JP2003520073A - 衝撃波管作用により有効成分を随伴する作動方式の針なし注射器 - Google Patents

衝撃波管作用により有効成分を随伴する作動方式の針なし注射器

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JP2003520073A JP2001543183A JP2001543183A JP2003520073A JP 2003520073 A JP2003520073 A JP 2003520073A JP 2001543183 A JP2001543183 A JP 2001543183A JP 2001543183 A JP2001543183 A JP 2001543183A JP 2003520073 A JP2003520073 A JP 2003520073A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ガス発生装置と、ガス膨張室(3)と、有効成分の粒子の保持手段と、その粒子の放出手段(6)とを続けて備える針なし注射器(1)に関する。この注射器の主な特徴は、ガス発生装置が、ガスを発生させる火薬充填物(10)と、ガス発生装置と、点火装置とを含む火薬式発生器(2)であり、粒子保持手段が少なくとも1つの蓋(8)を備え、この蓋(8)は、放出手段(6)に固定されており、火薬充填物(10)の燃焼によって発生したガスの作用により破裂する点にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明の技術分野は、粉末状又は乾燥した粉の形態のさまざまな有効成分を、
人間医学又は獣医学において治療用途で皮下注射又は筋肉内注射するのに用いら
れる針なし注射器に関する分野である。
【0002】 より詳細には、本発明は、有効成分の粒子を放出させるために圧力波を発生さ
せることを目的としたガス発生器を使用する針なし注射器に関する。ガス通路に
配置されている破ることが可能なキャップにより、粒子を十分に高速で放出させ
ることを可能とさせる圧力閾値レベルを得ることが可能となる。実際、ガスを突
然解放すると、注射器の中に熱力学的な衝撃が発生し、衝撃波が粒子を引き連れ
て加速し、注射器から粒子を追い出す。本発明の特徴は、針なし注射器が、固体
粒子を追い出すための熱力学的エネルギー源としての火薬充填物(装薬)により
作動する点にある。この火薬充填物は、放出管の幾何学的形状および大きさと密
接に関係している。
【0003】 有効成分の固体粒子を追い出すため加圧ガスを解放することによって作動する
針なし注射器は、すでに複数の特許の対象となっている。その中でも、特許出願
である国際公開第WO94/24263号公報が挙げられる。当該公報には、粒
子放出管内に配置された空気通過可能な2つの横断方向膜の間に当初配置されて
いる有効成分の固体粒子を随伴するために、溜めたガスを解放することによって
作動する針なし注射器が記載されている。しかし、このようにかさばる装置は開
発が難しく、熱効果がガスの圧力と結びつかないため、効果的な衝撃波を発生さ
せることも難しい。
【0004】 逆に、有効成分を放出させるための火薬充填物を含む針なし注射器はすでに開
発されているが、液状有効成分に関するものだけであり、粉状形態の有効成分に
関してのものではなく、ガスは放出される液体に作用を及ぼすピストンを移動さ
せるだけであるため、いかなる衝撃波管効果も発生しない。
【0005】 具体例を挙げるならば、米国特許第2,322,244号明細書には、空包(空
カートリッジ)をもとにして作動する針なし皮下注射器が記載されている。その
撃発は、バネを解放することによって急に動かされたピストンの打撃によってト
リガを与えられる。空包と接触して配置されていた注射液は、燃焼ガスによって
発生した圧力の作用により注射器から放出される。
【0006】 米国特許第4,089,334号明細書は、火薬充填物を有する針なし注射器に
関する。その撃発は1次充填物による。この1次充填物は、バネを解放すること
によって動かされる剛性ロッドの打撃により点火する。火薬充填物によって発生
するガスは、下流のガス膨張室で膨張し、ピストンを移動させ、このピストンの
移動により、注射液が放出される。
【0007】 これら2件の特許は、液状有効成分を放出するための針なし注射器に関するも
のであり、火薬充填物によって発生するガスは、ピストンの機能と似た押し出し
機能しか持たない。これら特許は、固体粒子を加速するために衝撃波を発生させ
るという考えを進展させることは全くない。
【0008】 一般に、針なし注射器は、大型とならず、性能がよく、信頼性が高くなければ
ならず、しかも治療の際には、例えば有効成分の粒子の侵入深さに関して容易に
調節できるようになっていなくてはならない。針なし注射器内でエネルギーの大
きな火薬充填物を用いるとともに、調整された蓋を用いることにより、こうした
要求に応えることができる。これは、加圧ガスを溜める従来の方法と比較して、
火薬充填物を使用することにより、注射器内に、非常に短時間のうちに、非常に
高いレベルの圧力を発生させることができ、これらが衝撃波を発生させるのに必
要とされる2つの条件であるからである。また、最初高温の火薬によるガスを解
放しているため、そして、他方で、このガスと有効成分との間及びこのガスと注
射する皮膚領域との間では非常に短い時間の接触しか起きないため、ガスを発生
させるために火薬充填物を用いるにあたって問題がないことが分かっている。
【0009】 衝撃波は、短時間であること、非常に強度が大きいこと、移動速度が非常に大
きいことを主な特徴とし、これらは、固体粒子を約800m/秒の非常な高速で注
射するのに特に適した原動力的な特徴である。さらに、火薬充填物の点火は、例
えば1次充填物すなわち起爆薬を装備できる装置として広く試用、試験されてき
た点火装置によって完全に制御されて行われ得るため、本発明による針なし注射
器は、原動機能に関して、非常に高い信頼性を有している。
【0010】 火薬充填物の使用と関係する利点に関して強調されるべき別の点は、注射器の
始動装置に組み込まれ得る組成物の幅が広いことである。これにより、治療に使
うときに注射器の始動装置のパラメータを調節することが可能となる。最後に、
保管の際には、本発明による針なし注射器は、溜めた加圧ガスで作動する注射器
がそうであろうように、加圧されておらず、このことにより、一方で、事故の危
険性を大きく減らすともに、他方で、注射器の始動機能に関する大きな経時安定
性を保証することが可能となる。 本発明による針なし注射器は、これらすべての特徴を備えている。
【0011】 本発明の目的は、ガス発生器と、ガス膨張室と、有効成分の粒子の保持手段と
、この粒子を放出するための放出管とを続けて備える針なし注射器において、ガ
ス発生器が、ガス発生を発生させる火薬充填物と点火装置とを含む火薬式発生器
であり、保持手段が少なくとも1つの蓋を備え、この蓋は、放出管に固定されて
おり、火薬充填物の燃焼により生じるガス生成物の作用で破裂することを意図さ
れていることを特徴とする針なし注射器に関する。火薬充填物を利用することに
よって実現しようとする現象は、衝撃波を発生させて有効成分の固体粒子を運び
去り、治療を受ける患者の皮膚に向けてその粒子を十分な速度で放出するという
ものである。衝撃波は、一定容積のガス膨張室内でガスを急激に加圧して調整さ
れた蓋を破ることにより、ほぼ瞬間的にガスを解放させることによって発生する
。このようにして発生した衝撃波の幾何学的形状、強度、速度は、使用される火
薬充填物の特性、ガス膨張室の形状及び容積、放出管の形状及び寸法の関数であ
る。火薬充填物は、ほとんど酸化されていない(すなわち、酸化程度が低い)推
進剤のうち、激しく燃焼させると1900K以下のいわゆる「冷たい」ガスが発
生するようなものであることが好ましい。それは例えば、窒化ナトリウム又は硝
酸アンモニウムをベースとした推進剤である。より一般的には、推進剤は、炭化
水素を含まず窒素を多く含む組成物か、あるいは酸化された炭化水素組成物を有
している。
【0012】 構造的には、推進剤は、コンパクトなブロックの形状、又は分割された形状が
可能である。また、粉末を選択し、制御された爆燃に近い状態にすることにより
、同じ特性を得ることができるようにすることも可能である。
【0013】 実際には、粉末又は推進剤の燃焼によって発生する作用は、主にガスの発生で
り、この作用は、推進剤の組成及び温度と、この作用が生じるときの圧力とによ
って特徴づけられる。したがって、燃焼によって、注射器の中に保持されている
有効成分の粒子を直接的に変質させることがなく、治療を受ける患者に何らかの
危険が及ぶこともない火薬の組成を選ぶことが望ましい。しかし、ガスを発生さ
せる火薬充填物と有効成分との間にヒートシンクタイプの冷却器を配置すること
がなお可能である。このようなヒートシンクは、例えば、細かい金属格子によっ
て形成されたフィルタ内に配置されたアルミナ球で構成することができる。この
ような理由で、保持されている火薬充填物は、比較的低い温度で、毒性が比較的
少ないガスを生成させなくてはならない。しかしながら、ガスの温度は、治療を
受ける患者に対する注射器の危険レベルを決定するパラメータと見なしてはなら
ないことをはっきりとさせておく必要がある。というのも、ガスは数ミリ秒程度
という非常に短い時間だけ放出されるため、熱流による患者の皮膚への損傷はな
いからである。
【0014】 蓋は、ガス膨張室内の少なくとも7MPa(70バール)の動圧で破れるよう
調整されていることが望ましく、8MPaから20MPa(80バールから20
0バール)の間の動圧で破れるようにすることが好ましい。ガス膨張室は、燃焼
ガスから出る望ましからぬ粒子を保持すると共に、そのガスを冷却するという二
重の機能を持ったフィルタを備えることが好ましい。ガス膨張室の最大到達温度
は350Kから1500Kの間であることが望ましい。放出管はまっすぐな円筒
形状であることが好ましい。
【0015】 本発明の好ましい第1の実施形態によれば、ガス膨張室は概略円筒形状であり
、その内径が放出管の内径に近くなっている。ガス膨張室と放出管の内径に対す
る両者の長さの和の比は、3から25の間であることが望ましく、7から18の
間であることが好ましい。
【0016】 本発明の好ましい第2の実施形態によれば、ガス膨張室は、概略円筒形状であ
り、細くなっていく領域を経て放出管に通じており、この放出管の内径がガス膨
張室の円筒状部分の内径よりも小さく、蓋が、直径の小さい放出管に固定される
ようになっている。
【0017】 細くなっていく領域は、徐々に収束していく先細のノズルの形状を有している
ことが好ましい。実際に、ガス膨張室の内径と放出管の内径が同じになっている
構造から、放出管の内径がガス膨張室の内径よりも小さくなっている構造へと移
る場合には、有効成分の粒子の放出速度が増加する。これは、同じ量の火薬充填
物の場合である。放出管の内径に対するガス膨張室の円筒状部分の内径の比は、
1.1から3の間であることが望ましく、1.3から2.5の間であることがさら
に好ましい。
【0018】 粒子を放出する放出管の下流区画は、まっすぐな円筒状部分へと接続している
発散形の広がった円錐部を有しており、円筒状部分の自由端が皮膚と接すること
が望ましい。このようにすると、この広がった部分によりガス抜き面を広くさせ
、したがって粒子の放出速度を減少させることなく注射器を出るときの粒子の圧
力を小さくすることができる。
【0019】 本発明の好ましいこれら2つの実施態様のいずれかによると、ガス膨張室の長
さに対する放出管の長さの比は1から5の間であり、これら2つの要素の長さの
和は8cmから15cmの間である。好ましくは、ガス膨張室の長さが3.5c
m、放出管の長さが8.5cmになっている。
【0020】 有効成分の粒子の直径は、20μmから100μmの間であることが望ましく
、50μmから80μmの間であることが好ましい。有効成分の合計重量は1m
gから10mgの間であることが望ましく、2mgから7mgの間であることが
好ましい。粒子は、蓋と、ガスの伝播方向に対して蓋の下流側に位置する膜との
間に収容されていることが望ましい。この膜は薄くて弾性がなく、放出管の軸線
に対して横断方向に配置されていることが好ましい。粒子の圧縮率は1%から7
0%の間であることが望ましく、10%から50%の間であることが好ましい。
圧縮率は、放出管のうちでキャップと膜の間に挟まれた部分の全容積に対する粒
子の全体積の比として定義される。
【0021】 有効成分の密度は、1から22の間であることが好ましく、3から18の間で
あることが好ましい。実際、2つのパラメータ「粒子の直径」と「粒子の密度」
の組み合わせによって粒子の放出速度が決まる。理論上は、粒子の速度は、密度
及び直径の2乗に反比例する。計算により、小さな直径の粒子は、大きい密度を
有し得るが、速度には有意の影響を与えないことが示された。逆に、粒子が大き
なサイズであると同時に密度もやはり大きいとき、心配すべき危険性は、破れた
蓋から出る衝撃波が大きな慣性でもってこれら粒子を横切り、その経路に沿って
ほとんど粒子を運び去らないことである。その結果起こる重大な事態は、粒子を
運び去るガスと比べて粒子が減速され、粒子が皮膚に衝突する速度が小さくなり
すぎて皮膚に侵入できなくなることである。
【0022】 放出される有効成分の重量に対する火薬充填物の重量の比は、1から50の間
であることが望ましく、5から40の間であることが好ましい。本発明の別の好
ましい実施形態によれば、粒子保持手段は、放出管に固定されている横断方向の
格子を備えており、この格子に粒子が保持され、粒子は、火薬充填物の燃焼によ
って発生したガスの圧力の作用によって放出され得る。この格子は、衝撃波が通
過した後も注射器の内部に固定されたままになり、そのため、物質の破損により
余計な物が放出される危険性がまったくなくなる。
【0023】 火薬充填物の点火装置は、打撃付与装置と、火薬業界で一般に使われている起
爆薬とを備えていることが望ましい。しかしながら、他の手段によって火薬充填
物に点火することも可能である。特に、圧電性結晶又は粗面処理部を含む手段、
さらには電池を含む手段さえ考えられる。粗面処理部は小さくてザラザラした領
域であり、火薬装置内で、摩擦に対して敏感な素子をその領域にこすりつける。
【0024】 注射器は、一方の端部に、把持及び作動を容易にするために押しボタンの形態
のトリガ装置を備えていることが好ましい。
【0025】 本発明による針なし注射器は、特に粒子の放出速度に関し、衝撃波によって機
能することと結びついた利点を有すると同時に、保管時における粒子保持の信頼
性も確保されている。
【0026】 さらに、従来の加圧ガス源と比較すると、火薬充填物は、はるかにかさばらな
いのに、特に圧力に関して少なくとも同じ強度の効果を生み出す。
【0027】 また、火薬充填物の点火は、火薬充填物の性質や大きさに関係なく、広く試行
、試験されている点火装置を利用することによって完全に制御されている。その
ため、注射器の駆動部分の信頼性は高く、しかも安価である。
【0028】 最後に、本発明の針なし注射器は、放出管が適切な幾何学的形状であるために
最適の性能になっている。
【0029】 以下に、図1〜図3を参照して本発明の好ましい3つの実施形態を詳細に説明
する。 図1を参照すると、本発明による針なし注射器1は、火薬式ガス発生器2と、
フィルタ4を備えた膨張室3と、粒子の保持システム5と、治療する患者の皮膚
に当てることを目的とした粒子放出管6とを続けて備えている。
【0030】 放出管6の端部に緩衝用のパッド7を設けることによって、皮膚に当てやすく
することが好ましい。ガス膨張室3と放出管6の内部空間はほぼ円筒形であり、
どちらも同じ直径になっている。ガス膨張室3と放出管6の境界に位置する粒子
保持システム5は、破ることが可能な蓋8と、この蓋の下流に位置する薄い膜9
とで構成されている。これら2つの要素は互いに平行で、放出管6の軸線を横断
する方向に位置し、どちらも放出管6に固定されている。有効成分の粒子は、こ
れら2つの要素によって区画された空間を占めており、粒子の圧縮率は1%から
70%の範囲であることが好ましい。
【0031】 本発明の好ましい一実施形態によれば、ガス膨張室3の長さは3.5cmであ
り、放出管6の長さは8.5cmであり、両者の直径は0.8cmである。ガス膨
張室3へ向かう側に位置した破ることが可能な蓋は、少なくとも7MPa(70
バール)に等しい動圧で破れるように調整されおり、膜9の方は、単に粒子を保
持しているだけであり、発生したガスに対してまったく抵抗しない。
【0032】 膜9は薄くて弾性がないことが望ましく、しかも蓋8のように、花弁状の開口
部ができるように星形の模様になった線状の弱い部分を有しており、膜が無秩序
に破れて開き邪魔な断片が発生し得ないようにすることが好ましい。
【0033】 別の実施形態によれば、膜9の代わりに、放出管6の内側に同様に固定された
横断方向の格子に置換することができる。この場合、有効成分の粒子は格子の隙
間に挟まれた状態で保持される。蓋8は、放出されたガスの伝播方向に対して格
子の上流に位置するままとされる。
【0034】 ガス膨張室3は、火薬式ガス発生器2に最も近い端部に、横断方向に位置する
フィルタ4を備えている。このフィルタ4は、一方で、燃焼によって発生する固
体粒子の一部を捕獲するとともに、他方で、ガスがガス膨張室3に入る前にその
ガスを冷却させるためのものである。フィルタ4は、ピッチが少しずつ小さくな
っている複数の金属製格子を積み重ねた構成になっており、最後の層はセラミッ
ク紙のシートになっていることが望ましい。
【0035】 このフィルタ4があるため、収容部に配置された有効成分の粒子を変質させな
いように、ガス膨張室3内においてガスの温度が1500Kを超えないようにで
きる。火薬式ガス発生器2は、打撃付与装置と起爆薬11を利用した火薬充填物
10の点火装置を備えている。押しボタン12によって始動させられる打撃付与
装置は、バネ13と、撃発体15を有するおもり14とを備えている。おもり1
4は、おもり14と押しボタン12との間に詰め込まれた少なくとも1つのボー
ル16によって動かないようにされており、押しボタン12は、環状の内部溝1
7を備えている。
【0036】 図2を参照すると、本発明の好ましい第2の実施形態を参照すると、針なし注
射器は、図示されていない火薬式ガス発生器と、ガス膨張室23と、同様に破る
ことが可能な蓋28と蓋28の下流に配置されている膜29とからなる粒子保持
手段と、粒子放出管26とを続けて備えている。ガス膨張室23は、本発明の好
ましい第1の実施形態について説明したのと同じ機能、すなわち、望ましからぬ
固体粒子を捕獲し、燃焼ガスを冷却するという機能を有するフィルタ24を備え
ている。
【0037】 本発明のこの好ましい実施形態によれば、注射器は、本発明の好ましい第1の
実施形態について簡単に説明したものと同じ火薬式ガス発生器を備えている。上
記の第1の実施形態との主な違いは、放出管26の内径がより小さくされ、ガス
膨張室23の内径よりも小さくなっている点である。より正確には、ガス膨張室
23はほぼ円筒形状となっており、徐々に細くなっていく領域30へと延び、そ
こから放出管26へと通じている。
【0038】 粒子保持システムは、放出管26の内部でガス膨張室23の細くなっていく領
域30のちょうど出口に位置しており、ここは、放出管26が一定の断面を有す
るようになる始点に対応している。
【0039】 ガス膨張室23の長さと放出管26の長さの和は10cmで、ガス膨張室23
と放出管26の直径はそれぞれ1.2cmと0.8cmであることが好ましい。細
くなっていく領域30は収束ノズルの形状を有し、長さが0.6cmであること
が好ましい。同じ火薬式ガス発生器とすれば、有効成分の粒子の放出速度に関し
ては、放出管26の断面がガス膨張室23の断面よりも小さいような構成が、ガ
ス膨張室3及び放出管6がともに同じ直径でつながっている構成よりも有効であ
る。
【0040】 図3を参照すると、本発明の好ましい第3の実施形態によれば、針なし注射器
は、図示していない火薬式ガス発生器と、ガス膨張室43と、同様に破ることが
可能な蓋48と膜49とからなる粒子保持手段と、粒子の放出管46とを続けて
備えている。ガス膨張室43は、上記で説明したのと同じ機能を有するフィルタ
44を備えている。放出管46はガス膨張室43の直径よりも小さい直径を有し
ており、ガス膨張室43はほぼ円筒形状であり、これに徐々に細くなる領域50
が続いており、そこから放出管46へと通じている。粒子保持システムは、本発
明の好ましい第2の実施形態について記述したのと同じ場所に位置している。本
発明の好ましい第2の実施形態との基本的な違いは、粒子が放出される放出管4
6の下流区画が発散形に広がる円錐形部51になっており、その先がまっすぐな
円筒部52になっている点である。この円筒部52の自由端が、治療を受けるべ
き患者の皮膚と接触することになる。端部におけるこの広がり部は、放出管46
内に生じる過剰圧力のための抜け口を構成し、広がり部の主たる機能は、患者に
害を与える可能性のある望ましからぬあらゆる作用を減少させるように、注射器
出口における残留圧力を分散させることである。この圧力低下は、粒子が皮膚に
衝突するときの粒子の速度にはほとんど影響を与えない。
【0041】 本発明の第2の実施形態の寸法上の特徴は、この第3の実施形態にも受け継が
れている。正確には、放出管46の発散形の円錐形領域51の長さは約0.8c
mである。
【0042】 本発明の針なし注射器の動作原理は以下の通りである。 使用者は、放出管6、26、46の端部が治療する患者の皮膚に当たるように
注射器1を配置する。押しボタン12に圧力を加えることにより、押しボタン1
2が注射器に沿って滑動し、溝17がおもり14を止めているボール16の高さ
に来る。注射器1内に配置されたバネ13は押しボタン12に或る程度の抵抗力
を与え、使用者が押しボタン12を押し込むためには特に力を作用させなくては
ならないようになっている。ボール16がもはや固定された状態でなくなると、
おもり14が解放され、緩んだバネ13の作用により、おもり14が撃発体15
を先頭にして起爆薬11へ向かって押される。
【0043】 このようにして点火された起爆薬11が火薬充填物10を点火、撃発させる。
燃焼ガスは、最初に、粒子の一部を保持すると共にその粒子を冷却するフィルタ
4、24、44を通過し、次いで、ガス膨張室3、23、43の中に、約7MP
a(約70バール)の閾圧力に達するまで蓄積されていく。
【0044】 蓋8、28、48が突然破れ、衝撃波を発生させ、衝撃波の前面は、抵抗力の
ない膜9、29、49にちょうど保持されている有効成分の粒子に速度を与える
。すると、有効成分の固体粒子が放出管6、26、46内で加速され、治療を受
ける患者の皮膚に衝突する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による針なし注射器の軸線に沿った長手方向軸線断面図であり、ここで
はガス膨張室の直径と放出管の直径が同じになっている。
【図2】 狭まった領域を有し、その領域がまっすぐな円筒形放出管へとつながっている
ガス膨張室の軸線に沿った長手方向略断面図である。
【図3】 図2と同様のガス膨張室の軸線に沿った長手方向略断面図であり、ここでは放
出管が広がる端部を有している。
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Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス発生器と、ガス膨張室(3、23、43)と、有効成分
    の粒子の保持手段と、前記粒子を放出するための放出管(6、26、46)とを
    続けて備える針なし注射器(1)において、前記ガス発生器が、ガスを発生させ
    る火薬充填物(10)と点火装置とを備える火薬式発生器(2)であり、前記保
    持手段が少なくとも1つの蓋(8、28、48)を備え、該蓋は、前記放出管(
    6、26、46)に固定されており、前記火薬充填物(10)の燃焼により生じ
    るガス生成物の作用で破裂することを意図されていることを特徴とする針なし注
    射器。
  2. 【請求項2】 前記火薬充填物(10)が酸化程度が低い推進剤であり、温
    度が1900K以下のガスを発生させることを特徴とする、請求項1に記載の針
    なし注射器。
  3. 【請求項3】 前記蓋(8、28、48)が、前記ガス膨張室(3、23、
    43)内の少なくとも7MPaの動圧で破れるよう調整されていることを特徴と
    する、請求項1に記載の針なし注射器。
  4. 【請求項4】 前記ガス膨張室(3、23、43)がフィルタ(4、24、
    44)を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の針なし注射器。
  5. 【請求項5】 前記ガス膨張室(3、23、43)内の最大到達温度が35
    0Kから1500Kの間であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載
    の針なし注射器。
  6. 【請求項6】 前記放出管(6)がまっすぐな円筒形状であることを特徴と
    する、請求項1又は請求項2に記載の針なし注射器。
  7. 【請求項7】 前記ガス膨張室(3)が概略円筒形状であり、その内径が、
    前記放出管(6)の内径に近いことを特徴とする、請求項6に記載の針なし注射
    器。
  8. 【請求項8】 前記ガス膨張室(3)と前記放出管(6)の内径に対する両
    者の長さの和の比が3から25の間であることを特徴とする、請求項7に記載の
    針なし注射器。
  9. 【請求項9】 前記ガス膨張室(23)が概略円筒形状であり、細くなって
    いく領域(30)を経て前記放出管(26)に通じており、該放出管(26)の
    内径が前記ガス膨張室(23)の円筒状部分の内径よりも小さく、前記蓋(28
    )が、直径が小さい前記放出管(26)に固定されるようになっていることを特
    徴とする、請求項6に記載の針なし注射器。
  10. 【請求項10】 前記細くなっていく領域(30)が、徐々に収束していく
    先細ノズルの形状を有していることを特徴とする、請求項9に記載の針なし注射
    器。
  11. 【請求項11】 前記放出管(26)の内径に対する前記ガス膨張室(23
    )の円筒状部分の内径の比が1.1から3の間であることを特徴とする、請求項
    9に記載の針なし注射器。
  12. 【請求項12】 粒子を放出する前記放出管(46)の下流区画が、まっす
    ぐな円筒状部分(52)へと接続している発散形の広がった円錐部(51)を有
    しており、前記円筒状部分の自由端が皮膚と接触することを特徴とする、請求項
    9に記載の針なし注射器。
  13. 【請求項13】 前記ガス膨張室(3、23、43)の長さに対する前記放
    出管(6、26、46)の長さの比が、1から5の間であり、これら2つの要素
    の長さの和が8cmから15cmの間であることを特徴とする、請求項7、請求
    項9又は請求項12に記載の針なし注射器。
  14. 【請求項14】 有効成分の粒子の直径が20μmから100μmの間であ
    り、有効成分の合計重量が1mgから10mgの間であることを特徴とする、請
    求項7又は請求項9に記載の針なし注射器。
  15. 【請求項15】 前記粒子が、前記蓋(8、28、48)と、ガスの伝播方
    向に対して前記蓋(8、28、48)の下流側に位置する膜(9、29、49)
    との間に収容されることを特徴とする、請求項1に記載の針なし注射器。
  16. 【請求項16】 前記粒子の圧縮率が1%から70%の間であることを特徴
    とする、請求項15に記載の針なし注射器。
  17. 【請求項17】 前記粒子の密度が1から22の間であることを特徴とする
    、請求項1に記載の針なし注射器。
  18. 【請求項18】 放出される前記有効成分の重量に対する前記火薬充填物(
    10)の重量の比が1から50の間であることを特徴とする、請求項1に記載の
    針なし注射器。
  19. 【請求項19】 前記粒子保持手段が、前記放出管に固定された横断方向の
    格子を備えており、該グリッドに前記粒子が保持され、前記粒子は、前記火薬充
    填物の燃焼によって発生したガスの圧力の作用によって放出され得ることを特徴
    とする、請求項1に記載の針なし注射器。
  20. 【請求項20】 前記火薬充填物(10)の点火装置が、打撃付与装置と起
    爆薬(11)とを備えることを特徴とする、請求項1に記載の針なし注射器。
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