JP2003513103A - I族またはii族金属塩とのコンプレックス生成による多形相iおよびiiのフィナステライドの製造 - Google Patents

I族またはii族金属塩とのコンプレックス生成による多形相iおよびiiのフィナステライドの製造

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JP2003513103A JP2001535382A JP2001535382A JP2003513103A JP 2003513103 A JP2003513103 A JP 2003513103A JP 2001535382 A JP2001535382 A JP 2001535382A JP 2001535382 A JP2001535382 A JP 2001535382A JP 2003513103 A JP2003513103 A JP 2003513103A
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    • C07J73/001Steroids in which the cyclopenta[a]hydrophenanthrene skeleton has been modified by substitution of one or two carbon atoms by hetero atoms by one hetero atom
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Abstract

(57)【要約】 多形相(I)のフィナステライドは、フィナステライドおよび臭化リチウムなどの(I)族または(II)族金属塩の実質的に不溶なコンプレックスをまず生成し、次いで実質的に純粋な多形相(I)の結晶性フィナステライドが得られるように塩成分を水で溶かし去ってコンプレックスを解離させることによって調製される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、酵素テストステロン5−α−レダクターゼの阻害剤として薬剤活性
を示し、前立腺癌の治療に有用な4−アザ−ステロイド化合物であるフィナステ
ライドに関する。より具体的には、本発明は、特定の多形相のフィナステライド
を調製する方法に関する。
【0002】 フィナステライドは、化学的には(5α、17β)−N−(1,1−ジメチル
エチル)−3−オキソ−4−アザ−アンドロスタ−1−エン−17−カルボキシ
アミドであり、下記の化学構造式を有する。
【0003】
【化1】
【0004】 フィナステライドは、前立腺の肥大およびその結果として生じる悪性状態すな
わち前立腺癌の発生に関係しているジヒドロテストステロン(DHT)へテスト
ステロンを体内で還元する酵素、テストステロン−5−α−レダクターゼの活性
を阻害することについて活性であることが報告されている。したがって、フィナ
ステライドは前立腺癌を改善するために処方される。
【0005】 フィナステライドは、結晶構造に関して相互に異なる2種類の異なる多形相、
I型およびII型で存在できる。この異なる多形相は、結晶化条件を制御するこ
とによって調製することができる。フィナステライド多形相Iが通常の形であり
、フィナステライドの薬物製剤であるPROSCAR(登録商標)の活性成分と
して市販されている形である。Dolling他によるカナダ特許出願第2,1
03,107号(欧州特許出願第0599376号に相当)によれば、フィナス
テライド多形相I型の特徴は、d−間隔6.44、5.69、5.36、4.8
9、4.55、4.31、3.85、3.59および3.14を有するX線粉末
回折パターンである。同じカナダ特許によれば、フィナステライド多形相IIの
特徴は、d−間隔14.09、10.36、7.92、7.18、6.40、5
.93、5.66、5.31、4.68、3.90、3.60および3.25を
有するX線粉末回折パターンである。
【0006】 フィナステライドの調製は、米国特許第4,377,584号に記載およびク
レームに記載され、さらに米国特許第4,760,071号に記載されている。
フィナステライドの調製に関する他の特許には、カナダ特許出願第2,029,
859号、米国特許第5,084,574号および第5,116,983号、な
らびにカナダ特許出願第2,049,882号および第2,049,881号が
含まれる。これらはすべて、精製され結晶性固体として分離されたフィナステラ
イドの最終中間体の転換を教示している。従来技術に関するこれらの特許文献に
はフィナステライドの多形が具体的に述べられてはいないが、それらを用いて結
晶性固体として得られるフィナステライドは、知られている多形相の一方または
他方であるか、それら両方の混合物であるに違いない。
【0007】 前述の1994年5月20日発行のDolling他によるカナダ特許出願第
2,103,107号は、フィナステライドならびに特定のその多形相Iおよび
IIの調製について記載している。特に、この特許文献は、混合物中の有機溶媒
および水の量が、非溶媒和形のフィナステライド(I型)の溶解度が限度を超え
、非溶媒和形のフィナステライドが混合物中の他のどの形のフィナステライドよ
りも低い溶解度にするのに十分であるようにして、有機溶媒および任意選択の水
中のフィナステライドの混合物から結晶化することによって多形相Iが調製でき
ることを教示している。この特許文献はまた、フィナステライドの多形相IIの
転換を行うのに十分な時間、水または有機溶媒中で少なくとも25℃まで加熱す
ることにより、フィナステライドの多形相Iが調製できることを教示している。
同じ参考文献は、混合物中の有機溶媒および水の量が、溶媒和形のフィナステラ
イドの溶解度が限度を超え、溶媒和形のフィナステライドが混合物中の他のどの
形のフィナステライドよりも低い溶解度にするのに十分であるようにして、有機
溶媒および任意選択の水中のフィナステライドの混合物から結晶化させ、続いて
固体を回収して固体から溶媒を除去するか、多形相Iのフィナステライドを転換
が完了するのに十分な時間少なくとも約150℃まで加熱することにより、多形
相IIのフィナステライドが調製できることを教示している。
【0008】 非ヒドロキシル溶媒中でI族およびII族の金属塩と処理して金属塩コンプレ
ックスを沈殿させることにより粗製の有機化合物を精製することは、英国特許第
2094795号、米国特許第4,452,994号および米国特許第4,52
9,811号に記載されている。この仮説は、極めて小さなイオン半径のI族ま
たはII族金属カチオンとかなり大きなイオン半径の選択されたアニオンとの間
の結晶格子エネルギーは、このような物質が小さなカチオンの溶媒和を助けるこ
とができる場合には、格子内の有機物質の包接を促進する傾向があることを提案
してきた。しかし、このようなコンプレックスの実際の生成は、複雑な分子の場
合には確実に予測できないため、実験によって立証しなければならない。
【0009】 本発明の目的は、薬剤として望ましい多形相Iのフィナステライドを調製する
ための新規な方法を提供することである。
【0010】 本発明の別の目的は、多形相Iのフィナステライドの調製およびフィナステラ
イド調製の他の態様において有用な新規中間体を提供することである。
【0011】 本発明の一態様によれば、多形相Iのフィナステライドの調製方法であって、
非ヒドロキシル溶媒中でフィナステライドとI族またはII族金属塩のコンプレ
ックスを調製する工程、それに酸性水を添加することによりコンプレックスを解
離させる工程、およびこのようにして生成した結晶性のI型フィナステライドを
回収する工程を含む方法が提供される。
【0012】 本発明の第2の態様によれば、フィナステライドとI族またはII族金属塩の
化学的コンプレックスが提供され、前記コンプレックスを、これに酸性水を添加
して解離させ、水に不溶な多形相Iのフィナステライドが得られる。
【0013】 本発明の別の態様によれば、フィナステライドとI族またはII族金属塩の化
学的コンプレックスを調製する方法であって、非ヒドロキシルで化学的に不活性
な有機溶媒に粗製フィナステライドを溶かす工程、およびこのようにして生成し
た溶液にI族またはII族金属の塩を添加する工程を含む方法が提供される。
【0014】 本発明の方法で生成するフィナステライドと金属塩のコンプレックスは、X線
粉末回折によりほぼ無定形の固体であることが分かった。I型およびII型のフ
ィナステライドのスペクトル線は、いずれもこれらの無定形固体には存在しない
。本発明の方法に従いこれらのコンプレックスに酸性水を添加することによって
解離させると、金属塩が溶け、濾過して得られる固体は、驚いたことに予測でき
ないI型フィナステライドになる。不純物質としての前駆体コンプレックスおよ
び初めに存在したどのフィナステライド溶媒和物も多形結晶体を示さないことは
勿論である。
【0015】 本発明の別の態様は、本質的に純粋な多形相Iのフィナステライドを有機非ヒ
ドロキシル溶媒中のその溶液から分離する方法であって、前記溶液にI族または
II族金属の塩を添加してフィナステライドとのほとんど溶けないコンプレック
スを生成する工程、濾過によってフィナステライドコンプレックスを分離する工
程、およびそれに酸性水を加えてコンプレックスを壊し本質的に純粋で分離可能
な多形相Iのフィナステライドを生成する工程を含む方法である。
【0016】 酸性の水、例えば、酢酸約10%v/vを含有する水を無定形の固体コンプレ
ックスに添加すると、水溶液に溶けることによって金属塩が除去され、溶けずに
残ったフィナステライド成分の多形相Iのフィナステライドへの転換が本質的に
純粋な条件で触媒され、これを濾過し、洗浄して乾燥することができる。
【0017】 本発明で使用することが好ましいI族またはII族の金属塩は、リチウム塩お
よびカルシウム塩であり、比較的大きなアニオン、例えばブロマイド、ヨーダイ
ド、テトラフルオロボレート、パークロレート、ヘキサフルオロホスフェートと
のリチウム塩が最も好ましい。臭化リチウムが特に好ましい。
【0018】 本発明に従うフィナステライド−金属コンプレックスの調製においては、多形
相の混合物として、または有機溶媒との溶媒和物として、または不純体、非ヒド
ロキシルで非反応性の有機溶媒の溶液中にある多形相のいずれかのフィナステラ
イドを、フィナステライドと相互作用するコンプレックス生成可能な官能基を含
まない非ヒドロキシル有機溶媒に溶かす。特に好ましい実施形態では、フィナス
テライド溶液は、フィナステライドの化学合成、例えば非ヒドロキシルな不活性
有機溶媒中で(5α,17β)−N−(1,1−ジメチルエチル)−3−オキソ
−4−アザ−アンドロスタン−17−カルボキシアミドをジクロロジシアノキノ
ンおよびビストリメチルシリルトリフルオロアセトアミドの溶液と反応させる方
法による反応混合物を処理して得られる溶液である。この溶液に金属塩を加える
と、ほとんど不溶のフィナステライド−金属塩コンプレックスが沈殿する。場合
によってはこのフィナステライド−金属塩コンプレックスを加熱するか加熱せず
に乾燥してもよい。適当な溶媒には、ヘキサンおよび他の脂肪族および環状脂肪
族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、塩化メチレ
ンおよび他の塩素化炭化水素などのハロゲン化脂肪族炭化水素、ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテルおよびt−ブチルメチルエーテルなどのエーテル、
ならびにメチルイソブチルケトンなどのケトン、および2種類以上の互いに混和
性のこのような溶媒の混合物が含まれる。溶媒の量は重要ではない。
【0019】 フィナステライド−金属塩コンプレックスは、選択した溶媒が液体のままでい
る適当ないずれの温度でも調製することができる。選択された温度は重要ではな
い。室温が適当で便利である。同様に、フィナステライドおよび金属塩の化学量
論も重要ではないが、化学量論的比率の近くで操作すると経済的であり、試薬の
浪費も避けられる。
【0020】 コンプレックス生成は、触媒量のわずかな水または低級(C〜C)アルカ
ノールが有機溶媒溶液中に存在することによって恩恵を受ける。これは、コンプ
レックスの生成速度が増加する効果を持っている。触媒量は、その触媒的加速効
果を発揮するのに十分な量であるが、金属塩と著しく競合するかコンプレックス
の低い溶解性を著しく増加させないように選択しなければならない。水または低
級アルカノールの約1%までの量が適当である。
【0021】 下記の具体的実施例で本発明を説明する。
【0022】 (実施例1−フィナステライドと臭化リチウムのコンプレックスの調製) 磁気攪拌機および窒素不活性雰囲気を備えた100ml丸底フラスコ中にフィ
ナステライド3.71gを秤量した。塩化メチレン(20ml)を加え、スラリ
を撹拌して物質を溶かした。透明な淡黄色の溶液に無水臭化リチウム0.87g
を加えた。塩化メチレン5mlと共に固体を反応物中に洗い入れた。スラリを撹
拌した。1分以内にn−プロパノール1滴を使い捨てピペットから加えた。不活
性窒素雰囲気中で水分を排除しながらスラリを一夜撹拌した。ブフナー・ロート
でスラリを濾過し、フラスコおよび固体を塩化メチレン10mlで洗浄した。真
空中50℃で固体を乾燥すると、固体コンプレックスの重量は4.17gである
。塩化メチレン溶液は不揮発性残渣0.35gを含む。
【0023】 (実施例2−I型フィナステライドの調製) 磁気攪拌機および静的窒素パージを備えた25ml丸底フラスコにフィナステ
ライド−臭化リチウムコンプレックス0.53gを入れた。これに9:1v/v
水/酢酸10mlを加え、スラリを50℃で2時間撹拌した。スラリを20〜2
5℃まで冷却し、濾過した。フィルタ上の固体を水で洗浄し、真空中40〜45
℃で乾燥した。固体の重量は0.37gであった。
【0024】 この実施例2に従う3回の別々の実験で調製したフィナステライドの3種類の
異なるサンプルをX線粉末回折により分析し、添付の図面の単一図は、これら3
種類のX線粉末回折パターンを示している。これらは互いに一致し、生成物がI
型フィナステライドであると同定している。I型フィナステライドとしての生成
物の同一性の確認は、さらに示差走査熱量測定によって得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の方法で得られたI型フィナステライドのX線粉末回折パター
ンである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C086 AA03 AA04 DA12 GA13 MA01 MA04 NA07 ZA81 ZB26 4C091 AA02 BB03 CC05 DD01 EE07 FF01 GG01 HH01 JJ03 KK01 LL01 MM03 NN01 PA01 PA12 PB01 QQ01 SS01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多形相Iのフィナステライドの調製方法であって、非ヒドロ
    キシル溶媒の存在下にフィナステライドとI族またはII族金属塩のコンプレッ
    クスを調製する工程、そこへ酸性水を添加することによってコンプレックスを解
    離させる工程、および生成した結晶性I型フィナステライドを回収する工程を含
    む方法。
  2. 【請求項2】 コンプレックスの金属塩が、比較的大きなアニオンを有する
    リチウム塩である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 リチウム塩が臭化リチウムである、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 酸性水が水−酢酸混合物である、請求項1、請求項2または
    請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 非ヒドロキシル溶媒が脂肪族炭化水素、環状脂肪族炭化水素
    、ハロゲン化脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、エーテル、ケトンまたは2種類
    以上の混和性のこのような溶媒の混合物である、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 溶媒が塩化メチレンである、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 フィナステライドとI族またはII族金属塩の化学的コンプ
    レックスであって、前記コンプレックスが酸性水の添加によって解離可能であり
    、水に不溶な多形相Iのフィナステライドが得られるコンプレックス。
  8. 【請求項8】 金属塩が、比較的大きなアニオンを有するリチウム塩である
    、請求項7に記載のコンプレックス。
  9. 【請求項9】 金属塩が臭化リチウムである、請求項8に記載のコンプレッ
    クス。
  10. 【請求項10】 フィナステライドとI族またはII族金属塩の化学的コン
    プレックスの調製方法であって、非ヒドロキシルの化学的に不活性な溶媒中に粗
    製フィナステライドを溶かす工程、およびこのようにして生成した溶液にI族ま
    たはII族金属の塩を加える工程を含む方法。
  11. 【請求項11】 塩が、比較的大きなアニオンを有するリチウム塩である、
    請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 塩が臭化リチウムである、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 反応媒体中の触媒量の水または低級(C〜C)アルカ
    ノールで触媒される、請求項10、請求項11または請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 本質的に純粋な多形相Iのフィナステライドを有機非ヒド
    ロキシル溶媒中のその溶液から単離する方法であって、前記溶液にI族またはI
    I族金属の塩を添加してフィナステライドとのほとんど溶けないそのコンプレッ
    クスを生成する工程、濾過によってフィナステライドコンプレックスを分離する
    工程、およびそこへ酸性水を加えてコンプレックスを壊して本質的に純粋な分離
    可能な多形相Iのフィナステライドを生成する工程を含む方法。
  15. 【請求項15】 塩が、比較的大きなアニオンを有するリチウム塩である、
    請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 塩が臭化リチウムである、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 不溶なコンプレックスが触媒量の水または低級(C〜C )アルカノールの存在下で生成する請求項14、請求項15または請求項16
    に記載の方法。
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