JP2003508959A - 振幅変調器 - Google Patents

振幅変調器

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JP2003508959A
JP2003508959A JP2001520936A JP2001520936A JP2003508959A JP 2003508959 A JP2003508959 A JP 2003508959A JP 2001520936 A JP2001520936 A JP 2001520936A JP 2001520936 A JP2001520936 A JP 2001520936A JP 2003508959 A JP2003508959 A JP 2003508959A
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トーマス、アイベル
ジークフリート、アーノルド
ペーター、チューリンガー
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Philips Electronics NV
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    • H03C1/06Modifications of modulator to reduce distortion, e.g. by feedback, and clearly applicable to more than one type of modulator
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
    • H04L5/143Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex for modulated signals
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    • H03C1/00Amplitude modulation
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C2200/00Indexing scheme relating to details of modulators or modulation methods covered by H03C
    • H03C2200/0037Functional aspects of modulators
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  • Amplitude Modulation (AREA)
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  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 データ(DA)をトランスポンダ(2)に送信するための送信装置(1)において、上記装置は、データ(DA)を送出するデータ供給源(5)と、搬送波信号(CS)を発生する搬送波信号発生器(6)と、データ(DA)および搬送波信号(CS)が印加され得る変調手段(7)とを含み、上記変調手段は搬送波信号(CS)をデータ(DA)に従って変調し、且つ変調された搬送信号(CSM)を入力抵抗(9)を持つ送信手段(8)に送出するために設けられ、上記変調手段(7)は、送信手段(8)の入力抵抗(9)と共に抵抗ネットワークを形成する可変出力抵抗(10)を有する変調手段(7)と、出力抵抗(10)をデータ(DA)に従って変更する抵抗変更手段(25)とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は請求項1の特徴部分で定義されている通信装置に関する。
【0002】 このような通信装置は、出願人によって開発され市場に出され、従って公知で
ある。
【0003】 この公知の装置において、データ供給源は、論理1と0の組み合わせの形態か
らなるデータを変調手段に供給する。また、搬送波信号発生器によって生成する
ことが可能な高周波搬送波信号が、変調手段に送られる。上記変調手段は、搬送
波信号をデータに従って変調して、変調された搬送波信号を、上記変調手段に属
すアンテナ電流駆動装置に送出する。上記アンテナ電流駆動装置は固定利得を有
している。上記アンテナ電流駆動装置は、さらにその入力側が高入力抵抗となっ
ており、変調済み搬送波信号に負担や歪みをかけないようになっている。出力側
では、上記アンテナ電流駆動装置の出力側は、一定の公称値を持つ低出力抵抗と
なっており、このため一般的に数十オームというアンテナ回路入力抵抗を介して
、アンテナ電流を駆動している。
【0004】 上記データ供給源、搬送波信号発生器および変調手段は、集積回路の構成部品
として実現される。上記の通信装置を最大で10cmという距離にわたってデー
タを送信するように設計すると、アンテナ電流駆動装置は、消費電力のために集
積回路から離間した単体組み込み式の2段C増幅器として実現されるが、上記増
幅器によって、送信局の送信パワーが容易に適切化される。動作の信頼性を保つ
ために、アンテナ電流駆動装置は、好ましくない温度ドリフトを抑えるために適
切な寸法の冷却手段と安定化手段をさらに有している。
【0005】 上記の公知の通信装置では、変調手段によって実行可能な変調は、振幅変調と
いう原理に基づいている。データに依存して、上記時搬送波信号の振幅が変更さ
れる。この目的のために、搬送波信号は、同一の利得を有する2つの並列配置さ
れたバッファ増幅器に印加される。第1のバッファ増幅器は第1の電源電圧で駆
動され、第2のバッファ増幅器は第2の電源電圧で駆動される。データに基づい
て振幅変調を実行するために、第1と第2のバッファ増幅器の内のどちらか一方
がアンテナ電流駆動装置に接続され、このため増幅される搬送波信号の互いに異
なった2つの振幅が、アンテナ電流駆動装置の入力側に時系列的に存在すること
になる。
【0006】 第1のバッファ増幅器の第1の電源電圧は固定されており、第2の電源電圧は
EEPROMに前もってプログラムされている電圧値を介して発生される。これ
よって、基本的に搬送波信号の振幅変調を様々な振幅度合いで実現している。
【0007】 2つのバッファ増幅器を用いること、およびEEPROMに前もってプログラ
ムされた電圧値に従って第2の電源電圧を発生させるということは、上記の周知
の装置の規模と経費がかなりのものとなることを暗に意味し、また変調の度合い
を変更させる可能性が比較的粗いものとしか保証できない。さらにアンテナ駆動
装置は、さまざまなアンテナ回路に適応させるには困難性とかなりの出費が伴う
。必要な送信パワーを保証するためにアンテナ駆動装置をC増幅器として設計す
ると、上記アンテナ駆動装置を通信装置の集積回路のさらなる構成部品と一体化
する際にさらなる障害となる。しかしながら、実際には、請求項1の特徴部分で
定義されているような通信装置に関連して、変調手段を完全に一体化しようとす
る要望がしばしばあった。さらにまた、変調手段はかなり単純な設計とすべきで
あるという要望がある。
【0008】 本発明の目的は、請求項1の特徴部分で定義されているタイプの通信装置に伴
う問題を解決し、且つかなり構造が簡単で完全に一体化可能な変調手段を含む改
良型の通信装置を実現することである。
【0009】 上記目的を達成するために、請求項1の特徴部分によるタイプの通信装置は、
請求項1の特徴化部分による特徴的機能を有している。
【0010】 本発明による請求項1に記載の上記特徴的機能を提供することによって、簡略
化された変調手段を有益な方法で実現することが可能である。搬送波信号の振幅
を変調する目的のために変調手段の出力抵抗を修正可能なものとすると、この問
題と関連して非常に有益であることが分かっている。修正可能出力抵抗を個別の
低値範囲に合わせると、変調された搬送波信号を送信手段の入力抵抗に直接に、
従って増幅無しで送出することが可能となり、このため増幅器という形態を持つ
かなりのパワー損失の発生源が省略され、従って変調手段の完全な一体化がより
簡略化される。第2の利点は、本発明による請求項1に記載の特徴的機能によっ
て達成されるが、その理由は、かなりのパワー損失発生源の省略が好ましくない
温度ドリフトに対する冷却手段と安定化手段とを省略することによって遂行され
るからである。従って、通信装置がかなり単純な構造の変調手段で実現可能であ
る、という利点が達成される。
【0011】 本発明による請求項2に記載の特徴的機能の提供によれば、2つの部分抵抗を
スイッチング手段によって合成することによって極めて簡単な方法で修正可能出
力抵抗が修正できる構成を、2つの部分抵抗によって達成できる。このような合
成には単に簡単なスイッチング対策を必要とするだけであり、従って、上記合成
は簡単に実現可能である。さらなる利点として、上記2つの部分抵抗の第1の合
成によって、例えば、送信手段に送出することが可能な変調済み搬送波信号の第
1の振幅を達成することが可能となり、送信手段に送出可能な変調済み搬送波信
号の第2の振幅を達成することが可能であり、また上記2つの部分抵抗の第2の
合成によって、例えば、送信手段に送出可能な変調済み搬送波信号の第2の振幅
が達成可能であるという利点が得られる。
【0012】 2つの部分抵抗の合成は、基本的には直列回路または並列回路という形で達成
される。しかしながら、特に利点であるのは、本発明による、請求項3に記載の
特徴的機能が提供されることであるが、それは、スイッチング手段を提供して2
つの部分抵抗を並列回路に合成すると、2つの部分抵抗を直列回路に合成するよ
うにスイッチング手段を提供した場合より上記2つの部分抵抗の合成が技術的に
かなり簡単に実現できるからである。さらなる利点は、本発明による、請求項3
に記載の特徴的機能を提供することによって得られるが、それは、上記2つの部
分抵抗の任意の抵抗値に対して、上記2つの部分抵抗を並列回路に合成すると、
出力抵抗の抵抗値が上記2つの抵抗体の内の大きい方の抵抗値未満に減少し、こ
れで、上記2つの部分抵抗を直列に合成した場合と比較して、より高い送信パワ
ーを送信手段の入力抵抗に送出することが可能となる点である。
【0013】 本発明による請求項4に記載の通信装置においては、上記2つの部分抵抗の内
の少なくとも一方が、オン状態では他方の部分抵抗に並列に接続された基本抵抗
体を形成するトランジスタとして配置される。本発明による、請求項4に記載の
特徴的機能を提供することによって、上記トランジスタは、電圧または電流で簡
単に駆動することが可能である。
【0014】 本発明による通信装置中のドライバは、例えば、TTL技術で、出力側にバイ
ポーラトランジスタを有するドライバで実現される。しかしながら、上記バイポ
ーラトランジスタは、その導電率が正の温度係数を持つという欠陥がある。その
結果、補償回路を装備し、これによって、バイポーラトランジスタが過熱によっ
て破壊されるのを避けなければならない。しかしながら、上記ドライバはまた、
出力側に電界効果トランジスタを有するMOS技術で実現してもよい。少なくと
も1つの部分抵抗を電界効果トランジスタで形成すると、それをバイポーラで形
成するより利点があるが、それは、電界効果トランジスタによって形成され、従
って別の部分抵抗と合成することが可能な基本抵抗を、電界効果トランジスタの
基本的物理的特性を利用するという点で簡単に実現されるからである。電界効果
トランジスタを用いる場合、補償回路を省略でき、これで、簡単な並列回路が可
能となる。請求項5に記載の特徴的機能によれば、ドライバをCMOSで実現す
ると極めて利点があることが分かったが、それは、CMOS技術を用いるという
ことは、現在のコストパフォーマンスの良い技術を用いることを暗に意味するか
らである。さらなる利点は、CMOSドライバは2つの相補型電界効果トランジ
スタを出力側に有するが、これは、部分抵抗を合成する有効なフレキシブルな手
法として利用できる。
【0015】 本発明による、請求項6に記載の特徴的機能を提供すると、2つの部分抵抗の
内の少なくとも一方を2つの部分抵抗の合成に依存して変更できる場合、第1と
第2の振幅の内のどちらかを搬送波信号の振幅変調中に互いに対して無関係に変
更できるという利点、または、上記2つの振幅を互いに依存させて変更できると
いう利点がある。従って、これらの振幅の関数として定められる変調済み搬送波
信号の変調の度合いを、出力抵抗の抵抗値を微細に調整することによってさまざ
まな要件に対してフレキシブルに適応させることが可能である。これによって、
変調手段を、上記変調手段の可変出力抵抗を微細に調整することによって変調済
み搬送波信号の変調の度合いに対して正確にそしてフレキシブルに適応すること
が可能であるが、上記変調度は、搬送波信号の振幅変調中に発生させることにな
っている。この文脈では、任意の変調度と上記変調度の任意の許容差に対して、
送信手段によって発生された送信信号の出力パワーは、少なくとも一方の部分抵
抗が可変であるという点で、簡単にそして極めてフレキシブルに変更できること
は特に指摘すべきであろう。その結果、振幅変調中のスペクトルの側波帯中にあ
る送出送信信号のパワーに対する郵送制限は、利点あるように用いることができ
る。このようにして、変調手段の出力抵抗を送信手段の入力抵抗に対して簡単で
有効な手法として適応させることができる。
【0016】 さらなる利点を、本発明による、請求項6に記載の特徴的機能を提供すること
によって得られる。このようにして、さまざまな抵抗における抵抗値とパワー値
を、必要とされる変調度を引き続き調整可能としながらも比較的簡単に適応させ
ることが可能である。このようにして、抵抗値と電力値は、要求された変調度を
調整するのと同時に、比較的簡易に適用可能である。
【0017】 本発明による、請求項7に記載の特徴的機能を提供することによって、可変の
部分抵抗は利点あるように生成されるが、これは、スイッチング可能なドライバ
をオン/オフにスイッチングする動作をディジタル信号によって直接的に制御し
て、かなり簡略化された振幅変調を実現することが可能である。
【0018】 本発明による、請求項8に記載の特徴的機能を提供することによって、互いに
異なった基本抵抗を有する個々のスイッチング可能ドライバをオン/オフさせる
ことによって、抵抗値という点で大きい範囲にわたって変更可能であり、また、
極めて効率的に、従ってコストパフォーマンス良く実現可能な部分抵抗が実現さ
れるという利点が提供される。
【0019】 本発明による、請求項9に記載の特徴的機能を提供することによって、部分抵
抗を形成し、共通の相補型トランジスタを有する並列配置されたドライバから成
るあるグループによって、そのドライバの数が多い場合に特に経費がかなり節約
されるという利点が提供される。
【0020】 本発明による、請求項10に記載の特徴的機能を提供することによって、集積
回路の回路設計をかなり簡単に、スペースを節約して、またコストパフォーマン
ス良く実現することができるという利点が提供される。変調手段の他の全ての構
成部品は標準化された技術で作成しながらも、前記の少なくとも1つのドライバ
を、1つの設計と製造方法で簡単に実現することが可能である。従って、これに
よって、利用可能なリソースを極めて効率的に使用することが可能となり、これ
がまた、集積回路の極めて競合力のある生産性がさらに増す。
【0021】 本発明の上記の態様とさらなる態様は、以下に説明する6つの実施形態から明
らかであり、また、これらの実施例を参照して説明される。
【0022】 本発明は、図面に示す6つの実施例を参照してさらに説明するが、本発明はこ
れらに制限されるものではない。
【0023】 図1に、データDAをトランスポンダ2に送信することを可能とする通信装置
1をブロック図で示す。
【0024】 通信装置1は、ロジックシステムの一部として配置されグラウンドGに対する
電源電圧Vを送出する電圧供給手段3を備えている。電源電圧Vはパワーを電子
回路4に供給するために用いられる。
【0025】 通信装置1はデータDAを送出するためのデータ供給源5を備えている。デー
タ供給源5はディジタルインタフェース(図示せず)の一部であり、そのディジ
タルインタフェースに対しては、データとしてのディジタル情報信号が通信装置
1の外部にあるコンピュータ(図示せず)によって印加される。通常必要とされ
る高い処理速度のために、ディジタルインタフェースを経由して受信されるディ
ジタル情報信号は一般に1およびゼロの並列なロジック表現として現れて、同じ
データ供給源5において1およびゼロの直列なロジック表現に変換される。さら
に直列表現はコーディングされ、送信データDAが受信されて、選択されたコー
ディングに応じて発生される1およびゼロの直列なロジックシーケンスが形成さ
れる。
【0026】 通信装置1はさらに、搬送波信号CSを発生してそれを送信する搬送波信号発
生器6を備えている。本発明による通信装置1では、搬送波信号CSは13.5
6MHzの周波数を有する。
【0027】 通信装置1は、一方で搬送波信号CSを他方でデータDAを印加することがで
きる変調手段7を備えている。変調手段7はデータDAに従って搬送波信号CS
を変調する一方で、搬送波信号CSはその変調の間に振幅変調される。
【0028】 従って搬送波信号CSの振幅がデータDAに従って変化して、搬送波信号が発
生する。変調手段7は変調済搬送波信号、従って振幅変調済搬送波信号CSMを
送信する。
【0029】 振幅変調済搬送波信号CSMは少なくとも2つの異なる振幅を有しており、こ
の場合その第1の振幅は搬送波振幅と呼ばれ第2の振幅は変調振幅と呼ばれる。
通例は搬送波振幅は変調振幅よりも大きいので、2つの振幅を用いて変調の正の
度合いを計算することができる。変調度は通常は百分率で表され、搬送波振幅と
変調振幅の一致は変調度0パーセントに相当し、搬送波振幅に対する変調振幅の
割合の極小値は変調度100パーセントに相当する。搬送波振幅が変調振幅より
も小さい場合は、変調の負の度合いについての言及がある。
【0030】 通信装置1は、送信コイルを含む発振回路として配置された送信手段8を備え
ている(発振回路および送信コイルは図示されず)。搬送波信号周波数CSにお
いて、送信手段8は通常は一定の入力抵抗9を有する。変調手段7によって振幅
変調済搬送波信号CSMを送信手段8に印加することができる。
【0031】 この目的のために変調手段7は出力抵抗10を有しており、それは送信手段8
の入力抵抗9とともに抵抗体ネットワーク11を形成する。搬送波信号CSの第
1の半周期の間、発振回路は抵抗体ネットワーク11によって出力抵抗10を介
して電源電圧Vに接続され、従って充電電流は出力抵抗10を通って流れて発振
回路を充電させる。搬送波信号CSの第2の半周期の間、発振回路は抵抗体ネッ
トワーク11によって出力抵抗10を介してグラウンドGに接続され、従って放
電電流は出力抵抗10を通って流れて発振回路は放電される。充電電流と放電電
流をスイッチングすることによって発振回路は搬送波信号CSの周波数で充放電
され、それによって発振回路は発振をトリガされて発振磁界が送信コイルの周辺
に誘導される。その磁界は、電流変化の強さに比例する磁界振幅を有する。送信
手段8の入力抵抗9が一定になった後は、電流変化の強度は変調手段7の出力抵
抗10によって規定される。
【0032】 本発明による通信装置1では、変調手段7の出力抵抗10は可変形態で配置さ
れると利点がある。可変出力抵抗10によって電流変化の異なる強度を発生する
ことが可能になる。
【0033】 変調手段7の可変に配置された出力抵抗10は、第1の部分抵抗12Aおよび
第2の部分抵抗12Bから合成することができる。さらに本発明による通信装置
1は、2つの部分抵抗を合成するためのスイッチング手段SMを備えている。ス
イッチング手段SMは2つの部分抵抗を並列に接続する。
【0034】 第1の部分抵抗12Aは、第1の抵抗体13、第2の抵抗体14、第1のスイ
ッチ15および第2のスイッチ16によって形成される。電源電圧Vには第1の
抵抗体13が接続され、第1の抵抗体13には第1のスイッチ15が直列に接続
される。第1のスイッチ15には第2のスイッチ16が直列に接続され、第2の
スイッチ16には第2の抵抗体14が直列に接続される。第2の抵抗体14はさ
らにグラウンドGに接続される。第1のスイッチ15と第2のスイッチ16との
間には接続ポイントAがある。
【0035】 第2の部分抵抗12Bは、第3の抵抗体17、第4の抵抗体18、第3のスイ
ッチ19および第4のスイッチ20により形成される。電源電圧Vには第3の抵
抗体17が接続され、第3の抵抗体には第3のスイッチ19が直列に接続される
。第3のスイッチ19には第4のスイッチ20が直列に接続し、第4のスイッチ
20には第4の抵抗体18が直列に接続する。第4の抵抗体18はさらにグラウ
ンドGに接続する。第3のスイッチ19と第4のスイッチ20との間には接続ポ
イントBがあり、それは一方で接続ポイントAに、他方で送信手段8に接続して
いる。
【0036】 スイッチング手段SMは第1のスイッチ15、第2のスイッチ16、第3のス
イッチ19および第4のスイッチ20から形成される。スイッチ15、16、1
9および20は電子スイッチによって形成されている。第1のスイッチ21は第
1のメーク接点21を有し、第2のスイッチ16は第2のメーク接点22を有し
、第3のスイッチ19は第3のメーク接点23を有し、第4のスイッチ20は第
4のメーク接点24を有している。各メーク接点21、22、23および24は
電子的に制御でき、またアイドリング状態において開いており動作状態において
閉じている。メーク接点21、22、23、24を電子的に制御するために、第
1の制御信号C1が第1のメーク接点21に送られ、第2の制御信号C2が第2
のメーク接点22に送られ、第3の制御信号C3が第3のメーク接点23に送ら
れ、第4の制御信号C4が第4のメーク接点24に送られる。制御信号C1、C
2、C3、C4は非アクティブ状態またはアクティブ状態を取る。制御信号の1
つが非アクティブ状態を取る場合は、それぞれのメーク接点はアイドリング状態
にある。制御信号の1つがアクティブ状態を取る場合は、それぞれのメーク接点
は動作状態にある。
【0037】 さらに本発明による通信装置1は、データDAに従って変調手段7の可変出力
抵抗10を変更させる抵抗変更手段25を備えている。抵抗変更手段25は搬送
波信号CSおよびデータDAを受信するように配置されている。抵抗変更手段2
5はさらに、データDAおよび搬送波信号CSから制御信号C1、C2、C3、
C4を発生しまたそれらを送出する。搬送波信号CSおよびデータDAからの制
御信号C1、C2、C3、C4の発生は、抵抗変更手段25内に設置される論理
回路(図示せず)手段によって図1に見られる通信装置1内で行われる。
【0038】 この場合、可変出力抵抗10および出力抵抗10を変更させる抵抗変更手段2
5によって効果的に形成された変調手段7の機能が実施例を用いて以下に説明さ
れる。
【0039】 第1の実施例によれば、振幅変調は変調の正の度合いを有する振幅変調である
と仮定される。さらに搬送波信号CSの変調はデータDAに従って変調手段7に
よって実行されて、データDAにおいてロジックゼロの場合は搬送波振幅が発生
され、データDAにおいてロジック1の場合は変調振幅が発生されると想定され
る。
【0040】 搬送波振幅を発生するために、抵抗変更手段25は制御信号を発生して、第1
の制御信号C1および第3の制御信号C3が同時にアクティブ状態になり、第2
の制御信号および第4の制御信号が同時に非アクティブ状態になるようにする。
これによって、第1の部分抵抗12Aの第1の抵抗体16と第2の部分抵抗12
Bの第3の抵抗体17との並列回路の形態の第1の出力抵抗が形成される。第1
の出力抵抗によって第1の充電電流が可能になる。搬送波信号CSの半周期の後
に、抵抗変更手段25において第1の状態変更があり、第1の制御信号C1およ
び第3の制御信号C3がアクティブ状態から非アクティブ状態に変更され、第2
の制御信号C2および第4の制御信号C4が非アクティブ状態からアクティブ状
態に変更される。これによって、第1の部分抵抗12Aの第2の抵抗体14と第
2の部分抵抗12Bの第4の抵抗体18との並列回路の形態の第2の出力抵抗が
形成される。第2の出力抵抗によって第1の放電電流が可能になる。さらに第1
の制御信号C1および第3の制御信号C3に対してだけでなく第2の制御信号C
2および第4の制御信号C4に対しても、非アクティブ状態とアクティブ状態間
の交互的な第1の状態変化が存在し、これによって第1の充電電流および第1の
放電電流間の交互的なスイッチングが行われる。第1の出力抵抗および第2の出
力抵抗によって第1の充電電流の最大値および第1の放電電流の最大値が達せら
れ、一方これらの最大値によって第1の実施例に従って搬送波振幅を発生するた
めの条件が満たされる。
【0041】 変調振幅を発生するために抵抗変更手段7は制御信号C1、C2、C3、C4
を発生して、第1の制御信号C1がアクティブ状態になると同時に第2の制御信
号C2が非アクティブ状態になり、一方で第3の制御信号C3と第4の制御信号
C4が同時に非アクティブ状態になるようにする。従って第1の抵抗体13およ
び第1の部分抵抗12Aによって第3の出力抵抗が形成される。第3の出力抵抗
によって第2の充電電流が可能になる。 搬送波信号CSの半周期の後には、抵
抗変更手段25において第2の状態変更があり、第1の制御信号C1が非アクテ
ィブ状態に変化し第2の制御制御信号C2がアクティブ状態に変化する一方で、
第3の制御信号C3および第4の制御信号C4の状態は維持される。従って第4
の出力抵抗は第1の部分抵抗の第2の抵抗体14によって形成される。第4の出
力抵抗によって第2の放電電流が可能になる。さらに第1の制御信号C1および
第2の制御信号C2に対して、非アクティブ状態とアクティブ状態との間での交
互的な状態変更があり、これによって第2の充電電流と第2の放電電流間の交互
的な変更が行われる。
【0042】 オームの法則によれば、一方で第2の充電電流は第1の充電電流よりも小さく
、他方では第2の放電電流は第1の放電電流よりも小さい。その結果さらに、振
幅変調済搬送波信号CSMの変調振幅によって引き起こされる磁界振幅は、振幅
変調済搬送波信号CSMの搬送波振幅によって引き起こされる磁界振幅よりも小
さい。
【0043】 可変出力抵抗10および抵抗変更手段25を備えることによって、搬送波信号
CSは単純にデータDAに従って変調できる。従って本質的に単純化された変調
手段7が与えられ、その結果さらにコストパフォーマンスの良い通信装置1が実
現可能になる。抵抗変更手段25を用いて、可変出力抵抗を抵抗変更手段25内
の論理回路によって変更することが可能になる。2つの部分抵抗12Aおよび1
2Bを合成してスイッチング手段15、16、19、20を提供するために、第
1の部分抵抗12Aと第2の部分抵抗12Bから可変出力抵抗10を構成するこ
とが非常に効果的であることがわかった。スイッチング手段15、16、19、
20はこの場合、2つの部分抵抗12A、12Bを並列に接続すると利点がある
。その理由は上記並列合成によって回路に対する経費が最小になるからである。
さらに2つの部分抵抗12Aおよび12Bの並列合成によって高い公称送信パワ
ーを送信手段の入力抵抗上に常に与えることが可能になる。その理由は2つの部
分抵抗の並列合成によって低い公称出力抵抗が生じるからである。
【0044】 図2には、図1の通信装置1に類似した通信装置がブロック図の形で表されて
いる。図2に表される通信装置1はデータ供給源5を備えているが、それはデー
タDAおよび合成された情報CIを追加的に送出し、その合成情報は、制御信号
C3、C4の第1の合成、第2の合成および第3の合成を含んでいる。制御信号
C3、C4は、3つの異なる振幅値が変調振幅の発生中に設定できるという点に
おいてその合成情報による影響を受けるが、それらの振幅値は第1の合成による
第1の振幅値、第2の合成による第2の振幅値および第3の合成による第3の振
幅値である。図2の通信装置1はさらに、搬送波信号CSおよびデータDAの受
信に加えて合成情報CIの受信をも行うように配置された抵抗変更手段25を備
えている。出力抵抗10の第1の部分抵抗12Aは第2の抵抗体14および第2
のスイッチ16によって形成される。前記の場合第3の抵抗体17は主電源に接
続される。この様にしてこの場合第3の抵抗体17は第3のスイッチ19に並列
に接続される。しかしながら第3の抵抗体17および第3のスイッチ19は、第
4のスイッチ20および第4の抵抗体18を有する並列回路に含まれる。並列の
合成によって第2の部分抵抗12Bが形成される。並列合成によって、この実施
形態の第2の部分抵抗12Bを変更することが可能になる。
【0045】 変調手段7の機能を第2の実施例を参照して以下に説明する。第1の実施例の
仮定はここでも有効とされる。
【0046】 データDAの中にロジック0が現れたときに搬送波振幅が発生され、従って合
成された情報CIが搬送波振幅の発生に影響を与えないように、抵抗変更手段2
5が配置される。さらに第2の抵抗体14、第3の抵抗体17および第4の抵抗
体は異なる値を持つと仮定される。
【0047】 抵抗変更手段25はさらに、第2の制御信号C2が常に第1の制御信号C1と
は逆の状態になるように配置されている。従って、第2の半周期の間、第1の制
御信号C1が非アクティブ状態にあり、第2の制御信号C2がアクティブ状態に
あるとき、第1の制御信号C1は搬送波信号CSの第1の半周期の間アクティブ
状態にあり、第2の制御信号C2は非アクティブ状態にある。従って第1の半周
期の間、第1の出力抵抗が第1の抵抗体13によって形成され、前記の場合それ
は変更されないように配置される。
【0048】 搬送波振幅を発生するために、抵抗変更手段25は制御信号C3、C4を発生
して、制御信号C3の状態および制御信号C4の状態が制御信号C2の状態に一
致する。こうして第1の出力抵抗が第1の半周期の間に形成される一方で、第2
の半周期の間に、第2の抵抗体14、第3の抵抗体17および第4の抵抗体18
の並列結合によって第2の出力抵抗17が形成される。さらに第1の充電電流と
第1の放電電流の間での交互的なスイッチングが達成され、第1の放電電流は最
大値であり、従って第2の実施例により搬送波振幅を発生するための条件を満た
すと想定される。
【0049】 変調振幅を発生するために、抵抗変更手段25は合成情報CIに基づいて制御
信号C3およびC4を発生する。第1の合成によれば、制御信号C3およびC4
は第1の半周期および第2の半周期の間非アクティブ状態にある。こうして第2
の半周期の間、第2の出力抵抗が第2の抵抗体14によって形成されて、最小値
と想定される第2の放電電流が存在する。この最小値に対しては、変調振幅の可
能な最小の振幅値である第1の振幅値が存在する。第2の合成によれば、第3の
制御信号C3は第2の制御信号C2と同じ状態を有する一方で第4の制御信号は
非アクティブ状態を続ける。第2の半周期の間、第3の出力抵抗が第2の抵抗体
14と第3の抵抗体17の並列回路によって形成され、最大値と最小値との間の
第1の値と仮定され第2の振幅値に対応する第2の放電電流が存在する。第3の
合成によれば、第4の制御信号C4は第2の制御信号C2と同じ状態を有する一
方で、第3の制御信号C3は非アクティブ状態を続ける。それから第2の半周期
の間第3の出力抵抗が第2の抵抗体14と第4の抵抗体18の並列結合によって
形成され、最大値と最小値の間の第2の値と仮定され第3の振幅値に対応する第
4の放電電流が存在する。
【0050】 第2の部分抵抗12Bが変更可能となるような手段を用いることによって、こ
の場合変調振幅が発生されたときに3つの異なる出力抵抗を発生することができ
るという長所が提供される。一方で、例えば所与の変調振幅に対して抵抗変更手
段25によって出力抵抗10を送信手段8の入力抵抗9に適応させて、送信パワ
ーの最適な送出を達成することが可能になる。他方で、例えば通常に適応された
出力抵抗10が存在する振幅変調の場合には、抵抗変更手段25によって3つの
異なる変調振幅を等しく簡単に発生することができる。
【0051】 図1の通信装置1に類似した通信装置1をブロック図の形で図3に表す。図3
の通信装置1は第1のドライバ26によって実現される第1の部分抵抗12Aを
備えている。
【0052】 第1のドライバ26はその入力側に第1のドライバデータ入力31と第1のド
ライバイネーブル入力32を有している。ドライバ26の第1の入力ロジック3
0は、第1のドライバデータ入力31および第1のドライバイネーブル入力32
に接続される。第1のドライバデータ入力31、第1のドライバイネーブル入力
32および第1の入力ロジック30は抵抗変更手段25の一部を形成する。第1
のドライバデータ入力31に搬送波信号CSを印加できる。第1のドライバイネ
ーブル入力32には第1のイネーブル信号E1を印加することができ、上記第1
のイネーブル信号E1はイネーブル状態またはブロック状態の2つの状態を取る
ことができる。第1の入力ロジック30は第1の制御信号C1と第2の制御信号
C2を発生して送出する。この目的のために第1の入力ロジック30は配置され
ているので、第1のイネーブル信号E1がイネーブル状態のときは、第1の制御
信号C1は搬送波信号CSの第1の半周期の間アクティブ状態にあり、同時に第
2の制御信号C2は非アクティブ状態にある。搬送波信号CSの第2の半周期の
間は、第1の制御信号C1は非アクティブ状態になり、同時に第2の制御信号C
2はアクティブ状態になる。他方で、第1のイネーブル信号E1がブロックされ
ると第1の制御信号および第2の制御信号は非アクティブ状態になる。
【0053】 第1のドライバ26はその出力側に第1のトランジスタ28を持つ。第1のト
ランジスタ28は第1のトランジスタ出力端子28Dにおいて電源電圧Vに接続
される。さらに第1のトランジスタ28は第2のトランジスタ出力端子28Sに
おいて、第1のドライバ26の出力を形成する接続ポイントAに接続される。第
1のトランジスタ28は第1の制御電極28Gを持ち、それによって第1のトラ
ンジスタ28をスイッチ動作に制御することが可能になる。第1の制御電極28
Gには第1の制御信号C1が供給されて、第1の制御信号C1がアクティブ状態
のときは第1のトランジスタ28がオンにされ、第1の制御信号C1が非アクテ
ィブ状態のときは第1のトランジスタ28はオフにされる。
【0054】 第1のドライバ26はその出力側に第2のトランジスタ29を有する。第2の
トランジスタは第3のトランジスタ出力端子29Dにおいて接続ポイントAに接
続する。さらに第2のトランジスタ29は第4のトランジスタ端子29Sにおい
てグラウンドGに接続する。第2のトランジスタ29は第2の制御電極29Gを
持ち、それによって第2のトランジスタ29をスイッチ動作に制御することが可
能になる。第2の制御電極28Gには第2の制御信号C2が供給されて、第2の
制御信号C2がアクティブ状態のときは第2のトランジスタ29はオンにされ、
第2の制御信号C2が非アクティブのときは第2のトランジスタ29はオフにな
る。
【0055】 通信装置1は、第2のドライバ27によって実現される第2の部分抵抗12B
を持つ。
【0056】 第2のドライバ27はその出力側に、第2のドライバデータ入力36および第
2のドライバイネーブル入力37を持つ。第2のドライバ27の第2の入力ロジ
ック35は、第2のドライバデータ入力36および第2のドライバイネーブル入
力37に接続する。第2のドライバ入力36、第2のドライバイネーブル入力3
7および第2の入力ロジック35は、抵抗変更手段25の一部を形成する。第2
のドライバデータ入力36には搬送波信号CSが供給される。第2のドライバイ
ネーブル入力37には第2のイネーブル信号E2が供給される一方で、上記第2
のイネーブル信号E2はイネーブル状態またはブロック状態の2つの状態を取る
ことができる。第2の入力ロジック35は第3の制御信号C3と第4の制御信号
C4を発生して送出する。この目的のために、第2のイネーブル信号E2がイネ
ーブルされたときに搬送波信号CSの第1の半周期の間第3の制御信号C3はア
クティブ状態にあり、同時に第4の制御信号C4は非アクティブ状態になるよう
に、第2の入力ロジック35が配置される。搬送波信号CSの第2の半周期の間
、第3の制御信号は非アクティブ状態になり、同時に第4の制御信号C4はアク
ティブ状態になる。第2のイネーブル信号E2がブロックされた状態のときは、
第3の制御信号C3および第4の制御信号C4は非アクティブ状態になる。
【0057】 第2のドライバ27はその出力側に第3のトランジスタ33を持つ。第3のト
ランジスタ33は第5のトランジスタ出力端子33Dにおいて電源電圧Vに接続
する。第3のトランジスタ33はさらに第6のトランジスタ出力端子33Sにお
いて、第2のドライバ27の出力を形成する接続ポイントBに接続する。第3の
トランジスタ33は第3の制御電極33Gを持ち、それによって第3のトランジ
スタ33をスイッチモードに制御することが可能になる。第3の制御電極33G
には第3の制御信号C3が供給されて、第3の制御信号C3がアクティブ状態の
とき第3のトランジスタ33はオンにされ、第3の制御信号C3が非アクティブ
のとき第3のトランジスタ33はオフになる。
【0058】 第2のドライバ27はその出力側に第4のトランジスタ34を持つ。第4のト
ランジスタは第7のトランジスタ出力端子34Dにおいて接続ポイントBに接続
する。さらに第4のトランジスタ34は第8のトランジスタ出力端子34Sにお
いてグラウンドGに接続する。第4のトランジスタ34は第4の制御電極34G
を持ち、それによって第4のトランジスタ34をスイッチ動作に制御することが
可能になる。第4の制御電極34Gには第4の制御信号C4を供給することがで
き、第4の制御信号C4がアクティブ状態のとき第4のトランジスタ34はオン
になり、第4の制御信号C4が非アクティブ状態のときは第4のトランジスタ3
4はオフになる。
【0059】 制御信号C1、C2、C3、C4の状態は、第1のドライバ26の2つのトラ
ンジスタ28、29、および第2のドライバ27の2つのトランジスタ33、3
4の両方に対してプッシュプルモードを可能にする。さらに第1のドライバ26
の2つのトランジスタ28、29および第2のドライバ27の2つのトランジス
タ33、34を同時にブロック状態に制御することによって、各ドライバがそれ
自身の出力においていわゆるトライステートを取ることが可能になる。従って2
つのドライバ26、27はトライステートドライバとして配置される。さらにこ
の場合ドライバ26、27の出力トランジスタ28、29、33、34は電界効
果トランジスタによって効果的に形成される。
【0060】 図3の通信装置1では、第1の部分抵抗12Aの代りに第1のトランジスタ2
8および第2のトランジスタ29が図1の通信装置1内に配置される。さらに図
3の通信装置1内には、図1の通信装置1の第2の部分抵抗12Bの代りに第3
のトランジスタ33および第4のトランジスタ34が設置される。4つのトラン
ジスタ28、29、33、34の各々はスイッチングモードで動作することがで
き、またオン状態でオン抵抗を持ち、その抵抗は関連するトランジスタに典型的
な最小チャネル抵抗によって与えられる。この典型的な最小チャネル抵抗は、文
献の中でRDSONと呼ばれている(Tietze Schenkによる“Halbleiterschaltungst
echnik”、第6版、Springerverlag,1983年、ISBN3-540-12488-86)。従って部分
抵抗のオントランジスタは他の部分抵抗に並列に接続する基本抵抗を形成する。
【0061】 抵抗変更手段25は、第1のイネーブル信号E1および第2のイネーブル信号
E2を発生して送出するイネーブル信号発生手段38を備えている。この目的の
ために、データDAおよび合成情報CIがイネーブル信号発生手段38に印加さ
れる。
【0062】 変調手段7の機能を第3の実施例を参照して以下に説明する。図1の第1の実
施例の仮定がここでも有効である。さらに、抵抗変更手段25によって発生され
る制御信号C1、C2、C3、C4は、図1の通信装置1の制御信号と同じであ
ると仮定される。
【0063】 従って搬送波振幅を発生するために、イネーブル信号発生手段38は合成情報
CIとは関係なく、イネーブル状態にある第1のイネーブル信号E1、およびや
はりイネーブル状態にある第2のイネーブル信号E2を発生する。その結果、搬
送波信号CSの第1の半周期の間、第1のトランジスタ28と第3のトランジス
タ33の並列結合によって第1の出力抵抗10が形成され、それによって第1の
充電電流が可能になる。搬送波信号CSの第2の半周期の間、第2のトランジス
タ29と第4のトランジスタ34の並列結合によって第2の出力抵抗10が形成
され、それによって第2の充電電流が可能になる。これによって、送信手段8の
発振回路に対する第1の充電電流と第1の放電電流との間の交互的なスイッチン
グが実現される。これによってさらに、第1の充電電流と第1の放電電流の両方
とも、搬送波振幅に対して仮定されているのと同様に、最大値であると仮定され
る。
【0064】 変調振幅を発生するために、イネーブル信号発生手段28は上で定められた仮
定に基づいて、搬送波信号CSの第1の半周期および第2の半周期の間イネーブ
ル状態にある第1のイネーブル信号E1、および搬送波信号CSの第1の半周期
および第2の半周期の間ブロック状態にある第2のイネーブル信号E2を発生す
る。従って第3の出力抵抗が第1の半周期の間第1のトランジスタ28によって
形成され、それによって第2の充電電流が可能になる。さらに第4の出力抵抗が
第2のトランジスタ29によって形成され、それによって第2の放電電流が可能
になる。第2の充電電流の第1の充電電流に対する比率は図1について説明され
ている通りである。第2の放電電流に対しても同様である。
【0065】 2つの部分抵抗12Aおよび12Bはトランジスタ28、29、33、34に
よって形成されるので、基本抵抗を実現するためのオンスイッチングトランジス
タのオン抵抗を非常に簡単にかつ効果的に用いることができる。ドライバの出力
側においてトランジスタを用いることによってさらに、上記トランジスタを容易
に駆動できるという長所が提供される。
【0066】 図4に、図2の通信装置1に類似した通信装置1をブロック図の形で表す。図
4の通信装置1は変調手段7を備えている。変調手段7は4つのドライバ、すな
わち第1のドライバ39、第2のドライバ40、第3のドライバ41、第4のド
ライバ42、および抵抗変更手段25を備えている。
【0067】 第1のドライバ39はその出力側に第1のトランジスタ43および第2のトラ
ンジスタ44を持つ。第1のトランジスタ43はPチャネル電界効果トランジス
タとして配置される。第1のトランジスタ43は、第1のトランジスタ出力43
D、第1の制御電極43Gおよび第2のトランジスタ出力43Sを持つ。第2の
トランジスタ44は、第3のトランジスタ出力44D、第2の制御電極44Gお
よび第4のトランジスタ出力44Sを持つ。第1のドライバ39はその入力側に
第1の入力ロジック45を持ち、それは第1のドライバデータ入力45Dおよび
第1のドライバイネーブル入力45Eを持ちまたそれは第1の制御信号C1を発
生するように配置されている。第1の制御信号C1は第2の制御電極44Gに印
加することができる。第1のトランジスタ43は第1のトランジスタ出力43D
において電源電圧Vに接続する。さらに第2のトランジスタ出力43Sは第2の
トランジスタ44の第3のトランジスタ出力44Dに接続する。第2のトランジ
スタ出力43Sと第3のトランジスタ出力44Dとの間に第1のドライバ39の
出力があり、それは接続ポイントAによって形成される。第2のトランジスタ4
4はその第4のトランジスタ出力44SにおいてグラウンドGに接続する。第1
のドライバ39はさらに電極制御入力39Aを持ち、それは第1の制御電極43
Gを直接制御する。搬送波信号CSは電極制御入力39Aに直接印加することが
できる。この場合搬送波信号CSはロジック1およびロジック0のシーケンスと
して定義され、ロジック0は搬送波信号CSの第1の半周期の間に発生し、ロジ
ック1は第2の半周期の間に発生する。この場合、ロジック0は非アクティブ状
態を表し、ロジック1はアクティブ状態を表す。第1の制御電極43Gは、第1
の制御電極43Gに搬送波信号CSのロジック0が与えられたときで、非アクテ
ィブ状態のときに第1のトランジスタ43がオンになるように配置される。第1
の制御電極43Gに搬送波信号CSのロジック1が与えられたときで、アクティ
ブ状態のときに、第1のトランジスタ43はオフになる。
【0068】 第2のドライバ40はその出力側に第3のトランジスタ46を持つ。第3のト
ランジスタ46は、第5のトランジスタ出力46D、第3の制御電極46Gおよ
び第6のトランジスタ出力46Sを持つ。第2のドライバ40はその入力側に第
2の入力ロジック47を持ち、それは第2のドライバデータ入力47Dおよび第
2のドライバイネーブル入力47Eを持ちまた第2の制御信号C2を発生して送
出するように配置されている。第2の制御信号C2が第2の制御電極46Gに印
加される。第3のトランジスタ46は第5のトランジスタ出力46Dにおいて接
続ポイントAに接続する。さらに第6のトランジスタ46SはグラウンドGに接
続する。
【0069】 第3のドライバ41はその出力側に第4のトランジスタ48を備えている。第
4のトランジスタ48は第7のトランジスタ出力48D、第4の制御電極48G
および第8のトランジスタ出力48Sを持つ。第3のドライバ41はその入力側
に第3の入力ロジック49を有し、それは第3のドライバデータ入力49Dおよ
び第3のドライバイネーブル入力49Eを持ち、また第3の制御信号C3を発生
して送出するように配置されている。第3の制御信号C3を第4の制御電極48
Gに印加することができる。第4のトランジスタ48はその第7のトランジスタ
出力48Dにおいて接続ポイントAに接続する。さらに第8のトランジスタ出力
48SはグラウンドGに接続される。
【0070】 第4のドライバ42はその出力側に第5のトランジスタ50を有している。第
5のトランジスタ50は第9のトランジスタ出力50D、第5の制御電極50G
および第10のトランジスタ出力50Sを有している。第4のドライバ42はそ
の入力側に第4の入力ロジック51を有しており、それは第4のドライバデータ
入力51Dおよび第4のドライバイネーブル入力51Eを持ち、また第4の制御
信号C4を発生して送出するために用いられる。第4の制御信号C4は第5の制
御電極50Gに印加することができる。第5のトランジスタ50はその第9のト
ランジスタ出力50Dにおいて接続ポイントAに接続する。さらに第10のトラ
ンジスタ50SはグラウンドGに接続される。
【0071】 トランジスタ44、46、48、50の各々はNチャネル電界効果トランジス
タとして配置される。アクティブ状態にある制御信号C1、C2、C3またはC
4が制御電極44G、46G、48Gおよび50Gに印加されると、制御電極の
各々はそれぞれのトランジスタ44、46、48または50をオン状態に設定す
る。非アクティブ状態の制御信号C1、C2、C3またはC4がそこへ印加され
ると、制御電極44G、46G、48Gおよび50Gの各々はそれぞれのトラン
ジスタ44、46、48または50をオフ状態に設定する。
【0072】 各ドライバデータ入力45D、47D、49Dまたは51Dに対して搬送波信
号CSを印加することができる。ドライバイネーブル入力45E、47E、49
Eおよび51Eの各々は、それぞれのドライバイネーブル信号E1、E2、E3
およびE4を受け取る。ドライバイネーブル信号E1、E2、E3およびE4の
各々は、イネーブル状態およびブロック状態を取ることができる。
【0073】 第1のドライバイネーブル信号E1がイネーブル状態にある場合、搬送波信号
CSの第1の半周期の間、第1の入力ロジック45は非アクティブ状態を持つ第
1の制御信号C1を発生する。搬送波信号CSの第2の半周期の間、第1の入力
ロジック45はアクティブ状態を持つ第1の制御信号C1を発生する。第2の入
力ロジック47、第3の入力ロジック49および第4の入力ロジック51に対し
ても同様であり、従って第2のドライバイネーブル信号E2、第3のドライバイ
ネーブル信号E3および第4のドライバイネーブル信号E4が発生した場合、同
様の方法でそれぞれの制御信号C2、C3およびC4が発生される。
【0074】 図4の通信装置1では、図2の通信装置1の第1の部分抵抗12Aの代りに第
2のおよび第3のトランジスタ44、46が与えられる。さらに図2の通信装置
1の第2の部分抵抗12Bの代りに、第4のトランジスタ48および第5のトラ
ンジスタ50が通信装置1内に設置される。さらに図4の通信装置1では、図2
の通信装置1の第1の抵抗体13および第1のスイッチ15の代りに第1のトラ
ンジスタ43が設置される。オン状態にある第1のトランジスタ43、オン状態
にある第2のトランジスタ44、およびオン状態にある第4のトランジスタ48
はそれぞれの抵抗値を持つ。オン状態にある第3のトランジスタ46およびオン
状態にある第5のトランジスタ50はそれぞれ第2の抵抗値を持ち、その第2の
抵抗値は第1の抵抗値よりも大きい。
【0075】 第2のトランジスタ44および第3のトランジスタ46は第1の部分抵抗12A
を形成する。第4のトランジスタ48および第5のトランジスタ50は第2の部
分抵抗12Bを形成する。トランジスタ44、46、48、50の各々は、それ
ぞれの制御信号C1、C2、C3またはC4によってオン状態またはオフ状態に
設定することができる。オン状態にあるトランジスタの各々は、他の部分抵抗と
の並列回路内に含まれる基本抵抗を形成する。それぞれが2つのトランジスタ4
4および46;48および50によって形成される2つの部分抵抗を与えること
によって、2つの部分抵抗12Aまたは12Bの少なくとも1つを変更すること
が可能になる。さらにトランジスタ44、46、48、50に対して別々の制御
信号C1、C2、C3、C4を発生することによって、また第5のトランジスタ
出力46D、第7のトランジスタ出力48Dおよび第9のトランジスタ出力50
Dを接続ポイントAに接続することによって、2つの部分抵抗12Aまたは12
Bの少なくとも1つを並列に接続されたドライバ39および40;41および4
2のグループとしてそれぞれ用いることが可能になり、またそのグループのドラ
イバ39または40;41または42の少なくとも1つをグループの残余に追加
しまたはそれから取り除くことが可能になる。
【0076】 搬送波信号CSを直接に電極制御入力39Aに印加すると、部分抵抗12Aま
たは12Bを形成する、並列配置されたドライバ39と30さらに41と42か
ら成るグループが、ドライバ39、40、41および42に対して出力側に共通
の相補型トランジスタ、すなわち第1のトランジスタ43を有するようにできる
というさらなる利点がある。
【0077】 第1の入力ロジック45、第2の入力ロジック47、第3の入力ロジック49
および第4の入力ロジック51が、抵抗変更手段25の一部を形成している。抵
抗変更手段25は、第1のイネーブル信号E1と第2のイネーブル信号E2を発
生するように配置された第1のイネーブル信号発生手段38CWを有している。
抵抗変更手段25はさらに、第3のイネーブル信号E3と第4のイネーブル信号
E4を発生するように配置された第2のイネーブル信号発生手段38MWを含ん
でいる。この目的のために、第1のイネーブル信号発生手段38CWと第2のイ
ネーブル信号発生手段38MWに対して、データDAと合成された情報CIを印
加することが可能である。合成情報CIは、制御信号C1とC2の合成物に関連
する第1の合成グループおよび制御信号C3とC4の合成物に関連する第2の合
成グループを含んでいる。
【0078】 次に、変調手段7の機能を、第4の実施例、第5の実施例および第6の実施例
を参照して説明する。これらの全ての実施例に対して、搬送波信号CSの最初の
半周期の間に、第1のトランジスタ43が不変の出力抵抗を形成し、これで、充
電電流が上記出力抵抗中を流れて発振回路を充電させるという現象が成立する。
【0079】 この場合では、第4の実施例を参照して、正の変調度と可変の変調振幅を持つ
振幅変調された搬送波信号CSを発生させる変調手段25の機能を説明する。
【0080】 搬送波振幅を発生させるために、この場合における抵抗変更手段25は、ロジ
ック0がデータDA中に発生すると、第1のイネーブル信号発生手段38CWが
、ドライバイネーブル信号E1とE2をイネーブル状態にするように配置されて
いる。さらに、第2のイネーブル発生手段38MWが、ドライバイネーブル信号
E3とE4をブロック状態にする。これによって第1の出力抵抗が提供され、こ
れで、第2のトランジスタ44が第3のトランジスタ46と並列に接続されてい
るために最大値を取る第1の放電電流が第1の出力抵抗11を流れる。
【0081】 可変変調振幅を発生するために、抵抗変更手段25は、ロジック1がデータD
A中に発生すると、第2のイネーブル発生手段38MWが、合成された情報CI
の第2の合成グループに従ってドライバイネーブル信号E3とE4を発生するよ
うに配置されている。一方では、第3のドライバイネーブル信号E3をイネーブ
ル状態にし、第4のドライバイネーブル信号E4をブロック状態にすることによ
って第2の出力抵抗を形成することが可能である。しかしながら、第1の放電電
流の最大値より低い値を取る第2の放電電流が第2の出力抵抗を流れる。他方で
は、第4のドライバイネーブル信号E4をイネーブル状態にし、第3のドライバ
イネーブル信号E3をブロック状態にすることによって第3の出力抵抗を形成す
ることが可能である。第3の放電電流は第3の出力抵抗を流れるが、上記放電電
流は、まさに第2の放電電流と同様に、第1の放電電流の最大値より低い値で、
しかも、第2の放電電流の値と区別できる値を取る。第2の放電電流と第3の放
電電流が流れることによって、正の変調度を持つ可変変調振幅が、搬送波信号C
Sの振幅変調中に発生する。
【0082】 負の変調度と可変の搬送波振幅を持つ振幅変調済み搬送波信号CSMを発生す
る変調手段25の機能を第1の実施例を参照して説明する。
【0083】 変調振幅を発生させるために、この場合において、抵抗変更手段25は、ロジ
ック1がデータDA中で発生すると、第1のイネーブル発生手段38CWがドラ
イバイネーブル信号E1とE2をブロック状態にするように配置されている。さ
らに、第2のイネーブル発生手段38MWがドライバイネーブル信号E3とE4
をイネーブル状態にする。これによって第1の出力抵抗が提供され、これで、第
4の抵抗44と第5の抵抗46が並列回路を成すために最大値を取る第1の放電
電流が第1の出力抵抗11を流れる。
【0084】 可変搬送波振幅を発生するために、抵抗変更手段25は、ロジック0がデータ
DA中に発生すると、第1のイネーブル発生手段38MWが、合成情報CIの第
1の合成グループに従ってドライバイネーブル信号E1とE2を発生するように
配置されている。一方では、第1のドライバイネーブル信号E1をイネーブル状
態にし、第2のドライバイネーブル信号E2をブロック状態にすることによって
第2の出力抵抗を形成することが可能である。しかしながら、最大値より低い値
を取る第2の放電電流は第2の出力抵抗を流れる。他方、第2のドライバイネー
ブル信号E2をイネーブル状態にし、第1のドライバイネーブル信号E1をブロ
ック状態にすることによって第3の出力抵抗を形成することが可能である。第2
の放電電流と同様に、第1の放電電流の最大値より低い値を取り、また、第2の
放電電流の値と区別できる値を取る第3の放電電流は、このように、第3の出力
抵抗を流れる。第2の放電電流と第3の放電流が流れることによって、搬送波信
号が負の変調度で振幅変調される場合に可変搬送波振幅を発生する。
【0085】 負の変調度を持つ振幅変調済み搬送波信号を発生する変調手段25の機能を第
6の実施例を参照して、正の変調度で振幅変調済み搬送波信号CSMを発生する
ためのスイッチオーバーであるものとして説明する。この場合においては、第1
のイネーブル発生手段38CWが合成情報CIの第1の合成グループに従ってド
ライバイネーブル信号E1とE2を発生し、一方ドライバイネーブル信号E3と
E4がブロック状態となり、また、第2のイネーブル発生手段38CMが合成情
報CIの第2の合成グループに従ってドライバイネーブル信号E3とE4を発生
し、一方ドライバイネーブル信号E1とE2がブロック状態となるように抵抗変
更手段25が配置されている。
【0086】 振幅変調中に正の変調度を持つ搬送波振幅を発生するために、ロジック0が第
1の合成グループに従ってデータDA中で発生すると、第1のドライバイネーブ
ル信号E1をイネーブル状態にし、第2のドライバイネーブル信号E2をブロッ
ク状態にすることによって、第1の出力抵抗が形成される。最大値を取る第1の
放電電流は第1の出力抵抗を流れる。
【0087】 振幅変調中に正の変調度を持つ変調振幅を発生するために、ロジック1がデー
タDA中に発生すると、第4のドライバイネーブル信号E4をイネーブル状態に
し、第3のドライバイネーブル信号E3をブロック状態にすることによって第2
の出力抵抗が形成される。すると、第1の放電電流の最大値より低い値を取る第
2の放電電流が第2の出力抵抗を流れる。
【0088】 通信装置1においては、正の変調度を持つ振幅変調済み搬送波信号を発生する
ための変換は、イネーブル状態とブロック状態が、ロジック0がデータDA中に
発生する場合に第1の合成グループに対して交換され、ロジック1がデータDA
中に発生すると第2の合成グループに対して交換されるという形で発生する。
【0089】 振幅変調中に負の変調度を持つ変調振幅を発生するために、ロジック1がデー
タDA中で発生すると第2の出力抵抗が形成されるが、それは、第4のドライバ
イネーブル信号E4がブロック状態となり第3のドライバイネーブル信号E3が
イネーブル状態となるからである。第1の放電電流との類推で最大値を取る第3
の放電電流が、第2の出力抵抗を流れる。
【0090】 振幅変調中に負の変調度を持つ搬送波振幅を発生するために、ロジック0がデ
ータDA中に発生すると第4の出力抵抗が第1の合成グループと同様に形成され
、第1のドライバイネーブル信号E1がブロック状態となり、第2のドライバイ
ネーブル信号E2がイネーブル状態となる。すると、第3の放電電流の最大値よ
り低い値を取る第4の放電電流は第4の出力抵抗を流れる。
【0091】 図5に、図4に示す通信装置1に類似の通信装置1のブロック図を示す。
【0092】 図4に示す通信装置1とは異なって、図5に示す通信装置1は、Nチャネル電
界効果トランジスタとして配置されているトランジスタ43を自身の出力側に有
するドライバ39、40、41および42を含んでいる。ドライバ39、40、
41および42は、さらに、自身の出力側に、それぞれPチャネル電界効果トラ
ンジスタとして配置されているトランジスタ44、46、48および50を有し
ている。従って、トランジスタ43は、その第1のトランジスタ出力43Dが接
続ポイントAに接続され、その第2のトランジスタ出力43SがグランドGに接
続されている。第2のトランジスタ44は、その第3のトランジスタ出力44D
が電源Vに接続され、その第4のトランジスタ出力44Sが接続ポイントAに接
続されている。トランジスタ46、48および50は、トランジスタ44との類
比で電源Vと接続ポイントA間に接続されている。従って、図5に示す通信装置
1の機能は、図4に示す通信装置1の機能と同一である。
【0093】 通信装置1を、少なくともその一部を実現する場合、例えば電気回路4の変調
手段7が集積回路として配置される。その結果、変調手段7に含まれるドライバ
39、40、41および42もまた、上記集積回路の一部として用いられる。こ
れによって、集積回路の回路設計の際に変調手段7を既に考慮に入れ、これが、
一方では回路設計をかなり簡略化し、他方では空間をかなり節約し実現化のため
の経費をかなり節約するという利点が与えられる。
【0094】 集積回路はCMOS集積回路として実現されているが、それは、現在入手可能
な最適な技術を用いているからである。その結果、ドライバはCMOSドライバ
となっている。出力側のトランジスタは、MOS電界効果トランジスタ(MOS
−FET)である。さらに、上記集積回路中のMOS−FETは、ドライバの個
々のトランジスタの基本抵抗が同じとはならないように配置されている。この文
脈で、第1のMOS−FETが第1のオン抵抗を有し、第2のMOS−FETが
第2のオン抵抗を有する2つのMOS−FETに対して上記集積回路を実現する
場合、上記2つの互いに対するオン抵抗の比率が比較的良好に再現できることに
気付くべきである。変調手段7の可変出力抵抗10をCMOS技術で実現する場
合に、上記オン抵抗の比率の良好な再現性を次のように用いる。
【0095】 最初に、マトリックスを集積回路中の60個の抵抗で作成する。これらの抵抗
は各々が、それぞれN個のFETのオン抵抗によって形成されている。上記マト
リックスは、第1の列、第2の列、第3の列および第4の列の抵抗を有している
。各列は4つの行、すなわち第1の行、第2の行、第3の行および第4の行から
成る抵抗を有している。各列の第1の行には、第1の抵抗値を有する抵抗がある
。各列の第2の行には、第2の抵抗値を有する抵抗がある。各列の第3の行には
、第3の抵抗値を有する抵抗がある。各列の第4の行には、第4の抵抗値を有す
る抵抗がある。第2の抵抗値は、第1の抵抗値とは係数2によって区別される
。第3の抵抗値は、第1の抵抗値とは係数2によって区別される。第4の抵抗
値は、第1の抵抗値とは2によって区別される。この結果、4つの全ての抵抗
の抵抗値は互いに双対比率を有する。
【0096】 一方、列中の抵抗の抵抗値は、係数kによって区別されるが、ここで、nは
0、1、2および3の値を取り得るが、kは2という値から少し変位した値とな
ると利点がある。この場合、kの値は77/40に選択される。
【0097】 抵抗変更手段25中の論理回路は、マトリックスの抵抗を起動するように提供
され配置されている。これで、マトリックスの起動済み抵抗は各々が、マトリッ
クスの他の起動済み抵抗のすべてと並列合成され、これで、上記並列合成が合計
抵抗を形成する。この目的のために、論理回路は一方では行を起動し、他方では
列を起動する。行の起動は4ビットでなされるが、この場合、各ビットが1行を
起動する。列の起動は2ビットでなされ、この場合、0、1、2および3という
数値は2ビットで形成される。上記2ビットが数値0を形成すると、第1の列が
起動される。上記2ビットが数値1を形成すると、第1および第2の列が起動さ
れる。上記2ビットが数値3を形成すると、4つの列全てが起動される。係数k
に対する上記の値の選択は、この場合においては極めて利点あるものであること
が分かっているが、それは、このようにすると、2ビットと4ビットの機能とし
て形成された合計抵抗の極めて平滑なパターンがあるからである。さらに、マト
リックス中で起動された抵抗の合計抵抗値に対して、合計抵抗が大抵抗値になる
場合に微調整が可能であり、合計抵抗が小抵抗となる場合には粗調整が可能であ
る。
【0098】 列を起動するための上記の2ビットと行を起動するための上記の4ビットは、
抵抗変更手段25に含まれている論理回路に対しては合成情報CIを介して印加
される。この場合、データ供給源5は2つのタイプの合成情報CI、すなわち搬
送波合成物と変調合成物を発生する。搬送波合成物は、論理回路の搬送波レジス
タ中に記憶され、変調合成物は論理回路の変調レジスタ中に記憶される。
【0099】 データ供給源SはデータDAを変調手段7に含まれる抵抗変更手段25に送出
し、その一方では、抵抗変更手段25はデータDAに従って出力抵抗10、従っ
て変調手段7のマトリックスの合計抵抗を形成する。ロジック0がデータDA中
で発生すると、論理回路は、一方では搬送波合成物を用いてマトリックスの第1
の合計抵抗、従って変調手段7の第1の出力抵抗10を形成し、これで、搬送波
振幅が発生する。他方では、ロジック1がデータDA中で発生すると、論理回路
は変調合成物を用いて、マトリックスの第2の合計抵抗、従って変調手段7の第
2の出力抵抗10を形成し、これで変調振幅が発生する。
【0100】 この場合、搬送波振幅を発生するために第1の出力抵抗10を形成することに
加えて、62の互いに異なった変調振幅を発生するためのさらに62個の互いに
異なった第2の出力抵抗10があるが、これらの62個の第2の出力抵抗10に
付いては、正の変調度持つ振幅変調と負の変調度を持つ振幅変調の双方が考慮さ
れる。
【0101】 グループを成すドライバ30、40、41および42がこのグループの残余に
対してオン/オフにスイッチングされ得るという本発明による特徴的機能が提供
されると、振幅変調がかなり簡略化されるという利点が得られる。
【0102】 さらに、本発明による通信装置1においては、共通の相補型トランジスタ43
が、複数のドライバ39、40、41および42が変調手段7中に装備されると
、経費がかなり節約されるという利点がある。
【0103】 本発明による通信装置1はさらに、ドライバ39、40、41および42のト
ランジスタ44、46、48および50の基本抵抗利点が互いに異なっているた
め、変調手段7の出力抵抗10の可変の広範囲抵抗値が大きい範囲にわたって形
成されるという利点を提供する。これは特に、異なった変調度を持ちデータDA
に従って発生した振幅変調済み搬送波信号を発生させる場合には特に重要である
が、その一方で、基本抵抗を適切に選択すると、上記変調度は有効で簡易な手法
で発生することが可能である。
【0104】 本発明による通信装置1では、ドライバ39、40、41および42が集積回
路の構成部品として提供されるという事実は極めて効果があることが分かったが
、これは、これによってドライバの作成が簡略化され、スペースが節約され、コ
ストパフォーマンスが良くなるからである。
【0105】 図6に、図1の通信装置1に類似の通信装置1のブロック図のある形態を示す
【0106】 図6に示す通信装置1では、第1の部分抵抗12Aは、第1のトランジスタ5
2と第2のトランジスタ53によって形成されている。第1のトランジスタ52
は、Pチャネル電界効果トランジスタとして配置されている。第2のトランジス
タ53は、Nチャネル電界効果トランジスタとして配置されている。第1のトラ
ンジスタ52は、第1のトランジスタ出力52D、第2のトランジスタ出力52
S、および第1の制御電極52Gを有している。第2のトランジスタ53は、第
3のトランジスタ出力53D、第4のトランジスタ出力53S、および第3の制
御電極53Gを有している。第1のトランジスタ出力52Dは、電源Vに接続さ
れている。第4のトランジスタ出力53Sは、グランドGに接続されている。第
2のトランジスタ52Sと第3のトランジスタ出力53D間には、接続ポイント
Aがある。第1の制御電極52Gと第2の制御電極53Gには、搬送波信号CS
を供給することが可能である。第1のトランジスタ52は、搬送波信号CSの第
1の半周期中ではオン状態にあるが、第2のトランジスタ53はオフ状態にある
。第1のトランジスタ52は第2の半周期中はオフ状態であり、第2のトランジ
スタ53はオン状態である。第1のトランジスタ52と第2のトランジスタ53
は、オン状態ではある値の基本抵抗を有している。
【0107】 通信装置1では、第2の部分抵抗12Bは第1の抵抗体54、第2の抵抗体5
5、第3の抵抗体56および第4の抵抗体57によって、また、第1のスイッチ
58、第2のスイッチ59、第3のスイッチ60および第4のスイッチ61とい
う形態を持つスイッチング手段によって形成されている。2つの部分抵抗12A
と12Bを合成するためにある上記スイッチング手段は、この場合、2つの部分
抵抗12Aと12Bを直列合成することを見込んでいる。第1の抵抗体54は、
接続ポイントAに直列に接続されている。第1の抵抗体54には、第1の抵抗体
55が直列接続され、第2の抵抗体55には第3の抵抗体56が直列接続され、
第3の抵抗体56には第4の抵抗体57が直列接続されている。送信手段8の入
力抵抗9は、第4の抵抗体57に直列接続されている。第1の抵抗体54と第2
の抵抗体55の間には、接続ポイントBがある。第2の抵抗体55と第3の抵抗
体56間には、接続ポイントCがある。第3の抵抗体56と第4の抵抗体57間
には、接続ポイントDがある。第4の抵抗体57と入力抵抗9間には、接続ポイ
ントEがある。4つの抵抗体54、55、56および57との並列回路中には第
1のスイッチが含まれているが、これは、一方では接続ポイントAに接続され、
他方では接続ポイントEに接続されている。第2の抵抗体55、第3の抵抗体5
6および第4の抵抗体57によって形成される直列合成物との並列回路中には第
2のスイッチ59が含まれているが、これは、一方では接続ポイントBに接続さ
れ、他方では、接続ポイントEに接続されている。第3の抵抗体56と第4の抵
抗体57によって形成されている直列合成物との並列合成物中には第3のスイッ
チ60が含まれているが、これは、一方では接続ポイントCに接続され、他方で
は接続ポイントEに接続されている。第4の抵抗体57との並列回路中には第4
のスイッチ61が含まれているが、これは、一方では接続ポイントDに接続され
、他方では接続ポイントEに接続されている。
【0108】 第1のスイッチ58は第1のメーク接点58Aを有し、第2のスイッチ59は
第2のメーク接点59Aを有し、第3のスイッチ60は第3のメーク接点60A
を有し、第4のスイッチ61はs第4のメーク接点61Aを有している。これら
のメーク接点58A、59A、60Aおよび61Aは各々が制御信号によって電
子的に制御可能であり、アイドリング状態では開かれ動作状態では閉じられる。
メーク接点58A、59A、60Aまたは61Aに、アクティブ状態の制御信号
が供給されると、そのメーク接点は動作状態となる。メーク接点58A、59A
、60Aまたは61Aに非アクティブ状態の制御信号が供給されると、そのメー
ク接点はアイドリング状態になる。
【0109】 この場合におけるデータ供給源5は、データDAを送出し、また、合成情報C
Iを送出するためにある。抵抗変更手段25は、データDAと合成情報CIを受
信するためにある。抵抗変更手段25はさらに、制御信号C1、C2、C3およ
びC4を発生して送出するためにある。メーク接点58A、59A、60Aおよ
び61Aには制御信号C1、C2、C3およびC4が供給される。
【0110】 以下に、第7の実施例を参照して変調手段7の機能を説明する。第1の実施例
の仮定はここでも有効である。さらに、4つの抵抗体54、55、56および5
7は互いに異なった抵抗値を持つと仮定される。
【0111】 搬送波振幅を発生するために、ロジック0がデータDA中で発生すると抵抗変
調手段25は、アクティブ状態の第1の制御信号C1を発生する。その結果、接
続ポイントAは接続ポイントEに直接に接続される。この場合、搬送波信号CS
の第1の半周期の間、第1の充電電流が電源Vから第1の抵抗体52を介して流
れて、上記第1の半周期中に第1の部分抵抗12Aを形成する第1の抵抗体52
を介して送信手段8の発振回路に流れ込む。さらに、搬送波信号CSの第2の半
周期中に、第1の放電電流は発振回路から、上記第2の半周期中に第1の部分抵
抗12Aを形成する第2のトランジスタを介してグランドに流れる。第1の放電
電流と第1の充電電流が最大値を有するが、それは、閉じられたスイッチ58が
、0というオーム抵抗値を有する第2の部分抵抗12Bを形成するからである。
【0112】 変調振幅を発生するために、ロジック1がデータDA中で発生すると、抵抗変
更手段25は合成情報CIに従って制御信号C1、C2、C3およびBC4を発
生する。第1の制御信号C1は常に非アクティブ状態である。これによって、第
1の抵抗体54の値が第2の部分抵抗12Bの最小値となる。これら3つの制御
信号C2、C3およびC4によって、搬送波信号CSが振幅変調されている間に
互いに異なった4つの変調度を発生することが可能である。
【0113】 これで、第2の制御信号C2がアクティブ状態となり第3の制御信号C3と第
4の制御信号C4が非アクティブ状態となる際に従う合成情報CIの助けで第1
の変調度を発生することが可能となる。これで、第2の部分抵抗12Bが第1の
抵抗体54によって形成され、これで、搬送波振幅の発生中に生じる最大値未満
の値を持つ第2の充電電流と第2の放電電流が起こる。
【0114】 第3の制御信号C3がアクティブ状態となり第2の制御信号C2と第4の制御
信号が非アクティブ状態となる際に従う合成情報CIの助けで第2の変調度を発
生することが可能である。これで、第2の部分抵抗12Bが第1の抵抗体54と
第2の抵抗体55の直列合成によって形成され、これで、搬送波振幅の発生中に
起こり、また、第2の充電電流と第2の放電電流の値よりさらに低い値を持つ最
大値未満の値を持つ第3の充電電流と第3の放電電流が発生する。
【0115】 第4の制御信号C4がアクティブ状態となり第2の制御信号C2と第3の制御
信号C3が非アクティブ状態となる際に従う合成情報CIの助けで第3の変調度
を発生することが可能である。これで、第2の部分抵抗12Bが、第1の抵抗体
54、第2の抵抗体55および第3の抵抗体56の直列合成で形成され、これで
、搬送波振幅の発生中に起こり、第1の合成情報CIと第2の合成情報CIに従
って発生する充電電流と放電電流の値よりさらに低い値を持つ最大値未満の値を
持つ第4の充電電流と第4の放電電流が起こる。
【0116】 3つの制御信号C2、C3およびC4が非アクティブ状態となる際に従う第4
の合成情報CIの助けで第4の変調度を発生することが可能である。第2の部分
抵抗12Bは、第1の抵抗体54、第2の抵抗体55、第3の抵抗体56および
第4の抵抗体57の直列合成で形成され、これで、搬送波振幅の発生中に起こり
、第1の合成情報CI、第2の合成情報CIおよび第3の合成情報CIに従って
発生する充電電流と放電電流の値よりさらに低い値を持つ最大値未満の値を持つ
第5の充電電流と第5の放電電流が起こる。
【0117】 この文脈では、第2の部分抵抗12Bの配置を変えることによってかなり多く
の変調度を発生させることが可能であることに気付くべきである。例えば、第1
のスイッチ58を第1の抵抗体54と並列に接続し、第2のスイッチ59を第2
の抵抗体55に並列に接続し、第3のスイッチ60を第3の抵抗体56と並列接
続し、第4のスイッチ61を第4の抵抗体57と並列接続すると、最大で15の
変調度を適切な合成情報CIで発生することが可能である。
【0118】 第2の抵抗12Bは、直列接続の抵抗体54、55、56および57によって
、また、抵抗体54、55、56および57をブリッジするためもしくは抵抗体
54、55、56および57のグループをブリッジするためのスイッチ58、5
9、60および61により形成されているため、変調手段7は簡単に実現され、
その一方では、可変の出力抵抗10が直列接続された部分抵抗12Aと12Bに
よって形成される。
【0119】 本発明は、上記の実施形態に限られるものではない。可変出力抵抗を持つ変調
手段は、対称性振幅変調と被対称性振幅変調の双方で変調済み搬送波信号を発生
するように配置され得ることに気付くであろう。
【0120】 送信手段はまた、容量性カップリングでまたは変調済み搬送波を送信するため
のアンテナの助けで配置され得ることに気付くべきである。
【0121】 変調手段の可変出力抵抗はまた、通信回線の抵抗の終端のための通信回線端末
として配置し、これで、通信回線の出力抵抗の抵抗値をフレキシブルに適応する
と利点があることに気付くべきである。
【0122】 さらに、変調手段の可変出力抵抗はまた、通信装置の入力抵抗として配置し、
これで、上記通信装置の入力抵抗の抵抗値をフレキシブルに適応させると利点が
あることに気付くべきである。
【0123】 さらに、変調手段の可変出力抵抗はまた、複数のCMOS演算増幅器の出力並
列合成物として配置され得ることに気付くべきである。
【0124】 最後に、送信手段は通常は、入力抵抗の抵抗値を公称値に適応させるための適
応ネットワークを有することに気付くであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の具体例の第1の実施例による通信装置にとって本文脈において必須で
ある部分を示すブロック図。
【図2】 本発明の具体例の第2の実施例による通信装置を図1と同様の手法で示した図
【図3】 本発明の具体例の第3の実施例による通信装置を図1と同様の手法で示した図
【図4】 本発明の具体例の第4の実施例による通信装置を図1と同様の手法で示した図
【図5】 本発明の具体例の第5の実施例による通信装置を図1と同様の手法で示した図
【図6】 本発明の具体例の第6の実施例による通信装置を図1と同様の手法で示した図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジークフリート、アーノルド オランダ国5656、アーアー、アインドーフ ェン、プロフ.ホルストラーン、6 (72)発明者 ペーター、チューリンガー オランダ国5656、アーアー、アインドーフ ェン、プロフ.ホルストラーン、6 Fターム(参考) 5J002 AA06 BB22 BB28 FF17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データをトランスポンダに送信することを可能とする通信装置であって、前記
    通信装置が次の手段、すなわち: データを送出するデータ供給源と、 搬送波信号を発生して送出する搬送波信号発生器と、 一方では、前記搬送波信号を、他方では前記データを印加することが可能であ
    り、且つ前記搬送波信号を前記データに従って変調するために用いられ、且つ変
    調済み搬送波信号を送出するために用いられる変調手段と、 公称一定の入力抵抗を有し、且つ前記変調済み搬送波信号を印加することが可
    能な送信手段と、を含み、 前記変調手段が、前記送信手段の前記入力抵抗と共に抵抗ネットワークを形成
    する出力抵抗を有し、 前記出力抵抗を変更することが可能であり、且つ抵抗変更手段を用いて、前記
    データに従って前記変調手段の前記出力抵抗を変更することを特徴とする、通信
    装置。
  2. 【請求項2】 前記変調手段の前記可変出力抵抗を第1の部分抵抗および第2の部分抵抗から
    合成することが可能であり、且つ スイッチング手段が前記2つの部分抵抗を合成するために提供されることを特
    徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング手段が前記2つの部分抵抗を並列に接続するために提供され
    ることを特徴とする、請求項2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記2つの部分抵抗の内の少なくとも一方が、少なくとも1つのドライバによ
    って実現され、一方前記ドライバがトランジスタをその出力側に有し、前記トラ
    ンジスタをスイッチング動作するように駆動することが可能であり、且つ 前記トランジスタがスイッチング動作する場合に、前記オンしたトランジスタ
    が、他の部分抵抗に対して並列に接続された基本抵抗を形成することを特徴とす
    る、請求項3に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記ドライバがCMOSとして配置されることを特徴とする、請求項4に記載
    の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記2つの部分抵抗の内の少なくとも一方が変更可能であることを特徴とする
    、請求項2に記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記2つの部分抵抗の内の少なくとも一方が、並列に接続されているドライバ
    のグループとして提供され、且つ 前記グループの前記ドライバの少なくとも1つを前記グループの残余に対して
    オン/オフすることが可能であることを特徴とする、請求項4および6に記載の
    通信装置。
  8. 【請求項8】 前記ドライバの個々のトランジスタの基本抵抗が等しくないことを特徴とする
    、請求項7に記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 部分抵抗を形成する並列配置されたドライバのグループが、それらの出力側に
    共通の相補型トランジスタを有することを特徴とする、請求項7に記載の通信装
    置。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つのドライバが集積回路の一部を形成することを特徴とする、請
    求項5に記載の通信装置。
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