JP2003509416A - 蛍光増白剤としてのトリアジニルアミノスチルベン誘導体 - Google Patents

蛍光増白剤としてのトリアジニルアミノスチルベン誘導体

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JP2003509416A JP2001523383A JP2001523383A JP2003509416A JP 2003509416 A JP2003509416 A JP 2003509416A JP 2001523383 A JP2001523383 A JP 2001523383A JP 2001523383 A JP2001523383 A JP 2001523383A JP 2003509416 A JP2003509416 A JP 2003509416A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(1)(式中、各R1は、独立して、非置換又はヒドロキシ、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若しくはアルコキシ−アルコキシ、−OCOM、−OCOC1−C4−アルキルにより置換されている直鎖状のC1−C4アルキレン残基であるか、あるいはアミノ基上から水素原子が取り除かれているアミノ酸残基を表し;各R2は、独立して、非置換あるいはヒドロキシ、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若しくはアルコキシ−アルコキシ、−OCON、−OCOC1−C4−アルキル、−CO2M、−CO21−C4−アルキル、SO3M、フェノキシ(ここで、該フェノキシは、非置換あるいはハロゲン、C1−C4−アルキル若しくはC1−C4−アルコキシ、−CO2M又はCO2 1−C4−アルキルにより置換されている)、NH2又はモノ−若しくジ−置換アミノ基により置換されている直鎖状のC1−C4アルキレン残基であるか、あるいは非置換又は1〜3個のSO3M、SO2NHC1−C4−アルキル、−SO2NH2、−CO2M、−CO21−C4−アルキル、−CONH2、−CONHC1−C4−アルキル、−NHCOC1−C4−アルキル又はモノ−若しくはジ置換アミノ基で置換されているフェニルを表し;各R3は、独立して、水素、C1−C4−アルキル、ハロゲン、シアノ、SO3M、−SO2NH2、SO2NHC1−C4−アルキル、−CO2M、−CO21−C4−アルキル、−CONH2、−CONHC1−C4−アルキル又はNHCOC1−C 4−アルキルを表し;Mは、水素、アルカリ金属原子、アンモニウムであるか、又はアミンから形成されるカチオンであり、そしてmは、1〜3の整数である)を有する化合物、これらの製造方法、及び該化合物の合成若しくは天然の有機材料用の蛍光増白剤として、又は写真材料の汚染除去のための使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、蛍光増白剤として、又は写真材料の汚染を除去するために有用であ
る、新規な4,4′−ジアミノスチルベン−2,2′−ジスルホン酸化合物に関
する。
【0002】 WO96/00221には、織物や紙などのための蛍光増白剤が記載されてい
る。開示された化合物は、式:
【0003】
【化4】
【0004】 〔式中、Ra及びRbは、同一又は異なり、それぞれ、式:−NRcd (式中、Rcは、水素;メルカプト、C1−C6チオアルキル、水酸基及びSO3 M′(ここで、M′は、水素、無色のカチオン又はアミン由来のカチオンである
)の少なくとも1個により、場合により置換されているC1−C6アルキル;又は
−Re(CO2M′)X(ここで、Reは、1〜6個の炭素原子を有する脂肪族部分
であり、CO2M′基と結合していない原子価は、水素、メルカプト、C1−C6
チオアルキル、水酸基及びSO3M′(M′は、前記の意味を有し、xは、1〜
4の整数である)の少なくとも1個と結合するが、ただし、Rcが、メルカプト
、C1−C6チオアルキル、水酸基及びSO3M′の少なくとも一個により、場合
により置換されているC1−C6アルキルであるとき、Rcは、少なくとも水酸基
及びSO3M′の両方で置換されることを条件とし、 Rdは、Rc、水素又はC3−C6アルキルであるが、ただし、Rc及びRdの両方
ともが水素ではないこと、及びRc及びRdの一方が水素であるとき、他方は−(
NHCH2CO2H)でないことを条件とし、 あるいは、Rc及びRdは、窒素原子と一緒になって、5〜6員を有する環を形
成し、そのうちの1個のみが、ヘテロ環式であり、該環は、−COOM′若しく
はSO3M′により単独で置換されている)を有し、 各Rfは、独立して、水素、メチル、C1−C6アルコキシ又はハロゲンである
]を有する。
【0005】 さらに、WO98/42685には、式:
【0006】
【化5】
【0007】 [式中、Xは、酸素又は好ましくはNHであり; Mは、水素、アルカリ金属原子、アンモニウムであるか、又はアミンから形成
されるカチオンであり; 各R1は、独立して、アミノ基の水素が取り除かれたアミノ酸残基であり; nは、1又は2であり;そして、 各R2は、独立して、水素、C1−C3アルキル、ハロゲン、シアノ、COOR
(ここで、Rは、水素又はC1−C3アルキルである)、CONH−R(Rは、前
記の意味を有する)、SO2NH−R(Rは、前記の意味を有する)、NH−C
OR(Rは、前記の意味を有する)、SO3M(Mは、前記の意味を有する)で
あり、あるいは、 nが1であるとき、R2は、CO−R3(ここで、R3は、C1−C3アルキル又
はフェニルである)でもあり得るが、ある種の化合物は除外される] を有する類似の化合物及びそれらの蛍光増白剤としての使用が記載されている。
【0008】 新規な種類の4,4′−ジアミノスチルベン−2,2′−ジスルホン酸化合物
は、その大部分が蛍光増白剤として有用であること、そして、WO96/002
21及びWO98/42685において開示された化合物よりも優れた性質を有
し、より容易に調製されることが、今や見出された。さらに、この新規な化合物
は、写真材料の汚染を除去するために有用である。
【0009】 したがって、本発明は、式:
【0010】
【化6】
【0011】 [式中、 各R1は、独立して、非置換又はヒドロキシ、C1−C4−アルキル、C1−C4
−アルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若しくはアルコキシ−アルコキシ、−O
COM、−OCOC1−C4−アルキルで置換されている直鎖状のC1−C4アルキ
レン残基であるか、 あるいはアミノ基から水素原子が取り除かれているアミノ酸残基を表し; 各R2は、独立して、非置換あるいはヒドロキシ、C1−C4−アルキル、C1
4−アルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若しくはアルコキシ−アルコキシ、
−OCON、−OCOC1−C4−アルキル、−CO2M、−CO21−C4−アル
キル、SO3若しくはフェノキシ(ここで、該フェノキシは、非置換あるいはハ
ロゲン、C1−C4−アルキル若しくはC1−C4−アルコキシ、−CO2M又はC
21−C4−アルキルにより置換されている)、NH2又はモノ−若しくジ−置
換アミノ基により置換されている直鎖状のC1−C4アルキレン残基であるか、 あるいは非置換又は1〜3個のSO3M、SO2NHC1−C4−アルキル、−S
2NH2、−CO2M、−CO21−C4−アルキル、−CONH2、−CONH
1−C4−アルキル、−NHCOC1−C4−アルキル又はモノ−若しくはジ−置
換アミノ基で置換されているフェニルを表し; 各R3は、独立して、水素、C1−C4−アルキル、ハロゲン、シアノ、SO3
、−SO2NH2、SO2NHC1−C4−アルキル、−CO2M、−CO21−C4
−アルキル、−CONH2、−CONHC1−C4−アルキル又はNHCOC1−C 4 −アルキルを表し; Mは、水素、アルカリ金属原子、アンモニウムであるか、又はアミンから形成
されるカチオンであり、 mは、1〜3までの整数である] を有する新規な化合物を提供する。
【0012】 式(1)の化合物の範囲内において、好ましくはR1の両方、R2の両方及びR 3 の両方が同一である。
【0013】 さらに好ましくは、それぞれのアミノ酸残基R1が同一であり、それぞれ式:
−NH−CH(CO2H)−R4(ここで、R4は、水素であるか、又は式:−C
HR56を有する基であり、R5及びR6は、独立して、水素であるか、又はヒド
ロキシ、チオ、メチルチオ、アミノ、カルボキシ、スルホ、フェニル、4−ヒド
ロキシフェニル、3,5−ジヨード−4−ヒドロキシフェニル、β−インドリル
、β−イミダゾリル及びNH=C(NH2)NH−から選択される1個又は2個
の置換基で、場合により置換されているC1−C4−アルキルである)を有する式
(1)の化合物である。
【0014】 特に有用な式(1)の化合物は、アミノ酸残基R1を誘導するアミノ酸が、グ
リシン、アラニン、サルコシン、セリン、システイン、フェニルアラニン、チロ
シン(4−ヒドロキシフェニルアラニン)、ジヨードチロシン、トリプトファン
(β−インドリルアラニン)、ヒスチジン(β−イミダゾリルアラニン)、α−
アミノ酪酸、メチオニン、バリン(α−アミノイソ吉草酸)、ノルバリン、ロイ
シン(α−アミノイソカプロン酸)、イソロイシン(α−アミノ−β−メチル吉
草酸)、ノルロイシン(α−アミノ−n−カプロン酸)、アルギニン、オルニチ
ン(α,δ−ジアミノ吉草酸)、リシン(α,ε−ジアミノカプロン酸)、アス
パラギン酸(アミノコハク酸)、グルタミン酸(α−アミノグルタル酸)、トレ
オニン、ヒドロキシグルタミン酸若しくはタウリン、又はそれらの混合物若しく
は光学異性体である。
【0015】 特に好ましい化合物は、アミノ酸残基R1を誘導するアミノ酸が、サルコシン
、タウリン、グルタミン酸又はアスパラギン酸であり、アミノ酸残基R1を誘導
するアミノ酸が、アスパラギン酸又はイミノ二酢酸の化合物が最も好ましい。
【0016】 さらに好ましい式(1)の化合物は、R1が、非置換又はヒドロキシ、C1−C 4 −アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若しくはアルコ
キシ−アルコキシ、−OCOM、−OCOC1−C4−アルキルにより置換されて
いる直鎖状C1−C4アルキレン残基であり、特に、R1が、非置換又はヒドロキ
シ、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若し
くはアルコキシ−アルコキシで置換されている直鎖状C1−C4アルキレン残基で
あり、最も好ましくは、R1が、ヒドロキシ又はC1−C4−アルコキシで置換さ
れている直鎖状C1−C4アルキレン残基であり、Mは、前記で定義されたとおり
の化合物である。
【0017】 R2残基については、好ましくは、非置換あるいはヒドロキシ、C1−C4−ア
ルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若しくはアルコキシ−
アルコキシ、−OCOM、−OCOC1−C4−アルキル、−CO2M、−CO2 1 −C4−アルキル、SO3M、フェノキシ(ここで、該フェノキシは、非置換又
はハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、−CO2M若しくは
CO21−C4−アルキルにより置換されている)、NH2又はモノ−若しくはジ
−置換アミノで置換されている直鎖状C1−C4アルキレン残基であり、最も好ま
しくは、ヒドロキシ、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4
ヒドロキシ−若しくはアルコキシ−アルコキシ、−OCOM、−OCOC1−C4 −アルキル、−CO2M、−CO21−C4−アルキル、SO3M又はジ−C1−C 4 −アルキルアミノにより置換されているメチレン、エチレン又はプロピレン残
基である。
【0018】 特に重要な化合物は、R2が、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、エト
キシエチル、ヒドロキシエトキシエチル、メトキシエトキシエチル、酢酸若しく
はプロピオン酸残基又はそれらのメチル若しくはエチルエステル、酢酸エチル若
しくは酢酸メチル、ジメチルアミノエチル若しくはエチルスルホン酸、あるいは
それらのナトリウム塩であり、最も好ましくは、R2が、ヒドロキシエチル又は
酢酸ナトリウム残基の化合物である。
【0019】 さらに重要な化合物は、各R2が、非置換あるいは1〜3個のSO3M、SO2
NHC1−C4−アルキル、−SO2NH2、−CO2M、−CO21−C4−アルキ
ル、−CONH2、−CONHC1−C4−アルキル、−NHCOC1−C4−アル
キル又はモノ−若しくはジ−置換アミノ基で置換されているフェニルの化合物で
ある。
【0020】 とりわけ重要な化合物は、各R2が、非置換、あるいは1個のSO3M、−SO 2 NH2又はNHCOC1−C4−アルキルで置換されているフェニルの化合物であ
るが、好ましくはフェニルは非置換である。
【0021】 さらに好ましい式(1)の化合物は、各R3残基が、水素、C1−C4アルキル
、ハロゲン、シアノ、SO3M、−SO2NH2、SO2NHC1−C4−アルキル、
−CO2M、−CO21−C4−アルキル、−CONH2、−CONHC1−C4
アルキル又はNHCOC1−C4−アルキルを表す化合物であり、最も好ましくは
、R3が、水素を表す化合物である。
【0022】 前記化合物の式において、Mは、好ましくは水素、ナトリウム、カリウム、カ
ルシウム、マグネシウム、アンモニウム、モノ−、ジ−、トリ−若しくはテトラ
−C1−C4アルキルアンモニウム、モノ−、ジ−若しくはトリ−C1−C4ヒドロ
キシアルキルアンモニウム、又はC1−C4−アルキル基とC1−C4−ヒドロキシ
アルキル基とが混在してジ−若しくはトリ−置換しているアンモニウムであり、
特に好ましくは、水素又はナトリウムであり、mは、好ましくは1である。
【0023】 最も特に重要な化合物は、式:
【0024】
【化7】
【0025】
【化8】
【0026】 の化合物である。
【0027】 式(1)の化合物は、既知の反応条件下で、塩化シアヌルを、続けて、任意の
所望の順序で、4,4′−ジアミノ−2,2′−スチルベンジスルホン酸、基:
【0028】
【化9】
【0029】 (式中、R2、R3及びmは、前記の意味を有する) を導入することができるアミノ化合物、及びR1基(R1は、前記の意味を有する
)を導入することができる化合物のそれぞれと反応させることにより調製するこ
とができる。
【0030】 好ましくは、最初に、塩化シアヌル2モルを4,4′−ジアミノ−2,2′−
スチルベンジスルホン酸1モルと反応させて、次いで、基:
【0031】
【化10】
【0032】 (式中、R2、R3及びmは、前記の意味を有する) を導入することができるアミノ化合物と反応させ、最後に、R1基(R1は、前記
の意味を有する)を導入することができる化合物と反応させる。
【0033】 したがって、本発明のさらなる態様は、式:
【0034】
【化11】
【0035】 (式中、R2、R3及びMは、前記の意味を有する) の化合物である。
【0036】 式(5)の化合物の範囲において、好ましくは2個のR2基の両方が同一であ
り、2個のR3基の両方が同一である。
【0037】 R2残基については、好ましくは、ヒドロキシ、C1−C4−アルキル、C1−C 4 −アルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若しくはアルコキシ−アルコキシ、−
OCOM、−OCOC1−C4−アルキル、−CO2M、−CO21−C4−アルキ
ル、SO3M又はジ−C1−C4−アルキルアミノで置換されたメチレン、エチレ
ン又はプロピレン残基である。
【0038】 特に重要な化合物は、R2が、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、エト
キシエチル、ヒドロキシエトキシエチル、メトキシエトキシエチル、酢酸若しく
はプロピオン酸残基又はそれらのメチル若しくはエチルエステル、酢酸エチル若
しくは酢酸メチル、ジメチルアミノエチル若しくはエチルスルホン酸、あるいは
それらのナトリウム塩であり、最も好ましくは、R2がヒドロキシエチル又は酢
酸ナトリウム残基の化合物である。
【0039】 さらに重要な化合物は、各R2が、非置換あるいは1〜3個のSO3M、SO2
NHC1−C4−アルキル、−SO2NH2、−CO2M、−CO21−C4−アルキ
ル、−CONH2、−CONHC1−C4−アルキル、−NHCOC1−C4−アル
キル又はモノ−若しくはジ−置換アミノ基により置換されているフェニルの化合
物である。
【0040】 特に重要な化合物は、各R2が、非置換又は1個のSO3M、−SO2NH2若し
くは−NHCOC1−C4−アルキル基で置換されているフェニルの化合物である
が、最も好ましくは、フェニル基は非置換である。
【0041】 さらに好ましい式(5)の化合物は、各R3残基が、水素、C1−C4アルキル
、ハロゲン、シアノ、SO3M、−SO2NH2、SO2NHC1−C4−アルキル、
−CO2M、−CO21−C4−アルキル、−CONH2、−CONHC1−C4
アルキル又は−NHCOC1−C4−アルキルを表す化合物であり、最も好ましく
は、R3が、水素を表す化合物である。
【0042】 前記化合物の式において、Mは、好ましくは、水素、ナトリウム、カリウム、
カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、モノ−、ジ−、トリ−若しくはテト
ラ−C1−C4アルキルアンモニウム、モノ−、ジ−若しくはトリ−C1−C4ヒド
ロキシアルキルアンモニウム又はC1−C4−アルキル基とC1−C4−ヒドロキシ
アルキル基とが混在して、ジ−若しくはトリ−置換したアンモニウムであり、特
に好ましくは、水素又はナトリウムであり、mは、好ましくは、1である。
【0043】 出発物質は、容易に入手可能な既知の化合物である。
【0044】 本発明のさらなる態様は、合成若しくは天然の有機材料を増白するための、又
は、写真材料から汚染を除去するための組成物であり、水、式(1)の蛍光増白
剤及び場合により助剤を含む。
【0045】 さらに特定すると、そのような増白剤組成物は、水と、それぞれ配合物の重量
に対して、前記に記載されている蛍光増白剤混合物3〜25重量%、好ましくは
5〜15重量とまた、助剤0〜60重量%、好ましくは5〜50重量%とを含む
【0046】 適切な助剤は、例えば、脂肪アルコール、高級脂肪酸若しくはアルキルフェノ
ールのエチレンオキシド付加物又はエチレンジアミンエチレンオキシド−プロピ
レンオキシド付加物の分類からのアニオン性若しくは非イオン性分散剤、3−ビ
ニルプロピオン酸とN−ビニルピロリドンとのコポリマー、エチレングリコール
、グリセリン又はソルビトールなどの保水補助剤、あるいは殺生物剤を含む。
【0047】 式(1)の化合物の大部分は、織物などの合成又は天然の基材、特に紙に対す
る優れた蛍光増白剤であり、洗浄用組成物中の優れた蛍光増白剤でもある。
【0048】 したがって、本発明はさらに、式(1)を有する化合物と基材とを接触させる
ことを含む、基材の蛍光増白方法を提供する。
【0049】 紙の蛍光増白に使用する場合、本発明による式(1)の化合物は、ペーパーコ
ーティング組成物の形態で、又はサイズプレスにおいて直接に、紙の基材に適用
してもよい。
【0050】 好ましい態様の一つとして、本発明は、白色顔料、バインダー分散剤、場合に
より水溶性コバインダー、及び処理された紙が白色顔料に対して0.01〜1重
量%の式(1)の蛍光増白剤を含むことを保証するのに十分な量の、本発明によ
る式(1)の蛍光増白剤を含有するコーティング組成物を、紙表面に接触させる
ことを含む、紙表面の蛍光増白方法を提供する。
【0051】 本発明の方法で使用されるペーパーコーティング組成物の白色顔料成分として
は、白色有機顔料と同様に、無機顔料、例えば、チャイナクレー及びカオリンな
どのケイ酸アルミニウム又はケイ酸マグネシウム、並びにさらに、硫酸バリウム
、サテンホワイト、二酸化チタン、炭酸カルシウム(白亜)又はタルクが好まし
い。
【0052】 本発明の方法で使用されるペーパーコーティング組成物は、バインダーとして
、中でも、ブタジエン/スチレン、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン、
アクリル酸エステル、アクリル酸エステル/スチレン/アクリロニトリル、エチ
レン/塩化ビニル及びエチレン/酢酸ビニルのコポリマー;又はポリ塩化ビニル
、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン及びポリ酢酸ビニルなどのホモポリマー;
又はポリウレタンに基づくプラスチック分散剤を含む。好ましくは、バインダー
は、スチレン/アクリル酸ブチル若しくはスチレン/ブタジエン/アクリル酸の
コポリマー又はスチレン/ブタジエンゴムからなる。他のポリマーラテックスが
、例えば、米国特許第3,265,654号、第3,657,174号、第3,
547,899号及び第3,240,740号明細書に記載されている。
【0053】 任意の水溶性保護コロイドは、例えば、大豆タンパク、カゼイン、カルボキシ
メチルセルロース、天然若しくは加工デンプン、キトサン若しくはその誘導体、
又は、特にポリビニルアルコールであってもよい。好ましくは、ポリビニルアル
コール保護コロイド成分は、幅広い範囲のケン化値及び分子量、例えば、40〜
100の範囲のケン化値、及び10,000〜100,000の範囲の平均分子
量を有してもよい。
【0054】 紙のコーティング組成物の処方は、例えば、J.P.Casey“Pulp and Paper”、Ch
emistry and Chemical Technology、2nd edition、Volume III、page1684-1649、及
び“Pulp and Paper Manufacture”、2nd and 5th edition、Volume II、page497(
McGraw-Hill)に記載されている。
【0055】 本発明による方法で使用されるペーパーコーティング組成物は、好ましくは1
0〜70重量%の白色顔料を含む。バインダーは、好ましくは、高分子化合物を
乾燥量で白色顔料の1〜30重量%、好ましくは5〜25重量%までとするのに
十分な量で使用される。本発明で使用される蛍光増白剤の量は、蛍光増白剤が、
白色顔料に対して、好ましくは0.01〜1重量%、さらに好ましくは0.05
〜1重量%、とりわけ0.05〜0.6重量%の量で存在するように計算される
【0056】 本発明による方法で使用されるペーパーコーティング組成物は、10〜100
℃、好ましくは20〜80℃の温度で、任意の所望の順序で成分を混合して調製
することができる。成分には、コーティング組成物の粘性又は保水能などのレオ
ロジー特性を制御するために加えることのできる慣用の助剤をも含む。そのよう
な助剤は、例えば、デンプン、カゼイン、タンパク若しくはゼラチンなどの天然
のバインダー、カルボキシアルキルセルロース若しくはヒドロキシアルキルセル
ロースなどのセルロースエステル、アルギン酸、アルギナート、ポリエチレンオ
キシド若しくはポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレンオキシドとプロ
ピレンオキシドのコポリマー、ポリビニルアルコール、尿素若しくはメラミンと
ホルムアルデヒドの水溶性縮合物、ポリホスファート又はポリアクリル酸塩であ
る。
【0057】 本発明による方法で使用されるコーティング組成物は、好ましくは、コーティ
ングされた印刷用紙若しくは筆記用紙、又はボール紙若しくは印画紙などの特殊
な紙の製造に使用される。
【0058】 本発明による方法で使用されるコーティング組成物は、任意の慣用の方法、例
えば、エアーブレード、コーティングブレード、ローラー、ドクターブレード若
しくはロッドを用いて、又はサイズプレスにおいて、基材に適用でき、その後、
コーティング物を70〜200℃、好ましくは90〜130℃の範囲の紙表面温
度で、3〜8%の残留水分となるように、例えば、赤外線及び/又は熱風ドライ
ヤーで乾燥させる。このようにして低い乾燥温度でも比較的高度の白色度が達成
できる。
【0059】 本発明による方法を使用して得られるコーティング物は、表面全体にわたる分
散蛍光増白剤の最適な分布状態により、それによって達せられる白色度の増加と
により、光及び高温に対する高い堅牢性(例えば、60〜100℃で24時間安
定である)により、そして水に対する優れたブリード堅牢性により、際立ってい
る。
【0060】 2番目の好ましい態様として、本発明は、サイジング剤、任意により無機若し
くは有機顔料及び式(1)を0.1〜20g/dLで有する蛍光増白剤を含有する
水溶液と、紙とをサイズプレスにおいて接触させることを含む、紙表面の蛍光増
白方法を提供する。好ましくは、サイジング剤は、デンプン、デンプン誘導体又
は合成サイジング剤であり、特に水溶性コポリマーである。
【0061】 3番目の好ましい態様では、前記に記載されている増白剤は、織物の処理にと
って特に重要である。織物基材の処理は、特に蛍光増白剤が細かく分散した形態
(懸濁液、いわゆるミクロディスパーション及びある場合には溶液)で存在する
水性媒体で有利に実施される。分散剤、安定化剤、湿潤剤及びさらなる助剤を処
理中、任意に添加することができる。
【0062】 処理は、通常、約20〜140℃の温度で、例えば、浴の沸点又はその近辺の
温度(約90℃)で実施される。本発明は織物基材の仕上げに、いわゆる溶剤染
色(パッド−温度固定法及び染色機械での吸尽染色工程)での染色の実施に使用
されるように、有機溶媒の溶液又は乳濁液を使用することもできる。
【0063】 本発明で使用することができる蛍光増白剤はまた、例えば、以下の使用形態も
採ることができる。
【0064】 (a)いわゆるキャリア、湿潤剤、柔軟剤、膨潤剤、抗酸化剤、光安定剤、熱安
定剤及び化学漂白剤(亜塩素酸塩漂白剤及び漂白浴添加剤)との混合物。 (b)架橋剤及び仕上げ剤(例えば、デンプン又は合成仕上げ剤)との混合物、
並びにまた、極めて多様な織物仕上げ工程、特に合成樹脂加工(例えば、「ウォ
ッシュアンドウエア加工」、「パーマネントプレス」及び「ノーアイロン」など
の防しわ加工)、及びまた、難熱加工、ソフトハンドル加工、防汚加工若しくは
帯電防止加工又は抗菌加工との組み合わせ。 (C)さまざまな石鹸及び洗浄剤への添加剤として。 (D)蛍光増白作用を有する他の物質との組み合わせ。
【0065】 増白工程を、織物の処理又は仕上げ方法と組み合わせる場合、組み合わせた処
理は、蛍光増白作用を有する化合物を所望の増白効果が得られるような濃度で含
む安定した配合物の助けによって、多くの場合、有利に実施することができる。
【0066】 ある場合には、増白剤の完全な効果は、後処理によって達せられる。これは、
例えば、化学的処理(例えば、酸処理)、温度処理(例えば、熱処理)、又は化
学と熱とを組み合わせた処理であり得る。
【0067】 本発明により使用される蛍光増白剤の量は、蛍光増白する材料に対して、広い
範囲で変えられる。明瞭で持続性のある効果は、極めて少量、ある場合には、例
えば、0.03重量%の量で、すでに達成される。しかしながら、約0.5重量
%までの量でも使用できる。実施上関心のあるほとんどの場合では、増白する材
料に対して、好ましくは0.05〜0.5重量%の量が、むしろ重要である。
【0068】 本発明の4番目の態様では、蛍光増白剤はまた、洗浄浴の添加剤として、又は
産業用及び家庭用の洗浄剤への添加剤として特に適切であり、それらは様々な方
法で添加することができる。それらは、水若しくは有機溶媒中の溶液の形態で、
又は水性分散液若しくはスラリーとして微細分散の状態で、洗浄浴に適当に添加
される。それら又はそれらの成分は、家庭用又は産業用の洗浄剤に、洗浄剤の製
造工程のいずれかの段階で有利に添加される。例えば、洗浄用粉末の噴霧乾燥の
前にいわゆる「スラリー」に添加され、又は液状洗浄配合剤の製造中に添加され
る。該化合物は、水若しくは他の溶媒中の溶液、又は分散液の形態のいずれでも
添加することができ、乾質の増白剤粉末の形態では助剤なしでも添加することが
できる。しかしながら、それらはまた、溶液又は前分散形態で、仕上げ洗浄剤に
噴霧することができる。
【0069】 使用できる洗浄剤は、例えば小片若しくは粉末の形態の石鹸、合成製品、高級
脂肪アルコールのスルホン酸ハーフエステルの可溶性の塩、アリールスルホン酸
(高級アルキルで置換され、及び/又はアルキルでポリ置換されるもの)、中〜
高分子量のアルコールのカルボン酸エステル、脂肪酸アクリルアミノアルキル−
若しくはアミノアリールグリセロール−スルホナート及び脂肪アルコールのリン
酸エステルなどのような洗浄物質の既知の混合物である。使用することができる
、いわゆる「ビルダー」は、例えば、アルカリ金属ポリリン酸塩及びアルカリ金
属ポリメタリン酸塩、アルカリ金属ピロリン酸塩、カルボキシエチルセルロース
のアルカリ金属塩並びに他の「再汚染防止剤」であり、アルカリ金属ケイ酸塩、
アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属ホウ酸塩、アルカリ金属過ホウ酸塩、ニトリ
ロトリ酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸及び高級脂肪酸のアルカノールアミド
などの泡安定化剤でもある。さらに、洗浄剤は、例えば、帯電防止剤、ラノリン
のような過脂肪皮膚保護剤、酵素、抗菌剤、香料及び染料を含むことができる。
【0070】 増白剤は、例えば、次亜塩素酸塩などの活性塩素供与体の存在下においても、
それらが有効であること、そして非イオン性洗浄剤、例えばアルキルフェノール
ポリグリコールエーテルの入った洗浄浴で効果が実質的に損なわられることなく
使用できること、という利点を特に有する。過ホウ酸塩又は過酸、及び活性化剤
、例えば、テトラアセチルグリコールウリル若しくはエチレンジアミンテトラ酢
酸の存在下においても、新しい増白剤は、粉末の洗浄剤中及び洗浄浴中の両方で
非常に安定である。
【0071】 本発明による増白剤は、液状又は粉末状の即使用可の洗浄剤の重量に対して、
0.005〜2%以上、好ましくは0.03〜0.5%の量で添加される。セル
ロース繊維、ポリアミド繊維、高級仕上げされたセルロース繊維及び羊毛などか
ら作られた織物を洗浄するのに使用される場合、本発明による蛍光増白剤の指示
量を含む洗浄液は、日光の下で光り輝く外観を与える。
【0072】 洗浄処理は、例えば、以下のように実施される。 指定された織物を、1〜30分間、5〜100℃、好ましくは25〜100℃で
、1〜10g/kgの混合洗浄剤(ビルダーと、洗浄剤の重量に対して0.05〜
1%の特許請求の範囲に記載された増白剤とを含む)を含む洗浄液中で処理する
。この洗浄液は、溶比は1:3から1:50とすることができる。洗浄後、慣用
の手段で織物をすすぎ、乾燥させる。洗浄浴は、漂白添加剤として、0.2g/L
の活性塩素(例えば、次亜塩素酸塩の形態で)又は0.1〜2g/Lの過ホウ酸ナ
トリウムを含む。
【0073】 本発明による増白剤は、キャリアと一緒にリンス浴で使用することができる。
この目的のため、キャリアとして、例えば、ポリビニルアルコール、デンプン、
アクリルベースのコポリマーあるいはホルムアルデヒド/尿素又はエチレン−尿
素若しくはプロピレン尿素誘導体を、すすぎ剤に対して0.005〜5%以上、
好ましくは0.2〜2%の量で含む柔軟すすぎ剤又は他のすすぎ剤中に、増白剤
を、加える。リンス浴1L当たり1〜100ml、好ましくは2〜25mlの量を使
用するとき、本発明による増白剤を含む、このタイプのすすぎ剤は、処理した極
めて多様なタイプの織物に光り輝く効果を与える。
【0074】 本発明の5番目の態様では、式(1)の化合物はまた、ハロゲン化銀の写真感
光材を含む写真材料の汚染を取り除くことに、そしてより詳細には、それらの方
法にも適しており、そこでは前記ハロゲン化銀の写真感光材の発色現像液及び漂
白固定浴による現像過程で生じる着色汚染、特に色素汚染の防止において、改善
がなされる。
【0075】
【実施例】
以下の実施例は、本発明を説明するのに役に立つ。部及びパーセンテージは、
他の記載がない限り、重量を表す。
【0076】 実施例1
【0077】
【化12】
【0078】 塩化シアヌル18.4gをアセトン100mlに溶解させ、その溶液を氷100
gが入った反応容器に加えた。次いで、水330ml中の4,4′−ジアミノ−2
,2′−スチルベンジスルホン酸ナトリウム塩18.4gの溶液を、10分以上
かけて5℃で加えた。次いで、1モル濃度の炭酸ナトリウム水溶液50mlを、1
0分以上かけて加えた。その後、N−(2−ヒドロキシエチル)アニリン14.
55gを加え、温度を35℃まで上昇させ、pHを7〜7.5の間に維持した。
そして、該混合液をさらに2時間攪拌した。沈殿物をろ過し、水で洗浄し、乾燥
させて、以下の式(2a)を有する化合物39gを得た。
【0079】
【化13】
【0080】 C3630Cl210Na282の分析: 計算:C47.32%、H3.54%、Cl7.76%、N15.33%、S7
.02% 測定:C47.1%、H4.0%、Cl7.7%、N15.5%、S6.7%
【0081】 式(2a)の化合物10gを水150mlに加え、アスパラギン酸3.4gを加
え、該混合液を70℃に加熱した。32%水酸化ナトリウム水溶液を加えて、p
Hを8〜8.5の間に維持した。この温度で2時間後、反応を完了させた。次い
で、37%塩酸水溶液を加えて、混合液のpHを3に調整したが、温度は70℃
に維持した。沈殿した遊離酸をろ過し、メタノール/水混合液に懸濁し、32%
水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pHを9に調整した。沈殿物をろ過し、乾燥
させて、式(2)の化合物8.8gを得た。
【0082】 C443812Na6162・10.5H2Oの分析: 計算:C38.23%、H4.31%、N12.17%、Na9.99%、S4
.64% 測定:C38.2%、H4.5%、N12.2%、Na9.8%、S4.6%
【0083】 実施例2
【0084】
【化14】
【0085】 氷/水40gに、塩化シアヌル12.5gを加え、次いでポリエチレングリコ
ール0.5gを加えた。該混合液を15分間攪拌した。次いで、水90ml中の4
,4′−ジアミノ−2,2′−スチルベンジスルホン酸ナトリウム塩12gの溶
液を、10分以上かけて5℃で加えた。水60ml中の17%炭酸ナトリウム水溶
液20gを、その後、加えて、該混合液をpHが5.5になるまで5℃で攪拌し
た。次いで、フラスコの内容物を、減圧下で193gの重量になるまで濃縮し、
化合物(2a)の20%溶液を得た。これは、上記実施例(1)で得られたもの
とHPLCによれば同一であった。
【0086】 それから、この溶液を上述した化合物(2)の調製と同一の方法で処理したが
、アスパラギン酸の代わりに等量のイミノ二酢酸を使用した。得られた式(3)
の化合物は、以下の元素分析の結果を示した。 C443812Na6162・16H2Oの分析: 計算:C35.68%、H4.75%、N11.35%、S4.33% 測定:C35.52%、H4.59%、N11.27%、S4.43%
【0087】 実施例3
【0088】
【化15】
【0089】 塩化シアヌル16gをアセトン90mlに溶解させ、該溶液を氷/水90gに注
いだ。次いで、水200ml中の80.8% 4,4′−ジアミノ−2,2′−ス
チルベンジスルホン酸20gの溶液と氷/水90gを、塩化シアヌル懸濁液に2
0分以上かけて加えた。1M炭酸ナトリウム水溶液43.5mlを加えてpHを4
.5〜5.0に調整し、温度を5℃未満に維持した。30分間攪拌した後、97
%N−フェニルグリシン13.6g及び1M炭酸ナトリウム水溶液43.5mlを
加えた。次いで、該混合液を、3時間攪拌したが、その間に温度は20℃まで上
昇し、32%水酸化ナトリウム水溶液10.9gを加えて、pHを6.8〜7.
5に調整した。反応混合液をろ過し、ろ液を濃縮し、メタノール200mlで希釈
し、該溶液をイソプロパノール1Lに注いだ。沈殿物をろ過によって分離し、減
圧下、80℃で乾燥させ、式(3a)の化合物を得た。
【0090】
【化16】
【0091】 得られた生成物は、以下の元素分析の結果を示した。 C3624Cl210Na4102・7H2O・0.2NaClの分析: 計算:C38.50%、H3.45%、Cl6.95%、N12.50%、S5
.71% 測定:C38.46%、H3.6%、Cl7.01%、N12.59%、S5.
67%
【0092】 化合物(3a)5.5gを水20ml中で攪拌し、98% 2−メトキシ−エチ
ルアミン1gを加えた。該混合液を85℃に加熱し、その間、32%水酸化ナト
リウム水溶液1.1gを加えて、pHを8.5〜9.0に維持した。2時間後に
該混合液を冷却し、2N塩酸を加えて、pHを3.0に調整し、アセトン50ml
を加えた。懸濁液をろ過し、固形物をメタノール50mlに加え、ナトリウムメチ
レートの32%メタノール溶液を加えて、pH9.3にした。アルコールをそれ
から蒸発させ、最終生成物を減圧下、80℃で乾燥させ、化合物(4)を得た。
【0093】 得られた生成物は、以下の元素分析の結果を示した。 C423812Na4122・7.8H2O・0.4NaClの分析: 計算:C41.20%、H4.60%、Cl1.10%、N13.70%、S5
.23% 測定:C41.25%、H4.47%、Cl1.07%、N13.78%、S5
.20%
【0094】 実施例4 漂白された綿の小片を吸尽方法で、以下の組成: 繊維の重量に対して0.2%の化合物(4)(100%活性物質として)、 0.5ml/LのUltravon(登録商標)UV、 20ml/Lの3%水酸化ナトリウム溶液、 2ml/Lの10%水ガラス水溶液、 3ml/Lの35%過酸化水素溶液 を有する水溶液中で処理した。
【0095】 処理は、溶比1:40で30分間25〜90℃で行い、それから、さらに30
分間95℃で行い、最後に30℃まで冷却した。小片を処理浴から取り出し、す
すぎ、乾燥機中60℃で乾燥させた。
【0096】 該小片の白色度をGanzの方法にしたがって測定した。Ganzの方法は、
The Ciba-Geigy Review(1973/1)に詳細が記載され、文献“Whiteness Measure
ment”、ISCC Conferance on Fluorescent Materials、Williamberg、February 197
2、Journal of Color and Appearance、1、No.5 (1972)にもまたある。
【0097】 記載したように処理した該小片の白色度は、127であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D21H 21/30 D21H 21/30 G03C 1/815 G03C 1/815 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 オージェ,セルジュ フランス国 エフ−68730 ランスパシュ −ル−バ リュ ドゥ ミシェルバシュ− ル−バ 10 (72)発明者 クエスタ,ファビアンヌ フランス国 エフ−68480 ロペンスヴィ エール リュ プランシパル 80デ (72)発明者 ブリアード,クリストフ スイス国 ツェーハー−4058 バーゼル トルナーシュトラーセ 25 (72)発明者 ローリンガー,ペーター スイス国 ツェーハー−4124 シェーネン ブッフ ゼックス ユヒャルテンシュトラ ーセ 1 (72)発明者 グリエナンベルジェ,マルク ロジェ フランス国 エフ−68870 ベルテンハイ ム リュ ドゥ ラ フォレ 13 Fターム(参考) 2H023 FA03 FA04 4H003 DA01 FA09 4H056 DA02 DB10 DC02 DD10 DE28 FA02 4H057 AA01 BA14 BA22 CA02 CB18 CB21 CC02 DA01 DA20 DA24 4L055 AG39 AG99 AH07 FA12

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 〔式中、 各R1は、独立して、非置換又はヒドロキシ、C1−C4−アルキル、C1−C4
    −アルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若しくはアルコキシ−アルコキシ、−O
    COM、−OCOC1−C4−アルキルにより置換されている直鎖状のC1−C4
    ルキレン残基であるか、 あるいはアミノ基から水素原子が取り除かれているアミノ酸残基を表し; 各R2は、独立して、非置換あるいはヒドロキシ、C1−C4−アルキル、C1
    4−アルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若しくはアルコキシ−アルコキシ、
    −OCOM、−OCOC1−C4−アルキル、−CO2M、−CO21−C4−アル
    キル、SO3M、フェノキシ(ここで、該フェノキシは、非置換あるいはハロゲ
    ン、C1−C4−アルキル若しくはC1−C4−アルコキシ、−CO2M又はCO2 1 −C4−アルキルにより置換されている)、NH2又はモノ−若しくジ−置換ア
    ミノ基により置換されている直鎖状のC1−C4アルキレン残基であるか、 あるいは非置換又は1〜3個のSO3M、SO2NHC1−C4−アルキル、−S
    2NH2、−CO2M、−CO21−C4−アルキル、−CONH2、−CONH
    1−C4−アルキル、−NHCOC1−C4−アルキル又はモノ−若しくはジ−置
    換アミノ基で置換されているフェニルを表し; 各R3は、独立して、水素、C1−C4−アルキル、ハロゲン、シアノ、SO3
    、−SO2NH2、SO2NHC1−C4−アルキル、−CO2M、−CO21−C4
    −アルキル、−CONH2、−CONHC1−C4−アルキル又はNHCOC1−C 4 −アルキルを表し; Mは、水素、アルカリ金属原子、アンモニウムであるか、又はアミンから形成
    されるカチオンであり、そして mは、1〜3の整数である〕 を有する化合物。
  2. 【請求項2】 両方のR1基、両方のR2基、及び両方のR3基が同一である
    、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 各R1が、アミノ酸残基であり、それぞれ、 式:−NH−CH(CO2H)−R4 (式中、R4は、水素であるか、又は式:−CHR56(ここで、R5及びR6
    、独立して、水素であるか、又は場合により、ヒドロキシ、チオ、メチルチオ、
    アミノ、カルボキシ、スルホ、フェニル、4−ヒドロキシフェニル、3,5−ジ
    ヨード−4−ヒドロキシフェニル、β−インドリル、β−イミダゾリル及びNH
    =C(NH2)NH−から選択される1個又は2個の置換基により置換されてい
    るC1−C4−アルキルである)を有する基である) を有する、請求項2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 アミノ酸残基R1を誘導するアミノ酸が、グリシン、アラニ
    ン、サルコシン、セリン、システイン、フェニルアラニン、チロシン(4−ヒド
    ロキシフェニルアラニン)、ジヨードチロシン、トリプトファン(β−インドリ
    ルアラニン)、ヒスチジン(β−イミダゾリルアラニン)、α−アミノ酪酸、メ
    チオニン、バリン(α−アミノイソ吉草酸)、ノルバリン、ロイシン(α−アミ
    ノイソカプロン酸)、イソロイシン(α−アミノ−β−メチル吉草酸)、ノルロ
    イシン(α−アミノ−n−カプロン酸)、アルギニン、オルニチン(α,δ−ジ
    アミノ吉草酸)、リシン(α,ε−ジアミノカプロン酸)、アスパラギン酸(ア
    ミノコハク酸)、グルタミン酸(α−アミノグルタル酸)、トレオニン、ヒドロ
    キシグルタミン酸若しくはタウリン、又はそれらの混合物若しくは光学異性体で
    ある、請求項3に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 アミノ酸残基R1を誘導するアミノ酸が、サルコシン、タウ
    リン、グルタミン酸又はアスパラギン酸である、請求項4に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 各アミノ酸残基R1を誘導するアミノ酸が、アスパラギン酸
    又はイミノ二酢酸である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 R1が、非置換又はヒドロキシ、C1−C4−アルキル、C1
    4−アルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若しくはアルコキシ−アルコキシ、
    −OCOM、−OCOC1−C4−アルキルにより置換されている直鎖状C1−C4 アルキレン残基であり、Mが、前記で定義されたとおりである、請求項1又は2
    に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 R1が、非置換又はヒドロキシ、C1−C4−アルキル、C1
    4−アルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若しくはアルコキシ−アルコキシで
    置換されている直鎖状C1−C4アルキレン残基である、請求項7に記載の化合物
  9. 【請求項9】 R1が、水素又はC1−C4−アルコキシで置換されている直
    鎖状C1−C4アルキレン残基である、請求項8に記載の化合物。
  10. 【請求項10】 R2が、非置換あるいはヒドロキシ、C1−C4−アルキル
    、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若しくはアルコキシ−アルコ
    キシ、−OCOM、−OCOC1−C4−アルキル、−CO2M、−CO21−C4 −アルキル、SO3M、フェノキシ(ここで、該フェノキシは、非置換又はハロ
    ゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、−CO2M若しくはCO2 1 −C4−アルキルにより置換されている)、NH2又はモノ−若しくはジ−置換
    アミノにより置換されている直鎖状C1−C4アルキレン残基を表す、請求項1〜
    9のいずれか1項に記載の化合物。
  11. 【請求項11】 R2が、ヒドロキシ、C1−C4−アルキル、C1−C4−ア
    ルコキシ、C1−C4−ヒドロキシ−若しくはアルコキシ−アルコキシ、−OCO
    M、−OCOC1−C4−アルキル、−CO2M、−CO21−C4−アルキル、S
    3M又はジ−C1−C4−アルキルアミノにより置換されているメチレン、エチ
    レン又はプロピレン残基を表し、Mが、前記で定義されたとおりである、請求項
    10に記載の化合物。
  12. 【請求項12】 R2が、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、エトキ
    シエチル、ヒドロキシエトキシエチル、メトキシエトキシエチル、酢酸若しくは
    プロピオン酸残基又はそれらのメチル若しくはエチルエステル、酢酸エチル若し
    くは酢酸メチル、ジメチルアミノエチル若しくはエチルスルホン酸、あるいはそ
    れらのナトリウム塩である、請求項10又は11に記載の化合物。
  13. 【請求項13】 R2が、ヒドロキシエチル又は酢酸ナトリウム残基である
    、請求項12に記載の化合物。
  14. 【請求項14】 各R2が、非置換あるいは1〜3個のSO3M、SO2NH
    1−C4−アルキル、−SO2NH2、−CO2M、−CO21−C4−アルキル、
    −CONH2、−CONHC1−C4−アルキル、−NHCOC1−C4−アルキル
    又はモノ−若しくはジ−置換アミノ基により置換されているフェニルであり、M
    が、請求項1で定義されたとおりである、請求項1又は2に記載の化合物。
  15. 【請求項15】 各R2が、非置換又は1個のSO3M、−SO2NH2若しく
    はNHCOC1−C4−アルキル基により置換されているフェニルである、請求項
    14に記載の化合物。
  16. 【請求項16】 各R2が、フェニルである、請求項14又は15に記載の
    化合物。
  17. 【請求項17】 R3が、水素、C1−C4アルキル、ハロゲン、シアノ、S
    3M、−SO2NH2、SO2NHC1−C4−アルキル、−CO2M、−CO21
    −C4−アルキル、−CONH2、−CONHC1−C4−アルキル又は−NHCO
    1−C4−アルキルを表し、Mが、請求項1で定義されたとおりであり、mが、
    1である、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
  18. 【請求項18】 R3が、水素を表す、請求項17に記載の化合物。
  19. 【請求項19】 Mが、水素、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネ
    シウム、アンモニウム、モノ−、ジ−、トリ−若しくはテトラ−C1−C4アルキ
    ルアンモニウム、モノ−、ジ−若しくはトリ−C1−C4ヒドロキシアルキルアン
    モニウム又はC1−C4−アルキル基とC1−C4−ヒドロキシアルキル基とが混在
    してジ−若しくはトリ−置換しているアンモニウムである、請求項1〜18のい
    ずれか1項に記載の化合物。
  20. 【請求項20】 各Mが、水素又はナトリウムである、請求項19に記載の
    化合物。
  21. 【請求項21】 R1が、アスパラギン酸又はイミノ二酢酸から誘導される
    アミノ酸残基であり、 R2が、ヒドロキシエチルであり、 R3が、水素であり、そして、 Mが、ナトリウムである 式(1)の化合物。
  22. 【請求項22】 R1が、2−メトキシエチルアミノ残基であり、 R2が、酢酸ナトリウム残基であり、 R3が、水素であり、そして、 Mが、ナトリウムである 式(1)の化合物。
  23. 【請求項23】 式: 【化2】 (式中、R2、R3、M及びmは、請求項1で定義されたとおりである) の化合物。
  24. 【請求項24】 式(1)の化合物を調製するための、請求項23記載の式
    (5)の化合物の使用。
  25. 【請求項25】 公知の反応条件下で、塩化シアヌルを、続けて、任意の所
    望の順序で、4,4′−ジアミノ−2,2′−スチルベンジスルホン酸、基: 【化3】 (ここで、R2、R3及びmは前記の意味を有する) を導入することができるアミノ化合物、及びR1基(R1は、前記の意味を有する
    )を導入することができる化合物のそれぞれと反応させることによる、式(1)
    の化合物の調製方法。
  26. 【請求項26】 合成又は天然の有機材料のための蛍光増白剤としての式(
    1)の化合物の使用。
  27. 【請求項27】 パルプ中、サイズプレス又はコーティングの適用における
    、紙用の蛍光増白剤としての、請求項26記載の式(1)の化合物の使用。
  28. 【請求項28】 織物材料、特に綿及びポリアミド材料、及びそれらと他の
    合成繊維との混合物のための蛍光増白剤としての、請求項26に記載の式(1)
    の化合物の使用。
  29. 【請求項29】 洗浄用組成物中の蛍光増白剤としての、請求項26に記載
    の式(1)の化合物の使用。
  30. 【請求項30】 写真材料の汚染を除去するための式(1)の化合物の使用
  31. 【請求項31】 合成若しくは天然の有機材料を増白するための、又は写真
    材料の汚染を除去するための、水、請求項1に記載の蛍光増白剤及び場合により
    助剤を含む組成物。
  32. 【請求項32】 水と、それぞれ配合物の重量に対して、前記に記載の蛍光
    増白剤混合物3〜25重量%、好ましくは5〜15重量%と、助剤0〜60重量
    %、好ましくは5〜50重量%も含む、請求項31に記載の増白剤組成物。
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