JP2003519226A - 新規のインドール誘導体 - Google Patents

新規のインドール誘導体

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JP2003519226A
JP2003519226A JP2001550220A JP2001550220A JP2003519226A JP 2003519226 A JP2003519226 A JP 2003519226A JP 2001550220 A JP2001550220 A JP 2001550220A JP 2001550220 A JP2001550220 A JP 2001550220A JP 2003519226 A JP2003519226 A JP 2003519226A
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indole
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propyl
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ルーランド・トーマス
クローグ−イェンセン・クリスチャン
ロットレンダー・マリオ
ミケルセン・ギッテ
アンデルセン・キム
モルツェン・エーナー・クヌート
Original Assignee
ハー・ルンドベック・アクチエゼルスカベット
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は、XがOまたはSであり、nが2、3、4、5、6、7、8、9または10であり、YがN、CまたはCHであり、点線が場合によっては結合を示し、R1 、R1 ' 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、R 9 、R10、R11およびR12は明細書に規定した通りである式(I)の化合物に関する。この化合物は5−HT1aレセプターの配位子である。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [発明の詳細な説明] 本発明は、5-HT1Aレセプターに強力に結合する新規インドール誘導体、これら
の化合物を含有する薬学的調合物及び特定の精神及び神経障害の治療にこれを使
用する方法に関する。更に、本発明の多くの化合物は強力なセロトニン再取り込
み阻害活性及び(又は)D4 −リガンドであり、鬱病及び精神病の治療に特に有
用であるとみなされている。
【0002】 背景 臨床及び薬理研究に、5-HT1Aアゴニスト及び半アゴニストが一連の情動障害、
たとえば全身性不安障害、パニック障害、強迫性障害、うつ病及び攻撃の治療に
有用であることが示された。
【0003】 また、5-HT1Aリガンドが虚血の治療に有用であることも報告された。
【0004】 5-HT1Aアンタゴニスト及び前臨床及び臨床データに基づくこれらのアンタゴニ
ストに対する提案された起こりうる治療目標の概要は、Schechter 等、Serotoni
n,1997,Vol. 2,第7版に記載されている。これには5-HT1Aアンタゴニストが精神
分裂症、老人性痴呆症、アルツハイマー病に関連する痴呆症の治療に有用であり
かつうつ病の治療に有用であるSSRI抗うつ剤と組み合わせて有用であると開
示されている。
【0005】 5-HT再取り込み阻害剤はよく知られた抗うつ薬であり、パニック障害及びソー
シャルホビアの治療に有用である。
【0006】 セロトニン再取り込みを阻害する化合物と5-HT1Aレセプターアンタゴニストの
組み合わせ投与の効果は、いくつかの研究で評価された(Innis, R.B. 等, Eur.
J. Pharmacol., 1987, 143, p195-204及びGartside, S.E., Br. J. Pharmacol.1
995, 115, p1064-1070, Blier, P. 等, Trends Pharmacol. Sci. 1994, 15, 220
) 。これらの研究において、5-HT1Aレセプターアンタゴニストとセロトニン再取
り込み阻害剤の組み合わせは治療作用のより一層迅速な開始を生じることを見出
した。
【0007】 ドパミンD4 レセプターは神経弛緩薬の抗精神病効果に関与するとみなされる
ドパミンD2 様レセプターのファミリーに属する。ドパミンD4 レセプターは第
一に線条以外の脳領域に存在し、これによってドパミンD4 レセプターリガンド
が抗精神病作用を有し、かつ錐体外路の活性を欠いていることが示唆される。
【0008】 したがってドパミンD4 レセプターリガンドは精神病及び精神分裂症の陽性症
状の治療に有効な医薬であって、ドパミンD4 及びセロトニン様レセプターで組
み合わせ効果を示す化合物は精神分裂症の陰性症状、たとえば不安及びうつ病、
アルコール乱用、衝動調節障害、攻撃、慣用の抗精神病薬によって誘発される副
作用、虚血性疾患状態、偏頭痛、老人性痴呆症及び心臓血管系障害にそして睡眠
の改善により良好な効果を及ぼすというもう一つの利点を有する。
【0009】 ドパミンD3 レセプターもドパミンD2 レセプター様レセプターのファミリー
に属する。抗精神病薬のD3 アンタゴニスト性質は陰性症状及び認知欠損を減少
させ、EPS及びホルモン変化に対して改善された副作用プロフィールをもたら
すと考えられる。
【0010】 したがって、5-HT1Aレセプターに作用する剤、アゴニスト及びアンタゴニスト
の双方は精神及び神経障害の治療に有効に使用され、そしてこれが極めて望まれ
ると考えられる。更に、強力なセロトニン再取り込み阻害活性及び(又は)D4 及び(又は)D3 活性を同時にを有するアンタゴニストは種々の精神及び神経疾
患の治療に特に有用であることができる。
【0011】 本発明の化合物と構造上類似する化合物は、以前に開示されていた。
【0012】 国際特許出願(WO)第9955672号明細書に5-HT1Aレセプター及びD2 レセプター親和性を有するインドール誘導体の一般式が記載されている。
【0013】 WO900792には、5−HT1A及び5−HT1D並びにD2 −レセプターリ
ガンドとして利用されるインドール誘導体の一般式が記載されている。
【0014】 本発明者は、ある種のインドール誘導体が5-HT1Aリガンドとして特に有用であ
ることを見出した。
【0015】 更に本発明者は、これらの化合物の多くがその他の非常に有益な性質、たとえ
ば強力なセロトニン再取り込み阻害活性及び(又は)D4 レセプターに対する親
和性を有することを見出した。
【0016】
【発明の構成】
本発明は以下の構成よりなる: 一般式(I)
【0017】
【化2】 [式中、XはOまたはSであり; nは2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは2または3であり、 YはN、CまたはCHであり; 点線は任意の結合を表し; R1 およびR1'は互いに無関係に水素原子またはC1 〜C6 −アルキルであ り; R7 、R8 、R10、R11およびR12は互いに無関係に、水素原子、ハロ ゲン原子、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C 1 〜C6 −アルキル、C2 〜C6 −アルケニル、C2 〜C6 −アルキニル、C 3 〜C8 −シクロアルキル、C3 〜C8 −シクロアルキル−C1 〜C6 −アル キル、C1 〜C6 −アルコキシ、C1 〜C6 −アルキルスルファニル、ヒドロ キシ、ホルミル、アシル、アミノ、C1 〜C6 −アルキルアミノ、ジ(C1 〜 C6 −アルキル)アミノ、アシルアミノ、C1 〜C6 −アルコキシカルボニル アミノ、アミノカルボニルアミノ、C1 〜C6 −アルキルアミノカルボニルア ミノおよびジ(C1 〜C6 −アルキル)アミノカルボニルアミノであり; R9 は水素原子、C1 〜C6 −アルキルまたはアシルであり; 2 、R3 、R4 、R5 およびR6 は互いに無関係に、水素原子、ハロゲン 原子、シアノ、ニトロ、C1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルコキシ、C 1 〜C6 −アルキルスルファニル、C1 〜C6 −アルキルスルホニル、ヒドロ キシ、ヒドロキシ−C1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルコキシカルボニ ル、アシル、C3 〜C8 −シクロアルキル、C3 〜C8 −シクロアルキル−C 1 〜C6 −アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、NH2 、 NR1314であり、ただしR13およびR14は互いに無関係に水素原子、C1 〜 C6 −アルキル、C3 〜C8 −シクロアルキルまたはフェニルであるか;また はR13およびR14はそれらが結合する窒素原子と一緒に5〜6員炭素環を形成 し、そしてこの環は場合によっては他のヘテロ原子を有する。] で表される化合物、それのエナンチオマーおよび薬学的に許容されるそれの酸付
加塩。
【0018】 本発明は、上に規定された式(I)の少なくとも1種類の化合物またはそれの
薬学的に受け入れられ得る酸付加物またはそれのプロドラッグを治療に有効な量
で、かつ1種類以上の薬学的に受け入れられ得るキャリヤーまたは希釈剤との組
み合わせで含有する薬剤を提供する。
【0019】 本発明は、上に規定された式(I)の化合物またはそれの酸付加物またはプロ
ドラッグを、潜在的に5−HT1a−レセプターのリガンドに応答を示す疾患およ
び障害の治療に、セロトニン再取り込みおよび/またはドーパミンD4 レセプタ
ーのリガンドと組み合わせて用いることに関する。
【0020】 本発明は更に、式(I)の化合物を有効量を投与することを特徴とする、潜在
的に5−HT1a−レセプターのリガンドに応答を示す人間の疾患および障害の治
療にセロトニン再取り込みおよび/またはドーパミンD4 レセプターのリガンド
と組み合わせて用いる方法に関する。
【0021】 本発明の化合物を投与することによって治療するべき疾患および障害には以下
のものがある:全身化不安障害、パニック障害、強迫障害、鬱病、社会恐怖症(
social phobia)、取り込み障害および躁病の様な情動障害および精神病の様な神
経障害。
【0022】 本発明の有利な実施態様は、 XはOまたはSであり; nは2、3、4または5であり; mは2または3であり、 YはNまたはCHであり; R1 およびR1'は両方が水素原子であり; R7 、R8 、R10、R11およびR12の1つまたは2つが互いに無関係に水素原
子、ハロゲン原子、CF3 、CNまたはC1 〜C6 −アルキルであり、そしてR 7 、R8 、R10、R11およびR12の残りが水素原子であり; R9 は水素原子であり; R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 は互いに無関係に、水素原子、ハロゲン原
子、C1 〜C6 −アルキル、C3 〜C8 −シクロアルキル、C1 〜C6 −アルコ
キシ、ヒドロキシ、ニトロ、CN、CF3 、OCF3 、アシル、NH2 、NR1314であり、ただしR13およびR14は互いに無関係に水素原子、C1 〜C6 −ア
ルキル、C3 〜C8 −シクロアルキルまたはフェニルであるか;またはR13およ
びR14は窒素原子と一緒にピペリジン、モルホリン、ピペラジンまたはピロリジ
ンである上述の式(I)の化合物、そのエナンチオマーおよび薬学的に許容され
るそれの酸付加塩である。
【0023】 本発明の別の一つの実施態様は、R1 およびR1'が水素原子である上記式(I
)の化合物である。
【0024】 本発明の更に別の一つの実施態様は、mが2である上記式(I)の化合物であ
る。
【0025】 本発明の更に他の一つの実施態様は、nが2、3または4である上記の式(I
)の化合物である。
【0026】 本発明の別の一つの実施態様は、YがNである上記式(I)の化合物である。
【0027】 本発明の更に別の一つの実施態様は、R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 の少
なくとも1つが水素原子である上記式(I)の化合物である。
【0028】 本発明の他の一つの実施態様は、R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 の少なく
とも2つが水素原子である上記式(I)の化合物である。
【0029】 本発明の更に他の一つの実施態様は、R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 の少
なくとも3つが水素原子である上述の式(I)の化合物である。
【0030】 本発明の別の一つの実施態様は、R2 および/またはR6 が水素原子でない上
述の式(I)の化合物である。
【0031】 本発明の有利な一つの実施態様では、上述の式(I)の化合物が 4-{4-[3-(2-クロロ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}-1H-インド
ール、 4-{4-[3-(2-クロロ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}
-1H-インドール、 4-{4-[3-(2-ブロモ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}
-1H-インドール、 4-{4-[3-(2-ブロモ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}-1H-インド
ール、 4-{4-[4-(2-ブロモ-4- フルオロ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}
-1H-インドール、 4-{4-[4-(2-クロロ-6- メチル- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1
- イル}-1H-インドール、 4-{4-[2-(2-クロロ-4- フルオロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン
-1- イル}-1H-インドール、 4-{4-[2-(2,6-ジクロロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル
}-1H-インドール、 4-{4-[2-(3,4-ジクロロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル
}-1H-インドール、 4-{4-[2-(4-フルロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル}-1
H-インドール、 4-{4-[3-(2-クロロ-4- フルオロ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジ
ン-1- イル}-1H-インドール、 4-{4-[4-(2-ブロモ-4- フルオロ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}
-1H-インドール、 4-{4-[3-(2,4-ジフルオロ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}-1H-
インドール、 4-{4-[4-(2,6-ジクロロ- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1- イル
}-1H-インドール、 4-{4-[3-(2-クロロ-4- フルオロ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1- イル
}-1H-インドール、 4-{4-[4-(2-クロロ-6- メチル- フェニスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1-
イル}-1H-インドール、 4-{4-[4-(2,6-ジクロロ-4- フルオロ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イ
ル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(2-ブロモ-4,6- ジフルオロ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1-
イル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(2,6-ジクロロ-4- フルオロ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1-
イル}-1H-インドール、 4-{4-[4-(4-ブロモ-2,6- ジフルオロ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イ
ル}-1H-インドール、 4-{4-[4-(2,6-ジブロモ-4- フルオロ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イ
ル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(2,4,6-トリブロモ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}-1
H-インドール、 4-{4-[3-(4-ブロモ-2,6- ジフルオロ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1-
イル}-1H-インドール、 1-(3,5- ジフルオロ-4- {3-[4-(1H- インドール-4- イル)-ピペラジン-1- イル
]-プロポキシ}- フェニル)-プロパン-1- オン、 3,5-ジブロモ-4- {3-[4-(1H- インドール-4- イル)-ピペラジン-1- イル]-プロ
ポキシ}- ベンゾニトリル、 4-{4-[2-(2-ブロモ-4,6- ジフルオロ- フェノキシ)-エチル]-ピペラジン-1- イ
ル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(2,6-ジクロロ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イ
ル}-1H-インドール、 4-{4-[2-(2,6-ジメチル- フェノキシ)-エチル]-ピペラジン-1- イル}-1H-イン
ドール、 4-{4-[4-(2,6-ジメチル- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1- イル
}-1H-インドール、 4-{4-[2-(2,4-ジメチル- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル
}-1H-インドール、 4-{4-[2-(2,3-ジクロロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル
}-1H-インドール、 4-{4-[2-(2-アリル-6- クロロ- フェノキシ)-エチル]-ピペラジン-1- イル}-1
H-インドール、 4-{4-[3-(2-トリフルオロメチル- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジ
ン-1- イル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(3,4-ジクロロ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イ
ル}-1H-インドール、 4-{4-[4-(2,4-ジメチル- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1H-イン
ドール、 4-{4-[4-(2-エチル- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1H-インドー
ル、 4-[4-(4-フェニルスルファニル- ブチル]-ピペラジン-1- イル]-1H- インドール
、 4-{4-[4-(2-クロロ-5- メチル- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1
H-インドール、 4-{4-[4-(2,5-ジクロロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル
}-1H-インドール、 4-{4-[2-(3-クロロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル}-1
H-インドール、 4-{4-[2-(2-クロロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル}-1
H-インドール、 4-{4-[3-(3-クロロ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}
-1H-インドール、 3-クロロ-4- {4-[4-(1H- インドール-4- イル) ピペラジン-1- イル]-ブトキシ
}- ベンゾニトリル、 4-{4-[4-(3-クロロ- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1
H-インドール、 4-{4-[4-(2-クロロ- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1
H-インドール、 4-{4-[3-(3,4-ジメチル- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イ
ル}-1H-インドール、 3-{4-[4-(1H- インドール-4- イル)-ピペラジン-1- イル]-ブトキシ}- ベンゾ
ニトリル、 4-{4-[4-(2,5-ジクロロ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1H-イン
ドール、 4-{4-[4-(3,4-ジメトキシ- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1- イ
ル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(4-トリフルオロメチル- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジ
ン-1- イル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(4-トリフルオロメトキシ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラ
ジン-1- イル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(3-ブロモ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}
-1H-インドール、 4-{4-[3-(2-イソプロピル- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1-
イル}-1H-インドール、 4-{4-[4-(2-メトキシ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1H-インド
ールまたは 4-{4-[4-(2-イソプロピル- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1- イ
ル}-1H-インドールまたは薬学的に許容できるそれらの塩である。
【0032】 ゛C1 〜C6 −アルキル”とは1〜6個の炭素原子を有する枝分かれしたまた
は直鎖状のアルキル基であり、例えばメチル、エチル、1−プロピル、2−プロ
ピル、1−ブチル、2−ブチル、2−メチル−2−プロピルおよび2−メチル−
1−プロピルを含む。
【0033】 同様に゛C2 〜C6 −アルケニル”および゛C2 〜C6 −アルキニル”はそれ
ぞれ少なくとも1つの二重結合または三重結合を有しかつ2〜6個の炭素原子を
持つ基を意味する。
【0034】 ゛C1 〜C6 −アルコキシ”、゛C1 〜C6 −アルキルスルファニル”、゛C 1 〜C6 −アルキルスルホニル”、゛C1 〜C6 −アルキルアミノ”、゛C1
6 −アルキルカルボニル”、゛ヒドロキシ−C1 〜C6 −アルキル”等はそれ
らのC1 〜C6 −アルキルが上に規定した通りである基を意味する。
【0035】 ゛C3-8- シクロアルキル" は3〜8個の炭素原子を持つ単環乃至二環式炭素環
を意味し、それにはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル等を含むが、これらに制限されない。
【0036】 ゛アリール”という言葉は炭素環芳香族基、例えばフェニル、ナフチル、特に
フェニルを意味する。ここで使用する通り、アリールはハロゲン、ニトロ、シア
ノ、トリフルオロメチル、C1-6 −アルキル、ヒドロキシおよびC1-6 −アルコ
キシで一または複数箇所置換されていてもよい。
【0037】 ハロゲン原子は弗素原子、塩素原子、臭素原子または沃素原子を意味する。
【0038】 ここで使用する通り、“アシル" はホルミル、C1-6 −アルキルカルボニル、
アリールカルボニル、アリール−C1-6 −アルキルカルボニル基であり、その際
にアリールは上に規定された通りであり、例えばC3-8 −シクロアルキルカルボ
ニルまたはC3-8 −シクロアルキル−C1-6 −アルキル−カルボニル基である。
【0039】 ゛アミノ”、゛C1-6 −アルキルアミノ”および゛C2-12−ジアルキルアミノ
”はそれぞれNH2 、アルキルが上述の通りであるN(C1-6 −アルキル)2
よびアルキルが上述の通りであるN(C1-6 −アルキル)3 を意味する。
【0040】 “アシルアミノ" はアミノが上述の通りである−CO−アミノを意味する。
゛アミノカルボニル”は式−NHCOH、−NHCO−C1-6 −アルキル、−N
HCO−アリール、−NHCO−C3-8 −シクロアルキル、−NHCO−C3-8 −シクロアルキル−C1-6 −アルキルで表される基を意味する。ただしアルキル
、シクロアルキルおよびアリールは上に規定した通りである。
【0041】 ゛アミノカルボニルアミノ”、゛C1-6 −アルキルアミノカルボニルアミノ”
および゛ジ(C1-6 −アルキル)アミノカルボニルアミノ”は式NHCONH2 、−NHCONHC1-6 −アルキル、NHCON(ジ−C1-6 −アルキル)で表
される基を意味する。
【0042】 本発明の酸付加塩は、非毒性の酸とで生成される好ましくは薬学的に受け入れ
ることができる、本発明の化合物の塩である。かゝる有機塩の例にはマレイン酸
、フマル酸、安息香酸、アスコルビン酸、こはく酸、蓚酸、ビス- メチレンサリ
チル酸、メタスルホン酸、エタンジスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、サ
リチル酸、くえん酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、マンデリン酸、ケイ皮酸、
シトラコン酸、アスパラギン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、イタコン酸、グ
リコール酸、p-アミノ安息香酸、グルタミン酸、ベンゼンスルホン酸、およびテ
オフィリン酢酸、並びに8-ハロテオフィリン類、例えば8-ブロモテオフィリン等
との塩がある。無機塩の例には塩酸、臭酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸およ
び硝酸との塩がある。
【0043】 更に本発明の化合物は、薬学的に許容できる溶媒、例えば水、エタノール等と
の非溶媒和の状態並びに溶媒和の状態で存在していてもよい。一般に溶媒和状態
は本発明の目的にとって、非溶媒和状態に同等であると考えられる。
【0044】 本発明の化合物のいくつかはキラル中心を有し、そしてかゝる化合物は異性体
(例えばエナンチオマー)の状態で存在する。本発明はこれらの異性体およびラ
セミ混合物を含めたそれらの混合物を包含する。
【0045】 ラセミ型は公知の方法によって、例えば光学活性酸でそれのジアストマー塩を
分離しそして塩基での処理により光学活性アミン化合物を遊離することによって
光学鏡像異性体に分解できる。光学的鏡像異性体に分解する他の方法は、光学活
性マトリックス上でのクロマトグラフィーによる。本発明のラセミ化合物は例え
ばd−またはl−塩(酒石酸塩、マンデル酸塩または樟脳スルホナート)の分別
結晶化処理によって光学的鏡像異性体に分解することもできる。本発明の化合物
はジアステレオマー誘導体を生成することによって分解してもよい。 当業者に
知られている光学異性体を分解するための追加的方法も使用することができる。
かゝる方法にはJ.Jaques, A.ColletおよびS.Wilen によって"Enabtiomers, Race
mates, and Resolutions" 、John Wiley & Sons 、ニューヨーク(1981)に記載さ
れている。
【0046】 光学活性化合物は場合によっては光学活性原料から製造することもできる。
【0047】 最後に式(I) は本発明の化合物のあらゆる互変異性の形を含んでいる。
【0048】 本発明の化合物は以下の方法の1つによって製造することができる: a) 式
【0049】
【化3】 [式中、o は0 〜8 であり、R1 〜R12、X、Y、mおよび点線は前に規定した 通りである。] で表される化合物のカルボニル基を還元する; b)式
【0050】
【化4】 [式中、o は0 〜9であり、ph0〜4であり、ただしo+pは9より大きくな
く、R1 〜R12、X、Y、mおよび点線は前に規定した通りである。] で表される化合物のカルボニル基を還元する; c) 式
【0051】
【化5】 [式中、R1 、R7 〜R12、Y、mおよび点線は前に規定した通りである。] で表されるアミンを下記式
【0052】
【化6】 [式中、Gはハロゲン、メシレート(mesylate)またはトシレートの様な適当な離 脱基であり、そしてR2 〜R6 、Xおよびnは上述の通りである。] で表される試薬でアルキル化する; d)式
【0053】
【化7】 で表されるアミンを式
【0054】
【化8】 で表される試薬で還元アルキル化する;ただし両式中、R1 〜R12、Y、X、m
、nおよび点線は前に規定した通りであり(そしてBはアルデヒドまたはカルボ
ン酸誘導体である): e)式
【0055】
【化9】 [式中、R1 〜R12、Y、X、n、mおよび点線は前に規定した通りである。] で表される2,3−ジヒドロインドール類を酸化する; f)式
【0056】
【化10】 [式中、R1 〜R12、X、nおよびmは前に規定した通りである。] で表される不飽和環状アミン類の二重結合を、相応する飽和誘導体を得るために
還元する; g)一般式(I)で表される化合物の置換基R1 〜R3 またはR7 〜R12の1
つ以上を還元除去する(ただしこれら置換基の1つ以上が塩素原子、臭素原子ま
たは沃素原子から選択される);、 h)式
【0057】
【化11】 [式中、R7 〜R12は前に規定した通りである。] で表されるアミンを式
【0058】
【化12】 [式中、R1 〜R6 、Y、X、nおよびmは前に規定した通りでありそしてGは ハロゲン、メシレートまたはトシレートの様な適当な離脱基である。] で表される試薬でジアルキル化する; i)式
【0059】
【化13】 [式中、R2 〜R6 、Xおよびnは前に規定した通りである。] で表されるアミンを式
【0060】
【化14】 [式中、R7 〜R12およびmは前に規定した通りでありそしてGはハロゲン、メ シレートまたはトシレートの様な適当な離脱基である。] で表される試薬でジアルキル化する;または j)式
【0061】
【化15】 [式中、R1 〜R12、Y、X、nおよびm並びに点線は前に規定した通りであり 、ただしR9 は水素原子である。] で表される化合物のインドール窒素原子を式 R9 −G [式中、Gは好ましくはハロゲン、メシレートまたはトシレートの様な適当な離 脱基でり、そしてR9 は上に規定した通りであるが、水素原子ではない。] で表されるアルキル化またはアシル化試薬でアルキル化またはアシル化する; k)式
【0062】
【化16】 [式中、R1 〜R12、Y、mおよびnは前に規定した通りでありそして点線は任 意の結合である。] で表されるスルホン類またはスルホキシド類を還元する: m)式
【0063】
【化17】 [式中、R2 〜R6 およびXは前に規定した通りである。] で表される化合物を離脱基を持つ適当な誘導された化合物でアルキル化する。
【0064】 式(I)の化合物は遊離塩基としてまたは薬学的に受け入れられ得るそれの塩
の状態で単離される。
【0065】 方法a)およびb)に従う還元反応は不活性有機溶剤、例えばジエチルエーテ
ルまたはテトラヒドロフラン中で水素化アルミニウムリチウムの存在下に還流温
度で実施するのが有利である。
【0066】 方法c)に従うアルキル化は不活性有機溶剤、例えば沸騰性の適するアルコー
ルまたはケトン中で好ましくは塩基(炭酸カリウムまたはトリエチルアミン)の
存在下に有利に行われる。
【0067】 式(IV)のアリールピペラジン誘導体は市販されているが、Martin等によってJ.
Med.Chem. 1989、32、1052に開示された方法またはKruse 等によってRec.Trav.C
him.Pays-Bas 1988,107 に開示された方法に従って相応するアリールアミンから
有利に製造することもできる。
【0068】 式(IV)のアリールテトラヒドロピリジン誘導体は文献、例えば米国特許第2,89
1,066 号明細書、McElvain等、J.Amer.Chem.Soc. 1959 、72、3134から公知であ
る。有利には、相応するアリール臭化物はBuLiでリチウム化され、次いで1
−ベンジル−4−ピペリドンを添加する。酸での続く処理でN−ベンジル−アリ
ールテトラヒドロピリジンが得られる。ベンジル基は接触的水素化によってまた
は例えばエチルクロロホルマートでの処理によって除かれ、相応するエチルカル
バマートを得ることができ、これを次いで酸−たはアルカリ加水分解する。出発
物のアリール臭化物は市販されているかまたは文献に良く掲載されている。
【0069】 式(V)の試薬は市販されているかまたは文献の方法によって例えば相応する
カルボン酸誘導体から2−ヒドロキシエチル誘導体に還元しそして水酸基を慣用
の方法によってG基に転化することによってまたは相応するジハロアルキルまた
は1−ハロアルコールから製造することができる。
【0070】 方法d)に従う還元アルキル化は、普通の文献に記載された方法によって行う
。この反応は二段階で行うことができる。即ち、式(IV)のアミンと式(VII) の試
薬との、カルボン酸クロライドを経る普通の方法によるカップリング反応または
カップリング剤、例えばジシクロヘキシルカルボジイミドを使用することによる
カップリング反応に続いて、得られるアミドを水素化アルミニウムリチウムで還
元する。式(VII) のカルボン酸またはアルデヒドは市販されているかまたは文献
に記載されている。
【0071】 式(e)に従う2,3−ジヒドロインドールの酸化は、還流するp−キシレン
またはメタノール中で炭素に担持されたパラジウムを用いて処理することによっ
て有利に実施される(Aoki等、J.Am.Chem.Soc. 1998, 120, 3068-3075 およびBa
kke, J.Acta Chem Scand. 1974, B28, 134-135) 。
【0072】 方法f)に従う二重結合の還元は、大抵は、貴金属触媒、例えば白金またはパ
ラジウムの存在下にアルコール中で水素化することによって有利に実施される。
【0073】 方法g)に従うハロゲン置換基の除去は、パラジウム触媒の存在下にアルコー
ル中で接触的に水素化することによってまたはパラジウム触媒の存在下に高温で
アルコール中で蟻酸アンモニウムで処理することによって有利に行われる。
【0074】 方法h)およびi)に従うアミン類のジアルキル化は、殆ど不活性溶剤、例え
ばクロロベンゼン、トルエン、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミドま
たはアセトニトリル中で高温で有利に実施される。この反応は塩基、例えば炭酸
カリウムまたはトリエチルアミンの存在下で行ってもよい。方法h)およびi)
のための原料は市販されているかまたは市販された材料から慣用の方法を用いて
製造することができる。
【0075】 方法j)に従うN−アルキル化は不活性溶剤、例えばアルコールまたはケトン
中で高温で塩基、例えば炭酸カリウムまたはトリエチルアミンの存在下に還流温
度で行われる。場合によっては相転移試薬を用いてもよい。
【0076】 方法k)に従うスルホン類およびスルホキシド類の還元は幾種類かの市販試薬
、例えば四塩化チタンおよび水素化ホウ素ナトリウムを用いて室温で行うことが
できる(S.Kano等、Synthesis 1980, 9, 695-697) 。
【0077】 方法m)を用いての式(XVI) に相応する市販の化合物のアルキル化は適当な脱
離基(例えばメシレート、ハロゲン化物)を持つアルキル化剤を用いて、塩基(
例えば炭酸カリウムまたはこれの類似物)を用い極性プロトン性溶剤(例えばメ
チルイソブチルケトン、ジメチルホルムアミド)中で有利に行われる。
【0078】 実施例に記載されている様に使用されるハロゲン置換、メチル置換またはメト
キシ置換されたインドール類は市販されている。
【0079】 実施例に記載される通りに使用された適する2−(1−インドール)酢酸は慣
用の方法によって相応する置換インドールおよびエチルブロモアセテートから製
造される。
【0080】 実施例に記載される様に使用された置換3−(2−ブロモエチル)インドール
類は、相応する2−(1−インドーリル)酢酸エステルから水素化アルミニウム
リチウムで還元しそして次に普通の文献に記載された方法に従って四臭化メタン
/トリフェニルホスフィンで処理することによって製造される。
【0081】 実施例に記載される通り使用されるアリールピペラジン類は、Martin等によっ
てJ.Med.Chem. 1989, 32, 1052に開示された方法または Kurse等によって Rec.T
rav.Chim. Pays-Bas 1988, 107、303 に記載された方法によって相応するアリー
ルアミンから製造される。
【0082】 以下の実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定
されない。
【0083】
【実施例】
融点は装置Buechi SMP-20 で測定したが、補正してない。LC−MS分析デー
タはイオンスプレー源(方法D)または加熱されあネブライザー(APCL、方法A
およびB)およびShimadzu LC-8A/SLC-10ALCシステムを備えたPE Sciex API 150
EX装置で得られた。LC条件 (3.5 μm の粒度を有する30×4.6mm YMC ODS-A)を水
/ アセトニトリル/ トリフルオロ酢酸(90:10:0.05)〜水/ アセトニトリル/ トリ
フルオロ酢酸(10:90:0.03)を用いて2mL/分で4分、直線的傾斜で抽出を行った。
純度はUV- トレース(254nm) の積分によって測定した。保持時間 Rt は分で表す
【0084】 質量スペクトルは、分子量情報を得るために交互スキャン法(alternating sca
n method) によって得た。分子イオン MH+ は低いオリフィス電圧(5〜20V
)で得たそして分裂は高いオリフィス電圧(100V)で得た。
【0085】 予備LC−MS分離は同じ装置で行った。LC条件 (5 μm の粒度を有する50
×20nm YMC ODS-A) を、水/ アセトニトリル/ トリフルオロ酢酸(80:20:0.05)〜
水/ アセトニトリル/ トリフルオロ酢酸(10:90:0.03)を用いて7分間に22.7
mL/分で直線的傾斜で抽出を行った。フラクションの収集はスプリット・フロ
ー(split flow)MS検出によって行った。
【0086】 1H−NMRスペクトルは Brucker Advance DRX500 装置で500.13 MHzでまた
は Bruker AC 250装置で250.13 NHzで記録した。重水素化されたクロロホルム(9
9.8%) またはジメチルスルホキシド(99.9%D)を溶剤として使用した。TMS を内部
参照標準として使用した。化学シフト値はppm値で表される。以下の略語を多
くのNMRシグナルのために使用する:s=シングレット、d=ダブレット、t
=トリプレット、q=カルテット、qui=クインテット、h=ヘプテット、d
d=ダブルダブレット、dt=ダブルトリプレット、dt=ダブルトリプレット
、dq=ダブルカルテット、tt=トリプレットのトリプレット、m=マルチプ
レットおよびb=広いシングレット。酸プロトンに相当するNMRシグナルは一
般に省略される。結晶質化合物中の水の含有量はカールフッシャー滴定によって
測定した。一般的精密検査法は示した有機溶剤を用いて、適当な水性溶液からの
抽出、一緒にした有機抽出物の乾燥(無水のMgSO4 またはNa2 SO4 )、
濾過および減圧下での溶剤の蒸発による。カラムクロマトグラフィーのためには
、Kieselgel 60、230 〜400 メッシュ(ASTM)のシリカゲルを使用した。イ
オン交換クロムクロマトグラフィーのためには、Varian Mega Bond Elut (R) ,C
hrompack cat. no.220776 のSCX−カラム(1g)を使用した。SCX−カラムを
使用する前に、メタノールに酢酸を溶解し10%濃度酢酸溶液(3mL) で予備調整し
た。
【0087】 実施例1: 1a.4−{4−[3−(2−クロロ−フェノキシ)−プロピル]ピペラジン
−1−イル}−1H−インドール。
【0088】 テトラヒドロフラン(25mL)に2−クロロフェノール(5g)を溶解した
溶液を、テトラヒドロフラン(50mL)に水素化ナトリウム(47mmol)
を懸濁させたスラリーに室温で滴加する。この混合物を30分撹拌する。次いで
この反応混合物を還流するまで加熱し、その後でテトラヒドロフラン(25mL
)中の2−ブロモ−1−プロパノール(3.5mL)を5分にわたって加える。
この混合物を夜通し還流し、更に1当量の3−ブロモ−1−プロパノールを添加
し、この混合物を12時間還流する。この混合物を冷却し、塩水および酢酸エチ
ルを添加しそして普通の操作を用いて洗浄する。一緒にした有機相を乾燥しそし
て蒸発させる。粗生成物、3−(2−クロロフェノキシ)−1−プロパノールを
アセトニトリル(500mL)に溶解しそして四臭化炭素(38.7g)を添加
する。冷却(0℃)された混合物にトリフェニルホスフィン(25.5g)を3
0分にわたって滴加する。反応を室温で3時間行い、次に蒸発処理して油状生成
物を得る。この粗生成物をシリカゲルでのフラッシュ−クロマトグラフィーによ
って精製し(ヘプタン:酢酸エチル:トリエチルアミン=70:15:5)、3
−(2−クロロフェノキシ)−1−プロピルブロマイド(10.7g)を得る。
【0089】 メチルイソブチルケトン/ジメチルホルムアミド(1/1,100mL)中の
(1H−インドール−4−イル)ピペラジン(0.77g)、炭酸カリウム(1
.6g)、沃化カリウム(触媒量)および3−(2−クロロフェノキシ)−1−
プロピルブロマイド(1.0g)の混合物を120℃に加熱する。TCLが反応
の完了を示した時( 24時間) に、混合物を冷却し、濾過しそして蒸発処理する
。この粗生成物を酢酸エチルに溶解しそして普通の方法を用いて洗浄し、次に乾
燥し、濾過しそして蒸発処理する。この粗生成物をシリカゲルでのフラッシュ−
クロマトグラフィーを用いて精製する(ヘプタン:酢酸エチル:トリエチルアミ
ン=55:43:2)。集めた純粋の油状物をエタノールに溶解し、次いでエー
テル性塩化水素を添加する。濾過で純粋の結晶質物質として表題の化合物が得ら
れる(0.3g)。融点:189〜199℃、1 H−NMR(DMSO−d6
:2.30 (m,2H) 、3.20-3.45 (m,6H)、4.20 (t,2H) 、6.45 (m,1H) 、6.55 (d,1H
) 、6.95-7.05 (m,2H)、7.10-7.20 (m,2H)、7.25-7.35 (m,2H)、7.45 (d,1H) 、
11.05 (b,1H)、11.20 (s,1H)。Ms m/z: 370(MH +)、199 、117 。分析(C21H24C
lN3O) 計算値: C:54.72 、H:6.14、N:9.12; 測定値: C:55.20 、H:6.48、N:8.45
【0090】 実施例2: 2a.4−{4−[3−(2−クロロ−フェニルスルファニル)−プロピル]
ピペラジン−1−イル}−1H−インドール、0.75蓚酸塩 ジメチルホルムアミド(50mL)に2−クロロチオフェノール(5g)を溶
解した溶液を、ジメチルホルムアミドに水素化ナトリウム(38mmol)を懸
濁させたスラリーに室温で15分にわたって滴加する。この混合物を30分撹拌
する。次いでこの反応混合物を、ジメチルホルムアミド(25mL)に1,3−
ジブロモプロパンを溶解した溶液に室温でゆっくり(10分)添加する。この最
終混合物を更に60分撹拌する。反応を、過剰の水素化ナトリウムを消費するの
に十分な量の水を添加することによって鎮め、エーテル性塩化水素を使用して酸
性にし、次いで蒸発処理する。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュ−クロマト
グラフィーを用いて精製し(ヘプタン:酢酸エチル:トリエチルアミン=95:
2.5:2.5)、3−(2−クロロフェニルチオ)−1−プロピルブロマイド
(5.7g)を得る。
【0091】 メチルイソブチルケトン/ジメチルホルムアミド(1/1,100mL)中の
(1H−インドール−4−イル)ピペラジン(1.1g)、炭酸カリウム(2.
3g)、沃化カリウム(触媒量)および3−(2−クロロフェニルチオ)−1−
プロピルブロマイド(1.5g)の混合物を120℃に加熱する。TCLが反応
の完了を示した時(24時間)に、混合物を冷却し、濾過しそして蒸発処理する
。この粗生成物を酢酸エチルに溶解しそして普通の方法を用いて洗浄し、次に乾
燥し、濾過しそして蒸発処理する。この粗生成物をシリカゲルでのフラッシュ−
クロマトグラフィーを用いて精製する(ヘプタン:酢酸エチル:エタノール:ト
リエチルアミン=85:5:25:5)。集めた純粋の油状物をエタノール(1
50mL)に溶解し、次いで蓚酸を添加する。濾過で純粋の結晶質物質として表
題の化合物が得られる(1.2g)。融点:182〜183℃、1 H−NMR(
DMSO−d6 ):1.95 (q 2H) 、2.75-3.00 (m,6H)、3.10 (t,2H) 、3.15-3.2
5(m,4H) 、6.40 (m,1H) 、6.45 (d,1H) 、6.95-7.05 (m,2H)、7.15-7.25 (m,2H)
、7.35 (t,1H) 、7.40-7.50 (m,2H)、11.05 (s,1H)。Ms m/z: 386(MH +)、285
、157 。分析(C21H24ClN3S) 計算値: C:59.58 、H:5.68、N:9.27; 測定値: C:59
.28 、H:6.01、N:9.33。
【0092】 以下の化合物も同様に製造した: 2.b 4−{4−[3−(2−ブロモ−フェニルスルファニル)−プロピル
]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール、蓚酸塩 融点:163〜166℃、1 H−NMR(DMSO−d6 ):1.95 (q,2H) 、
3.00 (t,2H) 、3.00-3.15(m,6H) 、3.20-3.35 (m,4H)、6.40 (m,1H) 、6.95-7.1
5(m, 3H)、7.25 (m,1H) 、7.40 (m,2H) 、7.60 (d,1H) 、11.5 (s,1H) 。MS m/z
: 430 (MH + )、229 、159 。分析(C21H24BrN3S )計算値: C:53.07 、H:5.05、
N:8.08; 測定値: C:52.83 、H:5.34、N:8.14。
【0093】 2.c 4−{4−[3−(2−ブロモ−フェノキシ)−プロピル]ピペラジ
ン−1−イル}−1H−インドール、ヘミ蓚酸塩 融点:206〜208℃、1 H−NMR(DMSO−d6 ):2.05 (q,2H) 、
2.85-3.05 (m,6H)、3.15-3.30(m,4H) 、4.15 (t,2H) 、6.40 (m,1H) 、6.45(d,
1H) 、6.85-7.10 (m,3H)、7.15 (d,1H) 、7.25 (m,1H) 、7.35 (m,1H) 、7.55 (
d,1H),11.05(s,1H) 。MS m/z: 416 、414 (MH + )、258 、199 、159 。分析(C 21 H24BrN3O )計算値: C:57.51 、H:5.50、N:9.15; 測定値: C:57.53 、H:5.59、
N:8.98。
【0094】 2.d 4−{4−[4−(2−ブロモ−4−フルオロ−フェノキシ)−ブチ
ル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール、蓚酸塩 融点:218〜20℃、1 H−NMR(DMSO−d6 ):1.75-1.95 (m,4H)
、3.15-3.25 (t,2H)、3.20-3.40(m,8H) 、4.05-4.15 (t,2H)、6.40-6.45 (s,1H)
、6.45-6.50(d, 1H)、6.95-7.00 (t,1H)、7.05-7.10 (d,1H)、7.10-7.25 (m,2H)
、7.25-7.30 (m,1H)、7.50-7.60 (dd,1H) 。MS m/z: 446 (MH + )、371 、247
、149 。分析(C22H25BrFN3O ) 計算値: C:53.73 、H:5.08、N:7.84; 測定値: C:
54.77 、H:5.38、N:7.60。
【0095】 2.e 4−{4−[4−(2−クロロ−6 −メチル−フェニルスルファニル
)−ブチル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール、蓚酸塩 融点:199〜210℃、1 H−NMR(DMSO−d6 ):1.45-1.60 (m,2
H)、1.70-1.85 (m,2H)、2.55 (s,3H) 、2.80-2.90 (t,2H)、2.95-3.05(t, 2H)、
3.15-3.40 (m,8H)、6.40-6.45 (s,1H)、6.45-6.50 (d,1H)、6.95-7.05 (t,1H)、
7.05-7.10 (d,1H)、7.25-7.35 (m,3H)、7.35-7.45 (dd,1H) 、11.05-11.15 (s,1
H)。MS m/z: 414 (MH + )、256 、213 、149 。 分析(C22H25ClN3S) 計算値: C:59.56 、H:6.01、N:8.34; 測定値: C:60.10 、H:
6.15、N:8.20。
【0096】 実施例3: 3a.4−{4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニルスルファニル
)−エチル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール、1.25蓚酸塩 テトラヒドロフラン(5mL)にクロロアセチルクロライド(1.85g)を
溶解した溶液を、乾燥テトラヒロドフランに(1H−インドール−4−イル)ピ
ペラジン(2.50g)およびトリエチルアミン(3.8g)を入れた混合物に
室温で10分にわたって滴加する。反応を40分後に水で鎮め、通例の方法で洗
浄する(酢酸エチル)。乾燥および蒸発処理して3.5gのクロロアセチル化誘
導体を得る。この粗生成物を次の段階で直接的に使用する。2−クロロ−4−フ
ルオロチオフェノール(1.1g)をテトラヒドロフラン(40mL)に溶解し
、第三ブトキシ−カリウム(0.84g)を添加し、次いで10分撹拌する。こ
の混合物を、テトラヒドロフラン(20mL)に上記で製造されたクロロアセチ
ル化誘導体(1.70g)を溶解した溶液を滴加して処理する。この反応を室温
で1時間、次いで還流状態で20分進行させ、その後に冷却しそして蒸発処理す
る。粗混合物を粗生成物を通例の方法で洗浄し(酢酸エチル)そして蒸発処理し
、シリカゲルでのフラッシュ−クロマトグラフィーを用いて精製し(ヘプタン:
30〜50%の酢酸エチル)した後に純粋なアルキル化生成物(2.00g)1
−[2−クロロ−4−フルオロフェニルチオメチルカルボニル]−4−[1H−
インドール−4−イル]ピペラジンを得る。
【0097】 冷やしたテトラヒドロフラン(10mL)中の三塩化アルミニウム(0.34
g)を、テトラヒドロフラン(20mL)に水素化アルミニウムリチウムを懸濁
させた懸濁液に0℃で滴加する。この混合物を15分撹拌し、約10℃に加温し
、その後に上記で製造されたアミド化合物をテトラヒドロフラン(20mL)に
溶解した溶液を添加する。反応は1時間後に完了し、濃厚な水酸化ナトリウム(
2mL)を滴加する。乾燥剤を添加し、次いで濾過および蒸発処理によって目的
の粗塩基(1.94g)を得る。アセトン中の蓚酸(0.49g)の添加および
濾過で純粋な白色結晶質物質(1.77g)として表題の化合物が得られる。融
点:106〜110℃(分解)、1 H−NMR(DMSO−d6 ):3.10 (t,2H
) 、3.15 (s,4H) 、3.25 (s,4H) 、3.35(t,2H)、5.00-6.00 (b,1H)、6.35 (s,1H
) 、6.45 (d,1H) 、7.00 (t,1H) 、7.05 (d,1H) 、7.25-7.35(m,2H)、7.50-7.6
5 (m, 2H) 。 Ms m/z: 390(MH + ),161 。分析(C22H21ClFN3S) 計算値: C:53.7
8 、H:4.71、N:8.36; 測定値: C:53.69 、H:4.99、N:8.51。
【0098】 以下の化合物も同様に製造した: 3.b 4−{4−[2−(2,6−ジクロロ−フェニルスルファニル)−エ
チル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール、蓚酸塩 融点:130〜133℃(分解)、1 H−NMR(DMSO−d6 ):2.90-3
.00 (m, 6H) 、3.05-3.20 (s,4H)、3.20(t,2H)、4.40-5.50 (b,1H)、6.35 (s,1H
) 、6.45(d, 1H) 、6.95 (t,1H) 、7.05 (d,1H) 、7.20 (s,1H) 、7.40 (t,1H)
、7.60 (d,2H) 。MS m/z: 406 (MH + )、177 。分析(C22H21Cl2N3S ) 計算値:
C:53.23 、H:4.67、N:8.46; 測定値: C:53.12 、H:4.90、N:8.45。
【0099】 3.c 4−{4−[2−(3,4−ジクロロ−フェニルスルファニル)−エ
チル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール、0.8蓚酸塩 融点:140〜141℃、1 H−NMR(DMSO−d6 ):2.90-3.10 (m,
6H) 、3.15-3.30 (s,4H)、3.30-3.40(t,2H) 、3.60-4.50 (b,1H)、6.35-6.40 (s
,1H)、6.45-6.50(d, 1H)、6.95-7.00 (t,1H)、7.05-7.10 (d,1H)、7.25-7.30 (s
,1H)、7.35-7.40 (d,1H)、7.55-7.60 (d,1H)、7.15-7.20 (s,1H)。MS m/z: 406
(MH + )、177 。分析(C22H21Cl2N3S ) 計算値: C:54.22 、H:4.77、N:8.78; 測
定値: C:54.01 、H:4.92、N:8.68。
【0100】 3.d 4−{4−[2−(4−フルオロ−フェニルスルファニル)−エチル
]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール、0.9蓚酸塩 融点:165〜167℃、1 H−NMR(DMSO−d6 ):2.60-2.70 (m,
6H) 、3.10-3.20 (m,6H)、6.35-6.40(s,1H) 、6.40-6.50 (d,1H)、6.90-7.00 (t
,1H)、7.00-7.10(d, 1H)、7.10-7.25 (m,3H)、7.40-7.50 (m,2H)。MS m/z: 356
(MH + )、127 。分析(C22H21FN3S ) 計算値: C:59.97 、H:5.51、N:9.63; 測定
値: C:59.84 、H:5.58、N:9.65。
【0101】 実施例4: 4a.4−{4−[3−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニルスルファニル
)−プロピル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール、 テトラヒドロフラン(50mL)に2−クロロ−4−フルオロ−チオフェノー
ル(5.0g、30.7mmol)を溶解した溶液を、エタノール(50mL)
に水素化ナトリウム(38.4mmoL)を懸濁させた懸濁液に室温で滴加する
(注意:水素が発生する)。この混合物を、水素の発生の終了後に更に30分撹
拌する。次いでこの溶液を、エタノール(200mL)に1,3−ジブロモプロ
パン(159g、768mmol)を溶解した溶液に60℃で滴加し(0.3m
L/分)、16時間撹拌する。この混合物を減圧下に濃縮し、通例の方法で後処
理(酢酸エチル)して油状物を得る。過剰の1,3−ジブロモプロパンを減圧(
60℃、0.01mbar)下に除去し、油状残留物を、シリカゲルでのフラッ
シュ−クロマトグラフィーを用いて精製し(溶出剤:ヘプタン)、無色の油状物
として3−(2−クロロ−4−フルオロフェニルチオ)−1−ブロモプロパン(
5.2g、60%)を得る。
【0102】 炭酸セシウム(108g、0.33mmol)を、アセトニトリル(2mL)
に3−(2−クロロ−4−フルオロフェニルチオ)−1−ブロモプロパン(35
mg、0.12mmol)および(1H−インドール−4−イル)−ピペラジン
(20mg、0.10mmol)を溶解した溶液に加える。この混合物を70℃
で16時間撹拌する。12時間後に、イソシアノメチル−ポリスチレン(75m
g、0.08mmol)を添加し、この混合物をゆっくり室温に冷却する。この
樹脂を濾過しそしてメタノール(1mLで1度)およびジクロロメタン(1mL
で1度)で洗浄する。一緒にした液相を減圧下に濃縮して、暗褐色の油状物を得
る。これを酢酸エチル(3mL)に溶解しそして予備調整されたイオン交換カラ
ムに導入する。このカラムをメタノール(4mL)およびアセトニトリル(4m
L)で洗浄し、次いで生成物を、メタノールにアンモニアを溶解した溶液(4.
5mL)で溶出処理する。溶剤を減圧下に除いた後に、生成物を準備した逆相H
PLCクロマトグラフィーによって精製する。得られる溶液を再び、予備調整さ
れたイオン交換カラムに導入する。上記の通り、このカラムをメタノール(4m
L)およびアセトニトリル(4mL)で洗浄し、次いで生成物を、メタノールに
アンモニアを溶解した4N溶液(4.5mL)で溶出処理する。揮発性溶剤の蒸
発で黄色の油状物として表題の化合物がもたらされる(30mg、74μmol
、74%)。LC/MS (m/z): 405 (MH +)、Rt= 6.11、純度: 91.0%。
【0103】 以下の化合物も同様に製造された: 4.b 4−{4−[4−(2−ブロモ−4−フルオロ−フェノキシ)−ブチ
ル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 447 (MH +)、
Rt= 6.20 (方法A)、純度: 98.8%。
【0104】 4.c 4−{4−[3−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−プロピル]
ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 372 (MH +)、Rt=
2.20 (方法A)、純度: 88.12%。
【0105】 4.d 4−{4−[4−(2,6−ジクロロ−フェニルスルファニル)−ブ
チル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 436 (MH +
、Rt= 6.53 (方法A)、純度: 80.59%。
【0106】 4.e 4−{4−[3−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−プロ
ピル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 389 (MH +
、Rt= 6.11 (方法A)、純度: 97.8%。
【0107】 4.f 4−{4−[4−(2−クロロ−6−メチル−フェニルスルファニル
)ブチル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 415 (MH + )、Rt= 6.58 (方法A)、純度: 70.2%。
【0108】 4.g 4−{4−[4−(2,6−ジクロロ−4−フルオロ−フェノキシ)
−ブチル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z):437 (MH + )、Rt= 6.02 (方法A)、純度: 95.1%。
【0109】 4.h 4−{4−[3−(2−ブロモ−4,6−ジフルオロ−フェノキシ)
−プロピル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z):451 (M
H + )、Rt= 5.62 (方法A)、純度: 99.5%。
【0110】 4.i 4−{4−[3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロ−フェノキシ)
−プロピル]−ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z):423
(MH + )、Rt= 6.38 (方法A)、純度: 87.6%。
【0111】 4.j 4−{4−[4−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−フェノキシ)
−ブチル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z):465 (M
H + )、Rt= 5.74( 方法A)、純度: 95.2%。
【0112】 4.k 4−{4−[4−(2,6−ジブロモ−4−フルオロ−フェノキシ)
−ブチル]−ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z):526 (M
H + )、Rt= 6.18 (方法A)、純度: 100%。
【0113】 4.l 4−{4−[3−(2,4,6−トリブロモ−フェノキシ)−プロピ
ル]−ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z):573 (MH +
、Rt= 6.40 (方法A)、純度: 99.6%。
【0114】 4.m 4−{4−[3−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−フェノキシ)
−プロピル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z):451(M
H + )、Rt= 2.42( 方法A)、純度: 100%。
【0115】 4.n 1−(3,5−ジフルオロ−4−{3−[4−(1H−インドール−
4−イル)−ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−フェニル)−プロパン−1
−オン。LC/MS (m/z):428 (MH + )、Rt= 5.46( 方法A)、純度: 98.1%。
【0116】 4.o 3,5−ジブロモ−4−{3−[4−(1H−インドール−4−イル
)−ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−ベンゾニトリル。LC/MS (m/z):519
(MH + )、Rt= 5.38( 方法A)、純度: 84.6%。
【0117】 4.p 4−{4−[2−(2−ブロモ−4,6−ジフルオロ−フェノキシ)
−エチル]−ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z):437 (M
H + )、Rt= 5.35 (方法A)、純度: 74.4%。
【0118】 4.q 4−{4−[3−(2,6−ジクロロ−フェニルスルファニル)−プ
ロピル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z):421(MH +
、Rt= 2.44( 方法A)、純度: 96.8%。
【0119】 実施例5: 5aa.4−{4−[2−(2,6−ジメチル−フェノキシ)−エチル]ピペ
ラジン−1−イル}−1H−インドール、 DMF(1.6mL)にフェノール(1.6mmol)を溶解した溶液に第三
ブトキシド−カリウム溶液(1.6mL、1.6mmoL、第三ブタノールに1
.0M)を添加する。この混合物を室温で5分攪拌する。得られる溶液の一部(
850μL)を、DMF(0.70mL)に2−ブロモ−1,1−ジメトキシエ
タン(59mg、0.35mmol)を溶解した溶液に添加する。この反応混合
物を80℃に加温し、16時間撹拌する。室温に冷却した後に酢酸エチル(6m
L)を添加する。有機相を水で洗浄し(各4mLづつ2度)そして硫酸ナトリウ
ムで乾燥する。減圧下に揮発性成分を蒸発させた後に、得られる油状物をジオキ
サンと3MのHClとの混合物(4mL、ジオキサン:3MのHCl=8:1)
に溶解し、80℃に1時間加熱する。室温に冷却した後に、酢酸エチル(6mL
)を添加する。有機相を水で洗浄し(各4mLづつ2度)そして硫酸ナトリウム
で乾燥する。減圧下に揮発性成分を蒸発させた後に、得られる油状物を1,2−
ジクロロエタン(1.80mL)に溶解する。得られる溶液の一部(600μL
)を、DMF(60μL)に1−[1H−インドール−4−イル]ピペラジン(
4.5mg、224μmol)を溶解した溶液に添加し、次いでナトリウム−ト
リアセトキシボロンヒドリド(30mg、0.14mmol)を添加する。この
混合物を室温で2時間震盪した後に、メタノール/水の混合物(600μL、メ
タノール:水=9:1)を添加し、得られる溶液を予備調整されたイオン交換カ
ラムに導入する。このカラムをアセトニトリル(2.5mL)およびメタノール
(2.5mL)で洗浄し、次いで生成物を、メタノールにアンモニアを溶解した
4N溶液(4.5mL)で溶出処理する。減圧下に溶剤を除いた後に無色の油状
物として表題の化合物が得られる(5.7mg、16.9μmol、75%)。
【0120】 LC/MS (m/z): 350 (MH +)、Rt= 2.32、純度: 89.5%。
【0121】 以下の化合物も同様に製造された: 5ab 4−{4−[4−(2,6−ジメチル−フェニルスルファニル)−ブ
チル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 394 (MH +
、Rt= 2.59 (方法B)、純度: 98.14%。
【0122】 5ac 4−{4−[2−(2,4−ジメチル−フェニルスルファニル)−エ
チル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 366 (MH +
、Rt= 2.38 (方法A)、純度: 93.9%。
【0123】 5ad 4−{4−[2−(2,3 −ジクロロ−フェニルスルファニル)−エ
チル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 406 (MH +
、Rt= 2.43 (方法A)、純度: 94.09%。
【0124】 5ae 4−{4−[2−(2−アリル−6−クロロ−フェノキシ)−エチル
]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 396 (MH +)、Rt
= 2.41 (方法A)、純度: 74.45%。
【0125】 5af 4−{4−[3−(2−トリフルオロメチル−フェニルスルファニル
)−プロピル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 420
(MH +)、Rt= 2.48 (方法A)、純度: 80%。
【0126】 5ag 4−{4−[3−(3,4−ジクロロ−フェニルスルファニル)−プ
ロピル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 420 (MH + )、Rt= 2.53 (方法A)、純度: 94.88%。
【0127】 5ah 4−{4−[4−(2,4−ジメチル−フェノキシ)−ブチル]ピペ
ラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 378 (MH +)、Rt= 2.47
(方法A)、純度: 76.4%。
【0128】 5ai 4−{4−[4−(2−エチル−フェノキシ)−ブチル]ピペラジン
−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 378 (MH +)、Rt= 2.48 (方法
A)、純度: 76.62%。
【0129】 5aj 4−[4−(4−フェニルスルファニル−ブチル)ピペラジン−1−
イル]−1H−インドール。LC/MS (m/z): 366 (MH +)、Rt= 2.05、純度: 89
.3%。
【0130】 5ak 4−{4−[4−(2−クロロ−5−メチル−フェノキシ)−ブチル
]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 398 (MH +)、Rt
= 2.24 (方法B)、純度: 84.56%。
【0131】 5al 4−{4−[2−(2,5−ジクロロ−フェニルスルファニル)−エ
チル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 406 (MH +
、Rt= 2.1 ( 方法B)、純度: 93.74%。
【0132】 5am 4−{4−[2−(3−クロロ−フェニルスルファニル)−エチル]
ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 372 (MH +)、Rt=
2.01 (方法B)、純度: 96.29%。
【0133】 5an 4−{4−[2−(2−クロロ−フェニルスルファニル)−エチル]
ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 372 (MH +)、Rt=
1.93 (方法B)、純度: 96.26%。
【0134】 5ao 4−{4−[3−(3−クロロ−フェニルスルファニル)−プロピル
]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 386 (MH +)、Rt
= 2.09 (方法B)、純度: 90.84%。
【0135】 5ap 3−クロロ−4−{4−[4−(1H−インドール−4−イル)ピペ
ラジン−1−イル]−ブトキシ}−ベンゾニトリル。LC/MS (m/z): 409 (MH +
、Rt= 1.93 (方法B)、純度: 86.56%。
【0136】 5aq 4−{4−[4−(3−クロロ−フェニルスルファニル)−ブチル]
ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 400 (MH +)、 Rt
= 2.23 (方法B)、純度: 84.85%。
【0137】 5ar 4−{4−[4−(2−クロロ−フェニルスルファニル)−ブチル]
ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 400 (MH +)、 Rt
= 2.14 (方法B)、純度: 84.83%。
【0138】 5as 4−{4−[3−(3,4−ジメチル−フェニルスルファニル)−プ
ロピル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 380 (MH + )、Rt= 2.17 (方法B)、純度: 81.48%。
【0139】 5at 3−{4−[4−(1H−インドール−4−イル)−ピペラジン−1
−イル]−ブトキシ}−ベンゾニトリル。LC/MS (m/z): 375 (MH +)、Rt= 1.83
(方法B)、純度: 78.43%。
【0140】 5au 4−{4−[4−(2,5−ジクロロ−フェノキシ)−ブチル]ピペ
ラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 418 (MH +)、Rt= 2.23
(方法B)、純度: 79.44%。
【0141】 5av 4−{4−[4−(3,4−ジメトキシ−フェニルスルファニル)−
ブチル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 426 (MH + )、Rt= 1.87 (方法B)、純度: 73.1%。
【0142】 5aw 4−{4−[3−(4−トリフルオロメチル−フェニルスルファニル
)−プロピル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 420
(MH +)、Rt= 2.24 (方法B)、純度: 88.9%。
【0143】 5ax 4−{4−[3−(4−トリフルオロメトキシ−フェニルスルファニ
ル)−プロピル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 4
36 (MH +)、Rt= 2.31 (方法B)、純度: 91.57%。
【0144】 5ay 4−{4−[3−(3−ブロモ−フェニルスルファニル)−プロピル
]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 430 (MH +)、Rt
= 2.15 (方法B)、純度: 91.2 %。
【0145】 5az 4−{4−[3−(2−イソプロピル−フェニルスルファニル)−プ
ロピル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 394 (MH + )、Rt= 2.32 (方法B)、純度: 82.81%。
【0146】 5ba 4−{4−[4−(2−メトキシ−フェノキシ)−ブチル]ピペラジ
ン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 380 (MH +)、Rt= 1.79 (方
法B)、純度: 93.2%。
【0147】 5.bb 4−{4−[4−(2−イソプロピル−フェニルスルファニル)−
ブチル]ピペラジン−1−イル}−1H−インドール。LC/MS (m/z): 408 (MH + )、Rt= 2.4 ( 方法B)、純度: 85.1%。
【0148】 薬理試験 本発明の化合物を十分に認知されかつ信頼のある方法でテストした。そのテス
トは以下の通りである。
【0149】 ヒトドパミンD4 レセプターへの3 H−YM−09151−2の結合阻害 この方法によってCHO−細胞中で発現されるヒトクローン化されたドパミン
4.2 レセプターの膜への[3 H]−YM−09151−2(0.06nM)の
結合が薬剤で阻害されることを試験管内で測定する。この方法はNEN Life Scien
ce Products, Inc., technical data certificate PC2433-10/96 からの変法で
ある。その結果をIC50として次表1に示す。
【0150】 ヒトD3 レセプターへの[3 H]−スピペロンの結合阻害 この方法によってCHO−細胞中で発現されるヒトクローン化されたドパミン
3 レセプターの膜への[3 H]−スピペロン(0.3nM)の結合が薬剤で阻
害されることを試験管内で測定する。この方法はMackenzie 等, Eur. J. Pharm.
-Mol. Pharm. Sec., 1994, 266, 79-85 からの変法である。その結果をIC50
して次表1に示す。
【0151】 ラット脳シナプトゾームへの 3H-5-HT再取り込みの阻害 この方法を用いて、ラット全脳シナプトゾームへの 3H-5-HTの蓄積を阻害する
薬剤の能力を、試験管内で測定する。そのアッセイは、Hyttel, J., Psychophar
macology, 1978, 60, 13によって記載されているように行われる。
【0152】 5-HT 1Aレセプターへの本発明の化合物の親和性を、下記試験に示す様に5-HT 1A レセプターでの放射性リガンドの結合阻害を測定して調べる: ヒト5-HT1Aレセプターへの3 H-5-CT結合阻害 移入された(transfected)ヒーラー細胞(HA7) (Fargin, A. 等, J. Biol. Che
m., 1989, 264, 14848) 中で安定に発現され、クローン化されたヒト5-HT1Aレセ
プターへの5-HT1Aアゴニスト 3H-5-カルボキシアミドトリプタミン( 3 H-5-CT)
の結合が、薬剤によって阻害されることを、この方法によって試験管内で測定す
る。そのアッセイ(assay) は、Harrington, M.A.等J. Pharmacol. Exp. Ther.,
1994, 268, 1098 に記載された方法の変法のように行われる。ヒト5-HT1Aレセプ
ター (細胞ホモジナート40μg)を15分間370 C で50mMトリス緩衝液中でpH
7.7 で3 H-5-CTの存在下にインキュベートする。非特異的結合はメテルゴリン1
0μM を含めて測定される。反応を Tomtec Cell Harvester上で Unifilter GF/
B フィルターによる急速濾過によって終了させる。フィルターを Packard Top C
ounterで数える。得られた結果を表1に示す。
【0153】 表1:
【0154】
【表1】 いくつかの本発明の化合物の5-HT1A拮抗活性を移入されたヒーラー細胞(HA7)
中で安定に発現され、クローン化された5-HT1Aレセプターで試験管内で評価する
。この試験で5-HT1A拮抗活性を、ホルスコリン(forskolin) 誘発された cAMP蓄
積の5-HT誘発された阻害に拮抗する化合物の能力を測定することによって評価す
る。そのアッセイは Pauwels, P.J.等, Biochem. Pharmacol. 1993, 45, 375 に
記載された方法の変法のように行われる。
【0155】 本発明の化合物のいくつかをS nchez, C. 等, Eur. J. Pharmacol. 1996, 315
, pp245 に記載されたアッセイによって5-HT1Aレセプターへのその生体内効果に
関してテストした。このテストで、テスト化合物のアンタゴニスト作用を5−M
eO−DMT誘発された5−HT症候群を阻害するテスト化合物の能力を測定し
て決定する。
【0156】 したがって、本発明の化合物が上記テストで親和性を示すので、これらが情動
障害、たとえば全身性不安障害、パニック障害、強迫性障害、うつ病、ソーシャ
ルホビア及び摂食障害、及び神経障害、たとえば精神病の治療に有用であるとみ
なされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/20 A61P 25/20 25/22 25/22 25/24 25/24 43/00 121 43/00 121 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ロットレンダー・マリオ デンマーク国、バルビー、ハレストルプヴ ァング、3ツェー、2テーハー (72)発明者 ミケルセン・ギッテ デンマーク国、バレルプ、スコフボーヴェ ンゲート、143 (72)発明者 アンデルセン・キム デンマーク国、ヴィルム、リンガーバッケ ン、22 (72)発明者 モルツェン・エーナー・クヌート デンマーク国、ゲントフテ、トフテケルス ヴェイ、29 Fターム(参考) 4C084 AA19 MA02 ZA01 ZA05 ZA12 ZA18 ZA69 ZC75 4C086 AA01 AA02 AA03 BC50 GA12 MA02 MA04 MA05 NA05 NA14 ZA01 ZA05 ZA12 ZA18 ZA69 ZC75 4C204 BB01 BB09 CB03 DB01 EB01 FB01 GB32

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、XはOまたはSであり; nは2、3、4、5、6、7、8、9または10であり; mは2または3であり、 YはN、CまたはCHであり; 点線は任意の結合を表し; R1 およびR1'は互いに無関係に水素原子またはC1 〜C6 −アルキルであ り; R7 、R8 、R10、R11およびR12は互いに無関係に、水素原子、ハロ ゲン原子、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C 1 〜C6 −アルキル、C2 〜C6 −アルケニル、C2 〜C6 −アルキニル、C 3 〜C8 −シクロアルキル、C3 〜C8 −シクロアルキル−C1 〜C6 −アル キル、C1 〜C6 −アルコキシ、C1 〜C6 −アルキルスルファニル、ヒドロ キシ、ホルミル、アシル、アミノ、C1 〜C6 −アルキルアミノ、ジ(C1 〜 C6 −アルキル)アミノ、アシルアミノ、C1 〜C6 −アルコキシカルボニル アミノ、アミノカルボニルアミノ、C1 〜C6 −アルキルアミノカルボニルア ミノおよびジ(C1 〜C6 −アルキル)アミノカルボニルアミノであり; R9 は水素原子、C1 〜C6 −アルキルまたはアシルであり; 2 、R3 、R4 、R5 およびR6 は互いに無関係に、水素原子、ハロゲン 原子、シアノ、ニトロ、C1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルコキシ、C 1 〜C6 −アルキルスルファニル、C1 〜C6 −アルキルスルホニル、ヒドロ キシ、ヒドロキシ−C1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルコキシカルボニ ル、アシル、C3 〜C8 −シクロアルキル、C3 〜C8 −シクロアルキル−C 1 〜C6 −アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、NH2 、 NR1314であり、ただしR13およびR14は互いに無関係に水素原子、C1 〜 C6 −アルキル、C3 〜C8 −シクロアルキルまたはフェニルであるか;また はR13およびR14はそれらが結合する窒素原子と一緒に5〜6員炭素環を形成 し、そしてこの環は場合によっては他のヘテロ原子を有する。] で表される化合物、そのエナンチオマーおよび薬学的に許容されるそれの酸付加
    塩。
  2. 【請求項2】 XはOまたはSであり; nは2、3、4または5であり; mは2または3であり、 YはNまたはCHであり; R1 およびR1'は両方が水素原子であり; R7 、R8 、R10、R11およびR12の1つまたは2つが互いに無関係に水素原
    子、ハロゲン原子、CF3 、CNまたはC1 〜C6 −アルキルであり、そしてR 7 、R8 、R10、R11およびR12の残りが水素原子であり; R9 は水素原子であり; R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 は互いに無関係に、水素原子、ハロゲン原
    子、C1 〜C6 −アルキル、C3 〜C8 −シクロアルキル、C1 〜C6 −アルコ
    キシ、ヒドロキシ、ニトロ、CN、CF3 、OCF3 、アシル、NH2 、NR1314であり、ただしR13およびR14は互いに無関係に水素原子、C1 〜C6 −ア
    ルキル、C3 〜C8 −シクロアルキルまたはフェニルであるか;またはR13およ
    びR14は窒素原子と一緒にピペリジン、モルホリン、ピペラジンまたはピロリジ
    ンである請求項1に記載の式(I)の化合物、そのエナンチオマーおよび薬学的
    に許容されるそれの酸付加塩。
  3. 【請求項3】 R1 およびR1'は両方が水素原子である、請求項1または2
    に記載の式(I)の化合物。
  4. 【請求項4】 mが2である請求項1〜3のいずれか一つに記載の式(I)
    の化合物。
  5. 【請求項5】 nが2、3または4である請求項1〜4のいずれか一つに記
    載の式(I)の化合物。
  6. 【請求項6】 YがNである請求項1〜5のいずれか一つに記載の式(I)
    の化合物。
  7. 【請求項7】 R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 の少なくとも1つが水素
    原子である、請求項1〜6のいずれか一つに記載の式(I)の化合物。
  8. 【請求項8】 R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 の少なくとも2つが水素
    原子である、請求項1〜7のいずれか一つに記載の式(I)の化合物。
  9. 【請求項9】 R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 の少なくとも3つが水素
    原子である、請求項1〜8のいずれか一つに記載の式(I)の化合物。
  10. 【請求項10】 R2 および/またはR6 が水素原子でない、請求項1〜9
    のいずれか一つに記載の式(I)の化合物。
  11. 【請求項11】 インドールが4位でY基に結合している、請求項1〜10
    のいずれか一つに記載の式(I)の化合物。
  12. 【請求項12】 化合物が 4-{4-[3-(2-クロロ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}-1H-インド
    ール、 4-{4-[3-(2-クロロ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}
    -1H-インドール、 4-{4-[3-(2-ブロモ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}
    -1H-インドール、 4-{4-[3-(2-ブロモ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}-1H-インド
    ール、 4-{4-[4-(2-ブロモ-4- フルオロ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}
    -1H-インドール、 4-{4-[4-(2-クロロ-6- メチル- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1
    - イル}-1H-インドール、 4-{4-[2-(2-クロロ-4- フルオロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン
    -1- イル}-1H-インドール、 4-{4-[2-(2,6-ジクロロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル
    }-1H-インドール、 4-{4-[2-(3,4-ジクロロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル
    }-1H-インドール、 4-{4-[2-(4-フルロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル}-1
    H-インドール、 4-{4-[3-(2-クロロ-4- フルオロ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジ
    ン-1- イル}-1H-インドール、 4-{4-[4-(2-ブロモ-4- フルオロ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}
    -1H-インドール、 4-{4-[3-(2,4-ジフルオロ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}-1H-
    インドール、 4-{4-[4-(2,6-ジクロロ- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1- イル
    }-1H-インドール、 4-{4-[3-(2-クロロ-4- フルオロ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1- イル
    }-1H-インドール、 4-{4-[4-(2-クロロ-6- メチル- フェニスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1-
    イル}-1H-インドール、 4-{4-[4-(2,6-ジクロロ-4- フルオロ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イ
    ル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(2-ブロモ-4,6- ジフルオロ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1-
    イル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(2,6-ジクロロ-4- フルオロ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1-
    イル}-1H-インドール、 4-{4-[4-(4-ブロモ-2,6- ジフルオロ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イ
    ル}-1H-インドール、 4-{4-[4-(2,6-ジブロモ-4- フルオロ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イ
    ル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(2,4,6-トリブロモ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}-1
    H-インドール、 4-{4-[3-(4-ブロモ-2,6- ジフルオロ- フェノキシ)-プロピル]-ピペラジン-1-
    イル}-1H-インドール、 1-(3,5- ジフルオロ-4- {3-[4-(1H- インドール-4- イル)-ピペラジン-1- イル
    ]-プロポキシ}- フェニル)-プロパン-1- オン、 3,5-ジブロモ-4- {3-[4-(1H- インドール-4- イル)-ピペラジン-1- イル]-プロ
    ポキシ}- ベンゾニトリル、 4-{4-[2-(2-ブロモ-4,6- ジフルオロ- フェノキシ)-エチル]-ピペラジン-1- イ
    ル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(2,6-ジクロロ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イ
    ル}-1H-インドール、 4-{4-[2-(2,6-ジメチル- フェノキシ)-エチル]-ピペラジン-1- イル}-1H-イン
    ドール、 4-{4-[4-(2,6-ジメチル- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1- イル
    }-1H-インドール、 4-{4-[2-(2,4-ジメチル- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル
    }-1H-インドール、 4-{4-[2-(2,3-ジクロロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル
    }-1H-インドール、 4-{4-[2-(2-アリル-6- クロロ- フェノキシ)-エチル]-ピペラジン-1- イル}-1
    H-インドール、 4-{4-[3-(2-トリフルオロメチル- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジ
    ン-1- イル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(3,4-ジクロロ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イ
    ル}-1H-インドール、 4-{4-[4-(2,4-ジメチル- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1H-イン
    ドール、 4-{4-[4-(2-エチル- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1H-インドー
    ル、 4-[4-(4-フェニルスルファニル- ブチル]-ピペラジン-1- イル]-1H- インドール
    、 4-{4-[4-(2-クロロ-5- メチル- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1
    H-インドール、 4-{2-[4-(2,5-ジクロロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル
    }-1H-インドール、 4-{4-[2-(3-クロロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル}-1
    H-インドール、 4-{4-[2-(2-クロロ- フェニルスルファニル)-エチル]-ピペラジン-1- イル}-1
    H-インドール、 4-{4-[3-(3-クロロ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}
    -1H-インドール、 3-クロロ-4- {4-[4-(1H- インドール-4- イル) ピペラジン-1- イル]-ブトキシ
    }- ベンゾニトリル、 4-{4-[4-(3-クロロ- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1
    H-インドール、 4-{4-[4-(2-クロロ- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1
    H-インドール、 4-{4-[3-(3,4-ジメチル- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イ
    ル}-1H-インドール、 3-{4-[4-(1H- インドール-4- イル)-ピペラジン-1- イル]-ブトキシ}- ベンゾ
    ニトリル、 4-{4-[4-(2,5-ジクロロ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1H-イン
    ドール、 4-{4-[4-(3,4-ジメトキシ- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1- イ
    ル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(4-トリフルオロメチル- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジ
    ン-1- イル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(4-トリフルオロメトキシ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラ
    ジン-1- イル}-1H-インドール、 4-{4-[3-(3-ブロモ- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1- イル}
    -1H-インドール、 4-{4-[3-(2-イソプロピル- フェニルスルファニル)-プロピル]-ピペラジン-1-
    イル}-1H-インドール、 4-{4-[4-(2-メトキシ- フェノキシ)-ブチル]-ピペラジン-1- イル}-1H-インド
    ールまたは 4-{4-[4-(2-イソプロピル- フェニルスルファニル)-ブチル]-ピペラジン-1- イ
    ル}-1H-インドールまたは薬学的に許容できるそれらの塩 である、請求項1〜11のいずれか一つに記載の式(I) の化合物。
  13. 【請求項13】請求項1〜12のいずれかに記載の、少なくとも1種の式I
    で表わされる化合物又はその薬学的に容認された酸付加塩又はそのプロドラッグ
    を治療上有効な量で、そして薬学的に容認されたキャリヤー又は希釈剤1種以上
    と組み合わせて含有する薬学的調合物。
  14. 【請求項14】セロトニン再取り込み及び(又は)ドパミンD4 レセプター
    でのリガンドと組み合わせて強力に5-HT1Aレセプターのリガンドに関与する障害
    又は疾病の治療用薬学的調合物の製造に、請求項1〜12のいずれかに記載の式
    Iで表わされる化合物又はその酸付加塩又はプロドラッグを使用する方法。
  15. 【請求項15】セロトニン再取り込み及び(又は)ドパミンD4 レセプター
    でのリガンドと組み合わせて強力に5-HT1Aレセプターのリガンドに関与する、ヒ
    トを含めた動物生体の障害又は疾病の治療方法において、請求項1〜12のいず
    れかに記載の式Iで表わされる化合物の有効量を投与することを特徴とする、上
    記治療方法。
  16. 【請求項16】上記疾患が情動障害、たとえば全身性不安障害、パニック障
    害、強迫性障害、うつ病、ソーシャルホビア及び摂食障害、及び神経障害、たと
    えば精神病である、請求項15記載の治療方法。
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