JP4033554B2 - インタレース形状情報符号化方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インタレース形状情報(interlaced shape information)を符号化するインタレース形状情報符号化方法に関し、特に、フィールド非更新推定(field_no_update estimation)に基づいてインタレース形状情報の符号化モード(BABタイプ)を修飾(modify)することによって、インタレース形状情報を効果的に符号化するインタレース形状情報符号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、テレビ電話及び電子会議のようなディジタルテレビジョンシステムにおいては、ビデオフレーム信号におけるビデオライン信号が「画素値」と呼ばれる一連のディジタルデータからなっているため、各ビデオフレーム信号を表現するのには大量のディジタルデータが必要である。しかしながら、通常の伝送チャネル上の利用可能な周波数帯域幅は制限されているので、そのチャネルを通じて大量のディジタルデータを伝送するためには、特に、テレビ電話及び電子会議のような低ビットレートの映像信号符号化システムの場合、様々なデータ圧縮技法を用いて伝送すべきデータの量を圧縮するか減らさなければならない。
【0003】
低ビットレートの映像信号符号化システムにおいて、映像信号を符号化する方法の1つに、所謂、物体(オブジェクト)指向分析/合成符号化方法(Object−oriented analysis−synthesis coding technique)がある。このオブジェクト指向分析/合成符号化技法によれば、入力ビデオ映像は複数の物体(オブジェクト)に分けられ、各オブジェクトの動き、輪郭線及び画素データを規定する3つの組よりなるパラメータが異なる符号化チャネルを通じて取り扱われる。
【0004】
このオブジェクト指向符号化方法の一例としては、いわゆるMPEG−4(Moving Picture Experts Group−4)があるが、この技法は、低ビットレート通信、相互対話式マルチメディア(例えば、ゲーム、相互対話式TVなど)及び領域監視システムのような応用分野において、コンテンツベースインタラクティビティ、高い符号化効率及び/または汎用アクセシビリティを可能とする視聴覚符号化の標準案を提供する。
【0005】
このMPEG−4によれば、入力ビデオ映像は、ビットストリーム内でユーザがアクセスし操作し得るエンティティ(entity)に対応する複数のビデオ物体平面(VOP)に分けられる。VOPを物体に対応させることができ、各VOPは、幅及び高さが16画素(マクロブロックの大きさ)の最小倍数である、各物体を取り囲む境界四角形として表すことができる。従って、エンコーダは入力ビデオ映像をVOP単位に処理することができる。
【0006】
MPEG−4に開示されたVOPは、ルミナンス(輝度)データ及びクロミナンスデータよりなるテクスチャー情報及び形状情報を有する。形状情報は2値形状信号で表現され、アルファプレーンと呼ばれる。このアルファプレーンは各々が16×16個の2値画素よりなる複数の2値アルファブロック(BAB)に分割される。各2値画素は背景画素または物体画素のうちのいずれかに分類される。背景画素はアルファプレーン内の物体の外側に位置し、例えば“0”の画素値が割当てられ、物体画素は物体の内側に位置し、例えば“255”の画素値が割当てられる。
【0007】
BAB内の各2値画素は、コンテキストベース算術符号化(CAE)技法及び動き推定/補償技法のような従来のビットマップベース形状符号化方法を用いて符号化され得る。例えば、イントラモード(intra−mode)において、現BAB内の全ての2値画素は、イントラ・CAE法によって符号化されてイントラ符号化BABを発生する。ここで、BAB内のある2値画素に対するコンテキスト値(context value)は、その2値画素の周りの所定数(例えば、10個)の2値画素に基づいて求められる。一方、インタモード(inter−mode)においては、現BAB内の全ての2値画素はインタ・CAE法によって符号化されてインタ符号化BABを発生する。ここで、現BAB内のある2値画素のコンテキスト値は、現BAB内のその2値画素を取囲む所定数(例えば、4個)の2値画素の値と基準BAB(例えば、境界動き補償BAB)内の所定数(例えば、5個)の2値画素の値とに基づいて求められる(MPEG−4 Video Verification Model Version 7.0,International Organization for Standardization, Coding of Moving Pictures And Associated Audio Information, ISO/IEC JTC1/SC29/WG11 MPEG97/N1642, Bristol、1997年4月、28〜30頁 参照)。
【0008】
一方、従来の2値形状符号化技法においては、符号化の効率を向上させるために、BABに対する符号化タイプを表すまたは特徴づけるBABタイプ(BAB_type)が用いられる。例えば、あるBAB内の全ての2値画素が物体画素である場合、画素データそのものの代わりに、そのBABの全ての2値画素が物体画素であることを表すBABタイプを符号化して受信端のデコーダに伝送する。このように、BABタイプをBABに対する基本的な2値形状情報として伝送することによって、符号化の効率を向上させることができる。
【0009】
【表1】
Figure 0004033554
【0010】
表1には、通常的に本分野で採用されるBABに対する7つのBABタイプが示されている。ここで、形状に対する動きベクトル差分MVDsは、BABの形状動きベクトルMVsと形状動きベクトル予測値MVPsとの間の差分を表す(上記した、MPEG−4 Video Verfication Model Version 7.0のpp.20〜23参照)。
【0011】
表1において、BABタイプ「0」はBABに対するMVDsが0であり、且つBABが更新されないこと(“no_update”)、即ち、最も類似な候補BABによって置き換え可能であることを表し、BABタイプ「1」はBABに対するMVDsがゼロでない値を有し、且つBABが最も類似な候補BABによって置き換え可能であることを表す。BABタイプ「0」のBABはBABタイプそれのみによって表現することができ、BABタイプ「1」のBABはBABタイプとMVDsの両方によって表現される。
【0012】
また、BABタイプ「2」はBABが透明であること、即ち、BAB内の全ての2値画素が背景画素として処理可能であることを表し、BABタイプ「3」はBABが不透明であること、即ち、BAB内の全ての2値画素が物体画素として表現可能であることを表す。これらのBABタイプ「2」又は「3」のBABを表すのには、BABタイプ以外の他のデータを要しない。
【0013】
BABタイプ「4」は、BAB内の全ての2値画素がイントラ・CAE符号化技法によって符号化されていることを表し、BABタイプ「5」はMVDsがゼロであり、且つBAB内の全ての2値画素がインタ・CAE符号化技法によって符号化されていることを表し、BABタイプ「6」はMVDsがゼロでない値を有し、且つBAB内の全ての2値画素がインタ・CAE符号化技法によって符号化されていることを表す。BABタイプ「4」のBABは、BABタイプ「4」及びその後に続くイントラ・CAEデータによって表現され、BABタイプ「5」のBABはBABタイプ「5」及びその後に続くインタ・CAEデータによって表現される。BABタイプ「6」のBABはBABタイプ「6」の他に、MVDs及びインタ・CAEデータを必要とする。
【0014】
図1は、VOPに対するインタレース形状情報をフレームBAB単位及びフィールドBAB単位で適応的に符号化する従来装置の概略的なブロック図である。ここで、フレームBABはM×N個の画素を有し、各々(M/2)×N個の画素よりなる上部及び下部フィールドBABに分割可能であり、Mは偶数の正の整数であり、Nは正の整数である。典型的にはM及びNは16であり、両フィールドBABは各々フレームBABにおける毎奇数行の画素と毎偶数行の画素とよりなる。図1に示すように、VOPのインタレース形状情報はフレーム検出部10にフレームBAB単位で入力される。このフレーム検出部10は、例えば、16×16個の2値画素よりなる現フレームBABが透明(または、不透明)なものとして取扱い可能であるか否かを判断する。典型的には、現フレームBAB内の全ての画素を「0」または「255」に置き換えたとき発生するエラーが予め定められた閾値より小さい場合、現フレームBABは透明または不透明なものとして決定される。もし、現フレームBABが透明または不透明なものである場合、BABタイプ「2」またはBABタイプ「3」がマルチプレクサ(MUX)60を経て伝送機(図示せず)に供給され、現フレームBABに対する符号化の過程が終了される。
【0015】
また、現フレームBABが透明でも不透明でもない場合には、現フレームBABのインタレース形状情報が符号化タイプ決定部20及びスイッチ30に供給される。符号化タイプ決定部20は隣接する2つの行間の2値画素値の変化に基づいて、現フレームBABに対するフレーム相関度及びフィールド相関度を計算し、これらの両相関度に基づいて、フレームベース符号化またはフィールドベース符号化のうちの何れがより好ましいかを判断する。判断の結果、フレーム相関度がフィールド相関度以上である場合は、符号化タイプ決定部20は現フレームBABの符号化タイプを「0」として割当て、そうでない場合には、「1」として割当て、現フレームBABの符号化タイプ(「0」または「1」)をスイッチ30及びMUX60の各々に供給する。ここで、符号化タイプ「0」は現フレームBABがフレーム単位で符号化されることを意味し、符号化タイプ「1」は現フレームBABがフィールド単位で符号化されることを意味する。例えば、フレーム相関度は現フレームBABにおいて全ての可能な2つの隣接行(即ち、第1行と第2行、第2と第3行、等々)間の2値画素値の差分の和から計算することができ、フィールド相関度は現フレームBABにおいて全ての可能な2つの隣接奇数行(即ち、第1行と第3行、第3行と第5行、等々)間の2値画素値の差分と、全ての可能な2つの隣接偶数行(即ち、第2行と第4行、第4行と第6行、等々)間の2値画素値の差分との和から計算することができる。2値画素値の差分が小さいほど相関度は大きくなる。
【0016】
スイッチ30は、符号化タイプ決定部20から供給された符号化タイプが「0」である場合は、現フレームBABのインタレース形状情報をフレーム符号化部40に供給し、符号化タイプが「1」である場合には、フィールド符号化部50に供給する。
【0017】
フレーム符号化部40はBABタイプ「0」、「1」、「4」、「5」及び「6」のうちのいずれか一つを現フレームBABのBABタイプとして決定し、該当BABタイプに応じて現フレームBABをフレーム単位で符号化する。BABタイプが「0」である場合は、フレーム符号化部40はBABタイプのみをMUX60に出力し、BABタイプが「1」、「4」、「5」及び「6」のうちのいずれかである場合には、フレーム符号化部40は該当BABタイプと共にフレーム単位の現フレームBABの符号化データ(または、フレーム符号化データ)をMUX60に出力する。このフレーム符号化データは、符号化されたMVDs及び/またはイントラ/インタ・CAEデータを含む。
【0018】
一方、スイッチ30が符号化タイプ決定部20からの符号化タイプ「1」に応じて、現フレームBABをフィールド符号化部50に供給する場合、フィールド符号化部50は現フレームBABを2つのフィールドBAB(即ち、上部及び下部フィールドBAB)に分割し、BABタイプ「0」、「1」、「4」、「5」及び「6」のうちのいずれか一つを上部及び下部フィールドBABの両方に対するBABタイプとして決定し、該当BABタイプに応じて2つのフィールドBABをフィールド単位で個別に符号化する。ここで、1つのBABタイプが2つのフィールドBABに割当てられても、2つのフィールドBABはフィールド単位で個別に符号化されることに注意されたい。フィールド符号化データ及びフィールドBABタイプはMUX60に供給される。このフィールド符号化データ(存在する場合)は、2つのフィールドBABに対する2つの符号化MVDs及び/またはイントラ/インタ・CAEデータを含む。フィールド符号化部50にて行われる符号化法については、後に表2を参照して詳細に説明する。
【0019】
MUX60はBABタイプ、符号化タイプ、及び/またはフレーム符号化データまたはフィールド符号化データを多重化して、現フレームBABに対する符号化データをその伝送のために伝送機(図示せず)に供給する。フレーム検出部10においてBABタイプが「2」または「3」として決定される場合は、符号化データはBABタイプのみより構成される。BABタイプが「0」である場合には、符号化データは符号化タイプ及びBABタイプを含む。BABタイプが「1」、「4」、「5」及び「6」のうちのいずれかである場合には、符号化データは符号化タイプ、BABタイプ、及び該当符号化タイプに応じてフレーム符号化データまたはフィールド符号化データを含む。
【0020】
表2には、フィールド符号化部50において2つのフィールドBABに割当てられるBABタイプの例が示されている。上部フィールドBABタイプ(即ち、上部フィールドBABのBABタイプ)Ti、及び下部フィールドBABタイプ(即ち、下部フィールドBABのBABタイプ)Biは、表1で定義されたBABタイプiに対応する。iは0〜6までの整数である。
【0021】
フィールド符号化部50は、上部及び下部フィールドBABタイプを個別に検出する。2つのフィールドBABタイプがBABタイプ「0」、「1」、「4」、「5」及び「6」のうちのいずれか一つとして同一として決定される場合、該当BABタイプが2つのフィールドBABに割当てられる。BABタイプ「2」または「3」は上述したようにフレーム検出部10にてフレーム単位で検出されているので、2つのフィールドBABには割当てられない。
【0022】
【表2】
Figure 0004033554
【0023】
2つのフィールドBABタイプのうちの一方が「0」であり、他方が「1」である場合、BABタイプ「1」が2つのフィールドBABに割当てられる。2つのフィールドBABタイプのうちの一方が「5」であり、他方が「6」である場合には、BABタイプ「6」が2つのフィールドBABに割当てられる。その他の場合においては、両フィールドBABをBABタイプ「4」、「5」及び「6」によって符号化し、最小の符号化ビットをもたらすBABタイプを両フィールドBABのBABタイプとして決定する。
【0024】
上述した従来のフレーム・フィールド適応的符号化技法において、BABタイプ「2」または「3」である場合は、現フレームBABに対する符号化データはBABタイプのみを含む。BABタイプが「2」または「3」でない場合には、現フレームBABはBABタイプ及び符号化タイプの他に、必要によってフレーム符号化データまたはフィールド符号化データによって表現される。適応的符号化技法はフィールド間相関度がフレーム間相関度より大きく、上部及び下部フィールドBABの両BABタイプが互いに同じであると期待されるとの事実に基づいて発展されてきた。上述したような形状符号化を行うことにより、BABによっては、符号化タイプを表すとともに2つのフィールドBABをBABタイプを使って符号化するのに付加ビットが必要となり得る。このような符号化において、2つのフィールドBABを互いに異なり得るそれらのフィールドBABタイプに基づいて個別に符号化することが考えられる。しかし、ビデオ信号のインタレース形状情報では2つのフィールドBABが同一のBABタイプを共有する確率が高く、2つのフィールドのBABタイプが異なる場合はまれである。そこで上記した方法では、2つのフィールドBABに対し1つのBABタイプのみを割当てることによって、必要となる付加ビットの数を減らし、符号化効率の向上を図っている。
【0025】
上記の適応的符号化技法を用いて符号化の効率を向上させることができるが、伝送すべきデータの量をより一層減らすことが求められている。例えば、フィールドBABタイプ「0」及び「6」を有する2つのフィールドBABに対して、BABタイプが「6」として決定される場合、フィールドBABタイプ「0」のみで符号化され得るBABタイプ「0」を有するフィールドBABを表現するのにMVDs及びインタ・CAEデータが必要となるため、多量のビット損失が発生し得るという不都合がある。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、インタレース形状情報のBABタイプを修飾(modify)して、伝送すべきデータの量をより一層減らし得るインタレース形状情報符号化方法を提供することにある。
【0027】
本発明の他の目的は、BABタイプのみで特定付けし得るBABを選択的に分類して、伝送すべきデータの量をより一層減らし得るインタレース形状情報符号化方法を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明によれば、インタレース形状情報の目標ブロックを符号化するインタレース形状情報符号化方法であって、前記インタレース形状情報は複数のピクチャーを有し、各ピクチャーはM×N個の画素よりなる複数のブロックに分けられ、各画素は第1の2値と第2の2値のうちのいずれか一つを有し、M及びNは正の偶数の整数であり、前記目標ブロックは符号化されるべき現ピクチャーのブロックの1つを表し、前記目標ブロックは各々該目標ブロックの奇数行及び偶数行からなり(M/2)×N個の画素を有する2つのフィールドブロックに分割可能であり、前記目標ブロックはM×N個の画素単位で符号化されるフレームベース符号化(frame−based coding)と、(M/2)×N個の画素単位で符号化されるフィールドベース符号化(field−based coding)とのうちのいずれかによって符号化され、当該方法は、
記目標ブロックと対応する2つのフィールドブロックとの間の相関度に基づいて、前記フレームベース符号化技法と前記フィールドベース符号化技法のうちのいずれが前記目標ブロックを符号化するのにより効果的であるかを判断し、適した符号化技法を表す符号化タイプ(encoding_type)を生成する第過程と、
前記フィールドベース符号化技法がより効果的である場合、前記2つのフィールドブロックが、前記2つのフィールドブロックのうち少なくとも1つが最も類似な候補フィールドブロックに置き換えられることを表すワン・フィールド・非更新(one_field_no_update)に対応するか否かを判断する第過程と、
前記2つのフィールドブロックが前記ワン・フィールド・非更新のBABタイプ「1」として決定される場合、前記2つのフィールドブロックのうちのいずれが前記最も類似な候補フィールドブロックで置き換えられるかを表すtop_or_bottomと、前記top_or_bottomによって指示されない他方のフィールドブロックの符号化の条件を表すBABタイプ・フィールド(BAB_type_field)とを決定する第過程と、
記符号化タイプ、前記BABタイプ、前記top_or_bottom、及び/または前記BABタイプ・フィールドを多重化する第過程とを含むことを特徴とするインタレース形状情報符号化方法が提供される。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施例について図面を参照しながらより詳しく説明する。
【0030】
図2は、本発明の好適実施例によって現VOPに対するインタレース形状情報を適応的に符号化する装置のブロック図である。ここで、インタレース形状情報は2値アルファプレーンの形態を有し、2値アルファプレーンは複数のフレームBAB及び境界フレームBAB(後述)に分割される。フレームBAB及び境界フレームBABは非更新BABタイプ決定部110、動き推定部170及びフレームメモリ175に順次入力される。境界フレームBABは、フレームBAB及びそのフレームBABに隣接する境界画素よりなる。境界画素は、フレームBABの上下側に各々例えば、4個の画素分の幅を有する上下側境界領域内の上下側境界画素と、フレームBABの左右側に各々例えば、2個の画素分の幅を有する左右側境界領域内の左右側境界画素とを表す。境界フレームBABの右側境界画素はフレームBABの最も右側の画素に基づいてパディングされ得る。境界画素は、イントラ・CAE及びインタ・CAEの両方においてフレームBABの画素のコンテキストを構成するのに用いることができる。
【0031】
動き推定部170は、フレームメモリ175から供給される基準フレーム(例えば、前フレーム)の2値アルファプレーン内の複数の候補フレームBABに基づき、現境界フレームBABに含まれる現フレームBABに対するフレーム単位動き推定を行い、候補フレームBABの中から現フレームBABと最も類似なフレームである予測フレームBABを選択し、現フレームBABの形状動きベクトル差分MVDsを計算し、MVDs及びフレームメモリ175から取出される予測境界フレームBABを非更新(no_update)BABタイプ決定部110及びフレーム符号化部140の各々に供給する。ここで、予測境界フレームBABは予測フレームBABと予測境界フレームBABの周りに1画素分の幅を有する境界画素とを含む。予測境界フレームBABの境界画素はインタ・CAEを行う際、現フレームBAB内の画素のコンテキストを形成するのに用いることができる。MVDsは現フレームBABの形状動きベクトルMVsと形状動きベクトル予測値MVPsとの差分を表し、MVsは現フレームBABと予測フレームBABとの間の変位を表す。
【0032】
非更新BABタイプ決定部110は、現フレームBABのBABタイプ(BAB_type)が「0」、「2」または「3」に一致するか否かを判断し、判断の結果、YESである場合、該当BABタイプ「0」、「2」または「3」を非更新BABタイプBとしてMUX160に供給する。ここで、BABタイプ「0」、「2」または「3」は、現フレームBABがBABタイプのみで符号化可能であり、付加データが必要でないことを表す。
【0033】
詳述すると、現フレームBABは、各々が4×4個の画素よりなる16個のサブブロックに分割することができる。現フレームBABの全てのサブブロックと“全て0”サブブロックとの間の全てのエラー値が、予め定められた閾値以下である場合は、現フレームBABの全ての画素は画素値がゼロである背景画素で表現可能であり、“全て0”を意味するBABタイプ「2」が割当てられる。ここで、“全て0”サブブロックは、その2値画素値がすべて「0」であるサブブロックを表す。同様に、現フレームBABの全ての2値画素が画素値「255」を有する物体画素で置換可能である場合には、“全て255”を意味するBABタイプ「3」が割当てられる。予め定められた閾値が0である場合には、“全て0”は現フレームBABの全ての画素が背景画素であることを意味し、“全て255”は現フレームBABの全ての画素が物体画素であることを意味する。また、MVDsが0であり、現フレームBABの全てのサブブロックと予測フレームBABの対応するサブブロックとの間のエラーが各々予め定められた閾値以下である場合には、現フレームBABは動き推定部170から供給された予測フレームBABに置き換えることができ、「MVDs=0且つ非更新」を意味するBABタイプ「0」が割当てられる。
【0034】
非更新BABタイプ Bが発生される場合、BABタイプの決定過程は終了し、そうでない場合には、現境界フレームBABが符号化タイプ決定部120、フレーム符号化部140及びフィールドBAB発生部135に供給される。符号化タイプ決定部120は隣接する2つの行間の2値画素値の変化量に基づいて現フレームBABに対するフレーム相関度及びフィールド相関度を計算し、これらの両相関度に基づいてフレームベース符号化またはフィールドベース符号化のうちの何れがより好ましい符号化方法であるかを決定し、フレーム相関度がフィールド相関度以上である場合は、現フレームBABに符号化タイプ(encoding_type)Eに「0」を割当て、そうでない場合には、符号化タイプEに「1」を割当て、該当符号化タイプをフレーム符号化部140、フィールドBAB発生部135及びMUX160に供給する。ここで、符号化タイプ「0」は現フレームBABがフレーム単位で符号化されることを意味し、符号化タイプ「1」は現フレームBABがフィールド単位で符号化されることを意味する。
【0035】
フレーム符号化部140は符号化タイプ「0」に応じて動作し、符号化タイプ決定部120から供給された現境界フレームBABと動き推定部170から供給されたMVDs及び予測境界フレームBABとに基づいて、BABタイプ「1」、「4」、「5」及び「6」のうちのいずれか一つを現フレームBABのBABタイプとして決定する。フレーム符号化部140は、決定されたBABタイプ及びフレーム符号化データをMUX160に供給する。このフレーム符号化データは現フレームBABをフレーム単位で符号化したデータであり、BABタイプ「1」の場合は符号化MVDsを含み、BABタイプ「4」の場合はイントラ・CAEデータを含み、BABタイプ「5」の場合はインタ・CAEデータを含み、BABタイプ「6」の場合は符号化MVDs及びインタ・CAEデータを含む。
【0036】
フィールドBAB発生部135は符号化タイプ「1」に応じて動作し、現境界フレームBABを2つの境界フィールドBAB(即ち、上部及び下部境界フィールドBAB)に分割する。好ましくは、上部境界フィールドBABは現境界フレームBABの奇数行よりなり、上部フィールドBAB及び上部フィールドBABの境界画素をを含む。この上部フィールドBABは現フレームBABの奇数行よりなる。下部境界フィールドBABは現境界フレームBABの偶数行よりなり、下部フィールドBAB及び下部フィールドBABの境界画素を含む。この下部フィールドBABは現フレームBABの偶数行よりなる。その後、フィールドBAB発生部135は2つの境界フィールドBABをワン・フィールド・非更新(one_field_no_update)決定部180及びフィールド動き推定部185に供給する。
【0037】
フィールド動き推定部185は上部及び下部フィールドBABに対する動き推定をフィールド単位で行う。詳述すると、フィールド動き推定部185は、フレームメモリ175から基準フレーム(例えば、前フレーム)の2値アルファプレーンを取出して、それを上部及び下部アルファプレーンに分割する。ここで、上部及び下部アルファプレーンは、各々取出した2値アルファプレーンの奇数行及び偶数行より構成される。上部フィールドBABの動き推定において、上部フィールドMVPsがまず決定される。この上部フィールドMVPsは上部フィールドBABに隣接する前に処理されたフィールドBABまたはフレームBABのMVsのうちの一つとすることができる。その後、上部フィールドMVPsに基づいて複数の候補フィールドBABが上部及び下部アルファプレーンにて決定される。この候補フィールドBABはフィールドBABと同一の大きさを有する。しかる後、上部フィールドBABを複数の候補フィールドBABと比較し、候補フィールドBABのうちのいずれか一つを予測上部フィールドBABとして決定する。予測上部フィールドBABを決定した後、上部フィールドBABに対するMVDs(上部フィールドMVDs)が計算される。ここで、上部フィールドMVDsは上部フィールドMVPsと上部フィールドMVsとの間の差であり、上部フィールドMVsは上部フィールドBABと予測上部フィールドBABとの間の変位を表す。フィールド動き推定部185は上部フィールドBABに対する動き推定を行った結果、予測上部フィールドBABの属するアルファプレーン(上部または下部アルファプレーンのいずれか)を表す上部フィールドフラグと、上部フィールドMVDsと、フレームメモリ175から取出された予測上部境界フィールドBABとをワン・フィールド・非更新決定部180に出力する。ここで、予測上部境界フィールドBABは、予測上部フィールドBAB及び予測上部フィールドBABを取囲む1画素分の幅を有する境界画素を含む。また、フィールド動き推定部185は下部フィールドBABに対しても前述したのと同様の方法にて動き推定を行って、下部フィールドフラグと、下部フィールドMVDsと、予測下部フィールドBAB及びその境界画素を含む予測下部境界フィールドBABとをワン・フィールド・非更新決定部180に出力する。フレームBAB及びフィールドBABの動き推定についての詳細は、例えば、上記したMPEG−4を参照されたい。また、動き推定は前述した方法の他に、他の方法によって行ってもよい。
【0038】
ワン・フィールド・非更新決定部180は、2つのフィールドBABのうちのいずれか一つがBABタイプ「0」または「1」に対応するか否かを決定し、切換え信号及びフィールドデータをスイッチ190に供給する。この切換え信号は2つのフィールドBABのうちの少なくとも1つを、対応するMVDsの値に関わらず対応する予測フィールドBABで置き換えることが可能か否かを表す信号であり、フィールドデータはフィールドBAB発生部135から供給された上部及び下部境界フィールドBAB及びフィールド動き推定部185からの出力を含む。詳述すると、ワン・フィールド・非更新決定部180は、上部または下部フィールドBABと対応する予測フィールドBABとの間のエラー(差分)が予め定められた閾値以下であり、上部または下部フィールドBABを該当予測フィールドBABで置き換えることができるか否かを判断する。
【0039】
スイッチ190はワン・フィールド・非更新決定部180からの切換え信号に応じて、2つのフィールドBABに対するフィールドデータを切換える。詳述すると、切換え信号が上部(または、下部)フィールドBABが対応する予測フィールドBABで置き換え可能であることを表す場合、スイッチ190はフィールドデータをワン・フィールド・非更新符号化部200に供給し、そうでない場合には、フィールド符号化部150に供給する。
【0040】
図3は、2つのフィールドBABを符号化するワン・フィールド・非更新符号化部200の本発明の好適実施例に基づく詳細なブロック図である。ワン・フィールド・非更新決定部180からスイッチ190を通じて伝送されるフィールドデータは上部・下部(top_or_bottom)検出部210及びフィールド検出部220に供給される。
【0041】
最初、上部・下部検出部210は、各フィールドBABについてBABタイプ「0」または「1」に該当してフィールド非更新として取扱い得るか否かをチェックし、top_or_bottom信号(T/B)「0」または「1」をフィールド検出部220及びMUX160に供給する。ここで、T/B「0」及び「1」は、各々下部及び上部フィールドBABがフィールド非更新に対応することを表す。2つのフィールドBABが両方ともBABタイプ「0」または「1」に対応する場合、上部フィールドBABをフィールド非更新として好適に取扱うことができる。上部・下部検出部210は、たとえ値がゼロであっても、決定されたフィールド非更新のMVDsを符号化して、符号化MVDsをMUX160に供給する。ここで、本発明に従い、フィールド非更新として決定されたBABがBABタイプ「0」に該当しても、BABタイプ「1」がそのBABに割当てられ、そのBABのゼロの値を有するMVDsも符号化される。従来の符号化方法では、MVDsは符号化せれず、BABタイプ「0」のBABはBABタイプのみによって表現されることに注意されたい。
【0042】
フィールド検出部220は、T/Bによって指定されない他方のフィールドBABを検出し、フィールドデータに基づいてBABタイプ・フィールド(BAB_type_field)、即ち、他方のフィールドBABのBABタイプが“非更新”(即ち、BABタイプ「0」または「1」)、“全て0”(即ち、BABタイプ「2」)、または“全て255”(即ち、BABタイプ「3」)に対応するか否かを決定する。BABタイプ・フィールドが“非更新”、“全て0”及び“全て255”のうちのいずれかである場合、フィールド検出部220は他方のフィールドBABが“非更新”、“全て0”または“全て255”として定義されることを表す指示信号S2をBABタイプ・フィールド決定部260に供給する。また、他方のフィールドBABが“非更新”に対応する場合には、フィールド検出部220はMVDs・フィールド(MVDs_field)、即ち、他方のフィールドBABのMVDsをMVD符号化部240に供給する。BABタイプ・フィールドが“非更新”、“全て0”及び“全て255”のうちの何れにも該当しない場合には、フィールド検出部220はMVDs・フィールドをMVD符号化部240に供給し、他方のフィールドに対する残りのフィールドデータ(即ち、境界フィールドBAB及び予測境界フィールドBAB)をインタ・イントラ符号化部250に供給する。
【0043】
MVD符号化部240は、MVDsが0であるか否かを表すMVD信号S3をBABタイプ・フィールド決定部260に供給し、MVDs・フィールドを符号化して符号化MVDs・フィールドをインタ・イントラ符号化部250及びMUX160に供給する。MVDs・フィールドの値が0である場合は、MVDs・フィールドは符号化しないことが好ましい。
【0044】
インタ・イントラ符号化部250は受け取った符号化MVDs・フィールド及び残りのフィールドデータに基づいて、他方のフィールドBABに対するイントラ・CAE及びインタ・CAEを行い、イントラ・CAEデータのビット数と符号化MVDs・フィールド及びインタ・CAEデータのビット数とを比較し、そのうちより小さいビット数のデータを2進算術符号(BAC)・フィールド(BAC_field)として選択する。また、インタ・イントラ符号化部250は、他方のフィールドBABがイントラ・CAEまたはインタ・CAEによって符号化されることを表すイントラ・インタ信号S4をBABタイプ・フィールド決定部260に供給し、BAC・フィールドをMUX160に供給する。
【0045】
BABタイプ・フィールド決定部260は受け取った各信号S2、S3、S4に基づいて、他方のフィールドBABのBABタイプ、即ち、BABタイプ・フィールドが「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」または「6」のいずれであるかを決定し、該当BABタイプ・フィールドをMUX160に供給する。即ち、指示信号S2が、他方のフィールドBABが“全て0”または“全て255”であることを表す場合、BABタイプ・フィールドは「2」または「3」として決定される。また、信号S2が他方のフィールドBABが“非更新”に該当されることを表し、信号S3が“MVDs・フィールド=0”であることを表す場合には、BABタイプ・フィールドは「0」として決定される。信号S2が他方のフィールドBABが“非更新”に該当されることを表し、信号S3が“MVDs・フィールド≠0”であることを表す場合には、BABタイプ・フィールドは「1」として決定される。信号S2が入力されず、信号S4がBAC・フィールドがイントラ・CAEデータであることを表す場合には、BABタイプ・フィールドは「4」として決定される。信号S2が入力されず、信号S4がBAC・フィールドがインタ・CAEデータであることを表し、信号S3によって“MVDs・フィールド=0”であると判定される場合には、BABタイプ・フィールドは「5」として決定される。最後に、信号S4がインタ・CAEデータに該当し、信号S3がゼロでないMVDs・フィールドに対応する場合には、BABタイプ・フィールドは「6」として決定される。
【0046】
図2を再び参照すると、両フィールドBABのうちいずれもBABタイプ「0」または「1」に対応しない場合、フィールド符号化部150はスイッチ190を通じてワン・フィールド・非更新決定部180から供給されたフィールドデータに基づいて、BABタイプ「4」、「5」及び「6」のうちのいずれか一つを2つのフィールドBABの両方に対するBABタイプとして決定する。2つのフィールドBABに対するBABタイプを決定する際、通常のビット数比較方法を用いることができる。即ち、2つのフィールドBABをイントラ・CAE方法にて表現するために必要なビット数(即ち、2つのフィールドBABに対するイントラCAEデータと、BABタイプ「4」を表すために必要なビット数)とインタ・CAE方法にて表現するために必要なビット数(即ち、BABタイプ「5」または「6」と、2つのフィールドBABに対するインタ・CAEデータと、2つのフィールドBABのうちの何れか1つのMVDsがゼロでない場合、2つのフィールドBABに対する符号化MVDsとを表すために必要なビット数)とを互いに比較して、そのうちより小さいビット数のBABタイプを2つのフィールドBABに対するBABタイプとして選択する。2つのMVDsの両方がゼロ値を有する場合は、BABタイプ「4」または「5」が2つのフィールドBABに対するBABタイプとして選択され、2つのMVDsのうちの少なくとも1つがゼロでない場合には、BABタイプ「4」または「6」が2つのフィールドBABに対するBABタイプとして選択される。即ち、一方のMVDsがゼロであり、他方のMVDsがゼロでなく、BABタイプが「6」として決定される場合、両MVDsが符号化される。フィールド符号化部150は、符号化BABタイプ「4」、「5」または「6」と、イントラ・CAEデータまたはインタ・CAEデータとをBACとしてMUX160に供給する。BABタイプが「6」である場合は、符号化MVDsがフィールド符号化部150からMUX160に供給される。
【0047】
MUX160は、非更新BABタイプBと、符号化タイプEと、フレーム符号化部140、ワン・フィールド・非更新符号化部200及びフィールド符号化部150から供給された符号化データとを多重化して、現フレームBABに対する多重化データとしてその伝送のために伝送機(図示せず)に供給する。
【0048】
以下に示すのは、本発明による例示的なビットストリーム・シンタクス(bit stream syntax)であるが、このシンタクスを用いてMUX160における多重化技法を詳細に説明する。
Figure 0004033554
Figure 0004033554
1ビットの符号化タイプ「0」は、2つのフィールドBABが一体として、即ち、フレーム単位に符号化されることを意味し、符号化タイプ「1」は2つのフィールドBABが別個に、即ち、フィールド単位に符号化されることを意味する。
【0049】
BABタイプは可変長符号、例えば、1〜6ビットで表現される。BABタイプが「0」、「2」または「3」に該当し、現フレームBABがフレーム単位で符号化される場合には符号化タイプは追加されない。BABタイプが「1」、「4」、「5」及び「6」のうちのいずれか一つに対応する場合には、符号化タイプが追加される。
【0050】
1ビットのT/B「0」は下部フィールドBABが“フィールド非更新”に対応することを表し、T/B「1」は上部フィールドBABが“フィールド非更新”に対応することを表す。
【0051】
BABタイプ・フィールド「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」または「6」は、T/Bによって指示されない他方のフィールドBABのBABタイプを表す。
【0052】
【表3】
Figure 0004033554
【0053】
符号化タイプ「0」の場合、MVDs_x及びMVDs_yは各々フレームBABに対するMVDsの水平及び垂直成分を表し、符号化タイプ「1」の場合は、MVDs_x及びMVDs_yは各々表3に示したフィールドBABに対するフィールドMVDsの水平及び垂直成分を表す。
【0054】
符号化タイプ「0」の場合、BACは、イントラ・CAEまたはインタ・CAEによって発生されたフレーム符号化データである。
【0055】
符号化タイプが「1」で、BABタイプが「4」、「5」または「6」である場合は、BAC・フィールドは、イントラ・CAEまたはインタ・CAEによって発生された2つのフィールドBABに対するフィールド符号化データである。BABタイプが「1」で、符号化タイプが「1」であり、BABタイプ・フィールドが「4」、「5」または「6」である場合には、BAC・フィールドはイントラ・CAEまたはインタ・CAEによって発生された他方のフィールドBABに対するフィールド符号化データである。
【0056】
MVDs_x_bottom及びMVDs_y_bottomは、各々下部フィールドBABに対するフィールドMVDsの水平及び垂直成分を表す。MVDs_x_field及びMVDs_y_fieldは、T/Bによって指示されない他方のフィールドBABに対するフィールドMVDsの水平及び垂直成分を表す。ここで、T/Bが「1」の場合は、他方のフィールドBABは現フレームBABの下部フィールドBABを表し、T/Bが「0」の場合には、他方のフィールドBABは現フレームBABの上部フィールドBABを表す。
【0057】
表4には、現フィールドBABがフィールド単位で符号化される場合に、2つのフィールドBABに割当てられる4つのBABタイプが例示されている。表4中で、上部フィールドBABタイプTi及び下部フィールドBABタイプBiは、従来のBABタイプiに相当し、iは0〜6までの整数である。“MVDs=0且つ非更新”、“全て0”及び“全て255”に対しては、すでに非更新BABタイプ決定部110にてフレーム単位でチェックされているため、2つのフィールドBABにBABタイプ「0」、「2」及び「3」は割当てられない。
【0058】
【表4】
Figure 0004033554
【0059】
図4及び図5は、本発明に基づきインタレース形状情報のBABタイプをBAB単位で符号化するアルゴリズムに対するフロー図である。
【0060】
ステップS11において、現境界フレームBAB内の現フレームBABに対する動き推定を行う。即ち、現フレームBABを基準フレーム(例えば、前フレーム)の2値アルファプレーン内の複数の候補フレームBABとフレーム単位で比較することによって、現フレームBABに対する予測フレームBABが選択され、現フレームBABのMVDsが計算される。
【0061】
ステップS13においては、現フレームBABに基づいて非更新BABタイプが決定される。即ち、現フレームBABがBABタイプ「0」、「2」または「3」のいずれかに対応するか否かが判断される。詳述すると、まず現フレームBAB内の全ての画素を0または255に置き換えることができ、BABタイプ「2」または「3」のみによって現フレームBABが表現できるか否かが判断される。そうでない場合には、現フレームBABのMVDsが0であり、現フレームBABが予測フレームBAB(例えば、最も類似な候補BAB)に置き換えることができ、BABタイプ「0」のみで現フレームBABを表現し得るか否かがチェックされる。現フレームBABが非更新BABタイプ「2」、「3」または「0」、即ち、“全て0”、“全て255”または“MVDs=0且つ非更新”で表現される場合、ステップS14において、現フレームBABに対する非更新BABタイプが符号化され、符号化アルゴリズムは終了する。
【0062】
BABタイプが「0」、「2」または「3」のいずれでもない場合には、ステップS16において、現フレームBABにおける隣接する2つの行、及び隣接する2つの偶数行及び2つの奇数行に対する2値画素値の変化量に基づいて、現フレームBABのフレーム相関度及びフィールド相関度が計算され、現フレームBABのフレーム相関度がフィールド相関度より大きいか否かが決定される。フレームベース符号化がフィールドベース符号化よりより効率的であると判定され、符号化タイプが“フレーム単位”、即ち、「0」である場合、図5中のステップS17において、BABタイプ「1」、「4」、「5」及び「6」のうちのいずれか一つが現フレームBABのBABタイプとして決定される。これらのBABタイプ「1」、「4」、「5」及び「6」は、好ましくは、各々現フレームBABが“MVDs≠0且つ非更新”、“イントラ・CAE”、“MVDs=0且つインタ・CAE”及び“MVDs≠0且つ非更新”で符号化されることを意味する。その後、BABタイプ「1」、「4」、「5」または「6」及び符号化タイプ「0」が符号化され(ステップS18)、現フレームBABのフレーム符号化データがBABタイプ「1」、「4」、「5」及び「6」に基づいて多重化され(ステップS19)、プロセスは終了する。ここで、フレーム符号化データは、符号化MVDs及び/またはBAC、即ち、イントラ/インタ・CAE技法によって発生されたイントラ/インタ・CAEデータを含む。
【0063】
一方、ステップS16において、符号化タイプ「1」に応じて、フィールドベース符号化がフレームベース符号化より効果的であると判断された場合には、プロセスはステップS21に進み、現フレームBABの2つのフィールドBABがワン・フィールド・非更新に対応するかがチェックされる。即ち、上部または下部フィールドBABが対応する予測フィールドBABで置き換え可能か否かがチェックされる。2つのフィールドBABがワン・フィールド・非更新に該当しない場合には、ステップS22にて、イントラ・CAE技法にて2つのフィールドBABを表現するために必要なビット数と、インタ・CAE技法にて2つのフィールドを表現するために必要なビット数とを比較するビット数比較方法に基づいて、2つのフィールドBABのBABタイプ「4」、「5」または「6」が決定される。その後、BABタイプ「4」、「5」または「6」、及びフィールドベース符号化を表す符号化タイプ「1」が符号化され(ステップS23)、2つのフィールドBABがイントラ/インタ・CAE技法によって順次符号化され(ステップS24)、2つのフィールドBABに対する2つのフィールドMVDs(存在する場合)及び/またはイントラ/インタ・CAEデータを含むフィールド符号化データが発生され、プロセスは終了される。
【0064】
ステップS21にて2つのフィールドBABがワン・フィールド・非更新に該当し、2つのフィールドBABがBABタイプ「1」となる場合は、上部フィールドBABまたは下部フィールドBABのうちのいずれがフィールド非更新に対応するかが決定され、T/B「0」または「1」が発生される(ステップS25)。その後、BABタイプ・フィールド、即ち、T/Bによって指示されない他方のフィールドBABのBABタイプが決定される。ここで、BABタイプ・フィールド「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」及び「6」は、各々、他方のフィールドBABが“MVDs=0且つフィールド非更新”、“MVDs≠0且つフィールド非更新”、“全て0”、“全て255”、“イントラ・CAE”、“MVDs・フィールド=0且つインタ・CAE”及び“MVDs≠0且つインタ・CAE”であることを表す。ステップS26において、BABタイプ「1」、符号化タイプ「1」、T/B「0」またはT/B「1」、及びBABタイプ・フィールド「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」または「6」が順次符号化される。ステップS27においては、他方のフィールドBABのフィールド符号化データが多重化され、プロセスは終了される。ここで、他方のフィールドBABのフィールド符号化データは、他方のフィールドBABのMVDs・フィールド(存在する場合)及び/またはイントラ/インタ・CAEデータを含む。
【0065】
上記において、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明の請求範囲を逸脱することなく、当業者は種々の改変をなし得るであろう。
【0066】
【発明の効果】
従って、本発明によれば、インタレース形状情報のBABタイプを修飾することによって、伝送すべきデータの量をより一層減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるインタレース形状情報符号化装置の概略的なブロック図である
【図2】本発明によるインタレース形状情報符号化装置の概略的なブロック図である。
【図3】図2中のワン・フィールド・非更新符号化部の詳細なブロック図である。
【図4】本発明によるインタレース形状情報符号化方法を説明するためのフロー図である。
【図5】本発明によるインタレース形状情報符号化方法を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
10 フレーム検出部
20、120 符号化タイプ決定部
30、190 スイッチ
40、140 フレーム符号化部
50、150 フィールド符号化部
60、160 MUX(マルチプレクサ)
110 非更新BABタイプ(no_update BAB_type)決定部135 フィールドBAB発生部
170 動き推定部
175 フレームメモリ
180 ワン・フィールド・非更新(one_field_no_update)決定部
185 フィールド動き推定部
200 ワン・フィールド・非更新符号化部
210 上部・下部(top_or_bottom)検出部
220 フィールド検出部
240 動きベクトル差分(MVD)符号化部
250 インタ・イントラ符号化部
260 BABタイプ・フィールド(BAB_type_field)決定部

Claims (7)

  1. インタレース形状情報の目標ブロックを符号化するインタレース形状情報符号化方法であって、前記インタレース形状情報は複数のピクチャーを有し、各ピクチャーはM×N個の画素よりなる複数のブロックに分けられ、各画素は第1の2値と第2の2値のうちのいずれか一つを有し、M及びNは正の偶数の整数であり、前記目標ブロックは符号化されるべき現ピクチャーのブロックの1つを表し、前記目標ブロックは各々該目標ブロックの奇数行及び偶数行からなり(M/2)×N個の画素を有する2つのフィールドブロックに分割可能であり、前記目標ブロックはM×N個の画素単位で符号化されるフレームベース符号化(frame−based coding)と、(M/2)×N個の画素単位で符号化されるフィールドベース符号化(field−based coding)とのうちのいずれかによって符号化され、当該方法は、
    記目標ブロックと対応する2つのフィールドブロックとの間の相関度に基づいて、前記フレームベース符号化技法と前記フィールドベース符号化技法のうちのいずれが前記目標ブロックを符号化するのにより効果的であるかを判断し、適した符号化技法を表す符号化タイプ(encoding_type)を生成する第過程と、
    前記フィールドベース符号化技法がより効果的である場合、前記2つのフィールドブロックが、前記2つのフィールドブロックのうち少なくとも1つが最も類似な候補フィールドブロックに置き換えられることを表すワン・フィールド・非更新(one_field_no_update)に対応するか否かを判断する第過程と、
    前記2つのフィールドブロックが前記ワン・フィールド・非更新のBABタイプ「1」として決定される場合、前記2つのフィールドブロックのうちのいずれが前記最も類似な候補フィールドブロックで置き換えられるかを表すtop_or_bottomと、前記top_or_bottomによって指示されない他方のフィールドブロックの符号化の条件を表すBABタイプ・フィールド(BAB_type_field)とを決定する第過程と、
    記符号化タイプ、前記BABタイプ、前記top_or_bottom、及び/または前記BABタイプ・フィールドを多重化する第過程とを含むことを特徴とするインタレース形状情報符号化方法。
  2. 前記第過程が、
    前記現ピクチャーに対する1または複数の基準ピクチャーに基づいて、前記2つのフィールドブロックの各々に対しフィールドベース動き推定を行って、前記最も類似な候補ブロックを発生する第1過程と、
    前記各フィールドブロックと前記最も類似な候補フィールドブロックとの間のエラー(フィールドエラー)を計算し、前記各フィールドブロックのフィールドエラーと予め定められた閾値とを比較する第2過程と、
    前記各フィールドブロックのフィールドエラーが前記予め定められた閾値以下である場合、前記各フィールドブロックを、前記各フィールドブロックが前記最も類似な候補フィールドブロックで置き換えられること表すフィールド非更新と決定する第3過程と、
    前記2つのフィールドブロックのうちの少なくとも1つが前記フィールド非更新である場合、前記2つのフィールドブロックに前記ワン・フィールド・非更新を割り当てる第4過程とを含むことを特徴とする請求項1に記載のインタレース形状情報符号化方法。
  3. 前記第過程が、
    前記他方のフィールドブロックのBABタイプ・フィールドが「2」または「3」であるかを検出して、“全て0”または“全て255”信号を発生する第d1過程であって、前記BABタイプ・フィールド「2」は第1基準ブロックに対する前記他方のフィールドブロックのエラーが予め定められた閾値以下であることを表し、前記BABタイプ・フィールド「3」は第2基準ブロックに対する前記他方のフィールドブロックのエラーが前記予め定められた閾値以下であることを表し、前記各基準ブロックはM×N個の画素よりなり、前記第1及び第2基準ブロックの全ての画素はそれぞれ前記第1の2値及び前記第2の2値を有する、該第1過程と、
    前記他方のフィールドブロックに対するフィールドエラーが前記予め定められた閾値より小さく、前記他方のフィールドブロックが最も類似な候補フィールドブロックで置き換えられることを表すフィールド非更新信号を前記他方のフィールドブロックに対し設定する第2過程と、
    前記第1過程における前記フィールドベース動き推定に基づいて、前記他方のフィールドブロックの前記動きベクトルとその予測値との間のフィールド動きベクトル差分(MVDs)を計算して、前記フィールドMVDsが0であるか否かを表すフィールドMVD信号を発生する第3過程と、
    前記フィールドMVDsが0でない場合、前記他方のフィールドブロックの前記フィールドMVDsを符号化して、フィールドMVDデータを発生する第4過程と、
    前記フィールドエラーが前記予め定められた閾値以上である場合、前記現ピクチャーの所定の画素に基づいて前記他方のフィールドブロックの各画素を符号化することによって生成されるフィールド・イントラ符号化データと、前記現ピクチャーに含まれる所定の画素及び前記他方のフィールドブロックの前記最も類似なフィールド候補ブロックに基づいて、前記他方のフィールドブロックの各画素を符号化することによって生成されるフィールド・インタ符号化データとを発生する第5過程と、
    前記フィールド・イントラ符号化データまたは前記フィールド・インタ符号化データのうちのいずれかが選択されるとき生成される、フィールド・イントラ/インタ信号を発生する第6過程と、
    前記“全て0”信号、“全て255”信号、前記フィールドMVD信号、前記フィールド非更新信号、及び/または前記フィールド・イントラ/インタ信号に基づいて、前記BABタイプ・フィールドを決定する第7過程とを備えることを特徴とする請求項に記載のインタレース形状情報符号化方法。
  4. 前記イントラ符号化データがイントラ・コンテキストベース算術符号化(context−based arithmetic encoding;CAE)技法によって生成され、前記インタ符号化データがインタ・CAE技法によって生成されることを特徴とする請求項3に記載のインタレース形状情報符号化方法。
  5. 前記第過程の前に、
    前記第過程にて前記符号化タイプが前記フレームベースとして決定される場合、前記フレームベース符号化技法を用いて前記目標ブロックを符号化し、前記フレーム符号化データとともに、該フレーム符号化データの符号化条件を表すBABタイプを発生する第過程と、
    前記2つのフィールドブロックが前記ワン・フィールド・非更新の前記BABタイプとして判定されない場合、前記フィールドベース符号化技法を用いて前記2つのフィールドブロックを符号化し、前記フィールド符号化データとともに、該フィールド符号化データの符号化条件を表すBABタイプを発生する第過程とを、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載のインタレース形状情報符号化方法。
  6. 前記第過程にて決定された前記BABタイプが、それぞれ「MVDs≠0且つ非更新」、「イントラ・CAE」、「MVDs=0且つインタ・CAE」及び「MVDs≠0且つ非更新」を表すBABタイプ「1」、「4」、「5」、「6」のうちのいずれかであることを特徴とする請求項に記載のインタレース形状情報符号化方法。
  7. 前記第過程にて決定された前記BABタイプが、それぞれ「イントラ・CAE」、「MVDs=0且つインタ・CAE」及び「MVDs≠0且つ非更新」を表すBABタイプ「4」、「5」、「6」のうちのいずれかであることを特徴とする請求項に記載のインタレース形状情報符号化方法。
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