JP2003508941A - ビデオ・タイプ画像又はフィルム・タイプ画像を含むフレームのシーケンスの符号化方法及び装置 - Google Patents
ビデオ・タイプ画像又はフィルム・タイプ画像を含むフレームのシーケンスの符号化方法及び装置Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、符号化の前、又は、他の圧縮演算の前のビデオ信号の前処理に係り、特に、二つのフィールドF1及びF1からなるフレームのシーケンスに対応したビデオ信号を符号化する方法に関する。提案された方法は、入力ビデオ信号の連続するフレームを受けるステップと、少なくとも2フィールド区間の遅延量でフレームを遅延させるステップと、ドミナンス変化を検出するステップと、上記遅延量を調節するステップとを含む。F1ドミナンスからF2ドミナンスへの変化が検出されたとき、最初のF2ドミナンス・フレームの最初のフィールドは抑止され、上記遅延量は1フィールド区間に一致する量だけ減少させられ、F2ドミナンスからF1ドミナンスへの変化が検出されたとき、最後のF2ドミナンス・フレームの最後のフィールドは繰り返され、遅延量は1フィールド区間に一致する量で更に増加される。本発明は、また、ビデオ・タイプ画像又はフィルム・タイプ画像を含むフレームのシーケンスを符号化する方法、並びに、上述の第1の解決策を組み込むことにより上記方法を実施する符号化システムに関する。フィルム・タイプのシーケンスが検出されたとき、逆3:2プル・ダウン技術が入力フレームに適用され、検出されないとき、この技術は停止され、ドミナンス変化のタイプに応じて前処理を行う上記第1の解決策によって置換される。
Description
【0001】
[発明の分野]
本発明は、元々二つのフィールドF1及びF2により構成されたフレームのシ
ーケンスに対応したビデオ信号を符号化する方法と、この方法に対応した符号化
装置とに関する。
ーケンスに対応したビデオ信号を符号化する方法と、この方法に対応した符号化
装置とに関する。
【0002】
[発明の背景]
連続的なインターレース画像(又はフレーム)を含むビデオシーケンスにおい
て、各フレームは、図1に示されるようにフィールドF1とF2のペアにより構
成される。図1は、連続的なフィールドのペア(各フレームは、トップ・フィー
ルドF(2n−1)(但し、n>0)、すなわち、タイプF1である奇数フィー
ルドと、ボトム・フィールドF(2n)、すなわち、タイプF2である偶数フィ
ールドとを含む)と、関連した同期信号とを示す。このようなビデオフィールド
が、たとえば、50フィールド/秒(25フレーム/秒)、又は、60フィール
ド/秒(30フレーム/秒)のレートで、ビデオカメラ若しくはその他のビデオ
信号生成器から出現するとき、ビデオ素材にはフィールド支配性がない(フレー
ムは、第1のフィールドと後続の第2のフィールドとにより構成されるとき、F
1ドミナンスであるといわれ、第2のフィールドと後続の第1のフィールドとに
より構成されるとき、F2ドミナンスであるといわれる)。
て、各フレームは、図1に示されるようにフィールドF1とF2のペアにより構
成される。図1は、連続的なフィールドのペア(各フレームは、トップ・フィー
ルドF(2n−1)(但し、n>0)、すなわち、タイプF1である奇数フィー
ルドと、ボトム・フィールドF(2n)、すなわち、タイプF2である偶数フィ
ールドとを含む)と、関連した同期信号とを示す。このようなビデオフィールド
が、たとえば、50フィールド/秒(25フレーム/秒)、又は、60フィール
ド/秒(30フレーム/秒)のレートで、ビデオカメラ若しくはその他のビデオ
信号生成器から出現するとき、ビデオ素材にはフィールド支配性がない(フレー
ムは、第1のフィールドと後続の第2のフィールドとにより構成されるとき、F
1ドミナンスであるといわれ、第2のフィールドと後続の第1のフィールドとに
より構成されるとき、F2ドミナンスであるといわれる)。
【0003】
フィールド支配性は、フレーム境界が既知であり、かつ、保存されるべき様式
でデータを転送する際に関連する。たとえば、ビデオレコーダを用いてビデオ素
材がフレーム境界で編集されるとき、ビデオ材料がF1ドミナンスであるか、又
は、F2ドミナンスであるかを指定するための決定が行われる。図3及び4は、
それぞれ、図2に示されるような既存のビデオ素材に対するF1ドミナンス・ビ
デオ素材の構造及びF2ドミナンス・ビデオ素材の構造を表す。ある種の素材は
、特定のクロミナンスを獲得した後、そのドミナンスを用いて操作されるべきで
ある。さもなければ、図5に示されるように、フレームの表現にシフトが生じる
可能性がある。すなわち、最初の二つのフレームは、F1ドミナンスであるが、
3番目のフレームはF2ドミナンスであり、元々同じフレームに属していなかっ
た二つのフィールドにより構成される。このような場合、符号化の効率は悪く、
符号化されたフレームの二つのフィールドの間のシーン・カットは、ビットレー
ト割り当て効率の点でコストが高くつく。さらに、DVDプレーヤがフレームを
スローモーション若しくは静止画像モードで出力するとき、F2ドミナンスは、
煩わしい画像の垂直方向の動きを生じさせる。
でデータを転送する際に関連する。たとえば、ビデオレコーダを用いてビデオ素
材がフレーム境界で編集されるとき、ビデオ材料がF1ドミナンスであるか、又
は、F2ドミナンスであるかを指定するための決定が行われる。図3及び4は、
それぞれ、図2に示されるような既存のビデオ素材に対するF1ドミナンス・ビ
デオ素材の構造及びF2ドミナンス・ビデオ素材の構造を表す。ある種の素材は
、特定のクロミナンスを獲得した後、そのドミナンスを用いて操作されるべきで
ある。さもなければ、図5に示されるように、フレームの表現にシフトが生じる
可能性がある。すなわち、最初の二つのフレームは、F1ドミナンスであるが、
3番目のフレームはF2ドミナンスであり、元々同じフレームに属していなかっ
た二つのフィールドにより構成される。このような場合、符号化の効率は悪く、
符号化されたフレームの二つのフィールドの間のシーン・カットは、ビットレー
ト割り当て効率の点でコストが高くつく。さらに、DVDプレーヤがフレームを
スローモーション若しくは静止画像モードで出力するとき、F2ドミナンスは、
煩わしい画像の垂直方向の動きを生じさせる。
【0004】
[発明の概要]
したがって、本発明の目的は、上記の問題点が回避され、符号化されたビデオ
番組の画質が改良された符号化方法を提供することである。
番組の画質が改良された符号化方法を提供することである。
【0005】
上記目的を達成するため、本発明は、発明の詳細な説明の冒頭に記載されるよ
うな方法に関連し、符号化ステップの前に前処理ステップが先行し、前処理ステ
ップは、 連続するフレームを受信し、少なくとも2フィールド区間の遅延量でフレーム
を遅延させるステップ(A)と、 F1ドミナンスからF2ドミナンスへの変化が検出されたとき、最初のF2ド
ミナンス・フレームの最初のフィールドが抑止され、上記遅延量が1フィールド
区間に相当する量だけ減少される規準(a)、及び F2ドミナンスからF1ドミナンスへの変化が検出されたとき、最後のF2ド
ミナンス・フレームの最後のフィールドが繰り返され、上記遅延量が1フィール
ド区間に相当する量だけ増加される規準(b)、 のドミナンス変更規準に従って上記遅延量を調節するステップ(B)と、 を有する。
うな方法に関連し、符号化ステップの前に前処理ステップが先行し、前処理ステ
ップは、 連続するフレームを受信し、少なくとも2フィールド区間の遅延量でフレーム
を遅延させるステップ(A)と、 F1ドミナンスからF2ドミナンスへの変化が検出されたとき、最初のF2ド
ミナンス・フレームの最初のフィールドが抑止され、上記遅延量が1フィールド
区間に相当する量だけ減少される規準(a)、及び F2ドミナンスからF1ドミナンスへの変化が検出されたとき、最後のF2ド
ミナンス・フレームの最後のフィールドが繰り返され、上記遅延量が1フィール
ド区間に相当する量だけ増加される規準(b)、 のドミナンス変更規準に従って上記遅延量を調節するステップ(B)と、 を有する。
【0006】
ここで提案された方法によれば、フィールド・ドミナンスの変化を検出し、フ
レームが正しく符号化されるように入力順列化を訂正することができる。
レームが正しく符号化されるように入力順列化を訂正することができる。
【0007】
本発明の改良された一実施例によれば、フレームのシーケンスは、3:2のプ
ル・ダウン技術が適用される2フィールドからなるフィルム・タイプ画像によっ
て構成されるか、或いは、2フィールドからなるビデオ・タイプ画像によって構
成され、上記方法は、 現在シーケンスがフィルム・タイプ画像により構成されることを検出するステ
ップ(A)と、 上記現在シーケンスがフィルム・タイプであると検出されなかったとき、上記
前処理ステップの後に、又は、上記現在シーケンスがフィルム・タイプであると
検出されたとき、上記現在シーケンスに対し、逆3:2プル・ダウン技術を実施
した後に、上記現在シーケンスを符号化するステップ(B)と、 を有し、 上記検出するステップは、 同一パリティの二つの連続するフィールドF(n)及びF(n+2)に対し、
NTOTがフィールド内の画素数を表し、ABSが絶対値関数を表し、valが
画素のルミナンスを表し、TH2が第1の所定の閾値を表し、N’2がABS(
valF(n)−valF(n+2))<TH2となる画素数を表すとき、 N2=NTOT−N’2のような画素数N2を定義するステップ(a)と、 NTOTによって除算した二つの連続する数N2の減算の結果を第2の所定の
閾値THRと比較するステップ(b)と、 上記減算の結果が上記第2の所定の閾値よりも小さいときに限り、上記二つの
フィールドは等しいとみなし、現在シーケンスがフィルム・タイプ画像により構
成されていることを検出するステップ(c)と、 を有する。
ル・ダウン技術が適用される2フィールドからなるフィルム・タイプ画像によっ
て構成されるか、或いは、2フィールドからなるビデオ・タイプ画像によって構
成され、上記方法は、 現在シーケンスがフィルム・タイプ画像により構成されることを検出するステ
ップ(A)と、 上記現在シーケンスがフィルム・タイプであると検出されなかったとき、上記
前処理ステップの後に、又は、上記現在シーケンスがフィルム・タイプであると
検出されたとき、上記現在シーケンスに対し、逆3:2プル・ダウン技術を実施
した後に、上記現在シーケンスを符号化するステップ(B)と、 を有し、 上記検出するステップは、 同一パリティの二つの連続するフィールドF(n)及びF(n+2)に対し、
NTOTがフィールド内の画素数を表し、ABSが絶対値関数を表し、valが
画素のルミナンスを表し、TH2が第1の所定の閾値を表し、N’2がABS(
valF(n)−valF(n+2))<TH2となる画素数を表すとき、 N2=NTOT−N’2のような画素数N2を定義するステップ(a)と、 NTOTによって除算した二つの連続する数N2の減算の結果を第2の所定の
閾値THRと比較するステップ(b)と、 上記減算の結果が上記第2の所定の閾値よりも小さいときに限り、上記二つの
フィールドは等しいとみなし、現在シーケンスがフィルム・タイプ画像により構
成されていることを検出するステップ(c)と、 を有する。
【0008】
また、本発明の目的は、対応した符号化装置を提供することである。
【0009】
この目的を達成するため、本発明は、元々二つのフィールドF1及びF2から
なるフレームのシーケンスが、3:2のプル・ダウン技術が適用される2フィー
ルドからなるフィルム・タイプ画像によって構成されるか、或いは、2フィール
ドからなるビデオ・タイプ画像によって構成され、上記フレームのシーケンスに
対応したビデオ信号を符号化する装置に関係し、上記装置は、 フレームの入力シーケンス中でフィルム・タイプ画像のシーケンスを検出する
手段(A)と、 入力シーケンスの連続するフレームを受信し、少なくとも2フィールド区間の
遅延量で各フレームを遅延させ、 F1ドミナンスからF2ドミナンスへの変化が検出されたとき、最初のF2ド
ミナンス・フレームの最初のフィールドが抑止され、遅延量が1フィールド区間
に相当する量だけ減少される規準(a)、及び F2ドミナンスからF1ドミナンスへの変化が検出されたとき、最後のF2ド
ミナンス・フレームの最後のフィールドが繰り返され、遅延量が1フィールド区
間に相当する量だけ増加される規準(b)、 のドミナンス変更規準に従って、上記遅延量を調節する手段(B)と、 上記入力シーケンスがフィルム・タイプであると検出されなかったとき、上記
手段(B)に接続され、又は、上記入力シーケンスがフィルム・タイプであると
検出されたとき、逆3:2プル・ダウン技術を実施した後に、フレームの入力シ
ーケンスを符号化する手段(C)と、 を有する。
なるフレームのシーケンスが、3:2のプル・ダウン技術が適用される2フィー
ルドからなるフィルム・タイプ画像によって構成されるか、或いは、2フィール
ドからなるビデオ・タイプ画像によって構成され、上記フレームのシーケンスに
対応したビデオ信号を符号化する装置に関係し、上記装置は、 フレームの入力シーケンス中でフィルム・タイプ画像のシーケンスを検出する
手段(A)と、 入力シーケンスの連続するフレームを受信し、少なくとも2フィールド区間の
遅延量で各フレームを遅延させ、 F1ドミナンスからF2ドミナンスへの変化が検出されたとき、最初のF2ド
ミナンス・フレームの最初のフィールドが抑止され、遅延量が1フィールド区間
に相当する量だけ減少される規準(a)、及び F2ドミナンスからF1ドミナンスへの変化が検出されたとき、最後のF2ド
ミナンス・フレームの最後のフィールドが繰り返され、遅延量が1フィールド区
間に相当する量だけ増加される規準(b)、 のドミナンス変更規準に従って、上記遅延量を調節する手段(B)と、 上記入力シーケンスがフィルム・タイプであると検出されなかったとき、上記
手段(B)に接続され、又は、上記入力シーケンスがフィルム・タイプであると
検出されたとき、逆3:2プル・ダウン技術を実施した後に、フレームの入力シ
ーケンスを符号化する手段(C)と、 を有する。
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明の具体例を説明する。
【0011】
[実施形態の詳細な説明]
(符号化装置1003における符号化の前の)本発明による前処理装置の一実
施形態が図6に示されている。本例の場合、入力ビデオストリームは、ビデオ・
タイプの画像に対応した情報、すなわち、(既に図1に示されたように)フレー
ムの連続するペアF(1),F(2),...,F(i)、以下同様に続くを含
むシーケンスである。
施形態が図6に示されている。本例の場合、入力ビデオストリームは、ビデオ・
タイプの画像に対応した情報、すなわち、(既に図1に示されたように)フレー
ムの連続するペアF(1),F(2),...,F(i)、以下同様に続くを含
むシーケンスである。
【0012】
このようなシーケンスは、F1ドミナンスであると想定され、図6では、スイ
ッチ61の上側位置に対応し、連続する各入力フィールドIFは、2フィールド
の遅延量、或いは、少なくとも2フィールドの遅延量ずつ、メモリ63内で遅延
される(図7のライン(b)において、フレーム1からフレーム3の遅延量は、
ライン(a)の対応したフレームと対比させて示されている)。F1ドミナンス
からF2ドミナンスへの変化がフィールド・ドミナンス変化の回路64によって
検出されたとき(図7のライン(a)の時点t12)、回路64によって制御さ
れたスイッチ61は、下側位置へ戻り(図6を参照せよ)、この場合に、連続す
る各入力フィールドIFは、1フィールド(又は、メモリ63の遅延量が大きい
場合には、1フィールド未満)の遅延量だけメモリ65内で遅延される。最初の
F2ドミナンスのフレームは抑止され、全ての後続の入力フィールドは、1フィ
ールド区間の遅延量だけで送出されるので(図7のライン(b)のフレーム4及
び5を参照せよ)、出力シーケンスにギャップが生じない。
ッチ61の上側位置に対応し、連続する各入力フィールドIFは、2フィールド
の遅延量、或いは、少なくとも2フィールドの遅延量ずつ、メモリ63内で遅延
される(図7のライン(b)において、フレーム1からフレーム3の遅延量は、
ライン(a)の対応したフレームと対比させて示されている)。F1ドミナンス
からF2ドミナンスへの変化がフィールド・ドミナンス変化の回路64によって
検出されたとき(図7のライン(a)の時点t12)、回路64によって制御さ
れたスイッチ61は、下側位置へ戻り(図6を参照せよ)、この場合に、連続す
る各入力フィールドIFは、1フィールド(又は、メモリ63の遅延量が大きい
場合には、1フィールド未満)の遅延量だけメモリ65内で遅延される。最初の
F2ドミナンスのフレームは抑止され、全ての後続の入力フィールドは、1フィ
ールド区間の遅延量だけで送出されるので(図7のライン(b)のフレーム4及
び5を参照せよ)、出力シーケンスにギャップが生じない。
【0013】
F2ドミナンスからF1ドミナンスへの更なる変化が回路64によって検出さ
れたとき(図7のライン(a)の時点t21)、最後のF2ドミナンス・フレー
ムの最後のフィールドF1は、正しい順列化を行うため繰り返され、全ての後続
の入力フィールドは、始めと同じように、2フィールド区間の遅延量で送出され
(図7のライン(b)のフレーム6及び7を参照せよ)、或いは、メモリ63に
対する遅延がより大きい場合には、1フィールドを超える遅延量で送出される。
れたとき(図7のライン(a)の時点t21)、最後のF2ドミナンス・フレー
ムの最後のフィールドF1は、正しい順列化を行うため繰り返され、全ての後続
の入力フィールドは、始めと同じように、2フィールド区間の遅延量で送出され
(図7のライン(b)のフレーム6及び7を参照せよ)、或いは、メモリ63に
対する遅延がより大きい場合には、1フィールドを超える遅延量で送出される。
【0014】
フィールド・ドミナンス検出回路64におけるドミナンスの検出は、たとえば
、連続するフィールド間で実施されるシーン・カット検出方法を用いて行われる
。このような方法は、たとえば、文献:T.Shin and al, "Hierarchical scene c
hange detection in an MPEG-2 compressed video sequence", Proceedings of
the 1998 IEEE ISCAS, May 31, 1998, Nonterey, Ca., USA, pp.IV-253 − IV-2
56、又は、文献:Bouthemy and al., "A unified approach to short change de
tection on camera motion characterization", IEEE Transactions on Circuit
s and Systems for Video Technology, vol.9, No.7, October 1999, pp.1030-1
040に記載されている。
、連続するフィールド間で実施されるシーン・カット検出方法を用いて行われる
。このような方法は、たとえば、文献:T.Shin and al, "Hierarchical scene c
hange detection in an MPEG-2 compressed video sequence", Proceedings of
the 1998 IEEE ISCAS, May 31, 1998, Nonterey, Ca., USA, pp.IV-253 − IV-2
56、又は、文献:Bouthemy and al., "A unified approach to short change de
tection on camera motion characterization", IEEE Transactions on Circuit
s and Systems for Video Technology, vol.9, No.7, October 1999, pp.1030-1
040に記載されている。
【0015】
本発明の改良された一実施例が以下の場合に提案される。NTSC標準の場合
に、画像周波数は毎秒30インターレース走査型フレームである。しかし、映画
の場合、フレームは、24Hzのフレームレートで生成される。フィルム・タイ
プ画像のシーケンスをテレビジョンで可視化することが要求されるとき、映画の
フレームレートをNTSC標準へ変換することが必要である。現在使用されてい
る3:2プル・ダウンと称される技術は、たとえば、国際特許出願WO 97/39577
に記載され、4個のオリジナル順次フィルムフレームに基づいて(テレビジョン
上で可視化することができる)5個のインターレース走査型フレームを作成する
。これは、4個の奇数フィールドと4個の偶数フィールドが形成されるように4
個の順次フレームを二つに分割し、これらの8個のフィールドの中の2個を複製
することにより実現される。
に、画像周波数は毎秒30インターレース走査型フレームである。しかし、映画
の場合、フレームは、24Hzのフレームレートで生成される。フィルム・タイ
プ画像のシーケンスをテレビジョンで可視化することが要求されるとき、映画の
フレームレートをNTSC標準へ変換することが必要である。現在使用されてい
る3:2プル・ダウンと称される技術は、たとえば、国際特許出願WO 97/39577
に記載され、4個のオリジナル順次フィルムフレームに基づいて(テレビジョン
上で可視化することができる)5個のインターレース走査型フレームを作成する
。これは、4個の奇数フィールドと4個の偶数フィールドが形成されるように4
個の順次フレームを二つに分割し、これらの8個のフィールドの中の2個を複製
することにより実現される。
【0016】
図8を参照するに、1番目のラインには24Hzのフィルムシーケンスが示さ
れ、2番目のラインには対応したビデオシーケンスのフィールドを30Hzで順
列化する方法、すなわち、たとえば、二つのフィルムフレームからの一方を3個
のフィールドに分割し、もう一方を通常の2個のフィールドに分割することによ
り、フィルムフレームのペア毎に付加フィールドが挿入される方法が示されてい
る。3個のフィールドに分割されたフレーム(たとえば、F1、F2、F3に分
割されたG1、G2、又は、F6、F7、F8に分割されたG5、G6)の場合
、3番目のフレームは、奇数/偶数の順番を維持するため、奇数フィールド(F
1)又は偶数フィールド(F6)を交互に複製することにより獲得される。これ
により得られる結果は以下の通りである。
れ、2番目のラインには対応したビデオシーケンスのフィールドを30Hzで順
列化する方法、すなわち、たとえば、二つのフィルムフレームからの一方を3個
のフィールドに分割し、もう一方を通常の2個のフィールドに分割することによ
り、フィルムフレームのペア毎に付加フィールドが挿入される方法が示されてい
る。3個のフィールドに分割されたフレーム(たとえば、F1、F2、F3に分
割されたG1、G2、又は、F6、F7、F8に分割されたG5、G6)の場合
、3番目のフレームは、奇数/偶数の順番を維持するため、奇数フィールド(F
1)又は偶数フィールド(F6)を交互に複製することにより獲得される。これ
により得られる結果は以下の通りである。
【0017】
F1=F3=G1
F2=G2
F4=G4
F5=G3
F6=F8=G6
F7=G5
F9=G7
F10=G8
以下同様に続く。
【0018】
複製によって獲得された二つの付加フィールドは、冗長情報を含む。MPEG
−2標準に従ってこのようなシーケンスを符号化するとき、上記情報を検出する
ことは興味深く、繰り返されたフィールドの抑止は、他のフィールドをより良く
符号化するため一部の空間を開放し、関連したMPEG−2符号化器は、ビデオ
・タイプ画像を30Hzで受信し、オリジナルのフィルム・タイプ画像を24H
zで受信する。
−2標準に従ってこのようなシーケンスを符号化するとき、上記情報を検出する
ことは興味深く、繰り返されたフィールドの抑止は、他のフィールドをより良く
符号化するため一部の空間を開放し、関連したMPEG−2符号化器は、ビデオ
・タイプ画像を30Hzで受信し、オリジナルのフィルム・タイプ画像を24H
zで受信する。
【0019】
映画(フィルム・タイプ画像シーケンス)から到来するシーケンスを自動的に
検出するための通常の規準は、5個のフレームの構造、すなわち、10個のフィ
ールドの構造が連続する同一パリティのフィールドの減算によって解析されるこ
とである。3:2プル・ダウン構造を検出する条件は、以下の通りである。
検出するための通常の規準は、5個のフレームの構造、すなわち、10個のフィ
ールドの構造が連続する同一パリティのフィールドの減算によって解析されるこ
とである。3:2プル・ダウン構造を検出する条件は、以下の通りである。
【0020】
F1=F3
F2≠F4
F3≠F5
F4≠F6
F5≠F7
F6=F8
F7≠F9
F8≠F10
この条件は、図9のシーケンスに示され、同図において、f1、f2、...
は、連続するフレームを表し、1o−1e、1o−2e、2o−3e、...は
、対応したフィールドのペアを表し、yは比較のテストに対する肯定的応答(す
なわち、一致)を表し、nは否定的応答(すなわち、不一致)を表す。これらの
全ての条件が充たされたとき、逆3:2プル・ダウン変換が5個のフレームのグ
ループに対して実行され、他方で、これらの条件のいずれか一つが成り立たない
とき、符号化器はビデオモードへ戻る(二つのフィールドの除去は行われない)
。
は、連続するフレームを表し、1o−1e、1o−2e、2o−3e、...は
、対応したフィールドのペアを表し、yは比較のテストに対する肯定的応答(す
なわち、一致)を表し、nは否定的応答(すなわち、不一致)を表す。これらの
全ての条件が充たされたとき、逆3:2プル・ダウン変換が5個のフレームのグ
ループに対して実行され、他方で、これらの条件のいずれか一つが成り立たない
とき、符号化器はビデオモードへ戻る(二つのフィールドの除去は行われない)
。
【0021】
しかし、オリジナルの3:2プル・ダウン・シーケンスにノイズが含まれる可
能性があるので、二つのフィールド(F1、F3とF6、F8)の間の同一性規
準は、厳密には検証されない。
能性があるので、二つのフィールド(F1、F3とF6、F8)の間の同一性規
準は、厳密には検証されない。
【0022】
同一パリティの2個のフィールドF(N)及びF(N+2)を例として考える
。NTOTがフィールド内の画素総数(完全解像度に対し172800)を表し
、val(F(N))が所与の画素のルミナンス値を表し、N1がABS[va
l(F(N))−val(F(N+2))]>THRES1となるような画像要
素(画素)数を表し、NmがABS[val(F(N))−val(F(N+2
))]<THRES2となるような画素数を表し、N2がN2=NTOT−Nm
のような画素数を表し、THRES1及びTHRES2が所定の閾値を表すなら
ば、値Ratio1及びRatio2を予め選択して、以下のテストが行われる
。
。NTOTがフィールド内の画素総数(完全解像度に対し172800)を表し
、val(F(N))が所与の画素のルミナンス値を表し、N1がABS[va
l(F(N))−val(F(N+2))]>THRES1となるような画像要
素(画素)数を表し、NmがABS[val(F(N))−val(F(N+2
))]<THRES2となるような画素数を表し、N2がN2=NTOT−Nm
のような画素数を表し、THRES1及びTHRES2が所定の閾値を表すなら
ば、値Ratio1及びRatio2を予め選択して、以下のテストが行われる
。
【0023】
IF((N1<Ratio 1) and (N2<Ratio 2))
THEN:F(N)=F(N+2)
ELSE:F(N)≠F(N+2)
第1の規準(N1<Ratio 1)は、不同性規準と呼ばれ、フィールド対
フィールドの画素の差が大きい場合の画素数に関係し、第2の規準(N2<Ra
tio 2)は類似性規準と呼ばれ、フィールド対フィールドの画素の差が小さ
い場合の画素数に関係する。
フィールドの画素の差が大きい場合の画素数に関係し、第2の規準(N2<Ra
tio 2)は類似性規準と呼ばれ、フィールド対フィールドの画素の差が小さ
い場合の画素数に関係する。
【0024】
フィルムモード検出ステップ内の問題は、殆どの場合、以下の二つの対照的な
状況において、継続的に発生する。静的又は準静的シーケンスの場合、フィール
ドは略全体的に一致するため、不同性規準は照合することがなく抑止され、充た
されるべき残りの条件は、F1=F3とF6=F8だけである。しかし、二つの
同一のフィールドが相違して見えるような非常にノイズを多く含むシーケンスの
場合、同一性規準の閾値設定値を非常に大きくすると、相違するフィールドが同
一であるとみなされることになるので、閾値設定値を余り大きくすることができ
ない。
状況において、継続的に発生する。静的又は準静的シーケンスの場合、フィール
ドは略全体的に一致するため、不同性規準は照合することがなく抑止され、充た
されるべき残りの条件は、F1=F3とF6=F8だけである。しかし、二つの
同一のフィールドが相違して見えるような非常にノイズを多く含むシーケンスの
場合、同一性規準の閾値設定値を非常に大きくすると、相違するフィールドが同
一であるとみなされることになるので、閾値設定値を余り大きくすることができ
ない。
【0025】
映画から発生するシーケンスを自動的に検出する規準は、以下の認識に基づい
て変更される。N2統計量(N2は既に説明した)に着目することによって、フ
ィールドF1とF3に対するN2(N2[1,3]のように表す)、及び、フィ
ールドF6とF8に対するN2(N2[6,8]のように表す)は、他のN2(
一般的には、Fj−Fiに対し計算されたN2の統計量を表すN2[i,j])
よりも小さいことがわかった。次に、二つの連続するN2統計量の間の差、たと
えば、N2[6,8]−N2[5,7]を計算し、(たとえば、(N2[5,7
]−N2[6,8])×100/NTOTの式に従って)この差をパーセンテー
ジの形式で所定の閾値と比較することにより、5回の計算毎に、大きいパーセン
テージ値が得られる。したがって、たとえば、X=30%である場合に、計算さ
れたパーセンテージがX%未満であるならば、(最後に着目したフィールドのペ
ア中の)両方のフィールドは、一致しているとみなされ、逆3:2プル・ダウン
処理が次の5フレームに対して実行される。
て変更される。N2統計量(N2は既に説明した)に着目することによって、フ
ィールドF1とF3に対するN2(N2[1,3]のように表す)、及び、フィ
ールドF6とF8に対するN2(N2[6,8]のように表す)は、他のN2(
一般的には、Fj−Fiに対し計算されたN2の統計量を表すN2[i,j])
よりも小さいことがわかった。次に、二つの連続するN2統計量の間の差、たと
えば、N2[6,8]−N2[5,7]を計算し、(たとえば、(N2[5,7
]−N2[6,8])×100/NTOTの式に従って)この差をパーセンテー
ジの形式で所定の閾値と比較することにより、5回の計算毎に、大きいパーセン
テージ値が得られる。したがって、たとえば、X=30%である場合に、計算さ
れたパーセンテージがX%未満であるならば、(最後に着目したフィールドのペ
ア中の)両方のフィールドは、一致しているとみなされ、逆3:2プル・ダウン
処理が次の5フレームに対して実行される。
【0026】
次に、図10を参照して、この前処理動作が含まれる符号化システムを説明す
る。この符号化システムは、映画又はビデオテープから生ずるシーケンスに対応
した入力信号を符号化する符号化手段101と、上記入力信号中のフィルム・タ
イプのシーケンスを検出する検出手段102(この検出手段は、後述するように
作動される検出段でも構わない)と、このような検出が生じたときに符号化手段
101を第1の動作モードから第2の動作モードへ切り換えるスイッチング手段
103とを含む。符号化手段101は、第1の前処理装置1011と、第2の前
処理装置1012と、たとえば、MPEG−2方式符号化器のような符号化装置
1013とを含む。
る。この符号化システムは、映画又はビデオテープから生ずるシーケンスに対応
した入力信号を符号化する符号化手段101と、上記入力信号中のフィルム・タ
イプのシーケンスを検出する検出手段102(この検出手段は、後述するように
作動される検出段でも構わない)と、このような検出が生じたときに符号化手段
101を第1の動作モードから第2の動作モードへ切り換えるスイッチング手段
103とを含む。符号化手段101は、第1の前処理装置1011と、第2の前
処理装置1012と、たとえば、MPEG−2方式符号化器のような符号化装置
1013とを含む。
【0027】
図11に示された検出段は、同一パリティの二つの連続するフィールドを受け
取り、画素毎にこれらのフィールドの差を判定するため設けられた減算器141
.1,141.2,141.3,...の組と、その後に続き、上記差の絶対値
をとるよう設けられた回路142.1,142.2,142.3,...の組と
、この値を格納するメモリ143.1,143.2,143.3,...とを含
む。これらの記憶された絶対値の連続する値の間の連続する差が、次に、減算器
144.1,144.2,144.3,...で計算され、これらの差は、たと
えば、上述のように100/NTOTにより乗算され、所定の閾値と比較される
(テストC1)。フィールドが一致する場合、すなわち、フィールドがフィルム
・タイプ画像に対応する場合(本例の場合、F1=F3及びF6=F8)、逆3
:2プル・ダウン処理が第1の前処理装置1011内で次の5個のフレームに対
し実施される。この状況は、スイッチング手段103の下側位置と対応する。フ
ィールドが一致しない場合(ビデオ・タイプ画像である場合)、スイッチング手
段103は逆の位置(上側位置)に切り換わる。第1の前処理装置1011は、
停止され、同時に、第2の前処理装置1012が動作し始める(この第2の前処
理装置1012は図6の前処理装置と全く同じ構造を有する)。
取り、画素毎にこれらのフィールドの差を判定するため設けられた減算器141
.1,141.2,141.3,...の組と、その後に続き、上記差の絶対値
をとるよう設けられた回路142.1,142.2,142.3,...の組と
、この値を格納するメモリ143.1,143.2,143.3,...とを含
む。これらの記憶された絶対値の連続する値の間の連続する差が、次に、減算器
144.1,144.2,144.3,...で計算され、これらの差は、たと
えば、上述のように100/NTOTにより乗算され、所定の閾値と比較される
(テストC1)。フィールドが一致する場合、すなわち、フィールドがフィルム
・タイプ画像に対応する場合(本例の場合、F1=F3及びF6=F8)、逆3
:2プル・ダウン処理が第1の前処理装置1011内で次の5個のフレームに対
し実施される。この状況は、スイッチング手段103の下側位置と対応する。フ
ィールドが一致しない場合(ビデオ・タイプ画像である場合)、スイッチング手
段103は逆の位置(上側位置)に切り換わる。第1の前処理装置1011は、
停止され、同時に、第2の前処理装置1012が動作し始める(この第2の前処
理装置1012は図6の前処理装置と全く同じ構造を有する)。
【0028】
最後に説明した例に対応する符号化システムは、(たとえば、日本や米国など
の国で使用されるNTSC標準に従って)60Hzの周波数で動作するテレビジ
ョンシステムでアニメーション画像を伝送するため使用される。
の国で使用されるNTSC標準に従って)60Hzの周波数で動作するテレビジ
ョンシステムでアニメーション画像を伝送するため使用される。
【図1】
連続するフィールドのペアにより構成されたビデオシーケンスを時間軸上に関
連した同期信号によって与えられたレートで示す図である。
連した同期信号によって与えられたレートで示す図である。
【図2】
既存のビデオ素材の連続するフレームF1、F2を示す図である。
【図3】
F1ドミナンス・ビデオ素材の構造を示す図である。
【図4】
F2ドミナンス・ビデオ素材の構造を示す図である。
【図5】
フレームの表現にシフトが現れたビデオシーケンスの例を示す図である。
【図6】
本発明による処理装置の一実施例を示す図である。
【図7】
前処理装置によって実行されたドミナンス・タイプ検出と関連して、シーケン
スがフィールドの抑止若しくは繰り返しによって変更される機構を示す図である
。
スがフィールドの抑止若しくは繰り返しによって変更される機構を示す図である
。
【図8】
4個のオリジナル順次フレームから、5個のインターレース走査型フレームの
シーケンス、若しくは、本発明の場合には、n=1であるフィールドF(n)か
らF(n+9)までのペアを構築することができる3:2プル・ダウン技術を示
す図である。
シーケンス、若しくは、本発明の場合には、n=1であるフィールドF(n)か
らF(n+9)までのペアを構築することができる3:2プル・ダウン技術を示
す図である。
【図9】
フィルム・モード・フォーマットの場合にフィールドが順列化される様子と、
3:2プル・ダウン構造を検出するため実行されるべきテスト(一致?不一致?
)の組を示す図である。
3:2プル・ダウン構造を検出するため実行されるべきテスト(一致?不一致?
)の組を示す図である。
【図10】
本発明による方法が実施される符号化システムを示す図である。
【図11】
図10の符号化装置に含まれる前処理装置の実施例を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),CN,IN,J
P,KR,US
(72)発明者 デル コルソ,サンドラ
オランダ国,5656 アーアー アインドー
フェン,プロフ・ホルストラーン 6
(72)発明者 ル マゲ,イザベル
オランダ国,5656 アーアー アインドー
フェン,プロフ・ホルストラーン 6
Fターム(参考) 5C059 LA04 MA00 PP16 UA02
【要約の続き】
のシーケンスが検出されたとき、逆3:2プル・ダウン
技術が入力フレームに適用され、検出されないとき、こ
の技術は停止され、ドミナンス変化のタイプに応じて前
処理を行う上記第1の解決策によって置換される。
Claims (4)
- 【請求項1】 元々二つのフィールドF1及びF2からなるフレームのシー
ケンスに対応したビデオ信号を符号化する方法であって、 符号化ステップの前に前処理ステップが先行し、 前処理ステップは、 連続するフレームを受信し、少なくとも2フィールド区間の遅延量でフレーム
を遅延させるステップと、 F1ドミナンスからF2ドミナンスへの変化が検出されたとき、最初のF2ド
ミナンス・フレームの最初のフィールドが抑止され、上記遅延量が1フィールド
区間に相当する量だけ減少される規準、及び F2ドミナンスからF1ドミナンスへの変化が検出されたとき、最後のF2ド
ミナンス・フレームの最後のフィールドが繰り返され、上記遅延量が1フィール
ド区間に相当する量だけ増加される規準、 の二つのドミナンス変更規準に従って上記遅延量を調節するステップと、 を有する、方法。 - 【請求項2】 上記フレームのシーケンスは、3:2のプル・ダウン技術が
適用される2フィールドからなるフィルム・タイプ画像によって構成されるか、
又は、2フィールドからなるビデオ・タイプ画像によって構成され、 現在シーケンスがフィルム・タイプ画像により構成されることを検出するステ
ップと、 上記現在シーケンスがフィルム・タイプであると検出されなかったとき、上記
前処理ステップの後に、又は、上記現在シーケンスがフィルム・タイプであると
検出されたとき、上記現在シーケンスに対し、逆3:2プル・ダウン技術を実施
した後に、上記現在シーケンスを符号化するステップと、 を有し、 上記検出するステップは、 同一パリティの二つの連続するフィールドF(n)及びF(n+2)に対し、 NTOTがフィールド内の画素数を表し、 ABSが絶対値関数を表し、 valが画素のルミナンスを表し、 TH2が第1の所定の閾値を表し、 N’2がABS(valF(n)−valF(n+2))<TH2となる画素
数を表すとき、 N2=NTOT−N’2のような画素数N2を定義するステップと、 NTOTによって除算した二つの連続する数N2の減算の結果を第2の所定の
閾値THRと比較するステップと、 上記減算の結果が上記第2の所定の閾値よりも小さいときに限り、上記二つの
フィールドは等しいとみなし、現在シーケンスがフィルム・タイプ画像により構
成されていることを検出するステップと、 を有する、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 元々二つのフィールドF1及びF2からなり、3:2のプル
・ダウン技術が適用される2フィールドからなるフィルム・タイプ画像によって
構成されるか、或いは、2フィールドからなるビデオ・タイプ画像によって構成
されるフレームのシーケンスに対応したビデオ信号を符号化する装置であって、 フレームの入力シーケンス中でフィルム・タイプ画像のシーケンスを検出する
手段と、 入力シーケンスの連続するフレームを受信し、少なくとも2フィールド区間の
遅延量で各フレームを遅延させ、 F1ドミナンスからF2ドミナンスへの変化が検出されたとき、最初のF2ド
ミナンス・フレームの最初のフィールドが抑止され、遅延量が1フィールド区間
に相当する量だけ減少される規準、及び F2ドミナンスからF1ドミナンスへの変化が検出されたとき、最後のF2ド
ミナンス・フレームの最後のフィールドが繰り返され、遅延量が1フィールド区
間に相当する量だけ増加される規準、 の二つのドミナンス変更規準に従って、上記遅延量を調節する手段と、 上記入力シーケンスがフィルム・タイプであると検出されなかったとき、上記
遅延量を調節する手段に接続され、又は、上記入力シーケンスがフィルム・タイ
プであると検出されたとき、逆3:2プル・ダウン技術を実施した後に、フレー
ムの入力シーケンスを符号化する手段と、 を有する、装置。 - 【請求項4】 上記検出する手段は、 同一パリティの二つの連続するフィールドを受け取り、画素毎にこれらのフィ
ールドの差を判定するため設けられた減算器の組と、 上記減算器の組の後に続き、上記差の絶対値をとり、上記差の絶対値を格納し
、上記格納された絶対値の連続する値の間の連続する差を減算器で計算し、上記
計算された差を所定の閾値と比較し、上記計算された差が所定の閾値よりも小さ
い場合に限り、上記二つのフィールドは一致しているとみなし、フィルム・タイ
プのシーケンスを検出する回路の組と、 を有する、請求項3記載の装置。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP99401969 | 1999-08-03 | ||
EP99401969.3 | 1999-08-03 | ||
EP99403228 | 1999-12-21 | ||
EP99403228.2 | 1999-12-21 | ||
PCT/EP2000/007425 WO2001010133A1 (en) | 1999-08-03 | 2000-07-31 | Method and device for encoding sequences of frames including either video-type or film-type images |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003508941A true JP2003508941A (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=26153678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001513900A Pending JP2003508941A (ja) | 1999-08-03 | 2000-07-31 | ビデオ・タイプ画像又はフィルム・タイプ画像を含むフレームのシーケンスの符号化方法及び装置 |
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Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP1121808A1 (ja) |
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KR (1) | KR20010075579A (ja) |
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WO (1) | WO2001010133A1 (ja) |
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CN107071404B (zh) * | 2001-11-21 | 2020-01-24 | 谷歌技术控股有限责任公司 | 对具有多个图像的图像序列进行编码的方法及设备 |
KR100529308B1 (ko) * | 2002-09-17 | 2005-11-17 | 삼성전자주식회사 | 영상신호 처리에서의 필름 모드 검출 방법 및 장치 |
CN100352261C (zh) * | 2005-06-09 | 2007-11-28 | 西安交通大学 | 一种3∶2下拉电影源视频的检测方法 |
DE602008004440D1 (de) * | 2008-04-11 | 2011-02-24 | Tektronix Int Sales Gmbh | Verfahren zur Bestimmung der Felddominanz in einer Sequenz von Videorahmen |
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---|---|---|---|---|
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US5491516A (en) * | 1993-01-14 | 1996-02-13 | Rca Thomson Licensing Corporation | Field elimination apparatus for a video compression/decompression system |
US5606373A (en) * | 1995-04-04 | 1997-02-25 | International Business Machines Corporation | Methods for repeated field detection |
BR9606480A (pt) | 1995-06-23 | 1998-07-14 | Lg Electronics Inc | Aparelho para suprimento de refrigerante líquido para compressor linear |
MY115648A (en) * | 1995-08-23 | 2003-08-30 | Sony Corp | Encoding/decoding fields of predetermined field polarity apparatus and method |
AUPO894497A0 (en) * | 1997-09-02 | 1997-09-25 | Xenotech Research Pty Ltd | Image processing method and apparatus |
JP3686249B2 (ja) * | 1998-03-20 | 2005-08-24 | パイオニア株式会社 | 重複画像検出装置、画像変換装置、重複画像検出方法及び画像変換方法並びに画像記録媒体 |
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-
2000
- 2000-07-31 WO PCT/EP2000/007425 patent/WO2001010133A1/en not_active Application Discontinuation
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- 2000-07-31 CN CN00801547A patent/CN1319309A/zh active Pending
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EP1121808A1 (en) | 2001-08-08 |
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