JP2003512511A - 食器洗浄機用洗剤の分包 - Google Patents

食器洗浄機用洗剤の分包

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、低含水量洗浄組成物(特に、食器洗浄用洗剤)の分包を開示する。当該分包は、少なくとも1つの水溶性ポリマー材料と、この少なくとも1つの水溶性ポリマー材料によって部分的または完全に包囲された少なくとも1つの活性洗浄剤とを含む、1または数個の組成物を含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は、水溶性ポリマー材料と、少なくとも1つの活性洗浄剤とを含むエン
クロージャーを含んでなる、食器洗浄用組成物の分包に関する。
【0002】 (従来の技術) 従来から、単一用量の洗浄組成物が知られており、例えば、DE-A-198 31 703
開示の分包化した洗浄組成物は、水溶性フィルムポーチの形態であって、洗濯機
や食器洗浄機において使用されており、当該組成物の少なくとも70重量%の粒子
の粒径は、>800μmである。また、DE-A-199 09 271は、洗濯機/食器洗浄機用
の多目的洗浄組成物タブレットを開示しており、このタブレットの活性物質の含
有量は、当該活性物質が、正確に一回の洗濯/洗浄サイクルにとって充分な量と
なるようなものである。
【0003】 従来、手洗器や洗い物用ボウルにおいて、洗浄するのに使用される食器洗浄機
用組成物は、液体形態であって、一般に、密閉自在な放出口または投与用の開口
部を備えた容器やボトル内に充填された状態で市販されていた。このような充填
形態の利点は、その使用者が自由に食器用洗浄組成物を投入でき、所望によりま
たは所要により、さらなる量を添加できることである。しかしながら、かかる充
填形態の欠点は、食器用洗浄組成物を正確な量で添加するには、所定の経験が必
要であり、しばしば、添加量が少なすぎたり、多すぎたりすることである。一般
に、少なすぎれば、洗浄の間に、さらに食器用洗浄組成物を添加する必要があり
、この添加は、必然的に過剰な添加の危険が伴う一方、過剰な添加は、それ自体
、環境上の理由や経済的な理由から、望ましくない。さらなる欠点として、しば
しば、食器用洗浄組成物は、放出口内や投与用開口部内に残留し、このような望
ましくない残留物は、ボトルや容器の外部へ流出して、それらの表面上に残存し
たり、ボトルや容器が置かれた表面上に残存したり、また、放出口や投与用開口
部を閉塞したりする。
【0004】 さらに、従来からパック形態で市販されている、食器用洗浄組成物の欠点は、
消費者の要望に答えるべく、かかる組成物を、均一の形態、特に透明な形態で製
造する必要があることである。この条件は、経験から言えば、配合した食器用洗
浄組成物中に均一に分散できないような成分や、ボトルや容器を開口した状態で
放置した期間や貯蔵の間に沈殿しうるような成分を、混和できない結果となる。
【0005】 従来品である食器用洗浄組成物の別の欠点は、貯蔵の間に、食器用洗浄組成物
中の他の成分を害するような成分を混和できないことである。この欠点が、例え
ば、洗浄に有効な酵素を用いて食器用洗浄組成物を処方できない理由に相当する
もので、従来品である食器用洗浄組成物の水性媒体において、酵素の安定性問題
が起こっていたのである。
【0006】 (発明が解決しようとする技術的課題) したがって、本発明の目的は、前記した従来技術の欠点を解消することである
。本発明の具体的な目的は、食器用洗浄組成物を、1回の洗浄のためにすぐ使用
しうる分包(portion)の形態で、提供することである。本発明の別の目的は、
手による食器用洗浄組成物において、通常、沈殿や沈降などの分離現象が起こる
ことなく、均一に分散できないような成分を、含むことができる食器用洗浄組成
物を提供することである。さらに、本発明の別の目的は、手による食器用洗浄組
成物において、通常存在する各成分の存在下に、従来品である手による食器用洗
浄組成物中では不安定であった成分を含むことができる食器用洗浄組成物を提供
することである。
【0007】 (発明の開示) 驚くべきことに、本発明者らによれば、低含水量の食器用洗浄組成物(特に、
手により台所用品および食器類を洗浄するための当該組成物)を、当該組成物を
一回の洗浄にとって充分な投入量で含有する分包として、経済的に包装でき、か
つ、かかる分包は、所望により、従来技術ではボトル/容器内の当該組成物中に
、長期の貯蔵期間にわたって均一に分布させておくことができないような成分を
含むことができ、また所望により、当該組成物中の他の成分を存在させた条件下
では、安定性が低いかまたは少なくとも不充分であるような成分を含むことがで
きることが、判明した。
【0008】 本発明は、低含水量洗浄組成物の分包であって、当該分包は、少なくとも1つ
の水溶性ポリマー材料と、この少なくとも1つの水溶性ポリマー材料によって部
分的または完全に包囲された少なくとも1つの活性洗浄剤とを含む、1またはそ
れ以上のエンクロージャーを含んでなることを特徴とする分包を提供する。本発
明の洗浄組成物は、好適には、硬質面洗浄用の洗浄組成物、より好適には硬質面
手洗い用の洗浄組成物、最も好適には分包型の食器用洗浄組成物である。
【0009】 用語:分包および分包部分 本明細書に用いられる「食器用洗浄組成物の分包」なる用語は、水性相におい
て行われる一回の食器洗浄作業にとって充分な量の洗浄組成物を意味する。この
作業は、例えば、市販の標準的食器洗浄機を用いて行われるような、機械による
洗浄作業であってもよい。しかしながら、本発明によれば、「食器用洗浄組成物
の分包」なる用語は、食器洗い(例えば、手洗器または洗い物用ボウル用いる食
器洗い)または他の洗浄作業をも包含する。本発明によれば、洗浄組成物の分包
または食器用洗浄組成物の分包は、好適には台所用品および食器に対して手によ
って行なう洗浄作業に使用することができる。本明細書に用いられる「食器用洗
浄組成物の分包部分(subportion)」なる用語は、同じ食器用洗浄組成物の分包
における他の分包部分とは別の相において存在し、かつ当該他の分包部分とは空
間的には連通しているような、食器用洗浄組成物分包の所定量の成分であって、
好適な方法に従い、同じ食器用洗浄組成物分包の他の分包部分とは分離した状態
で処方されると同時に当該他の分包部分と共に処方され、これにより洗浄液中に
投入でき所望により当該洗浄液中に懸濁化または溶解しうるような、所定量の成
分を意味する。食器用洗浄組成物の分包部分は、同じ食器用洗浄組成物分包の別
の分包部分と、同じ成分を含有してもよいが、好適には、同じ食器用洗浄組成物
分包の2つの分包部分は、異なる成分、特に異なる活性洗浄剤を含有する。
【0010】 本発明によれば、食器用洗浄組成物の分包は、所定の用量で、少なくとも1つ
の活性洗浄剤(通常は、2またはそれ以上の活性洗浄剤)を含んでなる。分包は
、1つの特定組成からなる活性洗浄剤のみを含んでなることができる。しかしな
がら、本発明によれば、食器用洗浄組成物の分包には、異なる組成からなる2ま
たはそれ以上(通常は少なくとも2つ)の活性洗浄剤が存在することが好適であ
る。かかる組成は、活性洗浄剤の各成分の濃度に関して異なってもよく(すなわ
ち量的に異なってもよく)そして/または活性洗浄剤の各成分の特性に関して異
なってもよい(すなわち質的に異なってよい)。各成分は、その特性および用量
を、洗浄処理の達成に必要な食器用洗浄組成物の分包部分の作用に対し、適合さ
せることが、特に好適である。本発明によれば、分包部分は、好適には、本発明
の洗浄組成物/食器用洗浄組成物の分包中に合され、かつ、同一の水溶性材料ま
たは異なる水溶性材料によって包囲された活性洗浄剤であって、第1用量、第2
用量、所望により第3用量(さらには第4用量、第5用量などの)の活性洗浄剤
である。
【0011】 本明細書に用いられる「活性洗浄剤」なる用語は、器物の洗浄作用にとって好
適な物質であって、想定しうる全ての物質を含んでなる組成物を意味する。かか
る物質は、主として、以下に詳述する各成分を有する洗浄組成物そのものである
。活性洗浄剤には、界面活性剤(アニオン性、非イオン性、カチオン性および両
性界面活性剤)、酵素、特殊なポリマー、染料、および香料(芳香剤)等の活性
物質が包含されるが、かかる用語はこれらの物質群に限定されるわけではない。
【0012】 また、「活性洗浄剤」なる用語は洗浄助剤を包含する。洗浄助剤の例としては
、溶媒、可溶化剤、UV安定化剤、防汚剤、すなわち硬質面の再汚染を抑制するポ
リマー、および銀保護剤が挙げられる。また、本発明によれば、すすぎ助剤等の
食器用洗浄組成物用の添加剤を、活性洗浄剤として扱う。
【0013】 本発明によれば、洗浄組成物の分包または食器用洗浄組成物の分包は、1また
はそれ以上の水溶性ポリマー材料からなる1またはそれ以上のエンクロージャー
を含み、前記水溶性ポリマー材料自体は、少なくとも1つの活性洗浄剤を完全に
または部分的に含んでなる。かかる食器用洗浄組成物の分包は、1またはそれ以
上の水溶性ポリマー材料からなるエンクロージャーを含んでなることができ、2
またはそれ以上のエンクロージャーが存在してもよい。本発明においては、存在
するエンクロージャーは1つであることが好適である。存在するエンクロージャ
ーが1つであることは、材料の選択に関して、また、水溶性ポリマー材料は洗浄
液中に残渣を残さずに溶解しなければならないという条件の点で有利である。エ
ンクロージャーは、単一の水溶性ポリマー材料で形成されていてもよく、また2
またはそれ以上の異なるポリマー材料から形成されていてもよい。2またはそれ
以上のポリマー材料の使用は、原則として可能である。本発明の目的に鑑みて、
本発明では、単一のポリマー材料を使用することは特に好ましく、以下の説明で
は単一ポリマー材料の使用を特に取り上げる。
【0014】 本発明の好適な一具体例によれば、少なくとも1つの活性洗浄剤を完全にまた
は部分的に包む水溶性ポリマー材料は、水溶性のパックである。水溶性パックと
は、少なくとも1つの活性洗浄剤を部分的または完全に包む二次元的または三次
元的な成分を意味する。かかるパックの正確な形態は、重大な問題ではなく、実
質的に使用状況に適合させることができる。好適な態様の例としては、種々の形
態(管、ピロー、円筒、ボトル、板等)、カプセル、および他の考えられる形態
に加工されたポリマーフィルムまたはポリマーシートが挙げられる。本発明によ
れば、特に好適には、フィルム中に、食器用洗浄組成物分包の分包部分または食
器用洗浄組成物分包それ自体を充填した後に、接着および/またはシールして管
またはピロー等のパックを形成することができる。
【0015】 さらに本発明によれば、水溶性のフィルム材料からなるポリマーフィルムパッ
クは、所望の物性への適合特性が優れているため、好適である。このタイプのフ
ィルムは、一般に既知の材料である。
【0016】 好適な水溶性ポリマー材料は、原則として、一般的な条件下(温度、pH、活性
洗浄成分の濃度)に、水性相に完全に溶解しうる、全てのポリマー材料である。
特に好適には、かかるポリマー材料は、(アセタール化)ポリビニルアルコール
、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキシド、ゼラチン、セルロースおよび
それらの誘導体、およびそれらの混合物からなる群に属することができる。
【0017】 ポリビニルアルコール ポリビニルアルコール(PVALと略記)は、式:[-CH2-CH(OH)-]nのポリマーで
あって、式:[-CH2-CH(OH)-CH(OH)-CH2-]で示される構造単位も、少量含有する
。対応するモノマー(ビニルアルコール)は、遊離形では不安定であるため、ポ
リビニルアルコールは、ポリマー類似体反応に従い、ポリ酢酸ビニルの加水分解
によって製造され、また工業的には、ポリ酢酸ビニルとアルコール(好適には、
メタノール)とのアルカリ触媒エステル交換反応によって製造される。かかる工
業的製造法では、所定の酢酸エステル基残存率を有するPVAL(アセタール化PVAL
)を得ることもできる。
【0018】 標準的な市販のPVAL(例えば、HoechstのMowiol(登録商標)グレード)は、
約500〜2,500の範囲の重合度(約20,000〜100,000 g/モルの分子量に相当)を
有する黄白色の粉末または顆粒として販売されており、98〜99または87〜89モル
%の異なる加水分解度を有する。したがって、PVALは、約1〜2または11〜13モル
%の残存アセチル基含有率を有する部分加水分解ポリ酢酸ビニルである。
【0019】 PVALの水への溶解度についての低下は、アルデヒドを用いる後処理(アセター
ル化処理)、NiまたはCu塩を用いる錯体化処理または二クロム酸塩/ホウ酸/ホ
ウ砂を用いる処理によって行なうことができ、これにより、所望の溶解度に選択
的に調節することができる。ポリビニルアルコールのフィルムは、酸素、窒素、
ヘリウム、水素、二酸化炭素などの気体には、実質的に不透過性を示すが、水蒸
気に対しては、透過性を示す。
【0020】 好適な水溶性ポリビニルアルコールフィルムは、例えば、市販のポリビニルア
ルコールフィルム〔Syntana Handelsgesellschaft E. Harke GmbH & Co., SOLUB
LON(登録商標)〕である。このPVALフィルムの水への溶解度は、厳密に調節す
ることができ、実用的用途に適した全ての温度範囲において水性相中に可溶性を
示す、一連の製品フィルムを得ることができる。
【0021】 ポリビニルピロリドン ポリビニルピロリドン(PVP)は、以下の式で示される。
【化1】
【0022】 ポリビニルピロリドンは、1-ビニルピロリドンをフリーラジカル付加重合させ
て、製造することができる。標準的な市販のポリビニルピロリドンは、約2,500
〜750,000 g/モルの分子量を有し、白色の吸湿性粉末または水性溶液として市
販されている。
【0023】 ポリエチレンオキシド ポリエチレンオキシド(PEOX)は、式:H-[O-CH2-CH2]n-OHで示されるポリア
ルキレングリコールであって、工業的規模では、一般に少量の水を含有する系お
いて、エチレンオキシド(オキシラン)とエチレングリコール出発分子との塩基
触媒重付加反応によって製造することができる。ポリエチレンオキシドは、約5
ないし>100,000の重合度nに相当する、約200〜5,000,000 g/モルの範囲の分子
量を有することができる。ポリエチレンオキシドは、非常に低い濃度でしか反応
性のヒドロキシ末端基を有していないため、弱いグリコール特性しか示さない。
【0024】 ゼラチン ゼラチンは、ポリペプチド(分子量約15,000ないし>250,000 g/モル)であ
って、主として、動物の骨および皮膚において存在するコラーゲンを、酸性また
はアルカリ性加水分解して得られるポリペプチドある。ゼラチンのアミノ酸組成
は、コラーゲン出発原料のアミノ酸組成とほぼ一致し、かかる原料供給源に応じ
て、変化する。ゼラチンを水溶性カプセル材料として使用することは、薬剤分野
では、ごく一般的である(硬または軟ゼラチンカプセル)。ゼラチンは、前記し
たポリマーと比較すると価格が高いため、フィルムとしての使用は、稀である。
【0025】 本発明の好適な一具体例によれば、食器用洗浄組成物の分包は、そのパックが
、以下の物質からなる群から選ばれる少なくとも1つのポリマーの水溶性フィル
ムを含んでなる。 デンプンおよびデンプン誘導体、セルロースおよびセルロース誘導体、特にメチ
ルセルロースおよびそれらの混合物
【0026】 デンプン デンプンは、グルコース単位を、α-グリコシド結合を介して結合しているホ
モグリカンである。デンプンは、分子量が異なる2つの成分である、約20〜30%
の直鎖アミロース(分子量約50,000〜150,000)と、70〜80%の分枝鎖アミロペ
クチン(分子量約300,000〜2,000,000)とからなる。また少量の脂質、リン酸お
よびカチオンも存在する。アミロースは、によって、1,4-結合を介して連結した
約300〜1,200のグルコース分子のらせん状でループ状の長鎖を形成する一方、ア
ミロペクチン鎖は、1,6-結合を介して連結しかつ平均25のグルコース単位ごとに
分岐した、約1,500〜12,000グルコース分子を含有する分枝様構造を形成するこ
とができる。純粋なデンプンの他に、ポリマー類似体反応によって、デンプンか
ら得ることができるデンプン誘導体も、本発明の食器用洗浄組成物分包用の水溶
性エンクロージャーを製造するのに使用することができる。かかる化学変性デン
プンには、例えば、ヒドロキシ水素原子を置換したエステル化反応またはエーテ
ル化反応の生成物が包含される。これとは別の態様として、ヒドロキシ基を、酸
素原子を介して結合していない官能基によって置換したデンプンも、デンプン誘
導体として使用することができる。他の群のデンプン誘導体には、例えば、アル
カリ金属デンプン、カルボキシメチルデンプン(CMS)、デンプンエステル、デ
ンプンエーテル、およびアミノデンプンが包含される。
【0027】 セルロース 純粋なセルロースは、実験式:(CH10Onで示され、正式には、セロビ
オースのβ-1,4-ポリアセタールと呼ばれ、2つのグルコース分子から構成され
る。好適なセルロースは、約500〜5,000のグルコース単位から構成され、よって
、その平均分子量は、50,000〜500,000である。本発明によれば、セルロースか
ら出発し、重合類似体反応によって得られるセルロース誘導体も、セルロース系
崩壊剤として好適に使用することができる。かかる化学変性セルロースとして、
ヒドロキシの水素原子を置換したエステル化またはエーテル化反応生成物が例示
される。しかしながら、ヒドロキシ基を、酸素原子が結合していない官能基によ
って置換したセルロースを、セルロース誘導体として使用することもできる。こ
の群のセルロース誘導体として、アルカリ金属セルロース、カルボキシメチルセ
ルロース(CMC)、セルロースエステルおよびエーテル、およびアミノセルロー
スが例示される。
【0028】 水溶性フィルム製の好適なエンクロージャーは、5,000〜500,000ダルトンの範
囲、好適には、7,500〜250,000ダルトンの範囲、より好適には、10,000〜100,00
0ダルトンの範囲の分子量を有するポリマーからなる。包装材を形成する水溶性
フィルムの厚みは、1〜150μm、好適には、2〜100μm、より好適には、5〜75μm
、最も好適には、10〜50μmである。
【0029】 製造法:水溶性フィルム 水溶性フィルムは、種々の製造法で製造することができる。原則として、水溶
性フィルムは、吹込成形、カレンダー成形およびキャスト法によって、製造する
ことができる。1つの好適な方法によれば、溶融物から出発して吹込成形用マン
ドレルを使用し、空気を吹込んで管を形成させて、フイルムを製造する。別の好
適な製造方法であるカレンダー成形法では、好適な添加剤によって、可塑化した
原料を噴霧してフィルムを形成させる。カレンダー成形法では、噴霧後にフィル
ムを乾燥させる必要がありうる。別の好適な製造方法であるキャスト法では、水
性ポリマー組成物を加熱可能な乾燥ローラーに塗布し、所望により水の蒸発後に
冷却し、形成したフィルムをローラーから取り外す。このフィルムは、所望によ
りローラーから取り外しの前またはローラーからの取り外しの間に粉末化するこ
とができる。
【0030】 カプセル 本発明によれば、食器用洗浄組成物分包の活性洗浄剤用のエンクロージャーと
して、カプセルも、同様に使用でき、常法で製造でき、好適には、(所望により
アセタール化した)PVALまたはゼラチン、例えば、硬ゼラチンまたは軟ゼラチン
等から製造することができる。
【0031】 本発明の好適な一具体例によれば、活性洗浄剤用の1またはそれ以上のエンク
ロージャーは、所定の温度の水に可溶なPVALフィルムからなる。このタイプのフ
ィルムは、例えば、有利には、水溶性接着剤を用いて接着結合させるかまたはヒ
ートシールさせて処理し、これにより、活性洗浄剤用のエンクロージャーを得る
ことができる。かかるフィルムエンクロージャーの利点は、水への溶解性を所望
の温度との関係で正確に調節可能であること、および洗浄液への導入時に迅速に
かつ残渣を残さずに溶解して、当該フィルムによって包囲されている活性洗浄剤
が洗浄液中に迅速に放出されることである。この利点は、手による台所用品およ
び食器の洗浄において、非常に重要である。なぜなら、食器洗浄機による洗浄と
は対照的に、洗浄液の機械的撹拌は、自動的ではなく、使用者自身によって行わ
れる必要があるからである。
【0032】 他の成分 本発明のさらに好適な一具体例によれば、エンクロージャーの少なくとも1つ
の水溶性ポリマー材料は、活性洗浄剤の1またはそれ以上の混和成分を含んでな
ることができる。かかる概念は、DE-A-199 29 098.9の主題である。この特許出
願によれば、活性洗浄剤用の特定添加剤、特に、活性を調節する成分または使用
者が活性洗浄剤を受け入れやすくさせるような成分を、その全量またはその大半
な量にて、物理的に混和した形で、エンクロージャーの水溶性ポリマー材料中に
存在させる。本発明においては、エンクロージャーのポリマー材料中に混和して
存在しうる、当該成分は、例えば、UV保護物質、染料、香料、抗菌剤、例えば、
防汚ポリマー等のポリマー、防食剤または苦味剤(苦味剤は、小児のような使用
を認められていない者がエンクロージャーを口に入れることを予防することがで
きる。)等であってもよいが、これらのものに限定されるわけではない。エンク
ロージャーにとって重要な特性(例えば、機械的安定性(長期間にわたる機械的
安定性)および完全な水溶性)に対し、悪影響を及ぼさない限り、1またはそれ
以上のかかる添加剤を、所望の任意の組み合わせおよび量で、ポリマー材料中に
組み入れることができる。好適な量は、フィルムまたはカプセル剤量の全重量を
基準に、0.1〜10重量%の添加剤であり、好適には、1〜7重量%、特に好適には
、3〜6重量%である。
【0033】 「低含水量」の用語 本発明によれば、少なくとも1つのポリマー材料を活性洗浄剤のエンクロージ
ャーとして使用し、かつ、このポリマー材料の必須の特性は、洗浄に使用する水
性媒体において可溶性を示すことを含んでなるという、事実から見れば、食器用
洗浄組成物分包の活性洗浄剤は、低い含水量であることが、本発明にとって、本
質的な特徴である。本明細書に用いられる「低含水量」なる用語は、食器用洗浄
組成物の分包が、当該食器用洗浄組成物の分包の全成分において、可能な限り少
ない自由水(したがってエンクロージャーの材料と反応する能力を有する水)し
か含んでいないことを意味する。好適には、活性洗浄剤の含水量は、活性洗浄剤
の全重量を基準に、15重量%未満、好適には10重量%未満である。
【0034】 本発明の好適な一具体例によれば、活性洗浄剤の成分は、アニオン性、非イオ
ン性、カチオン性および両性界面活性剤、非水性担体、酵素、染料、香料、抗菌
剤、ポリマー、すすぎ助剤からなる群から選ばれ、上記の量は、それぞれ活性洗
浄剤の全重量を指す。
【0035】 INCI命名法 以下、化粧品の成分として使用しうる物質は、INCI(International Nomencla
ture of Cosmetic Ingredients)命名法にしたがって記載する。INCI命名法によ
れば、化合物は、英語のINCI名を有する一方、植物成分は、リンネ従い、ラテン
名で特定して標記する。「水」「ハチミツ」「海塩」等のいわゆる慣用名もラテ
ン名で記載される。INCI名は、米国化粧品工業会(CTFA)(米国ワシントンDC20
036、スイート300、NW17thストリート1101)が発行する「International Cosmet
ic Ingredient Dictionary and Handbook」第7版(1997)に記載されており、
前記の刊行物には、9,000を超えるINCI名に加えて、37,000を超える市販名およ
び技術的名称(31カ国を超える国の関連する販売者を含む)が掲載されている。
「International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook」では、各成
分は、1またはそれ以上の化合物分類(例えば、「ポリメリックエーテル(Poly
meric Ethers)」)および1またはそれ以上の機能(例えば、「界面活性剤−洗
浄剤」)に割り当てられ、かかる化合物の分類および機能がさらに詳しく解説さ
れている。以下の説明でも前記の分類に言及する場合がある。
【0036】 界面活性剤 洗浄過程において、良好な洗浄性能を発揮するには、本発明の食器用洗浄組成
物の分包は、界面活性物質を含んでなる。アニオン性、非イオン性、カチオン性
および両性または双性イオン界面活性剤からなる群から選択される界面活性物質
を含んでもよい。アニオン性界面活性剤は、経済的理由およびアニオン性界面活
性剤が有する性能スペクトルから特に好適である。個々の物質群から選択される
界面活性剤は、個々の物質として使用することができる。界面活性剤の混合物(
好適には、上記物質群の2またはそれ以上のから選択される界面活性剤の混合物
)を使用することは、好適である。
【0037】 アニオン性界面活性剤 本発明のアニオン性界面活性剤は、脂肪族硫酸塩(脂肪族スルフェート)、例
えば脂肪アルコール硫酸塩、脂肪アルコールエーテル硫酸塩、ジアルキルエーテ
ル硫酸塩、モノグリセリドスルフェートなど、および脂肪族スルホン酸塩(スル
ホネート)、例えばアルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、エーテル
スルホネート、n-アルキルエーテルスルホネート、エーテルスルホネート、リグ
ニンスルホネートなどを意味する。本発明によれば、脂肪酸シアナミド、スルホ
コハク酸エステル、脂肪酸イセチオネート、アシルアミノアルカンスルホネート
(脂肪酸タウリド)、脂肪酸サルコシネート、エーテルカルボン酸およびアルキ
ル(エーテル)ホスホネートも、使用することができる。
【0038】 アルキル(アルケニル)硫酸塩 好適なアルキル(アルケニル)硫酸塩は、脂肪アルコールの硫酸セミエステル
についてのアルカリ金属塩、特にナトリウム塩である。この脂肪アルコールとし
て、C12〜C18脂肪アルコール、例えば、ヤシ油脂肪アルコール、獣脂脂肪ア
ルコール、ラウリル、ミリスチル、セチルまたはステアリルアルコールなどが例
示され、またC10〜C20オキソアルコールおよび同じ鎖長の二級アルコールが
例示される。他の好適なアルキル(アルケニル)硫酸塩は、前記した鎖長を有し
かつ石油化学製品系の合成直鎖アルキル鎖を含み油脂化学原料系の対応する化合
物と同様な崩壊挙動を示すようなものである。洗剤性能の観点から言えば、C
〜C16アルキル硫酸塩、C12〜C15アルキル硫酸塩およびC14〜C15アルキ
ル硫酸塩が、特に好適である。他の好適なアニオン性界面活性剤は、2,3-アルキ
ル硫酸塩であって、これは、例えばUS 3,234,258またはUS 5,075,041記載の方法
によって製造でき、DAN(登録商標)(Shell Oil Company)として市販されてい
る。 DAN(登録商標)の例示は、次のとおりである。 DAN(登録商標)214:99%の2-および3-アルキルスルフェートを含有するC14SAS
DAN(登録商標)216:99%の2-および3-アルキルスルフェートを含有するC16SAS
、および DAN(登録商標)100:62%の2-および3-アルキルスルフェートを含有するSAS
【0039】 脂肪アルコールエーテルスルフェート 本発明によれば、脂肪アルコールエーテルスルフェートが、特に好適である。
脂肪アルコールエーテルスルフェートは、アルコキシル化アルコールの硫酸化反
応生成物である。 アルコキシル化アルコール 本明細書に用いられる「アルコキシル化アルコール」なる用語は、1またはそれ
以上のアルキレンオキシド(好適には、エチレンオキシド)とアルコールとの反
応生成物であって、好適には、比較的長鎖のアルコール、例えば、C7〜C21の鎖
長を有する直鎖または分枝鎖アルコール、例えば、平均3.5EOを含有する2-メチ
ル分岐C9-C11脂肪アルコールまたは1〜4EOを含有するC12-C18脂肪アルコールで
ある。一般に、反応条件に応じて、nモルのエチレンオキシドと1モルのアルコ
ールとから、種々のエトキシル化度を有する付加生成物の複雑な混合物が得られ
る。本発明の別の好適な一具体例によれば、アルキレンオキシドの混合物(好適
には、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの混合物)を使用する。低い
エトキシル化度(0.5〜4モルのEO、好適には、1〜2モルのEO)の脂肪アルコール
が、本発明においては、非常に好適である。
【0040】 スルホン酸塩型アニオン性界面活性剤 好適なスルホン酸塩型のアニオン性界面活性剤は、アルキルベンゼンスルホン
酸塩、オレフィンスルホン酸塩(即ち、アルケンスルホン酸塩とヒドロキシアル
カンスルホン酸塩との混合物)、および二スルホン酸塩である。この二スルホン
酸塩は、例えば、二重結合を内部と末端とに有するC12〜C18モノオレフィンを
用い、これを三酸化硫黄ガスでスルホン化し、次いで得られたスルホン化生成物
をアルカリ加水分解または酸加水分解して得ることができる。 本発明にとって好適なアルキルベンゼンスルホン酸塩の例としては、直鎖また
は分枝鎖、飽和または不飽和C6-22アルキル基、好適にはC8-18アルキル基、より
好適にはC9-14アルキル基、最も好適にはC10-13アルキル基を含むアルキルベン
ゼンスルホン酸塩である。アルキルベンゼンスルホン酸塩は、アルカリ金属塩お
よび/またはアルカリ土類金属塩、特にナトリウム、カリウム、マグネシウムお
よび/またはカルシウム塩の形態で使用し、またアンモニウム塩またはモノ-、
ジ-またはトリアルカノールアンモニウム塩、好適には、モノ-、ジ-またはトリ
エタノールアンモニウム塩、特にモノ-、ジ-および/またはトリエタノールアン
モニウム塩として使用し、さらには、アルキルベンゼンスルホン酸として、対応
する水酸化アルカリ金属および/または水酸化アルカリ土類金属および/または
アンモニアおよび/またはモノ-、ジ-またはトリアルカノールアミンと共に使用
する。特に好適な一具体例によれば、食器用洗浄組成物の分包は、アルカリベン
ゼンスルホネートの全重量を基準に、10〜100重量%、好適には、30〜100重量%
、特に50〜100重量%の量のモノ-、ジ-および/またはトリアルカノールアンモ
ニウムアルキルベンゼンスルホネート、特にモノエタノールアンモニウムアルカ
リベンゼンスルホネートを含んでなる。特に好適には、本発明の食器洗浄分包は
、アルカリベンゼンスルホネートとして、限定的にモノ-、ジ-および/またはト
リアルカノールアンモニウムアルカリベンゼンスルホネート、より好適には、限
定的にモノエタノールアンモニウムアルキルベンゼンスルホネートを含んでなる
。また、例えば、スルホ塩素化またはスルホ酸化の後、それぞれ加水分解または
中和を行なうことによって、C12-18アルカンから得られるスルホアルカンスルホ
ネートも好適である。2-スルホ脂肪酸のエステル(エステルスルホネート)、例
えば、水添ヤシ油、パームカーネル油または獣脂脂肪酸の2-スルホン化メチルエ
ステルも、同様に適切である。
【0041】 アニオン性界面活性剤は、好適には0.2〜80重量%、より好適には10〜70重量
%、最も好適には25〜60重量%、特に好適には40〜60重量%の量で使用する。
【0042】 特に好適な界面活性剤の混合物は、アニオン性界面活性剤と、1またはそれ以
上の非イオン性界面活性剤またはベタイン界面活性剤との混合物である。この場
合、ベタイン界面活性剤は、両性界面活性剤と同じ分類に属する。なお、非イオ
ン性界面活性剤とベタイン界面活性剤とを、混合物として併用することは、多く
の用途にとって有利とできる。
【0043】 非イオン性界面活性剤 本発明における非イオン性界面活性剤は、アルコキシレート、例えば、ポリグ
リコールエーテル、脂肪アルコールポリグリコーエーテル、アルキルフェノール
、ポリグリコールエーテル、末端基キャップ付きポリグリコールエーテル、混合
エーテル、ヒドロキシ混合エーテル、脂肪酸ポリグリコールエステルであっても
よい。同様に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブロックポリマー、脂
肪酸アルカノールアミド、脂肪酸ポリグリコールエーテルを使用することもでき
る。本発明に使用することができる非イオン性界面活性剤の重要なクラスは、ポ
リオール界面活性剤、特にグリコサーファクタント(glycosurfactant)、例え
ば、アルキルポリグリコシド、脂肪酸グルカミド等である。アルキルポリグルコ
シドが、特に好適である。
【0044】 アルコキシル化アルコール 好適な非イオン性界面活性剤は、アルコキシル化(好適にはエトキシル化)し
たアルコール、特に一級アルコールである。これは、好適には炭素数8〜18のア
ルコールと、アルコール1 mol当たりエチレンオキシド(EO)平均1〜12 molとか
らなり、アルコール残基は、直鎖もしくは好適には2-メチル分岐鎖および/また
は混合物形態の直鎖およびメチル分岐鎖基(これは、通常のオキソアルコール残
基中に通常存在する。)であってよい。しかしながら、好適な非イオン性界面活
性剤は、天然物由来のC12-18アルコール(例えばヤシ油脂肪アルコール、パーム
油脂肪アルコール、獣脂脂肪アルコールまたはオレイルアルコール)の直鎖基と
、アルコール1 mol当たり平均2〜8EOとを有するアルコールエトキシレートであ
る。好適なエトキシル化アルコールとして、例えば、C12-14アルコール+3EOま
たは4EO、C9-11アルコール+7EO、C13-15アルコール+3EO、5EO、7EOまたは8EO
、C12-18アルコール+3EO、5EOまたは7EO、およびそれらの混合物(例えばC12-1 4 アルコール+3EOと、C12-18アルコール+5EOとの混合物)が例示される。上記
エトキシル化度は、統計学的平均値であり、これは、特定の生成物について、整
数または端数であってもよい。好適なアルコールエトキシレートは、同族体分布
が狭い(狭範囲エトキシレート、NRE)。かかる非イオン性界面活性剤に加えて
、前記したような12を越えるEOを有する脂肪アルコールも使用することができる
。その例は、獣脂脂肪アルコール+14EO、25EO、30EOまたは40EOである。
【0045】 アルコキシル化脂肪酸アルキルエステル 単独の形態または他の非イオン性界面活性剤と組合せた形態で使用しうる、他
のタイプの非イオン性界面活性剤は、アルコキシル化(好適には、エトキシル化
またはエトキシル化およびプロポキシル化)脂肪酸アルキルエステルのタイプで
あって、好適には、アルキル鎖中に1〜4個の炭素原子を含んでなる化合物、例え
ば、特開昭58-217 598記載の脂肪酸メチルエステル、好適にはWO-A-90/13533記
載の方法によって製造される化合物である。
【0046】アルキルポリグリコシドその1 本発明に有利に使用しうる付加的なタイプの非イオン性界面活性剤は、アルキ
ルポリグリコシドである(APG)。アルキルポリグリコシドは、好適な有機工業
化学的製法に従い、糖類とアルコールとを反応させて得られる反応生成物であっ
て、反応条件に応じて、モノアルキル化糖類、オリゴマー糖類およびポリマー糖
類の混合物を製造することができる。好適なポリグリコシドは、アルキル化ポリ
グルコシドである。本発明の好適な一具体例によれば、アルコールは、分岐鎖ま
たは非分岐鎖C〜C18アルキル鎖の長鎖アルコールまたはその混合物であり、
糖類のオリゴマー化度(DP)は、約1〜10である。 他の好適なアルキルポリグリコシドは、式:RO(G)Zで示される。式中、Rは
、一級、直鎖または分岐鎖(特に、2-メチル分岐鎖)のC〜C22、好適にはC
〜C18飽和/不飽和脂肪族基である。Gは、CまたはCグリコース単位(好
適にはグルコース単位)である。オリゴマー化度 zは、1〜10、好適には1.2〜1
.4の数値である。
【0047】 特に好適には、アルキルポリグリコシド(特にアルキルポリグルコシド)は、
0.1〜15.0重量%、好適には、0.2〜10.0重量%、より好適には、0.5〜8.0重量%
、最も好適には、1.0〜6.0重量%の量で使用することができる。
【0048】 アミンオキシド型/脂肪酸アルカノールアミド型の非イオン性界面活性剤 アミンオキシド型の非イオン性界面活性剤ならびに脂肪酸アルカノールアミド
型の非イオン性界面活性剤も、好適に使用される。これら非イオン性界面活性剤
の用量は、好適にはエトキシル化脂肪アルコールの用量よりも小さく、特にエト
キシル化脂肪アルコールの用量の半分よりも小さい。
【0049】 アルキルアミンオキシド型の非イオン性界面活性剤 本発明に好適なアミンオキシドには、アルキルアミンオキシド、特にアルキル
ジメチルアミンオキシド、アルキルアミドアミンオキシド、アルコキシアルキル
アミンオキシドが包含される。好適なアミンオキシドは、式:R1R2R3N+-Oで示
される。上記式中、 R1は、飽和または不飽和C6-22アルキル基、好適にはC8-18アルキル基、より好
適には飽和C10-16アルキル基、例えば、飽和C12-14アルキル基であって、これら
の基は、アルキルアミドアミンオキシドの場合には、式:-CO-NH-(CH2)z-のカル
ボニルアミドアルキレン基を介し、窒素原子Nに結合し、またアルコキシアルキ
ルアミンオキシドの場合には、式:-O-(CH2)z-のオキサアルキレン基を介し、窒
素原子Nに結合する。 zは、1〜10、好適には、2〜5の数値、特に3である。 R2およびR3は、相互に独立して、非置換またはヒドロキシル置換のC1〜4アル
キル基、例えば、ヒドロキシエチルラジカル、特にメチルラジカルである。
【0050】 アミンオキシドの例示(INCI命名法) 好適なアミンオキシドの例示(INCI命名法)は、次のとおりである。 アーモンドアミドプロピルアミンオキシド ババスアミドプロピルアミンオキシド ベヘンアミンオキシド ココアミドプロピルアミンオキシド コカミドプロピルアミンオキシド コカミンオキシド ココモルホリンオキシド デシルアミンオキシド デシルテトラデシルアミンオキシド ジアミノピリミジンオキシド ジヒドロキシエチルC8-10アルコキシプロピルアミンオキシド ジヒドロキシエチルC9-11アルコキシプロピルアミンオキシド ジヒドロキシエチルC12-15アルコキシプロピルアミンオキシド ジヒドロキシエチルコカミンオキシド ジヒドロキシエチルラウラミンオキシド ジヒドロキシエチルステアラミンオキシド ジヒドロキシエチルタロウアミンオキシド 水素添加パームカーネルアミンオキシド 水素添加タロウアミンオキシド ヒドロキシエチルヒドロキシプロピルC12-15アルコキシプロピルアミンオキシド
イソステアラミドプロピルアミンオキシド イソステアラミドプロピルモルホリンオキシド ラウラミドプロピルアミンオキシド ラウラミンオキシド メチルモルホリンオキシド ミルクアミドプロピルアミンオキシド ミンクアミドプロピルアミンオキシド ミリストアミドプロピルアミンオキシド ミリストアミンオキシド ミリスチル/セチルアミンオキシド オレオアミドプロピルアミンオキシド オレアミンオキシド オリーブアミドプロピルアミンオキシド パルミタミドプロピルアミンオキシド パルミトアミンオキシド PEG-3ラウルアミンオキシド カリウムジヒドロキシエチルコカミンオキシドホスフェート カリウムトリホスホノメチルアミンオキシド、セサミドプロピルアミンオキシド
ソイアミドプロピルアミンオキシド ステアラミドプロピルアミンオキシド ステアラミノキシド タロウアミドプロピルアミンオキシド タロウアミンオキシド ウンデシレンアミドプロピルアミンオキシド、および ウィートジャームアミドプロピルアミンオキシド 好適なアミンオキシドは、次のとおりである。 ココアミドオキシド(N-ココアルキル-N,N-ジメチルアミンオキシド) ジヒドロキシエチルタローアミンオキシド(N-獣脂アルキル-N,N-ジヒドロキシ
エチルアミンオキシド)および/または ココアミドプロピルアミンオキシド(ココアミドプロピルアミンオキシド) 特にココアミドプロピルアミンオキシド
【0051】 ポリヒドロキシ脂肪酸アミド さらなる好適な界面活性剤は、式(I):
【化2】 〔式中、RCOは、炭素原子数6〜22の脂肪族アシル基、R1は、水素または炭素原子
数1〜4のアルキルまたはヒドロキシアルキル基、[Z]は、3〜10個の炭素原子お
よび3〜10個のヒドロキシル基を有する直鎖または分枝鎖ポリヒドロキシアルキ
ル基である。〕 のポリヒドロキシ脂肪酸アミドである。前記ポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、通
常、アンモニア、アルキルアミンまたはアルケニルアミンによる還元糖の還元的
アミノ化の後、脂肪酸、脂肪酸アルキルエステルまたは脂肪酸塩化物によるアシ
ル化を行なうことによって得ることができる既知物質である。
【0052】 ポリヒドロキシ脂肪酸アミド ポリヒドロキシ脂肪酸アミド群には、式(II):
【化3】 〔式中、 Rは、炭素原子数7〜12の直鎖または分枝鎖アルキルまたはアルケニル基、 R1は、炭素原子数2〜8の直鎖、分枝鎖または環式アルキルまたはアリール基、 R2は、炭素原子数1〜8の直鎖、分枝鎖または環式アルキルまたはアリールまたは
オキシアルキル基、好適にはC1〜C4アルキル基またはフェニル基、および [Z]は、アルキル鎖が少なくとも2つのヒドロキシル基で置換された直鎖ポリ
ヒドロキシアルキル基または前記の基のアルコキシル化(好適には、エトキシル
化またはプロポキシル化)誘導体である〕 で示される化合物も包含される。
【0053】 [Z]は、好適には、還元糖(例えば、グルコース、フルクトース、マルトー
ス、ラクトース、ガラクトース、マンノースまたはキシロース等)の還元的アミ
ノ化によって得られる。次に、前記N-アルコキシ置換またはN-アリールオキシ置
換化合物は、例えば、WO-A-95/07331開示の方法に従い、触媒としてのアルコキ
シドの存在下に脂肪酸メチルエステルと反応させることによって、所望のポリヒ
ドロキシ脂肪酸アミドに変換することができる。
【0054】 好適には、非イオン性界面活性剤は、合計1〜80重量%、好適には、5〜30重量
%、より好適には、7〜35重量%、最も好適には、10〜25重量%の量で使用する
【0055】 双性イオン界面活性剤または両性界面活性剤 本発明において使用可能である双性イオン界面活性剤または両性界面活性剤に
は、ベタイン、アルキルアミドアルキルアミン(INCIアルキルアミドアルキルア
ミン)、およびアルキル置換アミノ酸(INCIアルキル置換アミノ酸)、特にアミ
ノプロピオン酸、アシル化アミノ酸、およびバイオサーファクタントが包含され
る。好適な成分は、ベタイン、特にアルキルアミドベタインである。
【0056】 ベタイン 好適なベタインは、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、イミダゾリ
ニウムベタイン、スルホベタイン(INCIスルタイン)、およびホスホベタインで
あって、好適には、以下の式(III)で示される。 R1-[CO-X-(CH2)n]x-N+(R2)(R3)-(CH2)m-[CH(OH)-CH2]y-Y (III) 上記式中、 R1は、飽和または不飽和のC6-22アルキル基、好適にはC8-18アルキル基、より
好適には飽和C10-16アルキル基、例えば、飽和C12-14アルキル基、 Xは、NH、式:NR4(Rは、C1-4アルキル基)、OまたはS、 nは、1〜10の数値、好適には2〜5の数値、より好適には、3の数値、 xは、0または1、好適には、1、 R2、R3は、相互に独立して、非置換またはヒドロキシル置換のC1-4アルキル基
、例えば、ヒドロキシエチル基、特にヒドロキシメチル基、 mは、1〜4の数値、特に1、2または3、 yは、0または1、および Yは、COO、SO3、OPO(OR5)OまたはP(O)(OR5)O(R5は、水素原子HまたはC1-4
ルキル基)である。
【0057】 なお、アルキルベタインおよびアルキルアミドベタイン、カルボキシレート基
を有する式(I)のベタイン(Y=COO)は、カルボベタインとも呼ばれる。
【0058】 好適な両性界面活性剤は、以下の式(IIIa)のアルキルベタイン、式(IIIb)
のアルキルアミドベタイン、式(IIIc)のスルホベタイン、および式(IIId)の
アミドスルホベタインである。 R1-N+(CH3)2-CH2COO- (IIIa) R1-CO-NH-(CH2)3-N+(CH3)2-CH2COO- (IIIb) R1-N+(CH3)2-CH2CH(OH)CH2SO3 - (IIIc) R1-CO-NH-(CH2)3-N+(CH3)2-CH2CH(OH)CH2SO3 - (IIId) 上記式中、R1は、式(I)の定義と同じである。
【0059】 特に好適な両性界面活性剤は、カルボベタイン、特に式(IIIa)および(IIIb
)のカルボベタインであって、最も好適には、式(IIIb)のアルキルアミドベタ
インである。
【0060】 ベタインおよびスルホベタイン(INCI命名法)の例示 好適なベタインおよびスルホベタインは、例えば、次のような化合物(INCI命
名法)である。 アーモンドアミドプロピルベタイン アプリコットアミドプロピルベタイン アボカドアミドプロピルベタイン ババスアミドプロピルベタイン ベヘンアミドプロピルベタイン ベヘニルベタイン ベタイン カノールアミドプロピルベタイン カプリル/カプロアミド(Capramido)プロピルベタイン カルニチン セチルベタイン ココアミドエチルベタイン ココアミドプロピルベタイン ココアミドプロピルヒドロキシスルタイン ココベタイン ココヒドロキシスルタイン ココ/オレオアミドプロピルベタイン ココスルタイン デシルベタイン ジヒドロキシエチルオレイルグリシネート ジヒドロキシエチルソイグリシネート ジヒドロキシエチルステアリルグリシネート ジヒドロキシエチルタローグリシネート ジメチコーンプロピルPG-ベタイン エルカミドプロピルヒドロキシスルタイン 水素添加タロー(Tallow)ベタイン イソステアロアミドプロピルベタイン ラウラミドプロピルベタイン ラウリルベタイン ラウリルヒドロキシスルタイン ラウリルスルタイン ミルクアミドプロピルベタイン ミンクアミドプロピルベタイン ミリストアミドプロピルベタイン ミリスチルベタイン オレオアミドプロピルベタイン オレオアミドプロピルヒドロキシスルタイン オレイルベタイン オリーブアミドプロピルベタイン パーム(Palm)アミドプロピルベタイン パルミチンアミドプロピルベタイン パルミトイルカルニチン パームカーネル(Kernel)アミドアミドプロピルベタイン ポリテトラフルオロエチレンアセトキシプロピルベタイン リシノールアミドプロピルベタイン、セスキアミド(Seasmio)プロピルベタイ
ン ソイアミドプロピルベタイン ステアロアミドプロピルベタイン ステアリルベタイン タローアミドプロピルベタイン タローアミドプロピルヒドロキシスルタイン タローベタイン タロージヒドロキシエチルベタイン ウンデシレンアミドプロピルベタイン、および ウィートジャームアミドプロピルベタイン 好適なベタインは、例えば、ココアミドプロピルベタイン(ココアミドプロピ
ルベタイン)である。
【0061】 好適には、両性界面活性剤は、0.1〜14.9重量%、好適には0.5〜8重量%、よ
り好適には、1〜6重量%の量で使用される。
【0062】 本発明の好適な一具体例によれば、食器用洗浄組成物の分包は、界面活性剤混
合物として、以下の界面活性剤を含んでなる。 (a)0.2〜80重量%、好適には10〜70重量%、より好適には25〜60重量%、最も
好適には40〜60重量%の、1またはそれ以上のアニオン性界面活性剤、好適には
アルキルベンゼンスルホネートおよび/または脂肪アルコールエーテルスルフェ
ート、 (b)1〜80重量%、好適には5〜50重量%、より好適には7〜35重量%、最も好適
には10〜25重量%の、1またはそれ以上の非イオン性界面活性剤、好適にはアル
コールアルキレート、アルキルポリグリコシドおよび/またはアミンオキシド、
特にアルコールアルコキシレートまたは、アルコールアルコキシレートと、アル
キルポリグリコシドおよび/またはアミンオキシドとの組み合わせ、および (c)0.1〜14.9重量%、好適には0.5〜8重量%、より好適には1〜6重量%の1ま
たはそれ以上のベタイン界面活性剤、好適にはアルキルアミドベタイン
【0063】 本発明によれば、活性洗浄剤は、活性洗浄剤全重量を基準に15重量%未満、好
適には10重量%未満の水に加え、またはこれに代えて、好適には1またはそれ以
上の非水性担体を含んでなる。好適には、この非水性担体は、水中に溶解するか
、水と混和し、少なくとも1つの非水性担体(特に各非水性担体)は、室温(20
℃)で液体である。
【0064】 非水性担体は、次のような作用を示す。 (i)活性洗浄剤の他の成分を、所望の分包量にするための充填材成分としての
作用 (ii)活性洗浄剤の流動性または流動性挙動、特に粘度を制御する作用 (iii)水性媒体において活性洗浄剤の溶解性または溶解挙動、特に溶解速度を
制御する作用、および/または (iv)活性洗浄剤のうちの、他の成分の溶媒または可溶化剤(ハイドロトロープ
剤)としての作用
【0065】 好適な非水生担体の例は、溶媒およびポリアルキレングリコールである。前記
した教示技術では、ポリアルキレングリコールは、四量体およびそれ以上の多量
体型の化合物である一方、本発明では、ダイマーおよびトリマーは、溶媒に属す
る。
【0066】 好適な溶媒は、1またはそれ以上のヒドロキシル基OH、1またはそれ以上のエ
ステル基COOC、および/または1またはそれ以上のエーテル基C-O-Cを含み、好
適には1またはそれ以上のヒドロキシル基および1またはそれ以上のエーテル基
を含んでなる。
【0067】 特に、本発明によれば、非水性担体成分としての溶媒は、ハイドロトロープ剤
、粘度調節剤および/または低温安定剤として使用する。かかる溶媒は、特に界
面活性剤および香料/香料および染料に対して可溶化作用を有するため、前記の
成分の混和に役立ち、液晶相の形成を防止し、透明な製品の形成に役立つ。粘度
は、溶媒量の増加につれて低下する。最後に、低温曇り点および透明点は、溶媒
量の増加につれて低下する。
【0068】 特に好適な溶媒は、例えば、飽和または不飽和(好適には飽和)で分岐鎖また
は非分岐鎖のC1-20炭化水素(好適にはC2-15炭化水素)であって、この炭化水素
は、少なくとも1つのヒドロキシル基を有し、所望により1またはそれ以上のエ
ーテル官能基C-O-C(すなわち、炭素原子鎖を中断させる酸素原子)を有し、エ
ーテル官能基によって中断されずにつながっている炭素原子の数は、8個以下、
好適には6個以下、特に4個以下である。
【0069】 かかる溶媒には、化合物C1-6アルカノールでモノエーテル化されていてもよい
以下の化合物が包含される。 C2-6アルキレングリコール、および 1分子当たり平均して1〜9個(好適には2〜3個)の同一または異なったアルキレ
ングリコール基(好適には同じアルキレングリコール基)を有する、ポリ-C2-3
アルキレングリコールエーテル、 特に1,2-プロピレングリコール、および C1-6アルコール、好適にはエタノール、n-プロパノールまたはイソプロパノール
(2-プロパノール)、特にエタノール、およびグリセロール
【0070】 代表的溶媒は、以下の化合物(INCI命名法で呼ぶ)である アルコール(エタノール) ブテス(Buteth)-3 ブトキシエタノール ブトキシプロパノール n-ブチルアルコール t-ブチルアルコール ブチレングリコール ブチルオクタノール ジエチレングリコール ジメトキシジグリコール ジメチルエーテル ジプロピレングリコール エトキシジグリコール エトキシエタノール エチルヘキサンジオール グリコール(エチレングリコール) ヘキサンジオール 1,2,6-ヘキサントリオール ヘキシルアルコール ヘキシレングリコール イソブトキシプロパノール イソペンチルジオール イソプロピルアルコール(イソプロパノール) 3-メトキシブタノール メトキシエタノール メトキシメチルブタノール メトキシPEG-10 メチラール メチルアルコール メチルヘキシルエーテル メチルプロパンジオール ネオペンチルグリコール PEG-6メチルエーテル ペンチレングリコール PPG-2-ブテス(Buteth)-3 プロパンジオール プロピルアルコール(n-プロパノール) プロピレングリコール プロピレングリコールブチルエーテル テトラヒドロフルフリルアルコール トリメチルヘキサノール
【0071】 さらに、特に好適な溶媒は、C2-C4アルキレングリコールのモノマーまたはホ
モポリマーまたはヘテロポリマー、特にモノマーおよびホモダイマーおよびホモ
トリマーであって、脂肪族C1-6アルコールまたは芳香族アルコール(例えば、メ
タノール、エタノール、n-プロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノールまた
はフェノール)でエーテル化されたものまたはカルボン酸(例えば、酢酸または
炭酸)でエステル化されたものである。C2-C4アルキレングリコールのモノマー
またはホモポリマーまたはヘテロポリマー、特にモノマーおよびホモダイマーお
よびホモトリマーである。かかる化合物の例示は、Dow ChemicalがDowanol(登
録商標)なる商標で販売している製品、およびArco ChemicalがArcosolv(登録
商標)およびArconate(登録商標)なる商標で販売している製品であって、INCI
名を挙げると、例えば、次のとおりである。 ブトキシジグリコール(Dowanol(登録商標)DB)、メトキシジグリコール(Dow
anol(登録商標)DM)、PPG-2メチルエーテル(Dowanol(登録商標)DPM)、PPG
-2メチルエーテルアセテート(Dowanol(登録商標)DPMA)、PPG-2ブチルエーテ
ル(Dowanol(登録商標)DPnB)、PPG-2プロピルエーテル(Dowanol(登録商標
)DPnP)、ブトキシエタノール(Dowanol(登録商標)EB)、フェノキシエタノ
ール(Dowanol(登録商標)EPh)、メトキシイソプロパノール(Dowanol(登録
商標)PM)、PPG-1メチルエーテルアセテート(Dowanol(登録商標)PMA)、ブ
トキシイソプロパノール(Dowanol(登録商標)PnB)、プロピレングリコールプ
ロピルエーテル(Dowanol(登録商標)PnP)、フェノキシイソプロパノール(Do
wanol(登録商標)PPh)、PPG-3メチルエーテル(Dowanol(登録商標)TPM)、
およびPPG-3ブチルエーテル(Dowanol(登録商標)TPnB)、およびエトキシイソ
プロパノール(Arcosolv(登録商標)PE)、tert-ブトキシイソプロパノール(A
rcosolv(登録商標)PTB)、PPG-2tert-ブチルエーテル(Arcosolv(登録商標)
DPTB)およびプロピレンカーボネート(Arconate(登録商標)PC)、特にブトキ
シイソプロパノール(Dowanol(登録商標)PnB)である。
【0072】 溶媒は、好適には0.1〜80重量%、より好適には1〜50重量%、特に5〜40重量
%、最も好適には7〜30重量%、特に好適には10〜20重量%の量で使用する。
【0073】 ポリアルキレングリコール ポリアルキレングリコール(ポリグリコール、ポリグリコールエーテル;INCI
化合物クラス:ポリマーエーテル)は、主として直鎖状(場合により、分枝鎖状
)の既知ポリエーテルであって、末端ヒドロキシル基を含有するポリマーである
。比較的高い高分子量を有するポリアルキレングリコールは、多分散性を示し、
分子量が異なる高分子の集合体からなる。
【0074】 好適なポリアルキレングリコールは、室温(20℃)で液体であって、好適には
20℃を超えない融点、好適には15℃を超えない融点、より好適には10℃を超えな
い融点、最も好適には5℃を超えない融点、特に好適には0℃を超えない融点を有
する。前記の融点は、固体状態から液体状態への転移点の温度である。以下、特
に断らない限り、特定のポリアルキレングリコールの融点は、通常、文献から既
知であるか、または通常の融点決定法の一つによって定形的に決定することがで
きる。
【0075】 ポリアルキレングリコールの分子量は、好適には200〜5,000、より好適には30
0〜4,000、最も好適には400〜3,000、特に好適には500〜2,000の範囲にある。以
下に記載する種々のポリアルキレングリコールの場合、所定の範囲のものが、特
に有利なものと、することができる。
【0076】 本発明の好適なものは、式:HO-[R-O]n-H〔式中、Rは、(CH2)2、CH2CH(CH3)お
よび/または(CH2)4、nは、4〜約100の値または平均値〕で示される直鎖または
分枝鎖(特に直鎖)ポリアルキレングリコールであって、これは、エチレンオキ
シド、プロピレンオキシドおよび/またはテトラヒドロフランの開環重合によっ
て製造することができる。特に、R=(CH2)2のポリエチレングリコール、R=CH2C
H(CH3)のポリプロピレングリコール、R=(CH2)4のポリテトラヒドロフラン、お
よびエチレンオキシド、プロピレンオキシドおよび/またはテトラヒドロフラン
のコポリマーである。
【0077】 本発明によれば、約4,000までの相対平均分子質量を有するポリエチレングリ
コール(PEG)が、好適である。基本的に、4,000を超える分子量のPEGは、全て
、液体ではないため、本発明にとって、あまり適していない。最も好適には、ポ
リエチレングリコールの分子量は、2,000以下、好適には1,500まで、より好適に
は1,000まで、最も好適には800まで、例えば400または600までの分子量である。
ポリエチレングリコールの命名法には、種々のものが存在するため、混乱が生じ
る場合がある。当技術分野では、「PEG」なる文字の後ろに平均相対分子量を明
示することが一般的であって、「PEG200」は、相対分子量約190〜約210のポリエ
チレングリコールである。INCI命名法によれば、PEGなる略号にハイホンを付し
、当該ハイホンの直後に、前記式中の数値nに相当する数を記載する。市販のポ
リエチレングリコールは、例えば、次のとおりである。 PEG200/PEG-4 PEG300/PEG-6 PEG-7 PEG-8 PEG400 PEG-9 PEG-10 PEG-12 PEG600 PEG-14 PEG-16 PEG800/PEG-18 PEG-20 PEG1,000 PEG1,200 PEG1,500/PEG-32 PEG-40 PEG2,000 PEG-55 PEG-60 PEG3,000 PEG3350/PEG-75、および PEG4,000/PEG-90 以上のポリエチレングリコールうち、相互に対応する一組のポリエチレングリコ
ールについては、前記した2つの命名法による名称を、記号「/」によって分け
て併記した。市販のポリエチレングリコールは、例えば、次のとおりである。Ca
rbowax(登録商標)(Union Carbide) Emkapol(登録商標)およびRenex(登録商標)PEG(ICI) Lipoxol(登録商標)(DEA) Polyglykol(登録商標)E(Dow) Pluracol(登録商標)E、Pluriol(登録商標)EおよびLutrol(登録商標)E(BA
SF)、および Polydiol(Cognis) Clariant社も、ポリエチレングリコールを販売している。化粧品として有用な
ポリエチレングリコール(INCI式名称)の供給業者は、「International Cosmet
ic Ingredient Dictionary and Handbook」に見られる。
【0078】 ポリプロピレングリコール ポリプロピレングリコール(PPG)は、250(PPG-4)〜4,000(PPG-69)という
広い分子量範囲にわたり、透明で、実質的に無色の液体であって、その名称には
、INCI命名法を同様に採用する。したがって、nの値が5および6である前記式の
ポリプロピレングリコールは、各々、PEG-5およびPEG-6と呼んでいる。低分子量
のポリプロピレングリコールは、水と混和するが、より高分子量のポリプロピレ
ングリコールは、水に溶けにくい。例えば、INCI命名法によるポリプロピレング
リコールPPG-7、PPG-9、PPG-12、PPG-13、PPG-15、PPG-17、PPG-20、PPG-26、PP
G-30、PPG-33、PPG-34、PPG-51およびPPG-69は、市販されている。供給元業者は
、「International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook」に見られ
る。
【0079】 コポリマー 前記コポリマーには、次のようなブロックコポリマーが包含される。 エチレンオキシド/プロピレンオキシドコポリマー エチレンオキシド/テトラヒドロフランコポリマー プロピレンオキシド/テトラヒドロフランコポリマー エチレンオキシド/プロピレンオキシド/テトラヒドロフランコポリマー 好適にはエチレンオキシド/プロピレンオキシドのランダムコポリマー より好適なコポリマーは、エチレンオキシド/プロピレンオキシドのブロック
コポリマーで、最も好適なコポリマーは、エチレンオキシド/プロピレンオキシ
ドのブロックコポリマーである。これらコポリマーの分子量は、前記したものだ
けでなく、少なくとも500、実際には少なくとも約1,000が、非常に好適である。
【0080】 本発明において好適なランダムコポリマーは、a個のエチレンオキシド単位と
、b個のプロピレンオキシド単位(aおよびbは、平均値)とを含んでなり、例え
ば、「International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook」によれ
ば、PEG/PPG-a/bコポリマー(分子量)と称する、次のようなコポリマーであ
る。 PEG/PPG-18/4コポリマー(1,000) PEG/PPG-17/6コポリマー(1,100) PEG/PPG-35/9コポリマー(2,100)および PEG/PPG-23/50コポリマー(3,900)。
【0081】 本発明に好適なエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマーは
、式:HO(CH2CH2O)x(CH(CH3)CH2O)y(CH2CH2O)x'Hで示される。式中、xおよびx'
は、平均値2〜130で、zは、平均値15〜67である。このようなブロックコポリマ
ーは、ポロキサマー(Poloxamer)なる国際的慣用名で呼ばれ、これは、また「I
nternational Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook」において採用さ
れている。各ポロキサマーは、3桁の数で区別される。最初の2桁の数を100倍
した数値が、ポリプロピレングリコール部分の平均分子量を示し、最後の桁の数
を10倍した値が、ポリエチレングリコール部分の割合(重量%)を示す。ポリエ
チレングリコール部分の割合(重量%)は、10〜80重量%、好適には50重量%以
下、より好適には40重量%以下、最も好適には30重量%以下、例えば、10重量%
、20重量%または30重量%である。ポロキサマーは、二段階で製造される。第1
段階では、プロピレンオキシドを、プロピレングリコールに対し制御された形で
付加し、第2段階では、得られたポリプロピレングリコールブロックを、エチレ
ンオキシドの付加によって、2つのポリエチレングリコールブロックで挟む。特
に好適なブロックコポリマーの例示は、次のような液体ポロキサマーグレイドで
ある。括弧内の文言は、(x、y、x';分子量;場合により融点)を意味する。 ポロキサマー101(2、16、2;1100;−32) ポロキサマー122(5、21、5;1630;−26) ポロキサマー123(7、21、7;1900;−1) ポロキサマー105(11、16、11;1850;7) ポロキサマー181(3、30、3;2000;−29) ポロキサマー124(11、21、11;2200;16) ポロキサマー182(8、30、8;2,500;−4) ポロキサマー183(10、30、10;2650;10) ポロキサマー212(8、35、8;2750;−7) ポロキサマー231(6、39、6;2750;−37) ポロキサマー184(13、30、13;2900;16) ポロキサマー185(19、30、19;3400) ポロキサマー282(10、47、10;3650;7) ポロキサマー331(7、54、7;3800;−23) ポロキサマー234(22、39、22;4200;18) ポロキサマー401(6、67、6;4400;5) ポロキサマー284(21、47、21;4600)、および ポロキサマー402(13、67、13;5000;20) 市販のポロキサマーは、Pluronic(登録商標)およびSynperonic(登録商標)
PEであって、これらは、末尾にL、PおよびFから選択される文字および2桁また
は3桁の番号を有する。最後の桁は、ポロキサマー命名法の最後の桁と同じであ
って、1桁および2桁の数値を300倍した値は、ポリプロピレングリコール部分
の分子量の近似値であって、各々、3倍すると、ポロキサマー命名法による最初
の2桁の数値にほぼ相当する。すなわち、3、4、6、7、8、9、10および12は、こ
の順序で、ポロキサマー命名法による最初の部分の2桁の数値10、12、18、21、2
3、28、33および40に対応する。文字によって液体(L)、ペースト状(P)およ
び固体(F)ポロキサマーが区別される。例えば、ポロキサマー101は、Pluronic
(登録商標)L31およびSynperonic(登録商標)PE L31として入手できる。
【0082】 エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマーに関し、別の好適
なタイプは、式:HO(CH(CH3)CH2O)y(CH2CH2O)x(CH2CH(CH3)O)y'Hで示される。こ
こでは、ポリエチレングリコールブロックを、2つのポリプロピレングリコール
ブロックによって挟んでいる一方、前記ポロキサマーの場合には、ポリプロピレ
ングリコールブロックを、2つのポリエチレングリコールブロックによって挟ん
でいる。製造は、前記と同様に二段階で行う。第1段階では、エチレンオキシド
をエチレングリコールに対し制御された形で付加し、第2段階では、得られたポ
リエチレングリコールブロックを、プロピレンオキシドの付加によって、2つの
ポリプロピレングリコールブロックで挟み込む。市販のブロックコポリマーは、
前記ポロキサマーと同様に、Pluronic(登録商標)(BASF)であって、これは、
その末尾に、英数字(3桁の数値+2番目と3番目の数値の間に挿入した文字R
)を付している。数値の意味は、ポロキサマー命名法と同じである。挿入された
文字R(reverse(逆)の略)は、ポロキサマーと比較して構造が逆転していると
いう事実を示している。かかるタイプに属する好適な化合物は、次のようなPlur
onic(登録商標)グレイドである。(分子量;融点) Pluronic(登録商標)10R5(1950;15) Pluronic(登録商標)12R3(1800;−20) Pluronic(登録商標)17R1(1900;−27) Pluronic(登録商標)17R2(2150;−25) Pluronic(登録商標)17R4(2650;18) Pluronic(登録商標)25R1(2700;−5) Pluronic(登録商標)25R2(3100;−5) Pluronic(登録商標)31R1(3250;−25)、および Pluronic(登録商標)31R2(3300;9)
【0083】 ポリアルキレングリコールは、好適には0.1〜80重量%、より好適には1〜40重
量%、最も好適には3〜25重量%、特に好適には5〜15重量%、特に最も好適には
7〜10重量%の量で使用する。
【0084】 非水性の担体は、好適には合計0.1〜80重量%、より好適には5〜50重量%、最
も好適には10〜40重量%、特に好適には15〜35重量%、特に最も好適には20〜30
重量%の量で使用する。
【0085】 本発明の好適な一具体例によれば、少なくとも2つの非水性担体を使用し、特
に、少なくとも1つの溶媒および少なくとも1つのポリアルキレングリコールを
、好適には重量比10:1〜1:10、より好適には重量比5:1〜1:3、最も好適には重量
比3:1〜1:2、特に好適には2:1〜1:1重量比の(溶媒)対(ポリアルキレングリコ
ール)比で使用する。
【0086】 酵素 本発明によれば、洗浄作業において、その洗浄作用を向上させるため、落とし
にくい汚れの場合には特に、本発明の食器用洗浄組成物の分包は、酵素を含むこ
とができる。 好適な酵素は、タンパク分解酵素(プロテアーゼ)、脂肪分解酵素(リパーゼ
)、デンプン加水分解酵素(アミラーゼ)、セルラーゼおよびそれらの混合物か
らなる群から選ばれる。特に好適な酵素は、細菌または真菌株から得られるもの
で、これら細菌または真菌株として、バシラス・サブチリス(Bacillus Subtili
s)、バシラス・リヘニフォルミス(Basillus licheniformis)、ストレプトミ
セス・グリセウス(Streptomyces griseus)などが例示される。サブチリシン系
のタンパク分解酵素が好適に使用され、バシラス・レンツス(Bacillus lentus
)から得られるタンパク分解酵素が特に好適である。これに関し、特に重要なも
のは、酵素混合物であり、例えばタンパク分解酵素とデンプン加水分解酵素との
混合物、タンパク分解酵素と脂肪分解酵素との混合物、タンパク分解酵素とセル
ラーゼとの混合物、セルラーゼと脂肪分解酵素との混合物、タンパク分解酵素と
デンプン分解酵素と脂肪分解酵素との混合物、タンパク分解酵素と脂肪分解酵素
とセルラーゼとの混合物などが例示される。特に好適にはセルラーゼを含む混合
物である。場合により、過酸化酵素(ペルオキシダーゼ)および酸化酵素(オキ
シダーゼ)も、好適であることがわかっている。酵素は、担体物質中への吸収お
よび/または膜形成材料によるカプセル化によって処理することができ、これに
より、時期尚早の分解から酵素を保護する。酵素、酵素混合物または酵素顆粒の
割合含有量は、例えば約0.1〜5重量%、好適には約0.1〜2重量%とすることがで
きる。
【0087】 従来技術によれば、酵素は、多相の洗浄組成物、主として、食器洗浄機の主洗
浄サイクルへの使用を意図した食器洗浄機用洗剤などの多相の洗浄組成物に対し
、添加している。しばしば、その欠点として、強アルカリ性の水性媒体において
、酵素の安定性に関して問題が生じることである。本発明の食器用洗浄組成物の
分包によれば、手による洗浄操作においても酵素を使用することができ、よって
手による食器洗浄でも器物の汚れを落とすために酵素の洗浄作用を利用すること
ができる。活性洗浄剤の酵素成分は、他の成分または酵素の作用にとって有害な
活性洗浄剤の他の成分から分離され、水溶性ポリマー材料のエンクロージャーに
よって包囲された形で存在することができ、その結果、長期間貯蔵した場合にも
酵素活性は、保持される。
【0088】 本発明に好適な他の添加剤群には、染料、特に水溶性または水分散性染料が包
含される。本発明では、洗浄剤の外観を向上させるために一般的に使用される染
料が好適である。かかる染料の選択は、当業者にとっては、何も問題を生じない
。なぜなら特に、かかる一般的染料は、貯蔵時に高い安定性を有し、また活性洗
浄剤の他の成分および光に対して高レベルの非感受性を有するからである。本発
明によれば、染料は、食器用洗浄組成物の分包中に、0.01重量%未満の量で存在
する。
【0089】 香料(芳香剤) 本発明によれば、香料を、食器洗浄用洗剤の分包に添加して、製品によって形
成される審美的効果を改善し、これにより、消費者に対し、製品特性の改善だけ
でなく、視覚的および感覚的に「定型的で失敗を招かない」製品を提供すること
ができる。 香料:合成香料 好適な香油または香料には、個々の香料化合物が包含され、例えば、エステル
型、エーテル型、アルデヒド型、ケトン型、アルコール型および炭化水素型の化
合物である。 エステル型の香料化合物の代表的は、酢酸ベンジル、イソ酪酸フェノキシエチ
ル、酢酸p-t-ブチルシクロヘキシル、酢酸リナリル、酢酸ジメチルベンジルカル
ビニル、酢酸フェニルエチル、安息香酸リナリル、ギ酸ベンジル、エチルメチル
フェニルグリシネート、プロピオン酸アリルシクロヘキシル、プロピオン酸スチ
ラリルおよびサリチル酸ベンジルである。 エーテル型の香料化合物として、例えば、8〜18の炭素原子を有する直鎖アル
カナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド
、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアールおよびブルゲ
オナールが例示される。
【0090】 好適なケトン型化合物は、イオノン、α-イソメチルイオノンおよびメチルセ
ドリルケトンである。 好適なアルコール型化合物として、アネトール、シトロネロール、オイゲノール
、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロオール、フェニルエチルアルコール
およびテルピネオールが例示される。 炭化水素型化合物として、例えば、特に、テルペンおよびバルサムが例示され
る。 しかしながら、好適には一緒になって心地よい芳香を生成するような、異なる
香料化合物の混合物を使用する。かかる香油は、植物源から得られるような天然
香料混合物を含むことができ、その天然源として、パイン油、シトラス油、ジャ
スミン油、パチョリ油、ローズ油、イランイラン油などが例示される。好適な天
然源は、ナツメグ油、セージ油、カモミル油、クローブ油、バルム油、ミント油
、ケイ葉油、ライム-ブロッサム油、ジュニパーベリー油、ベチバー油、オリー
ブ油、ガルバナム油、ラボダニューム油、オレンジブロサッム油、ネロリ油、オ
レンジピール油、サンダールウッド油などが例示される。
【0091】 香料含有量は、通常、食器用洗浄組成物の分包全体の2重量%までである。
【0092】 香料担体 香料は、本発明の活性洗浄剤組成物中に直接混和することができる。別法とし
て、有利には、香料の洗濯物への付着を強化するような担体に適用して、香料の
ゆっくりとした放出によって洗濯物への賦香の持続性を確保することができる。
好適であることがわかっている、かかる担体材料の例示は、シクロデキストリン
である。さらに、シクロデキストリン-香料複合体は、さらなる補助剤で被覆処
理することができる。かかる複合体は、食器用洗浄組成物中に溶解しないため、
本発明では、当該複合体は、別の水溶性ポリマーエンクロージャーによって、活
性洗浄剤において別々に収納するかまたは活性洗浄剤から分離して収納すること
ができる。
【0093】 本発明によれば、香料および芳香物質は、原則として、食器用洗浄組成物分包
の各分包部分(活性洗浄剤)中に存在することができる。しかしながら、より好
適には香料および芳香物質は、香料および芳香物質と望ましくない反応をして分
解を起こすことのない成分からなる食器用洗浄組成物の分包部分中に存在させる
【0094】 汚れ解離剤 また、本発明の食器用洗浄組成物は、付加的な添加剤として、汚れ解離剤、す
なわち、硬質表面(例えば、陶磁器またはガラス表面)上に付着してかかる表面
から油脂分を除去することを促進し、再汚染を防止しうるようなポリマーを含む
ことができる。この促進作用は、かかる油脂分溶解成分を含む、本発明の洗剤よ
って既に反復して洗浄した硬質物体(陶磁器またはガラス)が、汚れた場合に、
特に明らかである。好適な油脂分溶解成分として、非イオン性セルロースエーテ
ル、例えば、メチルセルロースおよびメチルヒドロキシプロピルセルロース(各
々、非イオン性セルロースエーテル量を基準に、15〜30重量%のメトキシ基およ
び1〜15重量%のヒドロキシプロピル基を含む)、および既知のフタル酸および
/またはテレフタル酸ポリマーおよびそれらの誘導体、特にエチレンテレフタレ
ートおよび/またはポリエチレングリコールテレフタレートのポリマーおよびそ
れらのアニオン性および/または非イオン性変性誘導体が例示される。これらの
うち、フタル酸およびテレフタル酸ポリマーのスルホン化誘導体が、特に好適で
ある。
【0095】 抗菌剤 さらに本発明の好適な一具体例によれば、洗浄組成物分包の活性剤として想定
しうる成分は、抗菌活性または静菌活性を示すような薬剤である。 好適な薬剤の例示は、単独形態または組合せ形態の以下の物質である。 トリクロサン(2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジフェニルエーテル) クロラミンT(N-クロロトルエンスルホンアミドナトリウム塩) Germall(登録商標)115(イミダゾリジニル尿素) ギ酸ナトリウム 2-フェノキシエタノール 1-フェノキシ-2-プロパノール 2-フェノキシ-1-プロパノール 安息香酸およびその塩 乳酸およびその塩 サリチル酸およびその塩 ソルビン酸およびその塩 天然植物およびその同等物の抽出物(例えば、オレンジピールからの抽出物、パ
イン油、ゲラニオール、およびネロール) 上記安息香酸塩またはカルボン酸塩を使用する場合、好適な塩は、主としてナ
トリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩およびカルシウム塩である。
【0096】 さらなる好適な態様として、かかる食器用洗浄組成物の分包は、可溶化剤、UV
安定剤、消泡剤、表面処理剤、防食剤、防腐剤、銀保護剤、および肌に穏やかな
添加剤から選択される1またはそれ以上の付加的な成分を含んでなることができ
る。
【0097】 製品の透明性に関する利点は、特に、高界面活性剤含有量の混合物において、
1またはそれ以上のジカルボン酸および/またはその塩を、単独または混合物の
形態、好適には混合物の形態(アジピン酸ナトリウム+コハク酸ナトリウム+グ
ルタル酸のナトリウム塩)で添加することによって得ることができる。このタイ
プの混合物は、例えば、Sokalan(登録商標)DSC Naとして市販されている。こ
の場合、0.1〜8重量%、好適には1〜6重量%、より好適には2.5〜5重量%の用量
で使用すると、特に有利であることが判明した。
【0098】 本発明の組成物において、前記の点に関する同様の有利な作用は、所望により
可溶化剤(特に香料および染料用の可溶化剤)によっても達成でき、例えば、ア
ルキル基中に1〜3個の炭素原子を有するアルカノールアミンおよび/またはアル
キルベンゼンスルホン酸等、特にクメン-、トルエン-およびキシレンスルホネー
トを、5重量%以下、好適には0.05〜3重量%、特に0.1〜2重量%の量で含んでな
ることによっても達成することができる。
【0099】 本発明によれば、好適な別の添加剤群は、銀保護剤からなる。銀保護剤は、洗
浄プロセスにおける銀を含んでなる器物の変色を防ぐのに役立つ、当業者に周知
の、多数の通常は、環状である有機化合物からなる。具体例としては、ベンゾト
リアゾール、トリアゾール、および前記化合物のMn、Co、Zn、Fe、Mo、WまたはC
u等の金属との錯体である。
【0100】 上述した成分に加えて、手洗い食器用洗浄組成物によく使用される他の成分、
例えば、UV安定剤、消泡剤(例えば、シリコーン油、パラフィン油または鉱油)
、表面処理剤、防食剤、防腐剤、手に優しい添加剤等は、好適には5重量%以下
の量で存在してよい。
【0101】 本発明の食器用洗浄組成物分包の活性洗浄剤は、各成分を任意の順序で一緒に
撹拌し、得られた混合物を泡がなくなるまで静置することによって製造すること
ができる。混合の順序は、本発明の食器用洗浄組成物分包の製造にとって重大な
問題ではない。
【0102】 以上のようにして得られた活性洗浄剤は、次に、常法に従い、1またはそれ以
上の水溶性ポリマー材料からなるエンクロージャーによって包囲することができ
る。本発明の好適な一具体例によれば、例えば、活性洗浄剤に対し、水溶性ポリ
マー材料のエンクロージャーを適用して、区画室またはチャンバーを形成する。
これら区画室またはチャンバーは、例えば、フィルムクッション、フィルムポー
チまたはカプセルとすることができる。したがって、この場合、洗浄/洗濯サイ
クルに必要な活性洗浄剤を全て含んでなる、食器用洗浄組成物の分包は、接着結
合法、溶接法などの常法に従いシールされた自己包摂型の区画室内に存在する。
【0103】 本発明の別の好適な一具体例によれば、食器用洗浄組成物分包は、少なくとも
2つの区画室を形成する水溶性ポリマー材料エンクロージャーによって収納され
た少なくとも2つの活性洗浄剤を含んでなることができる。この具体例は、例え
ば、本発明の洗浄組成物分包を、製造直後/長期間の保存後のみ/湿分の進入後
のみに、他の成分と反応して、活性剤全体の作用低下/各活性剤の作用低下を引
き起こしうる成分を、含むように設計しうる点で、有利である。代表例は、強ア
ルカリ環境下、特に水の存在下に、時間の経過につれて活性を失う酵素である。
同様に上記具体例を用いれば、活性洗浄剤に対し、大容量の最終生成物中には均
一に分布できないような成分を添加でき、また、最初は均一に分布しているにも
かかわらず沈降を起こすような成分を添加することもできる。 これらの成分は、1洗浄サイクル用量の活性洗浄剤中に混合して適用するか、ま
たは活性洗浄剤の他の成分を含有する区画室に連結した、別の区画室または別の
チャンバー内に添加することによって適用することができる。
【0104】 原則として、食器用洗浄組成物分包の1つの区画室または1つのチャンバーに
おいて、その活性洗浄剤の用量は、任意に選択しうる事項である。しかしながら
好適には、本発明の食器用洗浄組成物分包の1またはそれ以上の区画室またはチ
ャンバーは、少なくとも1 ml量の1またはそれ以上の活性洗浄剤、より好適には
1〜10 mlの量の1またはそれ以上の活性洗浄剤、最も好適には1〜5 mlの量の1
またはそれ以上の活性洗浄剤を含有する。
【0105】 また本発明によれば、例えば、フィルムクッション、溶接したフィルムポーチ
、カプセルなどによって包装された、本発明の食器用洗浄組成物の分包は、手に
よる洗浄操作の前に、常温洗浄液または熱洗浄液中に投入することができる。こ
れにより、水溶性ポリマー材料を含んでなるエンクロージャーは、迅速に溶解し
て、洗浄液中に活性洗浄剤を放出する。
【0106】 本発明の活性洗浄剤組成物は、エンクロージャー形態とすることにより、優れ
た貯蔵安定性を示すことができる。また、活性洗浄剤組成物の洗浄液中への投入
は、信頼性が高く、系統的に、投入量が少なすぎたり、多すぎることを防止する
ことができる。活性洗浄剤において、反応性が高い敏感な物質が存在する場合、
その物質の作用の低下は、活性洗浄剤中の他の成分との相互作用を回避すること
によって、防止できる。例えば、酵素は、洗浄剤中のアルカリ性成分から分離し
て保持し、実際の洗浄過程に付されるまで、洗浄液中に混和されないため、酵素
の作用を、保持することができる。
【0107】 (実施例) 次に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は、これに限定
されるものではない。 以下の表1に示した各成分を、一緒に混合し、得られた混合物を、2 mlの用量
で、クッション(PVAL製、Solublon(登録商標)PT, Synthana Handelsgesellsc
haft E. Harke GmbH & Co.、ヒートシール処理)内に適用して、本発明の食器用
洗浄組成物を製造した。
【0108】 本発明の食器用洗浄組成物の分包は、温度範囲5〜40℃で良好な貯蔵安定性を
示した。また、洗浄特性および乳化特性も、優れていた。手による洗浄に適した
水(温度35〜45℃)において、上記フィルムは、残留物を形成することなく、急
速に溶解した。
【0109】
【表1】 注) 活性物質の量 = 重量% ABS = アルキルベンゼンスルホネート FAES = 脂肪アルコールエーテルスルフェート ブトキシイソプロパノール = Dowanol(登録商標)PnB ポリジオール 400 = PEG 400 ポリジオール 600 = PEG 600
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,BR,C N,CZ,DZ,HU,ID,IL,IN,JP,KR ,MX,PL,RO,RU,SG,SK,TR,UA, ZA (72)発明者 ダクマー・ツァイカ ドイツ連邦共和国デー−40822メットマン、 メッツカウゼナー・シュトラーセ14番 (72)発明者 ガブリエレ・ニチュケ ドイツ連邦共和国デー−40789モンハイム、 シュタインシュトラーセ6番 Fターム(参考) 4H003 AB19 AB31 AC05 AC08 AC17 AD04 BA09 BA18 DA05 DA17 EB28 EB33 EB34 EB42 EB44 ED28 ED29 FA16 FA40

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低含水量洗浄組成物の分包であって、 当該分包は、 少なくとも1つの水溶性ポリマー材料と、この少なくとも1つの水溶性ポリマ
    ー材料によって部分的または完全に包囲された少なくとも1つの活性洗浄剤とを
    含む、1またはそれ以上のエンクロージャーを含んでなる ことを特徴とする分包。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの上記エンクロージャー用水溶性ポリマー材
    料は、所望によりアセタール化したポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
    ン、ポリエチレンオキシド、ゼラチン、セルロース、それらの誘導体およびそれ
    らの混合物からなる群から選ばれる請求項1記載の分包。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの上記エンクロージャー用水溶性ポリマー材
    料は、フィルムポーチまたはカプセルの形態で存在する請求項1または2記載の分
    包。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの上記エンクロージャー用水溶性ポリマー材
    料は、混和した、少なくとも1つの活性洗浄剤の成分を含んでなる請求項1〜3の
    いずれかに記載の分包。
  5. 【請求項5】 活性洗浄剤の含水量は、この活性洗浄剤の全量を基準に、<
    15重量%、好適には<10重量%である請求項1〜4のいずれかに記載の分包。
  6. 【請求項6】 活性洗浄剤の成分は、アニオン性、非イオン性、カチオン性
    および両性界面活性剤、非水性担体、酵素、染料、香料、抗菌剤、ポリマー、す
    すぎ助剤からなる群から選ばれる請求項1〜5のいずれかに記載の分包。
  7. 【請求項7】 活性洗浄剤の付加的な成分は、可溶化剤、UV安定剤、消泡剤
    、表面処理剤、防食剤、防腐剤、銀保護剤、および肌に穏やかな添加剤から選択
    される請求項6記載の分包。
  8. 【請求項8】 1つの活性洗浄剤は、1つの区画室を形成する水溶性材料製
    エンクロージャーによって封入される請求項1〜7のいずれかに記載の分包。
  9. 【請求項9】 少なくとも2つの活性洗浄剤は、少なくとも2つの区画室を
    形成する水溶性ポリマー材料製エンクロージャーによって封入される請求項1〜7
    のいずれかに記載の分包。
  10. 【請求項10】 前記区画室は、少なくとも1 mlの活性洗浄剤を封入してい
    請求項8または9記載の分包。
  11. 【請求項11】 硬質面を洗浄するための請求項1〜10のいずれかに記載の
    分包。
  12. 【請求項12】 硬質面を手によって洗浄するための請求項1〜11のいずれ
    かに記載の分包。
  13. 【請求項13】 食器を洗浄するための請求項1〜12のいずれかに記載の分
    包。
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