JP2003517637A - 光集積回路の製造方法 - Google Patents
光集積回路の製造方法Info
- Publication number
- JP2003517637A JP2003517637A JP2001545876A JP2001545876A JP2003517637A JP 2003517637 A JP2003517637 A JP 2003517637A JP 2001545876 A JP2001545876 A JP 2001545876A JP 2001545876 A JP2001545876 A JP 2001545876A JP 2003517637 A JP2003517637 A JP 2003517637A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mask
- substrate
- forming
- layer
- photoresist
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 89
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 20
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 94
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 claims abstract description 29
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 23
- 238000005530 etching Methods 0.000 claims abstract description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 83
- 229920002120 photoresistant polymer Polymers 0.000 claims description 76
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 25
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 25
- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N Chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
- 238000000059 patterning Methods 0.000 claims description 11
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- 238000009281 ultraviolet germicidal irradiation Methods 0.000 claims description 9
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 6
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000011651 chromium Substances 0.000 claims description 6
- 238000001312 dry etching Methods 0.000 claims description 6
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000010931 gold Substances 0.000 claims description 6
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 6
- 238000000025 interference lithography Methods 0.000 claims description 5
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 claims description 4
- 238000001039 wet etching Methods 0.000 claims description 4
- YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N Fluorine atom Chemical compound [F] YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 229910052731 fluorine Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000011737 fluorine Substances 0.000 claims description 3
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 claims description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 38
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 20
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 20
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 20
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 19
- 235000012431 wafers Nutrition 0.000 description 10
- 238000001459 lithography Methods 0.000 description 5
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 4
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 3
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 3
- 230000005693 optoelectronics Effects 0.000 description 2
- 239000004038 photonic crystal Substances 0.000 description 2
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 2
- NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N Sulfur Chemical compound [S] NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 229910052717 sulfur Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011593 sulfur Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/10—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
- G02B6/12—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
- G02B6/122—Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
- G02B6/1225—Basic optical elements, e.g. light-guiding paths comprising photonic band-gap structures or photonic lattices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y20/00—Nanooptics, e.g. quantum optics or photonic crystals
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/10—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
- G02B6/12—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
- G02B2006/12166—Manufacturing methods
- G02B2006/12176—Etching
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nanotechnology (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
光集積回路を製造するために、基板(7)の一方の面に第1のマスク(8a)が形成される。第1のマスクは、基板の第1の領域に形成すべき導波路のような少なくとも1つの光デバイスの形状を画成する。第2のマスク(11a)が基板のその面に形成される。第2のマスクは、第1の領域とは異なる、基板の第2の領域に形成すべき周期的アレイ構造のような光学構造体に対応する。第1と第2のマスクは各々、所定のエッチングガスを実質的に抵抗する材料から作製される。次いで、第1と第2のマスクを支持する基板は、所定のエッチングガスを用いて、ドライエッチングされる。
Description
【0001】
発明の背景
1. 発明の分野
本発明は、広く、光集積回路に関し、より詳しくは、光集積回路の製造方法に
関する。
関する。
【0002】
2. 技術背景
光集積回路は通常、基板上に形成される光および/または光電子デバイスによ
り構成される。この光および/または光電子デバイスは、能動デバイス(共振器
、レーザ、検出器、スイッチ等のような)または受動デバイス(導波路、フィル
タ、カプラ等のような)であってもよい。
り構成される。この光および/または光電子デバイスは、能動デバイス(共振器
、レーザ、検出器、スイッチ等のような)または受動デバイス(導波路、フィル
タ、カプラ等のような)であってもよい。
【0003】
光集積回路の興味深い特徴は、コンパクトさにある。しかしながら、これらの
回路は、光が基板上の1つのデバイスから別のデバイスに伝搬するときに、光学
損失を被る。
回路は、光が基板上の1つのデバイスから別のデバイスに伝搬するときに、光学
損失を被る。
【0004】
集積回路の光デバイス間の光は、導波路を通って伝搬する。従来、導波路は、
周囲の基板のものよりも高い屈折率を有する材料から作製された連続構造体から
構成される。光は、導波路の内側を、その面での内面反射により伝搬する。導波
路中への光の導入は、光が伝搬するときの、導波路の内面での反射角が、導波路
の内側と外側の屈折率に依存する臨界角よりも小さいように行われる。この角度
要件は、一般に、導波路が直線形状にあるときに満たされるであろう。しかしな
がら、導波路が曲げられている場合(集積回路には、サイズを減少させるために
、曲げ部分が必要である)、導波路の面での反射角が大きすぎ、これにより、屈
折波動が生じるために、光学損失が生じる。
周囲の基板のものよりも高い屈折率を有する材料から作製された連続構造体から
構成される。光は、導波路の内側を、その面での内面反射により伝搬する。導波
路中への光の導入は、光が伝搬するときの、導波路の内面での反射角が、導波路
の内側と外側の屈折率に依存する臨界角よりも小さいように行われる。この角度
要件は、一般に、導波路が直線形状にあるときに満たされるであろう。しかしな
がら、導波路が曲げられている場合(集積回路には、サイズを減少させるために
、曲げ部分が必要である)、導波路の面での反射角が大きすぎ、これにより、屈
折波動が生じるために、光学損失が生じる。
【0005】
国際特許出願公開第94/16345号では、フォトニック結晶を用いて、光集積回路
の光学損失を減少させる技法が提案されている。より詳しくは、この技法は、光
デバイスの周りに、周波数禁制帯幅を形成する誘電周期構造体(dielectric peri
odic structure)を提供することにある。周波数禁制帯幅は、周期構造体を通る
伝搬が不可能な周波数(またはフォトニックエネルギー)の範囲である。周期長
、構造体の屈折率、周期格子の形状等のような誘電周期構造体のパラメータは、
基板上の様々な光回路を相互接続する導波路の内側を伝搬する光の周波数が周波
数禁制帯幅内にあるように計算される。したがって、誘電周期構造体において、
光は、これらの光デバイスの外側に放射することができないので、光回路および
導波路の内側に制限されたままである。
の光学損失を減少させる技法が提案されている。より詳しくは、この技法は、光
デバイスの周りに、周波数禁制帯幅を形成する誘電周期構造体(dielectric peri
odic structure)を提供することにある。周波数禁制帯幅は、周期構造体を通る
伝搬が不可能な周波数(またはフォトニックエネルギー)の範囲である。周期長
、構造体の屈折率、周期格子の形状等のような誘電周期構造体のパラメータは、
基板上の様々な光回路を相互接続する導波路の内側を伝搬する光の周波数が周波
数禁制帯幅内にあるように計算される。したがって、誘電周期構造体において、
光は、これらの光デバイスの外側に放射することができないので、光回路および
導波路の内側に制限されたままである。
【0006】
図1は、そのような光集積回路の例を示している。単純化する目的のために、
図1の光集積回路は、誘電周期構造体2により囲まれた導波路1から実質的にな
る。導波路1は、矢印3により示される、1つの横側で光を受ける。光は、導波
路の内側を伝搬し、矢印4により示される、他方の横側から放出される。
図1の光集積回路は、誘電周期構造体2により囲まれた導波路1から実質的にな
る。導波路1は、矢印3により示される、1つの横側で光を受ける。光は、導波
路の内側を伝搬し、矢印4により示される、他方の横側から放出される。
【0007】
集積回路は、基板5より高い屈折率を有する誘電層6により被覆された基板5
を含む。誘電周期構造体2は、導波路1の長手側に沿って配置されている。構造
体2は、一般的に、導波路1の縦軸に対して垂直な、層6および基板5に亘って
形成された孔2aのアレイからなるが、変更例として、ロッドのアレイからなっ
ていてもよい。導波路1は、周期構造体2により境が決められた誘電層6の中央
部分により画成される。導波路1の長手側から出る光の水平放射は、回折現象に
より、対応する禁制帯幅内の周波数を有する光波動を反射させる周期構造体2に
より妨げられる。光は、さらに、導波路の屈折率が基板5のものと空気のものよ
りも高いために、導波路内に垂直に制限される。あるいは、光を水平と垂直の両
方で導波路内に制限するために、図1の示した二次元構造体の代わりに、導波路
の周りに三次元誘電周期構造体を提供することも可能である。
を含む。誘電周期構造体2は、導波路1の長手側に沿って配置されている。構造
体2は、一般的に、導波路1の縦軸に対して垂直な、層6および基板5に亘って
形成された孔2aのアレイからなるが、変更例として、ロッドのアレイからなっ
ていてもよい。導波路1は、周期構造体2により境が決められた誘電層6の中央
部分により画成される。導波路1の長手側から出る光の水平放射は、回折現象に
より、対応する禁制帯幅内の周波数を有する光波動を反射させる周期構造体2に
より妨げられる。光は、さらに、導波路の屈折率が基板5のものと空気のものよ
りも高いために、導波路内に垂直に制限される。あるいは、光を水平と垂直の両
方で導波路内に制限するために、図1の示した二次元構造体の代わりに、導波路
の周りに三次元誘電周期構造体を提供することも可能である。
【0008】
発明の概要
本発明の目的は、導波路、共振器等のような光デバイスが、周波数禁制帯幅領
域を画成するアレイ構造体のような光学構造体と接続される光集積回路を製造す
る信頼性のある方法を提供することにある。
域を画成するアレイ構造体のような光学構造体と接続される光集積回路を製造す
る信頼性のある方法を提供することにある。
【0009】
本発明の別の目的は、光デバイスと光学構造体の両方が高精度で形成できるよ
うな様式で光デバイスと光学構造体が接続される光集積回路を製造する方法を提
供することにある。
うな様式で光デバイスと光学構造体が接続される光集積回路を製造する方法を提
供することにある。
【0010】
この目的のために、光集積回路を製造する方法であって、基板の一方の面に第
1のマスクを形成する工程、ここで、第1のマスクは、基板の第1領域に形成す
べき少なくとも1つの光デバイスに対応するパターンを画成している;基板の前
記面に第2のマスクを形成する工程、ここで、第2のマスクは、第1の領域とは
異なる、基板の第2の領域に形成すべき光学構造体に対応するパターンを画成し
ている;基板内に前記少なくとも1つの光デバイスおよび前記光学構造体を形成
するために、第1と第2のマスクを有する前記基板をエッチングする工程;を含
む方法が提供される。
1のマスクを形成する工程、ここで、第1のマスクは、基板の第1領域に形成す
べき少なくとも1つの光デバイスに対応するパターンを画成している;基板の前
記面に第2のマスクを形成する工程、ここで、第2のマスクは、第1の領域とは
異なる、基板の第2の領域に形成すべき光学構造体に対応するパターンを画成し
ている;基板内に前記少なくとも1つの光デバイスおよび前記光学構造体を形成
するために、第1と第2のマスクを有する前記基板をエッチングする工程;を含
む方法が提供される。
【0011】
各々が基板の1つの領域に対応する第1と第2のマスクを同時に使用したおか
げで、単純な様式かつ高い精度で、基板内に光デバイスおよび光学構造体を形成
できるようになった。
げで、単純な様式かつ高い精度で、基板内に光デバイスおよび光学構造体を形成
できるようになった。
【0012】
この理由は、それら2つのマスクを別々に形成してもよく、したがって、2つ
のマスクを形成するために、2つのそれぞれ特別なパターン形成方法を適用して
もよいことにある。言い換えれば、基板の第2の領域に対応する第2のマスクを
形成するのに用いられるパターン形成技法は、基板の第1の領域に対応する第1
のマスクを形成するのに用いられるものと異なってもよい。
のマスクを形成するために、2つのそれぞれ特別なパターン形成方法を適用して
もよいことにある。言い換えれば、基板の第2の領域に対応する第2のマスクを
形成するのに用いられるパターン形成技法は、基板の第1の領域に対応する第1
のマスクを形成するのに用いられるものと異なってもよい。
【0013】
このことは、特にフォトニック結晶の分野において、導波路、カプラ等のよう
な1つ以上の光デバイス、およびその光デバイスに近接したフォトニック禁制帯
幅を画成するアレイ構造体を有する光集積回路を製造することが望ましい場合、
特に重要である。実際に、そのような場合、光デバイスおよびアレイ構造体は、
極めて異なる形状を有する。基板に形成すべきアレイ構造体は周期的または準周
期的であり、その周期は、約250-500nmと小さいであろう。この周期構造体の
構成には、周期格子にしたがって配置された孔のような小さなでこぼこを有する
マスクを形成するのに適した特別な技法が必要である。典型的なそのような技法
は、干渉またはホログラフィーリソグラフィーからなってもよく、それには、ウ
ェハーを照射する2つの干渉するレーザビームが用いられる。しかしながら、干
渉リソグラフィーは、光デバイス(導波路、共振器、カプラ・・・)に対応する
マスクを形成するのに適していない。なぜならば、これらのデバイスは、一般に
、周期または準周期構造体からなっていないからである。それに比べて、UV(
紫外線)照射を用いた従来のリソグラフィー技法は、そのようなマスクを満足に
形成することができる。したがって、本発明は、基板の第1と第2の領域の各々
について、対応するマスクを形成するための特別に適したパターン形成技法を選
択することができるようにする。
な1つ以上の光デバイス、およびその光デバイスに近接したフォトニック禁制帯
幅を画成するアレイ構造体を有する光集積回路を製造することが望ましい場合、
特に重要である。実際に、そのような場合、光デバイスおよびアレイ構造体は、
極めて異なる形状を有する。基板に形成すべきアレイ構造体は周期的または準周
期的であり、その周期は、約250-500nmと小さいであろう。この周期構造体の
構成には、周期格子にしたがって配置された孔のような小さなでこぼこを有する
マスクを形成するのに適した特別な技法が必要である。典型的なそのような技法
は、干渉またはホログラフィーリソグラフィーからなってもよく、それには、ウ
ェハーを照射する2つの干渉するレーザビームが用いられる。しかしながら、干
渉リソグラフィーは、光デバイス(導波路、共振器、カプラ・・・)に対応する
マスクを形成するのに適していない。なぜならば、これらのデバイスは、一般に
、周期または準周期構造体からなっていないからである。それに比べて、UV(
紫外線)照射を用いた従来のリソグラフィー技法は、そのようなマスクを満足に
形成することができる。したがって、本発明は、基板の第1と第2の領域の各々
について、対応するマスクを形成するための特別に適したパターン形成技法を選
択することができるようにする。
【0014】
これとは反対に、光デバイスおよび光学構造体の両方に1つのマスクを使用す
ると、多くの場合、そのマスクを製造するための複雑なリソグラフィー方法、す
なわち、基板に形成すべきパターンに含まれる全ての種類の形状に適用される方
法が必要とされる。既知のUVまたは電子ビーム照射リソグラフィー技法は、導
波路、レーザ等のような光デバイスに対応するマスクを製造するのには適してい
るが、当面は、周波数禁制帯幅構造体を形成するための十分な精度を提供できな
い。
ると、多くの場合、そのマスクを製造するための複雑なリソグラフィー方法、す
なわち、基板に形成すべきパターンに含まれる全ての種類の形状に適用される方
法が必要とされる。既知のUVまたは電子ビーム照射リソグラフィー技法は、導
波路、レーザ等のような光デバイスに対応するマスクを製造するのには適してい
るが、当面は、周波数禁制帯幅構造体を形成するための十分な精度を提供できな
い。
【0015】
本発明の別の利点は、光デバイスおよび光学構造体を一緒に形成するように、
2つのマスクが同時に使用されることにある。したがって、本発明は、基板のエ
ッチング工程を1つしか必要としない、単純なプロセスを提供する。
2つのマスクが同時に使用されることにある。したがって、本発明は、基板のエ
ッチング工程を1つしか必要としない、単純なプロセスを提供する。
【0016】
好ましくは、本発明による方法はさらに、第1と第2のマスクを除去する工程
を含む。
を含む。
【0017】
基板をエッチングする工程は、所定のエッチングガス、例えば、SF6のよう
なフッ素含有ガスを用いたドライエッチング工程からなってもよい。この場合、
第1と第2のマスクは、各々、前記所定のエッチングガスに実質的に抵抗する材
料から作製される。
なフッ素含有ガスを用いたドライエッチング工程からなってもよい。この場合、
第1と第2のマスクは、各々、前記所定のエッチングガスに実質的に抵抗する材
料から作製される。
【0018】
好ましくは、製造方法を単純にするために、第1のマスクを形成する工程およ
び第2のマスクを形成する工程が、第1と第2のマスクの内の一方が他方に重な
るような様式で行われる。2つのマスクの内の一方が他方に重なるので、第1と
第2のマスクをそれぞれ形成しなければならない2つの別々の区域を画成する必
要がない。実際に、第1と第2のマスクの内の一方は、他方のマスクに重なる第
1の部分および基板に直接接触した第2の部分を有する。
び第2のマスクを形成する工程が、第1と第2のマスクの内の一方が他方に重な
るような様式で行われる。2つのマスクの内の一方が他方に重なるので、第1と
第2のマスクをそれぞれ形成しなければならない2つの別々の区域を画成する必
要がない。実際に、第1と第2のマスクの内の一方は、他方のマスクに重なる第
1の部分および基板に直接接触した第2の部分を有する。
【0019】
本発明によれば、第1と第2のマスクの内の一方は、干渉リソグラフィー技法
を用いて形成してもよく、他方は、紫外線照射技法を用いて形成してもよい。
を用いて形成してもよく、他方は、紫外線照射技法を用いて形成してもよい。
【0020】
都合よくは、第2のマスクは、干渉リソグラフィー技法を実施することにより
形成され、第1のマスクは、その干渉リソグラフィー技法に用いられる放射線に
は実質的に反応しない材料から作製され、したがって、第2のマスクは、第1の
マスクに影響を与えずに、第1のマスクの形成後に形成される。
形成され、第1のマスクは、その干渉リソグラフィー技法に用いられる放射線に
は実質的に反応しない材料から作製され、したがって、第2のマスクは、第1の
マスクに影響を与えずに、第1のマスクの形成後に形成される。
【0021】
次いで、第2のマスクを形成する工程は、第1のマスクを支持する基板の面上
にフォトレジスト層を形成し、前記干渉リソグラフィー技法を用いて、そのフォ
トレジスト層に光学構造体に対応するパターンを形成する各工程を含む。
にフォトレジスト層を形成し、前記干渉リソグラフィー技法を用いて、そのフォ
トレジスト層に光学構造体に対応するパターンを形成する各工程を含む。
【0022】
本発明の第1の実施の形態によれば、第1と第2のマスクは、それぞれ、金属
およびフォトレジスト材料から作製される。その金属は、一般に、以下の金属:
ニッケル、クロムおよび金の内の少なくとも1つからなる。
およびフォトレジスト材料から作製される。その金属は、一般に、以下の金属:
ニッケル、クロムおよび金の内の少なくとも1つからなる。
【0023】
この第1の実施の形態によれば、第1のマスクを形成する工程は、光には実質
的に反応しない材料から作製された第1の層を基板上に形成し;第1の層上にフ
ォトレジスト層を形成し;基板の第1の領域に対応するフォトレジストパターン
を得るように、UV照射技法を用いて、フォトレジスト層にパターンを形成し;
マスクとしてそのフォトレジストパターンを用いて、第1の層をエッチングし;
そのフォトレジストパターンを除去する;各工程を含む。
的に反応しない材料から作製された第1の層を基板上に形成し;第1の層上にフ
ォトレジスト層を形成し;基板の第1の領域に対応するフォトレジストパターン
を得るように、UV照射技法を用いて、フォトレジスト層にパターンを形成し;
マスクとしてそのフォトレジストパターンを用いて、第1の層をエッチングし;
そのフォトレジストパターンを除去する;各工程を含む。
【0024】
第1の層をエッチングする上述した工程は、ウェットエッチング工程からなる
。
。
【0025】
本発明の第2の実施の形態によれば、第1と第2のマスクは、両方ともフォト
レジスト材料から作製されるが、第1のマスクは、光に対する感度をなくすため
に、加熱されたフォトレジスト材料により構成されている。
レジスト材料から作製されるが、第1のマスクは、光に対する感度をなくすため
に、加熱されたフォトレジスト材料により構成されている。
【0026】
この第2の実施の形態によれば、第1のマスクを形成する工程は、基板上にフ
ォトレジスト層を形成し;基板の第1の領域に対応するパターンを得るように、
UV照射技法を用いて、フォトレジスト層にパターンを形成し;光に対する感度
をなくすために、フォトレジストパターンを加熱する;各工程を含む。
ォトレジスト層を形成し;基板の第1の領域に対応するパターンを得るように、
UV照射技法を用いて、フォトレジスト層にパターンを形成し;光に対する感度
をなくすために、フォトレジストパターンを加熱する;各工程を含む。
【0027】
本発明の第3の実施の形態によれば、第1のマスクは、UV照射技法を用いて
形成され、第2のマスクは、UVには実質的に反応しない材料から作製され、し
たがって、第1のマスクは、第2のマスクに影響を与えずに、第2のマスクの形
成後に形成される。
形成され、第2のマスクは、UVには実質的に反応しない材料から作製され、し
たがって、第1のマスクは、第2のマスクに影響を与えずに、第2のマスクの形
成後に形成される。
【0028】
この第3の実施の形態において、第2のマスクを形成する工程は、UVに対し
て実質的に反応しない材料から作製された第1の層を基板上に形成し;第1の層
上にフォトレジスト層を形成し;基板の第2の領域に対応するフォトレジストパ
ターンを得るように、干渉リソグラフィー技法を用いてフォトレジスト層にパタ
ーンを形成し;マスクとしてフォトレジストパターンを用いて第1の層にエッチ
ングし;残りのフォトレジストパターンを除去する;各工程を含む。
て実質的に反応しない材料から作製された第1の層を基板上に形成し;第1の層
上にフォトレジスト層を形成し;基板の第2の領域に対応するフォトレジストパ
ターンを得るように、干渉リソグラフィー技法を用いてフォトレジスト層にパタ
ーンを形成し;マスクとしてフォトレジストパターンを用いて第1の層にエッチ
ングし;残りのフォトレジストパターンを除去する;各工程を含む。
【0029】
次いで、第1のマスクを形成する工程は、第2のマスク上にフォトレジスト層
を形成し、前記UV照射技法を用いて、フォトレジスト層に少なくとも1つの光
デバイスに対応するパターンを形成する各工程を含む。
を形成し、前記UV照射技法を用いて、フォトレジスト層に少なくとも1つの光
デバイスに対応するパターンを形成する各工程を含む。
【0030】
上述した3つの実施の形態に用いられる基板は、好ましくは、SOI基板であ
る。
る。
【0031】
基板に形成される光学構造体は、一般に、光デバイスに近接したアレイ構造体
からなる。実際に、本発明による方法によって得られる光集積回路は、光デバイ
スとしての導波路、および光学構造体としての1つの周波数禁制帯幅を有するア
レイ構造体を含む。このアレイ構造体は、孔の周期的アレイまたはロッドの周期
的アレイの形態をとってもよい。
からなる。実際に、本発明による方法によって得られる光集積回路は、光デバイ
スとしての導波路、および光学構造体としての1つの周波数禁制帯幅を有するア
レイ構造体を含む。このアレイ構造体は、孔の周期的アレイまたはロッドの周期
的アレイの形態をとってもよい。
【0032】
好ましい実施の形態の詳細な説明
図2Aから2Jは、本発明の第1の実施の形態による光集積回路を製造する方
法を示している。単純にする目的のために、図2Aから2Jに示した方法は、ア
レイ構造体により囲まれた導波路の製造に関する。しかしながら、導波路以外の
光デバイスを、この第1の実施の形態による方法によって製造してもよい。
法を示している。単純にする目的のために、図2Aから2Jに示した方法は、ア
レイ構造体により囲まれた導波路の製造に関する。しかしながら、導波路以外の
光デバイスを、この第1の実施の形態による方法によって製造してもよい。
【0033】
第1の段階で(図2A)、金属層8およびフォトレジスト層9が基板7上に連
続して形成される。基板7は、好ましくは、SOI基板、すなわち、薄いシリコ
ン層7cにより被覆された薄いシリカ層7bにより被覆されたシリコンベース基
板7aから構成された基板である。シリコン層7cは、シリカ層7bのものより
も高い屈折率を有する。その理由が以下に説明される。層8を構成する金属は、
例えば、ニッケル、クロムまたは金からなっていてもよい。
続して形成される。基板7は、好ましくは、SOI基板、すなわち、薄いシリコ
ン層7cにより被覆された薄いシリカ層7bにより被覆されたシリコンベース基
板7aから構成された基板である。シリコン層7cは、シリカ層7bのものより
も高い屈折率を有する。その理由が以下に説明される。層8を構成する金属は、
例えば、ニッケル、クロムまたは金からなっていてもよい。
【0034】
第2の段階で(図2B)、シリカマスク10が、当業者に公知の様式で、フォト
レジスト層9上に施される。シリカマスク10は、その上側表面の一部の上に、基
板7に形成すべき光導波路の形状、すなわち、図2Bに示した実施の形態におい
ては、ストリップの形状をとるクロムパターン10aを支持する。クロムパターン
10aは、光導波路を形成すべきシリコン層7cの領域7dに面するように、シリ
カマスク10の上側表面に位置している。次いで、図2Bに示したウェハー7,8
,9は、シリカマスク10を通してUV線に露光される。クロムパターン10aによ
り覆われていないシリカマスク10の部分は、UVに対して透明である。クロムパ
ターン10aは、これとは反対に、UV光を反射し、したがって、パターン10aの
下に位置するフォトレジスト層9の領域9aが露光されるのを妨げる。
レジスト層9上に施される。シリカマスク10は、その上側表面の一部の上に、基
板7に形成すべき光導波路の形状、すなわち、図2Bに示した実施の形態におい
ては、ストリップの形状をとるクロムパターン10aを支持する。クロムパターン
10aは、光導波路を形成すべきシリコン層7cの領域7dに面するように、シリ
カマスク10の上側表面に位置している。次いで、図2Bに示したウェハー7,8
,9は、シリカマスク10を通してUV線に露光される。クロムパターン10aによ
り覆われていないシリカマスク10の部分は、UVに対して透明である。クロムパ
ターン10aは、これとは反対に、UV光を反射し、したがって、パターン10aの
下に位置するフォトレジスト層9の領域9aが露光されるのを妨げる。
【0035】
第3の段階で(図2C)、シリカマスク10は除去され、フォトレジスト層9が
現像される。フォトレジスト層9の現像により、UV光に露光された部分が除去
される。この第3の工程の終わりに、クロムパターン10aおよび形成すべき光導
波路と同じ形状を有するフォトレジスト層9の部分9aのみが、金属層8上に残
る。
現像される。フォトレジスト層9の現像により、UV光に露光された部分が除去
される。この第3の工程の終わりに、クロムパターン10aおよび形成すべき光導
波路と同じ形状を有するフォトレジスト層9の部分9aのみが、金属層8上に残
る。
【0036】
第4の段階で(図2D)、金属層8は、マスクとしてフォトレジスト層の部分
9aを用いて、ウェットエッチングされ、それによって、基板7上に金属パター
ンすなわちマスク8aが形成される。金属層8のウェットエッチングは、フォト
レジスト層のマスク9aが実質的に影響を受けないままで、金属を攻撃できる適
切な酸により行われる。そのような酸の例は、金属が金の場合には、市販のGold
-Etch(登録商標)酸、および金属がニッケルの場合には、市販のNickel-Etch(
登録商標)酸である。次いで、溶剤を用いて、フォトレジスト層のマスク9aが
除去される(図2E)。
9aを用いて、ウェットエッチングされ、それによって、基板7上に金属パター
ンすなわちマスク8aが形成される。金属層8のウェットエッチングは、フォト
レジスト層のマスク9aが実質的に影響を受けないままで、金属を攻撃できる適
切な酸により行われる。そのような酸の例は、金属が金の場合には、市販のGold
-Etch(登録商標)酸、および金属がニッケルの場合には、市販のNickel-Etch(
登録商標)酸である。次いで、溶剤を用いて、フォトレジスト層のマスク9aが
除去される(図2E)。
【0037】
第5の段階で(図2F)、フォトレジスト層11が基板7および金属マスク8a
上に形成され、したがって、金属マスク8aが、基板の薄いシリコン層7cとフ
ォトレジスト層11との間に挟まれている。より詳しくは、層11の一部は、基板の
上側表面7eを直接覆い、一方で、別の部分は、上側表面7e上に形成された金
属マスク8aを覆う。上側表面7eと直接接触している層11の部分は、アレイ構
造体を成形すべき、図2Fにおいて参照番号7fにより示された基板7の領域に
対応する。
上に形成され、したがって、金属マスク8aが、基板の薄いシリコン層7cとフ
ォトレジスト層11との間に挟まれている。より詳しくは、層11の一部は、基板の
上側表面7eを直接覆い、一方で、別の部分は、上側表面7e上に形成された金
属マスク8aを覆う。上側表面7eと直接接触している層11の部分は、アレイ構
造体を成形すべき、図2Fにおいて参照番号7fにより示された基板7の領域に
対応する。
【0038】
第6の段階で(図2G)、2つの干渉レーザビーム12がウェハーに向けられて
、フォトレジスト層11を光干渉パターンに露光させる。干渉レーザビーム12は、
フォトレジスト層11の現像後(図2H)、その層が、孔の周期的アレイの形態に
あるパターン11aを画成するような様式で配列される。マスク8aは、光に対し
て実質的に反応しない材料、すなわち、金属から作製されるという事実のために
、パターン11aの形成は、マスク8aに影響を与えずに行われるであろう。した
がって、第6段階の終わりには、基板7は第1のマスク8aおよび第2のマスク
11aを支持し、これらのマスクは、導波路およびアレイ構造体を形成すべき、基
板7の領域の領域7dおよび7fにそれぞれ関連する。2つのマスク8a,11a
は、異なる材料、すなわち、第1のマスクについては金属、第2のマスクについ
てはフォトレジストから作製される。これらの材料の両方は、以下に記載するド
ライエッチング段階に抵抗できる。
、フォトレジスト層11を光干渉パターンに露光させる。干渉レーザビーム12は、
フォトレジスト層11の現像後(図2H)、その層が、孔の周期的アレイの形態に
あるパターン11aを画成するような様式で配列される。マスク8aは、光に対し
て実質的に反応しない材料、すなわち、金属から作製されるという事実のために
、パターン11aの形成は、マスク8aに影響を与えずに行われるであろう。した
がって、第6段階の終わりには、基板7は第1のマスク8aおよび第2のマスク
11aを支持し、これらのマスクは、導波路およびアレイ構造体を形成すべき、基
板7の領域の領域7dおよび7fにそれぞれ関連する。2つのマスク8a,11a
は、異なる材料、すなわち、第1のマスクについては金属、第2のマスクについ
てはフォトレジストから作製される。これらの材料の両方は、以下に記載するド
ライエッチング段階に抵抗できる。
【0039】
第7の段階で(図2I)、基板7、特にシリコン層7cがドライエッチングさ
れる。これを実施するために、ウェハー7,8a,11aは、プロセスガスを含有
するプラズマ室内に配置され、そのプロセスガスにより、室内にプラズマが生成
される。このプラズマとしては、シリコン層7cを選択的エッチングすることで
きる、すなわち、第1と第2のマスク8a,11aを腐蝕しない反応性種が挙げら
れる。一般に、プロセスガスは、SF6のようなフッ素含有エッチングガスを含
むであろう。
れる。これを実施するために、ウェハー7,8a,11aは、プロセスガスを含有
するプラズマ室内に配置され、そのプロセスガスにより、室内にプラズマが生成
される。このプラズマとしては、シリコン層7cを選択的エッチングすることで
きる、すなわち、第1と第2のマスク8a,11aを腐蝕しない反応性種が挙げら
れる。一般に、プロセスガスは、SF6のようなフッ素含有エッチングガスを含
むであろう。
【0040】
第8の段階で(図2J)、第1と第2のマスク8a,11aは、適切な溶剤によ
り除去される。得られた光集積回路は、シリコンベース基板7a、シリカ層7b
、導波路12および孔の周期的アレイ13により構成されている。孔の周期的アレイ
13は、光が導波路12の内側から外側へと水平に放射させるのを防ぐ周波数禁制帯
幅を有する。導波路12内を伝搬する光は、さらに、その導波路がシリカ層7bの
ものよりも高い屈折率を示すという理由により、垂直に制限される。図2Jに断
面を示した光集積回路が、図3に斜視図で示されている。
り除去される。得られた光集積回路は、シリコンベース基板7a、シリカ層7b
、導波路12および孔の周期的アレイ13により構成されている。孔の周期的アレイ
13は、光が導波路12の内側から外側へと水平に放射させるのを防ぐ周波数禁制帯
幅を有する。導波路12内を伝搬する光は、さらに、その導波路がシリカ層7bの
ものよりも高い屈折率を示すという理由により、垂直に制限される。図2Jに断
面を示した光集積回路が、図3に斜視図で示されている。
【0041】
図2Jおよび3に示した光集積回路の変更例として、本発明による方法によっ
て得られた回路は、孔の代わりに、ロッドの周期的アレイからなるアレイ構造体
を有していてもよい。図4はそのような代わりの結果を示している。図2Jおよ
び3と同じ要素が同じ参照番号により示されている。したがって、図4の光集積
回路は、ベース基板7a、シリカ層7b、導波路12およびシリコン層7cに形成
されたロッドの周期的アレイ13’から構成されている。図2Jおよび3に示した
集積回路に関して、図4の回路は、単に、より長い時間に亘り、ドライエッチン
グ段階(上述した第7の段階)を行うことにより行ってもよい。
て得られた回路は、孔の代わりに、ロッドの周期的アレイからなるアレイ構造体
を有していてもよい。図4はそのような代わりの結果を示している。図2Jおよ
び3と同じ要素が同じ参照番号により示されている。したがって、図4の光集積
回路は、ベース基板7a、シリカ層7b、導波路12およびシリコン層7cに形成
されたロッドの周期的アレイ13’から構成されている。図2Jおよび3に示した
集積回路に関して、図4の回路は、単に、より長い時間に亘り、ドライエッチン
グ段階(上述した第7の段階)を行うことにより行ってもよい。
【0042】
図5Aから5Hは、本発明の第2の実施の形態による光集積回路を製造する方
法を示している。単純にする目的のために、図5Aから5Hに示した方法は、ア
レイ構造体により囲まれた導波路の製造に関する。しかしながら、導波路以外の
光デバイスを、この第2の実施の形態による方法によって製造してもよい。
法を示している。単純にする目的のために、図5Aから5Hに示した方法は、ア
レイ構造体により囲まれた導波路の製造に関する。しかしながら、導波路以外の
光デバイスを、この第2の実施の形態による方法によって製造してもよい。
【0043】
第1の段階で(図5A)、フォトレジスト層15が基板14上に形成されている。
基板14は、好ましくは、SOI基板、すなわち、薄いシリコン層14cにより被覆
された薄いシリカ層14bにより被覆されたシリコンベース基板14aから構成され
た基板である。この薄いシリコン層14cは、第1の実施の形態と同じ理由のため
に、薄いシリカ層14bよりも高い屈折率を有している。
基板14は、好ましくは、SOI基板、すなわち、薄いシリコン層14cにより被覆
された薄いシリカ層14bにより被覆されたシリコンベース基板14aから構成され
た基板である。この薄いシリコン層14cは、第1の実施の形態と同じ理由のため
に、薄いシリカ層14bよりも高い屈折率を有している。
【0044】
第2の段階で(図5B)、クロムパターン16aを担持するシリカマスク16がフ
ォトレジスト層15の上に載置されている。クロムパターン16aは、光導波路を形
成すべきシリコン層14cの領域14dに面するように、シリカマスク16の上側表面
に位置している。次いで、ウェハー14,15が、第1の実施の形態の第2の段階と
同じ様式で、マスク16を通して、UV線に露光される。
ォトレジスト層15の上に載置されている。クロムパターン16aは、光導波路を形
成すべきシリコン層14cの領域14dに面するように、シリカマスク16の上側表面
に位置している。次いで、ウェハー14,15が、第1の実施の形態の第2の段階と
同じ様式で、マスク16を通して、UV線に露光される。
【0045】
第3の段階で(図5C)、シリカマスク16は除去され、フォトレジスト層15が
現像される。その結果、第2の段階中にUV線に露光された層15の部分の全てが
除去される。この第3の段階の終わりには、クロムパターン16aの下に位置する
フォトレジスト層15の部分のみが基板14上に残り、したがって、前記基板上にフ
ォトレジストパターン15aを画成する。フォトレジストパターン15aは、光導波
路を形成すべきシリコン層14cの領域14dに面している。
現像される。その結果、第2の段階中にUV線に露光された層15の部分の全てが
除去される。この第3の段階の終わりには、クロムパターン16aの下に位置する
フォトレジスト層15の部分のみが基板14上に残り、したがって、前記基板上にフ
ォトレジストパターン15aを画成する。フォトレジストパターン15aは、光導波
路を形成すべきシリコン層14cの領域14dに面している。
【0046】
第4の段階で(図示せず)、光に対する感度をなくすか少なくとも大幅に減少
させるために、フォトレジストパターン15aが加熱される。この段階は、ウェハ
ー14,15aを炉内に配置し、約30分間に亘り約180℃でそのウェハーを焼成する
ことにより行われる。この第4の段階後に得られるフォトレジストパターン15a
を、以後「第1のマスク15a」と称する。
させるために、フォトレジストパターン15aが加熱される。この段階は、ウェハ
ー14,15aを炉内に配置し、約30分間に亘り約180℃でそのウェハーを焼成する
ことにより行われる。この第4の段階後に得られるフォトレジストパターン15a
を、以後「第1のマスク15a」と称する。
【0047】
第5の段階で(図5D)、別のフォトレジスト層16が基板14および第1のマス
ク15aの上に堆積され、したがって、第1のマスク15aは、基板の薄いシリコン
層14cおよびフォトレジスト層16の間に挟まれている。より詳しくは、層16の一
部は、基板の上側表面14eを直接覆い、一方で、別の部分は、上側表面14eの上
に形成された第1のマスク15aを覆う。面14eに直接接触している層16の部分は
、アレイ構造体を形成すべき、図5Dにおいて参照番号14fにより示された基板
14の領域に対応する。
ク15aの上に堆積され、したがって、第1のマスク15aは、基板の薄いシリコン
層14cおよびフォトレジスト層16の間に挟まれている。より詳しくは、層16の一
部は、基板の上側表面14eを直接覆い、一方で、別の部分は、上側表面14eの上
に形成された第1のマスク15aを覆う。面14eに直接接触している層16の部分は
、アレイ構造体を形成すべき、図5Dにおいて参照番号14fにより示された基板
14の領域に対応する。
【0048】
第6の段階で(図5E)、2つの干渉レーザビーム17がウェハーに向けられて
、フォトレジスト層16を光干渉パターンに露光させる。干渉レーザビーム17は、
フォトレジスト層16の現像後(図5F)、その層が、孔の周期的アレイの形態に
あるパターン16aを画成するような様式で配列される。第1のマスク15aは、第
4の段階で光に対して実質的に反応しないように作製されるという事実のために
、パターン16aの形成は、第1のマスク15aに影響を与えずに行われるであろう
。したがって、第6段階の終わりには、基板14は第1のマスク15aおよび第2の
マスク16aを支持し、これらのマスクは、導波路およびアレイ構造体を形成すべ
き、基板14の領域の領域14dおよび14fにそれぞれ関連する。第1と第2のマス
クは、以下に記載するドライエッチング段階に抵抗できる材料から作製されてい
る。
、フォトレジスト層16を光干渉パターンに露光させる。干渉レーザビーム17は、
フォトレジスト層16の現像後(図5F)、その層が、孔の周期的アレイの形態に
あるパターン16aを画成するような様式で配列される。第1のマスク15aは、第
4の段階で光に対して実質的に反応しないように作製されるという事実のために
、パターン16aの形成は、第1のマスク15aに影響を与えずに行われるであろう
。したがって、第6段階の終わりには、基板14は第1のマスク15aおよび第2の
マスク16aを支持し、これらのマスクは、導波路およびアレイ構造体を形成すべ
き、基板14の領域の領域14dおよび14fにそれぞれ関連する。第1と第2のマス
クは、以下に記載するドライエッチング段階に抵抗できる材料から作製されてい
る。
【0049】
第7の段階で(図5G)、基板、より詳しくは、薄いシリコン層14cがドライ
エッチングされる。これを実施するために、ウェハー14,15a,16aは、プロセ
スガスを含有するプラズマ室内に配置され、そのプロセスガスにより、室内にプ
ラズマが生成される。このプラズマとしては、シリコン層14cを選択的エッチン
グすることできる、すなわち、第1と第2のマスク15a,16aを腐蝕しない反応
性種が挙げられる。一般に、プロセスガスは、SF6のよう硫黄含有エッチング
ガスを含むであろう。
エッチングされる。これを実施するために、ウェハー14,15a,16aは、プロセ
スガスを含有するプラズマ室内に配置され、そのプロセスガスにより、室内にプ
ラズマが生成される。このプラズマとしては、シリコン層14cを選択的エッチン
グすることできる、すなわち、第1と第2のマスク15a,16aを腐蝕しない反応
性種が挙げられる。一般に、プロセスガスは、SF6のよう硫黄含有エッチング
ガスを含むであろう。
【0050】
第8の段階で(図5H)、第1と第2のマスク15a,16aは、適切な溶剤によ
り除去される。得られた光集積回路は、シリコンベース基板14a、シリカ層14b
、導波路18および孔の周期的アレイ19により構成されている。孔の周期的アレイ
19の代わりに、ロッドの周期的アレイを、前記ドライエッチング段階をより長い
時間に亘り実施することにより形成してもよい。
り除去される。得られた光集積回路は、シリコンベース基板14a、シリカ層14b
、導波路18および孔の周期的アレイ19により構成されている。孔の周期的アレイ
19の代わりに、ロッドの周期的アレイを、前記ドライエッチング段階をより長い
時間に亘り実施することにより形成してもよい。
【0051】
図6Aから6Fは、本発明の第3の実施の形態による光集積回路を製造する方
法を示している。単純にする目的のために、図6Aから6Fに示した方法は、ア
レイ構造体により囲まれた導波路の製造に関する。しかしながら、導波路以外の
光デバイスを、この第3の実施の形態による方法によって製造してもよい。
法を示している。単純にする目的のために、図6Aから6Fに示した方法は、ア
レイ構造体により囲まれた導波路の製造に関する。しかしながら、導波路以外の
光デバイスを、この第3の実施の形態による方法によって製造してもよい。
【0052】
この第3の実施の形態による方法は、特に、光学構造体に対応する第2のマス
クが、光導波路に対応する第1のマスクの形成の前に形成されるという点で第1
の実施の形態とは異なる。さらに、第2のマスクは金属から作製され、一方で、
第1のマスクはフォトレジスト材料から作製される。
クが、光導波路に対応する第1のマスクの形成の前に形成されるという点で第1
の実施の形態とは異なる。さらに、第2のマスクは金属から作製され、一方で、
第1のマスクはフォトレジスト材料から作製される。
【0053】
より詳しくは、参照番号21aにより示される第2のマスクは、SOI基板20上
に金属層21を堆積させ(図6A)、金属層21上にフォトレジスト層を堆積させ、
フォトレジストパターン22aを中に画成するように、干渉リソグラフィー技法を
用いてフォトレジスト層にパターンを形成し(図6B)、フォトレジストパター
ン22aを通して金属層21にウェットエッチングを行う(図6C)ことにより形成
される。参照番号23aにより示される第1のマスクは、残りのフォトレジストパ
ターン22aの除去後(図6D)に、第2のマスク21a上にフォトレジスト層を堆
積させ(図6E)、クロムストリップ24aを有するシリカマスク24を通してウェ
ハーをUVに露光し、光導波路に対応するパターン23aを画成するようにフォト
レジスト23を現像する(図6F)ことにより形成される。基板20上のシリコン層
20cをエッチングするエッチング段階は、第1と第2の実施の形態において行っ
たものと同じである。
に金属層21を堆積させ(図6A)、金属層21上にフォトレジスト層を堆積させ、
フォトレジストパターン22aを中に画成するように、干渉リソグラフィー技法を
用いてフォトレジスト層にパターンを形成し(図6B)、フォトレジストパター
ン22aを通して金属層21にウェットエッチングを行う(図6C)ことにより形成
される。参照番号23aにより示される第1のマスクは、残りのフォトレジストパ
ターン22aの除去後(図6D)に、第2のマスク21a上にフォトレジスト層を堆
積させ(図6E)、クロムストリップ24aを有するシリカマスク24を通してウェ
ハーをUVに露光し、光導波路に対応するパターン23aを画成するようにフォト
レジスト23を現像する(図6F)ことにより形成される。基板20上のシリコン層
20cをエッチングするエッチング段階は、第1と第2の実施の形態において行っ
たものと同じである。
【0054】
上述した第3の実施の形態には、第2のマスク21a上の第1のマスク23aの位
置が、図6Eに示すように、フォトレジスト層23上のシリカマスク24を載置した
ときに参照として第2のマスク21aの孔を用いて精確に選択されるという利点が
ある。
置が、図6Eに示すように、フォトレジスト層23上のシリカマスク24を載置した
ときに参照として第2のマスク21aの孔を用いて精確に選択されるという利点が
ある。
【0055】
上述した第1、第2および第3の実施の形態は、本発明の好ましい実施の形態
である。しかしながら、添付した特許請求の範囲から逸脱せずに、本発明を違う
ように実施してもよいことが当業者には当然に明らかである。特に、これらの実
施の形態に用いられるSOI基板は、例えば、シリコン層により被覆されたガラ
スベース基板から構成された基板により置き換えても差し支えない。
である。しかしながら、添付した特許請求の範囲から逸脱せずに、本発明を違う
ように実施してもよいことが当業者には当然に明らかである。特に、これらの実
施の形態に用いられるSOI基板は、例えば、シリコン層により被覆されたガラ
スベース基板から構成された基板により置き換えても差し支えない。
【0056】
さらに、本発明は、孔またはロッドの周期的アレイを有する光集積回路の製造
に制限されるものではない。本発明は、実際に、同じ基板に、ブラッグレフレク
タを形成するのに用いても差し支えない。一般的な様式で、本発明による方法は
、異なる光デバイスまたは構造体を1つの基板上に形成すべき場合に適用しても
よく、対応するマスクを製造するための異なるパターン形成技法を使用する必要
のある、該光デバイスまたは構造体が極めて異なる形状を示す場合に、特に都合
よい。
に制限されるものではない。本発明は、実際に、同じ基板に、ブラッグレフレク
タを形成するのに用いても差し支えない。一般的な様式で、本発明による方法は
、異なる光デバイスまたは構造体を1つの基板上に形成すべき場合に適用しても
よく、対応するマスクを製造するための異なるパターン形成技法を使用する必要
のある、該光デバイスまたは構造体が極めて異なる形状を示す場合に、特に都合
よい。
【図1】
既知の光集積回路を示す斜視図
【図2A−2J】
本発明の第1の実施の形態による光集積回路を製造する方法を示す断面図
【図3】
本発明の第1の実施の形態による方法により得られた、孔のアレイを有する光
集積回路を示す斜視図
集積回路を示す斜視図
【図4】
本発明の第1の実施の形態による方法により得られた、ロッドのアレイを有す
る光集積回路を示す斜視図
る光集積回路を示す斜視図
【図5A−5H】
本発明の第2の実施の形態による光集積回路を製造する方法を示す断面図
【図6A−6F】
本発明の第3の実施の形態による光集積回路を製造する方法を示す断面図
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),AE,A
G,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG
,BR,BY,BZ,CA,CH,CN,CR,CU,
CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,G
B,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL
,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,
LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,M
D,MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ
,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,
SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,U
G,UZ,VN,YU,ZA,ZW
(72)発明者 ヌデルエコヴィック,デュザン
フランス国 F−91160 ソー−レ−シャ
ルトロー リュ ジョリオ キュリー 71
(72)発明者 ランヴァーズ,クリストフ エフ
フランス国 F−77210 アヴォン リュ
シャルル ムニエ 3
Fターム(参考) 2H047 KA03 PA24 TA11
Claims (29)
- 【請求項1】 光集積回路を製造する方法であって、 基板(7;14)の一方の面に第1のマスクを形成する工程、ここで、該第1のマス
クは、該基板の第1の領域(7d;14d)に形成すべき少なくとも1つの光デバイス(1
2;18)に対応するパターンを画成している; 前記基板の前記面に第2のマスク(11a;16a)を形成する工程、ここで、該第2
のマスクは、前記第1の領域とは異なる、該基板の第2の領域(7f;14f)に形成す
べき少なくとも1つの光学構造体に対応するパターンを画成している; 前記基板に前記少なくとも1つの光デバイスおよび前記光学構造体を形成する
ために、前記第1と第2のマスクをその上に有する基板をエッチングする工程; を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 前記第1と第2のマスクを除去する工程をさらに含むことを
特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記エッチング工程は、所定のエッチングガスを用いたドラ
イエッチング工程からなることを特徴とする請求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】 前記第1(8a;15a)と第2(11a;16a)のマスクが各々、前記所
定のエッチングガスに実質的に抵抗する材料から作製されていることを特徴とす
る請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 前記所定のエッチングガスが、SF6のようなフッ素含有ガ
スを含むことを特徴とする請求項3または4記載の方法。 - 【請求項6】 前記第1のマスク(8a;15a)を形成する工程および前記第2の
マスク(11a;16a)を形成する工程が、該第1と第2のマスクの内の一方(11a;16a)
が他方(8a;15a)の上に重なるような様式で行われることを特徴とする請求項1か
ら5いずれか1項記載の方法。 - 【請求項7】 前記第1のマスク(8a;15a)を形成する工程および前記第2の
マスク(11a;16a)を形成する工程が、該第1と第2のマスクが、前記他方のマス
クに重なる第1の部分および前記基板に直接接触する第2の部分を有するような
様式で行われることを特徴とする請求項6項記載の方法。 - 【請求項8】 前記第1と第2のマスクの内の一方が干渉リソグラフィー技
法を用いて形成され、他方のマスクがUV照射技法を用いて形成されることを特
徴とする請求項1から7いずれか1項記載の方法。 - 【請求項9】 前記第2のマスク(11a;16a)が干渉リソグラフィー技法を用
いて形成され、前記第1のマスク(8a;15a)が、該干渉リソグラフィー技法に用い
られる放射線に対して実質的に反応しない材料から作製され、したがって、該第
2のマスクが、前記第1のマスクに影響を与えずに、該第1のマスクの形成後に
形成されてもよいことを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載の方法。 - 【請求項10】 前記第2のマスク(11a;16a)を形成する工程が: 前記第1のマスク(8a;15a)を支持する前記基板の面にフォトレジスト層(11;16
)を形成する工程、および 前記干渉リソグラフィー技法を用いて、前記フォトレジスト層に前記光学構造
体に対応する前記パターンを形成する工程、 を含むことを特徴とする請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 前記第1(8a)と第2(11a)のマスクが、それぞれ、金属お
よびフォトレジスト材料から作製されることを特徴とする請求項9または10記
載の方法。 - 【請求項12】 前記第1のマスク(8a)が、以下の金属:ニッケル、クロム
および金の内の少なくとも1つから作製されることを特徴とする請求項11記載
の方法。 - 【請求項13】 前記前記第1のマスク(8a)を形成する工程が: 光に対して実質的に反応しない材料から作製された第1の層(8)を前記基板(7)
上に形成する工程; 該第1の層(8)上にフォトレジスト層(9)を形成する工程; 前記基板の第1の領域(7d)に対応するフォトレジストパターン(9a)を得るよう
に、UV照射技法を用いて前記フォトレジスト層(9)にパターンを形成する工程
; マスクとして前記フォトレジストパターン(9a)を用いて前記第1の層(8)をエ
ッチングする工程;および 前記フォトレジストパターン(9a)を除去する工程; を含むことを特徴とする請求項9から12いずれか1項記載の方法。 - 【請求項14】 前記第1の層(8)をエッチングする工程が、ウェットエッ
チング工程からなることを特徴とする請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 前記第1(15a)と第2(16a)のマスクが両方ともフォトレジ
スト材料から作製されるが、該第1のマスク(15a)は、光に対する感度をなくす
ために、加熱されたフォトレジスト材料により構成されることを特徴とする請求
項9または10記載の方法。 - 【請求項16】 前記第1のマスク(15a)を形成する工程が、 前記基板(14)上にフォトレジスト層(15)を形成する工程; 該基板(14)の第1の領域(14d)に対応するパターン(15a)を得るように、UV照
射技法を用いて前記フォトレジスト層(15)にパターンを形成する工程;および 光に対する感度をなくすために、前記フォトレジストパターン(15a)を加熱す
る工程; を含むことを特徴とする請求項15記載の方法。 - 【請求項17】 前記第1のマスク(23a)がUV照射技法を用いて形成され
、前記第2のマスク(21a)がUVに対して実質的に反応しない材料から作製され
、したがって、前記第1のマスクが、前記第2のマスクに影響を与えずに、該第
2のマスクの形成後に形成されてもよいことを特徴とする請求項1から8いずれ
か1項記載の方法。 - 【請求項18】 前記第1のマスク(23a)がフォトレジスト層から作製され
、第2のマスク(21a)が金属から作製されることを特徴とする請求項17記載の
方法。 - 【請求項19】 前記第2のマスク(21a)が、以下の金属:ニッケル、クロ
ムおよび金の内の少なくとも1つから作製されることを特徴とする請求項18記
載の方法。 - 【請求項20】 前記第2のマスク(21a)を形成する工程が: UVに対して実質的に反応しない材料から作製された第1の層(21)を前記基板
(20)上に形成する工程; 該第1の層(21)上にフォトレジスト層(22)を形成する工程; 前記基板の第2の領域に対応するフォトレジストパターン(22a)を得るように
、干渉リソグラフィー技法を用いて該フォトレジスト層(22)にパターンを形成す
る工程; マスクとして該フォトレジストパターン(22a)を用いて、前記第1の層(21)を
エッチングする工程;および 残っている該フォトレジスト層(22a)を除去する工程; を含むことを特徴とする請求項17から19いずれか1項記載の方法。 - 【請求項21】 前記第1のマスク(23a)を形成する工程が: 前記第2のマスク(21a)上にフォトレジスト層(23)を形成する工程;および 前記UV照射技法を用いて、前記フォトレジスト層(23)に前記少なくとも1つ
の光デバイスに対応する前記パターン(23a)を形成する工程; を含むことを特徴とする請求項20記載の方法。 - 【請求項22】 前記基板(7;14)がSOI基板であることを特徴とする請求
項1から21いずれか1項記載の方法。 - 【請求項23】 前記光学構造体がアレイ構造体からなることを特徴とする
請求項1から22いずれか1項記載の方法。 - 【請求項24】 前記基板の第2の領域が前記第1の領域に近接しているこ
とを特徴とする請求項23記載の方法。 - 【請求項25】 前記アレイ構造体がでこぼこの周期的アレイからなること
を特徴とする請求項23または24記載の方法。 - 【請求項26】 前記アレイ構造体が周波数禁制帯幅を有することを特徴と
する請求項23から25いずれか1項記載の方法。 - 【請求項27】 前記アレイ構造体が孔の周期的アレイであることを特徴と
する請求項23から26いずれか1項記載の方法。 - 【請求項28】 前記アレイ構造体がロッドの周期的アレイであることを特
徴とする請求項23から26いずれか1項記載の方法。 - 【請求項29】 前記少なくとも1つの光デバイスが導波路(12;18)を含む
ことを特徴とする請求項1から28いずれか1項記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP99403188.8 | 1999-12-17 | ||
EP99403188A EP1109038A1 (en) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | Method for manufacturing an optical integrated circuit |
PCT/US2000/031934 WO2001044844A1 (en) | 1999-12-17 | 2000-11-21 | Method for making an integrated optical circuit |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003517637A true JP2003517637A (ja) | 2003-05-27 |
Family
ID=8242221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001545876A Withdrawn JP2003517637A (ja) | 1999-12-17 | 2000-11-21 | 光集積回路の製造方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6821903B2 (ja) |
EP (1) | EP1109038A1 (ja) |
JP (1) | JP2003517637A (ja) |
CN (1) | CN1411562A (ja) |
AU (1) | AU1784401A (ja) |
CA (1) | CA2395070A1 (ja) |
WO (1) | WO2001044844A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005045512A1 (ja) * | 2003-11-10 | 2005-05-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 光変調素子及び通信システム |
JP2011178154A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Jiaotong Univ | ノズルプレートおよびその製造方法 |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6582512B2 (en) * | 2001-05-22 | 2003-06-24 | Micron Technology, Inc. | Method of forming three-dimensional photonic band structures in solid materials |
AU2003269996A1 (en) * | 2002-08-26 | 2004-03-11 | University Of Delaware | Method for fabricating optical devices in photonic crystal structures |
US20050155950A1 (en) * | 2004-01-20 | 2005-07-21 | Macronix International Co., Ltd. | Method of forming a micro pattern on a substrate |
US7236138B2 (en) * | 2004-09-24 | 2007-06-26 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Externally powered negatively refracting photonic bandgap medium |
US7194175B1 (en) | 2006-01-13 | 2007-03-20 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | 3D photonic bandgap device in SOI |
US7459324B1 (en) * | 2006-01-13 | 2008-12-02 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Metal nanoparticle photonic bandgap device in SOI method |
US20070190762A1 (en) * | 2006-02-13 | 2007-08-16 | Asml Netherlands B.V. | Device manufacturing method and computer program product |
JP4564929B2 (ja) * | 2006-02-21 | 2010-10-20 | キヤノン株式会社 | 3次元フォトニック結晶の形成方法 |
TW200933223A (en) * | 2008-01-31 | 2009-08-01 | Univ Nat Taiwan | Method for preparing photonic crystal slab waveguides |
KR20140054183A (ko) * | 2011-08-05 | 2014-05-08 | 워스텍, 인코포레이티드 | 나노구조 층을 갖는 발광 다이오드 및 그의 제조 및 사용 방법 |
WO2013109157A1 (en) | 2012-01-18 | 2013-07-25 | Wostec, Inc. | Arrangements with pyramidal features having at least one nanostructured surface and methods of making and using |
WO2014142700A1 (en) | 2013-03-13 | 2014-09-18 | Wostec Inc. | Polarizer based on a nanowire grid |
US20150198812A1 (en) * | 2014-01-15 | 2015-07-16 | Georgia Tech Research Corporation | Photo-Mask and Accessory Optical Components for Fabrication of Three-Dimensional Structures |
CN103901536B (zh) * | 2014-04-11 | 2016-08-17 | 深圳大学 | 一种圆环杆与平板连杆的二维正方晶格光子晶体 |
US20170194167A1 (en) | 2014-06-26 | 2017-07-06 | Wostec, Inc. | Wavelike hard nanomask on a topographic feature and methods of making and using |
CN208093710U (zh) * | 2015-11-05 | 2018-11-13 | 日本电产株式会社 | 缝隙阵列天线以及无线通信系统 |
WO2017218966A1 (en) | 2016-06-17 | 2017-12-21 | Donaldson Company, Inc. | Air cleaner assemblies and cartridge |
WO2018093284A1 (en) | 2016-11-18 | 2018-05-24 | Wostec, Inc. | Optical memory devices using a silicon wire grid polarizer and methods of making and using |
WO2018156042A1 (en) | 2017-02-27 | 2018-08-30 | Wostec, Inc. | Nanowire grid polarizer on a curved surface and methods of making and using |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5049978A (en) * | 1990-09-10 | 1991-09-17 | General Electric Company | Conductively enclosed hybrid integrated circuit assembly using a silicon substrate |
DE69430361D1 (de) * | 1993-01-08 | 2002-05-16 | Massachusetts Inst Technology | Verlustarme optische und optoelektronische integrierte schaltungen |
TW281731B (ja) * | 1994-08-26 | 1996-07-21 | Akzo Nobel Nv | |
EP0964305A1 (en) * | 1998-06-08 | 1999-12-15 | Corning Incorporated | Method of making a photonic crystal |
US6370307B1 (en) * | 1999-07-15 | 2002-04-09 | Agere Systems Guardian Corp. | Optical device formed on a substrate with thermal isolation regions formed therein |
-
1999
- 1999-12-17 EP EP99403188A patent/EP1109038A1/en not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-11-21 AU AU17844/01A patent/AU1784401A/en not_active Abandoned
- 2000-11-21 WO PCT/US2000/031934 patent/WO2001044844A1/en active Application Filing
- 2000-11-21 JP JP2001545876A patent/JP2003517637A/ja not_active Withdrawn
- 2000-11-21 CA CA002395070A patent/CA2395070A1/en not_active Abandoned
- 2000-11-21 CN CN00817250A patent/CN1411562A/zh active Pending
- 2000-12-05 US US09/729,882 patent/US6821903B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005045512A1 (ja) * | 2003-11-10 | 2005-05-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 光変調素子及び通信システム |
JP2011178154A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Jiaotong Univ | ノズルプレートおよびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1411562A (zh) | 2003-04-16 |
WO2001044844A1 (en) | 2001-06-21 |
US20020074307A1 (en) | 2002-06-20 |
EP1109038A1 (en) | 2001-06-20 |
CA2395070A1 (en) | 2001-06-21 |
US6821903B2 (en) | 2004-11-23 |
AU1784401A (en) | 2001-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003517637A (ja) | 光集積回路の製造方法 | |
US4517280A (en) | Process for fabricating integrated optics | |
EP0964305A1 (en) | Method of making a photonic crystal | |
US5424153A (en) | Optical mask using phase shift and method of producing the same | |
US5495959A (en) | Method of making substractive rim phase shifting masks | |
US20060072891A1 (en) | Methods of manufacturing mold for patterning lower cladding layer of wavelength filter and of manufacturing waveguide-type wavelength filter using the mold | |
JP3002961B2 (ja) | 位相反転マスク及びその製造方法 | |
JPS6252506A (ja) | グレ−テイング作製方法 | |
JP2809809B2 (ja) | 位相シフト型回折格子の製造方法 | |
JP2006323136A (ja) | 光導波路及びその作製方法 | |
US6656664B2 (en) | Method of forming minute focusing lens | |
JP2005157091A (ja) | 分岐光導波路の製造方法 | |
EP3919949A1 (en) | E-beam based fabrication method for micro-and nano-structures and optical devices fabricated by the method | |
JP3173803B2 (ja) | 回折格子の作成方法 | |
JP2004335905A (ja) | 近接場光露光用フォトマスク、該フォトマスクを用いた近接場光強度分布の制御方法、パターン作製方法およびパターン作製装置 | |
JPH063803A (ja) | 位相シフトマスクの製造方法 | |
KR970016779A (ko) | 2 레벨 공정에 의해 금속 마스크를 제조하기 위한 드라이 에칭 마스크로서의 스펀온 유리층 | |
KR100195241B1 (ko) | 위상반전 마스크 및 그 제조방법 | |
JPH02213182A (ja) | 回折格子の製造方法 | |
US6379849B1 (en) | Method for forming binary intensity masks | |
JPH10326746A (ja) | マスクパターンの形成方法 | |
JPH07234310A (ja) | 回折格子の製造方法および光波長変換素子の製造方法 | |
KR20000020831A (ko) | 위상 반전 마스크의 제조방법 | |
US20020177049A1 (en) | Phase-shifting mask and method of fabricating the same | |
JPH03172847A (ja) | ホトマスクの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |