JP2003515362A - メーキャップ除去用スワブ - Google Patents

メーキャップ除去用スワブ

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Abstract

(57)【要約】 吸収性材料からなるチップ（２）を少なくとも一端に備えたハンドリング要素（１）を含むスワブ。前記チップ（２）は、メーキャップ除去組成物が含浸されており、そして前記チップが少なくとも１つの角頂（６）を持つように成形されている。前記メーキャップ除去溶液は、アイメーキャップ除去組成物であることができる。前記チップは、三角形の形状に成形されていることができる。前記把持要素（１）は、ポリマー性材料又は木材製のスティックであり、前記三角形の少なくとも一辺（４）及び１つの頂点が前記把持要素（１）と反対側に位置するように前記チップ（２）に結合することができる。前記スワブは包装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 《発明の分野》 本発明は、化粧品の分野、特に、メーキャップ除去及びその手段に関する。
【０００２】 《発明の背景》 広範な種々のタイプのメーキャップが、劇場、映画において及び化粧の目的で
用いられている。これらの中には、アイメーキャップのタイプ、例えば、まつげ
に適用されるマスカラ、上まぶたに適用されるアイシャドー、及びまつげ近くの
まぶたの自由なへり（ｆｒｅｅ ｍａｒｇｉｎ）の輪郭を描くのに用いられるア
イライナーがある。別のタイプのメーキャップは、くちびるに適用されるもの、
例えば、リップスティック及びリップライナーである。メーキャップを適用する
人は、しばしば、就寝前又はメーキャップをし直す前に、メーキャップを除去し
て皮膚を清潔にしておきたいと思うか、又はメーキャップの修正（ｔｏｕｃｈ−
ｕｐ）をするために極めて特定のスポットからメーキャップを除去したいと思う
。このことは、メーキャップのすべてのユーザーに重要であるが、特に、劇場及
び映画の俳優、芸人、並びにモデルに重要である。このメーキャップ除去は、そ
れが精密な手際を必要とするので、敏感な部分、例えば、目及びくちびるの部分
からしばしば問題が生じる。現在、メーキャップの精密な除去の一般的な慣行は
、市販されているタイプの綿製スワブ（綿棒）を湿らせ、次いでメーキャップ除
去を意図している部分又はスポットにその湿ったスワブを適用することにより行
われている。この慣行に伴う問題は、丸みをもったスワブの形状にあり、これに
よってメーキャップの精密な除去を難しくしている。更に、メーキャップ除去剤
組成物は、必要なときに常に携帯しているわけではなく、従って、ユーザーは、
他の不適切な液体、例えば、水に頼ってしまい、これらが、皮膚のきめに悪影響
を与えるか又は炎症を起こすことがある。多くのメーキャップ除去剤組成物が入
手可能であり、それらの大部分は液体型であり、そして一部がクリーム及びジェ
ルである。アイメーキャップの除去を意図する組成物は、皮膚及び目に対して刺
激性でないことが必要である。アイメーキャップ除去の一般的な慣行は、メーキ
ャップ除去剤を有する綿又は別の吸収性材料、おそらくパッドで閉じた目の上を
軽くたたき、そしてそのパッド又は綿を滑らせて、すべてのメーキャップを同時
に除去することにより行われている。この方法の問題点は、メーキャップ除去剤
組成物の一部が除去されるべきメーキャップと一緒に目に浸透してしまい、その
結果、目が少し刺激されることがあることである。更に、前記の除去組成物及び
吸収性材料は、常に別々である。このことは、除去剤と綿又はパッドとを別々に
携行する必要があるために、特に旅行の際に不便である。
【０００３】 前記問題点を克服する部分的な改良が、ＵＳＰ３，４７２，２４２に開示され
ており、そこには、目の外側表面全体をふき取る必要なしに、微細物質中にアイ
メーキャップを除去することが可能で、メーキャップ除去組成物を含浸させた輪
郭合致化パッド（ｃｏｎｔｏｕｒｅｄ ｐａｄ）が教示されている。更に、前記
パッドは、前記の予備吸収されたパッド中に、除去剤組成物を含んでいる。前記
発明の問題点は、パッドを手で取り扱うことにある。従って、そのユーザーは、
除去剤組成物が吸収されているパッドに触れる必要がある。このことにより、ユ
ーザーの手からパッドにそして引き続いて目に汚れを移してしまう結果となるこ
とがあり、それにより目の炎症が起こることがある。更に、パッドを手で取り扱
うこと自体が、パッドを絞る結果として除去剤組成物の損失を招く結果となるこ
とがあり、このことは、不必要な浪費及び乱雑さを惹起する。更に、ＵＳＰ３，
４７２，２４２に記載の化粧品除去パッドは、メーキャップを施す人及びメーキ
ャップの修正をしたいと欲する人、特に、芸人、例えば、俳優及びモデルにより
しばしば要求されるような、小さな部分又はスポットからの精密なメーキャップ
の除去に対しては適していない。
【０００４】 現在のところ、特に小さな部分又はスポットからの精密なメーキャップの除去
（以下において、修正［ｔｏｕｃｈｉｎｇ−ｕｐ］と称する）用の用具はない。
入手可能なくさび形のブラシは、メーキャップの適用を意図したものであるが、
修正には適していない。 従って、メーキャップ修正の精密な除去に非常に適したメーキャップ除去用具
が求められている。 更に、除去剤組成物と除去用具との分離の必要性を克服する修正のための解決
を発見することは、長年に亘って求められてきた要求（ロング・フェルト・ニー
ド）である。 更に、従来技術の前記欠点に対する解決を与えるメーキャップ除去用具に対す
る要求がある。
【０００５】 従って、本発明の目的は、メーキャップの精密な除去を提供するメーキャップ
除去用用具を提供することにある。 本発明の別の目的は、修正用具とメーキャップ除去組成物との分離の必要性を
なくすことである。 本発明の他の課題は、以下の記載から明らかとなろう。
【０００６】 《発明の概要》 本発明は、吸収性材料（以下、「チップ」）を少なくとも一端に備えたハンド
リング要素（以下、「スティック」と称する）を含むスワブであって、前記チッ
プにメーキャップ除去組成物、好ましくは、アイメーキャップ除去組成物が含浸
されていることを特徴とする前記スワブを提供する。前記チップは、少なくとも
１つの角頂（ａｐｅｘ）を持つように成形されている。好ましくは、前記チップ
は、三角形の形状に成形されている。前記スティックは、好ましくは、前記三角
形の少なくとも一辺及び１つの頂点（ｖｅｒｔｅｘ）が前記ハンドリング要素の
反対に位置するようにチップに結合されている。
【０００７】 《図面の簡単な説明》 図１は、本発明のスワブの好ましい態様の平面図であり、そして 図２は、本発明のスワブの好ましい態様の側面図である。
【０００８】 《本発明の好ましい態様の詳細な説明》 以下の記載は、図１を特に参照しながら、本発明の好ましい態様を説明するも
のである。以下の記載は、限定的に解釈されるべきものではなく、当業者には、
本発明に対して多くの明白な変化を実施することができることが理解されよう。
【０００９】 本発明の好ましい態様によると、ハンドリング要素は、ポリマー材料又は木材
の中から選択される材料、好ましくは、ポリマー材料からなるスティック〔図１
（１）〕である。このスティックは、ポリマーフォーム及び繊維質材料の中から
選択される吸収性材料、好ましくは、綿製の２つのチップ〔図１（２）〕を備え
ている。このチップには、液体、ジェル、又はクリーム形態の広範な種類の市販
されている組成物から選択されることができるアイメーキャップ除去剤組成物が
含浸されている。前記チップは、好ましくは、鈍角三角形の形状に成形されてお
り、三角形の鈍角〔図１（３）〕及び一辺〔図１（４）〕（以下、チップのエッ
ジと称する）が、スティックのチップとの結合点〔図１（５）〕の反対側に位置
するようにスティックに取り付けられている。三角形の頂点における特定の点〔
図１（６）〕（以下、「チップの角頂（ａｐｅｘ）」と称する）は、スワブのユ
ーザーがスワブの精密な適用を必要とする場所に、例えば、アイライナーが適用
されるまぶたの自由なへり及びくちびるの輪郭からメーキャップを除去すること
ができるように位置決めする。前記チップのエッジは、目の広い部分、例えば、
上まぶた及び下まぶたからメーキャップを除去するのに用いることができる。本
発明のスワブは、特に、メーキャップの修正に有用である。このような修正は、
アイライナー、リップスティック、又はリップライナーなどのメーキャップが、
望ましくない方法で適用される場合、例えばメーキャップが、そのメーキャップ
を意図する部分の境界を越えてしまう場合、例えば、リップライナー又はリップ
スティックがくちびるの部分からはみ出してしまう場合、又はアイライナーがま
ぶたの自由なへりに的確に適用されない場合に特に関する。このような場合には
、メーキャップを完全に除去するよりはむしろ、本発明のスワブを用いて、メー
キャップ除去組成物が含浸されたチップの角頂を用いることにより精密なスポッ
ト又は部分からのみメーキャップを精密に除去することができる。メーキャップ
の修正用に特別に成形され、そしてメーキャップ除去剤組成物が含浸されるよう
に包装（ｐａｃｋａｇｅ）された本発明のスワブにより提供される利便性は、本
発明の重要な特徴である。
【００１０】 本発明の更に別の態様において、本発明のスワブは、吸収性チップが常に組成
物中に没入（ｓｕｂｍｅｒｇｅ）するように、メーキャップ除去組成物を含有す
る容器中に一緒に包装される。前記容器の大きさ及び前記容器中のスワブの数は
、ユーザーのニーズに合わせることができ、すなわち、プロのメーキャップアー
ティストによる使用のための数百本のスワブを入れた大きな容器から、個人のハ
ンドバッグに入れて携行することができる比較的少ない数のスワブを含んだ個人
サイズの容器までであることができる。
【００１１】 本発明の更に好ましい態様によると、各スワブは、一緒に融着される不透過性
材料のシート２枚〔図１（７）〕の間にチップが密封されるように個々に包装さ
れていることができる。こうして、吸収性チップからのメーキャップ除去剤組成
物の漏出を防止し、且つチップが組成物を吸収した状態を維持する。前記シート
は、各シートのタブ〔図１（８）〕を引くことにより分離することができる。
【００１２】 前記の記載は、本発明の好ましい態様を説明するものであり、本発明の精神を
逸脱することなく又は請求の範囲を越えることなく、多くの変形及び変更を行う
ことができるものと理解される。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明のスワブの好ましい態様の平面図である。
【図２】 本発明のスワブの好ましい態様の側面図である。
【符号の説明】
１・・・スティック；２・・・チップ； ３・・・鈍角；４・・・チップのエッジ； ５・・・結合点；６・・・チップの角頂； ７・・・不透過性材料のシート； ８・・・タブ；
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１３年９月１１日（２００１．９．１１）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項１０】 実質的に本明細書において記載されているスワブ。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【補正の内容】
【０００３】 前記問題点を克服する部分的な改良が、ＵＳＰ３，４７２，２４２に開示され
ており、そこには、目の外側表面全体をふき取る必要なしに、微細物質中にアイ
メーキャップを除去することが可能で、メーキャップ除去組成物を含浸させた輪
郭合致化パッド（ｃｏｎｍｔｏｕｒｅｄ ｐａｄ）が教示されている。更に、前
記パッドは、前記の予備吸収されたパッド中に、除去剤組成物を含んでいる。前
記発明の問題点は、パッドを手で取り扱うことにある。従って、そのユーザーは
、除去剤組成物が吸収されているパッドに触れる必要がある。このことにより、
ユーザーの手からパッドにそして引き続いて目に汚れを移してしまう結果となる
ことがあり、それにより目の炎症が起こることがある。更に、パッドを手で取り
扱うこと自体が、パッドを絞る結果として除去剤組成物の損失を招く結果となる
ことがあり、このことは、不必要な浪費及び乱雑さを惹起する。更に、ＵＳＰ３
，４７２，２４２に記載の化粧品除去パッドは、メーキャップを施す人及びメー
キャップの修正をしたいと欲する人、特に、芸人、例えば、俳優及びモデルによ
りしばしば要求されるような、小さな部分又はスポットからの精密なメーキャッ
プの除去に対しては適していない。先のとがった球状体を用いる化粧除去用具が ＥＰ−Ａ−０８７８１４６に記載されており、これを用いて、ある程度精密に化 粧を除去することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＢＺ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ， ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，Ｋ Ｅ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ， ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 シャビ エラン アヴィ イスラエル共和国，ラマット ハシャロン 47243，ハマアバック ストリート ６ Ｆターム(参考） 4C083 CC24 DD11 EE07 4F042 FA23 FA25 FA30

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 吸収性材料からなるチップを少なくとも一端に備えたハンド
    リング要素を含むスワブであって、前記チップにメーキャップ除去組成物が含浸
    されており、そして前記チップが少なくとも１つの角頂を持つように成形されて
    いることを特徴とする前記スワブ。
  2. 【請求項２】 前記メーキャップ除去溶液が、アイメーキャップ除去組成物
    である、請求項１に記載のスワブ。
  3. 【請求項３】 前記チップが三角形の形状に成形されている、請求項１に記
    載のスワブ。
  4. 【請求項４】 前記三角形の少なくとも一辺及び１つの頂点が前記ハンドリ
    ング要素と反対側に位置するように、前記ハンドリング要素が、前記チップに結
    合されている、請求項３に記載のスワブ。
  5. 【請求項５】 前記ハンドリング要素が、ポリマー材料又は木材の中から選
    択される材料からなるスティックである、請求項１に記載のスワブ。
  6. 【請求項６】 前記ハンドリング要素が、ポリマー材料からなる、請求項５
    に記載のスワブ。
  7. 【請求項７】 前記チップが、ポリマー吸収性フォーム又は繊維質材料の中
    から選択される材料からなる、請求項１に記載のスワブ。
  8. 【請求項８】 前記チップが、綿からなる、請求項６に記載のスワブ。
  9. 【請求項９】 前記チップがメーキャップ除去剤組成物中に浸漬されている
    ように、前記スワブが、容器内に包装されている、請求項１に記載のスワブ。
  10. 【請求項１０】 前記チップが２枚の密封シートの間に密封されるように、
    各スワブが個別に包装されている、請求項１に記載のスワブ。
  11. 【請求項１１】 前記チップがメーキャップ除去組成物中に没入されている
    ように、前記スワブが容器中に包装されている、請求項１に記載のスワブ。
  12. 【請求項１２】 実質的に本明細書において記載されているスワブ。
JP2001530985A 1999-10-18 2000-10-05 メーキャップ除去用スワブ Pending JP2003515362A (ja)

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