JP2003509354A - 1日1回投与で有効なレボキセチン治療を与える製剤及び方法 - Google Patents
1日1回投与で有効なレボキセチン治療を与える製剤及び方法Info
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Abstract
Description
た米国出願第60/153997号の35USC119(e)による優先権を主
張する。
に有効な治療を提供するための製剤(dosage form)および方法に関
する。特に、本発明は1日1回投与が有効治療を提供するようなレボキセチンの
持続放出を与える製剤および方法に関する。
み入れられる。
特許第4,229,449号に記載されており、該特許はその全体が本願明細書
の中に組み入れられる。抗うつ剤として開発されるべきこのクラスの最初の化合
物は2−[α(2−エトキシフェノキシ)ベンジル]モルホリンという化学名を
有するレボキセチンである。レボキセチンは選択的ノルエピネフリン吸収阻害薬
であることによって他の入手可能な抗うつ薬とは相違している。証拠はレボキセ
チンが十分に確立された三環系抗うつ薬と少なくとも同じくらい有効であり、そ
してより新しい選択的セロトニン再吸収阻害薬と同じくらい有効であろうことを
示唆している。加えて、レボキセチンは十分に寛容性があるとされ、そして有害
な薬物相互作用の可能性が他の幾つかの抗うつ薬よりも低いらしい。
チンを含有する製剤組成物を、他の経路による投与にも言及しているが特に経鼻
による薬物送達向けに、記載している。澱粉の生物接着特質は非−生物接着性組
成物から放出された薬物に比べて吸着部位に薬物が留まる時間を増大させると記
載されている。米国特許第6,028,070号、第6,046,193号、お
よび第6,066,643号はそれぞれ、反抗挑戦性障害(oppositio
nal defiant disorder)を治療するのにレボキセチンを使
用する方法、注意欠陥障害(attention−deficit disor
der)を治療するのにレボキセチンを使用する方法、およびレボキセチンをモ
キソニジン(moxonidine)との組合せで使用する製剤組成物および方
法を記載している。
マシア・アンド・アプジョン社(Pharmacia and Upjohn
Co.)の速放性経口製剤製品が米国外で入手可能になっており、そして米国で
は販売に向けて現在審査中である。一般に、速放性製剤(immediate−
release dosage form)は非常に短い時間ですなわち投与後
数分で本質的に薬物の全用量を放出する。この放出薬物の塊が吸収されるにつれ
て、血漿中薬物濃度(plasma drug concentration)
は典型的に急速に最大またはピーク濃度まで上昇し、そしてその後に、薬物が「
クリアランス(clearance)」を受けるにつれて即ち組織内に分布、結
合または局在化され、生体内変化し及び/又は排泄されるにつれて下降する。薬
物クリアランスの速度は多数の要因に依存するが、一般的には、具体的薬物に特
有であろうし、そして血漿中薬物濃度がその間に半分に下降するであろうところ
の期間として定義される薬物消失半減期(drug elimination
half−life)t1/2として知られるパラメーターによって記述されても
よい。一般に、血漿中薬物濃度が上昇してピークになり次いで下降する期間の或
る一部分の時間中に、薬物はその治療効果を与える、即ち、血漿中薬物濃度は治
療される疾病または病状にとっての治療有効濃度に到達する又はそれを超える。
さらに、この期間中のある時点で、即ち、血漿中薬物濃度が治療有効濃度より低
いレベルに下降したときには、治療効果は消滅する。加えて、この期間のうちの
ピーク濃度が達成される時点あたりの一部時間中に、即ち、血漿中薬物濃度がそ
の最高範囲にあるときには、薬物の望ましくない副作用がしばしば明白になるで
あろう。
ピーク濃度へと上昇し次いで下降する。一定の薬物の用量および製剤が一定の間
欠投与間隔で継続投与されるときには、最終的には血漿中薬物濃度の「定常状態
(steady−state)」が達成される薬物蓄積のパターンが現われる。
定常状態の条件は各投与間隔中に全く同じに反復する各投与用量後の上昇しそし
て下降する血漿中薬物濃度のパターンを特徴とする。反復するピーク(peak
)とトラフ(trough)を平均して患者に維持される平均の定常状態血漿中
薬物濃度を決定することができる。薬物用量、薬物製剤の放出速度および投与間
隔の長さは各投与間隔において達成される定常状態血漿中濃度のピークおよびト
ラフの大きさに影響する。速放性製剤で投与された薬物については投与後の比較
的高いピーク血漿中濃度が一般に避けられない。それゆえに、薬用量と投与間隔
は有効な治療を与える平均の定常状態血漿中薬物濃度を達成することと各投与間
隔中の問題となるピークおよび/またはトラフ血漿中濃度を可能な限り回避する
こととの間の許容される釣合いを得るように選ばれなければならない。
漿中薬物濃度を得るために適切な間隔で投与される薬物の長期継続使用に依存す
る。一般に、抗うつ剤はピーク血漿中薬物濃度が比較的高い場合にはやっかいな
投与量依存性の副作用に結びつくであろうが、効力喪失期間は低いトラフ血漿中
薬物濃度に関連づけられるであろう。従って、具体的製剤にとって利用可能な投
与強度のための適する管理可能な投与間隔は有効治療を与える平均の定常状態血
漿中薬物濃度を達成することと可能な限り各投与間隔中の問題のあるピークおよ
び/またはトラフ血漿中濃度を回避することとの間の満足な釣合いを得るように
選択されなければならない。
定常状態血漿中レボキセチン濃度を与えるためには1日に少なくとも2回すなわ
ち12時間毎に投与されなければならない。薬物は速放性製剤から速やかに放出
されて各投与後に比較的高いピーク血漿中薬物濃度を結果として生じる。1日2
回投与計画はこれらピーク血漿中薬物濃度が毎日2回存在する結果となる。従っ
て、これらピーク血漿中薬物濃度の時点あたりの時間中に起こるであろう投与量
相関性の副作用たとえば起立性低血圧は、従来のレボキセチン治療すなわち速放
性レボキセチンの1日2回投与を受けた患者には各24時間中に2度起こるであ
ろう。
投与間隔中に比較的低いピーク血漿中レボキセチン濃度を与えるための方法およ
び装置を提供することは当分野では前進であろう。このようにして、ピーク関連
問題が起こる可能性は小さくなる。加えて、有効な定常状態血漿中レボキセチン
濃度を患者に与えながら1日当たりの更に少ない回数のピーク血漿中濃度を与え
るための、すなわち、延長された好ましくは24時間の投与間隔を与えることに
よる、方法および装置を提供することは進歩であろう。このようにして、毎日1
回しかピーク血漿中薬物濃度が現われないので、ピーク関連問題が起こる可能性
は小さくなる。更に、1日1回投与計画は患者の服薬遵守(complianc
e)、抗うつ治療のような長期治療にとって特に重要な要件、を改善するであろ
う簡単で便利な薬物治療方式を結果として生じる。
のかかる製剤または方法は知られていない。特定の薬物を送達するための多様な
徐放性製剤(sustained release dosage form)
が知られているであろうが、薬物および送達様式に特有であろう薬物安定性、吸
収、代謝およびその他物理的、化学的および生理的パラメーターを含めて様々な
要因ゆえに、どの薬物でもそれら製剤から適切に送達されるというわけにはいか
ない。従って、レボキセチンを1日1回投与するための有効な投与方法、製剤お
よび装置を提供する必要性が存在している。
付加塩を、用量投与後に、速放性レボキセチン製剤の投与後に得られるものより
低いピーク血漿中レボキセチン濃度をもたらす放出速度で放出するのに適合した
徐放性製剤を構成する。
加塩を1日1回投与が有効なレボキセチン治療を提供するような放出速度で放出
するのに適合した徐放性製剤を構成する。このようにして、各24時間中に起こ
るピーク血漿中レボキセチン濃度の数は速放性レボキセチン製剤の1日2回投与
で起こる数に比べて半分になる。
を提供するのに十分な定常状態血漿中レボキセチン濃度を患者に与える徐放性レ
ボキセチン製剤を投与する方法を構成する。
血漿中レボキセチン濃度よりも用量投与後のより遅い時間に現われ且つより小さ
い大きさを示すピーク血漿中レボキセチン濃度を与えながら、患者に約24時間
にわたって十分な定常状態血漿中レボキセチン濃度を与える徐放性レボキセチン
製剤を投与する方法を構成する。
。キャリヤーはマルトデキストリンや糖類を含めて炭水化物であってもよい。組
成物は約3500ニュートン以上の、代表的には3500〜5000ニュートン
の、力のもとで圧縮されてもよい。
示す本発明の詳細から更に明らかになるであろう。
らかになるであろう。
もよく理解される。この開示のために、次の定義が適用されるものとする:
方法および装置に関する。レボキセチン分子は2つ不斉炭素原子を有する。従っ
て、2つの別個のジアステレオマーが存在し、それは4つの別個のエナンチオマ
ーにつながる。レボキセチン薬物はラセミ体(racemate)(すなわち、
薬物の光学不活性体)として、または単一のジアステレオマーもしくはエナンチ
オマーとして、またはその混合物として、利用されてもよい。一般的な製剤プラ
クティスに従ってレボキセチンの遊離塩基形態は代表的には経口製剤の中に含有
させるのに向いた製薬上許容される塩として処方される。従って、用語「レボキ
セチン」は別に指定されない限り、遊離塩基形態または薬物の製薬上許容される
塩形態どちらをも称し、そして薬物の光学不活性体及び光学活性体を、個々にか
又は混合物として、包含する。
上許容される塩」はアニオンが塩の毒性または薬理学的活性に有意に寄与しない
ところのそれら塩を意味し、そしてそういうもととして、それらはレボキセチン
塩基の薬理学的均等物である。これらは米国特許第4,229,449号に記載
されており、該特許はその全体が本願明細書中に組み入れられる。塩形成のため
に有効である製薬上許容される酸の例は限定されるものではないが塩酸、臭化水
素酸、フッ化水素酸、硫酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸、フマル酸、
リンゴ酸、マレイン酸、およびマンデル酸、およびその他を包含する。
塩を含む製剤組成物またはデバイスを意味し、この組成物またはデバイスは、場
合によっては、有効薬剤を製造しそして送達するのに使用される不活性成分すな
わち製剤上許容される添加物(excipient)、たとえば、懸濁剤、界面
活性剤、崩壊剤(disintegrant)、結合剤、希釈剤、滑沢剤、安定
剤、抗酸化剤、浸透圧剤(osmotic agent)、着色剤、可塑剤、コ
ーティング剤などを含有してもよい。
、1時間当たりに放出される薬物のミリグラム数(mg/時)、を称する。薬物
の製剤の薬物放出速度は代表的にはインビトロ溶解速度、すなわち、適切な条件
下で且つ適する流体中で測定された単位時間当たりに製剤から放出された薬物の
量、として測定される。ここに記載された実施例において利用された溶解試験は
USPタイプVIIバスインデクサー(bath indexer)に取り付け
られた金属コイル試料ホルダーの中に入れそして37℃の定温水浴中で平衡化さ
れた約50mlの酸性水(pH=3)の中に浸漬した製剤に対して行われた。放
出速度溶液のアリコートは試験間隔中に放出された薬物の量を定量化するために
クロマトグラフシステムの中に注入された。
与後の時間を妥当な時間単位、たとえば、t=30分、t=2時間、等々、で表
示するという慣例が利用される。
おいて得られる薬物放出速度は、適切な溶液試験の履行後の特定時間において得
られるインビトロ薬物放出速度を称する。製剤内の薬物の特定パーセンテージが
放出されてしまう時間は「Tx」値と称してもよく、ここで「x」は放出された
薬物のパーセントである。たとえば、製剤からの薬物放出を評価するのに慣用さ
れる標準測定値は製剤内の薬物の90%が放出されてしまう時間である。この測
定値は製剤の「T90」と称する。
に、実質的に完全に薬物を放出する製剤を称する。
実質的に連続的に薬物を放出する製剤を意味する。本発明に従う徐放性製剤は少
なくとも8時間以上の、そして好ましくは約15時間以上の、「T90」値を示す
。製剤は少なくとも約10時間の、好ましくは12時間以上の、そしてより好ま
しくは16〜20時間またはそれ以上の、持続した期間にわたって連続して薬物
を放出する。
放出速度を示す。「一様な放出速度」は前または次どちらかの1時間平均放出速
度から約30%以下好ましくは約25%以下しか変動しない1時間平均放出速度
を意味する。「長時間」は少なくとも約4時間、好ましくは6〜8時間またはそ
れ以上、より好ましくは10時間以上、の連続時間を意味する。たとえば、ここ
に記載される具体的な浸透圧型製剤(osmotic dosage form
)は一般的に投与後約2〜約6時間以内に一様な放出速度でレボキセチンを放出
するようになり、そして一様な放出速度は製剤から薬物の少なくとも約75%、
好ましくは少なくとも約85%、が放出されるまでは上記定義通りの長時間にわ
たって続く。その後、レボキセチンの放出はさらに数時間続くけれども、放出速
度が概して一様な放出速度よりもいくらか遅くなる。
いる指標は薬物投与後に患者の血液もしくは血漿またはその他の適切な体液もし
くは組織の中で得られる薬物の濃度であり、一般的には単位容積当たりの質量、
代表的にはミリリットル当たりのナノグラム数、として表わされる。便宜上、こ
の濃度(「Cp」)はここでは、いずれか適切な体液または組織の中で測定され
た薬物濃度を含めることを意図した「血漿中薬物濃度」または「血漿中濃度」と
称してもよい。薬物投与後の任意時間における血漿中薬物濃度はC9hやC24h等
々におけるようなCtimeとして掲載される。
後には血漿中濃度ピークおよび血漿中濃度トラフ(troughs)が各投与間
隔内で本質的に同一であるところの「定常状態」に達する。ここに使用されると
き、定常状態の最大(ピーク)血漿中薬物濃度はCmaxと称し、そして最小(ト
ラフ)血漿中薬物濃度はCminと称する。定常状態でのピークおよびトラフ血漿
中薬物濃度が現われる薬物投与後時間はそれぞれTmaxおよびTminと称する。
排泄に影響する多数のパラメーターの患者間バラツキによって変動するであろう
ことを理解している。この理由で、別に指定されていない限り、血漿中薬物濃度
を比較するには及びインビトロ製剤溶解速度とインビボ血漿中薬物濃度の間の関
係を分析するには、ここでは対象のグループから得た平均値が使用される。
ここでは、レボキセチンの投与用量と用量投与後に得られるピーク血漿中レボキ
セチン濃度の大きさとの関係が使用される。たとえば、より詳しくは後述される
通り、Cmax(ng/ml)平均値の数値−対−用量(mg)の数値、すなわち
、Cmax/用量、の比を算出することによって無単位の数値が誘導される。誘導
された比の値の差は従来の速放性レボキセチン製剤投与後のピーク血漿中レボキ
セチン濃度と比べて本発明の徐放性レボキセチン製剤投与後のピーク血漿中レボ
キセチン濃度の大きさが減少していることを特徴付ける。本発明に従う製剤の投
与は好ましくは約30未満の、より好ましくは約25未満の、定常状態Cmax/
用量比を与える。
示しそして長時間にわたって一様な放出速度でレボキセチンを放出する徐放性レ
ボキセチン製剤が製造できるということが創出された。かかる製剤の1日1回投
与は治療上有効な平均の定常状態血漿中レボキセチン濃度を与える。ここに記載
の代表的な徐放性レボキセチン製剤、かかる製剤の製造方法およびかかる製剤の
使用方法は、経口投与向けの浸透圧型製剤に関する。しかしながら、ここに記載
の浸透システムの他に、既知の経口製剤からの薬物の持続放出の達成には多数の
他のアプローチが存在する。これら様々なアプローチはたとえば、拡散システム
たとえば貯蔵タイプのデバイスおよびマトリックスタイプのデバイス、溶解シス
テムたとえばカプセルタイプの溶解システム(たとえば、「小タイムピル(ti
ny time pill)」)およびマトリックスタイプの溶解システム、拡
散/溶解組合せシステムおよびイオン交換樹脂システムを包含し、レミントンズ
・ファーマシューティカル・サイエンシズ(Remington’s Phar
maceutical Sciences)1990年版第1682〜1685
頁に記載されているようなものである。これら他のアプローチに従って作用する
レボキセチン製剤は特許請求の範囲に引用した通りの薬物放出特性および/また
は血漿中レボキセチン濃度特性がそれら製剤を文字通りに又は均等物に記載する
程度まで特許請求の範囲に包含される。
浸透圧剤(単数または複数)の自由拡散を許さない半透壁によって少なくとも一
部分が形成されている区画の中へ流体を吸い込ませる駆動力を生じさせる浸透圧
を利用している。浸透システムの有意な利点は、作用はpHに依存せず従って製
剤が胃腸管を通過しそして有意に異なるpH値を有する様々な微小環境に遭遇す
るような場合でさえ長時間にわたって浸透的に決まった速度で続く、ということ
である。かかる製剤についての記述はサンテュス(Santus)とベーカー(
Baker)執筆の「オスモチック・ドラッグ・デリバリ:ア・レビュー・オブ
・ザ・パテント・リタラチャー(Osmotic drug delivery
:a review of the patent literature)」
、ジャーナル・オブ・コントロールド・リリース(Journal of Co ntrolled Release )35(1995)1−21に見出され、そ
の全体が本願明細書中に組み入れられる。特に、本願の譲受人、ALZAコーポ
レーション、によって所有された、浸透圧型製剤に関する下記米国特許は各々そ
の全体が本願明細書中に組み入れられる:第3,845,770号、第3,91
6,899号、第3,995,631号、第4,008,719号、第4,11
1,202号、第4,160,020号、第4,327,725号、第4,51
9,801号、第4,578,075号、第4,681,583号、第5,01
9,397号および第5,156,850号。
は内部区画(図1には示されていない)を取り囲み閉じ込めている壁12を含む
。内部区画は、詳細は後述されるが、レボキセチンまたはその製薬上許容される
酸付加塩を含む組成物を含有している。壁12は使用の外部環境と内部区画を接
続させるための少なくとも一つの薬物送達口(drug delivery o
rifice)13を設けられている。従って、製剤10の経口摂取後に、流体
が壁12を通って吸い込まれ、そしてレボキセチンが送達口13を通って放出さ
れる。
ことを駆り立てるためのそしてこの流体の吸収で送達可能なレボキセチン処方物
を形成するための浸透活量勾配(osmotic activity grad
ient)を付与するのに適合した選択された添加物との混合物の状態でレボキ
セチンを含むドラッグ層(drug layer)とここでは称している単一の
構成要素層を含有する。後で詳述する通り、添加物は適する懸濁剤(ここでは薬
物キャリヤーとも称する)および浸透圧活性剤(osmotically ac
tive agent)すなわち「浸透圧剤(osmagent)」を包含して
もよい。その他の添加物たとえば滑沢剤、結合剤、なども包含されてもよい。作
用においては、製剤10の経口摂取後、壁12を横切る浸透活量勾配は壁12を
通って胃液を吸収させ、それによって送達可能なレボキセチン処方物すなわち溶
液または懸濁物が内部区画の中に形成される。流体が内部区画に入り込み続ける
ので、この送達可能レボキセチン処方物は送達口13を通って放出される。薬物
処方物の放出が起こるので、流体が吸い込まれ続け、それによって放出続行を駆
り立てる。このようにして、レボキセチンは長時間にわたって持続して連続した
仕方で放出される。
区画15は第一構成要素ドラッグ層16と第二構成要素プッシュ層(push
layer)17を有する2重層型圧縮コアを含有している。ドラッグ層16は
、図1を引用して上記に説明した通り、選ばれた添加物との混合物の状態でレボ
キセチンを含んでいる。第二構成要素プッシュ層17は後で詳細に説明するとお
り、浸透圧活性成分(osmotic active component)(
単数または複数)を含むが薬物を含まない。第二構成要素層中の浸透圧活性成分
(単数または複数)は代表的には浸透圧剤および一つまたはそれ以上のオスモポ
リマー(osmopolymer)を含み、オスモポリマーは薬物送達口13を
通ってのオスモポリマーの放出が起こらないように流体吸収時に膨潤を示す比較
的大きい分子量を有する。プッシュ層17の中には、結合剤、滑沢剤、抗酸化剤
および着色剤のような追加の添加物も包含されてもよい。第二構成要素層がここ
では膨張可能層またはプッシュ層と称するのは、流体が吸い込まれるとオスモポ
リマー(単数または複数)が膨潤しそして第一構成要素ドラッグ層の送達可能薬
物処方物を押してそれによって製剤からの薬物処方物の放出を促進するからであ
る。作用においては、製剤10の経口摂取後、壁10を横切る浸透活量勾配は壁
12を通って胃液を吸い込ませ、それによって、第一構成要素ドラッグ層16を
送達可能なレボキセチン処方物にし、同時に第二構成要素プッシュ層17の中の
オスモポリマー(単数または複数)を膨潤させる。液が内部区画に入り込み続け
そしてプッシュ層が膨潤し続けるので、送達可能レボキセチン処方物は送達口1
3を通って放出される。薬物処方物の放出が起こるので、液は吸い込まれ続け、
そしてプッシュ層は膨潤し続け、それによって、連続放出が強いられる。このよ
うにして、レボキセチンは長時間にわたって持続した連続した仕方で放出される
。
内部区画15は第一構成要素ドラッグ層16、第二構成要素プッシュ層17、お
よびドラッグ層16をプッシュ層17から分離する第三構成要素バリヤ層18を
有する3重層型圧縮コアを含有する。図3に示された製剤10の態様は内壁19
、外壁12および送達口13も包含する。ドラッグ層16は、図1を引用して説
明した通り、選ばれた添加物との混合物の状態でレボキセチンを含んでいる。プ
ッシュ層17は、図2を引用して説明した通り、浸透圧活性成分(単数または複
数)を含むが薬物を含まない。第三構成要素バリヤ層18の組成物はドラッグ層
16の組成物に関しては不活性であり且つ実質的に不透過性であるので、ドラッ
グ層16からの薬物とプッシュ層17の組成物の成分が混ざるのは防げる。内壁
19は区画15へ入る胃液の通過に対して透過性であり、かつ、ドラッグ層16
とプッシュ層17とバリヤ層18が送達口13へ向かって移動するのを促進する
潤性機能を付与する。内壁19は親水性材料と添加物から形成されてもよい。外
壁12は半透性であり、胃液が区画15に入り込むのを許すが区画15の中のコ
アを構成する材料の通過を阻止する。送達可能レボキセチン処方物は、図2の態
様に関して上記に説明したように、送達口13から放出される。
成され、そしてそれはレボキセチン、浸透圧剤、オスモポリマーなどの通過に対
しては実質的に不透過性である。このように、それは半透性である。壁を形成す
るのに使用される選択的半透性組成物は本質的に非腐食性(nonerodib
le)であり、そしてそれらは製剤の寿命中には生物体液の中に不溶性である。
体などを含む。かかる材料はセルロースエステル、セルロースエーテルおよびセ
ルロースエステル−エーテルを含む。セルロース系ポリマーはアンヒドログルコ
ース単位の置換度(degree of substitution)(DS)
が0より大きく3以下である。置換度(DS)は、置換基によって置換されてい
る又は他の基に転化されているアンヒドログルコース単位上に元は存在したヒド
ロキシル基の平均数を意味する。アンヒドログルコース単位は、アシル、アルカ
ノイル、アルケノイル、アロイル、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、カルボア
ルキル、アルキルカルバメート、アルキルカルボネート、アルキルスルホネート
、アルキルスルファメート、半透性ポリマー形成基などのような基(ここで、有
機成分は1〜12個の炭素原子、好ましくは1〜8個の炭素原子を含有する)で
部分的に又は完全に置換されていることができる。
、セルローストリアシレート、セルロースアセテート、セルロースジアセテート
、セルローストリアセテート、モノ−、ジ−およびトリ−セルロースアルカニレ
ート、モノ−、ジ−およびトリ−アルケニレート、モノ−、ジ−およびトリ−ア
ロイレート、などからなる群から選ばれた成員を包含する。代表的なポリマーは
1.8〜2.3のDSと32〜39.9%のアセチル含量を有するセルロースア
セテート;1〜2のDSと21〜35%のアセチル含量を有するセルロースジア
セテート;2〜3のDSと34〜44.8%のアセチル含量を有するセルロース
トリアセテート;などを包含する。さらに具体的なセルロース系ポリマーは1.
8のDSと38.5%のプロピオニル含量を有するセルロースプロピオネート;
1.5〜7%のアセチル含量と39〜42%のアセチル含量を有するセルロース
アセテートプロピオネート;2.5〜3%のアセチル含量、39.2〜45%の
平均プロピオニル含量、および2.8〜5.4%のヒドロキシル含量を有するセ
ルロースアセテートプロピオネート;1.8のDS、13〜15%のアセチル含
量、および34〜39%のブチリル含量を有するセルロースアセテートブチレー
ト;2〜29%のアセチル含量、17〜53%のブチリル含量、および0.5〜
4.7%のヒドロキシル含量を有するセルロースアセテートブチレート;2.6
〜3のDSを有するセルローストリアシレート、たとえば、セルローストリバレ
レート、セルローストリラメート(cellulose trilamate)
、セルローストリパルミテート、セルローストリオクタノエートおよびセルロー
ストリプロピオネート;2.2〜2.6のDSを有するセルロースジエステル、
たとえば、セルロースジスクシネート、セルロースジパルミテート、セルロース
ジオクタノエート、セルロースジカプリレート、など;および混合セルロースエ
ステル、たとえば、セルロースアセテートバレレート、セルロースアセテートス
クシネート、セルロースプロピオネートスクシネート、セルロースアセテートオ
クタノエート、セルロースバレレートパルミテート、セルロースアセテートヘプ
タノエートなど;を包含する。半透性ポリマーは米国特許第4,077,407
号に知られており、それらはエンサイクロペディア・オブ・ポリマー・サイエン
ス・アンド・テクノロジー(Encyclopedia of Polymer
Science and Technology)第3巻第325〜354頁
(1964年)、インターサイエンス・パブリッシャーズ社(Intersci
ence Publishers Inc.)、ニューヨーク、NY洲、に記載
の手順によって合成できる。
ドジメチルアセテート;セルロースアセテートエチルカルバメート;セルロース
アセテートメチルカルバメート;セルロースジメチルアミノアセテート;半透性
ポリウレタン;半透性スルホン化ポリスチレン;米国特許第3,173,876
号、第3,276,586号、第3,541,005号、第3,541,006
号および第3,546,142号に開示されているような、アニオンとカチオン
の共沈によって形成された架橋された選択的半透性ポリマー;米国特許第3,1
33,132号にローブ(Loeb)等によって開示されているような、半透性
ポリマー;半透性ポリスチレン誘導体;半透性ポリ(スチレンスルホン酸ナトリ
ウム);半透性ポリ(ビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロリド);およ
び半透壁を横切っての静水圧差または浸透圧差の大気当たりとして表わされる、
10-5〜10-2(cc ml/cm hr atm)の液透過度を示す半透性ポ
リマー;を含む。これらポリマーは米国特許第3,845,770号、第3,9
16,899号および第4,160,020号;およびハンドブック・オブ・コ モン・ポリマーズ (Handbook of Common Polymers )、スコット(Scott)とロフ(Roff)、1971年、CRCプレス、
クリーブランド、OH洲、の中で知られている。
でもよい。流束調整剤は壁12を通る流体透過度または流量を調整するのを助け
るために添加される化合物である。流束調整剤は流束向上剤または流束低下剤で
あることができる。水のような流体に対して透過度の顕著な増加を生じる試薬は
しばしば本質的に親水性であるが、水のような流体に対して顕著な低下を生じる
ものは本質的に疎水性である。ここに組み込まれるとき、壁の中の調整剤の量は
一般に約0.01重量%〜20重量%またはそれ以上である。流束調整剤は多価
アルコール、ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンジオール、アルキレン
グリコールのポリエステルなどを包含してもよい。代表的な流束向上剤は、ポリ
エチレングリコール300、400、600、1500、4000、6000な
ど;低分子量グリコール、たとえば、ポリプロピレングリコール、ポリブチレン
グリコール、およびポリアミレングリコール;ポリアルキレンジオール、たとえ
ば、ポリ(1,3−プロパンジオール)、ポリ(1,4−ブタンジオール)、ポ
リ(1,6−ヘキサンジオール)など;脂肪酸、たとえば、1,3−ブチレング
リコール、1,4−ペンタメチレングリコール、1,4−ヘキサメチレングリコ
ールなど;アルキレントリオール、たとえば、グリセリン、1,2,3−ブタン
トリオール、1,2,4−ヘキサントリオール、1,3,6−ヘキサントリオー
ルなど;エステル、たとえば、エチレングリコールジプロピオネート、エチレン
グリコールブチレート、ブチレングリコールジプロピオネート、グリセロールア
セテートエステルなど;を包含する。現時点で好ましい流束向上剤はプルロニッ
ク類(pluronics)(BASF)として知られているプロピレングリコ
ールの二官能性ブロック共重合体ポリオキシアルキレン誘導体の群を包含する。
代表的な流束低下剤はアルキルまたはアルコキシで置換された又はアルキルとア
ルコキシ基の両方で置換されたフタレート、たとえば、ジエチルフタレート、ジ
メトキシエチルフタレート、ジメチルフタレート、および[ジ(2−エチルヘキ
シル)フタレート]、アリールフタレートたとえばトリフェニルフタレート、お
よびブチルベンジルフタレート;不溶性塩、たとえば、硫酸カルシウム、硫酸バ
リウム、燐酸カルシウム、など;不溶性酸化物、たとえば、酸化チタン;粉体、
粒体などの形態のポリマー、たとえば、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリカーボネート、およびポリスルホン;エステル、たとえば、長鎖アルキ
ル基でエステル化されたクエン酸エステル;不活性でかつ水不透過性の充填剤;
セルロース系壁形成材料と適合性の樹脂、など;を包含する。
び壁12をより脆くないものにする乃至は非脆性にするために、および引裂強さ
を与えるために、その他の材料が含有されてもよい。適する材料はフタレート系
可塑剤、たとえば、ジベンジルフタレート、ジヘキシルフタレート、ブチルオク
チルフタレート、炭素数6〜11の直鎖フタレート、ジ−イソノニルフタレート
、ジ−イソデシルフタレートなどを包含する。可塑剤は非フタレートたとえばト
リアセチン、ジオクチルアゼレート、エポキシ化タレート(epoxidize
d tallate)、トリイソオクチルトリメリテート、トリイソノニルトリ
メリテート、スクロースアセテートイソブチレート、エポキシ化大豆油、などを
包含する。壁の中に組み込まれるとき壁の中の可塑剤量は約0.01重量%〜2
0重量%またはそれ以上である。
うに第一構成要素ドラッグ層16との接触積層配置または図3に図示されている
ようにバリヤ層18との接触積層配置の状態にある押し退け組成物を含む。プッ
シュ層は薬物組成物をデバイスの出口手段を通して押し出すために水性流体また
は生物体液を吸収して膨潤するポリマーを含む。適する吸収性質を有するポリマ
ーはここではオスモポリマーと称してもよい。オスモポリマーは水または水性の
生物学的流体と相互作用して高度に膨潤または膨張する、代表的には2〜50倍
の体積増加を示す、膨潤可能な親水性ポリマーである。オスモポリマーは架橋さ
れていないこと又は架橋されていることができるが、好ましい態様において、製
剤から出るには大きすぎるほどに拡大されたポリマー網目構造を生じるように少
なくとも軽く架橋されている。従って、好ましい態様においては、膨張可能組成
物はその有効寿命中は製剤内に保持される。
代表されるような1〜15百万の数平均分子量のポリ(アルキレンオキシド)、
および500,000〜3,500,000の数平均分子量のポリ(アルカリカ
ルボキシメチルセルロース)(ここで、アルカリはナトリウム、カリウムまたは
リチウムである)から選ばれた成員を含む。押し退け組成物の処方のためのポリ
マーの更なる例は、ヒドロゲルを形成するポリマーを含むオスモポリマー、例え
ば、カルボポル(Carbopol)(登録商標)酸性カルボキシポリマー、カ
ルボキシポリメチレンとしても知られているポリアリルスクロースで架橋された
アクリルのポリマー、及び250,000〜4,000,000の分子量を有す
るカルボキシビニルポリマー;シアナマー(Cyanamer)(登録商標)ポ
リアクリルアミド;架橋された水膨潤性無水インデンマレイン酸ポリマー;80
,000〜200,000の分子量を有するグッドライト(Good−rite
)(登録商標)ポリアクリル酸;アクアキープス(Aqua−Keeps)(登
録商標)、ジエステル架橋ポリグルカンのような縮合グルコース単位から成るア
クリレートポリマーポリサッカライド;などを含む。ヒドロゲルを形成する代表
的なポリマーは、ハルトップ(Hartop)に発行された米国特許第3,86
5,108号;マニング(Manning)に発行された米国特許第4,002
,173号;マイケル(Michaels)に発行された米国特許第4,207
,893号;および、ハンドブック・オブ・コモン・ポリマーズ、スコットとロ
フ、ケミカル・ラバー社(Chemical Rubber Co.)、クリー
ブランド、OH洲、において知られている。
ute)および浸透有効剤(osmotically effective a
gent)としても知られる、はドラッグ層とプッシュ層(製剤の中に含有され
る場合)の両方の中にあってもよく、壁12を横切って浸透活量勾配を示すもの
である。適する浸透圧剤は塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化リチウム、硫酸
マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸リチウ
ム、酸性燐酸カリウム、マンニトール、グルコース、ラクトース、ソルビトール
、無機塩、有機塩および炭水化物からなる群から選ばれた成員を含む。
物質に有害な影響を与えない水性または不活性有機溶剤を含む。溶剤は広くは、
水性溶剤、アルコール、ケトン、エステル、エーテル、脂肪族炭化水素、ハロゲ
ン化溶剤、脂環式、芳香族、複素環式溶剤およびそれらの混合物からなる群から
選ばれた成員を包含する。代表的な溶剤はアセトン、ジアセトンアルコール、メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、メチルア
セテート、エチルアセテート、イソプロピルアセテート、n−ブチルアセテート
、メチルイソブチルケトン、メチルプロピルケトン、n−ヘキサン、n−ヘプタ
ン、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルア
セテート、二塩化メチレン、二塩化エチレン、二塩化プロピレン、四塩化炭素ニ
トロエタン、ニトロプロパンテトラクロロエタン、エチルエーテル、イソプロピ
ルエーテル、シクロヘキサン、シクロオクタン、ベンゼン、トルエン、ナフサ、
1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジグリム、水、塩化ナトリウムや塩
化カルシウムなどの無機塩を含有する水性溶剤、およびそれらの混合物たとえば
アセトンと水、アセトンとメタノール、アセトンとエチルアルコール、二塩化メ
チレンとメタノール、および二塩化エチレンとメタノール、を包含する。
層16の中の薬物がプッシュ層17の中へ移行するのを防ぐように不透過性であ
る材料を含む。適する材料は水不溶性ポリマー、脂肪、周囲温度および体温で固
体である脂肪酸および脂肪酸エステル、およびワックスを包含する。代表的な水
不溶性ポリマーはエチルセルロース、酢酸セルロース、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレンと酢酸ビニルの共重合体、ポリ(メチルメタクリレート)、アクリル重合
体たとえばユードラジット(Eudragit)(登録商標)Lまたはユードラ
ジット(登録商標)R、ポリカプロラクトン、ポリ(乳酸・コ・グリコール酸)
重合体(PLGA)、高密度ポリエチレン、ゴム、スチレンブタジエン、ポリシ
リコーン、ナイロン、ポリスチレン、ポリテトラフルオロエチレン、およびハロ
ゲン化重合体を包含する。代表的なワックスはパラフィンワックスおよび蜜蝋を
包含する。代表的な脂肪、脂肪酸および脂肪酸エステルはC16〜C24長鎖脂肪酸
、かかる長鎖脂肪酸たとえばステアリン酸やオレイン酸のエステル、およびそれ
らの混合物を包含する。上記材料の混合物が利用されてもよく、たとえば、エチ
ルセルロースとステアリン酸の混合物であり、それは現時点では好ましい。
、100,000未満のMW、ヒドロキシアルキルセルロース、たとえば、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシイソプロ
ピルセルロース、ヒドロキシブチルセルロースおよびヒドロキシフェニルセルロ
ース、およびヒドロキシアルキルアルキルセルロース、たとえば、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、およびそれらの混合物、から選ばれた成員を含む。ヒ
ドロキシアルキルセルロースは9,500〜1,250,000の数平均分子量
を有するポリマーを含む。たとえば、80,000〜850,000の数平均分
子量を有するヒドロキシプロピルセルロースが有効である。内壁19は水性溶剤
または不活性有機溶剤の中での上記材料の通常の溶液または懸濁物から製造され
てもよい。内壁19にとって好ましい材料はヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポビドン[
ポリ(ビニルピロリドン)]、ポリエチレングリコール、およびそれらの混合物
を包含する。より好ましいのは、有機溶剤特に炭素数1〜8の低級アルカノール
好ましくはエタノールの中で調製されたヒドロキシプロピルセルロースとポビド
ンの混合物、水溶液中で調製されたヒドロキシエチルセルロースとヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースの混合物、および水溶液中で調製されたヒドロキシエチ
ルセルロースとポリエチレングリコールの混合物である。最も好ましくは、内壁
19はエタノール中で調製されたヒドロキシプロピルセルロースとポビドンの混
合物を含む。便宜上、内壁19は通常のコーティング手順によってサブコートと
して適用されてもよい。3重層型コアに適用されるサブコートの重量はサブコー
トの厚さと相関されるであろう。製造作業中に、サブコートの厚さはコーティン
グ操作で吸収されるサブコートの重量をコントロールすることによって制御され
てもよい。
とキャリヤーとから生成された組成物を含む。キャリヤーは親水性ポリマーを含
んでもよい。親水性ポリマーは活性薬剤の一様な放出速度と制御された送達パタ
ーンに寄与する薬物組成物中の親水性ポリマー粒子を提供する。これらポリマー
の代表例は数平均分子量100,000〜750,000のポリ(アルキレンオ
キシド)、たとえば、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(メチレンオキシド)、
ポリ(ブチレンオキシド)およびポリ(ヘキシレンオキシド);および数平均分
子量40,000〜400,000のポリ(カルボキシメチルセルロース)、代
表的には、ポリ(アルカリカルボキシメチルセルロース)、ポリ(ナトリウムカ
ルボキシメチルセルロース)、ポリ(カリウムカルボキシメチルセルロース)お
よびポリ(リチウムカルボキシメチルセルロース)を包含する。薬物組成物は製
剤の送達特性を向上させるための、9,200〜125,000の数平均分子量
のヒドロキシプロピルアルキルセルロース、代表的には、ヒドロキシプロピルエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルブ
チルセルロースおよびヒドロキシプロピルペンチルセルロース;および製剤の流
れ特性(flow properties)を向上させるための、7,000〜
75,000の数平均分子量のポリ(ビニルピロリドン);を含むことができる
。それらポリマーの中で好ましいのは100,000〜300,000の数平均
分子量のポリ(エチレンオキシド)である。胃腸環境中で腐食するキャリヤー、
即ち、生体内腐食性(bioerodible)キャリヤー、が特に好ましい。
他の浸透圧剤と共に使用されるのに十分な浸透活量を示す炭水化物を包含する。
かかる炭水化物は単糖類、二糖類および多糖類を含む。代表例はマルトデキスト
リン(すなわち、コーンスターチの加水分解によって生成されたグルコースポリ
マー)、および乳糖(lactose)、ブドウ糖(glucose)、ラフィ
ノース(raffinose)、白糖(sucrose)、マンニトール、ソル
ビトール、などを含む糖類を包含する。好ましいマルトデキストリンは20以下
のデキストロース当量(dextrose equivalence)(DE)
を有するもの、好ましくは、約4〜約20の範囲の、そしてしばしば9〜20の
、DEを有するものである。9〜12のDEを有するマルトデキストリンは有効
であることが判明した。
でドラッグ層17の中に使用されてもよく、そして製剤からのレボキセチンの所
期放出を達成させ、そして1日1回投与で長時間にわたって24時間まで治療効
果を与えるということが明らかにされた。それら材料をキャリヤーとして使用す
ることの更なる利点はそれらが、添加物や不純物と反応して崩壊生成物を生成す
るかも知れない比較的反応性の第二アミン部分を含有しているレボキセチン分子
とは最小の反応性しか示さないということである。結局、レボキセチンと上記炭
水化物特にマルトデキストリンとの組成物は他の添加物を使用した場合よりも長
時間にわたって安定である(即ち、時間中に最小量の崩壊生成物を生成する)。
組成物の長期安定性はここに記載の1日1回投与型製剤の経済的利益に加えて長
い使用寿命を示す製剤の製造を可能にする。
て形成された乾燥組成物であろうし、そして包含される場合には第二の接触層と
して膨張可能層またはプッシュ層がある。ドラッグ層16はレボキセチンと薬物
キャリヤーを含有する混合物として形成される。ドラッグ層はドラッグ層の加工
中に使用された薬物のサイズと添加ポリマーのサイズを生じる粉砕による粒子か
ら、本発明の態様および仕方によれば代表的には化合物含有コアとして、形成さ
れてもよい。粒子製造手段は意図したミクロン粒子サイズを生じる、造粒、噴霧
乾燥、篩分け、凍結乾燥、破砕、粉砕、ジェットミリング、超微粉砕および細断
を包含する。このプロセスはサイズを小さくする装置、例えば、超微粉砕機、ジ
ェット粉砕機、粉砕機、ロールミル、ハンマーミル、磨砕機、チェイサーミル、
ボールミル、振動ボールミル、衝撃微粉砕機、遠心微粉砕機、粗破砕機および微
破砕機、によって遂行できる。粒子のサイズはグリズリー(grizzly)ス
クリーン、フラット(flat)スクリーン、垂直振動(vibrating)
スクリーン、回転(revolving)スクリーン、水平振動(shakin
g)スクリーン、円弧振動(oscillating)スクリーンおよび往復(
reciprocating)スクリーンを含めて篩い分けによって確かめるこ
とができる。薬物およびキャリヤーの粒子を製造する方法および装置はファーマ シューティカル・サイエンシズ (Pharmaceutical Scienc es )、レミントン(Remington)、第17版第1585〜1594頁
(1985年);ケミカル・エンジニアズ・ハンドブック(Chemical Engineers Handbook )、ペリー(Perry)、第6版第2
1−13〜21−19頁(1984年);ジャーナル・オブ・ファーマシューテ ィカル・サイエンシズ (Journal of Pharmaceutical Sciences )、パロット(Parrot)、第61巻第6号第813〜
829頁(1974年);およびケミカル・エンジニア(Chemical E ngineer )、ヒクソン(Hixon)、第94〜103頁(1990年)
;の中に開示されている。
。界面活性剤の例は約10〜25のHLB値を有するもの、たとえば、ポリエチ
レングリコール400モノステアレート、ポリオキシエチレン−4−ソルビタン
モノラウレート、ポリオキシエチレン−20−ソルビタンモノオレエート、ポリ
オキシエチレン−20−ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレン−2
0−モノラウレート、ポリオキシエチレン−40−ステアレート、オレイン酸ナ
トリウム、など、である。崩壊剤は澱粉、クレー、セルロース、アルギンおよび
ガムおよび架橋された澱粉、セルロースおよびポリマーから選ばれてもよい。代
表的な崩壊剤は、コーンスターチ、ポテトスターチ、クロスカルメロース(cr
oscarmelose)、クロスポビドン、スターチグリコール酸ナトリウム
、ビーガム(Veegum)HV、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、カ
ルボキシメチルセルロース、アルギン酸、グアーガムなど、から選ばれてもよい
。
ce)を除けば完成製剤を与えるために便利に使用されてもよい。パンコーティ
ングシステムにおいては、内壁または半透壁のための壁形成性組成物は、場合に
よって、単層コア向けのドラッグ層、2層コア向けのドラッグ層とプッシュ層、
または3層コア向けのドラッグ層とバリヤ層とプッシュ層を構成する圧縮された
単層、2層または3層コアの、回転パンの中での転動を伴った、の上に適切な壁
組成物を逐次吹き付けることによって、付着される。パンコーターは工業的規模
でのその入手容易性ゆえに使用される。その他の手法も圧縮コアを被覆するに使
用できる。コーティングしたら、壁は強制通風炉で又は温度と湿度をコントロー
ルした炉で乾燥して製造に使用した溶剤(単数または複数)を製剤から除く。乾
燥条件は入手可能な装置、周囲条件、溶剤、コーティング材、コーティング厚さ
、などに基づいて適宜選択されるであろう。
数)はエアサスペンジョン操作を使用する一手法で形成されてもよい。この操作
は圧縮された単層、2層または3層コアを、空気と半透壁形成性組成物の流れの
中に懸濁しそして転動させることを、コア上に壁が形成されるまで行う。エアサ
スペンジョン操作は製剤の壁を独立に形成するのに十分に適している。エアサス
ペンジョン操作は米国特許第2,799,241号;ジェイ.アム.ファーム.
アソシ.(J. Am. Pharm. Assoc.)第48巻第451〜4
59頁(1959年);およびイビド.(ibid.)第49巻第82〜84頁
(1960年)の中に記載されている。製剤はまた、ワースター(Wurste
r)(登録商標)エアサスペンジョンコーターによってコートされることができ
、それは壁形成材料の補助溶剤として例えば塩化メチレンメタノールを使用する
。アエロマティック(Aeromatic)(登録商標)エアサスペンジョンコ
ーターは補助溶剤を用いて使用できる。
技術によって製造されてもよい。湿式造粒技術においては、造粒用流体として変
性無水アルコールのような有機溶剤を使用して、薬物とキャリヤーをブレンドす
る。残りの成分は上記溶剤のような造粒用流体の一部分の中に溶解することがで
き、そして後からつくったこの湿潤ブレンドを薬物ブレンドにブレンダー内で連
続混合を伴ってゆっくり添加する。造粒用流体は湿潤ブレンドが生成されるまで
添加され、次いで、その湿塊ブレンドはオーブントレー上の予め定められたスク
リーンに通される。ブレンドは強制通風炉内で24℃〜35℃で18〜24時間
乾燥される。次いで、その乾燥粒体はサイズをととえられる。次いで、その薬物
粒体にステアリン酸マグネシウムまたは別の適する滑沢剤を添加し、そしてその
粒体を微粉砕ジャーの中に入れそしてジャーミルで10分間混合する。その組成
物を、たとえばマネスティ(Manesty)(登録商標)プレス機またはコー
シュ(Korsch)LCTプレス機で層状にプレスする。2層コア向けには、
薬物含有層がプレスされ、そして包含される場合にはプッシュ層組成物の同様に
製造された湿潤ブレンドが薬物含有層に対してプレスされる。3層コアを形成す
る場合には、ドラッグ層組成物、バリヤ層組成物およびプッシュ層組成物の粒体
または粉体が適切な大きさのダイ(die)の中に順次入れられ、最初の2層の
各々に対して中間圧縮工程を適用することを伴い、次いで、3層コアを形成する
ための最後の層がダイに添加された後に最終圧縮工程を適用する。中間圧縮は代
表的には約50〜100ニュートンの力のもとで行われる。最終段階の圧縮は代
表的には3500ニュートン以上、しばしば3500〜5000ニュートン、の
力で行われる。単層、2層または3層圧縮コアは乾式コータープレス、たとえば
、キリアン(Kilian)(登録商標)ドライコータープレスに供給され、そ
して次いで上記のような壁材料で被覆される。製剤のドラッグ層端部に一つまた
はそれ以上の出口を穿たれ、そして完成製剤を提供するために製剤上に場合によ
って水溶性オーバーコート(それは着色されてもよい(たとえば、オパドライ(
Opadry)着色コーティング)または透明でもよい(たとえば、オパドライ
クリア))が適用されてもよい。
状にプレスされる。層は製剤に層が占めるべき領域の内寸に相当する寸法を有し
、そして第二プッシュ層が包含される場合にはそれとの接触配置を成すためにプ
ッシュ層に相当する寸法も有する。薬物とその他成分はまた、溶剤をもってブレ
ンドされ、通常の方法たとえばボールミリング、カレンダーリング、攪拌または
ロールミリングによって固体または半固体の形態に混合され、次いで予め定めら
れた形状にプレスされることができる。次いで、包含される場合にはオスモポリ
マー組成物の層は同様の仕方でドラッグ層と接触して置かれる。薬物処方物およ
びオスモポリマー層の層状化は通常の2層プレス技術によって加工できる。その
中にバリヤ層が存在する3層コアの製造も類似の手順に従ってもよい。次いで、
圧縮コアは上記の通りの内壁材料と半透壁材料によって被覆されてもよい。
ことを含む。粉末成分は造粒機で乾式ブレンドされた後、造粒用流体たとえば水
中ポリ(ビニルピロリドン)が粉体上に吹き付けられる。それから、この被覆さ
れた粉体は造粒機で乾燥される。この方式は造粒用流体を添加しながらそこに存
在する全ての成分を造粒する。粒体が乾燥された後、滑沢剤たとえばステアリン
酸またはステアリン酸マグネシウムが、ブレンダーたとえばV型ブレンダーまた
は運搬型ブレンダー(tote blender)を使用して粒体に混入される
。それから、粒体は上記の仕方でプレスされる。
て製剤から薬剤を一様に放出させる。出口は製剤の製造中に又は使用の流体環境
下での製剤による薬物送達中に設けられることができる。表現「出口」、「送達
口」または「薬物送達口」、およびここに使用されているようなその他の似た表
現は、通路、開口、オリフィス、および内腔(bore)からなる群から選ばれ
た成員を包含する。この表現はまた、外壁から、腐食したり又は溶解したり又は
浸出されたりする物質またはポリマーから形成される口を包含する。この物質ま
たはポリマーは、たとえば、半透壁の中の腐食性ポリ(グリコール酸)またはポ
リ(乳酸);ゼラチン状フィラメント;水除去性ポリ(ビニルアルコール);浸
出性化合物、たとえば、無機および有機の塩、酸化物または炭水化物からなる群
から選ばれた流体除去性の細孔形成物質;を包含してもよい。出口(単数または
複数)はソルビトール、乳糖、果糖、ブドウ糖、マンノース、ガラクトース、タ
ロース、塩化ナトリウム、塩化カリウム、クエン酸ナトリウム及びマンニトール
からなる群から選ばれた成員を浸出させて一様放出寸法の細孔の出口を設けるこ
とによって形成することができる。出口は製剤からの薬物の一様な計量用量放出
のための、円形、矩形、正方形、楕円などの、いずれかの形状を有することがで
きる。製剤は一つまたはそれ以上の出口を間隔のある関係で又は製剤の一つまた
はそれ以上の表面に有して構成されることができる。出口を形成するには、機械
的孔あけ及びレーザー孔あけを含めて、半透壁を貫通する孔あけが使用できる。
かかる出口およびかかる出口を形成する装置は米国特許第3,916,899号
にテウエス(Theeuwes)とヒグチによって、および米国特許第4,08
8,864号にテウエス等によって開示されており、それら特許の各々はその全
体が本願明細書の中に組み入れられる。現時点で好ましいのは、少なくとも、3
重層型製剤の上に等しい直径の2つの出口を利用することである。
ラッグ層の中に与えられる。従来技術によると、1日2回摂取される速放性製剤
での分割投与として投与される4〜10mg/日、最も普通には8mg/日、の
レボキセチン用量が多くの患者にとって有効であることがわかっている。速放性
錠剤として投与された4mgのレボキセチン(遊離塩基当量)用量によると、2
時間以内に約130ng/mlのピーク血漿中レボキセチン濃度が得られる。A BPIコンペンジウム・オブ・データ・シーツ・アンド・サマリーズ・オブ・プ ロダクト・チャラクタリスティックス(ABPI Compendium of Data Sheets and Summaries of Produc t Characteristics)1988−99 、エドロナックス(Ed
ronax)(登録商標)、ファーマシア・アンド・アップジョン(Pharm
acia & Upjohn)の製品。
ンは本発明の徐放性製剤におけるドラッグ層の中に1mg未満から10mgまで
の量で、または望むならばそれ以上の量で、与えられてもよい。本発明による1
日1回投与向け製剤の現時点での好ましい単一ドラッグ層においては、ドラッグ
層はレボキセチンメタンスルホネートを製剤当たり4mgのレボキセチン(遊離
塩基当量)の用量で含む。かかる製剤の2つの異なる態様が実施例1に例証され
ている。これらの異なる製剤は12時間より大きいT90値を有していて、そして
約22時間を越す連続時間にわたってレボキセチンを放出した。異なる製剤の各
々は投与後約2時間以内でレボキセチンを一様な速度で放出するようになって、
その一様な速度での放出は約5時間またはそれ以上の長時間にわたって続いた。
チンメタンスルホネートを製剤当たり4mgのレボキセチン(遊離塩基当量)の
用量で含む。この態様は下記の実施例2に例証されている。この製剤は約9時間
またはそれ以上のT90値を有し、そして少なくとも約12時間の連続した時間に
わたってレボキセチンを放出する。投与後約3時間以内に、レボキセチンは一様
な速度で放出されるようになり、一様な速度での放出は少なくとも約7時間の長
時間にわたって続く。一様放出速度のこの長時間の後に、薬物放出は製剤が消耗
されるまで更に数時間続く。
レボキセチンメタンスルホネートを製剤当たり4mgのレボキセチン(遊離塩基
当量)の用量で含む。この態様は下記の実施例3に例証されている。この製剤は
約15時間またはそれ以上のT90値を有し、そして少なくとも約24時間の連続
した時間にわたってレボキセチンを放出する。投与後約5〜6時間以内に、レボ
キセチンは一様な速度で放出されるようになり、一様な速度での放出は約7〜8
時間またはより好ましくは10時間以上の長時間にわたって続く。一様放出速度
のこの長い時間の後に、薬物放出は製剤が消耗されるまで更に数時間続く。
キセチンメタンスルホネートを製剤当たり4mg、6mg、8mgおよび10m
gのレボキセチン(遊離塩基当量)の用量で含む。この態様は下記の実施例4〜
6に例証されている。これら製剤は約15〜16時間またはそれ以上のT90値を
有し、そして少なくとも約24時間の連続した時間にわたってレボキセチンを放
出する。投与後約2〜6時間以内に、レボキセチンは一様な速度で放出されるよ
うになり、一様な速度での放出は約7〜8時間またはより好ましくは10時間以
上の長時間にわたって続く。一様放出速度のこの長い時間の後に、薬物放出は製
剤が消耗されるまで更に数時間続く。
れたときの一様な放出速度で薬物が放出される長時間を包含する連続した時間に
わたっての薬物の持続放出を示す。対象に投与されたとき、本発明の製剤は長時
間にわたって、速放性製剤によって得られるものよりも変動の少ない血液血漿中
薬物濃度を与える。本発明の製剤が継続して1日1回基準で投与されるとき、本
発明の製剤は速放性製剤の1日2回の投与後に現われる定常状態ピーク血漿中レ
ボキセチン濃度よりも用量投与後のより遅い時間に現われ且つより小さな大きさ
を示す定常状態ピーク血漿中レボキセチン濃度を与えながら、治療上有効な平均
の定常状態血漿中レボキセチン濃度を与える。
セチンによる処置に応答性である疾病状態および病状を治療する方法を含む。こ
の方法は化合物を少なくとも約4時間、好ましくは5〜6時間またはそれ以上、
最も好ましくは10時間以上、の長時間にわたって約0.2mg/hr〜約0.
6mg/hrの一様な放出速度で放出するのに適合している製剤で実行される。
る上記方法の実行は好ましい。うつ病の症状と確定または臨床上診断されるかも
知れない他の疾病状態および病状は本発明のレボキセチン製剤および方法で治療
されてもよい。加えて、うつ病との関連で確定する又はしないかも知れないがレ
ボキセチンによる治療に応答性であろう他の疾病状態および病状もまた本発明の
製剤および方法によって治療されてもよい。
る。別に指定されていない限り、パーセントは重量%による。
浸透圧型製剤は通常の既知の製造プロセスに従って製造された。半透膜の異なる
重量すなわち厚さを有する2つの異なる態様が次のように製造された。
ンニトールおよび4.0gのヒドロキシプロピルメチルセルロース(メトセル(
Methocel)E5のブランド名の製品、ダウケミカル社(Dow Che
mical Co.)、ミッドランド、MI洲)をビーカーの中で24mlのメ
タノールをゆっくり添加しながら混合してばらつきのない粒状物を得ることによ
って製造された。この湿潤粒状物を20メッシュ・スクリーンに通して篩い、そ
して周囲条件下で一晩乾燥した。乾燥造粒物を再び20メッシュ・スクリーンで
篩った。次いで、0.5gのステアリン酸マグネシウムを添加し、そして3分間
混合した。この造粒物を150mg量で圧縮して約5.25mgのレボキセチン
メタンスルホネート(約4.0mgのレボキセチン遊離塩基当量)を含有する単
層コアを形成した。圧縮はカレア(Carrer)プレスおよび標準ラウンド凹
面(round concave)9/32インチの錠剤成形工具を0.25t
の力で使用して達成された。
%、イーストマンケミカル社の製品、キングスポート、TN洲)とエチレンオキ
シド−プロピレンオキシド−エチレンオキシド・トリブロック共重合体(ポロキ
サマー(Poloxamer)F68、BASF社のブランド製品、マウントオ
リーブ、TN洲)を75:25の比率で含有する混合物からつくった。この2つ
の成分を99.5%アセトンと0.5%水のブレンドの中に溶解し、そしてこの
混合物を温め、そして2.5時間混合して5%固形分の溶液をにした。それから
、この溶液をパンコーターで圧縮コア上に2つの異なる重量ほぼ12.3mg(
製剤A)と21.9mg(製剤B)に吹き付けた。各被覆コアに10ミルの薬物
送達口が一つ穿たれ、そして製剤は残留溶剤を除去するために45℃の強制通風
炉の中で16時間乾燥された。
記載した通りのインビトロ溶解試験を使用して22時間にわたって2時間間隔で
測定された。製剤Aおよび製剤Bは両方とも、この時間にわたって、レボキセチ
ンの連続放出を示し、それぞれ、12時間より大きいおよび18時間より大きい
T90値をもっていた。さらに、これら異種製剤の各々について5つのサンプルか
ら放出速度が8時間にわたって毎時測定され、その結果が表1に示されている。
出するようになり、そして約5時間にわたって即ち第6時中は一様な放出が続い
た。製剤Bも2時間以内に一様な速度でレボキセチンを放出するようになり、放
出の一様な速度は測定された時間中すなわち第8時中続いた。
層からなる2層圧縮コアを含む浸透圧型製剤は通常の既知の製造プロセスに従っ
て製造された。簡単に云うと、レボキセチンメタンスルホネートと浸透圧剤とそ
の他の不活性剤を含有するドラッグ層組成物、および、浸透圧剤と高粘性ポリマ
ーを含有するプッシュ層組成物は水性流動層造粒技術を使用して別々に製造され
た。組成物は通常のコア圧縮技法を使用して標準ラウンド両凸面(round
bi−convex)の2層錠剤コアに圧縮される。錠剤コアを半透膜組成物で
被覆することは溶剤系としてアセトン/水を使用してパンコーターの中で行われ
る。薬物送達口は自動化されたレーザーを使用してドラッグ層側面に膜を貫通し
て穿たれる。それから、製剤は残留アセトンを減少させ且つ過剰水分を除去する
ために乾燥される。
塩化ナトリウムは40メッシュ・スクリーンに通してサイズをととのえ、そして
流動層造粒機(fluid bed granulator)(「FBG」)ボ
ウルに必要量のレボキセチンメタンスルホネートと、ポリエチレンオキシド20
0K(ユニオン・カーバイド社(Union Carbide Corpora
tion))と塩化ナトリウムとポビドンK29−32を仕込む。上記のように
つくった結合剤溶液は混合中のボウルの中身に吹き付けられる。造粒物はFBG
の中で乾燥されそして7メッシュ・スクリーンにかけられる。必要量の抗酸化剤
、ブチル化ヒドロキシトルエン、および滑沢剤、ステアリン酸マグネシウム、が
40メッシュ・スクリーンに通してサイズをととのえられ、そして運搬型または
V型ブレンダーで造粒物の中へブレンドされる。
を水に溶解することによって調製される。塩化ナトリウムおよび赤色酸化第二鉄
は40メッシュ・スクリーンに通してサイズをととえる。流動層造粒機(「FB
G」)ボウルに必要量のポリエチレンオキシド200K、HPMC、塩化ナトリ
ウムおよび赤色酸化第二鉄を仕込む。ボウル内の乾燥材料を混合した後、上記の
ようにつくった結合剤溶液が添加される。造粒物はFBGの中で目標含水量まで
乾燥され、7メッシュ・スクリーンにかけられ、そして運搬型またはV型ブレン
ダーに移す。必要量のブチル化ヒドロキシトルエンおよびステアリン酸マグネシ
ウムが40メッシュ・スクリーンに通してサイズをととのえられ、そして運搬型
またはV型ブレンダーを使用して造粒物の中へブレンドされる。
ダイをもって設定される。プレスに2つの供給ポッパーが置かれ、そして一つに
ドラッグ層造粒物を入れる。均一な目標重量をもったコアを製造するためにドラ
ッグ層の調整が行われる。次いで、残りのホッパーの中にプッシュ層造粒物を入
れ、そして第二層の調整が行われる。圧縮中にドラッグ層とプッシュ層は互いに
結合して、約4mmの長さおよび約7mmの直径を有する、一様なコア重量、厚
さ、硬度および砕け易さの2層コアが製造される。
する。別の容器でポリエチレングリコール3350と水を混合する。2つの溶液
は透明な溶液が得られるまで混ぜ合わされる。この塗布溶液は適用時には約5%
の固形分を有する。上記のように製造された2層コアを回転式の孔あきパンコー
ティングユニットの中に入れる。このコーターを始動させ、そして所期の塗布温
度に到達した後に、この回転する錠剤床に塗布溶液を一様に適用することが、所
期の膜重量増加が得られるまで行われる。
5ミルの薬物送達口を穿つ。45℃で45%RHの湿度制御炉の中に製剤を入れ
て残留アセトンを低下させる。最後に、製剤は過剰水分を除去するために45℃
および周囲湿度で乾燥する。
のどこかに記載されているようなインビドロ溶解試験を使用して12時間にわた
って1時間間隔で測定された。製剤はこの時間にわたって、9時間より大きいT 90 値をもったレボキセチンの連続放出を示した。12時間にわたる1時間平均放
出速度はmg/時の単位で次の通りであった: 0.26;.298;.483;.443;.458;.470;.453;.
426;.393;.265;.111;および.049。 これら結果は図4にグラフの形で標準偏差の棒線付きで示されている。従って、
投与後約3時間以内に、レボキセチンは一様な放出速度で放出されるようになり
、それが少なくとも約7時間の長時間にわたって即ち第9時中は続いた。
からなる2層圧縮コアを含む浸透圧型製剤は半透膜被覆の重量が増加したこと以
外は実施例2における上記記載と同じようにして製造された。製造された各製剤
は上記記載と同じドラッグ層およびプッシュ層組成物を含有していた。しかしな
がら、半透膜は、15.8mgの酢酸セルロース(39.8%アセチル含量)お
よび0.2mgのポリエチレングリコール3350を含むように重量(従って厚
さ)が増加していた。
どこかに記載されているようなインビドロ溶解試験を使用して24時間にわたっ
て2時間間隔で測定された。製剤はこの時間にわたって、約18時間より大きい
T90値をもったレボキセチンの連続放出を示した。2時、4時、6時、8時、1
0時、12時、14時、16時、18時、20時、22時および24時に測定さ
れた1時間平均放出速度は、mg/時で、次の通りであった: 0.13;.118;.311;.255;.253;.245;.237;.
220;.148;.068;.033;および.023。 これら結果は図5にグラフの形で標準偏差の棒線付きで示されている。従って、
投与後約5〜6時間以内に、レボキセチンは一様な放出速度で放出されるように
なり、それが少なくとも約11時間の長時間にわたって即ち第16時中続いた。
製剤の製造には上記の一般的な手順が同様に適用される。2層コア圧縮はバリヤ
層を形成するための中間圧縮工程を包含するように変更されている。内壁を形成
するために追加の被覆工程が使用されている。全てのパーセンテージは重量%を
表わしている。マルトデキストリン含有ドラッグ層組成物を製造するときは、マ
ルトデキストリンの10%水溶液がドラッグ層の打錠(tableting)の
ための結合剤として使用される。
2個の出口、各々20ミル直径、が製剤のドラッグ層端部に穿たれること以外は
、上記手順に従ってそして実施例4A〜4Dの上記組成物を利用して、レボキセ
チン当量4mg、6mg、8mgおよび10mgの当量を(レボキセチンメタン
スルホネートとして)含有する製剤が製造される。そのように製造された4mg
、6mg、8mgおよび10mg製剤は約16時間以上のT90を示しそして少な
くとも24時間の連続時間にわたってレボキセチンを放出する。
GB40(ユニオン・カーバイド社)をもって製造されること及び2個の出口、
各々20ミル直径、が製剤のドラッグ層端部に穿たれること以外は上記手順に従
ってそして実施例4A〜4Dの上記組成物を利用して、製剤が製造される。その
ように製造された4mg、6mg、8mgおよび10mg製剤は約16時間以上
のT90を示しそして少なくとも24時間の連続時間にわたってレボキセチンを放
出する。
般化された手順を以下に説明する。材料のパーセンテージはレボキセチンの特定
単位用量を得るための上記に記載の製剤量に相当するであろう。ドラッグ層はマ
ルトデキストリンとレボキセチンとステアリン酸からなる。バッチサイズと製造
される製剤の中のレボキセチンの特定単位用量とに基づいて、適切な量のレボキ
セチンおよび20以下のデキストロース当量(DE)を有するマルトデキストリ
ン・グレードM100(グレイン・プロセッシング・インコーポレーテッド(G
rain Processing Incorporated)およびレボキセ
チンは流動層造粒機の中で、水に溶解した少量のマルトデキストリン(1.5〜
1.7重量%)を結合剤溶液として吹き付けられることによって団結させられる
。加工による薬物損失を補償するために造粒工程の開始時に5重量%のレボキセ
チン過剰が添加される。湿潤団結物または造粒物は、7.5〜9.5重量%の範
囲での、8.5重量%の目標水分終点まで乾燥される。乾燥造粒物は造粒工程で
生成された粗い粒子を減じるために流動エアミル(fluid air mil
l)の中の7メッシュ・スクリーンに通される。それから、適切な量のステアリ
ン酸粉末が造粒物に添加される。
ュリーズ・ケミカル(Hercules Chemical)とステアリン酸粉
末をブレンドすることによって製造される。エチルセルロースの粒子サイズはそ
れが3層錠剤のコア圧縮の工程中に流れる且つ圧縮する能力に基づいて選択され
る。一般的には、過度に細かい粒子サイズを有するエチルセルロースは圧縮工程
中にうまく流れない。適する粒子サイズ分布は0%が20メッシュ・スクリーン
上に残り、約24%が40メッシュ・スクリーン上に残り、約34%が60メッ
シュ・スクリーン上に残り、約22%が100メッシュ・スクリーン上に残り、
約11%が200メッシュ・スクリーン上に残り、そして約9%がパンの上に残
る(300メッシュより小さい)ことを特徴とする。この分布が有効であること
はわかっているが、錠剤圧縮中の流れに悪影響を与えないように微細粒子の量を
制限する、その他の似た分布もバリヤ層の製造にとって同等に有効であろう。
エチルセルロース(HPMC)、塩化ナトリウムおよびステアリン酸から調製さ
れる。HPMCの少量を水中に溶解し、そして結合剤溶液として吹き付けて、粉
末、ポリオックス、HPMCおよび塩化ナトリウムが流動層造粒法を使用して団
結するのを助ける。湿潤造粒物は2重量%以下の範囲での0.6重量%以下の目
標終点まで乾燥される。乾燥造粒物は造粒工程で形成された大きな塊を最小にす
るために流動エアミルに通され、それから、造粒物がステアリン酸とブレンドさ
れる。
用して3層カプセル形状の錠剤にするために55ステーション・コルシュ(Ko
rsch)ロータリー・プレスに仕込む。ダイキャビティの中への充填の順序は
ドラッグ層、バリヤ層およびプッシュ層である。ドラッグ層とプッシュ層は約5
0〜100ニュートンの圧縮力で突き固められ、そして3層錠剤は3500ニュ
ートン以上、代表的には3500〜5000ニュートンの力のもとで、1分当た
り錠剤約1,100個の速度で、圧縮される。3500ニュートンでの圧縮が現
時点では好ましい。目標のドラッグ層重量は143〜147mgの範囲での、1
45mgである。目標のドラッグ層およびバリヤ層の目標重量は172〜178
mgの範囲での、175mgである。全コア重量の目標重量は269〜275m
gの範囲での、272mgである。目標コア厚さは12.8〜13.2mmの範
囲での、13mmである。目標脆砕度は1%以下の範囲での、0%である。代表
的には、脆砕度は約0.1%のオーダーである。
−32を有する25mgのサブコートラミネートを形成するために標準コーティ
ング技術を使用して120または240kgの負荷で、52インチのベクター・
ハイ−コーター(Vector Hi−coater)のような回転パンコータ
ーで被覆される。塗布溶液は100%エタノールSDA 3Aの中にHPCおよ
びPVPの固体を溶解することによって調製される。9rpmで回転する錠剤装
填材料に、塗布溶液を90〜100ml/分/ガン(gun)の範囲をもって1
00ml/分/ガンの吹付け速度および35℃(範囲33℃〜37℃)の排気温
度で吹き付ける。
(イーストマン・コダック)と12%のポリビニルアセテートGB40(ユニオ
ン・カーバイド)の固体処方物を有する速度コントロール膜を被覆する。膜塗布
溶液はまず、酢酸セルロース398−10とポリビニルアセテートを95/5重
量%のアセトンと水の溶剤系の中に溶解することによって調製される。9rpm
で回転する錠剤装入材料に、32mg(範囲30〜34mg)の膜ラミネートを
形成するために塗布溶液を150ml/分/ガン(範囲140〜160)の速度
で、35℃(範囲33℃〜37℃)の排気温度をもって、吹き付ける。
の中で45℃および45%相対湿度で5日間乾燥される。代表的には、乾燥錠剤
の中の残留エタノールとアセトンの合わせた濃度は1000パーツ・パー・ミリ
オン(ppm)のオーダーである。
および透明オーバーコートラミネートが順次適用されてもよい。
康な男性および女性の対象者において、無作為、オープンラベル(open−l
abel)、単回投与で、三元交差試験で比較された。各処置において、速放性
製剤で及び2つの異なる徐放性製剤でレボキセチンメタンスルホネートの4mg
の単回投与量が投与された。2つの異なる徐放性製剤は上記実施例2と3に記載
されており、そしてそれぞれ、約9時間と約18時間のT90値を示した。
追跡された。得られた血漿中レボキセチン濃度プロフィールは図5に示されてい
る(白丸は速放性製剤であり、黒丸と星印はそれぞれ約9時間と約18時間のT 90 値を有する徐放性製剤である)。Cmax(ng/ml)平均値は次の通りであ
った:速放性製剤については117.69;約9時間のT90値を有する徐放性製
剤については68.38;そして、約18時間のT90値を有する徐放性製剤につ
いては48.52。速放性製剤の投与後のTmax(h)平均値は丁度2時間であ
ったが、徐放性製剤の投与後のTmax平均値はそれぞれ約9時間と約18時間の
T90値を有する徐放性製剤について10.7時間と23時間であった。
の条件を得るには消失半減期の4倍の期間にわたる継続投与が要求される。従っ
て、定常状態の条件は継続間欠投与計画の始まりから約52時間でものにされる
。それぞれ約9時間と約18時間のT90値を有する2種類の徐放性製剤における
レボキセチンメタンスルホネートの4mg用量による24時間毎の投与後の、お
よび速放性製剤におけるレボキセチンメタンスルホネートの2mg用量による1
2時間毎の投与後の、定常状態の平均血漿中レボキセチン濃度が4日間(96時
間)にわたってシミュレートされた。
されている(破線は速放性製剤についてであり、そして点線と実線はそれぞれ約
9時間と約18時間のT90値を有する徐放性製剤についてである)。4mgのレ
ボキセチンを含有する徐放性製剤の投与後のピーク血漿中レボキセチン濃度は2
mgのレボキセチンを含有する速放性製剤の投与後のピーク血漿中レボキセチン
濃度よりも低いばかりでなく、徐放性製剤方式で4日間に出現するピーク血漿中
レボキセチン濃度の数は速放性製剤方式で出現する数の半分である、すなわち、
4対8であるということがわかる。
満の、安定状態Cmax/用量比を与える。t=72時間に投与された用量の後の
、Cmax、Tmax、およびT90値/用量比が下記の表2に示されている。
の時間は徐放性レボキセチン製剤については速放性製剤に比べて有意に異なって
いる。速放性製剤は用量投与後たった1.4時間でピークになるが、徐放性製剤
はそれぞれ10時間と9.8時間で遅いピークを示す。4mgのレボキセチンを
含有する徐放性製剤の投与後の定常状態Cmax/用量比は速放性製剤投与後の比
の半分未満である。
クは有利なことには、患者にやっかいな副作用の発生とあまり結びつかないよう
である。さらに、1日の間に起こるピーク血漿中レボキセチン濃度の数は半減し
、それに対応して、ピークに関連する副作用の発生の可能性が半分になる。速放
性レボキセチン製剤1日2回の従来投与に比べて、本発明の徐放性製剤では1日
1回の投与間隔である。
示するために応用されたように、当業者には、本発明の思想を逸脱せずに、明細
書中の記載においてさまざまな変更、変形、追加および省略が可能であることが
理解されるであろう。どのアプローチに従って作用する徐放性レボキセチン製剤
でも、特許請求の範囲に引用されている通りの薬物放出特性および/または血漿
中レボキセチン濃度特性がそれら製剤を文字通りに又は均等物で記載する程度ま
で特許請求の範囲に包含される。
ラフである。
ラフである。
ールである。
濃度プロフィールである。
Claims (27)
- 【請求項1】 レボキセチンを長時間にわたって一様な速度で放出するのに
適合した徐放性製剤。 - 【請求項2】 長時間が4時間以上である、請求項1の製剤。
- 【請求項3】 一様な速度が少なくとも約0.2mg/時である、請求項1
の製剤。 - 【請求項4】 徐放性製剤が少なくとも約8時間のT90を有する、請求項1
の製剤。 - 【請求項5】 レボキセチンの放出が、浸透法、拡散法、溶解法およびイオ
ン交換法を包含する方法の群に関連した一つまたはそれ以上の方法を通して達成
される、請求項4の製剤。 - 【請求項6】 徐放性製剤が、内部区画内に浸透圧剤と混合されたレボキセ
チン含有成分を含む浸透圧型組成物であり、前記内部区画は半透膜によって規定
されておりレボキセチンは前記半透膜の中に形成された又は形成可能な送達口を
通ってそこから繰り出される、請求項1の製剤。 - 【請求項7】 徐放性製剤が、半透膜によって規定された内部区画内にレボ
キセチン含有成分と膨潤可能ポリマー成分を含む浸透圧型組成物であり、レボキ
セチンは前記半透膜の中に形成された又は形成可能な送達口を通ってそこから繰
り出される、請求項1の製剤。 - 【請求項8】 内部区画内のレボキセチン含有成分と膨潤可能ポリマー成分
が隣り合う層として構成され、そして送達口がレボキセチン含有成分に隣接した
位置に半透膜を貫通して形成される、請求項7の製剤。 - 【請求項9】 バリヤ層を含み、レボキセチン含有成分と膨潤可能ポリマー
成分が内部区画内のバリヤ層によって分離され、そして送達口がレボキセチン含
有コアに隣接した位置に半透膜を貫通して形成される、請求項7の製剤。 - 【請求項10】 半透膜と、レボキセチン含有成分、バリヤ層および膨潤可
能ポリマー成分との間に内壁を含み、送達口がレボキセチン含有コアに隣接した
位置に半透膜と内壁を貫通して形成される、請求項9の製剤。 - 【請求項11】 レボキセチンに応答性の対象の状態を治療する方法であっ
て、レボキセチンを長時間にわたって一様な速度で放出するのに適合した徐放性
製剤を対象に経口投与することを含む前記方法。 - 【請求項12】 長時間が4時間以上である、請求項11の方法。
- 【請求項13】 一様な速度が少なくとも約0.2mg/時である、請求項
11の方法。 - 【請求項14】 徐放性製剤が少なくとも8時間のT90を有する請求項11
の方法。 - 【請求項15】 前記製剤が1日1回投与される、請求項11の方法。
- 【請求項16】 レボキセチンの放出が、浸透法、拡散法、溶解法およびイ
オン交換法を包含する方法の群に関連した一つまたはそれ以上の方法を通して達
成される、請求項15の方法。 - 【請求項17】 レボキセチンに応答性の対象の状態を治療する方法であっ
て、治療上有効な平均の定常状態平均血漿中レボキセチン濃度を生じる徐放性製
剤でレボキセチン用量を1日1回投与することを含む前記方法。 - 【請求項18】 レボキセチンに応答性の対象の状態を治療する方法であっ
て、薬用量投与後少なくとも4時間の時点にピークの定常状態血漿中レボキセチ
ン濃度を生じるレボキセチン製剤を経口投与することを含む前記方法。 - 【請求項19】 レボキセチンに応答性の対象の状態を治療する方法であっ
て、各24時間中に1回のピーク血漿中レボキセチン濃度を生じる製剤でレボキ
セチンを経口投与することを含む前記方法。 - 【請求項20】 レボキセチンに応答性の対象の状態を治療する方法であっ
て、約30未満の、より好ましくは約25未満の、定常状態Cmax/用量比を与
える製剤でレボキセチンを経口投与することを含む前記方法。 - 【請求項21】 レボキセチンと炭水化物を含む、長時間にわたる持続薬物
送達に適合した製剤。 - 【請求項22】 炭水化物が、マルトデキストリン、乳糖、ブドウ糖、白糖
、マンニトール、およびソルビトールからなる群から選ばれる、請求項21の製
剤。 - 【請求項23】 レボキセチンと、20以下のデキストロース当量(DE)
を有するマルトデキストリンを含む、請求項22の製剤。 - 【請求項24】 マルトデキストリンが9〜20のデキストロース当量(D
E)を有する、請求項23の製剤。 - 【請求項25】 3500ニュートン以上の力で圧縮された錠剤として成形
された、請求項21の製剤。 - 【請求項26】 レボキセチンとマルトデキストリンを含む組成物。
- 【請求項27】 3500ニュートン以上の力で圧縮組成物として成形され
た、請求項25の組成物。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111014 |