JPH05134043A - デコンボルーシヨンフイルタをもつ原子核検出装置 - Google Patents
デコンボルーシヨンフイルタをもつ原子核検出装置Info
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- JPH05134043A JPH05134043A JP3223584A JP22358491A JPH05134043A JP H05134043 A JPH05134043 A JP H05134043A JP 3223584 A JP3223584 A JP 3223584A JP 22358491 A JP22358491 A JP 22358491A JP H05134043 A JPH05134043 A JP H05134043A
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- G01T1/1641—Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions using one or several scintillating elements; Radio-isotope cameras
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】ガンマ線カメラにおいてため込まれたパルスを
分離し、正確に積分計算を行うような、つまり空間分解
能を損なわずに計数率を改善するような方法を提供す
る。 【構成】ガンマ線カメラはコリメータ2、蛍光物質3、
光電倍増管6、抵抗回路、x+、x−、y+、y−信号
回路7、高速アナログ―デジタル変換器52,54,5
6,58,デジタルフィルター(F)62,64,6
6,68,デジタルインテグレータ(Σ)72,74,
76,78,フィルターとインテグレータの係数を記憶
する記憶装置71,81,計算装置90、デスプレー装
置21で構成する。
分離し、正確に積分計算を行うような、つまり空間分解
能を損なわずに計数率を改善するような方法を提供す
る。 【構成】ガンマ線カメラはコリメータ2、蛍光物質3、
光電倍増管6、抵抗回路、x+、x−、y+、y−信号
回路7、高速アナログ―デジタル変換器52,54,5
6,58,デジタルフィルター(F)62,64,6
6,68,デジタルインテグレータ(Σ)72,74,
76,78,フィルターとインテグレータの係数を記憶
する記憶装置71,81,計算装置90、デスプレー装
置21で構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガンマ線カメラタイプの
原子核検出器に関する。これは、原子核放射線の検出や
エネルギー・スペクトルの測定などの際に原子核物理学
で応用されたり、放射性同位元素を用いて臓器画像をつ
くるためにガンマ線カメラを使用する原子核医療で応用
される。
原子核検出器に関する。これは、原子核放射線の検出や
エネルギー・スペクトルの測定などの際に原子核物理学
で応用されたり、放射性同位元素を用いて臓器画像をつ
くるためにガンマ線カメラを使用する原子核医療で応用
される。
【0002】
【従来の技術】発明がガンマ線カメラに限定されている
わけではないが、このタイプの器具が技術水準や難点を
説明するための例として用いられる。H.O.アンガー
で交付されたアメリカ特許US−A−3 011 05
7では、これらの器具の一般的構造および機能が説明さ
れている。
わけではないが、このタイプの器具が技術水準や難点を
説明するための例として用いられる。H.O.アンガー
で交付されたアメリカ特許US−A−3 011 05
7では、これらの器具の一般的構造および機能が説明さ
れている。
【0003】一般にガンマ線カメラには、臓器から発せ
られるガンマ線光子の入射角を制限するためのコリメー
タ、ガンマ線光子を高度の高い光子に変えるための蛍光
クリスタル、光度の高い光子を電気パルスに変えるため
の光電増倍管セット、電気パルスを座標XおよびYに変
えるための電子装置が含まれている。
られるガンマ線光子の入射角を制限するためのコリメー
タ、ガンマ線光子を高度の高い光子に変えるための蛍光
クリスタル、光度の高い光子を電気パルスに変えるため
の光電増倍管セット、電気パルスを座標XおよびYに変
えるための電子装置が含まれている。
【0004】また、ガンマ線カメラには、座標信号Xお
よびYで制御される陰極線オシロスコープなどのディス
プレイセットが含まれている。このディスプレイセット
には、クリスタル上に現れるガンマ線光子の停留点が表
示される。場合によっては、多数の輝点の積分により観
察される臓器の画像を構成するための写真装置が含まれ
ていることもある。また、デジタル画像処理装置も含ま
れることもある。デジタル画像処理装置は、臓器の断層
撮影をするため、診断しようとする臓器の断面画像を再
構成するために用いられる。その際、スキャノグラフィ
ーで用いられたアルゴリスムと同じものが画像の再構成
に用いられる。
よびYで制御される陰極線オシロスコープなどのディス
プレイセットが含まれている。このディスプレイセット
には、クリスタル上に現れるガンマ線光子の停留点が表
示される。場合によっては、多数の輝点の積分により観
察される臓器の画像を構成するための写真装置が含まれ
ていることもある。また、デジタル画像処理装置も含ま
れることもある。デジタル画像処理装置は、臓器の断層
撮影をするため、診断しようとする臓器の断面画像を再
構成するために用いられる。その際、スキャノグラフィ
ーで用いられたアルゴリスムと同じものが画像の再構成
に用いられる。
【0005】図1には、例として、書類FR−A−2
615 961で説明されているようなガンマ線カメラ
が示されている。
615 961で説明されているようなガンマ線カメラ
が示されている。
【0006】検出・測定されるガンマ線光子(δ)が臓
器1から発せられる。カメラ自体には以下が含まれてい
る。 −ガンマ放射線にさらされるコリメータ2。 −コメリータを通ったガンマ放射線を受け、光度の高い
放射線Lを蛍光作用(s)により発生させるための蛍光
物質層3。 −蛍光物質と向かい合って配置される光電倍増管セット
6。各管は、光度の高い放射線を受け取ったことのレス
ポンスとしてパルス電気信号を発する。 −光電倍増管6から発せられる電気信号を受取り、“加
重パルス”という4つのアナログ電子信号x+ 、x- 、
y+ 、y- を発する加重抵抗回路セット7。x+とx-
は一次軸Xに対する蛍光位置を表し、y+ とy- は二次
軸Yに対するその位置を表す。 −アナログ信号x+ 、x- 、y+ 、y- の伝達回路8。
変動ゲイン増幅器、遅延線、基礎電位回復回路が含まれ
る。 −パルス信号インテグレータ10。このインテグレータ
は加重信号x+、x- 、y+ 、y- を発する。 −蛍光物質に表れた蛍光点に相当する表示点の座標Xお
よびYを加重信号に基づいて計算するための計算装置2
0。例えば、書類US−A−4 672 542による
と装置20は以下の計算を行う。
器1から発せられる。カメラ自体には以下が含まれてい
る。 −ガンマ放射線にさらされるコリメータ2。 −コメリータを通ったガンマ放射線を受け、光度の高い
放射線Lを蛍光作用(s)により発生させるための蛍光
物質層3。 −蛍光物質と向かい合って配置される光電倍増管セット
6。各管は、光度の高い放射線を受け取ったことのレス
ポンスとしてパルス電気信号を発する。 −光電倍増管6から発せられる電気信号を受取り、“加
重パルス”という4つのアナログ電子信号x+ 、x- 、
y+ 、y- を発する加重抵抗回路セット7。x+とx-
は一次軸Xに対する蛍光位置を表し、y+ とy- は二次
軸Yに対するその位置を表す。 −アナログ信号x+ 、x- 、y+ 、y- の伝達回路8。
変動ゲイン増幅器、遅延線、基礎電位回復回路が含まれ
る。 −パルス信号インテグレータ10。このインテグレータ
は加重信号x+、x- 、y+ 、y- を発する。 −蛍光物質に表れた蛍光点に相当する表示点の座標Xお
よびYを加重信号に基づいて計算するための計算装置2
0。例えば、書類US−A−4 672 542による
と装置20は以下の計算を行う。
【数1】
【数2】 −表示装置22。陰極線オシロスコープおよび水平・垂
直偏向板などを含む。
直偏向板などを含む。
【0007】また、図のガンマ線カメラには、加重抵抗
回路全体と接続され、光度の高い放射パルス(放射線の
位置ではない)のエネルギー総量を表す信号eを発する
回路19が含まれる。パルスがインテグレータ27内を
通過することにより、積分されたエネルギーを表す信号
Eが得られる。計算装置20の制御に用いられる有効信
号Vがいき値比較器28から発せられる。
回路全体と接続され、光度の高い放射パルス(放射線の
位置ではない)のエネルギー総量を表す信号eを発する
回路19が含まれる。パルスがインテグレータ27内を
通過することにより、積分されたエネルギーを表す信号
Eが得られる。計算装置20の制御に用いられる有効信
号Vがいき値比較器28から発せられる。
【0008】また、検知されたエネルギーが必要帯域に
ある場合に、インテグレータ10に応用される積分信号
Iを回路19から引き出すことも可能である。
ある場合に、インテグレータ10に応用される積分信号
Iを回路19から引き出すことも可能である。
【0009】ガンマ線カメラにはその他の特性と指定が
ある。 −空間分解能が優れている。つまり類似した小さな放射
線源を区分する能力がある。 −計数率のレスポンスが優れている。つまり時間単位ご
との事象を多数処理する能力がある。 −同位元素から発せられるガンマ放射線のエネルギーに
左右されない画質。
ある。 −空間分解能が優れている。つまり類似した小さな放射
線源を区分する能力がある。 −計数率のレスポンスが優れている。つまり時間単位ご
との事象を多数処理する能力がある。 −同位元素から発せられるガンマ放射線のエネルギーに
左右されない画質。
【0010】空間分解能は座標XおよびYの計算が正確
であるかどうかに左右される。計算が正確であるかどう
かは、基本的にガンマ線カメラの様々な装置の機能を管
理する物理法則に左右される。こうして、ガンマ線光子
と蛍光クリスタルの相互作用で、蛍光度は指数関数的に
時間と共に減衰する。この減衰の時定数は使用されるク
リスタルにより異なる。タリウムで活性化されるナトリ
ウム沃化クリスタル(NaI,Tl)に関しては、その
時定数は300ナノ秒となる。この蛍光作用は複数の光
電倍増管から同時に観察される。入射ガンマ線光子のエ
ネルギーが一定の場合は、蛍光作用を形成する光度の高
い光子の数はポアソンの統計に従う。光度の高い光子よ
って、光電倍増管の光電陰極から光電子が引き離され
る。蛍光作用が一定の場合は、引き離された光電子の数
もまたポアソンの統計的法則に従う。従って、光電倍増
管の電気的作用それ自体もポアソンの統計的分布に従
う。この振幅の平均値は入射してくる光度の高い光子の
エネルギーによって決まる。
であるかどうかに左右される。計算が正確であるかどう
かは、基本的にガンマ線カメラの様々な装置の機能を管
理する物理法則に左右される。こうして、ガンマ線光子
と蛍光クリスタルの相互作用で、蛍光度は指数関数的に
時間と共に減衰する。この減衰の時定数は使用されるク
リスタルにより異なる。タリウムで活性化されるナトリ
ウム沃化クリスタル(NaI,Tl)に関しては、その
時定数は300ナノ秒となる。この蛍光作用は複数の光
電倍増管から同時に観察される。入射ガンマ線光子のエ
ネルギーが一定の場合は、蛍光作用を形成する光度の高
い光子の数はポアソンの統計に従う。光度の高い光子よ
って、光電倍増管の光電陰極から光電子が引き離され
る。蛍光作用が一定の場合は、引き離された光電子の数
もまたポアソンの統計的法則に従う。従って、光電倍増
管の電気的作用それ自体もポアソンの統計的分布に従
う。この振幅の平均値は入射してくる光度の高い光子の
エネルギーによって決まる。
【0011】蛍光領域の確定(それ自体、臓器内のガン
マ線光子発生地点を表す)は、光電倍増管全体から発せ
られる電気的作用の重心を算出することでなされる。
マ線光子発生地点を表す)は、光電倍増管全体から発せ
られる電気的作用の重心を算出することでなされる。
【0012】蛍光が一定の場合に解決が最も困難な問題
は、蛍光作用の減衰の時定数の約3倍の周期についての
電気的作用の重心の積分計算を出来るだけ正確に確定す
ることである。積分時間はクリスタルの時定数に左右さ
れる。測定値はポアソンの統計的変動のために間違いだ
らけになる。事実、ポアソンの統計によると、電気的作
用の振幅変動の偏差は、引き離された光電子の数の平方
根に反比例する。このように、積分時間が蛍光作用の減
衰の時定数の3倍になる程までに長くなれば、それだけ
考慮される光電子の数は多くなり、偏差は小さくなる。
ようするに、この電気的作用の平均値の概算はより正確
なものに近くなる。
は、蛍光作用の減衰の時定数の約3倍の周期についての
電気的作用の重心の積分計算を出来るだけ正確に確定す
ることである。積分時間はクリスタルの時定数に左右さ
れる。測定値はポアソンの統計的変動のために間違いだ
らけになる。事実、ポアソンの統計によると、電気的作
用の振幅変動の偏差は、引き離された光電子の数の平方
根に反比例する。このように、積分時間が蛍光作用の減
衰の時定数の3倍になる程までに長くなれば、それだけ
考慮される光電子の数は多くなり、偏差は小さくなる。
ようするに、この電気的作用の平均値の概算はより正確
なものに近くなる。
【0013】ついでに、積分時間はガンマ線カメラの空
間分解能の程度に直接的に関わっていること、またその
空間分解能の質は計数率を犠牲にして、つまり秒ごとに
考慮される事象の数を犠牲にして得られるものであると
いうことを指摘しておく。
間分解能の程度に直接的に関わっていること、またその
空間分解能の質は計数率を犠牲にして、つまり秒ごとに
考慮される事象の数を犠牲にして得られるものであると
いうことを指摘しておく。
【0014】多くのガンマ線カメラでは、信号の積分は
図1に示されているようにアナログ的に実行される。い
くつものガンマ線光子が積分時間中に受け取られた場
合、それらは“ため込まれる”。つまりそれに相当する
電気パルスが重なり合うのである。そのことはカメラの
空間分解能を損うことになる。従って、ため込まれた
り、重なり合ったパルスは廃棄されなければならない。
図1に示されているようにアナログ的に実行される。い
くつものガンマ線光子が積分時間中に受け取られた場
合、それらは“ため込まれる”。つまりそれに相当する
電気パルスが重なり合うのである。そのことはカメラの
空間分解能を損うことになる。従って、ため込まれた
り、重なり合ったパルスは廃棄されなければならない。
【0015】このようなため込まれたパルスを廃棄する
ためにいくつかの解決策が提案された。書類US−A−
4 629 895には、蛍光位置を確定するための回
路のほかに、振幅があらかじめ確定された範囲に入って
いる蛍光作用や積分時間中にクリスタルの別の位置で別
の蛍光作用を偶然に生じさせたり、それにより一確定の
計算に間違いを引き起こす可能性がない蛍光作用を考慮
するための有効回路を持つ装置の説明が記載されてい
る。
ためにいくつかの解決策が提案された。書類US−A−
4 629 895には、蛍光位置を確定するための回
路のほかに、振幅があらかじめ確定された範囲に入って
いる蛍光作用や積分時間中にクリスタルの別の位置で別
の蛍光作用を偶然に生じさせたり、それにより一確定の
計算に間違いを引き起こす可能性がない蛍光作用を考慮
するための有効回路を持つ装置の説明が記載されてい
る。
【0016】書類US−A−4 882 680には、
積分時間中にため込みが始まったことが示されて、エネ
ルギーの積分がある程度のいき値を越えた場合にため込
まれたパルスを廃棄するための装置の説明が記載されて
いる。
積分時間中にため込みが始まったことが示されて、エネ
ルギーの積分がある程度のいき値を越えた場合にため込
まれたパルスを廃棄するための装置の説明が記載されて
いる。
【0017】例えば書類US−A−4 618 775
やUS−A−4 612443に記載されているよう
に、別の装置では補外されたりシュミレーションされた
パルスの“跡”から保護するための様々なアイデアが用
いられている。
やUS−A−4 612443に記載されているよう
に、別の装置では補外されたりシュミレーションされた
パルスの“跡”から保護するための様々なアイデアが用
いられている。
【0018】また書類US−A−4 455 616で
説明されているような信号打切り装置も使用されること
がある。
説明されているような信号打切り装置も使用されること
がある。
【0019】そして、例えば書類US−A−4 198
986、US−A−4369495、US−A−54
9 866で説明されているような不感時間を調整する
回路を用いている装置もある。
986、US−A−4369495、US−A−54
9 866で説明されているような不感時間を調整する
回路を用いている装置もある。
【0020】これらの解決策のすべては満足できるもの
ではない。なぜなら、それらは信号を廃棄するものの計
数率を低下させたり、補外された“跡”あるいは理論上
の“跡”からパルスを保護したりパルスをカットする
が、空間分解能を損ったりするからである。
ではない。なぜなら、それらは信号を廃棄するものの計
数率を低下させたり、補外された“跡”あるいは理論上
の“跡”からパルスを保護したりパルスをカットする
が、空間分解能を損ったりするからである。
【0021】本発明の目的は、ため込まれたパルスを分
離し、正確に積分計算を行うように、つまり空間分解能
を損わずに計数率を改善するような方法を提案し、欠点
を修正することである。
離し、正確に積分計算を行うように、つまり空間分解能
を損わずに計数率を改善するような方法を提案し、欠点
を修正することである。
【0022】
【発明の要約】本発明に基づくと、電気信号x+ 、x
- 、y+ 、y- は、入射ガンマ線パルスと電気信号を発
生させるあらゆる装置の伝達関数との合成積の結果とし
て生ずるので、まず信号を当該装置の伝達関数の逆関数
を伝達関数として持っているフィルターに通して、これ
ら信号の分解を行なう。この分離によりため込まれたパ
ルスが分離される。次に、分離されたパルスの積分が行
われる。
- 、y+ 、y- は、入射ガンマ線パルスと電気信号を発
生させるあらゆる装置の伝達関数との合成積の結果とし
て生ずるので、まず信号を当該装置の伝達関数の逆関数
を伝達関数として持っているフィルターに通して、これ
ら信号の分解を行なう。この分離によりため込まれたパ
ルスが分離される。次に、分離されたパルスの積分が行
われる。
【0023】こうした選別および積分という作業はデジ
タルで実行される。つまり処理される信号はあらかじめ
アナログ−デジタル変換器でデジタルに変換されるので
ある。変換は、加重抵抗回路があればそれの後方で、ま
たはその前で、光電倍増管から発せられる信号が、重心
を求めるためのデジタル処理の際に直接デジタルコード
化される場合に実行される。
タルで実行される。つまり処理される信号はあらかじめ
アナログ−デジタル変換器でデジタルに変換されるので
ある。変換は、加重抵抗回路があればそれの後方で、ま
たはその前で、光電倍増管から発せられる信号が、重心
を求めるためのデジタル処理の際に直接デジタルコード
化される場合に実行される。
【0024】ガンマ線カメラ以外の原子核検出器におい
ても同様の難点がある。つまり処理すべきパルスがため
込まれ、正確な測定が損われるのである。例えば、ヒス
トグラムを作成しようとすると正確さに掛けるというこ
とになる。
ても同様の難点がある。つまり処理すべきパルスがため
込まれ、正確な測定が損われるのである。例えば、ヒス
トグラムを作成しようとすると正確さに掛けるというこ
とになる。
【0025】正確にいうと、本発明は、電気パルス信号
を発する原子核放射線を検知する装置、受け取った原子
核放射線の特性関数を確定する電気パルス信号処理装置
を含む原子核検出器を対象としている。この器具の特徴
は、複数の地点で各パルスをサンプリングする能力があ
る高速アナログ−デジタル変換器が処理装置に含まれて
いるということである。さらに選別装置が受け取る信号
の発信元の装置の伝達関数の逆の伝達関数を持つデジタ
ル選別装置があり、この選別装置には当該放射線の特性
関数を確定するための装置とデジタル積分装置が付いて
いる。
を発する原子核放射線を検知する装置、受け取った原子
核放射線の特性関数を確定する電気パルス信号処理装置
を含む原子核検出器を対象としている。この器具の特徴
は、複数の地点で各パルスをサンプリングする能力があ
る高速アナログ−デジタル変換器が処理装置に含まれて
いるということである。さらに選別装置が受け取る信号
の発信元の装置の伝達関数の逆の伝達関数を持つデジタ
ル選別装置があり、この選別装置には当該放射線の特性
関数を確定するための装置とデジタル積分装置が付いて
いる。
【0026】すでに示されたように、この原子核検出器
はいかなるタイプともなり得る。例えば原子核放射線エ
ネルギー分布を解析するための器具(ヒストグラムを提
供するスペクトロメータ)ともなりえる。
はいかなるタイプともなり得る。例えば原子核放射線エ
ネルギー分布を解析するための器具(ヒストグラムを提
供するスペクトロメータ)ともなりえる。
【0027】しかし、この発明はガンマ線カメラの改良
のために特に応用される。特に、この改良においては、
ガンマ線カメラには、ガンマ放射線を受け取り、光度の
高い放射線を蛍光作用によって生じさせる蛍光物質層、
蛍光層の向い側に配置され、電気信号を発する光検出装
置、。蛍光位置を算出する回路を持つデジタル積分装置
が加えられた。
のために特に応用される。特に、この改良においては、
ガンマ線カメラには、ガンマ放射線を受け取り、光度の
高い放射線を蛍光作用によって生じさせる蛍光物質層、
蛍光層の向い側に配置され、電気信号を発する光検出装
置、。蛍光位置を算出する回路を持つデジタル積分装置
が加えられた。
【0028】そして、処理装置には、光検出装置から発
せられる電気信号を受け取り、一次軸Xに対する蛍光位
置を表す2つの信号x+ とx- 、そして二次軸Yに対す
る蛍光位置を表す2つの信号y+ とy- である4つの電
気パルス信号x+ 、x- 、y+ 、y- を発する加重抵抗
回路が含まれている。
せられる電気信号を受け取り、一次軸Xに対する蛍光位
置を表す2つの信号x+ とx- 、そして二次軸Yに対す
る蛍光位置を表す2つの信号y+ とy- である4つの電
気パルス信号x+ 、x- 、y+ 、y- を発する加重抵抗
回路が含まれている。
【0029】好都合なことに、光検出装置として光電倍
増管が含まれ、さらにガンマ線カメラには蛍光物質層の
前に設置されたガンマ放射線コリメータが含まれてい
る。
増管が含まれ、さらにガンマ線カメラには蛍光物質層の
前に設置されたガンマ放射線コリメータが含まれてい
る。
【0030】
【実施例】図2、(a)の左図には、蛍光物質に衝撃を
与えるガンマ線光子に相当するパルスδが示されてい
る。このパルスの振幅は光子のエネルギー、その長さ、
減少時間を表している。この時間が完全にゼロであると
か、また振幅が完全に無限であるというわけでもないに
もかかわらず、このパルスをディラック(DIRAC)
のパルスと同一視することができる。
与えるガンマ線光子に相当するパルスδが示されてい
る。このパルスの振幅は光子のエネルギー、その長さ、
減少時間を表している。この時間が完全にゼロであると
か、また振幅が完全に無限であるというわけでもないに
もかかわらず、このパルスをディラック(DIRAC)
のパルスと同一視することができる。
【0031】このパルスは蛍光物質、光電倍増管、抵抗
回路、伝送回路を通じて減少のカスケードを引き起こ
し、パルスIの比較的伸びた形状を持つ信号を生じさせ
る。((a)の右図)。
回路、伝送回路を通じて減少のカスケードを引き起こ
し、パルスIの比較的伸びた形状を持つ信号を生じさせ
る。((a)の右図)。
【0032】図2、(b)には、同様の手順でI1とI
2という2つのパルスを生じさせるδ1とδ2という2
つのディラック・パルスが示されている。図は、I1と
I2という2つのパルスが部分的に重なり合うようにδ
1とδ2という2つのパルスが十分に近付いている場合
を示している。それは先に記述された難点の原因となる
信号の変形(この文面で使用されている用語を使用すれ
ば“ため込み”)を引き起こすということである。
2という2つのパルスを生じさせるδ1とδ2という2
つのディラック・パルスが示されている。図は、I1と
I2という2つのパルスが部分的に重なり合うようにδ
1とδ2という2つのパルスが十分に近付いている場合
を示している。それは先に記述された難点の原因となる
信号の変形(この文面で使用されている用語を使用すれ
ば“ため込み”)を引き起こすということである。
【0033】図Cでは、蛍光クリスタルから伝送回路の
出力に向かう装置の経路が伝送関数h(t)を持つC回
路のみによって表されているものと見なして、総括的に
それらの現象をまとめてある。出力信号s(t)は、入
射信号e(t)と伝達関数h(t)との合成積であると
いえる。つまり: s(t)=e(t)*h(t) となり、記号*は合成積を表している。
出力に向かう装置の経路が伝送関数h(t)を持つC回
路のみによって表されているものと見なして、総括的に
それらの現象をまとめてある。出力信号s(t)は、入
射信号e(t)と伝達関数h(t)との合成積であると
いえる。つまり: s(t)=e(t)*h(t) となり、記号*は合成積を表している。
【0034】大きさの位数を定める際に、大部分のガン
マ線カメラで見られる信号s(t)はマイクロ秒単位の
時間を有するというような指定をしても良い。
マ線カメラで見られる信号s(t)はマイクロ秒単位の
時間を有するというような指定をしても良い。
【0035】本発明に基づくと、aおよび/もしくはb
図に示されているような信号s(t)を処理する代わり
に、それらの信号に対し事前にd図で図式化されている
分解作業を課することになる。そのためには、それらの
信号を分解回路DCに通すことになる。分解回路の伝達
関数は伝達関数h(t)の逆関数となる。つまりh
-1(t)である。
図に示されているような信号s(t)を処理する代わり
に、それらの信号に対し事前にd図で図式化されている
分解作業を課することになる。そのためには、それらの
信号を分解回路DCに通すことになる。分解回路の伝達
関数は伝達関数h(t)の逆関数となる。つまりh
-1(t)である。
【0036】次に、図eのような復号信号はI1とI2
という2つのパルスが重なった結果出来るが、それは分
離されてδ1とδ2という2つに再分解される。それら
はまず積分により、次に計算により処理される分離され
たパルスである。説明のために、600ナノ秒のずれを
示すため込まれたパルスを分離してもよい。
という2つのパルスが重なった結果出来るが、それは分
離されてδ1とδ2という2つに再分解される。それら
はまず積分により、次に計算により処理される分離され
たパルスである。説明のために、600ナノ秒のずれを
示すため込まれたパルスを分離してもよい。
【0037】こうして、空間分解能が損われることなく
すべてのパルスが考慮される。伝達関数h-1(t)の計
算は信号処理によって従来のように考えるとよい。合成
積のフーリエ変換値はフーリエ変換値の積であることを
認識すると、以下のようになる。 S(f)=E(f)x H(f) その中のS(f)、E(f)、H(f)はそれぞれs
(t)、e(t)、f(t)のフーリエ変換値であり、
記号xは通常の掛け算である。従ってE(f)=S
(f)x1/H(f)となる。合成積に再び戻ると、 e(t)=s(t)*TF-1(1/H(f))となる。
その中のTF-1は逆フーリエ変換値である。
すべてのパルスが考慮される。伝達関数h-1(t)の計
算は信号処理によって従来のように考えるとよい。合成
積のフーリエ変換値はフーリエ変換値の積であることを
認識すると、以下のようになる。 S(f)=E(f)x H(f) その中のS(f)、E(f)、H(f)はそれぞれs
(t)、e(t)、f(t)のフーリエ変換値であり、
記号xは通常の掛け算である。従ってE(f)=S
(f)x1/H(f)となる。合成積に再び戻ると、 e(t)=s(t)*TF-1(1/H(f))となる。
その中のTF-1は逆フーリエ変換値である。
【0038】そうすると、求めようとしている逆伝達関
数h-1(t)は当初の伝達関数のフーリエ変換値の逆の
逆フーリエ変換値に等しくなる。つまり、h-1(t)=
TF-1(1/H(f))となる。
数h-1(t)は当初の伝達関数のフーリエ変換値の逆の
逆フーリエ変換値に等しくなる。つまり、h-1(t)=
TF-1(1/H(f))となる。
【0039】h-1(t)と信号s(t)との合成積によ
り当初の信号e(t)が再び出てくる。つまり、e
(t)=s(t)*h-1(t)となる。伝達関数h
-1(t)がわかれば、専門家は適切な計数を持つデジタ
ルフィルターを製作することができる。
り当初の信号e(t)が再び出てくる。つまり、e
(t)=s(t)*h-1(t)となる。伝達関数h
-1(t)がわかれば、専門家は適切な計数を持つデジタ
ルフィルターを製作することができる。
【0040】実際には、このフィルターはアポダイズに
よりリファインすることができる。この作業は中低周波
の単位に近い値や高周波のゼロに近い値を持つ関数を1
/H(f)に掛けて行う。こうして一般的に電子雑音で
運ばれる高周波をカットする。
よりリファインすることができる。この作業は中低周波
の単位に近い値や高周波のゼロに近い値を持つ関数を1
/H(f)に掛けて行う。こうして一般的に電子雑音で
運ばれる高周波をカットする。
【0041】ガンマ線カメラの回路内の各地点に現れる
信号をシミュレーションすることにより、考案者は本発
明で用いる各種関数を決定した。それら関数は図3およ
び図4に示されている。
信号をシミュレーションすることにより、考案者は本発
明で用いる各種関数を決定した。それら関数は図3およ
び図4に示されている。
【0042】まず、図3のa図には、ガンマ線カメラの
回路(蛍光物質、光電倍増管、抵抗回路、伝送回路)の
インパルス応答に相当する伝達関数h(t)が示されて
いる。b図にはそれに相当するフーリエ変換値H(f)
が示されている。c図には、逆関数1/H(f)が示さ
れている。
回路(蛍光物質、光電倍増管、抵抗回路、伝送回路)の
インパルス応答に相当する伝達関数h(t)が示されて
いる。b図にはそれに相当するフーリエ変換値H(f)
が示されている。c図には、逆関数1/H(f)が示さ
れている。
【0043】図4には、求めようとするフィルターの伝
送関数である1/H(f)の逆フーリエ変換値、つまり
h-1(t)が示されている。
送関数である1/H(f)の逆フーリエ変換値、つまり
h-1(t)が示されている。
【0044】本発明に基づくガンマ線カメラは図5に示
されている。それには図1に示されているようにコリメ
ータ2、蛍光物質3、光電倍増管6、抵抗回路、x+ 、
x-、y+ 、y- 信号回路(参照番号7)が含まれてい
る。本発明に基づくガンマ線カメラには、さらに参照番
号52、54、56、58の高速アナログ−デジタル変
換器4個(もしくは入力4、出力4の変換器1個、ある
いはそれ相当のもの)、参照番号62、64、66、6
8で、伝達関数h-1(t)が上記に基づくデジタルフィ
ルター(F)4個(もしくは入り口4のフィルター1
個)が含まれている。これらフィルターの後方にはXN
+ 、XN- 、YN+ 、YN- という和を出す参照番号7
2、74、76、78のデジタルインテグレータ(Σ)
がある。
されている。それには図1に示されているようにコリメ
ータ2、蛍光物質3、光電倍増管6、抵抗回路、x+ 、
x-、y+ 、y- 信号回路(参照番号7)が含まれてい
る。本発明に基づくガンマ線カメラには、さらに参照番
号52、54、56、58の高速アナログ−デジタル変
換器4個(もしくは入力4、出力4の変換器1個、ある
いはそれ相当のもの)、参照番号62、64、66、6
8で、伝達関数h-1(t)が上記に基づくデジタルフィ
ルター(F)4個(もしくは入り口4のフィルター1
個)が含まれている。これらフィルターの後方にはXN
+ 、XN- 、YN+ 、YN- という和を出す参照番号7
2、74、76、78のデジタルインテグレータ(Σ)
がある。
【0045】デジタルフィルター62、64、66、6
8の係数は記憶装置71に記憶され、インテグレータの
係数は記憶装置81に記憶される。
8の係数は記憶装置71に記憶され、インテグレータの
係数は記憶装置81に記憶される。
【0046】インテグレータで出された和は座標Xおよ
びYを決定するため、計算装置90に送られる。例え
ば、よく知られた式では以下のようになる(これしかな
いというものではない)。
びYを決定するため、計算装置90に送られる。例え
ば、よく知られた式では以下のようになる(これしかな
いというものではない)。
【数3】
【数4】
【0047】これら座標はディスプレー装置21に応用
される。この装置には、画像記憶装置23、表示画面2
4、キーボード25が含まれている。
される。この装置には、画像記憶装置23、表示画面2
4、キーボード25が含まれている。
【0048】XN+ 、XN- 、YN+ 、YN- という和
に基づく座標XおよびYの計算は書類US−A−467
2 542に記載されている。
に基づく座標XおよびYの計算は書類US−A−467
2 542に記載されている。
【0049】図1に示されている従来タイプの場合と同
様に、本発明ガンマ線カメラ、さらに放射線エネルギー
を表す信号eを生じさせる回路が含まれている。しか
し、本発明の場合には、アナログ信号eは変換器60で
デジタル信号eNに変換され、選別される。座標とエネ
ルギー(信号I)の積分計算を有効とするための最大振
幅が回路75により検出される。次にエネルギーはデジ
タルインテグレータ80で積分される。得られた和(E
N)は計算装置90の有効信号Vとして用いられる。
様に、本発明ガンマ線カメラ、さらに放射線エネルギー
を表す信号eを生じさせる回路が含まれている。しか
し、本発明の場合には、アナログ信号eは変換器60で
デジタル信号eNに変換され、選別される。座標とエネ
ルギー(信号I)の積分計算を有効とするための最大振
幅が回路75により検出される。次にエネルギーはデジ
タルインテグレータ80で積分される。得られた和(E
N)は計算装置90の有効信号Vとして用いられる。
【0050】図6を用いて、本発明の装置から得られた
結果を判断することができる。(a)図には、デジタル
化された入射信号が示されている。アナログパルスの長
さは例えば1μsであるので、変換器は50ナノ秒ごと
にパルスをサンプリングし、パルスごとに20程度のデ
ジタルサンプルを提供する。これらサンプルは(a)図
で平滑化されている。(b)図には、選別後に得られた
それに相当する信号が示されている。(c)図には、積
分した後の信号が示されている。(a)図で重なり合っ
ているパルスは(c)図では分離されている。
結果を判断することができる。(a)図には、デジタル
化された入射信号が示されている。アナログパルスの長
さは例えば1μsであるので、変換器は50ナノ秒ごと
にパルスをサンプリングし、パルスごとに20程度のデ
ジタルサンプルを提供する。これらサンプルは(a)図
で平滑化されている。(b)図には、選別後に得られた
それに相当する信号が示されている。(c)図には、積
分した後の信号が示されている。(a)図で重なり合っ
ているパルスは(c)図では分離されている。
【0051】図7および8には、エネルギースペクトル
が示されている(縦座標の突き上げ数と横座標のエネル
ギー)。図7は、ため込みのない場合の信号である。実
線による曲線は選別前の信号に相当し、破線による曲線
は選別後の信号に相当する。これら曲線は、ため込まれ
ているのではない信号に対するエネルギー分解能が損な
われてはいないことを示している。
が示されている(縦座標の突き上げ数と横座標のエネル
ギー)。図7は、ため込みのない場合の信号である。実
線による曲線は選別前の信号に相当し、破線による曲線
は選別後の信号に相当する。これら曲線は、ため込まれ
ているのではない信号に対するエネルギー分解能が損な
われてはいないことを示している。
【0052】図8は選別前(実線)と後(破線)のため
込みのある場合の信号である。ここでは選別のおかげで
エネルギー分解能に改善が見られる。
込みのある場合の信号である。ここでは選別のおかげで
エネルギー分解能に改善が見られる。
【0053】本発明に用いるデジタルフィルターはよく
知られたタイプでよい。例えば、製品番号TMC225
0というTRW社の製品などのようなマトリックス乗算
器タイプのフィルターや有限インパルス応答フィルター
(英語でRIFもしくは“FIR”)などを用いても良
い。
知られたタイプでよい。例えば、製品番号TMC225
0というTRW社の製品などのようなマトリックス乗算
器タイプのフィルターや有限インパルス応答フィルター
(英語でRIFもしくは“FIR”)などを用いても良
い。
【図1】従来タイプのガンマ線カメラが示されている。
【図2】ガンマ線カメラに応用された本発明の基本原理
が示されている。
が示されている。
【図3】インパルス応答曲線、フーリエ変換曲線、逆変
換曲線が示されている。
換曲線が示されている。
【図4】逆伝達関数が示されている。
【図5】本発明に基づくガンマ線カメラの実行モードが
示されている。
示されている。
【図6】入射信号、それに相当する選別された信号、積
分された信号が示されている。
分された信号が示されている。
【図7】選別前と後のため込みがない場合の2つの信号
エネルギースペクトルが示されている。
エネルギースペクトルが示されている。
【図8】選別前と後のため込みがある場合の2つの信号
エネルギースペクトルが示されている。
エネルギースペクトルが示されている。
フロントページの続き (72)発明者 コリンヌ メステ フランス国, 38190 ブリノウ, ル プリユーレ ― ベルニ (番地なし)
Claims (10)
- 【請求項1】 電気パルス信号を発する原子核放射線検
出装置、受け取った原子核放射線の特性関数を確定する
ための電気パルス信号処理装置を含む原子核検出器にお
いて、処理装置が複数の地点で各パルスをサンプリング
する能力をもつ高速アナログ−デジタル変換器、そして
その後方には選別装置が受け取った信号の発信元である
装置の伝達関数の逆の伝達関数をもつデジタル選別装置
を有し、この選別装置の後方にはデジタル積分装置と放
射線特性関数確定装置があることを特長とする原子核検
出装置。 - 【請求項2】 確定すべき特性関数が入射放射線の位置
であり、ガンマ線カメラに関することを特徴とする請求
項1に記載の器具。 - 【請求項3】 ガンマ放射線を受け取り、蛍光作用
(S)により光度の高い放射線を生じさせる蛍光物質層
(3)、蛍光物質層に向い合って配置され、電気信号を
発する光検出装置(6)、蛍光位置計算回路(90)を
持つデジタル積分装置を含むことを特徴とする請求項2
に記載のガンマ線カメラ。 - 【請求項4】 処理装置が光検出装置(6)から発せら
れる電気信号を受取り、維持軸Xに対する蛍光位置
(s)を表す信号x+ とx- と二次軸Yに対する蛍光位
置(s)を表す信号y+ 、y- との4つの電気パルス信
号x+ 、x- 、y+ 、y- を発する加重抵抗回路セット
(7)を含むことを特長とする請求項3に記載のガンマ
線カメラ。 - 【請求項5】 4つの電気信号x+ 、x- 、y+ 、y-
を受け取る高速アナログ−デジタル変換器4個(52、
54、56、58)を含み、選別装置には4個の変換器
と接続されたデジタルフィルター(62、64、66、
68)が含まれ、積分装置には4個のフィルターに接続
されたデジタルインテグレータ(72、74、76、7
8)が含まれ、これら4個のデジタルインテグレータか
ら計算回路(90)に4つのデジタル加重和XN+ 、X
N- 、YN+ 、YN- が送られることを特徴とする請求
項4に記載のガンマ線カメラ。 - 【請求項6】 画像記憶装置(23)付ディスプレイ装
置(21)を含むことを特徴とする請求項3に記載のガ
ンマ線カメラ。 - 【請求項7】 以下を含むことを特徴とする請求項1に
記載のガンマ線カメラ。 −放射線のエネルギー(e)に相当するデジタル信号e
(N)を発する装置、 −デジタル信号e(N)を受け取るための補助デジタル
フィルター(70);このフィルターは信号を作り出す
装置の伝達関数の逆の伝達関数を持つ、 −フィルター(70)から発せられる信号を最大限に検
出する装置(71)、 −上記の回路(71)に接続され、デジタル計算装置
(90)の有効信号(V)として取り込まれる信号(E
N)を発するデジタルインテグレータ(80)。 - 【請求項8】 最大検出回路(71)からすべてのイン
テグレータ(72、74、76、78、80)の有効信
号(I)が発せられることを特徴とする請求項7に記載
のガンマ線カメラ。 - 【請求項9】 光り検出装置として光電倍増管が含まれ
ていることを特徴とする請求項3から8のいずれかに記
載のガンマ線カメラ。 - 【請求項10】 さらに蛍光物質層(3)の前に設置さ
れたガンマ放射線コメリータを含むことを特徴とする請
求項3から9に記載のガンマ線カメラ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9010257A FR2665770B1 (fr) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | Appareil de detection nucleaire, notamment du genre gamma-camera, a filtres de deconvolution. |
FR9010257 | 1990-08-10 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05134043A true JPH05134043A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=9399614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3223584A Pending JPH05134043A (ja) | 1990-08-10 | 1991-08-09 | デコンボルーシヨンフイルタをもつ原子核検出装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5276615A (ja) |
EP (1) | EP0470909B1 (ja) |
JP (1) | JPH05134043A (ja) |
DE (1) | DE69105866T2 (ja) |
FR (1) | FR2665770B1 (ja) |
IL (1) | IL99072A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012512396A (ja) * | 2008-12-18 | 2012-05-31 | サザン イノヴェーション インターナショナル プロプライアトリー リミテッド | 数学的変換を使用することによってパイルアップされたパルスを分離する方法および装置 |
WO2019026129A1 (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-07 | 株式会社島津製作所 | 放射線検出器および核医学診断装置 |
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US5689115A (en) | 1995-11-24 | 1997-11-18 | Elscint Ltd. | Advanced nuclear medicine system |
FR2752948B1 (fr) | 1996-09-05 | 1998-11-13 | Smv Int | Acquisition simultanee de coups transmis et de coups emis pour une gamma camera |
FR2753279B1 (fr) * | 1996-09-09 | 1998-11-13 | Smv Int | Procede de traitement des impulsions delivrees par une gamma camera et gamma camera mettant en oeuvre ce procede |
FR2754606B1 (fr) * | 1996-10-14 | 1998-10-30 | Commissariat Energie Atomique | Dispositif et procede de collection et de codage de signaux issus de photodetecteurs |
FR2757954B1 (fr) | 1996-12-30 | 1999-01-22 | Commissariat Energie Atomique | Tete de detection et collimateur pour gamma-camera |
US6019879A (en) * | 1998-03-19 | 2000-02-01 | Teledyne Industries, Inc. | Electrochemical gas sensor |
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EP1720041A1 (en) * | 2005-05-01 | 2006-11-08 | Target Systemelectronic GmbH | Use of digital filters in a detector and method for obtaining energy spectra of nuclear radiation |
US7664607B2 (en) | 2005-10-04 | 2010-02-16 | Teledyne Technologies Incorporated | Pre-calibrated gas sensor |
WO2009020866A1 (en) * | 2007-08-03 | 2009-02-12 | Pulsetor, Llc | Adapting a high-performance pulse processor to an existing spectrometry system |
CA2732754C (en) * | 2007-08-03 | 2015-12-08 | Pulsetor, Llc | Digital pulse processor slope correction |
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WO2012101332A1 (fr) | 2011-01-27 | 2012-08-02 | Michel Tararine | Procede et dispositif de correction d'empilement d'impulsions pour un detecteur de rayonnement |
US10126438B2 (en) | 2014-09-19 | 2018-11-13 | University Of Virginia Patent Foundation | Systems and methods for polarized nuclear imaging and spectroscopy |
EP3513222A4 (en) | 2016-09-15 | 2020-05-20 | Yuan Zheng | POLARIZED NUCLEAR IMAGING AND SPECTROSCOPY SYSTEMS AND METHODS |
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FR2546632B1 (fr) * | 1983-05-27 | 1985-07-12 | Thomson Csf | Procede de traitement des impulsions delivrees par une gammacamera et gammacamera mettant en oeuvre ce procede |
DE3769529D1 (de) * | 1986-07-09 | 1991-05-29 | Philips Nv | Szintillationskamera. |
FR2605745B1 (fr) * | 1986-10-24 | 1990-11-09 | Labo Electronique Physique | Camera a scintillation |
FR2609336B1 (fr) * | 1987-01-06 | 1990-02-23 | Labo Electronique Physique | Camera a scintillation |
FR2615960B1 (fr) * | 1987-05-27 | 1991-09-06 | Commissariat Energie Atomique | Dispositif de localisation d'un rayonnement nucleaire, et dispositif de formation d'image de rayonnement incluant un tel dispositif de localisation |
FR2615961B1 (fr) * | 1987-05-27 | 1991-09-06 | Commissariat Energie Atomique | Procede de prise en compte des impulsions de localisation delivrees par une gamma camera |
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-
1990
- 1990-08-10 FR FR9010257A patent/FR2665770B1/fr not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-08-04 IL IL9907291A patent/IL99072A/en active IP Right Grant
- 1991-08-08 EP EP91402207A patent/EP0470909B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1991-08-08 DE DE69105866T patent/DE69105866T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-08-09 JP JP3223584A patent/JPH05134043A/ja active Pending
- 1991-08-09 US US07/743,208 patent/US5276615A/en not_active Expired - Lifetime
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WO2019026129A1 (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-07 | 株式会社島津製作所 | 放射線検出器および核医学診断装置 |
JPWO2019026129A1 (ja) * | 2017-07-31 | 2020-08-13 | 株式会社島津製作所 | 放射線検出器および核医学診断装置 |
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IL99072A (en) | 1996-03-31 |
FR2665770B1 (fr) | 1993-06-18 |
FR2665770A1 (fr) | 1992-02-14 |
DE69105866T2 (de) | 1995-07-06 |
IL99072A0 (en) | 1992-07-15 |
US5276615A (en) | 1994-01-04 |
EP0470909A1 (fr) | 1992-02-12 |
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