JP2003514705A - 全地形車両タイヤ - Google Patents
全地形車両タイヤInfo
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Abstract
Description
ヤに関する。 発明の背景 全地形車両は、比較的軽量であり、比較的重心が低い。初めは三輪バージョン
が、小さい正方形のブロック要素と比較的浅いトレッド深さとを有するこぶ付き
タイヤを有していた。
これらの乗物は、安定性が向上しているためより広く受け入れられている。馬力
が増大しており、乗物のサスペンションとシャシが共に改良された結果、比較的
高速で、かつ、非常に大きな荷重保持能力のある乗物になった。
の非常に低い圧力で動作させられる。このようなタイヤは非常に幅が広く、衝撃
および振動を吸収する助けになる比較的大きい空気室を有している。このような
タイヤは一般に、公称リム直径が36cm(14インチ)以下であり、全直径が
69cm(27インチ)以下である。
イズを有することが少なくない。
れているように、乗物が起伏に富んだでこぼこの地形を登れるために、実効的な
直線方向すなわち引張棒トラクションを与える細長いラグ(lug)を使用する
、かなり開放されたトレッドパターンを有する必要がある。さらに、トレッドは
、米国特許第5259429号で開示されているように、乗物を旋回操作中に安
定させるために横方向の優れたトラクションを提供する必要がある。
長いラグ、中間的な長さのラグ、および短いラグの反復パターンを使用している
。これらのラグの配置は、各ラグがトレッドのショルダ部を完全に覆うような配
置である。またラグは、常に多数のラグがタイヤのフットプリント内にあるよう
に周方向に比較的密な間隔を置いて配置されている。この従来技術の発明によっ
て作られたタイヤは、その製造業者によればそのクラスで最良のマッドタイヤの
1つとみなされる。
詰まる傾向がある。互いに隣接するラグ間の周方向の空間を一般に土放出溝と呼
ぶ。このような溝は一般に、トレッドの中心面から軸線方向外側にトレッドショ
ルダ上に延びている。この領域に泥が一旦詰まると、トレッドは実際上、トラク
ションを与える能力を失う。これは、ラグが、詰まった泥に埋もれてしまい、タ
イヤが溝のないスリックトレッド、すなわちレーシングトレッドのようになって
しまうからである。
ターンを提供することである。
ン性能を有することである。 発明の概要 ATV乗物の駆動軸位置用の全地形車両タイヤ(10)を開示する。タイヤ(
10)は、カーカス(30)と、カーカス(30)の半径方向外側のトレッド(
12)とを有している。
1の横方向のトレッド縁と第2の横方向のトレッド縁(14、16)との間に位
置する、複数の細長いラグ(40、42)を有している。横方向のトレッド縁(
14、16)間の距離はトレッドアーク幅(TW)を形成する。横方向のトレッ
ド縁(14、16)同士の中間の距離はトレッド(12)の中心面(EP)を形
成する。
をなして配置されている。第1列(1)の細長いラグ(40)は、トレッドの中
心面(EP)に隣接する軸線方向内側の端部(41)から第1の横方向の縁の方
へ延び、軸線方向外側の端部(49)で終わる。第2列の細長いトレッドラグは
、トレッドの中心面に隣接する軸線方向内側の端部から第2の横方向のトレッド
縁の方へ延び、軸線方向外側の端部(49)で終わる。第2列のトレッドラグは
、第1の列に対して周方向にずれていることが好ましい。
ている。周方向に連続する第1の開放溝(61)は、第1および第2の列(1、
2)の細長いラグ(40、42)の軸線方向内側の端部(41)同士の間に位置
している。周方向に連続する第2の開放溝(62)は、第1の横方向のトレッド
縁(14)とトレッドの中心面(EP)との間に位置している。周方向に連続す
る第3の開放溝(63)は、第2の横方向のトレッド縁(16)とトレッドの中
心面(EP)との間に位置している。
(S)の最小軸線方向幅、すなわち好ましくは少なくとも1cm、より好ましく
は約2cmの最小軸線方向幅を有する環状の開放空間が各溝にあることを意味す
る。理想的には、それぞれの開放溝は、トレッド中心面に平行であり、かつ、タ
イヤ軸線に垂直である平行な平面A、B、またはCと交差する最小開放空間(S
)を有する。
)に心合わせされることが好ましく、周方向に連続する第2および第3の開放溝
(62、63)は、トレッドの中心面からトレッドアーク幅(TW)の40%未
満の距離、好ましくはトレッドの中心面からトレッドアーク幅の25%から40
%の範囲の距離に位置し、最も好ましくは、周方向に連続する第2および第3の
開放溝(62、63)は、トレッド(12)の中心面からトレッドアーク幅TW
の約33%の位置に心合わせされる。
よび軸線方向外側の部分(40B)を形成する第1列のそれぞれの細長いラグ(
40)の間を通過している。同様に、周方向に連続する第3の開放溝(63)は
、軸線方向内側の部分(42A)および軸線方向外側の部分(42B)を形成す
る第2列のそれぞれの細長いラグ(42)の間を通過している。
ッド(13)まで測定したときの半径方向の深さDを有することが好ましい。
向外側の部分(40B、42B)に連結する深さの減少したタイバーを、周方向
に連続する第2および第3の開放溝に配置してよい。これらのタイバーは、イン
ナートレッド(13)から測定したときのDの50%以下の高さ(h)を有する
ことが好ましい。
14、16)同士の間で測定したときの、トレッド(12)のネット対グロス比
が35%未満であることが好ましい。 定義 「全地形車両(ATV)」は、全幅が50インチ(1270mm)以下で空車
乾燥重量が600ポンド(275kg)以下であり、4本以上の低圧タイヤで走
行するように構成されており、運転者が跨るように構成されたシートとステアリ
ング制御用のハンドルバーとを有しており、1人の運転者によって使用され、乗
客には使用できないようになっている、あらゆるオフハイウェイ用車両である。
幅および重量は、付属品および任意の機器を除外した値である。ATVは、以下
のように4つのカテゴリに細分される。
ATV。
するATV。
ATV。
オフロード用に使用するATV。子供用モデルATVはさらに以下のように分類
することができる。
る子供用モデルATVである。
使用する子供用モデルATVである。
たは方向を意味する。
定されておらず、タイヤの赤道面に対して17°から27°の範囲の左および右
のコード角を有する、織物または不織布の平行なコードの少なくとも2つの環状
の層すなわちプライを意味する。
面に対して約25〜65°でビードからビードへタイヤを斜めに横切って延びて
おり、プライコードが複数の層内を交互に反対の角度で延びていることを意味す
る。
材料および他のタイヤ要素の薄層を意味する。これらの追加的要素は、成形タイ
ヤを作るための加硫前にカーカスに付加してもよい。
面を意味する。
(外側の)」はタイヤの外側に向かうことを意味する。
ール、または他の材料で作られている、全体的に環状(通常開放された円環体)
の積層の機械的装置を意味する。タイヤは、自動車の車輪に取り付けられると、
そのトレッドによってトラクションを生じるとともに、乗物の荷重を支持する流
体が入れられる。
径方向に向かうかタイヤの回転軸線から半径方向に離れる方向を意味する。
ヤの赤道面に対して65°から90°の間のコード角度で配置された、ベルトが
巻かれ、または周方向に制限された空気入りタイヤを意味する。
径方向距離を意味する。
いない状態での、サイドウォールのラベル、装飾または保護バンドによる隆起部
を除いた、タイヤの軸線に平行な、サイドウォールの外側間の最大直線距離を意
味する。
空気圧および標準荷重での膨張時に路面に接触する部分を含む、成形されたゴム
要素である。
、すなわちタイヤの回転軸線に平行な平面内のアーク長を意味する。 発明の詳細な説明 図1を参照すると、本発明による好ましいタイヤ(10)が示されている。タ
イヤ(10)は、公称直径が36cm(14インチ)以下であり、カーカス(3
0)とカーカスの半径方向外側に向けて配設されたトレッド(12)とを有して
いる。
。本出願において、図1〜6に示されている様々な実施形態ではそれぞれ、類似
の要素について同じ参照番号が使用される。
42)とを有し、各ラグは、インナートレッド(13)の半径方向外側に延びる
軸線方向内側の部分(40A、42A)および軸線方向外側の部分(40B、4
2B)を有している。
レッド(12)の横方向の両縁(14、16)のところのショルダ部で終わる、
地面とかみ合うトレッド部(12)が設けられている。サイドウォール部(18
、20)は、それぞれ横方向の縁(14、16)から延びており、各々が伸長不
能な環状のビードコア(26)を有する一対のビード領域(22)で終わってい
る。タイヤ(10)には、ビード領域(22)からサイドウォール部(18)、
トレッド部(12)、サイドウォール部(20)を通ってビード領域(22)ま
で延びる補強プライ構造(38)を有するカーカス(30)がさらに設けられて
いる。プライ構造(38)の折返し端部(32、34)は、それぞれビードコア
(26)の周りに巻かれることが好ましい。タイヤ(10)は、タイヤがチュー
ブレスタイプである場合にタイヤ(10)の内周面を形成する従来のインナーラ
イナ(35)を含んでよい。トレッド部(12)の下方の、補強プライ構造(3
8)の半径方向外側の表面の周りに周方向に、一対のトレッド補強ベルト、すな
わちブレーカ構造(36)を任意に配置してよい。図示された特定の実施形態で
は、ブレーカ構造(36)はそれぞれ、2つの切断されたブレーカプライ(50
、51)を有しており、ブレーカプライ(50、51)の各コードは、タイヤの
中央周方向の中心面に対して約35°の角度に向けられている。
カプライ(51)の各コードの方向とは逆方向に配設されている。しかし、ベル
ト構造、すなわちブレーカ構造(36)がATVタイヤに使用される場合、所望
の形状の任意の数のベルトプライ、すなわちブレーカプライを有してもよく、コ
ードは所望の角度で配置されてもよい。ベルト構造、すなわちブレーカ構造(3
6)は、タイヤの動作時の路面からのトレッドの持上りを最小限に抑える助けに
なるようにベルト幅を横切る横方向の剛性をもたらすと共に、パンクを防止する
。図示された実施形態では、このことは、ベルトプライ、すなわちブレーカプラ
イ(50、51)の各コードをナイロンまたは同様の合成材料で作ることによっ
て実現することができる。
に悪影響が及ぶ可能性があり、したがって、多くの用途では、特定のATV乗物
にこのような機能を使用することは望ましくないことを理解する必要がある。さ
らに、これらのベルト構造、すなわちブレーカ構造をフロントタイヤまたはリヤ
タイヤのいずれかに使用することが望ましいが、フロントタイヤとリヤタイヤの
両方に使用することは望ましくない場合がある。当業者には、このような要素を
いつ使用すべきかといつ避けるべきかが容易に理解できよう。
有するカーカス(30)が示されている。補強プライ構造(38)は、赤道面に
対して65°から90°の範囲の角度に向けられたラジアルプライタイヤ用のコ
ード(41)から成る少なくとも1つのプライ層を有しており、バイアスタイヤ
用の構造(38)は、隣接する各層のコードが互いに等しいがタイヤの赤道面に
対して互いに反対方向に25°から65°の角度に向けられたコード(41)か
ら成る少なくとも2つのプライ層を有している。
)の拡大分解図がそれぞれ示されている。
域内で細長いラグ40、42の軸線方向の最も外側の部分と交差する平面として
形成されている。横方向の縁同士の間の距離は、トレッドアーク幅およびトレッ
ド幅を形成している。横方向の縁同士の中間の距離がタイヤ(10)の赤道中心
面EPである。トレッド(12)は、インナートレッド(13)から半径方向外
側に延びる細長いラグ(40、42)を有している。各ラグ(40、42)は、
前方の縁(67)および後方の縁(68)を有している。前方の縁および後方の
縁は湾曲していることが好ましい。
ている。第1列および第2列(1、2)は、トレッド(12)の中心から横方向
外側に向けて、トレッドの横方向のそれぞれの縁(14、16)まで延びている
。第1列は、第2列に対して周方向にずれている。
び第2列(1、2)の周方向に隣接するラグ(40、42)の間の体積空間は、
トレッド(13)の中心部から軸線方向外側に向かってトレッドショルダまで延
びる土放出溝(60)を形成している。各土放出溝(60)は、トレッド中心面
のところの軸線方向内側の位置(61)にある周方向に連続する開放溝を介して
周方向に隣接する両方の土放出溝(60)に開放され、軸方向外側の位置(62
)にある周方向に連続する開放溝を介して周方向に隣接する両方の土放出溝(6
0)に開放されている。図示されている、軸線方向内側の位置(61)にある溝
と軸線方向外側の位置(62)にある溝は、トレッドの円周に沿って軸線方向に
揃っている。軸線方向内側の各位置(61)および軸線方向外側の各位置(62
)にある各溝の最小軸線方向幅は、1cmから4cmであり、好ましくは約2c
mである。軸線方向内側の位置(61)にある開口部は、細長いショルダラグ(
40)の軸線方向内側の端部と細長いラグ(42)の軸線方向内側の端部との間
に位置している。これに対して、軸線方向外側の位置(62)にある溝は、それ
ぞれの細長いラグ(40、42)の軸線方向内側の部分(40A、42A)と軸
線方向外側の部分(40B、42B)との間に位置している。軸線方向内側の位
置(61)にある溝の最小開口部(S)は、ラグ(40、42)同士の間で、周
方向に延びる平行な平面(A)と交差し、ラグ(40、42)の軸線方向内側の
部分(40A、42A)の軸線方向に最も外側の点と軸線方向外側の部分(40
B、42B)の軸線方向に最も内側の点との間の平面(BまたはC)と交差する
。
)の軸線方向内側の部分(40A、42A)における軸線方向外側の端部(47
)に位置する細長い周方向に延びるラグ頭部(43)を有することが好ましく、
各列(1、2)のラグ頭部はそれぞれ、軸線方向に揃い、赤道面から間隔を置い
て配置されることがより好ましい。第1列および第2列(1、2)のラグ(40
、42)の細長いラグ頭部(43)は、ラグ(40、42)の隣接する軸線方向
外側の部分(40B、42B)の軸線方向内側の端部(45)にほぼ揃うことが
好ましい。このことは、第1列および第2列のラグ(40、42)の細長いラグ
頭部(43)が、ラグ(42)の軸線方向外側の部分(40B、42B)のラグ
端部(45)との間の軸線方向外側の位置(62)の軸線方向内側にあることを
意味する。
好ましくは約2.5cmの半径方向距離(D)だけ延びている。この厚いノンス
キッドトレッド(12)は、地面がぬかっているかまたは水溜りの多い状態での
トラクションにおいて優れている。各溝(60)は、タイヤ(10)が回転し、
ラグ(40、42)がフットプリント、すなわち地面に接触する部分に入り、少
なくとも2つのラグ(40)および2つのラグ(42)または3つの土放出溝(
60)が、トレッドを二分した場合の片方または両方上で地面とかみ合うように
配置されている。土または泥は、ショルダを越えて軸線方向に高速に排出される
か、または溝の位置(61、62)を通って周方向に高速に排出される。さらに
、ラグの類のない間隔と、タイヤ(10)が回転する際に泥がトレッドパターン
に詰まるのを実際に防止する土放出溝(60)同士の間の位置(61、62、6
3)にある周方向に連続する開放溝とにより、これらの厚いラグ(40、42)
の周りに泥が詰まることはない。
周方向に延びる細長いラグ頭部(43)である。これらの特徴は、タイヤが回転
する際、これらの高いラグ(40、42)が、タイヤのフットプリント、すなわ
ち接触部分に入るかまたはそこから離れるときにもたつくのを防ぐのに十分なラ
グの接触があることを確実にすることによって、地面が固いときにタイヤ(10
)による乗心地を向上させる。加えて、図面をさらに見れば分かるように、ラグ
(40、42)は、トレッド上の少なくとも2つのラグが、トレッドの任意の周
方向位置で1インチ(約2.54cm)幅の軸線方向のバンドにそれに沿って接
触するように配置されている。すなわち、1インチ幅のバンドを軸線方向にトレ
ッドを横切るように引いた場合、バンドは少なくとも2つのラグと交差する。バ
ンドの幅は1インチよりも十分に短いことが好ましい。
路面に接触していないのにトレッドの広い範囲が路面に接触しているように感じ
る。
面積の33%未満、好ましくは図示のように約25%である。
イヤは、50mphに近い速度を可能にしなければならない。このような速度で
は、乗心地の問題を生じさせる可能性がある激しい振動が起こるのを防止するた
めにラグ同士が協働する必要がある。このトレッドパターンは、このような振動
を低減させ、タイヤが高速で動作することを可能にする。このことは、図示され
たラグの形状および向きによって可能になる。各ラグ(40、42)は、いくら
か傾斜した軸線方向内側の部分(40A、42A)と、より横方向に傾斜した軸
線方向外側の部分(40B,42B)とを有しており、これによってタイヤのト
ラクション性能が高められる。図示のように、外側の部分(40B、42B)は
それぞれ、トラクションをさらに向上させる狭いスロット、すなわち溝(70)
を有している。内側の部分(40A、42B)は、比較的大きなラグ頭部(43
)の方へ徐々に広がる狭い軸線方向内側の端部を有している。前方の縁(67)
と後方の縁(68)との間のこの狭い端部は、軸線方向の幅が小さいために土を
貫通するように構成されている。この端部が土を貫通した後、前方の端部(67
)はより大きな横方向の傾斜に湾曲し、くいつきエッジが大きくなる。傾斜した
軸線方向内側の部分(40A、42A)により、トラクション性能が大幅に向上
し、一方、軸線方向外側の部分(40B、42B)は、横方向の傾斜によって前
方へのトラクションをさらに強める。
および図6の好ましい実施形態のタイヤに示されているように全深さにわたって
延びる必要はない。軸線方向内側の部分(40A、42A)と軸線方向外側の部
分との間の間隔は、比較的浅い深さを有するタイバー(53)によって連結する
ことができる。ラグ同士の間のこの連結部(53)が、周方向に連続する開放溝
による土流特性を維持できるようにラグ深さ(D)の少なくとも50%の深さを
有する開口部を残すことが重要であると考えられる。これよりも小さい開口部は
、流量面で過度の制限を加えるので、望ましくないと考えられる。
小軸線方向幅(S)を有する開口部を有している。この最小開口幅は少なくとも
1cmであることが好ましく、少なくとも2cmであることがより好ましい。理
想的には、第1列または第2列の各ラグ(40、42)のこの最小軸線方向幅(
S)は、タイヤの円周に沿って軸線方向に揃えられている。すなわち、各溝の最
小開口幅(S)は、トレッドの中心面に平行な平行面(A、B、またはC)と交
差する。このことは、3つの周方向の溝(61、62、63)が、図示のように
、トレッド(12)の円周に沿って軸線方向に揃えられた最小開口部を有する必
要がなく、これらの開口部がそれぞれ、平面(A、B、またはC)と交差するよ
うになっているだけでよいことを意味する。理想的には、固い表面上で測定され
た接触部分は、軸線方向外側のラグ部(40B、42B)の少なくとも一部が該
接触部分内にあるように該接触部分の内側に外側の溝を有する。図示のように、
これらの軸線方向外側の開口部は、トレッドのショルダに近すぎる場合、各溝(
61、62、63)によるトレッドの清掃においてほとんど助けにならないので
、接触部分の横方向の末端内に位置している。
るが、この場合、土が開口部を通って高速に流出できるように約1〜2cm以上
の最小軸線方向間隔Sを有さなければならない。
の縁(68)の方へ延びる、軸線方向内側の部分(40A、42A)と軸線方向
外側の部分(40B、42B)との間の溝の開口部を末広がりにすることが好ま
しい。ラグ部間のこの領域で溝がこのように末広がりにすると、泥を流すうえで
助けになると共に、タイヤが泥の中で回転する際に土をトレッドから高速に除去
する助けになる土放出機能が実現されると考えられる。
に押し込む流路を形成する。周方向に連続する3つの開放溝(61、62、63
)が妨害されない経路を周方向に備えているため、フットプリントが地面から離
れて3つの周方向の開放溝(61、62、63)を開放するとき、泥がタイヤの
後ろから放出される。これらの溝(61、62、63)は実際には、水/水分を
泥の下に押し込み、泥を上部から底部へ分散していくと共に底部から上部にも分
散していくことにより、周方向に隣接するラグ(40、42)の間の泥を除去す
る助けになる。非常にぬかった状態では、周方向の溝(61、62、63)は、
水を土放出溝(60)に汲み入れ、土を溝から実際に洗い落とす傾向がある。
ッジの一部を解放し、トレッドが引き続きトラクションを提供するようにさえす
ればよい。
詰まる傾向がある。互いに隣接するラグ間の周方向の空間を一般に土放出溝と呼
ぶ。このような溝は一般に、トレッドの中心面から軸線方向外側にトレッドショ
ルダ上に延びている。この領域に泥が一旦詰まると、トレッドは実際上、牽引を
行う能力を失う。これは、ラグが、詰まった泥に埋もれてしまい、タイヤが溝の
ないスリックトレッド、すなわちレーシングトレッドのようになってしまうから
である。 EPO−A−0318416が最も関連する従来技術の文献である。これは請
求項1における前提事項の中で説明した特徴を有する軽量トラックの空気入りタ
イヤである。
Claims (7)
- 【請求項1】 駆動軸位置用の全地形車両タイヤであって、前記タイヤが、
カーカス(30)と、前記カーカス(30)の半径方向外側のトレッド(12)
とを有し、前記トレッド(12)が、複数の細長いラグ(40、42)を有し、
前記ラグ(40、42)は、インナートレッド(13)から半径方向外側に延び
、第1の横方向のトレッド縁と第2の横方向のトレッド縁との間に位置しており
、前記横方向のトレッド縁(14、16)間の距離がトレッドアーク幅を形成し
、前記距離の中間に前記トレッド(12)の中心面(EP)があり、前記細長い
ラグ(40、42)が、前記トレッド(12)の周りに沿って列(1、2)をな
して配置されており、第1列の細長いラグ(40)が、トレッド(12)の中心
面(EP)に隣接する軸線方向内側の端部(41)から前記第1の横方向の縁(
14)の方へ延び、軸線方向外側の端部(49)で終わっており、第2列の細長
いトレッドラグ(42)が、前記トレッド(12)の中心面(EP)に隣接する
軸線方向内側の端部から前記第2の横方向の縁(16)の方へ延び、軸線方向外
側の端部(49)で終わっている全地形車両タイヤ(10)において、 前記トレッド(12)は3つ以上の周方向に連続する開放溝(61、62、6
3)を有し、周方向に連続する第1の開放溝(61)が前記第1および第2列(
1、2)の細長いラグ(40、42)の前記軸線方向内側の端部(41)同士の
間に位置し、周方向に連続する第2の開放溝(62)が前記第1の横方向のトレ
ッド縁(14)と前記トレッド(12)の前記中心面(EP)との間に位置し、
周方向に連続する第3の開放溝(63)が前記第2の横方向のトレッド縁(16
)と前記トレッド(12)の前記中心面(EP)との間に位置することを特徴と
する全地形車両タイヤ(10)。 - 【請求項2】 前記周方向に連続する第2および第3の開放溝は、前記中心
面から前記トレッドアーク幅の40%未満の距離に位置している、請求項1に記
載の全地形車両タイヤ(10)。 - 【請求項3】 前記周方向に連続する第2および第3の開放溝(62、63
)は、前記トレッド(12)の前記中心面(EP)から前記トレッドアーク幅の
40%よりも小さく25%よりも大きい範囲の距離に位置している、請求項2に
記載の全地形車両タイヤ(10)。 - 【請求項4】 前記周方向に連続する第2および第3の開放溝(62、63
)は、前記トレッド(12)の前記中心面(EP)から前記トレッドアーク幅(
TW)の約33%の距離に位置している、請求項1に記載の全地形車両タイヤ(
10)。 - 【請求項5】 前記周方向に連続する第2の開放溝(62)は、軸線方向内
側の部分(40A)および軸線方向外側の部分(40B)を形成する前記第1列
のそれぞれの細長いラグ(40)を通過しており、前記周方向に連続する第3の
開放溝(63)は、軸線方向内側の部分(42A)および軸線方向外側の部分(
42B)を形成する前記第2列のそれぞれの細長いラグ(42)を通過している
、請求項1に記載の全地形車両タイヤ(10)。 - 【請求項6】 前記細長いトレッドラグ(40、42)は、トレッド(12
)の半径方向外側の表面からインナートレッド(13)まで測定したときの半径
方向の深さDを有し、かつ前記軸線方向内側の部分(40A、42A)を軸線方
向外側の部分(40B、42B)に連結し、Dの50%以下の高さ(h)を有す
る、深さの浅いタイバー(53)を有する、請求項1に記載の全地形車両タイヤ
(10)。 - 【請求項7】 前記トレッド(12)の全周に沿って前記横方向の縁(14
、16)同士の間で測定したときの、前記トレッド(12)のネット対グロス比
が35%未満である、請求項1に記載の全地形車両タイヤ(10)。
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