JP5470490B1 - デシカント除湿装置、デシカント空気調和システム、およびデシカントロータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転するデシカントロータ20と、デシカントロータ20の中心軸Cよりも鉛直方向Vの下側の部分20bに対応して配置された給気通路50と、中心軸Cよりも鉛直方向Vの上側に部分20aに対応して配置された排気通路60と、排気通路60のうちデシカントロータ20よりも上流側に配置された加熱コイル40とを備え、デシカントロータ20の内部に、中心軸Cからデシカントロータ20の外周面に向けて放射状に延びて形成された、内部が空洞で、中心軸Cにおいて内部が互いに連通した複数のコイル31(配管)および中心ヘッダ32(配管)を有し、コイル31および中心ヘッダ32の内部のうち、中心軸Cよりも鉛直方向Vの下側に位置する部分に冷却水Bが収容され、中心軸Cよりも鉛直方向Vの上側に位置する部分に気体Aが収容されている。
【選択図】図1
Description
そして、プレ冷却装置は、デシカントロータでの吸着熱による温度上昇を加味して給気を冷却するため、かなり低い温度まで予め冷却する必要があり、プレ冷却装置には、例えば温度10[度]程度の低い冷水を用いる必要がある。
プレ冷却装置で使用する低い温度の冷水を生成するためには、別途、冷凍機等を駆動する必要があり、デシカント除湿装置全体のエネルギ効率の向上の妨げとなっている。
本発明に係るデシカント空気調和システムの一実施形態であるデシカント空気調和システム(以下、デシカント空調システムという。)100は、図1に示すように、デシカントロータ20と、給気通路50と、排気通路60と、加熱コイル40(加熱装置)と、アフター冷却コイル90(冷却装置)と、ロータ冷却装置30とを備えている。
また、デシカントロータ20は、円柱の外周面に相当する外周板21と、中心軸Cを含む中心ヘッダ32と、外周板21と中心ヘッダ32との間に架け渡された仕切り板23とによって骨格が形成されている。
中心ヘッダ32は、中心軸Cに直交する両端面がいずれも塞がれた円筒状に形成されたものであり、後述するようにロータ冷却装置30の一部となっている。
この仕切り板23は、図2に示したものでは、中心軸回りの角度22.5[度]間隔で16枚配置されていて、中心ヘッダ32と外周板21とによって囲まれた円環状の領域を16個の空間に仕切っている。
なお、本実施形態では、仕切り板23を16枚としたが、本発明に係るデシカントロータ、デシカント除湿装置、デシカント空調システムにおいては、この仕切り板23の数は、16枚に限定されるものではなく、16枚より多くてもよいし、16枚より少なくてもよく、究極的には0枚であってもよい。
ただし、仕切り板23を備えないデシカントロータ20は仕切り板23が配置されたデシカントロータ20よりも、後述する給気通路50を通る外気(アウトドアエア)G1と排気通路60を通って加熱された空気G5とが混合され易くなり、除湿性能が相対的に低くなるため、適度な数の仕切り板23を配置したものが好ましい。
なお、仕切り板23の数に応じて、仕切られた空間の数が規定され、この仕切られた空間にそれぞれ、後述する吸着体24が配置され、各吸着体24の内部にコイル31(配管)が配置され、中心軸Cに対して鉛直方向の下側にあるコイル31にのみ冷却水Bが満たされたようにするためには、中心軸Cを挟んで鉛直方向の上側の部分と下側の部分とで対称性を有することが好ましく、したがって、仕切り板23の数は偶数であることが好ましい。
ただし、仕切り板23を奇数とした場合であっても、コイル31の内部の容積に対して中心ヘッダ32の内部の容積を比較的大きな容積に設定したものでは、中心軸Cを挟んで鉛直方向の上側の部分と下側の部分とで対称性をしなくても、上側の部分のコイル31の容積と下側の部分のコイル31の容積との差を、中心ヘッダ32の内部の容積で調整する(吸収する)ことができるため、奇数の仕切り板23を有するものであってもよい。
吸着体24は、空気中の水分を吸着する、例えばシリカゲル、ゼオライト、メソポーラスシリカ、高分子吸着剤等の吸着剤25によって少なくとも表面を覆って形成されたものである。
吸着体24は、中心軸Cの延びた方向に平行に空気を通す隙間を有して形成されている。
吸着体24は、吸着剤25と、後述するロータ冷却装置30の一部としての、パイプ状のコイル31、冷却フィン33および中心ヘッダ32とによって構成されている。
コイル31は、デシカントロータ20の外周面側の端部は塞がれており、中心軸C側の端部は中心ヘッダ32に接続されている。
コイル31の長さ、パイプとしての形状、内径、外径、断面形状等は、特定のものに限定されず、種々のものを適用することができる。
中心ヘッダ32とコイル31との接続は、直接の接続であってもよいし、例えばシリコン製のチューブなどを介しての間接的な接続であってもよい。
なお、図3に示すように、コイル31は、吸着体24ごとに、吸着体24の厚さ方向(中心軸Cの延びた方向)に沿って例えば5つずつ設けられていて、これらの全てのコイル31も、その内部が中心ヘッダ32の内部に通じている。
円筒状の中心ヘッダ32の直径は、特定の長さに限定されず、コイル31の長さや容積、吸着体24の大きさ等に応じて、適宜設定することができる。
なお、コイル31と中心ヘッダ32とは、本発明における配管の一例に相当する。
冷却フィン33もコイル31と同様に、熱伝導率の高い銅やアルミニウム合金などによって形成されている。
この結果、コイル31、中心ヘッダ32および冷却フィン33が、吸着剤25によって覆われた状態となっており、結果的に、外周板21、中心ヘッダ32および吸着剤25からなるデシカントロータ20の内部に、ロータ冷却装置30の一部であるコイル31および冷却フィン33が設けられた構造となっている。
なお、デシカントロータ20の内部に、コイル31および冷却フィン33を含んだ構成のものを、以下、吸着フィンコイルロータ10と称する。
ここで、冷却水Bは、いわゆる水に限定されるものではなく、その他の液体や、流動性を有する潜熱蓄熱剤などを適用することができる。
なお、冷却水Bとしていずれのものを適用するにしても、熱容量が大きく、熱を伝えやすいものであることが好ましい。
ここで、気体Aとしては、空気だけでなく、その他の窒素やアルゴン等の気体を適用することができる。
なお、気体Aとしていずれのものを適用するにしても、断熱性の高いものであることが好ましい。
中心軸Cよりも鉛直方向Vの下側に位置していたコイル31および中心ヘッダ32の下半分の部分を満たしていた冷却水Bは、そのコイル31および中心ヘッダ32の部分が中心軸Cよりも鉛直方向Vの上側に移動すると、冷却水B自体の自重によって、そのコイル31や中心ヘッダ32の部分(上半分の部分)から下方に移動し、そのコイル31や中心ヘッダの部分(上半分の部分)には、気体Aが満たされた状態となる。
これとは反対に、中心軸Cよりも鉛直方向Vの上側に位置していたコイル31および中心ヘッダ32の上半分の部分を満たしていた気体Aは、そのコイル31および中心ヘッダ32の部分が中心軸Cよりも鉛直方向Vの下側に移動すると、中心軸Cよりも鉛直方向Vの上側に移動したコイル31および中心ヘッダ32の部分に流れ、中心軸Cよりも鉛直方向Vの下側に移動したコイル31および中心ヘッダ32の部分は冷却水Bが満たされた状態となる。
排気通路60は、吸着フィンコイルロータ10の、気体Aで満たされた、中心軸Cよりも鉛直方向Vの上側の部分20aに対応して配置されていて、上流側は除湿、空調の対象となる空間に通じていて還気(リターンエア)G4が導入され、下流側は外部の空間に通じている。
なお、排気通路60の上流側は、比較的湿度が低く、比較的温度が高い空気を還気G4として導入することができれば、必ずしも除湿、空調の対象となる空間に通じていなくてもよい。
加熱コイル40の内部には、例えば温度40[度]程度の温水が流されているが、この温水は、水に限定されるものではなく、水以外の液体であってもよい。
加熱コイル40の内部に流されている温水としては、このデシカント空調システム100の外部の温熱源で生成されたものを利用することができ、例えば、他のシステムから排出された廃熱等、廃棄されていた熱媒体や、使われていなかった太陽光エネルギなどの温熱源によって生成されたものなどを有効に利用することもできる。
アフター冷却コイル90の内部には、例えば温度15[度]程度の冷水が流されているが、この冷水は、水に限定されるものではなく、水以外の冷たい液体や流動性のある他の媒体であってもよい。
また、この冷水としては、このデシカント空調システム100の外部の冷熱源で生成されたものを利用することができ、例えば、他の冷水生成装置(例えば、冷凍機等)によって生成されたものなどを利用することができる。
また、冷却水供給系34および冷却水排出系35にはそれぞれ、途中にロータリージョイント34a,35aが備えられている。
冷却水供給系34のうちロータリージョイント34aよりも下流側の部分は吸着フィンコイルロータ10とともに中心軸C回りに回転し、冷却水供給系34のうちロータリージョイント34aよりも上流側の部分は動かないが、ロータリージョイント34aは、この冷却水供給系34の上流側の部分と下流側の部分とを、回転自在かつ水密に接続している。
同様に、冷却水排出系35のうちロータリージョイント35aよりも上流側の部分は吸着フィンコイルロータ10とともに中心軸C回りに回転し、冷却水排出系35のうちロータリージョイント35aよりも下流側の部分は動かないが、ロータリージョイント35aは、この冷却水排出系35の上流側の部分と下流側の部分とを、回転自在かつ水密に接続している。
なお、冷却水供給系34が中心ヘッダ32に供給する冷却水Bの供給量と冷却水排出系35が中心ヘッダ32から排出する冷却水Bの排出量は一致するように調整されており、吸着フィンコイルロータ10の内部の冷却水Bの量は常に一定に保たれている。
次に、本実施形態のデシカント除湿装置70、デシカント空調システム100の作用について説明する。
このデシカントロータ20の回転の速度としては、吸着剤25によって水分を吸着する除湿動作と吸着した水分を離脱させる再生動作との効率の観点から、例えば、30[秒/回転]〜3[分/回転]の範囲が好ましく、2[分/回転]程度がより好ましいが、本発明はこれらの数値範囲に限定されるものではない。
外気G1は、吸着フィンコイルロータ10のうち中心軸Cより鉛直方向Vの下側の部分20bの、一方の端面から、吸着フィンコイルロータ10の下側の部分20bの内部に進入し、吸着フィンコイルロータ10の下側の部分20bの内部を通過して、吸着フィンコイルロータ10の他方の端面から、吸着フィンコイルロータ10の外部に流れ出る。
外気G1は、吸着フィンコイルロータ10を通過することにより、その通過する経路上の吸着剤25と接触し、吸着剤25によって水分が吸着され、除湿された空気G2となる。
この結果、吸着剤25自体の温度上昇が抑えられて吸着剤25による水分の吸着作用を促進させるとともに、吸着剤25と接触する空気G2の温度が大幅に上昇するのを抑えることができる。
このようにして除湿された空気G2は、アフター冷却コイル90を通過して冷却された空気G3となり、除湿、空調の対象となる空間に供給される。
つまり、排気通路60の上流側からは、除湿、空調の対象となった空間から戻った還気G4が供給され、この還気G4は、加熱コイル40で温められた空気G5となる。
温められた空気G5は、吸着フィンコイルロータ10のうち中心軸Cより鉛直方向Vの上側の部分20aの、一方の端面から、吸着フィンコイルロータ10の上側の部分20aの内部に進入し、吸着フィンコイルロータ10の上側の部分20aの内部を通過して、吸着フィンコイルロータ10の他方の端面から、吸着フィンコイルロータ10の外部に流れ出る。
温められた空気G5は、吸着フィンコイルロータ10を通過することにより、その通過する経路上の吸着剤25と接触し、吸着剤25から水分を離脱させて吸着剤25を再生する。
つまり、吸着剤25は、水分を吸着し得る状態に戻される。
なお、吸着フィンコイルロータ10は、回転によって中心軸Cより鉛直方向Vの上側に移動したとき、その上側の部分(上側の部分20aに相当)の内部の冷却水Bは下方に流れ落ちて内部は断熱性の高い気体Aに満たされるため、通過する空気G5を冷却することがなく、したがって、吸着剤25の再生を阻害することがない。
温められた空気G5は吸着フィンコイルロータ10を通過することで、吸着剤25から離脱した水分を含む、湿度の高い空気G6となるが、この空気G6は排気通路60の下流側から外部の空間に放出される。
したがって、冷却水Bによる吸着剤25との熱交換の効率が低下することはない。
したがって、デシカントロータ20の上流側に、プレ冷却装置を別途設ける必要がなく、しかも、別途設けられたプレ冷却装置よりも効率的に吸着熱を冷却することができ、デシカント除湿装置70、デシカント空調システム100の効率を向上させることができる。
つまり、冷却水Bを、冷凍機などの冷却水生成機36で生成することなく、冷却塔などから供給される温度25[度]以下の水を利用することもできる。
ただし、過度に低い温度の冷却水Bを用いるとデシカントロータ20の吸着剤が結露するおそれもあり、高い温度の液体を有効利用する省エネルギの観点からも温度25[度]以上のものであることがより好ましい。
これにより、デシカント除湿装置70、デシカント空調システム100の効率を一層向上させることができる。
このように吸着体24の厚さ方向に複数個のコイル31を設ける代わりに、吸着体24の厚さ方向に延びた、内部空間を有する、例えば自動車用のラジエータやオイルクーラ等に用いられることの多いフラットタイプのチューブのような形状のコイルを1つだけ設けた構成としてもよい。
また、吸着体24の厚さが薄いものであれば、吸着体24の厚さ方向についてコイル31を1つだけ設けたものであってもよいし、断面形状も種々のものを適用することができる。
なお、本実施形態における冷却フィン33は、1枚の冷却フィン33に対して吸着体24の厚さ方向に並ぶ5つのコイル31が貫通するように構成されたものであるが、補助的に設けられる冷却フィン33はこの形態に限定されるものではなく、1枚の冷却フィン33に対して1つ以上のコイル31が接するように構成されたものであればよい。
ただし、1枚の冷却フィン33に対して複数のコイル31を接するように構成したものの方が、製造コストを低減する等の観点で好ましい。
また、冷却フィン33の間隔や長さ等も、本実施形態のものに限定されるものではなく、任意に選択して適用することができる。
このようにヒートポンプ80を介して加熱コイル40とアフター冷却コイル90とを接続した構成のデシカント空調システム100によれば、加熱コイル40の内部に流されている温熱水とアフター冷却コイル90の内部に流されている冷水との間でヒートポンプ80が熱の移動を行うことができ、熱交換効率を高めることができる。
また、デシカント空調システム100の外部の温熱源からの温熱水や冷熱源からの冷水の供給を受けることがないため、温熱水や冷水の供給の過不足の影響を受けずに、デシカント空調システム100を安定して稼働させることができる。
20 デシカントロータ
20a 上側の部分
20b 下側の部分
30 ロータ冷却装置
31 コイル(配管)
32 中心ヘッダ(配管)
33 冷却フィン
40 加熱コイル
50 給気通路
60 排気通路
70 デシカント除湿装置
100 デシカント空気調和システム
A 気体
B 冷却水
C 中心軸
G1 外気(給気)、空気
G2,G3 空気
G4 還気、空気
G4,G5 空気
V 鉛直方向
W 水平方向
Claims (7)
- 回転するデシカントロータと、前記デシカントロータの回転中心部よりも鉛直方向の下側の部分に対応して配置された給気通路と、前記回転中心部よりも鉛直方向の上側に部分に対応して配置された排気通路と、前記排気通路のうち前記デシカントロータよりも上流側に配置された加熱装置とを備え、
前記デシカントロータの内部に、前記回転中心部から前記デシカントロータの外周面に向けて放射状に延びて形成された、内部が空洞で、前記回転中心部において前記内部が互いに連通した複数の配管を有し、
前記複数の配管の内部のうち、前記回転中心部よりも鉛直方向の下側に位置する部分に冷却液が収容され、前記回転中心部よりも鉛直方向の上側に位置する部分に気体が収容されているデシカント除湿装置。 - 前記配管は、前記デシカントロータの厚さ方向に沿って複数設けられている請求項1に記載のデシカント除湿装置。
- 前記放射状に延びた配管に複数の冷却用のフィンが設けられ、
前記フィンに吸着剤が付着されている請求項1または2に記載のデシカント除湿装置。 - 前記配管の内部に前記冷却液を供給する冷却液供給系と、前記コイルの内部から前記冷却液を排出する冷却液排出系とを備えた請求項1から3のうちいずれか1項に記載のデシカント除湿装置。
- 請求項1から4のうちいずれか1項に記載のデシカント除湿装置と、前記給気通路のうち前記デシカントロータよりも下流側に配置された冷却装置とを備えたデシカント空気調和システム。
- 回転中心部から外方に向けて放射状に延びて形成された、内部が空洞で、前記回転中心部において前記内部が互いに連通した複数の配管を内蔵し、
前記複数の配管の内部のうち、前記回転中心部よりも鉛直方向の下側に位置する部分に冷却液が収容され、前記回転中心部よりも鉛直方向の上側に位置する部分に気体が収容されているデシカントロータ。 - 前記放射状に延びた配管に複数の冷却用のフィンが設けられ、
前記フィンに吸着剤が付着されている請求項6に記載のデシカントロータ。
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