JP2003512050A - 組換え成熟型リソフスタフィンの発現 - Google Patents

組換え成熟型リソフスタフィンの発現

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JP2003512050A JP2001532186A JP2001532186A JP2003512050A JP 2003512050 A JP2003512050 A JP 2003512050A JP 2001532186 A JP2001532186 A JP 2001532186A JP 2001532186 A JP2001532186 A JP 2001532186A JP 2003512050 A JP2003512050 A JP 2003512050A
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lysofustaphin
mature
endopeptidase
promoter
prolysofustaphin
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シャム カトゥリ,ガン
シャーマ,ラフル
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バラット バイオテック インターナショナル リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 スタフィロコッカス・シミュランスのリソフスタフィン遺伝子の一部が複製されて、プレプロリソフスタフィン及びプロリソフスタフィンが存在しない、成熟型リソフスタフィンを産出するためにIPTG誘発プロモーターの転写制御及びリボソーム結合部位の下でE・コリの細胞質で過剰発現された。形質転換された宿主細胞のIPTG誘発は、完全にプレプロリソフスタフィン及びプロリソフスタフィンが存在しない、細胞内で可溶の成熟型リソフスタフィン(27kDa)を生成する。そのように形成された成熟型リソフスタフィンは、翻訳後の修正を必要としない。そのように形成された成熟型リソフスタフィンは、ブドウ状球菌の伝染病を扱い防ぐために使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [発明の分野] 本発明は、誘発プロモーターと機能的に関連している成熟型リソフスタフィン
(lysostaphin)をコード化するベクターである、細菌宿主の組換え
において、プレプロリソフスタフィン(preprolysostaphin)
及びプロリソフスタフィン(prolysostaphin)を存在しない、成
熟型リソフスタフィンを発現する方法、及び成熟型リソフスタフィンを発現する
遺伝子工学的に改変された細菌の宿主を導く。
【0002】 [従来技術の詳細] ブドウ状球菌の伝染はブドウ状球菌の食中毒、やけど及び傷によって人類にと
って深刻で悲惨な状況及び多大な経済損失を引き起こし、及び乳を分泌する反芻
動物の乳腺への伝染を引き起こす。これらの伝染病は多くの場合従来の抗生物質
に強いか、あるいは一旦抗生物質が取消されれば再発する傾向がある。スタフィ
ロコッカス・シミュランス生物型スタフィロライティカス(staphylol
yticus)は、リソフスタフィン(細胞壁ペプチドグリカンに結合するペン
タグリシンを加水分解する)として些細であり、既知の細胞外の亜鉛メタロプロ
テアーゼグリシルグリシンエンドペプチダーゼを生産する。結果として、リソフ
スタフィンはブドウ状球菌属の種類の破壊において活性であるが、他のすべての
種類に対しては不活性である。存在可能なブドウ状球菌属の細胞に対するリソフ
スタフィンのこのユニークな特性は、現在用いられている反ブドウ状球菌の抗生
物質の作用機構と著しく異なる、抗生メカニズムを提供する。そのため、リソフ
スタフィンは、ブドウ状球菌の疾病の治療及び予防処置に斬新なアプローチの可
能性を提示する。しかしながら、ブドウ状球菌属の伝染病を扱い防ぐことのその
可能性の評価と同様に詳細な物理的と生化学の研究用のスタフィロコッカス・シ
ミュランス生物型スタフィロライティカスからのリソフスタフィンの精製は、自
然源による、低い発現レベル及び有力な毒素の同時分泌のために分かりにくいま
まである。
【0003】 野生型リソフスタフィン遺伝子は、246のアミノ酸を含んでいる疎水性の成
熟型リソフスタフィン自体を後に続けて、13のアミノ酸配列の7つのタンデム
リピートの親水性で、高度に秩序だった領域によって続く、N末端の38のアミ
ノ酸残基の典型的な分泌シグナルペプチドを備えた三つの別個の領域から成るプ
レプロ酵素(preproenzyme)をコード化する。成熟型酵素は27k
Daのモノマーであり、またジスルフィド結合を含んでいない。成熟型リソフス
タフィンへのプロリソフスタフィンの転換が、S.シミュランスの培養培地にお
いて細胞外で存在し、プロ酵素の親水性のタンデムリピート部分の除去を含んで
いる。
【0004】 リソフスタフィンエンドペプチダーゼ(末端)におけるの野生型遺伝子は、ス
タフィロコッカス・シミュランス生物型スタフィロライティカスの大きなβ−ラ
クタマーゼポジティブプラスミドに位置している。(Heath, L.S.,
H.E. Heath and G.L.Sloan (1987) ”Cl
oning of the lysostaphin gene of S.s
imulans biovar staphylolyticu.”Abstr
. Ann. Meet. Am. Soc. Microb. H58p14
9; Heath, L.S., H.E.Heath and G.L. S
loan, (1987)” Plasmid encoded lysost
aphin endopeptidase gene of S.simula
ns biovar staphylolyticus.” FEMS Mic
rob. Lett. 44:129−133.)完全なオペロンが複製され、
【0005】
【外1】 及び1990年6月5日にRecseiに発行された米国特許出願番号4931
390を参照)完全な遺伝子はプロモーター要素に沿ってシークエンスされる。
上記の参照文献は、その後、細胞外にプロリソフスタフィン及びリソフスタフィ
ンに変換されるプレプロリソフスタフィンのE.コリの発現を報告する。プロリ
ソフスタフィンは、サイトメガロウイルス(CMV)プロモーターの転写制御の
下の真核生物のシステムで発現された(Williamson C.M.,A.
J.Bramley and A.J.Lax (1994) ”Expres
sion of the lysostaphin gene of stap
hylococcus simulans in a eukaryotic
system” Appl Environ Microbiol; 60(3
):771−776)。
【0006】 リソフスタフィンエンドペプチダーゼの生成のための初期の方法はS.シミュ
ランスを酵素から直接精製するか(Schindler C.A. and V
.T. Schuardt (1965) ”Purification an
d properties of lysostaphin: a lytic
agent for the Staphylococcus aureus
.” Biochem.Biophys.Acta.97:242−250;l
verson O.J. and A. grov(1973) ”Studi
es on lysostaphin. Separation and ch
aracterization of three enzyme.” Eur
.J. Biochem.38:293−300; Valisana S.,
F.E. Varaldo and G. Satta (1982) ”P
urification and Characterization of
three separate bacteriolytic enzymes
excreted by S.aureus, S.simulans an
d S. saprophyticus.” J.Bact. 151:636
−647; SugaiM., T.Akiyama, Y. Miyake,
E. Ishida and H. Suginaka (1990) ”
Rapid purification of lysostaphin fo
r analysis of cell−wall proteins.” J
.Microb. Meth. 12:133−138; and Marov
a I. and V. Dadak (1993) ”Modified s
implified method for isolation of ly
sostaphin from the culture filtrate
of Staphylococus staphylolyticus.” F
olia Microbiol. 38:245−252)若しくはプロリソフ
スタフィンを発現し、S.シミュランス抽出物を使用してプロペプチド部分を切
断することによりプロリソフスタフィンを成熟型リソフスタフィンに変換する(
Marova and Dadak, supra; Williamson
et al., supra)。両方の従来のルートははっきりした不利益を受
ける。自然源から分離した場合、成熟型リソフスタフィンはピロゲン/アレルゲ
ン並びに及び/若しくはプロリソフスタフィン若しくはプレプロリソフスタフィ
ンが混入され得る。プロ酵素として発現された場合、初期に発現されたプロリソ
フスタフィンは、成熟型リソフスタフィンを産出するために、元来の供給源から
の抽出物を用いて酵素的に変換される。これはピロゲン若しくは他の混入物質で
混入されるリソフスタフィンにおける機会を提供する。
【0007】 上記はクローニングについて記述する先行技術中の報告でなく、リソフスタフ
ィンの成熟型形式の発現がタンパク質のプレプロ若しくはプロ形態(prepr
o− or pro−form)の発現の欠如を導く。ここでの記載は、プレプ
ロ若しくはプロリソフスタフィンの迅速な生成を必要としない、リソフスタフィ
ンの直接生成の方法である。結果として、主題の方法により生成されたリソフス
タフィンは、プレプロリソフスタフィン及びプロリソフスタフィンとは異なる。
【0008】 [発明の概要] リソフスタフィンの反ブドウ状球菌の可能性の一層の評価が目的及び非病原性
の源からの高度に浄化された大量のリソフスタフィンの即座の有効性に依存する
ので、主題の発明は、組換えプラスミドを含むために形質転換された好ましくは
、E.コリである、宿主細胞の細胞質の中で成熟型リソフスタフィンの過剰発現
を作動する組換えプラスミドを主要として導く。
【0009】 本発明は、さらに、プラスミド(好ましくは形質転換されたE.コリ細胞)を
含み発現するために形質転換された宿主細胞、プラスミドで変形された適切な宿
主を使用して、成熟型リソフスタフィンを生産する方法、及び形質転換細胞によ
って生産されたプレプロリソフスタフィン−フリーと、プロリソフスタフィン−
フリーのリソフスタフィンを包含する。本発明により生成された組換えリソフス
タフィンは、下記に記載の二つのクロマトグラフィー段階を含む手法を用いて均
一に精製される。組換え産物は、組換え産物の適切な品質管理アッセイの開発の
ために、生化学、酵素的、及び生物物理学的特徴を有する。
【0010】 特異的には、本発明の第一実施態様は、プレプロリソフスタフィン及びプロリ
ソフスタフィンを有しない成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼを生成す
る方法を導く。本発明は、プレプロ及びプロリソフスタフィンをコード化する要
素の欠失において成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼをコード化する塩
基配列を含む遺伝的構成物、プレプロリソフスタフィンとプロリソフスタフィン
を有しない成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼをコード化する塩基配列
と機能的にリンクするプロモーターを提供し、成熟型リソスフタフィンのような
遺伝的構成物を含み発現する宿主細胞を形質転換し、宿主の細胞質に蓄積し、次
いで、宿主細胞から成熟型リソフスタフィンを分離することにより特徴づけられ
る。
【0011】 本発明の第二実施態様は、プレプロリソフスタフィンと、プロリソフスタフィ
ンを有しない成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼを発現する宿主を形質
転換するための発現構成物が導かれ、上記構成物は、プロリソフスタフィンをコ
ード化する要素の欠失において成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼをコ
ード化する塩基配列、及び成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼをコード
化する塩基配列と機能的にリンクしたプロモーターを含有している。
【0012】 本発明の第三の実施態様は、プレプロリソフスタフィン若しくはプロリソフス
タフィンを伴う混入物を有しない成熟型リソフスタフィンを発現する形質転換さ
れた細胞のようなここに記載された発現構成物と形質転換された遺伝子工学的に
改変された宿主細胞である。
【0013】 本発明の第四の実施態様は、プレプロリソフスタフィン及びプロリソフスタフ
ィンを有しない、純粋なリソフスタフィンを含有する構成物を導き、上記構成物
は、ここに記載の方法により生成される。
【0014】 [本発明の詳細] 定義: 当該明細書にて明瞭で一貫した理解を提供するために、次の定義はここに使用
される。
【0015】 構成物若しくは発現構成物−構成物が適切な宿主細胞に形質転換されている場
合、コード化したタンパク質の発現を動作する、一つ以上の調節サブシークエン
スに機能的にリンクしている関心のあるタンパク質をコード化する少なくとも一
つのサブシークエンスを含有するであるDNA構成物。かかる構成物は、構成物
を含むために形質転換された宿主細胞を選択するためにサブシークエンスをコー
ド化する手段を含んでいるかもしれない。サブシークエンスは、形質転換細胞に
抗生物質耐性若しくは食料制限、複数のクローニングサイト及び同等なものを与
える。
【0016】 機能的にリンクされた−結合されたDNA配列に言及する場合、”機能的にリ
ンクされた”は、配列が同一のリーディングフレームで、上流の調節配列が下流
の構造配列に関係するように実行することを与える。機能的にリンクされたDN
A配列は、直接お互いに物理的にリンクしている必要性は必ずしもなく、リンク
した配列の機能的な関係と干渉しない、介在塩基によって分離されているかもし
れない。
【0017】 ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)−プライマーのペアを使用して変性、アニー
リングを行ない、DNAポリメラーゼで伸長反応を行なうサイクルで、所望のポ
リヌクレオチド配列の大量コピーを産出するために使用される技術。反応の詳細
は、米国特許出願番号4683195及び4683202を参照すること。PC
Rは、核酸の操作において幅広く活用される。
【0018】 プロモーター−オペロンの開始のためにRNAポリメラーゼが結合するDNA
配列部位。一旦結合されると、RNAポリメラーゼはDNAの5´から3´方向
に向けて移動し、対応するRNA配列を形成する。プロモーターがRNA合成の
ための開始信号として機能している一方、プロモーターはそれ自身転写されない
【0019】 遺伝子工学: 制限エンドヌクレアーゼによる消化、PCRによる増幅、ハイブリダイゼーシ
ョン、ライゲーション、ゲルの電気泳動による分離及び抽出、ヘテロなDNAで
の形質転換細胞、成功した形質転換の選択及び同様な技術を含むDNAの操作の
ための下記に記載の多くの段階は、当業者に周知であり、幅広く活用されて、広
範囲においてはここで詳しくは述べない。もし他の方法で注意されないならば、
ここに利用されたDNAプロトコルはSambrook, J., E.F.
Fritsch, and T. Maniatis, (1989), ”M
olecular Cloning: A Laboratory Manua
l,” Cold Spring harbor Laboratory Pr
ess: New York, NY.に広範囲に記述される。
【0020】 宿主細胞: ここに記載の組換えDNAは、プレプロリソフスタフィン及びプロリソフスタ
フィンを有しない成熟型リソフスタフィンの生成を動作する宿主微生物に組み入
れられる。宿主微生物は、任意の細菌若しくは形質転換に従順な真核生物の宿主
である。好ましい宿主は、E.コリである。簡潔さ及び明瞭のみの目的のために
、続く開示はE.コリ形質転換の記載に制限されている。学界及び産業における
両者のその遍在、その迅速な増殖速度、その相当に理解されていて、容易に操作
可能な遺伝子、及び生物のための完全なゲノムシーケンスの存在のために、E.
コリは好ましい微生物である。しかしながら、本発明は、酵母のような真核細胞
と同様に、バシラス・サチリス及び同様な他の原核細胞においても同一の成功率
で機能する。結果として、次の議論は、本発明をE.コリにおけるその例証され
た実施態様に全く限定しない。
【0021】 プラスミドの構成物: 成熟型リソフスタフィンにおいて遺伝子を選択的に増幅するためのPCRプラ
イマーは、出版されているリソフスタフィンエンドペプチダーゼ(末端)配列(
Recsie et al., supraを参照)に基づいて設計され、末端
遺伝子の選択的な増幅はS.シミュランス生物型スタフィロライティカス NR
RL B−2628株の全DNAを用いPCRによって実行される(Agric
ultural Research Service Culture Col
lection, 旧Northern Regional Research
Laboratory, National Center for Agr
icultural Utilization Research, 1815
North University St., Peoria, Illin
ois 61604−3999, USA)。シグナルペプチドのためのコード
配列及びリソフスタフィンの特徴は、PCR介在型部位特異的突然変異による成
熟型リソフスタフィン(AATHE)が開始される直前に、開始のメチオニンコ
ドン(ATG)によって置き換わる。Ndel及びBamHIにおける制限エン
ドヌクレアーゼサイトは、クローニングの目的のための5´及び3´末端のそれ
ぞれの修正された遺伝子に組み入れられている。プルーフリーディングの熱安定
性酵素”VENT”DNAポリメラーゼ(New England Biola
bs, Beverly, Massachusetts, USA)が使用さ
れる。成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼのための修正された遺伝子は
、PCR産物による証明として、アガローズゲル電気泳動でエチジウムブロマイ
ドで染色された765bpサイズの単一バンドとして検出されて、成功裡に増幅
された(図1)。
【0022】 次いで、増幅された成熟型リソフスタフィンは、好ましくは誘発可能なプロモ
ーター配列である、プロモーター配列に機能的にリンクされている。図2に示さ
れているように、下記により詳細に示される、好ましいT7φ10誘発可能なプ
ロモーターは、プロセッサー遺伝子lacIに機能的にリンクしているバクテ
リオファージのプロモーターである。
【0023】 PCR産物は、NdeI及びBamHI制限酵素で消化され、オープンリーデ
ィングフレームはpET−11b発現ベクター(Stratagene, La
Jolla, California, USA)のNdeI及びBamHIサ
イト間に挿入され、このようにして、成熟型リソフスタフィンエンドペプチダー
ゼORFのための遺伝子を、顕著に調節可能なバクテリオファージT7φ10プ
ロモーターの転写制御下に配置する(図2)。
【0024】 組換え構成物は、ダイターミネーター法を用いてABIPrism377自動
DNAシークエンサーを使用して自動ジデオキシ連鎖型停止法にて確定された。
獲得されたヌクレオチド配列は、成熟型リソフスタフィンをコード化する既知の
配列を伴う完全な合意であった。
【0025】 成熟型リソフスタフィンの発現: 成熟型リソフスタフィンの遺伝子は、E.コリBL21株(DE3)、ATC
C47092(American Type Culture Collect
ion, 10801 University Boulevard, Man
assas, verginia 20110−2209, USA)の細胞質
でT7φ10の転写制御下において発現された。pEnd−11bとして設計さ
れた組換えプラスミドは、従来の手法(塩化カルシウム法)で、好ましい宿主細
胞E.コリBL21株(DE3)に形質転換された。イソプロピル−1−チオ−
β−D−ガラクトシド(IPTG)を終濃度0.4mMになるように添加し、m
et−リソフスタフィンタンパク質と対応する約27kDaの分子量バンドの過
剰発現を誘発した。SDS−PAGE(図3を参照)によって解析された誘発さ
れたバンドの大きさは、すでに報告されたような成熟型リソフスタフィンの分子
量と完全に合意した。12%SDS−PAGEの濃度計の走査は、誘発されたバ
ンドは、誘発された細胞抽出物の全タンパク質の約20.2%を構築したことを
示している(図4)。
【0026】 スタフィロライティックな活性(Staphylolytic activi
ty)は、ポリアクリルアミドゲルに組み入れられたスタフィロコッカス・アウ
レウス細胞の溶解により透明な帯として視覚化されて、同じ27kDaのバンド
で集中された。上記プロトコールにより形成したリソフスタフィンエンドペプチ
ダーゼは、前述の報告と一致する、SDS及び2−メルカプトエタノールの中で
煮洗した後でさえ、その活性を回復する(Leclerc D. and A.
Asselin (1989) ”Detection of cell w
all hydrolases after denaturing poly
acrylamide electrophoresis” Can.J.Mi
crob.35:749−753)。
【0027】 組換えリソフスタフィンエンドペプチダーゼの精製: pEnd−11bに挿入された塩基配列から翻訳されたmet−リソフスタフ
ィンエンドペプチダーゼの配列は、コンピュータープログラムDNASTAR(
DNASTAR, Inc., Madison, Wisconsin, U
SA)によって解析された。得られたデータは、タンパク質を精製するための効
果的なスキームの設計に有効である。中立のpHでの滴定により予測される、m
et−リソフスタフィンエンドペプチダーゼのネットチャージは、met−リソ
フスタフィンが基本残基の8.91%(頻度)/11.04%(質量)を有する
基本タンパク質であることが明らかに示唆されて、+11.39であることが判
明した。陰イオン交換クロマトグラフィーで使用されるpH8.5において、E
.コリのタンパク質の大きな比率はQ−セファロースレジンに吸収され、一方で
組換えリソフスタフィンエンドペプチダーゼは100mM塩濃度の溶出液に現れ
た。
【0028】 その後、収集されたポジティブな分画は、pH 5.5バッファーで透析させ
られて、その時点において多くの宿主(E.コリ)タンパク質は変性され、溶液
の中にリソフスタフィンの純度の高い調製を残して、溶液から沈澱された。pH
5.5において、高度な基本タンパク質である、成熟型リソフスタフィンは、+
18.6のネットチャージを有する。この高いネットチャージは、陽イオン交換
クロマトグラフィーを用いるリソフスタフィンエンドペプチダーゼ調製からの重
要でない不純物の除去に有効である。純粋なタンパク質を含有する分画は、保存
バッファーで透析されて、−20℃にて分注して保存される。
【0029】 従来技術のアプローチにて、リソフスタフィンは硫酸アンモニア沈澱を用いて
精製されて、DEAE−セルロースクロマトグラフィーで、4.3mg/リット
ルの培養を産出した(Schindler and Schuardt, su
pra)。イオン交換クロマトグラフィー(Iversen and Grov
, supraを参照)若しくは等電点電気泳動法及びG−100ゲル濾過の組
み合わせ(Wadstrom T. and O. Vesterberg (
1971) ”Studies on endo−beta−acetyl−g
lucosaminidase, staphylolytic peptid
ase, and N−acetylmuramyl−L−alanineam
idase in lysostaphin and from S.aure
us.” Acta Pathol. Microbiol. Scand.
79:248−264)を用いてS.シミュランスの培養濾過物からリソフスタ
フィンを精製する多くの方法があることが報告されている。チチン(chiti
n)−セファロースCL4Bでのアフィニティー精製に基づくリソフスタフィン
の精製はまた、Valisena et al., supraによって報告さ
れている。Sugai et al., supraは、Cibacron B
lue 3G−A(Tskgel Blue−5PW)でのダイ−リガンドアフ
ィニティー高圧液体クロマトグラフィーを含む処理を報告している。しかしなが
ら、Cibacron Blueは、リソフスタフィンの活性において不利益で
あることが報告された(Marova and Dadak, supra)。
【0030】 Marova及びDadakはまた、超濾過、DEAE−セルロースクロマト
グラフィー及びセファデックスG−50でのゲル濾過クロマトグラフィーを含む
一連の技術を用いて、75.6%の産出を与える、S.スタフィロライティカス
(S. staphylolyticus)の培養濾過物からリソフスタフィン
の分離のための精製プロトコールを報告している。このプロトコールの欠点は、
厄介で時間を浪費する処理である、ゲル濾過クロマトグラフィーを含む、3つの
異なるクロマトグラフィー段階に依存することである。
【0031】 ここで使用される生成処理は、研究用のフラスコ培養の1リットル当たり実質
上均質の純度8.9mgの精製された成熟型リソフスタフィンを産出する(表の
実施例を参照)。良好なスタフィロライティックな活性でのリソフスタフィンエ
ンドペプチダーゼの全面的な11倍の精製の業績があった(Sigma, St
.Louise, Missouri, USAにより供給された成熟型リソフ
スタフィンと匹敵する、11960U/mgの特異的な活性)。本発明により生
成されたリソフスタフィンの回収率は、70%であった。調製の純度は、クマシ
ーブルーで染色された12%SDS−PAGEゲルで可視できるようにほとんど
均質であった。
【0032】 したがって、主題の本発明は、実質的に均質なリソフスタフィンエンドペプチ
ダーゼが安全で、非病原性の宿主である、組換え体の合成が可能である。かかる
処理は実験室規模上で実行することができるか、若しくは産業レベルの生産まで
拡大することができる。
【0033】 本発明により合成された組換えリソフスタフィンエンドペプチダーゼの生化学
及び酵素的特質: アンフォライン(ampholine)を使用するポリアクリルアミドゲル電
気泳動で等電への集中から得られる実験値は、在来の成熟型リソフスタフィンエ
ンドペプチダーゼの文献からの報告と一致した9.8である。組換えリソフスタ
フィンエンドペプチダーゼのサブユニットの分子量は、移動度(Rf)対標準分
子量の対数のプロットから計算され、26.9kDaであることが判明した。か
かる値は、上記に引用された文献に報告されている、理論的に予測された値であ
る27.2kDaに非常に近似している。
【0034】 本発明で使用している組換えリソフスタフィンエンドペプチダーゼの分子量は
、”Sephacryl S−200(Pharmaci LKB Boite
chnology, Uppsala, Sweden)ゲル濾過クロマトグラ
フィーを用いて約27kDaであることが判明し、S.シミュランスの培養濾過
物から得られた成熟型リソフスタフィンは完全に合意した。本発明により生成さ
れたタンパク質におけるリソフスタフィン活性率は、1乃至10分まで線形だっ
た。また、その特異的な活性はSigma社の明確な条件下の商用リソフスタフ
ィン(Sigma)に匹敵するように感じられた。組換えの成熟型リソフスタフ
ィンエンドペプチダーゼは、約47℃、及び約7.0乃至約9.0の範囲のpH
(約8.0でのピーク値で)で最も活性であることが判明した。しかしながら、
著しいことに、本発明によりなされたタンパク質の調製は、約10.0のpHで
約82%の活性を保持された。異なる時間間隔において異なる温度でインキュベ
ートした場合、本発明によるタンパク質の調製は、約50℃において、タンパク
質が急速にその活性を失うパラメーターを越える10分間のインキュベーション
時間まで安定であった(例えば、60℃で処理した10分後のタンパク質は約4
0%だけの活性を維持した)。20℃及び30℃において、組換えリソフスタフ
ィンは、少なくとも24時間安定であった。40℃において、組換えリソフスタ
フィンは、70%の残存活性を維持して、完全に4時間安定であった。主題の本
発明を用いて得られた組換えリソフスタフィンの特質は、適切な温度とpHがそ
れぞれ37℃と7.5として報告されている、Schindler and S
chuardt, Recsei et al., 及び Grov, sup
raの前述の報告とは異なる。対照的に、本発明により生成されたリソフスタフ
ィンは、約47℃及びpH8.0で適切な活性を有する。
【0035】 [実施例] 次の例は、ここで記載され請求された本発明についてのより多くの完全な理解
を単独で援助するために含まれている。実施例は、請求された本発明の範囲を任
意の手法で制限しない。
【0036】 組換え発現ベクターの構成物: 図2について言及すると、分泌シグナルペプチド及び分泌シグナルペプチドの
特質を表現するタンデムリピートは、5´末端のEcoRI制限サイトの生成が
伴った、ATG開始コドン及びとプライマーを使用して、PCR媒介型部位特異
的突然変異によってリソフスタフィンの構造遺伝子の終止コドンに直ちに続くB
amHI制限サイトと置き換えられた。使用されたプライマーは、 5´−ACTGAATTCCATATGGCTGCAACACATGAACAT
TCAGCAC−3´ (SEQ.ID.NO:1)(下線はNdeI制限サイトである);及び 5´−CAGATCTGGATCCTCACTTTATAGTTCCCCAAA
GAACAC−3´ (SEQ.ID.NO:2)(下線はBamH1制限サイトである)。
【0037】 修正された遺伝子は、3´から5´へのエキソヌクレアーゼプルーフリーディ
ング活性を有する”VENT”DNAポリメラーゼ(New England
Biolabs)を用いてPerkin−Elmer Cetus サーマルサ
イクラーによって標準反応のPCRによってプラスミドpRJ5(Recsei
et al, supra, ATCC67079)から選択的に増幅された
。増幅条件は、94℃で1分間、65℃で1分間及び72℃で40秒間の25サ
イクルであった。増幅されたフラグメントは図1に描写され、Mは分子量マーカ
ーのレーンで、レーン1及び2は、765塩基対の増幅された産物を示す複製し
た増幅である。
【0038】 分泌シグナル及びタンデムリピートが差し引かれたが、しかしATG開始コド
ンと機能的にリンクしている増幅された成熟型リソフスタフィンは、lacI リプレッサー及びIPTG−誘発T7φ10プロモーターに機能的にリンクして
いる、5´末端ATG開始コドンを有する成熟型リソフスタフィン遺伝子構成物
を産出する、lacIリプレッサー及びバクテリオファージT7φ10プロモ
ーターをコード化する配列にライゲートされた。lacI及びプロモーター配
列は、pET−11bのような容易に利用可能なベクターから有することが可能
である。
【0039】 プロモーターと機能的にリンクする成熟型リソフスタフィンを有する構成物は
、NdeI及びBamHI制限エンドヌクレアーゼで消化され、T7φ10プロ
モーターの転写制御下でリソフスタフィン遺伝子を伴う組換えプラスミドpEn
d−11bを生成する、対応した消化されたpET−11b発現ベクターに挿入
される。
【0040】 成熟型リソフスタフィンの細胞質内発現及びスタフィロライティックな活性の
位置確認: 発現宿主E.コリBL21株(DE3)は、pEnd−11bと形質転換され
た。E.コリBL21株(DE3)(pEnd−11b)のオーバーナイトで生
育させた200マイクロリットルの培養物は、50μg/mlのアンピシリンを
含有する25mlのルリアベルタニブロス(Luria Bertani Br
oth)に植え付けられた。培養物は、0.6の吸光度(A600nm)に達す
るまで活発に振とうして37℃で育成され、次いで、成熟型リソフスタフィンの
発現を誘発するためにIPTG0.4mMがE.コリの細胞質に添加された。そ
の後の3時間の誘発で、細胞が遠心分離によってペレット化され、2.5mlの
50mMトリス−塩酸で再懸濁され、超音波で破壊され、微粒子の分画を除去す
るために遠心分離された。全細胞の抽出物及び可溶性の分画は、12%のSDS
−PAGEゲルで解析され、続く既知のプロトコール(Laemmli U.K
. (1970) ”Clevage of structural prot
eins during assembly of head of bact
eriophage T4.” Nature 227:680−685)によ
りクマシーブリリアントブルーで染色された。12%のSDS−PAGEは、組
換えタンパク質の発現レベルを決定するためにFUJI GELSCAN濃度計
を用いるゲルデンシトメトリーによって解析された。図4に示されている結果は
、発現された成熟型リソフスタフィンが、細胞質のタンパク質の20.2%を占
めたことが明らかにされた。
【0041】 スタフィロライティックな活性の位置確認: スタフィロライティックな活性バンドは、わずかな修正を施したSugai
et al.(1990)に記載された方法を用い、12%のSDS−PAGE
ゲルによって位置確認された。電気泳動で使用されたバッファーシステムは、L
aemmli (1970), supraによって報告されたものと同一であ
った。要約すると、12%SDS−ポリアクリルアミドゲルは、1%(w/v湿
細胞質量)のS.アウレウス237株細胞を含有して調製された。電気泳動は、
BIORAD Miniprotean垂直型スラブゲル電気泳動アセンブリを
用い、4℃において20mAの一定した電流で実行された。続く電気泳動におい
て、ゲルは、冷却した蒸留水で完全に洗浄された(3x100ml)。37℃で
の30分間の最終浸透が、100mM塩化ナトリウムを含有する50mMトリス
−HCl、pH8.0にて与えられた。活性バンドは、間接的な光での暗い背景
において可視化された。
【0042】 成熟型リソフスタフィンの精製: 50mg/mlのアンピシリンを含有する2リットルのLBブロスは、E.コ
リBL21株(DE3)(pEnd−11b)のオーバーナイトで生育した10
mlの形質転換培養物を植え付けられて、0.6の吸光度(A600nm)に達
するまで一定した攪拌(200rpm)により37℃で成長され、次いで終濃度
が0.4mMになるようにIPTGを添加することにより誘発された。誘発後の
細胞は、さらに42℃で3時間の成長が許容された。次いで、誘発された細胞は
、4℃にてSorvall GS−3ローターを用い、10分間8000rpm
で遠心分離され、100mlの溶解バッファー(100mM塩化ナトリウム及び
0.5mMフェニルメチルスルホニルフロリドを含有する50mMトリス−HC
L, pH9.5)で再懸濁された。
【0043】 段階1:陰イオン交換クロマトグラフィー: ガラスのカラムは、70mlの陰イオン交換レジン”Q−セファロースFF”
(Pharmacia)で詰められ、100mlの溶解バッファーで平衡化され
た。流率は、2ml/minにて維持された。タンパク質の溶液がカラムに適用
され、次いで溶出が10mlずつの分画容量で回収された。次いで、カラムは1
00mlの同一のバッファーで洗浄され、分画は前述のように回収された。ピー
クの分画は、前述に記載のように、スタフィロライティックな活性のためにSD
S−PAGEによって解析された。
【0044】 段階II:酸性化及び陽イオン交換クロマトグラフィー: リソフスタフィンを含有する分画は収集され、20体積の陽イオン交換バッフ
ァー(40mM トリス−酢酸 pH5.5, 100mM 塩化ナトリウム)
に対して4℃で16時間透析された。透析物は、4℃で15分間15000rp
mで遠心分離され、明確にされた上澄み液は陽イオン交換クロマトグラフィーに
使用された。20ml容量のガラスカラムは、S−セファロース FF (Ph
armacia)で詰められ、40mlの陽イオン交換バッファーで平衡化され
た。毎分2mlの流率は、クロマトグラフィーを通して維持された。
【0045】 上記から明確にされた上澄み液は、平衡化されたカラムにロードされ、カラム
は150mM塩化ナトリウムを含有する同一のバッファーを用いるカラム体積の
5倍の容量により引き続くカラム体積の5倍の容量(100ml)の同一バッフ
ァーで洗浄された。マトリックスに結合するリソフスタフィンは、陽イオン交換
バッファーで150mM乃至500mM塩化ナトリウムの100ml勾配を用い
て溶出された。5ml容量の分画は回収され、SDS−PAGE及びスタフィロ
ライティックな活性によって成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼの存在
が解析された。純粋な組換えタンパク質を含有する分画は収集され、均質な調製
は、マイナス20℃で保存する以前に10倍量の保存バッファー(50mM ト
リス−塩酸、pH7.5、100mM塩化ナトリウム、50%(V/V)グリセ
ロール)に対して透析された。収率は8.9mg/mlであった。段階ごとの収
率及び活性データは下記の表を参照する。
【0046】
【表1】 リソフスタフィン活性のアッセイ リソフスタフィンエンドペプチダーゼ活性は、報告された方法の修正によるス
タフィロコッカス・アウレウス237株細胞の溶解のモニタリングにより溶液中
でアッセイされた(Robinson, J.M., J.K. Hardma
n and G.L. Sloan (1979) ”Relationshi
p between lysostaphin endopeptidase
production and cell wall composition
in Staphylococcus staphylolyticus.”
J. Bact. 137: 1158−1164)。要約すると、S.アウ
レウス237株の活性した成長細胞は濯がれ、活性バッファー(50mMトリス
−塩酸、pH7.5、100mM塩化ナトリウム)にて懸濁されて、吸光度(A
600nm)が0.400に調節された。典型的なアッセイは、37℃で維持さ
れる”インサイチュ”の制御された温度キュベットホルダーを有するShima
dzu 2101 分光光度計において1cmの径路の長さを伴う3.0mlの
水晶キュベットで調製された。適切に希釈した組換えリソフスタフィン溶液の分
注は、懸濁液に添加され、37℃での5分間の植付け期間が報告された後で、6
00nmにおける細胞のODは減少した。リソフスタフィンの1ユニットは、S
.アウレウス237株細胞の懸濁液のOD(A600nm)を3mlの反応容量
で5分間37℃において0.001減少するために必要な酵素量として定義され
た。本発明により合成された、精製されたリソフスタフィンは、11960U/
mgの活性を有する。
【配列表】
【図面の簡単な説明】
【図1】 分泌シグナル及び5´の繰り返されたモチーフを差し引いた増幅されたリソフ
スタフィン遺伝子を示している電気泳動である。
【図2】 本発明によるプラスミドの構成物である、pEnd−11bの構成物を表す概
略である。
【図3】 誘発前後のpEnd−11bを含むために形質転換された溶解されたE.コリ
細胞での全タンパク質の電気泳動である。
【図4】 pEnd−11bを含むために形質転換されたE.コリで組換え成熟型リソフ
スタフィンの発現レベルを示す12%SDS−PAGEの濃度計の走査である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C12N 9/48 C12N 15/00 ZNAA C12R 1:44) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 カトゥリ,ガン シャム インド国 110 007 デリー モール・ロ ード センター・フォー・バイオケミカ ル・テクノロジー(シーエスアイアール) ジェネティック・エンジニアリング・デ ィヴィジョン内(番地なし) (72)発明者 シャーマ,ラフル インド国 110 007 デリー モール・ロ ード センター・フォー・バイオケミカ ル・テクノロジー(シーエスアイアール) ジェネティック・エンジニアリング・デ ィヴィジョン内(番地なし) Fターム(参考) 4B024 AA01 BA14 CA04 DA05 DA06 DA11 EA03 EA04 FA02 GA11 HA01 HA03 4B050 CC03 CC07 DD02 FF11 LL01 4B065 AA01X AA26X AA53Y AA57X AB01 BA01 CA33 CA44 4C084 AA13 NA14 ZB352

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレプロリソフスタフィン及びプロリソフスタフィンが存在
    しない成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼを生成する方法であって、 (a)プロリソフスタフィンコード化要素を欠失する成熟型リソフスタフィン
    エンドペプチダーゼをコード化する塩基配列からなる遺伝的な構成物、及び前記
    成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼをコード化する前記塩基配列に機能
    的にリンクするプロモーターの提供と; (b)プレプロリソフスタフィン及びプロリソフスタフィンが存在しない、前
    記成熟型リソフスタフィンが前記宿主の細胞質に蓄積するような、前記段階(a
    )の前記遺伝的な構成物を含み且つ発現するための宿主細胞の形質転換と;及び (c)前記宿主細胞から前記成熟型リソフスタフィンの分離 によって特徴づけられる方法。
  2. 【請求項2】 前記段階(a)は、前記プロリソフスタフィンコード化要素
    が欠失する、成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼをコード化する塩基配
    列からなり、開始する開始配列へ5´末端で機能的にリンクし、誘発可能なプロ
    モーターへ5´末端で機能的にリンクした構成物を提供されることを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記段階(a)は、IPTGの誘発可能なプロモーターから
    なる構成物を提供されることを特徴とする請求項1若しくは2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記段階(a)は、バクテリオファージT7φ10プロモー
    ターからなる構成物を提供されることを特徴とする前述までに記載の請求項のう
    ち何れか一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記段階(a)はまた、前記プロモーターに機能的にリンク
    するリプレッサーからなる構成物を提供されることを特徴とする前述までに記載
    の請求項のうち何れか一つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記段階(a)はまた、lacIリプレッサー遺伝子から
    なる構成物を提供されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記段階(b)において、E.コリが形質転換されることを
    特徴とする前述までに記載の請求項のうち何れか一つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記段階(c)において、前記成熟型リソフスタフィンが i)ライセートを産出するための前記宿主細胞の溶解と; ii)前記ライセートを陰イオン交換レジンへ通過並びにスタフィロライティ
    ックな活性を表現する分画の回収及び収集と; iii)前記段階ii)の前記収集された分画の酸性化並びに該酸性化された
    収集された分画を陽イオン交換レジンへ通過並びにスタフィロライティックな活
    性を表現する分画の回収及び収集 によって分離されることを特徴とする前述までに記載の請求項のうち何れか一つ
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 プレプロリソフスタフィン及びプロリソフスタフィンが存在
    しない成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼを発現する宿主を形質転換す
    るための発現構成物であって、前記プロリソフスタフィンコード化要素を欠失す
    る成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼをコード化する塩基配列、及び前
    記成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼをコード化する前記塩基配列に機
    能的にリンクするプロモーターからなることを特徴とする構成物。
  10. 【請求項10】 前記プロリソフスタフィンコード化要素を欠失する成熟型
    リソフスタフィンエンドペプチダーゼをコード化する前記塩基配列は、開始する
    開始配列へ5´末端で機能的にリンクし、誘発可能なプロモーターへ5´末端で
    機能的にリンクしていることを特徴とする請求項9に記載の構成物。
  11. 【請求項11】 前記プロモーターが、IPTGの誘発可能なプロモーター
    であることを特徴とする請求項9若しくは10に記載の構成物。
  12. 【請求項12】 前記プロモーターが、バクテリオファージT7φ10プロ
    モーターであることを特徴とする請求項9、10若しくは11に記載のうち何れ
    か一つに記載の構成物。
  13. 【請求項13】 前記構成物がまた、前記プロモーターに機能的にリンクす
    るリプレッサーからなることを特徴とする請求項9乃至12に記載のうち何れか
    一つに記載の構成物。
  14. 【請求項14】 前記リプレッサーが、lacIリプレッサー遺伝子であ
    ることを特徴とする請求項13に記載の構成物。
  15. 【請求項15】 請求項9乃至14に記載のうち何れか一つによる構成物を
    含むために形質転換された宿主細胞からなる遺伝子工学的に改変された宿主細胞
    であって、上記のように形質転換された前記遺伝子工学的に改変された宿主細胞
    が、プレプロリソフスタフィン及びプロリソフスタフィンが存在せず成熟型リソ
    フスタフィンエンドペプチダーゼを細胞質で発現することを特徴とする遺伝子工
    学的に改変された宿主細胞。
  16. 【請求項16】 前記宿主細胞がE.コリであることを特徴とする請求項1
    5に記載の遺伝子工学的に改変された宿主細胞。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至8に記載のうち何れか一つによる方法によっ
    て生成される物質の合成物であって、プレプロリソフスタフィン及びプロリソフ
    スタフィンが存在せず成熟型リソフスタフィンエンドペプチダーゼからなること
    を特徴とする物質の合成物。
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