JP2003520909A - オープンエンド・ロータ紡績のための方法 - Google Patents

オープンエンド・ロータ紡績のための方法

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JP2003520909A
JP2003520909A JP2001554515A JP2001554515A JP2003520909A JP 2003520909 A JP2003520909 A JP 2003520909A JP 2001554515 A JP2001554515 A JP 2001554515A JP 2001554515 A JP2001554515 A JP 2001554515A JP 2003520909 A JP2003520909 A JP 2003520909A
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yarn
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fiber
spinning
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マイアー ユルゲン
ラスマン マンフレート
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ヴェー シュラーフホルスト アクチェンゲゼルシャフト ウント コンパニー
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    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H4/00Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques
    • D01H4/04Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques imparting twist by contact of fibres with a running surface
    • D01H4/22Cleaning of running surfaces
    • D01H4/24Cleaning of running surfaces in rotor spinning
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
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    • D01H4/50Piecing arrangements; Control therefor for rotor spinning

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  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 本発明の課題は、オープンエンド・ロータ紡績法を改善して、巻き付き繊維、特にいわゆる腹帯の発生を著しく低下させることである。本発明に基づき、繊維案内通路から流出する繊維流がロータ回転方向の方向成分を有しているのに対して、引き出しノズルからロータ溝内へ延びるヤーン脚部(3)が少なくともロータ溝(1)の近傍で紡績過程中にロータ回転方向と逆向きに湾曲される。ヤーン脚部(3)の該湾曲形成は始紡過程中に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、オープンエンド・ロータ紡績のための方法であって、紡績すべき繊
維が繊維案内通路を介してロータ内に送られ、ロータの最大の内径のロータ溝内
に集束され、ロータ回転によって回転しながら結束区分の領域でヤーン端部内に
結束されて、形成されたヤーンとして、ロータ溝と実質的に同じ平面内でロータ
溝から離して中央に配置された引き出しノズルを通して引き出される形式のもの
に関する。
【0002】 オープンエンド・ロータ紡績のための方法は60年代に広く用いられたものの
、開発が遅れている。スライバ案内、個々の繊維への開繊、紡績ロータ内への個
々の繊維の導入、糸の引き出し及び巻き上げ、並びにロータについて多くの発明
があるものの、高品質のヤーンを製造する高性能のロータ紡績自動化については
極めて少ない。
【0003】 多くの方法において一般的に、スライバから開繊ローラによって開繊された個
々の繊維が繊維束として負圧空気流下でロータに供給され、次いで空気流及び/
又は遠心力によって周壁に向けられ、ロータ内壁の形状によって、ほぼ閉じられ
た1つの繊維リングを形成して繊維の集束を行うようになっている。集束された
繊維が連続的にヤーン端部に結びつけられて、ロータの回転によってよりがヤー
ンにかけられる。ヤーン回転はヤーン引き出し方向と逆向きに引き出しノズルか
ら繊維集束面に向かって移動して、集束された繊維のねじりによってヤーンの開
いた端部に連続的に結束される。ヤーン端部への繊維の結束を行う領域が、ロー
タ壁での繊維の集束点と撚られたヤーンから撚られない繊維束への移行部との間
にあり、結束区分と呼ぶ。
【0004】 通常は、結束のために引き出しノズルを通してロータ内に導入された糸端部が
、ロータ回転に基づき生じた空気流によってロータ回転方向に連行(湾曲)され
て、ロータ溝に到達する。ロータ回転方向への糸端部の湾曲は全紡績過程中に持
続されてしまう。
【0005】 支障が、JP-OS 49−54638号明細書に見られるように、ロータ内の著し
い汚れ、太い繊維束若しくは負圧供給の故障によって発生している。これによっ
て生じるヤーン端部の湾曲の反転は不都合であり、それというのはこの場合に形
成される糸が強度及び均一性に関して著しい欠点を有しているからである。この
ような湾曲の反転を避けるために、JP-OS 49−54638号明細書に、引き出
しノズル及びロータ底部に適当な糸案内部材を配置することが記載してあり、糸
案内部材が所望の湾曲方向を安定化しようとするものである。
【0006】 オープンエンド・紡績法の開発によってプロセスが著しく改善され、その結果
、通常大きな繊維集束、汚れ若しくは負圧故障が避けられるようになっている。
原理的に最新のオープンエンド・ロータ紡績機は糸端部のロータ回転方向への湾
曲を維持するための付加的な補助手段なしに作動するようになっている。
【0007】 「Breake spinning(ブレークスピニング)」、Sherley Instituts, Manchester
, England, 1968年のリポート、76頁乃至79頁にロータスピニング装置が記
載してあり、この場合には、本来の紡績ロータ内に漏斗状のかりより部材を配置
してある。かりより部材がロータの集束面の直前まで延びている。ロータとかり
より部材とが個別に支承されていて、個別に駆動可能である。このことは、かり
より部材が定位置に配置されていて、ロータ回転方向にも、ロータ回転方向と逆
方向にも駆動可能である。集束面の領域に開口が設けられており、該開口を介し
てロータ回転の際の遠心力に基づき吸引流が形成される。ほぼ円筒形の集束面へ
向けて繊維が半径方向に供給される。糸引き出しがロータシャフトを通して、即
ち繊維供給に相対して行われる。
【0008】 前記レポートに記載してあるように、かりより装置の回転に関連して、ロータ
回転に対するヤーン脚部の相対的な回転方向が変化される。ヤーン脚部のこのよ
うな相対的な回転方向はヤーン品質に著しい影響を及ぼす。ポジティブな方向で
は、即ちヤーン脚部がロータよりも早く回転する場合には、ヤーン品質がヤーン
脚部の回転の遅い場合に比べてほぼ18%改善される。しかしながら、最新のオ
ープンエンド・ロータ紡績機によって製造されて良好な物理特性を有する均一な
ロータヤーンの利用を低下させる問題が、回転方向の転換に基づきヤーン周囲に
一部では緩く巻かれかつ一部では著しく強く巻かれることにより生じる巻き付き
繊維、いわゆる腹帯の発生にある。これによって、ヤーン構造若しくは繊維方向
及び繊維伸びが損なわれて、オープンエンド・ロータヤーンの利用領域が制限さ
れてしまうことになる。
【0009】 従って本発明の課題は、巻き付き繊維の発生を著しく避ける方法を提供するこ
とである。
【0010】 前記課題が本発明に基づき請求項1に記載の手段によって解決される。
【0011】 本発明が、請求項2乃至5に記載の手段によって有利に改善される。
【0012】 本発明の方法は、ロータ回転方向での糸端部の湾曲においては繊維滑動面から
到来する繊維がヤーン端部の結束区分に直接に達して、まず、通常のヤーン回転
方向、即ちより方向と逆の方向で該ヤーン端部に結び付けられ、次いでヤーンの
、ヤーン軸線を中心とした回転を伴った引き出しに際して繊維の回転方向がヤー
ン回転方向に転換されるという認識に基づいている。特に繊維がロータ回転方向
で前方に位置する端部で結束区分に達する場合には、繊維の回転方向変換に際し
て局所的に集中した複数の巻き付きが発生する。これによって糸の前述の巻き付
き箇所での締め付けが生じて、その結果、糸の不均一性、ひいては強度の損失が
発生する。
【0013】 本発明に基づき糸端部の湾曲をロータ回転方向と逆方向に向けることによって
、ヤーン端部の結束区分に達した個々の繊維が直ちにヤーンの正常な回転方向で
結び付けられ、若しくはからみ付けられ、従ってヤーン形成における支障、ひい
ては品質欠陥が生じるようなことはない。
【0014】 ロータ回転方向へのヤーン端部の湾曲の場合には、結束区分の角速度がロータ
の角速度よりも大きく、結束区分がロータに対して先行する。本発明の場合、即
ちヤーン端部の湾曲をロータ回転方向と逆方向に向ける場合には、結束区分がロ
ータに対して後行する。結束区分のこのような後行によって、繊維が大きな引っ
張り負荷を受けてロータ溝から引き出される。このことは付加的な伸張(ストレ
ッチ)を生ぜしめ、該伸張が繊維の方向付けを改善して、高い繊維引っ張り強さ
を生ぜしめる。このようにして形成されたヤーンは、結束区分を先行させること
によって形成されたヤーンと異なって、伸張された繊維から成る際立ったヤーン
コアを有している。
【0015】 結束区分を後行させる場合には、繊維が同じ方向でヤーン端部に結び付けられ
、このことはヤーン構造にとっても効果的である。この場合、繊維流をロータ回
転方向で接線方向に向けることが同じく繊維の伸張を保証し、それというのはロ
ータの内面、即ち繊維滑動面は繊維流よりも大きな速度を有しているからである
【0016】 繊維滑動面上への繊維流の供給によって、繊維案内通路から流出する繊維流の
、結束区分若しくはヤーン端部への直接的なぶつかりが避けられる。
【0017】 特に紡績過程全体にわたって一様なヤーン品質を得るために、結束区分の後行
、即ちヤーン端部の湾曲をロータ回転方向と逆方向に向けることは、すでに始紡
過程で行われる。
【0018】 結束区分の後行は、まだ静止している若しくは低い速度で回転しているロータ
内にロータ回転方向と逆方向の回転流を生ぜしめ、該回転流が引き出しノズルか
らロータ溝内に導入されたヤーン端部に作用して、ヤーン端部を所望の方向へ湾
曲させることによって行われてもよい。この時点ではロータケーシングの吸引作
用が維持されてよく、それというのは該吸引作用は繊維案内通路の吸い込み作用
をロータ回転方向と逆方向に助成するからである。
【0019】 ヤーン端部がロータ回転方向と逆方向に湾曲されてロータ溝内に達した後、該
状態はロータ回転数の増大、ひいては遠心力の増大に際しても安定して維持され
る。これによって、ヤーン端部の湾曲方向の反転が避けられる。
【0020】 回転流の形成のために用いられる手段は、例えばいわゆる繊維ひげ均等化装置
からロータ内に達した繊維を本来の紡出の前に取り除く場合(ドイツ連邦共和国
特許出願公開第19709747A1号明細書、参照)に、ロータの洗浄若しく
は掃気のためにも用いられてよい。
【0021】 別の実施態様では、ロータが紡出過程の開始の前にまず通常の回転方向と逆方
向に回転させられ、これによってヤーン端部が運転時の、即ち通常の回転方向と
逆方向に降ろされ、即ち湾曲して供給される。この場合にはロータケーシングの
吸引作用は、繊維案内通路の接線方向の配置に基づきロータ回転方向の回転流を
生ぜしめる吸引流によってヤーン端部、即ちヤーン脚部の所望の湾曲形成を妨げ
ないために、遮断されてよい。
【0022】 次いでロータが運転回転方向に切り換えられ、該過程は、ヤーン端部の湾曲方
向を反転させてしまうほどに急激に行われてはならない。この場合にも、ロータ
の加速の後にもヤーン端部のロータ回転方向と逆方向の湾曲が安定的に保証され
ている。この場合始紡過程にとって、ロータの回転の際のヤーン端部の、通常の
運転回転方向と逆方向のわずかな回転が効果的である。これによってさらに開か
れた端部が始紡過程のために適している。
【0023】 さらに別の実施態様として、ヤーン端部をロータ内に導入する前に1つの繊維
リングが形成され、若しくはヤーン端部がロータ溝に達しかつロータが紡績経過
に必要な回転数に達した後に、繊維流が完全な大きさで接続される。
【0024】 さらに別の実施態様では、始紡過程中に糸ループが形成される。この場合、糸
端部が通常の形式で糸引き出し管を通してロータ内に供給される。次いで、半径
方向に隔てて配置された吸引通路内に吸引流が形成されるのに対して、紡績負圧
が遮断される。これによって、糸端部が引き出しノズルから吸引通路内へ移動す
る。糸端部の供給長さが糸引き出し管を介した糸の供給を制御することによって
制御される。供給の終了の後に、糸端部が吸引通路内でクランプされる。次いで
再び紡績負圧が形成されて、ロータがスタートされる。糸のさらなる供給によっ
て、引き出し管と吸引通路との間に大きなループが生ぜしめられる。ロータ回転
によって生じる回転空気がループをロータ回転方向に引っ張る。ループが十分に
延ばされた後に、クランプが解除され、その結果、糸端部がロータ回転方向と逆
方向にロータ溝内に降ろされる。次いで、糸引き出しが急速に加速され、同時に
、予めストップされていた繊維供給が再び開始される。これによって、糸端部と
繊維とのつなぎが行われる。すでに述べてあるように、ヤーン端部の湾曲が作用
する遠心力によって安定している。
【0025】 始紡過程の前の繊維供給のストップは、種々の方法で実施されるものである。
供給された繊維ひげが必要に応じて供給テーブルの直後に吸引空気によって方向
転換されてよい。繊維流転向の時点を繊維供給通路の領域内に移する(ドイツ連
邦共和国特許出願公開第3118382A1号明細書、参照)ことも可能である
。糸を所定方向に湾曲する始紡段階では、繊維供給が完全にストップされる。
【0026】 次ぎに本発明を図示の実施例に基づき詳細に説明する。
【0027】 図1aには、個別の繊維4を先行の結束区分につなぐ段階、即ちヤーン脚部3
をロータ回転方向に方向付ける段階が示してあり、この場合、個別の繊維4が繊
維滑動面2からロータ溝1内に達して、前方の端部がヤーン脚部3の結束区分5
で補足されている(段階1)。明らかなように、ヤーン脚部3にはZよりが生ぜ
しめられている。これに対して段階2では明らかなように、先端でつかまれた繊
維4はまずSよりでヤーン周壁に巻き付けられる。ヤーン引き出しVLの進行に
伴って、繊維4の先端が繊維4の別の部分をヤーン周壁に巻き付ける箇所に近づ
く。段階4で繊維4のSよりからZよりへの回転方向転換が行われ、この場合、
集中的な複数の巻掛けが生じる。このような巻掛けが全体的にヤーンを締め付け
て、いわゆる腹帯を形成し、該腹帯が後の処理工程で妨げになり、ヤーンの品質
を低下させることになる。段階5で、繊維4の残りは引き続きZよりに、即ちヤ
ーンと同じ回転で巻き付けられる。
【0028】 繊維4がまず端部で結束区分5にからみつく場合(図1b)、次のような経過
が生じる:段階1で、繊維が結束区分にぶつかり、段階2で結束区分5の領域の
ヤーン脚部(糸後端)3によって捕らえられる。繊維4の繊維先端がヤーンの糸
軸を中心とした回転方向ωGに従って、ローラ溝1からの完全な引き出しまでZ
よりで引っ張られ、ヤーンコアの周りに巻き付けられる(段階3から段階5)の
に対して、繊維端部はSよりで繊維コアの周りに巻かれる。繊維はヤーンコア内
に固く結束されず、ヤーン外周にルーズに接触している。
【0029】 図2a及び図2bには、個別の繊維4を後行の結束区分5で、即ちヤーン脚部
3がロータ回転方向と逆に湾曲させられた状態でヤーン脚部3にからみつけるこ
とが示してある。
【0030】 図2aは、段階1から段階5で1つの繊維4が繊維滑動面2から到来して先端
で結束区分5に達してヤーン周壁にどのように巻き付けられるかを示している。
この場合には明らかなように、繊維4が始めから、繊維の残りの部分と同じ回転
方向、即ち同じよりでヤーン脚部3にからみつけられる。よりのピッチだけが残
りの部分と異なっている。図2bでは、繊維4がまず端部で結束区分5に達して
いる。
【0031】 このようにして形成されたヤーンはもはや、通常の糸より方向と異なるよりを
有する繊維を含んでいない。特に、紡績された糸のヤーン品質及び使用範囲を損
ねるような回転方向転換による締め付けが生じていない。
【0032】 通常の紡績工程ではロータと一緒に回転する空気流がヤーン脚部3の湾曲を必
然的にロータ回転方向に向けるので、ヤーン脚部の湾曲を逆に向ける手段が講じ
られる。
【0033】 図3及び図4には後行の結束区分を本発明に基づき形成するための第1の実施
例が示してある。
【0034】 通路プレート内に装着される通路プレートアダプタ10が引き出しノズル11
を保持しており、引き出しノズルがノズル開口13及び半径方向に配置された公
知の切欠き12を備えており、切欠きが紡績安定性を高めるために役立っている
。引き出しノズル11の半径方向外側に空気流過口14を開口させてあり、空気
流過口が矢印15で示してあるように接線方向成分を有している。さらに軸線方
向及び半径方向にずらして、繊維案内通路が開口しており、入口開口16′が示
してある。矢印17は、繊維案内通路も接線方向に向けられていることを示して
おり、このことは図7からも明らかである。接線方向成分15と接線方向成分1
7とは互いに逆向きである。
【0035】 空気流過口14がリング通路19に接続されており、リング通路が圧縮空気供
給部20及び弁21を介して圧縮源(図示せず)に接続されている。圧縮空気供
給部20は紡績補助装置に連結されるようになっていてよく、紡績補助装置が本
来の紡績過程の前に空気供給によってロータ内の洗浄を行う。このような補助装
置は例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第19709747A1号明細書に記
載のものが適している。
【0036】 図4から明らかなように、リング通路19がキャップ22と関連して通路プレ
ートアダプタ10の本体の適当な形状付与によって形成されており、キャップが
空気流過口14を有している。ノズル開口13が糸引き出し管18に接続されて
おり、糸引き出し管を通してヤーン端部が始紡(紡績開始)のために挿入されて
、始紡の後に紡績過程中連続的に引き出される。
【0037】 繊維案内通路16の方向によって規定される繊維流の接線方向17が、運転時
のロータ回転方向に対応している。これに対して、空気流過口14を介した圧縮
空気供給によって得られる空気回転方向(矢印15、参照)がロータ回転方向と
逆向きである。弁21を介して空気供給が第1の始紡段階に制限され、糸端部(
ヤーン端部)が糸引き出し管18及びノズル開口13を通してロータ内に挿入さ
れる。ヤーン端部がロータ溝11に達すると、回転する空気流によってヤーン端
部がロータ回転方向と逆向きに湾曲されねばならない。十分な遠心力をヤーン端
部に生ぜしめるロータ回転数に達した後にも、ヤーン端部の湾曲方向の反転はも
はや予想されない。引き続く紡績過程が後行の結束区分によって安定的に行われ
る。
【0038】 図5aにロータ6が示してあり、ロータの回転方向若しくは角速度がωR<0
、即ち運転時のロータ回転方向と逆に設定されている。これによって、引き出し
ノズル7を通してロータ6内に挿入されたヤーン脚部3が、ロータ溝内に達する
と、該ロータ回転方向に方向付けられる。この場合にロータケーシングへの負圧
作用は、繊維案内通路の接線方向の入口開口と逆向きの回転流を生ぜしめないた
めに遮断されたい。
【0039】 図5bはロータの静止状態(ωR=0)を示しており、ヤーン脚部3が図5a
で占めた位置にとどまっている。図5cは運転時のロータ回転方向でのロータ高
速回転を示している(ωR>0)。この場合、ヤーン脚部3の湾曲方向は維持さ
れたままである。加速が、ロータ回転方向へのヤーン脚部3の湾曲方向の反転を
避けるように制限されている。
【0040】 図6が、始紡過程の第1の段階のロータの運動経過を示しており、この場合、
特性線8がロータ回転方向を直接に後進回転から前進回転へ切り換える実施例を
示している。これに対して破線で示す特性線9は静止状態の時間Δtを有する実
施例を示している。運動経過は図示の実施例に限定されるもんではなく、種々に
変化可能である。
【0041】 図7では、繊維束28が供給ローラ26とニップテーブル27との間のニップ
箇所を介して開繊ローラ24の歯部の領域に供給されるようになっており、開繊
ローラが開繊ローラケーシング23内で回転するようになっている。繊維束28
は、供給ローラ26とニップテーブル27との間のニップ箇所を通過して開繊ロ
ーラ24によって個々の繊維に開繊され、この場合、汚れ排出開口25を介して
汚れ粒子が排出される。開繊ローラ24によってくしけずられた繊維が繊維案内
通路16に達し、かつ該繊維案内通路を経てロータケーシング内に作用する負圧
によって吸い込まれて、加速される。繊維流29が繊維案内通路の先細構造によ
って加速され、その際に、繊維がさらに伸ばされる。繊維案内通路16は繊維案
内通路入口開口16′でロータ内に通じており、これによって繊維が接線方向で
ロータ6の繊維滑動面2にぶつかり、急速に回転するロータ6によってさらに加
速されて伸ばされる。
【0042】 後行の結束区分によって、繊維の方向若しくは向きは糸形成時にも一度も変え
られず、それというのはヤーン端部が繊維案内通路16の入口開口16′に向け
られていて(図7)、従って繊維先端が始めにヤーン端部にからみつけられるか
らである。これに対して、先行の結束区分においては繊維端部がまずヤーン端部
にからみつけられる。
【0043】 図8が紡績ボックスの紡績過程に関与する構成ユニット30を示している。ロ
ータ6のロータシャフト6′が支持プレート形支承部40に、即ち対を成して配
置された支持プレート41,42に半径方向で軸受されている。ロータシャフト
6′の端部にロータ6のアキシャル支承部43を配置してあり、アキシャル支承
部がロータ6を軸線方向の両方向で固定している。アキシャル支承部は、例えば
ドイツ連邦共和国特許出願公開第19819766A1号明細書に記載してある
ようなマグネット式のロータアキシャル軸受であってよい。
【0044】 ロータ6がロータケーシング33内に配置されており、ロータケーシングが吸
引管路46を介して負圧源47に接続されており、従ってロータケーシング33
内に常に紡績負圧が生じている。紡績負圧は特に、繊維案内通路6を介して繊維
をロータ6内に吸い込むために用いられる。
【0045】 旋回可能なカバー部材34内に通路プレート32を配置してあり、通路プレー
トが通路プレートアダプタ31を保持している。カバー部材34が旋回軸35を
中心として旋回させられ、これによってロータケーシング33が開かれる。該状
態でロータ6がクリーニングされ、若しくは取り外される。通常はカバー部材3
4が、ロータ紡績機械に沿って走行可能な操作装置を用いて始紡過程の前に、ロ
ータクリーニングの実施のために開かれる。
【0046】 旋回可能なカバー部材34内に支承ブラケット39を介して開繊ローラ25を
支承してあり、該開繊ローラがプーリー38を介して接線ベルト37によって駆
動されるようになっている。駆動軸36によって供給ローラ26がウォーム伝動
装置(図示せず)を介して駆動される。供給ローラが前方の端部に付加部26′
を保持しており、付加部に始紡台車の駆動部が装着されて、始紡過程中に供給ロ
ーラ36の駆動を制御して始紡過程を実施するようになっている。
【0047】 ロータ6がロータシャフト6′を介して接線ベルト48によって駆動されるよ
うになっており、接線ベルトが運転時に圧着ローラ49によってロータシャフト
6′と摩擦接触させられる。接線ベルトは通常はロータ紡績機械の全長にわたっ
て延びていて、従って機械の1つの側のすべてのロータを駆動する。
【0048】 付加的に駆動モータ44を設けてあり、該駆動モータが摩擦車45を介して1
つの支持プレート41に作用するようになっており、摩擦車が支持プレートに接
触させられる。このために該駆動部が昇降装置(図示せず)を用いて二重矢印で
示すように支持プレート41に向けて若しくは支持プレートから離れる方向に運
動させられるようになっている。付加的な駆動部44,45は始紡過程の第1の
段階で作動せしめられて、圧着ローラ49、ひいては接線ベルト48を持ち上げ
た状態で逆向きの回転方向が、図5aから図5cで述べてあるように生ぜしめら
れる。該駆動部は高い回転数を生ぜしめる必要がないので、著しく小さい寸法で
形成されていてよい。
【0049】 別の実施例として、駆動部を操作装置に配置して、回転可能なカバー部材34
を通して紡績ボックス内に導入することも可能である。
【0050】 ロータの回転方向転換は、機械の全長にわたって第2の接線ベルトを配置して
、該接線ベルトの循環走行運動方向を接線ベルト48と逆にすることによって実
施されてもよい。この場合には、第2の接線ベルトが第2の圧着ローラによって
始紡過程の第1の段階で一時的にロータシャフト6′に圧着される。
【0051】 さらに逆向きの回転方向を生ぜしめるための別の実施例として、ロータのため
に個別に駆動部を設けて、該駆動部の回転方向を容易に切り換えることも可能で
ある。このような個別の駆動部は例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第198
19767A1号明細書に記載してあり、従って詳細は省略する。
【0052】 図9は、糸3をロータ回転方向と逆向きに湾曲させる別の方法を示している。
第1の段階では、糸が通常の形式で紡績室、即ちロータ内に作用する負圧(紡績
負圧)の作用下で糸引き出し管を通して紡績室内に供給され、即ち引き込まれる
【0053】 第2の段階で、糸3が引き出しノズル7を中心として吸引通路51(図10及
び図11、参照)内へ転向される。このことは、紡績負圧を遮断して、吸引通路
51内に補助空気流を形成することによって行われる。糸3の端部が十分に吸引
通路51内に吸い込まれた後に、該端部が吸引通路51内のクランプ装置50(
図9に概略的に示す)によってクランプされる(第3の段階)。
【0054】 第4の段階では、糸引き出し管18を通して糸がさらに供給され、紡績負圧が
再び作用せしめられ、ロータが通常の回転方向でスタートされる。これによって
糸3にループを形成し、該ループがロータ回転の方向に延びている。
【0055】 第5の段階で、クランプ装置50によるクランプが多数の繊維をロータ6内に
供給した場合に解除され、その結果、糸端部3の、ロータ回転方向と逆向きの供
給、即ち引き込みが保証されている。
【0056】 第6の段階では、糸端部が吸引通路51からロータ溝1内に降ろされている。
【0057】 第7の段階では、ロータ高速回転によって糸がロータから、それも糸と引き続
き供給される繊維との間の大きなオーバーラップを避けるためにできるだけ迅速
に引き出される。第1の段階から第6の段階ではロータに、ロータ回転方向への
糸端部の折り返しを生ぜしめないために繊維を供給しないのに対して、第7の段
階では急激に完全な繊維流が生ぜしめられて、十分な繊維がロータ集束溝1内に
送られて、糸端部にからみつけられる。これによって始紡箇所若しくは糸継ぎ箇
所に、正常な糸にできるだけ近い横断面及び強度を保証することができる。
【0058】 図10は吸引通路51内に締め付け兼切断装置53を示している。糸が糸供給
装置60(図11)を介して正確な長さで供給されて、吸引通路内に吸い込まれ
る場合には、締め付け装置を設けるだけでよい。このような締め付け装置の詳細
はここでは省略し、それというのは締め付け兼切断装置においてナイフを取り除
いたものを想定すればよいからである。
【0059】 糸を吸引通路51内で切り詰める場合には、締め付け兼切断装置53が設けら
れる。操作スイッチ54が締め付け兼切断装置53に連結されていて、締め付け
兼切断装置を接続及び遮断するようになっている。図11に示してあるように、
始紡台車58に操作ロッド55を配置してあり、操作ロッドが制御されて操作ス
イッチ54に作用するようになっていてよい。始紡台車58はさらに吸引管56
を有しており、吸引管がシール部材57を用いて吸引通路51に接続される。こ
れによって、時間的に制御して補助空気流が糸ループの形成のために吸引通路5
1内に生ぜしめられる。始紡台車58にさらに支持部を設けてあり、支持部がロ
ーラを備えており、ローラが始紡台車58の走行中に紡績機械に沿ってボックス
に支えられる。
【0060】 切換過程並びに補助空気流の供給が紡績箇所自体によって行われてよい。この
ために、紡績負圧を生ぜしめるものと同じ負圧源が用いられてよい。この場合に
は、締め付け兼切断装置52による糸3の切り詰めも有利である。
【0061】 図12には、繊維流を転向できる実施例が示してある。吸引接続部61が弁6
3を介して吸引空気源62に接続されている。吸引空気源62が始紡台車若しく
は紡績箇所自体に配置されていてもよい。吸引接続部61に吸引作用を生ぜしめ
ると、供給ローラ26及びニップテーブル27を介して供給された繊維束若しく
はスライバが開繊ローラ24の領域から遠ざけられて、従って開繊されない。短
い時間で開繊ローラ内から繊維がなくなる。吸引接続部61内への吸引空気作用
の弁63による遮断が、図9の第7の段階に達してロータ内へ再び完全な繊維流
を供給する時点で正確に行われる。吸引接続部61を開繊ローラ24の回転方向
に沿って若しくは繊維案内通路16に配置することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 先行の結束区分による紡績に際して巻き付き繊維の生じる例を示す図。
【図1b】 先行の結束区分による紡績に際して巻き付き繊維の生じる別の例を示す図。
【図2a】 後行の結束区分による紡績に際して巻き付き繊維の生じる例を示す図。
【図2b】 後行の結束区分による紡績に際して巻き付き繊維の生じる別の例を示す図。
【図3】 引き出しノズルの周囲に配置されて回転する空気流を形成するための空気出口
開口を備えた通路プレートアダプタの平面図。
【図4】 図3の通路プレートアダプタの、ロータと一緒の側面図。
【図5a】 始紡過程時の後行の結束区分の形成のための運動段階を示す図。
【図5b】 始紡過程時の後行の結束区分の形成のための別の運動段階を示す図。
【図5c】 始紡過程時の後行の結束区分の形成のためのさらに別の運動段階を示す図。
【図6】 図5a乃至図5cに示す段階でのロータの角速度の時間的経過の特性線図。
【図7】 ロータ紡績装置の紡績部材の平面図。
【図8】 1つの紡績ボックスの駆動部材の側面図。
【図9】 後行の結束区分の形成のための糸供給の経過を示す図。
【図10】 1つの紡績ボックスの、図9に示すプロセスの実施のために部分的に変更され
た駆動部材の側面図。
【図11】 紡績室及び紡績ボックスの前に配置された始紡台車を示す図。
【図12】 ロータ紡績装置の、繊維束の一時的な転向のための吸引装置を備えた紡績部材
の平面図。
【符号の説明】 1 ローラ溝、 2 繊維滑動面、 3 ヤーン脚部、 4 繊維、 5 結
束区分、 6 ロータ、 6′ ロータシャフト、 7 引き出しノズル、 8
,9 特性線、 10 通路プレートアダプタ、 11 引き出しノズル、 1
3 ノズル開口、 12 切欠き、 14 空気流過口(流出口)、 15 矢
印(接線方向成分)、 16 繊維案内通路、 16′ 入口開口、 17 矢
印(接線方向成分)、 18 糸引き出し管、 19 リング通路、 20 圧
縮空気供給部、 21 弁、 22 キャップ、 23 開繊ローラケーシング
、 24 開繊ローラ、 25 汚れ排出開口、 26 供給ローラ、 27
ニップテーブル、 28 繊維束、 29 繊維流、 30 構成ユニット、
31 通路プレートアダプタ、 32 通路プレート、 33 ロータケーシン
グ、 34 カバー部材、 36 駆動軸、 37 接線ベルト、 38 プー
リー、 39 支承ブラケット、 41,42 支持プレート、 44 駆動モ
ータ、 46 吸引管路、 47 負圧源、 49 圧着ローラ、 50 クラ
ンプ装置、 51 吸引通路、 53 締め付け兼切断装置、 54 操作スイ
ッチ、 56 吸引管、 57 シール部材
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年12月5日(2001.12.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オープンエンド・ロータ紡績のための方法であって、紡績す
    べき繊維が繊維案内通路(16)を介してロータ(6)内に送られ、ロータの最
    大の内径のロータ溝(1)内に集束されかつ、ロータ回転によって回転しながら
    結束区分(5)の領域でヤーン端部内に結束されて、形成されたヤーンとして、
    ロータ溝(1)とほぼ同じ平面内でロータ溝(1)から離して中央に配置された
    引き出しノズル(7,11)を通して引き出され、この場合、繊維案内通路(1
    6)から流出する繊維流がロータ回転方向の方向成分を有しており、引き出しノ
    ズル(7,11)からロータ溝(1)内へ延びるヤーン脚部(3)が少なくとも
    ロータ溝(1)の近傍で紡績過程中にロータ回転方向と逆向きに湾曲されている
    ことを特徴とする、オープンエンド・ロータ紡績のための方法。
  2. 【請求項2】 繊維流がロータ開口とロータ溝(1)との間に位置する繊維
    滑動面(2)に供給される請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ヤーン脚部(3)の、ロータ回転方向と逆向きの湾曲が始紡
    過程中に形成される請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 始紡過程の第1の段階で始紡のためにロータ(6)内に導入
    されたヤーン端部に、運転時のロータ回転方向と逆に接線方向に向けられた回転
    流がヤーン脚部の前記所定の湾曲を形成するために十分な値で作用せしめられる
    請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 ロータ(6)が始紡過程の第1の段階でまず運転時のロータ
    回転方向と逆方向に駆動されて、ヤーン脚部(3)の所定の湾曲を形成し、次い
    で運転時のロータ回転方向への運動方向転換が、湾曲方向の反転を生ぜしめる角
    速度(ω)を越えないように行われる請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 糸引き出し管(18)を通して紡績室の吸引作用によって戻
    される糸が、糸引き出し管から引き出された後に、糸引き出し管に対して半径方
    向に離れて位置する吸引通路(51)内へ該吸引通路内に生じている補助吸引流
    によって吸い込まれて、該吸引通路内に固定され、次いで紡績負圧が形成されて
    、ロータ(6)がスタートされ、これによってロータ内に生じる糸ループがロー
    タ回転方向に向けられ、次いで糸端部(3)の解放によって該糸端部がロータ回
    転方向と逆に向けてロータ溝(1)内に降ろされる請求項3記載の方法。
  7. 【請求項7】 吸引通路内でも糸端部(3)の固定の後に、糸が糸引き出し
    管(18)を通してさらに供給されて、糸ループを形成し、該糸ループが再び運
    転開始されたロータ(6)内の回転空気流によって連行される請求項6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 糸端部(3)が吸引通路(51)内で切り詰められ、かつ切
    り詰められた糸端部が固定される請求項6又は7記載の方法。
  9. 【請求項9】 糸端部(3)の方向付け段階中にロータ(6)が繊維を空に
    され、次いで繊維供給が遠心力に基づき糸端部(3)の湾曲を所定の方向に安定
    させた場合に急激に行われる請求項1から8のいずれか1項記載の方法。
JP2001554515A 1999-12-24 2000-12-22 オープンエンド・ロータ紡績のための方法 Pending JP2003520909A (ja)

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