JP2003512758A - レイク受信機における相関タイミングを選択する装置及び方法 - Google Patents

レイク受信機における相関タイミングを選択する装置及び方法

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Abstract

(57)【要約】 複数の相関メトリックス、好ましくは複数のマルチパス成分に関連した信号強度測定値に基づいて、受信信号のマルチパス成分間の時間差からレイク受信機の相関時間を決定する。本発明の種々の実施例によれば、最適平均(AO)又は瞬時最適(IO)選択基準を使用して、「所望の信号収集」及び「干渉収集」相関時間を選択可能な選択戦略を採用する。これらの基準には、例えば、相関時間において信号のマルチパス成分に関連した信号強度用のしきい値が含まれてもよく、前記信号強度には、信号電力又は信号対雑音比の絶対値又は相対測定値が含まれてもよい。他の実施例によれば、相関時間は、予測チャネル応答の逆フィルタを使用して選択される。更に、関連した装置も説明する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、通信方法及び装置に関し、特にスペクトラム拡散通信方法及び装置
に関する。ワイヤレス通信システムは、加入者に音声通信及びデータ通信を提供
するために一般的に採用されている。例えば、AMPS、ETACS、NMT−
450及びNMT−900により表されるようなアナログ・セルラ無線電話シス
テムは、長いこと世界中に首尾良く展開された。デジタル・セルラ無線電話シス
テム、例えば北米標準IS−54及び欧州標準GSMに適合するものは、199
0の初期以来サービスされていた。最近、IS−136及びIS−95のような
標準、DECT(Digital Enhanced Cordless Te
lephon:デジタル・コードレス電話)のような低電力システム、及びCD
PD(Cellular Digital Packet Data:セルラ・
デジタル・パケット・データ)のようなデータ通信サービスに適合する最新のデ
ジタル・セルラ・システムを含む、PCS(Personal Common
Servives:パーソナル通信サービス)と広く呼ばれる種々のワイヤレス
・デジタル・サービスが導入された。これらのシステム及び他のシステムは、ギ
ブソン(Gibson)により編集され、かつCRCプレス(1996)により
刊行された移動通信ハンドブック(The Mobile Communica
tion Handbook)に説明されている。
【0002】 図1は、典型的な陸上(terrestrial)セルラ無線電話システム2
0を示す。セルラ無線電話システム20は、複数の基地局26及び移動電話交換
局(MTSO)28により、サービスされる複数のセル24と通信する1以上の
無線電話(端末)22を備えることができる。図1には、3セル24のみが示さ
れているが、典型的なセルラ・ネットワークは、数百のセルを含むこと、1より
多くのMTSOを含むこと、及び数千の無線電話をサービスすることができる。
【0003】 セル24は、一般的に、通信システム20においてノードとしてサービスをし
、これにより、複数のリンクがセル24をサービスしている基地局26を介して
端末22とMTSO28との間に確立される。各セル24は、典型的には、1以
上の専用制御チャネル、及び1以上のトラヒック・チャネルが割り付けられる。
制御チャネルは、セル識別及びページング情報の送信に使用される専用チャネル
である。トラヒック・チャネルは、音声及びデータ情報を搬送する。二重無線通
信リンクは、通信システム20を介して2移動端末22間、又は公衆交換電話ネ
ットワーク(PSTN)34を介して移動端末22と陸線電話の利用者32との
間で実施されてもよい。基地局26の機能は、セル24と移動端末22との間で
無線通信処理することである。従って、基地局26は、データ信号及び音声信号
用の中継局として機能する。
【0004】 図2に示すように、衛星42は、通常の陸上基地局により実施される機能と同
様の機能を実行するために、例えば、人口が過疎である、又は荒れ地を有し、技
術的に若しくは経済的に通常の陸線電話又は陸上セル電話インフラストラクチャ
を実施不可能になり勝ちなエリアをサービスするときに採用することができる。
衛星無線電話システム40は、典型的には、1以上の地球局44と複数の端末2
3との間で中継又はトランスポンダとして利用する1以上の衛星42を含む。衛
星は、端末23及び地球局44に対する二重リンク46により無線電話通信を搬
送する。更に、地球局44は、公衆交換電話ネットワーク34に接続されてもよ
く、衛星無線電話間の通信、及び衛星無線電話と通常の陸上セル無線電話又は陸
線電話との間の通信を可能にする。衛星無線電話システム40は、システムによ
ってサービスされるエリア全体に到達する単一のアンテナ・ビームを利用しても
よく、又は図に示すように、衛星は、最小の重なり合いにより多数のビーム48
を発生するように設計されてもよく、それぞれがシステムのサービス・エリアに
おいて明確な地理的なサービス・エリア50をサービスする。サービス・エリア
50は、図1の通信システム20のセル24と同様の機能をサービスする。
【0005】 いくつかの形式のアクセス技術的は、通常、図1及び2に示すものと同様に、
ワイヤレス・システムの利用者に対してワイヤレス・サービスを提供するために
使用される。これら従来のアナログ・セルラ・システムは、一般的に、複数の通
信チャネルを形成するために周波数分割多元接続(FDMA)と呼ばれるシステ
ムを採用し、別個的な複数の周波数帯域は、複数のチャネルをサービスし、複数
のセルラ端末が複数のセルラ基地局と通信するチャネルとして利用される。典型
的には、これらの帯域は、システム容量を増加させるために地理的に離れている
セルで再使用される。現代のデジタル・ワイヤレス・システムは、スペクトラム
の利用効率を高めるために時分割多元接続(TDMA)及び/又は符号分割多元
接続(CDMA)のような異なる多元接続技術的を典型的に利用している。TD
MAシステムにおいて、例えばGSM又はIS−136標準に適合するものは、
複数チャネルを単一の搬送波に多重化できるように、逐次的な複数のタイム・ス
ロットに分割され、これらが多数のチャネルに割り付けられる。CDMAシステ
ム、例えばIS−95標準に適合するものは、「スペクトラム拡散」技術を使用
することによりチャネル容量の増加を達成しており、固有の拡散符号、即ち通信
システムが動作している周波数スペクトラムの広い部分にわたり元のデータ被変
調搬送波を拡散させる符号によって、データ被変調搬送波信号を変調することに
より、1チャネルが確定される。
【0006】 通常のスペクトラム拡散CDMA通信システムは、一般的に、いわゆる「直接
シーケンス(direct sequence)」スペクトラム拡散変調を使用
する。直接シーケンス変調において、データ被変調搬送波は、電力増幅器により
増幅されて通信媒体、例えばエア・インターフェースを介して送信される前に、
拡散符号即ちシーケンスにより直接変調される。拡散符号は、典型的には、送信
されるデータのビットレートより遙かに高いチップレートにより発生する「チッ
プ」のシーケンスを典型的に含む。
【0007】 典型的なDS−CDMAシステムにおいて、異なる複数の利用者からのデータ
・ストリームは、種々の信号処理ステップ、例えば誤り訂正符号化ステップ又は
インタリーブするステップが実施され、かつ利用者固有拡散符号とグループ固有
符号との組合わせを使用することにより、拡散される。次いで、複数の利用者か
らの符号化データ・ストリームは、組合わせられ、搬送波変調が実行されて、通
信媒体における複合信号として送信される。
【0008】 RAKE受信機構造は、利用者ストリームのうちの1つに対応する情報を再生
するために通常使用される。典型的なRAKE受信機において、受信した複合信
号は、典型的には、複数の相関時間(例えば、遅延)のそれぞれにおいて、受信
機に割り付けられた特定の拡散シーケンスと相関をとり、複数の時間−オフセッ
ト相関を発生し、それぞれは、送信したスペクトラム拡散信号のエコーに対応す
る。そこで、相関は、重み付け方式で組み合わせられる。即ち、それぞれの相関
は、それぞれの重み付け係数により乗算され、次いで総和を取って決定統計(d
icision statistic)を得る。
【0009】 CDMAシステムのパフォーマンスは、一般的に、異なる複数のユーザ信号に
おける干渉により限定される。拡散/逆拡散である程度の干渉抑圧が得られるが
、しかしユーザ数は、干渉によって制限される。従来のRAKE受信技術は、一
般的に、干渉を白色雑音として処理する。最近提案された技術は、干渉のホワイ
トニング(whitening)によりある程度、干渉打ち消しが得られる。こ
のような技術例は、「通信における特定の分野に関するIEEEジャーナル、第
12巻、第817頁〜第827頁(1996年6月)」において、モンク(Mo
nk)ほかによる「多重アクセス雑音除去に対するホワイトニング・アプローチ
−その1:理論と背景(A Noise Whitening Approac
h to Multiple Access Noise Rejection
−Part I:Iheory and Background)」、「通信に
おける特定の分野に関するIEEEジャーナル、第14巻、第1488頁〜第1
499頁(1996年10月)」において、モンク(Monk)ほかによる「多
重アクセス雑音除去に対するホワイトニング・アプローチ−その2 II:実施上
の諸問題(A Noise Whitening Approach to M
ultiple Access Noise Rejection−Part
II:Implementation Issues)」、「1997年IEEE
車両技術会議、アリゾナ州フェニックス(1997年5月4日〜7日)、クライ
ン(Klein)による「CDMA移動無線システムのダウンリンク用に特に設
計されたデータ検出アルゴリズム」(Data Detection Algo
lithms Specifically Designed for the
Downlink of CDMA Mobile Radio Syste
m)、デント(Dent)ほかに対する米国特許第5,572,552号(19
96年11月5日発行)、及びボトムレー(Bottomley)による「第4
3回IEEE車両技術会議報告、ニュージャージ州セコーカス(Secaucu
s)アリゾナ州フェニックス(1993年5月18日〜20日)における、「ダ
ウンリンクCDMA信号の復調用レイク受信機の最適化(Optimizing
the Rake Receiver for Demodulation
of Downlink CDMA Signals)」に説明されている。
【0010】 (発明の概要) 本発明の実施例によれば、相関メトリックスに基づく信号のマルチパス成分に
関連した時間の間、好ましくは、マルチパス成分に関連した信号強度測定値間の
時間差から相関時間を判断する。本発明の種々の実施例によれば、最適平均(a
verage optimal:AO)又は瞬時最適(instantaneo
us optimal:IO)選択基準を使用して、「所望の信号収集」及び「
干渉収集」相関時間を選択する選択戦略を採用する。これらの基準には、例えば
、相関時間において信号のマルチパス成分に関連した信号強度用のしきい値が含
まれてもよく、前記信号強度には、信号電力又は信号対雑音比の絶対値又は相対
測定値が含まれてもよい。他の実施例によれば、相関時間は、予測チャネル応答
の逆フィルタを使用して選択される。関連装置も説明している。
【0011】 それぞれ1999年6月25日に出願された米国特許出願第09/344,8
98号及び第09/344,899号は、干渉が存在するときにパフォーマンス
の改善が見られる干渉除去組み合わせ(interference rejec
tion combining:IRC)又は干渉ホワイトニング(IW)技術
を利用するRAKE形式の受信機を説明している。本発明は、これらのおよび他
のRAKE受信機のパフォーマンスは受信機で使用する相関時間(遅延)の慎重
な選択により改善することができるという発見から出発したものである。
【0012】 特に、本発明の一実施例によれば、それぞれの相関メトリックスは、第1信号
の複数のマルチパス成分のそれぞれに対して発生される。第2信号の変調シーケ
ンスとの時間オフセット相関は、それぞれは、前記複数のマルチパス成分に関連
した相関メトリックスに基づいて前記複数のマルチパス成分に関連した時間の間
の時間差から決まるそれぞれの相関時間で発生される。本発明による好ましい実
施例において、第1信号は、第1信号の複数のマルチパス成分のそれぞれの信号
強度が判定されるように処理される。変調シーケンスとの第2信号の時間オフセ
ット相関のそれぞれは、前記複数のマルチパス成分の前記判定した信号強度に基
づき、前記複数のマルチパス成分に関連した時間の間の時間差から決まった相関
時間で発生される。
【0013】 本発明の実施例によれば、2段の相関時間選択アプローチが使われ、そこでは
、「所望の信号収集」相関時間を使用して付加的な「干渉収集」相関時間を判定
し、これが干渉打ち消し即ちホワイトニングの助けとなり得る。第1信号は、一
組の第1の「所望の信号収集」相関時間」のそれぞれにおいて変調シーケンスと
相関されてそれぞれの第1相関出力を発生する。前記第1相関出力に対してそれ
ぞれの信号強度を判断する。前記第1相関出力に対して判断した信号強度に基づ
いて、第2「干渉収集」相関時間が決まる。前記第1及び第2相関時間において
、前記変調シーケンスとの第2信号のそれぞれの時間オフセット相関が発生され
る。
【0014】 本発明の他の特徴によれば、判定された信号強度基準に基づいて前記第1相関
時間の間の時間差から前記第2相関時間が決まる選択戦略を使用する。所定の基
準を満足させる信号強度を有する前記一組の第1の相関時間の一つの第1相関時
間が識別される。次いで、前記一組の第1相関時間の前記識別した少なくとも一
つの第1相関時間と、少なくとも他の1つの第1相関時間との間の少なくとも1
つの時間差が判定される。前記少なくとも一つの時間差から前記第2相関時間が
判定される。
【0015】 本発明他の実施例において、それぞれの相関メトリックスは、第1信号から予
測チャネル応答を発生することにより判断される。次いで、予測チャネル応答の
逆フィルタが決まり、この予測チャネル応答は、複数の逆フィルタ係数のそれぞ
れ、及びそれに関連したそれぞれの遅延を含む。第2信号と変調シーケンスとの
それぞれの時間オフセット相関は、逆フィルタ係数に基づく複数の遅延から選択
されたそれぞれの相関時間において発生される。予測チャネル応答は、瞬時チャ
ネル応答又は平均応答予測を含めてもよい。
【0016】 本発明の更に他の特徴によれば、受信機は、受信信号に応答して、第1信号の
複数のマルチパス成分のそれぞれに対する相関メトリックスをそれぞれ発生する
相関タイミング判定器を含み、前記マルチパス成分のそれぞれは、それに関連し
たそれぞれの相関時間を有し、かつ前記相関メトリックスに基づいて前記複数の
マルチパス成分に関連した時間の間の時間差から一組の相関時間を判定する。前
記相関タイミング判定器に動作的に関連した相関ユニットは、前記選択した一組
の相関時間のそれぞれの相関時間において、変調シーケンスとの第2信号の時間
オフセット相関のそれぞれを発生する。組み合わせ器は、前記変調シーケンスを
前記第2信号の複数の前記時間オフセット相関と組合わせて前記第2信号により
表された情報の予測を発生する。本発明の一実施例において、前記相関タイミン
グ判定器は、前記マルチパス成分のそれぞれに対してそれぞれの相関出力を発生
するサーチ相関器を含む。信号強度判定器は、前記第1信号の前記複数のマルチ
パス成分のそれぞれの成分の信号強度をそれぞれ判断する。相関時間選択器は、
前記判定した信号強度に基づいて、前記相関器で使う前記一組の相関時間を選択
する。
【0017】 (図面の詳細な説明) ここで、本発明の好ましい実施例を示す添付図面を参照して本発明を以下更に
詳細に説明する。しかしながら、本発明は、多くの異なる形式により実施可能と
され、ここで述べているこれら実施例に限定されると解釈されるべきではない。
むしろ、これらの実施例は、その開示が全体にわたって完全、かつ当該技術分野
に習熟する者に本発明の範囲を十分に表現するように、提供されている。これら
の図において、同一番号は、同一要素を表している。
【0018】 ここでの説明は、ワイヤレス通信システムに関し、特に、ワイヤレス符号分割
多元接続(CDMA)、例えばIS−95標準に適合するシステム、又は広帯域
CDMA(WCDMA、CDMA2000等)に対して提案された標準に関する
。このようなワイヤレス通信システムでは、例えば移動端末又は基地局に位置す
る送信機により1以上のアンテナ放射電磁波形が発生される。これらの波形は、
無線伝搬環境において伝搬され、1以上のアンテナを介して受信器で受信される
。ここでの説明は、無線環境、装置及び方法を指すが、ワイヤレス通信システム
のような他の環境に適用可能であり、磁気ストレージ媒体からのデータの再生の
ような他の環境にも適用可能であることを理解すべきである。
【0019】 図3は、例示的なワイヤレス端末300、例えば本発明の実施例によるワイヤ
レス通信システムにおいて使用する端末を示す。端末300は、マイクロプロセ
ッサのようなマイクロコントローラ370、ダイナミック・ランダム・アクセス
・メモリ(DRAM)、電気的消去可能プログラムマブル読み出し専用メモリ(
EEPRPM)、又は他のストーレジ・デバイスのようなメモリ360に記憶さ
れたプログラム命令を実行するマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又は
同様のデータ処理装置のようなコントローラ370を含む。コントローラ370
は、ディスプレイ320、キーパッド330、スピーカ340及びマイクロホン
350のようなユーザ・インターフェース部品に動作的に関連され、これらの動
作は、当該技術分野に習熟する者に知られており、ここでこれ以上説明すること
はしない。コントローラ370は、例えばアンテナ310を介して通信媒体に無
線周波数(RF)信号を発信する無線送信器380の動作を制御/モニターする
【0020】 コントローラ370は、更に受信機390に動作的に関連されている。受信機
は、アンテナ310を介して受信した受信信号r(t)と個々の変調シーケンス
、例えばスクランブリング即ち拡散シーケンスとの相関を動作的にとる相関ユニ
ット392を含む。ここで、説明しているように、相関ユニット392は、相関
時間(例えば、遅延)においてこれらの相関を実行する。これらの相関時間は相
関タイミング判定器394により、受信した信号のそれぞれのマルチパス成分に
対するそれぞれのメトリックスに基づいて決まり、より好ましくは、平均又は瞬
時信号電力或いは信号対雑音比測定値のような信号強度測定値に基づいて決まる
。このような相関時間の選択動作例ついての詳細な説明をここで行う。
【0021】 受信機390及び端末300の他の構成要素は、種々のハードウェア及びソフ
トウェアを使用して実施されてもよいことを理解すべきである。例えば、相関ユ
ニット392及び相関タイミング判断器394を含む受信機390の諸部分は、
特定用途向け集積回路(ASIC)及びゲートアレーのような特殊用途向けのハ
ードウェア、及び/又はマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又はディジ
タル信号プロセッサ(DSP)のようなコンピュータ装置上で動作するファーム
ウエアを使用して、実施されてもよい。受信機390の機能を単一ASICのよ
うに、単一装置に集積してもよいがこれらは、更にいくつかの装置間に分散され
てもよいことを理解すべきである。
【0022】 図4は、本発明の第1の実施例による相関受信機390’を示しており、特に
、前述した1999年6月25日に出願されたワン(Wang)ほかの米国特許
出願第09/344,899号、1998年10月2日に出願されたボトムレイ
(Bottomley)の米国特許出願第09/165,647号において説明
されている干渉除去組み合わせ(IRC)RAKE受信機を示しており、それぞ
れ本発明の譲受人に譲渡され、ここではその全体をここで参照により組み込まれ
る。受信機390’は、通信媒体から受信した複合信号r(t)から所望の拡散
シーケンスsdにより送信されたスペクトラム拡散信号により表された情報に対
応している。受信機390’は、通信媒体から受信した複合信号r(t)から所
望の拡散シーケンスsdにより送信されたスペクトラム拡散信号により表された
情報を再生する。受信機390は、複合信号r(t)を受信する手段、例えば信
号r(t)を増幅し、混合し、ろ波し、そして受信した信号r(t)のベースバ
ンド・サンプルr(k)を発生する動作を実行する無線プロセッサ405を備え
ている。無線プロセッサ405は、同様に種々の他の機能を実行するようにして
もよいことを理解すべきである。
【0023】 ここでは相関器414のバンクにリンクされた遅延412のバンクとして示し
た相関ユニット392’は、ベースバンド信号r(k)を遅延させた信号をN相
関時間τ0,τ1,…,τN-1において所望の拡散シーケンスsdに相関させる。相
関時間τ0,τ1,…,τN-1は、ベースバンド信号r(k)とチャネル予測器4
30により発生したチャネル予測とに応答して、相関タイミング判定器394’
により決まる。相関器392’は、種々の他の形式により、例えばスライディン
グ(sliding)相関器を使用することにより、実施されてもよいことを理
解すべきである。相関タイミング判定器394’は、好ましくは以下で詳細に説
明するように、複数の平均最適(AO)又は瞬時最適(IO)相関時間選択戦略
のうちの1つを使用して、ベースバンド信号r(k)のマルチパス成分に行った
絶対信号電力、相対信号電力又は信号対雑音比のような信号強度測定値に基づい
て相関時間τ0,τ1,…,τN-1を判断する。
【0024】 相関ユニット392’により発生した相関x0,x1,…,xN-1は、重み付け
組み合わせ器415において組み合わせられ、ここでは、チャネル予測器430
により得られるチャネル予測や所望の拡散シーケンスsdの統計的な特性のよう
な情報及び複合信号r(t)に含まれている他のスペクトラム拡散信号の電力に
ついての情報に基づき、重み付け係数発生器425により発生した重み付け係数
を使用する。重み付け係数発生器425は、所望の拡散シーケンスsdに対応す
る送信された元の拡散スペクトラム信号により表された情報を予測するために検
出器420により使用可能とされる決定統計(decision statis
tic)を発生する。検出器420は、例えば畳み込み(convolutio
nal)又はターボ復号化(turbo decoding)のようなソフト復
号化を採用してもよい。
【0025】 図4の受信機390’は、異なる多数の方法により実施されてもよいことを理
解すべきである。ここでの説明は、ワイヤレス通信システムの基地局と通信する
動作が可能な移動端末又は他の端末において受信機390’の採用を言及してい
るが、受信機390’は、セルラ基地局のトランシーバに使用される受信機、衛
星トランシーバ、ワイヤレス・トランシーバ及び他の通信装置に限定されるもの
ではなく、これらを含む多数の他の形式により実施可能とされる。相関器392
’、相関タイミング判定器394’、重み付け組み合わせ器415、重み付け係
数発生器425、検出器440、及び受信機390’の他の構成要素は、例えば
、特定用途向け集積回路(ASIC)チップ、又はディジタル信号プロセッサ(
DSP)チップ、又は説明した処理機能を実行するように構築された他の処理装
置を使用して実施されてもよい。一般的に、特殊用途又は汎用データプロセッサ
装置、又はその組み合わせを実行する特定用途向け回路、ソフトウェア又はファ
ームウェアを使用して、受信機390’の構成要素を実施してもよいことも理解
すべきである。
【0026】 図5は、本発明の他の実施例による受信機390”、特に1999年6月25
日に出願されたボトムレー(Bottomley)ほかの前述の米国特許出願第
09/344,898号に説明されている多段干渉除去ホワイトニング(IW)
RAKE受信機を示しており、ここでは、その全体を参照することにより組み込
まれる。受信機390”は、通信媒体を介して受信される複合信号r(t)から
、所望の拡散シーケンスsdに従って送信されたスペクトラム拡散信号により示
される情報を再生する。受信機390”は、例えば、複合信号r(t)を受信す
る手段、例えば、信号r(t)を増幅し、混合し、ろ波し、そして受信した信号
r(t)のベースバンド信号r(k)を発生する動作を実行する無線プロセッサ
405を含む。無線プロセッサ405は、同様に、他の種々の機能を実行しても
よいことも理解すべきである。
【0027】 ここで、相関器414のバンクに接続された遅延412のバンクとして示す相
関ユニット392”は、相関時間τ0,τ1,…,τN-1においてベースバンド信
号r(k)を遅延した信号を所望の拡散シーケンスsdと相関させる。相関時間
τ0,τ1,…,τN-1は、ベースバンド信号r(k)と、チャネル予測器535
により発生したチャネル予測に応答して、相関タイミング判定器394”により
決められる。相関ユニット392”は、他の多くの形式において、例えばスライ
ディング相関器を使用することにより、実施されてもよい。相関タイミング判定
器394”は、好ましくは、ベースバンド信号r(k)のマルチパス成分につい
ての信号強度測定値に基づいて相関時間τ0,τ1,…,τN-1を決める。より好
ましくは、図5の実施例に対する相関時間τ0,τ1,…,τN-1は、相関の“ス
ライド(slides)”を選択する平均最適相関時間選択戦略、即ち以下で詳
細に説明するように、互いにオフセットされた複数組の相関時間を使用すること
により、選択される。
【0028】 ここで、相関ユニット392”により発生した第1及び第2グループそれぞれ
の相関x0−xi,xi−xN-1は、第1及び第2組合せ器515a、515bそれ
ぞれで組み合わされる。515a、515bはチャネル予測器535により予測
したチャネル係数に従ってこれらの相関を組み合わせるチャネル補償組み合わせ
器として示されている。ここで使用しているように、「チャネル補償」組み合わ
せは、一般的に、限定はされないがチャネル応答に一致する動作を含む、チャネ
ル係数の使用を含む組み合わせ動作を指す。チャネル予測器535は、多数の異
なる方法、例えば複数のパイロット・シンボル(例えば、パイロット又は他のチ
ャネルにおける)又は再生したデータ・シンボルによる予測により、チャネル係
数を予測してもよいことを理解すべきである。このような技術は、当該技術分野
において習熟する者に知られており、ここで更に詳細に説明すべきものではない
【0029】 第1及び第2組み合わせ器515a及び515bのそれぞれに設けられたそれ
ぞれのグループの相関は、それぞれの組の相関時間{τ0,τ1,…τi},{τi
,τi+1,…τN-1}との相関により、発生される。これらの相関時間セット{τ0 ,τ1,…τi},{τi,τi+1,…τN-1}(即ち、スライド)は、構成要素、例
えば|τ1−τ0|=|τi+1−τi|と|τi−τ1|=|τN-1−τi+1|との間で
同一スペースを共有するが、しかしある時間間隔により互いにオフセットされる
。図5に示す実施例の場合に、オフセット時間間隔は、第1及び第2チャネル補
償組み合わせ器515a、515bが相関出力xiを共有するように、τiに等し
い。しかしながら、オフセット時間間隔は、このように制限される必要はなく、
複数セットの相関時間即ちスライドは、第1段の組み合わせ器515a、515
bのそれぞれに関連する相関時間のそれぞれの組の間で、相関時間を共有しない
ように、オフセットされてもよい。
【0030】 第1及び第2チャネル補償組み合わせ器515a、515bにより発生した第
1及び第2組み合わせ値は、ここで重み付け係数発生器530により発生した重
み付け係数に従って第1及び第2組み合わせ値を組み合わせる損傷補償組み合わ
せ器として示す第3組み合わせ器520により、組み合わせられる。重み付け係
数発生器530は、予測した復号チャネル応答と損傷予測相関とから明確な計算
によって、又は適応フィルタリング技術によって含まれる異なる多数の方法によ
り、重み付け係数を発生してもよい。第3組み合わせ器530は、所望の拡散シ
ーケンスsdに対応する送信された元の拡散スペクトラム信号により表された情
報を予測するために、検出器525により使用されてもよい。検出器525は、
例えば畳み込み復号化又はターボ復号化のようなソフト判定復号化を実行しても
よい。
【0031】 図5の受信機390”は、異なる多数の方法により、実施されてもよいことを
理解すべきである。ここでの説明は、ワイヤレス通信システムの基地局と通信す
るように動作可能な移動体又は他の端末に受信機390”を採用することを言及
したが、受信機390”は、セルラ基地局のトランシーバに使用される受信機、
衛星トランシーバ、ワイヤレス・トランシーバ及び他の通信装置に限定されるも
のではなく、これらを含む多数の他の形式により実施可能とされる。相関ユニッ
ト392”、相関タイミング判定器394”、組み合わせ器515a、515b
、520、チャネル予測器535、重み付け係数発生器530、検出器525、
及び受信機390”の他の構成要素は、例えば、特定用途向け集積回路(ASI
C)、ディジタル信号プロセッサ(DSP)チップ、又は説明した処理機能を実
行するように構築された他の処理装置を使用して実施されてもよい。一般的には
更に、特殊用途回路又は特定用途向け回路上で実行されるソフトウェア又はファ
ームウェア又はそれらの組み合わせを使用して、受信機390”の構成要素を実
施してもよいことを理解すべきである。
【0032】 図6は、本発明の一実施例による相関タイミング判定器394を示す。相関タ
イミング判定器394は、サーチ・ウィンドウ判断器640により定義されたサ
ーチ・ウィンドウ内で複数の相関時間τ0,τ1,…,τQのそれぞれにおいて、
所望の変調シーケンスとのベースバンド信号r(k)のそれぞれの相関を実行す
るサーチ相関ユニット610を含む。サーチ・ウィンドウ判定器640は、例え
ば図4及び5のチャネル予測器430、535のようなチャネル予測器により発
生したチャネル予測を使用して、相関時間τ0,τ1,…,τQを決めてもよい。
このサーチ相関ユニットは、ベースバンド信号r(k)の複数のマルチパス成分
に対応する複数の相関出力x0',x1',…,xQ'を発生する。相関出力x0',x 1' ,…,xQ'は、ベースバンド信号r(k)のマルチパス成分のそれぞれに対す
る各信号強度を判定する信号強度判定器620によって処理される。判定された
信号強度は、相関時間選択器630により使用されて、図4及び5の相関ユニッ
ト392’、392”のような関連する受信機の相関ユニットにより使用される
特定の相関時間を判断する。以下、このような相関タイミング判定器394の動
作例の詳細な説明をする。
【0033】 (瞬時最適及び平均最適な相関時間選択) 本発明は、信号のマルチパス成分の信号強度測定値を使用して、RAKE受信
機において使用される相関時間、例えば図4のIRC−RAKE受信機390’
や図5のIW−RAKE受信機390''における相関ユニット392’、392
”において使用する遅延を最適に選択できる、という発見に基づくものである。
ここで説明する実際的な戦略は、瞬時最適(IO:instantaneous
optimum)及び平均最適(AO:average optimum)の
2カテゴリに分類され得る。IO戦略は、好ましくは、相関時間がチャネルにフ
ェージングが発生する程度の速度(rate)で更新されるように、瞬時チャネ
ル特性に基づいてRAKE受信機の相関時間(フィンガ位置)を割り付ける。A
O戦略は、平均チャネル特性に基づいてフィンガを割り付け、このようなAO戦
略では、IO戦略よりゆくりと相関時間を更新できることを意味する。
【0034】 図7は、サーチ・ウィンドウ710の例を示しており、時間0、Tc及び2.
5Tcにおいて、それぞれ0dB、−1.5dB及び−3dB値のチャネル応答
係数の例を含む。ただし、Tcは、変調チップ期間である。図8〜9は、シミレ
ーションヒストグラムであり、K=24直交イン・セル利用者(in−cell
users)、及び「強力(brufe force)」サーチに基づき3d
B及び10dBの信号対雑音比Eb/N0において拡散係数N=32に対するIR
C−RAKE受信機のための3(図8)又は5(図9)相関時間を選択する際に、
それぞれの最適相関時間の確率をそれぞれ示す。図8及び9に示すように、最尤
相関時間は、図7のチャネル係数に関連した相関時間である。これらの相関時間
に配置されたフィンガは、所望の信号に関連したエネルギを主として収集し、他
の相関時間に配置されたフィンガは、干渉信号に関連したエネルギを主として収
集すると思われる。所望の信号に関連するフィンガは、低い信号対雑音比Eb
0において優位性を増加するように見え、同時に干渉抑圧に関連するフィンガ
は、高い方の信号対雑音比Eb/N0で有意性が増加する。
【0035】 図10及び11は、シミレーションヒストグラムを示しており、K=24直交
イン・セル利用者、及び3dB及び10dBの信号対雑音比Eb/N0において拡
散係数N=32に対して3スライド(図10)又は5スライド(図9)IRC−
RAKE受信機にそれぞれの最適スライド(相関時間の組(sets))の確率
をそれぞれ示す。従って、可能性の最も高いスライドは、「ゼロ遅延スライド」
に存在し、更に有意確率も±Tcにおいて、スライドに関連している。
【0036】 図8〜11から、瞬時チャネル測定値を用いて、例えば、新しいチャネル予測
を発生する度に新しい一組の相関時間を選択することにより、チャネルが変化す
る速度(rate)で、一組の最適相関時間を決定することができる、と結論付
けることができる。このようなアプローチは、瞬時最適(IO)と呼ぶ。しかし
ながら、更に実際的な解決法は、チャネルのフェージング速度より遙かに小さい
速度で新しい相関時間を判断するように、更に長い期間にわたる平均測定値に基
づいて最適相関時間を判断することであってもよい。このようなアプローチは、
平均最適(AO)と呼ぶことができる。
【0037】 表1は、種々のフィンガ数を有し、かつ図7に示すチャネル・モデルを仮定す
るIRC−RAKE及びIW−RAKE受信機に対する平均最適相関時間例を示
す。
【0038】
【表1】
【0039】 表1から明らかなように、3より多数の相関時間(フィンガ)によりIRC−
RAKE受信機の場合、−Tc及び3.5Tcに「追加」干渉関連フィンガを配置
してもよい。IW−RAKE受信機の場合、追加相関スライドは±Tc及び±2
cを含めてもよい。
【0040】 表2は、種々の値のマルチパス成分を有する信号用の5フィンガIRC−RA
KE受信機に対する平均最適フィンガ位置例を示す。
【0041】
【表2】
【0042】 (相関時間選択戦略) 本発明によれば、信号強度測定値に基づく選択戦略は、干渉打ち消し技術又は
ホワイトニング技術、例えば以上で説明したIRC−RAKE及びIW−RAK
E受信機に使用されているものを使用して、所望信号の検出、及び除去可能な干
渉(有色干渉:colored interference)の検出を強化でき
る相関時間(例えば、信号遅延)を選択するために使用される。一般的に、これ
らの選択戦略は、下記の特性を有する。 1.「所望信号の収集」相関時間、即ち好ましくは、受信信号の相関が所
定のしきい値を超えるエネルギを有する相関時間を識別することにより、フィン
ガが所望信号からエネルギを最尤に収集する相関時間を識別する。 2.「干渉収集」相関時間、即ち好ましくは、信号強度基準に基づいて選
択された、所望の選択信号収集相関時間の間における時間差から、フィンガが干
渉信号からエネルギを最尤に収集する相関時間を識別する。
【0043】 受信機は、典型的に、限定された数の相関時間を使用して作動される。従って
、所望信号の収集相関時間が、好ましくは、最初に割り付けられ、受信機におい
て利用可能な残りのフィンガが干渉収集相関時間に割り付けられる。
【0044】 ここで説明した5つの相関時間選択戦略は、図4〜6に説明した装置のような
装置を使用して実施されてもよい。特に、ここで説明する第1、第2、第3及び
第4の相関時間選択戦略は、好ましくは、図4に示す受信機390’のようなI
RC−RAKE受信機に使用され、一方ここで説明する第5の相関時間選択戦略
は、好ましくは、図5に示す受信機390”のようなIW−RAKE受信機に使
用される。これらの戦略は、図4〜6に示す相関タイミング判定器394、39
4’、394”のような装置を使用して、実施されてもよい。
【0045】 本発明の一実施例による第1の相関時間選択戦略は、図4の受信機390’の
ようにIRC−RAKE受信機用の相関時間を選択する平均最適アプローチを使
用する。この第1の戦略によると、
【0046】 1.それぞれの平均信号強度は、図6のサーチ相関ユニット610のよう
なサーチ相関ユニットにより、サーチ・ウィンドウにおけるそれぞれの相関時間
に発生した複数の相関出力に対してそれぞれ判断される。
【0047】 2.対応して判断された平均信号強度を有し、第1しきい値より大きい一
組のL相関時間τ0,…,τL-1は、信号強度測定値に基づいて識別される。ただ
し、τ0,…,τL-1は、増大する一連の遅延である。これらは、「所望の信号収
集」相関時間とみなしてよい。一組のL相関時間を選択する際には、他の回路を
更に適用してもよい。例えば、2つの相関時間が所定のしきい値より小さい時間
間隔により分離されているときは、一方の相関時間のみが一組のL相関時間に含
まれるように選択されるように、最小分離基準を使用することができる。
【0048】 3.次いで、L相関時間の組の副組(subset)が一組認識される。
この副組は、対応する平均信号強度が第2しきい値より大きいM相関時間 を含み、第2しきい値は、第1しきい値より大きい。ただし、相関時間 は、対応する最大の信号強度を有し、 は、増大する一連の遅延である。
【0049】 4.「最強の」相関時間 とM相関時間の副組における他の相関時間のそれぞれとの間でそれぞれの時間差
Δ1,…ΔM-1を判断する。ただし、Δ1,…ΔM-1は、増大する値の一連の時間差
である。
【0050】 5.「干渉収集」相関時間とみなしてよい「追加」相関時間は、次式に従
って相関時間 より開始する時間差Δ1,…ΔM-1から決まる。
【0051】
【数11】 ただし、既に判断した相関時間と同一である、又は十分近いと判断した相関時間
を除く。
【0052】 6.所望の信号収集及び干渉収集相関時間は、IRC−RAKE受信機に
おいて使用される。
【0053】 図12A〜12Bは、この第1の選択戦略を実行する動作1200例を示す。
サーチ・ウィンドウにおける一組の相関時間τiに関連するそれぞれの平均信号
強度Piを判断する(ブロック1205)。反復変数iを0にセットし(ブロッ
ク1210)、信号強度Piを調べて所定の基準を満たしているか否かを判定す
るループに入る。特定の相関時間τiに関連する信号強度Piが第1しきい値Aよ
り大きいときは、相関時間τiを第1組Aに加える(ブロック1215)。更に
、組Aに加えられた各相関時間τiをテストして対応する信号強度Piが更に高い
第2しきい値Bを超えているか否かを調べる。超えているのであれば、更に相関
時間τiを第2組Bに加える(ブロック1220)。反復変数iを増加させ(ブ
ロック1225)、次の相関時間τiをテストする。
【0054】 第1組Aにおける相関時間が所望信号の収集相関時間を表しているので、これ
らをRAKE受信機に送出する(ブロック1230)。増加する遅延の順で、組
BにおけるM相関時間 を識別し(ブロック1235)、対応する最大の信号強度を有する相関時間 を識別する(ブロック1240)。次いで、相関時間 と組Bの他のそれぞれの相関時間との間でそれぞれの時間差Δjを判定し(ブロ
ック1245)、遅延が増加する順|Δ1|<|Δ2|<…で識別する(ブロック
1250)。
【0055】 次に、反復変数k及びmを0にセットし(ブロック1255)、干渉収集相関
時間を識別する第2ループに入る。次式により第1候補の相関時間 を計算する(ブロック1260)。
【0056】
【数12】
【0057】 計算した相関時間 が組A又は第3組Cに既に存在していないときは(即ち、計算した相関時間が組
A又はC内に既にある相関時間と同一でない又は十分に近くないないときは)、
これを組Cに加える(ブロック1265)。付加的な相関時間を必要としないと
きは、例えば、定義すべき付加的なフィンガがRAKE受信機に残っていないと
きは、組C内の識別した相関時間をRAKE受信機において(組A内の以前に割
り付けた相関時間と共に)使用する(ブロック1290)。しかしながら、付加
的な相関時間を識別する必要があるときは、反復変数kを増加し(ブロック12
70)、かつ次式に従って付加的な候補相関時間 を計算する(ブロック1275)。
【0058】
【数13】
【0059】 計算したこの相関時間が組A又はCに存在しないときは(即ち、計算した相関
時間が組A又はC内に既にある相関時間と同一になっていない又は十分に近くな
いときは)、これをセットCに加える(ブロック1280)。付加的な相関時間
を必要としないときは、組Cにある相関時間をRAKE受信機において使用する
(ブロック1290)。付加的な相関時間が必要なときは、反復変数k及びmを
増加し(ブロック1285)、ループに再び入り、新しい候補相関時間 を計算する(ブロック1260)。次いで、必要とする全ての相関時間が決まる
まで、付加的なループ動作が以上で説明したように進行する。
【0060】 更に、本発明の他の実施例による第2の相関時間戦略は、IRC−RAKE受
信機、例えば図4の受信機390’用の相関時間を選択するために平均最適アプ
ローチを使用する。この第2戦略によれば、
【0061】 1.サーチ・ウィンドウ内の複数の相関時間のそれぞれにおいて、図6の
サーチ相関ユニット610のようなサーチ相関ユニットにより発生した複数の相
関出力のそれぞれについて、それぞれの平均信号強度を判定する。
【0062】 2.信号強度測定値に基づいて、第1しきい値より大きな、対応して判定
した平均信号強度を有する第1組のL相関時間τ0,…,τL-1を選択する(ただ
し、τ0,…,τL-1は、一連の増加する遅延である)。これらは、所望の信号収
集相関時間とみなし得る。一組のL相関時間を選択する際に、他の基準も適用す
ることができる。例えば、最小分離基準を使用して、もし2つの相関時間が所定
のしきい値より小さい時間間隔により分離されているのであれば、2つの相関時
間のうちの一方のみを選択して一組のL相関時間に含まれるようにする。
【0063】 3.次いで、一組のM相関時間の副組(subset)を識別する。この
副組はM相関時間 を含み、それらに対応する平均信号強度が第2しきい値より大きい。この第2し
きい値は第1しきい値より大きいしきい値である。ここで、M相関時間の組の副
組は、最大の対応する信号強度を有する相関時間 含み、τ0,…,τM-1は、一連の増加する遅延である。
【0064】 4.最強相関時間 、とM相関時間の副組における相関時間の他のそれぞれとの間の時間差Δ1,…
,ΔM-1をそれぞれ決定する。ただし、Δ1,…,ΔM-1は、増加する値の一連の
時間差である。
【0065】 5.干渉収集相関時間は、次式に従って、相関時間 から開始する時間差により求められる。
【0066】
【数14】
【0067】 ただし、既に決定した相関時間と同一である、又は十分に近い判定相関時間を
除く。
【0068】 6.識別した所望信号の収集及び干渉収集相関時間をIRC−RAKE受
信機に使用する。
【0069】 図13A〜13Bは、この第2の選択戦略を実施する複数の動作1300例を
示す。サーチ・ウィンドウにおける一組の相関時間τiに関連するそれぞれの平
均信号強度Piを求める(ブロック1302)。反復変数iを0にセットし(ブ
ロック1304)、信号強度Piを調べて所定の基準を満たしているか否かを確
めるループに入る。特定の時間間隔τiに関連する信号強度Piが第1しきい値よ
り大きいときは、相関時間τiを第1組Aに加える(ブロック1306)。更に
、組Aに加えられた各相関時間τiをテストして対応する信号強度Piが第2の、
高いしきい値Bを超えたか否かを調べる。超えているのであれば、更に、相関時
間τiを第2組Bに加える(ブロック1308)。反復変数iを増加し(ブロッ
ク1310)、次の相関時間τiをテストする。
【0070】 第1組Aにおける相関時間が所望信号収集相関時間を表しているので、第1組
Aにおける相関時間をRAKE受信機に送出する(ブロック1312)。増加す
る遅延の順で、組BにおけるM相関時間 を識別し(ブロック1314)、最大の対応する信号強度を有する相関時間 を識別する(ブロック1316)。次いで、相関時間 と組Bの他のそれぞれの相関時間との間でそれぞれの時間差Δjを判断し(ブロ
ック1318)、遅延が増加する順|Δ1|<|Δ2|<…で識別する(ブロック
1320)。
【0071】 次に、反復変数k及びmを0にセットし(ブロック1322)、干渉収集相関
時間を識別する第2ループに入る。次式により第1候補の相関時間 を計算する(ブロック1324)。
【0072】
【数15】
【0073】 計算した相関時間 が組A又は第3組Cに存在しないときは(即ち、計算した相関時間が組A又はC
内に既にある相関時間と同一になっていない又は十分に近くないときは)、これ
を組Cに加える(ブロック1326)。付加的な相関時間を必要としないときは
、例えば、定義すべき付加的なフィンガがRAKE受信機に残っていないときは
、組Cにおける識別した相関時間をRAKE受信機において使用する(1346
)。しかしながら、付加的な相関時間を識別する必要があるときは、反復変数k
を増加し(ブロック1328)、次式に従って付加的な候補相関時間 を計算する(ブロック1330)。
【0074】
【数16】
【0075】 計算したこの相関時間が組A又はCに存在しないときは(即ち、計算した相関
時間が組A又はC内に既にある相関時間と同一になっていない又は十分に近くな
いときは)、これを組Cに加える(ブロック1332)。付加的な相関時間を必
要としないときは、例えば、定義すべき付加的なフィンガがRAKE受信機に残
っていないときは、組Cにある識別した相関時間をRAKE受信機に使用する(
ブロック1346)。
【0076】 しかしながら、付加的な相関時間が必要なときは、再び反復変数kを増加し(
ブロック1334)、新しい候補相関時間 を次式により計算する(ブロック1336)。
【0077】
【数17】
【0078】 計算した相関時間 が組A又はCに存在しないときは(即ち、計算した相関時間が組A又はC内に既
にある相関時間と同一になっていない又は十分に近くないときは)、これを組C
に加える(ブロック1338)。付加的な相関時間を必要としないときは、組C
にある識別した相関時間をRAKE受信機に使用する(ブロック1346)。付
加的な相関時間を識別する必要があるときは、再び反復変数kを増加し(ブロッ
ク1340)、次式に従って付加的な候補相関時間 を計算する(ブロック1342)。
【0079】
【数18】
【0080】 計算したこの相関時間 が組A又はCに存在しないときは(即ち、計算した相関時間が組A又はC内に既
にある相関時間と同一になっていない又は十分に近くないときは)、これを組C
に加える(ブロック1344)。付加的な相関時間を必要としないときは、組C
にある相関時間をRAKE受機に使用する(ブロック1348)。付加的な相関
時間が必要なときは、反復変数k及びmを増加し(ブロック1346)、ループ
に再び入って新しい候補相関時間 を計算する(ブロック1260)。必要とする全て相関時間が決まるまで、付加
的なループ動作が以上で説明したように進行する。
【0081】 本発明の他の実施例による第3の相関時間戦略は、IRC−RAKE受信機、
例えば図4の受信機390’用の相関時間を選択するために瞬時最適アプローチ
を使用する。この第3の戦略によれば、
【0082】 1.サーチ・ウィンドウ内の複数の相関時間のそれぞれにおいて、図6の
サーチ相関ユニットのようなサーチ相関ユニット610により発生した複数の相
関出力のそれぞれについて瞬時信号強度をそれぞれ判定する。
【0083】 2.信号強度測定値に基づいて、第1しきい値より大きな、対応する判定
した平均信号強度を有する第1組のL相関時間 を選択する。ただし、 は、減少する対応信号強度を有する一連の相関時間である。これらは、所望の信
号収集相関時間とみなし得る。一組のL相関時間を選択する際に、他の基準も適
用することができる。例えば、最小分離基準を使用して、もし2つの相関時間が
所定のしきい値より小さい時間間隔により分離されているのであれば、2つの相
関時間のうちの一方のみを選択して一組のL相関時間に含まれるようにすること
ができる。
【0084】 3.最大平均信号強度を有する相関時間 とL相関時間の組における他の相関時間のそれぞれとの間の時間差Δ1,…,ΔM -1 をそれぞれ判定する。
【0085】 4.干渉収集相関時間は、次式に従って、相関時間 から開始する時間差により求められる。
【0086】
【数19】 ただし、既に求めた相関時間と同一である、又は十分近いと判断した相関時間を
除く。
【0087】 5.所望の信号収集及び干渉収集相関時間をIRC−RAKE受信機に使
用する。
【0088】 図14A〜14Bは、この第3の選択戦略を実行する動作1400例を示す。
サーチ・ウィンドウにおける一組の相関時間τiに関連するそれぞれの平均信号
強度Piを求める(ブロック1405)。反復変数iを0にセットし(ブロック
1410)、ループに入り、信号強度Piを調べて所定の基準を満たしているか
否かを確める。特定の相関時間τiに関連する信号強度Piが第1しきい値Aより
大きいときは、相関時間τiを第1組Aに加える(ブロック1415)。次いで
、反復変数iを増加させ(ブロック1420)、次の相関時間τiをテストする
【0089】 第1組Aにおける相関時間が所望信号の収集相関時間を表しているので、第1
組Aにおける相関時間をRAKE受信機に送出する(ブロック1225)。組A
におけるL相関時間 を、対応する瞬時信号強度の減少する順で識別する(ブロック1430)。次い
で、相関時間 と組Aの他のそれぞれの相関時間との間でそれぞれの時間差Δ1,Δ2,…を決定
する(ブロック1435)。
【0090】 次に、反復変数kを0にセットし(ブロック1440)、干渉収集相関時間を
識別する第2ループに入る。次式により候補相関時間 を計算する(ブロック1445)。
【0091】
【数20】
【0092】 計算したこの相関時間 が組A又は第2組Bに存在しないときは(即ち、計算した相関時間が組A又はB
内に既にある相関時間と同一になっていない又は十分に近くないときは)、これ
を組Bに加える(ブロック1450)。付加的な相関時間を必要としないときは
、例えば定義すべき付加的なフィンガがRAKE受信機に残っていないときは、
組Bにおける識別した相関時間をRAKE受信機において使用する(ブロック1
460)。しかしながら、付加的な相関時間を識別する必要があるときは、反復
変数kを増加し(ブロック1455)、ループに再び入り、新しい候補相関時間
を計算する(ブロック1445)。従って、必要とする全ての相関時間を判断す
るまで、付加的なループ動作が以上で説明したように進行する。
【0093】 更に、本発明の他の実施例による第4の相関時間選択戦略は、IRC−RAK
E受信機、例えば図4の受信機390’用の相関時間を選択するために瞬時最適
アプローチを使用する。この第4の戦略によれば、
【0094】 1.サーチ・ウィンドウ内の複数の相関時間のそれぞれにおいて、図6の
サーチ相関ユニット610のようなサーチ相関ユニットにより発生した複数の相
関出力のそれぞれについて瞬時信号強度をそれぞれ決定する。
【0095】 2.信号強度測定値に基づいて、第1しきい値より大きな、対応する決定
平均信号強度を有する第1組のL相関時間 を選択する(ただし、 は、減少する対応信号強度を有する一連の相関時間である)。これらは、所望の
信号収集相関時間とみなし得る。一組のL相関時間を選択する際に、他の基準も
適用することができる。例えば、最小分離基準を使用した場合、2つの相関時間
が所定のしきい値より小さい時間間隔により分離されているのであれば、相関時
間のうちの一方のみを選択して一組のL相関時間に含まれるようにする。
【0096】 3.最大平均信号強度を有するL相関時間の組における相関時間 と、L相関時間の組における他の相関時間のそれぞれとの間の時間差Δ1,…,
ΔM-1をそれぞれ決定する。
【0097】 4.干渉収集相関時間は、次式に従って、相関時間 から開始する時間差により判断される。
【0098】
【数21】 ただし、既に決定した相関時間と同一である、又は十分近い相関時間は除く。
【0099】 5.所望信号収集及び干渉収集相関時間をIRC−RAKE受信機に使用
する。
【0100】 図15A〜15Bは、この第4の選択戦略を実行する動作1500例を示す。
サーチ・ウィンドウにおける一組の相関時間τiに関連するそれぞれの平均信号
強度Piを決定する(ブロック1505)。反復変数iを0にセットし(ブロッ
ク1510)、信号強度Piを調べて所定の基準を満たしているか否かを確かめ
るループに入る。特定の相関時間τiに関連する信号強度Piがあるしきい値Aよ
り大きいときは、相関時間τiを第1組Aに加える(ブロック1515)。次い
で、反復変数iを増加させ(ブロック1520)、次の相関時間τiをテストす
る。
【0101】 組Aにおける相関時間が所望信号収集相関時間を表しているので、組Aにおけ
る相関時間をRAKE受信機に送出する(ブロック1525)。対応する瞬時信
号強度の減少する順で、組AにおけるL相関時間 を識別する(ブロック1530)。次いで、相関時間 と組Aの他のそれぞれの相関時間との間でそれぞれの時間差Δ1,Δ2,…を決定
する(ブロック1535)。
【0102】 次に、反復変数k及びmを0にセットし(ブロック1540)、干渉収集相関
時間を認識する第2ループに入る。次式により第1候補相関時間 を計算する(ブロック1545)。
【0103】
【数22】
【0104】 計算したこの相関時間 が組A又は組Bに存在しないときは(即ち、計算した相関時間が組A又はB内に
既にある相関時間と同一になっていない又は十分に近くないときは)、これを組
Bに加える(ブロック1550)。付加的な相関時間を必要としないときは、例
えば定義すべき付加的なフィンガがRAKE受信機に残っていないときは、組B
における識別した相関時間をRAKE受信機において使用する(ブロック157
0)。しかしながら、付加的な相関時間を認識する必要があるときは、反復変数
kを増加し(ブロック1555)、次式により新しい候補相関時間 を計算する(ブロック1560)。
【0105】
【数23】
【0106】 新たに計算したこの相関時間 が組A又は組Bに存在しないときは(即ち、計算した相関時間が組A又はB内に
既にある相関時間と同一になっていない又は十分に近くないときは)、これを組
Bに加算する(ブロック1565)。付加的な相関時間を必要としないときは、
例えば定義すべき付加的なフィンガがRAKE受信機に残っていないときは、組
B内の識別した相関時間をRAKE受信機において使用する(ブロック1570
)。しかしながら、付加的な相関時間を識別する必要があるときは、反復変数k
を増加し(ブロック1555)、ループに再び入り新しい候補相関時間 の計算をする(ブロック1545)。必要とする全ての相関時間を決定するまで
、付加的なループ動作が以上で説明したように進行する。
【0107】 図12A〜12B、図13A〜13B、図14A〜14B、図15A〜15B
に説明した動作に対するいくつかの変形は、本発明の範囲内に入る。以上で説明
した第3及び第4の相関時間選択戦略において、瞬時信号強度測定値を実行する
。特定の相関時間に対する信号強度測定値は、好ましくは、特定の相関時間に割
り付けたチャネル・トラッカー(channel tracker)を使用して
行われる。このようにして、特定の相関時間を選択すると、組み合わせ重み付け
を決定する際に、例えば図4の重み付け係数計算機425、又は図5の重み付け
係数計算機530においてチャネル予測を利用することもできる。
【0108】 他の変形では、サーチ動作を減少させるために瞬時最適相関時間選択戦略によ
り「プロービング・フィンガ(probing fingers)」を使用して
もよい。このようなアプローチにより、平均信号強度測定値に基づいて潜在的な
「所望信号」相関時間及び潜在的な「干渉収集」相関時間が識別される。これら
の潜在的な相関時間は、例えば、以上で説明した第1及び第2戦略のような平均
最適戦略を使用して選択されてもよい。これらの潜在的な相関時間は、以上で説
明した第3及び第4戦略のような瞬時最適戦略用の初期の「サーチの組(sea
rch set)」として(即ち、プロービング・フィンガとして)使用されて
選択されてもよい。プロービング・フィンガ相関時間は、例えばパイロット・チ
ャネルを監視することにより、決定してもよい。
【0109】 更に他の変形では、相関時間を選択するために使用されるしきい値基準は、対
応する信号強度が所定のしきい値を超えるか否かに関係なく、最小数の相関時間
を選択するように、「最小カウント」基準により、補強してもよい。例えば、所
定のしきい値を超える対応した信号強度を有する相関時間を選択する代わりに、
対応する最高の信号強度を有するL(又はM)相関時間を選択する「最強パスの
組」基準を使用してもよい。更に、例えば、第1数Lまでは、所定のしきい値を
超えた、対応する信号強度を有する相関時間を選択するハイブリッド基準を使用
してもよい。ただし、L’(L’はLより小さい)未満の相関時間が所定のしき
い値より小さい、対応する信号強度を有するときは、少なくともL’相関時間を
選択する。適応型しきい値基準を使うこともできる。例えば、相関時間を選択す
るのに使用されるしきい値は、しきい値基準に適合する相関時間数に依存して増
減してもよい。
【0110】 更に、他の変形では、干渉収集相関時間を選択するのに、異なる時間差を使用
してもよい。例えば、以上で説明した実施例は、最大信号強度を有する相関時間
に対して時間差を計算しているが、他の相関時間、例えば、2番目に大きい信号
強度を有する相関時間に対する差を求めてもよく、その場合、これらの多くの他
の差を相関時間に加え又は減算して、干渉収集相関時間を決定する。
【0111】 本発明の他の実施例による第5の相関時間選択戦略は、図5の受信機390”
のように、IW−RAKE受信機用に「スライド」(相関時間の組)を選択する
平均最適アプローチを使用する。この第5の戦略によると、
【0112】 1.複数の相関時間の各々に対する複数の相関出力のそれぞれの各平均信
号強度を決定する。
【0113】 2.あるしきい値より大きい対応する決定平均信号強度を有する一組のM
相関時間 を決定する。ただし、 は、減少する対応する決定平均信号強度を有する一連の相関時間である。
【0114】 3.相関時間 と一組のM相関時間のそれぞれの他の相関時間との間のそれぞれの時間差Δ1
Δ2,…ΔM-1を決定する。
【0115】 4.次式により、第1相関時間 の組から開始する時間差から、相関時間(即ち、一組のM相関時間 )の「ゼロ遅延」の組 に対するオフセットである相関時間 (即ち、「スライド」)を決定する。
【0116】
【数24】
【0117】 5.ステップ(4)において決定した相関時間セット をIW−RAKE受信機において、「ゼロ遅延」相関時間の組 と共に使用する。
【0118】 図16A〜16Bは、この第5の選択戦略を実行する動作1600例を示す。
サーチ・ウィンドウにおいて一組の相関時間τiに関連するそれぞれの平均信号
強度Piを決定する(ブロック1605)。反復変数iを0にセットし(ブロッ
ク1610)、信号強度Piを調べて所定の基準を満たしているか否かを確かめ
るループに入る。特定の相関時間τiに関連する信号強度Piが第1しきい値Aよ
り大きいときは、相関時間τiを第1組Aに加える(ブロック1615)。ノー
のときは、反復変数iを増加させ(ブロック1620)、次の相関時間τiをテ
ストする。次に、信号強度が減少する順で、組AにおけるL相関時間 を識別する(ブロック1625)。相関時間 と組Aの他の相関時間のそれぞれとの間の各時間差Δjを決定する(ブロック1
630)。
【0119】 次に、反復変数k及びmをそれぞれ1及び0にセットし(ブロック1255)
、第2ループに入る。第1相関時間セット を次式により計算する。
【0120】
【数25】 ただし、 は、「ゼロ遅延」相関時間の組を表す(ブロック1645)。
【0121】 計算した相関時間の組 を組Bに加える。付加的な相関時間を必要としないときは、例えば、定義すべき
付加的なフィンガがIW−RAKE受信機に残っていないときは、「ゼロ遅延」
相関時間と共に、組Bにおける識別した相関時間をIW−RAKE受信機におい
て使用する(ブロック1680)。しかしながら、付加的な相関時間を認識する
必要があるときは、反復変数kを増加し(ブロック1660)、次式により付加
的な相関時間の組 を計算し(ブロック1665)、組Bに加算する(ブロック1670)。
【0122】
【数26】
【0123】 付加的な相関時間を必要としないときは、ゼロ遅延相関時間と共に、組Bにお
ける相関時間の組(1組または複数組)をIW−RAKE受信機に使用する(ブ
ロック1680)。付加的な相関時間の組を必要とするときは、反復変数k及び
mを増加し(ブロック1675)、ループに再び入り、新しい候補相関時間セッ
を計算する(ブロック1645)。必要とする全ての相関時間を判断するまで、
付加ループ動作が以上で説明したように進行する。
【0124】 ここで図4〜6を参照して説明した受信機装置のような装置を実施するために
使用された、ディスクリートなアナログ及び/又はディジタル・ハードウェア、
ASIC又はゲートアレーのような特殊用途向けのハードウェアを使用して、図
12A〜12B、図13A〜13B、図14A〜14B、図15A〜15B及び
図16A〜16Bのフロー・チャートのブロック、及びそれらのブロックの組み
合わせを実施することができることを理解すべきである。更に、図12A〜12
B、図13A〜13B、図14A〜14B、図15A〜15B及び図16A〜1
6Bのフロー・チャートのブロック、及びそれらのブロックの組み合わせは、図
4〜6を参照してここで説明した受信機装置のような装置を実施するために使用
されるマイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、ASIC、DSP又は他の
処理回路のようなコンピュータ又は他のプログラマブル装置上にロードされて実
行可能とされる複数のコンピュータ・プログラム命令を使用して、コンピュータ
、又は他のプログラマブル・データ処理装置上で実行される複数の命令が、フロ
ー・チャートの1つ又は複数のブロックにおいて指定された複数の機能を実施す
る手段を形成するようにマシンを製作することにより、実施可能とされる。これ
らのコンピュータ・プログラム命令は、コンピュータ、又は他のプログラマブル
・データ処理装置上にロードされ、一連の動作ステップがコンピュータ又は他の
プログラマブル装置上で実行されるようにし、コンピュータ又は他のプログラマ
ブル装置上で実行する命令がフロー・チャートの1つ又は複数のブロックにおい
て指定された複数機能を実行するためのステップを提供するようにし、コンピュ
ータ実施された装置を製作するようにしてもよい。従って、図12A〜12B、
図13A〜13B、図14A〜14B、図15A〜15B及び図16A〜16B
のフロー・チャートのこれらブロックは、複数の指定された機能を実行する複数
の指定された機能及び複数ステップの組み合わせを実行する手段の組み合わせを
サポートする。図12A〜12B、図13A〜13B、図14A〜14B、図1
5A〜15B及び図16A〜16Bの複数フロー・チャートの各ブロック及びこ
れらブロックの組み合わせは、指定された機能又はステップを実行する特殊用途
ハードウェアに基づくコンピュータ・システム、又は特殊用途のハードウェア及
びコンピュータ命令の組み合わせにより、実施されてもよいことを理解すべきで
ある。
【0125】 図12A〜12B、図13A〜13B、図14A〜14B、図15A〜15B
及び図16A〜16Bに示した動作に連携して又は代わって他の動作が使用され
てもよいことを理解すべきである。例えば、しきい値基準は、多数の方法、例え
ば「最強」のマルチパス成分(光線(ray))に対する比較により(例えば、
複数のマルチパス成分を最高の信号電力を有する1マルチパス成分に正規化する
ことにより)、又は信号対雑音比(SNR)のような他の相対的な測定値を使用
することにより、実施されてもよい。加えて、チャネルにおける遅延拡散がコン
パクト(compact)でなく、マルチパス成分が「複数の島(island
s)」のようになっているときは、このような各島の縁において「干渉収集」相
関時間を選択することができる。
【0126】 以上で説明した戦略は、「自己セル(own−cell)」干渉の抑圧に都合
よく採用可能とされるが、受信機性能は、他のセルからの干渉、例えば受信機が
ソフト・ハンドオフ・モードにあるときに他の基地局からの干渉により制限され
得る。このような状況において、以上で述べた戦略は、更に、典型的にソフト・
ハンドオフ手順の際に発生するチャネル応答を使用して、その他の基地局からの
干渉を抑圧する相関時間を選択するために使用されてもよい。ソフト・ハンドオ
フでないときは、干渉する他の基地局からのチャネル応答の予測は、移動体支援
ハンドオフ(mobile−assisted handoff(MAHO))
手順の副産物としてまだ利用可能であり、かつこれら他の基地局により発生した
干渉信号によるエネルギを収集する相関時間を発生するために使用されてもよい
。多数の基地局応答によるタップ・スペーシング(tap spacing)を
混合するハイブリッド戦略を使用することもできる。究極的には、SNR性能係
数は、いくつかの代替的な相関時間選択戦略間で選択するために使用されてもよ
い。
【0127】 相関時間は、更に、チャネル応答予測、例えば瞬時チャネル応答又は平均チャ
ネル応答予測(例えば、平均チャネル応答値予測)のようなチャネル応答予測の
逆フィルタに基づいて判断されてもよい。遅延時間0及びd1及び対応するチャ
ネル増幅1及びa1を有する2放射例(two−ray example)をそ
れぞれ考慮し、|a1|<1とすると、このようなチャネルのインパルス応答は
、次式のz領域多項式により特徴付けられてもよい。
【0128】
【数27】
【0129】 g(z)の逆フィルタは、次式により与えられることを示すことができる。
【0130】
【数28】 ただし、
【0131】 逆フィルタリング原理によれば、基準|bk|>ηを満足させる対応の係数bk を有する相関時間の は、RAKE受信機に使用ために選択されてもよい。ただし、ηは、所定のしき
い値である。このような手順は、例えば図4〜6の相関タイミング判定器394
、394’、394”に実施されてもよい。このような形式にある相関時間の選
択は、受信信号における損傷がセル内干渉により支配的なときに、特に効果的と
なり得る。
【0132】 本発明の好ましい典型的な実施例を開示した図面及び明細書には、特定の用語
を採用したが、限定の目的ではなく、総称的かつ記述的な意味においてのみ使用
され、本発明の範囲は、下記の請求の範囲に明記されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の陸上セルラ通信システムを示す概要ブロック図である。
【図2】 従来の衛星に基づくワイヤレス通信システムを示す概要ブロック図である。
【図3】 本発明の一実施例によるワイヤレス端末を示す概要ブロック図である。
【図4】 本発明の一実施例による干渉除去組み合わせ(IRC)RAKE受信機を示す
概要ブロック図である。
【図5】 本発明による干渉ホワイトニング(IW)RAKE受信機を示す概要ブロック
図である。
【図6】 本発明の一実施例による相関タイミング判定器を示す概要ブロック図である。
【図7】 例示的な相関サーチ・ウィンドウ及びチャネル・モデルを示す。
【図8】 IRC−RAKE及びIW−RAKE受信機に対する信号確率例を示すヒスト
グラムである。
【図9】 IRC−RAKE及びIW−RAKE受信機に対する信号確率例を示すヒスト
グラムである。
【図10】 IRC−RAKE及びIW−RAKE受信機に対する信号確率例を示すヒスト
グラムである。
【図11】 IRC−RAKE及びIW−RAKE受信機に対する信号確率例を示すヒスト
グラムである。
【図12A】 本発明の一実施例による第1の相関時間選択戦略の動作例を示す。
【図12B】 本発明の一実施例による第1の相関時間選択戦略の動作例を示す。
【図13A】 本発明の一実施例による第2の相関時間選択戦略の動作例を示す。
【図13B】 本発明の一実施例による第2の相関時間選択戦略の動作例を示す。
【図14A】 本発明の一実施例による第3の相関時間選択戦略の動作例を示す。
【図14B】 本発明の一実施例による第3の相関時間選択戦略の動作例を示す。
【図15A】 本発明の一実施例による第4の相関時間選択戦略の動作例を示す。
【図15B】 本発明の一実施例による第4の相関時間選択戦略の動作例を示す。
【図16A】 本発明の一実施例による第5の相関時間選択戦略の動作例を示す。
【図16B】 本発明の一実施例による第5の相関時間選択戦略の動作例を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年10月8日(2001.10.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【数1】 により第2相関時間 から開始する優先順位より少なくとも1つの第2相関時間 を決定するステップと を備え、かつ 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記ステップは、L第1
相関時間及び決定した少なくとも1つの第2相関時間において前記第2信号の前
記変調シーケンスとのそれぞれの時間オフセット相関を発生するステップを含む
請求項6記載に方法。
【数2】 により第2相関時間 により開始する優先順位により少なくとも1つの第2相関時間 を判断するステップと を備え、かつ 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記ステップは、L第1
相関時間及び前記決定された少なくとも1つの第2相関時間において変調シーケ
ンスとの前記第2信号の時間オフセット相関をそれぞれ発生するステップを含む
請求項6記載の方法。
【数3】 により第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも1つの第2相関時間 を決定するステップとを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記ステップは、前記L
相関時間及び前記決定した少なくとも1つの第2相関時間において前記変調シー
ケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生するステップを
含む請求項6記載の方法。
【数4】 により第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも一つの第2相関時間 を判断するステップとを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記ステップは、前記L
第1相関時間及び前記決定した少なくとも1つの第2相関時間において前記変調
シーケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生するステッ
プを含む請求項6記載の方法。
【数5】 (ただし、 は、ゼロ遅延相関時間の組である。) により一組の第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも一組の第2相関時間 を判断するステップとを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記ステップは、前記ゼ
ロ遅延相関時間の組及び前記決定した少なくとも一組の第2相関時間において前
記変調シーケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する
ステップを含む請求項6記載の方法。
【請求項25】 受信機において、 第1信号の複数のマルチパス成分のそれぞれについて相関メトリックスを発生
する手段と、 それぞれの相関メトリックスを発生する前記手段に応答し、前記複数のマルチ
パス成分に関連した前記相関メトリックスに基づいて、前記複数のマルチパス成
分に関連した時間の間における時間差から判定したそれぞれの相関時間において
、変調シーケンスとの第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段
とを備えた受信機。
【請求項26】 前記第1及び第2信号は、同一信号を含む請求項25記載
の受信機。
【請求項27】 それぞれの相関メトリックスを発生する前記手段は、前記
第1信号を処理して前記第1信号の前記複数のマルチパス成分のそれぞれの信号
強度をそれぞれ判断し、かつ 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記複数の
マルチパス成分の前記判定した信号強度に基づいて前記複数のマルチパス成分に
関連した時間の間における時間差から判定したそれぞれの相関時間において、前
記変調シーケンスとの第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する 請求項25記載の受信機。
【請求項28】 前記第1信号を処理する前記手段は、 一組の第1相関時間のそれぞれにおいて前記変調シーケンスにより前記第1信
号を相関してそれぞれの第1相関出力を発生する手段と、 前記第1相関出力に対するそれぞれの信号強度を判定する手段と、 前記第1相関出力に対して前記判定した信号強度に基づいて第2相関時間を判
定する手段と を備え、第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記
第1及び第2相関時間において前記変調シーケンスとの前記第2信号のそれぞれ
の時間オフセット相関を発生する手段を備えている請求項27記載の受信機。
【請求項29】 前記第1信号から前記一組の第1相関時間を判定する手段
を更に備えている請求項28記載の受信機。
【請求項30】 前記一組の第1相関時間を判定する前記手段は、 複数の相関時間のそれぞれにおいて前記第1信号と前記変調シーケンスとの相
関をとり複数の相関出力のそれぞれを発生する手段と、 前記複数の相関時間のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定する手段と、 前記複数の相関出力の前記判定した信号強度に基づいて前記複数の相関時間か
ら前記一組の第1相関時間を判定する手段と を備えた請求項29記載の受信機。
【請求項31】 第2相関時間を判定する前記手段は、 所定の基準を満足する信号強度を有する前記一組の第1相関時間のうちの一つ
の第1相関時間を判定する手段と、 前記一組の第1相関時間のうちの前記識別した一つの第1相関時間と少なくと
も1つの他の第1相関時間との間における少なくとも1つの時間差を判定する手
段と 少なくとも1つの時間差から前記第2信号を判定する手段と を備えた請求項30記載の受信機。
【請求項32】 前記複数の相関時間のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定
する前記手段は、前記複数の相関出力のそれぞれについて平均信号強度をそれぞ
れ判定する手段を備え、 一組の相関時間を判断する前記手段は、第1しきい値より大きい、対応する判
定した平均信号強度を有する一組のL第1相関時間τ0,…,τL-1を選択する手
段を含み(ただし、τ0,…,τL-1は、増加する遅延を表す一連の第1相関時間
を表す。)、 第2相関時間を判定する前記手段は、 第2しきい値より大きい、対応する判定した平均信号強度を有する前記一組
のL第1相関時間の副組を選択する手段であって、前記副組はM第1相関時間 を含む手段と(ただし、 は、増大する遅延を表す一連の第1相関時間を表す。)、 最大平均信号強度を有するM第1相関時間の前記副組の一つの第1相関時間と
、M第1相関時間の副組のそれぞれの他の第1相関時間との間における時間差Δ 1 ,Δ2…,ΔM-1を判定する手段と(ただし、Δ1,Δ2…,ΔM-1は、増大する値
の一連の時間差を表す。)、 次式の関係:
【数6】 に従って第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも1つの第2相関時間 を判定する手段と のステップを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記L第1
相関時間及び前記判断した少なくとも1つの第2相関時間において前記変調シー
ケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段を備え
た請求項30記載の受信機。
【請求項33】 受信機において、 前記複数の相関時間のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定する手段は、前記複
数の相関出力のそれぞれについて平均信号強度をそれぞれ判定する手段を備え、 前記一組の第1相関時間を判定する前記手段は、あるしきい値より大きい、対
応する判定した平均信号強度を有する一組のL第1相関時間 を選択する手段を含み(ただし、 は、減少する遅延を表す一連の第1相関時間を表す。)、 第2相関時間を判定する前記手段は、 第2しきい値より大きい、対応する判定した平均信号強度を有する副組の前
記一組のL第1相関時間を選択する手段であって、前記副組がM第1相関時間τ 0 ,…,τM-1を含む手段と(ただし、τ0,…,τM-1は、減少する遅延を表す一
連の相関時間を表す。)、 最大平均信号強度を有する前記副組のM第1相関時間の一つの第1相関時間
と前記副組のM第1相関時間のそれぞれの他の第1相関時間との間の時間差Δ1
,Δ2…,ΔM-1をそれぞれ判定する手段と(ただし、Δ1,Δ2…,ΔM-1は、減
少する値の一連の時間差を表す。) 次式の関係:
【数7】 により第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも1つの第2相関時間 を判定する手段と のステップを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記L第1
相関時間及び前記判定した少なくとも1つの第2相関時間において、前記変調シ
ーケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段を含
む請求項30記載の受信機。
【請求項34】 受信機において、 前記複数の相関出力のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定する手段は、前記複
数の相関出力のそれぞれについて瞬時信号強度を判定する手段を備え、 前記一組の第1相関時間を判定する前記手段は、あるしきい値を超え、対応す
る判定した瞬時信号強度を有する一組のL第1相関時間 を選択する手段を含み(ただし、 は、関連する、減少する判定瞬時信号強度を有する一連の第1相関時間を表す。
)、 第2相関時間を判定する前記手段は、 最大と判定した瞬時信号強度を有する前記第1相関時間 と前記一組のL第1相関時間 のそれぞれの他の第1相関時間との間の時間差Δ1,Δ2…,ΔM-1をそれぞれ判
定する手段と 次式の関係:
【数8】: による第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも1つの第2相関時間 を判定する手段と のステップを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記L第1
相関時間及び前記判断した少なくとも1つの第2相関時間において、前記変調シ
ーケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段を含
む請求項30記載の受信機。
【請求項35】 受信機において、 前記複数の相関出力のそれぞれの信号強度を判定する前記手段は、前記複数の
相関出力のそれぞれの瞬時信号強度を判定する手段を含み、 一組のL第1相関時間を判定する前記手段は、しきい値を超え、対応する判定
した瞬時信号強度を有する一組のL第1相関時間 を選択する手段を含み( は、関連する、減少する判定瞬時信号強度を有する一連の第1相関時間を表す。
)、 第2相関時間を判定する前記手段は、 最大と判定した瞬時信号強度を有する前記第1相関時間τ0と前記一組のL
第1相関時間のそれぞれの他の第1相関時間との間の時間差Δ1,Δ2…,ΔM-1
をそれぞれ判断する手段と(ただし、Δ1,Δ2…,ΔM-1は、関連する、減少す
る判定瞬時信号強度を有する一連の時間差を表す。)、 次式の関係:
【数9】: による第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも1つの第2相関時間 を判定する手段と のステップを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記L第1
相関時間及び前記判定した少なくとも1第2相関時間において、前記変調シーケ
ンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段を含む請
求項30記載の受信機。
【数10】: (ただし、 は、ゼロ遅延相関時間である) により、一組の第2相関時間 により開始する優先順位により少なくとも一組の第2相関時間 を判断する手段と を含み、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記ゼロ遅
延相関時間の組及び少なくとも一組の第2相関時間において、前記変調シーケン
スとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段を含む請求
30記載の受信機。
【請求項37】 一組の第1相関時間を判定する前記手段は、所定の基準を
満足し、対応する判定した信号強度を有する前記複数の相関時間のうちから複数
の相関時間を選択する手段を含む請求項30記載の受信機。
【請求項38】 選択する前記手段は、所定のしきい値を超え、対応する判
定した信号強度を有する前記複数の相関時間のうちから複数の相関時間を選択す
る手段を含む請求項37記載の受信機。
【請求項39】 前記複数の相関出力のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定
する前記手段は、複数の絶対信号強度又は相対信号強度のうちの1信号強度を判
定する手段を含む請求項30記載の受信機。
【請求項40】 前記複数の相関出力のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定
する前記手段は、複数の正規化信号強度又は信号対雑音比のうちの1つを判定す
る手段を含む請求項39記載の受信機。
【請求項41】 前記複数の相関出力のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定
する前記手段は、複数の平均信号強度又は瞬時信号強度のうちの1つを判定する
手段を含む請求項30記載の受信機。
【請求項42】 前記複数の第1相関出力の信号強度をそれぞれ判定する前
記手段は、前記第1相関出力の絶対信号強度又は相対信号強度のうちの1信号強
度を判定する請求項30記載の受信機。
【請求項43】 前記複数の第1相関出力の信号強度をそれぞれ判定する前
記手段は、前記第1相関出力の正規化信号強度又は信号対雑音比のうちの1つを
判定する請求項42記載の受信機。
【請求項44】 それぞれの相関メトリックスを発生する前記手段は、 前記第1信号から予測チャネル応答を発生する手段と、 複数の逆フィルタ係数のそれぞれ、及び関連するそれぞれの遅延を含み、前記
予測チャネル応答の逆フィルタを判定する手段と を含み、 それぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記逆フィルタ係数に
基づいて前記複数の遅延から選択したそれぞれの相関時間において前記変調シー
ケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段を含む
請求項25記載の受信機。
【請求項45】 受信機において、 予測したチャネル応答を発生する前記手段は、瞬時チャネル応答予測を発生す
る手段を含み、かつ 逆フィルタを判定する前記手段は、前記瞬時チャネル応答予測から前記逆フィ
ルタを判定する手段を含む 請求項44記載の受信機。
【請求項46】 予測チャネル応答を発生する前記手段は、平均チャネル応
答予測を発生する手段を含み、 逆フィルタを判定する前記手段は、前記平均チャネル応答予測から前記逆フィ
ルタを判定する手段を含む 請求項44記載の受信機。
【請求項47】 前記複数の遅延から選択したそれぞれの相関時間において
前記変調シーケンスとの前記信号強度のそれぞれの時間オフセット相関を発生す
る手段は、前記対応する逆フィルタ係数が所定のしきい値より大きい複数の遅延
のうちの複数の遅延で前記変調シーケンスにより前記信号強度のそれぞれの時間
オフセット相関を発生する手段を含む請求項44記載の受信機。
【請求項48】 更に、前記変調シーケンスにより前記第2信号の前記発生
した時間オフセット相関から干渉補償信号を発生する手段と、 前記干渉補償信号から情報を再生する手段と を含む請求項45記載の受信機。
【請求項49】 第1信号に応答し、前記第1信号の複数のマルチパス成分
のそれぞれに対する相関メトリックスをそれぞれ発生する相関タイミング判断器
であって、マルチパス成分のそれぞれが関連したそれぞれの時間を有し、かつ前
記複数のマルチパス成分に関連した前記相関メトリックスに基づき、前記マルチ
パス成分に関連した時間の間における時間差から一組の相関時間を判定する前記
相関タイミング判定器と、 前記相関タイミング判定器に動作的に関連され、かつ第2信号に応答して、前
記選択した一組の相関時間のそれぞれの相関時間において、ある変調シーケンス
との第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する相関ユニットと、 前記変調シーケンスにより前記第2信号の複数の前記時間オフセットを組合わ
せて、前記第2信号により表された情報の予測を発生する組合わせ器と を備えた請求項25記載の受信機。
【請求項50】 前記第1及び第2信号は、同一信号を含む請求項49記載
の受信機。
【請求項51】 前記相関タイミング判定器は、 前記マルチパス成分のそれぞれに対するそれぞれの相関出力を発生するサーチ
相関ユニットと、 前記第1信号の前記複数のマルチパス成分のそれぞれの信号強度をそれぞれ判
断する信号強度判定器と、 前記判定した信号強度に基づいて前記一組の相関時間を選択する相関時間選択
器と を備えた請求項49記載の受信機。
【請求項52】 前記サーチ相関ユニットは、一組の第1相関時間のそれぞ
れにおいて前記変調シーケンスにより前記第1信号を相関してそれぞれの第1相
関出力を発生し、 前記信号強度判定器は、前記第1相関出力についてそれぞれの信号強度を判定
し、 前記相関時間選択器は、前記第1相関出力について前記判断した信号強度に基
づいて第2相関時間を選択し、 前記相関ユニットは、前記第1及び第2相関時間において前記変調シーケンス
との前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する 請求項51記載の受信機。
【請求項53】 前記相関時間選択器は、 所定の基準を満足する信号強度を有する前記一組の第1相関時間のうちの一つ
の第1相関時間を判断する手段と、 前記認識した一方の第1相関時間と前記少なくとも1つの他の第1相関時間と
の間において少なくとも1時間差を決定する手段と 少なくとも1時間差から前記第2信号を決定する手段と を備えた請求項52記載の受信機。
【請求項54】 前記信号強度判断器は、複数の絶対信号強度又は又は相対
信号強度のうちの1信号強度を判断する請求項51記載の受信機。
【請求項55】 前記信号強度判断器は、複数の正規化信号強度のうちの1
つ又は複数の信号対雑音比を判断する請求項54記載の受信機。
【請求項56】 前記信号強度判断器は、複数の平均信号強度のうちの1つ
又は複数の瞬時信号強度を判断する請求項54記載の受信機。
【請求項57】 前記相関タイミング判定器は、 前記第1信号から予測したチャネル応答を発生する手段と、 複数の逆フィルタ係数のそれぞれ、及び関連するそれぞれの遅延を含む、前記
予測したチャネル応答の逆フィルタを判定する手段と、 前記逆フィルタ係数に基づいて複数の遅延から選択したそれぞれの相関時間に
おいて前記一組の相関時間を判定する手段と を備えた請求項49記載の受信機。
【請求項58】 前記組合わせ器は、所望の信号に関する干渉を打ち消し、
かつ前記相関タイミング判断器は、前記相関ユニットが所望の信号及び干渉に関
連した前記第2信号におけるエネルギを優先的に収集するように、相関時間を選
択する請求項49記載の受信機。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】 RAKE受信機構造は、利用者ストリームのうちの1つに対応する情報を再生
するために通常使用される。典型的なRAKE受信機において、受信した複合信
号は、典型的には,複数の相関時間(例えば、遅延)のそれぞれにおいて受信機
に割り付けられた特定の拡散シーケンスにより相関をとり、複数の時間−オフセ
ット相関を発生し、それぞれは、送信したスペクトラム拡散信号のエコー(マル チパス)に 対応する。そこで、相関は、重み付け方式で組み合わせられる。即ち
、それぞれの相関は、それぞれの重み付け係数により乗算され、次いで総和を取
って決定統計(decision statistics)を得る。スペクトラ ム拡散信号のマルチパス・ダイバシチ受信(例えば、RAKE受信)により組み 合わせるようにマルチパスを選択する技術が公開された欧州特許出願EP 0 749 215 A2、及び公開されたPCT国際特許出願WO 96/108 73(公開1996年4月11日公開)に説明されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】 公開されたPCT国際出願WO 01/01594(2001年1月4日公開 )、及び公開されたPCT国際出願WO 01/01595(2001年1月4 日公開)は、干渉除去組み合わせ(IRC)を利用したRAKE型受信機、又は 干渉の存在においてパフォーマンスの改善が得られる干渉ホワイトニング技術を 説明している。 本発明は、これらのおよび他のRAKE受信機のパフォーマンス
は受信機で使用する相関時間(遅延)の慎重な選択により改善することができる
という発見から出発したものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】 図4は、本発明の第1の実施例による相関受信機390’を示しており、特に
前述の公開されたPCT国際出願WO 01/01595において、及び公開 されたPCT国際出願WO 00/21208(2000年4月13日公開)に 示されている。 受信機390’は、通信媒体から受信した複合信号r(t)から
所望の拡散シーケンスsdにより送信されたスペクトラム拡散信号により表され
た情報を再生する。受信機390は、複合信号r(t)を受信する手段、例えば
信号r(t)を増幅し、混合し、ろ波し、そして受信した信号r(t)のベース
バンド・サンプルr(k)を発生する動作を実行する無線プロセッサ405を備
えている。無線プロセッサ405は、同様に種々の他の機能を実行するようにし
てもよいことを理解すべきである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】 図5は、本発明の他の実施例による受信機390”を示しており、特に前述の 公開されたPCT国際出願WO 01/01594に 説明されている多段干渉除
去ホワイトニング(IW)RAKE受信機を示している。受信機390”は、通
信媒体を介して受信される複合信号r(t)から、所望の拡散シーケンスsdに
従って送信された拡散スペクトラム信号により示される情報に対応している。受
信機390”は、例えば、複合信号r(t)を受信する手段と、信号r(t)を
増幅し、混合し、ろ波し、そして受信した信号r(t)のベースバンド信号r(
k)を発生する動作を実行する無線プロセッサ405を含むことを理解すべきで
ある。無線プロセッサ405は、同様に、他の種々の機能を実行してもよいこと
も理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ボトムリー、グレゴリー、エドワード アメリカ合衆国 ノースカロライナ、ケア リー、メルロー コート 100 Fターム(参考) 5K022 EE01 EE31 5K067 AA02 BB04 CC10 EE02 EE10 KK13

Claims (58)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信信号を処理する方法において、 第1信号の複数のマルチパス成分におけるそれぞれの相関メトリックをそれぞ
    れ発生するステップであって、前記複数のマルチパス成分のそれぞれが関連する
    それぞれの時間を有するステップと、 前記複数のマルチパス成分に関連した相関メトリックスに基づいて、前記複数
    のマルチパス成分に関連した複数時間の間における時間差から決定されるそれぞ
    れの相関時間において変調シーケンスとの第2信号の各時間オフセット相関を発
    生するステップと を備えている方法。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2信号は、同一信号である請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 前記各相関メトリックスを発生するステップは、前記第1信
    号を処理して前記第1信号の複数のマルチパス成分のそれぞれの信号強度を判断
    するステップを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記ステップは、前記複
    数のマルチパス成分について前記決定した信号強度に基づいて前記複数のマルチ
    パス成分に関連した複数時間の間の時間差から決定した相関時間において、前記
    変調シーケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生するス
    テップを備えている請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 第1信号を処理する前記ステップは、 一組の第1相関時間のそれぞれにおいて前記第1信号を前記変調シーケンス
    と相関させて各第1相関出力を発生するステップと、 前記第1相関出力に対するそれぞれの信号強度を決定するステップと、 前記第1相関出力に対して決定した信号強度に基づいて第2相関時間を決定
    するステップとを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記ステップは、前記第
    1及び第2相関時間において前記変調シーケンスとの前記信号強度のそれぞれの
    時間オフセット相関を発生するステップを含む請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1信号から前記一組の第1相関時間を判断するステッ
    プが前記相関ステップに先行する請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記一組の第1相関時間を判断する前記ステップは、 複数の相関時間のそれぞれにおいて前記第1信号を前記変調シーケンスと相関
    させて複数の相関出力のそれぞれを発生するステップと、 前記複数の相関出力のそれぞれの各信号強度を決定するステップと、 前記複数の相関出力の前記決定した信号強度に基づいて前記複数の相関時間か
    ら前記一組の第1相関時間を決定するステップと を含む請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記一組の第2相関時間を判断する前記ステップは、 前記一組の第1相関時間のうち、所定の基準を満足させる信号強度を有する一
    つの第1相関時間を決定するステップと、 前記一組の第1相関時間の前記識別した一つの第1相関時間と他の少なくとも
    1つの第1相関時間との間の少なくとも1時間差を決定するステップと、 前記少なくとも1時間差から前記第2時間差を決定するステップと を含む請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の相関出力のそれぞれの各信号強度を判断する前記
    ステップは、前記複数の相関出力のそれぞれに対する各平均信号強度を決定する
    ステップを含み、 一組の第1相関時間を判断する前記ステップは、第1しきい値より大きい対応
    する決定平均信号強度を有する一組のL第1相関時間τ0,…,τL-1を選択する
    ステップを含み(ただし、τ0,…,τL-1は、増加する遅延を表す一連の第1相
    関時間を表す)、 第2相関時間を判断する前記ステップは、 第2しきい値より大きい、対応する決定した平均信号強度を有する前記一組
    のL第1の相関時間の副組(subset)を選択するステップであって、前記
    副組は、M第1相関時間 を含むステップと(ただし、 は、増加する遅延を表す一連の第1相関時間を表す。)、 最大平均信号強度を有するM第1相関時間の副組の一つの第1相関時間と、M
    第1相関時間の前記副組のうちの他のそれぞれの第1相関時間との間におけるそ
    れぞれの時間差Δ1,…,ΔM-1を判断するステップと(ただし、Δ1,…,ΔM-1 は、増加する値の一連の時間差を表す。)、 次式の関係: 【数1】 により第2相関時間 から開始する優先順位より少なくとも1つの第2相関時間 を決定するステップと を備え、かつ 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記ステップは、L第1
    相関時間及び決定した少なくとも1つの第2相関時間において前記第2信号の前
    記変調シーケンスとのそれぞれの時間オフセット相関を発生するステップを含む
    請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記複数の相関出力のそれぞれの信号強度をそれぞれ判断す
    る前記ステップは、前記複数の相関出力のそれぞれに対する平均信号強度をそれ
    ぞれ判断するステップを含み、 一組の第1相関時間を判断する前記ステップは、第1しきい値より大きい、対
    応する決定平均信号強度を有する一組のL第1相関時間τ0,…,τL-1を選択す
    るステップを含み(ただし、τ0,…,τL-1は、増加する遅延を表す一連の第1
    相関時間を表す。)、 第2相関時間を判断する前記ステップは、 第2しきい値より大きい対応する決定平均信号強度を有する前記一組のL第
    1の相関時間の副組を選択するステップであって、前記副組は、M第1相関時間
    を含むステップと(ただし、 は、増加する遅延を表す一連の相関時間を表す。)、 最大平均信号強度を有するM第1相関時間の副組の一つの第1相関時間とM
    第1相関時間の前記副組のうちの他のそれぞれの第1相関時間との間におけるそ
    れぞれの時間差Δ1,Δ2,…ΔM-1を判断するステップと(ただし、Δ1,Δ2
    …ΔM-1は、増加する値の一連の時間差を表す。)、 次式の関係: 【数2】 により第2相関時間 により開始する優先順位により少なくとも1つの第2相関時間 を判断するステップと を備え、かつ 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記ステップは、L第1
    相関時間及び前記決定された少なくとも1つの第2相関時間において変調シーケ
    ンスとの前記第2信号の時間オフセット相関をそれぞれ発生するステップを含む
    請求項6記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記複数の相関出力のそれぞれの各信号強度をそれぞれ決
    定する前記ステップは、前記複数の相関出力のそれぞれに対する瞬時信号強度を
    決定するステップを含み、 一組の第1相関時間を判断する前記ステップは、あるしきい値を超え、対応す
    る決定瞬時信号強度を有する一組のL第1相関時間 を選択するステップを含み(ただし、 は、関連し、減少する決定瞬時信号強度を有する一連の第1相関時間を表す。)
    、 第2相関時間を判断する前記ステップは、 関連し、最大と決定された瞬時信号強度を有する前記第1相関時間 と前記一組のL第1相関時間 の他のそれぞれの第1相関時間との間の時間差Δ1,Δ2,…ΔM-1を判断するス
    テップと(ただし、Δ1,Δ2,…ΔM-1は、関連し、減少する決定した瞬時信号
    強度を有する前記第1相関時間に対して一連の時間差を表す。)、 次式の関係: 【数3】 により第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも1つの第2相関時間 を決定するステップとを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記ステップは、前記L
    相関時間及び前記決定した少なくとも1つの第2相関時間において前記変調シー
    ケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生するステップを
    含む請求項6記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の相関出力のそれぞれの信号強度をそれぞれ判断
    する前記ステップは、前記複数の相関出力のそれぞれに対する瞬時信号強度をそ
    れぞれ判断するステップを含み、 一組の第1相関時間を判断する前記ステップは、あるしきい値を超え、対応す
    る決定瞬時信号強度を有する一組のL第1相関時間 を選択するステップを含み(ただし、 は、関連する減少する決定瞬時信号強度を有する一連の第1相関時間を表す。)
    、 第2相関時間を決定する前記ステップは、 前記最大と決定された瞬時信号強度を有する前記第1相関時間 と前記一組のL第1相関時間の他のそれぞれの第1相関時間との間のそれぞれの
    時間差Δ1,Δ2,…ΔM-1を判断するステップと(ただし、Δ1,Δ2,…ΔM-1
    、関連する、減少する決定瞬時信号強度を有する前記第1相関時間に対して一連
    の時間差を表す。)、 次式の関係: 【数4】 により第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも一つの第2相関時間 を判断するステップとを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記ステップは、前記L
    第1相関時間及び前記決定した少なくとも1つの第2相関時間において前記変調
    シーケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生するステッ
    プを含む請求項6記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の相関出力のそれぞれの各信号強度を判断する前
    記ステップは、前記複数の相関出力のそれぞれに対する各平均信号強度を判断す
    るステップを含み、 一組の第1相関時間を決定する前記ステップは、あるしきい値より大きい、関
    連する決定した平均信号強度を有する一組のM第1相関時間 を選択するステップを含み(ただし、 は、関連する、減少する決定平均信号強度を有する一連の相関時間を表す。)、 第2相関時間を判断する前記ステップは、 前記第1相関時間 と前記副組のM第1相関時間の他のそれぞれの第1相関時間との間のそれぞれの
    時間差Δ1,Δ2,…ΔM-1を決定するステップと、 次式の関係: 【数5】 (ただし、 は、ゼロ遅延相関時間の組である。) により一組の第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも一組の第2相関時間 を判断するステップとを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記ステップは、前記ゼ
    ロ遅延相関時間の組及び前記決定した少なくとも一組の第2相関時間において前
    記変調シーケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する
    ステップを含む請求項6記載の方法。
  13. 【請求項13】 一組の第1相関時間を判断する前記ステップは、所定の基
    準を満足し、対応する決定した信号強度を有する前記複数の相関時間の相関時間
    を選択するステップを含む請求項6記載の方法。
  14. 【請求項14】 選択する前記ステップは、所定のしきい値を超え、対応す
    る決定した信号強度を有する前記複数の相関時間の相関時間を選択するステップ
    を含む請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 複数の相関出力のそれぞれの信号強度をそれぞれ判断する
    ステップは、絶対信号強度のうちの1つ又は相対信号強度を判断するステップを
    含む請求項6記載の方法。
  16. 【請求項16】 複数の相関出力のそれぞれの各信号強度を決定するステッ
    プは、正規化信号強度のうちの1つ又は信号対雑音比を判断するステップを含む
    請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 複数の相関出力のそれぞれの各信号強度を決定するステッ
    プは、平均信号強度のうちの1つ又は瞬時信号強度を判断するステップを含む請
    求項6記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第1相関出力のそれぞれの信号強度を決定する前記ス
    テップは、前記第1相関出力の絶対信号強度のうちの1つ又は相対信号強度を判
    断するステップを含む請求項4記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記第1相関出力のそれぞれの信号強度を判断する前記ス
    テップは、前記第1相関出力の正規化信号強度のうちの1つ又は信号対雑音比を
    判断するステップを含む請求項4記載の方法。
  20. 【請求項20】 複数の相関メトリックスをそれぞれ発生する前記ステップ
    は、 前記第1信号から予測したチャネル応答を発生するステップと、 複数の逆フィルタ係数のそれぞれ、及びこれに関連するそれぞれの遅延を含む
    前記予測したチャネル応答を決定するステップと を含み、かつ それぞれの時間オフセット相関を発生する前記ステップは、前記逆フィルタ係
    数に基づく前記複数の遅延から選択したそれぞれの相関時間において前記変調シ
    ーケンスとの前記信号強度のそれぞれの時間オフセット相関を発生するステップ
    を含む請求項1記載の方法。
  21. 【請求項21】 予測したチャネル応答を発生する前記ステップは、前記瞬
    時チャネル応答予測を発生するステップを含み、かつ 逆フィルタを判断する前記ステップは、前記瞬時チャネル応答予測から逆フィ
    ルタを決定するステップを含む請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 予測したチャネル応答を発生する前記ステップは、平均チ
    ャネル応答予測を発生するステップを含み、かつ 逆フィルタを判断する前記ステップは、前記平均チャネル応答予測から前記逆
    フィルタを判断するステップを含む請求項20記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記複数の遅延から選択したそれぞれの相関時間において
    前記変調シーケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生す
    るステップは、前記対応する逆フィルタ係数が所定のしきい値より大きい複数の
    遅延の遅延において前記変調シーケンスにより前記第2信号のそれぞれの時間オ
    フセット相関を発生するステップを含む請求項20記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記変調シーケンスとの前記第2信号の前記発生した時間
    オフセット相関から干渉補償信号を発生するステップと、 前記干渉補償信号から情報を再生するステップと を更に含む請求項1記載の方法。
  25. 【請求項25】 受信機において、 第1信号に応答し、前記第1信号の複数のマルチパス成分のそれぞれに対する
    相関メトリックスをそれぞれ発生する相関タイミング判断器であって、マルチパ
    ス成分のそれぞれが関連したそれぞれの時間を有し、かつ前記複数のマルチパス
    成分に関連した前記相関メトリックスに基づき、前記マルチパス成分に関連した
    時間の間における時間差から一組の相関時間を判断する前記相関タイミング判定
    器と、 前記相関タイミング判定器に動作的に関連され、かつ第2信号に応答して、前
    記選択した一組の相関時間のそれぞれの相関時間において、ある変調シーケンス
    との第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する相関ユニットと、 前記変調シーケンスにより前記第2信号の複数の前記時間オフセットを組合わ
    せて、前記第2信号により表された情報の予測を発生する組合わせ器と を備えた受信機。
  26. 【請求項26】 前記第1及び第2信号は、同一信号を含む請求項25記載
    の受信機。
  27. 【請求項27】 前記相関タイミング判定器は、 前記マルチパス成分のそれぞれに対するそれぞれの相関出力を発生するサーチ
    相関ユニットと、 前記第1信号の前記複数のマルチパス成分のそれぞれの信号強度をそれぞれ判
    断する信号強度判定器と、 前記判定した信号強度に基づいて前記一組の相関時間を選択する相関時間選択
    器と を備えた請求項25記載の受信機。
  28. 【請求項28】 前記サーチ相関ユニットは、一組の第1相関時間のそれぞ
    れにおいて前記変調シーケンスにより前記第1信号を相関してそれぞれの第1相
    関出力を発生し、 前記信号強度判定器は、前記第1相関出力についてそれぞれの信号強度を判定
    し、 前記相関時間選択器は、前記第1相関出力について前記判断した信号強度に基
    づいて第2相関時間を選択し、 前記相関ユニットは、前記第1及び第2相関時間において前記変調シーケンス
    との前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する 請求項27記載の受信機。
  29. 【請求項29】 前記相関時間選択器は、 所定の基準を満足する信号強度を有する前記一組の第1相関時間のうちの一つ
    の第1相関時間を判断する手段と、 前記認識した一方の第1相関時間と前記少なくとも1つの他の第1相関時間と
    の間において少なくとも1時間差を決定する手段と 少なくとも1時間差から前記第2信号を決定する手段と を備えた請求項28記載の受信機。
  30. 【請求項30】 前記信号強度判断器は、複数の絶対信号強度又は相対信号
    強度のうちの1信号強度を判断する請求項27記載の受信機。
  31. 【請求項31】 前記信号強度判断器は、複数の正規化信号強度のうちの1
    つ又は複数の信号対雑音比を判断する請求項30記載の受信機。
  32. 【請求項32】 前記信号強度判断器は、複数の平均信号強度のうちの1つ
    又は複数の瞬時信号強度を判断する請求項30記載の受信機。
  33. 【請求項33】 前記相関タイミング判定器は、 前記第1信号から予測したチャネル応答を発生する手段と、 複数の逆フィルタ係数のそれぞれ、及び関連するそれぞれの遅延を含む、前記
    予測したチャネル応答の逆フィルタを判定する手段と、 前記逆フィルタ係数に基づいて複数の遅延から選択したそれぞれの相関時間に
    おいて前記一組の相関時間を判定する手段と を備えた請求項25記載の受信機。
  34. 【請求項34】 前記組合わせ器は、所望の信号に関する干渉を打ち消し、
    かつ前記相関タイミング判断器は、前記相関ユニットが所望の信号及び干渉に関
    連した前記第2信号におけるエネルギを優先的に収集するように、相関時間を選
    択する請求項25記載の受信機。
  35. 【請求項35】 受信機において、 第1信号の複数のマルチパス成分のそれぞれについて相関メトリックスを発生
    する手段と、 それぞれの相関メトリックスを発生する前記手段に応答し、前記複数のマルチ
    パス成分に関連した前記相関メトリックスに基づいて、前記複数のマルチパス成
    分に関連した時間の間における時間差から判定したそれぞれの相関時間において
    、変調シーケンスとの第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段
    とを備えた受信機。
  36. 【請求項36】 前記第1及び第2信号は、同一信号を含む請求項35記載
    の受信機。
  37. 【請求項37】 それぞれの相関メトリックスを発生する前記手段は、前記
    第1信号を処理して前記第1信号の前記複数のマルチパス成分のそれぞれの信号
    強度をそれぞれ判断し、かつ 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記複数の
    マルチパス成分の前記判定した信号強度に基づいて前記複数のマルチパス成分に
    関連した時間の間における時間差から判定したそれぞれの相関時間において、前
    記変調シーケンスとの第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する請求
    項35記載の受信機。
  38. 【請求項38】 前記第1信号を処理する前記手段は、 一組の第1相関時間のそれぞれにおいて前記変調シーケンスにより前記第1信
    号を相関してそれぞれの第1相関出力を発生する手段と、 前記第1相関出力に対するそれぞれの信号強度を判定する手段と、 前記第1相関出力に対して前記判定した信号強度に基づいて第2相関時間を判
    定する手段と を備え、第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記
    第1及び第2相関時間において前記変調シーケンスにより前記第2信号のそれぞ
    れの時間オフセット相関を発生する手段を備えている請求項37記載の受信機。
  39. 【請求項39】 前記第1信号から前記一組の第1相関時間を判定する手段
    を更に備えている請求項38記載の受信機。
  40. 【請求項40】 前記一組の第1相関時間を判定する前記手段は、 複数の相関時間のそれぞれにおいて前記第1信号と前記変調シーケンスとの相
    関をとり複数の相関出力のそれぞれを発生する手段と、 前記複数の相関時間のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定する手段と、 前記複数の相関出力の前記判定した信号強度に基づいて前記複数の相関時間か
    ら前記一組の第1相関時間を判定する手段と を備えた請求項39記載の受信機。
  41. 【請求項41】 第2相関時間を判定する前記手段は、 所定の基準を満足する信号強度を有する前記一組の第1相関時間のうちの一つ
    の第1相関時間を判定する手段と、 前記一組の第1相関時間のうちの前記識別した一つの第1相関時間と少なくと
    も1つの他の第1相関時間との間における少なくとも1つの時間差を判定する手
    段と 少なくとも1つの時間差から前記第2信号を判定する手段と を備えた請求項40記載の受信機。
  42. 【請求項42】 前記複数の相関時間のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定
    する前記手段は、前記複数の相関出力のそれぞれについて平均信号強度をそれぞ
    れ判定する手段を備え、 一組の相関時間を判断する前記手段は、第1しきい値より大きい、対応する判
    定した平均信号強度を有する一組のL第1相関時間τ0,…,τL-1を選択する手
    段を含み(ただし、τ0,…,τL-1は、増加する遅延を表す一連の第1相関時間
    を表す。)、 第2相関時間を判定する前記手段は、 第2しきい値より大きい、対応する判定した平均信号強度を有する前記一組
    のL第1相関時間の副組を選択する手段であって、前記副組はM第1相関時間 を含む手段と(ただし、 は、増大する遅延を表す一連の第1相関時間を表す。)、 最大平均信号強度を有するM第1相関時間の前記副組の一つの第1相関時間と
    、M第1相関時間の副組のそれぞれの他の第1相関時間との間における時間差Δ 1 ,Δ2…,ΔM-1を判定する手段と(ただし、Δ1,Δ2…,ΔM-1は、増大する値
    の一連の時間差を表す。)、 次式の関係: 【数6】 に従って第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも1つの第2相関時間 を判定する手段と のステップを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記L第1
    相関時間及び前記判断した少なくとも1つの第2相関時間において前記変調シー
    ケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段を備え
    た請求項40記載の受信機。
  43. 【請求項43】 受信機において、 前記複数の相関時間のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定する手段は、前記複
    数の相関出力のそれぞれについて平均信号強度をそれぞれ判定する手段を備え、 前記一組の第1相関時間を判定する前記手段は、あるしきい値より大きい、対
    応する判定した平均信号強度を有する一組のL第1相関時間 を選択する手段を含み(ただし、 は、減少する遅延を表す一連の第1相関時間を表す。)、 第2相関時間を判定する前記手段は、 第2しきい値より大きい、対応する判定した平均信号強度を有する副組の前
    記一組のL第1相関時間を選択する手段であって、前記副組がM第1相関時間τ 0 ,…,τM-1を含む手段と(ただし、τ0,…,τM-1は、減少する遅延を表す一
    連の相関時間を表す。)、 最大平均信号強度を有する前記副組のM第1相関時間の一つの第1相関時間
    と前記副組のM第1相関時間のそれぞれの他の第1相関時間との間の時間差Δ1
    ,Δ2…,ΔM-1をそれぞれ判定する手段と(ただし、Δ1,Δ2…,ΔM-1は、減
    少する値の一連の時間差を表す。) 次式の関係: 【数7】 により第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも1つの第2相関時間 を判定する手段と のステップを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記L第1
    相関時間及び前記判定した少なくとも1つの第2相関時間において、前記変調シ
    ーケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段を含
    む請求項40記載の受信機。
  44. 【請求項44】 受信機において、 前記複数の相関出力のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定する手段は、前記複
    数の相関出力のそれぞれについて瞬時信号強度を判定する手段を備え、 前記一組の第1相関時間を判定する前記手段は、あるしきい値を超え、対応す
    る判定した瞬時信号強度を有する一組のL第1相関時間 を選択する手段を含み(ただし、 は、関連して減少と判断した瞬時信号強度を有する一連の第1相関時間を表す。
    )、 第2相関時間を判定する前記手段は、 最大と判定した瞬時信号強度を有する前記第1相関時間 と前記一組のL第1相関時間 のそれぞれの他の第1相関時間との間の時間差Δ1,Δ2…,ΔM-1をそれぞれ判
    定する手段と 次式の関係: 【数8】: による第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも1つの第2相関時間 を判定する手段と のステップを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記L第1
    相関時間及び前記判断した少なくとも1つの第2相関時間において、前記変調シ
    ーケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段を含
    む請求項40記載の受信機。
  45. 【請求項45】 受信機において、 前記複数の相関出力のそれぞれの信号強度を判定する前記手段は、前記複数の
    相関出力のそれぞれの瞬時信号強度を判定する手段を含み、 一組のL第1相関時間を判定する前記手段は、しきい値を超え、対応する判定
    した瞬時信号強度を有する一組のL第1相関時間 を選択する手段を含み( は、関連し、減少すると判断した瞬時信号強度を有する一連の第1相関時間を表
    す。)、 第2相関時間を判定する前記手段は、 最大と判定した瞬時信号強度を有する前記第1相関時間τ0と前記一組のL
    第1相関時間のそれぞれの他の第1相関時間との間の時間差Δ1,Δ2…,ΔM-1
    をそれぞれ判断する手段と(ただし、Δ1,Δ2…,ΔM-1は、関連し、減少と判
    断した瞬時信号強度を有する一連の時間差を表す。)、 次式の関係: 【数9】: による第2相関時間 から開始する優先順位により少なくとも1つの第2相関時間 を判定する手段と のステップを備え、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記L第1
    相関時間及び前記判定した少なくとも1第2相関時間において、前記変調シーケ
    ンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段を含む請
    求項40記載の受信機。
  46. 【請求項46】 受信機において、 前記複数の相関出力のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定する前記手段は、前
    記複数の相関出力のそれぞれの平均瞬時信号強度を判定する手段を含み、 一組の第1相関時間を判定する前記手段は、しきい値より大きいと関連して判
    定した平均信号強度を有する一組のM第1相関時間 を選択する手段を含み(ただし、 は、関連し、減少と判定した平均信号強度を有する一連の第1相関時間を表す。
    )、 第2相関時間を判定する前記手段は、 前記第1相関時間 と前記副組のM第1相関時間のそれぞれの他の第1相関時間との間の時間差Δ1
    ,Δ2…,ΔM-1をそれぞれ判定する手段と、 次式の関係: 【数10】: (ただし、 は、ゼロ遅延相関時間である) により、一組の第2相関時間 により開始する優先順位により少なくとも一組の第2相関時間 を判断する手段と を含み、 第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記ゼロ遅
    延相関時間の組及び少なくとも一組の第2相関時間において、前記変調シーケン
    スとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段を含む請求
    項40記載の受信機。
  47. 【請求項47】 一組の第1相関時間を判定する前記手段は、所定の基準を
    満足し、対応する判定した信号強度を有する前記複数の相関時間のうちから複数
    の相関時間を選択する手段を含む請求項40記載の受信機。
  48. 【請求項48】 選択する前記手段は、所定のしきい値を超え、対応する判
    定した信号強度を有する前記複数の相関時間のうちから複数の相関時間を選択す
    る手段を含む請求項47記載の受信機。
  49. 【請求項49】 前記複数の相関出力のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定
    する前記手段は、複数の絶対信号強度又は相対信号強度のうちの1信号強度を判
    定する手段を含む請求項40記載の受信機。
  50. 【請求項50】 前記複数の相関出力のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定
    する前記手段は、複数の正規化信号強度又は信号対雑音比のうちの1つを判定す
    る手段を含む請求項49記載の受信機。
  51. 【請求項51】 前記複数の相関出力のそれぞれの信号強度をそれぞれ判定
    する前記手段は、複数の平均信号強度又は瞬時信号強度のうちの1つを判定する
    手段を含む請求項40記載の受信機。
  52. 【請求項52】 前記複数の第1相関出力の信号強度をそれぞれ判定する前
    記手段は、前記第1相関出力の絶対信号強度又は相対信号強度のうちの1信号強
    度を判定する請求項38記載の受信機。
  53. 【請求項53】 前記複数の第1相関出力の信号強度をそれぞれ判定する前
    記手段は、前記第1相関出力の正規化信号強度又は信号対雑音比のうちの1つを
    判定する請求項52記載の受信機。
  54. 【請求項54】 それぞれの相関メトリックスを発生する前記手段は、 前記第1信号から予測チャネル応答を発生する手段と、 複数の逆フィルタ係数のそれぞれ、及び関連するそれぞれの遅延を含み、前記
    予測チャネル応答の逆フィルタを判定する手段と を含み、 それぞれの時間オフセット相関を発生する前記手段は、前記逆フィルタ係数に
    基づいて前記複数の遅延から選択したそれぞれの相関時間において前記変調シー
    ケンスとの前記第2信号のそれぞれの時間オフセット相関を発生する手段を含む
    請求項35記載の受信機。
  55. 【請求項55】 受信機において、 予測したチャネル応答を発生する前記手段は、瞬時チャネル応答予測を発生す
    る手段を含み、かつ 逆フィルタを判定する前記手段は、前記瞬時チャネル応答予測から前記逆フィ
    ルタを判定する手段を含む 請求項54記載の受信機。
  56. 【請求項56】 予測チャネル応答を発生する前記手段は、平均チャネル応
    答予測を発生する手段を含み、 逆フィルタを判定する前記手段は、前記平均チャネル応答予測から前記逆フィ
    ルタを判定する手段を含む 請求項54記載の受信機。
  57. 【請求項57】 前記複数の遅延から選択したそれぞれの相関時間において
    前記変調シーケンスとの前記信号強度のそれぞれの時間オフセット相関を発生す
    る手段は、前記対応する逆フィルタ係数が所定のしきい値より大きい複数の遅延
    のうちの複数の遅延で前記変調シーケンスにより前記信号強度のそれぞれの時間
    オフセット相関を発生する手段を含む請求項54記載の受信機。
  58. 【請求項58】 更に、前記変調シーケンスにより前記第2信号の前記発生
    した時間オフセット相関から干渉補償信号を発生する手段と、 前記干渉補償信号から情報を再生する手段と を含む請求項35記載の受信機。
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