JP2003516322A - ベータ細胞変性抑制のためのglp−1アゴニストの使用 - Google Patents
ベータ細胞変性抑制のためのglp−1アゴニストの使用Info
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Abstract
(57)【要約】
本願発明は、その患者へのGLP−1アゴニストの投与を含む、患者のベータ細胞変性、ベータ細胞機能の損失、ベータ細胞機能障害、及び/又はベータ細胞の死、例えばベータ細胞の壊死又はアポトーシスを調節、抑制若しくは減少又は予防するための方法に関する。
Description
【0001】
本発明は、その患者へのGLP−1アゴニストの投与を含む、患者のベータ細
胞変性、ベータ細胞機能の欠損、ベータ細胞の機能障害、及び/又はベータ細胞
死、例えばベータ細胞の壊死若しくはアポトーシスの調節、抑制若しくは減少又
は予防のための方法に関する。
胞変性、ベータ細胞機能の欠損、ベータ細胞の機能障害、及び/又はベータ細胞
死、例えばベータ細胞の壊死若しくはアポトーシスの調節、抑制若しくは減少又
は予防のための方法に関する。
【0002】
背景
病理学の教本の大部分が細胞死として記載するものは、凝固壊死である。これ
は、顕微鏡下の組織検査において検出される異常な形態学的外観である。隣接す
る細胞の集合又は機能上関連した細胞の一団に影響するその変化は、さまざまな
状況において事故、傷害又は疾患により引き起こされることが知られている。細
胞壊死の原因となりうる環境上の混乱は、酸素の喪失(酸素欠乏)、高熱、免疫
攻撃、及び重大な細胞内代謝過程を阻害するさまざまな毒素に哂すことである。
凝固壊死は、インビトロにおいて組織の自己分解(それら自身の消化)の際に見
られる細胞変化の古典的な形である。
は、顕微鏡下の組織検査において検出される異常な形態学的外観である。隣接す
る細胞の集合又は機能上関連した細胞の一団に影響するその変化は、さまざまな
状況において事故、傷害又は疾患により引き起こされることが知られている。細
胞壊死の原因となりうる環境上の混乱は、酸素の喪失(酸素欠乏)、高熱、免疫
攻撃、及び重大な細胞内代謝過程を阻害するさまざまな毒素に哂すことである。
凝固壊死は、インビトロにおいて組織の自己分解(それら自身の消化)の際に見
られる細胞変化の古典的な形である。
【0003】
アポトーシスは、正常な発生の間に生じる外来及び内在シグナルにより調節さ
れている細胞の自己破壊の能動的過程である。アポトーシスが膵臓の内分泌性ベ
ータ細胞の調節において主要な役割を演じていることは十分に実証されている。
成人哺乳動物において前記ベータ細胞数を、特定の状況、例えば妊娠及び肥満時
に正常血糖を維持するためのインスリン生産に適合するための機能上の変化にあ
わせるベータ細胞数増加の事実がある(J. Dev. Physiol. 5 : 373, 1983、及び
Endocrinology 130 : 1459, 1992)。ベータ細胞数の制御は細胞増殖、成長、及
び細胞死(アポトーシス)の間の微妙なバランスに依存している。このバランス
の崩壊は、グルコース恒常性の悪化を導きうる。例えば、グルコース過敏症はベ
ータ細胞複製速度が下げられるとき加齢により進行し(Diabetes 32 : 14, 1983
)、そしてヒト剖検研究は糖尿病でない患者に比べ特にインスリン非依存性糖尿
病にかかった患者においてベータ細胞数の40〜60%の減少が何度も見られる
(Am. J. Med. 70 : 105, 1981、及び Diabetes Res. 9 : 151, 1988)ことは、
注目に値する。インスリン抵抗性は、肥満に必ず付随するが、それを埋め合わせ
る高インシュリン血症により正常血糖が維持されて、ついにベータ細胞がインス
リン要求の増加に応じることができなくなった時点で2型糖尿病が始まる。
れている細胞の自己破壊の能動的過程である。アポトーシスが膵臓の内分泌性ベ
ータ細胞の調節において主要な役割を演じていることは十分に実証されている。
成人哺乳動物において前記ベータ細胞数を、特定の状況、例えば妊娠及び肥満時
に正常血糖を維持するためのインスリン生産に適合するための機能上の変化にあ
わせるベータ細胞数増加の事実がある(J. Dev. Physiol. 5 : 373, 1983、及び
Endocrinology 130 : 1459, 1992)。ベータ細胞数の制御は細胞増殖、成長、及
び細胞死(アポトーシス)の間の微妙なバランスに依存している。このバランス
の崩壊は、グルコース恒常性の悪化を導きうる。例えば、グルコース過敏症はベ
ータ細胞複製速度が下げられるとき加齢により進行し(Diabetes 32 : 14, 1983
)、そしてヒト剖検研究は糖尿病でない患者に比べ特にインスリン非依存性糖尿
病にかかった患者においてベータ細胞数の40〜60%の減少が何度も見られる
(Am. J. Med. 70 : 105, 1981、及び Diabetes Res. 9 : 151, 1988)ことは、
注目に値する。インスリン抵抗性は、肥満に必ず付随するが、それを埋め合わせ
る高インシュリン血症により正常血糖が維持されて、ついにベータ細胞がインス
リン要求の増加に応じることができなくなった時点で2型糖尿病が始まる。
【0004】
アポトーシスは、疾患状態、例えば癌、多発性硬化症及びAIDSのような免
疫学的障害、並びにアルツハイマー病、脳卒中、及びパーキンソン病のような神
経変性障害(Science 267 : 1449, 1995)にも関係する。
疫学的障害、並びにアルツハイマー病、脳卒中、及びパーキンソン病のような神
経変性障害(Science 267 : 1449, 1995)にも関係する。
【0005】
本発明の説明
したがって、本発明は、ベータ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトー
シスの治療用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する。
シスの治療用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する。
【0006】
さらに、本発明は、ベータ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシス
の調節用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する。
の調節用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する。
【0007】
さらに、本発明は、ベータ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシス
の抑制(inhibition)用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する
。
の抑制(inhibition)用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する
。
【0008】
さらに、本発明は、ベータ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシス
減少(decreasing)用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する。
減少(decreasing)用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する。
【0009】
さらに、本発明は、ベータ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシス
の低下(reduction)用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する。
の低下(reduction)用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する。
【0010】
さらに、本発明は、ベータ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシス
休止(arresting)用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する。
休止(arresting)用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する。
【0011】
さらに、本発明は、ベータ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシス
の調節用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する。
の調節用医薬品の調製のためのGLP-1アゴニストの使用に関する。
【0012】
さらに、本発明は、ベータ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシス
の予防用医薬品の調製のためのべータ細胞変性を予防するGLP-1アゴニストの使
用に関する。
の予防用医薬品の調製のためのべータ細胞変性を予防するGLP-1アゴニストの使
用に関する。
【0013】
その上、本発明は、その患者へのGLP-1アゴニストの投与を含む、患者のベー
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの治療方法に関する。
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの治療方法に関する。
【0014】
さらに、本発明は、その患者へのGLP-1アゴニストの投与を含む、患者のベー
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの調節方法に関する。
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの調節方法に関する。
【0015】
さらに、本発明は、その患者へのGLP-1アゴニストの投与を含む、患者のベー
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの抑制方法に関する。
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの抑制方法に関する。
【0016】
さらに、本発明は、その患者へのGLP-1アゴニストの投与を含む、患者のベー
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの減少方法に関する。
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの減少方法に関する。
【0017】
さらに、本発明は、その患者へのGLP-1アゴニストの投与を含む、患者のベー
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの低下方法に関する。
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの低下方法に関する。
【0018】
さらに、本発明は、その患者へのGLP-1アゴニストの投与を含む、患者のベー
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの休止方法に関する。
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの休止方法に関する。
【0019】
さらに、本発明は、その患者へのGLP-1アゴニストの投与を含む、患者のベー
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの予防方法に関する。
タ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの予防方法に関する。
【0020】
本発明の1の態様において、ベータ細胞変性は、ベータ細胞の壊死である。
【0021】
本発明の他の態様において、ベータ細胞変性は、ベータ細胞のアポトーシスで
ある。
ある。
【0022】
さらなる態様において、前述のアポトーシスはサイトカインにより誘導される
。前記サイトカインはあらゆるサイトカイン、又はそれらの混合物、例えばイン
ターロイキン1(IL−1)、IL−2、IL−3、IL−5、IL−6、IL
−7、IL−8、IL−9、IL−12、IL−14、IL−17、インターフ
ェロン−γ、腫瘍壊死因子−α、TNF−β、顆粒球マクロファージ・コロニー
刺激因子、単球走化性タンパク質−1、又はそれらの混合物でありうる。
。前記サイトカインはあらゆるサイトカイン、又はそれらの混合物、例えばイン
ターロイキン1(IL−1)、IL−2、IL−3、IL−5、IL−6、IL
−7、IL−8、IL−9、IL−12、IL−14、IL−17、インターフ
ェロン−γ、腫瘍壊死因子−α、TNF−β、顆粒球マクロファージ・コロニー
刺激因子、単球走化性タンパク質−1、又はそれらの混合物でありうる。
【0023】
前記患者は、好ましくは哺乳動物、より好ましくはヒトである。
【0024】
前記のいずれかによる使用は、ヒト成長ホルモン、成長ホルモン放出作用物質
又は成長因子、例えばプロラクチン若しくは胎盤ラクトゲンによる治療をさらに
含む投与計画において用いられる;患者のベータ細胞変性、例えばβ−細胞の壊
死又はアポトーシスの抑制用医薬品の調製のためのヒト成長ホルモン、成長ホル
モン放出作用物質又は成長因子、例えばプロラクチン若しくは胎盤ラクトゲンの
上記使用;患者のベータ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの治
療用医薬品の調製のためのヒト成長ホルモン、成長ホルモン放出作用物質又は成
長因子、例えばプロラクチン若しくは胎盤ラクトゲンの上記使用。
又は成長因子、例えばプロラクチン若しくは胎盤ラクトゲンによる治療をさらに
含む投与計画において用いられる;患者のベータ細胞変性、例えばβ−細胞の壊
死又はアポトーシスの抑制用医薬品の調製のためのヒト成長ホルモン、成長ホル
モン放出作用物質又は成長因子、例えばプロラクチン若しくは胎盤ラクトゲンの
上記使用;患者のベータ細胞変性、例えばβ−細胞の壊死又はアポトーシスの治
療用医薬品の調製のためのヒト成長ホルモン、成長ホルモン放出作用物質又は成
長因子、例えばプロラクチン若しくは胎盤ラクトゲンの上記使用。
【0025】
本発明の1の態様において、GLP−1アゴニストは、GLP−1(7−37
)又はGLP−1(7−36)アミドである。
)又はGLP−1(7−36)アミドである。
【0026】
本発明のさらなる態様において、GLP−1アゴニストは、GLP−1アナロ
グである。
グである。
【0027】
本発明のさらなる態様において、GLP−1アナログは、GLP−1(7−3
7)及びGLP−1(7−36)アミドのThr8 、Met8 、Gly8 、及び
Val8 アナログ、より好ましくは、GLP−1(7−37)及びGLP−1(
7−36)アミドのGly8 及びVal8 アナログ、最も好ましくは、GLP−
1(7−37)及びGLP−1(7−36)アミドのVal8 アナログから選ば
れる。
7)及びGLP−1(7−36)アミドのThr8 、Met8 、Gly8 、及び
Val8 アナログ、より好ましくは、GLP−1(7−37)及びGLP−1(
7−36)アミドのGly8 及びVal8 アナログ、最も好ましくは、GLP−
1(7−37)及びGLP−1(7−36)アミドのVal8 アナログから選ば
れる。
【0028】
本発明のさらなる態様において、GLP−1アナログは、以下の式(II):
【0029】
【化1】
【0030】
{式中
第8位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Val
,Glu,Asp,Met又はLysであり、 第9位のXaaがGlu,Asp又はLysであり、 第11位のXaaがThr,Ala,Gly,Ser,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第14位のXaaがSer,Ala,Gly,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第16位のXaaがVal,Ala,Gly,Ser,Thr,Leu,Il
e,Tyr,Glu,Asp又はLysであり、 第17位のXaaがSer,Ala,Gly,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第18位のXaaがSer,Ala,Gly,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第19位のXaaがTyr,Phe,Trp,Glu,Asp又はLysであ
り、 第20位のXaaがLeu,Ala,Gly,Ser,Thr,Leu,Il
e,Val,Glu,Asp又はLysであり、 第21位のXaaがGlu,Asp又はLysであり、 第22位のXaaがGly,Ala,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第23位のXaaがGln,Asn,Arg,Glu,Asp又はLysであ
り、 第24位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Arg,Glu,Asp又はLysであり、 第25位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第26位のXaaがLys,Arg,Gln,Glu,Asp又はHisであ
り、 第27位のXaaがGlu,Asp又はLysであり、 第30位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第31位のXaaがTrp,Phe,Tyr,Glu,Asp又はLysであ
り、 第32位のXaaがLeu,Gly,Ala,Ser,Thr,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第33位のXaaがVal,Gly,Ala,Ser,Thr,Leu,Il
e,Glu,Asp又はLysであり、 第34位のXaaがLys,Arg,Glu,Asp又はHisであり、 第35位のXaaがGly,Ala,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第36位のXaaがArg,Lys,Glu,Asp又はHisであり、 第37位のXaaがGly,Ala,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp若しくはLysであるか又は欠失され、 第38位のXaaがArg,Lys,Glu,Asp若しくはHisであるか
又は欠失され、 第39位のXaaがArg,Lys,Glu,Asp若しくはHisであるか
又は欠失され、 第40位のXaaがAsp,Glu若しくはLysであるか又は欠失され、 第41位のXaaがPhe,Trp,Tyr,Glu,Asp若しくはLys
であるか又は欠失され、 第42位のXaaがPro,Lys,Glu若しくはAspであるか又は欠失
され、 第43位のXaaがGlu,Asp若しくはLysであるか又は欠失され、 第44位のXaaがGlu,Asp若しくはLysであるか又は欠失され、そ
して 第45位のXaaがVal,Glu,Asp若しくはLysであるか又は欠失
され、あるいは(a)それらのC−1−6−エステル、(b)それらのアミド、
C−1−6−アルキルアミド若しくはC−1−6−ジアルキルアミド、及び/又
は(c)医薬として許容されるそれらの塩であるが、ただし、 (i)第37,38,39,40,41,42,43又は44位のアミノ酸が
欠失される場合、そのアミノ酸の下流のアミノ酸も欠失される。}を有する。
,Glu,Asp,Met又はLysであり、 第9位のXaaがGlu,Asp又はLysであり、 第11位のXaaがThr,Ala,Gly,Ser,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第14位のXaaがSer,Ala,Gly,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第16位のXaaがVal,Ala,Gly,Ser,Thr,Leu,Il
e,Tyr,Glu,Asp又はLysであり、 第17位のXaaがSer,Ala,Gly,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第18位のXaaがSer,Ala,Gly,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第19位のXaaがTyr,Phe,Trp,Glu,Asp又はLysであ
り、 第20位のXaaがLeu,Ala,Gly,Ser,Thr,Leu,Il
e,Val,Glu,Asp又はLysであり、 第21位のXaaがGlu,Asp又はLysであり、 第22位のXaaがGly,Ala,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第23位のXaaがGln,Asn,Arg,Glu,Asp又はLysであ
り、 第24位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Arg,Glu,Asp又はLysであり、 第25位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第26位のXaaがLys,Arg,Gln,Glu,Asp又はHisであ
り、 第27位のXaaがGlu,Asp又はLysであり、 第30位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第31位のXaaがTrp,Phe,Tyr,Glu,Asp又はLysであ
り、 第32位のXaaがLeu,Gly,Ala,Ser,Thr,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第33位のXaaがVal,Gly,Ala,Ser,Thr,Leu,Il
e,Glu,Asp又はLysであり、 第34位のXaaがLys,Arg,Glu,Asp又はHisであり、 第35位のXaaがGly,Ala,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第36位のXaaがArg,Lys,Glu,Asp又はHisであり、 第37位のXaaがGly,Ala,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp若しくはLysであるか又は欠失され、 第38位のXaaがArg,Lys,Glu,Asp若しくはHisであるか
又は欠失され、 第39位のXaaがArg,Lys,Glu,Asp若しくはHisであるか
又は欠失され、 第40位のXaaがAsp,Glu若しくはLysであるか又は欠失され、 第41位のXaaがPhe,Trp,Tyr,Glu,Asp若しくはLys
であるか又は欠失され、 第42位のXaaがPro,Lys,Glu若しくはAspであるか又は欠失
され、 第43位のXaaがGlu,Asp若しくはLysであるか又は欠失され、 第44位のXaaがGlu,Asp若しくはLysであるか又は欠失され、そ
して 第45位のXaaがVal,Glu,Asp若しくはLysであるか又は欠失
され、あるいは(a)それらのC−1−6−エステル、(b)それらのアミド、
C−1−6−アルキルアミド若しくはC−1−6−ジアルキルアミド、及び/又
は(c)医薬として許容されるそれらの塩であるが、ただし、 (i)第37,38,39,40,41,42,43又は44位のアミノ酸が
欠失される場合、そのアミノ酸の下流のアミノ酸も欠失される。}を有する。
【0031】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第37位〜第45位のアミノ酸は
存在しない。
存在しない。
【0032】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第38位〜第45位のアミノ酸は
存在しない。
存在しない。
【0033】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第39位〜第45位のアミノ酸は
存在しない。
存在しない。
【0034】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはAla、Gly、Ser、
Thr、Met又はValである。
Thr、Met又はValである。
【0035】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはValである。
【0036】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第9位のXaaはGlyである。
【0037】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第11位のXaaはThrである。
【0038】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第14位のXaaはSerである。
【0039】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第16位のXaaはValである。
【0040】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第17位のXaaはSerである。
【0041】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第18位のXaaはSer、Lys、Glu
又はAspである。
又はAspである。
【0042】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第19位のXaaはTyr、Lys、Glu
又はAspである。
又はAspである。
【0043】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第20位のXaaはLeu、Lys、Glu
又はAspである。
又はAspである。
【0044】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第21位のXaaはGlu、Lys又はAs
pである。
pである。
【0045】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第22位のXaaはGly、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0046】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第23位のXaaはGln、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0047】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第24位のXaaはAla、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0048】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第25位のXaaはAla、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0049】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位のXaaはLys、Glu、Asp
又はArgである。
又はArgである。
【0050】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第27位のXaaはGlu、Asp又はLy
sである。
sである。
【0051】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第30位のXaaはAla、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0052】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第31位のXaaはTrp、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0053】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第32位のXaaはLeu、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0054】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第33位のXaaはVal、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0055】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第34位のXaaはLys、Arg、Glu
又はAspである。
又はAspである。
【0056】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第35位のXaaはGly、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0057】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第36位のXaaはArg、Lys、Glu
又はAspである。
又はAspである。
【0058】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第37位のXaaはGly、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0059】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第38位のXaaはArg若しくはLys
であるか又は欠失される。
であるか又は欠失される。
【0060】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第39位のXaaは欠失される。
【0061】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第40位のXaaは欠失される。
【0062】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第41位のXaaは欠失される。
【0063】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第42位のXaaは欠失される。
【0064】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第43位のXaaは欠失される。
【0065】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第44位のXaaは欠失される。
【0066】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第45位のXaaは欠失される。
【0067】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位のXaaはArgであり、第3
7位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−36)のアミノ酸である。
7位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−36)のアミノ酸である。
【0068】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位のXaaはArgであり、第3
8位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−37)のアミノ酸である。
8位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−37)のアミノ酸である。
【0069】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位のXaaはArgであり、第3
9位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−38)のアミノ酸である。
9位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−38)のアミノ酸である。
【0070】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第34位のXaaはArgであり、第3
7位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−36)のアミノ酸である。
7位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−36)のアミノ酸である。
【0071】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第34位のXaaはArgであり、第3
8位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−37)のアミノ酸である。
8位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−37)のアミノ酸である。
【0072】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第34位のXaaはArgであり、第3
9位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−38)のアミノ酸である。
9位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−38)のアミノ酸である。
【0073】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位及び第34位のXaaはArg
であり、第36位のXaaはLysであり、第37位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−36)のアミノ酸である。
であり、第36位のXaaはLysであり、第37位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−36)のアミノ酸である。
【0074】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位及び第34位のXaaはArg
であり、第36位のXaaはLysであり、第38位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37)のアミノ酸である。
であり、第36位のXaaはLysであり、第38位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37)のアミノ酸である。
【0075】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位及び第34位のXaaはArg
であり、第36位のXaaはLysであり、第39位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)のアミノ酸である。
であり、第36位のXaaはLysであり、第39位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)のアミノ酸である。
【0076】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位及び第34位のXaaはArg
であり、第38位のXaaはLysであり、第39位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)のアミノ酸である。
であり、第38位のXaaはLysであり、第39位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)のアミノ酸である。
【0077】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはThr、Ser、Gly又
はValであり、第37位のXaaはGluであり、第36位のXaaはLysであり、第38位〜第4
5位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37
)のアミノ酸である。
はValであり、第37位のXaaはGluであり、第36位のXaaはLysであり、第38位〜第4
5位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37
)のアミノ酸である。
【0078】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはThr、Ser、Gly又
はValであり、第37位のXaaはGluであり、第36位のXaaはLysであり、第39位〜第4
5位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38
)のアミノ酸である。
はValであり、第37位のXaaはGluであり、第36位のXaaはLysであり、第39位〜第4
5位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38
)のアミノ酸である。
【0079】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはThr、Ser、Gly又
はValであり、第37位のXaaはGluであり、第38位のXaaはLysであり、第39位〜第4
5位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38
)のアミノ酸である。
はValであり、第37位のXaaはGluであり、第38位のXaaはLysであり、第39位〜第4
5位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38
)のアミノ酸である。
【0080】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第18位、第23位、又は第27位
のXaaはLysであり、そして第26位及び第34位のXaaはArgであり、第37位〜第45位
のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−36)の
アミノ酸である。
のXaaはLysであり、そして第26位及び第34位のXaaはArgであり、第37位〜第45位
のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−36)の
アミノ酸である。
【0081】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第18位、第23位、又は第27位
のXaaはLysであり、そして第26位及び第34位のXaaはArgであり、第38位〜第45位
のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37)の
アミノ酸である。
のXaaはLysであり、そして第26位及び第34位のXaaはArgであり、第38位〜第45位
のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37)の
アミノ酸である。
【0082】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第18位、第23位、又は第27位
のXaaはLysであり、そして第26位及び第34位のXaaはArgであり、第39位〜第45位
のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)の
アミノ酸である。
のXaaはLysであり、そして第26位及び第34位のXaaはArgであり、第39位〜第45位
のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)の
アミノ酸である。
【0083】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはThr、Ser、Gly又
はValであり、第18位、第23位、又は第27位のXaaはLysであり、そして第26位及
び第34位のXaaはArgであり、第37位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そし
て他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−36)のアミノ酸である。
はValであり、第18位、第23位、又は第27位のXaaはLysであり、そして第26位及
び第34位のXaaはArgであり、第37位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そし
て他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−36)のアミノ酸である。
【0084】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはThr、Ser、Gly又
はValであり、第18位、第23位、又は第27位のXaaはLysであり、そして第26位及
び第34位のXaaはArgであり、第38位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そし
て他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37)のアミノ酸である。
はValであり、第18位、第23位、又は第27位のXaaはLysであり、そして第26位及
び第34位のXaaはArgであり、第38位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そし
て他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37)のアミノ酸である。
【0085】
式(II)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはThr、Ser、Gly又
はValであり、第18位、第23位、又は第27位のXaaはLysであり、そして第26位及
び第34位のXaaはArgであり、第39位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そし
て他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)のアミノ酸である。
はValであり、第18位、第23位、又は第27位のXaaはLysであり、そして第26位及
び第34位のXaaはArgであり、第39位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そし
て他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)のアミノ酸である。
【0086】
【化2】
【0087】
これらの具体的なGLP−1アナログのそれぞれが本発明の選択可能な態様を与
える。
える。
【0088】
本発明のよりさらなる態様において、GLP−1アゴニストはGLP−1誘導
体である。
体である。
【0089】
本発明のさらなる態様において、前記GLP−1誘導体は、親ペプチドに接着
した1以上の親油性置換基を有する。前記親油性置換基は、親GLP−1ペプチ
ドの作用の特徴をより延長させ、親GLP−1ペプチドを代謝的、及び物理的に
より安定化させ、並びに/又は親GLP−1ペプチドの水への溶解度を増加させ
る。
した1以上の親油性置換基を有する。前記親油性置換基は、親GLP−1ペプチ
ドの作用の特徴をより延長させ、親GLP−1ペプチドを代謝的、及び物理的に
より安定化させ、並びに/又は親GLP−1ペプチドの水への溶解度を増加させ
る。
【0090】
前記親油性置換基は、20℃で約0.1mg/100ml水〜約250mg/100
ml水の範囲の、好ましくは約0.3mg/100ml水〜約75mg/100ml水の範
囲の水への溶解度をもつことにより特徴づけられる。例えばオクタン酸(C8)
は20℃で68mg/100mlの水への溶解度をもち、デカン酸(C10)は20
℃で15mg/100mlの水への溶解度をもち、そしてオクタデカン酸(C18)
は20℃で0.3mg/100mlの水への溶解度をもつ。
ml水の範囲の、好ましくは約0.3mg/100ml水〜約75mg/100ml水の範
囲の水への溶解度をもつことにより特徴づけられる。例えばオクタン酸(C8)
は20℃で68mg/100mlの水への溶解度をもち、デカン酸(C10)は20
℃で15mg/100mlの水への溶解度をもち、そしてオクタデカン酸(C18)
は20℃で0.3mg/100mlの水への溶解度をもつ。
【0091】
本発明のさらなる態様において、前記GLP−1誘導体は、好ましくは3の親
油性置換基、より好ましくは2の親油性置換基、そして最も好ましくは1の親油
性置換基をもつ。
油性置換基、より好ましくは2の親油性置換基、そして最も好ましくは1の親油
性置換基をもつ。
【0092】
各親油性置換基は好ましくは4〜40の炭素原子、より好ましくは8〜30の
炭素原子、さらにより好ましくは8〜25の炭素原子、さらにより好ましくは1
2〜25の炭素原子、そして最も好ましくは14〜18の炭素原子をもつ。
炭素原子、さらにより好ましくは8〜25の炭素原子、さらにより好ましくは1
2〜25の炭素原子、そして最も好ましくは14〜18の炭素原子をもつ。
【0093】
前記親油性置換基は、親GLP−1ペプチドのアミノ酸の1以上の以下の:
(a)N末端アミノ酸のアルファー炭素に接着したアミノ基、
(b)C末端のアミノ酸のアルファー炭素に接着したカルボキシ基、
(c)いずれかのLys残基のイプシロン−アミノ基、
(d)いずれかのAsp及びGlu残基のR基のカルボキシ基、
(e)いずれかのTyr、Ser、及びThr残基のR基のヒドロキシ基、
(f)いずれかのTrp、Asn、Gln、Arg、及びHis残基のR基の
アミノ基、又は (g)いずれかのCys残基のR基のチオール基、 の官能基に接着されうる官能基を含む。
アミノ基、又は (g)いずれかのCys残基のR基のチオール基、 の官能基に接着されうる官能基を含む。
【0094】
1の態様において、親油性置換基はいずれかのAsp及びGlu残基のR基の
カルボキシ基に接着される。
カルボキシ基に接着される。
【0095】
他の態様において、親油性置換基はC末端アミノ酸のアルファー炭素に接着さ
れる。
れる。
【0096】
最も好ましい態様において、親油性置換基は、いずれかのLys残基のイプシ
ロン−アミノ基に接着される。
ロン−アミノ基に接着される。
【0097】
各親油性置換基は、親GLP−1ペプチドのアミノ酸の官能基に接着されうる
官能基を含む。例えば、親油性置換基は、アミド結合により親GLP−1ペプチ
ドのアミノ基に接着されうるカルボキシル基を含む。
官能基を含む。例えば、親油性置換基は、アミド結合により親GLP−1ペプチ
ドのアミノ基に接着されうるカルボキシル基を含む。
【0098】
1の態様において、前記親油性置換基は、部分的な又は完全な水素化シクロペ
ンタノフェナントレン骨格を含む。
ンタノフェナントレン骨格を含む。
【0099】
他の態様において、前記親油性置換基は、直鎖又は分枝アルキル基である。
【0100】
他の態様において、前記親油性置換基は、直鎖又は分枝脂肪酸のアシル基であ
る。好ましくは親油性置換基は、式CH3(CH2)n CO−{式中、nは4〜3
8の整数、好ましくは12〜38の整数である}、そして最も好ましくはCH3
(CH2)12CO−,CH3(CH2)14CO−,CH3(CH2)16CO−,CH3 (CH2)18CO−,CH3(CH2)20CO−及びCH3(CH2)22CO−をも
つアシル基である。より好ましい態様において、前記親油性置換基はテトラデカ
ノイルである。最も好ましい態様において、前記親油性置換基はヘキサデカノイ
ルである。
る。好ましくは親油性置換基は、式CH3(CH2)n CO−{式中、nは4〜3
8の整数、好ましくは12〜38の整数である}、そして最も好ましくはCH3
(CH2)12CO−,CH3(CH2)14CO−,CH3(CH2)16CO−,CH3 (CH2)18CO−,CH3(CH2)20CO−及びCH3(CH2)22CO−をも
つアシル基である。より好ましい態様において、前記親油性置換基はテトラデカ
ノイルである。最も好ましい態様において、前記親油性置換基はヘキサデカノイ
ルである。
【0101】
本発明の他の態様において、前記親油性置換基は、陰性電荷を有する、例えば
カルボン酸基であるところの基をもつ。例えば、前記親油性置換基は、式HOO
C(CH2)mCO−{式中、mは4〜38の整数、好ましくは12〜38の整数
である}、そして最も好ましくはHOOC(CH2)14CO−,HOOC(CH2 )16CO−,HOOC(CH2)18CO−,HOOC(CH2)20CO−又はHO
OC(CH2)22CO− で表される直鎖又は分枝アルカンα、ω−ジカルボン酸
のアシル基でありうる。
カルボン酸基であるところの基をもつ。例えば、前記親油性置換基は、式HOO
C(CH2)mCO−{式中、mは4〜38の整数、好ましくは12〜38の整数
である}、そして最も好ましくはHOOC(CH2)14CO−,HOOC(CH2 )16CO−,HOOC(CH2)18CO−,HOOC(CH2)20CO−又はHO
OC(CH2)22CO− で表される直鎖又は分枝アルカンα、ω−ジカルボン酸
のアシル基でありうる。
【0102】
本発明の好ましい態様において、前記親油性置換基は、スペーサーにより親G
LP−1ペプチドに接着される。スペーサーは、少なくとも2の官能基を含む必
要があり、一方がその親油性置換基に接着し、そしてもう一方が親GLP−1ペ
プチドの官能基に接着する。
LP−1ペプチドに接着される。スペーサーは、少なくとも2の官能基を含む必
要があり、一方がその親油性置換基に接着し、そしてもう一方が親GLP−1ペ
プチドの官能基に接着する。
【0103】
1の態様において、前記スペーサーはCys又はMetを除くアミノ酸残基で
あるか又はジペプチド、例えばGly−Lysである。本発明の目的に関して、
用語「ジペプチド、例えばGly−Lys」はCys又はMetを除く2のアミ
ノ酸のいずれかの組合わせ、好ましくはここでC末端アミノ酸残基がLys,H
is又はTrp、好ましくはLysであり、そしてN末端アミノ酸残基がAla
,Arg,Asp,Asn,Gly,Glu,Gln,Ile,Leu,Val
,Phe,Pro,Ser,Tyr,Thr,Lys,His、及びTrpであ
るジペプチドを意味する。好ましくは、親ペプチドのアミノ基がアミノ酸残基又
はジペプチド・スペーサーのカルボン酸とアミド結合を形成し、そしてアミノ酸
残基又はジペプチド・スペーサーのアミノ基が親油性置換基のカルボキシル基と
アミド結合を形成する。
あるか又はジペプチド、例えばGly−Lysである。本発明の目的に関して、
用語「ジペプチド、例えばGly−Lys」はCys又はMetを除く2のアミ
ノ酸のいずれかの組合わせ、好ましくはここでC末端アミノ酸残基がLys,H
is又はTrp、好ましくはLysであり、そしてN末端アミノ酸残基がAla
,Arg,Asp,Asn,Gly,Glu,Gln,Ile,Leu,Val
,Phe,Pro,Ser,Tyr,Thr,Lys,His、及びTrpであ
るジペプチドを意味する。好ましくは、親ペプチドのアミノ基がアミノ酸残基又
はジペプチド・スペーサーのカルボン酸とアミド結合を形成し、そしてアミノ酸
残基又はジペプチド・スペーサーのアミノ基が親油性置換基のカルボキシル基と
アミド結合を形成する。
【0104】
好ましいスペーサーは、リジル、グルタミル、アスパラギル、グリシル、ベー
タ−アラニル、及びガンマ−アミノブタノイルのそれぞれが個々の態様を構成す
る。最も好ましいスペーサーは、グルタミル及びベータ−アラニルである。前記
スペーサーがLys,Glu又はAspである場合、そのカルボキシル基はアミ
ノ酸残基のアミノ基とアミド結合を形成し、そしてそのアミノ基は親油性置換基
のカルボキシル基とアミド結合を形成する。Lysがスペーサーとして使用され
るとき、いくつかの場合においてさらなるスペーサーをLysのε−アミノ基と
親油性置換基の間に挿入される。1の態様において、そのようなさらなるスペー
サーは、Lysのε−アミノ基及び親油性置換基内に存在するアミノ基とアミド
結合を形成するコハク酸である。他の態様において、そのようなさらなるスペー
サーは、Lysのε−アミノ基とアミド結合を形成し、そしてNε−アシル化リ
ジン残基であるところの親油性置換基内に存在するカルボキシル基と他のアミド
結合を形成するGlu又はAspである。
タ−アラニル、及びガンマ−アミノブタノイルのそれぞれが個々の態様を構成す
る。最も好ましいスペーサーは、グルタミル及びベータ−アラニルである。前記
スペーサーがLys,Glu又はAspである場合、そのカルボキシル基はアミ
ノ酸残基のアミノ基とアミド結合を形成し、そしてそのアミノ基は親油性置換基
のカルボキシル基とアミド結合を形成する。Lysがスペーサーとして使用され
るとき、いくつかの場合においてさらなるスペーサーをLysのε−アミノ基と
親油性置換基の間に挿入される。1の態様において、そのようなさらなるスペー
サーは、Lysのε−アミノ基及び親油性置換基内に存在するアミノ基とアミド
結合を形成するコハク酸である。他の態様において、そのようなさらなるスペー
サーは、Lysのε−アミノ基とアミド結合を形成し、そしてNε−アシル化リ
ジン残基であるところの親油性置換基内に存在するカルボキシル基と他のアミド
結合を形成するGlu又はAspである。
【0105】
他の態様において、前記スペーサーは、1〜7のメチレン基をもつ直鎖アルカ
ン、α,ω−ジカルボン酸であり、そのスペーサーは、親ペプチドのアミノ基と
親油性置換基のアミノ基の間に架橋を形成する。好ましくは、そのスペーサーは
コハク酸である。
ン、α,ω−ジカルボン酸であり、そのスペーサーは、親ペプチドのアミノ基と
親油性置換基のアミノ基の間に架橋を形成する。好ましくは、そのスペーサーは
コハク酸である。
【0106】
さらなる態様において、上記スペーサーが付着された親油性置換基は、式CH 3
(CH2)pNH−CO(CH2)qCO−で表される基であり、ここでpは8〜
33、好ましくは12〜28の整数であり、そしてqは1〜6の整数、好ましく
は2である。
33、好ましくは12〜28の整数であり、そしてqは1〜6の整数、好ましく
は2である。
【0107】
さらなる態様において、上記スペーサーが付着された親油性置換基は、CH3
(CH2)rCO−NHCH(COOH)(CH2)2CO−で表される基であり、
ここでrは4〜24、好ましくは10〜24の整数である。
(CH2)rCO−NHCH(COOH)(CH2)2CO−で表される基であり、
ここでrは4〜24、好ましくは10〜24の整数である。
【0108】
さらなる態様において、上記スペーサーが付着された親油性置換基は、式CH 3
(CH2)sSO−NHCH((CH2)2COOH)CO−により表される基で
あり、ここでsは4〜24、好ましくは10〜24の整数である。
あり、ここでsは4〜24、好ましくは10〜24の整数である。
【0109】
さらなる態様において、親油性置換基は、式COOH(CH2)tCO−により
表される基であり、ここでtは6〜24の整数である。
表される基であり、ここでtは6〜24の整数である。
【0110】
さらなる態様において、上記スペーサーが付着された親油性置換基は、式−N
HCH(COOH)(CH2)4NH−CO(CH2)uCH3 により表される基であ
り、ここでuは8〜18の整数である。
HCH(COOH)(CH2)4NH−CO(CH2)uCH3 により表される基であ
り、ここでuは8〜18の整数である。
【0111】
さらなる態様において、上記スペーサーが付着された親油性置換基は、式CH 3
(CH2)vCO−NH−(CH2)z−COにより表される基であり、ここでv
は4〜24の整数であり、そしてzは1〜6の整数である。
は4〜24の整数であり、そしてzは1〜6の整数である。
【0112】
さらなる態様において、上記スペーサーが付着された親油性置換基は、式−N
HCH(COOH)(CH2)4NH−COCH((CH2)zCOOH)NH−CO
(CH2)wCH3により表される基であり、ここでwは10〜16の整数である
。
HCH(COOH)(CH2)4NH−COCH((CH2)zCOOH)NH−CO
(CH2)wCH3により表される基であり、ここでwは10〜16の整数である
。
【0113】
さらなる態様において、上記スペーサーが付着された親油性置換基は、式−N
HCH(COOH)(CH2)4NH−CO(CH2)zCH(COOH)NHCO(
CH2)xCH3 により表される基であり、ここでxは0又は1〜22、好ましく
は10〜16の整数である。
HCH(COOH)(CH2)4NH−CO(CH2)zCH(COOH)NHCO(
CH2)xCH3 により表される基であり、ここでxは0又は1〜22、好ましく
は10〜16の整数である。
【0114】
さらなる態様において、前記GLP−1誘導体は、GLP−1(7−35)、
GLP−1(7−36)、GLP−1(7−36)アミド、GLP−1(7−3
7)、GLP−1(7−38)、GLP−1(7−39)、GLP−1(7−4
0)、及びGLP−1(7−41)を含む群から選ばれるGLP−1断片又はそ
れらのアナログから得られる。
GLP−1(7−36)、GLP−1(7−36)アミド、GLP−1(7−3
7)、GLP−1(7−38)、GLP−1(7−39)、GLP−1(7−4
0)、及びGLP−1(7−41)を含む群から選ばれるGLP−1断片又はそ
れらのアナログから得られる。
【0115】
GLP−1誘導体のさらなる態様において、前記の指摘のアナログは、その中
の合計15までの、好ましくは10までのアミノ酸残基がいずれかのα−アミノ
酸残基により変換された誘導体を含む。
の合計15までの、好ましくは10までのアミノ酸残基がいずれかのα−アミノ
酸残基により変換された誘導体を含む。
【0116】
GLP−1誘導体のさらなる態様において、前記の指摘のアナログは、その中
の合計15までの、好ましくは10までのアミノ酸残基が遺伝コードによりコー
ドされうるところのいずれかのα−アミノ酸残基により変換された誘導体を含む
。
の合計15までの、好ましくは10までのアミノ酸残基が遺伝コードによりコー
ドされうるところのいずれかのα−アミノ酸残基により変換された誘導体を含む
。
【0117】
GLP−1誘導体のさらなる態様において、前記の指摘のアナログは、その中
の合計6アミノ酸残基までが遺伝コードによりコードされうるところのいずれか
のα−アミノ酸残基により変換された誘導体を含む。
の合計6アミノ酸残基までが遺伝コードによりコードされうるところのいずれか
のα−アミノ酸残基により変換された誘導体を含む。
【0118】
さらなる態様において、GLP−1誘導体は、式(I):
【0119】
【化3】
【0120】
{式中
第8位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Val
,Glu,Asp,Met又はLysであり、 第9位のXaaがGlu,Asp又はLysであり、 第11位のXaaがThr,Ala,Gly,Ser,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第14位のXaaがSer,Ala,Gly,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第16位のXaaがVal,Ala,Gly,Ser,Thr,Leu,Il
e,Tyr,Glu,Asp又はLysであり、 第17位のXaaがSer,Ala,Gly,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第18位のXaaがSer,Ala,Gly,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第19位のXaaがTyr,Phe,Trp,Glu,Asp又はLysであ
り、 第20位のXaaがLeu,Ala,Gly,Ser,Thr,Leu,Il
e,Val,Glu,Asp又はLysであり、 第21位のXaaがGlu,Asp又はLysであり、 第22位のXaaがGly,Ala,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第23位のXaaがGln,Asn,Arg,Glu,Asp又はLysであ
り、 第24位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Arg,Glu,Asp又はLysであり、 第25位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第26位のXaaがLys,Arg,Gln,Glu,Asp又はHisであ
り、 第27位のXaaがGlu,Asp又はLysであり、 第30位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第31位のXaaがTrp,Phe,Tyr,Glu,Asp又はLysであ
り、 第32位のXaaがLeu,Gly,Ala,Ser,Thr,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第33位のXaaがVal,Gly,Ala,Ser,Thr,Leu,Il
e,Glu,Asp又はLysであり、 第34位のXaaがLys,Arg,Glu,Asp又はHisであり、 第35位のXaaがGly,Ala,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第36位のXaaがArg,Lys,Glu,Asp又はHisであり、 第37位のXaaがGly,Ala,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp若しくはLysであるか又は欠失され、 第38位のXaaがArg,Lys,Glu,Asp若しくはHisであるか
又は欠失され、 第39位のXaaがArg,Lys,Glu,Asp若しくはHisであるか
又は欠失され、 第40位のXaaがAsp,Glu若しくはLysであるか又は欠失され、 第41位のXaaがPhe,Trp,Tyr,Glu,Asp若しくはLys
であるか又は欠失され、 第42位のXaaがPro,Lys,Glu若しくはAspであるか又は欠失
され、 第43位のXaaがGlu,Asp若しくはLysであるか又は欠失され、 第44位のXaaがGlu,Asp若しくはLysであるか又は欠失され、そ
して 第45位のXaaがVal,Glu,Asp若しくはLysであるか又は欠失
され、あるいは(a)それらのC−1−6−エステル、(b)それらのアミド、
C−1−6−アルキルアミド若しくはC−1−6−ジアルキルアミド、及び/又
は(c)医薬として許容されるそれらの塩であるが、ただし、 (i)第37,38,39,40,41,42,43又は44位のアミノ酸が
欠失される場合、そのアミノ酸の下流のアミノ酸も欠失され、 (ii)前記GLP−1アナログの誘導体は、Lysを1又は2しか含まず、 (iii)一方又は両方のLysのε−アミノ基は、場合によりスペーサーを介
して親油性置換基により置換され、 (iv)GLP−1アナログの誘導体と対応の天然型GLP−1の間の異なるア
ミノ酸数の合計が6を超えない。}により表されるGLP−1誘導体である。
,Glu,Asp,Met又はLysであり、 第9位のXaaがGlu,Asp又はLysであり、 第11位のXaaがThr,Ala,Gly,Ser,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第14位のXaaがSer,Ala,Gly,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第16位のXaaがVal,Ala,Gly,Ser,Thr,Leu,Il
e,Tyr,Glu,Asp又はLysであり、 第17位のXaaがSer,Ala,Gly,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第18位のXaaがSer,Ala,Gly,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第19位のXaaがTyr,Phe,Trp,Glu,Asp又はLysであ
り、 第20位のXaaがLeu,Ala,Gly,Ser,Thr,Leu,Il
e,Val,Glu,Asp又はLysであり、 第21位のXaaがGlu,Asp又はLysであり、 第22位のXaaがGly,Ala,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第23位のXaaがGln,Asn,Arg,Glu,Asp又はLysであ
り、 第24位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Arg,Glu,Asp又はLysであり、 第25位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第26位のXaaがLys,Arg,Gln,Glu,Asp又はHisであ
り、 第27位のXaaがGlu,Asp又はLysであり、 第30位のXaaがAla,Gly,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第31位のXaaがTrp,Phe,Tyr,Glu,Asp又はLysであ
り、 第32位のXaaがLeu,Gly,Ala,Ser,Thr,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第33位のXaaがVal,Gly,Ala,Ser,Thr,Leu,Il
e,Glu,Asp又はLysであり、 第34位のXaaがLys,Arg,Glu,Asp又はHisであり、 第35位のXaaがGly,Ala,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp又はLysであり、 第36位のXaaがArg,Lys,Glu,Asp又はHisであり、 第37位のXaaがGly,Ala,Ser,Thr,Leu,Ile,Va
l,Glu,Asp若しくはLysであるか又は欠失され、 第38位のXaaがArg,Lys,Glu,Asp若しくはHisであるか
又は欠失され、 第39位のXaaがArg,Lys,Glu,Asp若しくはHisであるか
又は欠失され、 第40位のXaaがAsp,Glu若しくはLysであるか又は欠失され、 第41位のXaaがPhe,Trp,Tyr,Glu,Asp若しくはLys
であるか又は欠失され、 第42位のXaaがPro,Lys,Glu若しくはAspであるか又は欠失
され、 第43位のXaaがGlu,Asp若しくはLysであるか又は欠失され、 第44位のXaaがGlu,Asp若しくはLysであるか又は欠失され、そ
して 第45位のXaaがVal,Glu,Asp若しくはLysであるか又は欠失
され、あるいは(a)それらのC−1−6−エステル、(b)それらのアミド、
C−1−6−アルキルアミド若しくはC−1−6−ジアルキルアミド、及び/又
は(c)医薬として許容されるそれらの塩であるが、ただし、 (i)第37,38,39,40,41,42,43又は44位のアミノ酸が
欠失される場合、そのアミノ酸の下流のアミノ酸も欠失され、 (ii)前記GLP−1アナログの誘導体は、Lysを1又は2しか含まず、 (iii)一方又は両方のLysのε−アミノ基は、場合によりスペーサーを介
して親油性置換基により置換され、 (iv)GLP−1アナログの誘導体と対応の天然型GLP−1の間の異なるア
ミノ酸数の合計が6を超えない。}により表されるGLP−1誘導体である。
【0121】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第37位〜第45位のアミノ酸は
存在しない。
存在しない。
【0122】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第38位〜第45位のアミノ酸は
存在しない。
存在しない。
【0123】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第39位〜第45位のアミノ酸は
存在しない。
存在しない。
【0124】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはAla、Gly、Ser、
Thr、Leu、Ile、Val、Glu、Asp又はLysである。
Thr、Leu、Ile、Val、Glu、Asp又はLysである。
【0125】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはAla、Gly、Ser、
Thr又は Valである。
Thr又は Valである。
【0126】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第9位のXaaはGluである。
【0127】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第11位のXaaはThrである。
【0128】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第14位のXaaはSerである。
【0129】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第16位のXaaはValである。
【0130】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第17位のXaaはSerである。
【0131】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第18位のXaaはSer、Lys、Glu
又はAspである。
又はAspである。
【0132】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第19位のXaaはTyr、Lys、Glu
又はAspである。
又はAspである。
【0133】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第20位のXaaはLeu、Lys、Glu
又はAspである。
又はAspである。
【0134】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第21位のXaaはGlu、Lys又はAs
pである。
pである。
【0135】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第22位のXaaはGly、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0136】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第23位のXaaはGln、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0137】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第24位のXaaはAla、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0138】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第25位のXaaはAla、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0139】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位のXaaはLys、Glu、Asp
又はArgである。
又はArgである。
【0140】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第27位のXaaはGlu、Asp又はLy
sである。
sである。
【0141】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第30位のXaaはAla、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0142】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第31位のXaaはTrp、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0143】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第32位のXaaはLeu、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0144】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第33位のXaaはVal、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0145】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第34位のXaaはLys、Arg、Glu
又はAspである。
又はAspである。
【0146】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第35位のXaaはGly、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0147】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第36位のXaaはArg、Lys、Glu
又はAspである。
又はAspである。
【0148】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第37位のXaaはGly、Glu、Asp
又はLysである。
又はLysである。
【0149】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第38位のXaaはArg若しくはLys
であるか又は欠失される。
であるか又は欠失される。
【0150】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第39位のXaaは欠失される。
【0151】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第40位のXaaは欠失される。
【0152】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第41位のXaaは欠失される。
【0153】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第42位のXaaは欠失される。
【0154】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第43位のXaaは欠失される。
【0155】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第44位のXaaは欠失される。
【0156】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第45位のXaaは欠失される。
【0157】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位のXaaはArgであり、第3
7位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−36)のアミノ酸である。
7位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−36)のアミノ酸である。
【0158】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位のXaaはArgであり、第3
8位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−37)のアミノ酸である。
8位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−37)のアミノ酸である。
【0159】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位のXaaはArgであり、第3
9位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−38)のアミノ酸である。
9位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−38)のアミノ酸である。
【0160】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第34位のXaaはArgであり、第3
7位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−36)のアミノ酸である。
7位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−36)のアミノ酸である。
【0161】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第34位のXaaはArgであり、第3
8位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−37)のアミノ酸である。
8位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−37)のアミノ酸である。
【0162】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第34位のXaaはArgであり、第3
9位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−38)のアミノ酸である。
9位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1
(7−38)のアミノ酸である。
【0163】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位及び第34位のXaaはArg
であり、第36位のXaaはLysであり、第37位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−36)のアミノ酸である。
であり、第36位のXaaはLysであり、第37位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−36)のアミノ酸である。
【0164】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位及び第34位のXaaはArg
であり、第36位のXaaはLysであり、第38位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37)のアミノ酸である。
であり、第36位のXaaはLysであり、第38位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37)のアミノ酸である。
【0165】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位及び第34位のXaaはArg
であり、第36位のXaaはLysであり、第39位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)のアミノ酸である。
であり、第36位のXaaはLysであり、第39位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)のアミノ酸である。
【0166】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第26位及び第34位のXaaはArg
であり、第38位のXaaはLysであり、第39位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)のアミノ酸である。
であり、第38位のXaaはLysであり、第39位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され
、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)のアミノ酸である。
【0167】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはThr、Ser、Gly又
はValであり、第37位のXaaはGluであり、第36位のXaaはLysであり、第38位〜第4
5位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37
)のアミノ酸である。
はValであり、第37位のXaaはGluであり、第36位のXaaはLysであり、第38位〜第4
5位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37
)のアミノ酸である。
【0168】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはThr、Ser、Gly又
はValであり、第37位のXaaはGluであり、第36位のXaaはLysであり、第39位〜第4
5位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38
)のアミノ酸である。
はValであり、第37位のXaaはGluであり、第36位のXaaはLysであり、第39位〜第4
5位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38
)のアミノ酸である。
【0169】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはThr、Ser、Gly又
はValであり、第37位のXaaはGluであり、第38位のXaaはLysであり、第39位〜第4
5位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38
)のアミノ酸である。
はValであり、第37位のXaaはGluであり、第38位のXaaはLysであり、第39位〜第4
5位のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38
)のアミノ酸である。
【0170】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第18位、第23位、又は第27位
のXaaはLysであり、そして第26位及び第34位のXaaはArgであり、第37位〜第45位
のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−36)の
アミノ酸である。
のXaaはLysであり、そして第26位及び第34位のXaaはArgであり、第37位〜第45位
のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−36)の
アミノ酸である。
【0171】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第18位、第23位、又は第27位
のXaaはLysであり、そして第26位及び第34位のXaaはArgであり、第38位〜第45位
のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37)の
アミノ酸である。
のXaaはLysであり、そして第26位及び第34位のXaaはArgであり、第38位〜第45位
のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37)の
アミノ酸である。
【0172】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第18位、第23位、又は第27位
のXaaはLysであり、そして第26位及び第34位のXaaはArgであり、第39位〜第45位
のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)の
アミノ酸である。
のXaaはLysであり、そして第26位及び第34位のXaaはArgであり、第39位〜第45位
のXaaのそれぞれは欠失され、そして他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)の
アミノ酸である。
【0173】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはThr、Ser、Gly又
はValであり、第18位、第23位、又は第27位のXaaはLysであり、そして第26位及
び第34位のXaaはArgであり、第37位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そし
て他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−36)のアミノ酸である。
はValであり、第18位、第23位、又は第27位のXaaはLysであり、そして第26位及
び第34位のXaaはArgであり、第37位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そし
て他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−36)のアミノ酸である。
【0174】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはThr、Ser、Gly又
はValであり、第18位、第23位、又は第27位のXaaはLysであり、そして第26位及
び第34位のXaaはArgであり、第38位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そし
て他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37)のアミノ酸である。
はValであり、第18位、第23位、又は第27位のXaaはLysであり、そして第26位及
び第34位のXaaはArgであり、第38位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そし
て他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−37)のアミノ酸である。
【0175】
式(I)のGLP-1アナログの他の態様において、第8位のXaaはThr、Ser、Gly又
はValであり、第18位、第23位、又は第27位のXaaはLysであり、そして第26位及
び第34位のXaaはArgであり、第39位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そし
て他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)のアミノ酸である。
はValであり、第18位、第23位、又は第27位のXaaはLysであり、そして第26位及
び第34位のXaaはArgであり、第39位〜第45位のXaaのそれぞれは欠失され、そし
て他のXaaのそれぞれは天然GLP-1(7−38)のアミノ酸である。
【0176】
前述のGLP−1誘導体は、これだけに制限されることなく以下の:
【0177】
【化4】
【0178】
【化5】
【0179】
【化6】
【0180】
【化7】
【0181】
【化8】
【0182】
【化9】
【0183】
【化10】
【0184】
【化11】
【0185】
【化12】
【0186】
【化13】
【0187】
【化14】
【0188】
【化15】
【0189】
【化16】
【0190】
【化17】
【0191】
【化18】
【0192】
を含む。これらの具体的なGLP−1誘導体のそれぞれが本発明の選択可能な態
様を与える。
様を与える。
【0193】
最も好ましいGLP−1誘導体はArg34,Lys26(Nε−(γ−Glu(
Nα−ヘキサデカノイル)))−GLP−1(7−37)である。
Nα−ヘキサデカノイル)))−GLP−1(7−37)である。
【0194】
GLP−1誘導体のさらなる態様において、本発明の誘導体のための親ペプチ
ドは、以下の:
ドは、以下の:
【0195】
【化19】
【0196】
である。
【0197】
GLP−1誘導体のさらなる態様において、本発明の誘導体のための親ペプチ
ドは、以下の:
ドは、以下の:
【0198】
【化20】
【0199】
である。
【0200】
GLP−1誘導体のさらなる態様において、その親ペプチドは、Arg26−G
LP−1(7−37)、Arg34−GLP−1(7−37)、Lys36−GLP
−1(7−37)、Arg26,34 Lys36−GLP−1(7−37)、Arg26 Lys36−GLP−1(7−37)、Arg34Lys36−GLP−1(7−37
)、Gly8 Arg26−GLP−1(7−37)、Gly8 Arg34−GLP−
1(7−37)、Gly8 Lys36−GLP−1(7−37)、Gly8 Arg 26,34 Lys36−GLP−1(7−37)、Gly8 Arg26Lys36−GLP
−1(7−37)、及びGly8 Arg34Lys36−GLP−1(7−37)を
含む群から選ばれる。
LP−1(7−37)、Arg34−GLP−1(7−37)、Lys36−GLP
−1(7−37)、Arg26,34 Lys36−GLP−1(7−37)、Arg26 Lys36−GLP−1(7−37)、Arg34Lys36−GLP−1(7−37
)、Gly8 Arg26−GLP−1(7−37)、Gly8 Arg34−GLP−
1(7−37)、Gly8 Lys36−GLP−1(7−37)、Gly8 Arg 26,34 Lys36−GLP−1(7−37)、Gly8 Arg26Lys36−GLP
−1(7−37)、及びGly8 Arg34Lys36−GLP−1(7−37)を
含む群から選ばれる。
【0201】
GLP−1誘導体のさらなる態様において、その親ペプチドは、Arg26Ly
s38−GLP−1(7−38)、Arg26,34 Lys38−GLP−1(7−38
)、Arg26,34 Lys36,38 −GLP−1(7−38)、Gly8 Arg26L
ys38−GLP−1(7−38)、及びGly8 Arg26,34 Lys36,38 −G
LP−1(7−38)を含む群から選ばれる。
s38−GLP−1(7−38)、Arg26,34 Lys38−GLP−1(7−38
)、Arg26,34 Lys36,38 −GLP−1(7−38)、Gly8 Arg26L
ys38−GLP−1(7−38)、及びGly8 Arg26,34 Lys36,38 −G
LP−1(7−38)を含む群から選ばれる。
【0202】
GLP−1誘導体のさらなる態様において、その親ペプチドは、Arg26Ly
s39−GLP−1(7−39)、Arg26,34 Lys36,39 −GLP−1(7−
39)、Gly8 Arg26Lys39−GLP−1(7−39)、及びGly8 A
rg26,34 Lys36,39 −GLP−1(7−39)を含む群から選ばれる。
s39−GLP−1(7−39)、Arg26,34 Lys36,39 −GLP−1(7−
39)、Gly8 Arg26Lys39−GLP−1(7−39)、及びGly8 A
rg26,34 Lys36,39 −GLP−1(7−39)を含む群から選ばれる。
【0203】
GLP−1誘導体のさらなる態様において、その親ペプチドは、Arg34Ly
s40−GLP−1(7−40)、Arg26,34 Lys36,40 −GLP−1(7−
40)、Gly8 Arg34Lys40−GLP−1(7−40)、及びGly8 A
rg26,34 Lys36,40 −GLP−1(7−40)を含む群から選ばれる。
s40−GLP−1(7−40)、Arg26,34 Lys36,40 −GLP−1(7−
40)、Gly8 Arg34Lys40−GLP−1(7−40)、及びGly8 A
rg26,34 Lys36,40 −GLP−1(7−40)を含む群から選ばれる。
【0204】
GLP−1誘導体のさらなる態様において、その親ペプチドは以下の:
【0205】
【化21】
【0206】
【化22】
【0207】
【化23】
【0208】
【化24】
【0209】
【化25】
【0210】
である。
【0211】
GLP−1誘導体のさらなる態様において、その親ペプチドは以下の:
【0212】
【化26】
【0213】
【化27】
【0214】
【化28】
【0215】
である。
【0216】
本発明により使用されうるGLP−1アナログ及び誘導体は、WO99/43705 (No
vo Nordisk A/S), WO99/43706 (Novo Nordisk A/S), WO99/43707 (Novo Nordisk
A/S), WO98/08871 (Novo Nordisk A/S), WO99/43708 (Novo Nordisk A/S), WO9
9/43341 (Novo Nordisk A/S), WO87/06941 (The General Hospital Corporation
), WO90/11296 (The General Hospital Corporation), WO91/11457 (Buckley et
al.), WO98/43658 (Eli Lilly & Co.), EP0708179-A2 (Eli Lilly & Co.), EP0
699686-A2 (Eli Lilly & Co.) 中に言及されたものを含み、上記の出願を本明細
書に援用する。
vo Nordisk A/S), WO99/43706 (Novo Nordisk A/S), WO99/43707 (Novo Nordisk
A/S), WO98/08871 (Novo Nordisk A/S), WO99/43708 (Novo Nordisk A/S), WO9
9/43341 (Novo Nordisk A/S), WO87/06941 (The General Hospital Corporation
), WO90/11296 (The General Hospital Corporation), WO91/11457 (Buckley et
al.), WO98/43658 (Eli Lilly & Co.), EP0708179-A2 (Eli Lilly & Co.), EP0
699686-A2 (Eli Lilly & Co.) 中に言及されたものを含み、上記の出願を本明細
書に援用する。
【0217】
しかしながら、GLP−1誘導体作用の延長については、特にWO98/08
871中に記載されたものがより好ましい。最も好ましいGLP−1誘導体は、
式GLP−1(7−C)を有する親ペプチドであり、ここでCは、36,37,
38,39,40,41,42,43,44、及び45であり、ここで場合によ
り合計15まで、好ましくは10までのアミノ酸残基が遺伝コードによりコード
されうるいずれかのα−アミノ酸残基により変換され、上述の親ペプチドが場合
によりスペーサー(例えばγ−Glu又はβ−Ala)を介して、4〜40の炭
素原子、好ましくは8〜25の炭素原子をもつ1又は2の親油性置換基を含む。
871中に記載されたものがより好ましい。最も好ましいGLP−1誘導体は、
式GLP−1(7−C)を有する親ペプチドであり、ここでCは、36,37,
38,39,40,41,42,43,44、及び45であり、ここで場合によ
り合計15まで、好ましくは10までのアミノ酸残基が遺伝コードによりコード
されうるいずれかのα−アミノ酸残基により変換され、上述の親ペプチドが場合
によりスペーサー(例えばγ−Glu又はβ−Ala)を介して、4〜40の炭
素原子、好ましくは8〜25の炭素原子をもつ1又は2の親油性置換基を含む。
【0218】
N−末端イミダゾール基、及び場合により第34位のリジン残基に付着した直
鎖C6 −C10アシル基を含むGLP−1アナログ及び誘導体は、本発明の態様で
もある。
鎖C6 −C10アシル基を含むGLP−1アナログ及び誘導体は、本発明の態様で
もある。
【0219】
本発明のいっそうさらなる態様において、GLP−1アゴニストは、エキセン
ジン(exendin)並びにそのアナログ、誘導体、及び断片、例えばエキセ
ンジン−3、及びエキセンジン−4である。
ジン(exendin)並びにそのアナログ、誘導体、及び断片、例えばエキセ
ンジン−3、及びエキセンジン−4である。
【0220】
本発明中に含まれるエキセンジン並びにそのアナログ、誘導体、及び断片の例
は、WO9746584及びUS5424286中に記載されたものである。U
S5424286は、エキセンジン・ポリペプチドによるインシュリン放出の刺
激方法を記載する。前記エキセンジン・ポリペプチドを、HGEGTFTSDL
SKQMEEEAVRLFIEWLKNGGX;ここでX=P又はY、及びHX
1X2GTFITSDLSKQMEEEAVRLFIEWLKNGGPSSGA
PPPS;ここでX1X2=SD(エキセンジン−3)又はGE(エキセンジン
−4)を含めて開示した。エキセンジン−3、及び−4、並びに断片は、真性糖
尿病(I型又はII型)の治療及び高血糖症の予防に有用である。それらは、グル
コース依存、インシュリン非依存、及びインシュリン依存メカニズムを通して高
血糖症を正常にもどす。エキセンジン−4は、エキセンジン・レセプターに特異
的である、すなわち、それは血管作動性の腸のペプチド・レセプターと相互作用
しない。WO9746584は、糖尿病治療用の、一部を切り詰めたバージョン
のエキセンジンを記載する。前記開示のペプチドは、インシュリンの分泌及び生
合成を増加させるが、グルカゴンのそれを減少させる。前記切り詰められたペプ
チドは、完全長バージョンよりも経済的に作られうる。
は、WO9746584及びUS5424286中に記載されたものである。U
S5424286は、エキセンジン・ポリペプチドによるインシュリン放出の刺
激方法を記載する。前記エキセンジン・ポリペプチドを、HGEGTFTSDL
SKQMEEEAVRLFIEWLKNGGX;ここでX=P又はY、及びHX
1X2GTFITSDLSKQMEEEAVRLFIEWLKNGGPSSGA
PPPS;ここでX1X2=SD(エキセンジン−3)又はGE(エキセンジン
−4)を含めて開示した。エキセンジン−3、及び−4、並びに断片は、真性糖
尿病(I型又はII型)の治療及び高血糖症の予防に有用である。それらは、グル
コース依存、インシュリン非依存、及びインシュリン依存メカニズムを通して高
血糖症を正常にもどす。エキセンジン−4は、エキセンジン・レセプターに特異
的である、すなわち、それは血管作動性の腸のペプチド・レセプターと相互作用
しない。WO9746584は、糖尿病治療用の、一部を切り詰めたバージョン
のエキセンジンを記載する。前記開示のペプチドは、インシュリンの分泌及び生
合成を増加させるが、グルカゴンのそれを減少させる。前記切り詰められたペプ
チドは、完全長バージョンよりも経済的に作られうる。
【0221】
本発明のよりさらなる態様において、GLP−1アゴニストは非ペプチドであ
る。
る。
【0222】
本発明のさらなる態様において、GLP−1アゴニストは、親和定数、KD 、
1μM未満、好ましくは100nM未満でGLP−1レセプターに結合する分子、
好ましくは非ペプチドである。
1μM未満、好ましくは100nM未満でGLP−1レセプターに結合する分子、
好ましくは非ペプチドである。
【0223】
本明細書に記載の態様の2以上のいずれか可能な組合わせは、本発明の範囲内
に含まれる。
に含まれる。
【0224】
用語「GLP−1」は、GLP−1(7−37)又はGLP−1(7−36)
アミドを意味する。
アミドを意味する。
【0225】
用語「治療」は、疾患、病状又は障害と闘うことを目的とする患者の処置及び
看護として定義され、そして症状又は合併症の発症を防ぐための、あるいは症状
又は合併症を緩和するための、あるいは疾患、病状又は障害の排除のためのGL
P−1アゴニストの投与を含む。治療は、ベータ細胞変性、例えばベータ細胞の
壊死又はアポトーシス、特にβ−細胞のアポトーシスとして知られるプログラム
されたβ−細胞死の調節、抑制、減少、低下、休止、及びベータ細胞変性、例え
ばベータ細胞の壊死又はアポトーシスの予防、特にβ−細胞のアポトーシスの予
防を含む。
看護として定義され、そして症状又は合併症の発症を防ぐための、あるいは症状
又は合併症を緩和するための、あるいは疾患、病状又は障害の排除のためのGL
P−1アゴニストの投与を含む。治療は、ベータ細胞変性、例えばベータ細胞の
壊死又はアポトーシス、特にβ−細胞のアポトーシスとして知られるプログラム
されたβ−細胞死の調節、抑制、減少、低下、休止、及びベータ細胞変性、例え
ばベータ細胞の壊死又はアポトーシスの予防、特にβ−細胞のアポトーシスの予
防を含む。
【0226】
用語「ベータ細胞変性」は、ベータ細胞機能の損失、ベータ細胞の機能障害、
及びベータ細胞の死、例えばベータ細胞の壊死又はアポトーシスを意味すること
を意図する。
及びベータ細胞の死、例えばベータ細胞の壊死又はアポトーシスを意味すること
を意図する。
【0227】
本明細書において「GLP−1アゴニスト」は、親和定数、KD 、1μM未満
、好ましくは100nM未満でGLP−1レセプターに結合する分子、好ましくは
GLP−1又はそれらのアナログ若しくは誘導体、あるいはエキセンジン又はそ
れらのアナログ若しくは誘導体、あるいは非ペプチドを示すことを意図される。
GLP−1アナログの同定方法はWO93/19175(Novo Nordisk A/S)中
に記載されている。
、好ましくは100nM未満でGLP−1レセプターに結合する分子、好ましくは
GLP−1又はそれらのアナログ若しくは誘導体、あるいはエキセンジン又はそ
れらのアナログ若しくは誘導体、あるいは非ペプチドを示すことを意図される。
GLP−1アナログの同定方法はWO93/19175(Novo Nordisk A/S)中
に記載されている。
【0228】
本明細書において「GLP−1アゴニスト」は、活性代謝物及びそれらのプロ
ドラッグ、例えばGLP−1の活性代謝物及びプロドラッグ又はそれらのアナロ
グ若しくは誘導体、あるいはエキセンジン又はそれらのアナログ若しくは誘導体
、あるいは非ペプチドを含むことをも意図する。
ドラッグ、例えばGLP−1の活性代謝物及びプロドラッグ又はそれらのアナロ
グ若しくは誘導体、あるいはエキセンジン又はそれらのアナログ若しくは誘導体
、あるいは非ペプチドを含むことをも意図する。
【0229】
「代謝物」は、GLP−1アゴニストが代謝された際に生じたGLP−1アゴ
ニストの活性な誘導体である。「プロドラッグ」は、GLP−1アゴニストに代
謝されるか又はGLP−1アゴニストと同じ代謝物に代謝される化合物である。
ニストの活性な誘導体である。「プロドラッグ」は、GLP−1アゴニストに代
謝されるか又はGLP−1アゴニストと同じ代謝物に代謝される化合物である。
【0230】
本明細書において、呼称「アナログ」は、親ペプチドの1以上のアミノ酸残基
が他のアミノ酸残基により置換されている、及び/又は親ペプチドの1以上のア
ミノ酸残基が欠失されている、及び/又は1以上のアミノ酸残基が親ペプチドに
付加されているペプチドを示すために使用される。前述の付加は、親ペプチドの
N末端又はC末端のいずれかのペプチド又はそれらのいずれかの組合せにおいて
行われうる。
が他のアミノ酸残基により置換されている、及び/又は親ペプチドの1以上のア
ミノ酸残基が欠失されている、及び/又は1以上のアミノ酸残基が親ペプチドに
付加されているペプチドを示すために使用される。前述の付加は、親ペプチドの
N末端又はC末端のいずれかのペプチド又はそれらのいずれかの組合せにおいて
行われうる。
【0231】
用語「誘導体」は、親ペプチドの1以上のアミノ酸が例えばアルキル化、アシ
ル化、エステル形成又はアミド形成により化学的に改変されたペプチドを示すた
めに明細書中で使用される。
ル化、エステル形成又はアミド形成により化学的に改変されたペプチドを示すた
めに明細書中で使用される。
【0232】
用語「GLP−1誘導体」は、GLP−1の誘導体又はそのアナログを示すた
めに本文中に使用される。本文中において、前述の誘導体が形式的に由来すると
ころの親ペプチドは、いくつかの箇所において上記誘導体の「GLP−1部分」
と呼ばれる。
めに本文中に使用される。本文中において、前述の誘導体が形式的に由来すると
ころの親ペプチドは、いくつかの箇所において上記誘導体の「GLP−1部分」
と呼ばれる。
【0233】
好適な投与形態、用量範囲、医薬製剤等について、WO98/08871(No
vo Nordisk A/S)を参照のこと。
vo Nordisk A/S)を参照のこと。
【0234】
投与経路は、活性な化合物を適当な又は所望の作用部位に効果的に輸送するい
ずれかの経路、例えば経口、経鼻、肺、経皮又は非経口でありうる。
ずれかの経路、例えば経口、経鼻、肺、経皮又は非経口でありうる。
【0235】
GLP−1アゴニストを含む医薬組成物(薬剤)は、前述の治療を必要とする
患者に対して非経口的に投与されうる。非経口投与は、シリンジ、場合によりペ
ン状シリンジによって皮下、筋中又は静脈注射により行われうる。あるいは、非
経口投与は、注入ポンプにより行われうる。さらなる選択肢は、鼻又は肺スプレ
ーの形態におけるGLP−1アゴニストの投与のための粉末又は溶液でありうる
ところの組成物である。よりさらなる選択肢として、GLP−1アゴニストは、
経皮的に例えばパッチ、場合により電離療法パッチから、又は経粘膜的に、例え
ば頬側的に投与されることもできる。よりさらなる選択肢として、GLP−1ア
ゴニスト(特にGLP−1又はそれらのアナログ)は、遺伝子治療、例えばそれ
がGLP−1アゴニストを分泌するような、ベクターにより形質転換された細胞
株を移植することにより投与されうる。その移植細胞は、半透膜中にカプセル化
されうる、例えばマクロ−又はマイクロカプセル化。GLP−1アゴニストを投
与するための前述の可能な手段は、本発明の範囲を制限しない。
患者に対して非経口的に投与されうる。非経口投与は、シリンジ、場合によりペ
ン状シリンジによって皮下、筋中又は静脈注射により行われうる。あるいは、非
経口投与は、注入ポンプにより行われうる。さらなる選択肢は、鼻又は肺スプレ
ーの形態におけるGLP−1アゴニストの投与のための粉末又は溶液でありうる
ところの組成物である。よりさらなる選択肢として、GLP−1アゴニストは、
経皮的に例えばパッチ、場合により電離療法パッチから、又は経粘膜的に、例え
ば頬側的に投与されることもできる。よりさらなる選択肢として、GLP−1ア
ゴニスト(特にGLP−1又はそれらのアナログ)は、遺伝子治療、例えばそれ
がGLP−1アゴニストを分泌するような、ベクターにより形質転換された細胞
株を移植することにより投与されうる。その移植細胞は、半透膜中にカプセル化
されうる、例えばマクロ−又はマイクロカプセル化。GLP−1アゴニストを投
与するための前述の可能な手段は、本発明の範囲を制限しない。
【0236】
GLP−1アゴニストを含む医薬組成物は、例えばRemington's Pharmaceutic
al Sciences, 1985 or in Remington : The Science and Practice of Pharmacy
, 19th edition, 1995中に記載された慣例の技術により調製されうる。
al Sciences, 1985 or in Remington : The Science and Practice of Pharmacy
, 19th edition, 1995中に記載された慣例の技術により調製されうる。
【0237】
したがって、GLP−1アゴニストの注射可能な組成物は、所望の最終産物を
得るために適当な成分の溶解及び混合を含む医薬産業の慣例技術を用いて調製さ
れうる。
得るために適当な成分の溶解及び混合を含む医薬産業の慣例技術を用いて調製さ
れうる。
【0238】
1の手順により、GLP−1アゴニストを、調製される組成物の最終容量より
少々少ない量の水中に溶解する。等張剤、防腐剤、及び緩衝剤を必須なものとし
て加え、そしてその溶液のpH値を酸、例えば塩酸又は塩基、例えば水酸化ナトリ
ウム水溶液を必要量用いて−必要であれば−調整する。最後に、所望の成分濃度
を得るために水により溶液の容量を調整する。
少々少ない量の水中に溶解する。等張剤、防腐剤、及び緩衝剤を必須なものとし
て加え、そしてその溶液のpH値を酸、例えば塩酸又は塩基、例えば水酸化ナトリ
ウム水溶液を必要量用いて−必要であれば−調整する。最後に、所望の成分濃度
を得るために水により溶液の容量を調整する。
【0239】
等張剤の例は、塩化ナトリウム、マンニトール、及びグリセロールである。
【0240】
防腐剤の例は、フェノール、m−クレゾール、p−ヒドロキシ安息香酸メチル
、及びベンジルアルコールである。
、及びベンジルアルコールである。
【0241】
好適な緩衝剤の例は、酢酸ナトリウム及びリン酸ナトリウムである。
【0242】
前述の組成物に関して、GLP−1アゴニストを含む溶液は、GLP−1アゴ
ニストの溶解性及び/又は安定性を改良するために界面活性剤をも含みうる。
ニストの溶解性及び/又は安定性を改良するために界面活性剤をも含みうる。
【0243】
特定のペプチドの経鼻投与のための組成物は、例えば欧州特許第272097
号(Novo Nordisk A/Sに対する)又はWO93/18785に記載のとおり調製
されうる。
号(Novo Nordisk A/Sに対する)又はWO93/18785に記載のとおり調製
されうる。
【0244】
本発明の1の態様により、GLP−1アゴニストは、注射による投与に好適な
組成物の形態で提供されうる。前述の組成物は、すぐに使用できる注射可能な溶
液又は一定量の固体組成物、例えばそれを注射できるようにするまでに溶液中に
溶解する必要がある凍結乾燥産物のいずれかでありうる。前記注射可能な溶液は
、好ましくは約2mg/ml超、好ましくは約5mg/ml超、より好ましくは10mg/
ml超のGLP−1アゴニスト、そして好ましくは100mg/ml未満のGLP−1
アゴニストを含む。
組成物の形態で提供されうる。前述の組成物は、すぐに使用できる注射可能な溶
液又は一定量の固体組成物、例えばそれを注射できるようにするまでに溶液中に
溶解する必要がある凍結乾燥産物のいずれかでありうる。前記注射可能な溶液は
、好ましくは約2mg/ml超、好ましくは約5mg/ml超、より好ましくは10mg/
ml超のGLP−1アゴニスト、そして好ましくは100mg/ml未満のGLP−1
アゴニストを含む。
【0245】
GLP−1アゴニストは、さまざまな疾患の治療に使用されうる。ある患者の
ために使用されるべき特定のGLP−1アゴニスト及び最適な用量レベルは、治
療される疾患並びに利用される具体的なペプチド誘導体、患者の年齢、体重、身
体的活性、及び食事を含むさまざまな因子、他の薬剤との併用の可能性、そして
容態の重さに依存するであろう。GLP−1アゴニストの用量をそれぞれ個々の
患者について当業者が決定することを勧める。
ために使用されるべき特定のGLP−1アゴニスト及び最適な用量レベルは、治
療される疾患並びに利用される具体的なペプチド誘導体、患者の年齢、体重、身
体的活性、及び食事を含むさまざまな因子、他の薬剤との併用の可能性、そして
容態の重さに依存するであろう。GLP−1アゴニストの用量をそれぞれ個々の
患者について当業者が決定することを勧める。
【0246】
実施例
実施例1
雄Zucker糖尿病肥満fa/fa(ZDF)ラットは、2型糖尿病のモデ
ルである。前記ラットはインシュリン抵抗性であるが、出生時は正常血糖であり
、そして約7〜10週齢から糖尿病になる。移行期の間、その動物はブドウ糖耐
性障害の段階を経る。あるいはその動物は、糖尿病発病前及び糖尿病の初期段階
の間、高インシュリン性であり、その後ブドウ糖刺激されたインシュリン分泌を
失い、そして最終的にはほぼ完全なインシュリン不足となる。
ルである。前記ラットはインシュリン抵抗性であるが、出生時は正常血糖であり
、そして約7〜10週齢から糖尿病になる。移行期の間、その動物はブドウ糖耐
性障害の段階を経る。あるいはその動物は、糖尿病発病前及び糖尿病の初期段階
の間、高インシュリン性であり、その後ブドウ糖刺激されたインシュリン分泌を
失い、そして最終的にはほぼ完全なインシュリン不足となる。
【0247】
我々は、前記動物がブドウ糖耐性障害から顕性2型糖尿病への通常の進行する
であろう期間のArg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデ
カノイル)))−GLP−1(7−37)治療の効果を試験する。1群当たりn
=6とし3群の雄ZDFラット(Genetic Models Inc, Indianapolis, Indiana,
USA)を試験し、そして溶媒(群A)、30(群B)又は150μg/kg(群C
)のArg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)
))−GLP−1(7−37)を1日2回、皮下に投与した。動物が7と8週齢
の間に投与を開始し、そして投与開始前に食べたグルコース・レベルは群間で等
しかった。しかしながら、それらは非糖尿病SDラットの群に比べて上昇し、非
糖尿病SDラットが食べたグルコース・レベルはZDF動物を有意に下回った(
6.4±0.6対5.8±0.8、平均±SD、p<0.02)。これは、試験
開始時のZDF動物の相対的なブドウ糖耐性障害状態を証明する。
であろう期間のArg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデ
カノイル)))−GLP−1(7−37)治療の効果を試験する。1群当たりn
=6とし3群の雄ZDFラット(Genetic Models Inc, Indianapolis, Indiana,
USA)を試験し、そして溶媒(群A)、30(群B)又は150μg/kg(群C
)のArg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)
))−GLP−1(7−37)を1日2回、皮下に投与した。動物が7と8週齢
の間に投与を開始し、そして投与開始前に食べたグルコース・レベルは群間で等
しかった。しかしながら、それらは非糖尿病SDラットの群に比べて上昇し、非
糖尿病SDラットが食べたグルコース・レベルはZDF動物を有意に下回った(
6.4±0.6対5.8±0.8、平均±SD、p<0.02)。これは、試験
開始時のZDF動物の相対的なブドウ糖耐性障害状態を証明する。
【0248】
ブロモデオキシウリジン(BrDU)は、新しく合成されたDNA内に取込ま
れ、そしてその結果複製細胞を標識する。屠殺6時間前にラットに腹腔内に10
0mgのBrDU/kgの注射をした。屠殺後膵臓を4%PFAにより固定し、脱水
し、パラフィンにより包埋し、そしてベータ細胞の増殖速度の計測のためにBr
DUとインシュリンについて3〜4mm切片を二重染色した。
れ、そしてその結果複製細胞を標識する。屠殺6時間前にラットに腹腔内に10
0mgのBrDU/kgの注射をした。屠殺後膵臓を4%PFAにより固定し、脱水
し、パラフィンにより包埋し、そしてベータ細胞の増殖速度の計測のためにBr
DUとインシュリンについて3〜4mm切片を二重染色した。
【0249】
インシュリンをモルモット抗インシュリン、及びペルオキシダーゼ結合ウサギ
抗モルモットIgにより染色し、そしてAECにより発色させて赤色染色を得た
。BrDUをモノクローナル・マウス抗BrDU、及びビオチン化ヤギ抗マウス
Ig、並びにアビジン・ペルオキシダーゼにより染色し、そしてDAB及びCu
SO4 により発色させて暗褐色の染色を得た。インシュリン染色された細胞質を
もつ細胞のBrDU染色された核が、切片当たり1500超の細胞を検査した。
切片の検査を観測者に伏せた切片の起源について行った。Arg34,Lys26(
N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)))−GLP−1(7−3
7)により処理したラットは、刺激された細胞増殖の結果としてBrDUを取込
んだベータ細胞部分の用量依存的な増加を示した(図1)。
抗モルモットIgにより染色し、そしてAECにより発色させて赤色染色を得た
。BrDUをモノクローナル・マウス抗BrDU、及びビオチン化ヤギ抗マウス
Ig、並びにアビジン・ペルオキシダーゼにより染色し、そしてDAB及びCu
SO4 により発色させて暗褐色の染色を得た。インシュリン染色された細胞質を
もつ細胞のBrDU染色された核が、切片当たり1500超の細胞を検査した。
切片の検査を観測者に伏せた切片の起源について行った。Arg34,Lys26(
N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)))−GLP−1(7−3
7)により処理したラットは、刺激された細胞増殖の結果としてBrDUを取込
んだベータ細胞部分の用量依存的な増加を示した(図1)。
【0250】
隣接した切片を小島状ベータ細胞と非ベータ細胞の相対量の計測のためにイン
シュリン、及びグルカゴン−ソマトスタチン−膵臓ポリペプチドの組合わせ物に
ついて染色した。ベータ細胞を前記のとおり染色した。非ベータ細胞をモノクロ
ーナル・マウス抗グルカゴン+ウサギ抗ソマトスタチン+ウサギ抗膵臓ポリペプ
チドの混合物により染色し、ビオチン化ブタ抗多Igに対する抗体及びアビジン
・ペルオキシダーゼにより検出し、そしてDAB及びCuSO4 により発色させ
て暗褐色の染色を得た。ベータ細胞と非ベータ細胞の量の比を、ポイントをカウ
ントする立体解析学的技法により評価した。
シュリン、及びグルカゴン−ソマトスタチン−膵臓ポリペプチドの組合わせ物に
ついて染色した。ベータ細胞を前記のとおり染色した。非ベータ細胞をモノクロ
ーナル・マウス抗グルカゴン+ウサギ抗ソマトスタチン+ウサギ抗膵臓ポリペプ
チドの混合物により染色し、ビオチン化ブタ抗多Igに対する抗体及びアビジン
・ペルオキシダーゼにより検出し、そしてDAB及びCuSO4 により発色させ
て暗褐色の染色を得た。ベータ細胞と非ベータ細胞の量の比を、ポイントをカウ
ントする立体解析学的技法により評価した。
【0251】
膵臓全体の中のベータ細胞割合は、溶媒処理ラットに比べて6週間、30ng/
gでArg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)
))−GLP−1(7−37)を与えたラットにおいて明らかに高かったが、一
方150ng/gの用量で与えたラットにおけるさらなる増加はなかった(図2)
。我々は、ベータ細胞がArg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α−
ヘキサデカノイル)))−GLP−1(7−37)による処理の後用量(30ng
/g)で増加するが、このとき増殖は観察されなかったことを示す。この違いは
、投与されたGLP−1化合物によりアポトーシス阻害の促進が起こることを強
く示す。
gでArg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)
))−GLP−1(7−37)を与えたラットにおいて明らかに高かったが、一
方150ng/gの用量で与えたラットにおけるさらなる増加はなかった(図2)
。我々は、ベータ細胞がArg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α−
ヘキサデカノイル)))−GLP−1(7−37)による処理の後用量(30ng
/g)で増加するが、このとき増殖は観察されなかったことを示す。この違いは
、投与されたGLP−1化合物によりアポトーシス阻害の促進が起こることを強
く示す。
【0252】
さらに、GLP−1又はGLP−1アゴニストであるところのGLP−1アナ
ログによるベータ細胞のアポトーシスの阻害は、ベータ細胞において遊離脂肪酸
(FFA)、グルコース、スルホニル尿素又はサイトカイン誘発したアポトーシ
スによりインビトロにおいて示されうる。
ログによるベータ細胞のアポトーシスの阻害は、ベータ細胞において遊離脂肪酸
(FFA)、グルコース、スルホニル尿素又はサイトカイン誘発したアポトーシ
スによりインビトロにおいて示されうる。
【0253】
FFAにより誘発されるベータ細胞のアポトーシスの予防についてGLP−1
又はそのアナログの効果を特徴づけるためのインビトロ・アッセイ:手短に言え
ば、例えばラット、マウス、及びヒト膵臓小島(pancreatic isl
et)を単離し、そして例えばDiabetologia 19, 439, 1980 ; Transplantation
, 68, 597, 1999 ; J. Mol. Med., 77, 93, 1999, Diabetes 48, 1230, 1999, J
. Bio. Chem. 274, 18686, 1999 ; Proc. Natl. Acad. Sci. 95, 2498, 1999 ;
J. Bio. Chem, 273, 33501, 1998 ; Diabetologia 42, 55, 1999に記載のとおり
、0.1〜10mM長鎖FFAs(2:1 オレエート/パルミテート;Sigm
a)と一緒に又はそれなしに、及びGLP−1又はGLP−1アナログと一緒に
培養した。アポトーシス・ベータ細胞の特徴づけを下記のとおり分析しうる。
又はそのアナログの効果を特徴づけるためのインビトロ・アッセイ:手短に言え
ば、例えばラット、マウス、及びヒト膵臓小島(pancreatic isl
et)を単離し、そして例えばDiabetologia 19, 439, 1980 ; Transplantation
, 68, 597, 1999 ; J. Mol. Med., 77, 93, 1999, Diabetes 48, 1230, 1999, J
. Bio. Chem. 274, 18686, 1999 ; Proc. Natl. Acad. Sci. 95, 2498, 1999 ;
J. Bio. Chem, 273, 33501, 1998 ; Diabetologia 42, 55, 1999に記載のとおり
、0.1〜10mM長鎖FFAs(2:1 オレエート/パルミテート;Sigm
a)と一緒に又はそれなしに、及びGLP−1又はGLP−1アナログと一緒に
培養した。アポトーシス・ベータ細胞の特徴づけを下記のとおり分析しうる。
【0254】
グルコース又はスルホニル尿素により誘発されるベータ細胞のアポトーシスの
予防についてGLP−1又はそのアナログの効果を特徴づけるためのインビトロ
アッセイ:手短に言うと、小島を単離し、そしてJ. Bio. Chem., 273, 33501, 1
998 に記載のとおり培養し、そしてアポトーシス誘発のためにJ. Bio. Chem., 2
73, 33501, 1998 に記載のとおり0〜30mMグルコース中インキュベートしうる
。グルコース誘発アポトーシスを予防するために、前記小島をGLP−1又はG
LP−1アナログと一緒に補足インキュベート(co−incubate)しう
る。あるいは、アポトーシスをJ. Bio. Chem., 273, 33501, 1998 に記載のとお
り100〜500μMトルブトアミドにより誘発しうる。トルブトアミド誘発ア
ポトーシスを予防するために、前記小島をGLP−1又はGLP−1アナログに
より補足インキュベートしうる。アポトーシス・ベータ細胞の特徴づけを下記の
とおり、及びJ. Bio. Chem., 273, 33501, 1998 のとおり分析しうる。
予防についてGLP−1又はそのアナログの効果を特徴づけるためのインビトロ
アッセイ:手短に言うと、小島を単離し、そしてJ. Bio. Chem., 273, 33501, 1
998 に記載のとおり培養し、そしてアポトーシス誘発のためにJ. Bio. Chem., 2
73, 33501, 1998 に記載のとおり0〜30mMグルコース中インキュベートしうる
。グルコース誘発アポトーシスを予防するために、前記小島をGLP−1又はG
LP−1アナログと一緒に補足インキュベート(co−incubate)しう
る。あるいは、アポトーシスをJ. Bio. Chem., 273, 33501, 1998 に記載のとお
り100〜500μMトルブトアミドにより誘発しうる。トルブトアミド誘発ア
ポトーシスを予防するために、前記小島をGLP−1又はGLP−1アナログに
より補足インキュベートしうる。アポトーシス・ベータ細胞の特徴づけを下記の
とおり、及びJ. Bio. Chem., 273, 33501, 1998 のとおり分析しうる。
【0255】
サイトカインにより誘発されるベータ細胞のアポトーシスの予防についてGL
P−1又はそのアナログの効果を特徴づけるためのインビトロアッセイ:手短に
言うと、ヒト及びラットの小島を単離し、そして例えばDiabetologia 42, 55, 1
990 に記載のとおり培養しうる。ラット及びヒト・ベータ細胞のサイトカイン誘
発アポトーシスをDiabetologia 42, 55, 1990 に記載のとおり行いうる。サイト
カイン誘発アポトーシスを予防するために、前記小島をGLP−1又はGLP−
1アナログと一緒に補足インキュベートしうる。アポトーシス・ベータ細胞の特
徴づけを下記、及びDiabetologia 42, 55, 1990 に記載のとおり分析しうる。
P−1又はそのアナログの効果を特徴づけるためのインビトロアッセイ:手短に
言うと、ヒト及びラットの小島を単離し、そして例えばDiabetologia 42, 55, 1
990 に記載のとおり培養しうる。ラット及びヒト・ベータ細胞のサイトカイン誘
発アポトーシスをDiabetologia 42, 55, 1990 に記載のとおり行いうる。サイト
カイン誘発アポトーシスを予防するために、前記小島をGLP−1又はGLP−
1アナログと一緒に補足インキュベートしうる。アポトーシス・ベータ細胞の特
徴づけを下記、及びDiabetologia 42, 55, 1990 に記載のとおり分析しうる。
【0256】
アポトーシス及びその抑制を以下の方法で検出しうる:アポトーシスに関連し
たDNA分解による遊離3′OH鎖の切断を末端ジオキシヌクレオチジル・トラ
ンスフェラーゼ仲介dUTP−X3′ニック末端標識(TUNEL)法(J. Cel
l Biol. 199 : 493, 1992)又は以下のキット、例えばIn Situ Cell Death Dete
ction キット;Boehringer Mannheim, Mannheim、又はApoTaq;Oncor, Gaithers
burg, MDの使用により検出されうる。TUNEL法を使用したアポトーシスの染
色のための膵臓切片の作製又は小島の培養は、(Diabetologia 42 : 566, 1999、
及びDiabetes 48 : 738, 1999)に記載される。
たDNA分解による遊離3′OH鎖の切断を末端ジオキシヌクレオチジル・トラ
ンスフェラーゼ仲介dUTP−X3′ニック末端標識(TUNEL)法(J. Cel
l Biol. 199 : 493, 1992)又は以下のキット、例えばIn Situ Cell Death Dete
ction キット;Boehringer Mannheim, Mannheim、又はApoTaq;Oncor, Gaithers
burg, MDの使用により検出されうる。TUNEL法を使用したアポトーシスの染
色のための膵臓切片の作製又は小島の培養は、(Diabetologia 42 : 566, 1999、
及びDiabetes 48 : 738, 1999)に記載される。
【0257】
アポトーシスを(PNAS 95 : 2498, 1998)に記載のとおりラダー様形態の定量
化によって培養小島から単離した溶解性DNA画分の電気泳動により検出するこ
ともできる。
化によって培養小島から単離した溶解性DNA画分の電気泳動により検出するこ
ともできる。
【0258】
最後にアポトーシスを、(Diabetologia 42 : 55, 1999)に記載のとおりDN
A結合色素Hoechst 33342とヨウ化プロピジウムによる培養ベータ
細胞/小島の二重染色により検出しうる。
A結合色素Hoechst 33342とヨウ化プロピジウムによる培養ベータ
細胞/小島の二重染色により検出しうる。
【0259】
実施例2
新生ラットを屠殺し、そして膵臓を無菌的に単離した。ランゲルハンス小島を
標準法により単離した。無処理の小島を750小島/ウェルで40U/ml組換え
ラット・インターロイキン1、100U/mlインターフェロン−γ、及び100
U/ml腫瘍壊死因子−α(全てPeprotech, London, UK から)、そして示された
用量のGLP−1誘導体、Arg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α
−ヘキサデカノイル)))−GLP−1(7−37)と一緒に又はそれらなしに
6−ウェル培養皿(Nunc, Roskilde, Denmark)により培養した。インビトロに
おける培養24時間後、トリプシンにより緩やかにほぐすことによって前記小島
から単独の細胞の懸濁液を得た。2度の洗浄の後、製造業者の推奨により市販の
染色キットを用いて小島細胞をアネキシンV−FITC、及びヨウ化プロピジウ
ム(PI)と反応させた(Pharmingen, SanDiego, CA, USA )インキュベート後
、そのサンプルをFACS calibur(Becton Dickinson, Mountain, Mo
untain View, CA, USA)を用いてフローサイトメトリーにより分析した。PI−
陰性細胞のゲーティング(gating)により死細胞を除き、サンプルごとに
25000の生細胞を得た。データをCell Questソフトウェア(Bect
on Dickinson)を用いて分析した。
標準法により単離した。無処理の小島を750小島/ウェルで40U/ml組換え
ラット・インターロイキン1、100U/mlインターフェロン−γ、及び100
U/ml腫瘍壊死因子−α(全てPeprotech, London, UK から)、そして示された
用量のGLP−1誘導体、Arg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α
−ヘキサデカノイル)))−GLP−1(7−37)と一緒に又はそれらなしに
6−ウェル培養皿(Nunc, Roskilde, Denmark)により培養した。インビトロに
おける培養24時間後、トリプシンにより緩やかにほぐすことによって前記小島
から単独の細胞の懸濁液を得た。2度の洗浄の後、製造業者の推奨により市販の
染色キットを用いて小島細胞をアネキシンV−FITC、及びヨウ化プロピジウ
ム(PI)と反応させた(Pharmingen, SanDiego, CA, USA )インキュベート後
、そのサンプルをFACS calibur(Becton Dickinson, Mountain, Mo
untain View, CA, USA)を用いてフローサイトメトリーにより分析した。PI−
陰性細胞のゲーティング(gating)により死細胞を除き、サンプルごとに
25000の生細胞を得た。データをCell Questソフトウェア(Bect
on Dickinson)を用いて分析した。
【0260】
図3は新生ラット小島細胞における、十分なアポトーシスを誘発するサイトカ
イン混合物をともなう24時間のインキュベーションを示す。小島細胞を100
nMのArg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)
))−GLP−1(7−37)の存在下、培養した場合、サイトカイン誘発アポ
トーシスの約50%の減少が観察された。図は、Arg34,Lys26(N−ε−
(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)))−GLP−1(7−37)自身
が小島細胞のアポトーシスに効果をもたないことをも示す。これらのデータは、
Arg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)))
−GLP−1(7−37)がエキソビボにおいて小島細胞におけるサイトカイン
誘導アポトーシスを妨げうることを証明する。
イン混合物をともなう24時間のインキュベーションを示す。小島細胞を100
nMのArg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)
))−GLP−1(7−37)の存在下、培養した場合、サイトカイン誘発アポ
トーシスの約50%の減少が観察された。図は、Arg34,Lys26(N−ε−
(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)))−GLP−1(7−37)自身
が小島細胞のアポトーシスに効果をもたないことをも示す。これらのデータは、
Arg34,Lys26(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)))
−GLP−1(7−37)がエキソビボにおいて小島細胞におけるサイトカイン
誘導アポトーシスを妨げうることを証明する。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61P 25/00 A61P 25/28
25/16 35/00
25/28 37/02
35/00 43/00 105
37/02 C07K 14/605 ZNA
43/00 105 A61K 37/28
// C07K 14/605 ZNA 37/02
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF
,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,
ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G
M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ
,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,
MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,
AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B
Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK
,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,
GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J
P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR
,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,
MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R
O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ
,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,
YU,ZA,ZW
(72)発明者 ゴドフレドセン,カールステン フォゲッ
ト
デンマーク国,デーコー−2730 ヘルレ
ウ,ディゲベンゲト 14
(72)発明者 ペテルセン,ヤコブ ステン
デンマーク国,デーコー−2100 コペンハ
ーゲン,3.テーホー.,テシンゲガーテ
4
(72)発明者 カール,リチャード ダビッド
デンマーク国,デーコー−3500 バエルレ
ーセ,ムンケバイ 27
(72)発明者 ブレゲンホルト,セーレン
デンマーク国,デーコー−2200 コペンハ
ーゲン エン,ヤイトバイ,4,77
Fターム(参考) 4C084 AA02 BA01 BA08 BA19 BA23
DB35 MA01 NA14 ZA012
ZA152 ZA162 ZA182 ZA392
ZB072 ZB212 ZB262
4H045 AA30 BA15 EA20
Claims (8)
- 【請求項1】 ベータ細胞変性の治療用医薬品の調製のためのGLP−1ア
ゴニストの使用。 - 【請求項2】 前記ベータ細胞変性が、β−細胞のアポトーシスである、請
求項1に記載の使用。 - 【請求項3】 前記GLP−1アゴニストが、GLP−1アナログ、親ペプ
チドの少なくとも1のアミノ酸残基が、接着された親油性置換基をもつGLP−
1誘導体、エキセンジン(exendin)又はそのアナログ若しくは誘導体、
あるいは親和定数KD が1μM未満でGLP−1レセプターに結合する非−ペプ
チドから選ばれる、請求項1又は2に記載の使用。 - 【請求項4】 前記GLP−1誘導体が、Arg34,Lys26(N−ε−(
γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)))−GLP−1(7−37)である
、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使用。 - 【請求項5】 その患者へのGLP−1アゴニストの投与を含む患者のベー
タ細胞変性の治療方法。 - 【請求項6】 前記ベータ細胞変性が、β−細胞のアポトーシスである、請
求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 前記GLP−1アゴニストが、GLP−1アナログ、親ペプ
チドの少なくとも1のアミノ酸残基が、接着された親油性置換基をもつGLP−
1誘導体、エキセジン又はそのアナログ若しくは誘導体、あるいは親和定数KD
が1μM未満でGLP−1レセプターに結合する非−ペプチドから選ばれる、請
求項5又は6に記載の方法。 - 【請求項8】 前記GLP−1誘導体が、Arg34,Lys26(N−ε−(
γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)))−GLP−1(7−37)である
、請求項5〜7のいずれか1項に記載の方法。
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DK199901628 | 1999-11-12 | ||
DKPA199901628 | 1999-11-12 | ||
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DK200000270 | 2000-02-22 | ||
PCT/DK2000/000625 WO2001035988A1 (en) | 1999-11-12 | 2000-11-10 | Use of glp-1 agonists for the inhibition of beta cell degeneration |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP (1) | JP2003516322A (ja) |
AU (1) | AU1269501A (ja) |
WO (1) | WO2001035988A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007536214A (ja) * | 2003-12-16 | 2007-12-13 | ソシエテ・ドゥ・コンセイユ・ドゥ・ルシェルシュ・エ・ダプリカーション・シャンティフィック・エス・ア・エス | Glp−1類似体 |
JP2011184442A (ja) * | 2003-10-10 | 2011-09-22 | Novo Nordisk As | Il−21の誘導体 |
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