JP2003519274A - シリカ充填エラストマー組成物の加工性及び貯蔵安定性の改善方法 - Google Patents

シリカ充填エラストマー組成物の加工性及び貯蔵安定性の改善方法

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フィノ,ルイジ
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ピレリ・プネウマティチ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
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Abstract

(57)【要約】 シリカ充填エラストマー組成物の加工性及び貯蔵安定性の改善方法であって、ヒドロキシ基が結合している炭化水素主鎖を有する熱可塑性ポリマーであって、少なくとも8,000の重量平均分子量を有する熱可塑性ポリマーを、前記組成物に添加する工程を含む、方法。好ましくは、前記方法は、前記シリカ充填エラストマー組成物に、前記ヒドロキシ基と反応性である官能基含有ポリマーを添加する工程を更に含む。前記ヒドロキシ基含有ポリマーは、相対的に低量で用いられた時でも、前記エラストマー組成物に対するシリカの補強効果を維持または更に強化しつつ、前記組成物の粘度を低減及び安定化するのに非常に効果的である。得られた組成物は、タイヤ、及び特にタイヤトレッドを製造するために特に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、シリカ充填エラストマー組成物の加工性及び貯蔵安定性(storage
stability)の改善方法、及びそれから得られるエラストマー組成物、及びまた
、前記組成物を含有する、加硫物品、特にタイヤ、に関する。
【0002】 ゴム業界において、特に車両ホイール用タイヤの製造において、架橋製品の特
性、特に機械的特性及び耐磨耗性を改善するために、補強充填剤がポリマーベー
スに混入されているエラストマー組成物の使用が周知である。その高い補強効率
のために、カーボンブラックが、最も広く使用される補強充填剤である。しかし
ながら、カーボンブラックは、架橋製品に、顕著なヒステリシス特性、すなわち
、動的条件で散逸した熱の増加(発熱性)をもたらすが、それは、周知のように
、タイヤの場合、タイヤ自体の転がり抵抗の増大の原因となる。これは車両の燃
料消費の増加、それ故、移動経費及び大気汚染の両方の増加につながる。カーボ
ンブラックのより少ない量及び/またはより小さい表面積を有するカーボンブラ
ックを使用することによって、このような悪影響を低減させる試みがなされてい
る。しかしながら、補強作用の低下が、最終生成物の機械的性質及び耐磨耗性の
悪化とともに、不可避的に起こる。
【0003】 架橋物品の発熱性を低減させるために、石膏、タルク、カオリン、ベントナイ
ト、二酸化チタン、いろいろな種類のシリケート及び特にシリカなど、いわゆる
「白色」補強充填剤を使用することが周知であり、それは、完全にまたは部分的
にカーボンブラックに取って代わる。この点に関して、例えば欧州特許第EP−
501,227号を参照のこと。
【0004】 しかしながら、エラストマー組成物の補強充填剤としてのシリカの使用は、い
ろいろな欠点を有する。最も明白な欠点の1つは、主に過度の粘度による、未加
硫組成物の不十分な加工性である。このため、ゴム母材(rubber matrix)中へ
のシリカの十分な分散を達成するために、前記組成物の強く且つ長時間の機械的
混練が必要である。更に、ゴムベース中に微細に分散されるときでも合体する強
い傾向を有するシリカ粒子は、時間がくると(upon time)化合物の粘度を著し
く増大させる凝集塊を形成することによって未加硫組成物の貯蔵安定性を損なう
。最終的に、シリカの表面の上に存在している酸部分は、加硫促進剤などのゴム
組成物中で一般に使用される塩基性物質との強い相互作用を起こし、このため、
架橋効率を損なう。
【0005】 エラストマー母材との相溶性を改善するために、シリカは通常、2つの異なっ
た部分を有する、カップリング剤、例えば硫黄含有オルガノシラン生成物とブレ
ンドされる。第1の部分は、シリカの表面の上に存在しているシラノール基と相
互作用することができ、第2の部分は、硫黄硬化性エラストマーとの相互作用を
促進する。シリカとシランカップリング剤との組合せの使用は、しかしながら、
エラストマーの補強に対する著しい有益な効果を提供する一方で、配合工程の間
に達することができる最高温度に制限をおく。
【0006】 シリカ充填ゴム組成物に、シリカ粒子のための表面処理剤として基本的に作用
することができる配合剤を添加することによって、上に記載した問題を解決する
他の試みが先行技術においてなされている。
【0007】 例えば、欧州特許出願第EP−801,112号には、アルコキシシリル及び
/またはアシルオキシシリル基を有するポリシロキサン化合物を使用してシリカ
充填ゴム組成物の貯蔵安定性を増大させることが開示されている。このようなポ
リシロキサン化合物の使用は、一般にポリシロキサン化合物中に存在しているS
i−H残基の反応から生じる水素ガスの発生及びゲル化による問題を回避する。
シランカップリング剤を添加してもよい。上記のポリシロキサン化合物及び/ま
たはシリカ表面のシラノール基を有するシランカップリング剤の間の反応を促進
するために、シラノール縮合触媒を添加する。これは、上記の配合剤の相対的に
少ない量を用いることになるとしても、シリカの表面の十分なコーティングを生
じるのがよい。
【0008】 欧州特許出願第EP−890,603号には、シリカ充填ジエンエラストマー
組成物の加工性を改善するための加工助剤として、好ましくは、オクチルトリエ
トキシシランなどのシランの存在下で、C5及びC6糖の水素化及び非水素化脂
肪酸エステル、またはそれらのポリオキシエチレン誘導体を使用することが開示
されている。タルクまたはマイカなど、他の鉱物充填剤もまた、シリカの再凝集
を防ぐために添加する。
【0009】 欧州特許出願第EP−890,606号において、改善された加工性のシリカ
充填ゴム素材が、ゴムベースを、非晶質シリカ充填剤、(前記シリカ充填剤に対
して)ビス[3−(トリエトキシシリル)プロピル]−テトラスルフィド(Si
69)0〜およそ1%未満、アルキルアルコキシシラン及び硬化剤とを混合する
ことによって調製される。加工助剤としてポリオールまたは脂肪酸エステルを添
加することが、Si69の量を更に低減させるために好ましい。
【0010】 米国特許第5,717,022号において、加工助剤の他の種類により、少な
くとも2個の化学結合した炭素原子とそれらの隣接した化学結合した炭素原子と
が酸素原子に結合していない1,2または1,3ジオール基を有するシリカ充填
ゴム組成物の加工性を改善することが提案されている。このような化合物の実施
例は、ジオール(例えば、1、3−プロパンジオール)、ポリオール(例えば、
グリセリン)及び脂肪酸とポリオールとのエステルである。600より低い分子
量を有する部分的にアセタール化されたポリビニルアルコールの使用もまた提案
されている。
【0011】 特に湿潤または凍結地面の、タイヤの路面つかみ(road grip)を増大させる
ために、親水性ポリマー、例えば、ヒドロキシ基含有ポリマーを、エラストマー
組成物中に、特にタイヤトレッドの製造のために用いたゴム組成物中に混入する
ことが、先行技術にもまた周知である。
【0012】 例えば、日本特許出願(公開)H5−170976号において、凍結または積
雪地面の改善された路面つかみを有するタイヤが記載されており、そこにおいて
、トレッドは、短い繊維と、粉末ポリビニルアルコール1〜15phr(phr
= ゴム100重量部当たりの重量部)とを有する。異方性の特性を与えるた
めに、繊維、例えばセルロースまたは合成ポリマー繊維が、タイヤの周方向に沿
って方向づけられる。凍結または積雪表面の路面つかみは、ポリビニルアルコー
ル粒子の存在によって改善される。ポリビニルアルコール粒子は、水と接触した
時に溶解してトレッド中にキャビティを残し、かかるキャビティは、トレッドの
粗さとそれ故路面つかみを増大させる。適切でない程度にまで耐摩耗性を悪化さ
せないために、ポリビニルアルコール粉末の量は、15phrを超えるべきでは
ない。その上、ポリビニルアルコールが低量であることが、トレッドの剛性を増
大させるために、従って乾燥地面の路面つかみを悪化させないために必要である
。ポリビニルアルコールは、補強充填剤としてカーボンブラックを含有するゴム
組成物中で常に使用される。
【0013】 欧州特許出願第EP−896,981号において、粉末または繊維の形状の改
質ポリビニルアルコールを含有する、タイヤトレッドの製造用のエラストマー組
成物が記載されている。このような改質ポリビニルアルコールは、鎖に沿ってポ
リオキシアルキレン基を有し、それが、前記のポリマーの水への溶解性を増大さ
せ、それ故トレッドが湿潤表面に接触する時に同ポリマーの溶解を促進し、トレ
ッド自体にキャビティを残し、タイヤ路面つかみを増大させる粘着層を路面との
界面に形成する。
【0014】 エラストマー組成物中でスターチから生じる親水性ポリマーを使用することが
、米国特許第5,374,671号及び5,545,680号に記載されている
。特に、このような特許に、水の吸収量に依存してガラス転移温度(Tg)が1
50℃〜0℃の範囲である親水性ポリマー1〜50phrを含むエラストマー組
成物が記載されている。このような親水性ポリマーは、アミロース、アミロペク
チン、またはそれらの混合物を含む脱構造化スターチである。タイヤトレッド用
のゴム組成物中における脱構造化スターチの存在は、湿潤地面の上での牽引力を
増大させ、他方、乾燥した路面での転がり抵抗を同時に低減させると言われてい
る。脱構造化スターチは、エラストマー母材の全体にわたって均一に分散される
ことができ、または、好ましくは、それは、ポリマー母材と非混和性であり、前
記母材中で、繊維、好ましくは方向づけられた繊維を形成する傾向がある。脱構
造化スターチは加水分解性及び生分解性ポリマーであるので、タイヤ中でのその
存在は、その生分解性を増大させると言われている。エラストマーベースに親水
性ポリマーを結合するために、グラフト剤をゴム組成物に添加してもよい。用い
られるグラフト剤についても、またはこのようなグラフトを行う方法に関しても
指示は与えられていない。脱構造化スターチにシリカを配合してもよいが、しか
しながら、加工性または貯蔵安定性に対する効果は報告されなかった。
【0015】 米国特許第5,672,639号には、脱構造化スターチで補強されたエラス
トマー組成物が記載されており、かかる脱構造化スターチは、脱構造化スターチ
と相溶性である可塑剤と組み合わされ、スターチ/可塑剤複合材料を形成してい
る。そのままの脱構造化スターチに対して、前記複合材料は、エラストマー母材
へのより良い混和性を有すると言われ、従って分散されていないスターチの凝集
塊の形成を妨げる。可塑剤は、脱構造化スターチの軟化点(softening point)
より低い軟化点を有する。特に、160℃より低い、好ましくは90℃〜130
℃の間の軟化点を有するポリ(エチレンビニルアルコール)が、可塑剤として使
用されてもよい。可塑剤として用いられてもよい他の生成物には、エチレン/ビ
ニルアセテートコポリマー、エチレン/グリシジルアクリレートコポリマー及び
エチレン/無水マレイン酸コポリマー、酢酸セルロースの他、二塩基性有機酸の
ジエステルなどがある。前記複合材料のヒドロキシル基と反応する基及びエラス
トマー母材と相互作用することができる基を有するカップリング剤を添加するこ
とが、スターチ/可塑剤複合材料をエラストマー母材と結合するために提案され
ている。その目的のために、シリカ含有ゴム組成物中で通常使用されるカップリ
ング剤、特にオルガノシランテトラスルフィドの使用が示唆されている。脱構造
化スターチ/可塑剤複合材料にシリカを配合してもよいが、しかしながら、加工
性または貯蔵安定性に対する効果は報告されなかった。
【0016】 本願出願人の考えでは、シリカ充填エラストマー組成物の加工性を改善するた
めの上に記載した先行技術で提案された配合剤は、不十分な結果をもたらした。
例えば、ポリシロキサンは、実際は、シリカの表面の上のシラノール基とほとん
ど反応性ではなく、このため、それらは、実質的に可塑剤として作用することに
よってゴム組成物の粘度を低減させることができるが、シリカとのそれらの相互
作用は極めて不十分である。欧州特許第801,112号に教示されているよう
な、シラノール縮合触媒の添加は、不十分な、またはごくわずかな改善しか提供
しない。例えば、欧州特許第890,603号及び米国特許第5,717,02
2号に提案されたヒドロキシル基含有低分子量生成物もまた、基本的に可塑剤と
して作用する。
【0017】 本願出願人の経験によれば、上記の加工助剤を可塑剤として使用することは、
ゴム化合物の粘度を低減する一方、シリカの補強効果を著しく低減させ、このた
め、それらから得られた架橋物品の引張及び弾性の性質の悪化をもたらす。更に
、引張及び弾性の性質に対する良くない影響は、上記の加工助剤が、可塑剤とし
てのそれらの有効性を増大させる相対的に大きな量で添加される時に、明らかに
大きくなる。
【0018】 本願出願人は、ヒドロキシ基が結合している炭化水素主鎖を有し、該ヒドロキ
シ基が少なくとも8,000の重量平均分子量(weight-average molecular wei
ght)を有する、ヒドロキシ基含有熱可塑性ポリマーを、シリカ充填エラストマ
ー組成物に添加することによって、改善された貯蔵安定性及び加工性を有するシ
リカ充填エラストマー組成物が得られることを見出した。上記の熱可塑性ポリマ
ーは、相対的に低量で用いられるときでも、エラストマー組成物に対するシリカ
の補強効果を維持または更に強化しつつ、組成物の粘度を低減または安定化する
のに非常に有効である。換言すれば、先行技術の教示内容と反対に、エラストマ
ー組成物の加工性及び貯蔵安定性の著しい改善を、補強効果と併せて達成するこ
とができる。このため、ヒドロキシ基含有ポリマーは、エラストマー材料に補強
作用を及ぼすことが可能であり、従って、優れた引張及び動的機械的特性の両方
を保持したまま、従来の補強充填剤を、少なくとも部分的に取り替えることがで
きる。
【0019】 更に、本願出願人は、加工性及び貯蔵安定性に対する上記の有益な効果が、シ
リカ充填組成物に上記のヒドロキシ基含有熱可塑性ポリマー及び前記ヒドロキシ
基と反応性である基を有するポリマーを添加することによって更に強化され得る
ことを見出した。得られた架橋物品は、材料の強化された補強性から生じる、更
に改善された引張及び弾性の性質を有する。逆に、本願出願人は、(米国特許第
5,672,639号に開示されているように)可塑剤として160℃より低い
軟化点を有するポリ(エチレン−ビニルアルコール)の配合された脱構造化スタ
ーチをエラストマー組成物に添加することが、加硫組成物の弾性性質と、特に、
耐磨耗性との両方に有害な影響を有することを見出した。
【0020】 従って、第1の態様において、本発明は、シリカ充填エラストマー組成物の加
工性及び貯蔵安定性の改善方法に関し、前記方法は、少なくとも1つのエラスト
マージエンポリマーを、シリカを含む補強充填剤と混合する工程を含み、ヒドロ
キシ基が結合している炭化水素主鎖を有する熱可塑性ポリマーを前記組成物に添
加する工程を更に含み、前記ヒドロキシ基含有熱可塑性ポリマーは、少なくとも
8,000、好ましくは10,000〜150,000、より好ましくは12,
000〜50,000の重量平均分子量を有することを特徴とする。
【0021】 好ましい実施態様において、前記ヒドロキシ基含有ポリマーは、少なくとも1
60℃、より好ましくは170℃〜230℃、更により好ましくは180℃〜2
20℃の融点を有する。
【0022】 好ましい態様によって、前記方法は、シリカ充填エラストマー組成物に前記ヒ
ドロキシ基と反応性である官能基含有ポリマーを添加する工程を更に含む。
【0023】 別の態様によって、本発明は、 少なくとも1つのエラストマージエンポリマーと、 少なくとも1つの、シリカを含む補強充填剤と、 少なくとも1つの熱可塑性ポリマーであって、ヒドロキシ基が結合している炭化
水素主鎖を有し、少なくとも8,000、好ましくは10,000〜150,0
00、より好ましくは12,000〜50,000の重量平均分子量を有する、
ヒドロキシ基含有熱可塑性ポリマーと、を含むエラストマー組成物であり、前記
ヒドロキシ基含有ポリマーがポリ(エチレン−ビニルアルコール)であるとき、
前記組成物は脱構造化スターチを実質的に含まないことを条件とする。
【0024】 更に別の態様によって、本発明は、上記のエラストマー組成物を架橋すること
によって得られたエラストマー物品に関する。
【0025】 別の態様において、本発明は、エラストマー材料を含有する少なくとも1つの
要素を含む車両ホイール用タイヤに関し、前記エラストマー材料が、 少なくとも1つのエラストマージエンポリマーと、 少なくとも1つの、シリカを含む補強充填剤と、 少なくとも1つの熱可塑性ポリマーであって、ヒドロキシ基が結合している炭化
水素主鎖を有し、少なくとも8,000、好ましくは10,000〜150,0
00、より好ましくは12,000〜50,000の重量平均分子量を有する、
ヒドロキシ基含有熱可塑性ポリマーと、を含む組成物を架橋することによって得
られることを特徴とする。
【0026】 好ましい態様によって、前記組成物を含有する前記要素は、トレッドベルトで
ある。
【0027】 更に別の態様において、本発明は、上記のエラストマー組成物を含むトレッド
ベルトに関する。
【0028】 本説明及び請求項において、「ヒドロキシ基が結合している炭化水素主鎖を有
する熱可塑性ポリマー」(簡潔にするために同様に「ヒドロキシ基含有ポリマー
」)という表現によって、ヒドロキシ基が直接にまたは側基を介して炭化水素主
鎖に結合され、前記鎖が線状であるかまたは枝分かれしておりグリコシド結合を
含まない、合成ポリマーが意味される。周知のように、グリコシド結合は、単糖
の重縮合から生じる、加水分解によって分解性のエーテル結合であり、それは一
般に、スターチ及びセルロースなどの多糖中に存在している。
【0029】 本発明によるヒドロキシ基含有ポリマーの平均分子量は、通常、ゲル浸透クロ
マトグラフィー(GPC)による、周知の技術によって測定されてもよい。ヒド
ロキシ基含有ポリマーの融点は、示差走査熱量計(Differential Scanning Calo
rimeter)(DSC)設備など、当業者に周知の技術を用いて、示差熱分析によ
って測定されてもよい。
【0030】 好ましい実施態様によって、ヒドロキシ基含有ポリマーを、0.1〜60ph
r、より好ましくは1〜30phr、更により好ましくは2〜15phrの量で
エラストマー組成物に添加する。周知のように、「phr」は、エラストマーベ
ース100重量部当たりの重量部を意味する。
【0031】 好ましくは、ヒドロキシ基と反応性である官能基含有ポリマー(以下、簡潔に
するために、「官能化ポリマー」とも称される)は、ヒドロキシ基含有ポリマー
と官能化ポリマーとの重量比が0.5:1〜10:1、好ましくは1:1〜5:
1になるような量で、エラストマー組成物に添加される。
【0032】 好ましくは、本発明によるヒドロキシ基含有ポリマーは、(標準方法ASTM
D570によって)24℃の温度で50%の相対湿度を有する環境に24時間
暴露した後に、ポリマーの重量に対して水を少なくとも0.1重量%吸収するこ
とができる。
【0033】 本発明によるヒドロキシ基含有ポリマーは、ポリヒドロキシアルキルアクリレ
ート、ポリビニルアルコール、ビニルアルコール/ビニルアセテートコポリマー
、エチレン/ビニルアルコールコポリマー、エチレン/ビニルアルコール/ビニ
ルアセテートターポリマー、及びそれらの混合物から特に選択されてもよい。
【0034】 特に好ましい実施態様によって、前記ヒドロキシ基含有ポリマーは、鎖に沿っ
てランダムまたはブロック分布を有する、式
【化2】 の反復ユニットを含む。
【0035】 ヒドロキシ基含有ポリマーのこの好ましい種類には、ポリビニルアルコール、
エチレン/ビニルアルコールコポリマー、エチレン/ビニルアルコール/ビニル
アセテートターポリマーなどがある。式(I)の基が、例えば、脂肪族アルデヒ
ドによる部分アセチル化によって、少なくとも部分的に改質されているポリマー
もまた、用いてもよい(例えば、米国特許第4,002,796号に記載されて
いるように)。
【0036】 以下が、特に好ましい。 (i) ポリビニルアセテートの加水分解によって得られ、加水分解度が50〜
100モル%、好ましくは70〜90モル%であるビニルアルコールポリマー、
(ii)エチレンユニットの含有量が概して20〜60モル、好ましくは25〜
50モル%であるエチレン/ビニルアルコールコポリマー。
【0037】 タイプ(i)のコポリマーは、商標Mowiol(登録商標)(クラリアント
)、Gohsenol(登録商標)(ニッポンゴーセイ)、Elvanol(登
録商標)(デュポン)、Airvol(登録商標)(エアプロダクツ)として市
販されている。タイプ(ii)のコポリマーは、商標Soarnol(登録商標
)(アトケム)として市販されている。
【0038】 好ましくは、本発明に使用可能な官能化ポリマーは、カルボキシル基、無水物
基、エステル基、シラン基、エポキシ基、またはそれらの組合せから選択された
基を含有する熱可塑性炭化水素ポリマーである。ポリマー中に存在している官能
基の量は概して、ポリマー100重量部に対して0.05〜50重量部、好まし
くは0.1〜10重量部である。
【0039】 官能基は、少なくとも1つのエチレン不飽和を含有する、相当する官能化モノ
マーによる共重合によって、または、フリーラジカル開始剤(特に、有機過酸化
物)の存在下で官能化モノマーをグラフトすることによる炭化水素ポリマーの後
続の改質によって、ポリマーを製造する間に導入されてもよい。
【0040】 あるいは、炭化水素ポリマーの既存の基を適した試薬と反応させることによっ
て、例えば、主鎖に沿って及び/または側基として二重結合を含有するジエンポ
リマーを、カルボン酸またはその誘導体の存在下で、過酸(例えば、m−クロロ
過安息香酸または過酢酸)または過酸化水素とエポキシ化反応させることによっ
て、官能基を導入することが可能である。
【0041】 特に、基礎炭化水素ポリマーは、 (a)概してエチレン35〜97モル%及びアルファ−オレフィン3〜65モ
ル%を含む、3〜12個の炭素原子を有する、エチレンホモポリマー又はエチレ
ンとアルファ−オレフィンとのコポリマー(好ましくはプロピレンまたは1−オ
クテン)、 (b)エチレン及び/またはアルファ−オレフィンの合計量が10モル%より
少ない、4〜12個の炭素原子を有する、プロピレンホモポリマー又はプロピレ
ンとエチレン及び/またはアルファ−オレフィンとのコポリマー(好ましくは1
−ブテン)、 (c)50重量%以下の量の8〜20個の炭素原子を有するモノビニルアレー
ン(好ましくはスチレン)とおそらく(possibly)共重合した、4〜12個の炭
素原子を有する共役ジエンモノマーのポリマー(好ましくは1,3−ブタジエン
、イソプレンまたはそれらの混合物)、 (d)モノビニルアレーン(特にスチレン)のホモポリマーまたはそれらとエ
チレンとのコポリマー、から選択されてもよい。
【0042】 用いてもよい官能化モノマーには、例えば、少なくとも1個のエチレン不飽和
を含有するシラン、少なくとも1個のエチレン不飽和を含有するエポキシ化合物
、少なくとも1個のエチレン不飽和を含有するモノカルボン酸または、好ましく
は、ジカルボン酸、またはそれらの誘導体、特に無水物またはエステルなどであ
る。
【0043】 少なくとも1個のエチレン不飽和を含有するシランの実施例は、ガンマ−メタ
クリルオキシプロピルトリメトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、アリル
トリエトキシシラン、アリルメチルジメトキシシラン、アリルメチルジエトキシ
シラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリメトキシシ
ラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン等、またはそ
れらの混合物である。
【0044】 少なくとも1個のエチレン不飽和を含有するエポキシ化合物の実施例は、グリ
シジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、イタコン酸モノグリシジルエ
ステル、マレイン酸グリシジルエステル、ビニルグリシジルエーテル、アリルグ
リシジルエーテル等、またはそれらの混合物である。
【0045】 少なくとも1個のエチレン不飽和を含有するモノカルボン酸またはジカルボン
酸の実施例は、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコ
ン酸、アクリル酸、メタクリル酸等、及びそれらから誘導された無水物またはエ
ステル、またはそれらの混合物である。無水マレイン酸が特に好ましい。
【0046】 無水マレイン酸でグラフトされたポリオレフィンは、例えば商標Fusabo
nd(登録商標)(デュポン)、Orevac(登録商標)(エルフアトケム)
、Exxelor(登録商標)(エクソンケミカル)、Yparex(登録商標
)(DSM)によって示される市販製品として取得できる。
【0047】 本発明のポリマーベースとして有用なエラストマージエンポリマーは、タイヤ
製造に特に適した、硫黄加硫性エラストマー組成物中で一般に用いられるエラス
トマージエンポリマー、すなわち、概して20℃より低い、好ましくは0〜−9
0℃の間のガラス転移温度を有する不飽和鎖エラストマーポリマーまたはコポリ
マーの1つから選択されてもよい。このようなポリマーまたはコポリマーは天然
であってもよく、または概して50重量%以下の量で1つ以上のモノビニルアレ
ーンとおそらく混合した、1つ以上の共役ジオレフィンの溶液または乳化重合に
よって得られてもよい。
【0048】 概して、共役ジオレフィンは、4〜12個、好ましくは4〜8個の炭素原子を
有し、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエ
ン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、3−ブチル−1、3−オク
タジエン、2−フェニル−1,3−ブタジエン等、またはそれらの混合物を含む
群から選択されてもよい。1,3−ブタジエン及びイソプレンが特に好ましい。
【0049】 コモノマーとして用いてもよいモノビニルアレーンは概して、8〜20個、好
ましくは8〜12個の炭素原子を有し、例えば1−ビニルナフタレン、2−ビニ
ルナフタレンの他、いろいろなアルキル、シクロアルキル、アリール、アルキル
アリールまたはアリールアルキルスチレン誘導体、例えばアルファ−メチルスチ
レン、3−メチルスチレン、4−プロピルスチレン、4−シクロヘキシルスチレ
ン、4−ドデシルスチレン、2−エチル−4−ベンジルスチレン、4−p−トリ
ルスチレン、4−(4−フェニルブチル)スチレン等、またはそれらの混合物か
ら選択されてもよい。スチレンが特に好ましい。
【0050】 好ましくは、本発明においてポリマーベースとして有用なエラストマージエン
ポリマーは、シス−1,4− ポリイソプレン(天然または合成のいずれか、好
ましくは天然ゴム)、3,4−ポリイソプレン、ポリ−1,3ブタジエン(特に
、15〜85重量%の間の1,2−重合ユニットの含有量を有する高ビニル1,
3−ポリブタジエン、及びシス−1,4−ポリブタジエン)、ポリクロロプレン
、おそらくハロゲン化イソプレン/イソブテンコポリマー、1,3−ブタジエン
/アクリロニトリルコポリマー、スチレン/1、3−ブタジエンコポリマー、1
,3−ブタジエン/イソプレンコポリマー、スチレン/イソプレン/1、3−ブ
タジエンコポリマー、ブタジエン/アクリロニトリルコポリマー等、またはそれ
らの混合物、から選択される。
【0051】 適した停止剤またはカップリング剤との反応によって官能化されたジエンポリ
マーもまた使用してもよい。特に、有機金属開始剤(特に、有機−リチウム開始
剤)の存在下でのアニオン重合によって得られたジエンポリマーは、イミン、カ
ルボジイミド、アルキル錫ハリド、置換ベンゾフェノン、アルコキシまたはアリ
ールオキシシラン(例えば、欧州特許第EP−451,604号及び米国特許第
4,742,124号及び4,550,142号を参照のこと)などの適した停
止剤またはカップリング剤と開始剤から生じる有機金属残基を反応させることに
よって官能化されてもよい。
【0052】 シリカを、0.1〜120phr、より好ましくは20〜90phr(phr = ポリマーベース100部当たりの重量部)の量で、本発明による組成物に
添加する。本発明に従って有用なシリカは概して、50〜500m/g、好ま
しくは70〜200m/gの間のBET表面積を有する(ISO規格5794
/1によって測定)、焼成シリカ、または、好ましくは、沈降シリカである。
【0053】 カーボンブラック、アルミナ、ケイ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、カオリ
ン等、またはそれらの混合物など、付加的な補強充填剤を添加してもよい。カー
ボンブラックが特に好ましい。本発明に従って有用なカーボンブラック銘柄は、
概して20m/g以上の表面積を有する(ISO規格6810に記載されたよ
うにCTAB吸収性によって測定)、タイヤ製造に従来から用いられた銘柄から
選択されてもよい。
【0054】 本発明による組成物に、シリカカップリング剤を有利に混入することができ、
それは、シリカと相互作用して、加硫の間にエラストマーベースにそれを結合す
ることができる。
【0055】 好ましい使用のカップリング剤は、例えば次の構造式: (R)Si−C2n−X (II) によって同定できる、シランベースのカップリング剤であり、 式中、等しいかまたは互いに異なったR基が、アルキル、アルコキシ、アリール
オキシ基またはハロゲン原子から選択される。ただし、R基の少なくとも1個が
アルコキシまたはアリールオキシ基であり、nが1〜6の整数であり、Xが、亜
硝酸(nitrous)、メルカプト、アミノ、エポキシ、ビニル、イミド、クロロ、
−(S)−C2n−Si(R)(m及びnが1〜6の整数であり、R基
が上に規定した通り)から選択された基である。
【0056】 それらのうち、シランベースのカップリング剤、ビス(3−トリエトキシシリ
ルプロピル)テトラスルフィド(Si69)が特に好ましく、そのままでまたは
少量の不活性充填剤(例えば、カーボンブラック)と好適に混合してゴム組成物
中への同カップリング剤の混入を容易にする。
【0057】 本発明による方法は、シリカ充填エラストマー組成物にシラノール縮合触媒の
有効量を添加する工程を更に有してもよい。
【0058】 シラノール縮合触媒を概して、シリカの重量に対して0.05〜7重量%、好
ましくは0.1〜5重量%の量で添加してもよい。
【0059】 シラノール縮合触媒は、縮合反応のための本技術分野に周知の触媒、特に、 −錫、亜鉛、ジルコニウム、鉄、鉛、コバルト、バリウム、カルシウム、マンガ
ン等の金属のカルボン酸塩、例えば、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジア
セテート、ジオクチル錫ジラウレート、酢酸第一錫、カプリル酸第一錫、ナフテ
ン酸鉛、カプリル酸亜鉛、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、オクタン酸第
一鉄、鉄2−エチルヘキサノエート等、 −アリールスルホン酸またはそれらの誘導体、例えば、p−ドデシルベンゼンス
ルホン酸、テトラプロピルベンゼンスルホン酸、アセチルp−ドデシルベンゼン
スルホネート、1−ナフタレンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、アセチ
ルメチルスルホネート、アセチルp−トルエンスルホネート等、 −アミン及びアルカノールアミン、例えばエチルアミン、ジブチルアミン、ヘキ
シルアミン、ピリジン、ジメチルエタノールアミン等、 またはそれらの混合物から選択することができる。
【0060】 ジブチル錫ジラウレートが特に好ましい。
【0061】 本発明による組成物を、周知の技術によって、特にジエンエラストマーために
一般に使用される硫黄ベースの加硫システムで加硫してもよい。この目的のため
に、第1の熱機械作業工程の後に、硫黄または硫黄含有加硫剤を、加硫活性剤及
び促進剤と共に組成物中に混入する。この第2の作業工程において、温度は概し
て、望ましくない予備架橋現象を防ぐために、120℃より低い温度、好ましく
は100℃より低い温度に保持される。
【0062】 最も有利な加硫剤は、当業者に周知の促進剤及び活性剤を有する、硫黄または
硫黄含有分子(硫黄供与体)である。
【0063】 特に有効な活性化剤は亜鉛化合物であり、特に、ZnO、ZnCO、8〜1
8個の炭素原子を有する飽和または不飽和脂肪酸の亜鉛塩、例えばZnO及び脂
肪酸、並びにBiO、PbO、Pb、PbO、及びそれらの混合物から
出発するゴム組成物中で好ましくはin situ形成された(formed in situ
)、ステアリン酸亜鉛である。
【0064】 一般に有用な促進剤は、ジチオカルバメート、グアニジン、チオ尿素、チアゾ
ール、スルフェンアミド、チオウラム(tiourams)、アミン、キサンテート等、
またはそれらの混合物、から選択されてもよい。
【0065】 本発明による組成物には、それらが目的とする各々の特定のアプリケーション
に基づいて選択された一般的に有用な他の添加剤を含有してもよい。例えば、以
下の添加剤を前記組成物に添加してもよい。酸化防止剤、抗老化剤(antiageing
agents)、可塑剤、接着剤、オゾン分解防止剤、改質樹脂、繊維(例えば、K
evlar(登録商標)パルプ)等。
【0066】 特に、加工性を更に改善するために、鉱油、植物油、合成油等、またはそれら
の混合物、例えば、芳香油、ナフテン油、フタレート、大豆油等、から概して選
択された可塑剤を、本発明の架橋組成物に添加してもよい。可塑剤の量は概して
、2〜100phrの範囲、好ましくは5〜50phrの範囲であってもよい。
【0067】 本発明による組成物の調製は、本技術分野に周知の技術によって、ポリマーの
成分を補強充填剤及び他の添加剤と混合することによって行われてもよい。混合
は、例えば開放形ミルミキサによって、または接線(バンバリー)または貫入(
インターミックス)ロータを有するタイプの密閉式ミキサによって、またはコニ
ーダー(バス)タイプの、または二軸スクリュー式同時回転または逆転タイプの
連続ミキサ内で、行われてもよい。
【0068】 ヒドロキシ基含有ポリマー、及び任意の成分として官能化ポリマーは、粉末、
ビーズまたはペレットの形状で用いてもよい。他の成分との混合を改善するため
に、このようなポリマーを、グリセリン、ペンタエリトリトなどの可塑剤と組み
合わせて用いてもよい。好ましくは、本発明による組成物は、2つの工程で製造
される。第1の工程において、ヒドロキシ基含有ポリマー及びおそらく官能化ポ
リマーを、エラストマーベースの一部分と混合し、それによってマスターバッチ
を形成する。後続の工程において、従来の方法によって、マスターバッチを、エ
ラストマーベースの残りの部分及び他の成分と混合する。エラストマーベース中
の熱可塑性ポリマーのすぐれた分散系を得るために、マスターバッチの第1の調
製工程は、120℃より高い温度で、連続ミキサ、例えば二軸スクリュー押出機
中で好ましくは行われる。使用することが好ましい連続ミキサは、スクリューの
調節可能な幾何学的配置、及びシリンダの熱プロフィルによって特性決定される
。好ましくは、マスターバッチは、180〜230℃、より好ましくは190〜
230℃の温度の連続ミキサ内で調製される。
【0069】 いま、本発明を、添付した図1を参照して、いくつかの実施例によって説明す
る。図1は、本発明によるタイヤの横断面を部分的に表した図を示す。
【0070】 図1を参照して、タイヤ1は通常、少なくとも1つのカーカスプライ2を含み
、かかるカーカスプライ2の両端はそれぞれのビードワイヤー3と連結し、かか
るビードワイヤー3はタイヤの周方向内端縁に沿うビード4内に各々組み入れら
れ、ビードにおいて、タイヤは車両ホイールの一部を作るリム5上に接合する。
図1に示されるように、カーカスプライ2とビードワイヤー3との間の連結は通
常、ビードワイヤー3の周りにカーカスプライ2を曲げることによって達成され
る。
【0071】 あるいは、従来型のビードワイヤー3を、(図1に表されていない)同心コイ
ルとして延在する伸び要素の形状の、一対の周方向に非延長性の(inestensible
)環状インサートで置き換えてもよい(例えば欧州特許出願第928,680号
及び928,702号を参照のこと)。後者のケースでは、カーカスプライ2は
ビードワイヤー3の周りに曲げられず、それらの間の連結は第1のカーカスプラ
イの外部に付与された(図1に表されていない)第2のカーカスプライによって
提供される。
【0072】 カーカスプライ2の周方向の展開に沿って、1枚のシートのゴム組成物中に混
入された布または金属弦から作製された、1つ以上のベルトストリップ6が付与
される。カーカスプライ2の外部の、該カーカスプライのそれぞれの向かい合っ
た側部分に、一対のサイドウォール7が付与され、それらの各々は、ビード4か
ら、タイヤのいわゆる「肩」領域8まで延在する。「肩」領域8は、ベルトスト
リップ6の向かい合った端部において画定される。トレッド9は、ベルトストリ
ップ6上に周方向に付与され、その側端縁は、肩8を終端とし、サイドウォール
7と接続する。トレッド9には、地面との接触を意図した、転がり面9aが外部
に設けられる。そこにおいて、添付した図に示されていない横スリットが間に入
った、周方向溝10が形成され、転がり面9a上にいろいろに分配された、複数
のブロック11を画定する。
【0073】 本発明によるタイヤの製造方法は、本技術分野に周知の技術及び機器で行われ
てもよい。より詳しくは、このような方法は通常、未加工タイヤの組立工程を含
み、そこにおいて、タイヤの異なった部分(カーカスプライ、ベルトストリップ
、ビードワイヤー、充填物、サイドウォール及びトレッド)に相当する、互いに
別々に予め作製したいろいろな半製品が、適した組立機械で互いに結合される。
半完成要素を用いずにタイヤまたはその部品を製造する別の方法が、例えば、上
に記載した特許欧州出願EP−928,680号及びEP−928,702号に
記載されている。その後、このように得られた未加工タイヤは後続の造形及び架
橋工程に移される。この目的のために、成形キャビティ内で製造中のタイヤを収
容するようにされた加硫型が用いられる。かかる成形キャビティは、架橋が終了
したときのタイヤの外面に対して逆の形をした壁を有する。未加工タイヤの造形
は、成形キャビティの壁に未加工タイヤの外面を押し付けるために、タイヤの内
面によって画定されたスペースに加圧流体を供給することによって行われてもよ
い。最も広く用いられる造形方法の1つでは、エラストマー材料から作られた加
硫チャンバーを、蒸気及び/または他の流体で充填し、成形キャビティ内に密閉
されたタイヤ中で膨張させる。このようにして、未加工タイヤは成形キャビティ
の内壁に押し付けられ、望ましい造形を得る。あるいは、造形は、得られるタイ
ヤの内面の配置に従って造形された円環金属支持体をタイヤの内側に用意するこ
とによって、膨張式加硫チャンバーなしで行われてもよい(例えば欧州特許第E
P−242,840号を参照のこと)。円環金属支持体と未加工エラストマー材
料との間の異なった熱膨張率が、適切な成形圧力を達成するように利用される。
【0074】 この時点で、タイヤに存在している未加工エラストマー材料の架橋工程が行わ
れる。この目的のために、加硫型の外壁は加熱流体(概して、蒸気)と接触させ
られ、外壁は、概して100℃〜230℃の間の最高温度に達する。同時に、タ
イヤの内面は、成形キャビティの壁にタイヤを押し付けるために使用された同じ
加圧流体で架橋温度にさせられ、100℃〜250℃の間の最高温度まで加熱さ
れる。エラストマー材料の塊の全体にわたって良好な架橋度を得るために必要な
時間は、概して3分〜90分の範囲とすることができるが、主にタイヤの寸法に
依存する。
【0075】 本発明を更に説明するためのいくつかの実施例が、以下に記載される。
【0076】 実施例1〜3 マスターバッチの調製 表1に記載した(量は全体の重量%として表される)本発明による組成物(マ
スターバッチ)を、次のように調製した。
【0077】 成分のドライブレンド(a dry blend of the ingredients)を、長さ/直径比
L/D=30を有する平行二軸スクリュー(同時回転)押出機に供給した。押出
しの間に達した最高温度は200℃±5℃であった。マスターバッチを空気冷却
した。
【0078】
【表1】
【0079】 SBR :エキステンション油(extension oil)37.5 phrと混合し
た、スチレン40重量%を含有する、乳化重合によって得られたスチレン/ブタ
ジエンコポリマー(略称SBR 1721としてエニケムエラストメリによって
市販されている)。
【0080】 PVA :83モル%の加水分解度、2.8±0.3 mPa・s2の粘度(
DIN 53 015)、180℃の融点、18,000の重量平均分子量Mw
を有する、ポリビニルアセテートの加水分解によって得られたポリビニルアルコ
ール(Mowiol(登録商標) 3−83としてクラリアントイタリアによっ
て市販されている)。
【0081】 PE− MA :(190℃及び2.16kgでの)メルトフローインデック
スが4である、無水マレイン酸0.5重量%でグラフトしたポリエチレン(Or
evac(登録商標) OE 330としてエルフアトケムによって市販されて
いる)。
【0082】 実施例4〜5 シリカの充填された硫黄加硫性ゴム組成物を調製した。組成物を表2Aに記載
する(phr単位)。PVAのマスターバッチをシリカの部分的な代用品として
用いた。
【0083】 硫黄及び促進剤以外のすべての成分を、およそ3〜5分間、密閉式ミキサー(
モデルPomini PL 1.6)中で混合した(第1の工程)。145±
5℃の温度に達するとすぐに、ゴム組成物を排出した。その後、硫黄及び促進剤
を、実験室用シリンダオープンミキサ内で混合することによって添加した(第2
の工程)。
【0084】
【表2】
【0085】 SBR: エキステンション油37.5 phrと混合した、スチレン25重
量%を含有する、乳化重合によって得られたスチレン/ブタジエンコポリマー(
略称SBR 5025としてバイエルによって市販されている)。
【0086】 BR: シス−1, 4−ポリブタジエン(製品Europrene Neo
cis(登録商標)BR 40−エニケムエラストメリ)。
【0087】 DPG: ジフェニルグアニジン(製品Vulkacit(登録商標)D−バ
イエル)。
【0088】 CBS: n−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジル−スルフェンアミド (
製品Vulkacit(登録商標) CZ−バイエル)。
【0089】 シリカ: 沈降シリカ(製品Zeosil(登録商標) 1165MP−ロー
ヌプーラン)。
【0090】 シラン:ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(50%
のカーボンブラック及び50%のシランを含む製品X50S−デガッサ)(表に
記載した値が、添加されたシランの実際の量を指す)。
【0091】 酸化防止剤:フェニル−p−フェニレンジアミン。
【0092】 上記の組成物の100℃でのムーニー粘度ML(1+4)(規格ISO 28
9/1による)を、室温で1日及び8日間貯蔵した後に測定した。結果を表2B
に記載する。
【0093】 このように調製した組成物を、モンサントMDRレオメーターを利用してMD
R流動度測定分析にかけ、1.66Hz(毎分100回の振動)の振動周波数及
び±0.5°の振動振幅で、60分間151℃で試験を行った。機械的性質(I
SO規格37による)及び23℃及び100℃でのIRHD度での硬度(ISO
規格48による)を、30分間151℃で架橋した前述の組成物の試料で測定
した。結果を表2Bに示す。
【0094】 表2Bはまた、次の方法に基づき、牽引圧縮モードにおいてダイナミックイン
ストロン装置(dynamic Instron device)によって測定された動的弾性性質を示
す。初期長さに対して10%の長さ方向の変形にまで圧縮プリロード(compress
ion-preloaded)され、試験の全時間、予め一定にした温度(70℃または10
℃)に維持された、円筒状の形状(長さ = 25mm、直径 = 14mm)
を有する架橋材料の試験片を、100Hzの周波数で、プリロードのもとでの長
さに対して±3.33%の振幅を有する動的シヌソイド歪み(dynamic sinusoid
al strain)にかけた。動的弾性性質は動的弾性率(E’)及びタンデルタ(tan
delta)(損失率)値を用いて表される。周知のように、タンデルタの値は、粘
性率(E’’)と弾性率(E’)との比として計算され、それらの両方が上記の
動的測定で確認される。
【0095】 最後に、DIN摩耗の値をISO規格4649に従って測定し、表2Bに同様
に記載し、(100であると考えられる)実施例4の対照用組成物に対しての相
対的な容積の減量として表した。
【0096】
【表3】
【0097】 実施例6〜9 シリカの充填された硫黄加硫性ゴム組成物を、実施例4〜5について記載した
ものと同じ方法で調製した。組成物を(phr単位で)表3Aに記載する。PV
Aのマスターバッチを添加剤として用い、シリカの同量を維持した。比較のため
に、ポリエチレングリコール(PEG 600)またはソルビトールモノオレエ
ートをPVA マスターバッチの代わりにシリカ安定剤として用い、同じ組成物
を調製した。
【0098】 実施例4〜5の同じ測定を、このように得られたゴム組成物で行った。結果を
表3Bに示す。
【0099】
【表4】
【0100】 SBR :エキステンション油37.5 phrと混合した、スチレン25重
量%を含有する、乳化重合によって得られたスチレン/ブタジエンコポリマー(
略称SBR 5025としてバイエルによって市販されている)。
【0101】 BR : シス−1,4−ポリブタジエン(製品Europrene Neo
cis(登録商標)BR 40−エニケムエラストメリ)。
【0102】 PEG600: ポリエチレングリコール(製品Lipoxol(登録商標)
600 コンデアヘミー GmbH)。
【0103】 SMO :ソルビタンモノオレエート(製品Span(登録商標)80−IC
I)。
【0104】 DPG : ジフェニルグアニジン(製品Vulkacit(登録商標)D−
バイエル)。
【0105】 CBS:n−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジル−スルフェンアミド(製品
Vulkacit(登録商標)CZ−バイエル)。
【0106】 シラン:ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(50%
のカーボンブラック及び50%のシランを含む製品X50S−デガッサ)(表に
記載した値が、添加されたシランの実際の量を指す)。
【0107】 酸化防止剤:フェニル−p−フェニレンジアミン。
【0108】
【表5】
【0109】 実施例10〜13 シリカ及びカーボンブラックの混合物の充填された硫黄加硫性ゴム組成物を、
実施例4〜5について記載したものと同じ方法で調製した。組成物を(phr単
位で)表4Aに記載する。PVAのマスターバッチを、シリカの同量を維持した
まま、カーボンブラックの部分的な代用品として用いた。実施例13において縮
合触媒(DBTL)を添加した。
【0110】 実施例4〜5の同じ測定を、このように得られたゴム組成物で行った。結果を
表4Bに示す。
【0111】
【表6】
【0112】 SBR :エキステンション油37.5 phrと混合した、スチレン40重
量%を含有する、乳化重合によって得られたスチレン/ブタジエンコポリマー(
略称SBR 1721としてバイエルによって市販されている)。
【0113】 BR : シス−1,4−ポリブタジエン(製品Europrene Neo
cis(登録商標)BR 40−エニケムエラストメリ)。
【0114】 CBS: n−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジル−スルフェンアミド(製
品Vulkacit(登録商標)CZ−バイエル)。
【0115】 DBTL: ジブチル錫ジラウレート。
【0116】 シラン: ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(50
%のカーボンブラック及び50%のシランを含む製品X50S、デガッサ)。(
表に記載した値が、添加されたシランの実際の量を指す)
【0117】 酸化防止剤:フェニル−p−フェニレンジアミン。
【0118】
【表7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/08 C08L 29/04 B 29/04 33/14 33/14 101/06 101/06 C08K 5/54 (31)優先権主張番号 00112490.8 (32)優先日 平成12年6月13日(2000.6.13) (33)優先権主張国 欧州特許庁(EP) (31)優先権主張番号 60/212,665 (32)優先日 平成12年6月20日(2000.6.20) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ザニチェッリ,クラウディオ イタリア国,アイ−28010 ネッビウノ, 18,ヴィア カセ スパルセ−コッリ フィオリチ (72)発明者 アルビザッティ,エンリコ イタリア国,アイ−28040 レサ, 2, ヴィア トリエステ Fターム(参考) 4J002 AC021 AC061 AC071 AC081 AC113 AC121 BB213 BE022 BE032 BG072 BH003 CD193 DA037 DJ016 EX018 EX038 EX078 FD016 FD017 GN01

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのエラストマージエンポリマーを、シリカを
    含む補強充填剤と混合する工程を含む、シリカ充填エラストマー組成物の加工性
    及び貯蔵安定性の改善方法であって、ヒドロキシ基が結合している炭化水素主鎖
    を有する熱可塑性ポリマーを前記組成物に添加する工程を更に含み、前記ヒドロ
    キシ基含有熱可塑性ポリマーが、少なくとも8,000の重量平均分子量を有す
    ることを特徴とする、方法。
  2. 【請求項2】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、10,000〜150,
    000の重量平均分子量を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、12,000〜50,0
    00の重量平均分子量を有する、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが少なくとも160℃の融点
    を有する、請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが170℃〜230℃の融点
    を有する、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが180℃〜220℃の融点
    を有する、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが0.1〜60phrの量で
    添加される、請求項1〜6の何れか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、ポリヒドロキシアルキル
    アクリレート、ポリビニルアルコール、ビニルアルコール/ビニルアセテートコ
    ポリマー、エチレン/ビニルアルコールコポリマー、エチレン/ビニルアルコー
    ル/ビニルアセテートターポリマー、及びそれらの混合物、から選択される、請
    求項1〜7の何れか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、(i)50〜100モル
    %の加水分解度の、ポリビニルアセテートの加水分解によって得られたビニルア
    ルコールポリマー、(ii)20〜60モル%のエチレンユニットの含有量を有
    するエチレン/ビニルアルコールコポリマー、から選択される、請求項8に記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 前記ヒドロキシ基と反応性である官能基含有ポリマーを前
    記組成物に添加する工程を更に含む、請求項1〜9の何れか一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記官能化ポリマーが、カルボキシル基、無水物基、エス
    テル基、シラン基、エポキシ基、またはそれらの組合せから選択された基を含有
    する熱可塑性炭化水素ポリマーである、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記官能化ポリマーが、前記ヒドロキシ基含有ポリマーと
    前記官能化ポリマーとの重量比が0.5:1〜10:1になるような量で前記エ
    ラストマー組成物に添加される、請求項10または11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、エラストマーポリマー
    中に予め分散されて前記組成物に添加される、請求項1〜12の何れか一項に記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、前記官能化ポリマーと
    組み合わせてエラストマーポリマー中に予め分散されて前記組成物に添加される
    、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ヒドロキシ基含有ポリマー、及び、任意に、前記官能
    化ポリマーが、180〜230℃の温度で連続ミキサによってエラストマーポリ
    マー中に予め分散される、請求項13または14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 シリカが0.1〜120phrの量で添加される、請求項
    1〜15の何れか一項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 シリカが20〜90phrの量で添加される、請求項16
    に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記組成物に付加的な補強充填剤としてカーボンブラック
    を添加する工程を更に含む、請求項1〜17の何れか一項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記組成物にシリカカップリング剤を添加する工程を更に
    含む、請求項1〜18の何れか一項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記組成物にシラノール縮合触媒の有効量を添加する工程
    を更に含む、請求項1〜19の何れか一項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記シラノール縮合触媒がジブチル錫ジラウレートである
    、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 少なくとも1つのエラストマージエンポリマーと、 少なくとも1つの、シリカを含む補強充填剤と、 少なくとも1つの熱可塑性ポリマーであって、ヒドロキシ基が結合している炭
    化水素主鎖を有し、少なくとも8,000の重量平均分子量を有する、ヒドロキ
    シ基含有熱可塑性ポリマーと、を含むエラストマー組成物であり、 前記ヒドロキシ基含有ポリマーがポリ(エチレン−ビニルアルコール)である
    とき、該組成物が脱構造化スターチを実質的に含まない、エラストマー組成物。
  23. 【請求項23】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、10,000〜150
    ,000の重量平均分子量を有する、請求項22に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、12,000〜50,
    000の重量平均分子量を有する、請求項23に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、少なくとも160℃の
    融点を有する、請求項22〜24の何れか一項に記載の組成物。
  26. 【請求項26】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、170℃〜230℃の
    融点を有する、請求項25に記載の組成物。
  27. 【請求項27】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、180℃〜220℃の
    融点を有する、請求項26に記載の組成物。
  28. 【請求項28】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、少なくとも160℃の
    融点を有する、請求項22〜27の何れか一項に記載の組成物。
  29. 【請求項29】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、170℃〜230℃の
    融点を有する、請求項28に記載の組成物。
  30. 【請求項30】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、180℃〜220℃の
    融点を有する、請求項29に記載の組成物。
  31. 【請求項31】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、0.1〜60phrの
    量で存在している、請求項22〜30の何れか一項に記載の組成物。
  32. 【請求項32】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、ポリヒドロキシアルキ
    ルアクリレート、ポリビニルアルコール、ビニルアルコール/ビニルアセテート
    コポリマー、エチレン/ビニルアルコールコポリマー、エチレン/ビニルアルコ
    ール/ビニルアセテートターポリマー、及びそれらの混合物から選択される、請
    求項22〜31の何れか一項に記載の組成物。
  33. 【請求項33】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、鎖に沿ってランダムま
    たはブロック分布を有する、式 【化1】 の反復ユニットを含む、請求項22〜32の何れか一項に記載の組成物。
  34. 【請求項34】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、 (i)50〜100モル%の加水分解度の、ポリビニルアセテートの加水分解
    によって得られたビニルアルコールポリマーと、 (ii)20〜60モル%のエチレンユニットの含有量を有するエチレン/ビ
    ニルアルコールコポリマーと、から選択される、請求項33に記載の組成物。
  35. 【請求項35】 前記ヒドロキシ基と反応性である官能基含有ポリマーを更
    に含む、請求項22〜34の何れか一項に記載の組成物。
  36. 【請求項36】 前記官能化ポリマーが、カルボキシル基、無水物基、エス
    テル基、シラン基、エポキシ基、またはそれらの組合せから選択された基を含有
    する熱可塑性炭化水素ポリマーである、請求項35に記載の組成物。
  37. 【請求項37】 前記官能化ポリマーが、前記ヒドロキシ基含有ポリマーと
    前記官能化ポリマーとの重量比が0.5:1〜10:1になるような量で存在し
    ている、請求項35または36に記載の組成物。
  38. 【請求項38】 前記官能化ポリマーが、前記ポリマーの100重量部に対
    して、0.05〜50重量部の官能基の量を有する、請求項35〜37の何れか
    一項に記載の組成物。
  39. 【請求項39】 前記官能化ポリマーが、前記ポリマーの100重量部に対
    して、0.1〜10重量部の官能基の量を有する、請求項38に記載の組成物。
  40. 【請求項40】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーがエラストマーポリマー中
    に予め分散される、請求項22〜39の何れか一項に記載の組成物。
  41. 【請求項41】 前記ヒドロキシ基含有ポリマーが、前記官能化ポリマーと
    組み合せてエラストマーポリマー中に予め分散される、請求項40に記載の組成
    物。
  42. 【請求項42】 シリカが0.1〜120phrの量で存在している、請求
    項22〜41の何れか一項に記載の組成物。
  43. 【請求項43】 シリカが20〜90phrの量で存在している、請求項4
    2に記載の組成物。
  44. 【請求項44】 前記補強充填剤が、カーボンブラックを更に含む、請求項
    22〜43の何れか一項に記載の組成物。
  45. 【請求項45】 シリカカップリング剤を更に含む、請求項22〜44の何
    れか一項に記載の組成物。
  46. 【請求項46】 硫黄または硫黄含有加硫剤を更に含む、請求項22〜45
    の何れか一項に記載の組成物。
  47. 【請求項47】 請求項22〜46の何れか一項に記載のエラストマー組成
    物を架橋することによって得られたエラストマー物品。
  48. 【請求項48】 エラストマー材料を含有する少なくとも1つの要素を含む
    車両ホイール用タイヤであって、前記エラストマー材料が、 少なくとも1つのエラストマージエンポリマーと、 少なくとも1つの、シリカを含む補強充填剤と、 少なくとも1つの熱可塑性ポリマーであって、ヒドロキシ基が結合している炭
    化水素主鎖を有し、少なくとも8,000の重量平均分子量を有する、ヒドロキ
    シ基含有熱可塑性ポリマーと、を含む組成物を架橋することによって得られるこ
    とを特徴とする、車両ホイール用タイヤ。
  49. 【請求項49】 前記組成物を含有する前記要素がトレッドベルトである、
    請求項48に記載のタイヤ。
  50. 【請求項50】 前記組成物が請求項22〜46の何れか一項によって規定
    される、請求項48または49に記載のタイヤ。
  51. 【請求項51】 請求項22〜46の何れか一項に記載のエラストマー組成
    物を含むトレッドベルト。
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