピクセルごとに使用されるカラーマップインデックスを指定
する。ピクセル(x、y)に使用されるインデックスはbuffer[(y*w
idth)+x]である。
【0595】 MakeImageFromElements Public void MakeImageFromElements (int[] widths, Int[] height, byte[] [] buffers. int anX, int aY, iny aWigth, int aHeight, java.awt.Component aComponent) 9つの要素(N、E、W、S、NW、NE、SW、SE、C)に基づいて画像
を構築し、左上角が(anX、aY)にあり、サイズがaWidthxaHei
ghtである構成要素aComponentと関連付けられるウィンドウでそれ
を描画する。画像バッファは、2次元アレイとして渡され、一方の次元が画像番
号(N、E、W、S、NW、NE、SW、SE、Cに対応する0〜8)を指定し
、他方がデータを含む。各バッファの幅及び高さは、アレイ幅及び高さで指定さ
れる。
【0596】 DownloadLookDir Public java.lang.String DownloadLookDir() MPEGストリームから「外観」ディレクトリをダウンロードする。新行(n
ewlines)によって区切られてダウンロードできる外観画像の各集合に関
する情報を含む文字列を戻す。タイトル(0〜n−1)の行番号は、関数Dow
nLoadLookImages(int ImageSet)とともに使用さ
れる識別子(ImageSet)に一致する。
【0597】 ディレクトリは、事実上、戻される文字列を含む簡略なテキストファイルであ
る。ファイル経路は、ソース――現在は/home/users/mstodd
ar/umplus/util/looks/images.dirでハード符
号化される。これは、適宜に変更できる。このようにして、これはMPEGスト
リームから自アクティブにダウンロードするために、デコーダ内で使用できる。
【0598】 ファイルのフォーマットは以下のとおりである。 <Image Set Title 1><\t>< Image Set Description><\t><URL Resource><\t>< U
RL Review><\n> <Image Set Title 2><\t>< Image Set Description><\t><URL Resource><\t>< U
RL Review><\n> <Image Set Title 3><\t>< Image Set Description><\t><URL Resource><\t>< U
RL Review><\n> <Image Set Title 4><\t>< Image Set Description><\t><URL Resource><\t>< U
RL Review><\n> うまくいかない場合には、“”を戻す。
【0599】 DownloadLookImages public void DownloadLookImages(int ImageSet) DownLoadLookDir()で戻される項目の1つの行番号(0〜n
−1)によって特定されるMPEGストリームからの画像の新しい集合をダウン
ロードし、それらをこの外観に帰す。
【0600】 データを含むファイルは以下のフォーマットである。
【0601】 WWWWHHHHWWWWHHHH...(メソッドLoadImage()
と同じ順序の)すべて94の画像の幅と高さの10進値を含む4バイト文字列(
先行する空間)の系列。画像ごとのデータバッファが、再びLoadImage
()と同じフォーマットで従う。画像間の整列が行われず、次の画像の始まりは
、前の画像に続くバイトで開始する。
【0602】 ファイル経路は、ソース――現在は/home/users/mstodda
r/mhplus/util/looks/images.<ImageSet
>内でハード符号化される。これは、適宜に変更できる。これは、このようにし
て、MPEGストリームから自アクティブにダウンロードするためにデコーダ内
で使用することができる。 public void DownloadLookImages(String ImageURL) 指定されるURLによって特定されるMPEGストリームから画像の新しい集
合をダウンロードし、それらをこの外観に帰す。
【0603】 データを含むファイルは、前述されたフォーマットである。
【0604】 ファイルの構造は、明快さのためにC構文に後述される。
【0605】
【表28】
【0606】
【表29】
【0607】
【表30】
【0608】
【表31】
【0609】
【表32】
【0610】
【表33】
【0611】
【表34】
【0612】 例えば: 幅 高さ 幅 高さ
【0613】
【表35】
【0614】
【表36】
【0615】 等。
【0616】 reDrawAll public void reDrawAll() なくなるまで、フォーカスのあるウィジェット、それから親を見つけ出す。そ
れから、上部ウィンドウが非可視及び可視に再び設定される。それから、ウィン
ドウ全体が再描画される必要がある。
【0617】 1つまたは複数のグラフィックオブジェクトを表示するため、複数のこのよう
なオブジェクト間でナビゲートするため、あるいはユーザから入力を受け取るた
めの前述された多様なメソッドは、放送供給業者からの放送の受信の文脈で、お
もにではあるが独占的ではなく他の領域にも等しく適用されてよい。一般的には
、ユーザとの視覚的な対話を含むセットトップボックスの機能性がこのようなメ
ソッドを利用してよい。
【0618】 例えば、おそらくサブチェーンが取り付けられているアイコンのナビゲート可
能なチェーンは、ユーザが商品を表示、価格を見る、発注する、それ以外の場合
アプリケーションと対話することができるようにするために、ホームショッピン
グアプリケーションで利用できるだろう。発注するために使用されるグラフィッ
クオブジェクトは、前述された方法で、強調表示時に、自アクティブに購入する
ための記号(例えば、ドルコード$)とこれまで費やされた額を表すテキスト、
すなわち加入者の言語ではワード「購入」の間で、「フリップ」する可能性があ
る。代わりに、またはさらに、ワード「購入」を加入者の言語の中に含むグラフ
ィックオブジェクトは、「購入」アイコンが選択されるたびに表示し、「ハング
オフする」ためにあらゆるサブチェーンを分岐に提供する。
【0619】 前記例の「購入」アイコンは、ユーザがナビゲートできるチェーンの中にアイ
コンの論理的なシーケンスを提供するために、クリックされると、これまで行わ
れた購入品のリストを表示するあるアイコン、及びクリックされると、購入され
たばかりの製品の納品オプションを設定する別のアイコンの隣に置かれる。「購
入」アイコンが選択されると、サブチェーンは、さらに高価なアイテムのケース
に様々なクレジット計画を含むことのある多様な補助的なオプションと表示され
るだろう。納品のために番地住所などのユーザから必要とされる任意のテキスト
情報が、仮想キーボードで入力できるだろう。
【0620】 電子番組表では、様々なチャネル、テーマ及び時刻と日付を対話によりブラウ
ズし、表示するために類似する方法が利用できるだろう。追加カスタマイズが、
ユーザの優先順位に従ってチェーン内でグラフィックオプションを配列し直すた
めに可能である場合がある。チャネルのチェーンのケースでは、ユーザの好まし
いチャネルは、チェーンの先頭として分類できるだろう。このような優先順位は
、ユーザによって示されるか、あるいはプログラムによって演繹されるだろう。
【0621】 前述されたメソッドのためのその他のアプリケーションは、オンデマンドのオ
ンラインカタログ、ニュース及び天気サービス、ゲーム、及びセットトップボッ
クスの一般的な管理(その構成の管理等)を含む。ゲームのケースでは、表/裏
フリップフロップ効果が、必ずしも追加のメソッドを作成することを必要としな
くても、ゲーム内動画を提供するために使用でき、仮想キーボードがさらに上級
の種類のゲームのために制御装置の代替形式として使用できるだろう。
【0622】 リモートコントローラを使用する対話のすべてのメソッドが、ここに説明され
るように、リモートコントローラのボタンをシミュレートする(例えば、キーボ
ード上の番号0〜9、矢印キー及びリターンキーを使用する)、または直接的に
(例えば、ボタンをクリックするためにマウスを、仮想キーボードを使用する代
わりにテキストを直接的に入力するためにキーボードを使用する)のどちらかに
より、マウス(またはローラボールまたはジョイスティックなどのその他の指向
性制御装置)及び/またはキーボード(または複数のキーを有するその他のデバ
イス)の使用によって代用または補足されてよいことも理解されなければならな
い。
【0623】 前述された仮想キーボードは、例えば、ゲーム機または移動電話などの複数の
キーを有する任意のデバイスで実現されてよい。後者では、仮想キーボードは、
実質的には説明されたように電話の画面上で(十分に大きなディスプレイを備え
た電話で)、あるいは圧縮された形式で(より小さなディスプレイを備えた電話
で)表示できるだろう。仮想キーボードのこのような圧縮は、好ましくは、左キ
ー、右キー、上キー及び/または下キー(あるいは、例えばローラ方指向性制御
装置のケースではその同等物)を押すことによってアクセスされることのある文
字または文字の種別の示唆により、一度に1つだけの文字の数ブロックを示すこ
とを伴なう可能性がある。圧縮された仮想キーボードは、特にキーボードを捧持
するために使用できる空間がほとんどない場合に、その他のアプリケーションで
使用されてよい。
【0624】 用語「チェックボックス」は、例えば、様々な状態、好ましくは「チェック済
み」と「未チェック」に相当する2つの状態であるが、おそらく3つ以上の状態
を表示することができ、ユーザによってクリックまたは選択されたときに、その
状態を一貫した様式で改変してよい円形などの任意の形状のグラフィックオブジ
ェクトを指してよい。「チェック済み」状態は、照合印、×印、またはボックス
上のその他の装飾によって示されてよい。
【0625】 参照を容易にするために、個々に使用される以下の用語は、以下の好ましい意
味を有する。
【0626】 HTML:ハイパーテキストマーク付け言語、つまりインターネットで交換さ
れる文書を記述する言語。文書は、サイト、フォーマット情報、サウンド及びピ
クチャ等に対する参考資料を含んでよい。
【0627】 HTTP:ハイパーテキスト転送プロトコル、つまりHTML文書及びHTM
L文書を表示するナビゲーションアプリケーションを保持するインターネットサ
ーバ間で通信するためのプロトコル。
【0628】 MPEG−2:モーションピクチャエキスパートグループ、つまり動画画像及
びサウンドをライルタイムで符号化する方法。
【0629】 PPP:ポイントトゥポイントプロトコル、つまり2台のコンピュータをモデ
ムを介してネットワーク化できるようにする距離アクセス通信プロトコル。
【0630】 PROXY SERVER:安全なインターネット接続を可能にし、HTTP
要求とFTP要求もバッファに入れるサーバ上に位置しているアプリケーション
【0631】 SESSION:接続の種類、または指定された時間でのメモリ内のアプリケ
ーションのインスタンス。
【0632】 URL:全域資源位置指示子、つまりインターネット上でファイルまたはリソ
ースの場所を突き止めるために使用するためのアドレス。サイトへのリンクは、
ウェブページに含まれるリソースのアドレスを指定する。
【0633】 WWW:ワールドワイドウェブ、つまりローカル文書またはリモート文書を使
用するインターネット網。ウェブ文書はウェブページであり、ページ内でのリン
クが、ローカルネットワークに位置しているのか、リモートネットワークに位置
しているのかに関係なく、様々なページ間の及び様々な主題の間でのナビゲーシ
ョン可能にする。
【0634】 GUI:グラフィックユーザインタフェース WGT:ウィジェットツールキット 本発明が、純粋に例証して前述されてきた、及び発明の範囲内で詳細の修正を
加えることができることが理解されるだろう。
【0635】 説明で開示されるそれぞれの特徴、及び(該当する場合)請求項と図面は、無
関係に、または任意の適切な組み合わせで提供されてよい。
【0636】 前述のいずれかまたはすべてにおいて、本発明のある特徴はコンピュータソフ
トウェアを使用して実現されている。ただし、言うまでもなく、これらの特徴の
いずれかが、ハードウェアまたはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせを
使用して実現されてよいことが、熟練者に明らかとなるだろう。さらに、ハード
ウェア、コンピュータソフトウェア等によって実行される関数は、電気信号及び
類似信号で、または電気信号及び類似信号を使用して実行されることが容易に理
解されるだろう。
【0637】 情報の記憶に関する特徴は、適切な記憶場所または記憶装置によって実現され
てよい。情報の処理に関する特徴は、ソフトウェア内またはハードウェア内の、
あるいは2つの組み合わせで、適切なプロセッサまたは制御手段によって実現さ
れてよい。
【0638】 前述のいずれかまたはすべてにおいて、発明は、以下の形式の任意の、いくつ
かのまたはすべてで実現されてよい。つまり、それはコンピュータシステムを動
作する方法で実現されてよく、それはコンピュータシステム自体で実現されてよ
く、それはそのシステムを動作する方法でプログラミングされるか、あるいはそ
のシステムを動作する方法を実行するために適応されるまたは配列されるときに
、コンピュータシステムで実現されてよい。及び/またはそれは、システムを動
作する方法に従って動作するように適応されるそれに記録されるプログラムを有
するコンピュータ読み取り可能記憶媒体で実現されてよい。
【0639】 ここに全体的に使用されるように、用語「コンピュータシステム」は、「コン
ピュータ」、「システム」、「装置」、「機器」、「機械」及び類似する用語と
交換されてよい。
【0640】 請求項に表示される参照番号は、例証としてのみであり、請求項の範囲に制限
的な影響を及ぼさないものとする。
【0641】 出願人は、疑いを回避するために、これにより、自分が添付図面で著作権を請
求することを宣言する。
【0642】
【図面の簡単な説明】
【図1a】 典型的なデジタルテレビシステムの概観を示す。
【図1b】 対話型テレビシステムの一般的なアーキテクチャを示す。
【図2a】 受信機/デコーダのブロック図である。
【図2b】 受信機/デコーダのアーキテクチャを示す。
【図2c】 受信機/デコーダのアーキテクチャをさらに示す。
【図3】 ウィジェット集合内のウィジェットの階層の一部の図である。
【図4】 GUIディスプレイで表示されるウィジェットの簡略化された図である。
【図5】 複数のウィジェットのメモリ内の場所を示す。
【図6a】 ウェブブラウザの画面ディスプレイを示す。
【図6b】 ウェブブラウザをナビゲートするためのリモートコントローラを示す。
【図7】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図8】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図9】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図10】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図11】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図12】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図13】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図14】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図15】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図16】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図17】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図18】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図19】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図20】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図21】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図22】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図23】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図24】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図25】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図26】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図27】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図28】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図29】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図30】 ウェブブラウザの追加画面ディスプレイを示す。
【図31】 並列表示によって形成されるグラフィックオブジェクトの例である。
【図32】 並列表示によって形成されるグラフィックオブジェクトの追加例である。
【図33】 並列表示によって形成されるグラフィックオブジェクトの追加例である。
【図34】 並列表示によって形成されるグラフィックオブジェクトの追加例である。
【図35】 並列表示によって形成されるグラフィックオブジェクトの追加例である。
【図36】 並列表示によって形成されるグラフィックオブジェクトの追加例である。
【図37】 並列表示によって形成されるグラフィックオブジェクトの追加例である。
【図38】 並列表示によって形成されるグラフィックオブジェクトの追加例である。
【図39】 グラフィックオブジェクトを並列表示する方法を示す。
【図40】 典型的な画像バッファを示す。
【図41】 並列表示したグラフィックオブジェクトのレイアウトを示す。
【図42】 仮想キーボードの動作を概略的に示す。
【図43】 仮想キーボードへの文字の典型的な写像を示す。
【図44】 仮想キーボードの例を示す。
【図45】 仮想キーボードの典型的な寸法を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 グエン バン ホン,エミーレ フランス国 エフ−75516 パリ セデッ クス 15 プレイス ラオール ダウトリ ー 34、カナル プラス テクノロジー ソシエテ アノニム内 (72)発明者 ビレール,ジャン−ステファン フランス国 エフ−95800 セルジー パ サージュ デ バラッド 16 Fターム(参考) 5B076 DB04 DC09 DF08 5E501 AA01 AB06 AB08 BA05 DA04 DA12 FA04 FA13

Claims (97)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外観オブジェクトを定義することと、 外観オブジェクトをグラフィックオブジェクトと関連付けることと、 を備える、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジェクトの
    外見を制御するための方法。
  2. 【請求項2】 外観オブジェクトが、グラフィックオブジェクトがどのよう
    に表示されるのかを決定するコードまたはパラメータを含む、請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 外観オブジェクトが、オブジェクト指向型プログラムコード
    によって定義される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 外観オブジェクトが、外観オブジェクトクラスを具体化する
    ことによって定義される、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 外観オブジェクトが、別の外観オブジェクトクラスに対する
    ポインタを含む、請求項5に記載の方法。
  6. 【請求項6】 グラフィックオブジェクトが、グラフィックオブジェクトと
    関連付けられる外観オブジェクトを識別する属性を含む、先行する請求項のいず
    れかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 外観オブジェクトを再定義するまたは修正することによって
    、あるいは別の外観オブジェクトをグラフィックオブジェクトと関連付けること
    によってグラフィックオブジェクトの外観を修正することをさらに備える、先行
    する請求項のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 外観オブジェクトが、外観オブジェクトが再定義または修正
    されるときにその値が更新される更新カウンタを含む、先行する請求項のいずれ
    かに記載の方法。
  9. 【請求項9】外観オブジェクトが、外観オブジェクトによって呼び出すこと
    のできるメソッドを示すバリデーションマスクを含む、先行する請求項のいずれ
    かに記載の方法。
  10. 【請求項10】 グラフィックユーザインタフェース内の複数のグラフィッ
    クオブジェクトの外見を制御する方法であり、外観オブジェクトを複数のグラフ
    ィックオブジェクトに関連付けることを備える、先行する請求項のいずれかに記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 複数のグラフィックオブジェクトが連結チェーンを備える
    、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 外観オブジェクトが、その外観オブジェクトと関連付けら
    れるグラフィックオブジェクトの数を示すカウンタを含む、先行する請求項のい
    ずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 グラフィックオブジェクトの外見を制御する外観オブジェ
    クトを提供することと、 グラフィックオブジェクトの動作を制御するウィジェットオブジェクトを提供
    することと、 を備える、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジェクトを
    定義する方法。
  14. 【請求項14】 グラフィックオブジェクトを表示することをさらに備える
    、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 グラフィックオブジェクトの表示可能なグループを定義す
    ることと、外観オブジェクトをグラフィックオブジェクトのグループと関連付け
    ることとを備える、任意の先行する請求項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 グラフィックオブジェクトのグループの外見を制御する方
    法であって、グラフィックオブジェクトの複数の様々な表示可能なグループを定
    義するための、及び複数の表示可能なグループからグラフィックオブジェクトの
    グループを選択するための手段を提供するステップを含む前記方法。
  17. 【請求項17】 グラフィックオブジェクトのグループの外見を制御する方
    法であって、グラフィックオブジェクトの表示可能なグループを定義することを
    含む方法。
  18. 【請求項18】 あるグループからのグラフィックオブジェクトの表現が、
    例えば、色、形状、サイズ、テクスチャまたはパターンの1つまたは複数におい
    て、別のグループのグラフィックオブジェクトの表現と異なる、請求項15〜1
    7のいずれか1つに記載の方法。
  19. 【請求項19】 グラフィックオブジェクトのグループが、グラフィックオ
    ブジェクトの連結チェーンを表示するための要素を備える、請求項15〜18の
    いずれか1つに記載の方法。
  20. 【請求項20】 グラフィックオブジェクトのグループが、静的オブジェク
    ト及びアクティブオブジェクトを備える、請求項15〜19のいずれか1つに記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブ
    ジェクトの外見を制御する方法であって、グラフィックオブジェクトの表現を表
    示する上で使用するためのグラフィックオブジェクトの複数のグラフィックオブ
    ジェクト要素を定義することを備える前記方法。
  22. 【請求項22】 方法が、グラフィックオブジェクトのグラフィックオブジ
    ェクト要素の複数の様々な集合を定義することを含む、請求項21に記載の方法
  23. 【請求項23】 固定された要素の集合及び繰り返し可能な要素の集合を定
    義することを含む、請求項21または請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 グラフィックオブジェクトのために要素のキットを作成す
    る方法であって、グラフィックオブジェクトのインスタンスに共通の固定要素の
    集合を定義し、さらに繰り返し可能な要素の集合を定義することを備える前記方
    法。
  25. 【請求項25】 グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブ
    ジェクトの表現を表示する方法であって、複数のグラフィックオブジェクト要素
    をアセンブルすることを備える、前記方法。
  26. 【請求項26】 固定要素の集合を表示することと、複数の繰り返し可能な
    要素を表示することとを備える、請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 GUI内のグラフィックオブジェクトの外見を制御する方
    法であって、グラフィックオブジェクトの第1の表示可能な表現を定義すること
    と、グラフィックオブジェクトの第2の表示可能な表現をさらに定義することと
    を備え、第2表現が第1表現に隣接して表示可能である前記方法。
  28. 【請求項28】 第1表現がアイコンを備える、請求項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】 第2表現がグラフィックオブジェクトのテキスト記述を備
    える、請求項27または28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 第2表現が選択的に表示可能であり、好ましくは、第1表
    現にフォーカスを当てることによって表示可能である、請求項27〜29のいず
    れか1つに記載の方法。
  31. 【請求項31】 方法が、グラフィックオブジェクトの連結チェーンを定義
    することを含み、第1表現及び第2表現がチェーンの連結として表示可能である
    、請求項27〜30のいずれか1つに記載の方法。
  32. 【請求項32】 第1表現と第2表現を連結するための連結要素を定義する
    ことを備える、請求項27〜31のいずれか1つに記載の方法。
  33. 【請求項33】 外観オブジェクトを第1表現、第2表現、及び好ましくは
    連結要素に関連付けることを備える、請求項27〜31のいずれか1つに記載の
    方法。
  34. 【請求項34】 グラフィックオブジェクトを表示する方法であって、グラ
    フィックオブジェクトの第1表現を表示することと、グラフィックオブジェクト
    の第2表現を表示することと、第1表現と第2表現を連結する連結要素を表示す
    ることとを備える方法。
  35. 【請求項35】 グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブ
    ジェクトの外見を制御する方法であって、グラフィックオブジェクトの連結チェ
    ーンを定義することを備える方法。
  36. 【請求項36】 グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブ
    ジェクトの外見を制御する方法であって、第1グラフィックオブジェクトを定義
    することと、第2グラフィックオブジェクトを定義することと、グラフィックオ
    ブジェクトを連結するための連結要素を定義することとを備える方法。
  37. 【請求項37】 方法が、さらに、グラフィックオブジェクトのサブチェー
    ンを定義することを含み、前記サブチェーンが、連結チェーンからの分岐を備え
    、好ましくは前記サブチェーンが選択的に表示可能である、請求項35または請
    求項36に記載の方法。
  38. 【請求項38】 グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブ
    ジェクトの表現を表示する方法であって、グラフィックオブジェクトの表現を表
    示することと、グラフィックオブジェクト間の連結を示すための連結要素の表現
    を表示することとを備える方法。
  39. 【請求項39】 連結要素の表現がグラフィックオブジェクトの表現の間に
    及び、好ましくは、方法はグラフィックオブジェクトの表現の連結チェーンを表
    示することを含む、請求項38に記載の方法。
  40. 【請求項40】 GUI内のグラフィックオブジェクトの外見を制御する方
    法であって、グラフィックオブジェクトの第1表現及びグラフィックオブジェク
    トの第2表現を定義することとを備え、第1表現と第2表現が、選択的に表示可
    能である、好ましくは周期的に表示可能である前記方法。
  41. 【請求項41】 第1表現がアイコンを含み、及び/または第2表現がグラ
    フィックオブジェクトのテキスト記述を含む、請求項40に記載の方法。
  42. 【請求項42】 GUI内のグラフィックオブジェクトの表現を表示する方
    法であって、グラフィックオブジェクトの第1表現を表示することと、それ以降
    グラフィックオブジェクトの第2表現を表示することとを備える前記方法。
  43. 【請求項43】 方法が、第1表現と第2表現の間で表現のシーケンスを表
    示することを含む、請求項42に記載の方法。
  44. 【請求項44】 1つまたは複数のグラフィックオブジェクトを表示するこ
    とをさらに備える、任意の先行する請求項に記載の方法。
  45. 【請求項45】 好ましくは、テレビセットとともに使用するためである受
    信機/デコーダ、好ましくはデジタルまたはアナログのテレビ受信機/デコーダ
    によって実行される、あるいは移動電話によって実行される、請求項1〜44の
    いずれか1つに記載の方法。
  46. 【請求項46】 外観オブジェクトを定義するための手段と、 外観オブジェクトをグラフィックオブジェクト関連付けるための手段と、 を備える、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジェクトの
    外見を制御するための装置。
  47. 【請求項47】 グラフィックオブジェクトのグループの外見を制御するた
    めの装置であって、グラフィックオブジェクトの複数の様々な表示可能なグルー
    プを定義するための、及び複数の表示可能なグループからグラフィックオブジェ
    クトのグループを選択するための手段を備える装置。
  48. 【請求項48】 グラフィックオブジェクトのグループの外見を制御するた
    めの装置であって、グラフィックオブジェクトの表示可能なグループを定義する
    ための手段を含む装置。
  49. 【請求項49】 グラフィックオブジェクトのグループが、グラフィックオ
    ブジェクトの連結チェーンを表示するための要素を備え、及び/またはグラフィ
    ックオブジェクトのグループが静的オブジェクト及びアクティブオブジェクトを
    備える、請求項47または48に記載の装置。
  50. 【請求項50】 グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブ
    ジェクトの外見を制御するための装置であって、グラフィックオブジェクトの表
    現を表示する際に使用するためのグラフィックオブジェクトの複数のグラフィッ
    クオブジェクト要素を定義するための手段を備える装置。
  51. 【請求項51】 グラフィックオブジェクトのインスタンスに共通の固定要
    素の集合、及び繰り返し可能要素の集合を備える、グラフィックオブジェクトを
    表示する際に使用するための要素のキット。
  52. 【請求項52】 グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブ
    ジェクトの表現を表示するための装置であって、複数のグラフィックオブジェク
    ト要素をアセンブルするための手段を備える装置。
  53. 【請求項53】 GUI内のグラフィックオブジェクトの外見を制御するた
    めの装置であって、グラフィックオブジェクトの第1表示可能表現を定義するた
    めの手段と、グラフィックオブジェクトの第2表示可能表現を定義するための手
    段、及び第1表現に隣接している第2表現を表示するための手段を備える装置。
  54. 【請求項54】 好ましくは第1表現にあるフォーカスを検出するときに、
    第2表現を選択的に表示するための手段を含む、請求項53に記載の装置。
  55. 【請求項55】 グラフィックオブジェクトを表示するための装置であって
    、グラフィックオブジェクトの第1表現を表示するための手段と、グラフィック
    オブジェクトの第2表現を表示するための手段と、第1表現と第2表現を連結す
    る連結要素を表示するための手段とを備える装置。
  56. 【請求項56】 グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブ
    ジェクトの外見を制御するための装置であって、グラフィックオブジェクトの連
    結チェーンを定義するための手段を備える装置。
  57. 【請求項57】 グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブ
    ジェクトの外見を制御するための装置であって、第1グラフィックオブジェクト
    を定義する、第2グラフィックオブジェクトを定義する、及びグラフィックオブ
    ジェクトを連結するための連結要素を定義するための手段を備える装置。
  58. 【請求項58】 グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブ
    ジェクトの表現を表示するための装置であって、グラフィックオブジェクトの表
    現を表示するための手段と、グラフィックオブジェクト間に連結を示すための連
    結要素の表現を表示するための手段とを備える装置。
  59. 【請求項59】 GUI内のグラフィックオブジェクトの外見を制御するた
    めの装置であって、グラフィックオブジェクトの第1表現及びグラフィックオブ
    ジェクトの第2表現を定義するための手段と、第1表現と第2表現を選択的に表
    示するための手段と、好ましくは第1表現と第2表現を周期的に表示するための
    手段を備える装置。
  60. 【請求項60】 GUI内のグラフィックオブジェクトの表現を表示するた
    めの装置であって、グラフィックオブジェクトの第1表現を表示するための手段
    と、グラフィックオブジェクトの第2表現をそれ以降表示するための手段とを備
    える装置。
  61. 【請求項61】 表示する第1表現と第2表現の間で表現のシーケンスを表
    示するための手段をさらに備える、請求項60に記載の装置。
  62. 【請求項62】 好ましくはテレビセットとともに使用するためである、受
    信機/デコーダ、好ましくはデジタルまたはアナログのテレビ受信機/デコーダ
    を備える、あるいは移動電話を備える、請求項46〜61のいずれか1つに記載
    の装置。
  63. 【請求項63】 請求項46〜61のいずれか1つに記載の装置を備える受
    信機/デコーダ。
  64. 【請求項64】 請求項63に記載の受信機/デコーダ、及び前記受信機/
    デコーダに接続される、あるいは接続可能であるテレビセットを備えるテレビシ
    ステム。
  65. 【請求項65】 オブジェクトの動作を制御するウィジェットクラスのイン
    スタンスと、 オブジェクトの外見を制御する外観オブジェクトクラスのインスタンスと、 を備える、グラフィックユーザインタフェース内のオブジェクト。
  66. 【請求項66】 ウィジェット集合が複数のウィジェットクラス及び1つま
    たは複数の外観オブジェクトクラスを備える、請求項65に記載のオブジェクト
    を作成するためのウィジェット集合。
  67. 【請求項67】 アクティブオブジェクト及び静的オブジェクトを備えるグ
    ラフィックオブジェクトのグループを備え、グラフィックオブジェクトが連結チ
    ェーンである、グラフィックユーザインタフェース内のオブジェクト。
  68. 【請求項68】 グラフィックオブジェクトの第1表現及びグラフィックオ
    ブジェクト第2表現、及び第1表現と第2表現を連結する連結要素を備える、グ
    ラフィックユーザインフタフェース内のオブジェクト。
  69. 【請求項69】 グラフィックオブジェクトの連結チェーンを備えるグラフ
    ィックユーザインタフェース内のオブジェクト。
  70. 【請求項70】 第1グラフィックオブジェクト、第2グラフィックオブジ
    ェクト、及び第1グラフィックオブジェクトと第2グラフィックオブジェクトを
    連結する連結要素とを備える、グラフィックユーザインタフェース内のオブジェ
    クト。
  71. 【請求項71】 グラフィックオブジェクトのサブチェーンを含み、前記サ
    ブチェーンが連結チェーンから分岐を備え、好ましくはサブチェーンが選択的に
    表示可能である、請求項69または請求項70に記載のオブジェクト。
  72. 【請求項72】 グラフィックオブジェクトの第1表現及びグラフィックオ
    ブジェクトの第2表現を備え、第1表現と第2表現が、選択的に表示可能である
    、好ましくは周期的に表示可能であるGUI内のオブジェクト。
  73. 【請求項73】 プロセッサ、メモリ、及びディスプレイに信号を出力する
    ための出力ポートを備え、前記メモリがその中に請求項1〜45のいずれかの方
    法を実行するためのプログラムを記憶し、請求項65または請求項67〜72に
    記載のオブジェクトと、請求項66に記載のウィジェット集合を備える、グラフ
    ィックユーザインタフェースを実現するためのアプリケーション実行デバイス。
  74. 【請求項74】 外観オブジェクトまたは外観オブジェクトクラスが、グラ
    フィックオブジェクトの以下のプロパティ(存在する場合): 背景外見、 背景オーバレイ、 前景外見、 前景オーバレイ、 レリーフまたは陰影の外見、 オブジェクト境界線の外見、 オブジェクトに割り当てられたフォーカスの表示、 オブジェクトに割り当てられる任意の強調表示の表示 の少なくとも1つがどのようにして表示されるのかを定義する、任意の先行する
    請求項に記載の方法、装置、デバイス、オブジェクトまたはウィジェット集合。
  75. 【請求項75】 外観オブジェクトを定義するため、及び 外観オブジェクトをグラフィックオブジェクトに関連付けるためのコードを備
    えるコンピュータプログラム製品。
  76. 【請求項76】 グラフィックオブジェクトの外見を制御する外観オブジェ
    クトを提供するためのコードと、 グラフィックオブジェクトの動作を制御するウィジェットオブジェクトを提供
    するためのコードと、 を備える、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジェクトを
    定義する際に使用するためのコンピュータプログラム製品。
  77. 【請求項77】 複数の異なる表示可能なグラフィックオブジェクトのグル
    ープを定義するため、及び複数の表示可能なグループからグラフィックオブジェ
    クトのグループを選択するためのコードを含む、グラフィックオブジェクトのグ
    ループの外見を制御する方法で使用するためのコンピュータプログラム製品。
  78. 【請求項78】 グラフィックオブジェクトの表示可能グループを定義する
    ためのコードを備える、グラフィックオブジェクトのグループの外見を制御する
    方法で使用するためのコンピュータプログラム製品。
  79. 【請求項79】 グラフィックオブジェクトの表現を表示する際に使用する
    ためのグラフィックオブジェクトの複数のグラフィックオブジェクト要素を定義
    するためのコードを備える、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィッ
    クオブジェクトの外見を制御する方法で使用するためのコンピュータプログラム
    製品。
  80. 【請求項80】 グラフィックオブジェクトのインスタンスに共通の固定要
    素の集合を定義するため、及び繰り返し可能な要素の集合を定義するためのコー
    ドを備える、グラフィックオブジェクトに要素のキットを作る方法で使用するた
    めのコンピュータプログラム製品。
  81. 【請求項81】 複数のグラフィックオブジェクト要素をアセンブルするた
    めのコードを備える、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブ
    ジェクトの表現を表示する方法で使用するためのコンピュータプログラム製品。
  82. 【請求項82】 グラフィックオブジェクトの第1表示可能表現を定義する
    ため、及びグラフィックオブジェクトの第2表示可能表現を定義するためのコー
    ド、及び第1表現に隣接して第2表現を表示するためのコードを備える、GUI
    内のグラフィックオブジェクトの外見を制御する方法で使用するためのコンピュ
    ータプログラム製品。
  83. 【請求項83】 グラフィックオブジェクトの第1表現を表示する、グラフ
    ィックオブジェクトの第2表現を表示する、及び第1表現と第2表現を連結する
    連結要素を表示するためのコードを備える、グラフィックオブジェクトを表示す
    る方法で使用するためのコンピュータプログラム製品。
  84. 【請求項84】 グラフィックオブジェクトの連結チェーンを定義するため
    のコードを備える、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジ
    ェクトの外見を制御する方法で使用するためのコンピュータプログラム製品。
  85. 【請求項85】 第1グラフィックオブジェクトを定義する、第2グラフィ
    ックオブジェクトを定義する、及びグラフィックオブジェクトを連結するための
    連結要素を定義するためのコードを備える、グラフィックユーザインタフェース
    内のグラフィックオブジェクトの外見を制御する方法で使用するためのコンピュ
    ータプログラム製品。
  86. 【請求項86】 グラフィックオブジェクトの表現を表示するため、及びグ
    ラフィックオブジェクト間に連結を示すための連結要素の表現を表示するための
    コードを備える、グラフィックユーザインタフェース内のグラフィックオブジェ
    クトの表現を表示する方法で使用するためのコンピュータプログラム製品。
  87. 【請求項87】 グラフィックオブジェクトの第1表現及びグラフィックオ
    ブジェクトの第2表現を定義するためのコード、及び第1表現と第2表現を選択
    的に表示する、好ましくは表現を周期的に表示するためのコードとを備える、G
    UI内のグラフィックオブジェクトの外見を制御する方法で使用するためのコン
    ピュータプログラム製品。
  88. 【請求項88】 グラフィックオブジェクトの第1表現を表示するため、及
    びグラフィックオブジェクトの第2表現をそれ以降に表示するためのコードを備
    える、GUI内のグラフィックオブジェクトの表現を表示する方法で使用するた
    めのコンピュータプログラム製品。
  89. 【請求項89】 受信機/デコーダと使用するための、請求項75〜89の
    いずれか1つに記載のコンピュータプログラム製品。
  90. 【請求項90】 メモリ及びプロセッサを備え、前記メモリがその中にアプ
    リケーションを記憶し、(前記アプリケーションの制御下にある)前記プロセッ
    サが請求項1〜45のいずれかに記載の方法を実行するように適応される、コン
    ピュータプログラム製品。
  91. 【請求項91】 請求項1〜45のいずれかに記載の方法を実行するための
    プログラムを備えるコンピュータプログラム製品。
  92. 【請求項92】 請求項1〜45のいずれかに記載の方法を実行するための
    コンピュータプログラム。
  93. 【請求項93】 請求項1〜45のいずれかに記載の方法を実行するための
    プログラムを記憶しているコンピュータ読み取り可能媒体。
  94. 【請求項94】 請求項75〜91のいずれかに記載のコンピュータプログ
    ラム製品を記憶しているコンピュータ読み取り可能媒体。
  95. 【請求項95】 請求項75〜91のいずれかに記載のコンピュータプログ
    ラム製品を有形に実現する信号。
  96. 【請求項96】 実質的には、添付図面に関してここに説明され、添付図面
    に示されるような方法。
  97. 【請求項97】 実質的には、添付図面に関してここに説明され、添付図面
    に示されるような装置。
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