JP2003521271A - 経心筋的可撓性インプラントによる血管形成 - Google Patents

経心筋的可撓性インプラントによる血管形成

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スティーブン・ジェイ・フォルクッチ
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Abstract

(57)【要約】 血栓組織内で血管形成を促進させるインプラントよび関連の供給システムを提供する。このインプラントは、経皮的、経胸腔的又は手術的に供給しても良く、特に心臓の心筋内への移植に適用される。これらのインプラントは、移植の相手先の周囲の組織の対応する動きに応じて圧縮及び膨張できるように可撓性を有するように構成されている。このインプラント内への血液流と、このインプラント内及びインプラント周囲での血液の滞溜は、このインプラントを取り囲んでいる組織の中での血管形成に到る治癒プロセスである血栓形成及び繊維素の成長に到る。更に、このインプラントは、血管形成開始の一助として、血管形成物質又は血栓を予め装填して又は移植後に注入して装填しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の属する技術分野 本発明は虚血組織の中で血管形成を誘発させる方法及び装置に関する。
【0002】 背景技術 生体組織は、充分な血液流が欠乏すると虚血組織になる。虚血は、その影響を
受けた生体組織の領域にて痛みを生じ、筋肉組織の場合には、筋肉機能に支障を
来す。治療しないままで放っておくと虚血組織は梗塞になり、永久的に機能しな
くなる可能性がある。虚血は、脈管系内での閉塞により、影響を受けた生体組織
の領域に酸素含有血液が到達するのが阻止されることに起因する場合がある。し
かし、酸素含有血液が欠乏した場合でも、虚血組織は冬眠状態のままでしばらく
の間その生存可能性を保ことが可能であるため、この虚血組織を正常に機能する
ように復活させることが可能である。虚血した領域への血流を治癒させることは
、虚血組織を復活させる一助となる。虚血は生体の様々な領域にて発生する可能
性があるが、虚血により心臓の心筋組織が影響を受けることが多々ある。往々に
して、心筋は、冠動脈疾患及び通常心筋に酸素を提供する冠動脈の閉塞症により
酸素含有血液流の欠乏が引き起こされる。このとき虚血組織は虚血患者に痛みを
与える。
【0003】 虚血の治療は、影響を受けた領域への血液供給を治癒させることを目的として
構成された様々な技術により対処されている。虚血を治療するための従来の治療
方法は、虚血領域での血栓形成を防ぐことにより、血流量を増加させること目的
とする抗凝固剤を投与することであった。
【0004】 心筋の虚血組織への血流量を増加させる他の従来の方法は冠動脈バイパス術(
CABG)である。CABGの1つのタイプは、動脈の閉塞された部分をバイパ
スするために、大動脈と冠動脈との間に静脈の断片を移植することから成る。こ
の閉塞された部分を越えた冠動脈の部分に血液流が再度流れるようにされると、
この虚血組織の領域への酸素含有血液の供給が治癒される。
【0005】 初期の研究者達は、30年以上も前に、心臓の筋肉に針で孔を開けることによ
り血液流のための流路を多数形成することによる心筋の血行再開(血管再生)に
関しての有望な結果を報告した。Sen、P.K.らによる、「Transmy
ocardial Acupuncture − A New Approac
h to Myocardial Revastularization」、J
ournal of Thoracic and Cardiovascula
r Surgery、第50巻、第2号、1965年8月、181〜189頁。
研究者達は、心筋に針で孔を開けて筋肉への血行を再開する各種方法(心筋内血
管再生術又はTMRとして一般的に知られるようになった)に関する様々な成功
率を報告したが、多くの研究者はこれら形成された流路が閉じられる等、共通し
た問題に直面した。このような閉塞を回避するために筋肉組織に孔を開ける様々
な技術が研究者達により報告されている。これらの技術には、堅くて尖った末端
を有すワイヤーで孔を開けたり、又は皮下チューブを用いてコア(穴)を作る方
法が含まれる。報告によると、これらの方法の多くは、最終的にはこのような流
路の閉塞に至る生体組織の傷害や引裂を引起こす。
【0006】 潜在的にこのような閉塞問題を防ぐ流路を形成する別の方法として、レーザー
技術を用いる方法がある。研究者達は、レーザーの熱エネルギーを用いて流路を
形成し、心筋内に開口状態の流路を保つことに成功した事を報告している。Mi
rhoseini、M.らによる、「Revascularization o
f the Heart by Laser」、Jounal of Micr
osurgery、第2巻、第4号、1981年6月、253〜260頁。この
ようなレーザーは、生体組織内にきれいで、かつ、引裂きや傷害を起こすことな
く作成された流路を形成したと言われており、これは、傷口を発生することなく
流路が治療により閉塞する可能性がより少ないことを示している。米国特許5,
769,843号(Abela等)には、カテーテルに基づいたシステムを用い
、レーザーにより作成されたTMR流路を形成する方法が開示されてる。Abe
la特許には更に、カテーテルを心臓内の望む位置に誘導する磁気誘導システム
が開示されている。アルタ特許5,380,316号及び5,389,096号
はカテーテルに基づいたTMRの他の取り込み方が開示されてる。
【0007】 非レーザー式カテーテル法の術式でもってTMRを実行することがが望ましい
ことはある程度公開され認識されたが、その様な術式が実用化された形跡は観ら
れない。米国特許5,429,144号(Wilk)には、左心室組織への血液
流を作成することを目的として、心筋内に予め形成された流路内に、拡張可能な
インプラントを挿入する方法が開示されている。
【0008】 更に、ステントを心筋内に配置し、TMRを実行する方法が米国特許5,81
0,836号(Hussein等)に開示されている。Hussein特許には
、心臓の心外膜経由で心筋内へ供給されて左心室に対して開くように配置される
ステントの実施例数件が開示されている。このステントの目的は、心筋内にて開
口状態の流路を維持してこの流路を介して血液が心室から入り心筋内へ灌流する
ようにすることである。
【0009】 生体組織内での新しい血管の成長である血管形成は、近年になってその数が増
加した研究課題である。この様に、生体組織の領域に酸素含有血液を新たに供給
するためのこのような血管成長には、生体組織及び筋肉の様々な疾患、特に虚血
症を治療できる可能性がある。このような研究は主に、遺伝子工学技術によって
作られたヒト成長因子等の血管形成因子を完璧なものにすることに焦点が置かれ
ていた。この様な成長因子を心筋組織内に注入すると、その組織内にて密集した
新しい毛細血管網が形成することが示す如く、その部位にて血管形成が開始され
ることが報告されてる。Schumacherら、「Induction of
Neo−Angiogenesis in Ischemic Myocar
dium by Human Growth Factors」、Circul
ation、1998年、第97号、645〜650頁。
【0010】 発明の要約 本発明の脈管誘発インプラントは、虚血組織内にて血管形成を開始する機構を
提供する。インプラントは移植された相手先の周囲の組織及び組織内に存在する
血液と相互作用して各種機構により血管形成を開始する。
【0011】 基本的には、インプラントが1つ以上の方法で組織と相互作用することにより
損傷応答を開始させ、虚血組織内で血管形成を引き起すことが期待される。組織
損傷に対する生体応答には、損傷部位又は刺激部位における血栓形成が関与する
。血栓形成は、最終的には新しい組織に血液を供給するための新しい血管の成長
に到ると考えられるような細動脈や繊維素の成長に到る。この領域で成長するこ
の新しい血管は、それまで酸素含有血液が得られなかった虚血組織の周囲の領域
に血液を補給する役目も果たしている。
【0012】 この組織内にこれらのインプラントが存在することは、そのことだけでも、イ
ンプラントの周囲での内皮化及び繊維素の成長に達するような異物反応を引き起
こすことがある。しかし、本発明のインプラントでは、各種機構により血管形成
を誘発するように周囲の組織と相互作用するような特別な構成となっている。
【0013】 本発明のインプラントにおける実施態様は、血液が流れ込んで滞溜することが
できるチャンバー又は内部空間を提供することにより血栓形成に到るような血管
形成を開始させる一助となる。これらのインプラントは、内部空間を画成する壁
を有するように構成され、この壁には内部への血液の通過及び内部からの血液の
通過を可能とする開口が少なくとも1つ形成されている。これらのインプラント
の材料及び構造により、周囲の組織が収縮したときにはインプラントが圧縮され
、周囲の組織が弛緩したときには非圧縮状態の形状に戻るような可撓性が得られ
る。周囲の組織の動きと同期した周期的なインプラントの圧縮及び膨張はポンプ
作用を生じさせ、膨張したときには血液をインプラントの内部空間へ引き込み、
次にインプラントが圧縮されたときには血液を拍出する。インプラントの開口の
1つには、インプラントの内部からの血液流を制御するためにチェック弁(ch
eck valve)を含めても良い。インプラントの内部空間に流れ込んで滞
溜する血液は、たとえ一時的ではあっても、凝固して血栓を形成する傾向を示す
。時間の経過と共に、内部空間に血液が常に滞溜することは、インプラントの内
部空間全体から周囲の組織へ向けての血栓形成及び繊維素の成長を生じる。新し
い血管が成長しこれらの新しく成長した箇所に酸素含有血液が供給されることと
なり、これが血管形成プロセスである。
【0014】 実施態様の中には、収縮中の周囲の組織により加えられる圧縮力により完全に
圧潰するような大きな可撓性を有するように構成されたものもある。これらの大
きな可撓性を有するインプラントは、周囲の組織が弛緩するときには、非圧縮状
態の形状で容積を画成する形状に戻るように構成してある。内部空間により画成
された容積がほぼゼロまで減少することにより、かなりの容積変化が提供され、
この容積変化により内部空間全体に亘る血液交換を最大化する顕著なポンプ作用
が提供される。血栓形成は、内部空間を通っての血液流が増大しても、このよう
な大きな可撓性を有する実施態様の中で自然に発生することがある。しかし、こ
のような大きな可撓性を有する実施態様は、それらの内部空間に予め設置された
物質をポンプ作用により周囲の組織へ拍出するためにも適切である。
【0015】 本発明のインプラントの実施態様は、インプラントに一体化された血液の血栓
をインプラントの移植時に有し、又は移植直後に内部空間に挿入し、血管形成を
開始するように調製することも更にできる。この血液の血栓は、移植手術前に患
者から採取することが可能であり、血管形成に到る組織の治療応答を開始させる
一助になると考えられている。
【0016】 血液の血栓に代えて又はそれに加えて、本発明のインプラント装置には血管形
成物質を様々な方法で予め装填でき、画成されたチャンバー又は内部空間を有す
る実施態様の中での血管形成プロセスに役に立つこの物質は、移植前に内部空間
に設置することも、移植後にそこに注入することも可能である。この物質は液体
でも固体でも良い。装置の内部空間へ流れ込んで装置の内部空間と相互作用を行
う血液流はこの物質を周囲の組織領域に亘って行き亘らせる際の一助となるが、
その理由は、この装置内に流れ込む血液がこの物質と混合し、次にこの装置から
出るときにこの物質を運び去るからである。この物質の粘度及びそれが通過する
開口の寸法により、この物質が時間の経過と共に放出される速度(以下、時放速
度)が規定される。
【0017】 物質は、これらの内部空間に装填される方法だけでなく、この装置にコーティ
ングを塗布することによっても、この装置に付随させることが可能である。別の
方法として、このインプラントはその全体をこの血管形成物質によって作成する
ことも可能である。血管形成物質又は血管形成用薬剤を装置に付随させる方法は
様々あり、上記の方法は、単なる例として提供されたものにすぎず、本発明の適
用範囲を限定するものではない。どのような付随方法であっても、本発明のイン
プラントは血管形成物質を虚血組織へ行き亘らせるために周囲の組織及び血液と
相互作用する。
【0018】 更に、各インプラントの実施態様は、それが移植された相手先の組織に刺激及
び損傷を常に与える役割を果たし、このことによりその組織内で血管形成に到る
と考えられる治癒プロセスが開始される。筋肉組織の収縮及び弛緩などのように
インプラントの周囲にある組織が動くと、ある程度の刺激及び擦過傷がこのイン
プラントに生じ、その組織に損傷を負わせる。これらのインプラントの外側表面
によって周囲の組織に負わせたこの損傷は、この組織を実質的に破壊することは
ないが、血管形成に到る損傷応答及び治癒応答を引き起こすのには充分である。
【0019】 構造的には本発明のインプラント装置は、上記概略されたような血管形成開始
の目的を実行するために様々な形状に構成することが可能である。更に、本発明
のインプラント機能を実行するためには様々な度合の可撓性が可能である。例と
しては、本発明のインプラント装置は、血液が出入りできるようになった装置の
内部空間へ通じる開口を少なくとも1つ有するポリマー又は超弾性合金などの可
撓性材料から成るカプセル形状の装置又はチューブ形状の装置を含む。
【0020】 本発明のインプラントは、虚血組織領域内に1つ以上適応できる。例として、
本発明のインプラントは、約2ミリメートルの幅及びそれが移植される対象の組
織の厚さより多少小さな値に相当する長さを画成できる。輪郭側面2ミリメート
ルのインプラントは、約一平方センチメートルの虚血組織領域に対応できてこの
組織の周囲領域に亘って血管形成を適切に促進させるが、同時に小さな領域の中
に異物が高密度に存在することによる組織の動きが変化するのを防ぐものと期待
される。
【0021】 これらの装置は所望の組織部位に経皮的及び経内腔的に、経胸腔的又は手術的
に供給できる。心臓の心筋組織内に配置されたインプラントの場合には、経皮的
に心臓の左心室にアクセスして、心筋に挿入してインプラントを供給する供給シ
ステムが開示されている。
【0022】 本発明の1つの目的は、虚血組織内で血管形成を促進させる方法を提供するこ
とである。
【0023】 本発明のもう1の目的は、虚血組織内に装置を移植することにより血管形成を
促進させる方法を提供することである。
【0024】 本発明のもう1つの目的は、心臓の虚血心筋組織内で血管形成を促進させるプ
ロセスを提供することにある。
【0025】 本発明のもう1つの目的は、人体組織内に移植するのに適したインプラントを
提供することにある。
【0026】 本発明のもう1つの目的は、安全で使用が容易であると同時に患者への損傷を
最小限にするインプラント供給システムを提供することにある。
【0027】 本発明のもう1つの目的は、血管形成に到る治療応答を開始するようにインプ
ラントを取り囲む組織を刺激するインプラントを提供することにある。
【0028】 本発明のもう1つの目的は、インプラント周囲の組織内で血管形成を促進させ
る血管形成物質がそれと組み合わされるように構成されたインプラントを提供す
ることにある。
【0029】 本発明のもう1つの目的は、インプラントが挿入されている組織内に存在する
血液と相互作用するように構成されたインプラントを提供することにある。
【0030】 本発明のもう1つの目的は、血液が流れ込み血栓形成ができる内部空間を画成
するインプラントを提供することにある。
【0031】 本発明のもう1つの目的は、インプラントが組織内に挿入される前又は挿入さ
れた後に血液の血栓又は血管形成物質を挿入できるインプラントを提供すること
にある。
【0032】 実施例の説明 図1A及び1Bはカプセル10を含むインプラント装置の1つの実施態様を示
す。このカプセル状の実施態様では、外側表面12、内側表面16を有し容積を
画成する内部空間14を有する。このカプセルの壁18は、移植した相手先の組
織の周囲の組織4による運動や圧縮力により屈曲することができるようにするた
めに多少可撓性を有する。しかしこの壁は、このカプセルが屈曲するときそれが
完全に圧潰されるのを防ぐために充分な構造的支持を提供するように形成される
べきである。
【0033】 矢印20により示される血液流は、この装置の機能の一部としてこのインプラ
ントを出入りすることが意図されるものである。図1Bに示されるごとく、周囲
の組織4からの血液20は開口22を通ってこのインプラント10の内部空間1
4に流れ込む。装置を介して交換できる血液の量を増加するためには複数の追加
開口22があっても良い。心臓のポンプ作用と共に発生する周囲の心筋組織4の
運動は、このカプセル10を屈曲させて内部空間14との血液の相互交換を促進
させる。心臓の心筋組織などの筋肉組織内に埋め込まれた場合、筋肉の収縮によ
りこのカプセル10が圧縮され、内部空間14の容積を減少させて、開口22を
通って血液が押し出される。周囲の筋肉が弛緩することによりこのカプセルに加
わっている圧力が除かれ、このことにより、最大になった内部容積で血液流を受
け入れるように準備された非圧縮形状の構成に弾力的に膨張して戻ることが可能
となる。心臓の周期的なポンプ作用及び関連する心筋の伸張及び収縮は、このカ
プセル10を介して血液を交換させる機構を提供する。更に、このカプセルには
、図1Aに示されるごとくチェック弁22を有する開口が提供されても良い。こ
のチェック弁の形成は、外側からの流体圧の下では内側方向へ開くが、内部空間
14にある流体圧により外側には開かないフラップ(以下、皮弁)28を、この
カプセルの壁18内に少なくとも1つ形成しても良い。このチェック弁は、この
カプセル内部への血液流を可能とするがこの弁からの逆流を防ぐことにより更な
る流れ制御を提供する。
【0034】 このインプラントの内部空間14の中においては閉じ込められた血液は、滞溜
して凝集する傾向がある。凝集した血液は血管形成を引き起こす役割を果たすと
考えられる血栓を形成する。この血液の濃縮塊が血栓化すると、繊維素や細動脈
が形成される。この新しい細胞の成長したものの中で新しい血管が生じてこの虚
血領域に血液流を提供する。この新しい血管は、このインプラントの存在により
誘発された繊維素の成長から形成されたこの新しい組織部位に対応するのみなら
ず心筋の周囲領域へも延びる。
【0035】 このインプラントの中及び周囲における血液の滞溜に依存することの代わり又
はそのことに加えて、血管形成プロセスを開始させる一助として、予め患者の体
から採取した血液の血栓をこのインプラントの内部に移植前に挿入しても良い。
この血栓は、開口20を通過して挿入させた皮下注入用の注射針及び注射器を介
してこのカプセル内に装填しても良い。この予め装填された血液の血栓により、
このインプラントがこの血管形成プロセスの後半により近い段階から開始させる
ことを可能とする。
【0036】 このインプラントの内部空間14内に血液の血栓を提供することの代わり又は
そのことに加えて、血液は、装置の内部空間14内に予め配置された血管形成物
質24と接触させて混合しても良い。この血管形成物質は、予めインプラントの
内部に装填された血栓と組み合わせても、それ単独で内部空間に装填しても良い
。この血管形成物質は、開口20を介して皮下注入用の注射針及び注射器を用い
てこのカプセル内に供給されても良い。固形の血管形成物質の場合には、内部空
間14内に流れ込む血液流20は、この物質を徐々に侵食し、時間の経過と共に
放出される効果(以下、時放効果)を提供するように装置と血液との相互交換の
一部として周囲の心筋組織4に運ばれる。より簡単に血液流と混合できるように
、更にまた、開口22を介してインプラントから直接漏れ出ることができるよう
に、この血管形成物質は液体でも良い。この血管形成物質は、血液と常時混合し
合ってインプラントの開口22のサイズ及び物質24の粘度によって規定された
制御量でこの血液により周囲の心筋組織4内に運ばれる。開口22のサイズ及び
液体物質の粘度を変更することにより、周囲の組織への物質の流入速度を調節す
ることができる。更に、このインプラントの表面の塗装、又はこのインプラント
の壁を形成するために使用された多孔質材料の中の孔、あるいはこのインプラン
トの表面に接着された多孔質材料の中の孔を介するこの物質の分子の相互混合に
より血管形成物質をこのインプラントに付随させることができる。
【0037】 上記のごとく、血栓形成及び繊維素の成長を含む組織の治癒プロセスは、周囲
の組織へ膨張する傾向のある治癒中の組織内での新しい血管の成長を誘発すると
考えられている。本発明のインプラントは、その表面に接触するとき組織を刺激
するように構成された外側表面12を有することにより周囲の心筋組織4内で治
癒応答を更に引き起こすように構成してもよい。表面12は粗くても良く、この
インプラントの表面に対して組織が常に動くときに周囲の心筋組織を擦る小さな
突起物を有することを特徴とする。このインプラントは、損傷領域に血液を供給
するための最終的には新しい血管の成長に到るような心筋の進行中の損傷及び治
癒を引き起こす機構を提供する。
【0038】 このカプセル10は室(以下、チャンバー)又は内部空間を画成できるものな
らいかなる形状でも良い。図1A及び1Bに示した例では多少球状の甲殻のよう
に図示されてあるが、この形状は単なる本発明の概念を説明するためだけのもの
であり、本発明の範囲を特定の形状を有するインプラントに限定するためのもの
ではない。このカプセル10は、選択した形状に構成されたときにこのインプラ
ントを取り囲む組織4が収縮することによる圧縮に抵抗するために必要な強度を
有する任意な材料から形成しても良い。このインプラントは、ステンレス鋼又は
ポリマーから形成しても良く、生体吸収性にしても良い。好ましい実施態様では
、このカプセルは高密度ポリマーから成り、ブロー成型又は回転成型などを例と
して空洞の器を作成するのに適切な成型工程により形成される。別の方法では、
カプセルは半分ずつ成型してその後相互に融合させても良い。開口22はカプセ
ルの形成後突き刺したり、穴抜きしたり、穿孔又はレーザーエネルギーによって
形成しても良い。
【0039】 図2A〜2Cに示されるもう1つの実施態様では、カプセル10は、収縮期の
ときに周囲の心筋組織4により容易にかつ完全に圧縮されるような大きな可撓性
を有するように構成されても良い。心筋組織が弛緩するに従い、このカプセル1
0は非圧縮状態となって一定の容積を画成する構成に戻る。図2A〜2Cに示さ
れる装置は更に、このカプセル14の内部への及び内部からの血液流を可能とす
る少なくとも1つの開口22を有しており、周囲の心筋組織からこのカプセル1
4の内部へ血液流20が自由に流れ込むことを可能とする。図2Aのものはこの
カプセルに応力が加わらず圧縮されていない状態のものを表す。図2Bは、収縮
したの周囲の心筋組織4の圧縮力により圧潰された状態でのカプセルを表し、圧
潰された容積はこのカプセルの内部空間14から外に向けた血液流を強制する。
図2Cは、心臓周期中に心筋組織4が弛緩したときこのカプセルが再び非圧縮状
態の形状に戻る様子を表す。このカプセルは、心筋組織4の収縮及び弛緩と同期
して圧潰と膨張を繰り返す。この可撓性カプセルは、周囲の心筋により加えられ
る外力に抵抗しない。このカプセルはそれ自体が完全に圧潰するが、再び膨張し
て血液流20で満たされた内部空間14を有する最大の容量を画成する。このカ
プセルが膨張し及び圧縮するとき繰り返し経験されるこの大きな容量変化は、こ
のカプセルの中へ又はこのカプセルから血液を移動させるためのポンプ作用を提
供する。
【0040】 上記の可撓性がより小さいカプセルの実施態様の場合と同様、可撓性カプセル
は、血管形成の機構を開始するために、内部空間14の中への血液流を使用する
。このカプセルが非圧縮状態の形状であるときに開口22を介してこのカプセル
10内に流れ込む血液流20には、上記のごとく血管形成に達すると考えられる
プロセスである血栓形成を行う機会を有する。この可撓性カプセルは、事前に患
者から得られた血液の血栓又は周囲の組織内で血管形成を促進させるためにこの
インプラントから溶出できる血管形成物質24を予め装填しても良い。この可撓
性カプセル状インプラントが圧縮されたときの形状と非圧縮状態の形状とにより
提供されるより大きな容量変化は、実質的なポンプ作用を提供し、この実施態様
により、予め装填された血管形成物質を周囲の組織へ拍出するために特に適した
ものとなる。可撓性がより低いカプセルの実施態様に関して上記説明したごとく
、液体状の血管形成物質をこのカプセルの内部空間14に具備して、移植後には
このカプセルの開口22からこの物質を放出させるようなこのカプセルの動作と
共に内部空間を通過する血液流により拍出させても良い。物質の粘度及び開口の
サイズは、周囲の組織内へのこの物質の特定の放出速度を提供するために調節し
ても良い。
【0041】 上記のごとく、広い範囲の虚血領域に亘って血管形成を促進するためにこれら
の複数のインプラント装置を1つの虚血領域の中に配置しても良い。虚血心筋組
織の場合、複数のインプラントは、組織内に異物が集合して存在することによる
効果が筋肉の可撓性及び機能に不利な影響を与えないように、充分な間隔で配置
するべきである。直径が約2ミリメートル程度のインプラントは、筋肉機能に対
して不利な影響を与えることなく約1平方センチメートルの虚血領域を充分に対
応できると考えられる。
【0042】 これらのインプラントの心筋層内での深度は決定的に重要なものではないが、
これらのインプラントを心内膜の表面6により近いところに配置する方が良い結
果が得られると考えられる。この理論の原理は、心筋層の部分でポンプ動作が起
こる場合には心内膜表面により近い心筋筋肉は心外膜により近い心筋領域より活
発的であるという所見に基づくものである。より活発な筋肉活性の領域にこれら
のインプラントを配置することは、これらのインプラントの存在に対するより顕
著な血管形成応答に到ると考えられる。このインプラントの一部を左心室に曝す
ことは許容できるが必要ではない。このインプラントの全体を心筋層の中に埋め
て組織内に存在する血液と相互作用させても良い。本発明の目的を実施するため
には、10ミリメートルの厚さを有する心筋層に対しては、5〜8ミリメートル
程度の長さのインプラントが適する。
【0043】 インプラントを供給するために患者の体内の虚血組織部位へアクセスすること
は、経皮的に、静脈切開法即ち開胸式に行っても良い。しかし、侵害性及び損傷
性がより低いインプラン供給用の経皮的方法が一般的に好ましい。これらのカプ
セル状実施態様を心臓の心筋層へ供給するための経皮的供給装置を図3A及び3
Bに示す。図4は人間の心臓1の左心室2の断面図を模式的に示す。本明細書中
の各インプラント実施態様は、以下に詳細に記載するごとく、図5A〜5Dに示
される供給カテーテル36を介して経皮的に供給しても良い。インプラント実施
態様及びそれらに関連する供給システムの説明中、「基端」とは供給経路に沿い
患者の外部に向かう方向を現し、「先端」とは患者の体内に向かう方向を現すこ
とに留意すべきである。
【0044】 経皮的に患者の心臓の左心室にアクセスするためには、ガイド・カテーテル(
以下、誘導カテーテル)(図示されていない)を先ず最初に患者の血管の中を通
って誘導して心臓1の心室2に到達させる。次に、釣り針のようにかぎ状の先端
を有するガイド・ワイヤー(以下、刺式末端のガイド・ワイヤー)34を誘導カ
テーテルを介して心室内へ挿入して、そこで心筋層4に突き刺して組織内に係留
されるようにしても良い。このガイド・ワイヤーが係留された後、操縦可能の供
給カテーテル26をこのガイド・ワイヤーの上に沿って前進させ、これらのイン
プラントを供給するために心室内に位置させても良い。複数のインプラントの供
給を容易にするために、供給カテーテル36のガイド・ワイヤー用内腔はこのカ
テーテル36上に偏心的に配置しても良い。すなわち、ガイド・ワイヤーを中心
にこのカテーテルを回転させたとき、このカテーテルの中心は、ガイド・ワイヤ
ーをただ1回配置するだけで、より広い供給領域をカバーするために、図5C及
び5Dに明示されるごとく円形の軌道に沿って回転する。この供給カテーテルの
外部直径は好ましくは2.5ミリメートル(0.100インチ)未満である。更
に、この供給カテーテルには、このカテーテルの長さを延長させてその先端部で
定着させた牽引ワイヤーを用い、このワイヤーを基端部から牽引するとこのカテ
ーテルの先端部先端の向きが変わるような操縦機能を与えても良い。すなわち、
この操縦機能はただ1回のカテーテルの挿入だけでより広範囲の供給領域を提供
する。心室内で複数部位に到達する供給カテーテルの形成に関する詳細な説明は
、1998年5月5日付で出願された米国特許出願第09/07,118号に記
載されてあるが、その開示は全て参照により本明細書に含まれる。
【0045】 カプセル状インプラント10を経皮的に心筋層に供給するのに適したカプセル
供給カテーテル40を図3Aに示す。先ず、操縦可能な供給カテーテル36が、
図5A〜5D(本明細書に記載された全てのインプラント実施態様及び供給装置
実施様態に適用可能の一般タイプの供給カテーテル36が左心室2に到達してい
る様子を表す)に示されるごとく左心室2内に誘発される。このカプセル供給カ
テーテル40は操縦可能の供給カテーテル36の中を通して挿入されている。図
3A及び3Bに示されたこのカプセル供給カテーテル40は、カプセル担体42
をその先端部に有する内側押出チューブ44を摺動的に受け入れる。この内側押
出チューブはこのカテーテル・チューブ40の中で摺動可能であり、心筋部位へ
の供給時にはこの操縦可能なカテーテルの全長に亘って、外側チューブの中へ後
退させられる。心筋部位に到達した後、この内側押出チューブは、カテーテル・
チューブ40に対して先端方向に動かされて、組織の中へ前進する前に、カプセ
ル担体を延長させてカテーテルの先端部を越えさせられる。
【0046】 このカプセル担体42は、供給時にカプセル10をカプセルカテーテルの空洞
41を通じて押し込むのに適した揺りかご状になった凹面を有する丸底部(以下
、単に丸底部)50を有するように形成されている。カプセル担体上の丸底部5
0を越えて先端方向に延びた貫入用先端部先端48があり、これは、内側押出チ
ューブ44が先端方向に動いたときに、選択部位にて内心膜6に貫入する。図3
Bに示されるごとく、押出チューブ44を先端方向に動かし続けると、貫入用先
端48により開けられた貫入部位を通じてカプセル担体が心筋層に貫入する。内
心膜の表面のみが貫入に対して測定可能な抵抗を示すが、貫入用先端48によっ
て貫入された後には、心筋層内4の中へ引き続いて貫入する際には更なる抵抗は
殆どない。従って、この丸底部50の中に納まったカプセル10を有するカプセ
ル担体42は、このカプセル10に対する抵抗又は妨害を殆ど受けることなく、
心筋層4の中へ貫入できる。このカプセル担体42の丸底部50が内心膜表面を
穿通した後、押出チューブ44及びこのカプセル担体42内で摺動可能の押出ワ
イヤー52が丸底部の開口51を通じて先端方向に移動させられ、カプセル10
を丸底部の領域50から押し出し、このカプセルが心筋層40の中に移植される
ようにする。移植後には、このカプセル担体42を有するこれらの押出ワイヤー
52及び押出チューブ44は、この操縦可能なカテーテル36を心室から引き出
すことができるように、カテーテルチューブ40の中で基端方向に引き込まれる
。このカプセル担体42の貫入用先端48は、挿入及び引き出しの際、組織の他
の領域を不注意に貫入しないようにカテーテルチューブ40の中に鞘包されるべ
きである。
【0047】 上述のカテーテル及び押出チューブは、カテーテル形成技術で既知の従来の材
料から作成しても良い。押出ワイヤー52も、従来のガイドワイヤー技術で既知
の従来の材料、すなわち、ステンレス鋼又はプラスチック材料から形成しても良
い。カプセル担体42は堅いプラスチック又はステンレス鋼から形成し、任意な
従来の接着手段で押出チューブの先端部と結合させても良い。丸底部の領域50
は、供給中にカプセルを納めて、保持できるように構成されて押出ワイヤー52
が丸底部の開口51を越えて、このカプセルがこの丸底部から心筋層の中に押し
出されるようにするべきである。例として、前記のごとく、球状形状のカプセル
を保持することを意図する場合には、丸底部50は凹面で皿型の形状でも良い。
【0048】 図6A〜6Cにもう1つのインプラント実施様態が示されている。図6B及び
6Cに示されるごとく、移植の対象となる心筋組織などの筋肉組織の周期的な収
縮及び弛緩により加わる力により、長手方向に顕著に圧縮及び伸張するように構
成された可撓性チューブ60が設置される。上記の可撓性カプセル状実施態様と
同様、この可撓性チューブ状実施態様60は、装置への血液流及び装置からの血
液流との相互作用、及び移植されているときの心筋内での動的な動きによる効果
も一部あって血栓形成を開始させる。このチューブ状実施態様60は、ポリイミ
ドなどの薄手の可撓性ポリマー材料で形成された可撓性スリーブ62から成る。
このスリーブは、内部空間66を画成し、外側表面68及び内側表面96を有す
る。図6Aで破線で示された可撓性のコイル状のスプリング(以下、可撓性コイ
ル・スプリング)64が内側表面69に当接して内部空間66内に存在してスリ
ーブ62を広がったチューブ状の形状になるように支持しても良い。このコイル
は半径方向に沿った支持を提供すると同時に図6Bに示されるようにスリーブの
長手方向に沿った圧縮も可能とし、図6Cに示されるごとく、周囲の組織が弛緩
したときにはこのスリーブが長いチューブ状の形状に戻れるようにこのスリーブ
に弾力性を提供する一助となる。
【0049】 周囲の組織が弛緩状態にあるときには、この可撓性チューブ60は、スリーブ
62の末端開口70及び側面開口72を通じて内部空間66内へ血液が流れ込む
ことを可能とする非圧縮状態のチューブ状の形状に維持される。カプセル状実施
態様に関連して以上記述した場合と同様に、この可撓性チューブ60の内部空間
66内の血液は、血管形成に達する血栓を形成する傾向が見られる。更に、カプ
セル状実施態様の場合と同様、血液の血栓及び/又は血栓形成物質をこの可撓性
チューブ状インプラント60の中に装填させて血液流20と相互作用させ、更に
血栓形成工程を促進させても良い。移植前又は心筋内にこのチューブが移植され
た後に、開口70を通じてこのような物質を挿入することによりチューブ60の
内部空間66内に配置しても良い。別の方法としては、血栓形成物質を含有する
塗装をスリーブ62に適用することや、血栓形成物質をスリーブの材料の構造内
に内蔵させることも可能である。
【0050】 図6Bに示されるごとく、可撓性チューブが圧縮されると血管形成物質が開口
70及び72を通じて周囲の組織4内へ拍出されると同時に血流20を引き起こ
す。
【0051】 カプセル実施態様に関連して上述したのと同様に、このインプラントの心臓周
期時の心筋内での動作も組織に刺激又は軽傷を与え血栓形成を開始させる傾向を
示す。この可撓性チューブ60は、図6Bに表示したごとく長手方向に圧縮され
たときには複数の折り目74を形成する。このチューブ60が心臓周期時に屈曲
するときにスリーブ62の圧潰により周期的に形成される折り目74は外側に突
起して、筋肉が収縮しているとき外部の周囲の組織4の中に突き出る。この筋肉
組織4が弛緩するに従い、このチューブは、非圧縮状態の形状に戻ってスリーブ
62内の緩みを引き伸ばし折り目74を引き込む。このようにして繰り返される
各折り目の形成及び引き込みは周囲の組織の小さな領域を刺激する。従って複数
のこの折り目は、単一のインプラントにより血栓形成が開始できる複数の核形成
部位を提供する。
【0052】 この可撓性チューブを心臓の心筋組織の中に埋め込むための経皮的供給装置を
図7A及び7Bに示す。図5A〜5Dに示すごとく、供給装置80は、誘導カテ
ーテルを介して経皮的に心臓に供給可能のカテーテルと、左心室を通じて所望の
心筋層の移植部位へ前進可能で操縦可能なカテーテル36を含む。操縦可能な供
給カテーテル36内には、図7A及び7Bに示されるように、摺動可能な可撓性
チューブ状インプラント供給システム80がある。この供給装置カテーテル80
は、基端側皺チューブ84をその先端部に結合しているチューブ状押出軸82を
有するが、この基端側皺チューブ84は、その先端部で、この基端側皺チューブ
84よりも小さい直径の先端側皺チューブ86に結合されている。この押出チュ
ーブ82内には、装置を移植するために内心膜を貫通するのに適した鋭利な先端
部先端90を有する摺動可能な貫入ワイヤー88が存在する。先端側皺チューブ
86は、その先端部にて押出ワイヤー88の先端部と結合している。これらの皺
チューブは、軸方向に圧縮荷重が加えられるとランダムな折り目を形成するよう
に圧潰するような薄手の可撓性のある材料から形成される。これらの皺チューブ
に適用できる材料にはポリエチレン又はテレフタル酸ポリエチレンがある。これ
らの皺チューブが圧潰すると、壁の折り目はチューブの全体的な輪郭を増大させ
る一助になる。チューブ状インプラント60内で圧潰したときには、これらの皺
チューブの折り目92はこのチューブの内側表面69と接触して、心筋層の中供
給ときにこのチューブを支持する。
【0053】 基端側皺チューブ84は、先端側皺チューブよりも大きい直径を有するため、
折り目を形成するように圧潰したときには、より大きい輪郭を示す。より大きい
直径の皺チューブは、その側面がチューブ状インプラント60の直径よりも大き
くなるように圧潰されるので、供給時においては、この皺チューブがこのチュー
ブ状インプラントの基端部に当接してこのチューブ状インプラントが心筋層4内
へ挿入されるときに押し出す力を提供するように構成される。
【0054】 これらの皺チューブは、押出チューブ82に対して長手方向に押出ワイヤー8
8を移動させることにより圧縮及び拡張される。先端側皺チューブ86の先端部
はこの押出ワイヤー88の先端部に熱接着してある。この先端側皺チューブ86
の基端部94はこの押出ワイヤー88の先端部90に結合されており、この先端
側皺チューブの基端部96はこの基端側皺チューブ84の先端部98に結合され
ている。この基端側皺チューブ84の基端部98はこの押出チューブ82の先端
部100に結合されている。これらの皺チューブは、より大きい輪郭となるよう
に圧潰した状態となっているが、これは、押出ワイヤー88を基端側に牽引し、
押出チューブ82を先端側に押し出すことにより、それぞれの先端部を引き寄せ
て、軸方向の圧縮力を両皺チューブに対し同時に加えて圧潰させることにより得
られる。この押出ワイヤーを先端側に、及びこの押出チューブを基端側に移動さ
せることにより、これらの皺チューブはピンと引っ張られることにより小さな輪
郭の状態に戻る。
【0055】 供給システム60を使用し、これらのチューブが緊張されて小さな輪郭となっ
た状態で、チューブ状インプラント先端側皺チューブ86上に登載される。押出
チューブ及び牽引ワイヤーは、互いに対して相対移動させられて両皺チューブを
同時に圧縮して先端側チューブ86の折り目がチューブ状インプラントの内側表
面69に係合するようにさせられる。先端側皺チューブ84の折り目92はチュ
ーブ状インプラント60の基端側で1つに集まり、チューブの直径よりも大きい
輪郭を作り、組織4内への移植時に供給システムの周りでのインプランが基端方
向に移動することを防ぐバックストップ(止め具)を提供する。この先端側皺チ
ューブ86は更に、この皺チューブの折り目92とインプラント69の内側表面
の間に生じた摩擦的係合により、移植時にチューブ状インプラント60を供給装
置の周りの所定の位置に支持する一助となる。別の方法としては、以下に他の実
施態様に関して記述されているのと同様、この供給装置では、インプラントの内
部と係合してインプラントを供給カテーテルの周りに固定させる単一の先端側皺
チューブを含めても良い。
【0056】 これらの皺チューブを圧縮させた状態で、チューブ状インプラントを先端側皺
チューブの周りに固定させ、この供給装置80を先端側に向かって内心膜表面6
上の所望部位に前進させる。図7Aに示されるごとく、押出チューブ82及び押
出ワイヤー88を両方とも一緒に先端方向に前進させ、心内膜6をこの押出ワイ
ヤー88の鋭利な先端部先端90で貫通させる。この押出ワイヤー88及び押出
チューブ82が更に先端方向へ前進すると、このチューブ状インプラント60を
組織4内に挿入するのに一助となる。以上カプセル状インプラントに関して記述
したのと同様、組織内に一定の深度に内蔵されても、基端部末端が心内膜の表面
6と同じ高さになって心室2に対して開放された状態になるように配置されても
、このインプラントは心筋内のいかなる部位に配置しても良い。このインプラン
ト60が心筋層の中に配置された後には、皺チューブ84及び86を引っ張って
緊張させるために一定の位置に押出ワイヤー88を維持すると共に、押出チュー
ブ82が基端方向に牽引されて、皺チューブ84及び86がこのインプラントの
内側表面69から解放される。次にこの供給装置80は、このインプラントを所
定の位置に残して心筋層から引き抜いても良い。このインプラントの供給後、血
栓又は血栓形成物質などの物質をこのインプラントの内部66内に挿入しても良
い。このような物質は、これら供給カテーテル80、押出チューブ82、又は押
出ワイヤー88(経皮的チューブから形成されている場合)の内腔を通じてこの
装置の先端側の開口末端70内へ供給させても良い。液体圧力を軸の基端部から
加えると、この物質が供給されて鋭利な先端部90内に形成することも可能な先
端側開口を通じて内部空間66の中に直接放出させることができる。
【0057】 多孔性材料から形成されたもう1つの可撓性インプラント実施態様を図8A〜
8Dに示す。一種の多孔性インプラント90がチューブ状の形状になっていると
ころが示されているが、組織内に埋め込み可能であれば任意な形状で良い。好ま
しくは、この多孔性インプラント90の形状は周囲の組織4から血液流20が流
れ込める内部空間92を画成する。このインプラント90を例として含むこの多
孔性材料は、発砲ポリエチレン又は発泡ポリマーなどの比較的に固い気泡材料で
も良い。この多孔性インプラントの外側直径は2ミリメートル程度で、長さは移
植する対象組織の厚みより多少小さくても良い。
【0058】 この多孔性材料はこのインプラントに可撓性を提供し、このインプラントが周
囲の組織が収縮すると一緒に圧縮されることを可能とし、周囲の組織が弛緩した
ときには非圧縮状態の形状に膨張することを可能とする。前記実施態様と同様に
、図8Bに示されるごとく、虚血組織内に移植された後でこのインプラントが非
圧縮的状態の形状を有するときには、血液流20がこのインプラントの両端94
を通って流れ込むことが期待される。次に、収縮中の周囲の組織4によりこのイ
ンプラントが圧縮され、血液はこのインプラントの内部空間92から拍出される
。この可撓性装置の周期的な圧縮及び拡張により生じた血液の流入及び流出は、
前記可撓性インプラント実施態様に関して上述されたごとく、血栓形成に到るこ
とを可能とさせるような装置の内部空間94内での血液滞溜集及び血栓形成を促
進させる。更に、多孔性材料からこのインプラントを形成したときには、その気
泡の連続気泡構造などは、虚血組織4内に埋め込まれたときにこのインプラント
構造中での繊維素及び組織がその内部に成長するような血液の滞溜の一助となる
。この気泡材料の連続した各気泡(open cell)は、この装置内に流れ
込んだ後血液流が後退できるような保護的空洞を提供する。
【0059】 このインプラント装置の内部空間92は血栓形成物質を保持する場所を提供す
るのみならず、このインプラントの完全連続気泡構造は、これらの連続気泡によ
り画成された小空間の網目状になったものを提供し、液体状又は固体状の物質を
支持できるが、この場合の物質は、このインプラントから浸出したり、内部空間
92内に流れ込む血液と混合されて、血液流20がインプラントから流れ出ると
きにこの物質を周囲の心筋組織4内へ運ぶ際の一助となる。この発泡材料により
画成されたこの開放連続空間の網目状になったものは、更に、組織に対するイン
プラントの相対運動により周囲の組織を刺激する摩擦の伴う接点を提供する。こ
れら複数の刺激点はにより血栓形成が開始される複数の核形成点が作られること
が期待される。
【0060】 この多孔性インプラント90は上記方法により所望の組織部位に供給しても良
い。特に、図8Cに示されたごとく、このインプラント90は、図8Cに示すよ
うに、供給カテーテル104の先端部の周りに登載して心筋などの所望の部位に
誘導して経皮的に供給しても良い。略チューブ状の多孔性のインプラントを、皺
チューブ110を含む供給カテーテル104の周りに登載して供給しても良いが
、この場合の皺チューブは、圧縮力の下でその長さに沿い複数の折り目114を
形成し、各折り目の直径が折り畳まれていない形状の皺チューブよりも大きくな
るように構成されている。大きくなった直径を有する折り目114は、多孔性チ
ューブの内側表面98と係合してこの多孔性チューブをカテーテル104の周り
に配置される。
【0061】 この皺チューブ116の基端部は、押出チューブ106の先端部に取り付けて
あり、この皺チューブ118の基端部は、押出チューブ106内で摺動可能な押
出ワイヤー108の貫入用先端112と結合されている。この押出ワイヤー10
8を牽引すると同時にこの押出チューブ106を先端側に移動させてこれらの先
端部を引き寄せこの皺チューブ110を圧潰させることにより圧縮力が加えられ
る。圧潰した状態でのこの皺チューブの周りにインプラント90が配置された状
態では、この皺チューブの折り目114は、このインプラントの内側表面92と
係合するだけでなく、皺チューブ110の基端部116に集って心筋層4内への
挿入時にこのインプラントが寄り掛かれるストップ部位を形成することによりイ
ンプラントを保持する。この構成により、この供給カテーテル104は、押出ワ
イヤー108の貫入用先端112が心筋層4の心内膜表面6を貫通するように先
端側に移動させられる。
【0062】 以上に記述された場合と同様に、このインプラントは、その基端部120が心
内膜表面6と同一平面になるように、又は図8Dに示されたと同様に、このイン
プラント90は心筋層4内に完全に押し込まれた状態となって左心室に対して開
放された状態にできる。このインプラントは心筋層内の任意の深度に配置しても
良いが、心筋層内では、より大きな筋肉活性及び血液流は、心外膜表面の近より
も心内膜に近くで起こると考えられる。従って、このインプラントによりを用い
て血栓形成が引き起こされる可能性は、このインプラントが心内膜表面の近くに
配置された方が増大するようである。移植後、皺チューブ110に引っ張り力を
加えて、このインプラントを供給カテーテル104から解放させる。図8Dに示
されたのと同様に、この皺チューブ110が引っ張られているときには折り目1
14は除去されてこの皺チューブの全体的な直径が小さくなることにより、この
インプラント90の内部空間94から離脱する。この皺チューブ110は、押出
チューブ106を基端方向に移動させると同時に押出ワイヤー108を先端方向
に移動させることによりピンと引っ張られる。このようにピンと引っ張られた皺
チューブ110は次に容易に引き抜くことができ、供給カテーテル104全体は
心筋層4内に残されたインプラント90に対して基端方向に取り出される。
【0063】 関連の供給装置の周りに登載されたもう1つの可撓性インプラント実施態様が
図9A及び9Bに示される。インプラント130は、それが移植された相手先の
周囲の組織の収縮及び弛緩により少ない程度ではあるが圧縮及び膨張するように
なっている。このインプラントは、周囲の組織が弛緩したとき、自分の力で開放
された状態の形状に戻れるような内在する弾力性を有するように構成できる。こ
のように、この可撓性チューブ130は、その内部に、開放状態の形状に戻るに
際しての一助となるスプリングを必要とする上記可撓性チューブ状実施態様60
よりも大きな弾力性を有する。この弾力性インプラント130は、内部空間13
2を画成する非圧縮状態の形状に弾力的に戻れるという点で、カプセルの実施形
態10に類似している。カプセルの実施態様の場合と同様に、弾力性インプラン
ト130は、更なる剛性を得るためにはPVCのようなポリマー材料から、又は
、周囲の筋肉組織が収縮したときにより大きな可撓性を提供するためには低密度
ポリマーから成型しても良い。末端開口134に加え、このインプラントには、
開放状態の形状のときにはこのインプラント内への、及び周囲の筋肉組織4によ
り圧縮されているときにはこのインプラントの外部への血液流20を可能とさせ
る側面開口136を備えても良い。弾力性インプラント130は以上説明された
多孔性インプラント及び可撓性インプラントに類似したチューブ状の形状に形成
しても良い。チューブ状に構成された場合、このインプラントは、前記実施態様
に関して説明した場合と同様に、供給時にこのインプラントの内部と係合する皺
チューブ110を有するカテーテル104を用いて心筋層4内の部位に経皮的に
供給できる。
【0064】 以上、本発明は、虚血しているが生存可能な組織の中で血栓形成を促進させる
ためのインプラント及び供給システムを提供することが明らかである。本発明は
、心臓の心筋組織内での血栓形成を促進させるに際して特に有利である。これら
のインプラントは簡単なものであり、最小のステップ数で所望の組織部位内へ直
接挿入可能である。これらの供給システムは、素早く装置を移植するに際して操
作が容易である。
【0065】 しかしながら、上記本発明の説明は単に本発明を説明するためだけのものであ
り、他の変更、実施態様及び同等物は、本発明の精神から逸脱することなく当業
者によってなされ得ることが認識されるべきである。
【0066】 本発明の上記及び他の目的及び利点は、添付の図面を参照することにより、以
下の詳細な説明から更に明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、チェック弁を有するカプセルとして構成された可撓性インプラントの
断面図である。 図1Bは、カプセルとして構成された可撓性インプラントの断面図である。
【図2】 図2Aは、カプセルとして構成された高度に可撓性のインプラントの断面図で
ある。 図2Bは、カプセルとして構成された高度に可撓性のインプラントが圧縮され
た状態での断面図である。 図2Cは、カプセルとして構成された高度に可撓性のインプラントが圧縮され
ていない状態での断面図である。
【図3】 図3Aは、組織部位にカプセルとして構成されたインプラントを供給している
状態の経皮的供給装置の部分断面図である。 図3Bは、組織部位に貫入してカプセルとして構成されたインプラントを供給
している状態の供給装置の部分断面図である。
【図4】 図4は、心筋内に複数のインプラントが配置された人間の心臓の左心室の断面
図である。
【図5】 図5A〜5Dはそれぞれ、左心室の心筋組織の虚血領域へ複数のインプラント
を経皮的に供給するステップを示す図である。
【図6】 図6Aは、可撓性チューブとして構成された可撓性インプラントの側面図であ
る。 図6Bは、インプラントを取り囲む組織により圧縮された可撓性チューブ状イ
ンプラントの側面図である。 図6Cは、非圧縮状態であって膨張した形状となっている可撓性チューブ状イ
ンプラントの側面図である。
【図7】 図7Aは、供給システムの周りに搭載されて所望の組織部位に供給される可撓
性チューブ状インプラントの側面図である。 図7Bは、組織内に供給されたインプラント及び後退中の供給装置の側面図で
ある。
【図8】 図8Aは、多孔性チューブ状可撓性インプラントの斜視図である。 図8Bは、多孔性チューブ状可撓性インプラントの側面図及び断面図を示す。 図8Cは、対応する供給システムの周りに搭載されて所望の組織部位に供給さ
れている状態での多孔性チューブ状可撓性インプラントの側面図である。 図8Dは、組織内に供給された多孔性チューブ状可撓性インプラント及び後退
中の供給システムの側面図である。
【図9】 図9Aは、対応する供給システムの周りに搭載されて所望の組織部位内に供給
される可撓性チューブの実施態様の側面図である。 図9Bは、組織内に埋め込まれた可撓性チューブ状インプラント及び後退中の
供給システムの側面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・エフ・ウェイザー アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01450 グロトン マーティンズ ポンド ロード 515 (72)発明者 リチャード・ティー・チョウ アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02154 ウォルサム ピー・オー・ボック ス 1332 (72)発明者 シーン・フォード アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02472 ウォータータウン フランク ス トリート 16 Fターム(参考) 4C060 MM25 4C081 AB12 AB13 AB33 BA12 BA13 BB07 BB08 CA00 CB01 CE02 CG01 DA02 DA03 DB04 DC02 4C097 AA14 AA15 BB01 CC01 CC17 DD02 4C167 AA05 BB05 BB16 CC19 DD01 GG06 GG16 GG23 GG33 GG46 HH30

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの輪郭を有する第1の形状と、前記第1の形状の前記輪
    郭とは異なる1つの輪郭を画成するように圧縮された第2の形状とを有するよう
    に構成された可撓性の本体を含むインプラント装置であって、該インプラント装
    置は、それが移植された相手先の周囲の組織が動くことにより前記本体が前記二
    つの形状の間で周期的な動きが起こるように構成されていることを特徴とするイ
    ンプラント装置。
  2. 【請求項2】 前記インプラントが、一定の体積を有する内部空間を有する
    中空構造を画成していることを特徴とする請求項1に記載の心筋層インプラント
    装置。
  3. 【請求項3】 前記インプラントが外部への開口を少なくとも1つ有してい
    ることを特徴とする請求項1に記載のインプラント装置。
  4. 【請求項4】 血管形成を促進する血管形成物質が、前記インプラントに付
    随していることを特徴とする請求項1に記載のインプラント。
  5. 【請求項5】 前記血管形成物質の少なくとも一部分が、前記インプラント
    が前記第1の形状から前記第2の形状に移るときに前記インプラントから放出さ
    れることを特徴とする請求項4に記載のインプラント。
  6. 【請求項6】 前記血管形成物質がヒト成長因子を含むことを特徴とする請
    求項4に記載のインプラント。
  7. 【請求項7】 前記血管形成物質が血液を含むことを特徴とする請求項4に
    記載のインプラント。
  8. 【請求項8】 前記血管形成物質が薬用エージェントを含むことを特徴とす
    る請求項4に記載のインプラント。
  9. 【請求項9】 血管形成物質が、前記インプラント装置の内部空間内に付随
    していることを特徴とする請求項3に記載のインプラント。
  10. 【請求項10】 前記血管形成物質が、移植の前に前記インプラントの内部
    空間内に付随した状態となることを特徴とする請求項9に記載のインプラント。
  11. 【請求項11】 前記血管形成物質が、前記インプラントの移植の後に前記
    インプラントの内部空間に付随した状態となることを特徴とする請求項9に記載
    のインプラント。
  12. 【請求項12】 前記インプラントは、前記インプラントがその第1の形状
    と第2の形状との間で形を変えるときに周囲の組織を刺激するような形状に構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のインプラント。
  13. 【請求項13】 周囲の組織に接触して刺激する複数の表面を更に含むこと
    を特徴とする請求項12に記載のインプラント。
  14. 【請求項14】 前記開口の少なくとも1つが、血液が流入することを許容
    するような形状に構成されたチェック弁を含むことを特徴とする請求項3に記載
    のインプラント。
  15. 【請求項15】 前記インプラントが、前記第1の形状にあるときに前記内
    部空間の中へ血液が流入することを許容するような形状に構成されていることを
    特徴とする請求項3に記載のインプラント。
  16. 【請求項16】 前記インプラントが、前記内部空間の中で血液が滞溜して
    血栓を形成することを許容するような形状に構成されていることを特徴とする請
    求項15に記載のインプラント。
  17. 【請求項17】 前記インプラントは、前記インプラントが第1の形状から
    第2の形状に移るときに前記内部空間の内容物を少なくとも部分的に排出するよ
    うな形状に構成されていることを特徴とする請求項15に記載のインプラント。
  18. 【請求項18】 前記インプラントは、可撓性のカプセルを更に含むことを
    特徴とする請求項3に記載のインプラント。
  19. 【請求項19】 前記カプセルは、略球状であることを特徴とする請求項1
    8に記載のインプラント。
  20. 【請求項20】 前記内部空間は、前記インプラントが前記第2の形状にあ
    るときに完全に圧縮されることを特徴とする請求項18に記載のインプラント。
  21. 【請求項21】 前記インプラントが、チューブを更に含むことを特徴とす
    る請求項3に記載のインプラント。
  22. 【請求項22】 前記チューブが、ポリマーを含むことを特徴とする請求項
    21に記載のインプラント。
  23. 【請求項23】 前記インプラントが、前記内部空間の中に配置されたスプ
    リングを更に含ことを特徴とする請求項22に記載のインプラント。
  24. 【請求項24】 前記インプラントが、前記第2の形状にあるときに形状を
    崩して複数の折り目部を作る薄手のポリマー製チューブを更に含み、該折り目部
    が周囲の組織を刺激するように作用することを特徴とする請求項22に記載のイ
    ンプラント。
  25. 【請求項25】 前記ポリマーは、発泡されて連続気泡構造となっており、
    該連続気泡は血液を受け入れて組織が該連続気泡構造の内部に成長できるような
    形状に構成されている連続気泡構造であることを特徴とする請求項22に記載の
    インプラント。
  26. 【請求項26】 虚血組織の中での血管形成を促進する方法であって、 第1の形状と第2の形状とを有し、周囲の組織の動きの影響下で前記第1の形
    状と前記第2の形状との間で形を変えるように構成され、少なくとも前記第1の
    形状になっているときには、前記周囲の組織と流体的に連通している一定の体積
    を画成する少なくとも1つの可撓性インプラントを提供し、 虚血組織の領域の中に少なくとも1つのインプラントを移植すること を含むことを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】 移植の前に血管形成物質を前記インプラントに付随させる
    ステップを更に含むこと特徴とする請求項26に記載の血管形成促進する方法。
  28. 【請求項28】 移植の後に血管形成物質を前記インプラントに付随させる
    ステップを更に含むことを特徴とする請求項26に記載の血管形成促進方法。
  29. 【請求項29】 前記インプラントが、供給カテーテルの中を通って経皮的
    に移植箇所へ供給されることを特徴とする血管形成促進方法。
  30. 【請求項30】 前記組織が心筋組織であり、前記インプラントが該心筋組
    織の中に移植されることを特徴とする請求項26に記載の血管形成促進方法。
  31. 【請求項31】 前記インプラントが、前記心筋組織の中に完全に移植され
    、かつ、該心筋組織の中だけに移植されることを特徴とする請求項30に記載の
    方法。
  32. 【請求項32】 1つ以上のインプラントが前記心筋組織の中に移植されて
    各インプラントの一部分が前記心筋組織の表面と実質的に平坦な状態となること
    を特徴とする請求項30に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記インプラントが左心室と流体的に連通していることを
    特徴とする請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 患者の心筋層の中に移植するためのインプラントであって
    、 内部空間を画成し、該インプラントが移植された対象の心筋組織の収縮と弛緩
    の影響下でポンプのように機能するように構成された可撓性体を含み、前記内部
    空間が入って来る血液の血栓化を促進するように構成されていることを特徴とす
    るインプラント。
  35. 【請求項35】 心筋層の中での血管形成を促進する方法であって、 血管形成を刺激するために心筋層の中で血栓を発生せること を含む方法。
  36. 【請求項36】 心筋層の中に少なくとも1つのインプラントを配置するこ
    とを更に含むことを特徴とする請求項35に記載の心筋層の中での血管形成を促
    進する方法。
  37. 【請求項37】 前記インプラントがポンプを含むことを特徴とする請求項
    36に記載の心筋層の中での血管形成を促進する方法。
  38. 【請求項38】 血管形成物質が前記ポンプ付随していることを特徴とする
    請求項37に記載の心筋層の中での血管形成を促進する方法。
  39. 【請求項39】 前記ポンプが血栓を有することを特徴とする請求項37に
    記載の心筋層の中での血管形成を促進する方法。
  40. 【請求項40】 前記インプラントが心外膜よりも心内膜に近い位置に配置
    されることを特徴とする請求項36に記載の心筋層の中での血管形成を促進する
    方法。
  41. 【請求項41】 患者の心筋層の中での血管形成を促進する方法であって、 患者から血栓化した血液を取り出し、 該患者の心筋層の中に該血栓を移植すること を特徴とする方法。
  42. 【請求項42】 前記血栓がインプラント装置と組み合わされて該インプラ
    ント装置が心筋層の中に移植されることを特徴とする請求項41に記載の患者の
    心筋層の中での血管形成を促進する方法。
  43. 【請求項43】 心筋層の中での血管形成を促進する装置であって、 心筋層の中に移植できる搬送具であって、それに付随した血管形成物質を有す
    る搬送具を 含む装置。
  44. 【請求項44】 前記搬送具がチャンバーを有する移植可能なポンプを含む
    ことを特徴とする請求項43に記載の心筋層の中での血管形成を促進する装置。
  45. 【請求項45】 前記血管形成物質が前記チャンバーの中に配置されている
    ことを特徴とする請求項43に記載の心筋層の中での血管形成を促進する装置。
  46. 【請求項46】 前記血管形成物質が血液血栓であることを特徴とする請求
    項43に記載の心筋層の中での血管形成を促進する装置。
  47. 【請求項47】 患者の心筋層の中にインプラントを配置するための供給装
    置であって、 少なくとも1つの内腔と一定の長さとを有する操縦可能な供給カテーテルと、 前記内腔の中を摺動できる長い軸であって、基端部と、組織に貫入することが
    できる尖った先端部と、前記供給カテーテルの長さよりも長い長さとを有する長
    い軸と、 前記長い軸の先端部に具備された手段であって、前記インプラントを解放可能
    に保持するための手段と を含むことを特徴とする供給装置。
  48. 【請求項48】 患者の心筋組織にインプラントを経皮的に供給する方法
    であって、 内腔と基端部と先端部とを有する供給カテーテルと、 前記内腔の中で摺動可能であって、尖った先端部を有し、その先端部でインプ
    ラントを解放可能に保持する手段とを有する長い軸と、 前記手段により前記長い軸の先端部の周りに保持されたインプラントとを提供
    し、 前記供給カテーテルを患者の血管の中を通して左心室まで誘導してその先端部
    を心筋組織の近傍に配置し、 前記長い軸を前記保持されたインプラントと一緒に前記内腔の中を前進させて
    前記長い軸の先端部が前記供給カテーテルの先端部から出て心筋層に貫入するよ
    うにし 前記インプラントを心筋層の中の所望の深度に位置決めし、 前記インプラントを心筋層の中で解放し 前記長い軸と前記供給カテーテルとを患者の体内から取り出すこと を含むことを特徴とする方法。
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