JP2003508614A - ガラス複合材 - Google Patents

ガラス複合材

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JP2003508614A
JP2003508614A JP2001522318A JP2001522318A JP2003508614A JP 2003508614 A JP2003508614 A JP 2003508614A JP 2001522318 A JP2001522318 A JP 2001522318A JP 2001522318 A JP2001522318 A JP 2001522318A JP 2003508614 A JP2003508614 A JP 2003508614A
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glass
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solid
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glass composite
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ロディス、ジェームズ
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Sheffield Hallam University
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/40Glass

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明はガラス細粒とバインダー樹脂とを含む固体ガラス複合材を記載している。該固体ガラス複合材は、例えば、床材、家具、照明、作業面、および建築用構造物などの広範な用途に使用され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はガラス複合材、特に、消費者、自動車、および建築物の発生源からの
廃棄ガラスを利用したガラス複合材に関する。
【0002】 様々な産業および家庭などの発生源からの廃棄ガラスの再利用問題に関して益
々研究が行われている。多くの産業のための廃棄ガラスの再利用は、その後の再
使用のためのガラスの精製を必要とする。しかしながら、精製のコストにより、
廃棄ガラスの多くは、依然望ましくない埋立処分場に委ねられている。廃棄ガラ
スを使用するための新たな用途は、廃棄ガラスに関連した廃棄物投棄問題の多く
を軽減するであろう。
【0003】 本発明の第1の態様によれば、ガラス細粒と、ガラス細粒を固体の複合材に固
めるために硬化したバインダー樹脂とを含む固体ガラス複合母材が提供される。 好ましくは、ガラス細粒は、複合母材の40%〜90%w/w、より好ましく
は複合母材の65%〜85%w/w、最も好ましくは複合母材の75%〜85%
w/wを構成する。
【0004】 より低濃度のガラス細粒が用いられる場合、ガラス濃度に補充するために、他
の嵩上げ材(bulking sources)を樹脂に添加してもよい。例え
ば、充填剤として砂を添加して、シリカの濃度を増大させてもよい。50%程度
の充填剤を使用してよく、より適切には30%程度、最も適切には10%程度の
充填剤を使用し得る。他の可能な充填剤は、ボーキサイトおよびフリントのよう
な鉱物充填材を含む。しかしながら、砂または他の充填剤の使用は好ましくもの
ではない。
【0005】 前記複合材中における達成可能なガラス細粒の百分率濃度は、非樹脂系バイン
ダーで可能であるガラス細粒の百分率濃度より高い。一般的には、ガラス細粒の
濃度は、複合母材の60%w/wより高く、より好ましくは複合母材の70%以
上、最も好ましくは複合母材の75%w/w以上である。
【0006】 ガラス細粒は、好ましくは、複合母材の75%w/wまで、より好ましくは複
合母材の80%w/wまで、最も好ましくは複合母材の85%w/wまでを構成
する。
【0007】 好ましくは、ガラス細粒は廃棄ガラスに由来する。好ましくは、廃棄ガラスを
破砕して細粒を生成する。一般的には、破砕されたガラス細粒は洗浄されており
、乾燥され、部類分けされている。一般的には、ガラス細粒は、ガラス板あるい
は他の適当な発生源に由来し得る破砕ガラスから得られる。
【0008】 好ましくは、母材中のガラス細粒は、概ね0.0mm〜20.0mmの粒径を
有する。好ましくは、前記細粒の少なくとも70%は、0.0mm〜10.0m
mであり、より好ましくは、前記細粒の少なくとも80%、最も好ましくは前記
細粒の少なくとも90%は、0.0mm〜10.0mmである。
【0009】 好ましくは、ガラス複合母材の少なくとも50%w/wが、粒径0mm〜6m
mのガラス細粒を含み、より好ましくはガラス複合母材の少なくとも70%w/
wが粒径0mm〜6mmのガラス細粒を含み、最も好ましくは、ガラス複合母材
の少なくとも80%w/wが粒径0mm〜6mmのガラス細粒を含む。
【0010】 好ましくは、ガラス複合母材の少なくとも10%w/wが粒径0mm〜4mm
のガラス細粒を含み、より好ましくはガラス複合母材の少なくとも20%w/w
が粒径0mm〜4mmのガラス細粒を含み、最も好ましくは、ガラス複合母材の
少なくとも30%w/wが粒径0mm〜4mmのガラス細粒を含む。
【0011】 好ましくは、ガラス複合母材の少なくとも10%w/wが、粒径4mm〜6m
mのガラス細粒を含み、より好ましくは、ガラス複合母材の少なくとも20%w
/wが、粒径4mm〜6mmのガラス細粒を含み、最も好ましくは、ガラス複合
母材の少なくとも30%w/wが粒径4mm〜6mmのガラス細粒を含む。
【0012】 複合母材中には6〜10mmのガラス細粒も存在してよい。6〜10mmの細
粒は、50%w/w未満の濃度で、好ましくは30%w/w未満の濃度で、最も
好ましくは25未満の濃度で存在し得る。
【0013】 しかしながら、いくつかの用途では、4〜6mmの細粒あるいは6〜10mm
の細粒が複合母材の90%w/wまで、より好ましくは、複合母材の80%まで
、最も好ましくは複合母材の70%w/wまで存在する。
【0014】 廃棄ガラスは、自動車、建築物および消費者による発生源を含む任意の適当な
発生源に由来し得る。 ガラスは透明であってもよいし、着色されていてもよいし、あるいは、混色の
ものでもよく、ガラス粒の色は装飾的に利用され得る。さらに、該複合材には粒
径10mm以上のより大きな装飾ガラス片を添加してもよい。場合によっては、
そのような破片を含む装飾的な外層をベース母材に追加してもよい。本願では、
複合材中のガラス粒の好ましい%w/wあるいは複合材中の樹脂あるいは他の成
分の好ましい%w/wを述べる際に、10mmより大きなそのような破片につい
ては複合材の総重量に関して考慮に入れていない。
【0015】 好ましくは、完成品を提供するために、硬化後に前記母材を研削し得る。また
研磨を行ってもよい。しかしながら、本発明の組成物に関しては、有利なことに
、研削または二次的な加工を必要としないことも考えられる。例えば、型からタ
イルを製造する場合、高品位な仕上がりで型からタイルを製造することが可能で
ある。
【0016】 好ましくは、バインダー樹脂は、複合母材の5%w/w〜20%w/w、より
好ましくは複合母材の7.5%〜17.5%、最も好ましくは10%〜15%w
/wを構成する。
【0017】 好ましくは、樹脂は重合体であり、硬化剤または硬化開始剤を必要とする。 好ましくは、複合材の硬化の間にガラス成分と樹脂成分とを、好ましくは両成
分との化学反応によって結合させるために、複合材中にはカップリング剤が存在
する。
【0018】 前記カップリング剤は、シランカップリング剤、好ましくは、有機金属−官能
性シランカップリング剤(organo−functional silane
coupling agent)であり得る。
【0019】 好ましくは、カップリング剤は、適当なシラン、チタン酸塩エステルあるいは
ジルコ−アルミン酸塩(zirco−aluminate)から選択される。 樹脂は、エポキシ樹脂、ポリウレタンバインダー、不飽和ポリエステルバイン
ダー、およびポリC1〜C2アルキルメタクリレートバインダーを含む任意の適当
なバインダー樹脂から選択され得る。好ましくは、ポリアルキルメタクリレート
バインダーはポリメタクリル酸メチルである。
【0020】 代表的なエポキシ樹脂バインダーは、ビスフェノールFまたはビスフェノール
A、あるいはそれらの混合物のジグリシジルエーテルから成る。一般的には、平
均数分子量は1000以下であり、より好ましくは800以下、最も好ましくは
700以下である。粘度要件に適応させるために、反応性希釈剤を添加してもよ
い。一般的には、反応性希釈剤は、単官能性または二官能性の、脂肪族または脂
環式脂肪族の、グリシジルエーテル類またはグリシジルエステル類からなる。こ
れらの1つ以上を任意の比率で共に混合してもよいし、あるいは単独で使用して
もよい。好ましい希釈剤は、C12〜C14アルキルグリシジルエーテルのような、
より低粘度のグリシジルエーテルである。粘度要件に適応させるために希釈剤の
比を変化させてもよい。一般的には、希釈剤は、予備硬化樹脂(pre−cur
ed resin)の5〜30%、より好ましくは、10〜25%の濃度で存在
する。
【0021】 カップリング剤は、予備硬化樹脂の0.1〜4.0%w/w、より好ましくは
、0.5〜3.0%、最も好ましくは1.0〜2.0%w/wの濃度で存在して
よい。
【0022】 硬化剤は、好ましくはUV安定性部分である。エポキシ樹脂用の適当なUV安
定性硬化剤オクタヒドロ−4,7−メタノ−1H−インデンジメチルアミンであ
る。
【0023】 代表的なポリウレタンバインダーは、脂肪族イソシアン酸塩硬化剤を伴った、
ポリエーテル類およびポリエステル多価アルコール類の少なくともいずれかを含
む。
【0024】 典型的な不飽和ポリエステルバインダーは、有機過酸化物のような適当な開始
剤を伴った、光安定化されたオルトフタル酸系樹脂またはイソフタル酸系樹脂を
含み得る。一般的には、アルキルメタクリレートバインダーは、有機過酸化物開
始剤のような適当な開始剤を伴った、脂肪族ポリアルキルメタクリレートコポリ
マーまたはターポリマーから成る。
【0025】 好ましくは、バインダー樹脂はUV安定性である。好ましくは、ガラス細粒と
バインダー樹脂およびカップリング剤との比率は、6:1〜3:1の範囲であり
、より好ましくは11:2〜7:2、最も好ましくは5:1〜4:1の範囲であ
る。
【0026】 本発明の別の態様によれば、 平均粒径10mm未満のガラス細粒の骨材(aggregate)をバインダ
ー樹脂と接触させる工程と、 前記細粒を未硬化の樹脂に混合する工程と、 樹脂が細粒を固体複合母材に固めるように、樹脂を硬化させる工程とからなる
ガラス複合材を製造する方法が提供される。
【0027】 好ましくは、第2の態様の方法は、本発明の第1の態様の特徴のうちのいずれ
か1つ以上を組込み得る。 廃棄ガラス細粒と共に樹脂を使用する利点としては、樹脂とガラス中のシリカ
との間の化学反応性が低く、そのため生成された複合材は高度に安定性であるこ
とが挙げられる。さらに、樹脂基質中には、別の基質中よりも、ガラスをより高
濃度に導入することが可能であることが判明している。汚染の危険性のために、
好ましくは、樹脂は溶媒をほぼ有さない。
【0028】 本発明の複合材は、UV安定性であり、かつ、油、ガソリン、ディーゼル、不
凍液、塩類、飲料、尿、および希酸および希アルカリなどのような代表的な物質
に対する優れた耐薬品性を有する、不浸透性表面を提供する。
【0029】 有利なことに、該複合材は硬化前に立体に成形され、最終的な硬化形状におけ
る不一致は、必要に応じて充満または研摩により容易に修正され得る。真空注型
成形、圧力注型成形、および振動注型成形を含む注型成形技術は、当業者には公
知であり得る。
【0030】 本発明の複合材は、室内および屋外床板、家具、照明、作業面、幅木などの建
築用構造物(architectural features)、台輪(arc
hitraves)、給排水工事を含む多くの用途に使用され得る。また本発明
は、本発明の第2の態様の方法または第1の態様の生成物を用いた、そのような
製品を製造する方法に及ぶ。さらに、前記生成物の不浸透性の例は、商用食物調
製表面および調合薬を含む化学物質調製表面の材料として利用され得る。本発明
は、自然放射線、電磁放射線、または核放射線などの放射線に対する高い耐性を
必要とする用途において使用され得ることも考えられる。そのような用途として
は、病院のX線施設および原子力産業内の現場における製品および付属器具類が
ある。そのような用途については、ガラス細粒中の鉛およびバリウムの少なくと
もいずれかの濃度が、該複合材を通過する放射線の透過を低減するのに十分であ
ることが好ましい。高濃度の鉛およびバリウムの少なくともいずれかを有するそ
のようなガラス細粒の可能な発生源としては、VDUスクリーンからの廃棄ガラ
スがある。
【0031】 好ましくは、遮蔽用途のためのガラス細粒は、ガラスの原料成分の割合として
少なくとも3重量%、好ましくは少なくとも7重量%、最も好ましくは少なくと
も10重量%の鉛またはバリウム、あるいは鉛/バリウムを合わせた濃度を有す
る。好ましくは、そのような用途のための鉛またはバリウムの濃度あるいは鉛/
バリウムを合わせた濃度は、ガラス細粒中10〜70重量%の範囲、より好まし
くはガラス細粒中20〜70重量%、最も好ましくはガラス細粒中40〜70重
量%である。
【0032】 本発明の複合材のさらなる利点は、曲げ強度および耐衝撃性が高いことである
。これらの特性は、利用可能な物質との積層板の一部として、または既存の材料
との全くの置き換えのために、刺傷および銃弾防護服を含む身体用防護具の生産
において利用され得ることが考えられる。
【0033】 試験により、本発明による材料が優れたスリップ耐性、耐衝撃性、低い熱膨張
、高い圧縮強度、高い曲げ強度、高い引張強度および高い耐摩耗性を有すること
が示された。
【0034】 室内用および室外用床板は、フロアタイルの形態であり得る。好ましくは、フ
ロアタイルは少なくとも3mm、より好ましくは少なくとも6mmである。好ま
しい範囲は、4〜35mmであり、より好ましい範囲は6〜25mm、最も好ま
しい範囲は8〜20mmである。このような厚さ範囲は、該フロアタイルが置き
換わる相当するコンクリート舗床に使用されるものよりも相当に薄い。有利なこ
とに、該材料の靭性および柔軟性は、はるかに薄い床材の使用を可能にするのに
対し、相当する厚さのコンクリートはそのより高い脆性しきい値により亀裂を生
じるであろう。 本発明の実施例を説明する。
【0035】 実施例 実施例1〜10の組成物を表1〜5および表16〜20にそれぞれ示す。それ
らの表は、複合材の様々な成分の相対重量パーセントおよび絶対重量を示してい
る。
【0036】 実施例1〜10におけるエポキシ樹脂は、希釈剤として80〜84%のビスフ
ェノールAおよびFと、15〜19%のC12〜C14アルキルグリシジルエーテル
と、1%のグリシドオキシ(glycidoxy)−官能性シランカップリング
剤との混合物からなる。
【0037】 これらの生成物はすべて、研削および研磨後に高品質な生成物を生じた。 複合材の調製方法は以下のとおりである。
【0038】 i. ガラスを各粒径および各色について正確な百分率で量り分ける。(通常
、緑色びん、琥珀色びん、青色びんおよび透明板の各色について、0〜4mm、
4〜6mmおよび6〜10mm)。実施例を参照のこと。 ii .樹脂バインダーを均一な分散が達成されるまで正確な比率(基質、触
媒および顔料)に混合する。実施例を参照されたい。 iii .次に、ガラスを混合樹脂バインダーに完全に混合する。 iv. 次に、「混合物」を(タイルまたは立体的なもの、例えば家具を製造
するために)型の中にコテでならすか、またはスクリードのような予め準備され
た床面上に直接置く。
【0039】 20°Cでの硬化時間 24時間・・・70% 7日・・・95% 28日・・・100% 但し、添加剤の使用により、すべての硬化時間を変更し得る。 v.理想的には、24時間後かつ48時間前に、上記混合物を要求される仕上
がりに、「仕上げ」を行なうべきである(一般に、研削、研摩、あるいはワイヤ
ブラシがけ)。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0040】 表6〜10は、本発明に従った、樹脂と共に使用され得る適当なガラス粒試料
の粒度分布を示している。
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【0041】 試験例6〜10は表16〜20中に述べる組成を有する。 実施例6〜10に関する試験結果は、表11〜15中にそれぞれ示す。 表11は、4つの別個の試験で行われた実施例6の耐衝撃性を示す。3mmの
最大窪み深さが、高い(カテゴリーA)安定度レベルに要求されるものすべてで
あるとすれば、記録された浸透は非常に低いものである。表12は、例7の膨張
係数はスチールと同様であり、これは該材料をスチールと併用する用途に高度に
適応させ、可変温度環境中の膨張および収縮の差率を最小限にすることを示して
いる。
【表11】
【表12】
【0042】 表13は、例8の曲げ強度が非常に高く、これは、土すなわち大地のような柔
軟な裏当て面または基板と組み合わせられる機会を与え得ることを示す。
【表13】
【0043】 注1−試験片は破損することなく曲げられた。曲げ強度は記録不可。 注2―試験片1および試験片3は破面上に気泡を有していた。試験2は破損す
るまでに長い距離曲がった。
【0044】 表14は、実施例9のコンクリート床スラブ(例えば9)との耐摩耗性の比較
を示す。試料ははるかに高いレベルを生じ、コンクリートと比較して、耐摩耗性
が改善したことを示している。
【表14】
【0045】 例1の高湿試験および液体耐性試験を実施した。耐湿試験は、英国規格BS
3900:Part F2:1989年に従った、−10°C〜40°Cの間の
周期的凝縮を含んだ。液体耐性試験は、英国規格BS 3900:Part G
8:1993年の水浸漬法を使用して実施した。実施例は、湿度100%、−1
0°C〜40°Cの温度における水浸漬および周期的凝縮に対する満足な耐性を
有することが見いだされた。
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【0046】 読者の注意は、本願と関連して、本願と同時に、あるいは本願に先立って提出
され、本願と共に公の閲覧に開放されている、すべての論文および文書に向けら
れる。また、すべてのそのような論文および文書の内容物は参照により本願に援
用される。
【0047】 本願に開示された特徴のすべて(任意の添付の特許請求の範囲、要約書、およ
び図面を含む)、並びに開示された任意の方法またはプロセスの工程のすべての
うちの少なくともどちらかは、そのような特徴および/または工程のうちの少な
くともいくつかが相互に排他的である組み合わせを除いて、任意の組合わせで組
み合わせられ得る。
【0048】 本鴈に開示された各特徴は(任意の添付の特許請求の範囲、要約書、および図
面を含む)、特に明示しない限り、同一、等価、または類似した目的を果たす代
替的な特徴と置き換えられ得る。したがって、特に明示しないかぎり、開示され
た各特徴は総括的な一連の等価または同様の特徴の一例にすぎない。
【0049】 本発明は上述の実施形態の詳細に制限されない。本発明は本願(任意の添付の
特許請求の範囲、要約書、および図面を含む)に開示した特徴の任意の新規なも
の、もしくは任意の新規な組み合わせ、または開示された任意の方法あるいはプ
ロセスの工程の任意の新規なもの、もしくは任意の斬新な組み合わせに及ぶ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4J002 BG051 BG061 CD002 CD051 CF211 CK031 CK041 DE147 DE189 DL006 DM007 EL029 EN108 EX009 FD016 FD017 FD148 FD158 FD209 GL00 GM00 GR01

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス細粒と、該ガラス細粒を固体の複合材に固めているバ
    インダー樹脂とを含む固体ガラス複合母材。
  2. 【請求項2】 ガラス細粒が複合母材の40%〜90%w/wを構成する請
    求項1に記載の固体ガラス複合母材。
  3. 【請求項3】 ガラス濃度に補充するために、他の嵩上げ材が樹脂に添加さ
    れる請求項1または2に記載の固体ガラス複合母材。
  4. 【請求項4】 ガラス細粒の濃度が複合母材の60%w/wより高い請求項
    1乃至3のいずれか1項に記載の固体ガラス複合母材。
  5. 【請求項5】 ガラス細粒が廃棄ガラスに由来する請求項1乃至4のいずれ
    か1項に記載の固体ガラス複合母材。
  6. 【請求項6】 母材中のガラス細粒が概ね0.0mm〜20.0mmの粒径
    を有する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の固体ガラス複合母材。
  7. 【請求項7】 少なくとも50%w/wのガラス複合母材が、粒径0mm〜
    6mmのガラス細粒を含む請求項1乃至6のいずれか1項に記載の固体ガラス複
    合母材。
  8. 【請求項8】 少なくとも10%w/wのガラス複合母材が、粒径0mm〜
    4mmのガラス細粒を含む請求項1乃至7のいずれか1項に記載の固体ガラス複
    合母材。
  9. 【請求項9】 少なくとも10%w/wの複合母材が、粒径4mm〜6mm
    のガラス細粒を含む請求項1乃至8のいずれか1項に記載の固体ガラス複合母材
  10. 【請求項10】 6〜10mmの細粒が50%w/w未満の濃度で存在して
    いる請求項1乃至9のいずれか1項に記載の固体ガラス複合母材。
  11. 【請求項11】 母材は硬化後に研削されて、仕上げられる請求項1乃至1
    0のいずれか1項に記載の固体ガラス複合母材。
  12. 【請求項12】 バインダー樹脂が該複合母材の5%w/w〜20%w/w
    を構成する請求項1乃至11のいずれか1項に記載の固体ガラス複合母材。
  13. 【請求項13】 樹脂が重合体であり、かつ硬化剤または硬化開始剤を必要
    とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の固体ガラス複合母材。
  14. 【請求項14】 複合材の硬化中にガラス成分と樹脂成分とを共に結合させ
    るためのカップリング剤が該複合材中に存在する請求項1乃至13のいずれか1
    項に記載の固体ガラス複合母材。
  15. 【請求項15】 カップリング剤がシランカップリング剤である請求項14
    に記載の固体ガラス複合母材。
  16. 【請求項16】 カップリング剤が適当なシラン、チタン酸塩エステルまた
    はジルコ−アルミン酸塩のうちから選択される請求項14または15に記載の固
    体ガラス複合母材。
  17. 【請求項17】 樹脂が、エポキシ樹脂、ポリウレタンバインダー、不飽和
    ポリエステルバインダーおよびポリC1〜C2アルキルメタクリレートバインダー
    を含む任意の適当なバインダー樹脂から選択される請求項1乃至16のいずれか
    1項に記載の固体ガラス複合母材。
  18. 【請求項18】 粘度必要条件に適応させるために、反応性希釈剤が添加さ
    れる請求項1乃至17のいずれか1項に記載の固体ガラス複合母材。
  19. 【請求項19】 反応性希釈剤は一官能性または二官能性の脂肪族または脂
    環式のグリシジルエーテル類またはグリシジルエステル類を含む請求項18に記
    載の固体ガラス複合母材。
  20. 【請求項20】 希釈剤が予備硬化樹脂(pre−cured resin
    )の5〜30%の濃度で存在する請求項18または19に記載のガラス複合母材
  21. 【請求項21】 カップリング剤が予備硬化樹脂中に0.1〜4.0%w/
    wの濃度で存在する請求項14乃至20のいずれか1項に記載の固体ガラス複合
    母材。
  22. 【請求項22】 硬化剤がUV安定性部分である請求項13乃至21のうち
    のどれによる固体ガラス複合母材。
  23. 【請求項23】 ガラス細粒のバインダー樹脂およびカップリング剤に対す
    る比率が、6:1〜3:1の範囲にある請求項14乃至22のいずれか1項に記
    載の固体ガラス複合母材。
  24. 【請求項24】 ガラス複合材を製造する方法であって、 平均粒径10mm未満のガラス細粒の骨材とバインダー樹脂とを接触させる工
    程と、 前記細粒を未硬化の前記樹脂中に混合する工程と、 前記樹脂が前記細粒を固体複合母材に固めるように、樹脂を硬化させる工程と
    からなる方法。
  25. 【請求項25】 遮蔽用途のためのガラス細粒は、鉛、またはバリウム、ま
    たは鉛/バリウムの組み合わせを少なくとも3重量%の濃度で有する請求項1乃
    至24のいずれか1項に記載の固体ガラス複合母材。
  26. 【請求項26】 前記用途のための鉛もしくはバリウムの濃度、または鉛/
    バリウムの組み合わせの濃度が、ガラス細粒中において10〜70重量%の範囲
    にある請求項25に記載の固体ガラス複合母材。
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