JP2003517500A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】 i)ウレトジオン基を有するポリマー、及び
ii)ポリアミン架橋剤
を含むコーティング組成物であって、前記ポリマーは、ポリエステル又は混合ポリエステル−ポリウレタンであり、ポリエステル又は混合ポリエステル−ポリウレタンは、ポリアミン架橋剤と反応し得る他の基を有し、他の基は、アクリレート基、マレイン酸基又はフマル酸基である、コーティング組成物。
【請求項2】 ポリマーは、式(I):
【化1】
の基も有する、請求項1記載の組成物。
【請求項3】 式(I)の基は、マレイン酸又は無水マレイン酸から誘導される、
請求項2記載の組成物。
【請求項4】 ウレトジオン基は、ポリマー主鎖中にある、請求項1乃至3のいずれか1項記載の組成物。
【請求項5】 ウレトジオン基は、ジイソシアナートのウレトジオンである化合物から誘導される、請求項4記載の組成物。
【請求項6】 ジイソシアナートは、ヘキサメチレンジイソシアナートである、請求項5記載の組成物。
【請求項7】 ポリエステルは、ポリエステルの重量を基礎として、ウレトジオン基0.5〜4mol/kgを有する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項8】 ポリエステルは、数平均分子量600〜4000を有する、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項9】 ポリアミンは、アミン基2〜6個を有する、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項10】 ポリアミンは、ブロックドアミン基を有する、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項11】 ポリアミンは、ケチミン又はアルジミンである、請求項10に記載の組成物。
【請求項12】 ポリエステル中のアミン反応基の数に対するポリアミン上のアミン基の割合は、0.7:1〜3:1の範囲にある、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項13】 i)請求項1乃至8のいずれか1項に記載のウレトジオン基を有するポリマー、及び
ii)ポリアミン架橋剤
を混合することを含む、請求項1に記載の組成物を製造する方法。
【請求項14】 請求項1に記載のコーティング組成物の層を基材表面に施与するステップ及びその後、前記層を硬化させるステップを含む、基材をコーティングする方法。
【請求項15】 請求項14に記載の方法により得ることのできる、コーティングされた基材。
【請求項1】 i)ウレトジオン基を有するポリマー、及び
ii)ポリアミン架橋剤
を含むコーティング組成物であって、前記ポリマーは、ポリエステル又は混合ポリエステル−ポリウレタンであり、ポリエステル又は混合ポリエステル−ポリウレタンは、ポリアミン架橋剤と反応し得る他の基を有し、他の基は、アクリレート基、マレイン酸基又はフマル酸基である、コーティング組成物。
【請求項2】 ポリマーは、式(I):
【化1】
の基も有する、請求項1記載の組成物。
【請求項3】 式(I)の基は、マレイン酸又は無水マレイン酸から誘導される、
請求項2記載の組成物。
【請求項4】 ウレトジオン基は、ポリマー主鎖中にある、請求項1乃至3のいずれか1項記載の組成物。
【請求項5】 ウレトジオン基は、ジイソシアナートのウレトジオンである化合物から誘導される、請求項4記載の組成物。
【請求項6】 ジイソシアナートは、ヘキサメチレンジイソシアナートである、請求項5記載の組成物。
【請求項7】 ポリエステルは、ポリエステルの重量を基礎として、ウレトジオン基0.5〜4mol/kgを有する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項8】 ポリエステルは、数平均分子量600〜4000を有する、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項9】 ポリアミンは、アミン基2〜6個を有する、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項10】 ポリアミンは、ブロックドアミン基を有する、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項11】 ポリアミンは、ケチミン又はアルジミンである、請求項10に記載の組成物。
【請求項12】 ポリエステル中のアミン反応基の数に対するポリアミン上のアミン基の割合は、0.7:1〜3:1の範囲にある、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項13】 i)請求項1乃至8のいずれか1項に記載のウレトジオン基を有するポリマー、及び
ii)ポリアミン架橋剤
を混合することを含む、請求項1に記載の組成物を製造する方法。
【請求項14】 請求項1に記載のコーティング組成物の層を基材表面に施与するステップ及びその後、前記層を硬化させるステップを含む、基材をコーティングする方法。
【請求項15】 請求項14に記載の方法により得ることのできる、コーティングされた基材。
ポリエステル、又はポリエステル−ポリウレタンは、慣用の手段により製造することができる。一般に、ポリエステルの成分は、一緒に融解させるか又は好適な溶剤、例えばキシレンに溶解させる。次いで、融液又は溶液を加熱して、酸とヒドロキシル基との反応により生じた水を除去する。成分が一緒に融解される場合は、好都合にも、水は、温度150〜250℃で分留管を使用して除去することができる。成分を溶剤に溶解させる場合には、好都合にも、水は、溶剤の還流温度でディーン・アンド・スターク装置(Dean and Stark apparatus)を用いて、共沸蒸留により除去することができる。これらの方法は、組み合わせて使用でき、即ち、最初に成分を一緒に融解し、分留管を用いて水を除去し、次いで溶剤を添加し、ディーン・アンド・スターク装置を使用して、水を更に除去する。もし、ウレトジオン基を導入するか又はポリエステル−ポリウレタンを製造するためにポリイソシアナートを含有すべきならば、他の成分の反応後、かつより低温で、例えば50〜100℃でこれを添加するのが一般的である。それというのも、イソシアナート基は、酸又はエステル基よりはるかに高い反応性を有するからである。イソシアナート−ヒドロキシル反応のための触媒、例えばスズ触媒、例えばジブチルジラウリン酸スズを含むのが有利である。
検査
組成物を、200μmブロックスプレダー(block spreader)を使用して、ガラス上に塗布した。フィルムを60℃で30分間焼き付けた。フィルムの硬度は、1時間後及び3日後に、コーニック硬度計(Konig hardness tester)を使用して測定した。結果は表3に挙げる(単位は秒である)。
組成物を、200μmブロックスプレダー(block spreader)を使用して、ガラス上に塗布した。フィルムを60℃で30分間焼き付けた。フィルムの硬度は、1時間後及び3日後に、コーニック硬度計(Konig hardness tester)を使用して測定した。結果は表3に挙げる(単位は秒である)。
検査
組成物を、200μmブロックスプレダーを使用して、ガラス上に塗布した。フィルムを放置し、室温で硬化させた。各システムの無塵時間(dust free time:DFT)は、5分間隔でパネル上にダストを落として、測定した。DFTは、小ブラシを用いて、コーティングにマークを付けずにダストを除去し得る施与後の時間である。フィルムの硬度は、1日後及び1週間後に、コーニック硬度計を使用して測定した。適用後、種々の期間でコーティング上にメチルエチルケトンの1滴を落下して、溶剤斑点試験を実施した。10分後、滴液を柔らかい布でふき取り、フィルムへのなんらかの損傷を記録した。結果は表5に挙げる。
組成物を、200μmブロックスプレダーを使用して、ガラス上に塗布した。フィルムを放置し、室温で硬化させた。各システムの無塵時間(dust free time:DFT)は、5分間隔でパネル上にダストを落として、測定した。DFTは、小ブラシを用いて、コーティングにマークを付けずにダストを除去し得る施与後の時間である。フィルムの硬度は、1日後及び1週間後に、コーニック硬度計を使用して測定した。適用後、種々の期間でコーティング上にメチルエチルケトンの1滴を落下して、溶剤斑点試験を実施した。10分後、滴液を柔らかい布でふき取り、フィルムへのなんらかの損傷を記録した。結果は表5に挙げる。
検査
組成物を、200μmブロックスプレダーを使用して、ガラス上に塗布した。フィルムを放置して、室温で硬化させた。独立(separate)ガラスパネルも60℃で30分間硬化させた。各系の無塵時間(DFT)は、5分間隔でパネル上にダストを落として、測定した。DFTは、小ブラシを用いて、コーティングにマークを付けずにダストを除去し得る施与後の時間であった。硬化乾燥時間(print free time:PFT)は、乾燥パネル上に、かつ1"ゴム栓及び50gの重しの下に、Whatmann No.1濾紙製1"ディスクを置いて決定した。濾紙を正確に60秒置き、次いで重し及びゴム栓を取り外した。次いで、パネルを持ち上げ、反対にした。PFTは、コーティングに痕を残さずに濾紙を取り除ける最初の時間である。適用後、種々の期間でコーティング上にメチルエチルケトンの1滴を落として、溶剤斑点試験を実施した。10分後、滴液を柔らかい布でふき取り、フィルムへのなんらかの損傷を記録した。結果は表7に挙げる。
組成物を、200μmブロックスプレダーを使用して、ガラス上に塗布した。フィルムを放置して、室温で硬化させた。独立(separate)ガラスパネルも60℃で30分間硬化させた。各系の無塵時間(DFT)は、5分間隔でパネル上にダストを落として、測定した。DFTは、小ブラシを用いて、コーティングにマークを付けずにダストを除去し得る施与後の時間であった。硬化乾燥時間(print free time:PFT)は、乾燥パネル上に、かつ1"ゴム栓及び50gの重しの下に、Whatmann No.1濾紙製1"ディスクを置いて決定した。濾紙を正確に60秒置き、次いで重し及びゴム栓を取り外した。次いで、パネルを持ち上げ、反対にした。PFTは、コーティングに痕を残さずに濾紙を取り除ける最初の時間である。適用後、種々の期間でコーティング上にメチルエチルケトンの1滴を落として、溶剤斑点試験を実施した。10分後、滴液を柔らかい布でふき取り、フィルムへのなんらかの損傷を記録した。結果は表7に挙げる。
粉砕ペーストは、カウルス・ブレード(Cowles blade)を用いる高速撹拌下に、好適な容器中で成分を全部一緒にして製造した。粉砕度が20〜25μmに達するまで、撹拌を高速で継続した。次に、撹拌しながら、レット・ダウン(let down)を粉砕ペーストに混ぜた。
プライマーを冷巻き鋼(cold rolled steel)テストパネルにスプレーで施与し、カラーコートで仕上げ塗りし、次いでテストパネルでクロスハッチ接着(cross hatch adhesion)及び外観に関して評価して、プライマー組成物を検査した。2枚のテストパネルをP180サンドペーパーで研磨し、白色アルコールで拭った。パネルを20〜25μmのクロム酸塩不含エッチプライマー(etch primer)P565−713(ICI Autocolorから市販され、製品データ−シートに教示されるようにして使用)で被覆した。次いで、5容量部の前記プライマーを1容量部のケチミン1及び1容量部のメチルイソアミルケトンと混合した。活性化プライマーをパネルの1つにスプレーで適用し、100〜120μmのフィルムが形成された。他のパネルをHi Build Filler Surfacer P565−888(ICI Autocolorから市販されており、製品データシートに教示されるようにして使用)で被覆した。両方のパネルを60℃で30分間焼き付け、P360サンドペーパーで研磨した。両方のパネルが容易にフラットにされた(flatted)。100重量部のアクワベース媒質粗アルミニウム基(Aquabase medium coarse aluminium basic)P968−9987を10.3重量部のアクワベース活性剤P935−2018及び3重量部のアクワベースシンナーP275−366と混合した(これらすべては、ICI Autocolorから市販されている)。これを両方のパネルに適用し、12〜15μm厚さのフィルムを形成した。次いで、両方のパネルをP190−670クリヤコート(ICI Autocolorから市販されており、製品データシートに教示されるようにして使用)で被覆した。両方のパネルは、優れた外観を有し、1ヶ月に渡りその外観に悪化は認められなかった。クロスハッチ接着を、ASTMD3359により、施与1日後及び施与1月後に測定した。両方のパネルは100%の接着を示した。
* 表1、2、4、6及び8における単位は、「g」である。
* 表1、2、4、6及び8における単位は、「g」である。
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