JP2003518235A - 圧縮装置 - Google Patents

圧縮装置

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JP2003518235A
JP2003518235A JP2001525139A JP2001525139A JP2003518235A JP 2003518235 A JP2003518235 A JP 2003518235A JP 2001525139 A JP2001525139 A JP 2001525139A JP 2001525139 A JP2001525139 A JP 2001525139A JP 2003518235 A JP2003518235 A JP 2003518235A
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クリトフ・ロバート・エドワード
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 熱再生圧縮装置(20)は、一部がドーナツ型導管(21)内において回転軸Xの周りの円周上に配置される複数の吸収剤容器(10)を有する。熱媒流体が、吸収剤容器(10)の回転運動に対して導管の流入口(22)から流出口(23)に向かって逆流する。個別のチャネル(29、30)は、容器(10)とチャネル(29、30)に流れ込む流体との間の熱伝達を可能にする容器(10)の蒸発/凝縮ゾーン(15)を包括する。 【効果】 特に簡単でかつ便宜性の高い態様で熱が再生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、熱再生圧縮装置に関し、特にたとえば、吸収サイクルを採用した
圧縮装置に関する。吸収サイクルは、熱駆動式の冷凍機、エアコン、およびエネ
ルギ源が燃焼燃料や廃熱であるヒートポンプで用いることができる。
【0002】
【従来の技術】
従来の蒸気圧縮サイクルは、通常モータを介して提供される機械仕事入力を必
要としている。そのような従来の蒸気圧縮機と比較して、高効率吸収機は、ラン
ニングコスト、冷却または加熱用の一次エネルギの使用およびそれに関連した二
酸化炭素の放出の削減が可能である。この後者の利点は、「温室効果」に関して高
まりつつある懸念を考慮に入れれば、特に重要である。再生サイクルの中におけ
る駆動エネルギとして廃熱または余熱を利用すれば、さらに大きな節約が実現で
きる。
【0003】 吸着式または吸収式冷凍およびヒートポンプサイクルは、アンモニアのような
冷媒ガスの固体吸収剤への吸収または低圧での固体/液体吸収剤への吸収または
吸着と、その後の加熱による脱離に基づいている。吸収剤は、熱で駆動する「化
学的圧縮機」として作用する。この発明の圧縮装置の動作の中心であるこのサイ
クルの理解を助けるために、単純な吸収サイクルを以下に簡単に説明する。
【0004】 最も単純な形として、吸収冷凍機は、2つの連係された容器2および4を含む
。第1容器2は吸収剤3を含み、両容器は、図1に示すように冷媒を含む。初期
的には、図1(a)に示すように、装置またはシステム全体は、低圧、低温であ
る。吸収剤3はその内部に高濃度の冷媒を含み、第2容器4は冷媒ガスを含む。
発生器としても知られる吸収剤容器2は次いで加熱され、冷媒を放出し、システ
ムの圧力を上げる。脱離した冷媒は、第2容器4で液体として凝縮し、その過程
で容器の周囲の環境に放熱する(図1(b))。第2容器4によって放出された
熱は、ヒートポンプの有益な熱出力の一部をなす。次いで、発生器2は、周囲温
度まで再度冷却され、冷媒を再吸収し、システムの圧力を下げる。第2容器4内
の液体の上方での減圧によって、液体が沸騰される(図1(c))。熱は液体が
沸騰している間に吸収され、第2容器4の周囲の環境に冷却/冷凍効果を生み出
す。発生器2から引き出された熱は、ヒートポンプの有益な熱出力の他の一部を
形成する。
【0005】 なお、上記のサイクルは、有益な冷却が、サイクルの半分でしか起こらないた
め非連続的である。しかし、位相が不一致の状態で運転されるそのような2つの
システムによって、理論上、連続冷却を提供することができる。熱駆動式吸収圧
縮装置の基本的な構成は、比較的低い成績係数(COP)を有する(冷却COP
=冷却/加熱入力、そしてヒートポンプCOP=熱出力/熱入力)。また、発生器
2の吸収ベッドの熱伝導率は一般的に低いため、サイクルに必要な時間は、1時
間かそれ以上であり、吸収剤の単位体積当たりの冷却力は、100W/kg以下
である。熱伝導を改良すれば、このサイクル時間を数分間に短縮でき、その代わ
りに今度は、吸収剤の出力密度を1kW/kgまで高めることができる。2つま
たはそれ以上の互いに位相が不一致である吸収剤ベッドを使用すれば、1つのベ
ッドからの熱は他の吸収剤を事前に加熱するために再利用される。すなわち、熱
が「再生される」のである。これによって、1つの吸収剤ベッドによって放出さ
れた熱は、他のベッドの吸収剤に必要な熱の大部分を提供することができるため
、COPが改善される。
【0006】 この分野における相当な調査にかかわらず、熱駆動式の空気調和機は市場に2
タイプしか確立されていない。臭化リチウム−水の空調機は非常に効率的ではあ
るが、冷却温度を0℃以下にすることができず、また100kW以上のサイズで
のみ実現可能である。また、そのような空調機は冷却塔との組合せにおいてのみ
使用され得る。より小さな(15kW)アンモニア−水のチラー(chiller)の効
率は非常に悪い。
【0007】 米国特許第5,503,222号においては回転式熱交換器が説明されていて
、この回転式熱交換器では、複数の加熱管が回転軸のまわりに放射状に配置され
ている。各加熱管は、固体吸収剤および冷媒を含み、2つのゾーンに分割されて
いる。半径方向に延びるバッフル(じゃま板またはそらせ板)が一連の軸方向に延
びる温度区画を規定し、その区画を通して、空気のような熱媒流体が加熱管を横
切って軸方向に流れる。熱交換器を回転させることによって、次々に、温度区画
の各々に交差する加熱管を形成することができる。
【0008】 米国特許第4,660,629号は、回転軸のまわりに放射状に配置された複
数の吸収チャンバを含みかつ熱媒流体の軸方向の流れを横切る同様の熱駆動方式
の吸収装置を説明している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述の特許に述べられている熱駆動式の吸収装置は、それを横切って放射状に
に配置された吸収剤容器が通る複数の個別の熱媒流体の軸流を含む複雑な構造を
有する。すなわち、熱媒流体は、吸収剤容器の動きに対して直交流形(cross-flo
w)である。また、上述の特許に述べられた吸収装置の構造は、熱再生の機会を妨
げまたは制限し、そのために、装置の効率性に関して上限を設けることになる。
【0010】 それゆえに、この発明の主たる目的は、簡易で効果的な方法で熱再生を可能に
し、かつこれまでの吸収装置よりもはるかに高い効率性を達成できる、吸収サイ
クルを採用した圧縮装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段、作用、効果】
この発明は、各々が吸収剤材料および吸収剤流体を含む複数の吸収剤容器、複
数の吸収剤容器の各々の少なくとも一部がその中に配置され、熱媒流体がその中
で流動し、かつ流入口と流出口を有する1つまたはそれ以上の流体導管、および
導管の流入口で熱媒流体が吸収剤容器に対して逆流となるように、流入口に対し
て吸収剤容器を相対的に循環運動させる駆動手段を備える、圧縮装置である。
【0012】 この発明の好ましい実施例では、導管は固定されており、そして、駆動手段は
、複数の吸収剤容器に接続される。導管は筒状環状体であり、その中で、吸収剤
容器が環状体の中心軸と整列する吸収剤容器の軸で動くようにしてもよい。この
ように、導管中を通して吸収剤容器の回転運動に対して熱媒流体は、逆流である
。吸収剤容器は、導管に対して、スライド式流体シール(seal) を形成する回転
円盤の端部領域に設けられてもよい。
【0013】 理想的には、熱媒流体を加熱するための加熱装置が、導管に対する流入口と流
出口との中間の位置に設けられる。加熱装置は、導管から離れて設けられ、導管
を加熱装置と液体的に接続する通路を設けてもよい。または、加熱装置は、導管
内において熱媒流体に熱を直接与えるように設けられてもよく、または加熱装置
は、熱媒流体に加えて、加熱された流体を導管に導入するためのバルブを含んで
もよい。
【0014】 さらに、シールは、好ましくは、導管を通して、選択された経路に熱媒流体の
流れを導くように、流入口と流出口との間の導管に設けられる。流体シールは回
転軸に接続された複数のベーンを含んでもよく、そこでは軸から離れた各々のベ
ーンの端部が導管に対してスライド式流体シールを形成する。あるいは、流体シ
ールは導管におけるくびれの形であってよい。
【0015】 複数の加熱/冷却チャネルが備えられてもよく、各々の吸収剤容器は、第1部
分から離れた第2部分と、加熱/冷却チャネルに対して吸収剤容器の第2部分の
相対的な循環運動をもたらす駆動手段とを有する。好ましくは、加熱/冷却チャ
ネルは、各々吸収剤容器の第2部分を越える液体の流れを生成するように配置さ
れる。
【0016】 この発明においては、連続的でかつ安定した加熱/冷却の出力が達成される。
また、適切な吸収剤を用いると、吸収剤の冷却/kgが1kWを超える高出力密
度が達成され得て、かつ10kWのチラーに対してわずか0.2m3のシステム
ボリュームである。さらに、専門のアンモニアバルブ、ポンプおよび制御装置が
ないため、圧縮装置の建設およびメンテナンスが大幅に簡略化され、かつ装置全
体のコストが削減される。ガス燃焼空調システムにおいて、採用されるサイクル
の熱再生の特質のために、この発明を用いると、0.95のCOPが達成される
と考えられる。
【0017】 好ましくは、吸収剤は、活性炭である。しかしながら、沸石、シリカゲル、金
属水素化物、塩化カルシウムのような化学的吸収剤、および水やリチウムブロマ
イドのような液体吸収剤などを代替材料として用いてもよい。
【0018】 この発明の圧縮装置は、直接空調や冷凍機に用いられ得る。さらに、この発明
は、液体のチリングや製氷に用いてもよい。実際、この発明の圧縮装置は、空調
や工業用冷凍機、さらにはヒートポンプ中や熱変換器として熱/冷却が求められ
る全ての場合において適している。
【0019】 ここでは、一般的に固体吸収剤について説明されたが、この発明では、また、
たとえば、冷媒としてアンモニアを含んだ水などの液体吸収剤を採用してもよい
ことが理解されるべきである。
【0020】
【実施例】
図2に示す吸収剤容器10は、約1mの長さと約10mmの直径を持つ管(チ
ューブ)を含む。このチューブは、好ましくは、熱伝導を高めるため約0.5m
mの壁厚を有するアルミニウムやステンレス鋼から形成される。容器10は、好
ましくは、アンモニアのような吸収流体を冷媒として含む。吸収ゾーンと呼ばれ
る容器10の第1端部12では、吸収剤11の層が厚さ約2mmの容器壁の内面
をライニングしている。吸収剤は、好ましくは、モノリシックカーボン(monolit
hic carbon) であるが、後に詳細に説明するように、別の吸収剤を用いてよい。
上記に設定した寸法比が好ましいが、吸収剤容器の別のサイズや形も考えられる
【0021】 吸収ゾーン12に隣接して中央断熱ゾーン13が設けられ、そこでは、不活性
材が容器壁をライニング(裏打ち)していて、かつ化学的に不活性なプラグとし
て作用する。このプラグは、容器の「死空間(dead volume)」を制限し、または
、このゾーンの容器の直径を小さくすることにより得られる。好ましくは、不活
性材料は、熱伝導性が悪く、そのために容器の一端から他端への熱伝導や熱伝達
を制限する。不活性材は、セラミックや金属材料で形成されてもよい。この吸収
剤容器10の或る設計では、中央ゾーン13を省略してもよく、さらに、不活性
剤のライニングを省略してもよい。
【0022】 吸収ゾーンに対して容器の反対端には、蒸発/凝縮ゾーンとしても認識される
第2端部領域15がある。蒸発/凝縮ゾーン15は、容器10の壁に近くに凝縮
された冷媒を保持するための毛細管作用を保証する内壁上の金網16を含む。金
網16は、吸収ゾーン12の吸収剤の材料とは違った吸収剤特性を有する吸収剤
に置換されてもよい。あるいは、もしゾーン15がゾーン12の下に配置されて
いれば、金網16を省略してもよい。もしくは、蒸発/凝縮ゾーン15における
容器の内壁を、凝縮用の核生成の場所を提供するように構成してもよい。たとえ
ば、壁は、溝付きまたは焼結されてもよい。
【0023】 ここで、図3を参照して、図2の複数の吸収剤容器10を含んで圧縮装置20
が示される。図3では、16個の吸収剤容器のみが示されているが、各々が近傍
のものと位相が僅かにずれて作動する、典型的には、30個もしくはそれ以上の
容器が用いられる。吸収剤容器10は回転軸Xの円環の回りに配置され、容器1
0の各々の長手方向(length) は、回転軸Xに略並行である。
【0024】 容器10は、全ての吸収剤容器に共通であるトーラス形状(torus-shaped:円
環面形状)の流体導管21の内部に包括され、かつ回転軸Xのまわりに実質的に
円周上に流れる熱媒流体のための経路を提供する。トーラス形状の流体導管21
は、図3で示すように吸収剤容器が時計方向に回転軸Xの周りを実質的に円環形
の経路中を移動する同心円筒の壁により規定される。導管の幅に対応する同心円
筒の半径方向の断面は、好ましくは、吸収剤容器10の直径よりもほんの少し大
きい。たとえば、導管21の幅は略15mmである。流体導管21の全幅は、吸
収剤容器10の吸収ゾーン12の長さに略対応しており冷媒の吸収が起こる吸収
剤容器の領域を全般的にカバーする。図面では1本の導管のみが示されているが
、導管は、異なった半径の複数の別個の導管に分割されてもよく、また軸方向に
互い積み重ねられてもよい。各導管が熱媒流体の円周方向の循環のための経路を
規定し、吸収剤容器10は、導管全体に伸長し、かつ導管内の熱媒流体の流れに
対して逆流する。
【0025】 各容器10の収着ゾーン12の自由端は、バッフル(図3には、図示せず。図
6の参照番号32参照)の対向周縁(リム)に取り付けられる。バッフルは、容
器を支持し、かつ固定導管21を通して移動するときに容器10の動きを制御す
るために用いられる。バッフルは、また導管21の端部を封止するために用いら
れ、それによって、導管から流体の逃げないし漏れを制限する。バッフルは、吸
収剤容器と共に、図6の軸33を軸に回転し、導管の端部21´に対するスライ
ド式シールを形成する。同様のバッフル32は、導管の端部21´の反対方向に
、吸収ゾーン12と断熱ゾーン13との間にも設けられる。軸33は、たとえば
、毎分約1回の速度での吸収剤容器の回転のための原動力を与える。
【0026】 図3の流体導管21は、導管21の主円周経路に向かって半径方向に内方に入
る流入口22を有し、流出口23は、流入口22に隣接しかつ流入口22に略並
行に、導管の主経路から半径方向に外方に向かって伸長する。熱媒流体は、流入
口22から流出口23に向かって流れ、この図に示すように、導管を通して、容
器10の回転運動に対して逆流となる。
【0027】 流入口22と流出口23に対して略正反対な位置に(たとえば、およそ90°
から180°の間)おいて、導管21は、環状に押し出し成型された導管の周囲
から、吸収剤容器10から離れた加熱区間25へ向かって外方に伸長し、そして
、加熱区間25から流出口23への導管の円周経路へと戻る分岐ダクト24を有
する。このように、熱媒流体の経路は、分岐ダクト24で円周経路から迂回され
、その後、分岐ダクトの後ろの同じ円周経路に戻る。分岐ダクトは、流入口22
と流出口23の反対方向に位置されるように示されるが、流入口と流出口との間
の異なる中間点を採用してもよい。加熱区間25は、通常の熱交換器で形成され
てよく、またガスやその他の燃料の燃焼を通しての直接加熱を受ける区間を有し
てもよい。別の加熱方法は、太陽熱のような再生資源を使用して達成され得る。
圧縮装置が内燃エンジンと組み合わせて用いられれば、加熱区間は、エンジンか
らの排気ガスの熱を使用してもよい。分岐ダクト24を除いて、導管内の熱媒流
体は、一般的には、図3のように回転軸Xを軸に時計回りに回転する。このよう
に、吸収剤容器10と熱媒流体とは互いに逆流となる。
【0028】 流体シール26は、導管の全幅に延びる導管21内に設けられ、そして、図3
に示すように、分岐ダクト24が流体導管21に合流する2つの点の間に配置さ
れる。流体シールは、吸収剤容器の通過を許容するが、分岐ダクト24の前の導
管27の区間から分岐ダクトの後の導管28の区間への熱媒流体の逃げないし漏
れを制限する。流体シール26は、シール26が流入口22と流出口23との間
に位置する図7に示すように、回転軸Xに並行している軸上に設けられるX型部
材の形態であってよい。X型部材26は、X型部材の個別ベーンと導管壁との間
のスライド式のシールを保持しつつ流体導管内で回転を可能にするような大きさ
である。もちろん流体シールは、Y型であってもよい。導管の第1部分27から
第2部分28への流体の直接の流れを制限しつつ吸収剤容器の通過を許容するシ
ールの別の設計を図8から図10までに示す。
【0029】 図8において、流体シールは、導管の幅のくぼみにより形成され、そのため吸
収剤容器10は、導管壁に対してスライド式の流体シールを形成する。このよう
な設計は、管の表面が滑らかな圧縮装置に最適である。
【0030】 図9において、フレキシブルなまたはばね付勢フラップが、導管の壁に設けら
れ、吸収剤容器の各々と滑動的に係合する。
【0031】 図10において、導管21を通る熱媒流体のための入り組んだ(labyrinthine)
通路を形成する容器とともに動く吸収剤容器の各々の間に、バリアが配置され
る。このときも、導管の幅は流入口と流出口の間で狭められ、そのため、バリア
は、流体シールを形成する導管の壁に滑動して係合する。そのような構成によれ
ば、外表面にフィンを有する容器が用いられる場合でも、流体シールを確保でき
る。
【0032】 図3において、流体シールは、分岐ダクト24を通り導管の第1部分27から
導管の第2部分28へ熱媒流体が流されることを保証する。同様な流体シールが
、まず始めに、導管21を通ることなく、直接流入口22から流出口23へ熱媒
流体が流れるのを制限するために用いられる。図7のシールの場合、流体シール
のアームが、導管内の時計回りの方向に吸収剤容器を向けさせるために用いられ
てもよい。
【0033】 圧縮装置の反対端には、2つの流体チャネル29および30が形成される。2
つの流体チャネルは流体導管21に似た構造を有し得るが、各チャネルはその流
入口と径方向の反対にある流出口を有する。あるいは、あまり制限的でないその
2つのチャネル29および30の構造は、図11に示すように、全体に断面が矩
形のパイプの形状をしており、そのパイプを2つに分割する分割器31を有して
もよい。チャネル29および30は、好ましくは、容器10の蒸発/凝縮ゾーン
15を越えて延びる。あるいは、チャネル29および30は、容器10の中央な
いし断熱ゾーン13を部分的にないしは全体的に覆うように伸長してもよい。分
割器31は、適宜の流体シールを用いて吸収剤容器の回転通過を許容しながら、
一方の流体チャネルから他方の流体チャネルへの流体の流れを封止するために配
置される。チャネルの両端を閉鎖し、流体の軸方向への漏れを制限するために、
バッフル32が再度使用される。そのうえ、最も外側のバッフルは、容器の両端
を支持するために使用される。蒸発/凝縮チャネル29および30と家庭用温水
ないし放熱システム等における外部流体の流れとの間で熱伝達するために、ヒー
トパイプ、熱交換器または熱サイホン(thermosypon)を使用されてもよい。
【0034】 吸収剤容器の回転方向Yを図3に示し、流体管21を通った熱媒流体の逆流方
向を図4に示す。流体チャネル29および30を通る空気等の流体の流れを図5
に示す。明確にするために、図5は圧縮装置の端部から見て描かれているので、
吸収剤容器の回転方向は図3および図4で示されるのとは逆である。図3から分
かるように、チャネル29および30における流体の流れは、吸収剤容器の動作
方向にも逆であり、そして以下に詳細に説明されるように、吸収剤容器の温度勾
配にも逆である。図4および図5を参照して圧縮装置の動作を説明する。
【0035】 最初は冷たくかつ吸収ゾーン21の流出口23でサイクルを開始し、そして、
約25%のアンモニアを含むモノリシックカーボンの形での吸収剤を備える単一
吸収剤容器を考えると、吸収ゾーン21が加熱され、それが、カーボンの温度を
上昇させかつ容器内の圧力を上昇させ、その結果アンモニアが脱離される。アン
モニアは、蒸発/凝縮ゾーン15で凝縮し、その環境に熱を放出する。凝縮膜は
、その厚みが増すにつれて熱伝導もよい金網16の毛細管作用によって、容器の
壁に近接して保持される。その金網16は、ヒートパイプ芯と似た作用を行う。
好ましくは、蒸発/凝縮ゾーン15の長さは、アンモニアの単位体積につき10
〜15%間でカーボンを脱離可能にするに十分なものである。引力の作用によっ
て液状の吸収剤がゾーン12に戻ることが妨げられるため、ゾーン15がゾーン
12の下方にあれば、金網16を省略してもよい。その沸騰熱伝導は金網によっ
て高められるが、金網は本質的なものではない。
【0036】 収着ゾーン12は周囲温度に向かって再度冷却されるので、アンモニアはモノ
リシックカーボン11へと再度吸収される。このため、容器10内の圧力は減じ
られ、蒸発/凝縮ゾーン15において液状のアンモニアが沸騰する結果となる。
このため、熱が蒸発/凝縮ゾーン15の周囲から奪われ、そしてその周囲が環境
温度以下に冷却される。
【0037】 図3に示される装置に関して、吸収剤容器10の各々は、隣接する容器のサイ
クルに対してわずかに位相がずれている。それらの容器は、図3に示されるよう
に、流体導管21内で回転軸Xを中心に時計方向に回転する。熱媒流体は、吸収
剤容器の回転に対して逆流となり、そのために図3において半時計方向に流動す
る。
【0038】 ここで導管21を通る熱媒流体の流れに戻って、熱媒流体は、環境温度で流入
口22を通って流入し、そして逆流移動する吸収剤容器10に遭遇する。外気は
吸収剤容器を冷却し、そのため吸収剤容器が冷媒を吸収させることを可能にし、
蒸発チャネル29内に冷却効果を生じさせる。熱容量が緩やかに動くがさらによ
り大きな収剤容器にマッチするように、熱媒流体の流速が選択される。その熱媒
流体は、導管の第1区間27のまわりに反時計方向に進むにつれて、その温度が
上昇する。同様に、吸収剤容器の温度も、その容器10が流入口22から離れる
につれて、上昇する。
【0039】 第1区間27の端部にある分岐ダクト24付近で、吸収剤容器は、熱媒流体を
約200℃の吸収剤で約125℃に加熱し得た。事前に加熱された熱媒流体は、
分岐ダクト24に沿って加熱区間25へと流れ、そこでその熱媒流体は、たとえ
ば約250℃の領域の温度に加熱される。その高温の熱媒流体は、導管21の第
2区間28にある吸収剤容器に再導入される。加熱された熱媒流体は、容器内の
吸収剤を環境温度ないし50℃のような低温から約200℃の温度へと加熱する
。冷媒の脱離を起こすこの容器の加熱により、蒸発/凝縮ゾーン15において対
応する凝縮が生じる。冷媒が凝縮されるので、凝縮チャネル30に流れ込む流体
が加熱される。
【0040】 上で挙げた温度の例示は理解を容易にするためのもので、制限的に考えられる
べきでない。
【0041】 図6に戻って、類似するが別の圧縮装置が同様の参照数字によって識別される
同様の要素で示される。この圧縮装置では、分岐ダクトは省略され、その代わり
に、ヒータ25によって熱が直接導管21内の熱媒流体に供給される。さらに他
の代替例において、高温の流体の流れがこの時点で熱媒流体に追加されてもよい
。その他全ての点で、この圧縮装置は、図3で示される圧縮装置と同じである。
【0042】 図12において、圧縮装置は、吸収剤容器を循環経路周りに駆動する2つの軸
33および34を備える概略矩形である。外側のケースは、この図面から省略さ
れている。容器を導管21中心に回転させるため、各軸は、容器10の対向する
自由端に係合される1対のスプロケットホイール35に接続される。リンク36
の連続鎖は、各リンク36がそれぞれの容器の端部に固定されながら、容器の移
動を制御する。各リンク36は、相対的な回転移動を許容するように隣接リンク
へと固定され、そしてその鎖によって、容器を循環経路で導くことが可能となる
。鎖はまた、熱媒流体の導管21から外方への軸流を防止するための流体シール
も提供する。シールのベーン37は、図12において下方のスプロケットに隣接
し、そして、蒸発/凝縮チャネルにある最上位の容器間にも示される。ヒータ2
5が、流入口22および流出口23に正反対の位置を反時計回りに越えて、導管
21の外壁に直接装着されることが図12から分かる。それゆえに、ヒータ25
の軸方向の端部は蒸発/凝縮チャネル間にあるスプロケット35に接触しないた
め、蒸発/凝縮ゾーン15がチャネル30に存在する場合にのみ、各々の容器の
吸収剤領域が加熱される。
【0043】 図13において、冷媒の供給それ自身を含む各容器10の代わりに、全容器1
0´がチェックバルブ38を介して接続される。ゆえに、容器10´は、吸収ゾ
ーン12や発生部のみからなるような先の図面の容器とは幾分異なる構造である
。容器10´の両端は、凝縮器30´および蒸発器29´に連通する。図示され
ないが、図13の装置は、導管の円周に配置される一連の容器10´を有する(
図13にはただ2つの容器しか示されていないが、実際は32個以上の別々の容
器が使用される)。先の実施例に関して、熱媒流体は、容器10´内の吸収剤を
加熱および冷却するために導管内で容器の回転方向とは逆に流れるように、導管
に供給される。
【0044】 使用の際、容器10´内の内部圧力が凝縮器の圧力を超えると、チェックバル
ブ38の開口により、冷媒は全容器10´に共通の凝縮器30´へと流出可能と
なる。冷媒は、外部流体の流れによって冷却される凝縮器のチューブにおいて凝
縮する。冷媒液は、次いで、従来の蒸気圧縮冷凍システムで使用されるタイプの
減圧膨張バルブ39を通って流出し、そして全容器10´に共通の蒸発器29´
に流入する。冷媒は、外部流体の流れから熱を引き出し、蒸発器29´内で沸騰
する。その冷媒ガスは、次に、蒸発器以下の圧力にあるいずれの容器10´へも
チェックバルブを介して逆流する。
【0045】 容器10´は、もはや個々の蒸発/凝縮ゾーンを有さないので、先の実施例に
おいて固有のかつ非効率的なこれらのゾーンにおける反復的な容器の加熱/冷却
が回避される。そのかわりに、冷媒は、容器と共に回転する個別の凝縮器および
個別の蒸発器へと流出される。この構造により、凝縮器および蒸発器が異なる位
置で一定温度に保たれるので、さらに効率的となる。図13に示されるように、
フィンが、さらに熱伝導を高めるために、容器10´、 凝縮器30´、および
蒸発器29´の各外壁に導入され得る。
【0046】 上述の圧縮装置に関して、熱の入出力は、安定していてかつ連続的である。ま
た、導管の第1区分27にある一方のチューブからの吸収熱が、導管の第2区分
28の他方を脱離するために使用されるような吸収剤容器の高度な再生加熱法も
ある。これにより、COPが高められる。さらに、この装置は、簡単な構造を有
し、かつ複雑な冷媒バルブおよびポンプを必要としないので、製造コストが低減
される。この装置の追加的な利点として、いずれか1つの吸収剤容器が故障した
場合でも、ごく少量の冷媒が放出されるだけであるので、その装置の潜在的な公
害を制限できる。
【0047】 吸収剤容器との熱伝達を最大にするために、たとえば図12および図13を参
照して、たとえば、容器に対して軸方向にまたは同心円状に整列したフィンを増
やすことによって表面領域が増加するように、吸収剤容器の外面を構成してもよ
い。また、4の倍数(factor of four)によって表面領域を増やすために適度なチ
ューブフィン付けが有効であろう。さらに、今例示された熱媒流体の流れのかわ
りに、吸収剤の熱勾配とは逆の通常流出方向を維持しながら、熱媒流体は、入り
組んだ経路を規定する固定スロットを通って導管に沿って放射状に流れてもよい
【0048】 適宜な吸収剤は、活性炭、沸石、シリカゲル、金属水素化物、および塩化カル
シウム等の化学吸収剤を含む。ゾーン12および15間での液体の吸収剤および
液体の吸着剤の搬送を回避するために適宜な手段が使用される場合には、水また
は臭化リチウム等の液体の吸収剤を代用として使用してもよい。固体の吸収剤に
関しては、容器壁と熱的接触を高め、吸収ガスが容器の軸方向に沿ってチャネル
を通って自由に移動でききるように、粒体材料をバインダで固定および/または
結合してもよい。適宜な冷媒は、アンモニア、水、従来の冷媒、および二酸化炭
素を含む。導管21内の熱媒流体およびチャネル29および30内の流体は、こ
れらに限られないが、空気、燃焼ガス、伝熱オイル、水またはグリコール混合物
を含む適宜な流体でよい。
【0049】 上述した圧縮装置は固定導管を通って移動する吸収剤容器を有するが、別の設
計では、導管の第1および第2区間で吸収剤容器の高まる温度勾配と同じ方向に
流体の流れを維持しつつ、容器および/または熱媒流体のみに対して相対的に回
転移動する導管を有する吸収剤容器が固定的に保持されてもよい。つまり、熱媒
流体の流動方向は、導管の第1区間における冷たい容器から導管の第2区間にお
けるの熱い容器へと向かう方向である。流入口22を基準の枠組みとすると、移
動するものが容器であれ導管であれ、熱媒流体は吸収剤容器に対して逆流する。
さらなる代替例では、吸収剤容器が、導管の内壁に固着され、その導管の内壁と
ともに回転し得る一方、その外壁は固定されたままである。いずれにしろ、必要
なことは、導管の流入口(または流出口)に対する容器の相対的な移動である。
【0050】 しかしながら、熱再生は、蒸発/凝縮チャネル29および30に関して問題で
はないので、容器に対するチャネル内の流体の流れは、たとえば放射状、軸方向
または接線方向等のどの方向でもよい。さらに、チャネル29および30内の流
体が容器10の回転方向に反して流動することは本質的なことではない。
【0051】 圧縮装置が、全体として、円筒型の構造を有することは不可欠なことではない
。図12に示されるように、吸収剤容器の温度勾配に対する熱媒流体の相対的な
流れを依然維持するならば、別の形状を利用してもよい。さらに、圧縮装置は、
任意の実施例で、ほぼ水平な回転軸を備えて示されているが、圧縮装置は、その
回転軸が吸収剤ゾーンの真下の蒸発/凝縮ゾーン15に対して垂直に整列するこ
とが好ましい。
【0052】 さらに、流体シールを設けることについて始終言及されてきたが、そのような
シールは完全でなくてもよい。シール越しの多少の流体の漏れも、圧縮装置の動
作および効率を大幅に低減することなく許容され得る。
【0053】 最後に、さらに高度なCOPを達成するために複数の圧縮装置がリンクされて
もよい。これによって、達成される温度幅が広がり、必要とされる駆動温度が低
減され得る。そのようなリンクしたシステム内の個々の圧縮装置は、同じ速度で
回転されたり、同じ吸収剤材料や冷媒が使用される必要はない。そのサブアセン
ブリは、放射線状または軸方向にずらされてもよい。さらなる変形例では、熱媒
流体の逆流を依然維持しながら、異なる放射状の複数行の容器が使用され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は基本的な吸収サイクルを示す図解図である。
【図2】 図2はこの発明に従った吸収剤容器の図解的な断面図である。
【図3】 図3はこの発明に従った圧縮装置の第1実施例を示す図解的斜視図である。
【図4】 図4は圧縮装置の吸収ゾーンの温度分布を示す図解図である。
【図5】 図5は圧縮装置の蒸発/凝縮ゾーンの熱伝達を示す図解図である。
【図6】 図6はこの発明に従った圧縮装置の第2実施例を示す図解図である。
【図7】 図7は圧縮装置に用いられる別の流体シールをさらに詳しく示す図解図である
【図8】 図8は圧縮装置に用いられるさらに別の流体シールをさらに詳しく示す図解図
である。
【図9】 図9は圧縮装置に用いられるなおも他の流体シールをさらに詳しく示す図解図
である。
【図10】 図10は圧縮装置に用いられるその他の流体シールをさらに詳しく示す図解図
である。
【図11】 図11は圧縮装置の蒸発/凝縮チャネルに使用される流体シールをさらに詳し
く示す図解図である。
【図12】 図12はこの発明に従った圧縮装置の第3実施例を示す図解図である。
【図13】 図13はこの発明に従った圧縮装置の第4実施例を示す図解図である。
【符号の説明】 10 …吸収剤容器 20 …圧縮装置 21 …流体導管 22 …流入口 23 …流出口 24 …分岐ダクト 26 …流体シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が吸収剤材料および吸収剤流体を含む複数の吸収剤容器、 複数の吸収剤容器の各々の少なくとも一部がその中に配置され、熱媒流体がそ
    の中で流動し、かつ流入口と流出口を有する1つまたはそれ以上の流体導管、お
    よび 導管の流入口で熱媒流体が吸収剤容器に対して逆流になるように流入口に対し
    て吸収剤容器を相対的に循環運動させる駆動手段を備える、圧縮装置。
  2. 【請求項2】 導管は固定され、そして駆動手段は複数の吸収剤容器に接続される、請求項1
    記載の圧縮装置。
  3. 【請求項3】 導管は押し出しした環状体であり、その中で、吸収剤容器が環状体の中心軸に
    整列した吸収剤容器の軸で動く、請求項2記載の圧縮装置。
  4. 【請求項4】 吸収剤容器が回転円盤のエッジ領域に装着され、その回転円盤は導管に対して
    スライド式流体シールを形成する、請求項3記載の圧縮装置。
  5. 【請求項5】 導管の流入口と流出口との間の中間位置において熱媒流体を加熱する加熱装置
    をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の圧縮装置。
  6. 【請求項6】 加熱装置は導管から離れて位置決めされ、そして通路が導管を加熱装置に流体
    接続する、請求項5記載の圧縮装置。
  7. 【請求項7】 加熱装置は熱媒流体に加えて、加熱された流体を導管へ導入するバルブを含む
    、請求項1ないし5のいずれかに記載した圧縮装置。
  8. 【請求項8】 熱媒流体の流れを、導管を通る一方方向に制限するために流入口と流出口の間
    の導管に流体シールを設けた、請求項1ないし7のいずれかに記載の圧縮装置。
  9. 【請求項9】 流体シールは回転軸に接続される複数のベーンを含み、軸から離れた各ベーン
    の端部が導管に対してスライド式流体シールを形成する、請求項8記載の圧縮装
    置。
  10. 【請求項10】 複数の加熱/冷却チャネルが設けられ、吸収剤容器の各々は第1部分から離れ
    た第2部分を有し、そして前記駆動手段は加熱/冷却チャネルに対して吸収剤容
    器の第2部分を相対的に循環運動させる、請求項1ないし9のいずれかに記載の
    圧縮装置。
  11. 【請求項11】 加熱/冷却チャネルは吸収剤容器の各々の第2部分を通る流体の流れを生成す
    るように配置される、請求項10記載の圧縮装置。
  12. 【請求項12】 各吸収剤容器は、第1部分と第2部分との中間にある第3部分を含み、その第
    3部分は第1部分から第2部分またその逆への熱の移動を制限する、請求項10
    または11記載の圧縮装置。
  13. 【請求項13】 流体シールが導管と加熱/冷却チャネルとの間に設けられる、請求項1ないし
    12のいずれかに記載の圧縮装置。
  14. 【請求項14】 1つまたはそれ以上の吸収剤容器が、その1つまたはそれ以上の容器とは別で
    ある凝縮器および蒸発器に流体連通する、請求項1ないし9のいずれかに記載の
    圧縮装置。
  15. 【請求項15】 凝縮器および蒸発器が複数の容器に対して共通である、請求項14記載の圧縮
    装置。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかに記載の圧縮装置を備える、冷凍器。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし15記載のいずれかに記載の圧縮装置を備える、ヒートポンプ
  18. 【請求項18】 請求項1ないし15記載のいずれかに記載の圧縮装置を備える、空気調和シス
    テム。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし15記載のいずれかに記載の圧縮装置を備える、熱変換器。
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