JP2003520688A - 耐久性のある不織研磨製品 - Google Patents

耐久性のある不織研磨製品

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、改良された不織研磨製品(30)を提供する。改良された研磨製品は、コイル状に巻いて自己的に結合した熱可塑性フィラメント(45)と、結合剤樹脂と、研磨顆粒と、サイズ樹脂との複数の層(41、42、43、44)の多孔性のかさ高いウェブを有する。多孔性のかさ高いウェブは、結合剤樹脂、研磨顆粒またはサイズ樹脂を添加する前、17〜28g/24in(1.097〜1.808kg/m)のコイル重量を有し、斑が生じており、被覆後の多孔性のかさ高いウェブは、比較的高い測定荷重/撓み値を示し、その結果、研磨製品(30)の有効寿命は、コイル重量が少なく、斑がないウェブから作製された研磨製品に比べて著しく増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、従来の類似研磨製品に比べて著しく長い有効製品寿命を有する耐久
性のある不織研磨製品を提供する。
【0002】 背景技術 連続3次元結合ポリアミドフィラメントの均一な嵩高感のあるウェブから製造
された低密度研磨製品、たとえば米国特許第4,227,350号(Fitze
r)に記載されている研磨製品などは、各種の表面を処理または状態調節する用
途に十分であることが分かっている。これら用途は、一部には、鋼コイル素材か
らミルスケールを除去する、溶接線を滑らかにする、塗装またはその他の被覆作
業のために表面を準備する、および修理および保守作業において様々な表面コー
ティングを除去することを含む。こうした成功によって、必然的に、これら研磨
製品の最終使用者に対する付加価値の提供、特に有効製品寿命の延長を追及する
ことに拍車がかかった。
【0003】 現在の低密度研磨製品をたとえば自動車の車体修理工場において、直径4〜6
インチ(10.1〜15.2cm)のディスク形態で使用する場合、これらディ
スクは、被覆、充填、溶接およびその他の作業を行うために、ディスクを使用し
て自動車の表面を清掃または準備する時に、多くの鋭利な縁部に遭遇する場合が
ある。鋭利な縁部としては、屈曲したシートメタル、固締具、固締具のヘッド、
錆によって孔があいたシートメタルなどに関連する縁部がある。こうしたタイプ
の表面は、低密度研磨ディスクで効果的に清掃または準備されるが、鋭利な縁部
周囲の清掃および準備作業には代価が必要であり、低密度研磨製品の寿命(研磨
製品が最初の直径から、研磨製品の中心取付具の直径に相当する直径まで磨耗す
るのに要する時間)は、望ましい寿命よりはるかに短くなる。極端な条件下では
、研磨製品の寿命は、1分以下ほどに短くなる場合がある。
【0004】 関連製品の寿命または製品使用寿命の問題は、ディスクの外周部ではなく、デ
ィスクの面を使ってワークピースを研磨する習慣によっても生じる。これらディ
スクの面を使用する方法は、常に、研磨ディスクの撓み、屈曲、さもなければ研
磨ディスク上に加わる横力を生じるか、場合によっては、過度な量の撓みまたは
屈曲を生じる。
【0005】 発明の開示 本発明は、改良された不織研磨製品を提供する。改良された研磨製品は、コイ
ル状に巻いて自己的に付着した熱可塑性フィラメント、結合剤樹脂、研磨顆粒お
よびサイズ樹脂の複数の層から成る多孔性のかさ高いウェブを有し、従来の類似
研磨製品の製品寿命に比べて少なくとも2倍の製品寿命を一般に示す。一実施態
様では、本発明は、結合剤樹脂、研磨顆粒またはサイズ樹脂を添加する前の時点
で、17〜28g/24in(1.097〜1.808kg/m)、好まし
くは18〜23g/24in(1.162〜1.486kg/m)の範囲の
コイル重量を有する多孔性のかさ高いウェブを提供する。
【0006】 もう1つの実施態様では、本発明は、10〜20mmの大きさの縦方向に周期
的なコイル密度の変化であって、本明細書では「斑」と呼ぶ変化を示す嵩高感の
あるウェブを提供する。
【0007】 さらにもう1つの実施態様では、本発明は、コイル状に巻いて自己的に付着し
た熱可塑性フィラメント、結合剤樹脂、研磨顆粒およびサイズ樹脂の複数の層か
ら成る多孔性のかさ高いウェブを提供し、1.52cm(平均値)撓む時に3.
20kgを超える測定荷重を示す。
【0008】 請求する発明の他の実施態様では、多孔性のかさ高いウェブは、均一な断面の
少なくとも1つのフィラメント層を有する。各フィラメント層は、押出し熱可塑
性材料から製造された多数の連続する3次元波形フィラメントであって、隣接す
るフィラメントが互いに係合し、互いに接触して自己的に結合するフィラメント
を含む。これら波形フィラメントは、ポリアミドポリマーから製造することが好
ましく、直径約5〜125mil(0.127〜3.175mm)、さらに好ま
しくは直径約14〜20mil(0.355〜0.508mm)である。多孔性
のかさ高いウェブが斑を示す場合、有用な量の斑として、斑周期(密度頂点間の
距離)が10〜20mmの斑が挙げられる。多孔性のかさ高いウェブは、多数の
研磨顆粒をウェブ全体に均一に結合し、隣接するフィラメントを互いにさらに結
合する強靭な結合剤樹脂を含浸されるかまたは被覆される。好ましい実施態様で
は、追加のサイズ樹脂もウェブ、結合剤樹脂および研磨顆粒上に含浸または被覆
されて、研磨顆粒をウェブにさらに結合することができる。
【0009】 好適な実施態様の詳細な説明 優れた有効製品寿命を持つ不織低密度研磨製品を提供するために、多くの方法
が取られて来た。たとえば、ポリアミドフィラメントではなく熱可塑性フィラメ
ントを使用して嵩高感のあるウェブを製造しようとする試みは失敗だった。より
微細なフィラメント使用してより強靭でより緻密な研磨製品を製造しようとする
試みは、処理に問題が生じた。つまり、より多数の微細なフィラメントによって
陰影効果が生じ、嵩高感のあるウェブの厚さに対する樹脂および無機物の浸透が
不十分になる。直径がより大きいフィラメントを使用するさらに他の試みでは、
溶融フィラメントがウェブ中に統合される時に、溶融フィラメントの振幅振動が
大きくなるため、嵩高感のあるウェブに大きい空隙がある研磨製品ができる。
【0010】 本発明によると、ウェブおよび/またはコーティング重量のわずかな増加、ウ
ェブ中の特定レベルの斑、並びにより高度の測定荷重/撓み値によって、製品寿
命は著しく増加する。
【0011】 斑、または縦方向における密度の変化の発生は、長年、連続する3次元結合フ
ィラメントの均一な嵩高感のあるウェブから製造される低密度研磨製品を製造す
る時の欠点であると考えられてきた。斑は、少なくとも一部には、製造時に生じ
る押出し速度、溶融温度、急冷槽の幾何学的形状、急冷液体の温度、またはロー
ラの調和的な機械運動の関数である。従来の動作条件または代表的な動作条件で
は、斑は目視では検出されない。高度の押出し速度およびライン速度の条件下で
は、斑は目視で検出可能になり、許容できないウェブが製造されると考えられた
。この実験に基づく観察結果は、こうした研磨製品を製造する上で実際的な生産
速度を制限するのに役立った。
【0012】 連続3次元結合ポリアミドフィラメントの均一な嵩高感のあるウェブから製造
された低密度研磨製品の曲げ剛性は、1.52cm撓む時の荷重を測定して決定
すると、比較的低い有効最大値を有し、一般に3.20kg未満であると長年考
えられてきた。このように低い最大値が保たれてきたのは、撓み値1.52cm
における測定荷重が3.20kgを超える低密度研磨製品を使用すると、望まし
くない動作振動力が一般に生じるためである。しかし、溶接ラインの清掃などの
ような用途によっては、最終使用者は、製品外周部に磨耗が生じるホイールとし
てこうした製品を使用するのではなく、ディスクの面上で磨耗が生じるディスク
として使用する。ディスクの面上でワークピースを研磨するこうした用途は、実
質的な横力を研磨製品に与える。極端な場合には、こうしたタイプの用途では、
製品は回転するごとに約90°平面から外れて撓み、その結果製品が加熱して、
有効製品寿命が短縮することになる。
【0013】 本発明は、低密度研磨製品のコイル重量が増加すると研磨製品の有効寿命が著
しく増加するという予想外の認識を有利に利用する。場合によっては、研磨製品
の寿命は、従来の低密度研磨製品の製品寿命に比べて2倍を超える。有益な利用
は、斑、またはウェブ縦方向に沿ったウェブ内の周期的な密度の変化が10mm
〜20mmである場合、縦方向および横方向の引張試験結果が示すように、全体
的なウェブの完全性が実際に増加するという意外な発見からも可能である。さら
に、本発明は、1.52cm撓み値における測定荷重が3.20kgを超える場
合、有効研磨製品寿命が著しく増加した低密度研磨製品も提供する。
【0014】 「コイル」とは、コーティングまたは粒子を被覆される前の波形ポリマーフィ
ラメントのウェブを意味する。「斑」とは、製造工程条件から生じるウェブ(コ
イル)密度の持続した周期的な変化であって、比較的高密度および比較的低密度
の「縞」または「筋」(「斑パターン」)が交互に幅方向にウェブを横断し、縦
方向に周期的に現れる変化を意味する。
【0015】 本発明の低密度研磨製品を作製するために使用する方法は、米国特許第4,2
27,350号に記載されている。
【0016】 研磨製品は、必要なら、事実上直接原料から、つまりポリアミドフィラメント
形成材料、液体硬化性結合剤樹脂および研磨顆粒から連続工程で形成することが
できる。つまり、ポリアミドフィラメント形成材料は、嵩高感のある粗く多孔性
のフィラメントウェブ状に直接押し出すことができる。次に、研磨顆粒、結合剤
およびサイズ樹脂をウェブに被覆して、最終的な研磨製品を提供する。本発明で
使用するウェブ製造方法では、ポリアミドフィラメント形成材料は、多数の開口
部が少なくとも1列に等間隔に配置されているか、好ましくは等間隔に配置され
た開口部が複数の離間配置列に配置されている出糸突起ヘッドを装備された押出
機内に挿入される。次に、溶融フィラメントの1つまたは複数の列を下方に押し
出して、フィラメントが空気空間を貫通して短距離だけ自由に落下し、急冷槽中
に入るようにする。フィラメントは、急冷槽に入るとコイル状に巻いて波形にな
り始め、溶融フィラメントの流れに対してある程度の抵抗を生じ、溶融フィラメ
ントは急冷槽表面の真上で振動を生じる。フィラメントが形成される押出し開口
部の間隔は、溶融フィラメントが急冷槽表面においてコイル状になって波形を生
じる時に、隣接するフィラメントが互いに接触するような間隔である。コイル状
になって波形を生じるフィラメントは、この時点ではまだ十分に粘着性であり、
フィラメントどうしが接触すると互いにほぼ付着して自己的に結合し、嵩高感の
ある粗く多孔性のフィラメントウェブが生成される。
【0017】 次に、ウェブは、急冷槽の表面から下に隔たって配置された対抗ローラ間の急
冷槽中に方向付けられて、統合されたマット状のフィラメントはなお十分に可撓
性であり、ローラの間を通過する時に永久的に変形する。これらローラは、同じ
速度で反対方向に動作して、フィラメントが最初にコイル状になって一緒に付着
する領域から成形フィラメントウェブを引き離す。これらローラは、平坦ではな
い表面のループまたは波形を滑らかにするのに十分なわずかな圧力でウェブ表面
に接触し、ほぼ平らな表面をウェブに提供する。ローラの接触は、より高密度の
フィラメントをウェブの表面に提供しない。むしろ、ウェブは、ローラ間を通過
した後に画定厚さを有することになる。このため、ローラの表面は、ほぼ平坦な
表面を形成するように滑らかであることが好ましい。有用な研磨製品は、平坦で
はない表面を有する場合もあるので、ローラ表面は、研磨製品に変形表面を提供
するその他の構成を有しても良い。たとえば、プリーツ付き表面のローラは、プ
リーツ付き表面を有するウェブを生成する。あるいは、ローラ表面は、スパイク
がローラ表面に均一に配置されていると、ウェブの取扱いをより確実にすること
ができる。ローラは、押出し速度より実質的に遅い表面速度で動作するので、フ
ィラメントがコイル状に巻いて波形を生じ、各フィラメントに高度の波形を有す
る嵩高感のあるウェブを形成するのに十分な時間が可能である。この方法は、各
フィラメントがフィラメントの長さ全体にコイル状に巻いて波形を有するウェブ
を生成する。
【0018】 各フィラメントの波形は一般に不規則だが、規則正しく螺旋にコイル状に巻い
たフィラメントを生成するように処理を調節することができる。不規則なフィラ
メントの波形は、一般に出糸突起の開口部のパターンにより概して画定されるパ
ターンによりウェブを通るフィラメントに無作為に生じるループ、捻転または屈
曲により特徴付けられる。
【0019】 複数列のフィラメントを押し出す場合、各々の層が、押し出されたフィラメン
トの列を表す、コイル状に巻いた波形のフィラメントの層を有するウェブが生成
される点に注目すべきである。ウェブ中の各々の層を識別することは、場合によ
っては非常に難しい。層間の隣接フィラメントも、多くは、フィラメントが互い
に接触して互いに自己的に結合する。この態様の多層ウェブを図5に示す。図5
は、波形フィラメント45の4つの列41、42、43および44を示す。外側
の列41および45は、それぞれ実質的に平坦な表面46および47を有する点
に注意する。
【0020】 図1に示すように、ポリアミドフィラメント形成材料は、溶融状態まで加熱さ
れて押出し出糸突起10から押し出される。この出糸突起は、自由に落下するフ
ィラメント11の束を形成するように、少なくとも1列の開口部を含む。フィラ
メント11は、空気空間を通って急冷槽12中に自由落下し、急冷槽12の表面
において、または表面付近でコイル状に巻いて波形になり、自己的に結合したウ
ェブ13を形成する。ウェブ13は、なお十分に可塑性で永久的に変形し、対向
する平滑な表面を有するローラ14と15との間を通過する。これらローラは、
ローラ表面から突出するとともに、実質的に平坦な表面を有するウェブを形成す
るように配置されている均一に離間配置されたスパイクのパターンを有する。次
に、ウェブ13は、ローラの一方、たとえばローラ15の周囲に引き込まれて、
急冷槽12から取り出される。次に、ウェブ13は、アイドラローラ16上から
案内ロールの組17間を通過し、強制空気炉18内で乾燥されて、残留急冷液体
を除去される。ウェブは、ロール上に巻かれて約4週間保管され、形態学的に平
衡させる。
【0021】 ウェブは次に、ロール被覆ステーション19を通過し、ここで液状硬化性結合
剤樹脂20がウェブ13に被覆される。その他の従来のウェブ被覆技術が実質的
に均一な結合剤樹脂コーティングを形成する限り、他の被覆技術を使用してウェ
ブに被覆しても良い。たとえば、浸漬被覆およびスプレー被覆技術を使用しても
良い。結合剤樹脂コーティングは、ウェブに研磨顆粒を均一に被覆するのに十分
でなければならない。したがって、湿潤被覆ウェブは、第1研磨顆粒落下ステー
ション21の下を通過して、ウェブの一方の面に研磨顆粒が被覆され、適切なア
イドラローラ21a、21b、21c、21dおよび21eの周囲にS形構成に
展開されて、ウェブ表面を逆転される(つまり下側を上に向ける)。次に、ウェ
ブの他の表面は、第2研磨顆粒付着ステーション22の下を通過して、ウェブの
両面に研磨顆粒が被覆されたウェブが形成される。その他の研磨顆粒被覆または
コーティング装置を使用しても良い。たとえば、研磨顆粒は、比較的温和な条件
であること以外はサンドブラストに使用されるようなスプレー法により、または
静電コーティング法などにより被覆しても良い。次に、研磨顆粒被覆ウェブは強
制空気炉23を通過して、第1結合剤樹脂コーティングが硬化し、次に、スプレ
ーステーション24などのような適切な装置を使って第2コーティングのサイズ
樹脂が被覆される。このスプレーステーション24は、ウェブの上面と下面に多
量のサイズ樹脂材料を同時にスプレーし、サイズ樹脂材料は研磨顆粒をウェブの
表面に付着させる。サイズ樹脂コーティングの量は、研磨顆粒を被覆またはマス
クしないように制限するべきである。ウェブは、コーティングされた後、強制空
気炉25を通過し、最後に逆転ステーションに入り、所望の形状27に切断され
る。
【0022】 本発明による研磨製品の代表的な形状としては、図2、図3および図4に示す
形状が挙げられる。図2は矩形の研磨製品30を示し、図3は環帯形の研磨製品
50を示す。図4は、第2の結合剤樹脂被覆ステップの後、第2硬化ステップの
前に数層のウェブを積層し、積層体を圧縮および硬化させて、比較的緻密な研磨
製品を形成して作製され、円筒などのような様々な形状のどれかに切断されるさ
らにもう1つの実施態様を示す。
【0023】 本発明の低密度研磨製品に含まれる嵩高感のあるウェブを形成するように押し
出されるフィラメント形成材料は、オリフィスから押し出してフィラメントを形
成できる熱可塑性ポリアミド材料から構成される。本発明による研磨製品のウェ
ブのフィラメントを形成するのに特に有用なポリアミド材料は、ポリカプロラク
タムおよびポリ(ヘキサメチレンアジパミド)(たとえば、一般にナイロン6お
よびナイロン6,6と呼ばれる)である。その他の有用なフィラメント形成材料
としては、ポリオレフィン(たとえば、ポリプロピレンおよびポリエチレン)、
ポリエステル(たとえば、ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネートな
どが挙げられる。
【0024】 上記の方法で作製されたウェブは、非常に粗く多孔性かつ嵩高感があるという
点で研磨製品に特に適しており、ウェブに充填したり、ひいては研磨製品の特性
を妨げたりすることなく、たとえば多量の摩滅物質が生じる表面を状態調節する
ための研磨製品を長時間使用することを可能にする。開口度および嵩高感の程度
は、ウェブの空隙量によって実証され、空隙量は、未被覆状態で一般に少なくと
も80%(好ましくは約85%〜約97%)である。結合剤樹脂を被覆された後
、ウェブは、研磨製品を長時間使用することを可能にする相当の構造完全性を有
する。ローラの平坦化作用は、表面において非常に粗く、しかも平坦な表面上で
使用することを可能にする平坦な面を有し、ウェブを屈曲または変形させる必要
がない特異な研磨構造を提供する。さらに、このウェブは、結合剤樹脂コーティ
ングおよび研磨顆粒を備えた場合も、可撓性かつ適合性があり、ウェブを使用す
る殆どの表面に一般に適合する。
【0025】 ウェブは、非常に多様な厚さで製造することができ、厚さを主に制限するのは
、ウェブが押し出される出糸突起の構造、図1に示すローラ14と15との間の
隙間である。研磨製品に有用な代表的なウェブの厚さは、1/4インチ〜3イン
チ(0.63〜7.6cm)である。上記の方法により作製されるウェブ内のフ
ィラメントのフィラメント直径は、ウェブ作製方法を変更することにより変える
ことができる。一般に、適切なウェブのフィラメント直径は、5〜125mil
(0.127〜3.175mm)台だが、14〜20mil(0.355〜0.
508mm)台であれば好ましい。5〜125mil(0.127〜3.175
mm)の出糸突起押出し開口部は、こうしたウェブを作製する。出糸突起の開口
部は、上記のとおり列になっていて、少なくとも約0.1インチ(2.54mm
)だけ離れていると満足な結果が得られる。隣接する列の開口部は互いに偏位し
ているが、出糸突起は、列内の開口部が整列されている場合に適切に機能する。
【0026】 急冷されたウェブ内のフィラメントは、フィラメントが押し出される押出しオ
リフィスの直径と必ずしも同じにはならない点に注意するべきである。表面張力
によって出糸突起開口部付近の溶融フィラメントは多少厚くなり、フィラメント
の直径を増加させる傾向がある。フィラメント直径は、出糸突起と急冷槽表面と
の間の自由落下領域の減衰によっても多少減少し、この減衰は、自由落下の高さ
が増加すると増加する。自由落下高さは、満足な製品を作製するために約2〜2
0インチ(5.08〜50.8cm)の間で変えることができる。一般に、自由
落下高さは、5〜15インチ(12.7〜38.1cm)台である。
【0027】 ウェブの生産速度を増加して、時間当たりより多くのポンド数のウェブを生産
すると、斑のパターン、または周期的な正弦波密度の変化がウェブ製品に生じる
。斑は、密度変化の周期性として現れる。この周期性の頂点間の間隔は、生産速
度が増加するにつれて増加する。周期性の周波数は、生産速度が低下すると増加
する。斑は、分析的に検出することができるが、ある最小振幅またはある最大周
波数では、このパターンは、幅方向にウェブを横断する識別可能に著しい筋とし
て目視で検出することができる。
【0028】 縦方向(筋の方向に垂直な方向)では、ウェブの引張強度は、より軽く低密度
の領域の引張強度まで減少すると一般に考えられる。しかし、逆の結果が観察さ
れる。縦方向の引張強度は、斑がないウェブに比べて著しい増加を示す。
【0029】 特定の所望のウェブ重量(たとえば、1.36kg/m)に対するウェブの
生産速度またはライン速度、並びにその他の変数、たとえばダイの構造、押出し
温度、急冷液体、急冷槽の幾何学的形状、急冷液体の温度、ウェブ前進手段の構
造、材料、添加剤、およびその他のすべての定数に基づいてウェブの斑を変える
かまたは調節するために使用される生産過程には、経験上観察される3つの明確
な領域が存在するように思われる。ライン速度は、所望のウェブ重量を生産する
ように変えることができる。1.36kg/mのウェブを生産するためのこれ
ら3つの生産過程領域は、1)毎時約470ポンド(毎時214kg)の予備生
産速度の領域であって、斑周期が10mm未満である領域、2)毎時約700ポ
ンドの増加生産速度の領域であって、斑周期が10〜20mmの領域、および3
)毎時700ポンド(毎時318kg)を超える非常に高度の押出機出力速度の
領域であって、斑周期が過度になる、つまり20mmを超える領域である。1.
36kg/mのウェブを生産するように動作するのに最も有利な領域は、第2
領域である。
【0030】 斑を生じる可能性がある相互作用としては、急冷液体の局所的な沸騰による高
調波歪(したがって、押出機の出力、押出しダイの構造、押出し温度、急冷条件
、並びに材料および添加剤による影響を受ける)、急冷槽内の運動誘発定常波(
したがって、少なくとも一部には急冷槽の構造および寸法に依存する)、ウェブ
に接触する各種ローラの非同期動作、および/または上記の組合せがある。特定
の動作条件下でこうした密度の変化を生じるか、または少なくとも影響する相互
作用は、まだ他にもある。
【0031】 本発明の長寿命の特性を実現するには、結果として得られるウェブまたはコイ
ル状に巻いた基板の重量は、17〜28g/24in(1.097〜1.80
8kg/m)、好ましくは18〜23g/24in(1.162〜1.48
6kg/m)であると良い。重量がこれより軽い場合、結果として得られる研
磨製品の有効寿命は長くならない。ウェブの重量がこれより重い場合、代表的な
ワークピースに対して十分に円滑に動作することができない。最長寿命の最終製
品の場合、斑が存在する。斑の好ましい周期は、頂点間で10〜20mmである
。より高密度の斑領域における縦方向の幅は、一般に約5〜10mmである。
【0032】 本発明の研磨製品の生産に使用される好ましい結合剤樹脂は、被覆可能な組成
物を提供する液状を有するが、過酷な使用条件下でも研磨顆粒をウェブに接着す
ることができる強靭な付着性材料を形成するように硬化することができる。好ま
しくは、結合剤樹脂は、硬化した場合、少なくとも3000psi(2.06×
10kPa)の引張強度、および少なくとも180%の最終伸び率、および少
なくとも40のショアD硬度を有する。現在好ましい樹脂結合剤材料は、市販の
イソシアネートプレポリマー材料、たとえばコネチカット州、スタンフォードの
Crompton & Knowles CorporationがADIPR
ENE Lタイプ、たとえばL−83、L−100、L−167およびL−31
5の商品名で販売しており、たとえばp,p’−メチレンジアニリン(MDA)
で硬化する材料から調製されるポリウレタンである。これら材料の反応性イソシ
ネート基は、MDAで硬化する液状材料を与えるために、ケトオキシムまたはフ
ェノールなどのような封鎖剤を使って封鎖される。これら材料は、104〜16
0℃の温度で加熱すると硬化し、必要な物理的特性を有する硬化結合剤樹脂を生
成するが、最初は液体であり、本発明の方法を使用して有用な研磨製品を製造す
るのに十分なポットライフを有する。未硬化の封鎖されていないプレポリマー材
料は、約3〜10%の公称NCO含有量、30℃において約6000〜30,0
00cpsの公称速度、および25℃において約1.03〜1.15の比重を有
する。結合剤樹脂の量は、超寿命の研磨製品を提供するようにウェブ全体に研磨
顆粒を接着するの十分だが、研磨顆粒自体を被覆またはマスクしない量である。
したがって、研磨顆粒の粒度が変わると、使用する結合剤樹脂の量を多少変える
必要がある。たとえば、研磨顆粒がより小さい場合、必要な結合剤樹脂は少なく
なる。結合剤樹脂は、ウェブのフィラメントの表面に研磨顆粒を結合するほかに
、ウェブ自体におけるフィラメントとフィラメントとの結合も高める。これらフ
ィラメントは、ウェブ形成作業時に自己的に互いに結合するが、特に研磨製品に
機械的な力が加わると、分離する場合がある。しかし、意外なほど長時間にわた
る有効寿命を有する本発明の研磨製品の場合、結合剤樹脂は、4.8〜16.2
(乾燥)g/24in(0.310〜1.050kg/m)の量で被覆する
べきである。結合剤樹脂の量がこれより少ない場合、長寿命にはならない。コー
ティングの重量がより重くなると、研磨製品は、作動時に振動を生じるいくつか
の用途に使用するには堅すぎる状態になる。問題の「スミアリング」(smea
ring)、またはワークピースの表面に対する結合剤樹脂の移着も、コーティ
ングの重量がより重くなった場合に生じがちである。
【0033】 適切な研磨顆粒は、研磨製品に通常使用される公知のどの研磨粒子または研磨
材料でも良い。研磨顆粒の粒度は、10粒度〜600粒度(平均直径2〜0.0
1mm)であり、モース硬度は4〜10である。有用な研磨顆粒を形成する無機
物の例としては、パミス、トパーズ、ざくろ石、アルミナ、コランダム、炭化ケ
イ素、ジルコニア、セラミック酸化アルミニウムおよびダイヤモンドが挙げられ
る。研磨粒子および結合剤の凝集顆粒も有用である。その他の有機粒子、たとえ
ば粉砕した堅果の殻および磨砕した熱可塑性または熱硬化性ポリマー粒子も、特
に比較的軟質のワークピースおよび/またはコーティングを処理または状態調節
する場合に有用である。研磨製品は、数種類の顆粒粒度、混合物中に均一に統合
された異なる種類の研磨材料、または異なる研磨剤の粒度、硬度もしくは材料の
混合物をどちらかの表面に含んでも良い。本発明を考慮すると、適切な研磨材料
を選択することにより、特定の用途に応じて研磨製品を変えることは容易に明ら
かである。本発明の研磨製品は、請求の範囲から逸脱せずに、その他の方法で変
更することができる。たとえば、一般に周知されている添加剤材料は、金属加工
用潤滑剤(たとえば、グリース、オイルおよび金属ステアレート)などのような
樹脂結合剤コーティングに使用することができる。こうした添加剤は、フィラメ
ントに対する顆粒の付着を妨げないように、第2結合剤被覆作業時に一般に添加
される。
【0034】 本発明の製品寿命の延長を実現するには、研磨顆粒は、32.4〜97.4g
/24in(2.092〜6.280kg/m)の量で被覆するべきである
【0035】 研磨顆粒をウェブにさらに固定するには、樹脂の第2のコーティング、または
「サイズ」コーティングを研磨製品に被覆する。これらサイズコーティングに適
するサイズ樹脂は、最初のコーティングに使用される樹脂と本質的に同じであり
、同様に被覆および硬化される。サイズ樹脂に好ましいコーティング重量は、6
.2〜18.2g/24in(0.400〜1.170kg/m)である。
【0036】 本発明の研磨製品は、すべてのコーティングを含む合計重量が60.4〜15
9.8g/24in(3.9〜10.4kg/m)である。
【0037】 本発明の研磨製品は、10〜20mmの周期を有する、つまり高密度の頂点が
10〜20mm離れて現れる斑を示す。研磨製品中の斑のレベルは、目視では見
えないが、計器を用いる方法で容易に検出することができる。
【0038】 本発明の研磨製品は、不織研磨製品に一般に見られるような様々な形状のどれ
でも良い。たとえば、矩形パッドまたはディスク形パッドはどちらも、回転用の
アーバを取り付けるための中央開口部を有することができる。あるいは、矩形な
どのような形状に切断し、回転可能なハブの外周部周囲に取り付けると、フラッ
プホイールを提供することができる。その他の形状も考えられる。転換ステップ
では、特定の斑パターン、数または斑周期を含むかまたは避けるために、特に注
意する必要はない。本発明の研磨製品は、他の層に積層して変形研磨製品を提供
することができる。たとえば、研磨製品を発泡体またはスポンジ層に積層すると
、二重清掃機能を提供するか、または緩衝作用層を提供することができる。様々
な取付装置またはハンドルのどれかを研磨製品に取り付けても、取外し可能か、
または永久的に取り付けられたハンドルを有する道具を提供することができる。
【0039】 本発明の研磨製品は、様々な状況の何れかにおいて使用される、攻撃的な処理
または状態調節を行うための道具である。これら製品は、市販の殆どの不織研磨
製品より粗く、したがって使用時に生じる削り屑またはその他の残留材料が詰ま
るのに耐える。その結果、これら製品は、従来の不織研磨製品に比べてはるかに
長時間にわたって使用することができる。たとえば、これら研磨製品は、反射シ
ート材料の厚く硬質かつ強靭なコーティングを道路標識から除去し、焼戻しまた
は熱処理酸化物を金属表面から除去する。本発明の研磨製品は、新しい研磨無機
粒子が継続的に露出して、製品がその寿命全体で一貫して機能するような消耗率
を有するように、フィラメントの強度、樹脂の強度、研磨材料の付着性の最適な
平衡を有する。本発明の研磨製品は、塗料を金属および木材の表面から除去する
、熱処理および焼戻し酸化物を線材および円形鋸刃から除去する、厚い保護グリ
ースコーティングおよび酸化物コーティングを給油タンクの熱交換管から溶接前
に除去する、再生作業時に錆、汚物および汚染物を鋼コイルから除去する、再生
作業時に反射シート材料を道路標識から除去する、スラグおよび酸化物を溶接部
品の表面から除去する、およびLEXANポリマーから形成されたプラスチック
シートなどのようなプラスチックシートの再生利用時に保護用紙コーティングお
よび硬質プラスチックコーティングを除去するなどのような状況において、従来
の不織研磨製品より優れた方法で機能することが分かった。これら研磨製品は、
ステンレス鋼管材料などのような金属部品およびシート材料上に装飾的な仕上げ
も施す。
【0040】 本発明について、以下の非制限的な実施例によりさらに説明する。以下の実施
例では、すべての部分は、特記しない限り重量である。
【0041】 試験方法 磨耗試験 本発明による実施例について、磨耗試験を用いて性能を評価した。磨耗試験は
、本発明の研磨製品のディスク形サンプルを304ステンレス鋼スクリーンクー
ポンに接触させて4分間にわたって回転させた。このスクリーンクーポンは、中
心間で1.25cm離れた直径7.92mmの孔を六角形に密集させた配列を有
する1.90mm厚のステンレス鋼シートから構成した。評価した研磨ディスク
は、円筒状研磨表面を形成するために直径7.6cmの保持フランジ間で圧縮さ
れた研磨製品の直径2.15cmのディスクから構成した。圧縮されたディスク
は、6.8kgの力をディスクとスクリーンクーポンとの間に加えて、2500
rpmで回転シャフト上を回転させた。ディスクが回転すると、スクリーンクー
ポンは、孔の配列に沿って線形方向に振動し、孔の配列は12秒の周期で13.
9cmだけ長さ方向に移動した。1回の評価で1個のディスクを試験した。磨耗
試験では、試験の前後にクーポンの合計重量を測定して、スクリーンクーポンか
ら切削または除去された材料の量を決定し(「切削量」としてグラム数で表に記
載する)、研磨製品の相対的な切削能力を示した。本発明の好ましい研磨製品は
、上記の試験で少なくとも5グラムの切削量を有する。研磨ディスクの重量損失
も決定し、表3、表5および表6に「ディスク損失(g)」(グラム数で測定し
た試験時の材料の重量損失)として記載する。本発明の好ましい研磨製品の重量
損失は、40g未満である。
【0042】 斑試験 未被覆ウェブ試験サンプルを約4インチ×6インチ(10cm×15cm)の
寸法に切断し、コントラスとを最大限にするために黒色パッド上に配置した。映
像顕微鏡(INFINIVAR、コロラド州、ボールダーのInfinity
Photo−Optical Companyが市販)と、CCDカメラ(モデ
ル4810、カリフォルニア州、サンジェゴのCohu,Incorporat
ed、Electronics Divisionが市販)と、映像表示装置と
から成る映像装置は、表示される視野がほぼサンプルのサイズになるようにサン
プルに見当を付けて配置した。側面から入射する照明は、最高の画像コントラス
トが得られてウェブ内の斑構造が明らかになるように調節した。NIH IMA
GEソフトウェア(コロンビア特別区、ワシントンのNational Ins
titutes of Healthが市販)は、フレームグラッバーQUIC
KCAPTURE(マサチューセッツ州、マールボロのData Transl
ation,Incorporated)に関連して動作し、どちらもMaci
ntosh「Power Mac 8100/100」コンピュータ上で動作す
るが、これらを使用して、表示された画像の選択領域から画像を捕獲した。画像
を校正するために、ルーラの画像を別個に、ただし同じ条件で取得した。画像は
、MATHCAD(マサチューセッツ州、ケンブリッジのMathsoft,I
nc.)ソフトウェアルーチンに転送した。このルーチンは、各画像から縦方向
に沿った強度プロファイル(繊維密度に比例)を生成する。データの第1の派生
物をこのプロファイルから生成し、斑周期を第1派生グラフから隣接する正の頂
点間の距離として計算した。画像の様々な領域を分析して、斑周期の平均値およ
び標準偏差を求めた。
【0043】 荷重/撓み試験 2.0×7.0×0.5インチ(5.1×17.8×1.27cm)のサンプ
ルは、被試験材料の各々から、ウェブの縦方向および横方向に切断した。3個か
ら5個の試験サンプルは、SINTECH(ミネソタ州、エデンプレーリーのM
TS Systems Corporation)荷重枠上で3点屈曲取付具を
使用して、ASTM標準試験方法D790に従って試験した。サンプルは、6.
0インチ(15.2cm)離して配置した半径1.000インチ(2.54cm
)の2個の支持具間に支持し、半径0.50インチ(1.27cm)の荷重突出
部を使用して、毎分10インチ(毎分25.4cm)の歪速度で1.000イン
チ(2.54cm)撓ませた。この迅速な歪速度は、ASTM D790で指定
された速度を超えるが、材料を使用する時に加わる応力により近似している。コ
ンピュータ化データシステムを使用して、データを捕獲して分析した。測定荷重
/撓み値を記録した。各実施例について、0.60インチ(1.524cm)撓
む時の平均荷重を表6に記載する。
【0044】 研磨製品の作製 実施例L1〜L8および対照:不織ウェブの作製 連続フィラメント不織ウェブは、米国特許第4,227,350号の実施例1
のウェブと同様に作製した。ポリカプロラクタムポリマー(ナイロン6、ニュー
ジャージー州、マウントオリーブのBASF Corporation、Pol
ymers DivisionがULTRAMID B3の商品名で市販)は、
2800psi(1.93×10kPa)の圧力で長さ60インチ(1.52
m)の出糸突起から押し出した。この出糸突起は、六角形の密集した配列で0.
080インチ(0.2cm)離して配置された約2890個の落ち込んだ深座ぐ
り開口部を有し、各開口部は0.016インチ(0.406mm)の直径を有し
、0.079インチ(2.01mm)の平坦部長さを有していた。この出糸突起
を約248℃まで加熱して、毎分0.5ガロン(毎分約2リットル)の速度で水
道水を連続的に充填して流している急冷槽の表面から約12インチ(30.48
cm)上に配置した。出糸突起から押し出されるフィラメントは、急冷槽中に落
下して波形を形成し、直径4インチ(10.16cm)、長さ60インチ(1.
52m)の平滑な表面のロールの間でコイル状に巻いた。これら両方のロールは
、回転軸を水槽の表面から約2インチ(5.1cm)下にして水槽中に配置し、
毎分約9フィート(毎分2.74m)の速度で反対方向に回転した。これらロー
ルは、結果として得られる押出しウェブの表面を軽く圧迫するように離間配置さ
れ、両面が平坦だが緻密ではない表面を提供した。ポリマーは、毎時約700ポ
ンド(毎時318kg)の速度で押し出され、幅59インチおよび厚さ0.66
インチ(幅1.50m×厚さ16.8mm)で、8列のコイル状波形フィラメン
トを有するウェブを生成した。結果として得られたウェブは、重量が約20.9
9g/24in(1.356kg/m)であり、空隙率が約92.6%だっ
た。フィラメントの直径は、平均16〜18mil(0.406〜0.457m
m)だった。ウェブを急冷槽から一方のロールの周囲に搬送し、室温(約23℃
)の空気ブラストで乾燥させて過剰な水分をウェブから除去した。ウェブの重量
およびフィラメントの直径は、各実施例を生成する時のロール速度、フィラメン
トが自由落下する空気間隙、および押出機の出力を調節して変えた。
【0045】 乾燥ウェブを上記のように形成し、後に、結合剤樹脂コーティング、無機コー
ティング、サイズコーティングを被覆して研磨構成に転換した。結合剤樹脂コー
ティングは、表1に示す成分を含み、2ロール被覆機を使用して被覆した。乾燥
含浸量が約7.78g/24in(0.503kg/m)になるように結合
剤樹脂コーティングを被覆した後、ドロップコータを介して、樹脂で被覆された
ウェブにグレード36のSiC研磨顆粒を被覆した。ウェブは、ウェブの隙間に
顆粒が侵入するように攪拌した。2.6kg/mの顆粒をウェブに被覆した。
次に、この構成をオーブン内で6分間にわたって160℃で加熱した。コーティ
ング条件は、様々な乾燥メークおよび無機コーティングを生成するように変更し
た。
【0046】
【表1】 表1 分子量が約1500で、コネチカット州、スタンフォードのCrompto
n & Knowles Corporationが「ADIPRENE」BL
−16の商品名で市販しているポリジイソシアネート。 35部のp,p’−メチレンジアニリンおよび65部のエチレングリコール
モノエチルエーテルアセテートの硬化性溶液。 ミシガン州、ミッドランドのDow Corning Corporati
onが「Z−6040」の商品名で市販しているシランカップリング剤。 イリノイ州、タスコラのCabot Corporation、Cab−O
−Sil Divisionが「Cab−O−Sil」として市販している粘度
変性剤。
【0047】 次に、表2に示す組成のサイズコーティングを上記構成の上面にスプレーして
、オーブン内で6分間にわたって160℃で加熱した。この構成を逆にして、他
方の側に同量のサイズコーティングをスプレーして、オーブン内で6分間にわた
って160℃で加熱した。最終的なサイズコーティングの乾燥含浸量は、約7.
78g/24in(0.503kg/m)だった。次に、結果として得られ
た構成をディスク状に転換して、磨耗試験を行った。
【0048】
【表2】 表2 14.8%の2−ブタノンオキシムおよび11.1%の2−エトキシエタノ
ールアセテートを添加して封鎖されたジイソシアネート官能ウレタンプレポリマ
ー、コネチカット州、スタンフォードのCrompton & Knowles
Corporationが「ADIPRENE」BL−31の商品名で市販。
35部のp,p’−メチレンジアニリンおよび65部のエチレングリコール
モノエチルエーテルアセテートの硬化性溶液。 ミシガン州、ミッドランドのDow Corning Corporati
onが「Z−6040」として市販しているシランカップリング剤。
【0049】 試験結果 表3に示すデータは、ロット3、4、5および6並びに対照ロットが、最も目
立つ磨耗(つまり、コイル重量1.20kg/m以下において)示したことを
示す。コイル重量がこれより重い場合、同じ構成を有する研磨物品の有効寿命は
著しく増加した。
【0050】
【表3】 表3
【0051】 実施例L9〜L12:斑効果 実施例L9〜L11のウェブは、実施例L1〜L8のウェブと同様に作製した
が、出力およびライン速度は、様々なウェブに模範的な量の斑が生じるように、
また毎分約10ガロン(毎分約40リットル)の速度で水道水を急冷槽に流すよ
うに変更した。実施例L12のウェブは、L1〜L8のウェブと同様に作製した
が、様々なウェブに模範的な量の斑が生じるように出力およびライン速度を変更
した。これらのパラメーターのみを変えることにより、斑のレベルをゼロから極
値にした。後者(実施例L12)は0.05268g/cm〜0.01611
g/cmの密度極値であり、実施例L12の平均密度は0.0441g/cm だった。引張強度は、ASTM D 1682、条件2C−Tに従って測定し
、表4に記載した。斑レベルは、斑試験に従って測定した。視覚的に明確な高密
度領域の幅を測定した。それぞれ有利な斑およびゼロの斑を示す実施例L9およ
びL11のウェブは、実施例L1〜L8のように研磨ディスク製品に転換した。
コーティング重量を表5に示す。次に、摩耗試験に従って研磨ディスクを試験し
、結果を表5に記載する。これらデータは、より良好な研磨ディスクは、中間レ
ベルの斑を有するウェブから作製されることを示す。
【0052】 実施例L13および比較実施例A−荷重/撓み値 実施例L13〜L16および比較実施例Aのウェブは、実施例L1〜L8のウ
ェブと同様に作製したが、様々なコーティングの重量を表6に示すように変更し
、実施例L13〜L16のウェブについては、急冷槽に毎分約10ガロン(毎分
約40リットル)の速度で水道水を流した。比較実施例Aは、米国特許第4,2
27,350号の実施例9に従って作製した。結果として得られたウェブは、荷
重/撓み試験に従って試験し、1.52cm撓み値における測定荷重を表6に記
載する。表6は、実施例L13〜L16に使用した比較的重い様々なコーティン
グ重量では、1.52cm撓み値において3.20kgを超える平均荷重が得ら
れたことを示す。平均測定荷重/撓み値が高いウェブから作製されたディスクな
どのような研磨製品は、研磨ディスクに横力が加わる(つまり、研磨製品は、作
業時に平面外で撓む)ように動作させた場合、意外な使用寿命の増加を示す。
【0053】
【表4】
【0054】
【表5】
【0055】
【表6】
【図面の簡単な説明】 本発明を図1〜図5に示して説明する。
【図1】 本発明の研磨製品を製造するために使用される方法の略図である
【図2】 本発明による研磨製品の3種類の実施態様を示す斜視図である。
【図3】 本発明による研磨製品の3種類の実施態様を示す斜視図である。
【図4】 本発明による研磨製品の3種類の実施態様を示す斜視図である。
【図5】 本発明による研磨製品の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/401,938 (32)優先日 平成11年9月23日(1999.9.23) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/480,800 (32)優先日 平成12年1月10日(2000.1.10) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP Fターム(参考) 3C063 AB07 BB02 BB03 BB04 BC03 BG01 BG08 BG18 BG30 CC16 EE28 FF23 4L031 AA20 AB04 AB34 BA09 BA19 BA24 DA00 4L033 AC15 CA50 CA70 DA06 4L047 AA23 AB03 BA08 BD03 BD04 CA15 CA16 CB10 CC16 DA00 EA05

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル状に巻いて自己的に結合し、17〜28g/24in のコイル重量を有するポリアミドフィラメントと、結合剤樹脂と、研磨顆粒と
    、サイズ樹脂との複数の層から成る多孔性のかさ高いウェブを含む研磨製品。
  2. 【請求項2】 前記フィラメントが、14〜20mil(0.355〜0.
    508mm)の直径を有する、請求項1記載の研磨製品。
  3. 【請求項3】 前記フィラメントが、押し出された熱可塑性ポリアミド材料
    である、請求項1記載の研磨製品。
  4. 【請求項4】 前記ウェブが、4.8〜16.2g/24inの量の結合
    剤樹脂を被覆される、請求項1記載の研磨製品。
  5. 【請求項5】 前記ウェブが、6.2〜18.2g/24in量のサイズ
    樹脂を被覆される、請求項1記載の研磨製品。
  6. 【請求項6】 前記ウェブが、10〜20mmの斑周期を有する、請求項1
    記載の研磨製品。
  7. 【請求項7】 前記製品が、1.52cm撓む時に、3.20kgを超える
    測定荷重を有する、請求項1記載の研磨製品。
  8. 【請求項8】 前記ウェブに、32.4〜97.40g/24inの量の
    研磨顆粒が被覆される、請求項1記載の研磨製品。
  9. 【請求項9】 17〜28g/24in(1.097〜1.808kg/
    )のコイル重量を有し、有機熱可塑性材料から形成された直径5〜125m
    il(0.127〜3.175mm)の多数の連続3次元波形フィラメントから
    成る粗く多孔性のかさ高いウェブを含む研磨製品であって、隣接フィラメントが
    互いに係合し、互いに接触して自己的に結合し、多数の研磨顆粒が全体に分散し
    て、強靭な付着性結合剤により前記ウェブの前記フィラメントに接着されている
    研磨製品。
  10. 【請求項10】 コイル状に巻いて自己的に結合し、10〜20mmの斑周
    期を有するポリアミドフィラメントと、結合剤樹脂と、研磨顆粒と、サイズ樹脂
    との複数の層から成る斑で多孔性のかさ高いウェブを含む研磨製品。
  11. 【請求項11】 前記ポリアミドフィラメントが直径14〜20mil(0
    .355〜0.508mm)を有する、請求項10記載の研磨製品。
  12. 【請求項12】 前記フィラメントが、押し出された熱可塑性ポリアミド材
    料である、請求項10記載の研磨製品。
  13. 【請求項13】 前記ウェブが、4.8〜16.2g/24inの量の結
    合剤樹脂を被覆される、請求項10記載の研磨製品。
  14. 【請求項14】 前記ウェブが、6.2〜18.2g/24inの量のサ
    イズ樹脂を被覆される、請求項10記載の研磨製品。
  15. 【請求項15】 前記ウェブが、17〜28g/24inのコイル重量を
    有する、請求項10記載の研磨製品。
  16. 【請求項16】 前記製品が、1.52cm撓む時に3.20kgを超える
    測定荷重を有する、請求項10記載の研磨製品。
  17. 【請求項17】 前記ウェブが、32.4〜97.40g/24inの量
    の研磨顆粒を被覆される、請求項10記載の研磨製品。
  18. 【請求項18】 斑周期が10〜20mmであり、有機熱可塑性材料から形
    成された直径5〜125mil(0.127〜3.175mmの多数の連続3次
    元波形フィラメントから成る斑で粗く多孔性のかさ高いウェブを含む研磨製品で
    あって、隣接フィラメントが互いに係合し、互いに接触して自己的に結合し、多
    数の研磨顆粒が全体に分散して、強靭な付着性結合剤により前記ウェブの前記フ
    ィラメントに接着されている研磨製品。
  19. 【請求項19】 コイル状に巻いて自己的に結合したポリアミドフィラメン
    トと、結合剤樹脂と、研磨顆粒と、サイズ樹脂との多数の層から成る多孔性のか
    さ高いウェブを含む研磨製品であって、1.52cm撓む時に3.20kgを超
    える測定荷重を有する製品。
  20. 【請求項20】 前記フィラメントが14〜20mil(0.355〜0.
    508mm)の直径を有する、請求項19記載の研磨製品。
  21. 【請求項21】 前記フィラメントが押し出された熱可塑性ポリアミド材料
    である、請求項19記載の研磨製品。
  22. 【請求項22】 前記ウェブが、4.8〜16.2g/24inの量の結
    合剤樹脂を被覆される、請求項19記載の研磨製品。
  23. 【請求項23】 前記ウェブが、6.2〜18.2g/24inの量のサ
    イズ樹脂を被覆される、請求項19記載の研磨製品。
  24. 【請求項24】 前記ウェブが、17〜28g/24inのコイル重量を
    有する、請求項19記載の研磨製品。
  25. 【請求項25】 前記ウェブが、10〜20mmの斑周期を有する、請求項
    19記載の研磨製品。
  26. 【請求項26】 前記ウェブが、32.4〜97.40g/24inの量
    の研磨顆粒を被覆される、請求項19記載の研磨製品。
  27. 【請求項27】 有機熱可塑性材料から形成された5〜125mil(0.
    127〜3.175mm)の直径を有する多数の連続3次元波形フィラメントか
    ら成る粗く多孔性のかさ高いウェブを含む研磨製品であって、隣接フィラメント
    が互いに係合し、互いに接触して自己的に結合し、多数の研磨顆粒が全体に分散
    して、強靭な付着性結合剤により前記ウェブの前記フィラメントに接着され、1
    .52cm撓む時の測定荷重が3.20kgを超える製品。
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