JP2003519083A - フェキソフェナジンの新規な製剤 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、(i)フェキソフェナジン又はその薬学上許容可能な塩と、(ii)前記フェキソフェナジン又は塩の水に対する溶解度を向上させる薬学上の賦形剤とを有する組成物を提供する。薬学上の賦形剤は、好ましくはシクロデキストリンである。
Description
【0001】
本発明は、一般にフェキソフェナジン(fexofenadine)の製剤に関し、特にフェ
キソフェナジンの液体製剤に関する。より具体的には、本発明は、経鼻又は点眼
投与に好適なフェキソフェナジンの水性製剤に関する。
キソフェナジンの液体製剤に関する。より具体的には、本発明は、経鼻又は点眼
投与に好適なフェキソフェナジンの水性製剤に関する。
【0002】
フェキソフェナジンは、H1ヒスタミン拮抗薬であって、アレルギー症状軽減
のために最近導入されてきている。この薬物は、他の抗ヒスタミン剤であるテル
フェナジン(terfenadine)の活性代謝物である。テルフェナジンの高い血しょう
濃度とまれに発生する心臓不整脈(cardiac arrhythmias)とが関連付けられ、こ
の薬はしだいに臨床使用から回収されつつあり、フェキソフェナジンが代替品と
して奨励されてきている。
のために最近導入されてきている。この薬物は、他の抗ヒスタミン剤であるテル
フェナジン(terfenadine)の活性代謝物である。テルフェナジンの高い血しょう
濃度とまれに発生する心臓不整脈(cardiac arrhythmias)とが関連付けられ、こ
の薬はしだいに臨床使用から回収されつつあり、フェキソフェナジンが代替品と
して奨励されてきている。
【0003】
これまでにフェキソフェナジンの経口製剤のみが開発されている。しかし、ア
レルギー性鼻炎の局所的治療用のこの薬物の経鼻製剤は好都合だろう。局所作用
のため特に望ましい経鼻製剤は、ゲル化及び/又は生体付着性(bioadhesive)液
体又は粉末製剤を使用することにより鼻腔内で長く滞留するものだろう。経鼻投
与に適したフェキソフェナジンの液体製剤は、点眼投与にも適するだろうが、目
への投与に適する賦形剤の範囲はより限定される。その一つの理由として、目は
鼻腔よりより高い刺激感応性を有するためである。
レルギー性鼻炎の局所的治療用のこの薬物の経鼻製剤は好都合だろう。局所作用
のため特に望ましい経鼻製剤は、ゲル化及び/又は生体付着性(bioadhesive)液
体又は粉末製剤を使用することにより鼻腔内で長く滞留するものだろう。経鼻投
与に適したフェキソフェナジンの液体製剤は、点眼投与にも適するだろうが、目
への投与に適する賦形剤の範囲はより限定される。その一つの理由として、目は
鼻腔よりより高い刺激感応性を有するためである。
【0004】
フェキソフェナジンは、薬学上許容可能な塩酸塩(MW 538)の形で使用
される。
される。
【化学式1】
【0005】
塩酸フェキソフェナジン(fexofenadine hydrochloride)は、pH2から3の
間と、pH9以上で最も高い水溶解度を示す。鼻腔及び目への使用のためには、
起こり得る炎症を防止するため、pH4から8の範囲が選択されるべきである。
しかし、pH4から9の間での無水型塩酸フェキソフェナジンの溶解度は低く、
例えば、0.2から0.5mg/ml程度である。
間と、pH9以上で最も高い水溶解度を示す。鼻腔及び目への使用のためには、
起こり得る炎症を防止するため、pH4から8の範囲が選択されるべきである。
しかし、pH4から9の間での無水型塩酸フェキソフェナジンの溶解度は低く、
例えば、0.2から0.5mg/ml程度である。
【0006】
フェキソフェナジンの経鼻投与量は確立されていない。しかし、一日の経口投
与量が120mgであること及び他の抗ヒスタミン剤の経鼻/経口投与量比に基
づいて、フェキソフェナジンの経鼻投与量は1〜5mg/鼻孔の範囲と想定でき
る。したがって、液体製剤のためには、0.1mlの投与量体積に対し、10〜
50mg/mlのフェキソフェナジン濃度が要求されるだろう。
与量が120mgであること及び他の抗ヒスタミン剤の経鼻/経口投与量比に基
づいて、フェキソフェナジンの経鼻投与量は1〜5mg/鼻孔の範囲と想定でき
る。したがって、液体製剤のためには、0.1mlの投与量体積に対し、10〜
50mg/mlのフェキソフェナジン濃度が要求されるだろう。
【0007】
塩酸フェキソフェナジンの経鼻又は点眼製剤の開発に対する主な挑戦は、この
薬物の制限された溶解度である。
薬物の制限された溶解度である。
【0008】
本出願人は、経鼻又は点眼投与に好適なpH範囲内であるフェキソフェナジン
又はその薬学上許容可能な塩を有する製剤を開発した。この製剤は、フェキソフ
ェナジン又はその薬学上許容可能な塩の水中での溶解度を増大することができる
シクロデキストリン(cyclodextrin)のような薬学上の賦形剤(excipient)を有す
る。この製剤は、また、フェキソフェナジン又はその薬学上許容可能な塩の制御
された放出(controlled release)を鼻腔内で提供するだろう。
又はその薬学上許容可能な塩を有する製剤を開発した。この製剤は、フェキソフ
ェナジン又はその薬学上許容可能な塩の水中での溶解度を増大することができる
シクロデキストリン(cyclodextrin)のような薬学上の賦形剤(excipient)を有す
る。この製剤は、また、フェキソフェナジン又はその薬学上許容可能な塩の制御
された放出(controlled release)を鼻腔内で提供するだろう。
【0009】
本発明によれば、(i)フェキソフェナジン又はその薬学上許容可能な塩と、
(ii)前記フェキソフェナジン又は塩の水中での溶解度を向上させる薬学上の賦
形剤とを有する組成物が提供される。
(ii)前記フェキソフェナジン又は塩の水中での溶解度を向上させる薬学上の賦
形剤とを有する組成物が提供される。
【0010】
前記組成物は、好ましくは経鼻又は点眼投与に適合させられ、したがって、好
ましい実施の形態においては、本発明は経鼻又は点眼投与可能な組成物を提供す
る。
ましい実施の形態においては、本発明は経鼻又は点眼投与可能な組成物を提供す
る。
【0011】
本発明の組成物は、固体、例えば、マイクロスフェア(microsphere)系でもよ
いが、好ましくは液体組成物であり、さらに好ましくは水性である。水性組成物
は、溶液、懸濁液又はエマルションでもよい。
いが、好ましくは液体組成物であり、さらに好ましくは水性である。水性組成物
は、溶液、懸濁液又はエマルションでもよい。
【0012】
従って、本発明の好ましい態様では、(i)フェキソフェナジン又はその薬学
上許容可能な塩と、(ii)前記フェキソフェナジン又は塩の水中での溶解度を向
上させる薬学上の賦形剤と、(iii)水性媒体(aqueous vehicle)、例えば、水
とを有する水性組成物が提供される。
上許容可能な塩と、(ii)前記フェキソフェナジン又は塩の水中での溶解度を向
上させる薬学上の賦形剤と、(iii)水性媒体(aqueous vehicle)、例えば、水
とを有する水性組成物が提供される。
【0013】
もちろん、水は薬学上許容可能な純度とすべきである。
【0014】
フェキソフェナジンの薬学上許容可能な好適な塩は、塩酸塩(hydrochloride)
、臭化水素酸塩(hydrobromide)、酢酸塩(acetate)、メシラート(mesylate)、及
び硫酸塩(sulphate)を含む。特に好ましい塩は、塩酸塩である。フェキソフェナ
ジンの塩基(base)もまた使用され得る。
、臭化水素酸塩(hydrobromide)、酢酸塩(acetate)、メシラート(mesylate)、及
び硫酸塩(sulphate)を含む。特に好ましい塩は、塩酸塩である。フェキソフェナ
ジンの塩基(base)もまた使用され得る。
【0015】
以下、フェキソフェナジンという用語は、文脈が別なように求めない限り、フ
ェキソフェナジンとその薬学上許容可能な塩との両方をひとまとめに意味する。
ェキソフェナジンとその薬学上許容可能な塩との両方をひとまとめに意味する。
【0016】
液体組成物でのフェキソフェナジンの濃度は、100μg/mlから100m
g/mlまででありうる。好ましい濃度範囲は、1〜75mg/mlであり、特
に10〜50mg/mlの濃度範囲が好ましい。
g/mlまででありうる。好ましい濃度範囲は、1〜75mg/mlであり、特
に10〜50mg/mlの濃度範囲が好ましい。
【0017】
固体製剤でのフェキソフェナジンの濃度は、0.5から40%w/wでありう
る。好ましい濃度範囲は、1から30%w/wの範囲であり、特に2から20%
w/wの濃度範囲が好ましい。
る。好ましい濃度範囲は、1から30%w/wの範囲であり、特に2から20%
w/wの濃度範囲が好ましい。
【0018】
フェキソフェナジン又は塩の水中での溶解度を増大させる好ましい薬学上の賦
形剤は、プロピレングリコール(propylene glycol)及びグリコフロール(glycof
urol)(テトラグリコール(tetraglycol))のような薬学上許容可能な水混和性
の溶媒を含む。他の好適な賦形剤は、フェキソフェナジンと複合体形成可能な物
質を含む。
形剤は、プロピレングリコール(propylene glycol)及びグリコフロール(glycof
urol)(テトラグリコール(tetraglycol))のような薬学上許容可能な水混和性
の溶媒を含む。他の好適な賦形剤は、フェキソフェナジンと複合体形成可能な物
質を含む。
【0019】
フェキソフェナジン又は塩の水中での溶解度を高めるための特に好ましい薬学
上の賦形剤は、シクロデキストリンである。
上の賦形剤は、シクロデキストリンである。
【0020】
シクロデキストリン(CD)は、グルコピラノース(glucopyranose)単位を有
する工業生産される環状オリゴ糖である。3つの主要なシクロデキストリンは、
α、β、及びγシクロデキストリンであり、それぞれ6、7、8個のグルコピラ
ノース単位を有している。α、β、γシクロデキストリンの物理化学的な性質は
異なり、水に対して異なる溶解度を有している。
する工業生産される環状オリゴ糖である。3つの主要なシクロデキストリンは、
α、β、及びγシクロデキストリンであり、それぞれ6、7、8個のグルコピラ
ノース単位を有している。α、β、γシクロデキストリンの物理化学的な性質は
異なり、水に対して異なる溶解度を有している。
【0021】
α、β、γシクロデキストリンと同様に、本発明における使用のために好適な
シクロデキストリン賦形剤は、アルキル(alkyl)及びアルコキシ(alkoxy)置換シ
クロデキストリンのような誘導シクロデキストリンを含む。好ましい誘導体は、
ジメチル(dimethyl)−β−シクロデキストリン、例えば、2,6−ジメチル 1
4−β−シクロデキストリン、トリメチル(trimethyl)−β−シクロデキストリ
ン、例えば、2,3,6−トリメチル 21−β−シクロデキストリン、スルホ
ブチルエーテル(sulphobutylether)−β−シクロデキストリン、及び、ヒドロキ
シプロピル(hydroxypropyl)置換基の水酸基がプロピル基(propyl group)を構成
する三つの炭素原子のいずれか一つと結合可能なヒドロキシプロピル−β−シク
ロデキストリンのような、β−シクロデキストリンの誘導体である。スルホブチ
ルエーテル−β−シクロデキストリンは、比較的新しい化合物であり、Cydex、O
verland Park、Kansasから入手可能である。
シクロデキストリン賦形剤は、アルキル(alkyl)及びアルコキシ(alkoxy)置換シ
クロデキストリンのような誘導シクロデキストリンを含む。好ましい誘導体は、
ジメチル(dimethyl)−β−シクロデキストリン、例えば、2,6−ジメチル 1
4−β−シクロデキストリン、トリメチル(trimethyl)−β−シクロデキストリ
ン、例えば、2,3,6−トリメチル 21−β−シクロデキストリン、スルホ
ブチルエーテル(sulphobutylether)−β−シクロデキストリン、及び、ヒドロキ
シプロピル(hydroxypropyl)置換基の水酸基がプロピル基(propyl group)を構成
する三つの炭素原子のいずれか一つと結合可能なヒドロキシプロピル−β−シク
ロデキストリンのような、β−シクロデキストリンの誘導体である。スルホブチ
ルエーテル−β−シクロデキストリンは、比較的新しい化合物であり、Cydex、O
verland Park、Kansasから入手可能である。
【0022】
特に好ましい薬学上の賦形剤は、2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキス
トリン(HP−β−CD)である。
トリン(HP−β−CD)である。
【0023】
水溶解度を高める薬学上の賦形剤、例えば、シクロデキストリン、の本発明の
液体組成物での濃度は、0.5から50%w/vであってもよく、好ましくは0
.5から20%w/v、より好ましくは1から20%w/vであり、特には1か
ら10%w/vがより好ましい。
液体組成物での濃度は、0.5から50%w/vであってもよく、好ましくは0
.5から20%w/v、より好ましくは1から20%w/vであり、特には1か
ら10%w/vがより好ましい。
【0024】
%w/vは、100mlの水又は他の水性媒体(medium)に溶解される薬学上の
賦形剤、例えば、シクロデキストリン、のグラム重量を意味する。
賦形剤、例えば、シクロデキストリン、のグラム重量を意味する。
【0025】
水溶解度を高める薬学上の賦形剤、例えば、シクロデキストリン、の本発明の
固体製剤での濃度は、15から90%w/wであってもよいが、好ましくは30
から75%w/wであり、より好ましくは45から60%w/wである。
固体製剤での濃度は、15から90%w/wであってもよいが、好ましくは30
から75%w/wであり、より好ましくは45から60%w/wである。
【0026】
本発明の液体組成物が鼻腔又は目への供給(delivery)用とされる場合は、鼻腔
内でのフェキソフェナジンの制御された放出を提供するために、ゲル化剤、生体
付着性物質、又はゲル化及び生体付着性性質の両方がある物質を好ましくは有す
る。フェキソフェナジンの放出速度は、製剤中のゲル化剤又は生体付着性物質の
濃度を変更することによって変更されるだろう。
内でのフェキソフェナジンの制御された放出を提供するために、ゲル化剤、生体
付着性物質、又はゲル化及び生体付着性性質の両方がある物質を好ましくは有す
る。フェキソフェナジンの放出速度は、製剤中のゲル化剤又は生体付着性物質の
濃度を変更することによって変更されるだろう。
【0027】
生体付着性物質は、鼻や目の中で見られるような粘膜性(mucosal)表面と相互
作用できる物質を意味する。生体付着性効果は、プラスに帯電したポリマーと、
鼻の粘膜(nasal mucosa)又は角質細胞(corneal cells)の内側を覆う細胞のマ
イナスに帯電した表面との相互作用を通して、又はプラスに帯電したポリマーと
ムチン(mucin)の負の糖質基との相互作用によって達成されるだろう。
作用できる物質を意味する。生体付着性効果は、プラスに帯電したポリマーと、
鼻の粘膜(nasal mucosa)又は角質細胞(corneal cells)の内側を覆う細胞のマ
イナスに帯電した表面との相互作用を通して、又はプラスに帯電したポリマーと
ムチン(mucin)の負の糖質基との相互作用によって達成されるだろう。
【0028】
本発明の組成物で使用するために好適なゲル化剤は、ペクチン(pectin)、アル
ギン酸塩(alginates)、及びゲラン(gellan)のような多糖類(polysaccharides)を
含む。これらのゲル化剤は、0.1から20%w/v、つまり、液体媒体100
mlにゲル化剤が0.1から20gの濃度で、典型的には液体、特に本発明の水
性製剤に含まれる。好ましい組成物は、0.5から10%w/v、例えば、1か
ら10%w/vのゲル化剤を有する。
ギン酸塩(alginates)、及びゲラン(gellan)のような多糖類(polysaccharides)を
含む。これらのゲル化剤は、0.1から20%w/v、つまり、液体媒体100
mlにゲル化剤が0.1から20gの濃度で、典型的には液体、特に本発明の水
性製剤に含まれる。好ましい組成物は、0.5から10%w/v、例えば、1か
ら10%w/vのゲル化剤を有する。
【0029】
液体、特に水性製剤で使用するために好適なゲル化剤は、ゲル化ブロック共重
合体も含む。好適なゲル化ブロック共重合体は、ポロオキサマー(Poloxamer)1
88、ポロオキサマー237、ポロオキサマー338、ポロオキサマー407、
及びポロオキサマー427のようなポロオキサマー(poloxamer)を含む。これら
のゲル化物質は、1%から30%w/v、好ましくは5から20%の濃度で、典
型的には液体製剤に含まれる。
合体も含む。好適なゲル化ブロック共重合体は、ポロオキサマー(Poloxamer)1
88、ポロオキサマー237、ポロオキサマー338、ポロオキサマー407、
及びポロオキサマー427のようなポロオキサマー(poloxamer)を含む。これら
のゲル化物質は、1%から30%w/v、好ましくは5から20%の濃度で、典
型的には液体製剤に含まれる。
【0030】
本発明の液体組成物に好適な生体付着性物質は、キトサン(chitosan)及びトリ
メチル誘導体のようなキトサン誘導体を含む。
メチル誘導体のようなキトサン誘導体を含む。
【0031】
液体、特に本発明の水性製剤で特に好適なゲル化剤は、その製剤からの塩酸フ
ェキソフェナジンの放出/拡散速度を著しく減少することができるペクチンであ
る。
ェキソフェナジンの放出/拡散速度を著しく減少することができるペクチンであ
る。
【0032】
ペクチンは、全ての陸上緑色植物の一次細胞壁で見られる物質である。これら
は、α−1,4−結合ポリガラクツロン酸(polygalacturonic acid)と同一の
多糖類バックボーン(backbone)とは異質の物質である。キシロース(xylose)、ガ
ラクトース(galactose)、ラムノース(rhamnose)、アラビノース(arabinose)のよ
うな様々な中性糖がペクチン中で同定されている。
は、α−1,4−結合ポリガラクツロン酸(polygalacturonic acid)と同一の
多糖類バックボーン(backbone)とは異質の物質である。キシロース(xylose)、ガ
ラクトース(galactose)、ラムノース(rhamnose)、アラビノース(arabinose)のよ
うな様々な中性糖がペクチン中で同定されている。
【0033】
ペクチンは、カルシウムのような二価イオンの存在下でゲルを形成可能である
。ペクチンと鼻孔模擬電解質溶液との相互作用は、非常に強力なゲルを形成可能
であり、これは生体付着性相互作用及び/又は粘度の増加のいずれかにより、製
剤の鼻腔内での接触時間を延ばすことができる。
。ペクチンと鼻孔模擬電解質溶液との相互作用は、非常に強力なゲルを形成可能
であり、これは生体付着性相互作用及び/又は粘度の増加のいずれかにより、製
剤の鼻腔内での接触時間を延ばすことができる。
【0034】
ペクチンの重要な性質は、ガラクツロン酸基がエステル化される範囲である。
自然に見られるペクチンのエステル化度(DE)は、かなり変化可能である(6
0から90%まで)。DEという用語は、当業者にはよく知られており、エステ
ル化されるガラクツロン酸カルボキシル基の全数のパーセンテージを意味する。
自然に見られるペクチンのエステル化度(DE)は、かなり変化可能である(6
0から90%まで)。DEという用語は、当業者にはよく知られており、エステ
ル化されるガラクツロン酸カルボキシル基の全数のパーセンテージを意味する。
【0035】
低いDEを有するペクチン、すなわち、50%未満、好ましくは35%未満の
カルボキシル基がエステル化されている物質が特に好ましい。これらは、酵素的
プロセスを通して又はアルコール性不均一媒体内での酸又はアンモニア処理によ
り抽出されたペクチンの脱エステル化によって、調整され得る。高DEペクチン
(これは、例えば、Sigma Fine Chemicalsより得られるだろう)の脱エステル
化の方法は、「Industrial Gums」、Academic Press、New York (1993)、25
7頁のRollinによる論文に述べられている。
カルボキシル基がエステル化されている物質が特に好ましい。これらは、酵素的
プロセスを通して又はアルコール性不均一媒体内での酸又はアンモニア処理によ
り抽出されたペクチンの脱エステル化によって、調整され得る。高DEペクチン
(これは、例えば、Sigma Fine Chemicalsより得られるだろう)の脱エステル
化の方法は、「Industrial Gums」、Academic Press、New York (1993)、25
7頁のRollinによる論文に述べられている。
【0036】
低DEペクチンは、スレンディッド タイプ(Slendid Type) 100 及びSl
endid Type 110として知られる市販品として、Copenhagen Pectin A/Sから
市販で得ることができる。これらのペクチンは、柑橘類の皮から抽出され、スク
ロース(sucrose)を加えることにより標準化されている。エステル化度は両方の
ペクチンで50%未満であり、タイプ100については10%のオーダー(order)で
あり、タイプ110については35%のオーダーである。さらに、物質はGENUペク
チンタイプLM1912CS、及びPomosinペクチンタイプLM12CGとLM18CGを含む。
endid Type 110として知られる市販品として、Copenhagen Pectin A/Sから
市販で得ることができる。これらのペクチンは、柑橘類の皮から抽出され、スク
ロース(sucrose)を加えることにより標準化されている。エステル化度は両方の
ペクチンで50%未満であり、タイプ100については10%のオーダー(order)で
あり、タイプ110については35%のオーダーである。さらに、物質はGENUペク
チンタイプLM1912CS、及びPomosinペクチンタイプLM12CGとLM18CGを含む。
【0037】
本発明の液体製剤でのペクチンの濃度は、好ましくは0.5から5%w/vで
ある。
ある。
【0038】
鼻孔用供給のための典型的な液体組成物は、1から20mg/mlの塩酸フェ
キソフェナジンと、1から200mg/mlのヒドロキシプロピル−β−シクロ
デキストリンと、5から50mg/mlのペクチンとを有するだろう。好ましい
液体組成物は、10mg/mlの塩酸フェキソフェナジンと、100mg/ml
のヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンと、10mg/mlのペクチン
とを有するだろう。
キソフェナジンと、1から200mg/mlのヒドロキシプロピル−β−シクロ
デキストリンと、5から50mg/mlのペクチンとを有するだろう。好ましい
液体組成物は、10mg/mlの塩酸フェキソフェナジンと、100mg/ml
のヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンと、10mg/mlのペクチン
とを有するだろう。
【0039】
本発明の組成物は、既知の技術によって調製可能である。
【0040】
例えば、水性組成物は、フェキソフェナジンと薬学上の賦形剤を水に溶解又は
分散することにより調製可能である。ペクチンを含有する組成物は、フェキソフ
ェナジン、薬学上の賦形剤、及びペクチンを、水に溶解又は分散することにより
調製可能であり、任意に、等浸透圧を与えるためにNaClのような単純な一価の電
解質と、グリセロール(glycerol)のような薬品と、メタ硫酸水素ナトリウム(sod
ium metabisulphate)のような防腐剤も共に溶解しても良い。
分散することにより調製可能である。ペクチンを含有する組成物は、フェキソフ
ェナジン、薬学上の賦形剤、及びペクチンを、水に溶解又は分散することにより
調製可能であり、任意に、等浸透圧を与えるためにNaClのような単純な一価の電
解質と、グリセロール(glycerol)のような薬品と、メタ硫酸水素ナトリウム(sod
ium metabisulphate)のような防腐剤も共に溶解しても良い。
【0041】
本発明の組成物は、また、粉末製剤でもよい。この種類の組成物は、フェキソ
フェナジンの水に対する溶解度を増大させる固体賦形剤、好ましくはシクロデキ
ストリン、の水溶液でフェキソフェナジンを可溶化し、例えば、オーブンドライ
又はフリーズドライにより水を除去してフェキソフェナジン/賦形剤混合物を回
収することにより調製可能である。
フェナジンの水に対する溶解度を増大させる固体賦形剤、好ましくはシクロデキ
ストリン、の水溶液でフェキソフェナジンを可溶化し、例えば、オーブンドライ
又はフリーズドライにより水を除去してフェキソフェナジン/賦形剤混合物を回
収することにより調製可能である。
【0042】
任意ではあるが、ゲル化/生体付着性物質が粉末製剤に含まれ得る。この物質
は、乾燥の前又は後のいずれかで薬物/賦形剤混合物に添加され得る。例えばマ
イクロスフェア型で用いられ得る好適なゲル化/生体付着性物質は、デンプン、
キトサン、ポリビニルピロリドン(polyvinyl pyrrolidone)、アルギン酸塩、ポ
リカルボフィル(polycarbophil)、ペクチン、ヒアルロン酸(hyaluronic acid
)(及びこのエステル)、寒天、アガロース(agarose)、デキストラン(dextran)、
オボアルブミン(ovalbumin)、コラーゲン(collagen)、及びカゼイン(casein)を
含み、デンプンとキトサンが好ましく、特にはデンプンが好ましい。ゲル化/生
体付着性物質が用いられる場合には、この物質の濃度は典型的には5から80%
w/wの範囲内であり、好ましくは15から65%w/wの範囲内であり、より
好ましくは20から50%w/wの範囲内であろう。
は、乾燥の前又は後のいずれかで薬物/賦形剤混合物に添加され得る。例えばマ
イクロスフェア型で用いられ得る好適なゲル化/生体付着性物質は、デンプン、
キトサン、ポリビニルピロリドン(polyvinyl pyrrolidone)、アルギン酸塩、ポ
リカルボフィル(polycarbophil)、ペクチン、ヒアルロン酸(hyaluronic acid
)(及びこのエステル)、寒天、アガロース(agarose)、デキストラン(dextran)、
オボアルブミン(ovalbumin)、コラーゲン(collagen)、及びカゼイン(casein)を
含み、デンプンとキトサンが好ましく、特にはデンプンが好ましい。ゲル化/生
体付着性物質が用いられる場合には、この物質の濃度は典型的には5から80%
w/wの範囲内であり、好ましくは15から65%w/wの範囲内であり、より
好ましくは20から50%w/wの範囲内であろう。
【0043】
溶解度と粘膜表面への投与のための受容性との間の妥協として、本組成物には
pH3から9が好ましく、pH4から8が特に好ましい。
pH3から9が好ましく、pH4から8が特に好ましい。
【0044】
本製剤は、Valois及びPfiefferによって供給されるような噴霧装置を用いて患
者の鼻に投与されるだろう。これらの装置は、一回投与又は複数回投与システム
でもよい。本製剤はまた、点眼容器を用いて患者の目に投与されるだろう。この
ような点眼製品のために、ポリビニルアルコール又はヒプロメロース(hypromell
ose)のような増粘剤が加えられてもよい。
者の鼻に投与されるだろう。これらの装置は、一回投与又は複数回投与システム
でもよい。本製剤はまた、点眼容器を用いて患者の目に投与されるだろう。この
ような点眼製品のために、ポリビニルアルコール又はヒプロメロース(hypromell
ose)のような増粘剤が加えられてもよい。
【0045】
本発明は、以下の実施例を参照して説明されるが、以下の実施例に限定されな
い。
い。
【0046】
実施例1
フェキソフェナジンの分析方法
【0047】
水中での塩酸フェキソフェナジンの溶解度を測定するため、pH4.0で水中
の塩酸フェキソフェナジンを定量するUV法が確立された。
の塩酸フェキソフェナジンを定量するUV法が確立された。
【0048】
水中で塩酸フェキソフェナジン(ヘキスト マリオン ルセル)(Hoechst Mari
on Roussel)1mg/mlの溶液が調製され、この溶液のpHは、0.5Mの水
酸化ナトリウム溶液で4.0に調節された。pH4.0のフタル酸緩衝液(phtha
late buffer)もまた調製された。両方の溶液がヒューレットパッカード(Hewle
tt Packard)8452Aダイオードアレー分光光度計(Diode Array Spectrophoto
meter)を用いてスキャンされた。水中の塩酸フェキソフェナジンの校正曲線を
作成するために、波長260nmの吸光度が選択された。pH4.0のフタル酸
緩衝液は190から320nmの間に強いUV吸光度があり、薬物のための媒体
には適当でなかった。
on Roussel)1mg/mlの溶液が調製され、この溶液のpHは、0.5Mの水
酸化ナトリウム溶液で4.0に調節された。pH4.0のフタル酸緩衝液(phtha
late buffer)もまた調製された。両方の溶液がヒューレットパッカード(Hewle
tt Packard)8452Aダイオードアレー分光光度計(Diode Array Spectrophoto
meter)を用いてスキャンされた。水中の塩酸フェキソフェナジンの校正曲線を
作成するために、波長260nmの吸光度が選択された。pH4.0のフタル酸
緩衝液は190から320nmの間に強いUV吸光度があり、薬物のための媒体
には適当でなかった。
【0049】
150、300、450、600、及び750μg/mlの濃度に水で調製さ
れ、塩酸又は水酸化ナトリウムでpH4.0に調節された一連の塩酸フェキソフ
ェナジン溶液が、ヒューレットパッカード8452Aダイオードアレー分光光度計を
用いて260nmでアッセイされた。校正式は以下の通りであった。Y=816
.284X−3.960(r=1.000、ここでYは薬物濃度mg/mlであ
り、XはUV吸光度(150〜750μg/mlにわたって直線性)である)。
れ、塩酸又は水酸化ナトリウムでpH4.0に調節された一連の塩酸フェキソフ
ェナジン溶液が、ヒューレットパッカード8452Aダイオードアレー分光光度計を
用いて260nmでアッセイされた。校正式は以下の通りであった。Y=816
.284X−3.960(r=1.000、ここでYは薬物濃度mg/mlであ
り、XはUV吸光度(150〜750μg/mlにわたって直線性)である)。
【0050】
実施例2 pH4.0のシクロデキストリン溶液での塩酸フェキソフェナ ジンの分析のためのUV法確認
【0051】
α−シクロデキストリン(α-CD)とヒドロキシプロピル−β−シクロデキス
トリン(HP-β-CD)の二つのシクロデキストリンが、塩酸フェキソフェナジ
ンの溶解度に対するそれらの効果のためにアッセイされた。UV法は、pH4.
0のシクロデキストリン溶液での塩酸フェキソフェナジンの溶解度を測定するた
め用いようとした。まず、α-CDとHP-β-CDがこの薬物の分析を妨げるか
どうかを明らかにするため、これらのUV吸光度が詳しく調べられた。
トリン(HP-β-CD)の二つのシクロデキストリンが、塩酸フェキソフェナジ
ンの溶解度に対するそれらの効果のためにアッセイされた。UV法は、pH4.
0のシクロデキストリン溶液での塩酸フェキソフェナジンの溶解度を測定するた
め用いようとした。まず、α-CDとHP-β-CDがこの薬物の分析を妨げるか
どうかを明らかにするため、これらのUV吸光度が詳しく調べられた。
【0052】
pH4.0の100mg/mlのα-CD及び100mg/mlのHP-β-C
Dの各溶液が調製されてUVスキャンされた。pH4.0であり、150、45
0、750μg/mlの濃度の塩酸フェキソフェナジンを含有する溶液が水で調
製され、UV法により260nmでアッセイされた。
Dの各溶液が調製されてUVスキャンされた。pH4.0であり、150、45
0、750μg/mlの濃度の塩酸フェキソフェナジンを含有する溶液が水で調
製され、UV法により260nmでアッセイされた。
【0053】
260nmにおいて、水中で150、450、750μg/mlの塩酸フェキ
ソフェナジンのUV吸光度はそれぞれ0.1900、0.5612、0.912
2であったが、100mg/mlのα-CD及び100mg/mlのHP-β-C
Dの吸光度は、それぞれ0.0239、0.0832であった。塩酸フェキソフ
ェナジン溶液の吸光度は、α-CDの存在の影響をほとんど受けておらず、UV
法はα-CD溶液内での薬物の濃度をアッセイすることに有効である。100m
g/mlのHP-β-CDは、260nmで小さな干渉を引き起こした。しかし、
実際の薬剤では、HP-β-CDのUV吸光度は塩酸フェキソフェナジンのUV吸
光度に比べてごく小さいだろうから、UV法は、HP-β-CD溶液内での薬物の
濃度をアッセイすることにも使用可能である。
ソフェナジンのUV吸光度はそれぞれ0.1900、0.5612、0.912
2であったが、100mg/mlのα-CD及び100mg/mlのHP-β-C
Dの吸光度は、それぞれ0.0239、0.0832であった。塩酸フェキソフ
ェナジン溶液の吸光度は、α-CDの存在の影響をほとんど受けておらず、UV
法はα-CD溶液内での薬物の濃度をアッセイすることに有効である。100m
g/mlのHP-β-CDは、260nmで小さな干渉を引き起こした。しかし、
実際の薬剤では、HP-β-CDのUV吸光度は塩酸フェキソフェナジンのUV吸
光度に比べてごく小さいだろうから、UV法は、HP-β-CD溶液内での薬物の
濃度をアッセイすることにも使用可能である。
【0054】
実施例3 pH4.0における水及びシクロデキストリン溶液での塩酸フ ェキソフェナジンの溶解度
【0055】
a) pH4.0における塩酸フェキソフェナジンの水での溶解度
【0056】
pH4.0で塩酸フェキソフェナジン10mg/mlを含有する水性懸濁液が
、室温で24時間撹拌された。混合物は遠心分離機にかけられ、上澄は0.45
μmメンブランフィルターに通され、薬物の粒子が除去された。ろ過された溶液
は260nmでUV法によりアッセイされた。
、室温で24時間撹拌された。混合物は遠心分離機にかけられ、上澄は0.45
μmメンブランフィルターに通され、薬物の粒子が除去された。ろ過された溶液
は260nmでUV法によりアッセイされた。
【0057】
b) pH4.0におけるシクロデキストリン溶液での塩酸フェキソフェナジ
ンの溶解度
ンの溶解度
【0058】
10、25、50、100mg/mlの濃度のα-CD及びHP-β-CDのそ
れぞれの水溶液が調製された。各溶液10mlに対し、塩酸フェキソフェナジン
100mgが添加され、撹拌され、塩酸又は水酸化ナトリウムを加えることによ
り溶液のpHは4.0に調節された。薬物が完全に溶解したときは、100mg
の塩酸フェキソフェナジンがさらに加えられた。この懸濁液は24時間撹拌され
、遠心分離機にかけられた。上澄は0.45μmメンブランフィルターでろ過さ
れ、薬物粒子が除去された後、希釈され、260nmでUV法によりアッセイさ
れた。
れぞれの水溶液が調製された。各溶液10mlに対し、塩酸フェキソフェナジン
100mgが添加され、撹拌され、塩酸又は水酸化ナトリウムを加えることによ
り溶液のpHは4.0に調節された。薬物が完全に溶解したときは、100mg
の塩酸フェキソフェナジンがさらに加えられた。この懸濁液は24時間撹拌され
、遠心分離機にかけられた。上澄は0.45μmメンブランフィルターでろ過さ
れ、薬物粒子が除去された後、希釈され、260nmでUV法によりアッセイさ
れた。
【0059】
水、α-CD及びHP-β-CD溶液での塩酸フェキソフェナジンの溶解度が表
1に示されている。塩酸フェキソフェナジンの水での溶解度は0.6mg/ml
である。水溶液中の溶解度は、α-CD及びHP-β-CDにより大きくなり、溶
解度の増大は水溶液中のシクロデキストリンの濃度に依存した。溶液中のシクロ
デキストリンの濃度が高ければ高いほど、得られる薬物の溶解度は高くなった。
HP-β-CDはα-CDよりも溶解度を向上させた。いかなる理論によっても拘
束されたくはないのだが、HP-β-CDでのフェキソフェナジンの溶解度のこの
向上は、フェキソフェナジンはこのシクロデキストリンとより効果的に複合体を
形成でき、おそらくシクロデキストリン分子内により良く適合するという事実の
ためだと私達は考える。塩酸フェキソフェナジンの溶解度増大とα-CD及びH
P-β-CDの濃度は直線関係であるとわかった。水溶液中の塩酸フェキソフェナ
ジンのより高い溶解度は、より高いHP-β-CD濃度により達成されるだろうと
予測できる。
1に示されている。塩酸フェキソフェナジンの水での溶解度は0.6mg/ml
である。水溶液中の溶解度は、α-CD及びHP-β-CDにより大きくなり、溶
解度の増大は水溶液中のシクロデキストリンの濃度に依存した。溶液中のシクロ
デキストリンの濃度が高ければ高いほど、得られる薬物の溶解度は高くなった。
HP-β-CDはα-CDよりも溶解度を向上させた。いかなる理論によっても拘
束されたくはないのだが、HP-β-CDでのフェキソフェナジンの溶解度のこの
向上は、フェキソフェナジンはこのシクロデキストリンとより効果的に複合体を
形成でき、おそらくシクロデキストリン分子内により良く適合するという事実の
ためだと私達は考える。塩酸フェキソフェナジンの溶解度増大とα-CD及びH
P-β-CDの濃度は直線関係であるとわかった。水溶液中の塩酸フェキソフェナ
ジンのより高い溶解度は、より高いHP-β-CD濃度により達成されるだろうと
予測できる。
【0060】
【表1】
【0061】
塩酸フェキソフェナジン、α-CD、HP-β-CDの分子量は、それぞれ53
8、972、1135である。100mg/mlのα-CD水溶液で塩酸フェキ
ソフェナジンの溶解度が3.3mg/mlの時、塩酸フェキソフェナジン:α-
CDの重量比は、1:30.3であり、これはモル比1:16.8と等しい。1
00mg/mlのHP-β-CD水溶液で塩酸フェキソフェナジンの溶解度が13
.1mg/mlの時、塩酸フェキソフェナジン:HP-β-CDの重量比は、1:
7.6であり、これはモル比1:3.6と等しい。
8、972、1135である。100mg/mlのα-CD水溶液で塩酸フェキ
ソフェナジンの溶解度が3.3mg/mlの時、塩酸フェキソフェナジン:α-
CDの重量比は、1:30.3であり、これはモル比1:16.8と等しい。1
00mg/mlのHP-β-CD水溶液で塩酸フェキソフェナジンの溶解度が13
.1mg/mlの時、塩酸フェキソフェナジン:HP-β-CDの重量比は、1:
7.6であり、これはモル比1:3.6と等しい。
【0062】
実施例4 塩酸フェキソフェナジンの制御された放出のためのペクチンゲ ル化製剤
【0063】
塩酸フェキソフェナジンの制御された放出のためのゲル化製剤製造の可能性が
研究された。
研究された。
【0064】
製剤1: 10mg/ml フェキソフェナジン+100mg/ml HP-
β-CD
β-CD
【0065】
2gのHP-β-CDが、20mlメスフラスコ中で18〜19mlの水に溶解
された。塩酸フェキソフェナジン200mgが溶液に加えられ、薬物が溶解する
まで撹拌された。溶液のpHは、塩酸又は水酸化ナトリウムを添加して4.0に
調節され、その後溶液は水を加えられ容積まで満たされた。
された。塩酸フェキソフェナジン200mgが溶液に加えられ、薬物が溶解する
まで撹拌された。溶液のpHは、塩酸又は水酸化ナトリウムを添加して4.0に
調節され、その後溶液は水を加えられ容積まで満たされた。
【0066】
製剤2: 10mg/ml フェキソフェナジン+100mg/ml HP-
β-CD+10mg/ml ペクチン
β-CD+10mg/ml ペクチン
【0067】
ペクチン50mgが5mlのメスフラスコ中で5mlの製剤1に溶解された。
【0068】
鼻孔模擬電解質溶液の調製:
塩化ナトリウム8.77g、塩化カリウム2.98g、塩化カルシウム二水和
物0.59gが1リットルのメスフラスコ中で1リットルの水に溶解された。
物0.59gが1リットルのメスフラスコ中で1リットルの水に溶解された。
【0069】
放出/拡散テスト:
フランツ拡散セル(Franz diffusion cell)装置が閉ループ回路で組み立て
られた。図1はセルを示し、図2は閉ループ回路で配列されたセルを示している
。操作パラメータを以下に挙げる。
られた。図1はセルを示し、図2は閉ループ回路で配列されたセルを示している
。操作パラメータを以下に挙げる。
【0070】
媒体: 鼻孔模擬電解質溶液、
媒体温度: 37℃、
膜: ニトロセルロース、細孔径0.45μm、
閉ループ配列の容積: 8.8ml、
マグネチックスターラーの撹拌速度: 4、
ぜん動(peristaltic)ポンプの流速: 1(ザ コールパーマー、マスターフ
レックス(The Cole-Parmer Materflex
)ぜん動ポンプ、モデル(Model)7518
−60、マスターフレックス(Materflex
)14シリコンチューブに取り付けられ
ている)、
試料体積: 0.4ml(塩酸フェキソフェナジン4mg
を含み、媒体中の最高薬物濃度は450
μg/ml程度となる)、
薬物分析: UV 260nm
【0071】
製剤2は拡散装置の膜に注がれたとき、鼻孔模擬電解質溶液と相互作用し、強
力なゲルを形成した。図3は、HP-β-CD、及びペクチン/HP-β-CDの2
つの製剤から鼻孔模擬電解質溶液への塩酸フェキソフェナジンの累積放出/拡散
を示す。製剤1(コントロール)の最大UV吸光度は、100%の薬物放出で表さ
れる拡散実験の間に到達し、各選択時間点における放出のパーセンテージの計算
に用いられた。ペクチン/HP-β-CD溶液からの塩酸フェキソフェナジンの放
出/拡散速度は、HP-β-CDからよりも著しく遅かった。コントロール溶液で
は、塩酸フェキソフェナジンは、非常に速く膜を通して拡散され、10分間で全
ての薬物放出がされた。しかし、30分後でも、ペクチンを含有する製剤からは
10%未満の薬物しか放出されていなかった。
力なゲルを形成した。図3は、HP-β-CD、及びペクチン/HP-β-CDの2
つの製剤から鼻孔模擬電解質溶液への塩酸フェキソフェナジンの累積放出/拡散
を示す。製剤1(コントロール)の最大UV吸光度は、100%の薬物放出で表さ
れる拡散実験の間に到達し、各選択時間点における放出のパーセンテージの計算
に用いられた。ペクチン/HP-β-CD溶液からの塩酸フェキソフェナジンの放
出/拡散速度は、HP-β-CDからよりも著しく遅かった。コントロール溶液で
は、塩酸フェキソフェナジンは、非常に速く膜を通して拡散され、10分間で全
ての薬物放出がされた。しかし、30分後でも、ペクチンを含有する製剤からは
10%未満の薬物しか放出されていなかった。
【0072】
これらの実施例は、pH4.0での水溶液中の塩酸フェキソフェナジンの溶解
度は、シクロデキストリンを用いて著しく向上されたことを示している。水溶液
中での塩酸フェキソフェナジンの溶解度の増大は、シクロデキストリンの濃度に
依存する。HP-β-CDは、α-CDよりも溶解度をはるかに向上させた。水、
100mg/mlのα-CD水溶液、及び100mg/mlのHP-β-CD水溶
液でのpH4.0における溶解度は、それぞれ0.6、3.3、及び13.1m
g/mlだった。10mg/mlの塩酸フェキソフェナジンと100mg/ml
のHP-β-CDとを含有するペクチンゲル化製剤は、フェキソフェナジンの経鼻
投与用の制御された放出用製剤の基剤を形成する薬物の非常に遅い放出を示した
。
度は、シクロデキストリンを用いて著しく向上されたことを示している。水溶液
中での塩酸フェキソフェナジンの溶解度の増大は、シクロデキストリンの濃度に
依存する。HP-β-CDは、α-CDよりも溶解度をはるかに向上させた。水、
100mg/mlのα-CD水溶液、及び100mg/mlのHP-β-CD水溶
液でのpH4.0における溶解度は、それぞれ0.6、3.3、及び13.1m
g/mlだった。10mg/mlの塩酸フェキソフェナジンと100mg/ml
のHP-β-CDとを含有するペクチンゲル化製剤は、フェキソフェナジンの経鼻
投与用の制御された放出用製剤の基剤を形成する薬物の非常に遅い放出を示した
。
【0073】
実施例4で記載された製剤は、噴霧装置を用いて患者の鼻に投与され得る。そ
のような装置はValois及びPfiefferのような会社から手に入れることができ、一
回投与又は複数回投与システムでもよい。
のような装置はValois及びPfiefferのような会社から手に入れることができ、一
回投与又は複数回投与システムでもよい。
【0074】
同様に、点眼製剤は実施例4と同様の方法で調製でき、点眼容器を用いて目に
投与できる。そのような点眼製品のためには、ポリビニルアルコール又はヒプロ
メロース(hypromellose)のような増粘剤が添加され得る。
投与できる。そのような点眼製品のためには、ポリビニルアルコール又はヒプロ
メロース(hypromellose)のような増粘剤が添加され得る。
【0075】
実施例5 10mg/mlの塩酸フェキソフェナジンを含有する共溶媒(
水/プロピレングリコール)製剤
水/プロピレングリコール)製剤
【0076】
塩酸フェキソフェナジン250mgが5mlメスフラスコ内で秤量された。こ
のフラスコにプロピレングリコール(1,2−プロパンジオール(1,2-propanedio
l))(Sigma、プール、イギリス)4mlが加えられ、内容物は薬物が溶解するま
で撹拌された。フラスコの内容物はプロピレングリコールで5mlとされた(最
終的な薬物濃度=50mg/ml)。50mg/mlの塩酸フェキソフェナジン
溶液の2mlが10mlのメスフラスコへ移された。このフラスコの内容物は水
が加えられて10mlとされ、10mg/mlの塩酸フェキソフェナジンを含む
溶液を形成した。
のフラスコにプロピレングリコール(1,2−プロパンジオール(1,2-propanedio
l))(Sigma、プール、イギリス)4mlが加えられ、内容物は薬物が溶解するま
で撹拌された。フラスコの内容物はプロピレングリコールで5mlとされた(最
終的な薬物濃度=50mg/ml)。50mg/mlの塩酸フェキソフェナジン
溶液の2mlが10mlのメスフラスコへ移された。このフラスコの内容物は水
が加えられて10mlとされ、10mg/mlの塩酸フェキソフェナジンを含む
溶液を形成した。
【0077】
実施例6 10mg/mlの塩酸フェキソフェナジンと5mg/mlのグ ルタミン酸キトサン(chitosan glutamate)とを含有する共溶媒(水/テトラグリ コール)製剤
【0078】
塩酸フェキソフェナジン250mgが5mlメスフラスコで秤量された。この
フラスコにテトラグリコール(グリコフロール)(Sigma)4mlが加えられ、内
容物は薬物が溶解するまで撹拌された。フラスコの内容物はテトラグリコールが
加えられて5mlとされた(最終的な薬物濃度=50mg/ml)。100mg
のグルタミン酸キトサンと8mlの水が10mlのメスフラスコへ加えられた。
このフラスコの内容物はキトサンが溶解するまで撹拌され、その後水が加えられ
て10mlとされた(最終濃度=グルタミン酸キトサン10mg/ml)。50m
g/mlの塩酸フェキソフェナジン溶液の2mlと10mg/mlのグルタミン
酸キトサン溶液5mlが10mlのメスフラスコで混合された。このフラスコの
内容物は水が加えられて10mlとされ、10mg/mlの塩酸フェキソフェナ
ジンと5mg/mlのグルタミン酸キトサンとを含む溶液を形成した。
フラスコにテトラグリコール(グリコフロール)(Sigma)4mlが加えられ、内
容物は薬物が溶解するまで撹拌された。フラスコの内容物はテトラグリコールが
加えられて5mlとされた(最終的な薬物濃度=50mg/ml)。100mg
のグルタミン酸キトサンと8mlの水が10mlのメスフラスコへ加えられた。
このフラスコの内容物はキトサンが溶解するまで撹拌され、その後水が加えられ
て10mlとされた(最終濃度=グルタミン酸キトサン10mg/ml)。50m
g/mlの塩酸フェキソフェナジン溶液の2mlと10mg/mlのグルタミン
酸キトサン溶液5mlが10mlのメスフラスコで混合された。このフラスコの
内容物は水が加えられて10mlとされ、10mg/mlの塩酸フェキソフェナ
ジンと5mg/mlのグルタミン酸キトサンとを含む溶液を形成した。
【図1】
フランツ拡散セルの概要断面図である。
【図2】
閉ループ回路に配置されたフランツ拡散セルの模式図である。
図1に示したフランツ拡散セルは、当業者に既知である。セル(1)は、試料
コンパートメント(compartment)(2)と、試験される製剤を支持する膜(3)
と、膜上に位置するフランジキャップ(4)と、フランジキャップと膜とを正し
い位置に固定する金属製留め金(5)と、ウォータージャケット(6)と、ぜん
動ポンプから通じる容離液入口(7)と、フロースルーキュベット(flow-throug
h cuvette)へ通じる容離液出口(8)と、スターラー(10)のあるレセプタ
コンパートメント(9)とを有し、ここで容離液はぜん動ポンプを介してUV分
光光度計内に位置するキュベットへ循環させられている。 図2に示す閉ループ回路では、フランツ拡散セル(1)は、UV分光光度計(
11)と、ぜん動ポンプ(12)と、プリンタ(13)とを有する回路に連結さ
れている。フロースルーキュベット(14)は、UV分光光度計(11)内に位置
している。分析される試料は、太矢印で示されるように装置に装入される。
コンパートメント(compartment)(2)と、試験される製剤を支持する膜(3)
と、膜上に位置するフランジキャップ(4)と、フランジキャップと膜とを正し
い位置に固定する金属製留め金(5)と、ウォータージャケット(6)と、ぜん
動ポンプから通じる容離液入口(7)と、フロースルーキュベット(flow-throug
h cuvette)へ通じる容離液出口(8)と、スターラー(10)のあるレセプタ
コンパートメント(9)とを有し、ここで容離液はぜん動ポンプを介してUV分
光光度計内に位置するキュベットへ循環させられている。 図2に示す閉ループ回路では、フランツ拡散セル(1)は、UV分光光度計(
11)と、ぜん動ポンプ(12)と、プリンタ(13)とを有する回路に連結さ
れている。フロースルーキュベット(14)は、UV分光光度計(11)内に位置
している。分析される試料は、太矢印で示されるように装置に装入される。
【図3】
2つの製剤、HP-β-CD及びペクチン/HP-β-CDから鼻孔模擬電解質溶
液への、塩酸フェキソフェナジンの累積放出/拡散を示す。
液への、塩酸フェキソフェナジンの累積放出/拡散を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年8月16日(2000.8.16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61P 11/02 A61P 11/02
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML,
MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K
E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW
),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,
TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,
BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C
R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI
,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,
IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K
Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD
,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,
PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S
L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US
,UZ,VN,YU,ZA,ZW
(71)出願人 WEST PHARMACEUTICAL
SERVICES DRUG DELIV
ERY & CLINICAL RESE
ARCH CENTRE LIMITED
(72)発明者 イルム・リスベス
イギリス、エヌジー7 1ビーエー、ノッ
ティンガム、ザ パーク、キャベンディッ
シュ クレセント ノース 19
(72)発明者 ワッツ・ピーター・ジェームス
イギリス、エヌジー2 6ピーユー、ノッ
ティンガム、ガムストン、リンデール ク
ロース 31
(72)発明者 チェン・ユー−フイ
イギリス、エヌジー9 5エルエヌ、ノッ
ティンガム、チルウェール、リーミングト
ン ドライブ 44
Fターム(参考) 4C076 AA13 BB24 BB25 CC03 DD38
EE30 EE39 FF11 FF12 FF31
4C086 AA01 BC21 MA01 MA05 MA17
MA58 MA59 NA10 ZA34 ZB13
Claims (23)
- 【請求項1】 (i)フェキソフェナジン又はその薬学上許容可能な塩と、 (ii)前記フェキソフェナジン又は塩の水中での溶解度を向上させる薬学上の賦
形剤と、 を有する組成物。 - 【請求項2】 医薬品に用いるための、請求項1記載の組成物。
- 【請求項3】 目又は鼻への、前記フェキソフェナジン又はその薬学上許容
可能な塩の供給に適する、請求項1又は2記載の組成物。 - 【請求項4】 前記薬学上の賦形剤は水混和性の非水溶媒である、先行する
請求項のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項5】 前記溶媒は、プロピレングリコール又はグリコフロール(テ
トラグリコール)である、請求項4記載の組成物。 - 【請求項6】 前記薬学上の賦形剤は、前記フェキソフェナジン又はその薬
学上許容可能な塩と複合体を形成可能な物質である、請求項1から3のいずれか
に記載の組成物。 - 【請求項7】 前記薬学上の賦形剤はシクロデキストリンである、請求項1
から3のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項8】 前記シクロデキストリンは、ヒドロキシプロピル−β−シク
ロデキストリンである、請求項7記載の組成物。 - 【請求項9】 前記フェキソフェナジン又はその薬学上許容可能な塩の制御
された放出を提供する物質をさらに有する、先行する請求項のいずれかに記載の
組成物。 - 【請求項10】 ゲル化剤又は生体付着性物質をさらに有する、請求項1か
ら8のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項11】 前記ゲル化剤又は生体付着性物質は多糖類である、請求項
10記載の組成物。 - 【請求項12】 前記ゲル化剤又は生体付着性物質は、ペクチン、アルギン
酸塩、デンプン、ゲラン、およびキトサンからなる群から選ばれる、請求項11
記載の組成物。 - 【請求項13】 前記ゲル化剤はブロック共重合体である、請求項10記載
の組成物。 - 【請求項14】 前記ブロック共重合体はポロオキサマーである、請求項1
3記載の組成物。 - 【請求項15】 水の媒体をさらに有する水性組成物である、先行する請求
項のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項16】 フェキソフェナジン又はその薬学上許容可能な塩を鼻又は
目へ投与するための薬剤の製造における請求項1から15のいずれかに記載の組
成物の使用。 - 【請求項17】 鼻炎治療のための薬剤の製造における請求項1から15の
いずれかに記載の組成物の使用。 - 【請求項18】 (i)フェキソフェナジン又はその薬学上許容可能な塩と、 (ii)前記フェキソフェナジン又は塩の水中の溶解度を向上させる薬学上の賦形
剤と、の 前記フェキソフェナジン又は塩を鼻又は目へ投与するための薬剤の製造におけ
る使用。 - 【請求項19】 前記組成物が鼻又は目に投与される際に、フェキソフェナ
ジン又はその薬学上許容可能な塩の放出を制御するための薬剤の製造における、
請求項10から14のいずれかに記載の組成物の使用。 - 【請求項20】 前記フェキソフェナジン又はその薬学上許容可能な塩の制
御された放出による鼻炎治療のための薬剤の製造における、請求項10から14
のいずれかに記載の組成物の使用。 - 【請求項21】 フェキソフェナジン又はその薬学上許容可能な塩による治
療を必要としている患者を治療する方法であって、そのような治療を必要として
いる患者に請求項1から15のいずれかに記載の組成物を有効量投与することを
有する方法。 - 【請求項22】 鼻炎を治療する方法であって、そのような治療を必要とし
ている患者に請求項1から15のいずれかに記載の組成物を有効量投与すること
を有する方法。 - 【請求項23】 フェキソフェナジン又はその薬学上許容可能な塩の制御さ
れた放出投与量により患者を治療する方法であって、そのような治療を必要とし
ている患者に請求項10から14のいずれかに記載の組成物を有効量投与するこ
とを有する方法。
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PCT/GB1999/003396 WO2000021510A2 (en) | 1998-10-13 | 1999-10-12 | Formulations of fexofenadine |
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