JP2009160017A - 化粧料用クリーナー及び化粧料用複合容器 - Google Patents

化粧料用クリーナー及び化粧料用複合容器 Download PDF

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Abstract

【課題】塗布対象部位以外に付着したメイクアップ化粧料を効果的に除去することのできる化粧料用クリーナー、及びメイクアップ化粧料の塗布と、該メイクアップ化粧料が塗布対象部位以外に付着した場合の除去とを効率良く手軽に行うことのできる化粧料用複合容器を提供すること。
【解決手段】化粧料用クリーナー5は、クリーニング部51と該クリーニング部51を支持する支持軸55とを有しており、クリーニング部51は、メイクアップ化粧料を拭き取り可能な拭き取り面Aと、メイクアップ化粧料を掻き取り可能な稜線Bとを有している。化粧料用複合容器は、メイクアップ化粧料を収容した容器本体と、化粧料塗布具と、化粧料クリーナーの少なくとも前記クリーニング部が拭き取り面同士を接した状態で複数集積されて収容されているクリーナー収容部とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は化粧料用クリーナー及び化粧料用複合容器に関する。
マスカラ液は、まつ毛をカールした状態に維持したり、まつ毛にボリューム感を付与したりするために、まつ毛に塗布されて用いられる。
マスカラ液の塗布に用いるマスカラ塗布具が種々提案されており、また、マスカラ塗布具をマスカラ液の収容容器と一体に収容できるようにした複合容器も提案されている(特許文献1参照)
しかし、マスカラ液の塗布時に、マスカラ液を、瞼等のまつ毛以外の部分に誤って付着させてしまうことがある。
そのような場合、市販の綿棒に油性クリームを付着させ、その綿棒を用いて、瞼に付着したマスカラ液を除去することが行われている。
しかし、そのような方法は、綿棒と油性クリームを用意する必要があり、また、綿棒に油性クリームを付着させる作業が必要であるなど手間と時間が掛かる。
また、マスカラ液は付着後すぐに除去しないと乾燥して落ちにくくなることもあり、市販の綿棒では効果的に除去することができない。
特開2003−325226号公報
従って、本発明の目的は、塗布対象部位以外に付着したメイクアップ化粧料を効果的に除去することのできる化粧料用クリーナーを提供することにある。
また、本発明の目的は、メイクアップ化粧料の塗布と、該メイクアップ化粧料が塗布対象部位以外に付着した場合の除去とを効率良く手軽に行うことのできる、化粧料用複合容器に関する。
本発明は、塗布対象部位以外に付着したメイクアップ化粧料を除去するための化粧料用クリーナーであって、クリーニング部と該クリーニング部を支持する支持軸とを有しており、前記クリーニング部は、前記メイクアップ化粧料を拭き取り可能な拭き取り面と、前記メイクアップ化粧料を掻き取り可能な稜線とを有している化粧料用クリーナーを提供することにより前記目的を達成したものである。
また、本発明は、メイクアップ化粧料を収容した容器本体と、該メイクアップ化粧料に塗布部が浸漬されている化粧料塗布具と、請求項1又は2記載の化粧料クリーナーの少なくとも前記クリーニング部が前記拭き取り面同士を接した状態で複数集積されて収容されているクリーナー収容部とを備えた化粧料用複合容器を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の化粧料用クリーナーによれば、塗布対象部位以外に付着したメイクアップ化粧料を効果的に除去することができる。
本発明の化粧料用複合容器によれば、メイクアップ化粧料の塗布と、該メイクアップ化粧料が塗布対象部位以外に付着した場合の除去とを効率良く手軽に行うことができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の化粧料用複合容器の一実施形態としてのマスカラ液用複合容器1の縦断面図であり、図2は、図1に示すマスカラ液用複合容器1を分離可能な部分に分離した状態が示されている。
本実施形態のマスカラ液用複合容器1は、図1〜図4に示すように、マスカラ液21を収容した容部本体2と、該マスカラ液21に塗布部31が浸漬されている化粧料塗布具3と、クリーナー収容部4とを備えている。
容部本体2は、有底円筒状をなし、一端に開口する開口部22が、該容部本体2の蓋体を兼ねる、化粧料塗布具3の把持部32で液密に塞がれている。把持部32は、化粧料塗布具3で、化粧料の塗布操作を行う際に手で把持する部分である。
本実施形態における化粧料塗布具3は、把持部32と、塗布部31と、該把持部32に突設され該塗布部31を支持する支持軸33とを有してなる。
把持部32は、容部本体2の開口部22に、螺合等により脱着可能に装着されており、開口部22を閉蓋した状態において、塗布部31が容部本体2の内部に収容されたマスカラ液21に浸るように構成されている。また、容器本体2の開口部22近傍には、塗布部31に付着した過剰量のマスカラ液を、該塗布部31を引き抜く際にしごき落とすシゴキ部23が設けられている。
本実施形態のマスカラ液用複合容器1は、略円柱状をなしており、長手方向の中央部付近から長手方向の両端それぞれに向かって直径がゆるやかに漸減している。
クリーナー収容部4は、容器本体2における、前記開口部22側の端部とは反対側の端部に設けられている。
クリーナー収容部4には、図3に示す化粧料クリーナー5における、クリーニング部51のみが、図4に示すように多数集積された状態で収容されている。
クリーナー収容部4は、有底円筒状の収容部形成体41の内面と、容器本体2の底部24と、該底部24の周縁部に突設された環状壁部25とに囲まれた空間として形成されている。収容部形成体41は、その開口部周縁部が、前記環状壁部25に対して螺合又は嵌合可能に形成されており、容器本体2に対して脱着可能である。
本マスカラ液用複合容器1は、図1に示すように、化粧料塗布具3の把持部32の内部に、化粧料クリーナー5の支持軸55が収容された支持軸収容部34を有している。支持軸収容部34は、一端に開口部を有し、蓋体を兼ねるクリーナー把持部56が、その開口周縁部に対して螺合又は嵌合して外部との連通状態が遮断されている。
図3は、本実施形態における化粧料クリーナー5を示す斜視図である。
本実施形態の化粧料クリーナー5は、塗布対象部位以外に付着したマスカラ液(メイクアップ化粧料)を除去するためのものである。塗布対象部位は、塗布するメイクアップ化粧料の種類に応じて決まる。本実施形態のように、マスカラ液の場合、塗布対象部位はまつ毛であり、塗布対象部位以外の部位の代表例は瞼である。
尚、メイクアップ化粧料としては、マスカラ液の他に、マニキュア、液状の口紅、アイブロウ、液状のアイシャドウ等が挙げられ、それらの塗布対象部位は、マニキュアについては爪、液状の口紅については唇、アイブロウについては眉、液状のアイシャドウについては瞼である。
本発明は、液体として塗布可能であるが、塗布後に水や他の溶媒の揮発により固化するメイクアップ化粧料用に特に適している。
図3に示すように、本実施形態の化粧料クリーナー5は、クリーニング部51と該クリーニング部51を支持する支持軸55とを有している。
クリーニング部51は、塗布対象部位以外に付着したメイクアップ化粧料に直接接触させる部分である。
本実施形態のマスカラ液用複合容器1においては、クリーニング部51は、クリーナー収容部4に収容されている一方、支持軸55は、それとは別の支持軸収容部34に収容されている。そのため、化粧料クリーナー5を使用する際には、容器本体2から収容部形成体41を取り外してクリーニング部51を露出させると共に、化粧料塗布具3の把持部32からクリーナー把持部56を取り外して支持軸55を露出させ、図3及び図4に示すように、露出させた支持軸55の先端部に、クリーニング部51を固定して用いる。
図3に示すクリーニング部51は、平面視形状が長方形状であり、支持軸55より幅広で且つ扁平な形状を有している。また、クリーニング部51は、その長手方向を支持軸55の長手方向とを一致させ、支持軸55から長手方向に延びるように固定されている。
図3に示すように、クリーニング部51は、塗布対象部位以外に付着したメイクアップ化粧料を拭き取り可能な拭き取り面A,Aと、塗布対象部位以外に付着したメイクアップ化粧料を掻き取り可能な稜線Bとを有している。
具体的には、クリーニング部51は、互いに平行な2平面52,53及び該2平面52,53間に位置する外周面54を有し、該2平面52,53それぞれが前記拭き取り可能な拭き取り面Aであり、該2平面52,53それぞれと外周面54との境界部に生じている稜線が前記掻き取り可能な稜線Bである。
本実施形態に係るクリーニング51によれば、マスカラ液等のメイクアップ化粧料が塗布対象部位以外に付着した場合、拭き取り面Aを用いて、その付着した液を拭き取ることができると共に、拭き取り面Aで拭くだけでは、なかなか除去できない汚れ(マスカラ液が固化して強固にこびり付いたもの等)がある場合等には、それを、稜線Bを用いて掻き取ることができる。尚、掻き取り後に、固化したマスカラ液等が粉になって肌に残っているような場合、拭き取り面Aを用いてその粉を拭き取ることもできる。
クリーニング部51の拭き取り面Aは、拭き取り作業の容易性及び優れた拭き取り効果を得る観点から、支持軸55の軸長方向と同方向の長さL〔図3(a)参照〕が1〜20mmであることが好ましく、より好ましくは2〜10mmである。
同様の観点から、拭き取り面Aは、支持軸55の軸長方向と直交する方向の幅W〔最大幅,図3(a)参照〕が1〜10mmであることが好ましく、より好ましくは2〜5mmである。また、一つの拭き取り面Aの面積は、1〜200mm2であることが好ましく、より好ましくは2〜100mm2であり、更に好ましくは4〜50mm2である。
また、クリーニング部の厚みTは、拭き取り作業の容易性や多数枚を集積してコンパクトに収納できるようにする観点等から、好ましくは0.3〜5mmであり、より好ましくは0.5〜2mmである。同様の観点から、前記最大幅Wとクリーニング部の厚みTの比(W/T)は、好ましくは0.2〜30であり、より好ましくは1〜10である。
また、クリーニング部51の稜線Bは、掻き取り作業の容易性及び優れた掻き取り効果を得る観点から、支持軸55の軸長方向ないしクリーニング部51の長手方向と概ね同方向に延びていることが好ましく、それらと平行であることがより好ましい。また、稜線Bはクリーニング部51の平面視において直線状ないし緩やかな円弧状をなしていることが好ましく、直線状をなしていることがより好ましい。
また、クリーニング部51の稜線Bは、該稜線Bを形成する、その両側の面同士のなす角度α〔図3(b)参照〕が170度以下であることが好ましく、135度以下であることがより好ましい。
クリーニング部51の材質は、拭き取り効果及び掻き取り効果が得られる限り特に制限されないが、好ましい材質としては、例えば、綿、麻、パルプ、ウール等の天然繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート等の合成繊維、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコンゴム等の石油系プラスチック、ポリ乳酸等の植物性プラスチック、またこれらを発泡させたもの等が挙げられる。
これらのなかでも、肌に対する負担軽減と良好な吸水性の点から、綿、パルプ、発泡させたポリウレタン、シリコンゴムが好ましい。
尚、支持軸55は、クリーニング部51と同じ材質であっても良いし、異なる材質であっても良い。本実施形態のように、一の支持軸55に多数のクリーニング部を順次固定して使用する場合には、該支持軸55は、繰り返して使しても強度等の劣化が少ない材料、例えばプラスチックや金属、これらの複合体等からなることが好ましい。
本実施形態のマスカラ液用複合容器1においては、化粧料塗布具3の把持部32を手で掴むか摘んで、図2に示すように、容器本体2から支持軸33及び塗布部31を引き抜き、該塗布部31を用いて、マスカラ液21のまつ毛に対する塗布作業を行う。
まつ毛以外に付着したマスカラ液を除去する場合には、容器本体2から収容部形成体41を取り外して、クリーナー収容部内のクリーニング部51を露出させると共に、クリーナー把持部56を把持して、該クリーナー把持部56を把持部32から取り外す。そして、図3及び図4に示すように、支持軸55の先端部に、クリーニング部51を突き刺して固定する。
そして、クリーナー把持部56を手で掴むか摘んで、クリーニング部51の拭き取り面A及び稜線Bを用いて、拭き取り及び/又は掻き取り作業を行う。
一枚のクリーニング部51では充分に除去できない場合や、2回目以降の作業を行う場合には、支持軸55から、使用済みのクリーニング部51を取り外した後、同じ支持軸55に対して新しいクリーニング部51を固定する。そして、再び拭き取り及び/又は掻き取り作業を行う。
本実施形態の化粧料クリーナー5によれば、クリーニング部51の拭き取り面Aによる高い拭き取り効果と、稜線Bによる高い掻き取り効果とが得られるため、それらを適宜の順に使い、マスカラ汚れ等を効果的に除去することができる。
また、本実施形態のマスカラ液用複合容器1によれば、マスカラ液の塗布と、該マスカラ液が塗布対象部位以外に付着した場合のマスカラ汚れの除去とを効率良く手軽に行うことができる。また、本実施形態のマスカラ液用複合容器1は、携帯にも便利であり、外出先等、様々な場所で、メイクアップ化粧料の塗布と、該メイクアップ化粧料が塗布対象部位以外に付着した場合の除去とを行うことができる。
図5は、本発明に係る化粧料クリーナーの他の実施形態を示す斜視図である。
図5に示す化粧料クリーナー5A〜5Dは、クリーニング部51と支持軸55とが一体成形されてなるものであり、図3に示す化粧料用クリーナー5と同様に、クリーニング部51とそれを支持する棒状の支持軸55とを有する。クリーニング部51は支持軸55より幅広であり、化粧料用クリーナー5A〜5Dは、支持軸55を手で直接摘んでマスカラ汚れ等の除去作業を行うことができる。
化粧料クリーナー5Aのクリーニング部51は、楕円形状の拭き取り面A及び円弧状の稜線Bを有する。化粧料クリーナー5Bのクリーニング部51は、長方形又は正方形状の拭き取り面A及び直線状の稜線Bを有する。化粧料クリーナー5Cのクリーニング部51は、台形状の拭き取り面A及び直線状の稜線Bを有する。化粧料クリーナー5Dのクリーニング部51は、星形の拭き取り面Aを有し、短い稜線Bがジグザグに連なっている。
図5に示す化粧料クリーナー5A〜5Dは、拭き取り用の拭き取り面Aとして、互いに平行な2平面を有しており、支持軸55を含めて厚みは均一である。
図3に示す化粧料クリーナーのように、別体のクリーニング部51と支持軸55とを結合状態として使用するようにした場合においても、クリーニング部51の形状を、図5に示す化粧料クリーナーのクリーニング部51のような形状とすることもできる。
図6は、本発明の化粧料用複合容器の他の実施形態を示す縦断面図である。
図6に示す化粧料用複合容器については、上述したマスカラ液用複合容器1と異なる点について主として説明し、同様の点については、同様の部材に同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない点は、マスカラ液用複合容器1についての説明が適宜適用される。
図6(a)に示すマスカラ液用複合容器1Aは、化粧料塗布具3の把持部32内に、クリーニング部51を多数集積状態で収容したクリーナー収容部4を有している。化粧料塗布具3の把持部32は、クリーナー収容部4を内部に有するクリーナー収容部形成体41と、クリーナー収容部形成体41の一端に脱着可能に螺合又は嵌合した支持軸収容部形成体35とからなる。クリーナー収容部形成体41は、マスカラ液21を収容した容部本体2の開口部22を液密に塞ぐ蓋体としても機能し、支持軸収容部形成体35は、クリーナー収容部4の蓋体としても機能している。
マスカラ液用複合容器1Aにおける支持軸収容部34には、化粧料クリーナーの支持軸55が、その先端部にクリーニング部51が脱着可能に固定された状態で収容されている。
マスカラ液用複合容器1Aにおいては、把持部32を手で掴むか摘んで、容器本体2から支持軸33及び塗布部31を引き抜き、該塗布部31を用いて、マスカラ液21のまつ毛に対する塗布作業を行う。そして、まつ毛以外にマスカラ液が付着した場合、支持軸収容部形成体35からクリーナー把持部56を取り外して、支持軸55及びクリーニング部51を露出させる。そして、クリーナー把持部56を手で摘み、該クリーニング部51を用いて、拭き取り及び/又は掻き取り作業を行う。一枚のクリーニング部51では充分に除去できない場合や、2回目以降の作業を行う場合には、支持軸収容部形成体35とクリーナー収容部形成体41との間を分離し、クリーナー収容部形成体41内のクリーニング部51を露出させる。
そして、使用済みのクリーニング部51を取り外した後の支持軸55に対して新しいクリーニング部51を固定し、再び拭き取り及び/又は掻き取り作業を行う。
図6(b)に示すマスカラ液用複合容器1Bにおいては、化粧料塗布具3の把持部32の一部がクリーナー把持部56を兼ねている。即ち、化粧料塗布具3の把持部32は、円柱状の把持部形成体56’と、その一端に脱着可能に螺合又は嵌合した支持軸収容部形成体35とからなる。把持部形成体56’は、マスカラ液21を収容した容器本体2の開口部22を液密に塞ぐ蓋体、化粧料塗布具3を用いて化粧料の塗布作業を行う際の把持部、及び化粧料クリーナーを用いて、塗布対象部位以外に付着した汚れの除去作業を行う際の把持部としても機能する。
マスカラ液用複合容器1Bにおけるクリーナー収容部4は、支持軸収容部形成体35の一端部に、クリーナー収容部形成体41を脱着可能に嵌合又は螺合させて形成されている。
マスカラ液用複合容器1Bにおいては、把持部32を手で掴むか摘んで、容器本体2から支持軸33及び塗布部31を引き抜き、該塗布部31を用いて、マスカラ液21のまつ毛に対する塗布作業を行う。まつ毛以外にマスカラ液が付着した場合、把持部形成体56’と支持軸収容部形成体35とを分離して、支持軸55及びクリーニング部51を露出させる。そして、クリーナー把持部56を手で摘み、拭き取り及び/又は掻き取り作業を行う。一枚のクリーニング部51では充分に除去できない場合や、2回目以降の作業を行う場合には、支持軸収容部形成体35とクリーナー収容部形成体41とを分離し、多数集積されたクリーニング部51を露出させる。
そして、使用済みのクリーニング部51を取り外した後の支持軸55に対して新しいクリーニング部51を固定し、再び拭き取り及び/又は掻き取り作業を行う。
このように、マスカラ液用複合容器1A,1Bによっても、マスカラ液の塗布と、該マスカラ液が塗布対象部位以外に付着した場合のマスカラ汚れの除去とを効率良く手軽に行うことができる。
以上、本発明をその好ましい幾つかの実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されない。
例えば、クリーニング部の平面視形状は、上述した各実施形態における形状に代えて、菱形形状、平行四辺形状、長円状、円状等の他の形状とすることもできる。また、クリーニング部の形状を円柱形状やコイン状とすることもできる。さらに、クリーニング部は、図3(b)に示すように、支持軸に直交する方向の断面形状が、扁平長方形状のものに代えて、図7(a)や図7(b)に示すような形状であっても良い。図7(a)に示すクリーニング部51は、断面形状が緩やかな円弧状をなす2つの拭き取り面A,Aと、両拭き取り面A,A間に位置する外周面54とを有し、拭き取り面Aと外周面54との間が稜線Bとなっている。図7(b)に示すクリーニング部51は、断面形状が緩やかな円弧状をなす2つの拭き取り面A,Aを有し、2つの拭き取り面A,Aが、それぞれの幅方向の端部で直接結合して稜線Bが形成されている。
図8は前述のクリーニング部の形状がコイン状の場合の斜視図である。図8(a)は、有底円筒状の収容部形成体41の内部に形成されたクリーナー収容部4に、コイン状のクリーニング部51が収容されている外観図であり、図8(b)はクリーニング部51の収容状態をわかり易くするための部分断面図である。
図8に示すクリーニング部51は、平面視形状が円形状であり、塗布対象部位以外に付着したメイクアップ化粧料を拭き取り可能な拭き取り面Aと、塗布対象部位以外に付着したメイクアップ化粧料を掻き取り可能な稜線Bとを有している。
具体的には、クリーニング部51は、互いに平行な2平面52,53及び該2平面52,53間に位置する外周面54を有し、該2平面52,53それぞれが前記拭き取り可能な拭き取り面Aであり、該2平面52,53それぞれと外周面54との境界部に生じている稜線が前記掻き取り可能な稜線Bである。
図9は前述のクリーニング部の形状が円柱形状の場合の斜視図であり、有底円筒状の収容部形成体41の内部に形成されたクリーナー収容部4に該クリーニング部51が収容されている状態が示されている。図9に示すクリーニング部51は、塗布対象部位以外に付着したメイクアップ化粧料を拭き取り可能な拭き取り面Aと、塗布対象部位以外に付着したメイクアップ化粧料を掻き取り可能な稜線Bとを有している。
具体的には、クリーニング部51は、円柱の側面部分が拭き取り面Aであり、該拭き取り面Aと円柱の天面部57との境界部に生じている稜線が前記掻き取り可能な稜線Bである。
図8や図9に示す収容部形成体41は、上述したマスカラ液用複合容器1,1A,1Bの収容部形成体41と同様の態様で化粧料用複合容器に組み込むことができ、更に他の態様で化粧料用複合容器に組み込むこともできる。
また、本発明の化粧料用複合容器は、図5に示す化粧料用クリーナーのように、クリーニング部51と支持軸55とが一体のものを、クリーナー収容部に多数積層状態で収容したものであっても良い。尚、化粧料用複合容器のクリーナー収容部内に集積状態で収容するクリーニング部の枚数は、2枚以上であり、好ましくは8〜30枚、より好ましくは10〜15枚である。
また、化粧料塗布具としては各種公知のものを用いることができる。例えば、塗布部31は、毛材を軸の周囲に放射状を設けた円筒ブラシ状のものや、櫛歯状の突起を有するもの、円柱状の軸の周面上に、該軸と交差する方向に延びる多数の溝部、例えばコイルの軌跡を描く溝部を形成し、該溝部内にマスカラ薬剤を貯留するようにしたもの等を用いることができる。
また、上述した実施形態における支持軸55は、クリーニング部51に突き刺すことによって、該クリーニング部51を固定するものであったが、他の方法によって、クリーニング部51を固定するようにしても良い。例えば、支持軸55の先端部に、クリーニング部の厚みより狭い幅に離間した2枚の挟持体を設け、これらの挟持体間にクリーニング部51を挟持させて固定するようにしたり、クリーニング51の端部に支持軸55の先端部と嵌合する嵌合凹部や支持軸55の先端部と螺合する螺合部を設けて固定するようにしたり、支持軸55の先端部に、クリーニング部51の端部に嵌合する嵌合凹部を形成し、該嵌合凹部にクリーニング51の端部を押し込んで固定するようにしたりすることができる。
上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
図1は、本発明の化粧料用複合容器の一実施形態としてのマスカラ液用複合容器1を示す縦断面図である。 図2は、図1に示すマスカラ液用複合容器を分離可能な各部分に分離した状態を示す図である。 図3(a)は、本発明の一実施形態である化粧料用クリーナーを、支持軸とクリーニング部とを結合させた状態として示す斜視図であり、図3(b)は、図3(a)のII−II線断面図である。 化粧料用クリーナーの支持軸にクリーナー収容部内のクリーニング部を結合させる様子を示す斜視図である。 本発明の化粧料用クリーナーの他の実施形態を示す斜視図である。 図6(a)及び(b)は、それぞれ、本発明の化粧料用複合容器の他の実施形態を示す縦断面図である。 図7は、本発明に係る化粧料用クリーナーの他の実施形態を示す断面図〔図3(b)相当図〕である。 図8は、本発明の更に他の実施形態におけるクリーニング部及びクリーナー収容部を示す図であり、図8(a)は、クリーナー収容部内にクリーニング部が積層状態で収容されている状態を示す斜視図、図8(b)は、その部分断面図である。 図9は、本発明の更に他の実施形態におけるクリーニング部及びクリーナー収容部を示す斜視図である。
符号の説明
1,1A,1B マスカラ用複合容器(化粧料用複合容器)
2 容器本体
21 マスカラ液(メイクアップ化粧料)
3 化粧料塗布具
31 塗布部
32 把持部
33 支持軸
4 クリーナー収容部
41 収容部形成体
5,5A〜5D 化粧料用クリーナー
51 クリーナー部
52,53 互いに平行な2平面
54 外周面
55 支持軸
56 クリーナー把持部
A 拭き取り用の拭き取り面
B 掻き取り用の稜線

Claims (4)

  1. 塗布対象部位以外に付着したメイクアップ化粧料を除去するための化粧料用クリーナーであって、
    クリーニング部と該クリーニング部を支持する支持軸とを有しており、前記クリーニング部は、前記メイクアップ化粧料を拭き取り可能な拭き取り面と、前記メイクアップ化粧料を掻き取り可能な稜線とを有している化粧料用クリーナー。
  2. 前記クリーニング部は、前記支持軸より幅広で且つ扁平な形状を有し、互いに平行な2平面及び該2平面間に位置する外周面を有しており、該2平面それぞれが前記拭き取り可能な拭き取り面であり、該2平面と前記外周面との境界部に生じた稜線が前記掻き取り可能な稜線である、請求項1記載の化粧料用クリーナー。
  3. メイクアップ化粧料を収容した容器本体と、該メイクアップ化粧料に塗布部が浸漬されている化粧料塗布具と、請求項1又は2記載の化粧料クリーナーの少なくとも前記クリーニング部が前記拭き取り面同士を接した状態で複数集積されて収容されているクリーナー収容部とを備えた化粧料用複合容器。
  4. 請求項1又は2記載の化粧料クリーナーの前記支持軸が、前記クリーナー収容部に収容されている前記クリーニング部とは別に収容されており、一の支持軸に対して、複数のクリーニング部を順次脱着可能に固定して使用することができるようになされている、請求項3記載の化粧料用複合容器。
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