JP2003521057A - ゲノムウェブポータルを提供するための方法、システムおよびコンピュータソフトウェア - Google Patents

ゲノムウェブポータルを提供するための方法、システムおよびコンピュータソフトウェア

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JP2003521057A JP2001555252A JP2001555252A JP2003521057A JP 2003521057 A JP2003521057 A JP 2003521057A JP 2001555252 A JP2001555252 A JP 2001555252A JP 2001555252 A JP2001555252 A JP 2001555252A JP 2003521057 A JP2003521057 A JP 2003521057A
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デイビッド エム. クラフォード,
バーノン エイ. ノービエル,
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 生物学的デバイス、物質、または関連する試薬の購入の問い合わせまたは注文を処理するシステム、方法およびコンピュータプログラムプロダクトが記載される。いくつかのインプリメンテーションで、ユーザはマイクロアレイプローブセットを識別するプローブセット識別子を選択する。このマイクロアレイプローブセットは生物学的分子の検出を可能にし得る。対応する遺伝子またはESTが識別され、関連するプロダクトデータと相関付けられ、ユーザに提供される。さらに、ユーザはプロダクトデータに基づいて購入するプロダクトを選択し得る。この場合、購入注文に基きユーザのアカウントで清算することができる。同じまたは他のインプリメンテーションで、ローカルゲノムデータベースを定期更新する。ユーザのプローブセット識別子の選択に応答して対応する遺伝子またはESTの関連データをローカルゲノムデータベースからユーザに提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願) 本出願は、2000年1月25日に出願された「METHOD,SYSTEM
AND COMPUTER SOFTWARE FOR PROVIDING
A GENOME WEBPORTAL」というタイトルの米国仮特許出願シ
リアル番号第60/178,077号によって得られる優先権を主張する。本明
細書中、同出願全体を参考としておよびあらゆる目的のために援用される。
【0002】 (背景) 本発明は、バイオインフォマティクスの分野に関する。詳細には、本発明は、
インターネットなどのネットワークを介してゲノム情報を提供するためのコンピ
ュータシステム、方法およびプロダクトに関する。
【0003】 分子生物学、生化学、および多くの関連する医療分野における研究において、
新規の実験技術によって生成された複雑なデータを組織化し、分析する必要が高
まっている。このような課題に取り組んでいるのが、現在急速に進展を見せてい
るバイオインフォマティクス分野である。例えば、H.RashidiおよびK
.Buehlerによる「Bioinformatics Basics:Ap
plications in Bilogical Science and
Medicine」(CRC Press,London,2000);「Bi
oinformatics:A Practical Guide to th
e Analysis of Gene and Proteins」(B.F
.OueletteおよびA.D.Bzevanis,編、Wiley&Son
s,Inc.,1998)を参照のこと。本明細書中、これらの文献全体を参考
として援用される。広義には、バイオインフォマティクス分野の一領域では、遺
伝子の構造および/または位置と、タンパク質機能ならびに代謝プロセスとの間
の関係を解明するために、コンピュータ技術を大規模なゲノムデータベースに適
用する。このようなゲノムデータベースは、インターネットのようなネットワー
クに分散しており、このネットワークを通してアクセスされることが多い。
【0004】 (発明の要旨) マイクロアレイ技術の利用の拡大は、バイオインフォマティクスを発展させる
駆動力の1つである。詳細には、組織サンプルにおける遺伝子の発現または発現
配列タグ(EST)に関するデータを高速かつ大量に収集するためのマイクロア
レイおよび関連する計装ならびにコンピュータシステムが開発されてきた。この
ようなデータを使用して、特に、遺伝子の特性を研究し得、そして遺伝子的疾患
または状態および他の疾患または状態に関与する変異を検出し得る。より詳細に
は、マイクロアレイ実験を通じて得られたデータが研究者にとって貴重である。
これは、特に、多くの疾患状態が様々な遺伝子の発現レベルの差によって特徴付
けられ得、遺伝子DNAのコピー数の変化または特定の遺伝子の転写レベルの変
化のいずれかを通じて(例えば、開始の制御、RNA前駆体の提供、またはRN
Aプロセシングを介して)行われ得るからである。従って、研究者らは、マイク
ロアレイを用いて例えば以下のような疑問に答える:悪性腫瘍細胞には発現する
が健常組織または特定の養生法に従って処置された組織には発現しない遺伝子と
は?;特定の器官には発現するが他の器官には発現しない遺伝子またはESTと
は?;特定の種には発現するが他の種には発現しない遺伝子またはESTとは?
。しかし、データ収集は、上記の疑問および他の疑問に答える第一歩に過ぎない
。研究者がマイクロアレイ技術によって得られた膨大な量のデータから生物学的
に意味のある情報を抽出し、後続実験の設計する際の負担はますます増えている
。そのため、このような課題を解消するための改良されたツールおよび情報を研
究者に与えることが必要である。
【0005】 本明細書中にて、上記および他の必要性に応えるためのシステム、方法および
コンピュータプログラムプロダクトが記載される。いくつかのインプリメンテー
ションにおいて、ウェブポータルによって、生物学的デバイスもしくは生物学的
物質、または関連する試薬の購入に関する問い合わせまたは注文を処理する。ユ
ーザは、「プローブセット識別子」(これは後述する広義の用語である)を選択
する。「プローブセット識別子」は、1つ以上のプローブからなるプローブセッ
トと関連付けられ得る。これらのプローブセットが、生物学的分子の検出を可能
にし得る。このような生物学的分子としては、DNA提示物を含む核酸またはm
RNA転写物および/もしくは対応する遺伝子の提示物(このような核酸は、便
宜上単に「mRNA転写物」と呼ぶ)が挙げられるが、これらに限定されない。
対応する遺伝子またはESTは、識別され、関連データと相関付られた後、ユー
ザに提供される。いくつかの局面において、ユーザは、購入するプロダクトをデ
ータに基づいて選択し得る。ユーザが購入を決心すると、そのユーザの購入注文
に基づいてユーザのアカウントを調節し得る。
【0006】 これらのインプリメンテーションのうちいくつかの利点は、初回実験の結果に
基づいて、ユーザに後続実験に関するプロダクトの示唆をし得ることである。こ
れらの初回実験結果の提示は、例えばユーザがコントロールサンプルおよび実験
サンプル中の比較的高レベルの差次的発現を示すプローブに対応するプローブセ
ット識別子を指定することにより、プローブセット識別子の選択に基づいて行わ
れる。
【0007】 同じまたは他のインプリメンテーションにおいて、ローカルゲノムデータベー
スが定期的に更新される。いくつかの局面において、この更新工程をリモートデ
ータベースから行い得る。ユーザがプローブセット識別子を選択するのに応答し
て、遺伝子またはESTに関連するデータがローカルゲノムデータベースからユ
ーザに提供される。他の局面において、ユーザによる遺伝子識別子および/また
はEST識別子の選択に応答して、遺伝子またはESTに関連するデータをロー
カルゲノムデータベースからユーザに提供する。
【0008】 これらのインプリメンテーションのうちのいくつかの利点としては、ユーザが
実験結果に基づいてデータリクエストを開始し得ることが挙げられる。単なる1
つの例として、ユーザは、相対的に高い遺伝子発現に対応するプローブセット識
別子を選択することにより、これらの結果を提示し得る。これらのインプリメン
テーションは有利である。なぜならば、ユーザがリクエストした時点でゲノムデ
ータがローカルで利用が可能であり、そして、ユーザのリクエストに応答してリ
モートデータベースに対する問い合わせを行う必要も無いからである。それどこ
ろか、リモートデータベースへの問い合わせは、定期的(例えば、毎週)に行わ
れる。そのため、ユーザが膨大な量の遺伝子またはESTの発現または差次的発
現を示す膨大な量のプローブセット識別子を選択しても、ローカルゲノムデータ
ベースからの応答がユーザに迅速に提供され得る。従って、一般的にリモートデ
ータベースにおける複数またはバッチによるに呼掛けに起因する多大な遅延は回
避される。
【0009】 また、上記のインプリメンテーションまたは他のインプリメンテーションにお
いて、1つ以上のプロダクトの購入に関するコンピュータによってインプリメン
トされた問い合わせまたは注文をユーザが行うための方法が記載される。ユーザ
がプローブセット識別子の第1のセットを選択すると、その選択は、インターネ
ットを介してポータルシステムへと送られる。このポータルシステムは、データ
と、ユーザによって選択されたプローブセット識別子によって識別されるプロー
ブセットに対応する1つ以上の遺伝子またはESTとを相関付け得る。ユーザは
、この相関付けされたデータをポータルシステムから受信する。ユーザは、この
ようなデータの一部または全体を選択し得、または、別の場合においてそのよう
なデータに関連するプロダクトを購入したいとの希望を示し得る。ユーザがプロ
ダクトの購入を選択すると、そのユーザのアカウントをそれに応じて調節するこ
とが可能となる。
【0010】 いくつかのインプリメンテーションにおいて、1つ以上の遺伝子またはEST
に関連するデータを提供するシステムが記載される。上記システムにおいて、遺
伝子またはESTの各々は、プローブセット識別子によって識別される少なくと
も1つの対応するプローブセットを有し、生物学的分子の検出を可能にする。生
物学的分子は、核酸であるか、または対応する遺伝子であり得る。上述したよう
に、1つ以上のプローブセット識別子は、遺伝子識別子またはEST識別子(例
えば、登録番号)を含み得る。本システムは、ユーザが選択したプローブセット
識別子の第1のセットを受信する入力マネージャと;上記プローブセット識別子
の第1のセットによって識別されるプローブセットに対応する遺伝子またはES
Tを識別する遺伝子決定子と;遺伝子またはESTとデータとを相関付ける相関
器と;上記のデータを上記のユーザに提供する出力マネージャを含む。これらの
インプリメンテーションの入力マネージャおよび出力マネージャは、インターネ
ットを介してユーザに結合され得る。
【0011】 プローブセット識別子の第1のセットが、これらの対応する遺伝子またはES
Tの発現または差次的発現を検出し得るプローブセットのプローブセット識別子
の第2のセットのサブセットであり得る。例えば、上記のユーザは、上記サブセ
ットの選択をプローブアレイソフトウェアアプリケーションによって提供された
グラフィカルユーザインターフェースを用いて行い得る。このような選択は、例
えば、プローブセットのスキャッタープロット表示におけるアウトライアー(o
ut−lier)の周囲にループを描くことにより、行い得る。この場合、上記
アウトライアーは、相対的に高い程度の差次的発現を有するプローブセットを示
す。別の多くの可能な実施例として、上記のユーザは、注文テーブル中のプロー
ブセット識別子のエントリを強調表示することにより、上記サブセットを選択し
得る。
【0012】 上記プローブセットが、代表的には1つ以上のプローブアレイ上に配置される
ことが多い。プローブアレイは、上述したように、様々な型のマイクロアレイ(
例えば、VLSIPS(TM)技術(これについては後述する)を用いて合成さ
れたマイクロアレイ)またはスポットアレイ)のうち任意のものであり得る。そ
のため、「プローブセット」という用語は、(例えばVLSIPS(TM)技術
による)一連の合成プローブだけではなく、様々なスポットアレイ技術(これに
ついても後述する)によって配置される1つ以上のスポットも含むものとして一
般に理解されている。上記スポットは、一例としてオリゴヌクレオチドであり得
、または別の例においてcDNAクローンもしくはそれらのクローンから生成さ
れたPCR生成物であり得る。このデータとしては、利用可能性、価格設定、組
成、適性、または様々なプロダクト(生物学的デバイスもしくは生物学的物質を
含む)もしくは試薬(これは生物学的デバイスもしくは生物学的物質と併用し得
る)の注文についてのプロダクトデータ、または付加的な情報(例えば、ヌクレ
オチドもしくはタンパク質配列情報、または位置に関するか、もしくは機能に関
する注釈情報)が挙げられ得る。いくつかの実施例として、上記デバイスはプロ
ーブアレイのスライドまたは顕微鏡スライドであり得、または、上記物質は、ク
ローン、オリゴヌクレオチド、抗体またはタンパク質であり得る。
【0013】 他のインプリメンテーションは、1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデ
ータを提供する方法に関する。同方法において、各遺伝子または各ESTは、プ
ローブセット識別子によって識別される少なくとも1つの対応するプローブセッ
トを有し、生物学的分子の検出を可能にし得る。上記生物学的分子は、対応する
遺伝子の核酸または対応する遺伝子のmRNA転写物であり得る。上記方法は、
以下の工程を含む。:すなわち、ユーザが選択したプローブセット識別子の第1
のセットを受信する工程と;上記プローブセット識別子の第1のセットによって
識別されるプローブセットに対応する遺伝子またはESTを識別する工程と;上
記遺伝子またはESTとデータとを相関付ける工程と;および上記のデータを上
記のユーザに提供する工程。さらに他のインプリメンテーションは、上記方法を
インプリメントするコンピュータプログラムプロダクトに関する。
【0014】 さらなるインプリメンテーションは、1つ以上のプロダクトの購入に関するコ
ンピュータによってインプリメントされた問い合わせまたは注文を行う方法に関
する。この方法は、以下の上記工程を含む:すなわち、ユーザのコンピュータに
おいて1つ以上のプローブセット識別子の第1のセットのユーザによる選択を受
信する工程であって、ここで各プローブセット識別子は、対応する遺伝子の発現
の検出を可能にしたプローブセットを識別する、工程と;上記のユーザによる選
択をインターネットを介してポータルシステムに提供する工程であって、上記ポ
ータルシステムは、データと、上記プローブセット識別子の第1のセットによっ
て識別されるプローブセットに対応する1つ以上の遺伝子またはESTとを相関
付けることが可能である、工程と;および上記相関付けされたデータを上記ポー
タルシステムから受信する工程。上記のユーザはまた、プロダクトデータも購入
対象として選択し得る。
【0015】 さらに別のインプリメンテーションは、1つ以上の遺伝子またはESTに関連
するデータを提供するためのシステムに関する。上記システムにおいて、遺伝子
またはESTの各々は、プローブセット識別子によって識別される、少なくとも
1つの対応するプローブセットを有し、生物学的分子の検出を可能にし得る。上
記生物学的分子は、核酸または対応する遺伝子のmRNA転写物であり得る。本
システムは、以下を含む:遺伝子またはESTに関連するデータを含む、ローカ
ルゲノムデータベースを定期的に更新するデータベースマネージャと;プローブ
セット識別子のユーザによる選択を受信する入力マネージャと;上記ローカルゲ
ノムデータベースから上記プローブセット識別子に対応する遺伝子またはEST
に関するデータを構築するユーザ−サービスマネージャと;および上記のデータ
を上記のユーザに提供する出力マネージャ。
【0016】 上記インプリメンテーションにおいて、上記のデータベースマネージャは、上
記ローカルゲノムデータベースを定期的に(例えば、週1回)以下のデータを用
いて更新することができる:配列データ、エキソンの構造または位置データ、ス
プライス改変体データ、マーカ(marker)の構造または位置データ、多型
性データ、相同性データ、タンパク質−ファミリ分類データ、経路データ、代替
遺伝子命名データ、文献詳説データ、注釈データ、他のゲノムデータもしくはプ
ロテオームデータ、またはこれらの任意の組み合わせ。この更新工程は、リモー
トデータベースとの(恐らくはインターネットを介した)定期的通信によって達
成し得る。このようなリモートデータベースとしては、公的リモートデータベー
スまたは個人所有のリモートデータベースが何百とあり、例えば、GenBan
k、GenBank New、SwissProt、GenPept、DB E
ST、Unigene、PIR、Prosite、PFAM、Prodom、B
locks、PDB、PDBfinder、EC Enzyme、Kegg P
athway、Kegg Ligand、OMIM、OMIM Map、OMI
M Allele、DB SNPおよび/またはPubMedがある。上記のデ
ータベースマネージャとリモートデータベースとの間の定期的な通信は、代表的
には(ただし、必ずしもそうではない)ユーザのリクエストに応答せず、上記入
力マネージャが、代表的には(必ずしもそうではない)上記のユーザがプローブ
セット識別子の選択を動的に受信する。この文脈において用いられる「動的に」
という用語は、ユーザの問い合わせに対する本質的にリアルタイムの応答を指す
ものとして意図される。
【0017】 さらなるインプリメンテーションにおいて、プロダクトデータを提供するシス
テムが記載される。上記プロダクトデータは、生物学的プロダクトデータを含み
得る。本システムは、遺伝子、ESTおよび/またはプローブセット識別子をユ
ーザから受信する入力マネージャを有する。例えば、上記のユーザは、1つ以上
の遺伝子登録番号を指定し得る。本システムはまた、上記遺伝子、ESTおよび
/またはプローブセット識別子と1つ以上のプロダクトデータとの間の相関付け
または関連付けを行うユーザ−サービスマネージャを有する。ユーザ−サービス
マネージャは、必要に応じてデータベースマネージャと連携しながら、1つ以上
のローカルおよび/もしくはリモートデータベースまたは他のローカルもしくは
リモートにあるデータ供給源(例えば、ウェブページ)から得られるプロダクト
データを、さらに生じる。本システムには、上記プロダクトデータを上記のユー
ザに提供する出力マネージャもまた含まれる。いくつかの局面において、ユーザ
アカウントを上記購入に基づいて調節してもよく、または、上記のユーザをベン
ダーに照会させるためにベンダーアカウントを調節してもよい。上記のユーザか
らの情報の受取りおよびユーザへの情報の供給は、ネットワーク(例えば、上記
インターネット)を通じて行われ得る。他の局面において、プロダクトデータ(
例えば、生物学的プロダクトデータ)を提供する方法が記載される。上記方法は
、以下の工程を含む:すなわち、遺伝子、ESTおよび/またはプローブセット
識別子をユーザから受信する工程と;上記遺伝子、ESTおよび/またはプロー
ブセット識別子と1つ以上のプロダクトデータとを相関付ける工程と;ローカル
および/もしくはリモートデータベースまたは他のローカルのデータ供給源およ
び/もしくはリモートにあるデータ供給源から獲得し得る上記プロダクトデータ
を生じる工程と;上記プロダクトデータを上記のユーザに提供する工程。上記方
法は、上記購入に基づいてユーザアカウントを調節する工程または上記のユーザ
をベンダーに照会させるために上記ベンダーのアカウントを調節する工程を必要
に応じて含み得る。
【0018】 さらなる局面は、1つ以上の遺伝子またはESTに関連するプロダクトデータ
を提供するシステムである。遺伝子またはESTの各々は、プローブセット識別
子によって識別される、少なくとも1つの対応するプローブセットを有し、生物
学的分子の検出を可能にし得る。本システムは、上記プローブセット識別子のう
ち1つ以上を受信する入力マネージャ;上記プローブセット識別子と1つ以上の
プロダクトデータの第1のセットとを相関付ける相関器;および上記データの第
1のセットを上記のユーザに提供する出力マネージャを含む。さらに別の局面は
、1つ以上の遺伝子またはESTに関連するプロダクトデータを提供するシステ
ムである。本システムは、1つ以上の遺伝子および/またはEST識別子を受信
する入力マネージャ;上記の識別子と1つ以上のプロダクトデータの第1のセッ
トとを相関付ける相関器;および上記のデータの第1のセットを上記のユーザに
提供する出力マネージャを含む。
【0019】 さらなる局面は、1つ以上の遺伝子またはESTに関連するプロダクトデータ
を提供する方法である。遺伝子またはESTの各々は、少なくとも1つの対応す
るプローブセットを有する。このようなプローブセットが、プローブセット識別
子によって識別され、生物学的分子の検出を可能にする。上記方法は、上記プロ
ーブセット識別子の1つ以上を受信する工程;上記プローブセット識別子と1つ
以上のプロダクトデータの第1のセットとを相関付ける工程;および上記のデー
タの第1のセットを上記のユーザに提供する工程を含む。さらに別の局面は、1
つ以上の遺伝子またはESTに関連するプロダクトデータを提供する方法である
。上記方法は、1つ以上の遺伝子および/またはEST識別子を受信する工程;
上記識別子と1つ以上のプロダクトデータの第1のセットとを相関付ける工程;
および上記のデータの第1のセットを上記のユーザに提供する工程を含む。
【0020】 別の局面によれば、1つ以上の遺伝子またはESTに関連するプロダクトデー
タを提供するシステムが記載される。本システムは、1つ以上の遺伝子識別子ま
たはEST識別子をインターネットを介して受信するための受信手段;上記遺伝
子識別子またはEST識別子と1つ以上のプロダクトデータとを相関付けるため
の相関付け手段;および上記プロダクトデータを上記のユーザに提供するための
提供手段を含む。
【0021】 さらに別の局面によれば、1つ以上の遺伝子またはESTに関連するプロダク
トデータを提供するためのシステムが記載される。同システムにおいて、遺伝子
またはESTの各々は、対応するプローブセットを少なくとも1つ有する。上記
プローブセットが、プローブセット識別子によって識別され、生物学的分子の検
出を可能にし得る。本システムは、ユーザが上記1つ以上のプローブセット識別
子から第1のセットの選択をユーザから受信するための受信手段;上記プローブ
セット識別子の第1のセットと1つ以上のプロダクトデータの第1のセットとを
相関付けるための相関付け手段;および上記のデータの第1のセットを上記のユ
ーザに提供するための提供手段を含む。
【0022】 さらなる局面において、1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデータを提
供するシステムが記載される。同システムにおいて、遺伝子またはESTの各々
は、対応するプローブセットを少なくとも1つ有する。上記対応するプローブセ
ットは、プローブセット識別子によって識別され、生物学的分子の検出を可能に
し得る。本システムは、遺伝子またはESTに関連するデータを含むローカルゲ
ノムデータベースを定期的に更新する更新手段;ユーザが上記1つ以上のプロー
ブセット識別子から第1のセットの選択をユーザから受信するための入力管理手
段;上記プローブセット識別子の第1のセットに対応する遺伝子またはESTに
関連するデータの第1のセットを上記のローカルゲノムデータベースから定期的
に更新するための定期的更新のためのデータ管理手段;および上記のデータの第
1のセットを上記のユーザに提供するための提供手段を含む。
【0023】 上記インプリメンテーションは必ずしも互いに包括的関係または排他的関係に
あるのではなく、相反しない程度でかつ他の場合において(上記インプリメンテ
ーションが同じ局面もしくは異なる局面または同じインプリメンテーションもし
くは異なるインプリメンテーションと関連付けられて提示されたかに関係なく)
任意の様式での組み合わせられ得る。1つのインプリメンテーションについての
説明によって他のインプリメンテーションを限定することは意図していない。ま
た、代表的な別のインプリメンテーションにおいて、本明細書中のいずれかの箇
所において説明した任意の1つ以上の機能、工程、操作または技術を、本要旨中
に記載の任意の1つ以上の機能、工程、操作または技術と組み合わせ得る、従っ
て、上記インプリメンテーションは限定的なものではなく、例示的なものである
【0024】 (詳細な説明) 上記およびさらなる利点は、以下の詳細な説明を添付の図面とともに読めばよ
り明確に理解される。図面中、同様の参照符号は同様の構造または方法工程を示
し、左端のまたは2桁の参照符号は、参照要素が初出した図の番号を示す(例え
ば、要素180が初出する図は図1であり、要素1020が初出する図は図10
である)。機能ブロック図において、長方形は主に機能要素を示し、平行四辺形
は主にデータを示し、曲線の辺が付いている長方形は主に記憶データを示し、境
界線が2本ある長方形は主に事前に規定された機能要素を示し、キーストーン形
状は主にマニュアル操作を示す。方法フローチャートにおいて、長方形は主に方
法工程を示し、ひし形形状は主に決定要素を示す。しかし、これらの規約はすべ
て、代表的な例または例示的な例として示されるものであり、限定的なものとし
ては意図されていない。
【0025】 システム、方法およびコンピュータプロダクトが、ゲノムポータル400と呼
ぶ例示的実施形態に関連して、以下に記載される。ポータル400を図4におい
てインターネット環境中に示し、図5〜図11においてより詳細に示す。
【0026】 代表的なインプリメンテーションにおいて、ポータル400を用いて、プロー
ブアレイを用いた実験結果に関連する情報をユーザに提供し得る。このような実
験はしばしば、プローブ−標的対のハイブリダイゼーションを検出するためのス
キャニング機器を用い、検出されたハイブリダイゼーションを様々なソフトウェ
アアプリケーションを用いて分析される。これらは図1および図2と関連付けて
記載される。
【0027】 (プローブアレイ103) 基板または支持体上に生物学的材料の高密度にアレイを配置または合成するた
めに使用され得る様々な技術およびテクノロジーがある。例えば、カリフォルニ
アのサンタクララのAffymetrix(登録商標),Inc.製のAffy
metrix(登録商標)GeneChip(登録商標)アレイは、VLSIP
S(TM)(Very Large Scale Immobilized P
olymer Synthesis)技術と呼ばれることもある技術に従って合
成される。VLSIPS(TM)技術のいくつかの局面については、以下の米国
特許に記載される:Pirrungの米国特許第5,143,854号;Fod
orの米国特許第5,445,934号;Fodorの米国特許第5,744,
305号;Peaseの米国特許第5,831,070号;Cheeの米国特許
第5,837,832号;McGallの米国特許第6,022,963号;お
よびBeecherの米国特許第6,083,697号。これらの特許の各々は
全体を参考として援用される。これらのアレイのプローブはオリゴヌクレオチド
からなり、このようなオリゴヌクレオチドは、基板の領域を活性化する工程およ
びその後のこの基板を選択されたモノマー溶液と接触させる工程を含む方法によ
り合成される。これらの領域は、集積回路製造に用いられるフォトリソグラフィ
ー技術と類似の様式でマスクを透過する光源を用いて活性化される。基板の他の
領域は、マスクによって照射からブロックされているため、不活性状態のままで
ある。異なる領域を活性化する工程および異なるモノマー溶液と基板とを接触す
る工程の繰り返しにより、多様なポリマーのアレイを基板上に生成する。様々な
他の工程(例えば、未反応のモノマー溶液を基板から洗浄する工程)がこれらの
方法の様々なインプリメンテーションにおいて用いられる。
【0028】 これらのプローブは代表的には、タグ付けされた生物学的サンプル(例えば、
細胞、タンパク質、遺伝子もしくはEST、他のDNA配列、または他の生物学
的要素)とともに用いられる。これらのサンプル(本明細書中、これらのサンプ
ルを「標的」と呼ぶ)の処理は、これらのサンプルがプローブアレイ中の特定の
プローブと空間的に関連付けられるように、行われる。例えば、1つ以上の化学
的にタグ付けされた生物学的サンプル(すなわち、標的)をプローブアレイ上に
分布させる。いくつかの標的が、少なくとも部分的に相補的なプローブとハイブ
リダイズし、プローブの位置に残留する一方、ハイブリダイズしなかった標的は
洗浄除去される。
【0029】 「タグ」または「標識」を用いて、これらのハイブリダイズした標的は標的の
相補的なプローブと空間的に関連付けられる。ハイブリダイズしたプローブおよ
び標的は、「プローブ−標的対」と呼ばれるときもある。これらの対の検出は、
様々な目的(例えば、特定の参照配列と同一であるかまたは異なるヌクレオチド
配列を標的核酸が有するか否かを判定する目的)に用いることが可能である。例
えば、上記にて参照および援用した米国特許第5,837,832号を参照のこ
と。他の用途としては、遺伝子発現のモニタリングおよび評価(例えば、Fod
orの米国特許第5,800,992号;Lockhartの米国特許第6,0
40,138号;およびBalabanの国際出願PCT/US98/1515
1(W099/05323として公開)を参照のこと)、遺伝子型決定(gen
otyping)(Daleの米国特許第5,856,092号)、または他の
核酸検出法が挙げられる。本明細書中、上記の’992特許、’138特許およ
び’092特許ならびに公開文献W099/05323が全体としてあらゆる目
的の参考のために援用される。
【0030】 基板または支持体上にプローブを配置させる技術は他にもある。例えば、利用
可能な「スポットアレイ」は、顕微鏡スライド上に作製されている。これらのア
レイは、潜在的に組成および濃度が異なり得る生物学的材料を含む液体スポット
からなる。例えば、アレイ中の1つのスポットは、水溶液中に短オリゴヌクレオ
チドのストランドをいくつか含み得、または、高濃度の複合体タンパク質の長ス
トランドを含み得る。Affymetrix(登録商標)417(TM)Arr
ayerは、高密度に詰め込まれた生物学的材料のアレイをこれらの技術に従っ
て顕微鏡スライド上に配置させるデバイスであり、この局面については、PCT
出願番号第PCT/US99/00730(国際公開番号WO99/36760
)に記載される。同文献の全体を参考として援用される。スポットアレイを生成
する技術は他にもある。例えば、Winklerの米国特許第6,040,19
3号は、スポットアレイを生成するために液滴を施す処理に関するものである。
この’193特許およびWinklerの米国特許第5,885,837号はま
た、生物学的材料のアレイを合成する際にマイクロチャネルまたは微細溝の基板
または基板上に置かれたブロックの使用を記載する。これらの特許は、基板の反
応領域と他の領域を不活性領域によって分離する工程、およびこの反応領域にス
ポットする工程をさらに記載する。これらの’193特許および’837特許の
全体は参考として援用される。別の技術では、生物学的材料を噴射してスポット
アレイを形成することに基づいている。他の噴射技術のインプリメンテーション
では、デバイス(例えば、注射器または圧電ポンプ(piezoelectri
c pump))を用いて生物学的材料を駆出させ得る。生物学的材料を基板上
にまたは基板内に合成、配置(depositing)または位置決め(pos
itioning)する技術は、他にも様々なものがある。
【0031】 本明細書中において用いられる「プローブ」という用語を適切に理解してもら
うため、関連文献には矛盾した慣習がある点に留意されたい。「プローブ」とい
う単語は、文脈によっては、基板上で合成されたりスライド上に配置されたりす
る上述のような生物学的材料を指すものとしてではなく、本明細書中において「
標的」を指すものとして用いられる場合がる。よって、混乱を避けるため、本明
細書中、「プローブ」という用語を、以下のようなプローブを指すものとして用
いる:すなわち、VLSIPS(TM)技術に従って合成されたプローブ;スポ
ットアレイを生成するように配置された生物学的材料;および他の現在のまたは
将来の技術に従ってアレイ形成のために合成、配置および位置決めされた材料。
従って、これらの技術のうち任意のものに従って形成されたマイクロアレイであ
れば、便宜上、一般的にそして総称として「プローブアレイ」と呼ぶこととする
。さらに、「プローブ」という用語は、アレイフォーマットで固定化されたプロ
ーブに限定されない。それどころか記載された機能および方法はまた、他のパラ
レルアッセイデバイスのためのゲノム情報および知的電子商取引(intell
igent e−commerce)を提供する用途においても有用である。例
えば、これらの機能および方法は、ビーズ(beads)、光ファイバまたは他
の基板もしくは媒体上に、またはそれらの内部に固定されたプローブを識別する
プローブセット識別子について適用し得る。
【0032】 プローブは代表的には、標的中に存在するmRNA転写物の存在または存在量
を検出することにより、対応する遺伝子またはESTの発現を検出し得る。この
検出はまた、標的中のmRNAから導出されたcDNAから導出され、標識付け
されたcRNAを検出することによっても達成し得る。一般的に、プローブセッ
トは、転写物の特有の領域中に部分配列(sub−sequence)を含み、
遺伝子配列の全長には対応しない。「セット」という単語は、主に1つ以上のも
のを指すものとし用いられる;例えば、プローブセットは、1つ以上のプローブ
からなり得、プローブセットの識別子セットは、1つ以上のプローブセット識別
子からなり得る。
【0033】 (スキャナ190) 図1は、標識付けされた標的とハイブリダイズしたプローブアレイを分析する
用途に特に適したシステムの機能ブロック図である。図1におけるハイブリダイ
ズしたプローブアレイ103の代表的なものとしては、上述したような任意の型
のプローブアレイが挙げられる。ハイブリダイズしたプローブアレイ103にお
ける標識付けされた標的は、様々な市販のデバイス(以下、このようなデバイス
を便宜上「スキャナ」と呼ぶ)を用いて検出し得る。例示的デバイスを図1中に
スキャナ190として示される。スキャナは、標識からの蛍光発光または他の発
光を検出することによって、または透過、反射、もしくは散乱した放射線を検出
することによって、この標的を画像化する。これらのプロセスは、一般的にまた
は総称的に、「放射線」の検出を含む工程として呼ばれる。放射の種類および他
のファクターに応じて、様々な検出方式が用いられる。代表的な方式では、光学
素子および他の素子を用いて励起光を提供し、放射線を選択的に収集する。フォ
トダイオード、電荷結合デバイス、光電子増倍管、または集められた放射線を記
録する類似のデバイスを採用する様々な光検出器システムがまた、一般的に挙げ
られる。例えば、蛍光標識を用いる使用のためのスキャニングシステムについて
、上記にて参考として援用された米国特許第5,143,854号に記載される
。他のスキャナまたはスキャニングシステムについて、米国特許第5,578,
832号;米国特許第5,631,734号;米国特許第5,834,758号
;米国特許第5,981,956号および米国特許第6,025,601号なら
びにPCT出願PCT/US99/06097(W099/47964として公
開)に記載される。同文献の各々は、全体をあらゆる目的のための参考として援
用される。
【0034】 スキャナ190は、検出された発光の強度(およびおそらくは他の特性(例え
ば、色))ならびに基板上の発光の検出位置とを表すデータを提供する。このよ
うなデータは代表的には、メモリデバイス(例えば、ユーザのコンピュータ10
0のシステムメモリ120)中にデータファイルの形態で記憶される。データフ
ァイル(例えば、図2に示すイメージデータファイル212)は、代表的には、
スキャンされた基板の要素的なサブエリアに対応する強度情報および位置情報を
含む。この文脈において、「要素的な」という用語は、このエリアからの放射線
の強度および/または他の特性の各々が、単一の値によって表されることを意味
する。見る工程および処理する工程のためにイメージが表示される場合、要素的
なピクチャーエレメント、すなわちピクセルがしばしばこの情報を表す。従って
、例えば、ピクセルは、発光がスキャニングされた要素的なサブエリアの強度を
表す単一の値を有する。このピクセルはまた、別の特徴(例えば、色)を表す別
の値を有し得る。例えば、スキャニングされて高い強度の発光が検出された要素
的なサブエリアは、高い輝度を有するピクセル(以下、「明るい」ピクセル)に
よって表現され得、そして低い強度の発光は低い輝度のピクセル(「暗い」ピク
セル)で表現され得る。あるいは、ピクセルの色度値(chromatic v
alue)は、検出した発光の強度、色、または他の特徴を表現するように作ら
れ得る。従って、高い強度の発光は赤いピクセルで表示され得、そして低い強度
の発光は青いピクセルで表現され得る。別の実施例として、基板上の特定のサブ
エリアにおける1つの波長の検出された発光を、赤のピクセルで表現し得、そし
て別のサブエリアで検出された第2の波長の発光を青のピクセルで表現し得る。
多くの他の表現方式が既知である。
【0035】 (プローブアレイ分析アプリケーション199) 一般的に人間がイメージファイル中のデータから構築された印刷イメージまた
は表示イメージを調べ得、そのイメージの識別を、セルの明るさもしくは暗さま
たは他の場合においてピクセル特性(例えば、色)によって行い得る。しかし、
自動化され、定量化が可能でありそして反復可能であり、しかも様々なイメージ
処理および/または分析技術との適合性を有する方法でこの情報を提供すること
が往々にして所望される。例えば、この情報が、ハイブリダイズした標的が検出
された位置と既知の識別子のプローブが合成れたかまたは配置された既知の位置
を関連づけるコンピュータアプリケーションによって処理するために提供され得
る。従って、標的DNAまたはRNAのヌクレオチドまたはモノマー配列のよう
な情報が推定され得る。このような推定を行う技術は、例えば、Lipshut
zの米国特許第5,733,729号(同特許の全体は、あらゆる目的のため参
考として援用される)および上記にて言及および援用した米国特許第5,837
,832号に記載される。
【0036】 スキャナ(およびハイブリダイゼーションプロセスに関連する他の器具(例え
ば、ハイブリダイゼーションチャンバ)を制御し、当該スキャナによって提供さ
れたイメージファイルの取得および処理を行う様々なコンピュータソフトウェア
アプリケーションが市販されている。例としては、Affymetrix(登録
商標),Inc.製のJaguar(TM) アプリケーションがあり、アプリ
ケーションの局面については、2000年8月22日に出願された米国仮特許出
願,シリアル番号第60/226,999号に記載があり、Affymetri
x(登録商標)からのMicroarray Suiteアプリケーションもあ
り、そのようなアプリケーションの局面については、2000年7月25日に出
願された米国仮特許出願シリアル番号第60/220,587号に記載される。
このようなアプリケーションによって生成され、処理されたイメージファイルに
さらに処理を行って、さらなるデータを抽出する。詳細には、データマイニング
ソフトウェアアプリケーションが、生物学的に興味深いパターンまたは程度のプ
ローブセットのハイブリダイゼーションを補足的に識別および分析するために、
しばしば使用される。この種類のソフトウェアアプリケーションの一例として、
Affymetrix(登録商標)Data Mining Toolがある。
他にも、プローブアレイ実験ならびに上記のイメージ処理ソフトウェアおよびデ
ータマイニングソフトウェアによってしばしば生成される膨大な量のデータを記
憶および管理するためのソフトウェアアプリケーションがまた利用可能である。
これらのデータ管理ソフトウェアアプリケーションの一例としては、Affym
etrix(登録商標)のLaboratory Information M
anagement System(LIMS)があり、そのようなアプリケー
ションの局面については、2000年7月25日に出願された米国仮特許出願の
シリアル番号第60/220,645号に記載される。さらに、データベース管
理ソフトウェア(例えば、Affymetrix(登録商標)のEASI(Ex
pression Analysis Sequence Informati
on)データベースおよびデータベースソフトウェア)によってアクセスされる
様々な独自のデータベースは、プローブセットと遺伝子識別子またはEST識別
子との間の関連性を研究者に提供する。この段落において記載した特許出願の全
体があらゆる目的の参考として援用される。
【0037】 参考の便宜上、この種のコンピュータソフトウェアアプリケーション(すなわ
ち、イメージファイルの取得および処理、データマイニング、データ管理、なら
びにプローブセット分析に関連する様々なデータベースおよび他のアプリケーシ
ョンのためのアプリケーション)が一般的そして総称的に、図1中で、プローブ
アレイ分析アプリケーション199として表現されている。図2は、プローブア
レイ分析アプリケーション199の機能ブロック図であり、これは、実行対象と
して(すなわち、アプリケーション199に対応する実行可能コード199Aと
して)、図1のユーザのコンピュータ100のシステムメモリ120中に例示的
に記憶されている。
【0038】 関連分野の当業者により理解されるように、アプリケーション199がコンピ
ュータ100上にて記憶することおよび/またはこれがコンピュータ100から
実行されることは必要でなく;さらには、アプリケーション199のいくつかま
たは全部が、コンピュータ100がネットワーク上で接続しているアプリケーシ
ョンサーバもしくは他のコンピュータプラットフォーム上で記憶され得、そして
/またはこれらから実行され得る。例えば、大規模データベース(例えば、Af
fymetrix(登録商標)LIMSまたはAffymetrix(登録商標
)Data Mining Tool(DMT))の操作を伴うアプリケーショ
ンがデータベースサーバ(例えば、図4のユーザデータベースサーバ412)か
ら実行されることは特に有利であり得る。あるいは、LIMS,DMTおよび/
または他のアプリケーションがコンピュータ100から実行され得るが、上記の
アプリケーションを動作するデータベースの一部または全体を、サーバ412上
の共通アクセス先(common access)として(おそらくはデータベ
ース管理プログラム(例えば、Oracle(登録商標)Corporatio
nから利用可能なOracle(登録商標)8.0.5データベース管理システ
ムと共に)記憶することも可能である。このようなネットワーク化された配置は
、市販のハードウェアおよびソフトウェアを用いた公知の技術(例えば、ローカ
ルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワークをインプリメントするた
めに利用可能なもの)に従ってインプリメントされ得る。ローカルネットワーク
が、図4中でユーザのコンピュータ100のユーザデータベースサーバ412に
対する(およびユーザ側のインターネットクライアント410に対する(これは
、同じコンピュータであり得る))ネットワークケーブル480を介した接続に
より、表現される。同様に、スキャナ190を制御する目的およびスキャナ19
0からのデータ入力の受信のために、スキャナ190(または複数のスキャナ)
をユーザのネットワークがケーブル480を介して利用できるようにし得る。
【0039】 再度図2を参照して、アプリケーション実行可能部199Aは、様々なフォー
マットの様々な種類のデータを生成する。そのようなデータのうち、図示してい
るものは単に例示的なものである。便宜上、本明細書中で、「ファイル」という
用語をアプリケーション実行可能部(application executa
ble)199Aによって生成および利用されるデータを指すものとして用いる
が、データの記憶、搬送および/または操作を行うための当該分野において公知
の様々な代替技術のうち任意のものを用い得る。この図の実施例において、デー
タ分析プログラム210は、スキャナ190からイメージデータファイル212
を受信し、特にセル強度ファイル216を生成する。この実施例のファイル21
6は、スキャナ190によってスキャニングされる各プローブについて、スキャ
ナ190によって測定された当該プローブのピクセルの強度を表す単一の値を含
む。そのため、この値は、対応するプローブとハイブリダイズした標的中に存在
するタグ付けされたmRNAの存在量の尺度となる。各プローブ中にはこのよう
なmRNAが大量に存在する。なぜならば、プローブは、例えば、mRNAを検
出するように設計された何百万のオリゴヌクレオチドを含み得るからである。
【0040】 図示の実施例において、プローブアレイデータ分析プログラム210は、実験
情報ファイル213を生成する。この実験情報ファイル213は、実験、サンプ
ルおよびプローブアレイに関する情報を含み、このような情報は、しばしばユー
ザ101によって入力される。この実施例のデータ分析プログラム210の主な
機能は、ファイル216および/またはファイル212を(おそらくは、プロー
ブおよびコントロールの配列およびロケーションに関する詳細を指定するファイ
ル213および内部ライブラリファイル(図示せず)からの情報と共に)分析す
ることである。この実施例のデータ分析プログラム210のようなプログラムの
目的は、情報(例えば、ハイブリダイゼーションの程度、絶対的な発現および/
または(2つ以上の実験にわたる)差次的発現、遺伝子型の比較、多型性および
突然変異の検出、ならびに他の分析結果)を提供することである。この実施例に
おいて、ファイル215は、データ分析プログラム210のこの分析結果出力を
表す。データ分析プログラム210は、ファイル215を処理して、レポートフ
ァイル214を作成し得る。これらのレポートファイル214は、ユーザ101
からの形式および内容に関するリクエストに応答し得る。関連分野の当業者に理
解されるように、例示的データ分析プログラム210によって生成されるファイ
ル、レポートおよびデータ表現の上記および下記の記載は単に例示的なものであ
り、記載のデータおよび他のデータは、他の多くの方法で処理、組み合わせ、配
置および/または提示し得る。
【0041】 データ分析プログラム210は、様々な種類のプロット、グラフ、テーブルお
よび他の表形式の提示物ならびに/または図による提示物として分析結果データ
(例えば、ファイル215中に含まれる)を生成し得る。その例示的実施例を図
10に示す。図10は、スキャッタープロットウィンドウ1010および表形式
ウィンドウ1020を有するグラフィカルユーザインターフェース(GUI)1
000を示す。スキャッタープロットウィンドウ1010において、ライン10
11により、異なる実験におけるプローブセットにより測定された差次的発現レ
ベルに対する基準が得られる。ドットの位置の各々は、1つ以上のマイクロアレ
イからのプローブセットを表し、1つの実験または一連の実験(例えば、コント
ロールサンプルを測定する実験)におけるプローブセットの発現レベルを1本の
軸に沿って指定し、別の実験または一連の実験(例えば、疾患サンプルを測定す
る実験)における発現レベルを別の1本の軸に沿って指定する。
【0042】 図10において、ユーザ101は、ドット1016のクラスターの周囲にライ
ン1014を(当業者に周知の技術を用いて)描いている。表形式ウィンドウ1
020において、ウィンドウ1010中の1つのドットに対応する各プローブセ
ットは別個の横行において識別および記述される。この実施例において、横行の
エントリは、特定の実験における発現レベルの尺度(例えば、縦列1032に示
すようなもの)および実験において発現が無かったか(A)または有ったか(P
)の表示(例えば、縦列1034に示すようなもの)を含む。ループ1014に
よって包囲されている、ドットに対応する横行(すなわち、プローブセット)が
ウィンドウ1020中に強調表示され、これにより、ユーザ101が選択された
プローブセットに関する情報を容易に識別し得る。さらに、ウィンドウ1020
中の各横行は、プローブセット識別子(例えば、縦列1036に示すようなプロ
ーブセット識別子)も含む。
【0043】 例えば、横行1021および横行1022に対応するプローブセットが強調表
示されて、ウィンドウ1010中の横行1021および横行1022の対応する
ドットが取り囲まれていることが示される。これらの横行に対応する縦列103
6中のエントリ(すなわち、「M13903 at」および「M14091 a
t」)はそれぞれ、その各々のプローブセットのプローブセット識別子である。
従って、図10は、ユーザ101がプローブセット識別子を選択することを可能
にする多くの技術を例示したものである。詳細には、ユーザ101は、この実施
例において、これらの選択工程を、ウィンドウ1010中のドット(この場合、
選択されたプローブセット識別子は、取り囲まれたドットを含む)を取り囲むこ
とおよび/またはウィンドウ1020中の横行(この場合、選択されたプローブ
セット識別子は、縦列1036中の名称を含む)を選択することにより、行った
。図2に示すプローブセット識別子222は、上記のまたは他のプローブセット
識別子を表し、これらの識別子は、アプリケーション(例えば、ユーザ101に
より選択をするために用いられるデータ分析プログラム210)によって得られ
得る。また、プローブセットに名称を与えるための実施例のデータ分析プログラ
ム210において用いられる規約としては、場合によってはプローブセットに対
応する遺伝子のまたはESTの登録番号の情報が挙げられる。例えば、横行10
21中のプローブセット識別名「M13903 at」は、遺伝子もしくはES
Tの登録番号またはその横行に対応するプローブセットに対応する遺伝子もしく
はESTの登録番号はM13903であることを示す。他の実施例において、対
応する登録番号は直接的に表示され得る。ユーザ101によって選択されるこれ
らの登録番号の提示は、図2中の登録番号124によって表される。上述したよ
うに、登録番号はある種類のプローブセット識別子(従って、登録番号124は
、プローブセットの識別子222のサブセットとしてみなし得る)として機能し
得るが、図2では、例示および説明の便宜上、これらを別個のものとして図示し
ている。
【0044】 他のアプリケーション実行可能部199A(例えば、データマイニングツール
220)もまた、プローブセット識別子222(これは、必要に応じて登録番号
224を含む)をユーザ101に提供し得る。さらなる実施例としてデータベー
スアプリケーション230があり、このようなデータベースアプリケーション2
30の例示的GUIを図11に示す。データベースアプリケーション230は、
プローブセット(これは、代表的にはプローブセット識別子(例えば、名称、番
号および/または記号)によって識別される)を対応する遺伝子またはESTと
関連付けるためのアプリケーションである。データベース230の一例としては
、上述したAffymetrix(登録商標)から利用可能なEASIデータベ
ースアプリケーションがある。図11の実施例において、GUI1100は、ク
エリウィンドウ1110および結果ウィンドウ1120を含む。図11に示され
るように、ユーザ101は、公知の技術に従って、特定のプローブアレイ111
2およびアレイ1112またはアレイ1112と関連付けられた任意のプローブ
セットと関連付けられた記述テキストの一部1114を選択することによりクエ
リを効果的に生成した。アプリケーション230は、自身のデータベースにサー
チ(図示せず)を行い、クエリの結果をウィンドウ1120に表示する。データ
ベースの図5に関して以下に説明するように、データベースアプリケーション2
30およびそれに関連するデータベースの機能はまた、代替的に、ゲノムポータ
ル400に含まれ、これにより、データベースマネージャ512によるローカル
ライブラリデータベース516の呼掛け信号によってユーザのクエリが満足され
るようにする。いずれの場合においても、ユーザのクエリの結果は、代表的には
プローブアレイ(例えば、アレイ1122)の同定およびクエリを満足するプロ
ーブセット識別子(例えば、識別子1124および1126)を含む。上記の実
施例の場合のように、識別子1124に与えられた名称「AF058789 a
t」は、それが同定するプローブセットに対応する遺伝子またはESTの登録番
号を示す。ユーザ101は、プローブセット識別子(例えば、識別子1126に
関して図11に示すようなプローブセット識別子)を強調表示し得る。ウィンド
ウ1120の周知のツリー構造は、識別子1126によって識別されるプローブ
セットはアレイ1122上に配置されることを示す。識別子1126によって識
別されるプローブセットに関連する記述情報もまた強調表示され、ツリー構造の
同じ横行中に識別子1126として表示される。
【0045】 LIMSアプリケーション225が分析アプリケーション実行可能部199A
の例示として図2において図示されている。アプリケーション225は、データ
分析プログラム210によって利用および生成されるファイル(例えば、ファイ
ル212〜216)ならびにDMT220および他の種類のプローブアレイ分析
アプリケーションによって生成または利用されるファイルまたはデータとを管理
し得る。LIMS225は、1つ以上の実験装置によって経時生成された上記お
よび他のデータの記憶、維持、処理および表示を行って、それらの実験装置によ
って得られた結果に関する実験およびレポートの管理および計画を容易にし得る
。LIMS225はまた、ライブラリデータベース(図示せず)に基づいて、S
IF情報(これを図2中にファイル217として示される(これについては後述
する))を提供し得る。アプリケーション230に関して上述したように、ファ
イル217は、代替的に、またはさらにポータル400によって記憶および維持
され得る。例えば、SIF情報をローカルライブラリデータベース516に記憶
され得、データベースマネージャ512によって管理され得る。データベースマ
ネージャ512は、LIMS(例えば、LIMS225)を含むか、または、そ
の機能の一部またはすべてを取り入れることができる。
【0046】 (ユーザのコンピュータ100) 図1に示されたユーザのコンピュータ100は、プローブアレイアプリケーシ
ョン199の機能の一部または全体をサポートし、そして実行するように特別に
設計および構成されたコンピューティングデバイスであり得る。コンピュータ1
00はまた、任意の様々な種類の汎用コンピュータ(例えば、パーソナルコンピ
ュータ、ネットワークサーバ、ワークステーションまたは他の現在開発中のまた
は将来開発されるコンピュータプラットフォーム)であってもよい。コンピュー
タ100は代表的には、公知のコンポーネント(例えば、プロセッサ105、オ
ペレーティングシステム110、グラフィカルユーザインターフェース(GUI
)コントローラ115、システムメモリ120、メモリ記憶デバイス125、お
よび入力−出力コントローラ130)を含む。関連分野の当業者であれば、コン
ピュータ100のコンポーネントの構成には多くの可能なバリエーションがあり
、代表的にコンピュータ100に含まれ得るいくつかのコンポーネント(例えば
、キャッシュメモリ、データバックアップユニットおよび他の多くのデバイス)
は図示されていないことを理解する。プロセッサ105は、市販のプロセッサ(
例えば、Intel Corporation製のPentium(登録商標)
プロセッサ、Sun Microsystems製のSPARC(登録商標)プ
ロセッサ)でもよいし、現在または将来利用可能な他のプロセッサの1つであっ
てもよい。プロセッサ105は、オペレーティングシステム110を実行する。
オペレーティングシステム110は、例えば、Microsoft Corpo
rationから利用可能なWindows(登録商標)タイプのオペレーティ
ングシステム(例えば、SP6a付きのWindows(登録商標)NT(登録
商標)4.0);多くのベンダーから利用可能なUnix(登録商標)タイプの
オペレーティングシステムまたはLinuxタイプのオペレーティングシステム
;別のもしくは将来のオペレーティングシステム;またはこれらの組み合わせ)
であればよい。オペレーティングシステム110は、ファームウェアおよびハー
ドウェアと周知の様式でインターフェースをとり、様々なプログラミング言語に
よって書かれ得る様々なコンピュータプログラムの機能をプロセッサ105が統
合および実行するのを容易にする。オペレーティングシステム110は代表的に
は、プロセッサ105と連動して、コンピュータ100の他のコンポーネントの
機能を統合および実行する。オペレーティングシステム110はまた、スケジュ
ーリング、入力−出力制御、ファイルおよびデータ管理、メモリ管理および通信
制御ならびに関連するサービスをすべて公知の技術に従って行う。
【0047】 システムメモリ120は、任意の様々な公知のまたは将来のメモリ記憶デバイ
スであり得る。例としては、任意の一般的に利用可能なランダムアクセスメモリ
(RAM)、磁気媒体(例えば、レジデント(resident)ハードディス
クもしくはテープ)、光学媒体(例えば、読出しコンパクトディスクおよび書込
みコンパクトディスク)または他のメモリ記憶デバイスが挙げられる。メモリ記
憶デバイス125は、様々な公知のまたは将来のデバイス(コンパクトディスク
ドライブ、テープドライブ、リムーバブルハードディスクドライブ、またはディ
スケットドライブを含む)のうち任意のものであり得る。このような種類のメモ
リ記憶デバイス125は、代表的にはプログラム記憶媒体(図示せず)における
読出しおよび/または書き込みを行い得る(例えば、それぞれにおいて、コンパ
クトディスク、磁気テープ、リムーバブルハードディスクまたはフロッピー(登
録商標)ディスケット)。任意のこれらのプログラム記憶媒体もしくは現在用い
られている他のプログラム記憶媒体または将来開発されるプログラム記憶媒体は
、コンピュータプログラムプロダクトとしてみなし得る。理解されるように、こ
れらのプログラム記憶媒体は代表的には、コンピュータソフトウェアプログラム
および/またはデータを記憶する。コンピュータソフトウェアプログラム(コン
ピュータ制御論理(computer control logic)とも呼ば
れる)は、代表的には、システムメモリ120および/またはメモリ記憶デバイ
ス125と共に用いられるプログラム記憶デバイスに記憶される。
【0048】 いくつかの実施形態において、制御論理(プログラムコードを含むコンピュー
タソフトウェアプログラム)が内部に記憶されているコンピュータによって用い
ることが可能な媒体を含むコンピュータプログラムプロダクトが記載される。こ
の制御論理は、プロセッサ105によって実行されると、本明細書中に記載され
た機能をプロセッサ105に行わせる。他の実施形態において、いくつかの機能
は、例えばハードウェアステートマシン(harware state mac
hine)を用いたハードウェアにおいて主にインプリメントされる。本明細書
中に記載された機能を行うためのハードウェアステートマシンのインプリメンテ
ーションは関連分野の当業者にとって明らかである。
【0049】 入力−出力コントローラ130は、ユーザからの情報の受信および処理を行う
様々な公知のデバイスのうち任意のものを含み得、人間またはマシンであっても
よいし、ローカル方式またはリモート方式であってもよい。このようなデバイス
としては、例えば、モデムカード、ネットワークインターフェースカード、サウ
ンドカード、または様々な公知の入力デバイス102のうち任意のもののための
他の種類のコントローラが挙げられる。入力出力コントローラ130の出力コン
トローラとしては、情報をユーザに提示する様々な公知の表示デバイス180用
のうち任意のもののためのコントローラがあり、このようなコントローラは、人
間またはマシンであってもよいし、ローカル方式またはリモート方式であっても
よい。表示デバイス180の1つが視覚情報を提供する場合、この情報は、代表
的にはピクチャエレメント(場合によってはピクセルとも呼ばれる)のアレイと
して論理的かつ/または物理的に組織化され得る。グラフィカルユーザインター
フェース(GUI)コントローラ115は、コンピュータ100とユーザ101
との間にグラフィカル入力インターフェースおよびグラフィカル出力インターフ
ェースを提供し、ユーザ入力を処理する様々な公知のまたは将来のソフトウェア
プログラムのうち任意のものを含み得る。図示した実施形態において、コンピュ
ータ100の機能要素は、システムバス104を介して相互に通信する。これら
の通信の一部は、ネットワークまたは他の種類のリモート通信を用いた別の実施
形態において達成され得る。
【0050】 関連分野の当業者にとって明らかなように、アプリケーション199をソフト
ウェアとしてインプリメントした場合、そのアプリケーション199は、システ
ムメモリ120および/またはメモリ記憶デバイス125に入力デバイス102
の1つを通じてロードされ得る。アプリケーション199の全体または部分は、
読出し専用メモリまたはメモリ記憶デバイス125類似のデバイスに常駐し得、
このようなデバイスは、はじめにアプリケーション199を入力デバイス102
を介してロードすることを必要としない。関連分野の当業者であれば、アプリケ
ーション199またはその一部がプロセッサ105により公知の様式でシステム
メモリ120もしくはキャッシュメモリ(図示せず)またはその両方にロードさ
れ得、これが実行に対して有利であることを理解する。
【0051】 (ゲノムデータ入手のための従来の技術) インターネットを介してゲノムデータを入手するための多くの従来のアプロー
チが利用可能であり、そのようなアプローチのうちいくつかについての記載が、
上記にて援用した、Ouelette and Bzevanisによって編集
された本中にある。図3は、簡略化な実施例を表す機能ブロック図である。図3
に示されるように、ユーザ101は、複数の公的供給源または他の供給源のうち
任意の供給源に照会して、登録番号224’を入手し得る。マニュアル操作31
2によって示されるように、ユーザ101は、任意のウェブブラウザを通じて、
National Library of Medicine and the
National Institutes of HealthのNatio
nal Center for Biotechnology Informa
tion(NCBI) (2001年1月現在、インターネットURLは以下の
通り:http://www.ncbi..nlm.nih..gov/)のイ
ンターネットウェブサイトにアクセスすることによりリクエスト312を開始す
る。詳細には、ユーザ101は、Entrez search and ret
rieval systemにアクセスして、ここで、NCBIにある様々なデ
ータベースからの情報を得ることができる。これらのデータベースは、ヌクレオ
チド配列、タンパク質配列、高分子構造、ゲノム全体、およびそれらに関連する
刊行物データに関する情報を提供する。ユーザ101がこのような様式でNCB
I Entrezヌクレオチドデータベース314にアクセスし、遺伝子配列ま
たはEST配列316を含む情報を受信する場合を例示的に仮定する。特に、登
録番号224’が多数の(例えば、100個の)目的のESTまたは遺伝子を表
す場合(このような事態は、プローブアレイ実験の分析が終了した後に頻繁に発
生するケースである)。その場合、ここまで述べてきたタスクを行うのにはかな
りの時間(おそらくは数時間)を要する。
【0052】 ユーザ101は代表的には、配列316から配列情報をコピーし、この情報を
HTML文書に貼り付ける。このHTML文書は、NCBIのBLASTウェブ
ページ324(2001年1月現在、http://www.ncbi.nlm
.nih.gov/BLAST/にてアクセス可能)を通じてアクセスし得る。
多くの配列が含まれる場合、この操作は時間がかかり、単調なものとなり得、ユ
ーザによって開始される図3のバッチBLASTリクエスト322によって示さ
れる。BLASTは、Basic Local Alignment Sear
ch Toolの頭文字をとって作られた言葉であり、当該分野において周知の
ように、類似性サーチプログラムからなる。これらの類似性サーチプログラムは
、ヒューリスティックなアルゴリズムを用いてタンパク質およびDNAの両方に
対する配列データベースをサーチしてローカルアライメントを見つけ出すもので
ある。例えば、ユーザ101は、「blastn」を用いてヌクレオチド配列デ
ータベースのBLASTサーチを実施し得る。このバッチBLASTサーチの結
果は、類似するヌクレオチドおよび/またはタンパク質の配列データ326によ
って表され、この結果をユーザ101が利用できる時間は限定され得る。その後
、ユーザ101は、比較および評価332を開始し得る。この比較および評価3
32の工程は、マニュアルで行ってもよいし、または、様々なソフトウェアツー
ルを用いて行ってもよい。その後、ユーザ101は、レポート334を発行し得
る。このレポート334は、サーチ結果を分析した結果と、その後の実験に関す
る仮定的戦略および用件とを示すものである (ユーザ101からゲノムポータル400への入力) 図4は、ユーザ101とゲノムウェブポータル400との間の接続が得られる
例示的コンフィギュレーションを示す機能ブロック図である。図4は簡略化され
ておりまた例示として示したものに過ぎず、図4に示すネットワークとインター
ネットとの間の接続には、他にも多くのインプリメンテーションおよび改変例が
関連分野の当業者にとって自明であることが理解される。
【0053】 ユーザ101は、ユーザのコンピュータ100と、上述したような分析アプリ
ケーション199(ファイル212〜217の一部または全体の生成および/ま
たはアクセスを含む)とを用いる。図4に示されるように、この実施例において
、ファイル212〜217をユーザデータベースサーバ412上で保持する。こ
のユーザデータベースサーバ412には、ユーザのコンピュータ100がネット
ワークケーブル480を解して連結されている。コンピュータ100’、100
’’およびローカルネットワークまたはワイドエリアネットワーク(例えば、イ
ントラネット、インターネットまたは他の任意のネットワーク)内にいる他のユ
ーザのコンピュータをケーブル480を介してサーバ412に連結させることも
可能である。ケーブル400は任意の種類のネットワーク接続のうち代表的なも
のに過ぎず、他にもケーブル、送信器、中継局、ネットワークサーバ、および他
の多くのコンポーネントなどの図示はしていないが関連分野の当業者にとっては
自明であるものを用い得ることが理解される。ユーザ101は、ユーザのコンピ
ュータ100を介して、ユーザ側のインターネットクライアント410によって
動作させられているウェブブラウザを動作させ、インターネット499を介して
ポータル400と通信し得る。ポータル400も、他のユーザおよび/またはユ
ーザのネットワーク(例えば、インターネットクライアント410’および41
0’’によって示すような他のユーザおよび/またはユーザのネットワーク)と
インターネット499を介して同様に通信し得る。
【0054】 上述したように、ユーザ101からポータル400へと提供される情報は代表
的には、1つ以上の「プローブセット識別子」を含む。これらのプローブセット
識別子をユーザ101が認識するのは、プローブアレイに実験が行われたときで
ある場合が多い。例えば、ユーザ101は、プローブセット識別子のうち、特定
の目的となる対応する遺伝子またはESTからmRNA転写物の発現を検出する
ことを可能にするマイクロアレイプローブセットをプローブセット識別子を識別
するものを選択し得る。関連分野の当業者にとって周知であるように、ESTは
遺伝子配列のフラグメントであり、完全に特徴付けることは不可能であるのに対
し、遺伝子配列は完全に特徴付けることが可能である場合が多い。本明細書中に
おいて「遺伝子」という単語が用いられる場合、それは、公知の配列のフルサイ
ズの遺伝子およびコンピュータを用いて予測された遺伝子の両方を指すものとし
て一般的に用いられる。いくつかのインプリメンテーションにおいて、アレイに
よって検出された特定の配列のうちこのような遺伝子またはESTを表す配列を
「配列情報フラグメント(SIF’)」と呼び、このような配列を「SIFファ
イル」(例えば、LIMS225の動作について上述したようなSIFファイル
)中に記録し得る。特定のインプリメンテーションにおいて、SIFは、コンセ
ンサス配列(consensus sequence)の一部であり、所与の遺
伝子またはESTからのmRNA転写物を最良に表すものとみなされている。コ
ンセンサス配列は、ESTを比較およびクラスター化することによって得ること
ができ、ESTとゲノム配列情報とを比較することによっても得ることができる
。SIFは、アレイ上のプローブと設計が合わされたコンセンサス配列の一部で
ある。ウェブポータル400の動作については、いくつかのマイクロアレイプロ
ーブセットを、ESTの配列に基づいて遺伝子発現を検出するように設計し得る
と仮定する。
【0055】 上記にて述べたように、「プローブセット」という用語は主に、マイクロアレ
イ上のプローブのアレイからの1つ以上のプローブを指す。例えば、プローブを
基板上で合成させるAffymetrix(登録商標)社のGeneChip(
登録商標)プローブアレイにおいて、1つのプローブセットは、30個または4
0個のプローブからなり得、そのうち半分はコントロールである場合が多い。こ
れらのプローブは、ひとまとめとしてまたはその一部またはすべての様々な組み
合わせとして、遺伝子またはESTの発現を示すものとみなされる。スポットプ
ローブアレイにおいて、1つ以上のスポットによって同様に「プローブセット」
を構成してもよい。
【0056】 本明細書中、「プローブセット識別子」という用語を、多数の種類の上記のよ
うな識別子が可能であり、この用語の意味の範囲内に収まるものとして意図され
るものとして広義に用いる。ある種類のプローブセット識別子は、名称、数また
はプローブセットを識別する目的のために割り当てられた他の記号である。この
名称、数または記号をプローブセットに任意に割り当てる工程は、例えばプロー
ブアレイの製造者によって行い得る。ユーザは、この種のプローブセット識別子
を選択する工程を、例えば、名称を強調表示またはタイプ入力することにより、
行うことができる。本明細書中意図されている別の種類のプローブセット識別子
として、プローブセットをグラフィカルに表現したものがある。例えば、スキャ
ッタープロットまたは他の図の上にドットを表示することができ、その場合、各
ドットは1つのプローブセットを表す。代表的には、プロット上のドットの配置
構成により、1つ以上の実験においてハイブリダイズし、タグ付けされた標的(
これについては以下により詳細に説明する)からの信号の強度を表す。これらの
場合において、ユーザは、プローブセット識別子を選択する工程を、クリックす
るか、ループを描くか、または別の場合にドットのうち1つ以上を選択すること
により、行うことができる。このような選択工程の実施例について、データ分析
プログラム210の操作と関連付けて上記にて説明しており、より詳細には、ユ
ーザ101がスキャッタープロット上のドット周囲にループ1014を描く工程
および/または強調表示された横行1021または1022と関連付けられた名
称もしくは登録番号を選択する工程について、上記にて説明している。プローブ
セットと登録番号および他のゲノム情報とを相関付けるデータベース中の横行1
126をユーザ101が選択する工程についての他の実施例も上記にて説明して
いる。
【0057】 さらに別の種類のプローブセット識別子が本明細書中にて用いられる用語とし
て用いられる場合、そのプローブセット識別子はヌクレオチド配列を含む。例え
ば、特定のSIFが500個の塩基からなる特有の配列であり、EST情報およ
び/またはゲノム配列情報から少しずつ採取されたコンセンサス配列または例示
的配列の一部であると例示的に仮定する。さらに、1つ以上のプローブセットが
SIFを表すように設計されていると仮定する。これにより、ユーザが500個
の塩基の配列の全体または部分を指定した場合、そのユーザが対応するプローブ
セットのすべてまたは一部を指定した者としてみなすことができる。さらなる実
施例として、ユーザは、そのSIFに対して特有であり得る500個の塩基の配
列の一部を指定することができ、または別のSIF、EST、クラスター、コン
センサス配列および/または遺伝子を識別し得る。その場合、ユーザは、1つ以
上の遺伝子またはESTのプローブセット識別子を指定している。別の改変例に
おいて、特定のSIFが特定のコンセンサス配列の一部であると例示的に仮定す
る。ユーザが指定したコンセンサス配列の一部は、SIFに含まれておらず、か
つ、コンセンサス配列または当該コンセンサス配列によって表そうとしている遺
伝子もしくはESTに対して特有であるとさらに仮定する。この場合、ユーザに
よって指定された配列は、SIFに対応するプローブセットを識別するプローブ
セット識別子であり、この条件は、このユーザによって指定された配列がSIF
に含まれていなくても当てはまる。当業者に理解されるように、ユーザが指定し
たESTの部分配列および遺伝子またはESTについて、上記の場合が同時にあ
てはまる。
【0058】 プローブセット識別子のさらなる実施例として、遺伝子またはESTの登録番
号がある。遺伝子登録番号およびEST登録番号は公開されており、誰でも利用
できる。そのため、登録番号またはプローブセットに対応する1つ以上のEST
および/または遺伝子の数により、プローブセットを識別し得る。プローブセッ
トとESTまたは遺伝子との間の対応関係は、適切なデータベース(例えば、デ
ータベースアプリケーション230またはローカルライブラリデータベース51
6によってアクセスされるデータベース)において維持することが可能であり、
このようなデータベースから、プローブセットとESTまたは遺伝子との間の対
応関係をユーザに与えることができる。同様に、遺伝子フラグメントまたはES
T以外の配列を、(例えば、適切なデータベースを参照することにより)対応す
る遺伝子またはESTにマッピングすることも可能であり、その目的は、遺伝子
フラグメントまたはEST以外の配列の公的に利用可能な登録番号をプローブセ
ット識別子として用いるためである。例えば、ユーザは、EST−1およびES
T−2から得られた特定のSIFに関連するプロダクトまたはゲノム情報に興味
を持ち得る。このユーザに、当該SIF(またはSIFの配列の一部もしくはす
べて)とEST−1もしくはEST2またはこれらの両方との対応関係を提供し
得る。SIFに関連するプロダクトもしくはゲノムデータまたはその部分的配列
を入手する際、ユーザは、EST−1、EST−2またはそれら両方の登録番号
を選択し得る。
【0059】 (ゲノムウェブポータル400) ゲノムウェブポータル400は、1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデ
ータをユーザ101に提供する。各遺伝子またはESTは少なくとも1つの対応
するプローブセットを有し、これは、プローブセット識別子(これは、上述した
ように、例示的かつ非限定的例として、数、名称、登録番号、記号、グラフィカ
ル表現(例えば、ドットまたは強調表示された表形式のエントリ)またはヌクレ
オチド配列であり得る)によって識別される。対応するプローブセットは、自身
に対応する遺伝子の発現の検出を可能にし得る。ユーザが1つ以上のプローブセ
ット識別子を選択するのに応答して、ポータル400は、ゲノム情報および/ま
たは生物学的プロダクトに関する情報をユーザ101に提供する。この情報は、
ユーザ101が実験結果を分析し、後続実験を設計または実施する際に有用とな
ることがある。
【0060】 図5は、ポータル400の多くの可能な実施形態のうちの1つの機能ブロック
図である。この実施例において、ポータル400には複数のハードウェアコンポ
ーネントがあり、これらのハードウェアコンポーネントは、3つのコンピュータ
プラットフォーム(すなわち、データベースサーバ510、インターネットサー
バ530およびアプリケーションサーバ520)を含む。ポータル400の様々
な機能要素(例えば、データベースマネージャ512、入力マネージャおよび出
力マネージャ532および534、ならびにユーザ−サービスマネージャ522
)が、自身の動作をこれらのコンピュータプラットフォーム上で実行する。すな
わち、代表的なインプリメンテーションにおいて、マネージャ512、532、
534および522の機能を、サーバ510、530および520によって表さ
れるコンピュータプラットフォーム上のまたはそれにわたって存在するソフトウ
ェアアプリケーションを実行することによって実施する。ポータル400につい
て、まずそのコンピュータプラットフォームを参照しながら説明し、その後、そ
の機能要素を参照しながら説明する。
【0061】 サーバ510、520および530はそれぞれ、任意の種類の公知のコンピュ
ータプラットフォームであってよいし、または将来開発されるある種類のもので
あってもよいが、これらのサーバは、あるクラスのコンピュータ(これは、サー
バと総称されることが多い)からなる場合が多い。しかし、これらのサーバは、
メインフレームコンピュータ、ワークステーションまたは他の種類のコンピュー
タであってもよい。これらのサーバは、任意の公知のケーブル配線もしくは将来
の種類のケーブル配線または他の通信システムを介して接続することが可能であ
り、ネットワーク化または他の様式での接続が可能である。これらのサーバ51
0、520および530は、同じ場所に配置してもよいし、または物理的に別個
に配置してもよい。上記のコンピュータプラットフォームのうち任意のものの上
で、(おそらくは種類および/または選択されたコンピュータプラットフォーム
の構造に応じて)様々なオペレーティングシステムを用いることが可能である。
適切なオペレーティングシステムとしては、Windows(登録商標) NT
(登録商標)、Sun Solaris、Linux、OS/400、Comp
aq Tru64 Unix(登録商標)、SGI IRIX、Siemens
Reliant Unix(登録商標)などがある。
【0062】 このような様式でポータル400の機能を複数のコンピュータプラットフォー
ム上で実施することによって得られる利点は多くあり、例えば、配置、データベ
ースの切り換え、もしくは企業アプリケーションへの変更および/またはファイ
ヤウォールの強化を低コストで行うことが可能となる。しかし、他のコンフィギ
ュレーションも可能である。例えば、当業者には周知のように、図5に示す3層
のサーバ側のコンポーネントアーキテクチャではなく、いわゆる2層またはN層
アーキテクチャが可能である。この点については、例えば、E.RomanのM
astering Enterprise Java BeansTM and
the JavaTM2 Platform(John Wiley&Son
s,Inc.,NY,1999)と、J.SchneiderおよびR.Aro
na、Using Enterprise JavaTM(Que Corpo
ration、Indianapolis、1997)とに記載される。この両
文献は、その全体としてあらゆる目的の参考のために本明細書において援用され
る。
【0063】 図5中、インターネット商取引用のサーバ−側のアーキテクチャを用いてイン
プリメントすることが可能な多くのハードウェアおよび関連するソフトウェアコ
ンポーネントまたはファームウェアコンポーネントが図示されていないことが理
解される。データおよびアプリケーション、無停電電源、LANスイッチ、ウェ
ブ−サーバルーティングソフトウェアおよび他の多くのコンポーネントを保護す
るための1つ以上のファイヤウォールをインプリメントするためのコンポーネン
トも図示されていない。同様に、サーバクラスのコンピューティングプラットフ
ォームおよび他の種類のコンピュータ中に慣行として設けられている様々なコン
ピュータコンポーネントも図示されていないことが理解される。これらのコンポ
ーネントとしては、例えば、プロセッサ、メモリユニット、入力/出力デバイス
、バスおよびユーザのコンピュータ103に関連して上述した他のコンポーネン
トがある。関連分野の当業者であれば、これらのコンポーネントおよび他の従来
のコンポーネントをインプリメントする方法を容易に理解する。
【0064】 ポータル400の機能要素は、様々なソフトウェアファシリテータおよびプラ
ットフォームに従ってインプリメントすることも可能である(ただし、これは、
ポータル400の機能の一部またはすべてがハードウェアまたはファームウェア
としてインプリメント可能であることを排除するものではない)。様々な市販の
プロダクトのうち、電子商取引(intelligent e−commerc
e)ウェブポータルをインプリメントする際に利用することが可能なものとして
はBEA Systemsから販売されているBEA WebLogicがあり
、これは、いわゆる「ミドルウェア」アプリケーションである。このミドルウェ
アアプリケーションおよび他のミドルウェアアプリケーションは、「アプリケー
ションサーバ」と呼ばれる場合もあり、コンピュータであるアプリケーションサ
ーバ520と混同されるべきではない。これらのミドルウェアアプリケーション
の主な機能は、他のソフトウェアコンポーネント(例えば、マネージャ512、
522または532)がリ供給源を共有し、活動を調整することを支援すること
である。これらのミドルウェアアプリケーションの目的としては、ソフトウェア
コンポーネントの書き込み、維持および変更を容易にすることと;データボトル
ネックを回避することと;およびシステム故障を防止または回復することである
。そのため、これらのミドルウェアアプリケーションを用いると、ロード間の均
衡状態の調整、故障からの回復(fail−over)およびフォールトトレラ
ンスを得ることができる。これらの特徴はすべて、関連分野の当業者であれば理
解できるものである。
【0065】 他の開発プロダクト(例えば、Sun Microsystems,Inc.
からのJavaTM2プラットフォーム)をポータル400に設けて、アプリケ
ーションプログラミングインターフェース(API)のスイートを得ることがで
きる。とりわけこのようなアプリケーションプログラミングインターフェース(
API)のスイートを用いると、スケーラブルでかつセキュアなコンポーネント
のインプリメンテーションが向上する。J2EE(JavaTM2、企業版)と
して公知のプラットフォームが、Enterprise JavaBeans での用途用に構成されており、これらはどちらともSun Microsys
temsから販売されている。Enterprise JavaBeansTM は、主に、Java(登録商標)言語で書かれた分散型(distribute
d)オブジェクトアプリケーションを用いて、サーバ側のコンポーネントの構築
を容易にする。従って、1つのインプリメンテーションにおいて、ポータル40
0の機能要素を、Java(登録商標)で書き、J2EEおよびEnterpr
ise JavaBeansTMを用いてインプリメントし得る。当業者に理解
されるように、様々な他のソフトウェア開発アプローチまたはアーキテクチャを
用いて、ポータル400の機能要素およびその相互接続をインプリメントするこ
とも可能である。
【0066】 これらのプラットフォームおよびコンポーネントの1つのインプリメンテーシ
ョンを図6に示す。図6は、ユーザ側のインターネットクライアント410と、
ポータル側のインターネットサーバ530の入力マネージャおよび出力マネージ
ャ532および534との間の例示的相互作用を簡略化されたグラフィカル表現
として示したものであり、また、ポータル400の3つの層(サーバ510、5
20および530)間の通信も示す。クライアント410上のブラウザ605は
、サーバ530とHTML文書620の送受信を行う。HTML文書625は、
アプレット627を含む。ユーザのコンピュータ103上で動作するブラウザ6
05により、アプレット627用の実行時間コンテナが得られる。サーバ530
上のマネージャ532および534の機能(例えば、GUI動作の性能)は、J
avaTMプラットフォームと共に動作するサーブレットおよび/またはJSP
640によってインプリメントし得る。サーバ530上で動作するサーブレット
エンジンにより、サーブレット640用の実行時間コンテナが得られる。Sun
Microsystems,Inc.から販売されているJSP(Java
Server Page)は、GUIを動作させるためのスクリプトに類似する
環境であり;その代替としては、Microsoft Corporation
からのASP(Active Server Pages)がある。Appサー
バ650は、上述したミドルウェアプロダクトであり、アプリケーションサーバ
520上で動作する。EJB(Enterprise JavaBeansTM は、アプリケーションコンポーネントであるエンタープライズビーンズ(ent
erprise beans)のためのアーキテクチャを規定する規格である。
CORBA(Common Object Request Broker Architecture)も、分散型オブジェクトシステムに関する規格で
あり、すなわち、CORBA規格は、CORBAに適合するプロダクト(例えば
、JavaTMIDL)によってインプリメントされる。EJBに適合するプロ
ダクトとしては、上述したWebLogicがある。インターネットポータルお
よびそのクライアントとの通信を行うための規格、プラットフォーム、コンポー
ネントおよび他の要素のインプリメンテーションのさらなる詳細も、関連分野の
当業者にとって周知である。
【0067】 上述したように、ポータル400の機能要素の1つは、入力マネージャ532
である。マネージャ532は、セットの(すなわち、1つ以上の)プローブセッ
ト識別子をユーザ101からインターネット499を介して受信する。マネージ
ャ532は、この情報を処理した後、ユーザ−サービスマネージャ522に転送
する。これらの機能は、インターネットサーバの動作に共通する公知の技術(こ
れは、同様の文脈において提示サーバとして言及されることも多い)に従って行
われる。ポータル400の別の機能要素として、出力マネージャ534がある。
マネージャ534は、やはり公知の技術に従って、ユーザ−サービスマネージャ
522によって組み立てられた情報をインターネット499を介してユーザ10
1に提供する。この動作の局面については、図6に関連して上記にて説明した。
マネージャ522によって組み立てられた情報を図5中にデータ524として表
しており、このデータ524は、「ユーザリクエストに応じて統合されたゲノム
および/またはプロダクトウェブページ」と標識付けされている。このデータ統
合は、特に、ユーザ101によって指定されたプローブセット識別子に少なくと
も部分的に基づいて行われるため、統合されたデータは、遺伝子および/または
当該識別子に対応するESTと共通する関係を有する。データ524のマネージ
ャ534による提示は、様々な公知の技術に従ってインプリメントし得る。いく
つかの例として、データ524は、HTML文書またはXML文書、Eメールも
しくは他のファイルまたは他の形式のデータを含み得る。このデータはインター
ネットURLアドレスを含み得るため、ユーザ101は、さらなるHTML文書
、XML文書もしくは他の文書またはデータをリモート供給源から検索し得る。
【0068】 ポータル400は、データベースマネージャ512をさらに含む。図示した実
施形態において、データベースマネージャ512は、ローカルデータベース51
1、513、514、516および518のいずれかからの/への記憶、維持、
補充,および他のすべてのトランザクションを調整する。マネージャ512は、
適切なデータベースアプリケーション(例えば、Oracle(登録商標)8.
0.5データベース管理システム)と協働しながらこれらの機能を行う。
【0069】 いくつかのインプリメンテーションにおいて、マネージャ512は、ローカル
ゲノムデータベース518を定期的に更新する。データベース518において更
新されるデータとしては、1つ以上のプローブセットに対応する遺伝子またはE
STに関連するデータがある。プローブセットは、任意のマイクロアレイプロダ
クト上での使用の際に用いられるかもしくは設計されたものであり、かつ/また
は、任意の製造者または研究者のマイクロアレイプロダクトにおいて使用される
ことを想定もしくは計算されたものである。例えば、そのようなプローブセット
としては、Affymetrix(登録商標),Inc.から現在利用可能なG
eneChip(登録商標)プローブアレイのライン上で合成されたプローブセ
ットすべてがあり、具体的には、同社のArabidopsis Genome
Array、CYP450 Array、Drosophila Genom
e Array、E.coli Genome Array、GenFleXT
m Tag Array、HIV PRTPlus Array、HuGene
FL Array、Human Genome U95 Set、HuSNP
Probe Array、Murine Genome U74 Set、P5
3 Probe−Array、Rat Genome U34 Set、Rat
Neurobiology U34 Set、Rat Toxicology
U34 Array、またはYeast Genome S98Arrayが
ある。ユーザ101などに合わせたカスタムアレイ上で合成されたプローブセッ
トを用い得る。しかし、データベース518において更新されるデータはこれに
限定されず、任意の数の遺伝子またはESTに関連し得る。以下、データベース
518に記憶することのできるデータの種類について、マネージャ522がリモ
ート供給源から(データベース518中にローカルで維持されているデータをユ
ーザに提供する)このデータの定期的収集を指示する際のマネージャ522の動
作に関連して以下に説明する。
【0070】 データベース516は、上記にてデータベースアプリケーション230に関連
して述べた種類のデータ(すなわち、プローブセットとこのプローブセットの対
応する遺伝子またはESTおよびこのプローブセットの識別子とを関連付けるデ
ータ)を含む。データベース516はまた、SIFおよび他のライブラリデータ
も含み得る。ユーザ−サービスマネージャ522は、データベースマネージャ5
12に時折ライブラリおよび他のデータに関する更新情報を提供し得る。場合に
よっては、この更新情報は、個人所有情報の所有者またはマネージャによって提
供されるが、(例えばウェブサイト上で)公開して更新してもよい。
【0071】 マネージャ512によってローカルプロダクトデータベース514に記憶され
る情報も、同様にベンダー、ディストリビュータもしくはエージェントによって
提供してもよいし、あるいは公的な供給源(例えば、ウェブサイト)から得ても
よい。多岐にわたるプロダクト関連情報をデータベース514に入れることがで
き、そのような情報の例としては、利用可能性データ、価格設定データ、組成デ
ータ、適切性データまたは注文データがある。このような情報は、広範囲にわた
るプロダクト(例えば、任意の種類の生物学的デバイスもしくは生物学的物質、
または生物学的デバイスもしくは生物学的物質と共に用いることが可能な任意の
種類の試薬)に関連し得る。その例を数個挙げると、デバイス、物質、または試
薬は、オリゴヌクレオチド、プローブアレイ、クローン、抗体またはタンパク質
であり得る。データベース514に記憶されるデータとしては、プロダクトデー
タを入手することが可能な場所であるリモートのサイト(例えば、ベンダーのウ
ェブサイト)に対するリンク(例えば、インターネットURLアドレス)もある
【0072】 データベース511は、プローブ配列に対するプローブセット識別子に関する
情報を含む。この情報の提供元としては、プローブの製造者、スポットアレイも
しくは他のカスタムアレイ用のプローブを考案する研究者などがある。さらに、
ポータル400の用途は、アレイ状に構成されたプローブに限定されない。上述
したように、ビーズ、光ファイバ、または他の基板もしくは媒体上またはその内
部にプローブを固定し得る。そのため、データベース511は、これらのプロー
ブの配列に関する情報も含み得る。
【0073】 データベース519は、ポータル400との取引またはポータル400を通じ
た取引を行うためのユーザおよびユーザのアカウントに関する情報を含む。関連
分野の当業者にとって全て明らかであるように、任意の様々なアカウント情報(
例えば、現在の注文状況、過去の注文など)をユーザから得ることが可能である
。また、電子商取引において用いられる公知の技術に従ったユーザとポータル4
00との間の対話を記録および/または分析することにより、ユーザに関連する
情報を分析することも可能である。例えば、ユーザ−サービスマネージャ522
は、(ユーザが興味を持っているゲノムの領域、そのユーザの購入活動またはプ
ロダクト問い合わせ活動、そのユーザが様々なサービスにアクセスする頻度など
)を注意して見て、この情報をデータベースマネージャ512に提供して、デー
タベース519に記憶またはデータベース519において更新し得る。
【0074】 ポータル400の別の機能要素として、ユーザ−サービスマネージャ522が
ある。マネージャ522は、データベースマネージャ512に様々な供給源(例
えば、リモートデータベース402)からローカルゲノムデータベース518を
定期的に更新させ得る。例えば、任意の時系列スケジュール(例えば、日単位、
週単位など)に従って、マネージャ522は、公知の技術に従ってリモートデー
タベース402のサーチを開始し、この工程を、様々なデータベース402のU
RLにアドレス指定された適切なクエリを定式化するか、またはデータサーチの
実施および/またはインターネットを介したデータもしくは文書の検索を実施す
るための他の従来の技術により、行う。これらのサーチクエリおよび対応するア
ドレスは、データベース402への提示対象として公知の方法で出力マネージャ
534に提供され得る。入力マネージャ532は、これらのクエリに対する返答
を受信し、これらの返答をマネージャ522に提供する。その後、マネージャ5
22は、これらの返答をデータベース518の更新のため、データベースマネー
ジャ512に提供する。上記の工程は全て、インターネットサイトへの/からの
/内部の情報の流れを管理するための様々な公知の技術のうち任意のものに従っ
て行われる。
【0075】 ポータルアプリケーションマネージャ526は、ポータル400の管理的局面
を管理し、この管理工程は、おそらくはミドルウェアプロダクト(例えば、アプ
リケーションサーバプロダクト)の支援を得て行われる。これらの管理タスクの
1つとして、マネージャ522に対して定期的に命令を発行して、先ほど述べた
データベース518の定期的更新を開始させるタスクがあり得る。あるいは、マ
ネージャ522は、このタスクを自ら開始してもよい。データベース518中の
全データの更新を同一の定期的スケジュールに従って行う必要は無く、それより
も、異なる種類のデータおよび/または異なる供給源からのデータを異なるスケ
ジュールに従って更新し得る。さらに、これらのスケジュールは変更され得、一
貫したスケジュールに従う必要はない。すなわち、特定のデータの更新を1日後
に行い、その後2日後に行い、さらにその後、変更し続け得る異なる間隔で行っ
てもよい。マネージャ526またはマネージャ522がこれらの間隔の維持また
は変更を決定する際には膨大な要素が影響を与える可能性があり、そのような要
素の例としては、様々なリモートデータベース402からの応答、リモートデー
タベース中の情報の価値および/もしくは時宜性(timeliness)、デ
ータベースのアクセスもしくはライセンシングに関連するコストに考慮すべき事
柄、アクセスしなければならない情報の量が挙げられる。
【0076】 いくつかのインプリメンテーションにおいて、マネージャ522は、ローカル
ゲノムデータベース518中のデータから、ユーザ101が選択したプローブセ
ットの識別子のセットに対応する遺伝子またはESTに関連する一連のデータを
構築する。このユーザによる選択は、入力マネージャ532によって公知の技術
に従ってマネージャ522に転送し得る。マネージャ522も、このユーザによ
る選択に基づいて公知の技術に従って適切なクエリ(例えば、一種のSQL言語
で書かれたクエリ)を形成することにより、データベース518からのデータを
入手する。その後、マネージャ522は、データベース518に対する実行のた
めにこれらのクエリをデータベースマネージャ512に転送する。
【0077】 上述したように、リモートデータベース402から様々な種類のデータにアク
セスし得、上記のような方法で様々な種類のデータをローカルゲノムデータベー
ス518に保持し得る。そのようなデータの例としては、配列データ、エキソン
の構造または位置に関するデータ、スプライス改変体のデータ、マーカの構造ま
たは位置に関するデータ、多型性データ、相同性データ、タンパク質ファミリの
分類データ、経路データ、代替遺伝子命名データ(alternative−g
ene naming data)、文献詳説データおよび注釈データが挙げら
れる。他の多くの例が可能である。また、現在は利用できないが将来利用するこ
とが可能となるゲノムデータにアクセスし、本明細書中にて説明したようにロー
カルに維持し得る。本明細書中にて説明したような様式でのアクセスを行うのに
現時点で適切なリモートデータベース402の例としては、GenBank、G
enBank New、SwissProt、GenPept、DB EST、
Unigene、PIR、Prosite、PFAM、Prodom、Bloc
ks、PDB、PDBfinder、EC Enzyme、Kegg Path
way、Kegg Ligand、OMIM、OMIM Map、OMIM A
llele、DB SNPおよびPubMedが挙げられる。現時点において適
切なデータベースは他にも何百とあるため、上記に挙げたものは例示に過ぎない
【0078】 さらに、データベースマネージャ512によってサービスを受けるローカルデ
ータベースのうち他のデータベースから(ユーザ−サービスマネージャ522が
)取得または推定したデータをローカルゲノムデータベース518に補充し得る
。詳細には、説明の便宜上、ローカルプロダクトデータベース514をデータベ
ース518と別個のものとして図示しているが、これらは同一のデータベースで
あり得る。あるいは、データベース514中のデータ全てまたはその一部を、デ
ータベース518において重複させてもよいし、またはデータベース518から
アクセス可能にしてもよい。
【0079】 ゲノム情報ならびにプロダクト情報および/または注文情報に関するユーザ1
01からのリクエストをユーザ−サービスマネージャ522が受信して応答する
方法についてのより詳細な実施例がここに提供される。これらの実施例について
は、図7、図8および図9に関連して説明する。
【0080】 図7は、図示のポータル400の実施形態がゲノム情報またはプロダクト情報
に関するユーザのリクエストに応答し得る際に用いられる例示的方法を表現する
フローチャートである。この実施例の工程710によれば、入力マネージャ53
2は、そのリクエストをクライアント410からインターネット499を介して
ユーザ101のデータに関するリクエストを受信する。このリクエストは、例え
ば、ユーザ101が選択した特定のプローブセット識別子を含むHTML文書ま
たはXML文書を含み得る。上述したように、これらのプローブセット識別子は
、数、名称、登録番号、記号、図による提示物またはヌクレオチドもしくは他の
配列であり得、これらの例は非限定的な例である。場合によっては、ユーザ10
1は、上記選択工程を行う際、(例えば、上述したようにドット周囲にループを
描くことによって)プローブセット識別子を選択するための分析アプリケーショ
ン199Aのうち1つ以上を用い、その後、様々な公知の技術(例えば、マウス
を右クリックするなど)のうち任意のものを用いてポータル400との通信を活
性化させることにより、上記選択工程を行い得る。このリクエストはまた、様々
な公知の技術のうち任意のものに従って、ユーザ101のゲノムデータおよび/
またはプロダクトデータへの興味の有無ならびに所望の種類のデータに関する詳
細を指定され得る。例えば、ユーザ101は、プロダクトのカテゴリ、ベンダー
またはプロダクトの名称などをプルダウンメニューから選択し得る。マネージャ
532は、上記のようにして、ユーザ101のリクエストをユーザ−サービスマ
ネージャ522に提供する。
【0081】 工程720によれば、ユーザ−サービスマネージャ522は、ユーザ101の
識別を開始する。図8は、マネージャ522の機能要素をより詳細に示したブロ
ック図であり、アカウントID決定子822が設けられている。このアカウント
ID決定子822は、この例示的インプリメンテーションにおいて、ユーザ10
1を識別するタスクを行う。決定子822は、この情報を入手するための様々な
公知の技術(例えば、クッキーの使用またはユーザが入力したID番号のユーザ
リクエストからの抽出)のうち任意のものを用いることができる。決定子810
は、データベースマネージャ512を通じて、ユーザのIDとユーザアカウント
データベース519中のエントリとを比較して、ユーザ101をさらに識別し得
る。他のインプリメンテーションにおいて、ユーザ101の身元を入手する必要
はないが、ユーザ101のリクエストに関する統計または情報を上記のように記
録し得る。
【0082】 工程725によれば、ユーザ−サービスマネージャ522は、プローブセット
識別子と対応する遺伝子またはESTを相関付けるために、適切なクエリを定式
化(例えば、あるバージョンのSQL言語を用いて)する。遺伝子またはEST
の決定子820は、このタスクを例示的に実行するマネージャ522の機能要素
である。決定子820は、このクエリをデータベースマネージャ512に転送す
る。ユーザ101によって提供されたプローブセット識別子が配列情報を含む場
合、クエリは、データベース511および/またはデータベース516中のSI
F情報から、対応する(例えば、生物学的重要性の点において類似する)配列を
有する1つ以上のプローブセットの身元を探し得る。プローブセット識別子が名
称または番号(例えば、登録番号)を含む場合、クエリは、(上述したような名
称、番号および他のプローブセット識別子と対応する遺伝子またはESTに関連
付けるデータを含む)データベース516から、プローブセットの身元を探し得
る。ユーザ101はまた、データベースアプリケーション230をローカルに用
いてこの情報を入手し、その情報を公知の技術に従って情報リクエスト中に含み
得る。この場合、工程725は実施される必要はない。
【0083】 工程730に示されるように、その後、ユーザ−サービスマネージャ522は
、示された遺伝子および/またはESTと、ゲノム情報および/またはプロダク
ト情報とを相関付け得る。図示の実施例において、このタスクの履行は、相関器
830によって行われる。多くの可能なインプリメンテーションの1つにおいて
、相関器830は、ローカルプロダクトデータベース514および/またはロー
カルゲノムデータベース518中の適切な情報へのリンクを得るためにクエリ定
式化をデータベースマネージャ512を介してデータベース513に行う。図9
は、データベース513を簡略化した図による表現物である。関連分野の当業者
であれば、この表現は説明を明確にする目的のために設けたものであり、他にも
多くのインプリメンテーションが可能であることを理解する。データベース51
3(例示目的のため、このデータベース513をリレーショナルデータベースで
あると仮定する)への適切なクエリの一局面において、遺伝子またはESTの登
録番号902を、プローブセットID912に対するリンク904と関連付ける
。図9においてID902Aおよび902Bの両方と同一のリンク904Nとを
関連付けにより示されるように、複数の遺伝子および/またはESTを同一のプ
ローブセットIDと関連付け得る。これらの関連付けを確立する際に用いられる
情報は、上述したようなデータベース516中に設けられる情報と類似しており
、従ってデータベース516を用いて、このリンクは事前に決定され得るか、ま
たは動的に決定され得る。
【0084】 他のインプリメンテーションにおいて、相関器830は、1つ以上の遺伝子識
別子またはEST識別子(例えば、登録番号)と、プロダクト(例えば、生物学
的プロダクト)との相関付けのみを行う。図8中、これらのインプリメンテーシ
ョンを、決定子810(これは任意選択である)から相関器830へと直接延び
ている矢印によって示す。この相関付けは、様々な従来の技術(例えば、ローカ
ルプロダクトデータベース514、リモートページ404および/またはリモー
トデータベース402にクエリを提供する技術)のうち任意のものに従って達成
可能である。これらのクエリに、カテゴリ、種類、名称またはプロダクトのベン
ダー(例えば、ルックアップテーブル、リレーショナルデータベース、または他
のデータ構造を調査する際に適切であり得る)によって索引付けまたはキー項目
の割当て(key)を行い得る。さらに、クエリは、関連分野の当業者に公知の
技術に従って、論理またはシンタクス上遺伝子識別子またはEST識別子と関連
付けられたプロダクト、プロダクトウェブページ、または他のプロダクトデータ
供給源のサーチであり得る。その後、出力マネージャ534は、このクエリ結果
をユーザ101に(例えば、インターネット499を介してクライアント410
に)提供し得る。
【0085】 プローブセットID912への適切なリンク904を経て、関連するプロダク
トおよび/またはゲノムデータに対する1つ以上のリンク916を得ることがで
きる。例えば、リンク904Nはプローブセット912Cにリンクし得、これは
関連するプロダクトおよび/またはゲノムデータに対するリンク916Cと関連
付けられている。この関連付けを確立する際に用いられる情報は、専門家の入力
および/またはユーザによる問い合わせの性質のコンピュータによってインプリ
メントされた分析(例えば、統計的な分析および/または適応システム(ada
ptive system)(例えば、ニューラルネットワーク))に基づいて
、事前に決定され得る。例えば、ユーザが行っている遺伝子発現実験の結果特定
の遺伝子が同定され、そのユーザが(後続のタンパク質レベル実験を行うために
)これらの遺伝子に対する抗体を用いることを望むことが、(上述したような人
間またはコンピュータによって)観察または予測され得る。遺伝子と適切な抗体
とを関連付けた結果を、適切なデータベース(例えば、データベース516)に
記憶し得る。このようにして、リンク916Cは、適切な抗体に関するデータへ
のリンクを識別するプロダクトまたはゲノムデータ識別子へのリンク(例えば、
プロダクト/ゲノムID922Aへのリンク)、一般的な抗体に関するカタログ
へのリンク(例えば、ID922B)、または目的の遺伝子の選択的にスプライ
スされた形態を検出するために特別に設計されたプローブアレイへのリンク(例
えば、ID922C)を含み得る。この実施例のいくつかの局面において、例示
目的のため、リンク916CはID922Cへとつながっていると仮定する。ス
プライス改変体プローブアレイの利用可能性に関する情報を、リンク926の内
容によって判定し得る。例えば、リンク926D(これらのリンクは、図示のよ
うにID922Cと関連付けられている)は、(ベンダーウェブページ、ローカ
ルプロダクトデータベース514および/またはローカルゲノムデータベース5
18へと延びる)記憶されたインターネットおよび/またはデータベースクエリ
URLであり得る。また、リンク926Dの内容を、データベース514もしく
は518またはリモートデータ供給源(例えば、データベース402もしくはウ
ェブページ404)のクエリによって動的に判定し得る。これらのプロセスおよ
び類似のプロセスを、図7の工程735によって示す。
【0086】 関連分野の当業者であれば本明細書をここまで読めば理解するように、このデ
ータベース513の例示的な取り合わせには、膨大な改変および代替的インプリ
メンテーションが可能である。例えば、プローブセット識別データがアレイ識別
子(例えば、アレイID914)にリンクされ得、これはさらにリンク916と
関連付けられ得る。多くの可能な実施例の別の実施例として、遺伝子登録番号ま
たはEST登録番号を、プロダクトおよび/もしくはゲノムデータID922に
直接リンク付けしてもよいし、またはさらにはより直接的にリンク926にリン
ク付けしてもよい。上述したようなインプリメンテーションは、ユーザに範囲の
狭い問い合わせに基づいて広範囲の関連付けを行う機会を与える。例えば、ユー
ザが選択したただ1つのプローブセット識別子が、複数のプロダクトまたはゲノ
ムデータにリンク付けされた複数の遺伝子および/またはESTにリンク付けし
得る。別の実施例において、リンク926Dは、ローカルゲノムデータベース5
18へのリンクを含み得る。プローブセット識別子、遺伝子登録番号もしくはE
ST登録番号、配列情報、または(ユーザ101の問い合わせによって得られた
もしくはユーザ101の問い合わせから推定された)他のデータに基づいて、公
知のクエリ技術および/またはサーチ技術に従ってデータベース518をサーチ
し得る。
【0087】 ここで図7および詳細には工程740に戻って、相関器830によって提示さ
れたクエリに従って返されたデータを、返されたデータの性質を鑑みて、プロダ
クトデータプロセッサ842、ゲノムデータプロセッサ844またはこれらの両
方のいずれかに適切なものとして提供する。説明の便宜上、プロセッサ842お
よび844の機能を別個のものとして図示しているが、必ずしもこのような構成
を採用することを必要としない。プロセッサ842および844は、様々な公知
のデータ表示技術またはデータ転送技術のうち任意の技術を適用して、グラフィ
カルユーザインターフェース、転送対象ファイル、および他の形式のデータを作
成する。その後、この処理されたデータをクライアント410への送信対象とし
て出力マネージャ534に提供する。
【0088】 いくつかのインプリメンテーションにおいて、ユーザ101は、このようにし
て送信されたデータに応答する際、プロダクトを購入するかまたはさらなる情報
を受信したいとの旨を示すことにより、応答し得る。さらなる情報に関するリク
エストは、図7に関連して上述したような様式と類似の様式で処理され得る。ユ
ーザ101がプロダクトの購入の希望を示した場合(決定要素745を参照)、
電子商取引(e−commerce)を実施するための公知の技術に従って、そ
のユーザが希望したプロダクトを出荷対象として準備するかまたは別の場合にそ
のユーザが希望したプロダクトを処理して、そのユーザのアカウントを調節し得
る。多くの代替的なインプリメンテーションの1つとして、ユーザ−サービスマ
ネージャ522は、ユーザ101の注文をプロダクトベンダーに通知し、そのベ
ンダーは、当該プロダクトを出荷するかまたは出荷を指示し得る。その後、マネ
ージャ522は、このインプリメンテーションの一局面において、そのベンダー
から委託にかかった費用を集金することが必要であることを認識する。
【0089】 ポータル400のいくつかのインプリメンテーションにおいて、ユーザ101
は、1つ以上の遺伝子またはESTの登録番号または他の遺伝子識別子またはE
ST識別子を(例えば、クライアント410、インターネット499および入力
マネージャ532を介して)ポータル400に提供し得る。ユーザ101は、代
替的に、またはさらに1つ以上のプローブセット識別子をポータル400に提供
し得る。ユーザ101は、遺伝子、EST、および/またはプローブセット識別
子を、以下から入手し得る:公的な供給元、プローブアレイまたは別の実験の結
果としてユーザ101が取った記録、プローブアレイ上にある対応するプローブ
を有する遺伝子またESTのリスト、もしくは任意の他の供給元。または、これ
らは任意の他の様式によっても得られ得る。入力マネージャ532は、1つ以上
の遺伝子、ESTまたはプローブセット識別子を受信し、それまたはそれらを(
データベースマネージャ512に対するクエリを定式化する)ユーザ−サービス
マネージャ522に提供する。クエリは、公知のクエリ技術およびフォーマット
に従って、遺伝子、ESTおよび/またはプローブセット識別子に関連するプロ
ダクト情報についてローカルプロダクトデータベース514からの情報を検索す
る。この目的のため、ローカルプロダクトデータベース514には索引を付ける
ことが可能であるか、または、別の場合において、遺伝子、ESTおよび/また
はプローブセット識別子のうち任意の1つ以上に基づくかまたはこれらにおいて
キー項目を割り当てられたプロダクトについて、検索可能である。いくつかのイ
ンプリメンテーションは、公知の技術に従って、遺伝子、ESTまたはプローブ
セット識別子の類似性に関するマッチングを含み得る(ただし、例えば、(プロ
ーブセット識別子応じて)遺伝子配列、EST配列、SFI配列の全てまたは一
部が提出されている場合)。また、公知の技術による名称関連付け機能(例えば
、ルックアップテーブル)を行って、別の名称または別の形式の遺伝子、EST
またはプローブセット識別子を見出し、プロダクトデータ問い合わせにおいて用
い得る。さらに、いくつかのインプリメンテーションにおいて、マネージャ52
2は、リモートデータベース402のリモートデータサーチおよび/またはリモ
ートのベンダーウェブページ404を公知のインターネットサーチ技術に従って
開始して、リモート供給源からプロダクト情報を得ることができる。これらのサ
ーチは、例えば、プロダクトカテゴリまたはベンダーに基づいて行うことができ
、このようなプロダクトカテゴリまたはベンダーは、ローカルプロダクトデータ
ベース514中において、ユーザ101によって提供された遺伝子、ESTまた
はプローブセット識別子と関連付けられたプロダクト、カテゴリまたはベンダー
と関連付けられている。マネージャ522は、(ローカルプロダクトデータベー
ス514および/またはリモートページまたはデータベース404もしくは40
2から得られた)遺伝子、ESTおよび/またはプローブセット識別子に対応す
るプロダクトデータを提供し、このプロダクトデータを出力マネージャ534を
介してユーザ101に提供する。例えば、このプロダクトデータはウェブページ
524に含まれ得る。これらのインプリメンテーションのうちいくつかにおいて
、ポータル400は、このようにしてプロダクトデータ(代表的には生物学的プ
ロダクトデータ)を提供するシステムを提供する。本システムは、一つ以上の遺
伝子、ESTおよび/またはプローブセット識別子をユーザ101から受信する
入力マネージャ532と;遺伝子、ESTおよび/またはプローブセット識別子
と1つ以上のプロダクトデータとを相関付けて、プロダクトデータを例えば、デ
ータベース514から(例えば、データベースマネージャ512を介して)ロー
カルで入手するか、または、いくつかのインプリメンテーションにおいて例えば
ページ404またはデータベース402からリモートに入手するユーザ−サービ
スマネージャ522と;プロダクトデータをユーザ101に提供する出力マネー
ジャ534とを含む。
【0090】 同様に、生物学的プロダクトデータを提供する方法が提供される。上記方法は
、任意の1つ以上の遺伝子、ESTおよび/またはプローブセット識別子をユー
ザ101から受信する工程と;上記遺伝子、ESTおよび/またはプローブセッ
ト識別子と1つ以上のプロダクトデータとを相関付ける工程と;ローカル(例え
ば、データベース514)またはリモート(例えば、ページ404またはデータ
ベース402)でプロダクトデータが得られるようにする工程;上記プロダクト
データをユーザ101に提供する工程、とを含む。
【0091】 上述したように、ポータル400の機能要素は、ハードウェア、ソフトウェア
、ファームウェア,またはこれらの任意の組み合わせとしてインプリメントし得
る。上記の実施形態においては、便宜上、ポータル400の機能をソフトウェア
としてインプリメントするものと一般的に仮定している。すなわち、図示した実
施形態の機能要素は、上記にて説明した機能を行わせる一連のソフトウェア命令
を含む。これらのソフトウェア命令は、任意のプログラミング言語(例えば、J
ava(登録商標)、Perl、C++、別の高水準プログラミング言語、低水
準言語およびこれらの任意の組み合わせ)でプログラムし得る。従って、ポータ
ル400の機能要素は、「ゲノムウェブポータル命令のセット」の実行と呼んで
もよく、その機能要素も、サーバ510、520および530によって実行され
るゲノムウェブポータル命令のセットとして記述してもよい。
【0092】 いくつかの実施形態において、コンピュータプログラムプロダクトについて、
内部に制御論理(コンピュータソフトウェアプログラム(プログラムコードを含
む))を有する、コンピュータによって用いることが可能な媒体を含むものとし
て説明している。この制御論理は、プロセッサによって実行されると、本明細書
中にて説明したようなポータル400の機能を行う。他の実施形態において、い
くつかのこのような機能を、例えばハードウェアステートマシンを用いて主にハ
ードウェアとしてインプリメントしている。本明細書中に記載された機能を行う
ためのハードウェアステートマシンのインプリメンテーションは、関連分野の当
業者にとって明らかである。
【0093】 様々な実施形態およびインプリメンテーションについて説明してきたが、上記
の記載は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、ひとえに例示目的のみ
のために提示されてきたことは、関連分野の当業者にとって明らかである。記載
の実施形態の様々な機能要素間に機能を分散させるための他の多くの方式が可能
である。別の代替実施形態において、任意の要素の機能を様々な様式で行い得る
。また、別の実施形態において、いくつかの要素の機能をより少数の要素で行っ
てもよいし、単一の要素で行ってもよい。
【0094】 例えば、明らかにするために、ユーザ−サービスマネージャ522の機能を、
図8に示す機能要素によってインプリメントされるものとして説明してきた。し
かし、マネージャ522をこれらのまたは他の別個の機能要素に分離する必要は
ない。同様に、便宜上別々に説明してきた特定の機能要素の作業も、別個に行う
必要はない。例えば、プロダクトデータプロセッサ842の機能の一部または全
体をゲノムデータプロセッサ844によってインプリメントしてもよいし、また
その逆を行ってもよい。同様に、いくつかの実施形態において、任意の機能要素
を、図示した実施形態について説明した作業の数よりも少ない作業で行ってもよ
いし、または図示した実施形態について説明した作業と異なった作業で行っても
よい。また、例示目的のために別個のものとして示した機能要素を特定のインプ
リメンテーションにおいて他の機能要素内に組み込んでもよい。例えば、プロセ
ッサ842および844の機能を単一の機能要素に割り当ててもよい。同様に、
データベースマネージャ512の機能の一部または全体を、ユーザ−サービスマ
ネージャ522および/または入力マネージャ532に行わせてもよい。
【0095】 また、機能または機能の一部の順序付けをほぼ変更してもよい。例えば、アカ
ウントID決定子810の機能をユーザデータプロセッサ840の機能の後に行
ってもよい。従って、図8中のデータおよび制御のフローは、この点において単
に例示的なものである。同様に、図7に示す方法工程は、必ずしも図7の例示的
実施例にて提案している順序で行わなくてもよい。例えば、ユーザを識別する方
法工程720を、工程725、工程730または工程735の後に行ってもよい
【0096】 特定の機能要素、ファイル、データ構造などを、図示した実施形態においてコ
ンピュータ100のシステムメモリ120または主にサーバ510、520また
は530に配置されるものとして説明した場合がある。しかし、他の実施形態に
おいて、これらの特定の機能要素、ファイル、データ構造などを、同一箇所に配
置されるおよび/または互いに離れているコンピュータシステムまたは他のプラ
ットフォーム上に配置することまたはそれらの上部にわたって分配することも可
能である。例えば、図5においてサーバ510上に同一箇所に配置されかつ「ロ
ーカル」であると示されているデータファイルまたはデータ構造511、513
、514、516または518のうち任意の1つ以上を、サーバ510から離れ
た地点にある単数または複数のコンピュータシステムにこれらを配置することが
可能である。これらの場合において、データベースマネージャ512のこれらの
データファイルまたはデータ構造に対する作業を、ネットワーク上で実行しても
よいし、あるいは、リモートロケーションとのデータおよび/または制御のやり
とりを転送するための膨大な数の他の公知の手段のうち任意のものによって行っ
てもよい。
【0097】 加えて、当業者であれば、機能要素と様々なデータ構造との間の、ならびに機
能要素間およびデータ構造間の制御フローおよびデータフローは、上記の制御フ
ローおよびデータフローと多くの点において異なり得ることを理解する。より詳
細には、中間機能要素(図示せず)によって制御フローまたはデータフローを方
向付けてもよいし、様々な要素の機能を組み合わせ、分割し、または別の場合に
は再配置して、並行処理または他の事情を可能にしてもよい。また、中間データ
構造またはファイルを用い得るし、記載された様々なデータ構造またはファイル
を組み合わせるかまたは別の方法で配置してもよい。膨大な数の他の実施形態お
よびその改変が、本明細書の特許請求の範囲によって規定された本発明の範囲お
よびその均等物に当てはまるものとして企図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はプローブアレイ分析システムの機能ブロック図であり、このシステムに
は、スキャナおよびコンピュータシステムが設けられている。このコンピュータ
システム上では、プローブセット識別子の提供と、ユーザが処理対象となるプロ
ーブセット識別子の選択の受信とを行う用途に適切なコンピュータアプリケーシ
ョンを実行し得る。
【図2】 図2は、プローブアレイ分析アプリケーションの一実施形態の機能ブロック図
であり、図1のコンピュータシステムのシステムメモリにおいて実行のために記
憶されたプローブアレイ分析アプリケーションを例示的に示したものである。
【図3】 図3は、インターネットを介してゲノム情報を入手するための従来のシステム
の機能ブロック図である。
【図4】 図4は、ゲノムポータルの一実施形態の機能ブロック図であり、このゲノムポ
ータルは、リモートデータベースおよびウェブページならびにクライアントにイ
ンターネットを介して結合されている。このクライアントには、ユーザのコンピ
ュータシステム(図1のユーザのコンピュータシステムを含む)を有するネット
ワークが含まれる。
【図5】 図5は、図4のゲノムポータルの一実施形態の機能ブロック図であり、図中に
、データベースサーバ、ポータルアプリケーションコンピュータシステム、およ
びポータル側のインターネットサーバの例示的実施形態が示されている。
【図6】 図6は、クライアント(例えば、図4に示すクライアント)と通信する図4お
よび図5のゲノムポータルをインプリメントするためのコンピュータアプリケー
ションプラットフォームの一実施形態を簡略化して図示したものである。
【図7】 図7は、遺伝子発現または差次的発現の実験結果に関連するゲノムプロダクト
情報をユーザに提供するための方法の一実施形態のフローチャートである。
【図8】 図8は、図5のポータルアプリケーションコンピュータシステム上で実行する
ことが可能なユーザ−サービスマネージャアプリケーションの一実施形態の機能
ブロック図である。
【図9】 図9は、データベースに対する遺伝子またはプローブセット識別子の一実施形
態を簡略化して図示したものであり、このデータベースは、図7の方法を伴った
図8のユーザ−サービスマネージャによるものである。
【図10】 図10は、図2のプローブアレイ分析アプリケーションによって生成され得る
グラフィカルユーザインターフェースの一実施形態である。
【図11】 図11は、図2のプローブアレイ分析アプリケーションによって生成され得る
グラフィカルユーザインターフェースの別の実施形態である。
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月2日(2002.8.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ノービエル, バーノン エイ. アメリカ合衆国 カリフォルニア 95125, サン ノゼ, エル アブラ ウェイ 1155 Fターム(参考) 4B063 QA08 QQ42 QR55 QS39 5B075 ND02 NS10 UU19

Claims (102)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデータを提供する
    システムであって、ここで、遺伝子またはESTの各々は、プローブセット識別
    子によって識別され、生物学的分子の検出を可能にし得る対応するプローブセッ
    トを少なくとも1つを有し、該システムが、以下: 1つ以上の該プローブセット識別子の第1のセットの選択を該ユーザから受信
    するように構築および配置された、入力マネージャ; 該プローブセット識別子の第1のセットによって識別されるプローブセットに
    対応する1つ以上の遺伝子またはESTの第1のセットを識別するように構築お
    よび配置された、遺伝子決定子; 該遺伝子またはESTの第1のセットと1つ以上のデータの第1のセットとを
    相関付けるように構築および配置された、相関器;および 該データの第1のセットを該ユーザに提供するように構築および配置された、
    出力マネージャ、 を備える、システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムであって、ここで、前記プローブ
    セット識別子の第1のセットが、核酸からなる生物学的分子の検出を可能にし得
    るプローブセットを識別する、システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のシステムであって、ここで、前記プローブ
    セット識別子の第1のセットが、対応する遺伝子のmRNA転写物からなる生物
    学的分子の検出を可能にし得るプローブセットを識別する、システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のシステムであって、ここで、前記プローブ
    セット識別子の第1のセットが、プローブセットにおける1つ以上のプローブセ
    ット識別子の第2のセットにおいて、その全部または一部を含み、該プローブセ
    ットが該プローブセットに対応する遺伝子またはESTの発現または差次的発現
    の検出を可能にする、システム。
  5. 【請求項5】 前記プローブセット識別子の第2のセットによって識別され
    るプローブセットが、1つ以上のプローブアレイ上に配置される、請求項4に記
    載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記プローブセット識別子の第2のセットによって識別され
    るプローブセットが、インサイチュ合成されたオリゴヌクレオチドを含む、請求
    項5に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記プローブアレイは、GeneChip(登録商標)プロ
    ーブアレイを含む、請求項6に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記プローブセット識別子の第2のセットによって識別され
    るプローブセットのうち少なくとも1つは、スポットされたプローブアレイ上の
    単一のスポットからなる、請求項5に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記プローブアレイはスポットアレイを含む、請求項5に記
    載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記スポットアレイのうち少なくとも1つのスポットが、
    オリゴヌクレオチドを含む、請求項9に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記ユーザはリモートユーザを含み、そして前記入力マネ
    ージャが、該リモートユーザによる選択をネットワークを介して受信する、請求
    項1に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記ネットワークがインターネットを含む、請求項11に
    記載のシステム。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載のシステムであって、ここで、前記プロー
    ブセット識別子の第1のセットの少なくとも第1のプローブセット識別子が、該
    第1のプローブセット識別子に対応する遺伝子の遺伝子識別子を含む、システム
  14. 【請求項14】 前記遺伝子識別子が登録番号を含む、請求項13に記載の
    システム。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載のシステムであって、ここで、前記ユーザ
    は、前記プローブセット識別子の第1のセットを選択する工程を、該プローブセ
    ット識別子の第1のセットによって識別されたプローブセットに対応する遺伝子
    またはESTの発現または差次的発現の程度の表示に少なくとも部分的に基づい
    て行う、システム。
  16. 【請求項16】 前記1つ以上のデータの第1のセットが、利用可能性、価
    格設定、組成、適性、または注文に関連するプロダクトデータの1つまたは任意
    の組み合わせを含む、請求項1に記載のシステム。
  17. 【請求項17】 前記1つ以上のデータの第1のセットが、生物学的デバイ
    スもしくは生物学的物質に関するプロダクトデータまたは生物学的デバイスまた
    は物質と共に用いられ得る試薬を含む、請求項16に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記デバイス、物質、または試薬は、オリゴヌクレオチド
    、プローブアレイ、クローン、抗体、またはタンパク質の1つまたは任意の組み
    合わせを含む、請求項17に記載のシステム。
  19. 【請求項19】 前記1つ以上のデータの第1のセットが、ローカルプロダ
    クトデータベースに少なくとも部分的に記憶されるデータを含む、請求項1に記
    載のシステム。
  20. 【請求項20】 前記1つ以上のデータの第1のセットが、生物学的プロダ
    クトのベンダーを表す、リモートデータへの少なくとも1つのリンクを含む、請
    求項19に記載のシステム。
  21. 【請求項21】 前記リンクがインターネットURLを含む、請求項20に
    記載のシステム。
  22. 【請求項22】 前記リモートデータがHTML文書またはXML文書を含
    む、請求項20に記載のシステム。
  23. 【請求項23】 前記ユーザは、リモートユーザを含み、そして、前記出力
    マネージャは、前記プロダクトデータの第1のセットを前記ユーザにネットワー
    クを介して提供する、請求項1に記載のシステム。
  24. 【請求項24】 前記ネットワークがインターネットを含む、請求項23に
    記載のシステム。
  25. 【請求項25】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデータを提供す
    る方法であって、ここで、遺伝子またはESTの各々は、プローブセット識別子
    によって識別されかつ生物学的分子の検出を可能にし得る、少なくとも1つの対
    応するプローブセットを有し、該方法が、以下の工程: 1つ以上の該プローブセット識別子の第1のセットの選択を該ユーザから受信
    する工程; 該プローブセット識別子の第1のセットにより識別された、プローブセットに
    対応する1つ以上の遺伝子またはESTの第1のセットを識別する工程; 該遺伝子またはESTの第1のセットを1つ以上のデータの第1のセットと相
    関付ける工程;および 該データ第1のセットを該ユーザに提供する工程、 を包含する、方法。
  26. 【請求項26】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、核酸からな
    る生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセットを識別する、請求項25に
    記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、対応する遺
    伝子のmRNA転写物からなる生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセッ
    トを識別する、請求項25に記載の方法。
  28. 【請求項28】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデータを提供す
    るコンピュータプログラムプロダクトであって、遺伝子またはESTは各々は、
    プローブセット識別子によって識別されかつ生物学的分子の検出を可能にし得る
    、少なくとも1つの対応するプローブセットを有し、ここで、該コンピュータプ
    ログラムプロダクトが、コンピュータシステム上で実行されると、以下の工程: 1つ以上のプローブセット識別子の第1のセットの選択を該ユーザから受信す
    る工程; 該プローブセット識別子の第1のセットにより識別されたプローブセットに対
    応する1つ以上の遺伝子またはESTの第1のセットを識別する工程; 該遺伝子またはESTの第1のセットを1つ以上のデータの第1のセットと相
    関付ける工程;および 該データの第1のセットを該ユーザに提供する工程; を包含する方法を実行する、コンピュータプログラムプロダクト。
  29. 【請求項29】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、核酸からな
    る生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセットを識別する、請求項28に
    記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  30. 【請求項30】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、対応する遺
    伝子のmRNA転写物からなる生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセッ
    トを識別する、請求項28に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  31. 【請求項31】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデータを提供す
    るシステムであって、遺伝子またはESTの各々は、プローブセット識別子によ
    って識別されかつ生物学的分子の検出を可能にし得る、少なくとも1つの対応す
    るプローブセットを有し、該システムが、以下: 1つ以上のプローブセット識別子の第1のセットの選択を該ユーザからインタ
    ーネットを介して受信するように構築および配置された、入力マネージャであっ
    て、該1つ以上のプローブセット識別子の第1のセットが、プローブセットの1
    つ以上のプローブセット識別子の第2のセットの全てまたは一部を含み、該プロ
    ーブセットが、遺伝子またはESTの発現または差次的発現の検出を可能にして
    いる、入力マネージャ; 該プローブセット識別子の第1のセットによって識別されるプローブセットに
    対応する1つ以上の遺伝子またはESTの第1のセットを識別するように構築お
    よび配置された、遺伝子決定子; 該遺伝子またはESTの第1のセットと、生物学的デバイスもしくは生物学的
    物質、また生物学的デバイスもしくは生物学的物質と共に用いられる試薬に関す
    る1つ以上のプロダクトデータの第1のセットとを相関付けるように構築および
    配置された、相関器;および 該プロダクトデータの第1のセットを該ユーザに提供するように構築および配
    置された、出力マネージャ; を備える、システム。
  32. 【請求項32】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、核酸からな
    る生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセットを識別する、請求項31に
    記載のシステム。
  33. 【請求項33】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、対応する遺
    伝子のmRNA転写物からなる生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセッ
    トを識別する、請求項31に記載のシステム。
  34. 【請求項34】 前記プローブセット識別子の第1のセットによって識別さ
    れるプローブセットのうち少なくとも1つは、GeneChip(登録商標)プ
    ローブアレイ上に配置される、請求項31に記載のシステム。
  35. 【請求項35】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデータを提供す
    るシステムであって、ここで、遺伝子またはESTの各々は、プローブセット識
    別子によって識別されかつ生物学的分子の検出を可能にし得る、対応するプロー
    ブセットを少なくとも1つを備え、該システムが、以下: 1つ以上の該プローブセット識別子の第1のセットの選択をユーザから受信す
    るように構築および配置された、入力マネージャ; 該プローブセット識別子の第1のセットによって識別されるプローブセットに
    対応する1つ以上の遺伝子またはESTの第1のセットを識別するように構築お
    よび配置された、遺伝子決定子; 該ユーザに対応するアカウントを識別するように構築および配置された、アカ
    ウント識別決定子; 該遺伝子またはESTの第1のセットと、プロダクト価格設定データを含む1
    つ以上のプロダクトデータの第1のセットとを相関付けるように構築および配置
    された、相関器; 該ユーザに対応するアカウントを該プロダクト価格設定データに少なくとも部
    分的に基づいて調節するように構築および配置された、アカウントデータプロセ
    ッサ;および 該プロダクトデータの第1のセットを該ユーザに提供するように構築および配
    置された、出力マネージャ を備える、システム。
  36. 【請求項36】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、核酸からな
    る生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセットを識別する、請求項35に
    記載のシステム。
  37. 【請求項37】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、対応する遺
    伝子のmRNA転写物からなる生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセッ
    トを識別する、請求項35に記載のシステム。
  38. 【請求項38】 該プローブセット識別子の第1のセットによって識別され
    るプローブセットのうち少なくとも1つは、GeneChip(登録商標)プロ
    ーブアレイ上に配置される、請求項35に記載のシステム。
  39. 【請求項39】 1つ以上のプロダクトを購入にするためのユーザのよる注
    文を処理するシステムであって、該システムは、以下: 1つ以上のプローブセット識別子の第1のセットの第1のユーザによる選択を
    インターネットを介してユーザから受信するように構築および配置された、入力
    マネージャであって、ここで、各プローブセット識別子は、生物学的分子の検出
    を可能にし得るプローブセットを識別する、入力マネージャ; 該プローブセット識別子の第1のセットによって識別されるプローブセットに
    対応する1つ以上の遺伝子またはESTの第1のセットを識別するように構築お
    よび配置された、遺伝子決定子; 該ユーザに対応するアカウントを識別するように構築および配置された、アカ
    ウント識別決定子; 該遺伝子またはESTの第1のセットと、プロダクト価格設定データを含む1
    つ以上のプロダクトデータの第1のセットとを相関付けるように構築および配置
    された、遺伝子/注文相関器;および 該プロダクトデータの第1のセットのうち少なくとも一部を該ユーザに提供す
    るように構築および配置された、出力マネージャ を備える、システム。
  40. 【請求項40】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、核酸からな
    る生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセットを識別する、請求項39に
    記載のシステム。
  41. 【請求項41】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、対応する遺
    伝子のmRNA転写物からなる生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセッ
    トを識別する、請求項39に記載のシステム。
  42. 【請求項42】 前記入力マネージャが、前記プロダクトデータの第1のセ
    ットに基づく購入についての、1つ以上のプロダクトの第2のユーザによる選択
    を前記ユーザから受信するようにさらに構築および配置される、請求項39に記
    載のシステム。
  43. 【請求項43】 前記ユーザに対応するアカウントを、前記第2のユーザに
    よる選択に対応するプロダクト価格設定データに少なくとも部分的に基づいて、
    調節するように構築および配置された、アカウントデータプロセッサをさらに備
    える、請求項42に記載のシステム。
  44. 【請求項44】 1つ以上のプロダクトに関するユーザによる問い合わせま
    たは注文を処理する方法であって、該方法は、以下の工程: 1つ以上のプローブセット識別子の第1のセットの選択をユーザから受信する
    工程であって、ここで、各プローブセット識別子は、生物学的分子の検出を可能
    にし得るプローブセットを識別する、工程; 該プローブセット識別子の第1のセットによって識別されるプローブセットに
    対応する1つ以上の遺伝子またはESTの第1のセットを識別する工程; 該遺伝子またはESTの第1のセットと、プロダクト価格設定データを含む1
    つ以上のプロダクトデータの第1のセットとを相関付ける工程;および 該プロダクトデータの第1のセットのうち少なくとも一部を該ユーザに提供す
    る工程 を包含する、方法。
  45. 【請求項45】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、核酸からな
    る生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセットを識別する、請求項44に
    記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、対応する遺
    伝子のmRNA転写物からなる生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセッ
    トを識別する、請求項44に記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記ユーザに提供された前記プロダクトデータの第1のセ
    ットの部分に基づいた購入についての、1つ以上のプロダクトの第2のユーザに
    よる選択を受信する工程をさらに包含する、請求項44に記載の方法。
  48. 【請求項48】 請求項47に記載の方法であって、該方法が、以下の工程
    : 前記ユーザに対応するアカウントを識別する工程;および 前記第2のユーザによる選択に対応するプロダクト価格設定データに少なくと
    も部分的に基いて、該ユーザに対応するアカウントを調節する、工程 をさらに含む、方法。
  49. 【請求項49】 1つ以上のプロダクトの購入に関する、コンピュータによ
    ってインプリメントされた問い合わせまたは注文を行う方法であって、 該方法は、以下の工程: 1つ以上のプローブセット識別子の第1のセットの第1のユーザによる選択を
    ユーザのコンピュータにおいて受信する工程であって、ここで、各プローブセッ
    ト識別子が、生物学的分子の検出を可能にしているプローブセットを識別する、
    工程; 前記第1のユーザによる選択をインターネットを介してポータルシステムに提
    供する工程であって、該ポータルシステムは、プロダクトデータと、該プローブ
    セット識別子の第1のセットによって識別されるプローブセットに対応する1つ
    以上の遺伝子またはESTとを相関付け得る、工程;および 該相関付けされたプロダクトデータを該ポータルシステムから受信する工程 を包含する、方法。
  50. 【請求項50】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、核酸からな
    る生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセットを識別する、請求項49に
    記載の方法。
  51. 【請求項51】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、対応する遺
    伝子のmRNA転写物からなる生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセッ
    トを識別する、請求項49に記載の方法。
  52. 【請求項52】 請求項49に記載の方法であって、該方法が以下の工程:
    前記相関付けされた購入のためのプロダクトのデータのうち1つ以上の、第2の
    ユーザによる選択を可能にする工程;および 該第2のユーザによる選択を前記ポータルシステムに提供する工程 をさらに包含する、方法。
  53. 【請求項53】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデータを提供す
    るシステムであって、遺伝子またはESTの各々が、プローブセット識別子によ
    って識別されかつ生物学的分子の検出を可能にし得る、対応するプローブセット
    を少なくとも1つを有し、該システムが、以下: 遺伝子またはESTに関連するデータを含むローカルゲノムデータベースを定
    期的に更新するように構築および配置された、データベースマネージャ; 1つ以上の該プローブセット識別子の第1のセットのユーザによる選択を該ユ
    ーザから受信するように構築および配置された、入力マネージャ; 該プローブセット識別子の第1のセットに対応する遺伝子またはESTに関連
    するデータの第1のセットを該ローカルゲノムデータベースから構築するように
    構築および配置された、ユーザ−サービスマネージャ;および 該データの第1のセットを該ユーザに提供するように構築および配置された、
    出力マネージャ、 を備える、システム。
  54. 【請求項54】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、核酸からな
    る生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセットを識別する、請求項53に
    記載のシステム。
  55. 【請求項55】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、対応する遺
    伝子のmRNA転写物からなる生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセッ
    トを識別する、請求項53に記載のシステム。
  56. 【請求項56】 前記データベースマネージャは、前記ローカルゲノムデー
    タベースの更新を時系列の間隔に従って行う、請求項53に記載のシステム。
  57. 【請求項57】 前記時系列の間隔が事前に規定される、請求項56に記載
    のシステム。
  58. 【請求項58】 前記時系列の間隔が、約10時間よりも長くかつ約10日
    間よりも短い、請求項56に記載のシステム。
  59. 【請求項59】 請求項53に記載のシステムであって、前記データベース
    マネージャは、前記ローカルゲノムデータベースの定期的な更新を更新データを
    用いて行い、該更新データは、配列データ、エキソンの構造もしくは位置データ
    、スプライス改変体データ、マーカの構造もしくは位置データ、多型性データ、
    相同性データ、タンパク質−ファミリ分類データ、経路データ、代替遺伝子命名
    データ、文献詳説データ、または注釈データのうちの1つ以上の任意の組み合わ
    せからなる、システム。
  60. 【請求項60】 前記データベースマネージャは、前記ローカルゲノムデー
    タベースを1つ以上のリモートデータベースからの更新データを定期的に更新す
    る、請求項53に記載のシステム。
  61. 【請求項61】 前記1つ以上のリモートデータベースからの更新が、イン
    ターネットを介した更新を含む、請求項60に記載のシステム。
  62. 【請求項62】 請求項61に記載のシステムであって、ここで、前記リモ
    ートデータベースは、GenBank、GenBank New、SwissP
    rot、GenPept、DB EST、Unigene、PIR、Prosi
    te、PFAM、Prodom、Blocks、PDB、PDBfinder、
    EC Enzyme、Kegg Pathway、Kegg Ligand、O
    MIM、OMIM Map、OMIM Allele、DB SNP、およびP
    ubMedのうちの1つ以上の任意の組み合わせからなる、システム。
  63. 【請求項63】 前記入力マネージャは、前記ユーザが開始した選択を動的
    に受信するように構築および配置される、請求項53に記載のシステム。
  64. 【請求項64】 請求項53に記載のシステムであって、ここで、前記第1
    の群が、プローブセットの1つ以上のプローブセット識別子の第2のセットの全
    てまたは一部を含み、該プローブセットが、これらに対応する遺伝子またはES
    Tの発現または差次的発現の検出を可能にする、システム。
  65. 【請求項65】 前記プローブセット識別子の第2のセットによって識別さ
    れるプローブセットが、1つ以上のプローブアレイ上に配置される、請求項64
    に記載のシステム。
  66. 【請求項66】 前記プローブアレイはGeneChip(登録商標)プロ
    ーブアレイを備える、請求項65に記載のシステム。
  67. 【請求項67】 請求項65に記載のシステムであって、ここで、 前記プローブセットが、単一のスポットされたプローブを含み、 前記プローブセット識別子は、該単一のスポットされたプローブを識別するス
    ポットされたプローブ識別子を含み;そして 前記プローブアレイは、該単一のスポットされたプローブを含むスポットアレ
    イを含む、システム。
  68. 【請求項68】 前記単一のスポットされたプローブがオリゴヌクレオチド
    を含む、請求項67に記載のシステム。
  69. 【請求項69】 前記ユーザがリモートユーザを含み、そして前記入力マネ
    ージャは、該リモートユーザによる選択をネットワークを介して受信する、請求
    項64に記載のシステム。
  70. 【請求項70】 前記ネットワークがインターネットを含む、請求項69に
    記載のシステム。
  71. 【請求項71】 前記ユーザがリモートユーザを含み、そして前記出力マネ
    ージャが前記データの第1のセットをネットワークを介して該ユーザに提供する
    、請求項53に記載のシステム。
  72. 【請求項72】 前記ネットワークがインターネットを含む、請求項71に
    記載のシステム。
  73. 【請求項73】 前記プローブセット識別子のうち少なくとも1つは、前記
    プローブセット識別子に対応する遺伝子の遺伝子識別子を含む、請求項53に記
    載のシステム。
  74. 【請求項74】 前記遺伝子識別子は登録番号を含む、請求項73に記載の
    システム。
  75. 【請求項75】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデータを提供す
    るシステムであって、ここで、遺伝子またはESTの各々は、プローブセット識
    別子によって識別されかつ該遺伝子の発現の検出を可能にし得る、対応するプロ
    ーブセットを有し、該システムは、以下: 該遺伝子またはESTに関連するデータを含むローカルゲノムデータベースを
    定期的に更新するように構築および配置された、データベースマネージャであっ
    て、ここで、該更新は、事前に規定された間隔に従って行われる、データベース
    マネージャ; 1つ以上の該プローブセット識別子の第1のセットのユーザが開始した選択を
    動的に受信するように構築および配置された、入力マネージャ; 該プローブセット識別子の第1のセットに対応する遺伝子またはESTに関連
    するデータの第1のセットを該ローカルゲノムデータベースから構築するように
    構築および配置された、ユーザ−サービスマネージャ;および 該データの第1のセットを該ユーザに提供するように構築および配置された、
    出力マネージャ、 を備える、システム。
  76. 【請求項76】 1つ以上の事前に規定された遺伝子またはESTに関連す
    るデータを提供するシステムであって、ここで、各事前に規定された遺伝子は、
    対応する事前に規定されたプローブセットを有し、該プローブセットが、プロー
    ブセット識別子によって固有に識別されかつ該遺伝子の発現の検出を可能にし得
    、該システムは、以下: 事前に規定された遺伝子またはESTに関連するデータを含むローカルゲノム
    データベースを定期的に更新するように構築および配置された、データベースマ
    ネージャであって、ここで、該更新は、事前に規定された間隔に従って行われる
    、データベースマネージャ; 1つ以上の該事前に規定されたプローブセット識別子の第1のセットのユーザ
    が開始した選択を動的に受信するように構築および配置された、入力マネージャ
    ; 該事前に規定されたプローブセット識別子の第1のセットに対応する遺伝子ま
    たはESTに関連するデータの第1のセットを、該ローカルゲノムデータベース
    から構築するように構築および配置された、ユーザ−サービスマネージャ;およ
    び 該データの第1のセットを該ユーザに提供するように構築および配置された、
    出力マネージャ、 を備える、システム。
  77. 【請求項77】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデータを提供す
    るシステムであって、ここで、遺伝子またはESTの各々は、プローブセット識
    別子によって識別されかつ該遺伝子の発現の検出を可能にし得る、対応するプロ
    ーブセットを有し、該システムは、以下: 遺伝子またはESTに関連するデータを含むローカルゲノムデータベースの更
    新を1つ以上のリモートデータベースからの更新データを用いて行うように構築
    および配置された、データベースマネージャであって、ここで、該更新は、事前
    に規定された間隔にしたがってインターネットを介して行われる、データベース
    マネージャ; 1つ以上の該プローブセット識別子の第1のセットのユーザが開始した選択を
    動的に受信するように構築および配置された、入力マネージャ; 該プローブセット識別子の第1のセットに対応する遺伝子またはESTに関連
    するデータの第1のセットを該ローカルゲノムデータベースから構築するように
    構築および配置された、ユーザ−サービスマネージャ; 該データの第1のセットを該ユーザに提供するように構築および配置された、
    出力マネージャ、 を備える、システム。
  78. 【請求項78】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデータを提供す
    るシステムであって、ここで、遺伝子またはESTの各々は、プローブセット識
    別子によって識別されかつ該遺伝子の発現の検出を可能にし得る、対応するプロ
    ーブセットを有し、該システムは、以下: 遺伝子またはESTに関連するデータを含むローカルゲノムデータベースを1
    つ以上のリモートデータベースからの更新データを用いて更新するように構築お
    よび配置された、データベースマネージャであって、該更新は、事前に規定され
    た間隔にしたがってインターネットを介して行われる、データベースマネージャ
    ; 1つ以上の該プローブセット識別子の第1のセットのユーザが開始した選択を
    インターネットを介して動的に受信するように構築および配置された、入力マネ
    ージャ; 該プローブセット識別子の第1のセットに対応する遺伝子またはESTに関連
    するデータの第1のセットを該ローカルゲノムデータベースから構築するように
    構築および配置された、ユーザ−サービスマネージャ;および 該データの第1のセットをインターネットを介して該ユーザに提供するように
    構築および配置された、出力マネージャ、 を備える、システム。
  79. 【請求項79】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデータを提供す
    る方法であって、遺伝子またはESTの各々は、プローブセット識別子によって
    識別されかつその対応する遺伝子の発現の検出を可能にし得る、少なくとも1つ
    の対応するプローブセットを有し、該方法は、以下の工程: 遺伝子またはESTに関連するデータを含むローカルゲノムデータベースを定
    期的に更新する工程; 1つ以上の該プローブセット識別子の第1のセットの選択を該ユーザから受信
    する工程; 該ローカルゲノムデータベースから該プローブセット識別子の第1のセットに
    対応する遺伝子またはESTに関連するデータの第1のセットを構築する工程;
    および 該データの第1のセットを該ユーザに提供する工程、 を包含する、方法。
  80. 【請求項80】 請求項79に記載の方法であって、ここで、前記ローカル
    ゲノムデータベースが、1つ以上のリモートデータベースからインターネットを
    介して更新データを用いて定期的に更新され、該更新データは、配列データ、エ
    キソンの構造もしくは位置データ、スプライス改変体データ、マーカの構造もし
    くは位置データ、多型性データ、相同性データ、タンパク質−ファミリ分類デー
    タ、経路データ、代替遺伝子命名データ、文献詳説データ、または注釈データの
    うちの1つ以上の任意の組み合わせからなる、方法。
  81. 【請求項81】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するデータを提供す
    るコンピュータプログラムプロダクトであって、ここで、遺伝子またはESTの
    各々は、プローブセット識別子によって識別されかつその対応する遺伝子の発現
    の検出を可能にし得る、少なくとも1つの対応するプローブセットを有し、ここ
    で、コンピュータプロダクトは、コンピュータシステム上で実行されると、以下
    の工程: 該遺伝子またはESTに関連するデータを含むローカルゲノムデータベースを
    定期的に更新する工程; 1つ以上の該プローブセット識別子の第1のセットの選択を該ユーザから受信
    する工程; 該プローブセット識別子の第1のセットに対応する遺伝子またはESTに関連
    するデータの第1のセットを該ローカルゲノムデータベースから構築する工程;
    および 該データの第1のセットを該ユーザに提供する工程、 を包含する方法を行う、コンピュータプログラムプロダクト。
  82. 【請求項82】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するプロダクトデー
    タを提供するシステムであって、ここで、遺伝子またはESTの各々は、プロー
    ブセット識別子によって識別されかつ、生物学的分子の検出を可能にし得る、少
    なくとも1つの対応するプローブセットを有し、該システムは、以下: 1つ以上の該プローブセット識別子の第1のセットのユーザによる選択を該ユ
    ーザから受信するように構築および配置された、入力マネージャ; 該プローブセット識別子の第1のセットと、1つ以上のプロダクトデータの第
    1のセットとを相関付けるように構築および配置された、相関器;および 該データの第1のセットを該ユーザに提供するように構築および配置された、
    出力マネージャ、 を備える、システム。
  83. 【請求項83】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、核酸からな
    る生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセットを識別する、請求項82に
    記載のシステム。
  84. 【請求項84】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、対応する遺
    伝子のmRNA転写物からなる生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセッ
    トを識別する、請求項84に記載のシステム。
  85. 【請求項85】 前記プローブセット識別子の第2のセットによって識別さ
    れるプローブセットが、1つ以上のプローブアレイ上に配置される、請求項84
    に記載のシステム。
  86. 【請求項86】 前記ユーザが、リモートユーザを含み、そして前記入力マ
    ネージャは、該リモートユーザによる選択をインターネットを介して受信する、
    請求項85に記載のシステム。
  87. 【請求項87】 前記プローブセット識別子の第1のセットのうち少なくと
    も第1のプローブセット識別子は、該第1のプローブセット識別子に対応する遺
    伝子の遺伝子識別子を含む、請求項82に記載のシステム。
  88. 【請求項88】 前記遺伝子識別子は登録番号を含む、請求項87に記載の
    システム。
  89. 【請求項89】 前記1つ以上のプロダクトデータの第1のセットが、利用
    可能性、価格設定、組成、適性、または注文に関連するプロダクトデータのうち
    の1つまたはその任意の組み合わせを含む、請求項82に記載のシステム。
  90. 【請求項90】 前記1つ以上のプロダクトデータの第1のセットが、生物
    学的デバイスもしくは生物学的物質または試薬に関するプロダクトデータを含み
    、該試薬が生物学的デバイスまたは物質と共に使用され得る、請求項89に記載
    のシステム。
  91. 【請求項91】 前記デバイス、物質、または試薬は、オリゴヌクレオチド
    、プローブアレイ、クローン、抗体またはタンパク質の1つまたはその任意の組
    み合わせを含む、請求項90に記載のシステム。
  92. 【請求項92】 前記1つ以上のプロダクトデータの第1のセットが、ロー
    カルプロダクトデータベース内に少なくとも部分的に記憶されたデータを含む、
    請求項82に記載のシステム。
  93. 【請求項93】 前記1つ以上のデータの第1のセットが、生物学的プロダ
    クトのベンダーを表すリモートデータへのリンクを少なくとも1つ含む、請求項
    82に記載のシステム。
  94. 【請求項94】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するプロダクトデー
    タを提供する方法であって、ここで、遺伝子またはESTの各々は、プローブセ
    ット識別子によって識別されかつ、生物学的分子の検出を可能にし得る、少なく
    とも1つの対応するプローブセットを有し、該方法が、以下の工程: 1つ以上の該プローブセット識別子の第1のセットの選択をユーザから受信す
    る工程; 該プローブセット識別子の第1のセットと、1つ以上のプロダクトデータの第
    1のセットとを相関付ける工程;および 該データの第1のセットを該ユーザに提供する工程 を包含する、方法。
  95. 【請求項95】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、核酸からな
    る生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセットを識別する、請求項94に
    記載の方法。
  96. 【請求項96】 前記プローブセット識別子の第1のセットが、対応する遺
    伝子のmRNA転写物からなる生物学的分子の検出を可能にし得るプローブセッ
    トを識別する、請求項94に記載の方法。
  97. 【請求項97】 前記プローブセット識別子の第1のセットによって識別さ
    れるプローブセットが、1つ以上のプローブアレイ上に配置される、請求項94
    に記載の方法。
  98. 【請求項98】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するプロダクトデー
    タを提供するコンピュータプログラムプロダクトであって、ここで、遺伝子また
    はESTの各々は、プローブセット識別子によって識別されかつ、生物学的分子
    の検出を可能にし得る、少なくとも1つの対応するプローブセットを有し、ここ
    で、該コンピュータプログラムプロダクトが、コンピュータシステム上で実行さ
    れると、以下の工程: 1つ以上の該プローブセット識別子の第1のセットの選択を該ユーザから受信
    する工程; 該プローブセット識別子の第1のセットと、1つ以上のプロダクトデータの第
    1のセットとを相関付ける工程;および 該データの第1のセットを該ユーザに提供する工程、 を包含する方法を行う、コンピュータプログラムプロダクト。
  99. 【請求項99】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するプロダクトデー
    タを提供するシステムであって、該システムが、以下: 1つ以上の遺伝子識別子またはEST識別子をインターネットを介して受信す
    るように構築および配置された、入力マネージャ; 該遺伝子識別子またはEST識別子と、1つ以上のプロダクトデータとを相関
    付けるように構築および配置された、相関器;および 該プロダクトデータを該ユーザに提供するように構築および配置された、出力
    マネージャ を備える、システム。
  100. 【請求項100】 前記プロダクトデータは生物学的プロダクトデータであ
    る、請求項99に記載のシステム。
  101. 【請求項101】 前記遺伝子識別子またはEST識別子は、遺伝子または
    EST登録番号を含む、請求項99に記載のシステム。
  102. 【請求項102】 1つ以上の遺伝子またはESTに関連するプロダクトデ
    ータを提供する方法であって、該方法が以下の工程: 1つ以上の遺伝子識別子またはEST識別子をインターネットを介して受信す
    る工程; 該遺伝子識別子またはEST識別子と1つ以上のプロダクトデータを相関付け
    る工程;および 該プロダクトデータを該ユーザに提供する工程 を包含する、方法。
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