JP2003513250A - 差分訂正法と差分訂正装置 - Google Patents

差分訂正法と差分訂正装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、分光装置(10)とともに使用する差分訂正装置である。分光装置(10)は、得られたスペクトルに対応する2つのヒストグラム・メモリ(18a、18b)をつくる。第1のヒストグラム(18a)は、差分訂正法(DCM)によって記録されたカウントを含み、むだ時間が無い場合は、チャネルごとのカウントの最良推定値を与える。第2のヒストグラム(18b)は、誤差スペクトルであり、第1のスペクトルの各チャネル内のカウントの分散を与える。この2つのスペクトルは、各チャネル内のカウントの数が異なることを除いて、同じサイズ、真の収集時間およびエネルギ校正機能を有する。2つのヒストグラム(18a、18b)を求めることによって、エネルギのピークが各種の崩壊時間を有する場合に正確なスペクトルを求めるとともに、スペクトルに関する必要情報を保持して統計誤差を計算できるようにすることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連特許出願の引用) 本願は、1999年10月25日に出願された仮米国特許出願第60/161,280号の権利を
主張する。
【0002】 (連邦政府が助成する研究開発への申請) なし
【0003】 (発明の背景) (1)(発明の分野) 本発明は、分光計によって測定された放射線スペクトルのエネルギのピークの
真のカウント率を正確に決定するシステムに関する。より詳細には、本発明は、
分光計によって測定された放射線スペクトルを表すヒストグラムを生成するため
、分光計の非アクティブ時間の長さに基づいてライブ時間のカウントを補外する
システムに関する。
【0004】 (2)(関連技術の説明) 分光計システムは、放射電磁界のスペクトルを求めるために使用される。放射
線は、帯電粒子、X線またはガンマ線でよい。ここに開示した発明は、ガンマ線
分光計に関して考察されているが、他の分光計にも同様に適用される。スペクト
ルは、検出器によって決定されたガンマ線のエネルギの関数として測定されたの
カウントのプロットである。単一エネルギ・ガンマ線は、スペクトル中にピーク
をつくる。ピークの重心は、ガンマ線のエネルギを表示する。分光計における検
出器の能率、カウント・ジオメトリおよびカウント損失に対して適切に訂正され
たピークにおけるカウントの数は、ガンマ線のカウント率、つまり放射能を示す
【0005】 スペクトルは、ガンマ線の光量子を一度に一回づつ測定することによって収集
される。検出器のパルスは、増幅とフィルタリングの後、デジタル値に変換され
る。光量子に正比例する測定値は、ヒストグラムのメモリ・アレイ内の場所を示
すために使用される。チャネルと呼ぶ記憶場所は、狭い範囲のエネルギのカウン
トを格納するために使用される。デジタル化された振幅は、適切なチャネルを示
しており、そのチャネルの内容は、各カウントごとに増分される。
【0006】 すべての分光計には、パルスごとに何らかの実効むだ時間があるため、測定さ
れたカウントの数は、検出器で観察された真の数より少なくなる。分光計のむだ
時間を減らすことは、カウントの損失によって発生する誤差を減らすことができ
るが、一般にエネルギ測定の精度を低下させる。通常、むだ時間は、適当なエネ
ルギの分解能を与える値に調整され、カウントの損失を訂正する何らかの方法が
利用される。
【0007】 最も簡単な訂正方法は、実時間タイマとライブ時間タイマを使用する。実時間
タイマは、差分データの収集中に高精度発振器をカウントする。ライブ時間タイ
マも同じ発振器を使用するが、各パルスを処理する間は、ゲート・オフされる。
ライブ時間タイマによって分割されたピークの範囲は、計算されるカウント率で
ある。この方法は、ライブ時間タイマがゲート・オフされる時間が分光計のむだ
時間を正確に反映していれば、正確な結果を与えることができる。この方法は、
R. L. Chase著「核パルス分光学(Nuclear Pulse Spectrometry)」McGraw-Hill
, New York, 1961によって開示されているので、当業者には公知である。
【0008】 ライブ時間タイマを実現する非常に正確な1つの手法は、Gedcke-Haleの方法
である。Jenkins、GouldおよびGedckeは、Ron Jenkins、R. W. Gould、Dale Ged
ckeによるテキスト、計量X線分光学(Quantitative X-ray Spectrometry)MARce
l Dekker, New York, 1981の第4章でGedcke-Haleの方法を説明している。Gedck
eは、統計的に見れば、パルスのピークまでの時間の2倍に、基線に戻るために
必要な時間を加えた時間がパルスごとのむだ時間であることに言及している。パ
ルスのピークまでの時間の重みを2倍にするため、Gedcke-Haleの方法は、パル
スの立ち上がり部分の時間中、ライブ時間タイマを逆方向にカウントした後、立
ち下がり時間中は、ライブ時間タイマをゲート・オフする。
【0009】 Gedcke-Haleの方法のようなライブ時間タイマの手法は、収集時間中、スペク
トル全体にわたってカウント率が一定ならば正確な結果を与える。特に中性子放
射化分析の分野における何らかの測定値には、測定間隔より短い半減期の同位元
素が含まれる。この場合、何らかのピークにおけるカウント率は、測定のはじめ
で非常に高く、同位元素が崩壊するにつれて減少する。ライブ時間タイマは、測
定間隔のすべてにわたってライブ時間を測定する以上、測定の早い段階で失われ
た多数のカウントを正確に補償することはできない。
【0010】 J. Harmsは、「原子核装置と方法(Nucl. Instr. And Methods)」53:192,(1
967)で、各種の半減期の同位元素からピークを含むスペクトルの真のカウント
率を正確に決定する方法を説明している。Harmsの方法の中心となる考えには、
パルスの実際の到着率と測定された到着率の比の推定値をつくることが含まれて
いる。以下、この比を実時間対ライブ時間の比rと呼ぶことにする。光量子が記
録されると、適切なチャネルがrだけ増分される。たとえば、むだ時間の間隔中
に、カウントの半数が失われているとすると、rは、「2」である。デジタル化
された値がメモリのチャネルを指していると、チャネルの内容は、「1」ではな
く、「2」だけ増分される。要するに、失われたカウントは、測定したカウント
を2回累積することによって補償される。失われたカウントは、測定したカウン
トと同じエネルギを持っているとは限らないのであるから、この手順は、正しく
ないように見えるかもしれないが、MastersおよびEastは、IEEE季報17、原子
核科学の383頁で、非常に多数のカウントを含むスペクトルで生じる誤差は、統
計的に小さいことを示した。Harmsは、分光計の実時間およびライブ時間のクロ
ックからrを求めることができることに言及した。
【0011】 Westphal(米国特許4,476,384)は、バーチャル・パルス発生器の考えを導入
することによってHarmsの方法を改善した。バーチャル・パルスは、実際にはス
ペクトルに存在せず誤差を発生させるが、本当のパルスと同じむだ時間に支配さ
れる。パルスは、2つのカウンタでカウントされ、むだ時間中、1つは、連続し
てカウントし、もう1つは、ゲート・オフされる。ゲート・オフされる時間は、
パルスの立ち上がり時間に等しい固定間隔で拡張されるパルス処理時間に等しい
。2つのカウンタの比は、rの推定値を与え、Harmsの方法とまったく同じように
メモリを増分するために使用される。
【0012】 以下、メモリに「1」以外の増分を加算することによってカウントの損失を訂
正する方法を差分訂正法(DCM)と呼ぶことにする。DCMの主たる利点は、各種ピ
ークで変化するカウント率を訂正できることである。DCMに関する主たる問題点
は、統計情報の損失である。未訂正のスペクトルにおけるカウントの数が正常な
統計値になることは、公知である。ピークにおけるカウントの数をCとすると、
カウントの標準偏差は、Cの平方根である。DCMを使用して得られるスペクトルに
おける誤差は、未知であり、スペクトルだけから誤差を推論することはできない
【0013】 したがって、各種崩壊時間を有するピークを含むスペクトルに対するカウント
率を正確に決定するとともに、統計誤差を計算することを可能にすることができ
る分光計システムのニーズが存在する。
【0014】 本発明の目的は、統計誤差情報を失うことなく、各種の異なる崩壊時間をもつ
ピークを含むスペクトルに対して正しいカウントを与えることができる分光計シ
ステムを実現することである。
【0015】 (発明の簡単な概要) DCMで訂正されたスペクトルの情報のみを使用してピークのカウントCの誤差を
推定する方法は、現在のところ知られていない。しかし、本発明における2つの
スペクトル、DCMスペクトルおよび誤差スペクトルは、同時に累積される。この
2つのスペクトルのサイズ、真の収集時間およびエネルギ校正機能は、同じであ
る。これらのスペクトルの実質的な相違点は、各チャネル内のカウントの数であ
る。DCMスペクトルの場合、選択されたチャネルは、そのエネルギーが測定され
ると、rだけ増分される。誤差スペクトルの場合、選択されたチャネルは、その
エネルギのカウントが測定されると、r2だけ増分される。データ解析の場合、所
定のピークにおけるカウントの数の推定値は、DCMで訂正されたスペクトルのカ
ウントの数によってもたらされる。統計誤差は、収集中に得られた既知の他の因
子によって訂正された誤差スペクトルから求められる。誤差スペクトルを得るた
めにr2を使用することは、本発明の詳細な説明の中で正しく評価されている。
【0016】 (本発明の詳細な説明) 以下、図面とともに詳細な説明から、上に述べた本発明の特徴は、さらに明瞭
に理解できる。
【0017】 スペクトルの所定のピークにおけるカウントの数の統計誤差を計算するために
は、所定のチャネル内のカウントの全数の誤差を知ることが必要である。DCMを
使用せずに累積されたスペクトルでは、所定のチャネルの統計的分散は、そのチ
ャネル内のカウントの数に等しい。スペクトルのピークにおけるカウントの全数
がピークを含むチャネル内のカウントの合計である場合は、全カウントの分散は
、そのピークを含む複数のチャネル内のカウントの合計である。標準偏差と呼ぶ
カウントの誤差は、分散の平方根であるから、そのピークにおけるカウントの全
数の平方根である。DCMで訂正されたスペクトルの所定のチャネル内のカウント
の分散は、そのチャネル内のカウントの数に等しくないから、通常の誤差の計算
方法は適用されない。
【0018】 本発明の好適実施例における比rは、Gedcke-Haleの方法によって計算される。
2つのカウンタは、クロックと呼ぶ周期信号をカウントする。各クロックの動き
をカウントするカウンタは、実時間を与える。ライブ時間は、パルスが処理され
ていない間隔の時間中は、カウントアップし、分光計の出力の立ち上がり部分の
時間中は、カウントダウンし、分光計の出力の立ち下がり部分の時間中は、カウ
ントしないカウンタによって与えられる。2つのカウンタの比は、DCMで使用す
るための値rを与える。ライブ時間カウンタが設定値に到達すると、rの新しい値
が計算される。通常、rは、整数でなければならないので、計算された値は、切
り捨てられて整数になる。端数部分は、整数になるまで累積され、計算されたr
を訂正するために使用される。当業者は、良好な統計的正確さを得るのには十分
長いが、システムのカウント率の変化に応答するには十分短い設定時間の後でr
を更新しなければならないことに気がついている。
【0019】 間隔中にチャネルに加算されるカウントの数は、 によって与えられる。ここでmは、カウントの数を表し、iは、所定のチャネル番
号を表し、さらにjは、ライブ時間の所定の更新間隔を表す。rjは、j番目の時間
間隔中に使用されるrの値を指定するために使用されるが、実際は、j-1番目のラ
イブ時間の間隔から取り出される。mは、2つのランダム変数の積であるから、m
の分散は、 または として計算される。
【0020】 ランダムなパイルアップに起因するカウント損失を伴うシステムの出力と入力
のカウント率の比は、rに等しく、 によって与えられることは、公知である。ここで、tmは、測定ごとのむだ時間に
等しく、ltjは、ライブ時間の更新間隔に等しい。ランダム変数の関数の分散を
表す標準的な式を使用すると、 となるが、Njの分散は、Njそのものであるから、この式は、 または となる。式7の関係を式3に代入すると、 または となる。ランダム変数Njとnijは、各エネルギのチャネルiごとに異なっていても
よいが、データ収集の全時間の間、これらの変数の最大値、max(Nj)およびmax(n ij )をとり、 の代入を実行することによって、式9におけるmijの分散の上限は、 になる。次に、データ収集の終わりでチャネルiのカウントの総数の分散であるM i を用いると、Miの分散は、mijの分散の合計であるから、 となる。
【0021】 したがって、所定のチャネルi内のカウントの数の分散の推定値は、チャネルi
にrjを加算してDCMで訂正されたスペクトルを求める処理と同様な処理で各チャ
ネルiにrj 2を加算することによって得られる誤差スペクトルの中で累積される。
この推定値は、訂正因子fが「1」に近い場合は、正確である。データ収集のほ
とんどすべての条件に対してfが「1」に近いと、必要ならば計算できることを
示すことができる。
【0022】 訂正因子fに対する式を、 と書き直して、rj=exp(τ・Nj)を使用すると、式13の括弧内の第1項は、デー
タ収集中に観察されたrjの最大値の自然対数として計算される。むだ時間が90%
である非常に高いカウント率では、この項は、10の自然対数、つまり2.3である
【0023】 式13の最終項は、データ収集中に観察された単一チャネルの最高カウント率
を含む。スペクトルには非常に多数のチャネルが含まれるのであるから、一般に
この数は、非常に小さい。急激に崩壊する同位元素の非常に強いピークという特
殊のケースでは、この項は、崩壊時間の定数と観察された平均カウント率という
既知の値から計算される。収集時間と比較して崩壊時間の定数が短い場合は、チ
ャネルi内のカウントの数Miは、崩壊時間定数が乗算された最高カウント率に等
しい。このため最高カウント率は、崩壊時間定数で除算されたMiそのものである
。崩壊時間定数の収集時間に対するどのような比にも同様な計算を実行すること
ができる。DCMスペクトルの誤差を計算することの問題点は、誤差スペクトルを
累積して、既知の値から訂正因子を計算するために小さくなる。
【0024】 図1は、本発明による分光計システム10の好適実施例のブロック図を示す。
放射線の線源11は、各種エネルギと各種速度の放射線を放射する。このような
放射電磁界の一例は、放射性同位元素の混合体から放射されるガンマ線である。
高純度ゲルマニウムのガンマ線検出器のような放射線検出器12は、放射線を吸
収して、そのエネルギーに正比例する信号を与える。ゲルマニウム検出器の例に
おける検出器12は、電流パルスを発生するが、その電流パルスの積分は、ゲル
マニウム結晶によって吸収されたエネルギに正比例する。この信号が増幅され、
濾波されて、アナログ・デジタル変換器(ADC)、望ましくは高速標本化ADCとデ
ジタル信号処理の技術に基づくデジタル・システムのようなプロセッサ/デジタ
イザ14によって、その振幅がデジタル化される。デジタル化された振幅は、メ
モリ・アドレス・レジスタ(MAR)16に格納される。MAR16は、一般に14ビ
ット幅であるから、16キロ語のメモリにアドレス指定することができる。一対
のヒストグラム・メモリ18a、18bが含まれる。2つのヒストグラム・メモ
リ18a、18bが同一であると便利であるが、必ずしも、そうである必要はな
い。各ヒストグラム・メモリ18a、18bは、各語が32ビット幅の16キロ
語のメモリで構成されている。プロセッサ/デジタイザ14が有効パルスを処理
したという信号を出すと、メモリ/算術演算装置(MAU)20は、MAR16によっ
てアドレス指定された記憶場所を所望の増分だけ増分する。通常、この処理は、
非常に多数のパルスが処理されてしまうまで連続する。各ヒストグラム・メモリ
18a、18b内のデータは、レコード、つまり収集方法のとおり、ガンマ線エ
ネルギの関数としてのカウントの総数のスペクトルである。
【0025】 第1のヒストグラム・メモリ18aにDCMスペクトルが収集される。有効なパ
ルスが処理されるたびに、MAU20は、実時間対ライブ時間の比rを計算し、MAR
16によってアドレス指定された記憶場所に、その数を加算する。たとえば、シ
ステムのむだ時間が50%であるとすると、この比は、「2」である。システムの
むだ時間のためにパルスの半数が無くなっているが、検出された各パルスは、2
回カウントされる。所定のピークにおけるカウント率は、実時間によって除算さ
れたピークにおけるカウントの総数である。スペクトルの形状が一定である場合
は、DCMを使用すると、メモリに「1」だけ増分する従来の方法と同じ結果を与
えるが、1つまたは複数のピークのカウント率が急速に変る場合は、格段に正確
な結果を与える。しかし、ピークにおけるカウントの数は、正規の統計値になら
ない。このように、スペクトルだけから統計誤差の推定値をつくることはできな
い。
【0026】 DCMを使用する場合は、端数のカウントを処理することが必要である。上記例
における増分値は、「2」である。一般的ケースでは、rは、整数ではなく、端
数部分がある。固定小数点または浮動小数点の数を用いてスペクトルを記録する
ことは、可能であるが、通常は、整数が使用される。使用される普通の方法では
、切り捨てて整数となったrでメモリが増分され、別々のメモリまたはレジスタ
を使用して使用しない端数を累積する。端数レジスタに累積された値が整数値を
超えると、その値は、次回メモリが増分されるときに使用される。
【0027】 第2のヒストグラム・メモリ18bは、誤差スペクトルを収集する。誤差スペ
クトルに対しては、MAR16によってアドレス指定される記憶場所は、r2で増分
される。前に示したように、r2で増分することは、所定のチャネルi内のカウン
トの数の分散の推定値を与える。ピークにおけるカウントの数の分散の最良推定
値は、誤差スペクトル内の対応するチャネル内のカウントの合計であり、必要に
応じて因子fで訂正される。
【0028】 図2は、本発明による分光計システムの代替実施例のブロック図を示す。第2
のヒストグラム・メモリ18b’は、MAR16’よってアドレス指定される記憶
場所をr2で増分することによって誤差スペクトルを収集する。第1のヒストグラ
ム・メモリ18a’は、図1のDCMとは異なるDCMを使用してDCMスペクトルを収
集する。パルスが処理される場合のrは、最後のパルスが処理されてから失われ
たパルスの数に1を加えた数に等しい。この数は、高速チャネル・タイミング・
システム22’によって検出されたパルスをカウントすることによって求められ
る。高速チャネル・タイミング・システム22’がむだ時間を伴わずにすべての
パルスをカウントできるとすれば、正確な結果が求められる。カウントするため
には、振幅が小さすぎるパルスが多数あるとすれば、重大な誤差が生じる。この
場合も、第1のヒストグラム・メモリ18a’内のDCMスペクトルから、カウン
トの統計誤差の推定値をつくることはできない。
【0029】 1つは、DCMスペクトルであり、もう1つは、誤差スペクトルである2つのス
ペクトルを同時に求めることによって、各種の崩壊時間とともに複数のピークを
含むスペクトルのカウント率を正確に決定するとともに、統計誤差を計算するこ
とを可能にするために必要なスペクトルに関する情報を保持することが可能であ
る。
【0030】 好適実施例を示す説明は、この開示の限定を意図するものではなく、特許請求
の範囲中で定義されている本発明の趣旨と範囲に入る、すべての修正と代替方法
をカバーすることを意図するものと理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適実施例のブロック図であって、第1のヒストグラム・メモリは、
各カウントが記録されると、第1のヒストグラム・メモリをrだけ増分すること
によって得られるDCMで訂正されたスペクトルを含み、第2のヒストグラム・メ
モリは、第2のヒストグラム・メモリをr2だけ増分することによって得られる誤
差スペクトルを含むブロック図である。
【図2】 本発明の代替実施例のブロック図であって、第1のヒストグラム・メモリは、
高速チャネル・タイミングによって決定される最後のカウントが記録された後に
、検出器で見られた真のカウントの数であるrだけ、第1のヒストグラム・メモ
リを増分することによって得られるDCMで訂正されたスペクトルを含み、第2の
ヒストグラム・メモリは、第2のヒストグラム・メモリをr2だけ増分することに
よって得られる誤差スペクトルを含むブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CA,JP (72)発明者 トラムメル、レックス、シー アメリカ合衆国 テネシー、アンダーソン ヴィル、 ホゴヘギー ドライブ 216 (72)発明者 トゥーメイ、ティモシー、アール イギリス国 バークシャー、バークシャ ー、 バックルベリー ヴィレッジ、ファ ウンドリー ハウス (72)発明者 キーザー、ロナルド、エム アメリカ合衆国 テネシー、クリントン、 ベイコン スプリングス レイン 562 Fターム(参考) 2G088 EE29 FF02 FF04 FF05 FF06 KK24

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分析中の試料から放射される放射線パルスを検出し、検出さ
    れた前記各放射線パルスを測定した振幅に応答して出力信号を発生する検出器と
    、 差分データの収集サイクルに対応する実時間を測定する実時間タイマと、 差分データの収集サイクルに対応するライブ時間から各出力信号を処理する間
    の時間を減算した時間を測定するライブ時間タイマと、 前記実時間タイマと前記ライブ時間タイマとに電気的に接続され、前記第1の
    時間と前記第2の時間の実時間対ライブ時間の比を計算する処理装置と、 前記検出器と電気的に交信し、前記出力信号を処理済みデータと条件付ける信
    号処理プロセッサと、 前記信号処理プロセッサと電気的に交信し、前記処理済み信号をポインタとし
    て機能するデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器と、 前記処理装置と前記検出器に電気的に接続され、少なくとも前記ポインタによ
    ってアドレス指定される記憶場所で前記実時間対ライブ時間の比だけ増分される
    第1のヒストグラム・メモリおよび前記ポインタによってアドレス指定される記
    憶場所で前記実時間対ライブ時間の比の自乗だけ増分される第2のヒストグラム
    ・メモリを含む複数のヒストグラム・メモリと、 を含む分光計システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の分光計システムにおいて、前記実時間対ラ
    イブ時間の比は、前記実時間を前記ライブ時間で除算したものに等しい前記分光
    計システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の分光計システムであって、前記検出器と電
    気的に交信し、前記検出された各放射線パルスをカウントする前記高速チャネル
    ・タイミング装置をさらに含む前記分光計システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の分光計システムにおいて、前記実時間対ラ
    イブ時間の比は、前記検出された最後の放射線パルスが処理されてから前記高速
    チャネル・タイミング装置によってカウントされたパルスの数に等しい前記分光
    計システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の分光計システムにおいて、前記検出された
    各放射線パルスは、開始、ピークおよび終了を有し、前記ライブ時間タイマは、
    前記パルスの開始から前記パルスのピークまで逆方向にカウントされ、さらに前
    記ライブ時間タイマは、前記パルスのピークから前記パルスの終了まではカウン
    トされない前記分光計システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の分光計システムであって、切り捨てられて
    整数になる前記実時間対ライブ時間の比の端数成分を累積する端数レジスタをさ
    らに含む前記分光計システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の分光計システムにおいて、前記端数レジス
    タが整数成分を含む場合には、前記端数レジスタの整数成分は、前記実時間対ラ
    イブ時間の比で合計される前記分光計システム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の分光計システムにおいて、前記信号処理プ
    ロセッサは、増幅器、フィルタおよびアナログ・デジタル変換器を含む前記分光
    計システム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の分光計システムにおいて、前記信号処理プ
    ロセッサは、増幅器およびデジタル信号処理プロセッサを含む前記分光計システ
    ム。
  10. 【請求項10】 正確なカウント率と統計誤差の計算を含むスペクトル情報
    を分光計システムに与える方法であって、 (a)検出された放射線パルスを測定した振幅に応答して出力信号を発生する
    ステップと、 (b)分光計の差分データ収集サイクルに対応する実時間を測定するステップ
    と、 (c)前記差分データ収集サイクルに対応するライブ時間から前記出力信号が
    処理される間の時間を減算した時間を測定するステップと、 (d)前記実時間とライブ時間との前記実時間対ライブ時間の比を計算するス
    テップと、 (e)前記出力信号として前記実時間対ライブ時間の比の第1の振幅ヒストグ
    ラムを生成するステップと、 (f)前記出力信号として前記実時間対ライブ時間の比の自乗の第2の振幅ヒ
    ストグラムを生成するステップと、 (g)前記第1の振幅ヒストグラムから前記検出された放射線パルスに応答し
    てカウント率を決定するステップと、 (h)前記第2の振幅ヒストグラムから統計誤差計算を決定するステップと、 (i)前記カウント率と前記統計誤差計算を含むスペクトル情報を与えるステ
    ップと、 を含む前記方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法において、前記実時間対ライブ時
    間の比は、前記実時間を前記ライブ時間で除算したものに等しい前記方法。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の方法であって、パルスの総数として前
    記検出された各放射線パルスをカウントするステップをさらに含む前記方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の方法において、前記実時間対ライブ時
    間の比は、前記検出された最後の放射線パルスが処理されてからの前記パルスの
    総数に等しい前記方法。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載の方法において、前記検出された各放射
    線パルスは、開始、ピークおよび終了を有し、 (a)前記パルスの開始から前記パルスのピークまで前記ライブ時間を逆方向
    にカウントするステップと、 (b)前記パルスのピークから前記パルスの終了までは前記ライブ時間を休止
    させるステップと、 をさらに含む前記方法。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載の方法であって、 (a)前記実時間対ライブ時間の比の端数成分を整数成分と端数成分とを規定
    する累積として前記実時間対ライブ時間の比の端数成分を累積するステップと (b)前記実時間対ライブ時間の比を切り捨てて整数にするステップと、 を含む前記方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法において、前記整数成分がゼロ以
    外の値を含む方法であって、前記実時間対ライブ時間の比で前記整数成分を合計
    するステップをさらに含む前記方法。
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